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技術 歯および歯肉ポケットを洗浄する装置および方法

出願人 ソネンドインコーポレイテッド
発明者 ベルクハイム,ビャーネハクプール,メールザド
出願日 2019年6月26日 (1年7ヶ月経過) 出願番号 2019-118667
公開日 2019年10月31日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2019-188187
状態 未査定
技術分野 歯科用清掃機器
主要キーワード 高周波数波 外部放散 往復振動運動 自動放出 放射パラメータ 気体含有量 特性群 フッ素処理剤
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年10月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

口内から歯の沈着物を取り除く装置、方法および組成物を提供する。

解決手段

ステム100は、操作卓106、ハンドピース108、活性エネルギー出口105、および治療される歯110に結合するように構成された流体プラットフォーム101を含むことができ、活性エネルギー出口は、圧力波発生器もしくは流体運動源または両方を含むことができる。圧力波発生器を、圧力波を発生させるように構成することができ、流体運動源を、チャンバまたは空間(たとえば、流体プラットフォームと歯との間のチャンバもしくは空間、および/または対象の口の口腔)内の流体の移動をもたらし、チャンバ内の流体の乱流をもたらし、チャンバ内の治療流体循環をもたらし、かつ/またはチャンバ内の流体に他の動態をもたらすように構成する。

概要

背景

歯から望ましくない沈着物を取り除く従来の技法としては、歯磨き、フロッシング削り取り脱灰処理剤もしくは抗菌処理剤もしくはフッ素処理剤によるすすぎ、ならびに他の機械的技法および/または化学的技法が挙げられる。人は、手動歯ブラシまたは電動歯ブラシフロスマウスウォッシュ、および店頭購入できる他のさまざまな商品を用いて、家庭で自身の歯を洗浄することができる。さらに、歯の表面および歯肉のより綿密な洗浄のためには、歯医者に行く場合もあり、歯医者は、より高性能の機械的技法および/または化学的技法を用いて、歯の外面、歯肉、ならびに歯と歯肉との間の空間およびポケットを洗浄することができる。

概要

口内から歯の沈着物を取り除く装置、方法および組成物を提供する。システム100は、操作卓106、ハンドピース108、活性エネルギー出口105、および治療される歯110に結合するように構成された流体プラットフォーム101を含むことができ、活性エネルギー出口は、圧力波発生器もしくは流体運動源または両方を含むことができる。圧力波発生器を、圧力波を発生させるように構成することができ、流体運動源を、チャンバまたは空間(たとえば、流体プラットフォームと歯との間のチャンバもしくは空間、および/または対象の口の口腔)内の流体の移動をもたらし、チャンバ内の流体の乱流をもたらし、チャンバ内の治療流体循環をもたらし、かつ/またはチャンバ内の流体に他の動態をもたらすように構成する。A

目的

ここで、開示する装置、方法および組成物の特徴を例示するために、本開示のさまざまな限定しない態様を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

口内の1つまたは複数の歯を洗浄するシステムであって、前記口内に液体送達するように構成された液体入口と、先端部分を有する活性エネルギー出口を備えたハンドピースであって、前記先端部分が、前記口内に挿入されるサイズおよび形状であり、前記活性エネルギー出口が、前記口が前記ハンドピースの周囲で閉じられたとき、前記1つまたは複数の歯の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために液体を通してエネルギーを伝達するように構成されている、ハンドピースと、を具備するシステム。

請求項2

前記活性エネルギー出口が圧力波発生器を備える、請求項1に記載のシステム。

請求項3

前記圧力波発生器が液体ジェット装置を含む、請求項2に記載のシステム。

請求項4

前記活性エネルギー出口が一対の間隔を空けて配置されたプレートを備え、各プレートが、エネルギーを放出するように構成された複数のオリフィスを備える、請求項1に記載のシステム。

請求項5

各プレートが、上顎または下顎弓に沿う形状である、請求項4に記載のシステム。

請求項6

各プレートが実質的に平面である、請求項4に記載のシステム。

請求項7

前記ハンドピースが液体出口をさらに備える、請求項1に記載のシステム。

請求項8

前記液体出口が、前記口内の液体の循環を促進するように構成されている、請求項1に記載のシステム。

請求項9

前記活性エネルギー出口が、前記口に前記液体が少なくとも部分的に充填されたときに沈着物を実質的に取り除くために十分な音響エネルギーを送達するように構成されている、請求項1に記載のシステム。

請求項10

哺乳動物の口内の1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面から歯の沈着物を除去するシステムであって、前記口内に挿入されるサイズおよび形状のマウスピースであって、1つまたは複数の流体ポートを含むマウスピースと、前記マウスピースと流体連通している流体運動源であって、前記1つまたは複数のポートを介して前記口内に液体を送達しかつ前記口内から液体を除去するように構成された流体運動源と、を具備し、前記流体運動源が、可変周波数で前記1つまたは複数のポートを介する前記口内へのかつ口内からの液体の往復振動移動をもたらすように動作可能である、システム。

請求項11

前記流体運動源が、第1治療段階中に第1周波数範囲でかつ第2治療段階中に第2周波数範囲で、前記口内へのかつ前記口内からの液体の往復振動移動をもたらすように構成されている、請求項10に記載のシステム。

請求項12

前記第2周波数範囲が、前記第1周波数範囲より高い周波数を含む、請求項11に記載のシステム。

請求項13

前記第1治療段階中に前記口内にかつ前記口内から移動する液体の体積が、前記第2治療段階中に前記口内にかつ前記口内から移動する液体の体積より大きい、請求項12に記載のシステム。

請求項14

前記第1治療段階が、前記第2治療段階の前に行われる、請求項13に記載のシステム。

請求項15

前記第1運動源が、前記第1周波数範囲の第1周波数から前記第2周波数範囲の第2周波数まで経時的に増大する周波数で、前記口内へのかつ口内からの液体の往復振動移動をもたらすように構成されている、請求項12に記載のシステム。

請求項16

前記流体運動源が、前記口内へのかつ口内からの液体の前記往復振動移動の周波数をランダムに変更するように構成されている、請求項12に記載のシステム。

請求項17

前記第1治療段階が、前記第2治療段階に少なくとも部分的に重なっている、請求項12に記載のシステム。

請求項18

前記第1周波数範囲が、約0.1Hzから約20kHzの範囲の周波数を含む、請求項12に記載のシステム。

請求項19

前記第2周波数範囲が、約20kHzから約1,000kHzの範囲の周波数を含む、請求項12に記載のシステム。

請求項20

前記マウスピースが、上顎弓または下顎弓に沿う形状である、請求項10に記載のシステム。

請求項21

前記マウスピースが、前記流体運動源を作動させるように構成されたスイッチを備える、請求項10に記載のシステム。

請求項22

前記スイッチが、前記哺乳動物が前記マウスピースを噛むときに前記流体運動源を作動させるように構成されている、請求項21に記載のシステム。

請求項23

流体駆動装置と、前記流体駆動装置の動作を制御するように構成された制御機構とをさらに具備する、請求項10に記載のシステム。

請求項24

前記制御機構が、洗浄処置中に前記口内に送達されかつ前記口内から除去される液体の量を均衡させるように構成されている、請求項23に記載のシステム。

請求項25

前記制御機構が、前記治療処置始動持に前記口内を液体で少なくとも部分的に充填するように構成されている、請求項24に記載のシステム。

請求項26

前記口内の前記液体の圧力をモニタリングするように構成されたセンサをさらに具備する、請求項25に記載のシステム。

請求項27

前記制御機構が、前記モニタリングされた圧力が前記哺乳動物に安全でないレベルに達すると、前記流体運動源を遮断するように構成されている。請求項26に記載のシステム。

請求項28

哺乳動物の口内の歯を洗浄するシステムであって、流体ポンプと、前記流体ポンプと連通する流体貯蔵器と、前記流体ポンプと連通するマウスピースであって、治療流体を、前記口を少なくとも部分的に充填するように送達することができる流体ポートを含む、マウスピースと、前記マウスピースに結合されかつ前記口内に配置されるように構成された圧力波発生器と、を具備し、前記流体ポンプが、口内の治療流体の往復振動移動をもたらすように動作可能であり、往復振動移動の体積が可変であり、前記圧力波発生器が、前記流体ポンプが前記口内の前記治療流体の第1体積の往復振動移動をもたらすときに、第1周波数範囲の1つまたは複数の周波数を生成し、前記流体ポンプが前記口内の前記治療流体の第2体積の往復振動移動をもたらすときに、第2周波数範囲の1つまたは複数の周波数を生成するように構成されている、システム。

請求項29

前記往復振動移動の第1体積が、前記往復振動移動の第2体積より大きく、前記第2周波数範囲が前記第1周波数範囲より高い周波数である、請求項28に記載のシステム。

請求項30

前記往復振動移動の第1体積が、前記往復振動移動の第2体積より大きい、請求項28に記載のシステム。

請求項31

前記第2周波数範囲が、前記第1周波数範囲より高い周波数である、請求項28に記載のシステム。

請求項32

前記流体ポンプが、前記第2体積の往復振動移動をもたらす前に前記第1体積の往復振動移動をもたらすように動作可能である、請求項28に記載のシステム。

請求項33

前記圧力波発生器が、前記口内に伝播する前記周波数を、前記第1周波数範囲内にある周波数と前記第2周波数範囲内にある周波数との間でランダムに変化させるように構成されている、請求項28に記載のシステム。

請求項34

前記第1周波数範囲が、前記第2周波数範囲の帯域幅より小さい帯域幅を有する、請求項28に記載のシステム。

請求項35

前記第1周波数範囲が約0.1Hzから約100Hzである、請求項28に記載のシステム。

請求項36

前記第1周波数範囲が約0.1Hzから約50Hzの範囲である、請求項35に記載のシステム。

請求項37

前記第2周波数範囲が約10kHzから約1000kHzである、請求項28に記載のシステム。

請求項38

前記第2周波数範囲が約100kHzから約500kHzである、請求項37に記載のシステム。

請求項39

1つまたは複数の歯を洗浄する装置であって、歯の上または近くの治療部位に配置されるように構成された流体保持器であって、前記歯を封止することなく前記流体保持器と前記治療部位との間に形成された空間内に流体を少なくとも部分的に保持するようにさらに構成された流体保持器と、前記歯または歯肉組織の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために前記保持された流体内に圧力波を発生させるように構成された圧力波発生器と、を具備する装置。

請求項40

前記圧力波発生器が液体ジェット装置を含む、請求項39に記載の装置。

請求項41

前記流体保持器が、前記歯の側面の少なくとも一部にわたってあてがわれるサイズおよび形状であり、前記側面および隣接する歯肉組織と接触するように構成されている、請求項39に記載の装置。

請求項42

前記流体保持器が、前記歯と前記歯肉組織との間の歯肉ポケットにわたってあてがわれるように構成され、前記圧力波発生器が、前記歯肉ポケットから沈着物を実質的に取り除くために十分な圧力波を発生させるように構成されている、請求項41に記載の装置。

請求項43

前記流体保持器が、1つまたは複数の歯の周囲にあてがわれるように構成された締付具を備え、前記締付具が流体のプールを保持するように構成された貯蔵器に結合されている、請求項39に記載の装置。

請求項44

前記圧力波発生器が、前記沈着物を実質的に取り除くときに前記流体のプール内に少なくとも部分的に浸漬されるように構成されている、請求項43に記載の装置。

請求項45

前記圧力波発生器が、ステイン歯石う蝕生体膜歯垢および歯石の1つまたは複数を含む沈着物を取り除くために十分な音響出力を発生させるように構成されている、請求項39に記載の装置。

請求項46

前記治療部位に治療流体を供給するように構成された流体入口をさらに具備する、請求項39に記載の装置。

請求項47

前記治療部位から廃棄流体を除去するように構成された流体出口をさらに具備する、請求項39に記載の装置。

請求項48

前記装置内の圧力を調整するように構成された通気孔をさらに具備する、請求項39に記載の装置。

請求項49

ハンドピースをさらに具備し、前記圧力波発生器が、前記ハンドピースの先端部分に配置されている、請求項39に記載の装置。

請求項50

前記圧力波発生器が、複数の周波数を有する圧力波を生成するように構成されている、請求項39に記載の装置。

請求項51

前記複数の周波数が、少なくとも1つの連続した周波数範囲を含む、請求項50に記載の装置。

請求項52

前記圧力波発生器が、少なくとも1Hzから100kHzの範囲の周波数を有する圧力波を生成するように構成されている、請求項50に記載の装置。

請求項53

口内の歯を洗浄する装置であって、ガイドチューブであって、先端部分と、液体ジェットを前記ガイドチューブの前記先端部分に向けるように構成されたチャネルとを有し、前記ガイドチューブの前記先端部分が、前記歯肉組織と前記歯との間に配置されるサイズおよび形状である、ガイドチューブと、前記ガイドチューブの前記先端部分の近くに配置された衝突面であって、それにより、前記液体ジェットが前記歯の近くの治療部位の近くの前記衝突面にぶつかると、前記歯または近くの歯肉組織に形成された沈着物を実質的に取り除くために十分な音響エネルギーが発生する、衝突面と、を具備する装置。

請求項54

ハンドピースをさらに具備し、前記ガイドチューブが前記ハンドピースに結合されている、請求項53に記載の装置。

請求項55

前記ガイドチューブに結合された流体保持器をさらに具備し、前記流体保持器が、前記歯と前記近くの歯肉組織との間の空間に流体を保持するように構成されている、請求項53に記載の装置。

請求項56

前記流体ジェット脱気水を含む、請求項53に記載の装置。

請求項57

前記ガイドチューブを下って突出するコヒーレントな平行液体ジェットを生成するように構成されたノズルをさらに具備する、請求項53に記載の装置。

請求項58

歯科用洗浄システムであって、第1プレートと前記第1プレートから間隔を空けて配置された第2プレートとを含む活性エネルギー出口であって、前記第1プレートおよび前記第2プレートの各々が複数のオリフィスを有する、活性エネルギー出口を具備し、前記オリフィスの各々が、歯または歯肉組織に形成された沈着物を、前記歯または前記歯肉組織が前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置されたときに実質的に取り除くために十分なエネルギーを放出するように構成されているシステム。

請求項59

前記オリフィスの各々が、前記沈着物を実質的に取り除くために十分な圧力波を発生させることができる、請求項58に記載のシステム。

請求項60

前記活性エネルギー出口が、液体ジェットを、前記複数のオリフィスを通るように向けるように構成された液体ジェット装置を備える、請求項58に記載のシステム。

請求項61

前記第1プレートおよび前記第2プレートを結合するコネクタをさらに具備し、前記コネクタが、前記第1プレートと前記第2プレートとの間の離隔距離を維持するように構成され、前記離隔距離が少なくとも治療される歯の同様の幅である、請求項58に記載のシステム。

請求項62

前記第1プレートおよび前記第2プレートが実質的に平面である、請求項58に記載のシステム。

請求項63

前記第1プレートおよび前記第2プレートが、上顎弓または下顎弓に沿う形状である、請求項58に記載のシステム。

請求項64

口内の1つまたは複数の歯を洗浄する方法であって、前記口内に治療液を供給するステップであって、前記治療液が1つまたは複数の歯および隣接する歯肉組織と接触する、ステップと、前記1つもしくは複数の歯または前記歯肉組織の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために前記治療液内に圧力波を発生させるように圧力波発生器を作動させるステップと、を含む方法。

請求項65

前記口内に前記治療液の少なくとも幾分かを保持するステップと、前記保持された治療液を通して前記圧力波を伝播させるステップと、をさらに含む、請求項64に記載の方法。

請求項66

前記治療液を保持するステップが、前記口に前記治療液を少なくとも部分的に充填することを含む、請求項65に記載の方法。

請求項67

前記口に少なくとも充填することが、前記口内のパレットおよびを前記治療液に露出させるように、前記口に前記治療液を実質的に充填することを含む、および請求項66に記載の方法。

請求項68

前記圧力波発生器を前記口内に挿入するステップと、前記圧力波発生器の先端部分を前記治療液内に少なくとも部分的に浸漬するステップと、をさらに含む、請求項65に記載の方法。

請求項69

前記口を前記圧力波発生器の先端部分の周囲で閉じさせて前記口内で前記先端部分を封止するステップをさらに含む、請求項64に記載の方法。

請求項70

前記圧力波発生器の先端部分を前記口内で前記1つまたは複数の歯に沿って移動させるステップをさらに含む、請求項64に記載の方法。

請求項71

前記圧力波発生器が一対の間隔を空けて配置されたプレートを備え、前記方法が前記2つのプレートの間に前記1つまたは複数の歯を配置するステップをさらに含む、請求項64に記載の方法。

請求項72

各プレートが複数のオリフィスを備え、前記圧力波発生器を作動させるステップが、前記複数のオリフィスの各々に液体ジェットまたは噴霧を形成することを含む、請求項71に記載の方法。

請求項73

歯を洗浄する方法であって、口に水性液体を少なくとも部分的に充填するステップと、前記水性液体に少なくとも部分的に浸漬されるように前記口内に圧力波発生器を挿入するステップと、前記圧力波発生器が前記水性液体に少なくとも部分的に浸漬した状態で前記口を閉じるステップと、前記水性液体内に音響圧力波を生成するように前記圧力波発生器に通電するステップと、を含む方法。

請求項74

口に少なくとも部分的に充填するステップが、前記口に脱気水を供給することを含む、請求項73に記載の方法。

請求項75

前記圧力波発生器に通電するステップが、液体ジェット装置を作動させることを含む、請求項73に記載の方法。

請求項76

哺乳動物の口内の1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面から歯の沈着物を除去する方法であって、前記口内にマウスピースを挿入するステップであって、前記マウスピースが1つまたは複数の流体ポートを含む、ステップと、前記マウスピースと流体連通する流体運動源を、前記1つまたは複数のポートを介して前記口内に液体を送達し、前記口内から液体を除去するように作動させるステップと、可変周波数で前記1つまたは複数のポートを介する前記口内へのかつ前記口内からの液体の往復振動移動をもたらすステップと、を含む方法。

請求項77

往復振動運動をもたらすステップが、第1周波数範囲で前記口内へのかつ前記口内からの液体の往復振動移動をもたらすように第1治療段階を行うことと、第2周波数範囲で前記口内へのかつ前記口内からの液体の往復振動移動をもたらすように第2治療段階を行うこととを含む、請求項76に記載の方法。

請求項78

前記第2周波数範囲が、前記第1周波数範囲より高い周波数を含む、請求項77に記載の方法。

請求項79

前記第1治療段階中に前記口内にかつ前記口内から移動する液体の体積が、前記第2治療段階中に前記口内にかつ前記口内から移動する液体の体積より大きい、請求項78に記載の方法。

