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技術 導光パネル

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 棚橋理関井広行
出願日 2018年3月14日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-046555
公開日 2019年9月19日 (10ヶ月経過) 公開番号 2019-160605
状態 未査定
技術分野 照明装置の配光に係わる部品細部及び防護 面状発光モジュール
主要キーワード 隆起物 面照明器具 薄型パネル 回転体形状 導光パネル 各単位プリズム 数百ミクロン 並び方
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月19日)のものです。
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図面 (13)

課題

配光制御性を保ちながら、隆起物変質層を少なくして、透明性を確保した導光パネルを提供することである。

解決手段

透光性を有し、プリズム16が複数形成された導光パネル10であって、プリズム16は、熱加工により前記導光パネル10の上面に形成された凹部であって、プリズム16の外周には、熱加工により凹部の外周にあふれ出て上面上で凝固した隆起物30が形成され、隆起物30の外周には、熱加工により導光パネル10の上面が層状に変質した変質層32が形成され、少なくとも一部の互いに隣接するプリズム16は、変質層32同士が互いに重畳して配置されている。

概要

背景

薄型デザイン性等を重視した面照明器具等の照明装置が普及しており、照明装置は、LED光源導光パネルを備えている。

導光パネルには、プリズムが形成されており、プリズムの形状として、幾何学形状のプリズム、回転体形状プリズム等が提案されている。

また、照明装置は、光源から射出された光が導光パネル内部に形成されたプリズムに反射されることにより、導光パネルの底面(発光面)から反射光が外部に照射される。

概要

配光制御性を保ちながら、隆起物変質層を少なくして、透明性を確保した導光パネルを提供することである。透光性を有し、プリズム16が複数形成された導光パネル10であって、プリズム16は、熱加工により前記導光パネル10の上面に形成された凹部であって、プリズム16の外周には、熱加工により凹部の外周にあふれ出て上面上で凝固した隆起物30が形成され、隆起物30の外周には、熱加工により導光パネル10の上面が層状に変質した変質層32が形成され、少なくとも一部の互いに隣接するプリズム16は、変質層32同士が互いに重畳して配置されている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

透光性を有し、プリズムが複数形成された導光パネルであって、前記プリズムは、熱加工により前記導光パネルの上面に形成された凹部であって、前記プリズムの外周には、前記熱加工により前記凹部の外周にあふれ出て前記上面上で凝固した隆起物が形成され、前記隆起物の外周には、前記熱加工により前記導光パネルの前記上面が層状に変質した変質層が形成され、少なくとも一部の互いに隣接する前記プリズムは、前記変質層同士が互いに重畳して配置されている、ことを特徴とする導光パネル。

請求項2

少なくとも一部の互いに隣接する前記プリズムは、前記変質層と前記隆起物とが互いに重畳して配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載された導光パネル。

請求項3

少なくとも一部の互いに隣接する前記プリズムは、前記隆起物同士が互いに重畳して配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載された導光パネル。

請求項4

少なくとも一部の互いに隣接する前記プリズムは、前記プリズムの一部が互いに重畳して配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載された導光パネル。

請求項5

前記プリズムは、単位プリズムが複数集合してクラスタを形成する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された導光パネル。

技術分野

0001

本発明は、光源から照射された光をプリズム反射して反射光を外部に照射する導光パネルに関する。

背景技術

0002

薄型デザイン性等を重視した面照明器具等の照明装置が普及しており、照明装置は、LED光源と導光パネルを備えている。

0003

導光パネルには、プリズムが形成されており、プリズムの形状として、幾何学形状のプリズム、回転体形状プリズム等が提案されている。

0004

また、照明装置は、光源から射出された光が導光パネル内部に形成されたプリズムに反射されることにより、導光パネルの底面(発光面)から反射光が外部に照射される。

先行技術

0005

特表2009−107533号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、導光パネルにプリズムを形成する方法として、幅または径が数百ミクロン程度の微細なプリズムを、導光パネルである樹脂基材に対し、レーザ加工ホットスタンプ等により熱加工する方法が採用されているが、導光パネルに熱を加えた際に樹脂がプリズムの外周に溶け出して、導光パネルの表面で隆起物デブリ)となり、更に隆起物の外周の表面では樹脂基材が変質して変質層が生じてしまう。

