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課題

増大させることができる、治療が望まれる患者の部位にホーミングすることができる、および持続的な治療効果をもたらすことができる、改善された細胞の提供。

解決手段

ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞であって、a)該細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種作用剤とex vivoで接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞と、b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加することとを含むヒト造血幹細胞または造血前駆細胞。

概要

背景

先行技術の説明
再生医療の目的は、損傷を受けたまたは疾患にかかった細胞組織、および臓器の機能を維持する、改善する、さらには回復させることである。医療の実施の改革を目的とした再生医療の1つのやり方は、細胞に基づく治療薬を使用して患者処置することである。しかし、細胞に基づく治療薬の見込みが十分に理解されるためには、治療用細胞が患者に導入された際の耐容性が良好であるべきであり、該細胞は治療を必要とする部位に遊走または「ホーミング」するべきであり、該細胞により所望の治療をもたらすことができるべきである。当技術分野では、幹細胞に基づく治療薬および前駆細胞に基づく治療薬を使用するための試みがなされてきたが、ヒトの臨床実践場面における成功は、もしあってもわずかである。

改善された細胞に基づく治療薬が有効であろう再生医療の1つの領域は、種々の遺伝病がん、および変性疾患を処置するための、幹細胞移植、例えば、骨髄移植および造血幹細胞移植である。National Marrow Donor Program(登録商標)(NMDP)によると、生命にかかわる悪性疾患および非悪性疾患を有する患者を処置するために、世界的に年間で推定45,000〜50,000の造血細胞移植が実施されている。しかし、骨髄移植には多数の欠点がある。骨髄提供は有痛性であり、時には難しく、時間がかかり、また、多くの場合、HLAドナーマッチ組織を見つけるのが不可能である。また、同種移植には移植片対宿主病(GVHD)の有意な発生率が伴う。さらに、より容易に得られる臍帯血を使用して同種造血幹細胞移植が実施されているが、臍帯血移植にもなおGVHDのリスクがある。既存の臍帯血移植の方法の他の欠点としては、移植可能な細胞の数が少ないこと、およびドナー細胞のホーミングおよび生着欠乏が挙げられ、このどちらによっても患者の命にかかわる感染症のリスクが高くなる。さらに、臍帯血移植には、一般に、骨髄移植および末梢血移植と全く同じリスクがある。

GVHDの発生率を低下させるため、または細胞のホーミングおよび生着する能力を増大させるために、単離された移植片内の臍帯血中のヒト造血幹細胞および造血前駆細胞の数をex vivoの状況において増大させるために多数の手法が試みられてきたが、これらの試みでは限られた成功しか得られていない。

改善された細胞に基づく治療薬が有効であろう再生医療の別の領域は、虚血による損傷を受けた組織の処置である。組織および臓器への血流途絶は虚血として公知である。ヒトの体内での細胞、組織、および臓器の生存能力は、適切な血流に依存している。適切な血流により、細胞に酸素グルコース、および細胞の生理機能および代謝の調節に重要な必要性の高い栄養分がもたらされる。虚血は急性または慢性であり得る。急性型および慢性型の虚血のどちらによっても、細胞への適切な栄養分が失われ、持続する場合には、低酸素状態および/または無酸素状態になる。虚血を処置せずにいると、細胞が壊死またはアポトーシスを受け、それにより、組織または臓器の完全性および健康が危険にさらされる恐れがある。

虚血は、米国において毎年、数百万の患者に影響を及ぼしている。虚血は、実質的に無限の種類の遺伝学的状態、環境性傷害外傷性傷害、または外科的介入によって引き起こされる。患者が罹患する最も一般的な種類の虚血としては、これだけに限定されないが、脳虚血脊髄傷害、心血管虚血、肢虚血、腸管虚血、皮膚虚血(例えば、熱傷および凍傷による創傷)、ならびに、これだけに限定されないが、臓器移植、および植皮を含めた医学的手技および外科手技によって生じる虚血が挙げられる。

現在、急性虚血および慢性虚血の消散には、多くの場合、外科的手段を用いて組織の灌流および血流を回復させることが必要であり、これにより、さらに患者に虚血性組織損傷のリスクが生じる。虚血期間後に血流が回復することにより、実際に、虚血よりも大きく損傷する可能性がある。酸素が再導入されることにより、損傷性フリーラジカルが多く生じるようになり、また、細胞外アシドーシス状態が除かれることにより、カルシウムが流入し、したがって、カルシウム過負荷になる。全体的に、潜在的に致死的心不整脈をもたらす可能性がある再灌流傷害におけるこの結果により、壊死も著しく加速する恐れがある。虚血組織対処する他の現存する処置としては、高圧酸素静脈血栓溶解薬抗炎症剤、および新脈管形成プロモーター局所的な適用が挙げられる。しかし、これらの処置では、一般に、もしあっても、限られた成功しか得られていない。

したがって、再生医療において使用される細胞に基づく組成物および材料の多くは、現在は法外な費用がかかり、非効率的かつ/または安全でない。再生医療において幹細胞に基づく治療薬および前駆細胞に基づく治療薬を使用することの他の著しい欠点は、幹細胞の増殖、移動性を制御するため、または幹細胞を、治療を必要とする特定のニッシェまたは組織に導く、例えば、ホーミングさせるために利用可能な技術が欠如していることである。最終的に、細胞に基づく治療薬は再生医療を必要とするものに対する現実的な処置の選択肢とは考えられないという結果になる。

概要

増大させることができる、治療が望まれる患者の部位にホーミングすることができる、および持続的な治療効果をもたらすことができる、改善された細胞の提供。ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞であって、a)該細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種作用剤とex vivoで接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞と、b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加することとを含むヒト造血幹細胞または造血前駆細胞。なし

目的

医療の実施の改革を目的とした再生医療の1つのやり方は、細胞に基づく治療薬を使用して患者を処置することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

本明細書に記載の発明。

技術分野

0001

関連出願への相互参照
本願は、米国特許法第119条(e)項の下、2011年12月2日に出願された米国仮特許出願第61/566,492号の利益を主張し、この米国仮特許出願の全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。

0002

背景
技術分野
本発明は、増強された造血幹細胞および造血前駆細胞ならびに増強された細胞を含む治療用組成物に関する。本発明は、増強された造血細胞および造血前駆細胞、および治療用組成物を作製する方法、ならびに、個体の造血系再構築するため、および虚血に関連する状態および疾患を処置するための使用を含めた、その使用方法にも関する。

背景技術

0003

先行技術の説明
再生医療の目的は、損傷を受けたまたは疾患にかかった細胞、組織、および臓器の機能を維持する、改善する、さらには回復させることである。医療の実施の改革を目的とした再生医療の1つのやり方は、細胞に基づく治療薬を使用して患者を処置することである。しかし、細胞に基づく治療薬の見込みが十分に理解されるためには、治療用細胞が患者に導入された際の耐容性が良好であるべきであり、該細胞は治療を必要とする部位に遊走または「ホーミング」するべきであり、該細胞により所望の治療をもたらすことができるべきである。当技術分野では、幹細胞に基づく治療薬および前駆細胞に基づく治療薬を使用するための試みがなされてきたが、ヒトの臨床実践場面における成功は、もしあってもわずかである。

0004

改善された細胞に基づく治療薬が有効であろう再生医療の1つの領域は、種々の遺伝病がん、および変性疾患を処置するための、幹細胞移植、例えば、骨髄移植および造血幹細胞移植である。National Marrow Donor Program(登録商標)(NMDP)によると、生命にかかわる悪性疾患および非悪性疾患を有する患者を処置するために、世界的に年間で推定45,000〜50,000の造血細胞移植が実施されている。しかし、骨髄移植には多数の欠点がある。骨髄提供は有痛性であり、時には難しく、時間がかかり、また、多くの場合、HLAドナーマッチ組織を見つけるのが不可能である。また、同種移植には移植片対宿主病(GVHD)の有意な発生率が伴う。さらに、より容易に得られる臍帯血を使用して同種造血幹細胞移植が実施されているが、臍帯血移植にもなおGVHDのリスクがある。既存の臍帯血移植の方法の他の欠点としては、移植可能な細胞の数が少ないこと、およびドナー細胞のホーミングおよび生着欠乏が挙げられ、このどちらによっても患者の命にかかわる感染症のリスクが高くなる。さらに、臍帯血移植には、一般に、骨髄移植および末梢血移植と全く同じリスクがある。

0005

GVHDの発生率を低下させるため、または細胞のホーミングおよび生着する能力を増大させるために、単離された移植片内の臍帯血中のヒト造血幹細胞および造血前駆細胞の数をex vivoの状況において増大させるために多数の手法が試みられてきたが、これらの試みでは限られた成功しか得られていない。

0006

改善された細胞に基づく治療薬が有効であろう再生医療の別の領域は、虚血による損傷を受けた組織の処置である。組織および臓器への血流途絶は虚血として公知である。ヒトの体内での細胞、組織、および臓器の生存能力は、適切な血流に依存している。適切な血流により、細胞に酸素グルコース、および細胞の生理機能および代謝の調節に重要な必要性の高い栄養分がもたらされる。虚血は急性または慢性であり得る。急性型および慢性型の虚血のどちらによっても、細胞への適切な栄養分が失われ、持続する場合には、低酸素状態および/または無酸素状態になる。虚血を処置せずにいると、細胞が壊死またはアポトーシスを受け、それにより、組織または臓器の完全性および健康が危険にさらされる恐れがある。

0007

虚血は、米国において毎年、数百万の患者に影響を及ぼしている。虚血は、実質的に無限の種類の遺伝学的状態、環境性傷害外傷性傷害、または外科的介入によって引き起こされる。患者が罹患する最も一般的な種類の虚血としては、これだけに限定されないが、脳虚血脊髄傷害、心血管虚血、肢虚血、腸管虚血、皮膚虚血(例えば、熱傷および凍傷による創傷)、ならびに、これだけに限定されないが、臓器移植、および植皮を含めた医学的手技および外科手技によって生じる虚血が挙げられる。

0008

現在、急性虚血および慢性虚血の消散には、多くの場合、外科的手段を用いて組織の灌流および血流を回復させることが必要であり、これにより、さらに患者に虚血性組織損傷のリスクが生じる。虚血期間後に血流が回復することにより、実際に、虚血よりも大きく損傷する可能性がある。酸素が再導入されることにより、損傷性フリーラジカルが多く生じるようになり、また、細胞外アシドーシス状態が除かれることにより、カルシウムが流入し、したがって、カルシウム過負荷になる。全体的に、潜在的に致死的心不整脈をもたらす可能性がある再灌流傷害におけるこの結果により、壊死も著しく加速する恐れがある。虚血組織対処する他の現存する処置としては、高圧酸素静脈血栓溶解薬抗炎症剤、および新脈管形成プロモーター局所的な適用が挙げられる。しかし、これらの処置では、一般に、もしあっても、限られた成功しか得られていない。

