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技術 回路遮断器

出願人 河村電器産業株式会社
発明者 加藤裕明山中佑太
出願日 2018年3月1日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-036774
公開日 2019年9月12日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-153428
状態 未査定
技術分野 ブレーカ
主要キーワード 電源側配線 規制構造 トリップ機構 アークガス トリップ動作 電源側端子 側配線 圧着端子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
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図面 (7)

課題

端子金具可動接触子との間の意図しない導通をより的確に抑制することの可能な回路遮断器を提供する。

解決手段

回路遮断器10は、ハウジング20の外部に露出した電源側端子座31及び負荷側端子座41を有し、電源側端子座31から負荷側端子座41に至る電路上に設けられた固定接触子32及び可動接触子50を接触及び離隔させることにより、電源側端子座31及び負荷側端子座41を電気的に接続及び遮断させる。回路遮断器10は、電源側端子金具30と、絶縁性部材70と、を備える。電源側端子金具30は、電源側端子座31及び固定接触子32を有するとともに、固定接触子32に対して可動接触子50が接触及び離隔する際に可動接触子50が通過する開口部36を有する。絶縁性部材70は、電源側端子金具30の開口部36の内壁面と可動接触子50との間に配置されている。

概要

背景

従来、下記の特許文献1に記載の回路遮断器がある。特許文献1に記載の回路遮断器は、電源側端子及び固定接触子が設けられる端子金具を備えている。電源側端子には、電源側配線が接続される。また、特許文献1に記載の回路遮断器は、負荷側配線が接続される負荷側端子を備えている。この回路遮断器は電源側端子から負荷側端子に至る電路上に設けられた固定接触子及び可動接触子を接触及び離隔させることにより、電源側端子及び負荷側端子を電気的に接続及び遮断している。

概要

端子金具と可動接触子との間の意しない導通をより的確に抑制することの可能な回路遮断器を提供する。回路遮断器10は、ハウジング20の外部に露出した電源側端子座31及び負荷側端子座41を有し、電源側端子座31から負荷側端子座41に至る電路上に設けられた固定接触子32及び可動接触子50を接触及び離隔させることにより、電源側端子座31及び負荷側端子座41を電気的に接続及び遮断させる。回路遮断器10は、電源側端子金具30と、絶縁性部材70と、を備える。電源側端子金具30は、電源側端子座31及び固定接触子32を有するとともに、固定接触子32に対して可動接触子50が接触及び離隔する際に可動接触子50が通過する開口部36を有する。絶縁性部材70は、電源側端子金具30の開口部36の内壁面と可動接触子50との間に配置されている。

目的

本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子金具と可動接触子との間の意図しない導通をより的確に抑制することの可能な回路遮断器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ハウジングの外部に露出した電源側端子座及び負荷側端子座を有し、前記電源側端子座から前記負荷側端子座に至る電路上に設けられた固定接触子及び可動接触子を接触及び離隔させることにより、前記電源側端子座及び前記負荷側端子座を電気的に接続及び遮断させる回路遮断器であって、前記電源側端子座及び前記固定接触子を有するとともに、前記固定接触子に対して前記可動接触子が接触及び離隔する際に前記可動接触子が通過する開口部を有する端子金具と、前記端子金具の前記開口部の内壁面と前記可動接触子との間に配置される絶縁性部材と、を備える回路遮断器。

請求項2

前記端子金具は、前記電源側端子座から前記ハウジングの内部に延びる部分がコの字状に折り曲げられた形状からなり、前記コの字状に折り曲げられた部分の先端部に前記固定接触子を有するとともに、且つ前記電源側端子座と前記固定接触子との間に位置する中間部分に二股に分かれた分岐部を有し、前記分岐部の一方の第1枝部の内側面と他方の第2枝部の内側面との間に前記開口部が設けられている請求項1に記載の回路遮断器。

