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技術 ケーブル・バンドルのためのケーブル

出願人 ティーイー・コネクティビティ・コーポレイション
発明者 アーサー・ジー・バックジェイムズ・ハフェイカーイェフゲニー・マイェフスキー
出願日 2019年7月18日 (1年5ヶ月経過) 出願番号 2019-132899
公開日 2019年11月14日 (1年1ヶ月経過) 公開番号 2019-197735
状態 未査定
技術分野 通信ケーブル 絶縁導体(3)
主要キーワード 導電性ストランド 中央長手軸 電気性能特性 二重シールド構造 電気遮蔽 電気的遮蔽 高速用途 湿気バリア
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年11月14日)のものです。
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図面 (4)

課題

過酷な環境での使用に適した高速ケーブルバンドルを提供する。

解決手段

ケーブル・バンドル(10)は、中央コア(16)を有するバンドル・ジャケット(12)、および、中央コア(16)にて受容され、バンドル・ジャケット(12)によって包囲される複数のケーブル(14)を含んでいる。ケーブル(14)の各々は、絶縁化導体(28)のツイストされた対、専用の内側シールド(50)、専用の外側編組(52)および、専用のジャケット(54)を含んでおり、専用の内側シールド(50)が、対応する絶縁化導体(28)のツイストされた対を包囲し、専用の外側編組(52)が、対応する内側シールド(50)を包囲して該対応する内側シールド(50)に電気的に結合し、専用のケーブル・ジャケット(54)が、対応する外側編組(52)を包囲している。

概要

背景

データ・ケーブルは典型的にはケーブル・バンドルとして一体的に束ねられ、データ通信用途、メディカル用途および他の用途などを含む多くの用途において使用される。幾つかの既知のデータ・ケーブルは、一体的にツイストされた絶縁化導体を含んでおり、しばしば“ツイストされた対”(ツイストペアツイステッドペア)などと呼ばれたりする。データ・ケーブルの作動周波数が増すにつれ、ツイストされた対の改良された性能がより重要となる。例えば、データ・ケーブルは所定の閾値を上回る周波数で伝達に必要とされる電気性能特性を満たさなければならない。

信号品質の向上および産業基準の充足のため種々のケーブル設計が用いられている。例えば、電気的に遮蔽したり、信号品質の向上を図ったりするために、ツイストされた対の周囲にシールドを用いている。異なる種類のシールドは知られている。しかしながら、そのようなシールドは既知の問題を有している。導電性編組耐久性かつ可撓性を有している。しかしながら、そのような導電性編組は、他のシールド・タイプと同様、特により高い周波数(例えばGHz範囲)で電気的に十分に機能しない。幾つかのシールドは、ツイストされた対の周囲を包む金属フィルムまたは金属テープを使用する。しかしながら、そのような金属フィルムはもろく機械的なストレスを受けた際(例えばケーブルが曲げられた際)に壊れたり裂けたりする。更に、かかるシールドは機械的劣化を受けやすく、例えば、たとえケーブル・バンドルの外側ジャケット内であっても湿気または化学的曝露に起因して機械的劣化を受けやすい。

高速デジタル信号性能を達成するには、伝送ラインの長さにわたってケーブル(例えば導体およびシールド)の物理的要素一貫性が必要とされる。データ・ケーブルがある用途(例えば、ケーブルの多くの殺菌処理および/または曲げ操作を要する用途)に使用される際、物理的要素の特性が経時的に損なわれることがある。例えば、外科手術時に患者体内イメージ化のためのカメラベース医療内視鏡(camera based medical endoscope)と共に使用されるデータ・ケーブルはビデオ画像を伝えるために高いデータ速度を必要とする。また、かかるケーブルは、使用後に化学的な殺菌処理に付される。高いデータ速度をサポートし、高温殺菌処理を受けることが可能なケーブルに対するニーズは存在する。

概要

過酷な環境での使用に適した高速ケーブル・バンドルを提供する。ケーブル・バンドル(10)は、中央コア(16)を有するバンドル・ジャケット(12)、および、中央コア(16)にて受容され、バンドル・ジャケット(12)によって包囲される複数のケーブル(14)を含んでいる。ケーブル(14)の各々は、絶縁化導体(28)のツイストされた対、専用の内側シールド(50)、専用の外側編組(52)および、専用のジャケット(54)を含んでおり、専用の内側シールド(50)が、対応する絶縁化導体(28)のツイストされた対を包囲し、専用の外側編組(52)が、対応する内側シールド(50)を包囲して該対応する内側シールド(50)に電気的に結合し、専用のケーブル・ジャケット(54)が、対応する外側編組(52)を包囲している。

