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技術 通信装置、通信方法およびプログラム

出願人 株式会社東芝
発明者 田中康之神田充
出願日 2018年2月28日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-035702
公開日 2019年9月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-153843
状態 未査定
技術分野 移動無線通信システム 通信制御 計算機・データ通信
主要キーワード 通信設定用 実チャネル CA用 チャネルオフセット 終了間際 通信スケジュール 対応状況 無線通信局
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
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図面 (18)

課題

相互に異なる複数の制御方式による通信が混在する通信システムを効率的に構築可能な通信装置通信方法およびプログラムを提供する。

解決手段

通信装置は、複数の通信制御部と、選択部と、を備える。複数の通信制御部は、相互に異なる制御方式に従い通信を制御する。選択部は、設定された選択条件に従って、複数の通信制御部のうち、適用する1つの通信制御部を選択する。

概要

背景

IEEE 802.15.4-2015は、TSCH(Time-Slotted Channel Hopping)の送受信方法を定義している。TSCHでは、通信ノード間通信タイミング事前合意しておくことにより、信頼性が高い通信ができる。IETF 6TiSCH WGが策定中の6top Protocolを使用すれば、近隣ノード間でTSCHの通信タイミングを動的に合意することができる。

概要

相互に異なる複数の制御方式による通信が混在する通信システムを効率的に構築可能な通信装置通信方法およびプログラムを提供する。通信装置は、複数の通信制御部と、選択部と、を備える。複数の通信制御部は、相互に異なる制御方式に従い通信を制御する。選択部は、設定された選択条件に従って、複数の通信制御部のうち、適用する1つの通信制御部を選択する。

目的

さらに、第1または第2の実施形態にかかる通信装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

相互に異なる制御方式に従い通信を制御する複数の通信制御部と、設定された選択条件に従って、複数の前記通信制御部のうち、適用する1つの通信制御部を選択する選択部と、を備える通信装置

請求項2

複数の前記通信制御部は、時分割多重方式に従い通信を制御する第1通信制御部を含み、前記選択条件は、前記第1通信制御部を適用する第1時刻の指定、および、前記第1通信制御部以外の通信制御部を適用する第2時刻の指定を含む、前記時分割多重方式による通信スケジュールを示し、前記選択部は、前記第1時刻に前記第1通信制御部を選択し、前記第2時刻に前記第1通信制御部以外の通信制御部を選択する、請求項1に記載の通信装置。

請求項3

前記選択条件は、時刻、ネットワーク接続状態、および、前記通信装置の稼働状態のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の通信装置。

請求項4

前記通信装置と通信する他の通信装置が使用する制御方式に応じて、前記選択条件を変更する変更部をさらに備える、請求項1に記載の通信装置。

請求項5

前記選択条件は、優先度が付与された条件を含む、請求項1に記載の通信装置。

請求項6

前記選択条件は、時刻に応じて切り替える複数の条件を含む、請求項1に記載の通信装置。

請求項7

相互に異なる制御方式に従い通信を制御する複数の通信制御部を備える通信装置で実行される通信方法であって、設定された選択条件に従って、複数の前記通信制御部のうち、適用する1つの通信制御部を選択する選択ステップ、を含む通信方法。

請求項8

コンピュータを、相互に異なる制御方式に従い通信を制御する複数の通信制御部と、設定された選択条件に従って、複数の前記通信制御部のうち、適用する1つの通信制御部を選択する選択部と、として機能させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明の実施形態は、通信装置通信方法およびプログラムに関する。

背景技術

0002

IEEE 802.15.4-2015は、TSCH(Time-Slotted Channel Hopping)の送受信方法を定義している。TSCHでは、通信ノード間通信タイミング事前合意しておくことにより、信頼性が高い通信ができる。IETF 6TiSCH WGが策定中の6top Protocolを使用すれば、近隣ノード間でTSCHの通信タイミングを動的に合意することができる。

先行技術

0003

IEEE 802.15.4-2015 - IEEE Standard for Low-Rate Wireless Networks
“6top Protocol (6P) draft-ietf-6tisch-6top-protocol-09”、October 25、2017.

