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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 岡村鉉
出願日 2018年3月20日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-052802
公開日 2019年9月26日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-162340
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 切欠き底部 変形溝 収容板 突設寸法 大貫通孔 変位構成 腕状部材 前側貫通孔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月26日)のものです。
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図面 (20)

課題

耐久性を向上することができる遊技機を提供すること。

解決手段

上側規制部765が、負荷部材761の上側(電磁ソレノイドSOL2側)への変位に対する抵抗を発生し、負荷部材761から電磁ソレノイドSOL2へ与えられる荷重を低減可能に構成されるので、電磁ソレノイドSOL2が過大な荷重を受けることを回避することができる。これにより、遊技機の耐久性を向上することができる。なお、荷重を受ける箇所の個数を増やすことで荷重を分散させて荷重の抑制を図っても良いし、上側規制部765により負荷部材761と電磁ソレノイドSOL2との間に隙間を設けるよう構成することで荷重の伝達を遮断するようにしても良い。

概要

背景

電磁ソレノイドにより変位部材変位させるよう構成される遊技機がある(特許文献1)。

概要

耐久性を向上することができる遊技機を提供すること。上側規制部765が、負荷部材761の上側(電磁ソレノイドSOL2側)への変位に対する抵抗を発生し、負荷部材761から電磁ソレノイドSOL2へ与えられる荷重を低減可能に構成されるので、電磁ソレノイドSOL2が過大な荷重を受けることを回避することができる。これにより、遊技機の耐久性を向上することができる。なお、荷重を受ける箇所の個数を増やすことで荷重を分散させて荷重の抑制をっても良いし、上側規制部765により負荷部材761と電磁ソレノイドSOL2との間に隙間を設けるよう構成することで荷重の伝達を遮断するようにしても良い。

目的

本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、耐久性を向上することができる遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

変位可能に構成される変位手段と、その変位手段の所定方向側に配置され前記変位手段を前記所定方向側へ駆動するための駆動力を発生可能に構成される駆動手段と、前記変位手段の前記所定方向側への変位に対する抵抗を発生可能に構成される抵抗手段とを備え、その抵抗手段は、前記変位手段から前記駆動手段へ与えられる荷重を低減可能に構成されることを特徴とする遊技機

請求項2

前記変位手段を支持する支持手段を備え、前記駆動手段は、前記抵抗手段に比較して、前記支持手段側に配置されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項3

前記支持手段は、前記変位手段を所定軸で回転可能に支持し、その所定軸は、前記抵抗手段に対して前記所定方向側に配置されることを特徴とする請求項2記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものである。

背景技術

0002

電磁ソレノイドにより変位部材変位させるよう構成される遊技機がある(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2015−231434号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来の遊技機では、遊技機の耐久性を向上する観点で改善の余地があるという問題点があった。本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、耐久性を向上することができる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、変位可能に構成される変位手段と、その変位手段の所定方向側に配置され前記変位手段を前記所定方向側へ駆動するための駆動力を発生可能に構成される駆動手段と、前記変位手段の前記所定方向側への変位に対する抵抗を発生可能に構成される抵抗手段とを備え、その抵抗手段は、前記変位手段から前記駆動手段へ与えられる荷重を低減可能に構成される。

0006

請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記変位手段を支持する支持手段を備え、前記駆動手段は、前記抵抗手段に比較して、前記支持手段側に配置される。

0007

請求項3記載の遊技機は、請求項2記載の遊技機において、前記支持手段は、前記変位手段を所定軸で回転可能に支持し、その所定軸は、前記抵抗手段に対して前記所定方向側に配置される。

発明の効果

0008

請求項1記載の遊技機によれば、耐久性を向上することができる。

0009

請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、変位手段の支持態様により耐久性を向上することができる。

0010

請求項3記載の遊技機によれば、請求項2記載の遊技機の奏する効果に加え、発生する負荷を抑えることで耐久性を向上することができる。

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の遊技盤の正面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
遊技盤及び動作ユニットの分解正面斜視図である。
遊技盤及び動作ユニットの分解背面斜視図である。
遊技盤の分解背面斜視図である。
補助装置の分解正面斜視図である。
補助装置の分解背面斜視図である。
図2のX−X線における窓部可動ユニットの断面図である。
(a)は、窓部可動ユニットの背面図であり、(b)は、窓部可動ユニットの正面図である。
(a)は、窓部可動ユニットの背面図であり、(b)は、窓部可動ユニットの正面図である。
動作ユニットの分解正面斜視図である。
遊技盤、外縁部材及び金属板状部材の分解正面斜視図である。
遊技盤、外縁部材及び金属板状部材の分解背面斜視図である。
動作ユニットの部分正面図である。
動作ユニットの部分正面図である。
第1動作ユニットの正面斜視図である。
第1動作ユニットの正面斜視図である。
第1動作ユニットの背面斜視図である。
第1動作ユニットの背面斜視図である。
(a)は、第1動作ユニットの分解正面斜視図であり、(b)は、羽状部材と補助部材歯合状態を示す羽状部材及び補助部材の正面斜視図である。
第1動作ユニットの分解正面斜視図である。
第1動作ユニットの分解背面斜視図である。
第1動作ユニットの分解背面斜視図である。
第1動作ユニットの上面図である。
第1動作ユニットの背面図である。
第1動作ユニットの背面図である。
第1動作ユニットの背面図である。
第1動作ユニットの背面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
持板部、羽状部材、補助部材及び固定伝達板の背面図である。
支持板部、羽状部材、補助部材及び固定伝達板の背面図である。
支持板部、羽状部材、補助部材及び固定伝達板の背面図である。
支持板部、羽状部材、補助部材及び固定伝達板の背面図である。
(a)から(c)は、第1動作ユニットの変位関係を模式的に図示する模式図である。
動作ユニットの分解正面斜視図である。
2動ユニットの正面斜視図である。
第2動作ユニットの背面斜視図である。
第2動作ユニットの分解正面斜視図である。
第2動作ユニットの分解正面斜視図である。
第2動作ユニットの分解背面斜視図である。
土台部材の分解正面斜視図である。
板状変位部材の上面図である。
中空部材740の正面斜視図である。
(a)から(c)は、図47のXLIX−XLIX線における導光部材、板状変位部材及び中空部材の断面図である。
駆動ユニットの分解正面斜視図である。
(a)及び(b)は、駆動ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
第2動作ユニットの正面図である。
(a)は、図53のLVa−LVa線における第2動作ユニットの断面図であり、(b)は、図54のLVb−LVb線における第2動作ユニットの断面図である。
(a)及び(b)は、左右の電磁ソレノイドの導通計時変化と板状変位部材の姿勢変化の一例を示した模式図である。
(a)及び(b)は、左右の電磁ソレノイドの導通の計時変化と板状変位部材の姿勢変化の一例を示した模式図である。
第2動作ユニットの上面図である。
図58のLIX−LIX線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLIX−LIX線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLIX−LIX線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLIX−LIX線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXIII−LXIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXIII−LXIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXIII−LXIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXIII−LXIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
大受け部の回転変位を模式的に示す模式図である。
図58のLXVIII−LXVIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXVIII−LXVIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXVIII−LXVIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXVIII−LXVIII線における第2動作ユニットの部分断面図である。
図58のLXXII−LXXII線における第2動作ユニットの断面図である。
(a)及び(b)は、第2実施形態における窓部可動ユニットの背面図である。
第3実施形態における第1動作ユニットの正面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
第1動作ユニットの正面図である。
(a)から(c)は、第1動作ユニットの変位関係を模式的に図示する模式図である。
(a)及び(b)は、第4実施形態における第2動作ユニットの駆動ユニットの正面図である。
(a)及び(b)は、図53のLVa−LVa線に対応する線における第5実施形態の第2動作ユニットの断面図である。
第6実施形態における遊技盤の正面図である。
ベース板入賞口ユニットおよび送球ユニットの分解斜視正面図である。
(a)は、入賞口ユニットの正面図であり、(b)は、入賞口ユニットの背面図である。
(a)は、入賞口ユニットの斜視正面図であり、(b)は、入賞口ユニットの斜視背面図である。
入賞口ユニットの分解斜視正面図である。
入賞口ユニットの分解斜視背面図である。
(a)は、正面ユニットの正面図であり、(b)は、正面ユニットの背面図である。
正面ユニットの分解斜視正面図である。
正面ユニットの分解斜視背面図である。
(a)は、変位部材の正面図であり、(b)は、変位部材の側面図であり(c)は、変位部材の斜視正面図である。
図87(b)の範囲XCIにおける入賞口ユニットおよび変位部材の背面図である。
図87(b)の範囲XCIにおける入賞口ユニットおよび変位部材の背面図である。
(a)は、駆動ユニットの側面図であり、(b)は、駆動ユニットの上面図であり、(c)は、駆動ユニットの斜視正面図である。
駆動ユニットの分解斜視正面図である。
駆動ユニットの分解斜視背面図である。
(a)及び(b)は、図93(b)のXCVI−XCVI線における駆動ユニットの断面図である。
図83のXCVII−XCVII線における入賞口ユニットの断面図である。
(a)及び(b)は、図97のXCVIII−XCVIII線における入賞口ユニットの断面図である。
(a)は、特定入賞口ユニットの正面図であり、(b)は、特定入賞口ユニットの背面図であり、(c)は、特定入賞口ユニットの上面図である。
特定入賞口ユニットの分解斜視正面図である。
特定入賞口ユニット950の分解斜視背面図である。
(a)及び(b)は、図99(c)のCII−CII線における特定入賞口ユニットの断面図である。
(a)及び(b)は、特定入賞口ユニットの斜視正面図である。
(a)は、特定入賞口ユニットの正面図であり、(b)は、図104(a)のCIVb−CIVb線における特定入賞口ユニットの断面図である。
(a)は、特定入賞口ユニットおよび駆動ユニットの上面図であり、(b)は、特定入賞口ユニットおよび駆動ユニットの側面図である。
(a)は、図105(a)のCVIa−CVIa線における特定入賞口ユニットおよび駆動ユニットの断面図であり、(b)は、図106(a)のCVIb−CVIb線における特定入賞口ユニットおよび駆動ユニットの断面図である。
(a)は、送球ユニットの正面図であり、(b)は、送球ユニットの側面図である。
(a)は、送球ユニットの分解斜視正面図であり、(b)は、送球ユニットの分解斜視背面図である。
(a)は、振分けユニットの正面図であり、(b)は、振分けユニットの側面図である。
振分けユニットの分解斜視正面図である。
振分けユニットの分解斜視背面図である。
(a)は、図109(a)のCXIIa−CXIIa線における振分けユニットの断面図であり、図112(b)は、図112(a)のCXIIb−CXIIbにおける振分けユニットの断面図である。
(a)及び(b)は、図112(b)の範囲CXIIIにおける振分けユニットの部分拡大断面図である。
(a)は、通路ユニットの正面図であり、(b)は、通路ユニットの側面図である。
通路ユニットの分解斜視正面図である。
通路ユニットの分解斜視背面図である。
(a)は、交換ユニットの正面図であり、(b)は、交換ユニットの背面図である。
(a)は、図117(a)のCXVIIIa−CXVIIIa線における交換ユニットの断面図であり、(b)は、図118(a)のCXVIIIb−CXVIIIb線における交換ユニットの断面図である。
図81のCXIXa−CXIXa線における遊技盤の断面図である。
(a)は、図119の範囲CXXaにおける遊技盤の部分拡大断面図であり、(b)は、図120(a)のCXXb−CXXb線における遊技盤の部分拡大断面図である。
(a)は、図119の範囲CXXaにおける遊技盤の部分拡大断面図であり、(b)は、図120(a)のCXXb−CXXb線における遊技盤の部分拡大断面図である。
第7実施形態における正面ユニット及び変位部材の背面図である。
(a)及び(b)は、第8実施形態における駆動ユニットおよびの断面図である。
(a)及び(b)は、第9実施形態における駆動ユニットおよび変位部材の断面図である。
第10実施形態における背面ベースおよび変位部材の分解斜視背面図である。
(a)及び(b)は、正面ユニットおよび変位部材の背面図である。
第11実施形態における背面ベースおよび変位部材の分解斜視背面図である。
(a)及び(b)は、正面ユニットおよび変位部材の背面図である。
(a)は、第12実施形態における正面ユニットの背面図であり、(b)は、図129(a)のCXXIXb−CXXIXb線における入賞口ユニットの断面図である。
(a)は、第13実施形態における入賞口ユニットの断面図であり、(b)は、図130(a)のCXXXb−CXXXb線における入賞口ユニットの断面図である。
(a)は、入賞口ユニットの断面図であり、(b)は、図131(a)のCXXXIb−CXXXIb線における入賞口ユニットの断面図である。
(a)は、第14実施形態における駆動ユニットの側面図であり、(b)は、駆動ユニットの上面図であり、(c)は、駆動ユニットの斜視正面図である。
(a)は、遊技盤の断面図であり、図133(b)は、図133(a)のCXXXIIIb−CXXXIIIb線における遊技盤の断面図である。
(a)は、第15実施形態における遊技盤の断面図であり、(b)は、第16実施形態における遊技盤の断面図である。
(a)は、第17実施形態における入賞口ユニットを背面視した模式図であり、(b)は、図135(a)のCXXXVb−CXXXVb線における入賞口ユニットの断面模式図である。
(a)は、入賞口ユニットを背面視した模式図であり、図136(b)は、図136(a)のCXXXVIb−CXXXVIb線における入賞口ユニット930の断面模式図である。
(a)は、入賞口ユニットを背面視した模式図であり、(b)は、図137(a)のCXXXVIIb−CXXXVIIb線における入賞口ユニット930の断面模式図である。