0009

したがって、再生医療において使用される細胞に基づく組成物および材料の多くは、現在は法外な費用がかかり、非効率的かつ/または安全でない。再生医療において幹細胞に基づく治療薬および前駆細胞に基づく治療薬を使用することの他の著しい欠点は、幹細胞の増殖、移動性を制御するため、または幹細胞を、治療を必要とする特定のニッシェまたは組織に導く、例えば、ホーミングさせるために利用可能な技術が欠如していることである。最終的に、細胞に基づく治療薬は再生医療を必要とするものに対する現実的な処置の選択肢とは考えられないという結果になる。

発明が解決しようとする課題

0010

したがって、増大させることができる、治療が望まれる患者の部位にホーミングすることができる、および持続的な治療効果をもたらすことができる、改善された細胞に基づく治療薬が当技術分野において実質的に必要とされている。本発明は、これらの必要性に対処し、他の関連する利点をもたらす。

課題を解決するための手段

0011

発明の要旨
本発明は、一般に、治療的性質が改善された新規の細胞に基づく組成物を提供する。一実施形態では、本発明は、一部において、細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種作用剤(agent)とex vivoで接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞と、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加することとを含むヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を意図している。

0012

特定の実施形態では、1種または複数種の作用剤は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む。

0013

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0014

さらなる特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシルテトラノルPGE2からなる群から選択される。

0015

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む。

0016

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0017

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニドベクロメタゾンジプロピオン酸ベクロメタゾンベタメタゾン安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾンブデソニドシクレソニドクロベタゾール酪酸クロベタゾール(clobetasol butyrate)、プロピオン酸クロベタゾールクロベタゾンクロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾールコルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニドデスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾンジフロラゾン二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン(difluorocortolone)、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニドフルドロキシコルチドフルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物フルオシノロンフルオシノロンアセトニドフルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル(fluocoritin butyl)、フルオコルトロンフルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロンフルチカゾンプロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート酪酸ヒドロコルチゾンロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾンフロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデンリメキソロン、チキソコルトールトリアムシノロントリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0018

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0019

追加的なある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0020

別のある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである。

0021

別のある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約12時間にわたって接触させたものである。

0022

別のある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0023

ある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0024

さらなる実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0025

追加的なさらなる実施形態では、細胞は、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー胎盤、または胎児血から得られる。

0026

一実施形態では、本発明は、一部において、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物、例えば、治療用組成物であって、造血幹細胞または造血前駆細胞が、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する組成物を意図している。

0027

追加的な実施形態では、1種または複数種の作用剤は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む。

0028

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する。

0029

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約50倍増加する。

0030

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約60倍増加する。

0031

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約70倍増加する。

0032

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約80倍増加する。

0033

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して約40〜約80倍増加する。

0034

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して約50〜約80倍増加する。

0035

特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して約60〜約80倍増加する。

0036

ある特定の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して約30倍、約40倍、約50倍、約60倍、約70倍、または約80倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるヒアルロナンシンターゼ1(HAS1)、GTP結合性タンパク質EM(GEM)、二重特異性プロテインホスファターゼ4(DUSP4)、アンフィレギュリン(AREG)、核受容体関連タンパク質1(NR4A2)、レニン(REN)、cAMP応答エレメントモジュレーター(CREM)、I型アルファコラーゲン(COL1A1)、およびFos関連抗原2(FOSL2)からなる群から選択される1種または複数種の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない幹細胞または前駆細胞と比較して少なくとも約2倍、約3倍、約4倍、約5倍、約10倍、約20倍、約30倍、約40倍、または約50倍増加する。

0037

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される1種または複数種の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約2倍増加する。

0038

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される1種または複数種の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約3倍増加する。

0039

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される1種または複数種の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約5倍増加する。

0040

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される1種または複数種の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約10倍増加する。

0041

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される2種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約2倍増加する。

0042

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される2種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約3倍増加する。

0043

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される2種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約5倍増加する。

0044

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される2種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約10倍増加する。

0045

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される3種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約2倍増加する。

0046

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される3種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約3倍増加する。

0047

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される3種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約5倍増加する。

0048

他の追加的な実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを含み、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも30倍増加し、処理した幹細胞または前駆細胞におけるHAS1、GEM、DUSP4、AREG、NR4A2、REN、CREM、COL1A1、FOSL2からなる群から選択される3種以上の遺伝子の遺伝子発現が、接触させていない細胞と比較して少なくとも約10倍増加する。

0049

ある特定の追加的な実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0050

さらなる追加的な実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0051

別の追加的な実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む。

0052

別の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0053

別の特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0054

別のある特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種もしくは複数種のプロスタグランジン経路アゴニストまたは(ii)1種もしくは複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0055

別のさらなる実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと約2時間〜約24時間にわたって接触させたものである。

0056

別の追加的な実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0057

特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと約4時間にわたって接触させたものである。

0058

ある特定の実施形態では、細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む。

0059

さらなる実施形態では、細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む。

0060

別の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む。

0061

追加的な実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む。

0062

特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む。

0063

別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約10%のCD34+細胞を含む。

0064

さらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約20%のCD34+細胞を含む。

0065

なおさらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約30%のCD34+細胞を含む。

0066

ある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約40%のCD34+細胞を含む。

0067

別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約50%のCD34+細胞を含む。

0068

さらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約60%のCD34+細胞を含む。

0069

なおさらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約70%のCD34+細胞を含む。

0070

さらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約80%のCD34+細胞を含む。

0071

別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む。

0072

さらに別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む。

0073

追加的な実施形態では、細胞の集団をex vivoで増大させない。

0074

ある特定の実施形態では、組成物は、ポイントオブケアで生成され、細胞の集団を培養せずに患者に投与される。

0075

さらなる実施形態では、組成物は、洗浄され、1種または複数種の作用剤を実質的に含まない。

0076

別の実施形態では、細胞の集団は、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる。

0077

一実施形態では、本発明は、一部において、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を調製する方法であって、造血幹細胞または造血前駆細胞を細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させる工程であって、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法を意図している。

0078

特定の実施形態では、1種または複数種の作用剤は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む。

0079

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0080

さらなる特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0081

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む。

0082

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0083

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0084

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0085

追加的なある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0086

別のある特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである。

0087

別のある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0088

ある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0089

さらなる実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0090

追加的なさらなる実施形態では、細胞は、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる。

0091

一実施形態では、本発明は、一部において、治療用組成物を調製する方法であって、造血幹細胞または造血前駆細胞をex vivoで(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと接触させる工程であって、CXCR4遺伝子発現が、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞において、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法を意図している。

0092

特定の実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現は、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する。

0093

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0094

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0095

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む。

0096

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0097

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0098

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0099

特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0100

さらなる特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約24時間にわたって接触させたものである。

0101

さらなる特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約12時間にわたって接触させたものである。

0102

さらなる特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0103

追加的な特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0104

別の特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約4時間にわたって接触させたものである。

0105

ある特定の実施形態では、細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む。

0106

さらなる実施形態では、細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む。

0107

別の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む。

0108

追加的な実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む。

0109

特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む。

0110

別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約10%のCD34+細胞を含む。

0111

さらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約20%のCD34+細胞を含む。

0112

またさらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約30%のCD34+細胞を含む。

0113

ある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約40%のCD34+細胞を含む。

0114

別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約50%のCD34+細胞を含む。

0115

さらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約60%のCD34+細胞を含む。

0116

なおさらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約70%のCD34+細胞を含む。

0117

さらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約80%のCD34+細胞を含む。

0118

別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む。

0119

さらに別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む。

0120

追加的な実施形態では、細胞の集団をex vivoで増大させない。

0121

ある特定の実施形態では、組成物は、ポイントオブケアで生成され、細胞の集団を培養せずに患者に投与される。

0122

さらなる実施形態では、組成物は、洗浄され、1種または複数種の作用剤を実質的に含まない。

0123

別の実施形態では、細胞の集団は、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる。

0124

種々の実施形態では、本発明は、一部において、細胞治療を必要とする被験体を処置する方法であって、被験体にヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を投与する工程であって、造血幹細胞または造血前駆細胞が、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法を意図している。

0125

特定の実施形態では、被験体は、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、若年性骨髄単球性白血病ホジキンリンパ腫非ホジキンリンパ腫多発性骨髄腫重症再生不良性貧血ファンコニ貧血発作性夜間血色素尿症PNH)、赤芽球ろう先天性巨核球血小板減少症(amegakaryocytosis/congenital thrombocytopenia)、重症複合免疫不全症候群(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群、重症型ベータサラセミア(beta−thalassemia
major)、鎌状赤血球症ハーラー症候群副腎白質ジストロフィー異染性白質ジストロフィー、脊髄異形成不応性貧血、慢性骨髄単球性白血病、原因不明骨髄様化生家族性血球貪食性リンパ組織球症、固形腫瘍、慢性肉芽腫性疾患、ムコ多糖症、またはダイヤモンドブラックファンを有する。