請求項3

前記絶縁性部材は、前記第1枝部の内側面及びその反対側の外側面に嵌合する第1嵌合部と、前記第2枝部の内側面及びその反対側の外側面に嵌合する第2嵌合部とを有する請求項2に記載の回路遮断器。

請求項4

前記可動接触子は、前記固定接触子から離隔しているときに所定のオフ停止位置に保持されるものであり、前記絶縁性部材は、前記オフ停止位置に保持されている前記可動接触子に対向する前記端子金具の外面に沿って更に配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路遮断器。

請求項5

前記絶縁性部材は、前記ハウジングに組み付けられ、前記ハウジングに対する前記端子金具の位置ずれ規制している請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路遮断器。

技術分野

0001

本開示は、回路遮断器に関する。

背景技術

0002

従来、下記の特許文献1に記載の回路遮断器がある。特許文献1に記載の回路遮断器は、電源側端子及び固定接触子が設けられる端子金具を備えている。電源側端子には、電源側配線が接続される。また、特許文献1に記載の回路遮断器は、負荷側配線が接続される負荷側端子を備えている。この回路遮断器は電源側端子から負荷側端子に至る電路上に設けられた固定接触子及び可動接触子を接触及び離隔させることにより、電源側端子及び負荷側端子を電気的に接続及び遮断している。

先行技術

0003

実公昭57−43299号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、特許文献1に記載の回路遮断器を含め、従来の回路遮断器では、その設計変更等により、端子金具の形状を変更することがある。仮に、固定接触子に対して可動接触子が接触及び離隔する際に可動接触子が通過する開口部を端子金具に形成するようにした場合、固定接触子から離隔した可動接触子が端子金具に接近する可能性がある。この場合、可動接触子が端子金具に接触するようなことがあると、電源側端子と負荷側端子とが意図せずに導通する懸念がある。また、可動接触子が固定接触子から離隔した際に発生するアーク放電が、端子金具の開口部の内壁面と可動接触子との間に発生することにより、アーク放電が拡大する可能性がある。アーク放電が拡大すると、それにより生成される高温アークガスにより回路遮断器の部品劣化する可能性があり、好ましくない。

0005

本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子金具と可動接触子との間の意図しない導通をより的確に抑制することの可能な回路遮断器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決する回路遮断器は、ハウジングの外部に露出した電源側端子座及び負荷側端子座を有し、電源側端子座から負荷側端子座に至る電路上に設けられた固定接触子及び可動接触子を接触及び離隔させることにより、電源側端子座及び負荷側端子座を電気的に接続及び遮断させる。回路遮断器は、端子金具と、絶縁性部材と、を備える。端子金具は、電源側端子座及び固定接触子を有するとともに、固定接触子に対して可動接触子が接触及び離隔する際に可動接触子が通過する開口部を有する。絶縁性部材は、端子金具の開口部の内壁面と可動接触子との間に配置されている。

0007

この構成によれば、端子金具の開口部を可動接触子が通過する場合であっても、それらの間を絶縁性部材により電気的に絶縁することができる。したがって、端子金具と可動接触子との間の意図しない導通をより的確に抑制することができる。
上記の回路遮断器において、端子金具は、電源側端子座からハウジングの内部に延びる部分がコの字状に折り曲げられた形状からなり、コの字状に折り曲げられた部分の先端部に固定接触子を有するとともに、且つ電源側端子座と固定接触子との間に位置する中間部分に二股に分かれた分岐部を有し、分岐部の一方の第1枝部の内側面と他方の第2枝部の内側面との間に開口部が設けられていることが好ましい。

0008

上記の回路遮断器において、絶縁性部材は、第1枝部の内側面及びその反対側の外側面に嵌合する第1嵌合部と、第2枝部の内側面及びその反対側の外側面に嵌合する第2嵌合部とを有することが好ましい。
この構成によれば、絶縁性部材の変形を端子金具の第1枝部及び第2枝部により抑制又は矯正することができる。

