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技術 接着剤塗布用冶具

出願人 株式会社イワタ
発明者 岩田崇裕岩田英敬
出願日 2018年3月16日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2018-048931
公開日 2019年9月19日 (5ヶ月経過) 公開番号 2019-155323
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 線条突起 樹脂一体成型 嵌め込み構造 開口両側 インサート成形前 同接着剤 成型部分 前端板
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

目的は複数個所で屈曲する板状部品の一部分に接着剤等の塗布剤を塗布する作業の効率を向上させる得る塗布剤塗布用冶具を提供することにある。

解決手段

板材20の中間部分115の表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具10は直方体形の冶具本体20の上部には板材の中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部21、23が設けられる。片持ち突出部22は前方に突出する状態で冶具本体に片持ちで支持される。板材の中間部分はその表裏から支持部の間の部分と片持ち突出部との間に前方から挿入して挟み込まれる。支持部の間の部分と片持ち突出部とにはそれぞれ塗布剤が充填されるべき溝部24a,24bが形成される。支持部の間の部分と片持ち突出部との少なくとも一方には塗布剤が供給されるべき貫通孔22a、22bがあけられている。

概要

背景

例えば自動二輪車用バッテリ端子に接続される電極金具は、板金複数個所で折り曲げ加工されて構成される板状部品である。電極金具はその電極本体と端子接続部との間の中間部分をバッテリ容器樹脂製の蓋部に一体成型される。バッテリ容器には、液体が収容されているため、成型部分密着度を向上させるために電極金具の一部に接着剤を塗布することが行われている。電極金具は板材が複数の箇所で屈曲された複雑な形状をしている上、塗布の不要な箇所があるため、接着剤の塗布は作業者手作業刷毛塗り)で行われている。この作業は作業効率が悪く、また均一に塗布するには技能が必要とされるものであった。

電極金具に限らず、塗布対象物の一部のみに接着剤を塗布する作業は難しいため、冶具が用いられることがある(例えば、特許文献1参照。)。

概要

目的は複数個所で屈曲する板状部品の一部分に接着剤等の塗布剤を塗布する作業の効率を向上させる得る塗布剤塗布用冶具を提供することにある。板材20の中間部分115の表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具10は直方体形の冶具本体20の上部には板材の中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部21、23が設けられる。片持ち突出部22は前方に突出する状態で冶具本体に片持ちで支持される。板材の中間部分はその表裏から支持部の間の部分と片持ち突出部との間に前方から挿入して挟み込まれる。支持部の間の部分と片持ち突出部とにはそれぞれ塗布剤が充填されるべき溝部24a,24bが形成される。支持部の間の部分と片持ち突出部との少なくとも一方には塗布剤が供給されるべき貫通孔22a、22bがあけられている。

目的

本発明は、複数個所で屈曲する板状部品の一部分に接着剤等の塗布剤を塗布する作業の効率を向上させることができる塗布剤塗布用冶具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

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請求項1

板材のコ字形屈曲した中間部分の底部表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具において、直方体形の冶具本体の上部には前記板材の前記中間部分の幅よりも長い窪み部が前面から奥側に向かって延在し、前記窪み部には前記窪み部と平行に下側溝部が設けられ、前記下側溝部に対向して前記窪み部よりも幅の狭い短冊形カバー部が前記冶具本体に片持ちで前記窪み部から前記板材の前記中間部分の厚みと略等価な間隙を隔てて支持され、前記カバー部の前記下側溝部に対向する側には上側溝部が設けられ、前記冶具本体の下部には前記下側溝部に連通する前記塗布剤の下側供給孔があけられ、前記カバー部には前記上側溝部に連通する前記塗布剤の上側供給孔があけられ、前記冶具本体の表面であって前記窪み部の両側には前記板材の前記中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部が設けられ、前記窪み部の開口両側及び前記カバー部の両側の4箇所には前記板材の前記中間部分の表裏面に密接する線条突起が前面から奥側に向かって延在することを特徴とする塗布剤塗布用冶具。