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来技術では、複数の制御方式通信方式)による通信が混在する通信システムを効率的に構築することができない場合があった。例えばTSCHは他の通信方式とは互換性がないため、既存の通信システムに無停止でTSCHを適用できない。例えば、既存の通信システムがCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)を使用し、その通信システムに含まれる一部の端末をTSCHに対応する端末に置き換えるとする。この場合、CSMA/CAの端末とTSCHの端末とは通信できず、通信システムおよびネットワーク分断され、所望のシステム動作を満たさなくなる。

課題を解決するための手段

0005

実施形態の通信装置は、複数の通信制御部と、選択部と、を備える。複数の通信制御部は、相互に異なる制御方式に従い通信を制御する。選択部は、設定された選択条件に従って、複数の通信制御部のうち、適用する1つの通信制御部を選択する。

図面の簡単な説明

0006

第1の実施形態にかかる通信システムのブロック図。
第1の実施形態にかかるノードのブロック図。
時分割多重方式による時間の分割単位の一例を示す図。
初期状態スケジュールの例を示す図。
スケジュールの一例を示す図。
チャネルオフセットを設定するスケジュールの一例を示す図。
第1の実施形態のノードが使用するスケジュールの一例を示す図。
第1の実施形態における選択処理フローチャート
第2の実施形態にかかる通信システムのブロック図。
第2の実施形態にかかるノードのブロック図。
第2の実施形態における内部スケジュールの初期状態の一例を示す図。
TSCH通信を考慮したノードの内部スケジュールの一例を示す図。
通信方式を切り替えた後のノードの内部スケジュールの一例を示す図。
変形例1にかかる通信システムのブロック図。
変形例1の内部スケジュールの一例を示す図。
本変形例の内部スケジュールの一例を示す図。
第1または第2の実施形態にかかるノードのハードウェア構成図。

実施例

0007

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置の好適な実施形態を詳細に説明する。

0008

TSCHでは、データの送信ノード受信ノードが予め決められた時刻および周波数送受信処理を行う。TSCHでは、ノード間のクロック同期状態を保つため、送信ノードが送るべきデータを持たない場合であっても所定の頻度で制御データが送受信される。また、使用するチャネル(周波数)をデータ送受信のたびに変化させる。これらの通信制御によりデータの信頼性が高い通信が実現される。しかし上記のように、TSCHと互換性のない通信方式による既存の通信システムに無停止でTSCHを適用することができない。以下の実施形態の通信装置は、相互に異なる複数の制御方式(通信方式)による通信が混在する通信システムを効率的に構築することを可能とする。

0009

(第1の実施形態)
第1の実施形態の通信装置は、複数の制御方式の一例としてTSCHを用いる。本実施形態の通信装置は、TSCHのセルスロット種別として、TSCH以外の通信方式による動作(非TSCH動作)を実行するためのセルを追加する。例えば、CSMA/CAに従い動作するセルを定義できるようにし、通常のTSCHのセルと組み合わせてTSCHのスケジューリングを行う。非TSCH動作を行うセルとTSCHのセルとを別のスロットフレームで管理してもよいし、同じのスロットフレームで管理してもよい。

0010

非TSCH動作のセルが終了するタイミングで送信処理受信処理を実行中の場合は、実行中の処理が完了するまで、セルの終了タイミングを超えて処理を継続してもよい。

0011

TSCHのセルと同様、非TSCH動作のセルには使用チャネルに関する属性を付与でき、送受信に用いるチャネルを特定できるようにする。いずれのタイミングおよびチャネルで非TSCH動作するかは手動で設定してもよいし動的に設定(自動設定)してもよい。自動設定の場合は、TSCHと同様に6top Protocol、および、6top Protocolに相当する他の設定プロトコルなどを利用することができる。

0012

自動設定により、既存の通信システム内のTSCH端末の増加に従って、TSCH動作のセルを増やし、非TSCH動作のセルを減らし、最終的にTSCH動作のセルのみにすることもできる。

0013

図1は、第1の実施形態にかかる通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、通信システムは、通信装置としてのノード100a、100b、100cを含む。各ノード100a、100b、100cは、それぞれ2以上備えられてもよい。

0014

ノード100aとノード100bとの間、および、ノード100aとノード100cとの間でデータが送受信される。便宜上、以降ではノード100aをデータの送信ノードとし、ノード100bとノード100cをデータの受信ノードとする。

0015

ノード100aとノード100bは時刻同期しており、予め決められたタイミングでデータを送受信する。典型的には、ノード100aおよびノード100bは、TSCHによる通信制御を行うが、TSCH以外の時分割多重の通信方式を用いてもよい。ノード100aとノード100cは、例えばCSMA/CAによる通信を行う。以降では例としてCSMA/CAを用いるが、ノード100aとノード100bの間で使われている通信方式以外であれば、Wi−SUNFA仕様、および、事業者の独自通信方式など、どのような通信方式でもよい。

