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技術 ガセット袋

出願人 菅野包装資材株式会社
発明者 東徳明井上喜規
出願日 2018年11月13日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2018-212945
公開日 2019年11月21日 (1年1ヶ月経過) 公開番号 2019-199302
状態 未査定
技術分野
主要キーワード 舟形形状 スポット溶着 溶着処理 オーバル形状 補強シール 一体ヒンジ 熱可塑性合成樹脂材料 軟質シート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年11月21日)のものです。
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図面 (20)

課題

内容物を充填した状態における、形状安定性に優れ、落下時の破袋を効果的に防止でき、操作性に優れたガセット袋を提供する。

解決手段

前面部11と後面部の左右両側部間に左右1対折込部13を設けたガセット袋10であって、左右1対の折込部は、2つ折りにされて前後に重ね合わされる折込前部13a及び折込後部13bと、三角形状に折り曲げてなる三角フラップ13cとをそれぞれ有し、袋本体16の左右両側部には、折込前部の側部と前面部の側部とを溶着してなる第1側部シール部16aと、折込後部の側部と後面部の側部とを溶着してなる第2側部シール部16bとがそれぞれ形成され、左右1対の折込部の高さ方向の途中部に、前後に配置される第1側部シール部と第2側部シール部とを溶着してなるスポット溶着部17を設けた。

概要

背景

液状などの内容物を収容する袋として、前面部及び後面部と、前面部及び後面部の左右両側部間に設けた左右1対折込部と、底面部とを有する合成樹脂製のシート材を用いてなる袋本体を備え、折込部を幅方向の途中部において2つ折りにして前後に重ね合わされる折込前部及び折込後部で構成し、袋本体の左右両側部に、折込前部の側部と前面部の側部とを溶着してなる第1側部シール部と、折込後部の側部と後面部の側部とを溶着してなる第2側部シール部とをそれぞれ形成したガセット袋が広く採用されている。

また、左右1対の折込部の上部に内方側の角部を三角形状に折り曲げてなる三角フラップを設け、左右1対の折込部を袋本体の上端部まで設けないように構成することで、シール性能を低下させることなく、袋本体の上端部の任意の位置に対してスパウトを配設可能に構成したガセット袋も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

更に、袋本体の左右両側部にそれぞれ設けられる第1側部シール部及び第2側部シール部の上部に、上側へ行くにしたがって幅広補強シール部を設けることで、補強シール部に対応する位置におけるマチを少なくして、ガセット袋に内容物を充填した状態で、内容物の重量により折込部が側方膨出しないように構成して、ガセット袋の意匠性を向上したものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。

概要

内容物を充填した状態における、形状安定性に優れ、落下時の破袋を効果的に防止でき、操作性に優れたガセット袋を提供する。前面部11と後面部の左右両側部間に左右1対の折込部13を設けたガセット袋10であって、左右1対の折込部は、2つ折りにされて前後に重ね合わされる折込前部13a及び折込後部13bと、三角形状に折り曲げてなる三角フラップ13cとをそれぞれ有し、袋本体16の左右両側部には、折込前部の側部と前面部の側部とを溶着してなる第1側部シール部16aと、折込後部の側部と後面部の側部とを溶着してなる第2側部シール部16bとがそれぞれ形成され、左右1対の折込部の高さ方向の途中部に、前後に配置される第1側部シール部と第2側部シール部とを溶着してなるスポット溶着部17を設けた。

目的

本発明の目的は、内容物を充填した状態における、形状安定性に優れ、落下時の破袋を効果的に防止でき、操作性に優れたガセット袋を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

前面部及び後面部と、前記前面部及び前記後面部の左右両側部間に設けた左右1対折込部と、底面部とを有する、シート材からなる袋本体を備えたガセット袋であって、前記左右1対の折込部は、幅方向の途中部において2つ折りにされて前後に重ね合わされる折込前部及び折込後部と、前後に重ね合わせた前記折込前部及び前記折込後部の上部の内方側の角部を三角形状に折り曲げてなる三角フラップとをそれぞれ有し、前記袋本体の左右両側部には、前記折込前部の側部と前記前面部の側部とを溶着してなる第1側部シール部と、前記折込後部の側部と前記後面部の側部とを溶着してなる第2側部シール部とがそれぞれ形成され、前記左右1対の折込部の少なくとも一方の高さ方向の途中部に、前後に配置される前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを溶着してなるスポット溶着部が設けられている、ことを特徴とするガセット袋。

請求項2

前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部の上部に幅広補強シール部がそれぞれ形成され、前記補強シール部に前記スポット溶着部が設けられている請求項1項記載のガセット袋。

請求項3

前記三角フラップの形成位置に前記スポット溶着部が設けられている請求項1又は2記載のガセット袋。

請求項4

前記折込部の縦折目線と前記スポット溶着部間に、把手部材フック部又は指先を挿入するための、前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを溶着していない挿入部が形成されている請求項1〜3のいずれか1項記載のガセット袋。

請求項5

前記スポット溶着部を付属品取付部となした請求項1〜4のいずれか1項記載のガセット袋。

請求項6

前後に配置される前記第1側部シール部と前記第2側部シール部間を前記付属品の収容部となした請求項5記載のガセット袋。

請求項7

前記スポット溶着部を環状に形成し、該スポット溶着部の中央部側に貫通孔を設けた請求項1〜6のいずれか1項記載のガセット袋。

請求項8

前記貫通孔に途中部を挿通させて、前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを連結する連結具を設けた請求項7記載のガセット袋。