請求項2

前記カバー部は前記冶具本体に着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の塗布剤塗布用冶具。

請求項3

前記上側溝部及び前記下側溝部が前側から奥側に向けて水平から僅かに下向きに傾斜するように前記冶具本体を支持するベースをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の塗布剤塗布用冶具。

請求項4

前記上側溝部と前記下側溝部とは、前側から奥側に向けて水平から僅かに下向きに傾斜するように前記窪み部と前記カバー部とにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の塗布剤塗布用冶具。

請求項5

前記板材を複数枚装着可能に前記窪み部、前記下側溝部、前記カバー部及び前記上側溝部は前記板材の前記中間部分の幅の複数倍の長さより若干長いことを特徴とする請求項1に記載の塗布剤塗布用冶具。

請求項6

板材のコ字形に屈曲した中間部分の底部表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具において、直方体形の冶具本体の上部には前面側から奥側に向かって前記板材の幅よりも長い奥行きでコ字形のスリット部が形成され、前記スリット部の両端は前記冶具本体の表面まで達して開口され、前記スリット部のスリット幅は前記板材の前記中間部分の厚みと略等価であり、前記スリット部の下面と上面とには下側溝部と上側溝部とがそれぞれ前面から奥側に向かって延在し、前記冶具本体と上部には前記上側溝部に連通する前記塗布剤の上側供給孔があけられ、前記冶具本体の表面であって前記スリット部の両側には前記板材の前記中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部が設けられることを特徴とする塗布剤塗布用冶具。

請求項7

L字形に屈曲した部分を有する板材の一部分の表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具において、直方体形の冶具本体には上側から下側に向かって切れ込まれたL字形の溝部が設けられ、前記溝部の上部の幅は前記板材の幅よりも広く、前記溝部の屈曲箇所を境とした一端側の溝部分の下部の幅は前記板材の幅よりも広く、前記溝部の屈曲箇所を境とした他端側の溝部分の下部の幅は前記板材の幅と略等価であり、前記一端側の溝部分の開口には前記開口を前記板材の幅に略等価に狭窄する一対の縁板が設けられ、前記溝部の上部に嵌合するL字形の突条部を有する冶具蓋体で前記溝部を塞ぐことを特徴とする塗布剤塗布用冶具。

請求項8

板材の中間部分の表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具において、直方体形の冶具本体の上部には前記板材の前記中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部が設けられ、前記板材の前記中間部分をその表裏から前記支持部の間の部分と片持ち突出部との間に前記板材を前方から挿入して挟み込むことできるように前記片持ち突出部は前方に突出する状態で冶具本体に片持ちで支持され、前記支持部の間の部分と前記片持ち突出部とにはそれぞれ前記塗布剤が充填されるべき溝部が形成され、前記支持部の間の部分と前記片持ち突出部との少なくとも一方には前記塗布剤が供給されるべき貫通孔があけられていることを特徴とする塗布剤塗布用冶具。

技術分野

0001

本発明は、複数個所で屈曲する板状部品の一部分に接着剤等の塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具に関し、塗布効率を向上させる技術に関する。

背景技術

0002

例えば自動二輪車用バッテリ端子に接続される電極金具は、板金を複数個所で折り曲げ加工されて構成される板状部品である。電極金具はその電極本体と端子接続部との間の中間部分をバッテリ容器樹脂製の蓋部に一体成型される。バッテリ容器には、液体が収容されているため、成型部分密着度を向上させるために電極金具の一部に接着剤を塗布することが行われている。電極金具は板材が複数の箇所で屈曲された複雑な形状をしている上、塗布の不要な箇所があるため、接着剤の塗布は作業者手作業刷毛塗り)で行われている。この作業は作業効率が悪く、また均一に塗布するには技能が必要とされるものであった。

0003

電極金具に限らず、塗布対象物の一部のみに接着剤を塗布する作業は難しいため、冶具が用いられることがある(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0004