0016

図2は、第1の実施形態にかかるノード100aの構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ノード100aは、通信部101と、通信制御部群111と、選択部121と、記憶部131と、を備えている。

0017

通信部101は、他のノード(ノード100b、100c)などの外部装置との間の通信を行うためのインタフェースである。通信部101は、通信制御部群111に含まれる複数の通信制御部111−1〜111−mのうち、選択された通信制御部の制御により通信を行う。通信部101は、電波の送受信だけでなく、データの符号化、および、送信時間制限などの、無線通信局として満たさなければならない技術仕様への適合を実現する。

0018

通信制御部群111は、複数の通信制御部111−1〜111−m(mは自然数)を含む。各通信制御部111−1〜111−mは、相互に異なる制御方式に従い通信を制御する。以下では、TSCHにより通信を制御する通信制御部と、CSMA/CAにより通信を制御する通信制御部の2つの通信制御部を含む例(m=2)について主に説明するが、通信制御部の個数は3以上であってもよい。

0019

例えば通信制御部111−1(第1通信制御部)は、TSCHなどの時分割多重による通信処理を制御する。通信制御部111−1は、例えば予め定められたスケジュールに従いメッセージを送受信するように、通信部101などを用いた通信を制御する。TSCHのような周波数ホッピングを伴う通信方式の場合、通信制御部111−1は通信タイミングに加えて通信に使用する無線チャネルも制御して、通信部101などを用いて通信する。

0020

また、通信制御部111−2(第2通信制御部)は、例えばCSMA/CAなどの、TSCHとは異なる通信方式による通信処理を制御する。

0021

このように、通信制御部111−1は、例えばTSCHにより通信するノード100bとの間の通信の制御に用いられる。通信制御部111−2は、例えばCSMA/CAにより通信するノード100cとの間の通信の制御に用いられる。

0022

記憶部131は、ノード100aによる各種処理で用いる各種データを記憶する。例えば記憶部131は、選択部121が用いる選択条件(詳細は後述)を示す情報を記憶する。記憶部131は、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスクメモリカード、RAM(Random Access Memory)などの一般的に利用されているあらゆる記憶媒体により構成することができる。

0023

選択部121は、設定された選択条件に従って、複数の通信制御部111−1〜111−mのうち、適用する1つの通信制御部を選択する。選択部121は、例えば記憶部131に記憶された選択条件を参照して通信制御部を選択する。選択部121は、例えば外部からの指示により、選択条件の追加、変更、および、削除を実行してもよい。

0024

選択条件は、例えば、時刻、ネットワークの接続状態、および、ノード100aの稼働状態のうち少なくとも1つを含む。選択条件は、TSCHなどの時分割多重方式による通信スケジュールを示す条件であってもよい。例えば選択条件は、TSCHによる通信を行う時刻(第1時刻)に相当するセルの指定、および、CSMA/CAによる通信を行う時刻(第2時刻)に相当するセルの指定を含む、TSCHによる通信スケジュールであってもよい。この場合、選択部121は、第1時刻にTSCHによる通信を制御する通信制御部111−1を選択し、第2時刻にCSMA/CAによる通信を制御する通信制御部111−2を選択する。

0025

上記各部(通信制御部111−1〜111−m、および、選択部121)は、例えば、1または複数のプロセッサにより実現される。例えば上記各部は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよい。上記各部は、専用のIC(IntegratedCircuit)などのプロセッサ、すなわちハードウェアにより実現してもよい。上記各部は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。複数のプロセッサを用いる場合、各プロセッサは、各部のうち1つを実現してもよいし、各部のうち2以上を実現してもよい。

0026

次に、時分割多重方式による通信について説明する。図3は、時分割多重方式による時間の分割単位の一例を示す図である。図3に示すように、時分割多重方式では、時間が一定の期間に区切られる。分割された期間の最小単位タイムスロットと呼び、1つ以上のタイムスロットをまとめてスロットフレームと呼ぶ。図3の例では、1つのスロットフレームに5つのタイムスロットが含まれる。

