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技術 管継手の製造装置

出願人 井上智史
発明者 井上智史高橋清和
出願日 2018年5月10日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2018-091372
公開日 2019年11月14日 (1年0ヶ月経過) 公開番号 2019-195960
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の成形用の型
主要キーワード アール半径 作動ブロック 流路用孔 円弧状軸 流路内側 円弧状流路 引抜状態 引出し作業
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図面 (14)

課題

流路孔内側コーナー部にエッジがない滑らかな弯曲状としたエルボ型管継手を製造する。

解決手段

エルボ型管継手を射出成形する金型(1)を備え、この金型(1)は弯曲状キャビティ(3)を有し、そのキャビティ(3)の開口端(3D)(3D)から、円弧状コアピン(10)を、円弧状軸心(L3 )に沿って、挿入、及び、引抜く作動をする。

概要

背景

従来、射出成形によって製造される樹脂エルボ型管継手51は、図13(A)に示すように、全体がL字形状であり、流路用孔部52は、その外側コーナー部53がアール状円弧状)であるが、内側コーナー部54は直角エッジ状となっている。
その理由は、従来の射出成形金型が、図13(B)に示す如く、直交方向から一対のコアピン55,56を金型入れ子)に形成されたキャビティ内へ挿入して、溶融した樹脂を注入し、樹脂が冷却・固化して後、コアピン55,56を矢印N55,N56の方向に引抜きを行う必要があったためである。
仮に、内側コーナー部54をアール状に形成しようとすれば、コアピン55,56の上記引抜きが行えなくなる。
このように、内側コーナー部54は、コアピン55,56の突き合せ部位58の内側端縁を直角のエッジ状にせざるを得なかった。

そこで、従来、図12に示すような置き中子60を使用することも提案されていた(特許文献1の図8参照)。
即ち、置き中子60と、この置き中子60が嵌込まれる凹窪部を切欠形成したコアピン55Z,56Zとを、組合せてキャビティ内に設置し、樹脂を射出成形する製法金型装置)である。

しかしながら、図12に於て、同図(A)から(B)のようにコアピン55Z,56Zを矢印N55,N56のように引き抜いた後に、置き中子60を同図(C)に示す矢印N60の方向に一旦偏心させ、続いて、同図(D)の矢印N61の方向に引抜く必要がある。
この図12の(C)(D)(E)の置き中子60の作動は、図12の図面では簡単なようだが、実際の射出成形装置(金型)としては、複雑な機構を必要とし、故障発生率も高く、作業能率が良いとは言えない。

そこで、シリコン等で予め作製した内筒体をキャビティ内に設置し、内筒体の外周面キャビティ内面との間に、樹脂を射出成形し、次に、冷却後に、シリコン製の内筒体を、その弾性変形を利用しつつ引きずり出すという製法も提案されている(特許文献2参照)。

概要

流路孔の内側コーナー部にエッジがない滑らかな弯曲状としたエルボ型管継手を製造する。エルボ型管継手を射出成形する金型(1)を備え、この金型(1)は弯曲状キャビティ(3)を有し、そのキャビティ(3)の開口端(3D)(3D)から、円弧状コアピン(10)を、円弧状軸心(L3 )に沿って、挿入、及び、引抜く作動をする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

エルボ型管継手熱可塑性樹脂射出成形にて製造する製造方法に於て、金型(1)に形成された弯曲キャビティ(3)に対して、該弯曲状キャビティ(3)の円弧状軸心(L3 )に沿って、横断面円形円弧状コアピン(10)を挿入し、次に、射出成形を行って、所定時間冷却後に上記円弧状軸心(L3 )に沿って引抜くことを特徴とする管継手の製造方法。

請求項2

エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する製造方法に於て、上記エルボ型管継手の外面形状に対応した弯曲状キャビティ(3)を有する金型(1)に対して、上記キャビティ(3)の2箇所の開口端(3D)(3D)から、横断面円形の一対の円弧状コアピン(10)(10)を、上記弯曲状キャビティ(3)の円弧状軸心(L3 )に沿って挿入し、上記一対のコアピン(10)(10)の先端面(10A)(10A)を圧接状に保持しつつ、射出成形を行って、所定時間冷却後に、上記一対のコアピン(10)(10)を、上記弯曲状キャビティ(3)の円弧状軸心(L3 )に沿って外方へ移動しつつ上記開口端(3D)(3D)から引抜き、上記エルボ型管継手(E)の流路孔(20)の内側コーナー部(21)の縦断面形状が円弧状であり、しかも、上記流路孔(20)の上記円弧状軸心(L3 )に直交する横断面形状を全て円形とすることを特徴とする管継手の製造方法。