特開2016−190929号公報

発明が解決しようとする課題

0005

近年、バッテリの小型化や電極金具の形状複雑化等に伴い、塗布剤の塗布作業が困難になる上、作業の効率向上が求められている。

0006

そこで本発明は、複数個所で屈曲する板状部品の一部分に接着剤等の塗布剤を塗布する作業の効率を向上させることができる塗布剤塗布用冶具を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の塗布剤塗布用冶具は次のように構成されている。

0008

本発明の一実施形態に係る板材のコ字形に屈曲した中間部分の底部表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具は、直方体形の冶具本体の上部には前記板材の前記中間部分の幅よりも長い窪み部が前面から奥側に向かって延在し、前記窪み部には前記窪み部と平行に下側溝部が設けられ、前記下側溝部に対向して前記窪み部よりも幅の狭い短冊形カバー部が前記冶具本体に片持ちで前記窪み部から前記板材の前記中間部分の厚みと略等価な間隙を隔てて支持され、前記カバー部の前記下側溝部に対向する側には上側溝部が設けられ、前記冶具本体の下部には前記下側溝部に連通する前記塗布剤の下側供給孔があけられ、前記カバー部には前記上側溝部に連通する前記塗布剤の上側供給孔があけられ、前記冶具本体の表面であって前記窪み部の両側には前記板材の前記中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部が設けられ、前記窪み部の開口両側及び前記カバー部の両側の4箇所には前記板材の前記中間部分の表裏面に密接する線条突起が前面から奥側に向かって延在することを特徴とする。

0009

本発明の一実施形態に係る板材のコ字形に屈曲した中間部分の底部表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具は、直方体形の冶具本体の上部には前面側から奥側に向かって前記板材の幅よりも長い奥行きでコ字形のスリット部が形成され、前記スリット部の両端は前記冶具本体の表面まで達して開口され、前記スリット部のスリット幅は前記板材の前記中間部分の厚みと略等価であり、前記スリット部の下面と上面とには下側溝部と上側溝部とがそれぞれ前面から奥側に向かって延在し、前記冶具本体と上部には前記上側溝部に連通する前記塗布剤の上側供給孔があけられ、前記冶具本体の表面であって前記スリット部の両側には前記板材の前記中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部が設けられることを特徴とする。

0010

本発明の一実施形態に係るL字形に屈曲した部分を有する板材の一部分の表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具は、直方体形の冶具本体には上側から下側に向かって切れ込まれたL字形の溝部が設けられ、前記溝部の上部の幅は前記板材の幅よりも広く、前記溝部の屈曲箇所を境とした一端側の溝部分の下部の幅は前記板材の幅よりも広く、前記溝部の屈曲箇所を境とした他端側の溝部分の下部の幅は前記板材の幅と略等価であり、前記一端側の溝部分の開口には前記開口を前記板材の幅に略等価に狭窄する一対の縁板が設けられ、前記溝部の上部に嵌合するL字形の突条部を有する冶具蓋体で前記溝部を塞ぐことを特徴とする。