0126

ある特定の実施形態では、被験体は、乳がん卵巣がん、脳がん、前立腺がん肺がん結腸がん、皮膚がん肝がん膵がん、または肉腫を有する。

0127

別の実施形態では、被験体は、骨髄破壊(bone marrow ablative)または骨髄非破壊化学療法または放射線療法を受けている。

0128

さらなる実施形態では、被験体は骨髄ドナーである。

0129

一実施形態では、被験体は、虚血組織または虚血による損傷を受けた組織を有する。

0130

特定の実施形態では、被験体は、虚血組織または虚血による損傷を受けた組織と関連した少なくとも1つの症状を有する。

0131

種々の実施形態では、虚血は、急性冠状動脈症候群、急性傷害(ALI)、急性心筋梗塞(AMI)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、動脈閉塞性疾患、動脈硬化症関節軟骨欠損無菌性全身性炎症(aseptic systemic inflammation)、アテローム硬化心血管疾患自己免疫疾患骨折、骨折、脳浮腫、脳低灌流バージャー病、熱傷、がん、心血管疾患、軟骨損傷脳梗塞、脳虚血、脳卒中、脳血管疾患化学療法誘発性ニューロパチー、慢性感染、慢性腸間膜虚血、跛行うっ血性心不全結合組織損傷挫傷冠動脈疾患CAD)、重症肢虚血(CLI)、クローン病深部静脈血栓症深部創傷、潰瘍治癒遅延創傷治癒の遅延、糖尿病(I型およびII型)、糖尿病性ニューロパチー糖尿病誘発性虚血、播種性血管内凝固DIC)、塞栓性脳虚血、移植片対宿主病、遺伝性出血性毛細血管拡張症、虚血性血管疾患高酸素傷害、低酸素症、炎症、炎症性腸疾患炎症性疾患、傷害を受けた間欠性跛行、腸管虚血、虚血、虚血性脳疾患虚血性心疾患、虚血性末梢血管疾患、虚血胎盤、虚血性腎疾患、虚血性血管疾患、虚血再灌流傷害、裂傷左主冠状動脈疾患、肢虚血、下肢虚血心筋梗塞心筋虚血、臓器虚血、変形性関節症骨粗鬆症骨肉腫パーキンソン病末梢動脈性疾患(PAD)、末梢動脈疾患末梢性虚血、末梢性ニューロパチー、末梢血管疾患、前がん、肺水腫肺塞栓症リモデリング障害腎臓虚血網膜虚血網膜症敗血症皮膚潰瘍実質臓器移植、脊髄傷害、卒中、軟骨下骨嚢胞血栓症血栓性脳虚血、組織虚血一過性脳虚血発作(TIA)、外傷性脳傷害潰瘍性大腸炎腎臓の血管疾患、血管の炎症性の状態、フォンヒッペルリンダウ症候群、および組織または臓器の創傷に関連する。

0132

一実施形態では、本発明は、一部において、被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞のホーミングおよび/または生着を増加させる方法であって、被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、造血幹細胞または造血前駆細胞が、細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法を意図している。

0133

特定の実施形態では、1種または複数種の作用剤は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む。

0134

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0135

さらなる特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0136

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む。

0137

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0138

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0139

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0140

追加的なある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0141

別のある特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである。

0142

別のある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0143

ある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0144

さらなる実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0145

追加的なさらなる実施形態では、細胞は、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる。

0146

一実施形態では、本発明は、被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞のホーミングおよび/または生着を増加させる方法であって、被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程を含み、造血幹細胞または造血前駆細胞が(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとex vivoで接触させたものであり、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加している方法を意図している。

0147

特定の実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現は、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する。

0148

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0149

さらなる特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0150

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む。

0151

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0152

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0153

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0154

特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0155

さらなる特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0156

追加的な特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0157

別の特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約4時間にわたって接触させたものである。

0158

ある特定の実施形態では、細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む。

0159

さらなる実施形態では、細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む。

0160

別の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む。

0161

追加的な実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む。

0162

特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む。

0163

別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約10%のCD34+細胞を含む。

0164

さらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約20%のCD34+細胞を含む。

0165

なおさらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約30%のCD34+細胞を含む。

0166

ある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約40%のCD34+細胞を含む。

0167

別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約50%のCD34+細胞を含む。

0168

さらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約60%のCD34+細胞を含む。

0169

なおさらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約70%のCD34+細胞を含む。

0170

さらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約80%のCD34+細胞を含む。

0171

別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む。

0172

さらに別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む。

0173

追加的な実施形態では、細胞の集団をex vivoで増大させない。

0174

ある特定の実施形態では、組成物は、ポイントオブケアで生成され、細胞の集団を培養せずに患者に投与される。

0175

さらなる実施形態では、組成物は、洗浄され、1種または複数種の作用剤を実質的に含まない。

0176

別の実施形態では、細胞の集団は、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる。

0177

種々の上記の実施形態では、被験体は、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、若年性骨髄単球性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、重症再生不良性貧血、ファンコニー貧血、発作性夜間血色素尿症(PNH)、赤芽球ろう、先天性無巨核球性血小板減少症、重症複合免疫不全症候群(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群、重症型ベータサラセミア、鎌状赤血球症、ハーラー症候群、副腎脳白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、脊髄異形成、不応性貧血、慢性骨髄単球性白血病、原因不明骨髄様化生、家族性血球貪食性リンパ組織球症、または固形腫瘍を有する。

0178

いくつかの上記の実施形態では、被験体は、乳がん、卵巣がん、脳がん、前立腺がん、肺がん、結腸がん、皮膚がん、肝がん、膵がん、または肉腫を有する。

0179

上記の実施形態のいずれかでは、被験体は、骨髄破壊または骨髄非破壊化学療法または放射線療法を受けている。

0180

特定の上記の実施形態では、被験体は骨髄ドナーである。

0181

ある特定の上記の実施形態では、細胞の集団は被験体に対して自原性(autogeneic)である。

0182

いくつかの上記の実施形態では、細胞の集団は、被験体の末梢血または骨髄から動員されたものである。

0183

種々の上記の実施形態では、細胞の集団は被験体に対して同種異系である。

0184

一実施形態では、本発明は、一部において、被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞の再構築を増加させる方法であって、被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、造血幹細胞または造血前駆細胞が、細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法を意図している。

0185

特定の実施形態では、1種または複数種の作用剤は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む。

0186

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0187

さらなる特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0188

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む。

0189

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0190

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0191

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0192

追加的なある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0193

別のある特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである。

0194

別のある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0195

ある特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0196

さらなる実施形態では、幹細胞または前駆細胞は少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0197

追加的なさらなる実施形態では、細胞は、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる。

0198

一実施形態では、本発明は、一部において、被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞の再構築を増加させる方法であって、被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとex vivoで接触させたものであり、b)接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法を意図している。

0199

特定の実施形態では、接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現は、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する。

0200

ある特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む。

0201

さらなる特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される。

0202

別の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む。

0203

追加的な特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストは、16,16−ジメチルPGE2を含む。

0204

ある特定の実施形態では、グルココルチコイドは、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される。

0205

さらなるある特定の実施形態では、グルココルチコイドはメドリゾンである。

0206

特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである。

0207

さらなる特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである。

0208

追加的な特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである。

0209

別の特定の実施形態では、造血幹細胞または造血前駆細胞は、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約4時間にわたって接触させたものである。

0210

ある特定の実施形態では、細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む。

0211

さらなる実施形態では、細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む。

0212

別の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む。

0213

追加的な実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む。

0214

特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む。

0215

別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約10%のCD34+細胞を含む。

0216

さらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約20%のCD34+細胞を含む。

0217

なおさらに別の特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約30%のCD34+細胞を含む。

0218

ある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約40%のCD34+細胞を含む。

0219

別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約50%のCD34+細胞を含む。

0220

さらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約60%のCD34+細胞を含む。

0221

なおさらに別のある特定の実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約70%のCD34+細胞を含む。

0222

さらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約80%のCD34+細胞を含む。

0223

別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む。

0224

さらに別のさらなる実施形態では、細胞の集団は、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む。

0225

追加的な実施形態では、細胞の集団をex vivoで増大させない。

0226

ある特定の実施形態では、組成物は、ポイントオブケアで生成され、細胞の集団を培養せずに患者に投与される。

0227

さらなる実施形態では、組成物は、洗浄され、1種または複数種の作用剤を実質的に含まない。

0228

別の実施形態では、細胞の集団は、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる。

0229

種々の実施形態では、細胞の集団は、1つまたは複数の臍帯血ユニット(cord blood unit)を含む。

0230

種々の上記の実施形態では、被験体は、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、若年性骨髄単球性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、重症再生不良性貧血、ファンコニー貧血、発作性夜間血色素尿症(PNH)、赤芽球ろう、先天性無巨核球性血小板減少症、重症複合免疫不全症候群(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群、重症型ベータサラセミア、鎌状赤血球症、ハーラー症候群、副腎脳白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、脊髄異形成、不応性貧血、慢性骨髄単球性白血病、原因不明骨髄様化生、家族性血球貪食性リンパ組織球症、または固形腫瘍を有する。