請求項3

エルボ型管継手(E)を熱可塑性樹脂の射出にて成形する金型(1)を備え、上記金型(1)に形成された弯曲状キャビティ(3)の円弧状軸心(L3 )に沿って揺動しつつ、上記弯曲状キャビティ(3)への挿入と外方への引抜きの円弧状運動を行う円弧状コアピン(10)を、具備することを特徴とする管継手の製造装置

請求項4

エルボ型管継手(E)を熱可塑性樹脂の射出にて成形する金型(1)を備え、該金型(1)は、上記エルボ型管継手(E)の外面形状に対応した弯曲状キャビティ(3)を有し、該キャビティ(3)の2箇所の開口端(3D)(3D)の各々に対して、直線往復しつつ接近分離自在な作動ピン(5)が配設され、さらに、該作動ピン(5)の先端部(5A)には、横断面円形の円弧状コアピン(10)が付設され、上記作動ピン(5)の先端の上記開口端(3D)への接近乃至侵入に伴って、上記円弧状コアピン(10)が上記弯曲状キャビティ(3)の円弧状軸心(L3 )に沿って揺動しつつ挿入されると共に、上記作動ピン(5)の先端の上記開口端(3D)からの分離乃至脱出に伴って、上記円弧状コアピン(10)が上記円弧状軸心(L3 )に沿って揺動しつつ上記弯曲状キャビティ(3)から外方へ引抜かれる円弧状運動強制手段(Z)を、具備することを特徴とする管継手の製造装置。

技術分野

0001

本発明は、4半円状に弯曲したエルボ型管継手の製造方法及び製造装置に関する。

背景技術

0002

従来、射出成形によって製造される樹脂製エルボ型管継手51は、図13(A)に示すように、全体がL字形状であり、流路用孔部52は、その外側コーナー部53がアール状円弧状)であるが、内側コーナー部54は直角エッジ状となっている。
その理由は、従来の射出成形金型が、図13(B)に示す如く、直交方向から一対のコアピン55,56を金型入れ子)に形成されたキャビティ内へ挿入して、溶融した樹脂を注入し、樹脂が冷却・固化して後、コアピン55,56を矢印N55,N56の方向に引抜きを行う必要があったためである。
仮に、内側コーナー部54をアール状に形成しようとすれば、コアピン55,56の上記引抜きが行えなくなる。
このように、内側コーナー部54は、コアピン55,56の突き合せ部位58の内側端縁を直角のエッジ状にせざるを得なかった。

0003

そこで、従来、図12に示すような置き中子60を使用することも提案されていた(特許文献1の図8参照)。
即ち、置き中子60と、この置き中子60が嵌込まれる凹窪部を切欠形成したコアピン55Z,56Zとを、組合せてキャビティ内に設置し、樹脂を射出成形する製法金型装置)である。

0004

しかしながら、図12に於て、同図(A)から(B)のようにコアピン55Z,56Zを矢印N55,N56のように引き抜いた後に、置き中子60を同図(C)に示す矢印N60の方向に一旦偏心させ、続いて、同図(D)の矢印N61の方向に引抜く必要がある。
この図12の(C)(D)(E)の置き中子60の作動は、図12の図面では簡単なようだが、実際の射出成形装置(金型)としては、複雑な機構を必要とし、故障発生率も高く、作業能率が良いとは言えない。

0005

そこで、シリコン等で予め作製した内筒体をキャビティ内に設置し、内筒体の外周面キャビティ内面との間に、樹脂を射出成形し、次に、冷却後に、シリコン製の内筒体を、その弾性変形を利用しつつ引きずり出すという製法も提案されている(特許文献2参照)。