0011

本発明の一実施形態に係る板材の中間部分の表裏面に塗布剤を塗布するための塗布剤塗布用冶具は、直方体形の冶具本体の上部には前記板材の前記中間部分に前後する部分を複数個所で支持する複数の支持部が設けられ、前記板材の前記中間部分をその表裏から前記支持部の間の部分と片持ち突出部との間に前記板材を前方から挿入して挟み込むことできるように前記片持ち突出部は前方に突出する状態で冶具本体に片持ちで支持され、前記支持部の間の部分と前記片持ち突出部とにはそれぞれ前記塗布剤が充填されるべき溝部が形成され、前記支持部の間の部分と前記片持ち突出部との少なくとも一方には前記塗布剤が供給されるべき貫通孔があけられていることを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明によれば、複数個所で屈曲する板状部品の一部分に接着剤等の塗布剤を塗布する作業の効率を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布用冶具及び塗布対象の電極金具を示す斜視図。
図1の接着剤塗布用冶具及び電極金具を示す平面図。
図1の接着剤塗布用冶具に電極金具を挿入する手順を示す斜視図。
図1の電極金具を装着した接着剤塗布用冶具の断面図。
図1の接着剤塗布用冶具を用いて接着剤を塗布した電極金具をバッテリ容器に組み込んだ状態を示す断面図。
接着剤塗布用冶具の第1変形例を示す斜視図。
接着剤塗布用冶具の第2変形例を示す要部断面図。
接着剤塗布用冶具の第3変形例を示す斜視図。
本発明の第2実施形態に係る接着剤塗布用冶具及び塗布対象の電極金具を示す斜視図。
図9の接着剤塗布用冶具及び電極金具を示す斜視図。
本発明の第3実施形態に係る接着剤塗布用冶具及び塗布対象の板材を示す斜視図。
図9の接着剤塗布用冶具に板材を組み込む手順を示す斜視図。
図9同接着剤塗布用冶具に板材を組み込んだ状態を示す斜視図。

実施例

0014

以下、図面を参照しながら本実施形態に係る、接着剤、塗料等の塗布剤を塗布対象(被塗布体)に塗布する作業を支援するための塗布剤塗布冶具を説明する。なお、ここでは塗布剤として接着剤を例に説明する。

0015

図1は第1実施形態に係る接着剤塗布用冶具10及び塗布対象の電極金具(板材)100を示す斜視図、図2は接着剤塗布用冶具10及び電極金具100を示す平面図、図3は接着剤塗布用冶具10に電極金具100を挿入する手順を示す斜視図である。図4(a)は接着剤塗布用冶具の断面図、図4(b)は電極金具を装着した接着剤塗布用冶具の断面図である。なお、説明の便宜上、図2紙面下側を接着剤塗布用冶具10の前面側、紙面上側を接着剤塗布用冶具10の奥側とする。

0016

電極金具100としては典型的には自動二輪車用等のバッテリの電極端子である。電極金具100は、複数個所で直角に屈曲された導電金属製の板材110である。板材110は長手方向の一端側から他端側にかけて複数の箇所で典型的には直角に屈曲される。屈曲箇所で区分された複数の部分を折返部111、側壁部112、水平頂部113、対向側壁部114、水平基底部115、連結壁部116、水平端部117と称する。なお、折返部111、側壁部112、水平頂部113及び対向側壁部114は、バッテリの電極本体部を構成し、連結壁部116及び水平端部117はバッテリ端子接続部を構成する。また、水平基底部115は電極本体部とバッテリ端子接続部との間のコ字形に屈曲した中間部分をなし、水平基底部115においてバッテリ蓋部とインサート成形法により一体成形されている。

0017

上下方向に沿った側壁部112の一端側は内側に折り返され、折返部111をなす。側壁部112の他端側は垂直に屈曲され、水平頂部113が構成される。水平頂部113にはボルト軸受け孔113aが形成されている。水平頂部113の他端側は下方に屈曲され、側壁部112に対向する対向側壁部114が構成される。対向側壁部114は側壁部112と同高である。対向側壁部114の他端側は水平に屈曲され、水平基底部115が構成される。この水平基底部115においてバッテリ本体の筐体上部と接続される。筐体上部は樹脂製であり、インサート成形により電極金具100と一体化される。電極金具100は水平基底部115において筐体上部と結合される。バッテリ液漏洩防止保証するためにインサート成形前にこの水平基底部115の表裏面(塗布面)Pに接着剤が塗布される。水平基底部115の他端側は連結壁部116、水平端部117をなすべく屈曲される。水平端部117にもボルト軸受け孔117aが形成されている。