0231

いくつかの上記の実施形態では、被験体は、乳がん、卵巣がん、脳がん、前立腺がん、肺がん、結腸がん、皮膚がん、肝がん、膵がん、または肉腫を有する。

0232

上記の実施形態のいずれかでは、被験体は、骨髄破壊または骨髄非破壊化学療法または放射線療法を受けている。

0233

特定の上記の実施形態では、被験体は骨髄ドナーである。

0234

ある特定の上記の実施形態では、細胞の集団は被験体に対して自原性である。

0235

いくつかの上記の実施形態では、細胞の集団は、被験体の末梢血または骨髄から動員されたものである。

0236

種々の上記の実施形態では、細胞の集団は被験体に対して同種異系である。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞であって、
a)該細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞と、
b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加することと
を含むヒト造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目2)
前記1種または複数種の作用剤が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む、項目1に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目3)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目2に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目4)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目2に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目5)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む、項目2に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目6)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目2に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目7)
前記グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目2に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目8)
前記グルココルチコイドが、メドリゾンである、項目2に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目9)
少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目1に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目10)
少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目1に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目11)
少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目1に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目12)
少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目1に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目13)
骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる、項目1に記載の造血幹細胞または造血前駆細胞。
(項目14)
ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む治療用組成物であって、
a)該造血幹細胞または造血前駆細胞が、該ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、
b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する、治療用組成物。
(項目15)
前記1種または複数種の作用剤が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目16)
前記接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する、項目14に記載の治療用組成物。
(項目17)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目15に記載の治療用組成物。
(項目18)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目15に記載の治療用組成物。
(項目19)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む、項目15に記載の治療用組成物。
(項目20)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目15に記載の治療用組成物。
(項目21)
前記グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目15に記載の治療用組成物。
(項目22)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種もしくは複数種のプロスタグランジン経路アゴニストまたは(ii)1種もしくは複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目14に記載の治療用組成物。
(項目23)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと約2時間〜約24時間にわたって接触させたものである、項目14に記載の治療用組成物。
(項目24)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目14に記載の治療用組成物。
(項目25)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドのうちの少なくとも1つと約4時間にわたって接触させたものである、項目14に記載の治療用組成物。
(項目26)
前記細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目27)
前記細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目28)
前記細胞の集団が、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目29)
前記細胞の集団が、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目30)
前記細胞の集団が、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目31)
前記細胞の集団が、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目32)
前記細胞の集団が、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む、項目14に記載の治療用組成物。
(項目33)
前記細胞の集団をex vivoで増大させない、項目14に記載の治療用組成物。
(項目34)
ポイントオブケアで生成され、前記細胞の集団を培養せずに患者に投与される、項目14に記載の治療用組成物。
(項目35)
洗浄され、前記1種または複数種の作用剤を実質的に含まない、項目14に記載の治療用組成物。
(項目36)
前記細胞の集団が、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる、項目14に記載の治療用組成物。
(項目37)
ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を調製する方法であって、
a)該造血幹細胞または造血前駆細胞を、該細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させる工程であって、該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞における該CXCR4遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法。
(項目38)
前記1種または複数種の作用剤が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目37に記載の方法。
(項目40)
プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目37に記載の方法。
(項目41)
プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む、項目37に記載の方法。
(項目42)
プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目37に記載の方法。
(項目43)
グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目37に記載の方法。
(項目44)
グルココルチコイドが、メドリゾンである、項目37に記載の方法。
(項目45)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目37に記載の方法。
(項目46)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである、項目37に記載の方法。
(項目47)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目37に記載の方法。
(項目48)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目37に記載の方法。
(項目49)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる、項目37に記載の方法。
(項目50)
治療用組成物を調製する方法であって、
造血幹細胞または造血前駆細胞を(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとex vivoで接触させる工程であって、該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法。
(項目51)
前記接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目50に記載の方法。
(項目53)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目50に記載の方法。
(項目54)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む、項目50に記載の方法。
(項目55)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目50に記載の方法。
(項目56)
前記グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目50に記載の方法。
(項目57)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目50に記載の方法。
(項目58)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目50に記載の方法。
(項目59)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目50に記載の方法。
(項目60)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約4時間にわたって接触させたものである、項目50に記載の方法。
(項目61)
細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む、項目50に記載の方法。
(項目62)
細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む、項目50に記載の方法。
(項目63)
細胞の集団が、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む、項目50に記載の方法。
(項目64)
細胞の集団が、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む、項目50に記載の方法。
(項目65)
細胞の集団が、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む、項目50に記載の方法。
(項目66)
細胞の集団をex vivoで増大させない、項目50に記載の方法。
(項目67)
前記組成物が、ポイントオブケアで生成され、細胞の集団を培養せずに患者に投与される、項目50に記載の方法。
(項目68)
前記組成物を洗浄し、それが前記(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドを実質的に含まない、項目50に記載の方法。
(項目69)
細胞の集団が、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる、項目50に記載の方法。
(項目70)
細胞治療を必要とする被験体を処置する方法であって、項目1に記載のヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を該被験体に投与する工程を含む方法。
(項目71)
前記被験体が、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、若年性骨髄単球性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、重症再生不良性貧血、ファンコニー貧血、発作性夜間血色素尿症(PNH)、赤芽球ろう、先天性無巨核球性血小板減少症、重症複合免疫不全症候群(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群、重症型ベータサラセミア、鎌状赤血球症、ハーラー症候群、副腎脳白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、脊髄異形成、不応性貧血、慢性骨髄単球性白血病、原因不明骨髄様化生、家族性血球貪食性リンパ組織球症、固形腫瘍、慢性肉芽腫性疾患、ムコ多糖症、またはダイヤモンド・ブラックファンを有する、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記被験体が、乳がん、卵巣がん、脳がん、前立腺がん、肺がん、結腸がん、皮膚がん、肝がん、膵がん、または肉腫を有する、項目70に記載の方法。
(項目73)
前記被験体が、骨髄破壊または骨髄非破壊化学療法または放射線療法を受けている、項目70に記載の方法。
(項目74)
前記被験体が、骨髄ドナーである、項目70に記載の方法。
(項目75)
前記被験体が虚血組織または虚血による損傷を受けた組織を有する、項目70に記載の方法。
(項目76)
前記被験体が虚血組織または虚血による損傷を受けた組織と関連した少なくとも1つの症状を有する、項目70に記載の方法。
(項目77)
前記虚血が、急性冠状動脈症候群、急性肺傷害(ALI)、急性心筋梗塞(AMI)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、動脈閉塞性疾患、動脈硬化症、関節軟骨欠損、無菌性全身性炎症、アテローム硬化性心血管疾患、自己免疫疾患、骨折、骨折、脳浮腫、脳低灌流、バージャー病、熱傷、がん、心血管疾患、軟骨損傷、脳梗塞、脳虚血、脳卒中、脳血管疾患、化学療法誘発性ニューロパチー、慢性感染、慢性腸間膜虚血、跛行、うっ血性心不全、結合組織損傷、挫傷、冠動脈疾患(CAD)、重症肢虚血(CLI)、クローン病、深部静脈血栓症、深部創傷、潰瘍治癒の遅延、創傷治癒の遅延、糖尿病(I型およびII型)、糖尿病性ニューロパチー、糖尿病誘発性虚血、播種性血管内凝固(DIC)、塞栓性脳虚血、移植片対宿主病、遺伝性出血性毛細血管拡張症、虚血性血管疾患、高酸素傷害、低酸素症、炎症、炎症性腸疾患、炎症性疾患、傷害を受けた腱、間欠性跛行、腸管虚血、虚血、虚血性脳疾患、虚血性心疾患、虚血性末梢血管疾患、虚血胎盤、虚血性腎疾患、虚血性血管疾患、虚血再灌流傷害、裂傷、左主冠状動脈疾患、肢虚血、下肢虚血、心筋梗塞、心筋虚血、臓器虚血、変形性関節症、骨粗鬆症、骨肉腫、パーキンソン病、末梢動脈性疾患(PAD)、末梢動脈疾患、末梢性虚血、末梢性ニューロパチー、末梢血管疾患、前がん、肺水腫、肺塞栓症、リモデリング障害、腎臓虚血、網膜虚血、網膜症、敗血症、皮膚潰瘍、実質臓器移植、脊髄傷害、卒中、軟骨下骨嚢胞、血栓症、血栓性脳虚血、組織虚血、一過性脳虚血発作(TIA)、外傷性脳傷害、潰瘍性大腸炎、腎臓の血管疾患、血管の炎症性の状態、フォンヒッペル・リンダウ症候群、および組織または臓器の創傷に関連する、項目75または76に記載の方法。
(項目78)
被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞のホーミングおよび/または生着を増加させる方法であって、該被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、
a)該造血幹細胞または造血前駆細胞が、該細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、
b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法。
(項目79)
前記1種または複数種の作用剤が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む、項目78に記載の方法。
(項目80)
プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目78に記載の方法。
(項目81)
プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目78に記載の方法。
(項目82)
プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む、項目78に記載の方法。
(項目83)
プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目78に記載の方法。
(項目84)
グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目78に記載の方法。
(項目85)
グルココルチコイドが、メドリゾンである、項目78に記載の方法。
(項目86)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目78に記載の方法。
(項目87)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである、項目78に記載の方法。
(項目88)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目78に記載の方法。
(項目89)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目78に記載の方法。
(項目90)
前記細胞が、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる、項目78に記載の方法。
(項目91)
被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞のホーミングおよび/または生着を増加させる方法であって、該被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、
a)該造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとex vivoで接触させたものであり、
b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法。
(項目92)
前記接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する、項目91に記載の方法。
(項目93)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目91に記載の方法。
(項目94)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目91に記載の方法。
(項目95)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む、項目91に記載の方法。
(項目96)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目91に記載の方法。
(項目97)
前記グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目91に記載の方法。
(項目98)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目91に記載の方法。
(項目99)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目91に記載の方法。
(項目100)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目91に記載の方法。
(項目101)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約4時間にわたって接触させたものである、項目91に記載の方法。
(項目102)
前記細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む、項目91に記載の方法。
(項目103)
前記細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む、項目91に記載の方法。
(項目104)
前記細胞の集団が、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む、項目91に記載の方法。
(項目105)
前記細胞の集団が、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む、項目91に記載の方法。
(項目106)
前記細胞の集団が、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む、項目91に記載の方法。
(項目107)
前記細胞の集団が、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む、項目91に記載の組成物。
(項目108)
前記細胞の集団が、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む、項目91に記載の組成物。
(項目109)
前記細胞の集団をex vivoで増大させない、項目91に記載の方法。
(項目110)
前記組成物が、ポイントオブケアで生成され、前記細胞の集団を培養せずに患者に投与される、項目91に記載の方法。
(項目111)
前記組成物が、洗浄され、前記1種または複数種の作用剤を実質的に含まない、項目91に記載の方法。
(項目112)
前記細胞の集団が、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる、項目91に記載の方法。
(項目113)
前記被験体が、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、若年性骨髄単球性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、重症再生不良性貧血、ファンコニー貧血、発作性夜間血色素尿症(PNH)、赤芽球ろう、先天性無巨核球性血小板減少症、重症複合免疫不全症候群(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群、重症型ベータサラセミア、鎌状赤血球症、ハーラー症候群、副腎脳白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、脊髄異形成、不応性貧血、慢性骨髄単球性白血病、原因不明骨髄様化生、家族性血球貪食性リンパ組織球症、または固形腫瘍を有する、項目78または項目91に記載の方法。
(項目114)
前記被験体が、乳がん、卵巣がん、脳がん、前立腺がん、肺がん、結腸がん、皮膚がん、肝がん、膵がん、または肉腫を有する、項目78または項目91に記載の方法。
(項目115)
前記被験体が、骨髄破壊または骨髄非破壊化学療法または放射線療法を受けている、項目78または項目91に記載の方法。
(項目116)
前記被験体が、骨髄ドナーである、項目78または項目91に記載の方法。
(項目117)
前記細胞の集団が、前記被験体に対して自原性である、項目78または項目91に記載の方法。
(項目118)
前記細胞の集団が、前記被験体の末梢血または骨髄から動員される、項目78または項目91に記載の方法。
(項目119)
前記細胞の集団が、前記被験体に対して同種異系である、項目78または項目91に記載の方法。
(項目120)
被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞の再構築を増加させる方法であって、該被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、
a)該造血幹細胞または造血前駆細胞が、該細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものであり、
b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法。
(項目121)
前記1種または複数種の作用剤が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストと、(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとを含む、項目120に記載の方法。
(項目122)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目121に記載の方法。
(項目123)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目121に記載の方法。
(項目124)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体または誘導体を含む、項目121に記載の方法。
(項目125)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目121に記載の方法。
(項目126)
前記グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目121に記載の方法。
(項目127)
前記グルココルチコイドが、メドリゾンである、項目121に記載の方法。
(項目128)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目120に記載の方法。
(項目129)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約1時間〜約24時間にわたって接触させたものである、項目120に記載の方法。
(項目130)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目120に記載の方法。
(項目131)
前記幹細胞または前駆細胞が、少なくとも1種の作用剤と約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目120に記載の方法。
(項目132)
前記細胞が、骨髄、臍帯血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、または胎児血から得られる、項目120に記載の方法。
(項目133)
被験体における造血幹細胞および造血前駆細胞の再構築を増加させる方法であって、該被験体に、ヒト造血幹細胞または造血前駆細胞を含む細胞の集団を含む組成物を投与する工程であって、
a)該造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドとex vivoで接触させたものであり、
b)該接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約30倍増加する工程を含む方法。
(項目134)
前記接触させた造血幹細胞または造血前駆細胞におけるCXCR4の遺伝子発現が、接触させていない造血幹細胞または造血前駆細胞と比較して少なくとも約40倍増加する、項目133に記載の方法。
(項目135)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2 EP2受容体またはPGE2 EP4受容体に選択的に結合する化合物を含む、項目133に記載の方法。
(項目136)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、dmPGE2、15(S)−15−メチルPGE2、20−エチルPGE2、および8−イソ−16−シクロヘキシル−テトラノルPGE2からなる群から選択される、項目133に記載の方法。
(項目137)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、PGE2、またはPGE2類似体またはその誘導体を含む、項目133に記載の方法。
(項目138)
前記プロスタグランジン経路アゴニストが、16,16−ジメチルPGE2を含む、項目133に記載の方法。
(項目139)
前記グルココルチコイドが、メドリゾン、アルクロメタゾン、ジプロピオン酸アルクロメタゾン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、安息香酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、クロベタゾール、酪酸クロベタゾール、プロピオン酸クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチゾール、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン(desoximetasone)、デスオキシコルトン、デスオキシメタゾン(desoxymethasone)、デキサメタゾン、ジフロラゾン、二酢酸ジフロラゾン、ジフルコルトロン、吉草酸ジフルコルトロン、ジフルオロコルトロン、ジフルプレドナート、フルクロロロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルメタゾン(flumetasone)、フルメタゾン(flumethasone)、ピバル酸フルメタゾン、フルニソリド、フルニソリド半水和物、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチン、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロコルチゾン、フルオロメトロン、フルペロロン、フルプレドニデン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アセポン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンブテプレート、酪酸ヒドロコルチゾン、ロテプレドノール、メプレドニゾン、6a−メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、アセポン酸メチルプレドニゾロン、モメタゾン、フロ酸モメタゾン、フロ酸モメタゾン一水和物、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニドおよびウロベタゾールからなる群から選択される、項目133に記載の方法。
(項目140)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと少なくとも約1時間にわたって接触させたものである、項目133に記載の方法。
(項目141)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約6時間にわたって接触させたものである、項目133に記載の方法。
(項目142)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約2時間〜約4時間にわたって接触させたものである、項目133に記載の方法。
(項目143)
前記造血幹細胞または造血前駆細胞が、(i)1種または複数種のプロスタグランジン経路アゴニストおよび(ii)1種または複数種のグルココルチコイドと約4時間にわたって接触させたものである、項目133に記載の方法。
(項目144)
前記細胞の集団が、約0.10%未満、0.50%未満、1.0%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、または30%未満のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目145)
前記細胞の集団が、少なくとも約0.01%でかつ約50%以下のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目146)
前記細胞の集団が、少なくとも約1%のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目147)
前記細胞の集団が、少なくとも約3%のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目148)
前記細胞の集団が、少なくとも約5%のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目149)
前記細胞の集団が、少なくとも約90%のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目150)
前記細胞の集団が、少なくとも約95%のCD34+細胞を含む、項目133に記載の方法。
(項目151)
前記細胞の集団をex vivoで増大させない、項目133に記載の方法。
(項目152)
前記組成物が、ポイントオブケアで生成され、前記細胞の集団を培養せずに患者に投与される、項目133に記載の方法。
(項目153)
前記組成物が、洗浄され、前記1種または複数種の作用剤を実質的に含まない、項目133に記載の方法。
(項目154)
前記細胞の集団が、骨髄、胎児肝臓、胎児血、胎盤、胎盤血、臍帯血、または動員された末梢血から得られる、項目133に記載の方法。
(項目155)
前記細胞の集団が、1つまたは複数の臍帯血ユニットを含む、項目120または項目133に記載の方法。
(項目156)
前記被験体が、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、若年性骨髄単球性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、重症再生不良性貧血、ファンコニー貧血、発作性夜間血色素尿症(PNH)、赤芽球ろう、先天性無巨核球性血小板減少症、重症複合免疫不全症候群(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群、重症型ベータサラセミア、鎌状赤血球症、ハーラー症候群、副腎脳白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、脊髄異形成、不応性貧血、慢性骨髄単球性白血病、原因不明骨髄様化生、家族性血球貪食性リンパ組織球症、または固形腫瘍を有する、項目120または項目133に記載の方法。
(項目157)
前記被験体が、乳がん、卵巣がん、脳がん、前立腺がん、肺がん、結腸がん、皮膚がん、肝がん、膵がん、または肉腫を有する、項目120または項目133に記載の方法。
(項目158)
前記被験体が、骨髄破壊または骨髄非破壊化学療法または放射線療法を受けている、項目120または項目133に記載の方法。
(項目159)
前記被験体が、骨髄ドナーである、項目120または項目133に記載の方法。
(項目160)
前記細胞の集団が、前記被験体に対して自原性である、項目120または項目133に記載の方法。
(項目161)
前記細胞の集団が、前記被験体の末梢血または骨髄から動員されたものである、項目120または項目133に記載の方法。
(項目162)
前記細胞の集団が、前記被験体に対して同種異系である、項目120または項目133に記載の方法。