先行技術

0006

特開2009−184203号公報
特開2011−47487号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、特許文献2記載の管継手の製法では、以下のような問題がある。 (i)エルボの内側コーナー部54(図13参照)のアール半径としては、(直角ではないが)極めて小さな数値が得られるにすぎない。 (ii)射出成形した後に、(キャビティ内に設置していた)シリコン等の内筒体を引き出さねばならず、その引出し作業は極めて困難である。(iii) 製造に時間が掛り、しかも、引き出した内筒体が繰返し使用することも難しく、資源の無駄使いとなる虞がある。

課題を解決するための手段

0008

そこで、本発明は、エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する製造方法に於て、金型に形成された弯曲状キャビティに対して、該弯曲状キャビティの円弧状軸心に沿って、横断面円形円弧状コアピンを挿入し、次に、射出成形を行って、所定時間冷却後に上記円弧状軸心に沿って引抜く方法である。
また、本発明は、エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する製造方法に於て、上記エルボ型管継手の外面形状に対応した弯曲状キャビティを有する金型に対して、上記キャビティの2箇所の開口端から、横断面円形の一対の円弧状コアピンを、上記弯曲状キャビティの円弧状軸心に沿って挿入し、上記一対のコアピンの先端面を圧接状に保持しつつ、射出成形を行って、所定時間冷却後に、上記一対のコアピンを、上記弯曲状キャビティの円弧状軸心に沿って外方へ移動しつつ上記開口端から引抜き、上記エルボ型管継手の流路孔の内側コーナー部の縦断面形状が円弧状であり、しかも、上記流路孔の上記円弧状軸心に直交する横断面形状を全て円形とするものである。

0009

また、本発明に係る管継手の製造装置は、エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出にて成形する金型を備え、上記金型に形成された弯曲状キャビティの円弧状軸心に沿って揺動しつつ、上記弯曲状キャビティへの挿入と外方への引抜きの円弧状運動を行う円弧状コアピンを、具備する。
また、エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出にて成形する金型を備え、該金型は、上記エルボ型管継手の外面形状に対応した弯曲状キャビティを有し、該キャビティの2箇所の開口端の各々に対して、直線往復しつつ接近分離自在な作動ピンが配設され、さらに、該作動ピンの先端部には、横断面円形の円弧状コアピンが付設され、上記作動ピンの先端の上記開口端への接近乃至侵入に伴って、上記円弧状コアピンが上記弯曲状キャビティの円弧状軸心に沿って揺動しつつ挿入されると共に、上記作動ピンの先端の上記開口端からの分離乃至脱出に伴って、上記円弧状コアピンが上記円弧状軸心に沿って揺動しつつ上記弯曲状キャビティから外方へ引抜かれる円弧状運動強制手段を、具備する。

発明の効果

0010

本発明に係る管継手の製造方法によれば、得られる管継手の流路は、縦断面に於て、その内側コーナー部を、(従来の直角エッジ状から、)円弧状にすることができ、しかも、円弧状軸心に直交する横断面形状が、軸心方向のいずれの位置にあっても、円形とすることができる。それによって、得られた上記管継手の流路を流れる流体に渦(乱流)を発生せず、通過抵抗が減少し、圧力損失を著しく低減できる。つまり、圧力損失の小さい滑らかな流路を有するエルボ型管継手が得られる。
また、本発明に係る管継手の製造装置によれば、製造装置の構成を簡素化でき、流路内側コーナー部を、(従来の直角エッジ状から、)円弧状で、かつ、横断面形状が円形である90°の流路を有するエルボ型管継手を、確実かつ能率良く製造できる。

図面の簡単な説明

0011

本発明に係る管継手の製造装置(と方法)の実施の一形態を示し、金型のキャビティに対して、円弧状コアピンを挿入する前の状態を示す断面図である。
円弧状コアピンを金型のキャビティへ挿入した状態であって、樹脂の射出直前の状態を示す断面図である。
射出成形から所定時間経過して成形された樹脂が冷却後にコアピンを円弧状軸心に沿って外方へ移動した引抜き途中の状態を示す断面図である。
コアピンを金型から引抜いた状態と製造されたエルボ型管継手の一例を説明する断面図であって、(A)はコアピンの引抜状態であって射出成形されたエルボ型管継手が金型から取出直前の状態を示す断面図、(B)はエルボ型管継手の一例を示した断面図である。
コアピンの具体例を示す図であって、(A)は先端上方向からの斜視図、(B)は先端方向からの側面図、(C)は先端下方向からの斜視図である。
コアピンの具体例を示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
コアピンの具体例を示す図であって、(A)は基端上方向からの斜視図、(B)は基端方向から見た側面図、(C)は基端下方向からの斜視図である。
作動ブロックを示す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図である。
ガイド筒体を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
管継手の大径端部を形成する第2コアピンを示し、(A)は正面図、(B)は半截断面側面図である。
作動ピンを示し、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C断面拡大図である。
従来例の製造方法を順次示した断面説明図である。
別の従来例を示す図であって、(A)は従来のエルボ型管継手の縦断面図、(B)は従来の製造装置と製造方法を説明するための一部断面側面図である。