0018

接着剤塗布用冶具10は、直方体形の冶具本体20を備えている。冶具本体20の上面は電極金具100の屈曲形状に合わせて凹凸形状に構成されている。冶具本体20の両側には、電極金具100の折返部111水平端部117との間隔に合わせて所定距離を隔てて第1支持部21、第2支持部23が設けられる。第1支持部21は冶具本体20の表面に平坦に設けられ、第2支持部23は冶具本体20の表面から上方に突出した凸条に設けられる。第1、第2支持部21、23の表面は平坦且つ水平であり、その奥行き方向の長さは電極金具100の幅よりも若干長い。第2支持部23は、電極金具100の折返部111と水平端部117との段差と同距離だけ第1支持部21より高い。電極金具100の折返部111、水平端部117は第1、第2支持部21、23にそれぞれ支持される。

0019

第1支持部21に隣接して、上方に突出した線条凸部26が設けられる。線条凸部26は、冶具本体20の前面から奥方向に向かって延設され、その長さは第1、第2支持部21、23と同様に電極金具100の幅よりも若干長い。線条凸部26は、第2支持部23から離間され、その間隔は対向側壁部114から連結壁部116までの外寸より若干広い。

0020

治具本体20の線条凸部2と第2支持部23との間の部分には、前面から奥側に向かってに延びた線条の窪み部24が構成される。ここでは窪み部24は線条凸部2と第2支持部23により左右両側が囲まれて構成される。この窪み部24の底部には、窪み部24と平行に溝部(下側溝部)24bが形成される。

0021

線条凸部26の上部内側にはそれに沿って奥方向に延在する先鋭な線条突起27が設けられ、第2支持部23の内側にも奥方向に延在する先鋭な線条突起28が設けられる。

0022

電極金具100が当該治具に装着されたとき、電極金具100の対向側壁部114と連結壁部116とは線条突起27,28の先端にそれぞれ密接する。このとき窪み部24と、電極金具100の対向側壁部114の下端部、水平基底部115及び連結壁部116の下端との間に若干の間隙が生じるように、窪み部24の深さ及び線条突起27、28の高さが設定されている。それにより接着剤塗布用冶具10に対する電極金具100の位置合わせ精度が向上され、それとともに後述するように中空部Qからの接着剤の漏洩を防止することができる。

0023

溝部24bに対向して、短冊形のカバー部22が前方に突出する状態で片持ち支持される。カバー部22の両側には線条突起37,38が下方に突起した状態で形成される。線条突起37,38に区画されて溝部(上側溝部)24aが形成される。一方の線条突起37は、接着剤塗布用冶具10に装着された電極金具100の対向側壁部114と水平基底部115との屈曲箇所に密接する。他方の線条突起38は、電極金具100の水平基底部115と連結壁部116との屈曲箇所に密接する。線条突起37と線条突起27との間に電極金具100の対向側壁部114が嵌め込まれる。線条突起38と線条突起28との間に電極金具100の連結壁部116が嵌め込まれる。それにより接着剤塗布用冶具10に対して電極金具100は正確に位置合わせされ得る。

0024

カバー部22はその奥端部で冶具本体20に片持ちで支持され、奥側から前面側に向かって突出している。このカバー部22は冶具本体20に対して固定され、又は例えば嵌め込み構造ネジ留め構造等に任意の構造により着脱自在に設けられる。カバー部22の幅は、窪み部24のそれより狭く、カバー部22と線条凸部26との間及びカバー部22と第2支持部23との間は、電極金具100の厚みより若干広い幅で開口されている。またカバー部22は窪み部24に対して電極金具100の厚みより広い隙間を隔てられている。この隙間(中空部Q)は、電極金具100の水平基底部115の厚みより広い。それにより電極金具100を接着剤塗布用冶具10にその前面側から奥に向かって横向きに挿入させて、電極金具100の水平基底部115をその表裏から窪み部24が形成されている治具本体20の基底部とカバー部22との間に挟み込ませることかできる。なお、カバー部22が冶具本体20に対して着脱自在であれば、水平基底部115を窪み部24に合わせて電極金具100を冶具本体20上に載置し、その後、水平基底部115の上方からカバー部22を被せて固定する。