請求項9

前記請求項1〜6のいずれか1項記載のガセット袋における前記スポット溶着部に代えて、前記スポット溶着部の形成位置に対応させて、前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部を貫通する貫通孔を設けるとともに、前記貫通孔に途中部を挿通させて前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを連結する連結具を設けたガセット袋。

技術分野

0001

本発明は、袋本体の左右両側部に折込部を設けたガセット袋に関する。

背景技術

0002

液状などの内容物を収容する袋として、前面部及び後面部と、前面部及び後面部の左右両側部間に設けた左右1対の折込部と、底面部とを有する合成樹脂製のシート材を用いてなる袋本体を備え、折込部を幅方向の途中部において2つ折りにして前後に重ね合わされる折込前部及び折込後部で構成し、袋本体の左右両側部に、折込前部の側部と前面部の側部とを溶着してなる第1側部シール部と、折込後部の側部と後面部の側部とを溶着してなる第2側部シール部とをそれぞれ形成したガセット袋が広く採用されている。

0003

また、左右1対の折込部の上部に内方側の角部を三角形状に折り曲げてなる三角フラップを設け、左右1対の折込部を袋本体の上端部まで設けないように構成することで、シール性能を低下させることなく、袋本体の上端部の任意の位置に対してスパウトを配設可能に構成したガセット袋も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

0004

更に、袋本体の左右両側部にそれぞれ設けられる第1側部シール部及び第2側部シール部の上部に、上側へ行くにしたがって幅広補強シール部を設けることで、補強シール部に対応する位置におけるマチを少なくして、ガセット袋に内容物を充填した状態で、内容物の重量により折込部が側方膨出しないように構成して、ガセット袋の意匠性を向上したものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。

先行技術

0005

特開2014−184982号公報
特開2017−095178号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、特許文献1、2記載の発明に基づいて製作した、例えば1リットル以上の大容量のガセット袋では、内容物を充填してガセット袋を水平面に設置したときに、内容物の重量により、袋本体の前面部及び後面部の下部と、左右の折込部の下部とが外方側へ膨らんで、前面部及び後面部の上部が殆ど隙間なく接近して密着するとともに、前面部及び後面部の膨らみの稜線が、両端部が三角フラップの斜辺に沿うように伸び略V字状に形成され、前面部及び後面部の幅方向の中央部が窪んで、該窪みの谷線に沿ってガセット袋の上部が前側或いは後側へ倒れ込み、ガセット袋の意匠性が低下したり、商品名等を印刷した前面部が見づらくなったりするという問題があった。

0007

この問題を解決するため、ガセット袋を構成するシート材として厚肉なものを使用することも考えられる。しかし、シート材を厚肉に構成すると、ガセット袋の素材コストが高くなるとともに、シート材の溶着時間が長くなり、生産性が低下するという別の問題が発生する。

0008

また、特許文献1、2記載のガセット袋では、内容物を充填した状態で落下したときに、三角フラップに対応する折込部の上部の突出方向が内側から外側へ反転して、折込部が外方へ突出し、三角フラップの外端部の角部に応力集中が発生して、ガセット袋が該角部から破袋するという問題があった。

0009

更に、ガセット袋は、軟質なシート材で構成されて形状が安定しないことから、1リットル以上の大容量のガセット袋では、大変持ち難くなるという問題もある。

0010

本発明の目的は、内容物を充填した状態における、形状安定性に優れ、落下時の破袋を効果的に防止でき、操作性に優れたガセット袋を提供することである。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、以下の発明を包含する。
(1) 前面部及び後面部と、前記前面部及び前記後面部の左右両側部間に設けた左右1対の折込部と、底面部とを有する、シート材からなる袋本体を備えたガセット袋であって、前記左右1対の折込部は、幅方向の途中部において2つ折りにされて前後に重ね合わされる折込前部及び折込後部と、前後に重ね合わせた前記折込前部及び前記折込後部の上部の内方側の角部を三角形状に折り曲げてなる三角フラップとをそれぞれ有し、前記袋本体の左右両側部には、前記折込前部の側部と前記前面部の側部とを溶着してなる第1側部シール部と、前記折込後部の側部と前記後面部の側部とを溶着してなる第2側部シール部とがそれぞれ形成され、前記左右1対の折込部の少なくとも一方の高さ方向の途中部に、前後に配置される前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを溶着してなるスポット溶着部が設けられている、ことを特徴とするガセット袋。なお、本明細書においてシート材とは、厚みに関して厳密な意味を有するものではなく、フィルム材及びシート材を含む総称として用いるものとする。