実施例

0012

以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図44を参照し、第1実施形態として、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の一実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。

0013

図1に示すように、パチンコ機10は、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。

0014

内枠12には、多数の入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の正面を球(遊技球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の正面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の正面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。

0015

内枠12の正面側には、その正面上側を覆う正面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。正面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として正面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と正面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。

0016

正面枠14は、装飾用樹脂部品電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。正面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の正面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。

0017

正面枠14には、球を貯留する上皿17が正面側へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図4参照)へと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出ステージを変更したり、スーパーリーチ演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。

0018

正面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、正面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。

0019

また、右側の電飾部32下側には、正面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13正面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等がパチンコ機10の正面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。

0020

窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣カード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。

0021

上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その左側部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の正面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設される。

0022

操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する発射停止スイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量回動位置)を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)などが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回り回動操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が回動操作量に対応して変化し、その可変抵抗器の抵抗値に対応した強さ(発射強度)で球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の正面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび発射停止スイッチ51bがオフとなっている。

0023

下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿(図示せず)が取り付けられている。

0024

図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工したベース板60に、球案内用の多数の釘(図示せず)や風車(図示せず)の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口140、可変入賞装置65、スルーゲート67、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側に取り付けられる。

0025

ベース板60は、木製の板部材から形成される。一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口140、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の正面側からタッピングネジ等により固定されている。なお、ベース板60を光透過性樹脂材料から構成しても良い。この場合、その正面側からベース板60の背面側に配設された各種構造体を遊技者に視認させることが可能となる。

0026

遊技盤13の正面中央部分は、正面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の正面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

0027

遊技盤13の正面には、帯状金属板略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の正面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の正面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の正面であって2本のレール61,62とレール間繋ぐ樹脂製の外縁部材73とにより区画して形成される領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。

0028

2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。

0029

遊技領域の正面視左側下部(図2の左側下部)には、発光手段である複数のLED及び7セグメント表示器を備える第1図柄表示装置37A,37Bが配設されている。第1図柄表示装置37A,37Bは、主制御装置110(図4参照)で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。本実施形態では、第1図柄表示装置37A,37Bは、球が、第1入賞口64へ入賞したか、第2入賞口140へ入賞したかに応じて使い分けられるように構成されている。具体的には、球が、第1入賞口64へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Aが作動し、一方で、球が、第2入賞口140へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Bが作動するように構成されている。

0030

また、第1図柄表示装置37A,37Bは、LEDにより、パチンコ機10が確変中か時短中か通常中であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か普通大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すと共に、7セグメント表示装置により、大当たり中のラウンド数エラー表示を行う。なお、複数のLEDは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態示唆することができる。

0031

尚、本パチンコ機10では、第1入賞口64及び第2入賞口140へ入賞があったことを契機として抽選が行われる。パチンコ機10は、その抽選において、大当たりか否かの当否判定大当たり抽選)を行うと共に、大当たりと判定した場合はその大当たり種別の判定も行う。ここで判定される大当たり種別としては、15R確変大当たり、4R確変大当たり、15R通常大当たりが用意されている。第1図柄表示装置37A,37Bには、変動終了後の停止図柄として抽選の結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別に応じた図柄が示される。

0032

ここで、「15R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に高確率状態移行する確変大当たりのことであり、「4R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりの後に高確率状態へ移行する確変大当たりのことである。また、「15R通常大当たり」は、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に、低確率状態へ移行すると共に、所定の変動回数の間(例えば、100変動回数)は時短状態となる大当たりのことである。

0033

また、「高確率状態」とは、大当たり終了後付加価値としてその後の大当たり確率がアップした状態、いわゆる確率変動中(確変中)の時をいい、換言すれば、特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態のことである。本実施形態における高確率状態(確変中)は、後述する第2図柄の当たり確率がアップして第2入賞口140へ球が入賞し易い遊技の状態を含む。「低確率状態」とは、確変中でない時をいい、大当たり確率が通常の状態、即ち、確変の時より大当たり確率が低い状態をいう。また、「低確率状態」のうちの時短状態(時短中)とは、大当たり確率が通常の状態であると共に、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第2入賞口140へ球が入賞し易い遊技の状態のことをいう。一方、パチンコ機10が通常中とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。

0034

確変中や時短中は、第2図柄の当たり確率がアップするだけではなく、第2入賞口140に付随する羽部材945(電動役物)が開放される時間も変更され、通常中と比して長い時間が設定される。羽部材945が開放された状態(開放状態)にある場合は、その羽部材945が閉鎖された状態(閉鎖状態)にある場合と比して、第2入賞口140へ球が入賞しやすい状態となる。よって、確変中や時短中は、第2入賞口140へ球が入賞し易い状態となり、大当たり抽選が行われる回数を増やすことができる。

0035

なお、確変中や時短中において、第2入賞口140に付随する羽部材945の開放時間を変更するのではなく、または、その開放時間を変更することに加えて、1回の当たりで羽部材945が開放する回数を通常中よりも増やす変更を行うものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2図柄の当たり確率は変更せず、第2入賞口140に付随する羽部材945が開放される時間および1回の当たりで羽部材945が開放する回数の少なくとも一方を変更するものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2入賞口140に付随する羽部材945が開放される時間や、1回の当たりで羽部材945を開放する回数はせず、第2図柄の当たり確率だけを、通常中と比してアップするよう変更するものであってもよい。

0036

遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入賞口64及び第2入賞口140への入賞(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37A,37Bにおける変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置(図示せず)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。

0037

第3図柄表示装置81は9インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄(第3図柄)によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37A,37Bで行われるのに対して、その第1図柄表示装置37A,37Bの表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えばリール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。

0038

第2図柄表示装置は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(第2図柄(図示せず))としての「○」の図柄と「×」の図柄とを所定時間交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10では、球がスルーゲート67を通過したことが検出されると、当たり抽選が行われる。その当たり抽選の結果、当たりであれば、第2図柄表示装置において、第2図柄の変動表示後に「○」の図柄が停止表示される。また、当たり抽選の結果、外れであれば、第2図柄表示装置において、第3図柄の変動表示後に「×」の図柄が停止表示される。

0039

パチンコ機10は、第2図柄表示装置における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に、第2入賞口140に付随された羽部材945が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。

0040

第2図柄の変動表示にかかる時間は、遊技状態が通常中の場合よりも、確変中または時短中の方が短くなるように設定される。これにより、確変中および時短中は、第2図柄の変動表示が短い時間で行われるので、当たり抽選を通常中よりも多く行うことができる。よって、当たり抽選において当たりとなる機会が増えるので、第2入賞口140の羽部材945が開放状態となる機会を遊技者に多く与えることができる。よって、確変中および時短中は、第2入賞口140へ球が入賞しやすい状態とすることができる。

0041

なお、確変中または時短中において、当たり確率を高める、1回に当たりに対する羽部材945の開放時間や開放回数を増やすなど、その他の方法によっても、確変中または時短中に第2入賞口140へ球が入賞しやすい状態としている場合は、第2図柄の変動表示にかかる時間を遊技状態にかかわらず一定としてもよい。一方、第2図柄の変動表示にかかる時間を、確変中または時短中において通常中よりも短く設定する場合は、当たり確率を遊技状態にかかわらず一定にしてもよいし、また、1回の当たりに対する羽部材945の開放時間や開放回数を遊技状態にかかわらず一定にしてもよい。

0042

スルーゲート67は、可変表示装置ユニット80の左右の領域において遊技盤13に組み付けられ、遊技盤13に発射された球の一部が通過可能に構成されている。スルーゲート67を球が通過すると、第2図柄の当たり抽選が行われる。当たり抽選の後、第2図柄表示装置にて変動表示を行い、当たり抽選の結果が当たりであれば、変動表示の停止図柄として「○」の図柄を表示し、当たり抽選の結果が外れであれば、変動表示の停止図柄として「×」の図柄を表示する。

0043

球のスルーゲート67の通過回数は、合計で最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37A,37Bにより表示されると共に第2図柄保留ランプ(図示せず)においても点灯表示される。第2図柄保留ランプは、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。

0044

なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37A,37B及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプの点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の球の通過に対する最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、スルーゲート67の組み付け数は2つに限定されるものではなく、例えば1つであっても良い。また、スルーゲート67の組み付け位置は可変表示装置ユニット80の左右に限定されるものではなく、例えば、可変表示装置ユニット80の下方でも良い。また、第1図柄表示装置37A,37Bにより保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプにより点灯表示を行わないものとしてもよい。

0045

可変表示装置ユニット80の下方には、球が入賞し得る第1入賞口64が配設されている。この第1入賞口64へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入賞口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入賞口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37Aで示される。

0046

一方、第1入賞口64の正面視下方には、球が入賞し得る第2入賞口140が配設されている。この第2入賞口140へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2入賞口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2入賞口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37Bで示される。