0025

窪み部24にはその底部に奥行き方向に沿って細長い溝部24bが形成されている。カバー部22の底部にも奥行き方向に沿って細長い溝部24aが形成されている。水平基底部115の表側の接着面Pは溝部24aで形成される中空部Qに露出する。水平基底部115の裏側の接着面Pも溝部24bで形成される中空部Qに露出する。溝部24bの中央には冶具本体20を貫通する貫通孔(接着剤供給孔)22bがあけられ、溝部24aの中央にもカバー部22を貫通する貫通孔(接着剤供給孔)22aがあけられている。接着剤供給孔22a,22bは中空部Qに連通する。接着剤供給孔22a,22bには接着剤供給装置ディスペンサー)30からの接着剤の供給ラインチューブ)31が接続される。電極金具100の表裏の接着面Pが露出する中空部Qに接着剤が充填される。それにより電極金具100の接着面Pに接着剤が塗布される。

0026

このように構成された接着剤塗布用冶具10を用いて、接着剤を塗布面Pに塗布する作業手順を説明する。カバー部22は治具本体20に固定されている。電極金具100を横向きで接着剤塗布用冶具10にその前方から奥に向かって挿入する。窪み部24の最奥に電極金具100が突き当たるまで押し込む。電極金具100の折返部111が第1支持部21に支持され、電極金具100の水平端部117は第2支持部23に支持される。線条突起27,28,37,38によって電極金具100は治具本体20に正確に位置合わせされ、中空部Qに接着面Pを有する水平基底部115が配置される。

0027

なお、カバー部22を治具本体20から取り外して状態で電極金具100を接着剤塗布用冶具10にその上方から載置し、その後、カバー部22で押さえながらカバー部22を治具本体20に固定するようにしてもよい。

0028

次に接着剤供給孔22a,22bに接着剤供給装置30の接着剤供給ライン31の先端側を接続する。接着剤供給装置30から適切な量の接着剤を供給すると、接着剤供給ライン31を介して接着剤が供給孔22a,22bを通り、溝部24a,24bに接着剤が充填される。充填された接着剤は水平基底部115の塗布面Pに付着する。これにより、塗布面Pに接着剤Pが塗布される。その後、装着時とは逆の手順で、電極金具100を接着剤塗布用冶具10から手前側に引き出す。

0029

次に、図5に示すように、電極金具100と共にバッテリ容器150の蓋部160をインサート成型をすることで、バッテリ容器150に組み込む。この際、バッテリ容器150の蓋部160と接着剤が塗布された水平基底部115が強固に固着されるため、液漏れ等が生じない。

0030

このように構成された接着剤塗布用冶具10によれば、接着剤を溝部24a,24bに供給するだけで塗布面Pに塗布することができ、塗布面Pに接着剤を迅速に且つ均一に塗布することができる。しかも、電極金具100を窪み部24とカバー部22との間に線条突起27,28,37,38に合わせて接着剤塗布用冶具10に前方から挿入するだけで、位置決めも完了するため、塗布面Pのみに正確に塗布することが可能である。線条突起27,28,37,38は電極金具100に密接しているため、接着剤が中空部Qから漏洩するすることもない。したがって、部品所定箇所に接着剤を塗布する作業の塗布効率を向上させることができる。また、このようにして接着剤が塗布された電極金具100を樹脂一体成型することで、液漏れが無く、信頼性が高いバッテリ容器150を得ることができる。

0031

なお、上述した例では、溝部24bに接着剤供給ライン31を介して接着剤を供給するようにしているが、水平基底部115には表裏貫通する貫通孔115aが形成されているため、接着剤は溝部24aのみに供給し、溝部24b側へは貫通孔115aを介して接着剤を供給するようにしてもよい。