0007

このため、導光パネルを透過する光が隆起物や変質層で不正に屈折し、導光パネルの透明性が損なわれるという課題があった。

課題を解決するための手段

0008

本願発明は、導光パネルにおいて、配光制御性(導光パネルから照射される照明光照度や光量を均一にする性能)を保ちながら、隆起物や変質層を少なくして、透明性を確保した導光パネルに関する。

0009

本発明に係る導光パネルは、透光性を有し、プリズムが複数形成された導光パネルであって、プリズムは、熱加工により前記導光パネルの上面に形成された凹部であって、プリズムの外周には、熱加工により凹部の外周にあふれ出て上面上で凝固した隆起物が形成され、隆起物の外周には、熱加工により導光パネルの上面が層状に変質した変質層が形成され、少なくとも一部の互いに隣接するプリズムは、変質層同士が互いに重畳して配置されていることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明に係る導光パネルは、上記のように構成することで、導光パネルにおけるプリズムの周囲に形成された隆起物や変質層の総面積を減少させることができるので、導光パネルの配光制御性の低下をできるだけ防ぎながら、透明性を高めることができる、という効果を奏する。

図面の簡単な説明

0011

本発明の前提となる導光パネルを備えた照明装置を説明した斜視図である。
本発明の前提となる導光パネルに形成されたクラスタの上面図である。
本発明の前提となる導光パネルに形成されたクラスタの断面図である。
本発明の前提となる導光パネルに光を透過させた場合の模式図である。
本発明の第1実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタを上方からみた模式図である。
本発明の第1実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタの断面図である。
本発明の第2実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタを上方からみた模式図である。
本発明の第2実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタの断面図である。
本発明の第3実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタを上方からみた模式図である。
本発明の第3実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタの断面図である。
本発明の第4実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタを上方からみた模式図である。
本発明の第4実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタの断面図である。

実施例

0012

(照明装置の概要
最初に、導光パネルを備えた照明装置の概要について説明する。

0013

図1は、本発明の前提となる導光パネルを備えた照明装置を説明した斜視図である。

0014

図1において、導光パネル10は、透光性を有する樹脂等で形成された直方体薄型パネルである。導光パネル10には、反射体(プリズム)16が複数形成されている。プリズム16は導光パネル10の上面12を熱加工して凹部を穿設することにより形成され、凹部の上面部分は開口部14となっている。

0015

プリズム16は、それぞれ独立して形成されていてもよく、仮想円26に示すように、複数のプリズム16(単位プリズム)が仮想円26内に集合してクラスタ28を形成してもよい。なお、クラスタ28を構成するプリズム16を説明する場合に、「単位プリズム16」と称する場合があるが、プリズム16と単位プリズム16の構造に相違はない。

0016

プリズム16及びクラスタ28の詳細については後述する。

0017

光源(LED)18が、導光パネル10の側面20に対向した位置に側面20に沿って複数設けられており、光源18の並び方向は、導光パネル10の側面20と平行である。

0018

光源18から射出された光は、矢印Aのように導光パネル10の側面20から導光パネル10の内部に入射し、クラスタ28を構成する複数の単位プリズム16の斜面22で反射して、導光パネル10の底面24から外部に射出される。

0019

(プリズム及びクラスタの説明)
次に、プリズム及びクラスタについて説明する。

0020

図2は、本発明の前提となる導光パネルに形成されたクラスタの上面図である。

0021

クラスタ28は、7個の単位プリズム16が仮想円26の範囲内に集合して形成されたものである。本明細書全編において、導光パネル10には複数のプリズム16がそれぞれ互いに独立して形成されていてもよく、単位プリズム16が複数個集合してクラスタ28を形成してもよい。また、クラスタ28を構成する単位プリズム16の個数は7個に限られず、適宜選択され得る。

0022

単位プリズム16は、図1で説明したように、導光パネル10の上面12から熱加工により凹部が形成されたものであり、図2に示すように、熱加工によって凹部が形成された際に、溶解された樹脂が凹部の開口部14の外周にあふれ出て、上面12(図1)上で凝固した隆起物30が形成されている。隆起物30の外周には、熱加工の際に熱によって導光パネル10の上面12の樹脂が変質して形成された層状の変質層32が形成されている。