0047

また、第1入賞口64および第2入賞口140は、それぞれ、球が入賞すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入賞口140へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入賞口140へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを異なる数、例えば、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を3個とし、第2入賞口140へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を5個として構成してもよい。

0048

第2入賞口140には羽部材945が付随されている。この羽部材945は開閉可能に構成されており、通常は羽部材945が閉鎖状態(縮小状態)となって、球が第2入賞口140へ入賞しにくい状態となっている。一方、スルーゲート67への球の通過を契機として行われる第2図柄の変動表示の結果、「○」の図柄が第2図柄表示装置に表示された場合、羽部材945が開放状態(拡大状態)となり、球が第2入賞口140へ入賞しやすい状態となる。

0049

上述した通り、確変中および時短中は、通常中と比して第2図柄の当たり確率が高く、また、第2図柄の変動表示にかかる時間も短いので、第2図柄の変動表示において「○」の図柄が表示され易くなって、羽部材945が開放状態(拡大状態)となる回数が増える。更に、確変中および時短中は、羽部材945が開放される時間も、通常中より長くなる。よって、確変中および時短中は、通常時と比して、第2入賞口140へ球が入賞しやすい状態を作ることができる。

0050

ここで、第1入賞口64に球が入賞した場合と第2入賞口140へ球が入賞した場合とで、大当たりとなる確率は、低確率状態であっても高確率状態でも同一である。しかしながら、大当たりとなった場合に選定される大当たりの種別として15R確変大当たりとなる確率は、第2入賞口140へ球が入賞した場合のほうが第1入賞口64へ球が入賞した場合よりも高く設定されている。一方、第1入賞口64は、第2入賞口140にあるような羽部材は有しておらず、球が常時入賞可能な状態となっている。

0051

よって、通常中においては、第2入賞口140に付随する羽部材が閉鎖状態にある場合が多く、第2入賞口140に入賞しづらいので、羽部材のない第1入賞口64へ向けて、可変表示装置ユニット80の左方を球が通過するように球を発射し(所謂「左打ち」)、第1入賞口64への入賞によって大当たり抽選の機会を多く得て、大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

0052

一方、確変中や時短中は、スルーゲート67に球を通過させることで、第2入賞口140に付随する羽部材945が開放状態となりやすく、第2入賞口140に入賞しやすい状態であるので、第2入賞口140へ向けて、可変表示装置80の右方を球が通過するように球を発射し(所謂「右打ち」)、スルーゲート67を通過させて羽部材を開放状態にすると共に、第2入賞口140への入賞によって15R確変大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

0053

なお、本実施形態におけるパチンコ機10は、遊技盤13の構成が左右対称とされるため、「右打ち」で第1入賞口64を狙うことも、「左打ち」で第2入賞口140を狙うこともできる。そのため、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ機10の遊技状態(確変中であるか、時短中であるか、通常中であるか)に応じて、遊技者に対し、球の発射の仕方を「左打ち」と「右打ち」とに変えさせることを不要にできる。よって、球の打ち方を変化させる煩わしさを解消することができる。

0054

第1入賞口64の下方には可変入賞装置65(図2参照)が配設されており、その略中央部分に特定入賞口65aが設けられている。パチンコ機10においては、第1入賞口64又は第2入賞口140への入賞に起因して行われた大当たり抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37A又は第1図柄表示装置37Bを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。

0055

この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。

0056

なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37A,37Bにおいて大当たりに対応したLEDが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。また、特定入賞口65aは1つに限るものではなく、1つ若しくは2以上の複数(例えば3つ)を配置しても良く、また配置位置も第1入賞口64の下方右側や、第1入賞口64の下方左側に限らず、例えば、可変表示装置ユニット80の左方でも良い。

0057

遊技盤13の下側における右隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、正面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。

0058

遊技盤13には、アウト口71が設けられている。遊技領域を流下する球であって、いずれの入賞口63,64,65a,640にも入賞しなかった球は、アウト口71を通って図示しない球排出路へと案内される。アウト口71は、特定入賞口65aの左右に一対で配設される。

0059

遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)とが配設されている。

0060

図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板払出制御装置111)と発射制御基板発射制御装置112)と電源基板電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。

0061

裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。

0062

なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。

0063

また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。

0064

払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホール島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。

0065

また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図4参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイド発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。

0066

次に、図4を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。

0067

主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路タイマ回路データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。主制御装置110では、MPU201によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37A,37B及び第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。

0068

なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。

0069

RAM203は、各種エリアカウンタフラグのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。

0070

停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図示せず)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図示せず)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

0071

主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37A,37B、第2図柄表示装置、第2図柄保留ランプ、特定入賞口65aの開閉板下辺を軸として正面側に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや羽部材を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。

0072

また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群およびスライド位置検出センサSや回転位置検出センサRを含むセンサ群などからなる各種スイッチ208、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ回路253が接続され、MPU201は各種スイッチ208から出力される信号や、RAM消去スイッチ回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。

0073

払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。

0074

払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

0075

払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。

0076

発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回動操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための発射停止スイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。

0077

音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出(変動表示)や予告演出といった表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。

0078

音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、その他装置228、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。その他装置228には駆動モータMT1や、電磁ソレノイドSOL1,SOL2が含まれる。

0079

音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から受信した各種のコマンド(変動パターンコマンド、停止種別コマンド等)に基づいて、第3図柄表示装置81の表示態様を決定し、決定した表示態様をコマンド(表示用変動パターンコマンド表示用停止種別コマンド等)によって表示制御装置114へ通知する。また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示されるステージを変更したり、スーパーリーチ時の演出内容を変更したりするように、表示制御装置114へ指示する。ステージが変更される場合は、変更後のステージに応じた背面画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、変更後のステージに関する情報を含めた背面画像変更コマンドを表示制御装置114へ送信する。ここで、背面画像とは、第3図柄表示装置81に表示させる主要な画像である第3図柄の背面側に表示される画像のことである。表示制御装置114は、この音声ランプ制御装置113から送信されるコマンドに従って、第3図柄表示装置81に各種の画像を表示する。

0080

また、音声ランプ制御装置113は、表示制御装置114から第3図柄表示装置81の表示内容を表すコマンド(表示コマンド)を受信する。音声ランプ制御装置113では、表示制御装置114から受信した表示コマンドに基づき、第3図柄表示装置81の表示内容に合わせて、その表示内容に対応する音声を音声出力装置226から出力し、また、その表示内容に対応させてランプ表示装置227の点灯および消灯を制御する。

0081

表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出などの表示を制御するものである。また、表示制御装置114は、第3図柄表示装置81の表示内容を通知する表示コマンドを適宜音声ランプ制御装置113へ送信する。音声ランプ制御装置113は、この表示コマンドによって示される表示内容にあわせて音声出力装置226から音声を出力することで、第3図柄表示装置81の表示と音声出力装置226からの音声出力とをあわせることができる。

0082

電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)が設けられたRAM消去スイッチ回路253とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルト電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114等に対して必要な電圧を供給する。

0083

停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図示せず)を正常に実行し完了することができる。

0084

RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122(図3参照)が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、バックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。

0085

次いで、遊技盤13及び動作ユニット300の構造について説明する。図5は、遊技盤13及び動作ユニット300の分解正面斜視図であり、図6は、遊技盤13及び動作ユニット300の分解背面斜視図である。なお、図5及び図6の説明においては、図2を適宜参照する。また、図6では、第3図柄表示装置81の図示が省略されている。

0086

遊技盤13は、上述のように、正面視略正方形状に切削加工したベース板60に、球案内用の多数の釘(図示せず)や風車(図示せず)の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口140、スルーゲート67、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80、左右一対の窓部可動ユニット150、遊技領域から排出された球が流下可能に構成される球流下ユニット290等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側に取り付けられる。

0087

ベース板60は、上述のように、ベニヤ板を重ね合わせた合板から形成されており、その正面側からベース板60の背面側に配設された各種構造体を遊技者に視認させないようにベース板60で遮蔽可能に形成される。

0088

図6に示すように、ベース板60は、略中央位置において可変表示装置ユニット80を配設可能に穿設される貫通孔の他に、スルーゲート67に接続される電気配線を通すために穿設される複数(本実施形態では2個)の小貫通孔60aと、動作ユニット300の前端部と凹凸嵌合可能に凹設される複数(本実施形態では3個)の嵌合凹部60bと、左右下部において前後方向に穿設される複数(本実施形態では2個)の光透過孔60cとを備える。

0089

光透過孔60cは、動作ユニット300側から照射された光が通過可能な位置に形成されており、発光演出の観点から、遊技盤13の演出効果の向上を図っている。このことについて詳しく説明する。

0090

光通過孔60cの正面側には、光透過性の樹脂材料から形成される流下面構成部材91,92が配設されており、その流下面構成部材91,92の外側部94が光通過孔60cを覆設する態様で、流下面構成部材91,92はベース板60に締結固定される。

0091

左右の流下面構成部材91,92は、右側の流下面構成部材92の正面側に覆設板FBが配設されることを除き、略左右対称形状で構成されるので、左側の流下面構成部材91について詳しく説明し、右側の流下面構成部材92の説明は省略する。

0092

図5に示すように、流下面構成部材91は、ベース板60の正面に沿って配設される板状部が、内レール61と同等の幅の帯状に形成される帯状部93により遊技領域が区画されるように構成されており、帯状部93と、その帯状部93により区画される遊技領域の外側部分(正面視外側部分)である外側部94と、帯状部93により区画される遊技領域の内側部分(正面視内側部分)である内側部95とを備える。

0093

外側部94は、上述のように、遊技領域の外側なので、球の流下に影響を与え難い部分として構成される。従って、外板部94が変位することに伴う球への影響を考慮する必要が無いので、外側部94の肉厚を薄く設計することができる。

0094

また、外側部94を薄く設計した結果、内側部95の肉厚が薄くなったとしても、内側部95の背面側にはベース板60の肉部が配設されるので、ベース板60の剛性を利用して内側部95の前後方向の変位(厚み方向の変形)を抑制することができる。更に、外側部94及び内側部95の肉厚を薄く設計することにより、遊技領域の前後幅を十分に確保することができる。

0095

このように、内側部95に要求される機能を損なわずに、外側部94の肉厚を薄く設計することができ、その結果として、動作ユニット300側から照射され光透過孔60cを通る光を、外側部94を介して遊技者に視認させ易くすることができる。

0096

本実施形態では、ベース板60が木製の板部材から形成されるので、背面側から照射された光をベース板60の肉厚を介して遊技者に視認させることは困難である。一方で、本実施形態のように光透過孔60c(図6参照)を形成し、その背面側に発光手段を配置することで、ベース板60を木製の板部材で構成しながら、ベース板60を介して視認される明るさを容易に変化させることができる。

0097

例えば、外側部94と、その他の部分とに正面視で連続的に繋がるように視認される装飾模様を形成する場合に、外側部94の背面側に配置される電飾基板777に配設される発光手段778の発光態様を複数種類で変化させ外側部94の明るさを変化させることで、同じ装飾模様であっても、その見え方を複数種類に変化させることができる。

0098

また、例えば、発光手段778の発光態様により視認可能な模様を変化させる装飾部材を外側部94に貼り付けるようにしても良い。この場合、発光手段778の発光態様により遊技盤13の見栄えイメージ)を大きく変化させることができる。