0032

図6は接着剤塗布用冶具の第1変形例を示す斜視図である。図6においては、図1図5同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図6に示すように、冶具本体20は、ベース40に載置されている。ベース40の上面は傾斜面41が形成されている。傾斜面41の傾斜方向は、窪み部24の開口側から奥側に向けて水平から僅かに下向きに傾斜している。

0033

このように構成されていると、上述した実施形態と同様の効果が得られると共に、溝部24a,24bに供給された接着剤は溝部24a,24bの奥側に溜まるため、溝部24a,24bから溢れて冶具本体20の表面を汚すことがない。

0034

図7は接着剤塗布用冶具の第2変形例を示す斜視図である。図7においては、図1図5と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図7に示すように、冶具本体20は水平に設置されている。溝部24a,24bが開口側から奥側に向けて水平から僅かに下向きに傾斜している。このように構成されていると、上述した実施形態及び第1変形例と同様の効果が得られる。

0035

図8は接着剤塗布用冶具の第3変形例を示す接着剤塗布用冶具10Aを示す斜視図である。図8においては、図1図5と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図8に示すように、冶具本体20、カバー部22、その他の接着剤塗布用冶具10Aの全ての構成要素が電極金具100の幅の数倍、例えば5倍の奥行きで構成されている。溝部24a,24bの長さは電極金具100の幅の5倍である。図8に示す接着剤塗布用冶具10Aには、5枚の電極金具100を並列に装着することができる。そして、各電極金具100の塗布面Pに対応する箇所に供給孔22a,22bが形成されている。

0036

このように構成されている場合、上述した実施形態と同様の効果が得られると共に、複数の電極金具100の塗布面Pに一括して接着剤Pを塗布することができるので、処理効率が向上する。

0037

図9は本発明の第2実施形態に係る接着剤塗布用冶具50及び塗布対象の電極金具100を示す斜視図、図10は接着剤塗布用冶具50及び電極金具100を示す斜視図である。なお、電極金具100については第1実施形態に示した電極金具100と同じであるため、同一番号を付す。

0038

接着剤塗布用冶具50は、直方体状の冶具本体60を備えている。冶具本体60の上面は電極金具100の形状に合わせて各部の形状が定められている。冶具本体60はその前面から奥に向かって、電極金具100の幅よりも若干長い奥行きで、コ字形に切り込まれる。このスリット部64の両端は冶具本体60の表面まで達しており、上方に開口されている。電極金具100は横向きにスリット部64に挿入される。電極金具100のコ字形に屈曲した部分がスリット部64に挿入される。スリット部64の左側の冶具本体60の部分(支持部)63に、電極金具100の水平端部117が当接して電極金具100はその高さ方向に位置決めされる。

0039

切り込みにより残存する前方に張り出した柱状の張出部62の下面には溝部64aが形成されている。溝部64aは前面側から奥側に向けてほぼ水平に形成されている。スリット部64の底面にも前面側から奥側に向けてほぼ水平に溝部64bが形成されている。

0040

電極金具100の水平基底部115の表裏の塗布面Pに溝部64a,64bが対向する。溝部64a,64bはその開口部を塗布面Pに対向させているため、中空部が形成される。また、張出部62には上下に接着剤が供給される供給孔62aが貫通される。供給孔62aは溝部64aに連通している。供給孔62aには前述した図4に示すように接着剤供給装置30から接着剤供給ライン31を介して接着剤が供給される。溝部64b側へは貫通孔115aを介して接着剤を供給する。

0041

このように構成された接着剤塗布用冶具50においても、上述した接着剤塗布用冶具10と同様の効果を得ることができる。

0042

図11は本発明の第3実施形態に係る接着剤塗布用冶具70及び塗布対象の板材200を示す斜視図、図12は接着剤塗布用冶具70に板材200を組み込む手順を示す斜視図、図13は接着剤塗布用冶具70に接着剤を塗布する対象である板材200を組み込んだ状態を示す斜視図である。