実施例

0012

以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1図4は、本発明に係るエルボ型管継手(以下、単に「エルボ継手」という場合がある)を、熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する方法、及び、製造装置の実施の一形態を示す。

0013

まず、(主として)エルボ継手の製造装置について説明すると、1は、エルボ継手Eを成形する金型を示し、図面の紙面と平行な平面で合体分離自在な一対の入れ子2,2から成る。
この金型1は、一対の入れ子2,2の合体によって、射出成形されるべきエルボ継手Eの外面形状に対応した弯曲状キャビティ3を有する。
このキャビティ3は、約90°の弯曲本体形成部3Aと、該弯曲本体形成部3Aの両端から順次連続状に形成される中径部3Bと大径部3Cと、から成り、相互に90°を成す方向に、金型1から開口する開口端3D,3Dを有する。

0014

5は、キャビティ3の開口端3Dに対して、直線往復しつつ接近分離自在な作動ピンである。即ち、軸心直交状に配設された一対の作動ピン5,5は、各々、図1から図2のように、金型1のキャビティ3の開口端3D,3Dに対して直線作動しつつ接近し、先端部5Aが侵入し、また、図2から図3を経て図4にまで、引抜(後退)作動にて、開口端3Dから分離する。
この作動ピン5は、図11に示すように、基本円柱部5Bと4角板片状の基盤部5Cと、先端面5Dから切欠状に形成された凹溝5Eによって形成された一対の横断面三ケ月型突片部5F,5Fと、を一体に有している。しかも、先端部5Aの突片部5F,5Fには、図11(A)の側面図に示すように、ピン軸心5Gに対して、所定の傾斜角度θ5 を成すカム孔カム溝)5Hが設けられている(図11(C)参照)。

0015

このような作動ピン5の先端部5Aには、横断面円形の円弧状コアピン10が付設されている。
具体的には、図5図6及び図7に示すように、コアピン10は、基端に小さな面取り部11と、突片部12が、連続状に連設されている。また、突片部12には貫孔13が設けられる。

0016

図1図4に示すように、作動ピン5の先端部5Aに形成された前記カム孔5Hに嵌合して、移動自在なカム軸14が、円弧状コアピン10に連設された突片部12の貫孔13に、挿入(圧入)固着されている。
つまり、円弧状コアピン10は、カム孔5Hとカム軸14によって、基端側の動き規制される。

0017

図1図4及び図8に於て、6は、図外のシリンダ等のアクチュエータによって、矢印N6 ,N7 のように直線往復動する作動ブロックであり、前記作動ピン5が挿入固定される孔部6Aを有する。また、この作動ブロック6には、上記作動ピン5用の孔部6Aと同心状として、金型1に当接する一面に、凹所6Bが形成され、この凹所6Bにガイドキャップ7(図9参照)が嵌入固着される。このガイドキャップ7は、先端に孔部7Aを有する内鍔部7Bを有し、このガイドキャップ7内を(軸心方向に)直線往復移動可能として、第2のコアピン8が、内嵌状として、組付けられている。
つまり、前述した円弧状コアピン10を第1のコアピンと呼ぶと共に、この直線往復移動するコアピン8は、第2のコアピンと呼ぶ。

0018

第2のコアピン8は、図10に示すような形状であって、基端に、非回転とするための正方形板片部8Aを外鍔状に有し、作動ピン5が挿入自在な孔部8Bを略全長にわたって有する。また、複数段の外周面を有する筒部状であり、図2図3に示すように、中径部3B,大径部3Cに対応して、図4に示したようなエルボ継手Eの開口端寄りの中径・大径の円筒部を形成する。
そして、第2のコアピン8の先端には、誘導用円形孔8Cを有するガイド板8Dが固着されている。