目的

図1を参照して説明すると、本開示の態様は、過酷な環境での使用に適した高速ケーブル・バンドル10を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ケーブルバンドル(10)であって、中央コア(16)を有するバンドル・ジャケット(12)、および中央コア(16)にて受容され、バンドル・ジャケット(12)によって包囲される複数のケーブル(14)を有して成り、ケーブル(14)の各々が、絶縁化導体(28)のツイストされた対、専用の内側シールド(50)、専用の外側編組(52)、および、専用のジャケット(54)を有して成り、専用の内側シールド(50)が、対応する絶縁化導体(28)のツイストされた対を包囲し、専用の外側編組(52)が、対応する内側シールド(50)を包囲して該対応する内側シールド(50)に電気的に結合し、専用のジャケット(54)が、対応する外側編組(52)を包囲している、ケーブル・バンドル(10)。

請求項2

内側シールド(50)と外側編組(52)とが協働してケーブル(14)の全体的な長さに沿って連続的なシールドを供する、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項3

内側シールド(50)が複数のシールド・セグメント(60)にセグメント化されており、外側編組(52)がケーブル(14)の長さに沿ってシールド・セグメント(60)を電気的に接続している、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項4

外側編組(52)が複数の導電性ストランドを有して成り、該導電性ストランドの各々が内側シールド(50)の少なくとも2つのシールド・セグメント(60)に電気的に接続している、請求項3に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項5

内側シールド(50)が外側編組(52)よりも電気シールド特性の良い材料から成っており、外側編組(52)が内側シールド(50)よりも可撓性の良い材料から成っている、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項6

内側シールド(50)が、絶縁層(58)および金属層(56)を備えたフィルムであり、金属層(56)が外側編組(52)に向いており、外側編組(52)が金属層(56)に電気的に接続している、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項7

フィルムがポリエステル・フィルムである、請求項6に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項8

金属層(52)が銅層である、請求項6に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項9

ケーブル・ジャケット(54)が、対応する外側編組(52)、内側シールド(50)および絶縁化導体(28)のツイストされた対のための湿気バリアを供する、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項10

ケーブル・ジャケット(54)がフルオロカーボン材料である、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

請求項11

中央コア内の各ケーブルの外側編組(52)は、対応するケーブルのケーブル・ジャケットによって他の外側編組から分離されている、請求項1に記載のケーブル・バンドル(10)。

技術分野

0001

本開示の対象物は、差動のツイストされた対を備えたケーブルに一般に関する。

背景技術

0002

データ・ケーブルは典型的にはケーブル・バンドルとして一体的に束ねられ、データ通信用途、メディカル用途および他の用途などを含む多くの用途において使用される。幾つかの既知のデータ・ケーブルは、一体的にツイストされた絶縁化導体を含んでおり、しばしば“ツイストされた対”(ツイストペアツイステッドペア)などと呼ばれたりする。データ・ケーブルの作動周波数が増すにつれ、ツイストされた対の改良された性能がより重要となる。例えば、データ・ケーブルは所定の閾値を上回る周波数で伝達に必要とされる電気性能特性を満たさなければならない。

0003

信号品質の向上および産業基準の充足のため種々のケーブル設計が用いられている。例えば、電気的に遮蔽したり、信号品質の向上を図ったりするために、ツイストされた対の周囲にシールドを用いている。異なる種類のシールドは知られている。しかしながら、そのようなシールドは既知の問題を有している。導電性編組耐久性かつ可撓性を有している。しかしながら、そのような導電性編組は、他のシールド・タイプと同様、特により高い周波数(例えばGHz範囲)で電気的に十分に機能しない。幾つかのシールドは、ツイストされた対の周囲を包む金属フィルムまたは金属テープを使用する。しかしながら、そのような金属フィルムはもろく機械的なストレスを受けた際(例えばケーブルが曲げられた際)に壊れたり裂けたりする。更に、かかるシールドは機械的劣化を受けやすく、例えば、たとえケーブル・バンドルの外側ジャケット内であっても湿気または化学的曝露に起因して機械的劣化を受けやすい。