請求項80

前記第2治療段階を行う前に前記第1治療段階を行うステップをさらに含む、請求項78に記載の方法。

請求項81

前記往復振動移動をもたらすステップが、前記第1周波数範囲の第1周波数から前記第2周波数範囲の第2周波数まで経時的に増大する周波数での前記口内へのかつ前記口内からの液体の往復振動移動をもたらすことを含む、請求項78に記載の方法。

請求項82

往復振動移動をもたらすステップが、前記口内へのかつ前記口内からの液体の前記往復振動移動の周波数をランダムに変更することを含む、請求項76に記載の方法。

請求項83

前記第1周波数範囲が約0.1Hzから約20kHzの範囲の周波数を含む、請求項78に記載の方法。

請求項84

前記第2周波数範囲が、約20kHzから約1,000kHzの範囲の周波数を含む、請求項78に記載の方法。

請求項85

前記流体運動源を作動させるステップが、前記哺乳動物に前記マウスピースを噛ませることを含む、請求項76に記載の方法。

請求項86

洗浄処置中に前記口内に送達されかつ前記口内から除去される液体の量を均衡させるステップをさらに含む、請求項76に記載の方法。

請求項87

治療処置の始動段階において前記口を液体で少なくとも部分的に充填するステップをさらに含む、請求項86に記載の方法。

請求項88

前記口内の前記液体の圧力をモニタリングするステップをさらに含む、請求項87に記載の方法。

請求項89

口内の1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面から歯の沈着物を除去する方法であって、前記口内に治療流体を供給するステップと、第1周波数範囲にある音響エネルギーを、前記口内の前記治療流体を通して伝播させ、前記口内の前記歯の沈着物の少なくとも一部を除去するステップと、第2周波数範囲内にある音響エネルギーを、前記口内の前記治療流体を通して伝播させ、前記口内の前記歯の沈着物の少なくとも一部を除去するステップであって、前記第1周波数範囲が前記第2周波数範囲より低い周波数である、ステップと、を含む方法。

請求項90

前記第1周波数範囲内の前記音響エネルギーが、前記第2周波数範囲内の前記音響エネルギーが前記口内で伝播する前に前記口内で伝播する、請求項89に記載の方法。

請求項91

前記第2周波数範囲内の前記音響エネルギーが、前記第1周波数範囲内の前記音響エネルギーより大きい出力を有する、請求項89に記載の方法。

請求項92

前記第1周波数範囲と前記第2周波数範囲との間で遷移する増大する周波数で音響エネルギーを伝播させるステップをさらに含む、請求項89に記載の方法。

請求項93

前記第1周波数範囲および前記第2周波数範囲のうちの少なくとも一方内の音響エネルギーを伝播させる間に、前記口内の前記治療流体の移動をもたらすステップをさらに含む、請求項89に記載の方法。

請求項94

前記第1周波数範囲内の音響エネルギーを伝播させるときに前記口内で移動する治療流体の体積が、前記第2周波数範囲内の音響エネルギーを伝播させるときに前記口内で移動する治療流体の体積より大きい、請求項93に記載の方法。

請求項95

前記第1周波数範囲内の音響エネルギーを伝播させるステップが、約0.1Hzから約100Hzの範囲の音響エネルギーを伝播させることを含む、請求項89に記載の方法。

請求項96

前記第1周波数範囲内の音響エネルギーを伝播させるステップが、約0.1Hzから約50Hzの範囲の音響エネルギーを伝播させることを含む、請求項95に記載の方法。

請求項97

前記第2周波数範囲内の音響エネルギーを伝播させるステップが、約10Hzから約1000kHZの範囲の音響エネルギーを伝播させることを含む、請求項89に記載の方法。

請求項98

前記第2周波数範囲内の音響エネルギーを伝播させるステップが、約100kHzから約500kHzの範囲の音響エネルギーを伝播させることを含む、請求項97に記載の方法。

請求項99

前記口内で伝播する前記周波数を、前記第1周波数範囲内にある周波数と前記第2周波数範囲内にある周波数との間でランダムに変更するステップをさらに含む、請求項89に記載の方法。

請求項100

前記第1周波数範囲が、前記第2周波数範囲の帯域幅より小さい帯域幅を有する、請求項89に記載の方法。

請求項101

1つまたは複数の歯を洗浄する方法であって、歯の上または近くの治療部位に流体保持器をあてがうステップと、前記歯に対する封止なしに、前記流体保持器と前記治療部位との間に形成された空間内に流体を保持するステップと、前記歯または歯肉組織の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために、前記保持された流体内に圧力波を発生させるように圧力波発生器を作動させるステップと、を含む方法。

請求項102

前記流体保持器をあてがうステップが、前記歯の側面の少なくとも一部の上に前記流体保持器をあてがい、それにより、前記流体保持器が前記側面および隣接する歯肉組織に接触するようにすることを含む、請求項101に記載の方法。

請求項103

前記流体保持器をあてがうステップが、前記歯と前記歯肉組織との間の歯肉ポケットにわたって前記流体保持器をあてがうことを含む、請求項102に記載の方法。

請求項104

前記流体保持器をあてがうステップが、1つまたは複数の歯の周囲に締付具をあてがうことと、前記締付具によって、流体のプールを保持するように保持器を形成することと、を含む、請求項101に記載の方法。

請求項105

流体を保持するステップが、流体入口を用いて前記空間内に治療流体を注入することを含む、請求項101に記載の方法。

請求項106

前記圧力波発生器を作動させるステップが、液体ジェット装置を作動させることを含む、請求項101に記載の方法。

請求項107

前記流体保持器に液体を供給するステップをさらに含み、前記液体が前記流体保持器に入る前に脱気される、請求項101に記載の方法。

請求項108

液体を供給するステップが、前記液体を、前記流体保持器内に液体のコヒーレントな平行ジェットとして送達することを含む、請求項107に記載の方法。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2012年4月13日に出願され、「APPARATUS AND METHODS FOR CLEANING TEETH ANDGINGIVAL POCKETS」と題する、米国仮特許出願第61/624,177号明細書、および2013年3月15日に出願され、「APPARATUS AND METHODS FOR CLEANING TEETH AND GINGIVAL POCKETS」と題する米国仮特許出願第61/801,682号明細書の利益を主張し、それらの各々は、全体としてかつすべての目的で参照により本明細書に組み込まれる。

0002

本開示は、概して歯科学および歯科衛生学に関し、特に、1つまたは複数の歯および/または歯肉組織からのステイン着色汚れ)、歯石(calculus)、歯垢う蝕生体膜等を取り除くことと、歯肉溝歯周ポケット等から沈着物を除去することとを含む、口内から歯の沈着物を取り除く装置、方法および組成物に関する。

背景技術

0003

歯から望ましくない沈着物を取り除く従来の技法としては、歯磨き、フロッシング削り取り脱灰処理剤もしくは抗菌処理剤もしくはフッ素処理剤によるすすぎ、ならびに他の機械的技法および/または化学的技法が挙げられる。人は、手動歯ブラシまたは電動歯ブラシフロスマウスウォッシュ、および店頭購入できる他のさまざまな商品を用いて、家庭で自身の歯を洗浄することができる。さらに、歯の表面および歯肉のより綿密な洗浄のためには、歯医者に行く場合もあり、歯医者は、より高性能の機械的技法および/または化学的技法を用いて、歯の外面、歯肉、ならびに歯と歯肉との間の空間およびポケットを洗浄することができる。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、これらの従来の技法は、歯から、もしくは歯肉溝、歯周ポケット、歯肉等からのステイン、歯石、う蝕、生体膜、歯垢、歯石(tartar)等、または他の有機物質および/もしくは無機物質のすべてまたは実質的にすべてを取り除くには有効でない場合がある。有機物質(または有機物)は、たとえば、生きているか、炎症を起こしているか、感染しているか、罹患しているか、壊死しているか、または腐敗しているかに関らず、細胞内容物質、微生物、細菌、生体膜および歯垢等、健康な歯または罹患歯に通常見られる有機物質を含む。無機物は、歯の中または上に頻繁に存在する、石灰組織ならびに石灰化構造、歯石等を含む。

課題を解決するための手段

0005

ここで、開示する装置、方法および組成物の特徴を例示するために、本開示のさまざまな限定しない態様を提供する。歯内治療用の装置、方法および組成物の例を提供する。

0006

一実施形態では、1つまたは複数の歯を洗浄する装置が開示される。本装置は、歯の上または近くの治療部位に配置されるように構成された流体保持器を含むことができる。流体保持器を、歯を封止することなく流体保持器と治療部位との間に形成された空間内に流体を少なくとも部分的に保持するようにさらに構成することができる。圧力波発生器を、歯または歯肉組織の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために、保持された流体内に圧力波を発生させるように構成することができる。

0007

別の実施形態では、1つまたは複数の歯を洗浄する方法が開示される。本方法は、歯の上または近くの治療部位に流体保持器をあてがうステップを含むことができる。本方法は、歯に対する封止なしに、流体保持器と治療部位との間に形成された空間内に流体を保持するステップをさらに含むことができる。本方法はまた、歯または歯肉組織の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために、保持された流体内に圧力波を発生させるように圧力波発生器を作動させるステップも含むことができる。

0008

別の実施形態では、口内の歯を洗浄する装置が開示される。本装置は、ガイドチューブを含むことができ、ガイドチューブは、先端部分と、液体ジェットをガイドチューブの先端部分に向けるように構成されたチャネルとを有する。ガイドチューブの先端部分を、歯肉組織と歯との間に配置されるサイズおよび形状とすることができる。衝突面を、ガイドチューブの先端部分の近くに配置することができ、それにより、液体ジェットが歯の近くの治療部位の近くの衝突面にぶつかると、歯または近くの歯肉組織に形成された沈着物を実質的に取り除くために十分な音響エネルギーが発生する。

0009

さらに別の実施形態では、口内の1つまたは複数の歯を洗浄する方法が開示される。本方法は、口内に治療液を供給するステップを含むことができる。治療液は、1つまたは複数の歯および隣接する歯肉組織と接触することができる。本方法は、1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために治療液内に圧力波を発生させるように圧力波発生器を作動させるステップも含むことができる。

0010

別の実施形態では、口内の1つまたは複数の歯を洗浄するシステムが開示される。本システムは、口内に液体送達するように構成された液体入口を含むことができる。本システムは、先端部分を有する活性エネルギー出口を備えたハンドピースも含むことができる。先端部分を、口内に挿入されるサイズおよび形状とすることができる。活性エネルギー出口を、口がハンドピースの周囲で閉じられたとき、1つまたは複数の歯の外面に形成された沈着物を実質的に取り除くために液体を通してエネルギーを伝達するように構成することができる。

0011

別の実施形態では、歯科用洗浄システムが開示される。本システムは、第1プレートと第1プレートから間隔を空けて配置された第2プレートとを含む活性エネルギー出口を含むことができる。第1プレートおよび第2プレートの各々は、複数のオリフィスを有することができる。オリフィスの各々を、歯または歯肉組織に形成された沈着物を、歯または歯肉組織が第1プレートと第2プレートとの間に配置されたときに実質的に取り除くために十分なエネルギーを放出するように構成することができる。

0012

さらに別の実施形態では、歯を洗浄する方法が開示される。本方法は、口に水性液体を少なくとも部分的に充填するステップを含むことができる。本方法は、水性液体に少なくとも部分的に浸漬されるように口内に圧力波発生器を挿入するステップを含むことができる。さらに、本方法は、圧力波発生器が水性液体に少なくとも部分的に浸漬した状態で口を閉じるステップを含むことができる。本方法は、水性液体内に音響圧力波を生成するように圧力波発生器に通電するステップも含むことができる。

0013

さらに別の実施形態では、口内の1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面から歯の沈着物を除去する方法が開示される。本方法は、口内に治療流体を供給するステップを含むことができる。本方法は、第1周波数範囲にある音響エネルギーを、口内の治療流体を通して伝播させ、口内の歯の沈着物の少なくとも一部を除去するステップも含むことができる。さらに、本方法は、第2周波数範囲内にある音響エネルギーを、口内の治療流体を通して伝播させ、口内の歯の沈着物の少なくとも一部を除去するステップを含むことができる。第1周波数範囲は、第2周波数範囲より低い周波数であり得る。

0014

別の実施形態では、哺乳動物の口内の歯を洗浄するシステムが開示される。本システムは、流体ポンプを含むことができる。流体貯蔵器が、流体ポンプと連通することができる。さらに、マウスピースが、流体ポンプと連通することができる。マウスピースは、治療流体を、口を少なくとも部分的に充填するように送達することができる流体ポートを含むことができる。圧力波発生器を、マウスピースに結合することができ、口内に配置されるように構成することができる。流体ポンプを、口内の治療流体の往復振動移動をもたらすように動作可能とすることができ、往復振動移動の体積可変である。圧力波発生器を、流体ポンプが口内の治療流体の第1体積の往復振動移動をもたらすときに、第1周波数範囲の1つまたは複数の周波数を生成し、流体ポンプが口内の治療流体の第2体積の往復振動移動をもたらすときに、第2周波数範囲の1つまたは複数の周波数を生成するように構成することができる。

0015

一実施形態では、哺乳動物の口内の1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面から歯の沈着物を除去するシステムが開示される。本システムは、口内に挿入されるサイズおよび形状のマウスピースを含むことができる。マウスピースは、1つまたは複数の流体ポートを含むことができる。流体運動源が、マウスピースと流体連通することができる。流体運動源を、1つまたは複数のポートを介して口内に液体を送達しかつ口内から液体を除去するように構成することができる。流体運動源を、可変周波数で1つまたは複数のポートを介する口内へのかつ口内からの液体の往復振動移動をもたらすように動作可能とすることができる。

0016

別の実施形態では、哺乳動物の口内の1つもしくは複数の歯または歯肉組織の外面から歯の沈着物を除去する方法が開示される。本方法は、口内にマウスピースを挿入するステップを含むことができ、マウスピースは1つまたは複数の流体ポートを含む。マウスピースと流体連通する流体運動源を、1つまたは複数のポートを介して口内に液体を送達し、口内から液体を除去するように作動させることができる。本方法は、可変周波数で1つまたは複数のポートを介する口内へのかつ口内からの液体の往復振動移動をもたらすステップをさらに含むことができる。

0017

したがって、本明細書に開示する治療方法および装置は、たとえば、歯、歯肉、歯間の空間、歯肉ポケット等の歯の沈着物を含む、患者の口内のさまざまな部分から望ましくない歯の沈着物を取り除くために有用であり得る。こうした歯の沈着物のすべてまたは実質的にすべてを除去しないことにより、沈着物は、進行し、より深刻な歯の腐食(tooth decay)および/または歯周病をもたらし得る。したがって、歯および/もしくは歯肉または患者の口内の他の部分から望ましくない沈着物を取り除く改善された方法を提供することが望ましいことがある。

0018

この概要の目的で、いくつかの開示する発明のいくつかの態様、利点および新規の特徴を要約している。本発明のいかなる特定の実施形態によっても、こうした利点の必ずしもすべてを達成することができるとは限らないことが理解されるべきである。したがって、たとえば、当業者は、本明細書に開示する発明を、本明細書に教示されている利点または利点群を、本明細書に教示または示唆され得る他の利点を必ずしも達成することなく達成する方法で、具現化しまたは実行することができる。さらに、上述したことは、いくつかの開示する発明を要約するように意図されており、本明細書に開示する発明の範囲を限定するようには意図されていない。

0019

歯を洗浄する装置および方法の実施形態の上述したおよび他の特徴、態様および利点を、本発明の実施形態を限定するのではなく例示するように意図されているさまざまな実施形態の図面を参照して、以下に詳細に説明する。図面は以下の図を含む。

図面の簡単な説明

0020

歯および/または歯肉から歯の沈着物を取り除くように構成された歯科用システムの概略図である。
治療歯およびその歯の近くの歯肉の部分に結合された流体プラットフォームを有する歯科用装置を示す概略側面図である。
能動的流体入口を含む流体プラットフォームを有する歯科用装置を示す概略側面図である。
液体ジェットを備える圧力波発生器を含む流体プラットフォームを有する歯科用装置を示す概略側面図である。
能動的流体入口および流体出口を含む流体プラットフォームを有する歯科用装置を示す概略側面図である。
液体ジェット装置を含む流体プラットフォームを有する歯科用装置を示す概略側面図である。
一実施形態による、1つまたは複数の歯に付着するように構成された締付具を有する流体プラットフォームを含む歯科用装置の平面図である。
図6Aに示す装置の概略側面図である。
別の実施形態による、1つまたは複数の歯に付着するように構成された締付具を有する流体プラットフォームを含む歯科用装置の平面図である。
図6Cに示す装置の概略側面図である。
一実施形態による、歯および歯肉から歯の沈着物を実質的に取り除くように患者の口内に挿入されるように構成された流体プラットフォームを含む歯科用装置の概略側面図である。
別の実施形態による、歯および歯肉から歯の沈着物を実質的に取り除くように使用者の口内に挿入されるように構成された流体プラットフォームを含む歯科用装置の概略側面図である。
歯および歯肉から歯の沈着物を実質的に取り除くように使用者の口内に挿入されるように構成された液体ジェット装置を有する流体プラットフォームを備える歯科用装置の概略側面図である。
流体プラットフォームと、活性エネルギー出口と、対象の口内に流体を供給するように構成されたポンプとを備える歯科用装置の概略側面図である。
さまざまな実施形態による歯科用装置の概略側面図である。
さらなる実施形態による歯科用システムの概略斜視図である。
さらに別の実施形態による歯科用システムの概略斜視図である。
歯、歯肉および口内の他の表面から沈着物を取り除くように使用者の口内に挿入されるように構成された流体プラットフォームの概略側面図である。
図9に示す流体プラットフォームに従って使用することができるさまざまなタイプの流体プラットフォームの概略側面図である。
図9に示す流体プラットフォームに従って使用することができるさまざまなタイプの流体プラットフォームの概略側面図である。
図9に示す流体プラットフォームに従って使用することができるさまざまなタイプの流体プラットフォームの概略側面図である。
図9に示す流体プラットフォームに従って使用することができるさまざまなタイプの流体プラットフォームの概略側面図である。
別の実施形態による、使用者の口内から望ましくない歯の沈着物を除去するように構成された歯科用装置を示す。
別の実施形態による、使用者の口内から望ましくない歯の沈着物を除去するように構成された歯科用装置を示す。
別の実施形態による、使用者の口内から望ましくない歯の沈着物を除去するように構成された歯科用装置を示す。
別の実施形態による、使用者の口内から望ましくない歯の沈着物を除去するように構成された歯科用装置を示す。
さらに別の実施形態による、使用者の口内から望ましくない歯の沈着物を除去するように構成された歯科用装置の平面図である。
線12B−12Bに沿って取り出された、図12Aの装置の側断面図である。
圧力波発生器の異なる実施形態によって発生させることができる音響出力のあり得る例を概略的に示すグラフである。
圧力波発生器の異なる実施形態によって発生させることができる音響出力のあり得る例を概略的に示すグラフである。
圧力波発生器によって複数の周波数で発生した音響出力スペクトルのグラフである。