0099

なお、発光態様により視認可能な模様を変化させる装飾部材の態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、イルミネーションプレートに代表されるような、光を当てる角度により異なる模様を視認可能に設計される部材でも良い。また、例えば、複数色で模様が描かれており、照射される光の色も複数色用意されている前提で、発光色を変えることで視認される模様を変化させるよう設計される部材でも良い。

0100

内側部95は、上述のように、遊技領域の内側に配設されている。内側部95が変位(変形)すると、遊技領域を流下する球に影響を与える虞があるが、本実施形態では、内側部95の背面側にペース板60の肉部が配置されるように構成されているので(光透過孔60cが正面視で帯状部93に対して外側部94側に収まるように構成されているので)、ベース板60の剛性を利用して、内側部95の変位(変形)を防止することができる。これにより、球の流下を安定させることができる。

0101

内側部95には一般入賞口63が配設されており、その一般入賞口63はルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、流下面構成部材91が遊技盤13の正面側からタッピングネジ等により固定されることにより固定されている。

0102

遊技盤13の正面中央部分は、正面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の正面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

0103

上述のように、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されており、そのセンターフレーム86の左右上隅部に窓部可動ユニット150が配設されている。

0104

図7は、遊技盤13の分解背面斜視図である。なお、図7では、遊技盤13の下部の図示が省略され、補助装置160が分解され正面斜視で図示される。

0105

窓部可動ユニット150は、回転変位可能とされ、センターフレーム86の内側の窓部において遊技者が視認可能に構成される変位部材151と、その変位部材151の背面側に配設され、変位部材151を駆動させる駆動力を発生させたり、変位部材151へ向けて光を照射したりする補助装置160とを備える。

0106

変位部材151は、前後方向視二股形状に形成され、折れ曲がり部分付近に構成される基端部において軸支される二股部152と、その二股部152の両先端部に配設され背面側が開放される箱状(袋状、コップ状)に形成される先端部153と、二股部152の基端部から径方向張り出す張出部154とを備える。

0107

先端部153は、底側を正面側へ向けた箱状(袋状、コップ状)に形成され遊技者が視認可能に配設される演出部153aと、その演出部153aの開放部側に締結固定されるリング状部であって、演出部153a側に比較して演出部153aの逆側の方がすぼまる形状とされるリング状部153bとを備える。

0108

演出部153aは、内側面に光拡散形状ギザギザ形状)が形成されており、背面側から開放部の内側に照射される光を拡散させることができるので、実際に照射される光は狭い範囲に照射されるものであっても、正面側から演出部153aを視認する遊技者に対して演出部153aの全体が(淡く)光っているように視認させることができる。

0109

張出部154は、センターフレーム86側から突設される一対の爪部86aにより回転方向双方向で変位可能範囲を規定されている。即ち、変位部材151は、爪部86aの配置と、張出部154との関係で規定される角度(360度未満の角度)において回転変位可能に構成される。

0110

図8は、補助装置160の分解正面斜視図であり、図9は、補助装置160の分解背面斜視図である。補助装置160は、変位部材151(図7参照)と当接可能な位置に配置される当接部材161と、その当接部材161に一端(正面側端)が相対回転不能に連結される金属製(本実施形態では、真鍮製)の伝達軸棒部162と、その伝達軸棒部162の他端(背面側端)に相対回転不能に連結される被駆動部材163と、伝達軸棒部162の両端に径方向から嵌め込まれる公知のEリング164と、伝達軸棒部162を軸支可能に構成され、全体がケース状に構成される支持ケース170と、その支持ケース170の内部に配設される電飾基板180とを備えている。

0111

伝達軸棒部162は、中腹部の軸方向(前後方向)視の外形が真円形状である円柱状の部材であって、両側先端において所定の径方向から面状に削られることで、両側先端が断面略字形状とされている。この両側端部が、当接部材161の被挿通孔161bや、被駆動部材163の被挿通孔163bと嵌合することで、当接部材161、伝達軸棒部162及び被駆動部材163が相対回転不能(一体的)に連結される。

0112

当接部材161は、樹脂材料から形成されており、伝達軸棒部162が挿通される貫通孔であって断面D字形状に構成される被挿通孔161bが穿設される基端部161aと、その基端部161aの外方へ向けて延設され、正面視略コの字状に構成される腕部161cとを備える。

0113

被駆動部材163は、樹脂材料から形成されており、伝達軸棒部162が挿通される貫通孔であって断面D字形状に構成される被挿通孔163bが穿設される基端部163aと、その基端部161aの外方へ向けて真っすぐに延設され、略平板状に構成される腕部163cとを備える。

0114

被駆動部材163の上面には、金属製(磁性体)の金属板部材MB1が配設される。本実施形態では、金属板部材MB1は、弾性爪163dとの係合により被駆動部材163に固定される。

0115

詳述すると、腕部163cの径方向両端部において金属板部材MB1の前後スライドを案内するレール部が配設されており、このレール部は、金属板部材MB1を正面側からのみ案内できるように形成されている(正面側のみ十分に開放されている)。レール部に沿って金属板部材MB1をスライドさせる際には弾性爪163dが金属板部材MB1により押し下げられており、そのまま金属板部材MB1をスライドさせると、レール部の背面側壁に金属板部材MB1が当たることでスライドが規制され、当該位置においては金属板部材MB1による弾性爪163dの押し下げは解除されており(金属板部材MB1の側面と対向する位置まで上昇しており)、弾性爪163dが金属板部材MB1の正面側への退避を規制するように係合する。

0116

なお、金属板部材MB1の被駆動部材163への固定方法はこれに限られるものではない。例えば、金属板部材MB1を被駆動部材163に締結固定するものでも良いし、結束バンドでしばりつけても良いし、粘着性テープ等で貼り付けても良い。

0117

支持ケース170は、後部材170Bと、その後部材170Bの正面側に配設され伝達軸棒部162が挿通される支持孔174が形成される中部材170Mと、その中部材170Mの正面側に配設され正面側に装飾形状波模様)が形成される前部材170Fとを備え、これら複数(本実施形態では3個)の板状部材が前後に積層され締結固定されている。

0118

電飾基板180は、前部材170Fの形状に合わせて正面視略L字の板形状に形成されており、演出を考慮して設計された位置に配設される複数のLED等から構成される発光手段181と、電気配線が接続される部分として配設されるコネクタ182と、組み付け用に電飾基板180に穿設される複数の貫通孔183とを備える。

0119

発光手段181は、正面視で光透過孔177の内側に配置される強発光手段181aと、光透過孔177の外側に配置される(前部材170Fの板背面と対向配置される)弱発光手段181bとを備える。

0120

貫通孔183は、傾斜する方向に沿って長い長円形状で形成されている。これにより、正面視で外形が真円形状で形成される突設円柱部172に対する貫通孔183の組み付けを容易とすることができる。

0121

即ち、電飾基板180の姿勢が傾斜する一方で(図10参照)、突設円柱部172の突設方向は傾斜していない(前後方向である)ので、同一方向で組み付ける場合に比較して組み付け不良(組み付けられなかったり、緩くなったり)が生じ易くなるが、本実施形態では、貫通孔183が電飾基板180の姿勢が傾斜する方向に沿って長い長円形状で形成されるので、傾斜する方向に沿う貫通孔183の余裕代を大きめにとることができ、突設円柱部172に対する貫通孔183の組み付けを容易とすることができる。

0122

電飾基板180は、前部材170Fと中部材170Mとの間に収容されるが、この際、電飾基板180は板正面が斜め下方を向く(法線が正面側下方へ傾斜する)姿勢とされる。このことについて、図10を参照して詳述する。

0123

図10は、図2のX−X線における窓部可動ユニット150の断面図である。なお、理解を容易とするために、後部材170Bの図示が省略され、変位部材151の外形が想像線で図示される。なお、X−X線は、上側の突設円柱部172の中心を通るよう配置される。なお、以下の説明では、図8及び図9を適宜参照する。

0124

中部材170Mは、その正面側の壁状部の態様が、上側壁状部170MUと、下側壁状部170MDとで異なる。即ち、上側壁状部170MUは、非傾斜(法線が水平方向を向く)の壁状部として構成され、下側壁状部170MDは、傾斜する(法線が正面側下方へ向く)壁状部として構成される。

0125

このように法線の異なる壁状部に対し、電飾基板180は、板背面が下側壁状部170MDに沿う姿勢(法線が正面側下方へ傾斜する姿勢)となるように支持される。即ち、組立状態図2参照)において、電飾基板180の発光手段181から照射される光の光軸の方向は、正面側下方へ傾斜する。

0126

中部材170Mは、正面側へ向けて枠状に突設される突設枠部171と、その突設枠部の内側において正面側へ細径円柱状に突設される複数の突設円柱部172と、左右外側(左側)隅部においてコネクタ182を囲う配置で前後方向に穿設される配線通し孔173とを備える。

0127

突設枠部171は、前部材170Fの外枠部と前後で当接することで、電飾基板180の周囲に亘って封をする。これにより、電飾基板180が、前部材170Fと中部材170Mとの間から視認されることを回避することができると共に、同様の位置から光漏れが生じることを防止することができる。

0128

突設円柱部172は、大径の座部と、その座部から更に突設される小径の挿通部とを備えており、電飾基板180の貫通孔183に挿通部が入るように組み付けることで電飾基板180の板背面が座部に支えられ、電飾基板180の配置を安定させることができる。

0129

ここで、下側壁状部170MDに配設される突設円柱部172の座部に比べ、上側壁状部170MUに配設される突設円柱部172の座部が高くなっている。これにより、上述の傾斜姿勢で組み付けられる電飾基板180を安定して支持することができると共に、上側壁状部170MUと電飾基板180との間に空隙を確保することができる。

0130

突設円柱部172の座部の突設先端は、電飾基板180の姿勢に合わせた傾斜面(下方へ向かう程に突設長さが短くなるよう構成される傾斜面)として形成されている。これにより、突設円柱部172に、電飾基板180の配置を安定させる機能のみならず、電飾基板180の姿勢を安定させる機能を付与することができる。

0131

配線通し孔173は、電飾基板180のコネクタ182に接続される電気配線を通すための貫通孔である。この電気配線を介して電飾基板180にかけられる負荷により電飾基板180の姿勢維持を図ることができるので、電飾基板180を締結固定することなく、電飾基板180の姿勢を安定的に支持することができる。

0132

前部材170Fは、有色(本実施形態では白色)で光透過性の樹脂材料から背側面が下側壁状部170MDと略平行な面となる形状で形成され、前後方向で円形に穿設される複数の光透過孔177と、背面側へ向けて細径円柱状に突設される複数の突設円柱部178と、板背面と外周を形成する枠部との間を連結する左右方向視L字形状のL字形支持部179とを備える。

0133

光透過孔177は、発光手段181を構成するいずれかのLEDを正面視で囲むように形成される。これにより、光透過孔177の背面側に配設される発光手段181と、それ以外の発光手段181とでは、前部材170Fの正面側から視認される態様が変化する。即ち、光透過孔177の内側の方が、それ以外の箇所に比較して強発光しているように視認させることができる。