0012

このガセット袋では、袋本体の左右に折込部を設けているので、左右の折込部が展開することで、ガセット袋の内容量を大きく設定できる。また、左右の折込部の上部に三角フラップがそれぞれ形成されているので、シール性能を低下させることなく、袋本体の上端部の任意の位置に対してスパウトを設けるなどして注出口を形成することができる。更に、このガセット袋では、内容物を充填した状態で、底面部をテーブル等の設置面に載せて、ガセット袋を縦向きに自立設置できるが、左右の折込部の少なくとも一方の高さ方向の途中部に、前後に配置される第1側部シール部と第2側部シール部とを溶着するスポット溶着部を設けているので、内容物を充填した状態で、前面部の上半部に幅方向の略中央部を中心として前方へ山形に突出する、正面視が頂部を上側にした二等辺三角形状の隆起部が形成されるとともに、後面部の上半部に幅方向の略中央部を中心として後方へ山形に突出する、背面視が頂部を上側にした二等辺三角形状の隆起部が形成され、両隆起部の稜線が袋本体の幅方向の中央部に上下方向に形成されるので、袋本体の上部が前側又は後側へ倒れ込むことが防止されて、ガセット袋を縦向きに自立設置した状態での形状安定性を向上でき、ガセット袋の意匠性を向上できる。更にまた、ガセット袋の落下時における折込部の外方側への移動が、スポット溶着部により阻止されるので、折込部が外方側へ突出して破袋するという不具合を効果的に防止できる。また、一方の手の指をスポット溶着部に引っ掛けて、ガセット袋を支持できるので、握力の弱い女性や子供、お年寄りでも、ガセット袋を傾動操作して、内容物を容易に注出することができる。更に、別途に設けた把手部材フック部をスポット溶着部に引っ掛けて、ガセット袋を持ち運ぶこともできる。

0013

(2) 前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部の上部に幅広な補強シール部がそれぞれ形成され、前記補強シール部に前記スポット溶着部が設けられている前記(1)記載のガセット袋。スポット溶着部は、第1側部シール部及び第2側部シール部が形成されている領域内であれば任意の位置に形成できるが、側部シール部の上部に設けた補強シール部に形成すると、シール幅を十分に確保しつつ、スポット溶着部を形成することができる。また、補強シール部を設けることで、折込部の上部のマチを少なくして、例えば1リットル以上の大容量にガセット袋を構成する場合でも、内容物の重量により折込部が外方へ突出して、ガセット袋の意匠性が低下することを防止できる。また、ガセット袋の落下時に、補強シール部によっても、折込部が外方へ突出することを防止できる。

0014

(3) 前記三角フラップの形成位置に前記スポット溶着部が設けられている前記(1)又は(2)記載のガセット袋。このように構成すると、落下時の衝撃で、三角フラップの突出方向が外側へ反転することが、スポット溶着部により効果的に防止されるので、外側へ反転した三角フラップの外端部の角部からガセット袋が破袋することを確実に防止できる。

0015

(4) 前記折込部の縦折目線と前記スポット溶着部間に、把手部材のフック部又は指先を挿入するための、前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを溶着していない挿入部が形成されている前記(1)〜(3)のいずれかに記載のガセット袋。この場合には、一方の手の指をスポット溶着部に引っ掛けて、ガセット袋を支持できるので、内容物の注出時やガセット袋の持ち運び時におけるガセット袋の操作性を向上できる。

0016

(5) 前記スポット溶着部を付属品取付部となした前記(1)〜(4)のいずれかに記載のガセット袋。この場合には、付属品として、注出具の口部に着脱自在に取り付けられるノズル部材、前記(4)記載した把手部材、ガセット袋に収容する内容物の取り扱い説明書、内容物に関連する景品などを、スポット溶着部になどの取付具を用いてガセット袋に付属させることができる。

0017

(6) 前後に配置される前記第1側部シール部と前記第2側部シール部間を前記付属品の収容部となした前記(5)記載のガセット袋。この場合には、付属品を収容部に収容することで、付属品がガセット袋の外方側へ大きく突出することを防止できるので好ましい。

0018

(7) 前記スポット溶着部を環状に形成し、該スポット溶着部の中央部側に貫通孔を設けた前記(1)〜(6)のいずれかに記載のガセット袋。この場合には、貫通孔に紐などを通して、ガセット袋に付属品を付属できる。

0019

(8) 前記貫通孔に途中部を挿通させて、前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを連結する連結具を設けた前記(7)記載のガセット袋。この場合には、ガセット袋の落下時に、スポット溶着部が万一破損して、スポット溶着部において第1側部シール部と第2側部シール部とが分離した場合でも、連結具により第1側部シール部と第2側部シール部との連結状態が維持されるので、スポット溶着部が破損していない場合と同様に、ガセット袋を縦向きに自立設置した状態での形状安定性を向上でき、ガセット袋の意匠性を向上できること、ガセット袋の落下時に折込部が外方側へ突出して破袋するという不具合を効果的に防止できること、一方の手の指を連結具に引っ掛けて、内容物を容易に注出できること、別途に設けた把手部材のフック部を連結具に引っ掛けて、ガセット袋を容易に持ち運べること、などの作用が得られる。

0020

(9) 前記(1)〜(6)のいずれかに項記載のガセット袋における前記スポット溶着部に代えて、前記スポット溶着部の形成位置に対応させて、前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部を貫通する貫通孔を設けるとともに、前記貫通孔に途中部を挿通させて前記第1側部シール部と前記第2側部シール部とを連結する連結具を設けたガセット袋。この場合には、スポット溶着部を設けた場合と同様に、ガセット袋を縦向きに自立設置した状態での形状安定性を向上でき、ガセット袋の意匠性を向上できること、ガセット袋の落下時に折込部が外方側へ突出して破袋するという不具合を効果的に防止できること、一方の手の指を連結具に引っ掛けて、内容物を容易に注出できること、別途に設けた把手部材のフック部を連結具に引っ掛けて、ガセット袋を容易に持ち運べること、などの作用効果が得られる。