実施例

0021

図面を通して、参照する要素間の概略的な対応関係を示すために参照番号を再使用する場合がある。図面は、本明細書に記載する実施形態例を例示するために提供され、本開示の範囲を限定するようには意図されていない。

0022

本開示は、たとえば予防、修復、歯内、歯周および他のタイプの歯科処置を含む、歯科処置を行う装置、方法および組成物を記載する。たとえば、本明細書に開示する実施形態を使用して、歯から、または歯肉溝、歯周ポケット、歯肉、歯間の空間等から、ステイン、歯石(calculus)、う蝕、生体膜、歯垢、歯石(tartar)等のすべてまたは実質的にすべてを除去することを含む、1つもしくは複数の歯から、望ましくない沈着物および/または腐食、たとえば歯の外面に沈着物として生じる有機物および/または無機物を、効率的にかつ非侵襲的に除去する(かつ/または1つもしくは複数の歯を消毒する)ことができる。望ましくない歯の沈着物または腐食がある歯の領域は、歯の外面、歯肉の上もしくは中、および/または歯と歯肉との間の空間もしくはポケット内であり得る。いくつかの実施形態では、開示する装置および方法によって、歯および周囲の歯肉全体を洗浄することができる。

0023

I.開示するさまざまな実施形態の概説
本明細書に開示するさまざまな実施形態では、圧力波発生器を使用して、1つまたは複数の歯(たとえば、歯の外面)、歯肉または歯肉ポケットに生じたステイン、歯石、う蝕、生体膜、歯垢等(たとえば、望ましくない歯の沈着物)を除去することができる。図1Aは、歯110から望ましくない歯の沈着物125を除去することができる構成要素を含む歯科用システム100の概略図を示す。有利には、システム100は、歯110または口内の健康な軟組織、たとえば歯肉組織に損傷を与えることなく非侵襲的に歯の沈着物125を除去することができる。さらに、システム110は、歯ブラシ、フロスまたは他の歯科用器具等の従来のシステムより完全に歯の沈着物125を除去することができる。たとえば、システム100は、歯間の小さい空間、不規則な歯の表面、亀裂、または歯および/もしくは歯肉の間の他のポケットさえも洗浄することができる。

0024

システム100は、操作卓106、ハンドピース108、活性エネルギー出口105、および治療される歯110に結合するように構成された流体プラットフォーム101を含むことができる。活性エネルギー出口105は、圧力波発生器もしくは流体運動源または両方を含むことができる。圧力波発生器を、圧力波を発生させるように構成することができ、流体運動源を、チャンバまたは空間(たとえば、流体プラットフォーム101と歯110との間のチャンバもしくは空間、および/または対象の口の口腔)内の流体の移動をもたらし、チャンバ内の流体の乱流をもたらし、チャンバ内の治療流体の循環をもたらし、かつ/またはチャンバ内の流体に他の動態をもたらすように構成することができる。た
とえば、活性エネルギー出口105を、治療部位に新たな治療液を導入するように、かつ/または治療部位から廃棄流体を除去するように構成することができる。いくつかの実施形態では、治療部位に対する治療流体の出入りは、流体プラットフォーム101の1つまたは複数のポートを介して提供される。さらに、いくつかの実施形態では、圧力波発生器は、後にさらに説明するように、チャンバ内の流体の移動をもたらすことが(すなわち、流体運動源として機能することも)できる。操作卓106は、たとえばさまざまな導管113(たとえば、流体導管光ファイバ光学ミラーおよび/または電線)によって、ハンドピース108と電気通信電磁通信光通信および/または流体連通することができ、ハンドピース108に治療流体、電力制御信号等を供給することができる。たとえば、操作卓106は、流体貯蔵器と、治療流体から溶存気体を除去するように構成された脱気システムと、ポンプと、治療流体の特性を測定するように構成された1つまたは複数のセンサと、混合システムと、治療処置の動作を制御するように構成されたコントローラと、ユーザインタフェースとを含むことができる。臨床医は、操作卓106のユーザインタフェースと対話して、システム100を操作し、治療処置を管理することができる。たとえば、臨床医は、操作卓106を使用して、流体プラットフォーム101への治療流体の供給、歯110を洗浄する活性エネルギー出口105の起動処置の現状および他の好適なパラメータ等、治療処置のさまざまなパラメータを制御し監視することができる。

0025

臨床医は、1つまたは複数の歯110の治療に対して流体プラットフォーム101をあてがうことができ、または本明細書において理解されるように、臨床医は、流体プラットフォーム101を特定の歯にあてがうことなく、口内に流体プラットフォーム101を挿入することができる。いくつかの実施形態では、流体プラットフォーム101をハンドピース108の一部とすることができ、その場合、臨床医はハンドピース108を使用して、流体プラットフォーム101を歯110に結合することができる。他の実施形態では、流体プラットフォーム101を、ハンドピース108とは別個にすることができ、ハンドピース108を用いることなく歯110にあてがうことができる。臨床医は、ハンドピース108を使用して、活性エネルギー出口105を歯110の近くにまたは歯110に接して配置し、治療中に流体プラットフォーム101および/または活性エネルギー出口105を操作することができる。いくつかの実施形態では、対象が、ハンドピース108を使用して、自身の口または口腔内に活性エネルギー出口105を配置することができ、エネルギー出口105を作動させて歯および/または歯肉を洗浄することができる。活性エネルギー出口105を作動させて、流体プラットフォーム101の中、上、またはそれを通して圧力波を発生させ、かつ/または口内の流体運動(たとえば、循環、流体の移動、乱流など)を引き起こすかもしくは促進することができる。さまざまな実施形態では、流体プラットフォーム101は、活性エネルギー出口105によって発生する圧力波の伝播用の媒体として作用するように治療流体を保持することによって、洗浄処置を容易にすることができ、かつ/または流体プラットフォームは、歯内の治療流体の循環を促進することができる。さらに、流体プラットフォーム101は、流体プラットフォーム101内の吸引、灌注、流体移動、ならびに/または治療前、治療中および/もしくは治療後の流体の混合を容易にするさまざまな構成要素を含むことができる。

0026

いくつかの実施形態では、歯科治療処置は、歯および/または歯肉から望ましくない歯の沈着物を実質的に除去するように設計された1つまたは複数の段階を含むことができる。たとえば、後により詳細に説明するように、活性エネルギー出口(たとえば圧力波発生器)は、広帯域パワースペクトルを有する圧力波または音響エネルギーを発生させることができる。たとえば、圧力波発生器は、1つまたは数個の周波数のみとは対照的に、複数の異なる周波数で音波を発生させることができる。理論によって限定されることなく、複数の周波数での出力の発生は、さまざまな周波数で異なる材料特性もしくは物理特性、および/または異なる結合強度を有するさまざまなタイプの有機物質および/または無機物質を除去するのに役立つことができる。たとえば、いくつかの望ましくない沈着物を、相
対的に低い音響周波数で歯および/または歯肉から除去することができ、他の沈着物を、相対的に高い音響周波数で歯および/または歯肉から除去することができ、さらに他の沈着物を、相対的に低い周波数と相対的に高い周波数との間の中間周波数で除去することができる。いくつかの実施形態では、相対的に低い周波数の洗浄段階を、相対的に高い出力で始動させることができ、相対的に高い周波数の洗浄段階を、相対的に低い出力で始動させることができる。いくつかの実施形態では、低周波数洗浄段階を、相対的に低い出力で始動させることができ、高周波数洗浄段階を、相対的に高い出力で始動させることができる。いくつかの実施形態では、音響エネルギーを、広帯域周波数スペクトルにわたって発生させることができる。本明細書で使用する広帯域周波数および広帯域周波数スペクトルは、主要周波数の高調波等の二次的影響とは無関係に、かつ測定またはデータ処理(たとえばFFT)によって導入されるいかなる雑音とも無関係に定義され、すなわち、これらの用語は、圧力波発生器によって活性化されるすべての主要周波数のみを考慮する場合に理解されるべきである。

0027

いくつかの実施形態では、治療処置は、1つまたは複数の治療段階を含むことができる。各治療段階では、異なる周波数または周波数帯域でエネルギーを印加することができる。たとえば、一段階では、相対的に低周波数(または帯域周波数)で伝播するエネルギー(たとえば圧力波)を発生させることができる。低周波数圧力波は、対象の口内の治療流体と相互作用することができ、大規模な歯の沈着物の除去を引き起こすことができる。理論によって限定されることなく、低周波数圧力波は、口内の歯の沈着物の実質的な部分を除去することができる。たとえば、低周波数波は、歯および/または歯肉から大きい歯の沈着物を除去するのに十分低い周波数で充分高いエネルギーを有することができる。相対的に低周波数での音響出力は、圧力波発生器のパワースペクトル(たとえば図13Aを参照)の任意の好適な低周波数帯域での音響出力を含むことができる。たとえば、いくつかの実施形態では、第1の低周波数範囲における音響出力は、約0.1Hzから約100Hzの範囲、たとえばいくつかの構成では約1Hzから約50Hzの範囲の1つまたは複数の周波数を含むことができる。

0028

別の段階では、音響エネルギーを、相対的に高い周波数で発生させることができる。周波数が高いほど、活性エネルギー出口を、より小さい沈着物および残がいを除去するように構成することができる。たとえば、相対的に高い周波数では、圧力波は治療流体を通って伝播することができる。高い周波数の波ほど、歯の割れ目、亀裂、空間および不規則な表面等、相対的に小さい位置からより小さい沈着物を除去することができる。いくつかの実施形態では、脱気液を使用して、これらの小さい空間からの沈着物の除去を促進することができる。低い方の周波数での洗浄の後に高い方の周波数での洗浄が行われる場合、いくつかの実施形態では、高周波数波(および/または中間周波数波)は、低周波数洗浄から残された沈着物の残りを取り除くことができる。相対的に高周波数の段階では、音響エネルギーを、約10kHzから約1000kHzの範囲で、たとえば約100kHzから約500kHzの範囲で発生させることができる。

0029

いくつかの実施形態では、治療処置は、相対的に低い周波数(または周波数の帯域)からより高い周波数(または周波数の帯域)に向かって進行することができる。たとえば、処置は、相対的に低い周波数の段階から中間周波数段階を通して、高周波数段階に達するまで進行することができる。したがって、いくつかの実施形態では、治療処置は、相対的に低い周波数と相対的に高い周波数との間に漸進的なかつ/または実質的に連続した遷移を提供することができる。治療が複数の周波数を通して進行するため、活性エネルギー出力によって、サイズおよびタイプの異なる歯の沈着物を除去することができる。しかしながら、他の実施形態では、治療処置は、不連続のレベルで、複数の周波数(または周波数の帯域)または複数の段階の間(たとえば、高、低および/または中間の周波数または周波数の帯域の間)で遷移するかまたは切り替わることができる。さまざまな中間周波数範
囲では、音響エネルギーを、約100Hzから約10kHzの範囲で発生させることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、上述した治療処置のさまざまな段階を、使用者または臨床医によって始動させることができ、または活性エネルギー出口を、複数の段階の間で自動的に遷移するように構成することができる。いくつかの実施形態では、たとえば、活性エネルギー出口は、高周波数、低周波数および中間周波数の間でランダムに切り替わることができる。

0030

さまざまな治療処置は、さまざまな異なる周波数での任意の好適な数の治療段階を含むことができる。さらに、さまざまな低周波数段階および高周波数段階を、特定の順序で発生するものとして上述している場合があるが、他の実施形態では、低周波数段階および高周波数段階ならびに/またはあらゆる中間周波数段階を始動させる順序は、任意の好適な順序であり得る。

0031

本明細書に開示する実施形態の各々において、活性エネルギー出口を、往復振動(oscillatory)式に口内に治療流体を送達し、口内から治療流体を除去するように構成することができる。治療流体の口内へのかつ口内からの流体移動は、治療処置中に変化する複数の周波数で往復振動することができる。たとえば、第1治療段階では、流体は、第1周波数範囲の第1周波数で口内にかつ口内から移動することができ、第2治療段階では、流体は、第2周波数範囲の第2周波数で口内にかつ口内から移動することができる。いくつかの実施形態では、第2周波数範囲は、第1周波数範囲の周波数より高い周波数を含むことができる。たとえば、第1周波数範囲は、約0.1Hzから約20KHzの範囲の周波数を含むことができる。第2周波数範囲は、約20KHzから約1,000kHzの範囲の周波数を含むことができる。少なくとも治療の一部の間(たとえば、少なくとも第2治療段階の一部の間)、複数の周波数もしくは広帯域周波数または複数の広帯域周波数を活性化することができることがさらに理解されるべきである。第1治療段階を、第2治療段階の前に行うことができ、またはその逆も可能である。

0032

周波数が低いほど、より大量の流体を口内にかつ口内から移動させることができ、周波数が高いほど、より少量の流体を口内にかつ口内から移動させることができる。こうした構成では、低周波数の流体移動ほどより大量の歯の沈着物を除去することができ、高周波数の流体移動ほど、小さい空間、亀裂、割れ目、不規則な表面等に配置されたより小さい沈着物を除去することができる。いくつかの実施形態では、第1治療段階および第2治療段階は、少なくとも部分的に重なることができる。さらに、いくつかの治療処置では、流体移動の周波数をランダムに変更することができる。他の治療処置では、流体移動の周波数は、低周波数から高周波数に連続的に増大することができる。さらなる他の治療処置では、流体移動の周波数を、高周波数から低周波数に連続的に低減することができる。さらなる治療処置では、流体移動の周波数は、さまざまな周波数範囲を通しての増大および低減の両方を含むことができる。

0033

いくつかの実施形態では、治療処置は、使用者の口に適切な量の液体が充填されている初期始動段階を含むことができる。たとえば、いくつかの実施形態では、使用者の口を少なくとも部分的にのみ充填することができる。他の実施形態では、使用者の口を実質的に充填することができる。最初の始動段階の後、本明細書に開示する実施形態を、治療処置中に使用者の口の内部において治療液の量を均衡させるように、たとえば口の内部で実質的に一定体積の治療液を維持するように構成することができる。たとえば、使用者の口に好適な量の液体が充填される場合、最初の始動段階の終了と治療処置の洗浄段階の開始とを通知するセンサをトリガすることができる。始動段階の終了時に均衡化機構をトリガして、たとえば1つまたは複数の流体ポートを通して、液体の口内への流入および口内からの流出の等しい量を実質的に維持することにより、使用者の口の内部の液体の量を均衡させることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、均衡化機構は、使用者の口の
内部の圧力をモニタリングするように構成されたセンサを含むことができ、フィードバックを通して、コントローラは流入および流出を調整することができる。さらに、コントローラはまた、状況によっては、たとえば使用者の口の内部に圧力の急な変化(またはあらゆる他の圧力の識別特性)がある場合に、緊急遮断をトリガするように構成することも可能である。いくつかの実施形態では、送達機構(たとえば流体導管)によって圧力をモニタリングすることができ、力または圧力の量を使用して、使用者の口内に流体を送達することができる。いくつかの実施形態では、圧力を、たとえば排気機構によって、流出においてモニタリングすることができる。いくつかの実施形態では、送達(たとえば流入)機構および排気(たとえば流出)機構は、同じであるか、または連結され、たとえば同じ駆動機構もしくはポンプによって駆動される。均衡化機構は、液体流量または動作周波数に関らず、治療液の流入および流出を均衡させることができる。したがって、特定の時点での口内の流体の量を、動作周波数または液体が口内にもしくは口外に供給される割合に関らず、実質的に一定に維持することができる。

0034

本明細書に開示する実施形態によって、さまざまな利点を具現化することができる。たとえば、本明細書に開示する流体プラットフォーム101を使用して、歯110から外側のステインを非侵襲的に除去することができる。従来の歯科技法は、歯110の外面の黄色いステイン等、歯のステインを除去するために、より侵襲的な機械的方法および/または化学的方法を使用し得る。本明細書に開示する実施形態はまた、歯の沈着物の有機層または無機層等、歯の表面から薄層を除去することも可能であり得る。さまざまな実施形態を、歯の外面、歯肉、および歯と歯肉との間の空間から、う蝕、歯石、生体膜および歯垢を除去するように構成することも可能である。さらに、本明細書に開示する流体プラットフォームはまた、歯肉溝を洗浄し、歯肉溝および歯と歯肉との間の他のポケットまたは空間から歯石、生体膜および歯垢を除去することも可能であり得る。深いポケット(たとえば、歯と歯肉との間の深い空間を含む歯肉溝)がある患者の場合、開示した実施形態は、これらの深いポケットを洗浄し、これらの深いポケットから歯石、生体膜、歯垢および他の沈着物を除去することも可能であり得る。さらに、本明細書に開示する流体プラットフォームを、患者の歯の消毒に役立つようにかつ/または歯および/もしくは歯肉に石灰化治療を提供するように使用することができる。

0035

従来の歯科技法と比較して、本明細書に開示する方法および装置は、患者の口内のさまざまな部分から望ましくない歯の沈着物を非侵襲的に取り除くことができることが理解されるべきである。たとえば、ヤスリまたは粗いブラシを使用する等、従来の技法は、患者に対して不快であるかまたは痛みを伴うものであり得る。発生した圧力波を使用して歯の沈着物を取り除くことを、患者に対して痛みを伴わず不快でもない非侵襲的方法で行うことができる。さらに、本明細書で説明したように、従来の技法は、患者の口内のさまざまな部分からすべてのまたは実質的にすべての沈着物を取り除くことができないことがある。たとえば、深い歯肉ポケットは、歯ブラシまたは他の従来の歯科デバイスにはアクセス不可能な場所で残がいおよび望ましくない沈着物を閉じ込め得る。対照的に、本明細書に開示する圧力波発生器は、圧力波を、治療流体を通して、たとえば歯肉と歯との間のポケット内に深く位置する沈着物を含む、圧力波発生器から遠くの位置に伝播させることができる。したがって、本明細書に開示する方法および装置は、従来のデバイスにはアクセス不可能である場合があり、かつ/または従来のデバイスでは適切に洗浄されない場合がある患者の口内の部分から、望ましくない歯の沈着物を非侵襲的に有利に取り除くことができる。

