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技術 重心調整用天秤

出願人 太平電業株式会社
発明者 赤川駿介
出願日 2018年3月30日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-067170
公開日 2019年10月17日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-177964
状態 未査定
技術分野 クレーンの荷物係合要素 クレーンの細部(制御,安全)
主要キーワード 重心調整用 天秤棒 ビル側 カーテンウオール バランス型 火力発電設備 下降量 チェーンブロック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年10月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

吊り荷の揚程が少ない状況でも対応することができ、しかも、バランス微調整が容易に行える重心調整用天秤を提供する。

解決手段

クレーン2に吊り下げられる第1天秤棒1と、第1天秤棒1の一端に、第1天秤棒1の長手方向に間隔をあけて取り付けられた一対のバランスウエイトチェーンブロック3a、3bと、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bの吊下げフック5に吊下げ治具6を介して吊り下げられるバランスウエイト4とからなり、吊下げ用フック5は、吊下げ治具6にまとめて掛けられ、第1天秤棒1の他端に吊り荷8が吊り下げられる。

概要

背景

例えば、高層ビル施工において、下層から順次、カーテンウオールパネル等の壁部材クレーンにより吊り上げてビルの側面に取り付ける際に、上階鉄骨足場が邪魔になり、クレーンのフックを壁部材の取付け位置に近づけられないことがある。

この解決策として、図3に示すようなバランス型天秤がある。以下、このバランス型天秤を従来天秤1という。

図3に示すように、従来天秤1は、クレーンのフック11に天秤棒12を吊り下げ、天秤棒12の一端にバランスウエイト13を取り付け、天秤棒12の他端、すなわち、ビル側の端部に吊り荷としての壁部材14を吊り下げたものである。

従来天秤1によれば、バランスウエイト13を調整して壁部材14とバランスさせれば、天秤棒12が水平を維持した状態で壁部材14をビルの側面15に取り付けることができる。

従来天秤1によれば、上階の鉄骨や足場があっても壁部材14をクレーンにより吊り上げてビルの側面15に取り付けることができるが、壁部材14をビルの側面15に取り付ける際に、壁部材14を天秤棒12から取り外すと、バランスが崩れて天秤棒12とバランスウエイト13が図4に示す方向に移動する。この結果、安全上の問題が生じるとともに、フック11の位置も移動するので、次の壁部材14の取り付け作業およびクレーンの操作が困難になるといった問題があった。

そこで、上記問題を解決することができるバランス型天秤が特許文献1に開示されている。

以下、このバランス型天秤を従来天秤2といい、図面を参照しながら説明する。

図5は、従来天秤2を示す正面図である。

図5に示すように、従来天秤2は、クレーンのフック16に、両端に滑車17、18を取り付けた天秤棒19を吊り下げ、天秤棒19の中央部にワイヤーロープ20によってバランスウエイト21をシャックル22を介して吊り下げ、一端をシャックル22に取り付けたワイヤーロープ23の他端に滑車17、18を介して吊り荷24を吊り下げるものである。

従来天秤2によれば、クレーンにより天秤棒19を吊り上げると、バランスウエイト21と吊り荷24との重量がバランスするまで、吊り荷24は、下降し、バランスウエイト21は、図中矢印で示すように滑車17方向に移動する。この結果、吊り荷24が、例えば、上述した壁部材である場合には、上階の鉄骨や足場があっても壁部材をクレーンにより吊り上げてビルの側面15(図3参照)に取り付けることができる。

しかも、吊り荷24を天秤棒19から取り外した場合には、バランスウエイト21は、天秤棒19の中央部まで移動するので、天秤棒19は、水平を維持する。この結果、安全上の問題は、生じない。しかも、フック16の位置は、移動しないので、次の壁部材の取り付け作業およびクレーンの操作にも支障を来たさない。