図面の簡単な説明

0237

図1は、ヒト臍帯血CD34+細胞を単一の作用剤10μM、またはdmPGE210μMと5種の異なるグルココルチコイドのうちの1種10μMの組合せのいずれかを用いて処理した場合に当該細胞において検出されたCXCR4mRNAのレベルの増加(ビヒクル処理と比較して)を示すグラフである。グルココルチコイドは、dmPGE2と相乗的に作用して、CXCR4遺伝子発現を増加させる。

0238

図2Aは、ヒト臍帯血CD34+細胞を、PGE2を単独でまたはPGE2と種々のグルココルチコイドの組合せを用いて処理した場合に当該CD34+細胞において検出されたCXCR4mRNAの増加を示すグラフである。データにより、グルココルチコイドがプロスタグランジン経路アゴニストと相乗的に作用して、CD34+細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させることが実証される。
図2Bは、ヒト臍帯血CD34+細胞を、15(S)−15−メチルPGE2(mPGE2)を単独で、または種々のグルココルチコイドと組み合わせて処理した場合に当該CD34+細胞において検出されたCXCR4 mRNAの増加を示すグラフである。データにより、グルココルチコイドがプロスタグランジン経路アゴニストと相乗的に作用して、CD34+細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させることが実証される。
図2Cは、ヒト臍帯血CD34+細胞を、20−エチルPGE2(ePGE2)を単独で、または種々のグルココルチコイドと組み合わせて処理した場合に当該CD34+細胞において検出されたCXCR4 mRNAの増加を示すグラフである。データにより、グルココルチコイドがプロスタグランジン経路アゴニストと相乗的に作用して、CD34+細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させることが実証される。

0239

図3は、臍帯血または動員された末梢血(mPB)に由来するヒトCD34+細胞を、プロスタグランジン経路アゴニストを単独で、またはグルココルチコイドと組み合わせてのいずれかで用いて処理した場合に当該CD34+細胞において検出されたCXCR4mRNAの増加を示すグラフである。CD34+細胞は、CD34+細胞の供給起源にかかわらず処理に対して同様に応答する。

0240

図4Aは、CD34+細胞を、プロスタグランジン経路アゴニストを単独で、またはグルココルチコイドと組み合わせてのいずれかで用いて処理した後の、CXCR4表面タンパク質を発現しているCD34+細胞の数の増加を%CXCR4+で示したグラフである。
図4Bは、CD34+細胞を、プロスタグランジン経路アゴニストを単独で、またはグルココルチコイドと組み合わせてのいずれかで用いて処理した後の、平均蛍光強度MFI)で測定されたCD34+細胞のCXCR4表面タンパク質の量の増加を示すグラフである。

0241

図5は、ヒトCD34+細胞を、プロスタグランジン経路アゴニストを単独で、またはグルココルチコイドと組み合わせてのいずれかで用いて2時間処理する間に検出された、および該処理の後、処理を取り除いた後の追加的な4時間にわたって(培地単独で)検出されたCXCR4mRNAの増加の動態測定値倍数変化)および表面CXCR4タンパク質を発現しているヒトCD34+細胞の数(CXCR4+細胞の%)を示すグラフである。

0242

図6は、ヒトCD34+細胞を、プロスタグランジン経路アゴニストを単独で、またはグルココルチコイドと組み合わせてのいずれかで用いて4時間処理する間に検出された、および該処理の後、処理を取り除いた後の追加的な4時間にわたって(培地単独で)検出されたCXCR4mRNAの増加の動態測定値(倍数変化)および表面CXCR4タンパク質を発現しているヒトCD34+細胞の数(CXCR4+細胞の%)を示すグラフである。

0243

図7は、代表的なSDF−1トランスウェル遊走アッセイの結果を示す図である。結果は、CD34+細胞をDMSO対照、dmPGE2、またはdmPGE2およびメドリゾンを用いて処理することの、SDF−1への細胞遊走の効率に対する効果を示す。データにより、プロスタグランジン経路アゴニストとグルココルチコイドの組合せを用いて処理したCD34+細胞のSDF−1勾配に遊走する能力がビヒクルまたはプロスタグランジン経路アゴニスト単独で処理したCD34+細胞と比較して増強されたことが実証される。結果は、プロスタグランジン経路アゴニストとグルココルチコイドの組合せを用いて処理した細胞におけるCXCR4遺伝子発現の増加が機能的能力の増大に変換されることを示している。

0244

図8は、dmPGE2を単独で、または種々のグルココルチコイドと組み合わせて用いて処理したCD34+細胞のSDF−1への細胞遊走の効率を示す図である。プロスタグランジン経路アゴニストとグルココルチコイドの組合せを用いて処理したCD34+細胞では、ビヒクルまたはプロスタグランジン経路アゴニスト単独で処理したCD34+細胞と比較してSDF−1勾配に向かって遊走する能力の増大が示される。

0245

図9は、プロスタグランジン経路アゴニストとグルココルチコイドの組合せを用いて処理したCD34+細胞の遊走能力の増強の持続時間を示す図である。結果により、遊走能力の増強の持続時間がCD34+細胞を処理した後少なくとも4時間維持されることが実証される。

0246

図10は、代表的な中大脳動脈閉塞モデル(MCAO)虚血ラットモデルからの神経学重症度スコア(Neurological Severity Score)(mNSS)を示すグラフである。結果により、dmPGE2およびメドリゾンを用いてHSPC細胞を処理することの、MCAO卒中モデルにおける神経学的欠損を減少させる細胞の能力に対する効果が示されている。プロスタグランジン経路アゴニストとグルココルチコイドの組合せを用いて処理したHSPCを与えたラットでは、無処理の細胞またはビヒクル単独を与えたラットと比較して、神経学的欠損が減少し、神経機能が改善される。