0023

図3は、本発明の前提となる導光パネルに形成されたクラスタの断面図であり、図2のX−X線で切断した断面図である。

0024

前述した通り、単位プリズム16aの開口部14の外周には隆起物30が形成され、隆起物30の外周には変質層32が形成されている。

0025

また、単位プリズム16aの隣には、平面の上面12を挟んで単位プリズム16bが形成されており、単位プリズム16bの開口部14の外周にも同様に隆起物30が形成され、隆起物30の外周には変質層32が形成されている。

0026

図3において、クラスタ28を構成する単位プリズム16は、単位プリズム16aの両矢印で示すように、導光パネル10の上面12に形成された開口部14から導光パネル10の内部に向かって、上面12に平行な方向の開口部14の大きさが徐々に減少するように形成されてもよい。

0027

また、単位プリズム16は、単位プリズム16aに示すように、開口部14の中心点36から導光パネル10の内部に向かって下した垂線38を軸に回転する、円錐状の回転体であってもよい。

0028

また、単位プリズム16は、単位プリズム16aに示すように、開口部14から斜面22が導光パネル10の内部の頂点40に向かい、斜面22が頂点40で収束するように形成されてもよい。

0029

次に、クラスタ28を構成する各単位プリズム16は熱加工により形成されるので、導光パネル10の上部から熱エネルギーが加えられると、導光パネル10の樹脂が溶解して凹部34が形成される。凹部34が形成されることによって、溶解した樹脂が開口部ADから単位プリズム16の開口部14の外周にあふれ出し、上面12上で凝固して隆起物(デブリ)30として堆積する。

0030

隆起物30の外周には、導光パネル10に熱エネルギーが加えられたことによって、導光パネル10の上面12の一部が層状に変質し、変質層32が形成される。

0031

図4は、本発明の前提となる導光パネルに光を透過させた場合の模式図である。

0032

図1乃至図3で説明したように、クラスタ28を構成する単位プリズム16同士が離隔していて、隆起物30や変質層32が形成されていると、図4に示すように、導光パネル10の上方から下方に光を透過させてみると、変形していない上面12を透過した透過光白抜き矢印のように直進するが、隆起物30や変質層32に照射された光は隆起物30や変質層32で乱反射する他、透過した透過光は黒矢印のように不正に屈折する。

0033

そのため、導光パネル10の透過性が低下し、人間が導光パネル10に光を透かして見たときに、導光パネル10に濁りや、くすみが生じる。

0034

一方、単位プリズム16同士を近付け過ぎると、導光パネル10に外部の光源18(図1)から光Aを照射したとき、クラスタ28で反射した反射光の指向性が強まり、配光制御性が低下する。

0035

つまり、単位プリズム16が集合して形成されたクラスタ28が多数配置された導光パネル10は、クラスタ28を構成する単位プリズム16の間隔が大きいと、外部の光源18(図1)から照射された光Aが単位プリズム16に反射した反射光が散乱するため、配光制御性に優れるが、隆起物30と変質層32の総面積が大きくなるため、透過性が低くなる。

0036

それに対し、クラスタ28を構成する単位プリズム16の間隔が小さ過ぎると、隆起物30と変質層32の総面積が小さくなるため、透過性は高まるが、光源18から照射された光Aが単位プリズム16に反射した反射光の指向性が強まるため、配光制御性は影響を受ける。

0037

そこで、本願発明では、隆起物30が大きい場合と小さい場合に分け、配光制御性と透明度両立させた導光パネル10を提案する。

0038

(第1実施形態:変質層同士の重畳)
以下、本発明の第1実施形態に係る導光パネルについて説明する。

0039

図5は、本発明の第1実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタを上方からみた模式図である。

0040

第1実施形態では、単位プリズム16の隆起物30の大きさが比較的小さい場合を考える。この場合、隆起物30をそのまま残しておいても、導光パネル10の透明性への影響は小さいと考えられるため、単位プリズム16の間隔を必要以上に小さくせず、クラスタ28の配光制御性を高く維持した状態で、できる限り導光パネル10の透光性を高める構成を提案する。