0009

上記の回路遮断器において、可動接触子は、固定接触子から離隔しているときに所定のオフ停止位置に保持されるものであり、絶縁性部材は、オフ停止位置に保持されている可動接触子に対向する端子金具の外面に沿って更に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、可動接触子がオフ停止位置に保持されている際に、可動接触子と端子金具との間の意図しない導通を更に抑制することができる。

0010

上記の回路遮断器において、絶縁性部材は、ハウジングに組み付けられ、ハウジングに対する端子金具の位置ずれ規制していることが好ましい。
この構成によれば、ねじ等を用いることなく端子金具をハウジングに固定することができるため、部品点数を削減することができる。

発明の効果

0011

本開示によれば、端子金具と可動接触子との間の意図しない導通をより的確に抑制することの可能な回路遮断器を提供できる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、第1実施形態の回路遮断器の断面構造を示す断面図である。
図2は、第1実施形態の電源側端子金具の斜視構造を示す斜視図である。
図3は、第1実施形態の回路遮断器の部分拡大断面構造を示す断面図である。
図4は、第1実施形態の絶縁性部材の斜視構造を示す斜視図である。
図5は、第2実施形態の電源側端子金具及び絶縁性部材の斜視構造を示す斜視図である。
図6は、第2実施形態の電源側端子金具及び絶縁性部材の斜視構造を示す斜視図である。

実施例

0013

以下、回路遮断器の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、図1を参照して、第1実施形態の回路遮断器10について説明する。

0014

図1に示されるように、本実施形態の回路遮断器10は、ハウジング20の左側壁部201において外部に露出するように設けられる電源側端子座31と、ハウジング20の右側壁部202において外部に露出するように設けられる負荷側端子座41とを備えている。電源側端子座31には電源側配線が接続される。負荷側端子座41には負荷側配線が接続される。回路遮断器10は、電源側端子座31と負荷側端子座41とが電気的に接続されている状態と、それらの接続が遮断されている状態とを切り替えることにより、電源側配線と負荷側配線との電気的な接続状態を切り替えることの可能な装置である。

0015

回路遮断器10は、電源側端子座31を有する電源側端子金具30と、負荷側端子座41を有する負荷側端子金具40と、ハウジング20の内部に設けられる可動接触子50及び絶縁性部材70と、ハウジング20の上面203から突出するように配置されるハンドル60とを備えている。

0016

電源側端子金具30は、導電性の板状の金属部材からなる。電源側端子金具30は、電源側端子座31からハウジング20の内部に延びる部分がコの字状に折り曲げられた形状を有している。コの字状に折り曲げられた部分の先端部には、固定接触子32が設けられている。

0017

電源側端子座31には、電源側配線の圧着端子がねじにより固定される。
固定接触子32には固定接点320が設けられている。固定接点320には、可動接触子50の先端に取り付けられた可動接点51が対向している。

0018

可動接触子50は、ハウジング20の内部に設けられた配線を通じて負荷側端子金具40に電気的に接続されている。可動接触子50は、ハンドル60の手動操作に基づいて揺動する。可動接触子50の揺動により可動接点51が固定接点320に対して接触及び離隔する。なお、可動接点51が固定接点320から離隔しているとき、可動接触子50は、図1に示されるオフ停止位置で保持される。

0019

負荷側端子座41には、負荷側配線の圧着端子がねじにより固定される。
ハウジング20は基台21とカバー22とに分割されて構成されている。基台21には、電源側端子金具30、負荷側端子金具40、可動接触子50、及びハンドル60が一体的に組み付けられている。基台21には、電源側端子金具30の電源側端子座31が配置される電源側端子座設置部210、固定接触子32が配置される固定接触子設置部211、及び負荷側端子座41が配置される負荷側端子座設置部212が形成されている。また、基台21には、固定接触子設置部211周辺の空間からハウジング20の外部に連通される排出通路213が形成されている。排出通路213は、可動接点51が固定接点320から離隔する際に発生するアーク放電に基づいて生成される高温のガス、いわゆるアークガスをハウジング20の外部に排出するための通路である。