0247

図11は、代表的な中大脳動脈閉塞モデル(MCAO)虚血ラットモデルのフットフォールトアッセイ結果を示すグラフである。結果により、dmPGE2およびメドリゾンを用いてHSPCを処理することの、MCAO卒中モデルにおいて運動欠損を減少させる細胞の能力に対する効果が示されている。プロスタグランジン経路アゴニストとグルココルチコイドの組合せを用いて処理したHSPCを与えたラットでは、無処理の細胞またはビヒクル単独を与えたラットと比較して運動欠損が改善される。

0248

詳細な説明
A.概要
本発明は、ex vivoで処理して、細胞の治療的性質を増強したヒト造血幹細胞および造血前駆細胞を提供する。具体的には、本発明の造血幹細胞および造血前駆細胞は、細胞を、ホーミングに関与する遺伝子の遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤を用いて簡単に処理することによってex vivoで改変したものである。一実施形態では、本発明の造血幹細胞および造血前駆細胞は、細胞を、CXCR4の発現を増加させる1種または複数種の作用剤を用いて簡単に処理することによってex vivoで改変したものである。本発明の治療用細胞は、無処理のヒト造血幹細胞および造血前駆細胞と比較して予想外高レベルのCXCR4を発現する。特定の実施形態では、本発明の薬理学的に増強された細胞は、無処理の細胞と比較してCXCR4の遺伝子発現が少なくとも約30倍増加することを特徴とする。種々の実施形態では、治療用細胞はCD34+細胞である。

0249

CXCR4は造血幹細胞および造血前駆細胞のホーミングおよび生着の増加に関連すると考えられており、したがって、本発明の処理した造血幹細胞および造血前駆細胞は、例えば、骨髄および虚血による損傷を受けた組織へのホーミングの増加、ならびに増殖性および再生性の増強を含め、治療的性質が増強されている。

0250

種々の実施形態では、本発明の細胞およびそのような増強された細胞を含有する組成物は、他の処置の中でも、造血幹細胞移植を含めた、造血幹細胞および造血前駆細胞の数を増加させることが必要または有益である状態および障害の処置において、および虚血による損傷を受けた組織の処置において有用である。理論に束縛されることを望むものではないが、本発明は、一部において、本発明の増強された造血幹細胞および造血前駆細胞の表面上のCXCR4タンパク質のレベルを上昇させることにより、増強された細胞の骨髄および組織傷害部位へのホーミングを改善することを意図している。増強された造血幹細胞および造血前駆細胞により、例えば、処理した細胞の骨髄へのホーミングおよび/または生着を増加させること、および処理した細胞の、患者に投与された後にin vivoで自己再生し、増殖する能力を増大させることによるものを含め、幹細胞移植に使用する造血幹細胞および造血前駆細胞の有効性を増大させることによって、幹細胞移植の間の患者の転帰を改善することができる。

0251

本発明の増強された造血幹細胞および造血前駆細胞を虚血組織または虚血による損傷を受けた組織を処置するために使用した場合、例えば、虚血組織における血管新生を改善すること、虚血部位における組織再生を改善すること、虚血組織の壊死またはアポトーシスを減少させること、および/または虚血部位における細胞生存を増加させることによって、患者の転帰を改善することができる。
B.定義

0252

詞「a(1つの)」、「an(1つの)」、および「the(その)」は、本明細書では、その冠詞の文法上の目的語の1つ、または2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)を指すために使用される。例として、「an(1つの)エレメント」とは、1つのエレメントまたは2つ以上のエレメントを意味する。

0253

選択肢(例えば、「or(または)」)の使用は、その選択肢のいずれか一方、その両方、またはそれらの任意の組合せを意味すると理解されるべきである。本明細書で使用される場合、「含む(include)」および「含む(comprise)」という用語は同義に使用される。

0254

本明細書で使用される場合、「約」または「およそ」という用語は、参照の数量、レベル、値、数、発生頻度百分率、寸法、サイズ、量、重量または長さに対して15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%または1%まで変動する数量、レベル、値、数、発生頻度、百分率、寸法、サイズ、量、重量または長さを指す。一実施形態では、「約」または「およそ」という用語は、参照の数量、レベル、値、数、発生頻度、百分率、寸法、サイズ、量、重量または長さに関して±15%、±10%、±9%、±8%、±7%、±6%、±5%、±4%、±3%、±2%、または±1%の数量、レベル、値、数、発生頻度、百分率、寸法、サイズ、量、重量または長さの範囲を指す。

0255

「ex vivo」という用語は、一般に、好ましくは天然の条件の変更は最小にして、生体外人工的な環境下の生組織の中またはその上で行われる実験または測定などの生体外で起こる活性を指す。特定の実施形態では、「ex vivo」における手順は、生物体から取得し、実験室の装置において、通常は滅菌条件下で、一般には数時間、または約24時間まで、しかし状況に応じて48時間または72時間までを含めた時間にわたって培養した生細胞または生組織に関与する。ある特定の実施形態では、そのような組織または細胞を採取し、凍結させ、後でex vivoにおける処理のために解凍することができる。生細胞または生組織を使用して数日よりも長く続く組織培養実験または手順は、一般には、「in vitro」とみなされるが、ある特定の実施形態では、この用語は、ex vivoと互換的に使用することができる。

0256

「ex vivoにおける投与」、「ex vivoにおける処理」、または「ex vivoにおける治療的使用」という記述は、一般に、1つまたは複数の臓器、細胞、または組織を生きているまたは最近死亡した被験体から得、必要に応じて、精製/富化し、処理または手順にさらす医学的手技(例えば、細胞を本発明の組成物または作用剤と一緒インキュベートして、造血幹細胞または造血前駆細胞などの特定の細胞の増大を増強する工程を含むex vivoにおける投与工程)に関する。ex vivoにおいて処理した細胞は、ドナーまたは別の生きている被験体に投与することができる。

0257

そのようなex vivoにおける治療への適用は、本発明の接触させた細胞を生きている被験体に1回または複数回投与することによるものなどの、任意選択のin vivoにおける処理または手技の工程も含んでよい。これらの実施形態については、当技術分野において周知の技法に従い、本明細書の他の箇所に記載されている局所投与および全身投与の両方が意図されている。被験体に投与する細胞の量は、被験体の特性、例えば、全体的な健康、年齢性別、体重、および薬物に対する耐容性、ならびに薬物および/または細胞移植に対する反応の程度、重症度、および種類などに依存する。

0258

「in vivo」という用語は、一般に、細胞の生着、細胞のホーミング、細胞の自己再生、および細胞の増大などの生体内で起こる活性を指す。一実施形態では、「in vivoにおける増大」という用語は、細胞集団がin vivoにおいて数を増加させることができることを指す。特定の実施形態では、in vivoにおける増大とは、幹細胞の自己再生および/または増殖を含む。

0259

「増強する(enhance)」または「促進する(promote)」または「増加させる(increase)」または「活性化する(activate)」とは、一般に、作用剤により、細胞において、ビヒクルまたは対照分子/組成物のいずれかによって引き起こされる応答と比較して大きな生理応答(すなわち、下流の効果)、例えば、造血幹細胞および造血前駆細胞の生着/生着の潜在性の増加およびin vivoにおける幹細胞の増大の増加を生じさせる、または引き起こすことができることを指す。測定可能な生理応答は、当技術分野における理解および本明細書における記載から明らかなものの中でも、造血幹細胞および造血前駆細胞の生着、生存能力、ホーミング、自己再生、および/または増大の増加を含んでよい。一実施形態では、増加は、これだけに限定されないが、CREBリン酸化の増加、CREM発現の増加、およびCXCR4の発現の増加を含めた、PGE2R2細胞シグナル伝達経路および/またはPGE2R4細胞シグナル伝達経路を通じたシグナル伝達の増加の結果としての遺伝子発現の増加であってよい。造血幹細胞および造血前駆細胞の生着、生存能力、ホーミング、自己再生および/またはin vivoにおける増大の増加は、とりわけ、遺伝子発現、CFU−Cアッセイ、CFU−Sアッセイ、CAFCアッセイ、および細胞表面タンパク質発現などの当技術分野で公知の方法を用いて確認することもできる。「増加した(increased)」または「増強された(enhanced)」量とは、一般には、「統計的に有意な」量であり、ビヒクル(作用剤が存在しない)または対照組成物によって生じる応答の1.1倍、1.2倍、1.5倍、2倍、3倍、4倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍、10倍、15倍、20倍、30倍またはそれ超(例えば、500倍、1000倍)(その間に入る1を超える全ての整数および小数点、例えば、1.5、1.6、1.7、1.8などを含む)に増加することを含んでよい。

0260

「減少する(decrease)」または「低減する(lower)」または「減る(lessen)」または「低下する(reduce)」または「軽減する(abate)」とは、一般に、作用剤により、細胞において、ビヒクルまたは対照分子/組成物のいずれかによって引き起こされる応答と比較して少ない生理応答(すなわち、下流の効果)、例えば、アポトーシスの減少を生じさせる、または引き起こすことができることを指す。一実施形態では、減少は、通常は細胞の生存能力の低下と関連する、遺伝子発現の減少または細胞シグナル伝達の減少であってよい。「減少した(decrease)」または「低下した(reduced)」量とは、一般には、「統計的に有意な」量であり、ビヒクル(作用剤が存在しない)または対照組成物によって生じる応答の1.1分の1、1.2分の1、1.5分の1、2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、6分の1、7分の1、8分の1、9分の1、10分の1、15分の1、20分の1、30分の1またはそれ未満(例えば、500分の1、1000分の1)(その間に入る1を超える全ての整数および小数点、例えば、1.5分の1、1.6分の1、1.7分の1、1.8分の1などを含む)に減少することを含んでよい。

0261

「維持する(maintain)」または「保存する(preserve)」または「維持(maintenance)」または「変化なし(no change)」または「実質的な変化なし(no substantial change)」または「実質的な減少なし(no substantial decrease)」とは、一般に、作用剤により、細胞において、ビヒクルまたは対照分子/組成物のいずれかによって引き起こされる応答(参照応答)と比較して、匹敵する生理応答(すなわち、下流の効果)を生じさせる、または引き起こすことができることを指す。匹敵する応答とは、参照応答と有意に異ならないまたは測定可能には異ならない応答である。