0134

突設円柱部178は、複数が略同等の突設長さで形成されている。これにより、前部材170Fの本体板部と電飾基板180との間隔を電飾基板180の配設範囲全体に亘って一様としつつ、傾斜姿勢の電飾基板180を複数位置面支持することができるので、発光手段181の配置自由度を維持すると共に発光態様のムラを抑えながら、電飾基板180の支持の安定感を向上することができる。

0135

即ち、電飾基板180は板正面が正面側下方へ向く傾斜姿勢とされるので、その姿勢を維持するためには正面側から下支えすることが好ましいが、一箇所に大面積の支持部を設けて電飾基板180を支持するようにすると、電飾基板180の正面側に配設する発光手段181の配置可能領域が制限され易くなる傾向があった。発光手段181の配置可能領域を優先して支持部の面積を小さくすると、電飾基板180の姿勢が崩れ前部材170Fの本体板部と電飾基板180との間隔が電飾基板180の配設範囲でバラつき易く、発光態様のムラが生じやすくなる虞があった。

0136

これに対し、本実施形態では、同様の突設高さで細径の突設円柱部178を複数設け、それらで電飾基板180の板正面を複数点で同時に支持できるように構成していることから、隣接する発光手段181の間に生じる小さな複数の隙間位置に電飾基板180を支持する突設円柱部178を複数配設することができる。これにより、発光手段181の配置自由度を維持すると共に発光態様のムラを抑えながら、電飾基板180の支持の安定感を向上することができる。

0137

L字形支持部179は、組立状態において、電飾基板180の上面および正面と対向配置し、電飾基板180の変位を抑制するよう機能する。即ち、電飾基板180が自重で前倒れするのを、電飾基板180の板正面と対向配置するL字形支持部179の下部が下支えして防止している。

0138

また、電飾基板180の板上面と対向配置するL字形支持部179の後部と電飾基板180とは、通常では隙間を空けて配置されることで、電飾基板180を緩く支持しながら、電飾基板180の上下方向の変位を最小限に抑制することができる。

0139

なお、L字形支持部179と同形状の支持部が、中部材170Mの下側壁状部170MDの正面側にも形成されており(左右2位置に形成されており)、電飾基板180の下面および背面と対向配置し、電飾基板180の変位を抑制するよう機能する。即ち、本実施形態では、電飾基板180の上下に配置されるL字形支持部によって、電飾基板180の前後方向および上下方向への変位を抑制可能に構成している。

0140

このように、本実施形態では、電飾基板180は直接的には締結固定されておらず、前部材170Fと中部材170Mとに前後から挟まれ支持されることで、安定的に支持されている。これは、例えば、中部材170Mと電飾基板180とを締結固定し、単一の剛体として構成すると、中部材170Mに生じる振動の影響を受けて電飾基板180が振動する可能性があるので、それを考慮しての対策である。

0141

即ち、本実施形態によれば、電飾基板180が中部材170Mにも前部材170Fにも締結固定されていないので、中部材170Mや前部材170Fに振動が生じた場合であっても、それと独立して電飾基板180の配置を維持し易くすることができる。

0142

ここで、中部材170Mの振動の原因になり易いのは、中部材170Mの背面側に配設される電磁ソレノイドSOL1であると考えられるが、本実施形態では、電磁ソレノイドSOL1は、上側壁状部170MUの正面側に生じる隙間を挟んで電飾基板180の反対側(背面側)に配設される。

0143

この構成により、電磁ソレノイドSOL1の振動は細径の突設円柱部172を介して電飾基板180に伝達されることになるので、振動ソレノイドSOL1の振動を突設円柱部172の変形で緩和することができ、電飾基板180に振動が伝達されることを抑制することができる。従って、振動源としての電磁ソレノイドSOL1から電飾基板180へ直接的に振動が伝達されることを回避することができる。

0144

中部材170Mは、伝達軸棒部162の直径よりも若干長い直径で前後方向に穿設され伝達軸棒部162を回転可能に支持可能に構成される支持孔174と、電磁ソレノイドSOL1の下方に配設される下側規制部175と、電磁ソレノイドSOL1に対して支持孔174の反対側に配設される上側規制部176とを備える。

0145

被駆動部材163は通常、自重で傾倒している(図11(a)参照)が、電磁ソレノイドSOL1に電気が供給されることで磁力電磁力)が発生し、その磁力(電磁力)により金属板部材MB1が吸着され上昇変位する。即ち、本実施形態では、金属板部材MB1が電磁力で上昇した結果配置される上昇位置と、電磁力が消失し自重で下降した結果配置される下降位置との間で変位することに伴って当接部材161及び被駆動部材163が回転変位する。以下、図11及び図12を参照して、その回転変位について説明する。

0146

図11(a)は、窓部可動ユニット150の背面図であり、図11(b)は、窓部可動ユニット150の正面図である。また、図12(a)は、窓部可動ユニット150の背面図であり、図12(b)は、窓部可動ユニット150の正面図である。

0147

なお、図11(a)及び図11(b)では、電磁ソレノイドSOL1に電気が供給されておらず被駆動部材163が自重で傾倒している状態(下降位置の状態)が図示され、図12(a)及び図12(b)では、電磁ソレノイドSOL1に電気が供給され発生する電磁力により金属板部材MB1及び被駆動部材163が上昇している状態(上昇位置の状態)が図示される。

0148

また、図11(a)及び図12(a)では、理解を容易とするために、後部材170Bの図示が省略され、図11(b)及び図12(b)では、変位部材151の外形と背面側の開放部の形状が想像線で図示される。

0149

図11(a)及び図12(a)に示すように、被駆動部材163は、下降位置においては下側規制部175の上面に貼り付けられるクッション部175aに当接し下降変位を規制され、上昇位置においては上側規制部176の下面に貼り付けられるクッション部176aに当接し上昇変位を規制される。

0150

なお、クッション部175a,176aの材質は何ら限定されるものではない。例えば、ポリプロピレンポリスチレン等の汎用プラスチックでも良いし、ポリカーボネート等のエンジニアリングプラスチックでも良いし、メラミン樹脂ポリウレタンエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂でも良いし、ゴム性材料でも良い。また、クッション部175a,176aの材質を同じで構成しても良いし、異ならせても良い。

0151

ここで、下側規制部175及び上側規制部176は、伝達軸棒部162を基準とした配置(伝達軸棒部162からの距離)が異なるように構成されているが、それにより生じる効果について説明する。

0152

まず、下側規制部175に被駆動部材163を介して与えられる負荷は、主に被駆動部材163の自重により生じる負荷であるので、被駆動部材163の重心を支えることで被駆動部材163を安定して支持することができる。この理由から、下側規制部175は、被駆動部材163の重心位置(腕長さの略中央位置)に配設される。

0153

これに対し、上側規制部176に被駆動部材163を介して与えられる負荷は、主に電磁ソレノイドSOL1で生じる磁力(電磁力)による負荷であるので、上規制部材176の配置を被駆動部材163の重心位置に関連させる利点は少ない。本実施形態では、上規制部材176を被駆動部材163の回転先端に対向配置させることで、被駆動部材163を介して上規制部材176へ伝達される負荷を低減している。

0154

即ち、同じ大きさの力のモーメントが発生している場合、被駆動部材163の回転軸から離れた位置(モーメントに係る腕が長い位置)の方が、被駆動部材163を介して伝達される負荷が小さくなるので、上規制部材176へ伝達される負荷を低減することができる。

0155

このように、上規制部材176への負荷伝達は、被駆動部材163の回転先端部において生じることが望ましいので、本実施形態では、クッション部176aの幅寸法径方向幅)が短くされる(クッション部175aの幅寸法よりも短くされる)。これにより、被駆動部材163の中間部で負荷伝達することを回避し、回転先端での負荷伝達を安定的に生じさせることができる。

0156

また、上昇位置では電磁ソレノイドSOL1による磁力(電磁力)が発生し続けるので、クッション部176aに衝突した後で被駆動部材163が跳ね返ることは考えにくい。

0157

一方、下側規制部175のクッション部175aの幅寸法(径方向幅)を長く(クッション部176aの幅寸法よりも長く)することで、負荷を受ける面の面積を広くすることができ、被駆動部材163の自重による負荷によりクッション部175aに生じる圧力(応力)を低減することができる。これにより、クッション部175aに衝突した後の被駆動部材163の跳ね返りバウンド)を抑制することができる。

0158

従って、本実施形態によれば、上下両方向の変位時において被駆動部材163を介してクッション部175a,176aに伝達される負荷を低減しながら、被駆動部材163の跳ね返りを抑制することができる。

0159

上側規制部176の下方には、中部材170Mの背面側に湾曲形状で突設される突設部176bが形成される。突設部176bは、被駆動部材163の回動先端部と対向配置され、被駆動部材163が正面側に変位した場合に被駆動部材163との接触を小面積で抑えながら、被駆動部材163の回動を案内する。

0160

図11(b)及び図12(b)に示すように、正面視で光透過孔177の内側に配置される強発光手段181aの正面側に変位部材151の先端部153が配置される。そのため、強発光手段181aから照射される光は、先端部153を介して遊技者に視認される。

0161

上述したように、演出部153aの内部形状によって、正面側から演出部153aを視認する遊技者に対して演出部153aの全体が(淡く)光っているように視認させることができるので、強発光手段181aの実際の配置は変化しない一方で変位部材151が変位する状況においても、演出部153aの発光態様の変化を抑制することができる。

0162

換言すれば、演出部153aを介して視認される光が、演出部153aの変位と同期して変位しているように遊技者に視認させることができるので、あたかも演出部153aの内側にLED等の発光手段が配設され、演出部153aの変位と同期して変位しているかのように錯覚させることができる。

0163

一方で、弱発光手段181bは固定位置で発光しているように見せることができるので、配置固定の電飾基板180を採用しながら、その電飾基板180に配設される弱発光手段181bは固定位置で発光しているように視認させ、同じく電飾基板180に配設される強発光手段181aは変位しながら発光しているように視認させることができる。

0164

これにより、電飾基板を複数採用して、第1の基板は固定配置で、第2の基板は変位可能に構成することで実現が図られがちな発光演出を、配置固定で単一の電飾基板を利用して実現することができる。その結果、同様の演出効果を奏しながら、電飾基板の枚数を減らすことができる。

0165

図5に戻って説明する。動作ユニット300は、遊技盤13の背面側に配置され、各種発光手段や、各種動作ユニットが内部に配設されている。

0166

図13は、動作ユニット300の分解正面斜視図である。動作ユニット300は、底壁部311と、その底壁部311の外縁から立設される外壁部312とから正面側が開放された箱状に形成される背面ケース310とを備える。

0167

背面ケース310は、底壁部311の中央に矩形状の開口311aが開口形成されることで、正面視矩形の枠状に形成される。開口311aは、第3図柄表示装置81の表示領域の外形(外縁)に対応した(即ち、第3図柄表示装置81の表示領域を正面視で区切ることが可能な)大きさに形成される。

0168

動作ユニット300は、背面ケース310の内部空間に、可動装置が開口311aの上側を含む経路で変位可能に配設される第1動作ユニット400と、開口311aの左右両側に配設され、発光演出等を行う左右演出ユニット600と、開口311aの下側に配設される第2動作ユニット700と、がそれぞれ収容され、これを1ユニットとして構成される。

0169

具体的には、第1動作ユニット400は、開口311aの上方位置において、第2動作ユニット700は、開口311aの下方位置において、それぞれ背面ケース310の底壁部311に配設される。なお、図5では、第1動作ユニット400及び第2動作ユニット700が背面ケース310に装着された状態が図示される。