0004

高速デジタル信号性能を達成するには、伝送ラインの長さにわたってケーブル(例えば導体およびシールド)の物理的要素一貫性が必要とされる。データ・ケーブルがある用途(例えば、ケーブルの多くの殺菌処理および/または曲げ操作を要する用途)に使用される際、物理的要素の特性が経時的に損なわれることがある。例えば、外科手術時に患者体内イメージ化のためのカメラベース医療内視鏡(camera based medical endoscope)と共に使用されるデータ・ケーブルはビデオ画像を伝えるために高いデータ速度を必要とする。また、かかるケーブルは、使用後に化学的な殺菌処理に付される。高いデータ速度をサポートし、高温殺菌処理を受けることが可能なケーブルに対するニーズは存在する。

0005

ある態様では、中央コアを有するバンドル・ジャケット、および、その中央コアにて受容され、バンドル・ジャケットによって包囲される複数のケーブルを含むケーブル・バンドルが提供される。ケーブルの各々は、絶縁化導体(または絶縁化された導体、insulated conductor)のツイストされた対(ツイストペア、あるいは、じられた、撚られたもしくは撚り合わされた対またはペア、twisted pair)、専用の内側シールド(inner shield)、専用の外側編組(outer braid)、および、専用のジャケットを有して成り、専用の内側シールドが、対応する絶縁化導体のツイストされた対を包囲し、専用の外側編組が、対応する前記内側シールドを包囲して対応する内側シールドに電気的に結合し、専用のジャケットが、対応する外側編組を包囲している。

0006

場合によっては(またはオプションとしては)、内側シールドと外側編組とが協働してケーブルの全体的な長さ(またはケーブル全長)に沿って連続的なシールド(または連続遮蔽、continuous shield)を供するものであってよい。内側シールドは複数のシールド・セグメントセグメント化されていてよい(または分けられていてよい)。外側編組はケーブルの長さに沿って(またはケーブルに沿うように)シールド・セグメントを電気的に接続している。外側編組が複数の導電性ストランドを有して成っていてよく、その導電性ストランドの各々が内側シールドの少なくとも2つのシールド・セグメントに電気的に接続していてよい。

0007

場合によっては、内側シールドは外側編組よりも電気シールド特性(または電気遮蔽特性、electrical shielding characteristic)の良い材料から成っていてよく、外側編組は内側シールドよりも可撓性(撓み性もしくは融通性、flexibility)の良い材料から成っていてよい。

0008

場合によっては、内側シールドは、絶縁層(insulating layer)および金属層を備えたフィルムであってよい。金属層は外側編組に向いていてよく(又は面していてよく)、外側編組が金属層に電気的に接続していてよい。かかるフィルムはポリエステル・フィルムであってよく、例えば、マイラー(Mylar)のフィルムであってよい。金属層は銅層であってよい。

0009

場合によっては、ケーブル・ジャケットは、対応する外側編組、内側シールドおよび絶縁化導体のツイストされた対のための湿気バリア(moisture barrier)を供するものであってよい。ケーブル・ジャケットはフルオロカーボン材料であってよい。中央コア内の各ケーブルの外側編組は、対応するケーブルのケーブル・ジャケットによって他の外側編組から分離されていてよい。

0010

別の態様では、中央コアを有するバンドル・ジャケット、および、その中央コアにて受容され、バンドル・ジャケットによって包囲される複数のケーブルを含んだケーブル・バンドルが提供される。ケーブルの各々は、絶縁化導体のツイストされた対、専用の内側シールド、専用の外側編組、専用のジャケットを含んでいてよい。内側シールドは、絶縁層および金属層を備えたフィルムを含んでいる。内側シールドは、絶縁化導体のツイストされた対から離れるように面する金属層でもって、対応する絶縁化導体のツイストされた対を包囲している。外側編組は導電性編組(conductive braid)を含んでおり、かかる導電性編組が、その長さに沿って複数の箇所で対応する内側シールドに電気的に結合しており、対応する内側シールドを包囲している。ケーブル・ジャケットは、対応する外側シールド、内側シールドおよび絶縁化導体のツイストされた対のための湿気バリアを規定する疎水性材料を含んでいる。