発明の効果

0021

本発明に係るガセット袋によれば、内容量を大きく設定できること、シール性能を低下させることなく注出口を形成できること、内容物を充填して縦向きに設置した状態において、袋本体の上部が前側又は後側へ倒れ込むことを防止して、ガセット袋の形状安定性を向上でき、ガセット袋の意匠性を向上できること、折込部が外方側へ突出して破袋するという落下時の不具合を効果的に防止できること、内容物の注出やガセット袋の持ち運び時におけるガセット袋の操作性を向上できること、などの効果が得られる。

図面の簡単な説明

0022

図1は、内容物を充填した状態でのガセット袋の斜視図である。
図2は、図1のII-II線断面図である。
図3は、平板状に折り畳んだ状態でのガセット袋の正面図である。
図4は、ガセット袋の分解斜視図である。
図5(A)は、折込部を展開した状態でのシート材の説明図であり、図5(B)は、折込部の折り方の説明図である。
図6は、他の構成の補強シール部を形成したガセット袋の正面図である。
図7は、他の構成の補強シール部を形成したガセット袋の正面図である。
図8は、他の構成の補強シール部を形成したガセット袋の正面図である。
図9は、右側にのみ補強シール部を形成した他の構成のガセット袋の正面図である。
図10は、注出具の取付位置を変更した他の構成のガセット袋の正面図である。
図11(A)〜(D)は、それぞれ他の構成のスポット溶着部を備えたガセット袋の要部正面図である。
図12は、把手部材を取り付けたガセット袋の斜視図である。
図13は、図12のXIII-XIII線断面図である。
図14は、他の構成の把手部材を取り付けたガセット袋の図13相当図である。
図15は、他の構成の把手部材を取り付けたガセット袋の図13相当図である。
図16は、付属品を取り付けたガセット袋の図13相当図である。
図17は、スポット溶着部に貫通孔を形成したガセット袋の要部正面図である。
図18は、他の構成の袋本体を備えたガセット袋の斜視図である。
図19は、平板状に折り畳んだ状態での同ガセット袋の正面図である。
図20は、連結具を設けたガセット袋の斜視図である。
図21は、連結具を取り除いた状態での同ガセット袋の要部正面図である。
図22は、連結具の断面図である。

実施例

0023

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、図1を基準に前後左右及び上下を定義して説明する。また、シート材の溶着部分網点で図示するものとする。

0024

図1図4に示すように、ガセット袋10は、前面部11及び後面部12と、前面部11及び後面部12の左右両側部間に設けた左右1対の折込部13と、底面部15とを有する、シート材からなる袋本体16と、内容物Cを注出するために袋本体16の上部に設けた注出具20とを備えている。ただし、注出具20に代えて、袋本体16の上部に開封用の切取部を一体的に形成し、該切取部を切り取って内容物Cを注出可能に構成することもできる。

0025

内容物Cとしては、液状や粉末状などの流動性を有するものが好適であるが、袋本体16を加圧して取り出せるものであればゾル状ゲル状のものを収容することもできる。ガセット袋10の実容量は、任意に設定可能であるが、本発明では袋本体16の形状安定性が向上することから、実容量を1リットル以上に設定することができ、また実容量を2リットル以上に設定した場合であっても、内容物Cを充填した状態における、ガセット袋10の上部の倒れ込みを効果的に防止できる。

0026

袋本体16を構成するシート材は、合成樹脂材料を用いた多層構造軟質シートで構成されている。具体的には、内面部にヒートシール超音波シールなどにより相互に溶着可能な、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性合成樹脂材料からなるシーラント層を設け、外面部に、ガセット袋10に収容する内容物Cに応じて、ガスバリア性遮光性耐薬品性、擦損性などの機能を有する機能性材料からなる機能層、例えばアルミニウムなどの金属箔層金属蒸着層などの金属層などを含む、単層又は複数層の機能層を設け、外表面をヒートシールや超音波シールなどにより相互に溶着しない材料で構成した、多層シートで構成できる。

0027

前面部11と後面部12とは、注出具20を設ける位置を斜めに切り欠いた方形状のシート材で構成され、底面部15は前面部11及び後面部12と同幅の方形状のシート材で構成されている。ただし、前面部11及び後面部12は、例えば図10に示すように、注出具20の取付位置などに応じて任意の正面形状に構成できる。

0028

次に、左右の折込部13について説明するが、両折込部13は左右対称に構成されているので、左側の折込部13について説明し、右側の折込部13については、左側の折込部13と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。ただし、左右の折込部13としては、幅や高さの異なる左右非対称のものを採用することもできる。

0029

左側の折込部13は、図5(A)に示すように、該折込部13を展開した状態において、底面部15の前後幅と略同幅で、前面部11及び後面部12の高さよりも短尺な方形状のシート材13Aを用いて構成されている。折込部13は、シート材13Aの幅方向の略中央部の図5(A)に示す縦折目線Lに沿ってシート材13Aを2つ折りにして、図4及び図5(B)に示すように、前後に重ね合わせた折込前部13a及び折込後部13bと、前後に重ね合わせた折込前部13a及び折込後部13bの上部の内方側の角部を第1折目線L1に沿って前側に三角形状に折り曲げて形成した三角フラップ13cと、折込前部13a及び折込後部13bの下部の内方側の角部を第2折目線L2に沿って三角形状に内側へ折り込んだ下部折込部13dとを備えている。なお、本実施の形態では、折込前部13a及び折込後部13bの上部の内方側の角部を第1折目線L1に沿って前側に折り曲げて三角フラップ13cを形成したが、後側に折り曲げて三角フラップ13cを形成することもできる。