0262

「含む(comprise)」、「含む(comprises)」および「含む(comprising)」という単語は、本明細書全体を通して、文脈上異なる解釈を要する場合を除き、明記されている工程もしくはエレメントまたは工程もしくはエレメントの群を包含するが、任意の他の工程もしくはエレメントまたは工程もしくはエレメントの群を排除するものではないことを意味すると理解されたい。「からなる(consisting of)」とは、「からなる(consisting of)」というに続くいかなるものも含み、それに限定されることを意味する。したがって、「からなる(consisting of)」という句は、列挙されているエレメントが必要または必須であること、および他のエレメントは存在してはならないことを示す。「から本質的になる(consisting essentially of)」とは、この句の後に列挙されている任意のエレメントを包含し、列挙されているエレメントに関する本開示に明記されている活性または作用に干渉も寄与もしない他のエレメントに限定されるものとする。したがって、「から本質的になる(consisting essentially of)」という句は、列挙されているエレメントが必要または必須であるが、他のエレメントは任意選択ではなく、それらが列挙されているエレメントの活性または作用に影響を及ぼすか否かに応じて存在してよいまたは存在してはならないことを示す。

0263

ある特定の実施形態では、本発明の治療用細胞は、独特のまたは実質的に独特の遺伝子シグネチャーを含む。本明細書で使用される場合、「遺伝子発現プロファイル」、「遺伝子発現シグネチャー」または「遺伝子シグネチャー」という用語は、同じ試料、すなわち、細胞の集団について測定された複数の異なる遺伝子の発現のレベルを指す。遺伝子発現シグネチャーは、治療用細胞を当技術分野において現存する細胞および/または対照、ビヒクル、または無処理細胞と区別するために役立つ遺伝子の一群である「シグネチャー遺伝子」が同定されるように定義することができる。

0264

「シグネチャー遺伝子」とは、本明細書で使用される場合、シグネチャー遺伝子セットの任意の遺伝子を意味する。例えば、シグネチャー遺伝子としては、ヒアルロナンシンターゼ1(HAS1)、GTP結合性タンパク質GEM(GEM)、二重特異性プロテインホスファターゼ4(DUSP4)、アンフィレギュリン(AREG)、核受容体関連タンパク質1(NR4A2)、レニン(REN)、cAMP応答エレメントモジュレーター(CREM)、I型アルファ1コラーゲン(COL1A1)、Fos関連抗原2(FOSL2)、およびCXCケモカイン受容体4(CXCR4)が挙げられる。明確にするために、シグネチャー遺伝子はハウスキーピング遺伝子を包含しない。

0265

「遺伝子発現」とは、本明細書で使用される場合、幹細胞および前駆細胞、または幹細胞もしくは前駆細胞を含む細胞の集団などの生物学的試料中の遺伝子の相対的な発現レベルおよび/または発現パターンを指す。特定の実施形態では、幹細胞または前駆細胞は造血幹細胞および造血前駆細胞である。

0266

本発明の治療用組成物を含む、細胞を特徴付ける遺伝子の発現を検出するために当技術分野において利用可能な方法はいずれも本発明に包含される。本明細書で使用される場合、「発現を検出すること」という用語は、遺伝子のRNA転写物またはその発現産物の数量または存在を決定することを意味する。遺伝子の発現、すなわち遺伝子発現プロファイリングを検出するための方法としては、ポリヌクレオチドハイブリダイゼーション分析に基づく方法、ポリヌクレオチドの配列決定に基づく方法、免疫組織化学的方法、およびプロテオミクスに基づく方法が挙げられる。当該方法では、一般に、対象の遺伝子の発現産物(例えば、mRNA)を検出する。いくつかの実施形態では、逆転写PCRRT−PCR)などのPCRに基づく方法(Weisら、TIG 8巻:263〜64頁、1992年)、およびマイクロアレイなどのアレイに基づく方法(Schenaら、Science 270巻:467〜70頁、1995年)が用いられる。

0267

本明細書全体を通して「一実施形態」または「ある実施形態」との言及は、その実施形態に関連して記載されている特定の特徴、構造または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に包含されることを意味する。したがって、本明細書全体を通して種々の箇所において出現する「一実施形態では」または「ある実施形態では」という句は、必ずしも全てが同じ実施形態について言及しているのではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性を任意の適切な様式で組み合わせて1つまたは複数の実施形態にすることができる。
C.造血幹細胞および造血前駆細胞

0268

本発明は、ヒト造血幹細胞および造血前駆細胞を提供し、幹細胞は細胞の治療的性質を増大させることができる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものである。一実施形態では、ヒト造血幹細胞および造血前駆細胞は、細胞におけるCXCR4遺伝子発現を増加させる1種または複数種の作用剤とex vivoで接触させたものである。好ましい一実施形態では、処理したヒト造血幹細胞におけるCXCR4の遺伝子発現は、接触させていない造血幹細胞および造血前駆細胞またはビヒクル対照を用いて処理した細胞と比較して少なくとも約30倍増加する。

0269

造血幹細胞は、骨髄系列(例えば、単球およびマクロファージ好中球好塩基球好酸球赤血球、巨核球/血小板樹状細胞)、およびリンパ系列(例えば、T細胞、B細胞NK細胞)、および当技術分野で公知のその他の系列を含めた、生物体の全ての種類の血液細胞を生じさせる多分化能幹細胞である(Fei, R.ら、米国特許第5,635,387号;McGlaveら、米国特許第5,460,964号;Simmons,
P.ら、米国特許第5,677,136号;Tsukamotoら、米国特許第5,750,397号;Schwartzら、米国特許第5,759,793号;DiGuistoら、米国特許第5,681,599号;Tsukamotoら、米国特許第5,716,827号を参照されたい)。造血前駆細胞(HSC)は、生物体の生存期間にわたって成熟血液細胞のレパートリー全体を生成することができる関係づけられる造血前駆細胞(HPC)を生じさせる。

0270

本明細書で使用される場合、「造血幹細胞および造血前駆細胞」または「HSPC」という用語は、抗原マーカーであるCD34が存在すること(CD34+)によって同定される、したがって、CD34+細胞と特徴付けられる細胞、およびそのような細胞の集団を指す。特定の実施形態では、「HSPC」という用語は、抗原マーカーであるCD34が存在すること(CD34+)および系列(lin)マーカーが存在しないことによって同定され、したがって、CD34+/Lin(−)細胞と特徴付けられる細胞、およびそのような細胞の集団を指す。CD34+および/またはLin(−)細胞を含む細胞の集団は、造血前駆細胞も含み、したがって、本出願の目的に関して、「HSPC」という用語は造血前駆細胞を包含することが理解される。

0271

「増強された造血幹細胞および造血前駆細胞」または「増強されたHSPC」とは、ex vivoにおいて、細胞におけるCXCR4遺伝子発現を対照、ビヒクルまたは無処理の細胞と比較して少なくとも約30倍増加させる1種または複数種の作用剤を用いて処理したHSPCを指す。

0272

本明細書で使用される場合、「接触させていない」または「無処理の」細胞とは、対照作用剤以外の作用剤を用いて処理していない、例えば、それと一緒に培養していない、それと接触させていない、またはそれと一緒にインキュベートしていない細胞である。DMSO(対照作用剤)と接触させた、または別のビヒクルと接触させた細胞は、接触させていない細胞である。

0273

本発明のHSPCは、高レベルのCXCR4の発現を示す遺伝子発現プロファイルによって同定され、それを特徴とする。HSPCは、CXCR4遺伝子発現の増加およびCXCR4ポリペプチド細胞表面発現の増加に基づいて特徴付けることもできる。ある特定の実施形態では、本発明のHSPCにおけるCXCR4遺伝子発現が、接触させていない細胞におけるCXCR4の発現と比較して少なくとも30倍、35倍、40倍、45倍、50倍、55倍、60倍、65倍、70倍、75倍、80倍、85倍、90倍、95倍、または100倍増加する。

0274

特定の実施形態では、HSPCにおけるCXCR4遺伝子発現が、無処理のHSPCと比較して約30〜約80倍増加する。さらなる実施形態では、HSPCにおけるCXCR4遺伝子発現が、無処理のHSPCと比較して約40〜約80倍、約50〜約80倍、約60〜約80倍、または約50〜約70倍増加する。

0275

本発明の処理したHSPCのCXCR4遺伝子発現または遺伝子発現シグネチャーを、細胞を1種または複数種の作用剤を用いて処理した後に決定することができる。例えば、HSPCを、ex vivoにおいて1種または複数種の作用剤を用いて処理し、洗浄して作用剤(複数可)を除去し、細胞をさらにインキュベートせずに遺伝子発現を解析することができる。

0276

本発明の方法において接触させ、増強された治療的性質を有するヒトHSPCは、多数の種々の他の方法で、例えば、細胞内cAMPシグナル伝達、例えばCREBリン酸化のレベルの上昇によって、もしくは生化学的アッセイによって決定される通り;遺伝子発現アッセイ、例えばマイクロアレイによって決定されるPGE2R2/R4細胞シグナル伝達経路に関係づけられる遺伝子、例えばCREM、ならびに幹細胞および前駆細胞のホーミングおよび生着を増加させる遺伝子、例えばCXCR4の上方制御を示す遺伝子発現シグネチャー;細胞の生存能力アッセイ、例えば7−アミノアクチノマイシンD(7−AAD)染色によって決定される幹細胞および前駆細胞の生存能力における測定可能な低下がないこと;ならびに/またはin vitroにおけるコロニー形成単位(CFU−C)アッセイによって決定される幹細胞の自己再生する能力の増加によってなどで特徴付けることもできる。
1.遺伝子発現の決定

0277

「遺伝子発現」とは、本明細書で使用される場合、本発明の治療用組成物中の幹細胞および前駆細胞、または幹細胞もしくは前駆細胞を含む細胞の集団などの生物学的試料中のCXCR4などの遺伝子の相対的な発現レベルおよび/または発現パターンを指す。試料は不均一または均一な細胞の集団を含んでよく、細胞集団を試料から精製してもしなくてもよい。CXCR4などの遺伝子の発現は、cDNA、RNA、mRNA、またはそれらの組合せのレベルで測定することができる。

0278

CXCR4遺伝子の発現を検出するための当技術分野において利用可能な方法はいずれも本明細書に包含される。本明細書で使用される場合、「発現を検出すること」という用語は、遺伝子のRNA転写物またはその発現産物の数量または存在を決定することを意味する。遺伝子の発現を検出するための方法としては、PCRに基づく方法、ポリヌクレオチドのハイブリダイゼーション分析、ポリヌクレオチドの配列決定に基づく方法、免疫組織化学的方法、およびプロテオミクスに基づく方法が挙げられる。当該方法では、一般に、対象の遺伝子の発現産物(例えば、mRNA)を検出する。いくつかの実施形態では、逆転写PCR(RT−PCR)などのPCRに基づく方法(Weisら、TIG 8巻:263〜64頁、1992年)、およびマイクロアレイなどのアレイに基づく方法(Schenaら、Science 270巻:467〜70頁、1995年)が用いられる。