0041

すなわち、このように隆起物30が比較的小さい場合は、隆起物30の外周の変質層32の総面積を減少させることを考える。そこで、クラスタ28を構成する7個の単位プリズム16において、隆起物30の外周の変質層32の一部同士を互いに重畳させる。このとき、単位プリズム16の変質層32とそれに隣接する単位プリズム16の隆起物30とは互いに重畳させない構成も選択し得る。

0042

図5は、単位プリズム16の変質層32が隣接する単位プリズム16の隆起物30とは重畳させず、変質層32同士を重畳させた場合の例であり、黒で塗り潰された部分が変質層32を重畳させた部分である。変質層32を重畳させた部分の面積だけ、図2に比べて変質層32の総面積が減少したことになり、図2の構成に比べて透明性が高まり、その一方で、配光制御性は高く維持できる。

0043

図6は、本発明の第1実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタの断面図であって、図5のX−X線で切った断面図である。

0044

図6では、図4において、単位プリズム16aの右側にあった変質層32aと単位プリズム16bの左側にあった変質層12bとが互いに重畳し合って、図6において、1つの変質層32cとなっている。このため、図4に示された中央部分の上面12aが、図6では消滅しているが、図6では、導光パネル10全体として、変質層32の総面積が小さくなっているため、図4の構成に比べて透明性が高まり、その一方で、配光制御性は高く維持できる。

0045

第1実施形態は、図5に示すように、すべての単位プリズム16の変質層32が隣接する単位プリズム16の隆起物30に接するまで、互いの単位プリズム16を近付けることで、第1実施形態における条件において、隆起物30と変質層32の総面積が最小となり、最適であるが、いずれかの単位プリズム16の変質層32がその隣接する他の単位プリズム16の隆起物30に接していない場合も含むものとする。

0046

(第2実施形態:隆起物と変質層の重畳)
以下、本発明の第2実施形態に係る導光パネルについて説明する。

0047

図7は、本発明の第2実施形態に係る導光パネルに形成されたクラスタを上方からみた模式図である。

0048

第2実施形態においては、第1実施形態と同様、単位プリズム16の隆起物30の大きさが比較的小さい。そのため、隆起物30をそのまま残しておいても、導光パネル10の透明性への影響は小さいと考えられるため、単位プリズム16の間隔を必要以上に小さくせず、クラスタ28の配光制御性を高く維持した状態で、できる限り導光パネル10の透光性を高める構成を提案する。

0049

すなわち、このように隆起物30が比較的小さい場合は、第1実施形態よりも更に単位プリズム16間の間隔を小さくし、変質層32の総面積を減少させることを考える。そこで、クラスタ28を構成する7個の単位プリズム16において、隆起物30の一部と変質層32の一部とを互いに重畳させる。このとき、互いに隣接する複数の単位プリズム16の隆起物30同士は互いに重畳させない構成も選択し得る。

0050

図7は、単位プリズム16の変質層32が隣接する単位プリズムとは重畳させず、変質層16同士を重畳させ、更に隆起物30と変質層16とを重畳させた場合の例であり、黒で塗り潰された部分が、変質層32同士、及び隆起物30と変質層32とが重畳した部分である。その部分の面積だけ、図2図5に比べて更に変質層32の面積が減少したことになり、図2図5の構成に比べて透明性が高まり、その一方で、配光制御性は高く維持できる。

0051

図8は、本発明の第2実施形態に係る導光パネルの特徴であるクラスタの断面図であって、図7のX−X線で切った断面図である。

0052

図8では、図6において、単位プリズム16aと単位プリズム16bの間にあった変質層32が、単位プリズム16aの右側にあった隆起物30又は単位プリズム16bの左側にあった隆起物30のいずれかと重畳し合って、図8において、2つの隆起物30となっている。従って、図8では、導光パネル10全体として、変質層32の面積が更に減少したため、隆起物30と変質層32の総面積が更に小さくなっていることになり、図6の構成に比べて更に透明性が高まり、その一方で、配光制御性は高く維持できる。