概要

吊り荷の揚程が少ない状況でも対応することができ、しかも、バランスの微調整が容易に行える重心調整用天秤を提供する。クレーン2に吊り下げられる第1天秤棒1と、第1天秤棒1の一端に、第1天秤棒1の長手方向に間隔をあけて取り付けられた一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bと、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bの吊下げ用フック5に吊下げ治具6を介して吊り下げられるバランスウエイト4とからなり、吊下げ用フック5は、吊下げ治具6にまとめて掛けられ、第1天秤棒1の他端に吊り荷8が吊り下げられる。

目的

この発明の目的は、吊り荷の揚程が少ない状況でも対応することができ、しかも、バランスの微調整が容易に行えるバ重心調整用天秤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

クレーン吊り下げられる第1天秤棒と、前記第1天秤棒の一端に、前記第1天秤棒の長手方向に間隔をあけて取り付けられた一対のバランスウエイトチェーンブロックと、前記一対のバランスウエイト用チェーンブロックの吊下げフックに吊下げ治具を介して吊り下げられるバランスウエイトとからなり、前記吊下げ用フックは、前記吊下げ治具にまとめて掛けられ、前記第1天秤棒の他端に吊り荷が吊り下げられることを特徴とする重心調整用天秤

請求項2

前記吊り荷は、一対の吊り荷用チェーンブロックを介して前記第1天秤棒の他端に吊り下げられることを特徴とする、請求項1に記載の重心調整用天秤。

請求項3

前記吊り荷用チェーンブロックには、第2天秤棒が取り付けられ、前記吊り荷は、前記第2天秤棒に吊り下げられることを特徴とする、請求項2に記載の重心調整用天秤。

請求項4

前記バランスウエイトは、前記吊下げ治具に取り付けられた、前記バランスウエイトの高さ調整用チェーンブロックの吊下げ用フックに吊り下げられることを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の重心調整用天秤。

請求項5

前記吊下げ治具は、シャックルからなっていることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の重心調整用天秤。

請求項6

前記吊り荷は、火力発電設備ダクトであることを特徴とする、請求項1から5の何れか1つに記載の重心調整用天秤。

技術分野

0001

この発明は、重心調整用天秤、特に、吊り荷の揚程が少ない状況でも対応することができ、しかも、バランス微調整が容易に行える重心調整用天秤に関するものである。

背景技術

0002

例えば、高層ビル施工において、下層から順次、カーテンウオールパネル等の壁部材クレーンにより吊り上げてビルの側面に取り付ける際に、上階鉄骨足場が邪魔になり、クレーンのフックを壁部材の取付け位置に近づけられないことがある。

0003

この解決策として、図3に示すようなバランス型天秤がある。以下、このバランス型天秤を従来天秤1という。

0004

図3に示すように、従来天秤1は、クレーンのフック11に天秤棒12を吊り下げ、天秤棒12の一端にバランスウエイト13を取り付け、天秤棒12の他端、すなわち、ビル側の端部に吊り荷としての壁部材14を吊り下げたものである。

0005

従来天秤1によれば、バランスウエイト13を調整して壁部材14とバランスさせれば、天秤棒12が水平を維持した状態で壁部材14をビルの側面15に取り付けることができる。

0006

従来天秤1によれば、上階の鉄骨や足場があっても壁部材14をクレーンにより吊り上げてビルの側面15に取り付けることができるが、壁部材14をビルの側面15に取り付ける際に、壁部材14を天秤棒12から取り外すと、バランスが崩れて天秤棒12とバランスウエイト13が図4に示す方向に移動する。この結果、安全上の問題が生じるとともに、フック11の位置も移動するので、次の壁部材14の取り付け作業およびクレーンの操作が困難になるといった問題があった。

0007

そこで、上記問題を解決することができるバランス型天秤が特許文献1に開示されている。

0008

以下、このバランス型天秤を従来天秤2といい、図面を参照しながら説明する。

0009

図5は、従来天秤2を示す正面図である。

0010

図5に示すように、従来天秤2は、クレーンのフック16に、両端に滑車17、18を取り付けた天秤棒19を吊り下げ、天秤棒19の中央部にワイヤーロープ20によってバランスウエイト21をシャックル22を介して吊り下げ、一端をシャックル22に取り付けたワイヤーロープ23の他端に滑車17、18を介して吊り荷24を吊り下げるものである。