0036

圧力波発生器および流体プラットフォームのさまざまな詳細を、「APPARATUS
AND METHODS FOR TREATING ROOT CANALS OF
TEETH」と題する、米国特許出願公開第2007/0248932号明細書として2007年10月25日に公開された、2007年4月19日に出願された米国特許出願
第11/737,710号明細書に、「LIQUID JET APPARATUS AND METHODS FOR DENTAL TREATMENTS」と題する、米国特許出願公開第2011/0117517号明細書として2011年5月19日に公開された、2010年11月12日に出願された米国特許出願第12/945,791号明細書に、「APPARATUS,METHODS,AND COMPOSITIONS FOR ENDODONTIC TREATMENTS」と題する、米国特許出願公開第2012/0237893号明細書として2012年9月20日に公開された、2011年10月21日に出願された米国特許出願第13/279,199号明細書に、「APPARATUS AND METHODS FOR SEALING TEETH」と題する、2013年2月21日に出願された米国仮特許出願第61/767,746号明細書に、「APPARATUS AND METHODS FOR CLEANING TEETH ANDGINGIVAL POCKETS」と題する、2012年4月13日に出願された、米国仮特許出願第61/624,177号明細書に、かつ「APPARATUS AND METHODS FOR CLEANING TEETH AND GINGIVAL POCKETS」と題する、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/801,682号明細書に見ることができ、それらの各々は、全体としてかつすべての目的で参照により本明細書に組み込まれる。

0037

II.開示するシステムの特徴例
A.流体プラットフォーム例
本明細書で説明するように、さまざまな流体プラットフォーム101を使用して、歯110、歯肉109、および/または歯110と歯肉109との間の空間から歯の沈着物を取り除くことができる。こうした流体プラットフォーム101のさまざまな構成要素について本明細書に記載する。本明細書に開示する流体プラットフォーム101の構成要素は、本明細書に開示する各実施形態、たとえば図1A図12Bの実施形態に対して概して適用可能でありかつ好適であり得ることに留意されたい。この開示を、流体プラットフォーム101の特定の特徴を、好適な場合に、本明細書に開示するいかなる特定の実施形態にも限定するものとして解釈するべきではない。

0038

たとえば、流体プラットフォーム101を、歯110、歯肉109、ポケット等を少なくとも部分的に密閉するために使用することができ、かつ、密閉空間(volume)(またはチャンバ)を液体で少なくとも部分的に充填された(いくつかの構成では、実質的に充填された)状態で維持するために使用することができる。いくつかの実施態様では、流体プラットフォーム101は、歯110の領域の近くでの治療流体の循環を可能にすることができる。さらに、いくつかの構成では、流体プラットフォーム101は、吸引、灌注および混合を促進する構成要素を含むことができる。いくつかの実施態様では、流体プラットフォーム101は、本開示を例示するがその範囲を限定しないように意図される以下の要素または特徴(および上に開示した要素または特徴)のうちのいくつかまたはすべての実施形態を含むことができる。本明細書に開示する実施形態で使用するのに好適であり得る流体プラットフォーム101のさらなる詳細は、たとえば、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる、2012年9月20日に公開された、米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0005]、[0041]〜[0049]、[0058]〜[0086]および他のさまざまな部分に見ることができる。

0039

1.流体保持器またはキャップ
本明細書に開示するいくつかの実施形態では、流体プラットフォーム101は、治療チャンバまたはポケット内に流体を保持するように構成された流体保持器を含むことができる。たとえば、流体保持器を、歯110および/または歯肉109の一部を少なくとも部分的にまたは実質的に密閉するサイズおよび形状とすることができる。いくつかの実施形態では、キャップを、ハンドピース108の先端部分に結合するかまたはその先端部分と
ともに形成することができる。キャップは、たとえばいくつかの実施形態では歯肉ポケット内の、治療部位において治療流体を保持するように構成されたチャンバを含むかまたは画定することができる。ハンドピース108に接続されるかまたはハンドピース108の中もしくは上に配置された流体入口を通して、チャンバ内に液体を導入することができる。廃棄治療液を、流体出口を介して流体保持器を通してさらにハンドピース108内に除去することができる。さまざまな構成では、流体保持器を、歯の一部、歯の表面全体および/または複数の歯にわたるように構成することができる。

0040

いくつかの実施形態では、流体保持器は、患者の口内の1つまたは複数の歯に付着するように構成された締付具を含むことができる。締付具は、締付具を歯110に固定するために歯110に当接するように付勢される複数の閉鎖可能部材を含むことができる。締付具は、治療流体のプールを維持するように構成された不透過性材料をさらに含むことができる。

0041

一実施形態では、流体保持器とハンドピース108との間の(たとえば入口および/または出口を通る)通路は、液体が流れることができる透過性材料を含むことができる。流体保持器を、処置を通して使用することができ、かつ化学物質曝露(処置中に導入される洗浄剤等)に耐えるように構成することができる。流体保持器を、いくつかの実施形態では可撓性材料から形成することができる。たとえば、流体保持器を、歯および/または歯肉を少なくとも部分的にまたは実質的に封止するように弾性材料から形成することができる。いくつかの構成では、流体保持器はスポンジを含むことができる。流体保持器は、たとえば、ポリビニルフォームポリエチレンポリビニルアルコールPVA)、セルロースフォーム、シリコーンフォーム等を含むことができる。他の実施形態では、流体保持器は、シリコーンエラストマーゴムラテックス等を含むことができる。一実施形態では、実質的に音響減衰がほとんどない材料が選択される。最小限の音響減衰のみまたは音響減衰がないことを可能にすることにより、流体保持器は、治療処置中に発生する圧力波を減衰させる可能性がない。さらなる他の実施形態では、流体保持器を、弾性および/または硬度が異なる1種または複数種の材料から作製することができる。いずれの歯110が治療されているか(たとえば、大臼歯切歯犬歯等)または歯110の治療部位の位置(たとえば、隣接面咬合面舌側面頬側面等)に応じて、流体保持器は異なる形状を有することができることが理解されるべきである。一実施形態では、流体保持器を、ハンドピース108の一部とするかまたはハンドピース108に一体的に形成することができる。別の実施形態では、流体保持器は、ハンドピース108と別個の部品とすることができ、ハンドピース108の先端部分に機械的に結合することができる。

0042

本明細書に開示する実施形態で使用するのに好適であり得る流体保持器、流量制限器またはキャップのさらなる詳細を、たとえば、2011年5月19日に公開された米国特許出願公開第2011/0117517号明細書の段落番号[0052]〜[0053]、[0115]〜[0117]および他のさまざまな部分に、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0040]〜[0043]、[0170]〜[01[0293]〜[0299]、[0316]〜「0319」に、かつ「APPARATUS AND METHODS FOR SEALING TEETH」と題する、2013年2月21日に出願された米国仮特許出願第61/767,746号明細書の図1および付随する開示に見ることができ、それらの各々は、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる。

0043

2.吸引および灌注を促進する構成要素
いくつかの流体プラットフォーム101は、治療処置の前、治療処置中および/または治療処置の後に吸引および灌注を促進するさまざまな構成要素を含むことができる。いくつかの実施形態では、治療液は、治療液流入導管等、流体入口を介して歯110の近くの
治療領域に入ることができる。流体入口は、ハンドピース108を貫通するかまたはハンドピース108に沿うことができる。定常動作下では、少なくとも部分的に密閉された空間に入る液体の量を、流体出口を通って密閉空間から出る液体の量と実質的に同じにすることができる。いくつかの実施形態では、流体入口を、操作卓106によって制御することができるポンプによって駆動することができる。さらに、流体入口は、液体ジェット装置を採用する実施形態等、いくつかの実施形態では、活性エネルギー出口105と同じにすることができる。本明細書に開示する実施形態で使用するのに好適であり得る流体入口のさらなる詳細は、たとえば、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0075]〜[0078]および他のさまざまな部分に見ることができる。

0044

上で説明したように、本明細書に開示する流体プラットフォーム101は、流体出口、たとえば、処置中にチャンバの密閉空間から、または直接口から、液体を移送する流出導管も有することができる。いくつかの実施形態では、廃棄治療液を、患者の口内に直接こぼし得る。しかしながら、他の実施形態では、(除去された物質および気体副生成物とともに)廃棄治療液を、ハンドピース108を貫通するかまたはハンドピース108に沿うことができる流体出口を通して、移送することができる。本明細書で説明するように、流体出口は能動的であるかまたは受動的であり得る。受動的流体出口の場合、廃棄治療液は、毛管力重力により、または密閉空間もしくはチャンバ内で生成されるわずかな過圧のために、流体出口を通って移動し得る。能動的にポンプのように作動する流体出口の場合、廃液を、ポンプ、吸引、または出口を通して液体を引き出す他の装置を用いて移送することができる。一例では、流体出口は、臨床医の診療所吸引システムおよび/または真空ラインに接続されている。たとえば、いくつかの実施形態では、入口および出口を、口および/または流体プラットフォーム内で均衡化した量の流体を維持するように調整することができる。本明細書に開示する実施形態で使用されるのに好適であり得る流体出口のさらなる詳細を、たとえば、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0079]〜[0081]および他のさまざまな部分に見ることができる。

0045

本明細書で説明するように、流体プラットフォーム101はまた、治療流体の圧力を調節する1つまたは複数の通気孔も含むことができる。通気孔を、廃棄物ラインまたは流体出口に沿う等、いくつかの構成ではハンドピース108の一部に配置することができる。通気孔は、透過性または半透過性材料(たとえばスポンジ)、開口部、細孔または穴等の形態をとることができる。本明細書に開示する実施形態で使用するのに好適であり得る通気孔のさらなる詳細を、たとえば、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0071]〜[0073]、[0082]〜[0086]、[0177]〜[0194]および他のさまざまな部分に見ることができる。

0046

B.ハンドピース
本明細書に開示するシステムはまた、ハンドピース108、たとえば本明細書において図1A乃至図12Bを参照して開示するハンドピースを含むことも可能である。ハンドピース108を、歯110に流体プラットフォーム101(たとえば流体保持器またはキャップ)をあてがうように、かつ/または治療部位に対して活性エネルギー出口105を位置決めするように構成することができる。いくつかの実施形態では、ハンドピース108を使用して、ハンドピース108が流体プラットフォーム101を歯に係合させる際に少なくとも部分的にまたは実質的に密閉された空間またはチャンバを生成することができる。治療液を、密閉空間内にかつ密閉空間から移送することができる。他の実施形態では、ハンドピース108を使用して、圧力波発生器または活性エネルギー出口105を治療部位の近くに配置することができる。

0047

いくつかの実施形態では、ハンドピース108は、エネルギー出口105を有する細長い部材を含むことができる。エネルギー出口105を、歯110および/または歯肉109から歯の沈着物125を取り除くように構成することができる。使用者は、ハンドピース108を使用して、自身の口内にエネルギー出口105を配置することができ、口内でエネルギー出口105の先端部分を作動させることができる。

0048

さらに、ハンドピース108は、操作者、使用者または臨床医に、処置中に保持するように手持ち式装置を提供することができる。たとえば、ハンドピース108は、使いやすいグリップおよび把持するのに使い易い形状を有することができる。臨床医は、ハンドピース108を操作して、流体プラットフォーム101および/または活性エネルギー出口105を歯110の上または近くの所望の位置に正確に位置決めすることができる。さらに、ハンドピース108によって、臨床医は、活性エネルギー出口105を口内の治療領域に対して望ましい位置に配置するように、処置中に流体プラットフォーム101および活性エネルギー出口105を移動または回転させることができる。別法として、ハンドピース108はまた、操作者が歯110に締め付けるかまたは取り付ける装置も提供することができ、それにより、ハンドピース108は、処置中に実質的な使用者の介入を必要としない。ハンドピース108を、使い捨て(たとえば単回使用)とすることができ、またはハンドピース108を再使用可能とすることができる。一実施形態では、ハンドピース108は使い捨てであるが、活性エネルギー出口105は再使用可能である。ハンドピース108を、任意の好適な材料から形成することができる。いくつかの実施形態では、ハンドピース108を、プラスチック材料から形成することができる。他の実施形態では、ハンドピース108を、金属から形成することができる。本明細書に開示する実施形態で使用するのに好適であり得るハンドピースのさらなる詳細は、たとえば、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0107]、[0138]〜[0142]、「0156]〜[0161]および他のさまざまな部分に見ることができる。

0049

C.活性エネルギー出口
活性エネルギー出口105またはエネルギー出口を、さまざまな開示する実施形態で使用して、歯110および/または歯肉109から、たとえば歯110および/または歯肉109の外側面または外面から、または歯110と歯肉109との間のポケットにおいて、望ましくない歯の沈着物125を取り除くことができる。いくつかの実施形態では、エネルギー出口105は、能動的先端部分を有する細長い部材を備えることができる。能動的先端部分を、使用者が、治療歯110および/または歯肉109にエネルギーを印加して沈着物125を除去するように作動させることができる。さまざまな実施形態では、エネルギー出口105は、1つもしくは複数の歯110および/または歯肉109にわたってあてがわれるように構成された2つの対向するプレートを備えることができる。作動持、エネルギーを対向するプレートから出力させて歯110の両面を洗浄することができる。

0050

エネルギー出口105の1つのタイプは圧力波発生器である。本明細書で説明するように、開示する圧力波発生器を、歯、歯肉組織、または歯と歯肉との間の空間から望ましくない歯の沈着物を取り除くために十分なエネルギーの圧力波を発生させるように構成することができる。圧力波発生器を、エネルギーの一形態を治療液内で圧力波に変換する装置とすることができる。圧力波発生器は、他の現象もあるが特に、(たとえばチャンバまたは口内の)治療液の流体動的運動流体循環、乱流、および歯の洗浄を可能にすることができる他の状態を引き起こすことができる。本明細書に記載する図の各々に開示する圧力波発生器を、任意の好適なタイプの圧力波発生器とすることができる。

0051

圧力波発生器を使用して、治療液を通して、たとえば流体プラットフォーム101(たとえば流体保持器)に少なくとも部分的に保持された治療流体を通して伝播する圧力波を生成することにより歯の沈着物125を洗浄することができる。いくつかの実施態様では、圧力波発生器は、キャビテーション音響流、乱流等を生成することも可能である。さまざまな実施形態において、圧力波発生器は、広帯域パワースペクトルを有する圧力波または音響エネルギーを発生させることができる。たとえば、圧力波発生器は、1つまたは数個の周波数のみとは対照的に、複数の異なる周波数で音波を発生させることができる。理論によって限定されることなく、複数の周波数での出力の発生は、さまざまな周波数で異なる材料特性または物理特性を有するさまざまなタイプの有機物質および/または無機物質を除去するのに役立つことができる。

0052

圧力波発生器(たとえば、高速液体ジェット超音波変換器レーザファイバ等)を、歯110および/または歯肉109に対して所望の位置に配置することができる。圧力波発生器は、実質的密閉空間の内部の液体内にかつ/または使用者の口もしくは口腔内で循環する流体内に圧力波を生成することができる。概して、圧力波発生器は、歯110および/または歯肉109から有機沈着物および/または無機沈着物125を除去するのに十分強力であり得る。いくつかの実施形態では、圧力波発生器を、本来の象牙質および/またはエナメルを実質的に破壊するかまたは傷付けるのを回避するように構成することができる。

0053

たとえば、いくつかの実施形態では、圧力波発生器は、液体ジェット装置を含むことができる。液体ジェットを、高圧液体をオリフィスに通すことによって生成することができる。液体ジェットは、治療液内に圧力波を生成することができる。いくつかの実施形態では、圧力波発生器は、液体のコヒーレントで平行なジェットを含む。液体のジェットは、実質的密閉空間(たとえばチャンバおよび/または使用者の口)内の液体および/または衝突部材と相互作用して圧力波を生成することができる。さらに、ジェットと治療流体との相互作用とともに衝突部材にぶつかることからもたらされるスプレーと治療流体との相互作用により、キャビテーションおよび/または音響効果をもたらして歯を洗浄することができる。

0054

さまざまな実施形態では、液体ジェット装置は、液体ジェットが沿ってまたは通って伝播することができるチャネルまたは内腔を有する位置決め部材(たとえばガイドチューブ)を備えることができる。位置決め部材の先端部分は、偏向された液体が位置決め部材から出て歯110内の周囲環境と相互作用するのを可能にする1つまたは複数の開口部を含むことができる。いくつかの治療方法では、位置決め部材の先端部分にまたはその近くに配置された開口部を、歯110、歯肉109およびまたは歯肉ポケットの一部に取り付けられるかまたはそれを包囲する流体プラットフォーム101に少なくとも部分的に封入することができる液体に浸漬することができる。他の実施形態では、位置決め部材の先端部分にまたはその近くに配置された開口部を、対象の口または口腔内の液体に浸漬することができる。いくつかの実施形態では、液体ジェットは、ガイドチューブを通過することができ、衝突面にぶつかることができる。衝突面にジェットがぶつかることにより、いくつかの実施態様では圧力波を発生させることができる。(たとえば実質的に充填された流体プラットフォーム内のまたは対象の口もしくは口腔内の)液体ジェットの浸漬部分の流れが、治療流体内にキャビテーションクラウドを発生させることができる。キャビテーションクラウドの生成および崩壊ならびに/または衝突面にぶつかるジェットは、場合によっては、歯、歯肉および/または歯と歯肉との間の空間内にまたはその近くに実質的な水中音場を発生させることができる。キャビテーション気泡成長振動および崩壊を含む、さらなるキャビテーション効果が可能であり得る。これらの(および/または他の)効果により、歯の効率的な洗浄をもたらすことができる。液体ジェット装置を含む圧力波発生器のさらなる詳細を、少なくとも、2011年5月19日に公開された米国特許出願公開
第2011/0117517号明細書の段落番号[0045]〜[0050]、[0054]〜[0077]および他のさまざまな部分に、かつ2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0136]〜[0142]および他のさまざまな部分に見ることができ、それらの各々は、全体としてかつすべての目的で参照により本明細書に組み込まれる。

0055

上述したように、圧力波発生器を、一形態のエネルギーを治療流体内で圧力波に変換するあらゆる物理的装置または現象とすることができる。本明細書に開示するシステムおよび方法の実施形態とともに、多くの異なるタイプの圧力波発生器(または圧力波発生器の組合せ)が使用可能である。

0056

(i)機械的エネルギー
圧力波発生器は、上で説明したように、液体ジェット装置を含むことができる。機械的エネルギー圧力波発生器はまた、回転物体、たとえば小型プロペラ偏心的に閉じ込められた回転シリンダ穿孔された回転ディスク等を含むことも可能である。これらのタイプの圧力波発生器はまた、圧電気磁気ひずみ等を介して圧力波を生成するソニケーション超音波処理)装置等、振動、発振または脈動物体を含むことも可能である。いくつかの圧力波発生器では、圧電変換器に移送される電気エネルギーは、治療流体内の波に圧力をかけることができる。場合によっては、圧電変換器を使用して、超音波周波数を有する音波を生成することができる。