0011

更なる態様では、中央コアを有するバンドル・ジャケット、バンドル・シールド(中央コアに設けられ、金属であって、中央コアのための電気シールドを規定するバンドル・シールド)、ドレインワイヤー(中央コアに設けられ、バンドル・シールドに電気的に接続されるドレイン・ワイヤー)、および、中央コアにて受容されてバンドル・ジャケットおよびバンドル・シールドによって包囲される複数のケーブルを含んだケーブル・バンドルが提供される。ケーブルの各々は、絶縁化導体のツイストされた対を有して成り、専用の内側シールドが、対応する絶縁化導体のツイストされた対を包囲し、専用の外側編組が、対応する前記内側シールドを包囲し、対応する内側シールドに電気的に結合し、専用のジャケットが対応する外側編組を包囲している。

図面の簡単な説明

0012

図1は、ケーブル・バンドルの例示態様の一部の断面図である。
図2は、ケーブル・バンドルの斜視図である。
図3は、ケーブル・バンドルのケーブルの断面図である。

実施例

0013

図1は、ケーブル・バンドル10の例示態様の一部の断面図である。図2は、ケーブル・バンドル10の斜視図である。以下では、高速ケーブル(限定されるわけではないが、例えば、高解像度ビデオ画像において使用されるデータ通信ケーブルなど)の点で説明および図示する。ケーブル・バンドル10は、低侵襲外科的処置において患者の体内イメージ化のためのカメラベース医療内視鏡など、医療用途で用いられる。ケーブル・バンドル10が外科用途で用いられる際、ケーブル・バンドル10は繰り返される高温および/または低温化学殺菌に特に適したものとなり得る。本開示で説明および/または図示される利益は他のタイプのケーブル(限定されるわけではないが、例えば、ワイヤー、コード、ケーブルおよび/またはそれらと同種のいれずれのものなど)にも適用される。それゆえ、以下の説明および図示などは、あくまでも例示目的であり、説明および図示の主題の1つの潜在的な用途に関している。

0014

ケーブル・バンドル10は、絶縁性のバンドル・ジャケット12、および、かかるジャケット12内に位置付けられた複数のケーブル14を含んでいる。バンドル・ジャケットはケーブル14を包囲している。具体的には、バンドル・ジャケット12は、通路および中央コア16を含んでおり、かかる通路および中央コア16内にて延在している。ケーブル14は、ケーブル・バンドル10の長さに沿うように中央コア16内を延在している。ケーブル・ジャケット12は、絶縁性の非導電性材料(限定されるわけではないが、例えば、ポリ塩化ビニルPVC)、ポリプロピレンフルオロポリマーポリエチレンおよび/またはそれらと同種のものといったポリマーなど)から形成されている。場合によっては、バンドル・ジャケット12は疎水性材料から形成されていてよく、バンドル・ジャケット12が耐水性または防水性を有するものであってよい。例示態様では、バンドル・ジャケット12は、おおよそ滑らかな内面18及びおおよそ滑らかな外面20を含んでいる。ケーブル・バンドル10およびバンドル・ジャケット12は、ケーブル・バンドル10の長さに沿って延びる中央長手軸22に沿って延在している。

0015

ある例示態様では、ケーブル14の各々が、中央コア16に配置された絶縁化導体28のツイストされた対26を複数含んでいる。かかる例示態様では、絶縁化導体28のツイストされた対26が4つ供されている。しかしながら、絶縁化導体28のツイストされた対26の数はいずれであってもよい。本開示においてツイストされた対26のそれぞれを「第1」、「第2」、「第3」および/または「第4」などと称す。例示態様では、絶縁化導体28の各々は、絶縁性層30によって少なくとも部分的に包囲されている。導体28は、いずれの導電性材料(限定されるわけではないが、例えば、銅および/またはそれと同種のものなど)から形成されていてもよい。絶縁性層30は、絶縁性の非導電性材料(限定されるわけではないが、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン、フルオロポリマー、ポリエチレンおよび/またはそれらと同種のものといったポリマーなど)から形成されていてよい。

0016

ツイストされた対26は個々に封止(またはシーリング)され、電気的に遮蔽されている。かかる封止は、中央コア16にて周囲環境からの保護(例えば湿気保護)を供する。例えば、ツイストされた対26の各々は湿気バリアを有していよく、それによって、中央コア16において水または化学物質から導体28が保護される。封止によって、過酷な環境での使用下、洗浄後または殺菌後、ならびにそれらと同様の状況でケーブルが機械的および電気的な完全性(integrity)を維持することが確保され得る。電気的な遮蔽は、低い差分信号減衰を供し、それによって、ケーブル14の電気性能(例えば、高速用途などの電気性能)が向上することになる。場合によっては、電気的な遮蔽は、フレキシブルなものとなっており、使用および操作との機械的および電気的な完全性を維持する。