0019

前記コアピン10は、このガイド板8Dに貫設の誘導用円形孔8Cによって、先端側の動きが規制される。
即ち、図1〜図11に示す実施形態にあっては、円弧状コアピン10が、弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って揺動しつつ、弯曲状キャビティ3から、金型1の外方へ引抜かれる円弧状運動強制手段Zを、具備し、この円弧状運動強制手段Zは、ガイド板8Dの誘導用円形孔8Cと、カム孔5Hとカム軸14のカム機構Kとから、構成される。

0020

このように、本発明は、図1に示すように、図外のアクチュエータによって作動ブロック6が矢印N6 方向に直線的移動して、このブロック6に保持された作動ピン5の先端が、金型1のキャビティ3の開口端3Dへの接近、及び、引続いての図2に示す侵入に伴って、円弧状コアピン10が弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って揺動しつつ挿入され、円弧状コアピン10の円形先端面10A,10Aが相互に当接(圧接)され、その後、(図3に示すように)樹脂の射出成形が行われ、所定時間冷却後に、作動ピン5を矢印N7 方向に移動させて、作動ピン5の先端が、キャビティ3の開口端3Dから分離し又は脱出することで、円弧状コアピン10が、円弧状軸心L3 に沿って揺動しつつキャビティ3から外方へ引抜かれる円弧状運動強制手段Zを、具備している。
なお、図10、及び、図1図4に示すように、誘導用円形孔8Cは、円弧状コアピン10の(小さな曲率半径の)内周面摺接する部位を、(ガイド板8Dの肉厚の範囲で、)アール状面乃至勾配面16に形成する。

0021

図4(B)に於て、点々を付した90°の円弧状流路孔範囲20が、上述の一対の約45°の円弧状コアピン10,10によって、その内面形状が決まる範囲であるといえる。なお、相互に当接する先端面10A,10Aの一方に小凸部を、他方に小凹窪部を設けて、芯ずれを防ぐようにするも、好ましい(図示省略)。
なお、上述の実施形態では、約45°の一対の円弧状コアピン10,10を備えた製造装置であるが、これを、約90°の一本の円弧状コアピン10を設け、カム機構Kを大きな揺動角度を生ずるものに変更して、あるいは、リンク機構を付加又は置換えて、一本の約90°の円弧状コアピン10にて、同様の流路孔20を形成しても良い。

0022

次に、エルボ継手Eの製造方法について、以下、説明する。
本発明では、熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する方法であり、エルボ継手Eの外面形状に対応した弯曲状キャビティ3を有する金型1(図1参照)に対して、キャビティ3の2箇所の開口端3D,3Dから、横断面円形の一対の円弧状コアピン10,10を弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って挿入し、図2に示すように、一対の上記コアピン10,10の先端面10Aを圧接状に保持しつつ、キャビティ3内へ熱可塑性樹脂を注入して(射出成形を行い)、所定時間冷却後に、一対の上記コアピン10,10を、弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って外方へ移動しつつ開口端3D,3Dから引抜く。そして、金型1を合せ面から分離して、成形されたエルボ継手Eを、図4(A)から(B)のように、取出す

0023

図4(B)のように、エルボ継手Eの流路孔20の内側コーナー部21の縦断面形状が円弧状であり、かつ、流路孔20の円弧状軸心L3 に直交する横断面形状を(どこで横断しても)全て円形とする方法である。
つまり、従来例の図13(A)に示したような内側コーナー部54に直角エッジが成形されず、図4(B)のように美しい円弧状となる。しかも、図4(B)に示したように、円弧状軸心L3 の中心点O20を共通とした円弧状に、内側コーナー部21と外側コーナー部22を、形成する。言い換えれば、(菓子の)ドーナツを4分割した形状に、流路孔20を形成する。