0053

第2実施形態は、図7に示すように、すべての単位プリズム16の隆起物30が隣接する単位プリズム16の隆起物30に接するまで、互いの単位プリズム16を近付けることで、第2実施形態における条件において、隆起物30と変質層32の総面積が最小となり、最適であるが、いずれかの単位プリズム16の隆起物30がその隣接する他の単位プリズム16の隆起物30に接していない場合も含むものとする。

0054

(第3実施形態:隆起物同士の重畳)
以下、本発明の第3実施形態に係る導光パネルについて説明する。

0055

図9は、本発明の第3実施形態に係る導光パネルの特徴であるクラスタを上方からみた模式図である。

0056

第3実施形態においては、第1実施形態、第2実施形態と異なり、単位プリズム16の隆起物30の大きさが比較的大きいか、若しくは隆起物30による透過光の不正な屈折が大きい場合を考える。そのため、クラスタ28の配光制御性は少し低くなるが、図2の構成から大幅に単位プリズム16の間隔を小さくし、変質層32の総面積だけでなく、隆起物30の総面積を減少させなければ、導光パネル10の透明性を向上することができないと考えられる。

0057

そこで、このように隆起物30の大きさが比較的大きいか、若しくは隆起物30による透過光の不正な屈折が大きい場合は、クラスタ28を構成する7個の単位プリズム16において、互いに隣接する単位プリズム16の隆起物30と変質層32とを重畳させ、更に隆起物30同士を重畳させる。このとき、単位プリズム16の隆起物30とそれに隣接する単位プリズム16とは互いに重畳させない構成も選択し得る。

0058

図9において、黒で塗り潰された部分が、隆起物30同士が重畳した部分と隆起物30と変質層32とが重畳した部分であり、その部分の面積だけ、図2に比べて隆起物30と変質層32の総面積が減少したことになる。このため、図2の構成に比べて透明性が高まり、その一方で、配光制御性の低下は最小限に留めることができる。

0059

図10は、本発明の第3実施形態に係る導光パネルの特徴であるクラスタの断面図であって、図9のX−X線で切った断面図である。

0060

図10では、図8において、単位プリズム16aの右側の隆起物30と単位プリズム16bの左側の隆起物30とが重畳し合って、図10において、1つの隆起物30となっている。このため、図10では、導光パネル10全体として、隆起物30と変質層32の総面積が減少しているため、図2の構成に比べて透明性が高まり、その一方で、配光制御性の低下は最小限に留めることができる。

0061

第3実施形態は、図9に示すように、すべての単位プリズム16の隆起物30が隣接する単位プリズム16の開口部14に接するまで、互いの単位プリズム16を近付けることで、第3実施形態における条件において、隆起物30と変質層32の総面積が最小となり、最適であるが、いずれかの単位プリズム16の隆起物30がその隣接する他の単位プリズム16の開口部14に接していない場合も含むものとする。

0062

(第4実施形態:プリズム同士の重畳)
以下、本発明の第4実施形態に係る導光パネルについて説明する。

0063

図11は、本発明の第4実施形態に係る導光パネルの特徴であるクラスタを上方からみた模式図である。

0064

第4実施形態においては、第3実施形態と同様、単位プリズム16の隆起物30の大きさが比較的大きい、若しくは隆起物30による透過光の不正な屈折が大きい場合を考える。そのため、クラスタ28の配光制御性は多少犠牲にしても、図2に示す単位プリズム16の構成よりも大幅に単位プリズム16の間隔を小さくし、変質層32の総面積だけでなく、隆起物30の総面積を減少させなければ、導光パネル10の透明性を向上することができないと考えられる。

0065

そこで、このように隆起物30の大きさが比較的大きいか、若しくは隆起物30による透過光の不正な屈折が大きい場合は、クラスタ28を構成する7個の単位プリズム16において、互いに隣接する複数の単位プリズム16の一部が互いに重畳するまで、単位プリズム16同士を互いに接近させる。或いは、互いに隣接する複数の単位プリズム16は、互いに隣接する2つの単位プリズム16の上面12に形成された開口部14の一部が欠損し、若しくは互いに導通するまで、互いに隣接する単位プリズム16同士を互いに接近させて形成されている。