0027

各タイムスロットは、スロットフレーム内で一意に特定できるよう管理される。各タイムスロットは、時間の経過に伴って周期的に現れる。図3では、タイムスロットを0〜4のインデックス識別している。スロットフレームごとに同じインデックスを持つタイムスロットが現れる。また、各スロットフレームは、十分に長い期間内において一意に特定できるように管理される。図3の例では、スロットフレームに“n”や“n+1”のインデックスを付与している。なお、各タイムスロットに絶対的な識別子を与えて管理してもよい。その場合は無限個のタイムスロットを持つ無限に長い期間をもつスロットフレームと考えるのと同じことである。

0028

ノード100aとノード100bが通信するためには、いずれのタイムスロットでいずれのノード100がデータを送信するか、および、いずれのノード100がデータを受信するか、または、いずれのノード100もデータを送受信できること(後述の「共用」)、が定義されなければならない。タイムスロットに対して、そのタイムスロット内で行われる処理を決めることをスケジューリングと呼び、スケジューリングの結果をスケジュールと呼ぶ。図4は、初期状態のスケジュールの例を示す図である。

0029

図4のスケジュールでは、各スロットフレームの先頭のタイムスロット(タイムスロット0)を「共用」と定義している。「共用」のタイムスロットでは、ノード100aがデータを送信してもよいし、ノード100bがデータを送信してもよい。すなわち、ノード100aとノード100bは、相手に送信したいデータを持つとき、各スロットフレームの先頭のタイムスロットを使ってデータを送信することができる。送信したいデータを持たない場合、各ノード100は、各スロットフレームの先頭のタイムスロットでデータの受信を待ち、データが送信された場合に備える。

0030

ここで、新たにスケジューリングを行い、ノード100aにデータ送信の機会を与えることを考える。図5は、この場合に設定するスケジュールの一例を示す図である。

0031

ノード100aとノード100bに対して手動でスケジューリングを行わない場合、6top Protocol(6P)のような制御プロトコル使いノード100aとノード100bとの間でスケジュールが調整される。また例えば、ノード100bがノード100aに対してノード100b専用の受信用のタイムスロットを要求することによっても、ノード100bおよびノード100aが図5のスケジュールを共有できる。

0032

ノード100aとノード100bの間で周波数ホッピング(周波数切り替え)を行う場合は、ノード間の送受信のタイミングだけでなく使用するチャネルまたはチャネルオフセットも設定する。

0033

図6は、チャネルオフセットを設定する場合のスケジュールの一例を示す図である。図6は、利用可能なチャネルが4つであり、ノード100aとノード100bがタイムスロット1、および、チャネルオフセット2で通信するように設定されたスケジュールの例を示す。なお、チャネルオフセットを指定した場合、通信に使用するチャネルはチャネルオフセットと時刻情報を組み合わせて決定される。

0034

本実施形態では、図6のようなノード100bとの通信のためのスケジュールに加え、ノード100cとの通信のためのスケジュールが必要になる。図7は、本実施形態のノード100aが使用するスケジュール(内部スケジュール)の一例を示す図である。図7の内部スケジュールは、各タイムスロットの通信設定に対して通信方式を表すラベル(TSCHまたはCSMA)が入っている点、および、CSMAの通信設定用実チャネル(10〜13)が設定できるようになっている点が、図6のスケジュールと異なる。内部スケジュールは、例えば記憶部131に記憶される。

0035

ノード100aは、図7のような内部スケジュールに従い、タイムオフセット0と1ではノード100bとの間でTSCHによる通信を行い、タイムオフセット2〜4ではノード100cとの間でCSMAによる通信を行う。

0036

次に、このように構成された第1の実施形態にかかるノード100aによる選択処理について説明する。図8は、第1の実施形態における選択処理の一例を示すフローチャートである。選択処理は、適用する通信制御部を選択部121が選択する処理である。

0037

選択部121は、選択条件を繰り返し確認し、選択条件が満たされるか否かを判定する(ステップS101)。例えば、図7のような選択条件を用いる場合、選択部121は、タイムスロット1に相当する時刻となった場合に、TSCHによりノード100bにデータを送信可能になったと判定する。

0038

選択条件が満たされない場合(ステップS101:No)、選択部121は、満たされるまで判定処理を繰り返す。選択条件が満たされた場合(ステップS101:Yes)、選択部121は、選択条件を満たす通信制御部を選択する(ステップS102)。この後、選択された通信制御部が、ノード100aと他の装置との通信を制御する。