0057

(ii)電磁エネルギー
電磁放射ビーム(たとえばレーザビーム)は、チャンバ内にエネルギーを伝播させることができ、電磁ビームエネルギーを、治療流体に入る際に圧力波に変換することができる。いくつかの実施形態では、レーザビームを、光の平行かつコヒーレントビームとしてチャンバまたは空間内に向けることができる。平行レーザビームは、レーザビームが流体にエネルギーを送達する際に圧力波を発生させるのに十分であり得る。さらに、さまざまな実施形態では、レーザビームを、治療流体の位置に光エネルギーを集中させるように1つもしくは複数のレンズまたは他の集束装置を使用して集束させることができる。集中したエネルギーを、望ましくない歯の沈着物を洗浄するのに十分な圧力波に変換することができる。一実施形態では、レーザビームまたは電磁源の波長を、チャンバ内の治療流体(たとえば水)によって、かつ/または治療流体内の添加剤(たとえばナノ粒子等)によって大きく吸収可能であるように選択することができる。たとえば、電磁エネルギーのうちの少なくとも一部は、チャンバまたは口内の流体(たとえば水)によって吸収される可能性があり、それは、流体内を伝播する局所加熱および圧力波を発生させることができる。電磁ビームによって発生する圧力波は、流体内に光誘起または光音響キャビテーション効果を発生させることができる。放射線源からの電磁放射線(たとえばレーザ)を、光導波路(たとえば光ファイバ)によってチャンバに伝搬させ、導波路の先端(たとえば、ファイバ成形された先端、たとえば円錐状先端)において流体内に分散させることができる。他の実施態様では、放射線を、ビーム走査システムによってチャンバに向けることができる。

0058

電磁エネルギーの波長は、水分子によって強力に吸収される範囲であり得る。波長は、約300nmから約3000nmの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、波長は、約400nmから約700nm、約700nmから約1000nmの範囲(たとえば、790nm、810nm、940nmまたは980nm)、約1ミクロンから約3ミクロンの範囲(たとえば、約2.7ミクロンまたは2.9ミクロン)、または約3ミクロンから約30ミクロンの範囲(たとえば、9.4ミクロンまたは10.6ミクロン)である。電磁エネルギーは、紫外可視近赤外、中赤外マイクロ波またはそれのより長い波長であり得る。

0059

電磁エネルギーを、たとえば約1Hzから約500kHzの範囲の繰返し率で、(たとえばパルス状レーザを介して)パルス状にするかまたは変調することができる。パルスエネルギーは、約1mJから約1000mJの範囲であり得る。パルス幅は、約1μsから約500μs、約1msから約500msの範囲、または他の何らかの範囲であり得る。場合によっては、ナノ秒パルス状レーザを、約100nsから約500nsの範囲のパルスレートで使用することができる。上述したことは、放射パラメータの限定しない例であり、他の実施形態では、他の繰返し率、パルス幅、パルスエネルギー等を使用することができる。

0060

レーザは、ダイオードレーザ固体レーザファイバレーザ、Er:YAGレーザ、Er:YSGGレーザ、Er,Cr:YAGレーザ、Er,Cr:YSGGレーザ、Ho:YAGレーザ、Nd:YAGレーザ、CTE:YAGレーザ、CO2レーザまたはTi:サファイアレーザのうちの1つまたは複数を含むことができる。他の実施形態では、電磁放射線源は、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)を含むことができる。電磁放射線を使用して、治療流体内部でナノ粒子(たとえば光吸収性金ナノロッドまたはナノシェル)を励起することができ、それによって、流体内の光誘起キャビテーションの効率が上昇する。治療流体は、電磁放射線による励起に影響を受けやすい場合があり、かつ圧力波発生の効率を(たとえば放射線の吸収の増大により)向上させることができる、励起可能な官能基(たとえば、ヒドロキシル官能基)を含むことができる。いくつかの治療中、第1波長(たとえば、液体たとえば水によって強力に吸収される波長)を有する放射線を使用した後、第1の波長とは異なるが、別の要素、たとえば象牙質または溶液に添加されたナノ粒子によって強力に吸収される第2の波長(たとえば、水によってそれほど強力に吸収されない波長)を有する放射線を使用することができる。たとえば、いくつかのこうした治療では、第1波長は、流体内に気泡を生成するのに役立つことができ、第2波長は、組織を破壊するのに役立つことができる。

0061

電磁エネルギーを、約1秒から数秒、最大約1分以上の範囲であり得る治療時間、チャンバに印加することができる。治療処置は、歯に対して電磁エネルギーを印加する1サイクルから10サイクル(またはそれより多く)を含むことができる。流体プラットフォーム101を使用して、治療プロセス中、チャンバ内で流体を循環させることができ、それにより、有利に、歯110の加熱(患者に不快をもたらす可能性がある)を阻止することができる。流体プラットフォーム101は、チャンバ内に流体を保持するのに役立つ流体プラットフォーム101(たとえば流体保持器またはキャップ)を含むことができる。流体プラットフォーム101は、いくつかのパルス状レーザ治療中、液圧による自動放出によって発生する可能性がある流体の跳ね返しを阻止することができる。流体プラットフォーム101による治療流体(たとえば、組織溶解剤を含む水)の循環により、新たな治療流体を組織および有機物に送ることができるとともに、治療部位から溶存物質を流し出すことができる。電磁放射線を使用するいくつかの治療では、治療流体の循環により、(流体循環がほとんどまたはまったくない治療と比較して)洗浄の有効性を向上させることができる。

0062

いくつかの実施態様では、電磁エネルギーを、他の圧力波発生モダリティに追加することができる。たとえば、電磁エネルギーを、音波を発生させるために機械的エネルギー圧力波発生器(たとえば液体ジェット)が使用されるチャンバに送達することができる。

0063

(iii)音響エネルギー
音響エネルギー(たとえば超音波周波数、音声周波数可聴周波数、および/または低周波数)を、たとえば、治療流体内に圧力波を生成する超音波変換器もしくは他の変換器または超音波チップ(またはヤスリもしくは針)に移送される電気エネルギーから発生さ
せることができる。超音波変換器または他のタイプの音響変換器は、電気信号応答して物理的に発振する圧電結晶、または電磁エネルギーを機械エネルギーに変換する磁歪素子を備えることができる。変換器を、治療流体内に、たとえばチャンバ内部の流体内に配置することができる。本明細書においてたとえば図13A図13Bを参照して説明するように、本明細書に開示する実施形態で使用される超音波装置または他の音響装置は、好ましくは、広帯域および/または多周波装置である。たとえば、図13Bに示す従来の超音波変換器のパワースペクトルとは異なり、開示する実施形態で使用される超音波装置または他の音響装置は、好ましくは、図13Aのパワースペクトルと類似する広帯域特性(液体ジェット装置の音響出力)を有している。

0064

(iv)いくつかの圧力波発生器のさらなる特性
圧力波発生器を、歯110に対して所望の位置に配置することができる。圧力波発生器110は、チャンバの内部の流体内に圧力波を生成する(圧力波の発生によって、キャビテーションが生成されるかまたはもたらされる場合もあればそうでない場合もある)。圧力波は、チャンバ内部の流体を通って伝播し、チャンバ内の流体は、圧力波の伝播媒体としての役割を果たす。圧力波はまた、歯材料(たとえば象牙質)を通って伝播することも可能である。必須ではないが、十分に高強度の圧力波を印加する結果、音響キャビテーションが発生する可能性があると考えられる。キャビテーション気泡の崩壊により、たとえば、ソノケミストリ音響化学)、組織解離組織剥離ソノポレーションおよび/または石灰化構造の除去等、本明細書に記載する複数のプロセスを引き起こすか、もたらすか、またはそれに関与することができる。いくつかの実施形態では、圧力波発生器を、圧力波(および/またはキャビテーション)が歯110の天然の象牙質を実質的に破壊しないように構成することができる。圧力波場を、単独でまたはキャビテーションに加えて、上述したプロセスのうちの1つまたは複数に関与させることができる。

0065

いくつかの実施態様では、圧力波発生器は、一次キャビテーションを発生させ、それが圧力波を生成し、それによって二次キャビテーションを引き起こすことができる。二次キャビテーションは、一次キャビテーションより弱い可能性があり、非慣性キャビテーションであり得る。他の実施態様では、圧力波発生器は、圧力波を直接発生させ、それによって二次キャビテーションを引き起こすことができる。

0066

圧力波発生器用のエネルギーを提供するエネルギー源を、ハンドピース108の外側に配置し、ハンドピース108の内側に配置し、ハンドピース108と一体化する等が可能である。

0067

本明細書に開示する実施形態で使用するのに好適であり得る圧力波発生器のさらなる詳細を、すべての目的で参照により本明細書に組み込まれる、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0237893号明細書の段落番号[0191]〜[0217]および他のさまざまな部分に見ることができる。

0068

他の活性エネルギー出口が、開示する実施形態で使用するのに好適であり得る。たとえば、流体運動源を、ハンドピースの先端部分に配置することができ、かつ/またはいくつかの構成では流体プラットフォームに結合することができる。流体運動源を、チャンバまたは空間(たとえば、流体プラットフォーム101と歯110との間のチャンバまたは空間、および/もしくは対象の口の口腔)内の流体の移動をもたらし、チャンバ内の流体における乱流をもたらし、チャンバ内の治療流体の循環をもたらし、かつ/またはチャンバ内の流体における他の動態をもたらすように構成することができる。たとえば、流体運動源および/または流体プラットフォーム101は、治療される歯の近くに流体を注入するように構成された1つまたは複数の入口を含むことができる。さらに、機械的攪拌機および他の装置を使用して、流体運動および洗浄を促進することができる。流体運動源は、チ
ャンバおよび/または患者の口内の治療流体の循環を改善することができ、それにより、歯の沈着物の除去を促進することができる。たとえば、後に説明するように、「巨視的」液体循環等のより速い反応物質送達機構は、本明細書に開示する実施形態のうちのいくつかにおいて有利であり得る。

0069

III.歯および歯肉ポケットの洗浄
図1Bは、治療歯110と歯110の近くの歯肉109の部分とに結合された流体プラットフォーム101を有する歯科用システム100を示す概略側面図である。システム100は、ハンドピース108、圧力波発生器105Aおよび流体保持器102(たとえばキャップ)をさらに含むことができ、流体保持器102は、治療処置中に液体が少なくとも部分的に充填されたままである、流体保持器102と歯肉組織109と治療歯110との間のチャンバ127を実質的に密閉するように構成されている。いくつかの実施形態では、歯肉組織109と治療歯110との間のチャンバ127は、治療中に治療液が実質的に充填されたままである。(圧力波発生器105Aが液体ジェット装置である場合等)いくつかの実施形態では、治療液を圧力波発生器105Aによって供給することができ、または治療液を、別個の流体導入器によってチャンバ127に供給することができる。

0070

図1Bに示すように、チャンバ127は、歯肉ポケット126の少なくとも一部、たとえば歯肉溝を含むことができる。図示するポケット126は、概して、歯110および/または歯肉109の間の空間を含むことができる。ポケット126が歯肉109と歯110との間の一定深さまで進行する場合、臨床医は、ポケット126を歯周ポケットとして診断する場合がある。こうした深い歯肉ポケットが生じる場合、有機物および/または無機物、たとえば歯の沈着物がポケット内に配置される可能性があり、それは、歯ブラシまたは他の機械的洗浄器具を用いる等、従来の治療方法を用いて治療することが困難である場合がある。たとえば、図1Bにおいて、歯肉歯垢または別のタイプの歯の沈着物125が、歯110および/または歯肉109の一部に、たとえばポケット126内に生じ得る。沈着物125が、歯110と歯肉109との間のポケット126または空間内に深く形成される場合、たとえば歯ブラシを用いて沈着物125に到達しそれを取り除くことは困難である可能性がある。治療しないで放置した場合、沈着物は進行する場合があり、歯の腐食および/または歯肉疾患をもたらす可能性がある。

0071

いくつかの実施形態では、圧力波発生器105Aを、ハンドピース108の先端部分に結合しまたはその近くに配置することができる。流体保持器102を、圧力波発生器105Aおよび/またはハンドピース108に結合することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、圧力波発生器105Aを、流体保持器102を通して配置することができ、それにより、圧力波発生器105Aの先端部分はチャンバ127内に配置される。臨床医は、ハンドピース108を使用して、圧力波発生器105Aおよび流体保持器102を治療のために患者の口腔の一部まで操作することができる。たとえば、臨床医は、ハンドピース108を操作して、流体保持器102を歯110および歯110の近くの歯肉109の部分に配置することができる。流体保持器102を、歯110および歯肉109の一部を少なくとも部分的にまたは実質的に密閉するサイズおよび形状とすることができる。図1Bの流体保持器102は、歯110および歯肉109の両方に結合されているように示されているが、いくつかの構成では、治療処置中、流体保持器102を、歯110にのみかつ/または歯肉109にのみ結合することができる。いくつかの構成では、臨床医は、流体保持器102を歯110および/または歯肉109に対して押圧することにより、流体保持器102を歯110および/または歯肉109に結合することができる。他の構成では、接着剤またはシーラントを使用して、流体保持器102を歯110および/または歯肉109に結合することができる。

0072

いくつかの実施形態では、流体保持器102が、流体保持器102と歯110と歯肉1
09との間に完全な液体シールを提供しない場合があることが理解されるべきである。治療流体によってはチャンバ127から漏出することができる可能性があるが、こうした実施形態では、歯の沈着物125を実質的に除去するために十分な圧力波が発生し治療流体を通して伝播することができるように、流体保持器102を、チャンバ127内に十分な治療流体を保持するように構成することができる。実際には、さまざまな構成において、チャンバ127から漏れるかまたは排出されるあらゆる液体に取って代わるのに十分な治療流体をある割合で供給することができる。しかしながら、他の構成では、流体保持器102は、チャンバ127内に実質的にすべての提供される治療液を保持する液体シールを提供することができる。たとえば、流体保持器102に加えられる結合力を、チャンバ127を封止するのに十分高くすることができ、かつ/または歯110および/または歯肉109に流体保持器102を封止するために、シーラントまたは接着剤を塗布することができる。

0073

たとえば、図1Bに示すように、流体保持器102は、歯110と歯肉109との間にポケット126を含むことができるチャンバ127を少なくとも部分的にまたは実質的に密閉することができる。流体保持器102と歯110および/または歯肉109との間のチャンバ127内に、治療流体を提供することができる。さまざまな実施形態では、歯110の治療中、チャンバ127に、少なくとも部分的に液体を充填することができる。いくつかの実施形態では、たとえば、治療中、流体保持器102と歯110および歯肉109との間のチャンバ127に、実質的に液体を充填することができる。たとえば、流体保持器102と歯110および/または歯肉109との間のチャンバ127に、チャンバ127の容積の約30%を超えて、チャンバ127の容積の約50%を超えて、チャンバ127の容積の約60%を超えて、チャンバ127の容積の約75%を超えて、チャンバ127の容積の約90%を超えて、チャンバ127の容積の約100%等、充填することができる。他の実施形態では、治療流体は、歯肉ポケット126を実質的に充填することができるが、チャンバ127の残りの実質的な部分、たとえば歯肉ポケット126の外側のチャンバ127の部分を充填しなくてもよい。

0074

いくつかの実施形態では、圧力波発生器105Aの先端部分を、治療流体に少なくとも部分的に浸漬することができる。他の実施形態では、圧力波発生器105Aを、治療流体の外側に配置することができる。圧力波発生器105Aの先端部分を、いくつかの構成ではポケット126の外側に配置することができ、他の構成では、圧力波発生器105Aの先端部分をポケット126の一部の中に配置することができる。圧力波発生器105Aを、たとえばステイン、歯石、う蝕、生体膜等を含む、歯、歯肉、および/または歯と歯肉との間の空間からの歯の沈着物を少なくとも部分的に取り除くように、実質的に密閉された治療領域内部で作動させることができる。たとえば、圧力波発生器105Aは、歯肉溝および/または歯周ポケット内の沈着物を取り除くことができる。圧力波発生器105Aは、歯を比較的迅速に洗浄することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、残がいおよび/または沈着物の量と治療領域の位置および広がりとに応じて、歯および/または歯肉を洗浄するために、圧力波発生器105Aを約20分間未満、作動させることができる。特に、歯、歯肉および/または歯と歯肉との間の空間に生じる沈着物を実質的に除去するために、圧力波発生器105Aを、約0.5分間から約15分間の範囲の期間、作動させることができる。

0075

図1Bに示すように、圧力波発生器105Aは、チャンバ127内の治療流体を通って伝播する圧力波103を発生させることができる。圧力波103は、歯110および/または歯肉109に形成された歯の沈着物125に達することができる。理論によって限定されることなく、必須ではないが、十分に高強度の圧力波103を印加することにより、音響キャビテーションが発生する可能性があると考えられる。キャビテーション気泡の崩壊が、たとえば、ソノケミストリ、組織解離、組織剥離、ソノポレーション等、複数のプ
ロセスを引き起こすか、もたらすか、またはそれに関与することができ、それにより、有効に、歯、歯肉または歯と歯肉との間の空間に形成された沈着物を有効に取り除くことができる。圧力波場を、単独で、上述したプロセスのうちの1つまたは複数に関与させることも可能である。いくつかの構成では、圧力波の発生が、キャビテーションを生成するかまたはもたらす場合もあればそうでない場合もある。いくつかの実施形態では、圧力波103は、流体保持器102のチャンバ127を少なくとも部分的にまたは実質的に充填する流体を通して伝播することができる。圧力波103は、歯110および/または歯肉109の歯の沈着物125と相互作用して、望ましくない沈着物を実質的に除去することができる。いくつかの実施形態では、チャンバ127を少なくとも部分的にまたは実質的に充填する液体は、キャビテーションを改善し治療によっては気泡の存在を低減することができる脱気液であり得る。

0076

図2は、治療歯210と歯の近くの歯肉209の部分とに結合された流体プラットフォーム201を有する歯科用システム200を示す概略側面図である。図1Bと同様に、歯210および/または歯肉209に望ましくない歯の沈着物225が形成される可能性がある。図2では、図1Bのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図1Bに対して100増大している。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図2の構成要素に適用するべきである。

0077

たとえば、図1Bと同様に、システム200は、ハンドピース208、流体保持器202またはキャップおよび圧力波発生器205を含むことができる。流体保持器202を、ハンドピース208の先端部分に結合することができ、流体保持器202は、歯210および/または歯肉209にあてがわれると、歯210の治療中に液体を少なくとも部分的に充填することができるチャンバ227を画定することができる。たとえば、いくつかの構成では、治療中、チャンバ227に、(いくつかの実施形態では脱気液であり得る)液体を実質的に充填することができる。いくつかの構成では、流体保持器202を、完全な液体シールを形成することなく歯210にあてがうことができる。図1Bと同様に、図2の流体保持器202を、歯210および/または歯肉209の部分に結合することができる。図2に示すように、チャンバ227は、歯210と歯肉209との間に形成されたポケット226を含むことができる。図1Bと同様に、歯210の上に、歯肉209の上に、かつ/または歯210と歯肉209との間のポケット226内に、望ましくない歯の沈着物225が沈着する可能性がある。