0030

袋本体16の左右両側部には、折込前部13aの側部と前面部11の側部とを溶着してなる第1側部シール部16aと、折込後部13bの側部と後面部12の側部とを溶着してなる第2側部シール部16bと、前面部11の側部と後面部12の側部とを溶着してなる第3側部シール部16cとがそれぞれ形成され、第3側部シール部16cは第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bの上端部から上方へ連なって設けられている。

0031

第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bの上部には幅広な補強シール部16dがそれぞれ形成されている。補強シール部16dは、飛行機主翼リブの側面形状、即ち三角フラップ13cの下端縁付近において最も幅広で、上側へ行くにしたがって円弧を描くように幅狭となるとともに、下側に行くにしたがって傾斜状に緩やかに幅狭となる形状に構成されている。ただし、補強シール部16dは、内容物Cを充填した状態で、折込部13が外方へ膨出して、ガセット袋10の意匠性が低下しない範囲において、任意の形状に形成することが可能で、例えば図6に示す補強シール部16Adのように正面視三角形状や、図7に示す補強シール部16Bdのように正面視台形状に形成することもできる。また、左右の折込部13における補強シール部として、例えば図8に示すように補強シール部16Ad、16Bdを設けて、左右の補強シール部を異なる形状に構成したり、前後に配置される第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを異なる形状に形成したりすることもできる。

0032

このように幅広な補強シール部16dを形成すると、例えば1リットル以上の大容量にガセット袋10を構成する場合でも、内容物Cの重量により折込部13が外方へ突出して、ガセット袋10の意匠性が低下することを防止できるので好ましい。また、ガセット袋10の落下時に、補強シール部16dによっても、折込部13が外方へ突出することを防止できる。ただし、左右の補強シール部16dの少なくとも一方を省略し、補強シール部16dを省略した側の袋本体16の側部を略一様な幅の側部シール部16a、16b、16cでシールすることもできる。補強シール部16dの一方を省略する場合には、図9に示すように、注出具20側の補強シール部16dを省略することが、後述のように、スポット溶着部17に指を引っ掛けてガセット袋10を傾動操作し、内容物Cを容易に注出できるので好ましい。また、補強シール部16dの一方を省略する場合には、スポット溶着部17の周囲においても十分なシール幅を確保すべく、補強シール部16dを省略した側の側部シール部16a、16bの幅を全体的或いは部分的に幅広に構成することが好ましい。

0033

袋本体16の上部には前面部11と後面部12とを溶着してなる上部シール部16eが形成され、袋本体16の左側上部には注出具20の舟形部21を長さ方向の途中部に挟んで前面部11と後面部12とを溶着してなる傾斜シール部16fが形成されている。袋本体16の下端外周部には、底面部15の外周部に対して、前面部11の下部と後面部12の下部と左右の折込部13の下部とをそれぞれ溶着してなる底部シール部16gが形成されている。

0034

袋本体16は、左右の折込部13の折込前部13aと折込後部13bとをそれぞれ重ねあわせるとともに、底面部15をその前後方向の略中央部において山折にして重ね合わせることで、前面部11と後面部12とを重ね合わせて、略平板状に折り畳み可能に構成されている。

0035

注出具20は、舟形部21と口部22とを有するスパウト23と、スパウト23の口部22に着脱可能に取り付けた蓋部材24とを備えた周知の構成のものである。

0036

スパウト23は、図1図4に示すように、左右方向の略中央部が前後方向に幅広で、両端部側へ行くにしたがって幅狭に構成した舟形形状の高さを有する舟形部21と、舟形部21の上面中央部から上方へ向けて突出状に設けた筒状の口部22とを備え、袋本体16の内面に対して相溶性を有するポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性合成樹脂材料を用いて一体成形されている。スパウト23は、傾斜シール部16fにおいて、舟形部21を前面部11と後面部12間に挟んだ状態で、前面部11と後面部12とに溶着されて、袋本体16に取り付けられている。

0037

なお、スパウト23は、内容物Cを袋本体16外へ注ぐ際の注ぎ易さを考慮して、図1に示すように、袋本体16の上部の一側部に傾斜状に設けることが好ましいが、図10に示すように、袋本体16の上縁部の左右方向の中央部に、口部22が上下方向に向くように設けることも可能である。また、注出具20としては、スパウトに対して蓋部材を一体ヒンジを介して開閉自在に連結したものなど、注出具20以外の周知の構成の注出具を採用することもできる。

0038

本発明は、前述のようなガセット袋10において、左右1対の折込部13の少なくとも一方の高さ方向の途中部に、前後に配置される第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを溶着してなるスポット溶着部17を設けたことを特徴とするものであり、以下スポット溶着部17の構成について詳細に説明する。

0039

前後に配置される第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを部分的に溶着してスポット溶着部17を形成するため、図5(A)及び図5(B)に示すように、スポット溶着部17の形成位置において折込部13の折込前部13a及び折込後部13bには貫通孔13eが形成され、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを重ね合わせて貫通孔13eの形成位置に加熱や超音波振動などにより溶着処理を施すことで、第1側部シール部16aを構成する前面部11が三角フラップ13cの前面に溶着され、第2側部シール部16bを構成する後面部12が貫通孔13eを通じて三角フラップ13cの後面に溶着されて、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとが三角フラップ13cを介して結合されることになる。ただし、スポット溶着部17の形成位置に対応させて、三角フラップ13cにも貫通孔を形成し、第1側部シール部16aの前面部11と第2側部シール部16bの後面部12とを、貫通孔を通じて直接的に溶着することもできる。また、スポット溶着部17を三角フラップ13cの配設位置以外の位置に設ける場合には、三角フラップ13cを介することなく、第1側部シール部16aの前面部11と第2側部シール部16bの後面部12とを、貫通孔13eを通じて直接的に溶着することになる。