0279

RNA抽出のための一般的な方法は当技術分野で周知であり、Ausubelら編、Current Protocols in Molecular Biology、John Wiley & Sons、New York 1987〜1999年を含めた分子生物学標準教本に開示されている。具体的には、RNA単離は、Qiagen(Valencia、Calif.)などの商業的な製造者からの精製キットバッファーセットおよびプロテアーゼを製造者の指示に従って使用して実施することができる。例えば、Qiagen RNeasyミニカラムを使用して培養物中の細胞由来の全RNAを単離することができる。単離されたRNAは、これだけに限定されないが、PCR分析およびプローブアレイを含めたハイブリダイゼーションまたは増幅アッセイにおいて使用することができる。RNAレベルを検出するための1つの方法は、単離されたRNAを、検出しようとする遺伝子によりコードされるmRNAとハイブリダイズすることができる核酸分子プローブ)と接触させる工程を伴う。核酸プローブは、例えば、全長のcDNA、またはその部分、例えば、長さが少なくとも7、15、30、60、100、250、または500ヌクレオチドであり、ストリンジェントな条件下で本発明の内因性遺伝子、または任意の誘導体DNAまたはRNAと特異的にハイブリダイズするために十分なオリゴヌクレオチドなどであってよい。mRNAとプローブがハイブリダイズすることにより、問題の内因性遺伝子が発現されていることが示される。

0280

試料中の遺伝子発現レベルを決定するための代替の方法は、例えば、RT−PCR(米国特許第4,683,202号)、リガーゼ連鎖反応(Barany、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 88巻:189〜93頁、1991年)、自家持続配列複製法(Guatelliら、Proc. Natl. Acad. Sci.
USA 87巻:1874〜78頁、1990年)、転写増幅系(Kwohら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 86巻:1173〜77頁、1989年)、Q−ベータレプリカーゼ(Lizardiら、Bio/Technology 6巻:1197頁、1988年)、ローリングサークル複製(米国特許第5,854,033号)、または任意の他の核酸増幅方法によって核酸を増幅するプロセス、その後、増幅された分子を当業者に周知の技法を用いて検出することを伴う。

0281

本発明の特定の態様では、CXCR4の遺伝子発現を定量的RT−PCRによって評価する。多数の異なるPCRまたはQPCRのプロトコールが当技術分野で公知であり、本明細書の下に例示されており、CXCR4を検出および/または数量化するための当該記載の組成物を使用した使用に直接適用することまたは適合させることができる。いくつかの状況下では、定量的PCR(QPCR)(リアルタイムPCRとも称される)により、定量的測定だけでなく、時間およびコンタミネーションの減少ももたらされるので、定量的PCRが好ましい。いくつかの場合には、完全な遺伝子発現プロファイリング技法の利用可能性は、新鮮な凍結組織および特殊化された実験室設備が必要なことに起因して限られ、それにより、そのような技術を臨床実践場面において常套的に用いることは難しい。本明細書で使用される場合、「定量的PCR(または「リアルタイムQPCR」)」とは、反応産物を繰り返し試料採取することを必要とせずに行う、PCR増幅の進行の直接モニタリングを指す。定量的PCRでは、反応産物が生成され、シグナルバックグラウンドレベルを超えた後、反応がプラトーに到達する前に追跡されるとおり、シグナル伝達機構(例えば、蛍光)によって反応産物をモニターすることができる。蛍光の検出可能なまたは「閾値」レベルを実現するために必要なサイクル数は、PCRプロセスの開始時の増幅可能な標的の濃度に直接応じて変動し、これにより、シグナル強度を測定することによって試料中の標的核酸の量の測定をリアルタイムでもたらすことが可能になる。

0282

正規化」を用いて、試料間の変動を除去することができる。マイクロアレイデータに関して、正規化のプロセスは、2つの標識色素蛍光強度釣り合わせることによって系統的な誤差を除去することを目的とする。色素偏りは、色素の標識効率、熱および光感受性、ならびに2つのチャネルスキャンするためのスキャナー設定の差異を含めた種々の原因に由来し得る。正規化因子を算出するために一般に用いられる方法のいくつかとして、(i)対数尺度ロバストマルチアレイ解析(RMA)によるものなどの、アレイ上の全ての遺伝子を使用する全体的な正規化;(ii)常に発現されるハウスキーピング不変遺伝子を使用するハウスキーピング遺伝子正規化;および(iii)ハイブリダイゼーションの間に添加される既知量の外因性対照遺伝子を使用する内部対照品正規化(Quackenbush(2002年)Nat. Genet. 32巻(補遺)、496〜501頁)が挙げられる。一実施形態では、本明細書に開示されている遺伝子の発現は、発現を対照ハウスキーピング遺伝子の発現に対して正規化することによって、または対数尺度ロバストマルチアレイ解析(RMA)を実施することによって決定することができる。
2.幹細胞または前駆細胞の遺伝子発現プロファイル

0283

治療用組成物は、虚血組織の処置に関連する治療的性質が増大した、処理した幹細胞または前駆細胞の集団を含む。いかなる特定の理論にも縛られることを望むことなく、細胞をプロスタグランジン経路アゴニストおよび/またはグルココルチコイドを用いて処理することにより、細胞の、虚血組織または虚血組織と関連した1つまたは複数の(more
or more)症状を処置するために有用な治療的性質が増大する。治療的性質が増大した細胞は、CXCR4遺伝子発現の増加およびCXCR4ポリペプチドの細胞表面発現の増加を特徴とする。特定の実施形態では、治療用組成物は、遺伝子および細胞表面CXCR4の発現のレベルの上昇を特徴とする造血幹細胞または造血前駆細胞を含む。

0284

プロスタグランジン経路アゴニストおよびグルココルチコイドを用いて処理した幹細胞または前駆細胞、例えば、造血幹細胞または造血前駆細胞は、CXCR4遺伝子発現が、無処理の細胞におけるCXCR4の発現と比較して少なくとも40倍、45倍、50倍、55倍、60倍、65倍、70倍、75倍、または80倍増加することを特徴とし得る。

0285

治療的性質が増大した細胞は、独特の遺伝子発現シグネチャーをさらに特徴とし得、CXCR4、ヒアルロナンシンターゼ1(HAS1)、GTP結合性タンパク質GEM(GEM)、二重特異性プロテインホスファターゼ4(DUSP4)、アンフィレギュリン(AREG)、核受容体関連タンパク質1(NR4A2)、レニン(REN)、cAMP応答エレメントモジュレーター(CREM)、I型アルファ1コラーゲン(COL1A1)、およびFos関連抗原2(FOSL2)からなる群から選択されるシグネチャー遺伝子の1種、2種、3種、4種、5種、6種、7種、8種、9種、または10種全ての発現が無処理の細胞と比較して増加する。

0286

他の特定の実施形態では、プロスタグランジン経路アゴニストおよびグルココルチコイドを用いて処理した造血幹細胞または造血前駆細胞は遺伝子発現シグネチャーを有し、1種、2種、3種、4種、5種、6種、7種、8種、9種、10種またはそれより多くのシグネチャー遺伝子が、無処理の細胞と比較して少なくとも40倍、45倍、50倍、55倍、60倍、65倍、70倍、75倍、または80倍増加する。いくつかの実施形態では、全てのシグネチャー遺伝子の平均倍数変化が少なくとも約15倍、20倍、25倍、30倍または35倍である。いくつかの実施形態では、全てのシグネチャー遺伝子の平均倍数変化が少なくとも約25、または30倍である。

0287

処理した幹細胞または前駆細胞の遺伝子発現または遺伝子発現シグネチャーを、細胞を、作用剤を用いて処理した後に決定することもでき、処理後に細胞をいくらかの期間にわたってインキュベートした後、細胞の遺伝子発現シグネチャーを決定することもできる。例えば、細胞を、ex vivoにおいて、1種または複数種の作用剤を用いて処理し、洗浄して作用剤を除去し、細胞をさらにインキュベートせずに遺伝子発現を分析することができる。あるいは、いくつかの実施形態では、細胞を1種または複数種の作用剤を用いて処理し、洗浄して作用剤を細胞集団から除去し、次いで、細胞をex vivoにおいていくらかの期間にわたってインキュベートした後に、細胞の遺伝子発現シグネチャーを分析する。
3.HSPCの供給源

0288

本発明の方法において調製されるHSPCは、造血幹細胞および造血前駆細胞の任意の適切な供給源から得ることができ、高度に精製されたHSPCの集団(均一な集団)として、または0.01%〜約100%のHSPCを含む組成物(不均一な集団)として提供し、処理することができる。例えば、これだけに限定することなく、HSPCは、未分画骨髄(CD34+細胞が骨髄細胞集団の約1%未満を構成する)、臍帯血、胎盤血、胎盤、胎児血、胎児肝臓、胎児脾臓、ホウォートンゼリー、または動員された末梢血などの組成物でもたらすことができる。

0289

本発明の方法において使用するための適切なHSPCの供給源としては、これだけに限定されないが、造血起源の細胞を含有する体の臓器から単離されたまたは得られた細胞が挙げられる。「単離された」とは、その元の環境から取り出された材料を意味する。例えば、細胞は、そのネイティブな状態では通常それに付随する構成成分の一部または全部から分離されている場合、単離されている。例えば、「単離された細胞の集団」、「単離された細胞の供給源」または「単離されたHSPC」などは、本明細書で使用される場合、1つまたは複数の細胞が、in vitroまたはex vivoにおいてそれらの天然の細胞の環境から、および組織または臓器の他の構成成分との会合から分離されていること、すなわち、in vivoにおける物質が有意に会合していないことを指す。

0290

HSPCは、大腿骨寛骨肋骨胸骨、および他の骨を含む成体の骨髄から得ることまたは単離することができる。HSPCを含有する骨髄吸引物は、針およびシリンジを使用して寛骨部から直接得ることまたは単離することができる。他のHSPCの供給源としては、臍帯血、胎盤血、動員された末梢血、ホウォートンゼリー、胎盤、胎児血、胎児肝臓、または胎児脾臓が挙げられる。特定の実施形態では、治療への適用において使用するために十分な数量のHSPCの回収には、ドナーにおいて幹細胞および前駆細胞を動員することが必要な場合がある。

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