0039

図7の例では、選択部121は、タイムスロット1に相当する時刻となった場合に、TSCHによる通信を制御する通信制御部111−1を選択する。選択部121は、必要に応じて、変更後の通信制御部により通信が制御されるように、適用する通信制御部を切り替え、必要な設定を施す。ここで、必要な設定としては、チャネルオフセット、通信相手の限定有無、通信相手が限定される場合は限定する通信相手を識別する情報、および、チャネルの設定などが挙げられる。

0040

タイムスロット2〜4のチャネルオフセット1のように、同じ通信制御部が選択される場合は、適用する通信制御部や設定を切り替える必要はない。

0041

このように、本実施形態の通信装置によれば、相互に異なる複数の通信方式による通信制御部から、選択条件に従い適切な通信制御部を選択して通信を継続することができる。従って、複数の通信方式が混在する通信システムを効率的に構築可能となる。

0042

(第2の実施形態)
第2の実施形態では、選択条件を変更可能とする。選択条件は、手動で変更してもよいし、6top Protocolのような自動設定プロトコルを用いてもよい。

0043

図9は、第2の実施形態にかかる通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、第2の実施形態の通信システムは、通信装置としてのノード100−2a、100−2b、100−2cを含む。

0044

ノード100−2aとノード100−2bとの間、および、ノード100−2aとノード100−2cとの間に加え、ノード100−2aとノード100−2dとの間でデータが送受信される。ここでも説明のために、ノード100−2aをデータの送信ノードとし、ノード100−2b〜100−2dをデータの受信ノードとする。

0045

図10は、第2の実施形態にかかるノード100−2aの構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、ノード100−2aは、通信部101と、通信制御部群111と、選択部121と、記憶部131と、変更部122−2と、を備えている。

0046

第2の実施形態では、変更部122−2を追加したことが第1の実施形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施形態にかかるノード100aのブロック図である図2と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。

0047

変更部122−2は、選択部121が参照する選択条件を変更する。例えば変更部122−2は、通信相手であるノード100−2b〜100−2dが使用する制御方式に応じて選択条件を変更する。変更部122−2は、ユーザ(管理者等)からの指示に応じて選択条件を変更してもよい。

0048

図11は、本実施形態における内部スケジュールの初期状態の一例を示す図である。図11は、タイムスロット0と1ではTSCHによりノード100−2bと通信し、タイムスロット2〜4ではCSMA/CAによりノード100−2c〜100−2dと通信する例を示す。

0049

この後、ノード100−2cのハードウェアの置き換えなどに応じて、ノード100−2cの通信方式がCSMA/CAからTSCHに切り替えられたとする。この場合、ノード100−2aがノード100−2cと通信するためには、新たにノード100−2c用のTSCHスケジュールが必要になる。図12は、ノード100−2cとのTSCH通信を考慮したノード100−2aの内部スケジュールの一例を示す図である。

0050

図11および図12を比較するとわかるように、ノード100−2cがTSCHに切り替わったことによりCSMAに割り当てられていたタイムスロットの1つがノード100−2cとのTSCH通信用のタイムスロットに変わっている。これにより、ノード100−2aは、ノード100−2b、ノード100−2c、および、ノード100−2dそれぞれのノードとの通信を維持できる。

0051

図13は、ノード100−2dの通信方式をCSMA/CAからTSCHに切り替えた後のノード100−2aの内部スケジュールの一例を示す図である。

0052

図13では、図12と同様に、CSMA/CA用のタイムスロットの1つがノード100−2dとのTSCH通信に割り当てられている。ノード100−2dの通信方式がTSCHに切り替わったことにより、ノード100−2aの近傍にはCSMA/CAのノードが存在しなくなったため、ノード100−2aの内部スケジュールからはCSMA/CAのための割り当てが削除されている。

0053

このように本実施形態では、ノード100−2aは、近隣ノードの通信方式の対応状況に応じて内部スケジュールを変化させ、それまでの通信を維持しながら、通信方式を変更したノードとの通信にも対応できる。

0054

次に、第1の実施形態および第2の実施形態に適用可能な変形例について説明する。

0055

(変形例1)
図14は、変形例1にかかる通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図14に示すように、変形例1の通信システムは、通信装置としてのノード100a、100b、100−3c、100−3dを含む。

0056

ノード100aとノード100bは第1の実施形態と同様の構成であるため同一の符号を付している。ノード100−3cはWi−SUNFANの通信方式を使用する。ノード100−3dは、事業者独自の通信方式を使用する。