0017

例示態様では、ケーブル・バンドル10は、中央コア16にてバンドル・シールド32を含んでいる。バンドル・シールド32は、バンドル・ジャケット12の内面18に沿って配置されている。バンドル・シールド32は、ケーブル14に対して電気的遮蔽を供する。バンドル・シールド32は、いずれの導電性材料から形成されていてもよい。限定されるわけではないが、バンドル・シールド32は、例えば、導電性ストランドの編組ファイバー、および/またはそれらと同種のもの、積層金属テープアルミニウムポリイミド積層テープ、アルミニウム二軸配向ポリエチレンテレフタレート(BoPEt)積層テープ、連続的な(例えばシート状の)導電性材料から形成されたチューブ、および/またはそれらと同種のものから構成されたものであってよい。場合によっては、バンドル・シールド32は、グラウンドまたは他の電気エネルギー源と接続されていてよく、それによって、積極的な遮蔽が供されることになる。バンドル・シールド32は、中央コア16およびケーブル14の周囲にて延在している。

0018

場合によっては、1つ以上のフィラー要素(または充填物要素)34がバンドル・ジャケット12の中央コア16内に位置付けられており、それによって、例えばケーブル・バンドル10内でケーブル14を適切な位置に保持し易くなったり、ケーブル・バンドル10を所定形状(例えばシリンダー形状)にし易くなったり、および/またはそれと同様なものがもたらされ易くなる。フィラー要素34の各々は、少なくとも部分的に絶縁もしくは非導電性を呈することになるように1つ以上の絶縁材料から成るものであってよい。場合によっては、ケーブル・バンドル10は、バンドル・ジャケット12の中央コア16内に配置され及び/またはケーブル14に沿った1つ以上のドレイン・ワイヤー(drain wire)36を含んでいる。ドレイン・ワイヤー36は、バンドル・シールド32と電気的に共通化されたもの(electrically commoned)であってよい。ドレイン・ワイヤー36は、ケーブル14同士の間および/またはケーブル14に沿って電気的遮蔽を供し得る。ドレイン・ワイヤー36は、ケーブル14に対してグラウンドまたは他の電気エネルギー源を供し得る。場合によっては、ケーブル・バンドル10は、1つ以上の低速ワイヤー38(low speed wire)を含み得る。低速ワイヤー38は絶縁化導体であってよい。低速ワイヤーは、対で配置されていてよく、また、差分信号を伝えるものであってよい。ケーブル14、フィラー要素34、ドレイン・ワイヤー36および/または低速ワイヤー38は、ケーブル操作の間、バンドル・ジャケット12の中央コア16内に供給され得る。

0019

図3は、1つのケーブル14の断面図である。ケーブル14は絶縁化導体28のツイストされた対26を含んでおり、個々に封止され、電気的に遮蔽される。ケーブル14は、専用の(dedicated)内側シールド50、専用の外側シールド52および専用のケーブル・ジャケット54を含んでいる。

0020

内側シールド50は、絶縁化導体28の対応するツイストされた対26を包囲している。例示態様では、内側シールド50は、金属層56および絶縁層58を備えたフィルムである。金属層56は、内側シールド50の半径方向外側に位置し得る(例えば、外側シールド52へと半径方向に向いている)。絶縁層58は、二軸配向ポリエチレンテレフタレート(BoPEt)層であってよい。しかしながら、代替的態様では絶縁層58は他の材料から成るものであってよい。金属層56は、絶縁層58に適用された銅層(例えば、めっき、積層化接着または他の処理などによって適用された銅層)であってよい。代替的態様では金属層56は他の金属(例えば、銀、アルミニウムおよびそれらと同種のもの)であってよい。なお、銅テープは、高温抵抗を供し、アルミニウム・テープよりも良好な曲げ強さを供する。なぜなら、銅はアルミニウムよりも良好に曲げることができ、より薄く適用できるからである。代替的態様では内側シールド50は他の材料であってよい。限定されるわけではないが、内側シールド50は、例えば、金属積層ポリイミドテープ、導電性ストランドの編組、ファイバー、および/またはそれらと同種のもの、連続的な(例えばシート状の)導電性材料から形成されたチューブ、および/またはそれらと同種のものから構成されたものであってよい。例示態様では、内側シールド50はより高い伝導性を有し、絶縁化導体28のツイストされた対26の周囲において良好な電気的遮蔽のための高い適用性を有する。