0020

カバー22は、基台21の上部に取り外し可能に組み付けられている。カバー22により、基台21に設けられた各種部品外部環境から保護されている。
絶縁性部材70は、樹脂等により成形されている。絶縁性部材70は、電源側端子金具30と可動接触子50との間に設けられており、それらの間の意図しない導通を遮断している。

0021

この回路遮断器10では、ユーザのハンドル60の操作により、電源側端子座31から負荷側端子座41に至る電路上に設けられた可動接点51及び固定接点320が接触及び離隔する。可動接点51が固定接点320に接触している場合、電源側端子座31と負荷側端子座41とが電気的に接続された状態となる。また、可動接点51が固定接点320から離隔している場合、電源側端子座31と負荷側端子座41との電気的な接続が遮断された状態となる。さらに、回路遮断器10は、電源側端子座31から負荷側端子座41に至る電路に過電流が流れた際に、可動接触子50を揺動させて可動接点51を固定接点320から強制的に離隔させる、いわゆるトリップ動作を行うことにより、電源側端子座31と負荷側端子座41との電気的な接続を強制的に遮断するトリップ機構を有している。

0022

次に、電源側端子金具30及び絶縁性部材70の構造について具体的に説明する。
図2に示されるように、電源側端子金具30における電源側端子座31と固定接触子32との間に位置する中間部分には、二股に分かれた分岐部33が形成されている。以下では、分岐部33の二股に分かれた部分のうちの一方を第1枝部33aと称し、他方を第2枝部33bと称する。電源側端子金具30の第1枝部33aと第2枝部33bとの間の隙間は、固定接点320に対して可動接触子50が接触及び離隔する際に可動接触子50が通過する開口部36を構成している。

0023

なお、以下では、第1枝部33a及び第2枝部33bにおける板厚方向のそれぞれの外面を符号37a,37bで表す。また、第1枝部33a及び第2枝部33bにおける幅方向の内側の側面を符号38a,38bで表す。さらに、第1枝部33a及び第2枝部33bにおける幅方向の外側の側面を符号39a,39bで表す。

0024

電源側端子金具30の第1枝部33a及び第2枝部33bの外面37a,37bには、傾斜面34a,34bがそれぞれ形成されている。図3に示されるように、傾斜面34aは、可動接触子50がオフ停止位置で保持されているときに可動接触子50に対して平行となるように対向する部分である。傾斜面34bも、傾斜面34aと同様に、可動接触子50がオフ停止位置で保持されているときに可動接触子50に対して平行となるように対向する部分である。このような構造により、オフ停止位置で可動接触子50が保持されているとき、電源側端子金具30と可動接触子50とが所定距離だけ離間する。所定距離は、電源側端子金具30と可動接触子50との間に電気的な短絡が生じ難くなるように予め実験等により設定されている。

0025

図2に示されるように、電源側端子座31には、第1枝部33aと第2枝部33bとの間から延びるように爪部35が形成されている。爪部35は、L字状に折り曲げられた形状を有している。図1に示されるように、基台21の電源側端子座設置部210におけるハウジング20の内部に位置される部分には、被嵌合部214が形成されている。この被嵌合部214に電源側端子金具30の爪部35が嵌合することにより、電源側端子金具30が基台21に組み付けられている。

0026

図4に示されるように、絶縁性部材70には、電源側端子金具30の分岐部33と同様に、二股に分かれた分岐部71が形成されている。以下では、分岐部71の二股に分かれた部分のうちの一方を第1枝部71aと称し、他方を第2枝部71bと称する。図3に示されるように、絶縁性部材70の第1枝部71aは、電源側端子金具30の第1枝部33aの外面37aに沿うように配置されている。同様に、絶縁性部材70の第2枝部71bは、電源側端子金具30の第2枝部33bの外面37bに沿うように配置されている。