0078

図1Bの実施形態とは異なり、流体プラットフォーム201は、治療液を実質的密閉治療領域内に、たとえばチャンバ227内に吐出するように構成された能動的入口222を含むことができる。能動的入口222は、流体貯蔵器および/またはポンプと流体連通することができ、ポンプは、治療流体を、能動的入口222の導管を通して流体保持器202によって少なくとも部分的に画定されたチャンバ227内に押し込むように構成されている。能動的入口222を、少なくとも部分的にまたは実質的にチャンバ227を充填するように構成することができる。圧力波発生器205を、望ましくない歯の沈着物、たとえばステイン、歯石、う蝕、生体膜等を取り除くように、液体充填チャンバ227内部で作動させることができる。圧力波発生器205および/または流体入口222は、治療空間内部に、たとえばチャンバ227内に、歯210および/または歯肉209に形成された歯の沈着物225を除去するように作用することができる流体運動をもたらすことができる。いくつかの構成では、チャンバ227に入る過剰な流体は、流体保持器202と歯210および/または歯肉209との間の間隙を通ってチャンバ227から流れ出ることができ、それにより、流体プラットフォーム201は開放流体システムである。他の構成では、廃棄流体が出て行くのを可能にするために出口を設けることができる。いくつかの実施形態では、図2に示すように、流体入口222は圧力波発生器205とは別個である。他の実施形態では、圧力波発生器は流体入口として作用することも可能である。さらに
、流体保持器202と歯210または歯肉209との間の間隙を通ってチャンバ227から漏れるいかなる液体も能動的入口222によって置き換えられるように、能動的入口222を構成することができる。

0079

図3は、流体プラットフォーム301と液体ジェット330を備える圧力波発生器305とを有する歯科用システム300を示す概略側面図である。望ましくない歯の沈着物325が歯310および/または歯肉309に形成される可能性がある。図3において、図1Bおよび図2のものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図2に対して100増大している。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図3の構成要素に適用するべきである。システム300は、ハンドピース308、流体保持器302またはキャップ、および圧力波発生器305を含むことができる。流体保持器302を、ハンドピース308の先端部分に結合することができ、流体保持器302は、歯310および/または歯肉309にあてがわれると、歯310の治療中に液体を少なくとも部分的に充填することができるチャンバ327を画定することができる。流体保持器302を使用して、治療中、少なくとも部分的に液体が充填されたままである、歯肉組織309と治療歯310との間の空間を少なくとも部分的にまたは実質的に密閉することができる。たとえば、いくつかの構成では、治療中、チャンバ327に、(いくつかの実施形態では脱気液であり得る)液体を実質的に充填することができる。図1Bおよび図2と同様に、図3の流体保持器302を、歯310および/または歯肉309の部分に結合することができる。図3に示すように、チャンバ327は、歯310と歯肉309との間に形成されたポケット326を含むことができる。歯310、歯肉309および/または歯310と歯肉309との間のポケット326に、望ましくない歯の沈着物325が沈着する可能性がある。

0080

本明細書で説明したように、圧力波発生器305は液体ジェット330を備えることができる。液体ジェット330は、コヒーレントな平行液体ジェットであり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、ジェット330を、高圧液体が流れるオリフィスによって形成することができる。ジェット330は、ガイドチューブ336に沿って進むことができ、衝突部材334にぶつかることができる。衝突部材334は、ガイドチューブ336の先端部分の近くに配置されたプレートまたは他の好適な衝突面であり得る。ジェット330は、衝突部材334に衝突するかまたはぶつかることができる。いくつかの構成では、ジェット330は、衝突部材334が治療流体に浸漬されているときに衝突部材334にぶつかることができる。本明細書で説明したように、ジェット330が衝突部材334にぶつかると、音波303を発生させることができ、音波303は、治療流体を通って伝播することができ、望ましくない歯の沈着物325と相互作用してそれらを実質的に除去することができる。

0081

さらに、いくつかの実施形態では、液体ジェット330は、(たとえば図2の入口222に類似する)能動的液体入口として作用して、液体を実質的に密閉された治療領域内に、たとえばチャンバ327内に吐出することができる。液体ジェット330はまた、洗浄処置をさらに促進することができる流体運動源(たとえば液体運動発生器)として作用することも可能である。たとえば、圧力波発生器305は、圧力波発生器305の先端部分の近くに開口部332をさらに備えることができる。図3に示すように、いくつかの構成では、開口部332を衝突部材334の基端側に配置することができる。ジェット330からの液体は、衝突部材334にぶつかった後に開口部332を通して霧散するかまたは進むことができる。開口部332を通して進むかまたは霧散する液体は、いくつかの実施形態ではチャンバ327に治療流体を供給するように作用することができる。さらに、開口部332からチャンバ327への液体の噴霧は、チャンバ327内に流体運動を提供するのに役立つことができ、それは、口内から望ましくない沈着物325を取り除くのに役立つことができる。

0082

図4は、能動的流体入口422および流体出口420を含む流体プラットフォーム401を有する歯科用システム400を示す概略側面図である。望ましくない歯の沈着物425が歯410および/または歯肉409に形成される場合がある。図4において、図1B図3のものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図3に対して100増大している。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図4の構成要素に適用するべきである。図1B図3と同様に、システム400は、ハンドピース408、流体保持器402またはキャップ、および圧力波発生器405を含むことができる。流体保持器402を使用して、歯肉組織409と治療歯410との間に、治療中、液体が少なくとも部分的にまたは実質的に充填されたままであるチャンバ427を形成することができる空間を実質的に密閉することができる。液体充填チャンバ427内部で、圧力波発生器405を、歯肉溝および歯周ポケット内に配置されたステイン、歯石、う蝕、生体膜および残がい等の望ましくない歯の沈着物425を少なくとも部分的に取り除く圧力波403を発生させるように、作動させることができる。

0083

図2の実施形態と同様に、能動的流体入口422は、実質的密閉治療領域、たとえばチャンバ427内に治療液を吐出することができる。圧力波発生器405および/または流体入口422はまた、治療空間内部に、望ましくない沈着物425の除去に役立つことができる流体運動を引き起こすことができる。さらに、治療中に適切な量の治療液がチャンバ427内で維持されるのを確実にするように、流体入口422を、チャンバ427に治療流体を望ましい割合で供給するように構成することができる。

0084

流体出口420は、実質的に密閉された治療空間、たとえばチャンバ427から廃棄流体を除去するように構成された廃棄流体ラインを備えることができる。廃液が、流体保持器402を出て、収集キャニスタまたはドレインに接続することができるホース内に入るのを可能にするように、流体出口420を組み込むことができる。出口420は、受動的出口または能動的出口であり得る。受動的流体出口420では、場合によっては、廃棄治療液は、毛管力により、重力により、または実質的密閉空間内で生成されるわずかな過圧のために、導管を通って移動する。能動的にポンプのように動作する流体出口420の場合、廃液を、ポンプ、吸引、または流出導管を通って液体を引き出す他の装置を用いて移送することができる。いくつかの構成では、たとえば、流体出口420を、臨床医の診療所の吸引システムおよび/または真空ラインに接続することができる。

0085

図5は、治療歯510、歯肉509、および/または歯510と歯肉509との間のポケット526から歯の沈着物525を除去するように構成された液体ジェット装置505を含む流体プラットフォーム501を有する歯科用システム500を示す概略側面図である。図5において、図1B図4のものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図4に対して100増大している。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図5の構成要素に適用するべきである。図1B図4と同様に、システム500は、ハンドピース508を含むことができる。液体ジェット装置505をハンドピース508の先端部分に結合することができ、それにより、臨床医は、液体ジェット装置505を、治療される患者の口内の領域まで操縦することができる。図5の実施形態等、いくつかの実施形態では、歯510および/または歯肉509の近くのチャンバ内に流体を保持するのに役立つ流体保持器またはキャップがない場合がある。たとえば、図5に示すように、液体ジェット装置505の先端部分を、歯510と歯肉509との間のポケット526内にまたはその近くに配置されるサイズおよび形状とすることができる。

0086

液体ジェット装置505は、本明細書に記載するように圧力波発生器として作用することができ、かつ/または液体ジェット装置505は流体運動源として作用することができ
る。液体ジェット装置505は、液体ジェット530が通過することができるチャネルを有するガイドチューブ536を含むことができる。たとえば、上で説明したように、高圧液体がオリフィスを通過して、ガイドチューブ536に沿って進むことができるコヒーレントな平行液体ジェットを形成することができる。ジェット530は、衝突部材534にぶつかることができ、それにより、歯510と歯肉509との間のポケット526内にまたはその近くに圧力波503を発生させることができる。液体ジェット装置505はまた、液体ジェット装置505の先端部分の近くに開口部532を含むことも可能である。開口部532を、液体ジェット530からの液体が、衝突部材534にぶつかった後に開口部532を通って霧散するかまたは進むのを可能にするサイズおよび形状とすることができる。したがって、上で説明したように、ガイドチューブ536の開口部532はまた、さまざまな構成で治療流体を治療歯510に供給する能動的入口として作用することも可能である。

0087

図5の実施形態では、開口部532を通過する発生した圧力波503および/または液体は、沈着物525、たとえば歯510および/または歯肉509からのステイン、歯石、う蝕および生体膜、ならびに歯肉溝および歯周ポケット内の残がいまたは沈着物を少なくとも部分的に取り除くように作用することができる。図5に示す例としてのシステム500は流体保持器を含まないが、圧力波503は、ポケット526内またはその近くの流体を通って伝播して、沈着物525を取り除くことができる。さらに、理論によって限定されずに、いくつかの構成では、ガイドチューブ536から開口部532を通ってポケット526内に進む液体は、圧力波503が沈着物525まで通って伝播することができる媒体として作用することができる。さらに、いくつかの実施形態では、ガイドチューブ536から開口部532を通って進む液体は、沈着物525の近くの流体運動を改善するように作用することができる。発生した圧力波503および/またはポケット526内の循環する流体は、歯510および/または歯肉509から沈着物525を除去するように作用することができる。

0088

IV.1つまたは複数の歯に結合する流体プラットフォーム
図6Aは、治療液のプールを保持するように1つまたは複数の歯610に付着するように構成された流体保持器602(たとえば締付具640および貯蔵器604)を有する流体プラットフォーム601を含む歯科用システム600の平面図である。図6Bは、図6Aに示す装置600の概略側面図である。図6Aおよび図6Bにおいて、図1B図5のものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図5に対して100増大している。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図6Aおよび図6Bの構成要素に適用するべきである。図6Aおよび図6Bに示すシステム600を使用して、口内の治療領域において1つもしくは複数の歯610および/または歯肉609を洗浄することができる。本明細書において説明したように、従来の歯科治療技法は、歯および/または歯肉に生じる可能性がある歯の沈着物のすべてまたは実質的にすべてを除去するように歯を有効に洗浄しない可能性がある。図6Aおよび図6Bのシステム600は、歯610および/または歯肉609に形成された歯の沈着物のすべてまたは実質的にすべてを除去するように、貯蔵器604内に保持された治療流体のプール内に圧力波を発生させることができる。有利には、圧力波は、圧力波発生器605から遠くの歯610および/または歯肉609の部分を洗浄することができる。たとえば、間隙、亀裂、割れ目等の中に位置する沈着物を、プール内の治療流体を通って伝播する圧力波によって取り除くことができる。

0089

システム600は、上で説明したように、流体保持器602と、ハンドピース608と、ハンドピース608の先端部分に結合された圧力波発生器605とを含むことができる。流体保持器602は、流体を保持するように構成された貯蔵器604を画定するかまたは形成する締付具640を含むことができる。締付具640を使用して、1つまたは複数
の治療歯610を少なくとも部分的に密閉し封止することができる。たとえば、締付具640を使用して、治療歯610にまたはその近くに配置することができる治療ハンドピース608へのアクセスを可能にしながら、貯蔵器604を、治療流体のプールで少なくとも部分的に充填された状態で維持することができる。締付具640は任意の好適な締付具であり得る。たとえば、締付具640は、第1閉鎖可能部材641Aおよび第2閉鎖可能部材641Bを含むことができる。第1閉鎖可能部材641Aおよび第2閉鎖可能部材641Bを、臨床医が、1つまたは複数の治療歯610の両側に第1閉鎖可能部材641Aおよび第2閉鎖可能部材642Bをあてがうことができるように、内側に付勢する(たとえば互いに向かって付勢する)ことができる。臨床医が締付具640を解放すると、第1閉鎖可能部材641Aおよび第2閉鎖可能部材641Bは、治療歯610に当接して、治療流体が少なくとも部分的にまたは実質的に充填されるように構成された少なくとも部分的に密閉されかつ/または封止された貯蔵器604を提供することができる。各閉鎖可能部材641A、641Bはまた、治療流体に対して不透過性である材料を含むことができ、それにより、閉鎖可能部材641Aおよび642Bが歯610および/または歯肉609に締め付けられたとき、不透過性材料が、治療流体を供給することができる貯蔵器604を画定しまたは形成することができる。

0090

圧力波発生器605を、ハンドピース608の先端部分に結合するかまたはそこに配置することができる。図6Bに示すように、たとえば、圧力波発生器605の先端部分を、貯蔵器604内に保持される治療流体のプールに浸漬することができる。たとえば、圧力波発生器605の先端部分を、図6Aおよび図6Bにおける歯610の両側の貯蔵器604内に、たとえば、歯610の両側の第1閉鎖可能部材641Aおよび/または第2閉鎖可能部材641Bによって形成された貯蔵器604内に配置することができる。圧力波発生器605を、圧力波を発生させるように作動させることができる。圧力波は、貯蔵器604内の治療流体を通って伝播して、歯610および/または歯肉609から沈着物を取り除くことができる。

0091

さらに、上で説明したように、流体プラットフォーム601は、たとえば流体入口、流体出口、追加の流体運動源等を含む、図6Aおよび図6Bに示さない他の構成要素を含むことができる。たとえば、上で説明したように、流体入口を、プール604に治療流体を供給するように構成することができ、それにより、入口は、締付具640によって形成されたプール604から漏出するいかなる流体も補給することができる。さらに、図6Aおよび図6Bに関して本明細書に記載する締付具640は、2つの閉鎖可能部材641Aおよび641Bを含むが、プール604を交互に形成する流体プラットフォームを含む他のあらゆる流体プラットフォームが好適であり得ることが理解されるべきである。

0092

図6Cは、別の実施形態による、流体保持器602Aを有する流体プラットフォーム601Aを含む歯科用システム600Aの平面図である。流体保持器602Aは、1つまたは複数の歯610Aに付着して、治療液が少なくとも部分的にまたは実質的に充填されるように構成された貯蔵器604Aを形成するように構成された、締付具640Aを含むことができる。図6Dは、図6Cに示す装置600Aの概略側面図である。図6Cおよび図6Dにおいて、図6Aおよび図6Bのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図6Aおよび図6Bに対して「A」が添付されている。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図6Cおよび図6Dの構成要素に適用するべきである。たとえば、図6Aおよび図6Bに対して上述したように、システム600Aは、流体保持器602Aと、ハンドピース608Aと、ハンドピース608Aに結合された圧力波発生器605Aとを含むことができる。流体保持器602Aは、治療液のプールを充填することができる貯蔵器604Aを形成するように構成された閉鎖可能部材641Aおよび641Bを有する締付具640Aを含むことができる。締付具640Aを使用して、1つまたは複数の治療歯610Aを少なくとも部分的に密閉しかつ封止し、貯蔵器
604Aを、流体で少なくとも部分的にまたは実質的に充填された状態で維持することができる。

0093

図6Cおよび図6Dの締付具640Aを、ハンドピース608Aに結合するように構成することも可能であり、それにより、臨床医は、ハンドピース608Aを締付具640Aに取り付けることができる。たとえば、図6Cおよび図6Dにおいて、締付具640Aをハンドピース608Aの先端部分に結合することができる。いくつかの構成では、臨床医は、締付具640Aを治療歯610Aに取り付ける前に、ハンドピース608Aを締付具640Aに結合することができる。しかしながら、他の構成では、臨床医は、締付具640Aを治療歯610Aに取り付けた後にハンドピース608Aを締付具640Aに結合することができる。図6Cおよび図6Dに示すように、流体プラットフォーム601Aは、ハンドピース608Aを通して結合することができる穴642を含むことができる。たとえば、圧力波発生器605Aとハンドピース608Aの先端部分とを、穴642内に配置して、限定されないがスナップ式機構、ねじ切り機構、接着剤を含む任意の好適な固定機構によって固定することができる。

0094

したがって、圧力波発生器605Aの先端部分を、締付具640Aによって形成された貯蔵器604A内に配置することができる。図6Dに示すように、圧力波発生器605Aを、治療される歯の上方に穴642を通して配置することができる。いくつかの実施形態では、圧力波発生器605Aの先端部分を、貯蔵器604A内の治療流体に浸漬することができる。圧力波発生器605Aを、貯蔵器604Aに保持される治療流体のプールを通って伝播することができかつ歯610Aおよび/または歯肉609Aに形成された歯の沈着物を除去することができる、圧力波を発生させるように作動させることができる。図6Aおよび図6Bと同様に、流体プラットフォーム601Aはまた、さまざまな実施形態では流体入口、流体出口および/または別個の流体運動源を含むことも可能である。

0095

V.歯および歯肉を洗浄するシステム
歯ブラシ、フロス、マウスウォッシュ等の日常の歯洗浄デバイスは、歯、歯肉、および/または歯と歯肉との間の空間に生じる望ましくない沈着物の実質的にすべてを取り除くのに有効でない場合がある。さらに、歯および歯肉を適切に洗浄するために、毎日複数回、数分間、歯磨きおよび/またはフロッシングを行うことが重要であり得る。使用者は、自身の歯を適切に磨くこともフロッシングすることもできない可能性があり、かつ/または歯および/または歯肉に生じる残がいおよび沈着物を除去するために必要なほど長くまたは必要なほど頻繁に歯磨きもフロッシングも行わない場合がある。したがって、改善された日常の歯および口内洗浄デバイスを含む、歯および歯肉を洗浄する改善された方法および装置を提供することが必要とされている。