0040

スポット溶着部17は、袋本体16の左右両側に形成することが、形状安定性を向上する上で好ましいが、袋本体16の左右の一方のみに形成することもできる。また、スポット溶着部17の形状、大きさ、形成位置などの構成が、袋本体16の左右両側に配置されるスポット溶着部17において相互に相違するように構成することもできる。

0041

また、スポット溶着部17は、袋本体16の一側に対して1個だけ形成することもできるし、複数個形成することもできる。例えば、図11(A)に示すように、スポット溶着部17の下側にスポット溶着部17Aを形成することができる。なお、複数個のスポット溶着部を設ける場合には、下側のスポット溶着部17Aを上側のスポット溶着部17よりも小径に構成することで、後述のようにスポット溶着部17と折込部13の縦折目線L間の間隔を広く設定して、把手部材30のフック部31や指を挿入し易くなるので好ましい。

0042

スポット溶着部17の形状は、円形半円形楕円形長円形卵形などのオーバル形状正方形長方形や三角形などの多角形状などの任意の形状に形成することができる。例えば図2に示すように、円形に形成したり、図11(B)に示すスポット溶着部17Bのように、上下方向の細長い長円形に形成したりすることができる。また、スポット溶着部17を側縁に配置させる場合には、図11(C)に示すスポット溶着部17Cのように、半円形に形成したり、図11(D)に示すスポット溶着部17Dのように、縦割りにしたハート形状に形成したりしたものを採用できる。更に、スポット溶着部17を複数個形成する場合には、形状や大きさの異なるものを任意に組みあわせて形成することもでき、また隣接するスポット溶着部17の間隔及び配設位置も任意に設定することができる。

0043

なお、補強シール部16d及び側部シール部16a、16bから離間して島状に、折込前部13aと前面部11とを溶着してなる側部シール部と、折込後部13bと後面部12とを溶着してなる側部シール部とを形成し、該島状に形成した側部シール部の形成範囲内にスポット溶着部17を設けることもできる。

0044

図3に示すように、平板状に折り畳んだ状態の袋本体16における、下部シール部16gを除く前面部11の下端部からスポット溶着部17の下端部までの高さH1は、折込部13の幅W以上に設定可能であるが、形状安定性を向上しつつ内容量を十分に確保するため、下部シール部16gを除く折込部13の高さHの15%〜95%に設定することができる。特に、補強シール部16dにスポット溶着部17を設けたり、三角フラップ13cの形成位置にスポット溶着部17を設けたりすることが好ましい。このように構成すると、形状安定性を向上しつつ内容量を十分に確保できるとともに、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bのシール幅を十分に確保できるので、スポット溶着部17を設けることによるシール性能の低下を防止できる。また、ガセット袋10の落下時に、三角フラップ13cに対応する折込部13の上部の突出方向が内側から外側へ反転して、折込部13が外方へ突出することをスポット溶着部17により効果的に防止して、三角フラップ13cの外端部の角部からガセット袋10が破袋することを効果的に防止できる。

0045

平板状に折り畳んだ袋本体16における、袋本体16の側縁からスポット溶着部17の内方側端部までの幅W1は、任意に設定可能であるが、袋本体16の側縁から折込部13の縦折目線Lまでの幅Wの80%以下、好ましくは50%以下に設定することができる。このように構成すると、スポット溶着部17と折込部13の縦折目線L間に、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを溶着していない挿入部19が形成され、この挿入部19に手指や把手部材30のフック部31を挿入して、ガセット袋10を支持することができる。

0046

具体的には、図12図13に示すように、略U字状の把手部材30を用い、把手部材30の両端部に設けたフック部31の先端部を挿入部19に挿入して、左右のフック部31を左右のスポット溶着部17に係合させて、把手部材30によりガセット袋10を支持するように構成できる。この場合には、例えば4リットル以上の大容量のガセット袋10を無理なく容易に持ち運ぶことができる。また、図14に示すように、スポット溶着部17を上下に間隔をあけて1対設け、両スポット溶着部17に把手部材30Aのフック部31Aを係合させて、ガセット袋10を横向き姿勢で支持できるように構成することも可能である。更に、図15に示すように、把手部材30Bの一方の端部にフック部31Bを形成し、他方の端部にスパウト23の口部22に外嵌可能なリング部32を設け、持ち運び時だけでなく、ガセット袋10を傾動させて口部22から内容物Cを外部へ注出するときにおける操作性を向上することもできる。なお、スポット溶着部17における外周部の溶着部分を残して中央部に貫通孔を形成し、この貫通孔にフック部31を引っ掛けるように構成することもできる。