0027

図4に示されるように、絶縁性部材70の第1枝部71aにおける幅方向の内側には、内壁部72aが形成されている。図3に示されるように、内壁部72aは、電源側端子金具30の第1枝部33aの内側面38aから、固定接点320と隣り合う部分まで延びるように形成されている。

0028

図4に示されるように、絶縁性部材70の第2枝部71bにおける幅方向の内側には、同様に、内壁部72bが形成されている。内壁部72bは、電源側端子金具30の第2枝部33bの内側面38bから、固定接点320と隣り合う部分まで延びるように形成されている。

0029

図4に示されるように、絶縁性部材70の第1枝部71aにおける幅方向の外側には、基台21に嵌合する突出部73aが形成されている。同様に、絶縁性部材70の第2枝部71bにおける幅方向の外側にも、基台21に嵌合する突出部73bが形成されている。図1に示されるように、絶縁性部材70の第1枝部71aの外側面に対向する基台21の内壁面215には、溝216が形成されている。溝216は、基台21の上面217から固定接触子設置部211に向かって延びるように形成されている。なお、図示は省略するが、絶縁性部材70の第2枝部71bの外側面に対向する基台21の内壁面にも、同様に溝216が形成されている。この溝216に絶縁性部材70の突出部73a,73bが挿入されることにより、絶縁性部材70が基台21に組み付けられている。

0030

図1に示されるように、絶縁性部材70は、カバー22により上方から押さえ付けられている。このカバー22により、図中に矢印Z1で示される方向への絶縁性部材70の移動、すなわち基台21の溝216から抜ける方向への絶縁性部材70の移動が規制されている。また、絶縁性部材70により、図中に矢印Y2で示される方向への電源側端子金具30の爪部35の移動、すなわち基台21の被嵌合部214から外れる方向への電源側端子金具30の爪部35の移動が規制されている。このようなカバー22及び絶縁性部材70による規制構造により、電源側端子金具30が基台21に一体的に組み付けられている。

0031

なお、ハウジング20に対する電源側端子金具30の組み付けは、以下のようにして行われる。まず、基台21の負荷側端子座設置部212から電源側端子座設置部210に向かう方向に電源側端子金具30をスライド移動させることにより、電源側端子金具30の爪部35を基台21の被嵌合部214に嵌合させる。その後、基台21の上方から溝216に絶縁性部材70の突出部73a,73bを挿入した後、絶縁性部材70を下方にスライド移動させることにより、絶縁性部材70を電源側端子金具30の上方に配置する。その後、基台21にカバー22を組み付けることにより、絶縁性部材70がカバー22により上方から押さえ付けられる。これにより、ハウジング20に対する電源側端子金具30の組み付けが完了する。

0032

以上説明した本実施形態の回路遮断器10によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)絶縁性部材70は、電源側端子金具30の開口部36の内壁面と可動接触子50との間に配置されている。具体的には、絶縁性部材70は、電源側端子座31と固定接触子32との間に位置する中間部分に二股に分かれた分岐部71を有している。開口部36は、分岐部71の一方の第1枝部71aの内側面と他方の第2枝部71bの内側面との間に設けられている。このような構成によれば、電源側端子金具30の開口部36を可動接触子50が通過する場合であっても、それらの間を絶縁性部材により電気的に絶縁することができる。したがって、電源側端子金具30と可動接触子50との間の意図しない導通をより的確に抑制することができる。

0033

(2)絶縁性部材70は、電源側端子金具30の傾斜面34a,34bに沿って配置されている。電源側端子金具30の傾斜面34a,34bは、オフ停止位置に保持されている可動接触子50に対向する部分である。これにより、可動接触子50が停止位置に保持されている際に、可動接触子50と電源側端子金具30との間の意図しない導通を更に抑制することができる。

0034

(3)従来、ハウジング20に対する電源側端子金具30の固定は、ねじ等を用いて行われることが多い。これに対し、本実施形態の回路遮断器10では、ハウジング20に組み付けられる絶縁性部材70により、ハウジング20に対する電源側端子金具30の位置ずれが規制されている。これにより、ねじ等を用いることなくハウジング20に対して電源側端子金具30を固定することができるため、部品点数を削減することができる。