0096

図7Aは、歯710および歯肉709から歯の沈着物を実質的に取り除くために使用者775の口内704に挿入されるように構成されたマウスピース701を含む歯科用システム700の概略側面図である。上述したように、システム700は、歯710および/または歯肉709からのステイン、歯石、う蝕、生体膜等、ならびに歯肉溝および歯周ポケット内の残がいおよび沈着物等の歯の沈着物を取り除くことができる。マウスピース701は、ハンドピース708、活性エネルギー出口705、流体入口ライン722および流体出口ライン720を含むことができる。ハンドピース708を、マウスピースの一部とすることができ、使用者の口内でマウスピース701を操作するために使用することができる。エネルギー出口705は、圧力波発生器(本明細書に記載する圧力波発生器等)、口内704で流体を循環させるように構成された流体運動源、および/または口内704に液体を放出するように構成された液体放出器のうちの1つまたは複数を含むことができる。さらに、装置700は、流体処置システム752を含むことができる。流体処置システム752は、1つまたは複数のポンプ、貯蔵器、混合器、センサ、および処置流体を
準備し、流体を入口ライン722に通し、出口ライン720から受け取った廃棄流体を処分するように構成された他の構成要素を含むことができる。

0097

システム700を使用者775の手の中に保持することができる。たとえば使用者の歯710、歯肉709および他の口内表面を含む、使用者775の口内704を洗浄するために、使用者775は、ハンドピース708を用いてエネルギー出口705の先端部分を口内704に挿入することができる。使用者は、ハンドピース708の一部、たとえばハンドピース708の、エネルギー出口705の先端部分の基端側の部分の周囲で自身の711を閉じることができる。ハンドピース708の周囲で唇711を閉じることにより、口内704に供給される液体が実質的に保持されるように、口704を実質的に封止することができる。治療液750を、入口ライン722を通して圧送するかまたは他の方法で供給することができ、治療液750は、少なくとも部分的にまたは実質的に口内704を充填することができる。口内に治療液750が十分に充填されると、エネルギー出口705を作動させて、歯710および/または歯肉709の表面を含む口内の表面から沈着物を除去することができる。たとえば、エネルギー出口705の圧力波発生器によって発生する圧力波703は、口内の治療液750を通って伝播することができ、歯710および歯肉709から沈着物を除去することができる。いくつかの構成では、使用者775は、自身の歯710を用いてハンドピース708を噛みしめなくてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、使用者775は、(たとえば口704に対してエネルギー出口705の先端部分を回転させるかまたは並進させることにより)エネルギー出口705を口内704で移動させることができる。口内704でエネルギー出口705を移動させることは、口内704のさまざまな部分で強度の変化する圧力波703を印加するように作用することができ、かつ/または口内704で流体750の運動を引き起こすように作用することができる。処置中、出口ライン720は、過剰な治療流体750または廃棄流体を除去することができ、入口ライン720は、口内704に治療液750が実質的に充填された状態を維持する。

0098

図7Aに開示するシステム700は、歯ブラシ、フロス、マウスウォッシュまたは他の従来の歯科用洗浄製品を使用することなく、歯710および/または歯肉709から沈着物を有利に取り除くことができる。エネルギー出口705を用いて治療液750を通して圧力波703を発生させることにより、システム700は、従来の歯科用装置を用いて達することが困難である口内表面に形成される沈着物を除去することができる。さらに、圧力波発生器の使用により、短時間でかつ非侵襲的に口内704を洗浄することができる。いくつかの構成では、たとえば、エネルギー出口705の圧力波発生器を、約20分間未満作動させることができる。たとえば、場合によっては、圧力波発生器を、口内704から望ましくない歯の沈着物を実質的に除去するために、約0.5分間から約15分間の範囲の期間、作動させることができる。

0099

図7Bは、別の実施形態による、歯710Aおよび歯肉709Aから歯の沈着物を実質的に取り除くために使用者775Aの口内704Aに挿入されるように構成されたマウスピース701Aを含む歯科用システム700Aの概略側面図である。図7Bにおいて、図7Aのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図7Aに対して文字「A」が添付されている。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図7Bの構成要素に適用するべきである。たとえば、図7Aと同様に、図7Bのマウスピース701Aは、ハンドピース708A、エネルギー出口705A、流体入口ライン722Aおよび流体出口ライン720Aを含むことができる。

0100

しかしながら、図7Aの実施形態とは異なり、図7Bでは、エネルギー出口705Aを作動させる前に、使用者775Aの口内704Aに治療流体を充填させなくてもよい。たとえば、ハンドピース708Aは、エネルギー出口705Aの先端部分の近くに開口部7
60を含むことができる。図7Bのシステム700Aでは、使用者775Aは、ハンドピース708Aの一部の周囲で自身の唇711Aを閉じて、ハンドピース708Aの周囲で口704Aを封止することができる。エネルギー出口705Aを作動させることができ、それにより、圧力波発生器が作動し、治療流体762が開口部760から口内704Aに放出される。エネルギー出口705Aは圧力波703Aを発生させることができ、ハンドピース708Aの開口部760を通過する流体762が、口内704Aの流体運動を増大させることができる。いくつかの実施形態では、圧力波703Aは、ハンドピース708A内の開口部760を通って放出される液体762を通って伝播することができる。

0101

たとえば、いくつかの実施形態では、使用者775Aは、エネルギー出口705Aの先端部分を、口内704Aの内部でかつ歯710Aの表面に沿って移動させることができる。開口部760Aから放出される流体762を、歯710Aおよび口内704Aの表面にわたって噴霧するかまたは他の方法で流すことができ、流体762は、口内704Aの流体の運動を増大させることができる。いくつかの実施形態では、エネルギー出口705Aが口内704Aで移動する際、発生した圧力波703Aがエネルギー出口705Aから歯710Aおよび/または歯肉709Aの表面まで伝播することができる。いくつかの構成では、圧力波703Aは、口内704Aを通して循環する治療液762(たとえば、ハンドピース708Aの開口部760を通過する際に循環する液体762)を通って伝播することができ、歯710Aおよび/または歯肉709Aに結合して望ましくない歯の沈着物を除去することができる。いくつかの実施形態では、システム700Aを作動させる前に、口内704Aに少なくとも幾分かの治療流体を供給することができる。

0102

図8は、使用者の歯810、歯肉809、および/または使用者875の口804内の他の表面から歯の沈着物を取り除くために口804内に挿入されるように構成されたエネルギー出口805を有するマウスピース801を備えた歯科用システム800の概略側面図である。図8において、図7Aおよび図7Bのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図7Aおよび図7Bに対して100増大している。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図8の構成要素に適用するべきである。たとえば、図7Aおよび図7Bと同様に、図8のマウスピース801は、ハンドピース808と、圧力波発生器および/または流体運動源として作用することができるエネルギー出口805と、流体入口ライン822と、流体出口ライン820とを含むことができる。図8の実施形態では、たとえば、エネルギー出口805は液体ジェット装置を備えている。

0103

図7Aおよび図7Bと同様に、エネルギー出口805の先端部分を使用者の口804内に挿入することができ、使用者875は、ハンドピース808の一部の周囲で自身の唇811を閉じてハンドピース808の周囲で口804を封止することができる。いくつかの実施形態では、エネルギー出口805を作動させる前に口804内に少なくとも幾分かの治療流体を供給して、口804内を少なくとも部分的に充填することができる。他の実施形態では、エネルギー出口805を作動させる前に治療流体を供給することができない。

0104

使用者は、システム800を作動させることができ、治療液862が入口ライン822を通過することができる。上で説明したように、ハンドピース808のオリフィスに高圧液体を通過させることにより、液体ジェット830を形成することができる。ジェット830は、(ガイドチューブのチャネルに沿って進むことができる)入口ライン822を通過することができ、エネルギー出口805の先端部分の近くに配置された衝突面834にぶつかることができる。ジェット830が衝突面834にぶつかるとき、圧力波803を発生させることができる。さらに、上で説明したように、治療液862を、エネルギー出口805の先端部分の近くの開口部860を通して放出するかまたは噴霧することができる。たとえば図7Bに関して上で説明したように、開口部860を通して噴霧されるかま
たは放出される流体862は、口804内の流体運動を改善することができる。上述したように、廃棄流体を、流体出口ライン820を通して口804から引き出すことができる。

0105

いくつかの実施形態では、使用者875は、エネルギー出口805の先端部分を、口804内で、たとえば歯810の表面に沿って移動させることができる。他の実施形態では、使用者875は、エネルギー出口805を口804内に静止して保持することができる。上で説明したように、圧力波803は、エネルギー出口805から伝播して、歯810および/または歯肉809に結合して歯の沈着物を除去することができる。さらに、いくつかの構成では、圧力波803は、開口部860から放出される治療流体862を通って伝播することができ、歯810および/または歯肉809に結合して望ましくない歯の沈着物を除去することができる。治療流体862は、治療処置中、口804内の流体運動の程度を増大させることにより洗浄を促進することができる。したがって、本明細書において図8に関して説明したように、液体ジェット装置(たとえばエネルギー出口805)は、圧力波発生器、流体運動源、および治療流体が口804に入るのを可能にする入口として有利に作用することができる。

0106

図8Aは、使用者の歯810A、歯肉809A、および/または使用者875Aの口804A内の他の表面から歯の沈着物を取り除くために口804A内に挿入されるように構成されたエネルギー出口805Aを有するマウスピース801Aを備えた歯科用システム800Aの概略側面図である。図8Aにおいて、図8のものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図8に対して文字「A」が添付されている。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図8Aの構成要素に適用するべきである。たとえば、図8と同様に、図8Aのマウスピース801Aは、ハンドピース808Aと、圧力波発生器および/または流体運動源として作用することができるエネルギー出口805Aと、流体入口ライン822Aと、流体出口ライン820Aとを含むことができる。流体入口ライン822Aは、1つまたは複数の流体ポート844Aで終端することができる。図8Aの実施形態では、たとえば、エネルギー出口805Aは液体ジェット装置を備えている。図8と同様に、使用者875Aは、エネルギー出口805Aの先端部分の周囲で自身の唇を閉じることができ、口804A内で出口805Aを作動させて、歯810Aおよび歯肉809Aから歯の沈着物を実質的に除去することができる。

0107

さらに、図8Aは、口804Aおよび活性エネルギー出口805Aの先端部分にかつ/またはそこから(たとえば低体積移動で)流体を搬送することができる、導管813Aおよびポート844Aを介して活性エネルギー出口805Aと流体連通するポンプ825Aを示す。ポンプ825Aは、ポンプ825Aの動作を制御するように構成され得る制御機構826Aと通信することができる。ポート844Aを、相対的に大量の治療流体を口804A内に供給するように十分大きくすることができる。いくつかの実施形態では、ポンプ825Aは、可変容積式ポンプ、たとえばベローズ、または他の任意の好適な圧送装置を備えることができる。ポンプ825Aは、1つまたは複数の流体源、たとえば流体貯蔵器と流体連通することができる。別法として、口804A内に流体を圧送するために複数のポンプを設けることができる。制御機構826Aがポンプ825Aを動作させることができる。低周波数段階では、ポンプ826Aは、低周波数、高押しのけ容積モードで動作する。高周波数段階では、ポンプ826Aは、高周波数、低押しのけ容積モードで動作する。たとえば、制御機構826Aは、往復振動式にポート844Aにかつポート844Aから流体を移動させるようにポンプ825A(たとえばベローズ機構)を動作させることができる。往復振動の周波数は、治療を通して変化することができる。有利には、ポート844Aは、流体の口内への流入および口内からの流出を可能にすることができる。いくつかの構成では、流体は、同じポートに流れ込みかつそこから流れ出ることができるが、他の構成では、特定のポートを、流入用にのみまたは流出用にのみ構成することができる
。本明細書で説明するように、制御機構826Aを、ポート844Aに流れ込みかつそこから流れ出る治療液の量を均衡させるように構成することができる。

0108

図8Aのシステム800Aでは、たとえば、活性エネルギー出口805Aは、圧力波発生器(たとえば液体ジェット830Aおよび衝突部材834A)と流体運動源とを含むことができる。流体運動源は、たとえばポート844Aを備えることができ、ポート844はさらに、導管813Aを介してポンプ825Aに流体連通することができる。たとえば、治療流体を、1つまたは複数の貯蔵器から供給することができ、ポンプ825Aによって導管813Aおよび入口ライン822Aを通して活性エネルギー出口805Aの先端部分に圧送することができる。治療流体862Aは、ポート844Aから出て口804Aに入ることができる。ポート844Aを、相対的に大量の流体が口804Aに入るのを可能にするサイズとすることができ、それにより大規模流体移送をもたらすことができる。ポンプ825Aの動作は、押しのけ容積とともにポンプが動作する周波数に関して変化することができる。

0109

上で説明したように、さまざまな治療処置は1つまたは複数の治療段階を含むことができる。各治療段階では、エネルギーを異なる周波数または周波数の帯域で印加することができる。上で説明したように、異なる周波数が治療流体と相互作用してサイズが異なる歯の沈着物を取り除くことができる。たとえば、いくつかの構成では、低周波数の波または低周波数帯域の波ほど、相対的に大きい歯の沈着物を除去することができ、高周波数の波または高周波数帯域の波ほど、相対的に小さい沈着物、たとえば小さい空間、亀裂、割れ目、不規則な歯の表面等に形成され得る小さい沈着物を除去することができる。

0110

図8Aの実施形態では、たとえば、圧力波発生器(たとえば液体ジェット装置)および流体運動源(たとえば、ポンプ825Aと流体連通しているポート844A)の両方を、さまざまな周波数範囲で動作させることができる。第1治療処置例では、第1の低周波数段階を始動させることができ、第2の高周波数段階を始動させることができる。他の実施形態では、これらの段階を実質的に同時に行うか、またはそれらは重なることができる。この例では、低周波数段階では、圧力波発生器を非作動状態にすることができ、ポンプ825Aを低周波数で作動させることができる。たとえば、ポンプ825Aは、圧力波発生器(たとえばジェット装置)のスイッチが切られている間に、入口ライン822Aを通して、ポート844Aを介して口804A内に低周波数で流体を供給して、流体を口内にかつ口内から繰返し移動させて、低周波数および大容量流体運動をもたらすことができる。ポンプ825Aの低周波数作用は、治療流体内に流体力学的運動を引き起こすように作用することができ、口804A内に流体の大きい体積移動を発生させることができる。こうした低周波数、大きい体積流体移動は、口804Aから相対的に大きい歯の沈着物を除去するように作用することができる。第2の高周波数段階では、ポンプ825Aのスイッチを切ることができ、圧力波発生器(たとえばジェットまたは他のタイプの圧力波発生器)を作動させて、相対的に高い周波数を生成することができる。たとえば、圧力波発生器によって発生する高周波数圧力波は、小さい空間、亀裂、不規則な表面等から相対的に小さい沈着物を除去するように作用することができる。高周波数圧力波はまた、流体の小規模な体積移動を引き起こして洗浄処置に役立つことも可能である。

0111

第2治療処置例では、第1の低周波数段階を始動させることができ、第2の高周波数段階を始動させることができる。いくつかの実施形態では、これらの段階を逐次行うことができる。他の実施形態では、これらの段階を実質的に同時に行うか、またはそれらは重なることができる。この例では、第1処置例と同様に、低周波数段階では、圧力波発生器が非作動状態にある間、(ポート844A等の流体運動源と流体連通することができる)ポンプ825Aを作動させることができる。第1例と同様に、低周波数流体運動が、大量流体移動を引き起こして口804Aから大きい沈着物を取り除くことができる。しかしなが
ら、第1例とは異なり、第2例では、ポンプ825Aおよび圧力波発生器(たとえば液体ジェット装置)の両方を作動させることにより、高周波数段階を始動させることができる。たとえば、第2例の高周波数段階では、ポンプ825Aは口内にかつ口内から流体を供給することができ、圧力波発生器は、治療流体内に相対的に高周波数の圧力波を発生させることができる。高周波数圧力波および低体積流体移動は、口804Aから相対的に小さい沈着物、たとえば小さい空間、亀裂、不規則な表面等からの小さい沈着物および残がいを除去するように作用することができる。低周波数段階とは異なり、第2例の周波数段階では、口804A内の流体移送の量は、第1例の低周波数段階より小さい可能性がある。さらに、高周波数段階中の流体移動は、口804Aから望ましくない歯の沈着物を除去するのに役立つことができる。

0112

第3治療処置例では、第1の低周波数段階を始動させることができ、第2の高周波数段階を始動させることができる。しかしながら、第1例および第2例とは異なり、第3例の低周波数段階では、ポンプ825A(たとえば流体運動源)および圧力波発生器をともに低周波数で作動させることができる。ポンプ825Aによって発生する大規模流体移送は、大きい体積流体運動を引き起こして大きい沈着物を除去するように作用することができる。第3例の高周波数段階では、第2例の高周波数段階と同様に、(ポート844A等の流体運動源と流体連通することができる)ポンプ825Aおよび液体ジェット830A(たとえば圧力波発生器)を、高周波数で作動させて小さい沈着物を除去することができる。

0113

第4治療処置例では、第1の低周波数段階を始動させることができ、第2の高周波数段階を始動させることができる。しかしながら、第1治療例、第2治療例および第3治療例とは異なり、ポンプ825Aのみを使用して治療液内の流体移動を発生させることができ、たとえば、別個の圧力波発生器は不要である。たとえば、(ベローズ型装置であり得る)ポンプ825Aは、往復振動式に流体の口内へのかつ口内からの移動を提供する1つまたは複数の可動要素を含むことができる。低周波数段階では、たとえば、ポンプ825Aは、入口ライン822Aを通して、ポート844Aを介して口804A内に低周波数で流体を供給して、口内にかつ口内から流体を繰返し移動させることにより、低周波数かつ大量流体運動をもたらすことができる。ポンプ825Aの低周波数作用は、治療流体内に流体力学的運動を引き起こすように作用することができ、口804A内に流体の大きい体積移動を発生させることができる。こうした低周波数の大きい体積流体移動は、口804Aから相対的に大きい歯の沈着物を除去するように作用することができる。高周波数段階では、ポンプ825Aを高周波数で作動させて、対応して高い周波数で治療流体内に圧力波を生成することができ、こうした圧力波は、入口ライン822Aを通って口804A内に伝播する。高周波数圧力波は、口804Aから相対的に小さい沈着物、たとえば小さい空間、亀裂、不規則な表面等からの小さい沈着物および残がいを除去することができる。コントローラ826Aがポンプ825Aを動作させることができる。低周波数段階では、ポンプ826Aは低周波数、高押しのけ容積モードで動作する。高周波数段階では、ポンプ826Aは、高周波数、低押しのけ容積モードで動作する。上で説明したように、治療処置中(たとえば、任意の好適な周波数範囲および流量での洗浄段階中)使用者の口内の治療液の量を均衡させることができ、たとえば、流入および流出の量をおよそ等しく維持することができる。