0047

また、ガセット袋10に対する付属品の取付部としてスポット溶着部17を利用することもできる。例えば、図16に示すように、付属品として口部22に対して着脱自在に取り付けられるノズル部材35を設け、取付具としてノズル部材35を挿通する紐36をスポット溶着部17に引っ掛けて取り付けることができる。この場合には、口部22に対してノズル部材35を取り付けて、内容物Cを注出できるので、内容物Cの注出作業を一層向上にできる。また、硬質樹脂容器金属容器で構成されていた、例えば自動車ウィンドガラス用のウォッシャー液エンジンオイル自動二輪車用のエンジンオイルやギヤオイルなどをガセット袋10に充填することもでき、容器値段を格段に安くできるとともに、廃棄物の減容化も可能となる。なお、付属品としては、ノズル部材35以外に、内容物の取り扱い説明書、内容物に関連する景品などを設けることも可能である。また、取付具としては、付属品を収容する小袋と、該小袋をスポット溶着部17に引っ掛けて取り付ける紐とを備えたものなどを採用することができる。また、図17に示すように、スポット溶着部17として、環状のスポット溶着部17Eを設け、該スポット溶着部Eの内側に第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bを関する貫通孔25を設けて、この貫通孔25に紐36やリング部材などの取付具を挿通させて、付属品を取り付けることもできる。貫通孔25は、図17に示すように円形に形成することもできるし、半円形、楕円形や長円形や卵形などのオーバル形状、正方形や長方形や三角形などの多角形状などの任意の形状に形成することができる。また、図11に示すスポット溶着部17B〜17Dに貫通孔25を形成する場合には、スポット溶着部17B〜17Dの外形に沿った形状の貫通孔を形成することもできる。

0048

更に、図16に示すように、前後に配置される第1側部シール部16aと第2側部シール部16b間の空間を付属品の収容部37として活用することもできる。この場合には、付属品を収容部37に収容することで、付属品がガセット袋10の外方側へ大きく突出することを防止できるので好ましい。

0049

スポット溶着部17の面積は、任意に設定することができるが、少なくとも落下時の衝撃で、折込前部13aと折込後部13bとの結合が分断されない程度の面積以上、例えば10mm2以上、好ましくは30mm2以上に設定することができる。また、フック部31を引っ掛けてガセット袋10を支持するように構成する場合には、ガセット袋10の実容積などに応じて設定することになる。

0050

このガセット袋10では、袋本体16の左右に折込部13を設けているので、左右の折込部13が展開することで、ガセット袋10の内容量を大きく設定できる。また、左右の折込部13の上部に三角フラップ13cがそれぞれ形成されているので、シール性能を低下させることなく、袋本体16の上端部の任意の位置に対してスパウト23を設けるなどして注出口を形成することができる。更に、左右の折込部13の少なくとも一方の高さ方向の途中部に、前後に配置される第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを溶着するスポット溶着部17を設けているので、内容物Cを充填した状態で、前面部11の上半部及び後面部12の上半部に、幅方向の略中央部を中心として外方へ山形に突出する、正面視において頂部を上側にした二等辺三角形状の隆起部18がそれぞれ形成され、前後の隆起部18の稜線が袋本体16の幅方向の中央部に上下方向に形成されるので、袋本体16の上部が前側又は後側へ倒れ込むことが防止されて、ガセット袋10の縦向き姿勢での形状安定性を向上でき、ガセット袋10の意匠性を向上できる。更にまた、ガセット袋10の落下時における折込部13の外方側への移動が、スポット溶着部17により阻止されるので、折込部13が外方側へ突出して破袋するという不具合を効果的に防止できる。また、例えば一方の手でガセット袋10の上部を支持しながら、他方の手の人差し指などをスポット溶着部17に引っ掛けて、ガセット袋10を支持できるので、握力の弱い女性や子供、お年寄りでも、ガセット袋10を傾動操作して、内容物Cを容易に注出することができる。更に、把手部材30、30A、30Bを用いると、把手部材30に設けたフック部31をスポット溶着部17に引っ掛けたり、把手部材30Aに設けたフック部31Aを上下のスポット溶着部17に引っ掛けたり、把手部材30Bに設けたフック部31Bをスポット溶着部17に引っ掛けるとともにリング部32を口部22に引っ掛けたりすることで、実容量が4リットル以上のガセット袋10であっても、内容物Cを充填した状態で容易に持ち運ぶこともできる。

0051

なお、前記実施の形態では、図4に示すように、袋本体16を構成する前面部11と後面部12と底面部15と左右の折込部13とをそれぞれ別個の計5枚のシート材で構成したが、図18図19に示すガセット袋40の袋本体41のように、計4枚のシート材で構成することもできる。

0052

以下、ガセット袋40の構成について説明するが、前記実施の形態と同一部材には、同一符号を付してその詳細な説明を省略し、前記実施の形態のガセット袋10と異なる構成の部分について説明する。

0053

図18図19に示すように、ガセット袋40の袋本体41は、前記実施の形態のガセット袋10における底面部15が省略されて、前面側シート42及び後面側シート43と、左右1対の折込部44とで構成され、袋本体41は、前記実施の形態と同様に、合成樹脂材料を用いた多層構造の軟質シートで構成されている。

0054

折込部44は、前記実施の形態の折込部13における下部折込部13dを省略し、前記折込部13の下端部を前面側シート42及び後面側シート43の下端部まで延設し、図4A及び図4Bに仮想線で示すように、前記折込部13の下端近傍部に折込前部13a及び折込後部13bを貫通するように挿通孔45を形成した以外は、前記折込部13と同様に構成されている。

0055

前記袋本体16の左右両側部に配置される第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bが、前面側シート42及び後面側シート43の下端部まで形成され、左右の第1側部シール部16aの下部と左右の第2側部シール部16bの下部には、下側へ行くにしたがって内方側へ傾斜状に突出する傾斜溶着部46がそれぞれ形成され、前後に配置される傾斜溶着部46は、挿通孔45において溶着されている。前面側シート42及び後面側シート43の下端部には左右両側に折込部44の下端部を挟んだ状態で溶着されて、袋本体41の下端開口部を封止する下端シール部47が形成されている。