0021

外側シールド52は、対応する内側シールド50を包囲し、内側シールド50と電気的に結合(または接続、electrically coupled)されている。例示態様では、外側シールド52は導電性ストランドまたはファイバーの編組である。外側シールド52は、外側編組とも称され得る。外側編組52は、銀めっきされた銅編組であってよい。外側編組52は、高い折り曲げ耐性を有し、使用に伴う曲げ操作に耐えることができる。例示態様では、導電性ストランドの各々は、ケーブル14に沿った複数の接触ポイントにて内側シールド50と係合し、それによって、かかる複数の接触ポイントで外側シールド52が内側シールド50に電気的に接続される。外側シールド52は、ケーブル14の長さに沿った電気的連続性を供する。代替的態様では外側シールド52は別の種類のシールドであってよい。限定されるわけではないが、外側シールド52は、例えば、積層金属テープ、金属積層ポリイミドテープ、アルミニウム二軸配向ポリエチレンテレフタレート(BoPEt)積層テープ、連続的な(例えばシート状の)導電性材料から形成されたチューブ、および/またはそれらと同種のものから構成されたものであってよい。

0022

内側および外側のシールド50,52は、絶縁化導体28のツイストされた対26のための二重シールド構造(double shield structure)を規定する。二重シールド構造は、使用時にシールド構造の電気的完全性を維持する。例示態様では、内側シールド50は、外側シールド52とは異なる構造を有している。例えば、内側シールド50は、高品質の電気遮蔽特性を有するように設計または選択されるのに対して、外側シールド52は、高い可撓性および耐久性を有するように設計または選択された導電性編組となっている。金属フィルムでは一般的であるのだが、金属フィルムはもろく、クラックが入ったり、裂けたり、あるいは他の場合では経時的に種々のピースまたはセグメント60に分離されたりし得る。シールド・セグメント60は、断絶部分(break)62によって分けられていたり、セグメント60間に隙間があったりする。常套的な設計では、そのようなシールドのセグメント化は、シールドの電気遮蔽能に対して不利に影響する。これにつき、本開示のケーブル14では、外側シールド52が、ケーブル14の長さに沿って内側シールド50に電気的に結合している。外側シールド52はセグメント60同士を橋渡しするようになっており、かかるセグメント60同士を電気的に共通化している。外側シールド52は曲げ操作に耐性があり、シールド構造の外側シールド52の部分を損なうことなくケーブル14を曲げることができる。外側シールド52は、内側シールド50のシールド・セグメント60の各々を電気的に接続しており(例えば、内側シールド50が使用から断絶された後など)、それによって、ケーブル14の長さに沿ってシールド・セグメント60の電気的連続性が供されることになる。更に、編組では一般的であるのだが、電気的遮蔽および適用範囲は、フィルムまたはテープより効果的でない。これにつき、ケーブル14は内側シールド50を含み、電気的遮蔽は常套的なケーブル(電気的編組のみを含むケーブル)よりも大きく向上したものとなっている。二重シールド構造では、高品質な電気遮蔽とケーブル可撓性との2つの利点が供される。

0023

ケーブル・ジャケット54は、外側シールド52、内側シールド50および導体28を包囲している。ケーブル・ジャケット54は導体28およびケーブル・バンドル10にて周囲環境からシールド50,52を封止する(図1参照)。ケーブル・ジャケット54は、絶縁性の非導電性材料(限定されるわけではないが、例えば、PVC、ポリプロピレン、フルオロポリマー、ポリエチレンおよび/またはそれらと同種のものといったポリマーなど)から形成されている。例示態様では、ケーブル・ジャケット54が、対応する内側シールド50、外側シールド52および絶縁化導体28のツイストされた対26のための湿気バリアを規定する疎水性材料から形成されていてよい。ケーブル・ジャケット54は、ケーブル14の殺菌処理をサポートするために耐久性を供する。例えば、ケーブル・ジャケット54は、内側シールド50、外側シールド52および絶縁化導体28のツイストされた対26に「殺菌処理に起因する湿気分」が接触することを防止し、それによって、内側シールド50、外側シールド52および絶縁化導体28のツイストされた対26の機械的および電気的な完全性が維持される(図1参照)。たとえ湿気分がケーブル・バンドル10の中央コア16を通過する場合であったとしても(図1参照)、かかる湿気分は、内側シールド50、外側シールド52および絶縁化導体28を通過することができない。なぜなら、ケーブル・ジャケット54によって規定された湿気バリアが存在するからである。ケーブル・ジャケット54は、1つ以上の特定の化学物質(例えば、殺菌処理で使用される化学物質など)に対して耐性を有する材料から形成されていてよい。ケーブル・ジャケット54は、高温耐性を有し得るものであり、例えば、高温殺菌での使用に適した高温耐性を有し得る。ケーブル・ジャケット54は、バンドル・ジャケット12(図1参照)に加えて、内側シールド50、外側シールド52および絶縁化導体28のツイストされた対26のための追加の保護レベルを供する。ケーブル・ジャケット54は、絶縁化導体28のツイストされた対26の近傍にて絶縁材料を供するものであってよく、それによって、2つのケーブル14の間でエアーギャップにて電気的絶縁性が一定に維持されることになる。