0066

このとき、単位プリズム16に光源18(図1)から入射した光A(図1)が反射する有効斜面(図12で後述する)は充分残された状態であることが適している。

0067

図11において、黒で塗り潰された部分が、隆起物30同士、及び隆起物30と変質層32同士を重畳させた部分であり、点線で示した部分が、互いに隣接する複数の単位プリズム16の一部同士が互いに重畳し、互いに隣接する2つの単位プリズム16の上面12に形成された開口部14が欠損し、若しくは導通した部分である。

0068

図9に示した黒で塗りつぶされた領域の面積と図11で示した黒で塗りつぶされた領域の面積の差分だけ、図9に比べて隆起物30と変質層32の総面積が減少したことになる。

0069

このような構成のとき、光源18から入射した光Aが反射する有効斜面は充分残され、隆起物30と変質層32の総面積が最小となるため、図2図9の構成に比べて透明性が高まり、その一方で、配光制御性の低下は最小限に留めることができる。

0070

図12は、本発明の第4実施形態に係る導光パネルの特徴であるクラスタの断面図であって、図11のX−X線で切った断面図である。

0071

有効斜面42は、図1において、外部に設けられた光源18から射出された光Aが、導光パネル10の側面20から内部に入射したとき、クラスタ28を構成する単位プリズム16に光Aが照射される斜面22である。

0072

図12では、図10において、単位プリズム16に光源18から入射した光Aが照射される有効斜面42は充分残された状態で、互いに隣接する複数の単位プリズム16の一部が互いに重畳するまで、互いに隣接する単位プリズム16同士を互いに接近させ、若しくは、互いに隣接する複数の単位プリズム16は、互いに隣接する2つの単位プリズム16の上面12に形成された開口部14の一部が欠損し、若しくは導通するまで、互いに隣接する単位プリズム16同士を互いに接近させて形成されている。

0073

このため、図12では、クラスタ28を構成する単位プリズム16の有効斜面42は充分残した状態において、導光パネル10全体として、隆起物30と変質層32の総面積が最小となるため、導光パネル10の透明性が最高となり、その一方で、配光制御性の低下も最小限に抑えることができる。

0074

第4実施形態は、図12に示すように、すべての互いに隣接する複数の単位プリズム16の一部が互いに重畳するまで、互いに隣接する単位プリズム16同士を互いに接近させ、若しくは、互いに隣接する複数の単位プリズム16は、互いに隣接する2つの単位プリズム16の上面12に形成された開口部14が欠損し、若しくは導通するまで、互いに隣接する単位プリズム16同士を互いに接近させて形成されているとき、隆起物30と変質層32の総面積が最小となり、最適であるが、いずれかの互いに隣接する複数の単位プリズム16の一部が互いに重畳せず、若しくは、いずれかの互いに隣接する複数の単位プリズム16の上面12に形成された開口部14が欠損せず、若しくは導通していない場合も含むものとする。

0075

以上の通り、第1の発明は、透光性を有し、プリズムが複数形成された導光パネルであって、プリズムは、熱加工により導光パネルの上面に形成された凹部であって、プリズムの外周には、熱加工により凹部の外周にあふれ出て上面上で凝固した隆起物が形成され、隆起物の外周には、熱加工により導光パネルの上面が層状に変質した変質層が形成され、少なくとも一部の互いに隣接するプリズムは、変質層同士が互いに重畳して配置されていることを特徴とする導光パネルである。

0076

また、第2の発明は、第1の発明において、変質層と隆起物とが互いに重畳して配置されていることを特徴とする導光パネルである。

0077

また、第3の発明は、第1の発明において、少なくとも一部の互いに隣接するプリズムは、隆起物同士が互いに重畳して配置されていることを特徴とする導光パネルである。

0078

また、第4の発明は、第1の発明において、少なくとも一部の互いに隣接するプリズムは、前記プリズムの一部が互いに重畳して配置されていることを特徴とする導光パネルである。

0079

また、第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明において、プリズムが、複数集合してクラスタを形成することを特徴とする導光パネルである。

0080

10導光パネル、12 上面、14 開口部、16反射体(プリズム、単位プリズム)、18光源(LED)、20 側面、22 斜面、24 底面、26仮想円、28クラスタ、30隆起物(デブリ)、32変質層、34 凹部、36中心点、38垂線、40頂点、42 有効斜面。

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