0056

この袋本体41では、平板状に折り畳んだ状態における袋本体41の左右の傾斜溶着部46の上端位置を結ぶ線分基準線Eとした場合、袋本体41における基準線Eよりも上側部分は、前記袋本体16における底部シール部16gよりも上側部分と同様に構成され、基準線Eよりも下側部分の下部構造により底面部48が構成されることになる。このため、このガセット袋40では、平板状に折り畳んだ状態における袋本体41における、基準線Eから折込部44の上端までの高さを高さHとし、基準線Eからスポット溶着部17の下端縁までの高さを高さH1として、スポット溶着部17の下端の高さ位置を設定することになる。

0057

なお、前記ガセット袋10、40は、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを部分的に溶着したスポット溶着部17を備えたものであれば、それ以外の構成は任意に設定でき、例えば折込部13、44の上下方向の長さ及び左右方向の幅と、補強シール部16dの形状、大きさ、個数と、スポット溶着部17の形状、大きさ、個数、配設位置と、注出具20の形状、配設位置などは任意に組み合わせて備えさせることができる。

0058

また、図20に示すガセット袋50のように、スポット溶着部17に代えて、スポット溶着部17の形成位置に対応させて、第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bを貫通する貫通孔51を設けるとともに、貫通孔51に途中部を挿通させて、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとを連結する連結具52を設けることもできる。なお、ガセット袋50は、スポット溶着部17に代えて貫通孔51及び連結具52を設けた以外は、前記ガセット袋10又は前記ガセット袋40と同様に構成できる。

0059

貫通孔51は、図21に示すように、円形に形成することもできるし、半円形、楕円形や長円形や卵形などのオーバル形状、正方形や長方形や三角形などの多角形状などの任意の形状に形成することができる。貫通孔51は、ガセット袋50の落下時において、貫通孔51を起点として、第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bが容易に破損しないように、第1側部シール部16a及び第2側部シール部16bにその側縁から一定の距離をあけて設けることが好ましい。

0060

連結具52としては、貫通孔51に途中部を挿通させて、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとの離間方向への移動が規制されるように、両シール部16a、16bを連結可能なものであれば、リベットスナップリベット、2重リングボルトナット、紐などの任意の構成のものを採用することができる。例えば、図22に示すように、貫通孔51よりも大径の板状の規制部53aと、規制部53aの中央部から外方へ突出する突部53bとを有する雄部材53と、貫通孔51よりも大径の板状の規制部54aと、規制部54aの中央部から外方へ突出する貫通孔51よりも小径の筒部54bとを有する雌部材54とを備え、突部53bの先端部に外方へ突出する係止部53cを形成し、筒部54bの内周面に係止部53cに係合可能な係止溝54cを形成したものを採用できる。この場合には、シール部16a、16bの貫通孔51に筒部54bを挿通させた状態で、貫通孔51の反対側へ突出する筒部54bに突部53bを内嵌させて、袋本体16に連結具52を組付けてガセット袋50を得ることになる。なお、図17に示すように、環状のスポット溶着部17Eで取り囲むように設けた貫通孔25に対しても、貫通孔25に途中部を挿通させて連結具52を設けることができる。

0061

このガセット袋50では、連結具52を取付けた位置において、第1側部シール部16aと第2側部シール部16bとの離間方向への移動が規制されるので、スポット溶着部17を設けた場合と同様に、ガセット袋50を縦向きに自立設置した状態での形状安定性を向上でき、ガセット袋50の意匠性を向上できること、ガセット袋50の落下時に折込部13が外方側へ突出して破袋するという不具合を効果的に防止できること、一方の手の指を連結具52に引っ掛けて、内容物を容易に注出できること、別途に設けた把手部材のフック部を連結具52に引っ掛けて、ガセット袋50を容易に持ち運べること、などの作用効果が得られる。

0062

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。

0063

10ガセット袋
11 前面部
12 後面部
13折込部
13Aシート材
13a 折込前部
13b 折込後部
13c三角フラップ
13d 下部折込部
13e貫通孔
15 底面部
16 袋本体
16a 第1側部シール部
16b 第2側部シール部
16c 第3側部シール部
16d補強シール部
16e 上部シール部
16f 傾斜シール部
16g 底部シール部
17スポット溶着部
18隆起部
19 挿入部
20注出具
21舟形部
22 口部
23スパウト
24蓋部材
25 貫通孔
16Ad 補強シール部
16Bd 補強シール部
17A スポット溶着部
17B スポット溶着部
17C スポット溶着部
17D スポット溶着部
30把手部材
30A 把手部材
30B 把手部材
31フック部
31A フック部
31B フック部
32リング部
35ノズル部材
36紐
37 収容部
40 ガセット袋
41 袋本体
42 前面側シート
43 後面側シート
44 折込部
45挿通孔
46 傾斜溶着部
47下端シール部
48 底面部
50 ガセット袋
51 貫通孔
52連結具
53雄部材
53a規制部
53b 突部
53c係止部
54雌部材
54a 規制部
54b 筒部
54c係止溝
C 内容物
L縦折目線
L1 第1折目線
L2 第2折目線
E基準線
W 縦折目線Lまでの幅
W1 スポット溶着部の内方側端部までの幅
H1 スポット溶着部の下端部の高さ
H 折込部の高さ

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