0170

背面ケース310は、外壁部312の正面側端部に遊技盤13の背面に沿う(例えば、平行に配置される)平面板として延設され、組立状態(図2参照)において遊技盤13を面支持する支持板部313を備える。

0171

支持板部313は、遊技盤13のベース板60に形成される嵌合凹部60bと嵌合可能な形状で正面側へ向けて突設される位置決め凸部313aと、ベース板60に締結される締結ネジを挿通可能に穿設される複数の挿通孔313bとを備える。

0172

嵌合凹部60b(図6参照)に位置決め凸部313aを嵌合させることによりベース板60に対して背面ケース310を位置決めし、締結ネジを挿通孔313bに挿通し、ベース板60に螺入することにより、遊技盤13と動作ユニット300とを一体的に固定することができるので、遊技盤13及び動作ユニット300の全体としての剛性の向上を図ることができる。

0173

なお、位置決め凸部313aの形状は何ら限定されるものではなく、種々の態様が例示される。例えば、嵌合凹部60bの内形(本実施形態では、円形または長円形)よりも若干小さな外形の凸部でも良いし、組み付け時の作業性を考慮して、嵌合隙間が大きくなるような形状(更に小さな外形)の突部でも良い。また、嵌合凹部60bの内形が矩形状に形成される場合には、それに対応して位置決め凸部313aの形状も矩形状とされることは当然想定される。

0174

図5及び図13に示すように、本実施形態では、背面ケース310の左側および上側に支持板部313が多く密に配設され、右側および下側では支持板部313の形成が少なくされるが、これは遊技盤13及び動作ユニット300の全体としての剛性の向上と、スペース効率とのバランスを考慮して設計した結果である。

0175

即ち、本実施形態のように遊技盤13のベース板60がベニヤ板を重ね合わせた合板から形成されている場合、遊技盤13の背面側に配設される可動部材はベース板60の肉部を通しては視認不能となるので、可動部材を視認可能に配設する演出用の領域として遊技盤13のベース板60に開口形成(側面から凹設形成)できる領域の背面側全体が有効となる。

0176

これに対し、支持板部313を形成する箇所においては、支持板部313の正面視における面積の分だけ背面ケース310の内部空間が内側に侵食されることになるので、その分、可動部材を配設可能な領域が狭まることになる。そのため、支持板部313を省略しても強度的な問題が解消されたまま維持可能であれば、支持板部313を省略することで可動部材の配設範囲が制限されることを回避できるということである。

0177

本実施形態において背面ケース310の左側および上側に支持板部313が多く配設されているのは、遊技領域等に発射された球を遊技者が視認可能な領域の範囲と関連がある。即ち、発射された球が視認される範囲以外の箇所において、支持板部313を形成するようにしている。

0178

より詳しく説明すると、本実施形態において、球発射ユニット112a(図4)から発射された球は、内レール61及び外レール62の間を通り、戻り球防止部材68を通過するようにして遊技領域に導入され、それ以降は遊技領域を流下するように構成される。弾球遊技において、もっとも注目が集まると考えられる箇所は球が通る箇所であり、その他の外方領域(例えば、外レール62や内レール61を挟んで第3図柄表示装置81の反対側の領域)への注目力は低いことが通常である。

0179

そのため、球が到達し得ない範囲としての、外レール62により形成される左に凸の円弧を基準とした左下部および左上部と、上に凸の円弧を基準とした左上部および右上部とへの遊技者の注目力は低くなると考えられる。

0180

加えて、本実施形態では、上述の外縁部材73と、外レール62の左下部および左上部における外レール62に対する面が外レール62に沿う形状に形成され遊技盤13の正面側に配設されるブロック状部材74とは、光不透過の樹脂材料から形成されており、遊技盤13がそもそも光を透過し難いベニヤ板から構成されていることに加え、遊技盤13の正面側から外縁部材73やブロック状部材74を介して遊技盤13の背面側を視認することはできないように構成されている。

0181

本実施形態では、これらの注目力が低くなる箇所や、視認不能な箇所に、優先的に支持板部313を配設している。現に、支持板部313が多く形成される左側部および上側部においても、支持板部313は、外レール62の張出端部としての中央部は避けて、背面ケース310の隅部付近に形成される。

0182

換言すれば、支持板部313を形成することによりスペースが侵食される箇所を、そもそも視認性の低い(演出能力の低い)箇所から選択することにより、動作ユニット300及び遊技盤13全体の剛性の確保を図るという効果を奏しながら、球に注目する遊技者の視界に入る領域の設計自由度を高く確保することができる。

0183

この観点において、球発射ユニット112aにより発射された球を外レール62に沿って転動させ遊技領域に導入するというパチンコ機に共通の構成があることから、球が流下しない範囲を左下部、左上部および右上部に容易に配設することができる。

0184

右側の外壁部312の略下半部には、背面側へ向けて切り欠かれる(切欠き形成される)切り欠き部312aを備える。この切り欠き部312aは、正面視で遊技盤13の帯状部93(図5参照)よりも下方において切り欠かれており、組立状態(図2参照)において、遊技盤13との間に隙間を形成する。

0185

このように切り欠き部312aが形成されることにより、以下のような効果を奏することができる。例えば、切り欠き部312aにより形成される隙間を、可変入賞装置65に連結される電気配線が背面ケース310の外方へ通過する配線通しとして機能させることができる。これにより、配線を上下へ引き回す場合に比較して、電気配線が他の構成部分干渉する可能性を低くすることができる。

0186

また、切り欠き部312aにより形成される隙間を、可変入賞装置65に必要となる構成の配置スペースとして利用することができる。なお、可変入賞装置65に必要となる構成としては、例えば、駆動力を発生させるソレノイドや、球を流す流路や、発光演出に伴う基板や、球を検出する検出センサや、その他構造物等が例示される。

0187

また、切欠き部312aの近傍にLED等の発光手段を配置することで、その発光手段から照射される光を、輪郭ぼやけた光として遊技者に視認させ易くすることができる。換言すると、背面ケース310の全周が遊技盤13と連結されている場合(遊技盤13の背面側から照射される光の境界が背面ケース310の形状に沿って形成される場合)に比較して、遊技盤13を通して視認される光の境界を曖昧にすることができる。これにより、遊技盤13を通して視認される光の境界が背面ケース310の形状に依存することを避けることができ、発光演出の自由度を向上することができる。

0188

更に、LED等の発光手段に接続される電気配線を、遊技盤13の背面に沿って動作ユニット300の外部へ出すように配設する場合に比較して、切り欠き部312aを通して電気配線を動作ユニット300の外部へ出す本実施形態のような構成の方が、電気配線がLEDから発光される光を遮る可能性を低くすることができる。

0189

即ち、電気配線をLEDの正面側にまわすことなく動作ユニット300の外部に出すことができるように構成することで、電気配線がLEDから発光される光を遮る可能性を排除することができる。従って、LED等の発光手段から発光される光による演出の設計自由度を向上することができる。

0190

なお、切り欠き部312aの形成長さ(上下方向長さ)は何ら限定されるものではない。例えば、上下の支持板部313の間の全領域(上下幅)に亘って切り欠き部312aが形成されるようにしても良い。

0191

上述したように、本実施形態では、背面ケース310の右側部において遊技盤13との締結固定が省略されるので、遊技盤13の右側部における剛性を考えるにあたり、動作ユニット300の剛性に頼ることはできない。

0192

この対策として、本実施形態では、遊技盤13の右端部に対応する位置において外縁部73に金属製の金属板状部材75が配設される。以下、金属板状部材75について説明する。

0193

図14は、遊技盤13、外縁部材73及び金属板状部材75の分解正面斜視図であり、図15は、遊技盤13、外縁部材73及び金属板状部材75の分解背面斜視図である。なお、図14及び図15では、理解を容易とするために、遊技盤13が単体で図示され、遊技盤13に配設される他の部材の図示が省略される。

0194

外縁部材73は、樹脂材料から形成され、上側部を構成し内側面が円弧形状とされる円弧壁部73aと、その円弧壁部73aの下端部から下方へ向けて薄壁状に延設される縦壁部73bと、その縦壁部73bの下端部から左方へ向けて下降傾斜する上面を有して形成される傾斜壁部73cと、を備える。このように、外縁部材73を、上下方向のほぼ全域を覆う単一の部材で構成することで、外縁部材73が上下に分かれる複数の部材から形成される場合に比較して、外縁部材73の遊技盤13への組み付け工数を少なくすることができる。

0195

縦壁部73bは、右面部に沿って背面側へ板状に突設される複数の板状突設部73b1と、右面部の正面側縁部から上下方向視コ字状に折曲形成される複数の折曲部73b2と、円弧壁部73a及び傾斜壁部73cとの継ぎ目部分において背面側へ円柱状に突設される円柱突設部73b3と、その円柱突設部73b3に併設され締結ネジを螺入可能に形成される締結部73b4と、を備える。

0196

折曲部73b2は、板状突設部73b1の配設間隔の中間位置に配置される。これにより、後述する金属板状部材75との関係において、金属板状部材75に形成される継ぎ目貫通部75cの形成個数の抑制を図りながら、縦壁部73bに対する金属板状部材75の保持力を向上させることができる。

0197

換言すれば、3箇所の板状突設部73b1のみで金属板状部材75の湾曲に抵抗する場合に比較して、板状突設部73b1と、折り曲げ部73b2とで金属板状部材75の湾曲に対する抵抗力を生じさせることができるので、一箇所に発生する負荷を低減することができる。加えて、板状突設部73b1及び折り曲げ部73b2が等間隔で配設されることで、金属板状部材75の湾曲発生時に生じる負荷を均等に割り当てることができるので、いずれか一か所に過大な負荷が生じることを防止することができる。

0198

金属板状部材75は、短手方向が複数回折り返される一方、長手方向には折り目無く形成される本体板部75aと、その本体板部75aの背面側縁において左方へ折曲形成される折曲部75bと、本体板部75a及び折曲部75bとの継ぎ目部分に前後方向へ貫通形成される複数の継ぎ目貫通部75cと、折曲部75bの上下端部において前後方向に貫通形成される貫通孔75dと、その貫通孔75dの形成された板部に併設され正面側へ段付けされた板部に締結ネジが挿通可能に穿設される挿通孔75eと、を備える。

0199

金属板状部材75は、本体板部75aの折り目の付き方に加えて、折曲部75bが上下方向に亘って形成されることから長尺方向の湾曲に特に強い抵抗を発生させる。そのため、長尺方向で湾曲し易い縦壁部73bと一体的に配設することで、縦壁部73bを効率的に補強することができる。

0200

継ぎ目貫通部75cは、縦壁部73bの板状突設部73b1を挿通可能な大きさで形成される。本実施形態では、継ぎ目貫通部75cに板状突設部73b1を挿通させることで、縦壁部73bと金属板状部材75を一体化することができるように形成される。

0201

金属板状部材75を縦壁部73bに一体化するように組み付けると、本体板部75aの正面側縁は折曲部73b2と縦壁部73bの外側面との間に挟まれ、円柱突設部73b3が貫通孔75dに挿通される。このように、金属板状部材75と縦壁部73bとは、上下方向に亘り複数箇所で互いに位置決めされる。この状態で、挿通孔75eに挿通した締結ネジを締結部73b4に螺入することで、外縁部材73と金属板状部材75とを締結固定することができる。