0035

<第2実施形態>
次に、回路遮断器10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の回路遮断器10との相違点を中心に説明する。
図5及び図6に示されるように、本実施形態の電源側端子金具30は、傾斜面34a,34bを有していない形状、すなわち分岐部33における傾斜面34a,34bの形成されている部分が直角に折れ曲がった形状を有している。また、この電源側端子金具30の形状に合わせて、絶縁性部材70も、第1実施形態の傾斜面34a,34bに対応する部分が直角に折れ曲がった形状を有している。

0036

図6に示されるように、本実施形態の絶縁性部材70の第1枝部71aは、電源側端子金具30の第1枝部33aの外側面39aに沿って延びるように形成される外壁部74aを有している。この外壁部74aとその反対側の内壁部72aとにより電源側端子金具30の第1枝部33aが挟み込まれることで、絶縁性部材70の第1枝部71aが第1枝部33aに嵌合している。このように、本実施形態の回路遮断器10では、絶縁性部材70の第1枝部71aの内壁部72a及び外壁部74aにより第1嵌合部75aが構成されている。

0037

同様に、図5に示されるように、絶縁性部材70の第2枝部71bは、電源側端子金具30の第2枝部33bの外側面39bに沿って延びるように形成される外壁部74bを有している。この外壁部74bとその反対側の内壁部72bとにより電源側端子金具30の第2枝部33bが挟み込まれることで、絶縁性部材70の第2枝部71bが第2枝部33bに嵌合している。このように、本実施形態の回路遮断器10では、絶縁性部材70の第2枝部71bの内壁部72b及び外壁部74bにより第2嵌合部75bが構成されている。

0038

以上説明した本実施形態の回路遮断器10によれば、以下の(4)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(4)絶縁性部材70は、電源側端子金具30の第1枝部33aに嵌合する第1嵌合部75aと、電源側端子金具30の第2枝部33bに嵌合する第2嵌合部75bとを有している。これにより、絶縁性部材70の第1枝部71a及び第2枝部71bのそれぞれの成形時の内反りを電源側端子金具30の第1枝部33a及び第2枝部33bにより防止又は矯正することができる。また、固定接触子32から可動接触子50が離隔する際に発生するアークガスの熱に起因する絶縁性部材70の第1枝部71a及び第2枝部71bのそれぞれの変形も電源側端子金具30の第1枝部33a及び第2枝部33bにより防止又は抑制することができる。

0039

<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・絶縁性部材70は、カバー22とは異なる部材によってハウジング20に押さえ付けられていてもよい。

0040

・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。

0041

10:回路遮断器
20:ハウジング
30:電源側端子金具
31:電源側端子座
32:固定接触子
33:分岐部
36:開口部
37a,37b:外面
41:負荷側端子座
50:可動接触子
70:絶縁性部材
75a:第1嵌合部
75b:第2嵌合部

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    【課題】他の部材を用いることなく一動作で端子金具が基台に組み付けられ、端子金具の移動が規制される回路遮断器を提供する。【解決手段】回路遮断器10は、電源側端子座31を座保持面213に沿わせて移動させる... 詳細

  • パナソニックIPマネジメント株式会社の「 開閉器及び分電盤」が 公開されました。( 2020/04/23)

    【課題】任意のタイミングで、分岐回路を遮断することが可能な開閉器及び分電盤を提供する。【解決手段】開閉器2は、幹線と電気的に接続される複数の分岐回路のうちの1つの分岐回路と幹線との間に挿入される開閉器... 詳細

  • パナソニックIPマネジメント株式会社の「 開閉器、及び開閉器の試験方法」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】動作試験に要する工数を低減すること。【解決手段】開閉器2は、引き外し部24と、処理部22と、を備える。引き外し部24は、電源と負荷とを繋ぐ電路L1に電気的に接続される接点C1を閉状態から開状態... 詳細

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