0024

図1を参照して説明すると、本開示の態様は、過酷な環境での使用に適した高速ケーブル・バンドル10を提供する。ケーブル・バンドル10は、複数のケーブル14を含んでおり、その各々が、かかるケーブル14の導体のための専用の遮蔽を供すると共に、かかる遮蔽の専用の保護を供しており、それによって、かかる遮蔽および長期使用のためのケーブルの機械的および電気的な性能が維持される。ケーブル・バンドル10は、殺菌適合性が必要とされる用途での使用に特に適するものとなり得る。なぜなら、ケーブル14の各々が、ケーブル14の対応する遮蔽構造を包囲するケーブル・ジャケット54を含んでいるからである。かかるケーブル・ジャケット54は、ケーブル・バンドル10全体を包囲するバンドル・ジャケット12と独立しており、それに加えて使用される。

0025

ケーブル・バンドル10の使用に適し得る1つの特定の用途は、外科的処置において患者の体内イメージ化に使用されるカメラベース医療内視鏡である。かかる内視鏡は、1秒当たりで5ギガバイト以上の速度などで高速信号を送ることができる高速ケーブル14を必要とする。かかるシステムでは、使用中および患者の安全のため繰り返される使用にわたる画像の一貫性および信頼性が求められる。かかるケーブル14は、オフィス環境などに置かれる典型的なデータ通信ケーブルのような一旦設置されたらめったに動かされることがない典型的なデータ通信ケーブルと比べて格段に多く使用中にて操作され曲がられたりする。ケーブル14は、導体28のツイストされた対26のための専用の二重シールド構造によって、ケーブル・バンドル10の走査および曲げであっても、機械的および電気的な完全性を維持することができる。二重シールド構造は、良好な電気的遮蔽特性を呈する内側シールド50(例えば、金属箔または金属テープ)を含むと共に、全てのセグメント化された又は分けられたシールド部分を電気的に接続することでケーブル14の長さに沿った電気的連続性を維持する良好な可撓性を呈する外側シールド52(例えば、導電性編組)を含んでいる。

0026

上記の説明は例示にすぎず、限定的な意味に解されるものではない。例えば、上述の種々の態様(および/または要旨)は、互いに組み合わせて使用され得る。更には、本発明の範囲から外れることなく本開示の教示事項に対して特定の状況または材料を適用すべく変更を加えてもよい。本開示における寸法、材料の種類、種々の要素の向き、ならびに、種々の要素の数および位置は、ある態様のパラメータを規定することを意図したものであり、決して限定的な意味を有するものでなく、単なる例示にすぎない。特許請求の範囲の概念および範囲内の多くの他の態様ならびに変更は、本開示の説明に接した当業者であれば理解できる。それゆえ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照し、かかる請求の範囲に認められる均等の範囲と共に決められるものである。添付の特許請求の範囲について、「含む」(“including”)や、“including”などは、それぞれ、「含んで成る/有して成る」(“comprising”)および「そこで」(“wherein”)などといった平易な英語の均等表現として用いられている。また、特許請求の範囲において、「第1」、「第2」および「第3」などは、単に表示・分類の点で使用されているにすぎず、その対象物に数値要件課すことを意図していない。更には、特許請求の範囲における要件は、“ミーンズ・プラスファンクション”の点では規定されておらず、かかる要件が“means for”といった用語(更なる構造の機能がその用語の後に記載されることになる“means for”)を明示的に使用していない限り、米国特許法典第35巻112条第6パラグラフに基づいて解されることを意図していない。

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