0202

上記構成から、金属板状部材75は縦壁部73bの上下に亘って配設されるので、縦壁部73bの全体を補強することができる。ここで、縦壁部73bの板状突設部73b1及び円柱突設部73b3は、金属板状部材75を突き抜け、背面側まで延びており、その先端部は遊技盤13に係合する。以下、金属板状部材75と遊技盤13との係合について説明する。

0203

遊技盤13は、正面の右側縁に板状突設部73b1を受け入れ可能に凹設される複数の凹設部13eと、その凹設部13eの上側および下側において円柱突設部73b3を受け入れ可能な窪みとして凹設形成される複数の位置決め孔13fと、を備える。

0204

外縁部材73及び金属板状部材75が一体化した状態で遊技盤13に組み付けられると、板状突設部73b1が凹設部13eに、円状突設部73b3が位置決め孔13fに、それぞれ受け入れられ、位置決めされる。即ち、板状突設部73b1及び円状突設部73b3は、金属板状部材75との位置決めだけでなく、遊技盤13との位置決めにも兼用される。これにより、位置決め個数の低減を図ることができる。

0205

本実施形態では、上述のように、金属板状部材75が縦壁部73bの湾曲を抑制するように組み付けられるので、縦壁部73bに単体で十分な剛性を付与する必要が無く、縦壁部73bを、単体では容易に左右方向へ湾曲する程に薄く形成することができる。

0206

更に、金属板部材75の剛性により遊技盤13の変形を抑制できる(剛性を向上することができる)ので、遊技盤13と背面ケース310との間に隙間が生じていても、遊技盤13の形状を維持することができる。

0207

図5及び図13に戻って説明する。動作ユニット300の第3図柄表示装置81の上側には、第1動作ユニット400が配設されている。第1動作ユニット400は、図5及び図13に示す状態から、第3図柄表示装置81の正面側の位置まで変位可能な発光演出装置LA1を備えており、第3図柄表示装置81の表示と同期して変位するよう制御したり、遊技者が操作可能な枠ボタン22の操作と同期して変位するよう制御したりすることで、遊技者を視覚的に楽しませる装置である。以下において、第1動作ユニット400の詳細について説明する。

0208

図16及び図17は、動作ユニット300の部分正面図である。図16では、第1動作ユニット400の各構成部材が第3図柄表示装置81の上側へ退避する退避状態が図示され、図17では、第1動作ユニット400の各構成部材が退避状態よりも第3図柄表示装置81側へ張り出す(下降する)張出状態が図示される。

0209

図16及び図17に示すように、背面ケース310の内部形状は左右対称には作られていない。特に、上側壁(天井面)については、払出ユニット93のタンク130の形状(図3参照)との関係により、正面視右側の方が、正面視左側に比較して下がっている。即ち、タンク130が動作ユニット300の上部右側に配設されるところ、その配設領域を確保するために、背面ケース310の上側壁が、左側に比較して右側の方が下がった位置に配設されている(壁模式線ULに沿って配設されている)。

0210

このように、背面ケース310の内側において、右側に比較して左側の方が大きな領域を確保し易い(天井高さに余裕がある)ことから、本実施形態では、駆動モータMT1や、コイルスプリングSP1などの演出の見栄えに直接は影響しない(遊技者に視認させることを目的としない)補助的装置を左側に配設するようにしている。

0211

これにより、背面ケース310の上壁左右非対称形状により生じる窪み(隙間部分)を有効利用して駆動モータMT1やコイルスプリングSP1を配設でき、第1動作ユニット400の下縁左右対称形状としながら最大限上側に寄せることができるので、第3図柄表示装置81の表示の視認領域の上下寸法を大きく確保し易くすることができる。

0212

また、本実施形態では、背面ケース310の上壁の左右非対称形状に合わせて、第1動作ユニット400の羽状部材460(図16参照)の形状のうち、第1動作ユニット400の退避状態で背面ケース310の上壁に対向配置する側の形状を設計している。即ち、左側の羽状部材460を、右側の羽状部材460に比較して背面ケース310の上壁側に張り出す形状で設計している。

0213

なお、羽状部材460は、第1動作ユニット400の退避状態から張出状態へ状態が変わることで合体し、一体的に視認されるよう構成され、この状態において左右対称形状となるよう設計されるので、左右の羽状部材460が非対称形状で構成されていることを遊技者に気づかれ難くすることができる。

0214

本実施形態では、第1動作ユニット400の退避状態において、羽状部材460の非対称形状部分(合体する際に当接する上側辺)が遊技盤13に隠されるので(図2参照)、左右の羽状部材460が非対称形状で構成されていることを遊技者に気づかれ難くすることができる。

0215

図18及び図19は、第1動作ユニット400の正面斜視図であり、図20及び図21は、第1動作ユニット400の背面斜視図である。図18及び図20では、第1動作ユニット400の退避状態が図示され、図19及び図21では、第1動作ユニット400の張出状態が図示される。

0216

第1動作ユニット400は、駆動モータMT1が回転駆動されることにより、間に介在する複数のギアを介してアーム部材414が回転移動し、その回転移動と同期して昇降板430が昇降する。

0217

昇降板430は、略左右中央位置に配設され、上下に伸縮可能に構成される金属製の金属レール405と、アーム部材414の左右反対側に配設される補助アーム部材444とに支持される。

0218

昇降板430には、補助アーム部材444の姿勢変化と同期して上下方向に相対変位する相対変位部材442が配設されており、この相対変位部材442の変位と同期して、左右対称に回転変位する複数の羽状部材460が変位する。

0219

従って、第1動作ユニット400の構成部材は、駆動モータMT1の駆動に伴い、昇降と、回転とが組み合わされた変位態様で退避状態と張出状態との間で変位する。これにより、単一の駆動モータMT1を利用するだけにも関わらず、複数方向で構成部材を変位させることができるので、演出効果を向上させることができる。

0220

図20に示すように、第1動作ユニット400の退避状態において、補助アーム部材444の円弧上ギア部444bの上端位置部が、昇降板430の上縁部よりも上方へ張り出すように構成される。第1動作ユニット400の退避状態において、昇降板430の上縁部は遊技盤13のベース板60により遮蔽され(図2参照)、視認され難いことから、昇降板430の上縁部から円弧状ギア部444bが張り出していることを遊技者に気付かれ難くすることができる。

0221

一方で、第1動作ユニット400の退避状態から張出状態へ向けて昇降板430を下降変位させることに連動して補助アーム部材444は回転するので、退避状態において昇降板430の上縁部よりも上方へ張り出していた円弧状ギア部444bは(図27参照)、昇降板430の下降変位に伴い下方へ変位し、昇降板430の上縁よりも下方に隠される(図28参照)。

0222

このように、配置上ベース板60に遮蔽される箇所において補助アーム部材444の円弧状ギア部444bの昇降板430からの張り出し(はみ出し)を許容し、昇降板430がベース板60に遮蔽されない位置に変位するまでに張り出し分を昇降板430の背面側に隠すように補助アーム部材444を変位させるように構成することで、常に昇降板430の背面側に補助アーム部材444を隠すように構成する場合に比較して補助アーム部材444及び昇降板430の設計自由度を向上することができる。

0223

例えば、昇降板430の上縁部をより下側に配置することができるので、昇降板430の上縁部と背面ケース310の上部の外壁部312との干渉を避け易くすることができる(図16参照)。

0224

また、補助アーム部材444を回転変位する構成とすることで、第3図柄表示装置81側にラックギア状の部分(直線に沿って形成されるギア歯を有する部分)が張り出したまま維持される状況を回避しながら、昇降板430の第3図柄表示装置81側への張り出し長さを十分に確保することができる。

0225

即ち、固定のラックギア状の部分を本体板部401の昇降板430側に形成し、回転ギア441と歯合するように構成しても、昇降板430の上下変位に伴い昇降板430に対して相対変位部材442を上下変位させることはできるが、この場合、固定のラックギア状の部分を昇降板430が配置される位置に沿って常に配設させておく必要がある。そのため、本実施形態の昇降板430のように昇降板430の大部分が本体板部401の下縁から下方に張り出す構成を流用すると、固定のラックギア状の部分を本体板部401の下縁から第3図柄表示装置81側へ張り出して形成する必要があった。

0226

そのため、第3図柄表示装置81が固定のラックギア状の部分に遮蔽されることにより第3図柄表示装置81の視認性が悪くなる不具合や、第1動作ユニット400の退避状態において昇降板430でラックギア状の部分を隠す目的から昇降板430の設計自由度が低くなる不具合等が生じる虞がある。

0227

これに対し、本実施形態によれば、固定のラックギア状の部分の代わりに、可変の補助アーム部材444を採用しているので、昇降板430の変位に合わせて、その背面側に(隠すように)補助アーム部材444を配置させることができる。従って、第3図柄表示装置81側にラックギア状の部分が張り出したまま維持される状況を回避しながら、昇降板430の第3図柄表示装置81側への張り出し長さ(変位量)を十分に確保することができる。

0228

図22(a)及び図23は、第1動作ユニット400の分解正面斜視図であり、図22(b)は、羽状部材460と補助部材470の歯合状態を示す羽状部材460及び補助部材470の正面斜視図であり、図24及び図25は、第1動作ユニット400の分解背面斜視図である。

0229

図22(a)、図23図24及び図25に示すように、第1動作ユニット400は、樹脂材料から左右に長尺の板状に形成され、背面ケース310(図16参照)の底壁部311に締結固定される本体板部401と、その本体板部401に回転可能に軸支される複数部材から構成される伝達ユニット410と、その伝達ユニット410のアーム部材414の先端に連結される連結板部421を含み同一平面上に配置される複数の板状部から構成される背面配置板420と、その背面配置板420の正面側に配置され、背面配置板420が締結固定される昇降板430と、その昇降板430と背面配置板420の収容板部425との間に支持される同期動作ユニット440とを備える(図23及び図25参照)。

0230

加えて、第1動作ユニット400は、昇降板430に締結固定される板状の支持板部450と、その支持板部450に回転可能に支持され、同期動作ユニット440の正面側に締結固定される固定伝達板490の変位により与えられる負荷で回転変位する左右一組の羽状部材460と、その羽状部材460と同期回転する補助部材470とを備える(図22(a)、図22(b)及び図24参照)。

0231

本体板部401は、伝達ギア412を軸支する軸支柱部402と、その右下部に配置され終端ギア413を支持する終端支持部403と、アーム部材414を支持する柱状部であるアーム支持部404と、左右中央部に配設され正面側部が上下変位可能となるように背面側部が固定される金属レール405と、その金属レール405よりも右側において左右長尺の開口として穿設される長孔部406と、光透過性の樹脂材料から板状に形成され長孔部406が形成される領域に背面側から蓋をする蓋部407と、状態を検出するための検出センサSC1とを備える。

0232

終端支持部403は、軸支柱部402と同形状で形成される軸支柱部403aと、その軸支柱部403aを中心とする円に沿って突設される円環状突部403bと、その円環状突部403bと軸支柱部403aとの間の位置において扇状に正面側に突設されるストッパ部403cとを備える。ストッパ部403cは、一般的な圧縮成形により構成されるものであり、突設部の反対側は凹設部として形成される。