0057

図15は、変形例1の内部スケジュールの一例を示す図である。ノード100aは、各ノードと通信ができるように、TSCH、Wi−SUNFAN仕様、および、事業者独自仕様それぞれの通信方式に対して内部スケジュール上で通信機会を設定する。このように、複数の通信制御部による通信方式は、どのような通信方式であってもよい。

0058

(変形例2)
選択条件は、優先度が付与された条件を含んでもよい。例えば、上記のような選択条件に、「CSMA/CA通信中は通信切り替えを行わない」という条件を、ノード100aの内部スケジュールよりも優先度の高い条件として追加してもよい。例えば選択部121は、CSMA/CAにより通信するタイムスロットの後にTSCHにより通信するタイムスロットが割り当てられた条件が選択条件に含まれていたとしても、「CSMA/CA通信中は通信切り替えを行わない」という条件を優先する。すなわち選択部121は、TSCHにより通信するタイムスロットの開始時刻になった場合に、CSMA/CAにより通信する通信制御部を選択する。

0059

これにより、例えばノード100aとノード100cが図7に示すタイムスロット4の終了間際にCSMA/CAによる通信を開始した場合、タイムスロット0の時刻になってもTSCHへの切り替えをすることなくCSMA/CAの通信を完了できる。

0060

複数の条件が競合する場合、または、適合する条件が複数生じる場合に、競合する条件の中からランダムに選択した条件を適用してもよい。

0061

(変形例3)
選択条件は、時刻に応じて切り替える複数の条件を含んでもよい。図16は、本変形例の内部スケジュールの一例を示す図である。本変形例では、時刻に応じてノード100aが適用するスケジュールが異なる。図16に示すように、時刻が0時00分から22時00分までの間に適用するスケジュールと、22時00分から翌0時00分までの間に適用するスケジュールの2つがノード100aに設定される。切り替えるスケジュールは3つ以上であってもよい。

0062

この例では、ノード100aは、0時00分から22時00分の間はTSCHよりもCSMA/CAにより多くの通信機会を与え、22時00分から翌0時00分までの間はCSMA/CAよりもTSCHにより多くの通信機会を与えることになる。

0063

このような時刻に応じたスケジュールの切り替えは上記の各実施形態および各変形例の制御と組み合わせてもよい。

0064

(変形例4)
変形例3では時刻に応じてスケジュールを切り替える例を説明した。時刻の代わりに、ノード100aのバッテリ残量に応じてスケジュールを切り替えてもよい。例えばノード100aは、バッテリ残量が閾値を超える場合はCSMA/CAにより多くの通信機会を与え、バッテリ残量が閾値以下ならばTSCHにより多くの通信機会を与える。

0065

バッテリ残量の他、ノード100aの物理的な場所(物理的な設置位置、または、緯度経度)、論理的な場所(ネットワークトポロジ上の位置)、および、各種センサ照度センサ人感センサなど)からの入力に応じて、スケジュールを切り替えてもよい。

0066

以上説明したとおり、上記各実施形態によれば、相互に異なる複数の制御方式による通信が混在する通信システムを効率的に構築することが可能となる。

0067

次に、第1または第2の実施形態にかかる通信装置(ノード)のハードウェア構成について図17を用いて説明する。図17は、第1または第2の実施形態にかかる通信装置のハードウェア構成例を示す説明図である。

0068

第1または第2の実施形態にかかる通信装置は、CPU(Central Processing Unit)51などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)52やRAM(Random Access Memory)53などの記憶装置と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F54と、各部を接続するバス61を備えている。

0069

第1または第2の実施形態にかかる通信装置で実行されるプログラムは、ROM52等に予め組み込まれて提供される。

0070

第1または第2の実施形態にかかる通信装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、フレキシブルディスクFD)、CD−R(Compact Disk Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供されるように構成してもよい。

0071

さらに、第1または第2の実施形態にかかる通信装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第1または第2の実施形態にかかる通信装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。

0072

第1または第2の実施形態にかかる通信装置で実行されるプログラムは、コンピュータを上述した通信装置の各部として機能させうる。このコンピュータは、CPU51がコンピュータ読取可能な記憶媒体からプログラムを主記憶装置上に読み出して実行することができる。

0073

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0074

100、100−2ノード
101通信部
111通信制御部群
111−1〜111−m 通信制御部
121 選択部
122−2 変更部
131 記憶部

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