0024

本発明は、以上詳述したように、エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する製造方法に於て、金型1に形成された弯曲状キャビティ3に対して、該弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って、横断面円形の円弧状コアピン10を挿入し、次に、射出成形を行って、所定時間冷却後に上記円弧状軸心L3 に沿って引抜く方法であるので、(図13に示した)従来のエルボ型管継手51のような直角状エッジが内側コーナー部54に発生せず、十分に大きい曲率半径の円弧状とすることができる。従って、製造されたエルボ型管継手の流路孔20内面は、横断面形状も円形で一定となり、流体は渦(乱流)を生ずることなく滑らかに流れ、通過抵抗が減少し、圧力損失も著しく低減できる。実際の配管現場では多数のエルボ型継手が一本の配管パイプに使用されているため、全体の圧力損失の低減効果は著大である。
また、円弧状軸心L3 に沿って、コアピン10を芯振れなく引抜くことで、成形品(エルボ型管継手E)の流路孔20の内面が、引抜きの際に、傷が付かず、内面が平滑な高品質成型品となる。

0025

また、エルボ型管継手を熱可塑性樹脂の射出成形にて製造する製造方法に於て、上記エルボ型管継手の外面形状に対応した弯曲状キャビティ3を有する金型1に対して、上記キャビティ3の2箇所の開口端3D,3Dから、横断面円形の一対の円弧状コアピン10,10を、上記弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って挿入し、上記一対のコアピン10,10の先端面10A,10Aを圧接状に保持しつつ、射出成形を行って、所定時間冷却後に、上記一対のコアピン10,10を、上記弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って外方へ移動しつつ上記開口端3D,3Dから引抜き、上記エルボ型管継手Eの流路孔20の内側コーナー部21の縦断面形状が円弧状であり、しかも、上記流路孔20の上記円弧状軸心L3 に直交する横断面形状を全て円形とする方法であるので、製造が容易で大量生産にも好適な方法である。特に、円弧状コアピン10の挿入・引出しの作動ストロークが短いため、製造装置をコンパクト化でき、実施も安価かつ確実となる。そして、製造されるエルボ型管継手は、従来のエルボ型管継手51(図13参照)の直角状エッジが内側コーナー部54に発生せず、十分に大きい曲率半径のアール状とすることができる。しかも、流路孔20の内面は、横断面形状が円形で一定となり、流体は渦(乱流)を生ずることなく滑らかに流れ、圧力損失が著しく低減され、エネルギー低減にも寄与することができる。

0026

また、本発明の製造装置は、エルボ型管継手Eを熱可塑性樹脂の射出にて成形する金型1を備え、上記金型1に形成された弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って揺動しつつ、上記弯曲状キャビティ3への挿入と外方への引抜きの円弧状運動を行う円弧状コアピン10を、具備する構成であるので、従来の図12に示すような置き中子60を用いずに、能率的に大量生産を実現できる。そして、製造されるエルボ型管継手Eは、流体が滑らかに流れ、圧力損失は著しく低減できる。

0027

また、エルボ型管継手Eを熱可塑性樹脂の射出にて成形する金型1を備え、該金型1は、上記エルボ型管継手Eの外面形状に対応した弯曲状キャビティ3を有し、該キャビティ3の2箇所の開口端3D,3Dの各々に対して、直線往復しつつ接近分離自在な作動ピン5が配設され、さらに、該作動ピン5の先端部5Aには、横断面円形の円弧状コアピン10が付設され、上記作動ピン5の先端の上記開口端3Dへの接近乃至侵入に伴って、上記円弧状コアピン10が上記弯曲状キャビティ3の円弧状軸心L3 に沿って揺動しつつ挿入されると共に、上記作動ピン5の先端の上記開口端3Dからの分離乃至脱出に伴って、上記円弧状コアピン10が上記円弧状軸心L3 に沿って揺動しつつ上記弯曲状キャビティ3から外方へ引抜かれる円弧状運動強制手段Zを、具備する構成であるので、直線往復動する作動ピン5の駆動は、安価に入手容易なアクチュエータ等にて簡単に行え、このような作動ピン5をもって、エルボ型管継手Eに圧力損失の著しく少ない流路孔20を、確実に形成可能となった。

0028

1金型
3弯曲状キャビティ
3D開口端
5作動ピン
5A 先端部
10円弧状コアピン
10A 先端面
20流路孔
21内側コーナー部
Eエルボ型管継手(エルボ継手)
L3円弧状軸心
Z円弧状運動強制手段

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