0114

さらに、図8Aの圧力波発生器は液体ジェット装置を含むが、図8Aに関して開示した治療処置および装置はまた、他のタイプの圧力波発生器でも好適であり得ることが理解されるべきである。さらに、上述した例は2つの段階(たとえば高周波数段階および低周波数段階)を記載しているが、上で説明したように、治療処置は、歯からの沈着物の洗浄に役立つようにあらゆる数の中間周波数段階を含むことができる。さらに、治療処置は、複数の連続した高周波数段階および低周波数段階を含むことができる。たとえば、1つの処
置が、低周波数段階、高周波数段階、低周波数段階、高周波数段階および低周波数段階を始動させることができる。

0115

たとえば、図8Bは、図8Aの実施形態と同様のシステム800Aの別の実施形態を示す。図8Bでは、図8Aのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されている。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図8Bの構成要素に適用するべきである。たとえば、活性エネルギー出口805Aは、圧力波発生器805Bと、流体運動源、たとえばポンプ825Aと流体連通することができる流体ポート844Aとを含むことができる。図8Bに示すように、圧力波発生器805Bは、本明細書に記載の任意の適切な圧力波発生器とすることができる。ポンプ825Aは、ポンプ825Aの動作を制御するように構成され得る制御機構826Aと通信することができる。ポンプ825Aの動作は、押しのけ容積とポンプが動作する周波数との両方に関して変化することができる。図8Aと同様に、圧力波発生器805Bおよび流体運動源(たとえば、ポンプ825Aと流体連通することができるポート844A)の両方を、さまざまな周波数範囲で動作させることができる。圧力波発生器805Bおよびポンプ825Aは、高周波数、低周波数および中間周波数で動作することができる。上で説明したように、さまざまな治療処置は、さまざまな周波数で動作する1つまたは複数の治療段階を含むことができる。さらに、本明細書で説明するように、治療処置中(たとえば、任意の好適な周波数範囲および流量での洗浄段階中)の使用者の口内の治療液の量を均衡させることができ、たとえば、流入および流出の量をおよそ等しいように維持することができる。有利には、ポート844Aは流体の口内への流入および口内からの流出を可能にすることができる。いくつかの構成では、流体は同じポートに流れ込みかつそこから流れ出ることができるが、他の構成では、特定のポートを、流入用にのみまたは流出用にのみ構成することができる。本明細書で説明するように、制御機構826Aを、ポート844Aに流れ込みかつポート844Aから流れ出る治療液の量を均衡させるように構成することができる。

0116

図8Cを参照すると、歯科用システム800Cの別の実施形態が示されている。図8Cにおいて、図8Aおよび図8Bのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図8Aおよび図8Bに対して文字「C」が添付されている。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図8Cの構成要素に適用するべきである。歯科用システム800Cは、活性エネルギー出口805Cと、対象の口内に挿入されるサイズおよび形状であるマウスピース801Cとを含むことができる。図8Cに示すように、たとえば、マウスピース801Cは、哺乳動物の上顎または下顎弓に実質的に沿う形状である。特に、マウスピース801Cを、歯の下列および/または歯の上列に沿う形状とすることができる。

0117

図8Cの実施形態において、活性エネルギー出口805Cをマウスピース801Cに組み込むことができる。たとえば、図8Aおよび図8Bの実施形態と同様に、活性エネルギー出口805Cは、1つまたは複数の流体ポート844Cを含む流体運動源を備えることができる。図8Cにおいて、口内に相対的に大量の流体、たとえば治療液を供給するために単一ポート844Cが設けられているが、他の実施形態では、任意の好適な数のポートを設けることができる。ポート844Cは、マウスピース801Cの上に、中にまたは近くに配置された流体送達ライン822Cと流体連通することができる。流体送達ライン822Cは、さらに、1つまたは複数の導管813Cを介してポンプ825Cと流体連通することができる。制御機構826Cを、ポンプ825Cの動作を制御するように構成することができる。図8Aおよび図8Bの実施形態と同様に、たとえば、ポンプ825Cは、さまざまな構成でベローズ型ポンプであり得る。

0118

治療処置中、制御機構826Cは、ポンプ825Cが、1つまたは複数の導管813Cを介して流体をマウスピース801Cにまたはマウスピース801Cから送達するのを可
能にする。たとえば、流体送達ライン822Cを、マウスピース801Cの内部に形成することができ、流体送達ライン822Cは、1つまたは複数の導管813Cと流体連通することができる。流体送達ライン822Cは、導管813Cからポート844Cを介して口内にかつ/または口内から流体を送達することができる。図8Cに示すように、たとえば、マウスピース801Cは、マウスピース801Cの中心部分の近くに配置された単一ポート844Cを含むことができる。図8Cでは、たとえば、マウスピース801Cを、中心軸を中心に実質的に対称とすることができ、ポート844Cをその中心軸に沿ってまたはその近くに配置することができる。したがって、図8Cの実施形態では、制御機構826Cおよびポンプ825Cは、導管813Cを介してマウスピース801Cに流体を送達することができる。マウスピース801Cの流体送達ライン822Cは、ポート844Cを介して口内にかつ/または口内から治療流体を送達することができる。

0119

図8Cでは、ポート844Cはマウスピース801Cの湾曲した凹状部分を越えて延在するものとして示されているが、ポート844Cを、代りにマウスピース801Cのあらゆる他の好適な表面を通してまたはその近くに形成することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、ポート844Cを、マウスピース801Cの上面または底面に配置することができる。さまざまな実施形態では、マウスピース801Cは、たとえば、後により詳細に説明する、図11A図11Dに示すマウスピース1101および/または図12Aおよび図12Bに示すマウスピース1201と同様に、中心面から延在する1つまたは複数の壁を含むことができる。例として、2つの壁が中心面から上方に延在することができ、2つの上方に延在する壁の間により多くの歯のうちの1つを受け入れるために(たとえば、歯の上列の歯を受け入れるために)十分な離隔距離で間隔を空けて配置され得る。2つの壁はまた、中心面から下方に延在することも可能であり、2つの下方に延在する壁の間に1つまたは複数の歯を受け入れるために(たとえば、歯の下列の歯を受け入れるために)十分な離隔距離で間隔を空けて配置され得る。こうした実施形態では、ポート844Aを、壁を通してかつ/または中心面を通して形成することができる。マウスピース801Cを、いくつかの実施形態では、口内にゆるく適合する形状とすることができ、たとえば、それにより、ポート844Cと口内表面との間に空間を維持することができる。たとえば、マウスピース801Cを、歯および/または歯肉がポート844Cを閉塞させないように、ポート844Cと歯および/または歯肉との間に離隔を提供する形状とすることができる。

0120

いくつかの実施形態では、第1壁は、マウスピース801Cの正面部分から上方に延在することができ、第2壁は、マウスピース801Cの前方部分から下方に延在することができる。口内にかつ内から流体を送達するために、第1壁および第2壁に1つまたは複数のポートを形成することができる。使用者は、マウスピース801Cの後方部分にまたはそれに隣接して自身の歯を噛むかまたは載せて、ポートと使用者の歯および/または歯肉の表面との間に離隔を提供することができる。壁のポートは、口内にかつ口内から流体を送達して、使用者の歯および/または歯肉の前面、および/または隣接する歯の間の表面を洗浄することができる。

0121

いくつかの実施形態では、第1壁は、マウスピース801Cの後方部分から上方に延在することができ、第2壁は、マウスピース801Cの後方部分から下方に延在することができる。口内にかつ口内から流体を送達するために、第1壁および第2壁に1つまたは複数のポートを形成することができる。使用者は、マウスピース801Cの前方部分にまたはそれに隣接して自身の歯を噛むかまたは載せて、ポートと使用者の歯および/または歯肉の背面との間に離隔を提供することができる。壁のポートは、口内にかつ口内から流体を送達して、使用者の歯および/または歯肉の背面、および/または隣接する歯の間の表面を洗浄することができる。本明細書に記載するいくつかの実施形態では、マウスピースから上方に延在する壁と下方に延在する壁とを企図しているが、他の実施形態では、単一
の壁がマウスピースから延在することができ、単一の壁を、歯の上列または歯の下列のいずれかに使用することができる。

0122

ポート844Cを、マウスピース801Cまたはその近くの任意の好適な位置に配置することができることが理解されるべきである。たとえば、ポート844Cを、歯および/または歯肉の表面に対して直接液体を向けるように配置することができる。他の構成では、ポート844Cを、口腔の他の部分、たとえば歯の後方に液体を向けるように配置することができ、流体運動および/または圧力波は、歯を洗浄するように作用することができる。いくつかの構成では、マウスピース801Cを、一体構造として形成することができる。たとえば、マウスピース801Cを、任意の好適な生体適合性ポリマー等の弾性材料またはプラスチック材料から形成することができる。

0123

活性エネルギー出口805Cを、システム800Cの使用者が作動させることができる。いくつかの実施形態では、使用者は、マウスピース801Cを噛んでマウスピース801Cに形成されるかまたは結合されたスイッチを入れることにより、洗浄処置を開始するように活性エネルギー出口805Cを作動させることができる。他の実施形態では、使用者は、口の外側、たとえば、外部使用者操作卓または制御機構826Cのスイッチを手動で入れることにより洗浄を開始するように、流体運動源を作動させることができる。いくつかの実施形態では、使用者は、治療段階を切り替えることができ、たとえば、使用者は、往復振動流体移動の周波数を変更することができる。他の実施形態では、制御機構826Cは、往復振動流体移動の周波数を自動的に変更することができる。

0124

いくつかの実施形態では、制御機構826Cを、流体のポート844Cを通る口内へのかつ口内からの往復振動圧力および往復振動移動を可変周波数で発生させるように構成することができる。したがって、治療処置中に変化することができる周波数でのサイクルで、流体を、ポート844Cを介して口内に送達することができ、ポート844Cを介して口内から除去することができる。図8Aおよび図8Bの実施形態に関して上で説明したように、図8Cのシステム800Cを使用して、1つまたは複数の治療段階で歯および/または歯肉を洗浄することができる。たとえば、図8Cのシステム800Cを、図8Aに関して上述した第4治療処置例、たとえば、低周波数段階および高周波数段階を提供するためにポンプ825Aのみが使用される処置例を行うように構成することができる。したがって、図8Cでは、ポンプ825Cから分離した圧力波発生器は不要である。治療処置中、活性エネルギー出口805C(たとえばポート844C等の流体運動源)を、第1治療段階中は第1周波数範囲で、第2治療段階中は第2周波数範囲で、流体の口内へのかつ口内からの往復振動移動をもたらすように構成することができる。いくつかの実施形態では、第2周波数波範囲には、第1周波数範囲の周波数より高い周波数を含むことができる。たとえば、第1周波数範囲は、約0.1Hzから約20KHzの範囲の周波数を含むことができる。第2周波数範囲は、約20KHzから約1,000KHzの範囲の周波数を含むことができる。

0125

上で説明したように、さまざまな実施形態では、治療段階を逐次行うことができる。たとえば、第1周波数範囲での第1治療段階を行うことができ、第1治療段階の後に、第2周波数範囲での第2治療段階を行うことができ、その逆も可能である。低い方の周波数では(たとえばこの例では第1治療段階では)、より大量の流体が口内にかつ口内から移動することができ、往復振動の高い方の周波数では(たとえばこの例では、第2治療段階では)より少量の流体が口内にかつ口内から移動することができる。低い方の周波数での大規模体積流体移動は、より大きい歯の沈着物および残がいを取り除くように作用することができ、高い方の周波数でのより小規模体積流体移動は、小さい空間、亀裂、割れ目、不規則な表面等の中からの沈着物等、より小さい歯の沈着物および残がいを取り除くように作用することができる。図8Cの実施形態では、さらに、治療流体として脱気液を使用し
て、歯および/歯肉の洗浄を促進することができる。

0126

いくつかの実施形態では、制御機構826Cを、第1周波数範囲の第1周波数から第2周波数範囲の第2周波数まで経時的に増大する周波数で、口内へのかつ口内からの流体の往復振動移動をもたらすように構成することができる。したがって、いくつかの構成では、体積流体移動の往復振動の周波数は、処置が進むに従い連続的に増大することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、治療段階は少なくとも部分的に重なることができる。さらに、いくつかの実施形態では、制御機構826Cを、口内へのかつ口内からの流体の往復振動移動の周波数をランダムに変化させて洗浄を促進するように構成することができる。治療処置中(たとえば、任意の好適な周波数範囲および流量での洗浄段階中)の使用者の口内の治療液の量を均衡させることができ、たとえば、流入および流出の量をおよそ等しいように維持することができる。有利には、ポート844Cは、流体の口内への流入および/または口内からの流出を可能にすることができる。いくつかの構成では、流体は同じポートに流れ込みかつそこから流れ出ることができるが、他の構成では、特定のポートを、流入用にのみまたは流出用にのみ構成することができる。本明細書で説明するように、制御機構826Cを、ポート844Cに流れ込みかつポート844Cから流れ出る治療液の量を均衡させるように構成することができる。

0127

図8Dは、図8Cのシステム800Cと同様の歯科用システム800Dを示す。図8Dでは、図8Cのものと同様の参照数字が、同様の構成要素を示すために使用されており、図8Cに対して文字「D」が添付されている。それらの構成要素の上述した説明を、特に断りのない限り、図8Dの構成要素に適用するべきである。たとえば、図8Cと同様に、図8Dのシステム800Dは、マウスピース801Dおよび活性エネルギー出口805Dを含むことができる。活性エネルギー出口805Dは、複数の流体送達ライン822Dおよび1つまたは複数の流体導管813Dを介してポンプ825Dと流体連通している複数のポート844Dを含む流体運動源を備えることができる。制御機構826Dを、ポンプ825Dの動作を制御するように構成することができる。1つまたは複数の導管813Dは、ポンプ825Dとマウスピース801Dとの間に流体連通を提供することができ、流体送達ライン822Dは、導管813Dとポート844Dとの間に流体連通を提供することができる。

0128

図8Cのシステム800Cとは異なり、図8Cに示す単一送達ライン822Cとは対照的に、図8Dではマウスピース801Dの上に、中にまたは近くに、複数の流体送達ライン822Dが配置されている。特に、3つの流体送達ライン822Dが、導管813Dと3つの対応する流体ポート844Dとの間に流体連通を提供する。図8Dに示すように、たとえば、マウスピース801Dの中心部分の近くに中心送達ラインを配置することができ、マウスピース801Dのそれぞれの側方部分の近くに2つの補助送達ラインを配置することができる。したがって、図8Dに示すように、3つの流体ポート844Dは、互いから間隔を空けて配置されかつ角度が付けられている。こうした構成では、歯および/または歯肉の洗浄を促進するために、流体を異なる向きで口内にかつ口内から送達することが有利であり得る。他の実施形態では、他の任意の好適な数のポート844Dを使用することができる。たとえば、2つのポート844Dを使用することができ、または4つ以上のポート844Dを使用することができる。

0129

図8Cと同様に、制御機構826Dを、可変周波数でポート844Dを介する口内へのかつ口内からの流体の往復振動移動をもたらすように構成することができる。したがって、治療処置中に変化することができる周波数でのサイクルで、流体を、ポート844Dを介して口内に送達することができ、ポート844Dを介して口内から除去することができる。上述したように、往復振動流体移動の周波数を変化させることにより、1つまたは複数の治療段階を行うことができる。たとえば、低周波数、高容量流体移動は、相対的に大
きい歯の沈着物および残がいを取り除くのに有効である可能性があり、高周波数、小容量流体移動は、相対的に小さい歯の沈着物および残がいを取り除くのに有効であり得る。上述したように、治療処置中(たとえば、任意の好適な周波数範囲および流量での洗浄段階中)の使用者の口内の治療液の量を均衡させることができ、たとえば、流入および流出の量をおよそ等しいように維持することができる。有利には、ポート844Dは、口内への流体の流入および口内からの流体の流出を可能にすることができる。いくつかの構成では、流体は同じポートに流れ込みかつそこから流れ出ることができるが、他の構成では、特定のポートを流入用にのみまたは流出用にのみ構成することができる。本明細書で説明したように、制御機構826Dを、ポート844Dに流れ込みかつポート844Dから流れ出る治療液の量を均衡させるように構成することができる。

0130

図9は、歯、歯肉、および使用者の口内の他の表面から沈着物を取り除くために口内に挿入されるように構成されたマウスピース901の概略側面図である。特に、図9に示すマウスピース901を、図7A図7Bおよび図8図8Dにおいて上で開示した実施形態に従って使用することができる。特に、マウスピース901は、ハンドピース908と、流体入口ライン922と、流体出口ライン920と、エネルギー出口905と、エネルギー出口905にエネルギーを搬送するように構成されたエネルギー導管963とを含むことができる。図7A図8Dに関して上で説明したように、使用者は、ハンドピース908の周囲で自身の唇を閉じることができる。エネルギー出口905を作動させて、歯、歯肉、および口内の他の表面から歯の沈着物を取り除くことができる。エネルギー出口905は、圧力波発生器、流体運動源、能動的流体入口等、任意の好適なエネルギー出口を備えることができる。たとえば、さまざまな実施形態では、エネルギー出口905は、液体ジェット装置、レーザ、液体流、圧電変換器等を備えることができる。

0131

図10A図10Dは、図9に示す実施形態に従って使用することができるさまざまなタイプの流体プラットフォームの概略側面図である。たとえば、図10Aは、ハンドピース1008、エネルギー出口1005、エネルギー導管1063、流体入口ライン1022および流体出口ライン1020を含むマウスピース1001を示す。図10Aに示すように、入口ライン1022に沿って進む治療液は、入口開口部1023を介して使用者の口に入ることができる。廃棄流体は、出口開口部1021を介して出口ライン1020に入ることができる。口に入る治療流体は、いくつかの実施形態では、少なくとも部分的に口を充填することができる。さらに、口に入る液体はまた、エネルギー出口1005の先端部分の近くに配置された開口部1060を通過することも可能である。

0132

図10Aの実施形態では、エネルギー出口1005を、レーザビーム1031を形成するように構成することができる。たとえば、エネルギー導管1063は、ハンドピース1008にエネルギーを供給することができ、ハンドピース1008は、当業者には既知である任意の好適な方法を使用してレーザビーム1031を発生させることができる。レーザビーム1031は、エネルギー出口1005の先端部分に衝突することができ、エネルギー出口1005の開口部1060を通過する治療液と相互作用することができる。それにより、レーザビーム1031は、圧力波発生器として作用することができ、口内から歯の沈着物を除去するために、治療される歯および/または歯肉の近くに流体キャビテーションを引き起こすために十分な圧力波を発生させることができる。マウスピース1001はまた、入口ライン1022および出口ライン1020に加えて流体運動源(図示せず)を含むことも可能である。

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