0011

従来天秤2によれば、クレーンにより天秤棒19を吊り上げると、バランスウエイト21と吊り荷24との重量がバランスするまで、吊り荷24は、下降し、バランスウエイト21は、図中矢印で示すように滑車17方向に移動する。この結果、吊り荷24が、例えば、上述した壁部材である場合には、上階の鉄骨や足場があっても壁部材をクレーンにより吊り上げてビルの側面15(図3参照)に取り付けることができる。

0012

しかも、吊り荷24を天秤棒19から取り外した場合には、バランスウエイト21は、天秤棒19の中央部まで移動するので、天秤棒19は、水平を維持する。この結果、安全上の問題は、生じない。しかも、フック16の位置は、移動しないので、次の壁部材の取り付け作業およびクレーンの操作にも支障を来たさない。

先行技術

0013

特開平9−315760号公報

発明が解決しようとする課題

0014

上述したように、従来天秤2によれば、吊り荷24を天秤棒19から取り外した後でも、天秤棒19は、水平を維持するので、安全上の問題は生じない。しかも、フック16の位置は、移動しないので、次の壁部材の取り付け作業およびクレーンの操作にも支障を来たさないが、以下のような問題があった。

0015

吊り荷24の重量が大きい場合、バランスウエイト21の移動量が大きくなるので、その分、吊り荷24の下降量が多くなる。この結果、吊り荷24の揚程が限られている場合には、対応ができないおそれがあった。また、バランスの微調整が容易に行えない。

0016

従って、この発明の目的は、吊り荷の揚程が少ない状況でも対応することができ、しかも、バランスの微調整が容易に行えるバ重心調整用天秤を提供することにある。

課題を解決するための手段

0017

この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。

0018

請求項1に記載の発明は、クレーンに吊り下げられる第1天秤棒と、前記第1天秤棒の一端に、前記第1天秤棒の長手方向に間隔をあけて取り付けられた一対のバランスウエイト用チェーンブロックと、前記一対のバランスウエイト用チェーンブロックの吊下げ用フックに吊下げ治具を介して吊り下げられるバランスウエイトとからなり、前記吊下げ用フックは、前記吊下げ治具にまとめて掛けられ、前記第1天秤棒の他端に吊り荷が吊り下げられることに特徴を有するものである。

0019

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記吊り荷は、一対の吊り荷用チェーンブロックを介して前記第1天秤棒の他端に吊り下げられることに特徴を有するものである。

0020

請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記吊り荷用チェーンブロックには、第2天秤棒が取り付けられ、前記吊り荷は、前記第2天秤棒に吊り下げられることに特徴を有するものである。

0021

請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記バランスウエイトは、前記吊下げ治具に取り付けられた、前記バランスウエイトの高さ調整用チェーンブロックの吊下げ用フックに吊り下げられることに特徴を有するものである。

0022

請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記吊下げ治具は、シャックルからなっていることに特徴を有するものである。

0023

請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1つに記載の発明において、前記吊り荷は、火力発電設備ダクトであることに特徴を有するものである。

発明の効果

0024

この発明によれば、一対のバランスウエイト用チェーンブロックによりバランスウエイトの位置を調整してバランスを取ることができるので、吊り荷の揚程が少ない状況でも対応することができる。

0025

また、この発明によれば、一対のバランスウエイト用チェーンブロックを使用することによって、バランスの微調整が容易に行える。

図面の簡単な説明

0026

この発明の重心調整用天秤を示す正面図である。
この発明の重心調整用天秤により吊り荷を吊り上げた状態を示す正面図である。
従来天秤1により壁部材を吊り上げた状態を示す正面図である。
壁部材を天秤棒から取り外した後の従来天秤1を示す正面図である。
従来天秤2を示す正面図である。