0043

図11に示すように、板材200は中程で直角に屈曲されL字形をなしている。板材200のの屈曲箇所203を境として前側部分を前端板201、後側部分後端板202と称する。前端板201の一部の領域の表裏面が塗布面Pである。

0044

接着剤塗布用冶具70は、直方体状の冶具本体80と冶具蓋体90を備えている。冶具本体80には、上面から下方に向けて所定深度でL字形に溝部81が切れ込まれている。屈曲箇所を境として溝部81の前方部分を前溝部分81A、後方部分を後溝部分81Bという。前溝部分81Aはその一端が開口している(開口部81a)。後溝部分81Bの一端も開口している(開口部81b)。

0045

後溝部分81Bは表面側から下方に向かって段差が設けられている。後溝部分81Bの上部の幅は板材200の後端板202の厚みより広く、下部の幅は板材200の後端板202の厚みに略等価である。後溝部分81Bの下部の深さは、後溝部分81Bの幅に等価である。前溝部分81Aの幅は、上部から下部にわたって同一であり、板材200の後端板202の厚みより広い。前溝部分81Aの開口部81aは、一対の縁板83により、板材200の前端板201の幅に等価な幅に狭窄されている。

0046

L字状の溝部81に板材200を嵌め込んだとき、後端板202の表裏面は後溝部分81Bの下部の内面に接する。また板材200の前端板201は縁板83に液密に挟持される。一方、前溝部分81Aの幅は板材200の後端板202の厚みより広いので、前端板201の表裏面と前溝部分81Aの内面との間には間隙が形成される。この間隙は、接着剤が充填されるべき中空部Qである。

0047

冶具蓋体90は、矩形状のベース部91を有する。このベース部91の下面には下方に突出するL字形の突条部92が設けられている。突条部92の厚さは、溝部81の上部の深度に一致する。突条部92は溝部81の上部に嵌合し、溝部81を塞ぐ。上述の中空部Qは密閉状態になる。冶具本体80の前溝部分81Aの下部から前面、側面それぞれにわたって供給孔85を貫通される。供給孔85は中空部Qに連通する。中空部Qには接着剤供給装置30から供給孔85を介して接着剤が充填される。

0048

このように構成された接着剤塗布用冶具70を用いて、接着剤を塗布面Pに塗布する作業を説明する。板材200を冶具本体80に装着する。溝部81の前溝部分81Aに前端板201を挿入し、後溝部分81Bに後端板202を挿入する。溝部81の最深部まで板材200を押し込む。それにより後端板202の表裏面は後溝部分81Bの下部の内面に密接する。また板材200の前端板201は縁板83間に液密に挟持される。それにより板材200は冶具本体80に対して位置合わせされる。つまり、前端板201の表裏の塗布面Pが中空部Qに露出する。

0049

次に、図12に示すように、冶具蓋体90の突条部92で溝部81の上部を塞ぐ。次に、供給孔85に接着剤供給装置を接続する。接着剤供給装置から適切な量の接着剤を供給すると、供給孔85を通り、中空部Qに接着剤が充填される。充填された接着剤は前端板201の塗布面Pに接触する。これにより、塗布面Pに接着剤Pが塗布される。

0050

このように構成された接着剤塗布用冶具70によれば、上述した接着剤塗布用冶具10,50と同様の効果を得ることができる。

0051

なお、上述した実施形態、変形例においては、電極金具100や板材200に対して接着剤を塗布するようしていたが、他の形状の部品に接着剤を塗布する際にも適用可能である。その際は冶具の形状を対象部品に合わせて変更する。

0052

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施形態には複数の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより他の発明が認識され得る。さらに、実施形態における構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るのはもちろんである。

0053

10…接着剤塗布用冶具、20…冶具本体、21…第1支持部、22…カバー部、22a…供給孔、22b…供給孔、23…第2支持部、24…窪み部、24a…溝部、24b…溝部、30…接着剤供給装置、31…接着剤供給ライン。

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