0233

蓋部407は、長孔部406が形成される領域を閉塞する。本実施形態では、後述するように、本体板部401に貫通形成される配線通し孔401aを本体板部401の正面側から通り長孔部406の背面側に到達した電気配線DH1が、長孔部406を通して正面側へ案内される。そのため、蓋部407が無く、背面側が開放された状況では、電気配線DH1が背面側へ張り出し、組立作業に伴い背面ケース310の底壁部311(図13参照)と本体板部401との間で挟み込まれる虞がある。これに対し、本実施形態では、電気配線DH1が配置される領域が蓋部407により仕切られるので、電気配線DH1が底壁部311と本体板部401との間で挟み込まれることを防止することができる。

0234

これにより、電気配線DH1の配置を確認することなく第1動作ユニット400を背面ケース310に組み付けることができるので、組立作業の効率化を図ることができる。

0235

伝達ユニット410は、駆動モータMT1の回転軸に相対回転不能に連結される駆動ギア411と、その駆動ギア411に歯合され軸支柱部402に回転可能に軸支される伝達ギア412と、その伝達ギア412に歯合され軸支柱部403aに回転可能に軸支される終端ギア413と、その終端ギア413の回転に伴い姿勢変化可能にアーム支持部404に軸支されるアーム部材414とを備える。

0236

終端ギア413は、円環状突部403bの外径よりも若干長い内径の円環状に背面側へ突設される円環状突部413aと、その円環状突部413aの内側面との間に隙間を空けてストッパ部403cと同様に扇状に突設される被ストッパ部413bと、軸支柱部403aから離れた偏心位置で正面側へ円柱状に張り出す円柱張出部413cと、ギア部の正面側にフランジ状に形成されるフランジ部から外径方向へ扇状に延設される被検出部413dとを備える。

0237

円環状突部413aは、軸側の側面が円環状突部403bと対向するように配設され、円環状突部403bを被ストッパ部413bとの間に挟む。即ち、円環状突部403bが、終端ギア413の回転を案内する案内レールとしての役割を果たしている。

0238

被ストッパ部413bは、一般的な圧縮成形により構成されるものであり、突設部の反対側は凹設部として形成される。被ストッパ部413bは、その回転方向でストッパ部403cと干渉する。即ち、本実施形態では、終端ギア413の回転角度は、ストッパ部403c及び被ストッパ部413bの周方向の寸法分だけ制限されることになる。即ち、終端ギア413は、360度未満の回転角度で回転変位する。

0239

なお、ストッパ部403c及び被ストッパ部413bの形状を設計する場合は、終端ギア413に必要な回転角度を算出し、その余りの角度(終端ギア413の回転角度を360度から差し引いた角度)を二等分した角度でストッパ部403c及び被ストッパ部413bの形状をそれぞれ設計すればいい。これにより、ストッパ部403c及び被ストッパ部413bのいずれか一方が強度的に弱くなることを避けることができるので、第1動作ユニット400の耐用年数延ばすことができる。

0240

円柱張出部413cは、真鍮製の金属棒であり、樹脂製の終端ギア413に嵌合固定される。張出先端部には、摩擦低減用のリング形状のカラーC1と、公知のEリングE1とが配置されており、アーム部材414が脱落不能に円柱張出部413cに連結支持される。

0241

被検出部413dは、検出センサSC1の検出隙間を通過可能な厚みで形成されており、被検出部413dが検出センサSC1に検出されることにより、音声ランプ制御装置113のMPU221は第1動作ユニット400が退避状態であると判定することができる。

0242

アーム部材414は、アーム支持部404に回転可能に軸支される環状部414aと、その環状部414aの正面側部から径方向へ板状に延設される板状部414bと、その板状部414bに対して背面側へ平行移動して配置され板状部414bの延設端部と連結される中間板部414cと、その中間板部414cに長孔形状に穿設される長孔部414dと、中間板部414cに対して背面側へ平行移動して配置され中間板部414cの延設端部と連結される先端板部414eと、その先端板部414eの延設先端から正面側へ円柱状に張り出す円柱張出部414fとを備える。

0243

長孔部414dは、終端ギア413の円柱張出部413cが挿通可能な大きさで形成され、この長孔部414dを介して駆動モータMT1の駆動力が伝達される。

0244

円柱張出部414fは、真鍮製の金属棒であり、樹脂製の先端板部414eに嵌合固定される。円柱張出部414fの張出先端部には、摩擦低減用のリング形状のカラーC1と、公知のEリングE1とが配置されており、背面配置板420の連結板部421が脱落不能に円柱張出部414fに連結支持される。

0245

図26は、第1動作ユニット400の上面図である。図26では、第1動作ユニット400の第2中間位置が図示されており、理解を容易とするために、コイルスプリングSP1、コイルスプリングSP1が案内される定滑車、駆動モータMT1及びその駆動モータMT1が締結固定されるベース板の図示が省略される。

0246

図26によれば、本実施形態では、アーム部材414の形状を、アーム部材414の正面側の領域を大きく確保することができるように設計している。即ち、アーム部材414を前後に屈曲した形状で形成することで、他の部材との干渉を機能的に避けることができる。以下、このことについて説明する。

0247

板状部414bは、検出センサSC1との干渉を避けるために、検出センサSC1よりも正面側に配置される。即ち、板状部414bの前後位置の制限は検出センサSC1との関係によるものなので、検出センサSC1と関係しない箇所(検出センサSC1を基準として回転軸(アーム支持部404)の反対側の箇所)では、前後位置を任意で設計することができる。

0248

本実施形態では、検出センサSC1を基準として回転軸(アーム支持部404)の反対側の箇所に配設される中間板部414cが、板状部414bに比較して背面側に配置される。これにより、終端ギア413の板前面とアーム部材414との前後間隔を狭めることができ、円柱張出部413cの根元側でアーム部材414への負荷伝達を生じさせることができるので、負荷伝達時に円柱張出部413cが変形することより負荷の伝達効率が低下することを回避することができる。

0249

更に、中間板部414cの前後位置の終端ギア413との関係によるものなので、終端ギア413と関係しない箇所(終端ギア413を基準として回転軸(アーム支持部404)の反対側の箇所)では、前後位置を任意で設計することができる。

0250

本実施形態では、終端ギア413を基準として回転軸(アーム支持部404)の反対側の箇所に配設される先端板部414eが、中間板部414cに比較して背面側に配置される。これにより、先端板部414eの正面側のスペースを大きく確保することができるので、先端板部414eの正面側であって昇降板430の背面側である位置に配設される背面配置板420及び同期動作ユニット440等の構成部材の前後寸法を確保し易くすることができる。

0251

このように、本実施形態では、アーム部材414の形状を他の部材との干渉を回避可能な形状とすることを目的として設定しているが、他にも構造的な効果がある。例えば、アーム部材414を段階的に屈曲形成することで、アーム部材414に生じる負荷が局所的(一点)に集中することを回避することができ(応力集中を緩和することができ)、アーム部材414の耐久性を向上させることができる。

0252

更に、他の部材との干渉を回避するために必要最小限の隙間を構成することで、その隙間を確保する他の部材に対してアーム部材414の反対側にまとまった隙間を構成することができるので、その隙間を利用して電気配線(電気配線DH1とは異なる電気配線)を這わせたり、追加の演出部材(電飾基板等)を配設したりすることができる。

0253

また、図26によれば、本実施形態では、本体板部401側から発光演出装置LA1まで到達するように配設される電気配線DH1が、意図せず羽状部材460に挟み込まれたり、回転ギア441や相対変位部材442のギア歯部分に噛み込まれたりすることを防止可能に構成されている。以下、このことについて説明する。なお、この説明において、図25を適宜参照する。

0254

電気配線DH1は、まず本体板部401側から長孔部406を通り補助アーム部材444に案内される。この時、電気配線DH1は、端部側板448の貫通孔448aに挿通されることで延設部444cの内側へ通される。

0255

延設部444cの内側において、電気配線DH1は、抜け止め部444c1に脱落を防止されつつ基端側部444aまで案内される。その後、電気配線DH1は、基端側部444aから収容板部425の背面側へ案内され、収容板部425の背面側へ突設される枠部と閉塞板428とで仕切られるL字の領域を通り貫通孔427に到達する。

0256

収容板部425の背面側へ突設される枠部には、挿通孔425aを中心として略半周に亘って突設が省略される省略部425bを備える。省略部425bにより、電気配線DH1が閉塞板428の正面側へ案内される角度を180度で設けることができる。これにより、補助アーム部材444の回転時に挿通孔425a付近で電気配線DH1が折れ曲がる可能性を低くすることができる。

0257

電気配線DH1は、貫通孔427を正面側へ通されることで、その貫通孔427と前後で重なる位置に形成される筒状部433を通り昇降板430の正面側へ案内され、支持板部450の締結部451に結束バンド等で仮留めされつつ、発光演出装置LA1の電飾基板に配設されるコネクタに接続される。

0258

このように、電気配線DH1は、その経路の大部分で構成部材(補助アーム部材444や背面配置板420)の内側に配設されているので、従来のパチンコ機のように電気配線が経路の大部分で露見される(露出している)場合に比較して、電気配線DH1が他の可動部材と衝突して負荷を受ける可能性を低くすることができる。

0259

また、本実施形態では、電気配線DH1の案内経路と、スライド変位する相対変位部材442とを分断している。即ち、電気配線DH1に屈曲や湾曲等の変形を生じさせ得るのは、補助アーム部材444の回転変位(回転軸のスライド変位を伴う回転変位)に限定される。

0260

これにより、昇降板430の上下変位の変位速度と、相対変位部材442の変位速度とが大きく異なるように構成される場合でも、電気配線DH1の変形と相対変位部材442の変位速度との関係を断つことにより、電気配線DH1に与えられる負荷が大きくなることを回避することができる。

0261

図22(a)、図23図24及び図25に戻って説明する。背面配置板420は、アーム部材414の円柱張出部414fに連結され昇降板430に締結固定される板状の連結板部421と、その連結板部421の右側に配設され昇降板430に締結固定されると共に金属レール405の正面側部材が締結固定される収容板部425と、その収容板部425に締結固定され、収容板部425の背面側部を部分的に閉塞するL字板形状の閉塞板428とを備える。

0262

連結板部421は、本体板部に左右方向に長い長孔形状で穿設され円柱張出部414fを挿通可能に形成される挿通長孔422と、その挿通長孔422の下方において正面側および上側が開放される箱状に形成される支持箱部423とを備える。

0263

支持箱部423が挿通長孔422を基準として下方へ長く形成されていることで、支持箱部423を用いて収容板部425の剛性を補強することができる。即ち、支持箱部423は、支持壁部426と左右に対向配置されており、支持壁部426が左方へ大きく撓み変形し支持箱部423と当接した場合には、その変形を支持箱部423の剛性で抑制することができる。

0264

収容板部425は、本体板部の左縁部に、上下方向に沿う直線状の板状に正面側へ突設される支持壁部426と、閉塞板428の正面側で穿設される貫通孔427とを備える。

0265

本実施形態では、貫通孔427に電気配線DH1が挿入される。即ち、貫通孔427は、電気配線DH1の端部に配設されるコネクタを挿通可能な内径で形成される。

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