実施例

0027

この発明の重心調整用天秤の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。

0028

図1は、この発明の重心調整用天秤を示す正面図、図2は、この発明の重心調整用天秤により吊り荷を吊り上げた状態を示す正面図である。

0029

図1および図2において、1は、クレーン2に吊り下げられる第1天秤棒、3a、3bは、第1天秤棒1の一端に、第1天秤棒1の長手方向に間隔をあけて取り付けられた一対のバランスウエイト用チェーンブロック、4は、バランスウエイトである。バランスウエイト4は、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bの吊下げ用フック5に、シャックルからなる吊下げ治具6およびバランスウエイト4の高さ調整用チェーンブロック7を介して吊り下げられる。一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bの吊下げ用フック5は、吊下げ治具6にまとめて掛けられている。

0030

8は、吊り荷である。吊り荷8は、第1天秤棒1の他端に、一対の吊り荷用チェーンブロック9a、9bおよび第2天秤棒10を介して吊り下げられている。

0031

このように構成されている、この発明の重心調整用天秤により、吊り荷8を吊り上げるには、図2に示すように、バランスウエイト4を、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bの吊下げ用フック5に、吊下げ治具6およびバランスウエイト4の高さ調整用チェーンブロック7を介して吊り下げる。

0032

そして、吊り荷8を一対の吊り荷用チェーンブロック9a、9bに第2天秤棒10を介して吊り下げる。

0033

この状態で、クレーン2により第1天秤棒1を吊り上げ、第1天秤棒1が水平を維持しない場合には、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bの何れかを操作して第1天秤棒1が水平を維持するようにバランスをとる。

0034

すなわち、第1天秤棒1が吊り荷8側に傾く場合には、一方のバランスウエイト用チェーンブロック3aを伸ばし、他方のバランスウエイト用チェーンブロック3bを縮めて、第1天秤棒1が水平を維持するまで、バランスウエイト4を図中矢印方向に移動させる。

0035

一方、第1天秤棒1がバランスウエイト4側に傾く場合には、一方のバランスウエイト用チェーンブロック3aを縮め、他方のバランスウエイト用チェーンブロック3bを伸ばす。

0036

これにより第1天秤棒1が水平を維持した状態で、クレーン2により吊り荷8を吊り上げることができる。

0037

このように、第1天秤棒1のバランス調整は、人手で行うので、バランスの微調整が容易に行える。しかも、バランスウエイト4を、従来天秤2のように、吊り荷8を上下方向に移動させることなくバランスを取ることができるので、吊り荷8の揚程が少ない状況でも対応することができる。

0038

なお、バランスウエイト4の高さ調整の必要がある場合には、高さ調整用チェーンブロック7を操作する。

0039

また、吊り荷8が、例えば、火力発電設備のダクトのように、バランスがとりにくい物の場合には、一対の吊り荷用チェーンブロック9a、9bを操作してバランスをとる。

0040

以上、説明したように、この発明によれば、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bによりバランスウエイト4の位置を調整してバランスを取ることができるので、吊り荷8の揚程が少ない状況でも対応することができる。

0041

また、この発明によれば、一対のバランスウエイト用チェーンブロック3a、3bを使用することによって、バランスの微調整が容易に行える。

0042

また、この発明によれば、吊り荷8を一対の吊り荷用チェーンブロック9a、9bおよび第2天秤棒10を介して吊り下げることによって、吊り荷8のバランス調整が容易に行える。

0043

1:第1天秤棒
2:クレーン
3a、3b:バランスウエイト用チェーンブロック
4:バランスウエイト
5:吊下げ用フック
6:吊下げ治具
7:高さ調整用チェーンブロック
8:吊り荷
9a、9b:吊り荷用チェーンブロック
10:第2天秤棒
11:フック
12:天秤棒
13:バランスウエイト
14:壁部材
15:ビルの側面
16:フック
17:滑車
18:滑車
19:天秤棒
20:ワイヤーロープ
21:バランスウエイト
22:シャックル
23:ワイヤーロープ
24:吊り荷

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