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図面 (11)

課題

発光部を均一に冷却することができる光源装置を提供する。

解決手段

光源装置100は、筐体10と、LED基板30と、ヒートシンク50と、排気口13と、軸流ファン70と、遮蔽偏向板80と、を備える。筐体10は、前端面10a、後端面10b及び上面10cを有する。LED基板30は、筐体10内の前端面10a側に設けられている。ヒートシンク50は、筐体10内に設けられ、LED基板30に熱的に接続されている。排気口13は、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域に少なくとも形成されている。軸流ファン70は、筐体10内に設けられ、ヒートシンク50に冷却風を供給する。遮蔽偏向板80は、軸流ファン70とヒートシンク50との間に設けられ、軸流ファン70から供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に排気口13から離れる方向へ偏向させる。

概要

背景

従来の光源装置に関する技術として、例えば特許文献1には、発光素子アレイ発光部)と、発光素子アレイに熱的に結合したヒートシンク放熱部)と、発光素子アレイを含む筐体と、筐体に設けられた複数の熱放出口と、を備えた照明モジュールが記載されている。特許文献1に記載された照明モジュールでは、発光素子アレイの熱がヒートシンクによって放散され、この熱を含む空気が熱放出口を通して筐体外へ排出される。

概要

発光部を均一に冷却することができる光源装置を提供する。光源装置100は、筐体10と、LED基板30と、ヒートシンク50と、排気口13と、軸流ファン70と、遮蔽偏向板80と、を備える。筐体10は、前端面10a、後端面10b及び上面10cを有する。LED基板30は、筐体10内の前端面10a側に設けられている。ヒートシンク50は、筐体10内に設けられ、LED基板30に熱的に接続されている。排気口13は、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域に少なくとも形成されている。軸流ファン70は、筐体10内に設けられ、ヒートシンク50に冷却風を供給する。遮蔽偏向板80は、軸流ファン70とヒートシンク50との間に設けられ、軸流ファン70から供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に排気口13から離れる方向へ偏向させる。

目的

本発明は、発光部を均一に冷却することができる光源装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一端面、他端面、及び前記一端面と前記他端面との間の一側面を有する筐体と、前記筐体内の前記一端面側に設けられた発光部と、前記筐体内に設けられ、前記発光部に熱的に接続された放熱部と、前記一側面における前記放熱部に対向する領域に少なくとも形成された排気口と、前記筐体内に設けられ、前記放熱部に冷却風を供給する軸流ファンと、前記軸流ファンと前記放熱部との間に設けられ、前記軸流ファンから供給された前記冷却風の一部を遮蔽すると共に前記排気口から離れる方向へ偏向させる遮蔽偏向板と、を備える、光源装置

請求項2

前記遮蔽偏向板は、前記軸流ファンの軸方向に対して非平行となる角度で延びるように配置されている、請求項1に記載の光源装置。

請求項3

前記遮蔽偏向板は、前記一端面側に向かう前記冷却風の向きを、前記一側面に対向する他側面側に偏向させる角度で配置されている、請求項2に記載の光源装置。

請求項4

前記軸流ファンは、ハブと前記ハブの周囲に設けられた複数の羽根とを含むインペラを有し、前記遮蔽偏向板は、前記軸流ファンの軸方向から見て、前記軸流ファンにおける前記排気口側を覆うように配置され、且つ、前記羽根の基端から先端までの長さに対応する幅を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の光源装置。

請求項5

前記遮蔽偏向板は、前記軸流ファンの前記一端面側に取り付けられた取付板から延在するように設けられている、請求項1〜4の何れか一項に記載の光源装置。

請求項6

前記軸流ファンは、固定板に固定され、前記取付板は、前記固定板と協働して前記軸流ファンを挟持する、請求項5に記載の光源装置。

請求項7

前記軸流ファンは、前記筐体内に並設され、一の前記遮蔽偏向板は、複数の前記軸流ファンと前記放熱部との間に設けられ、複数の前記軸流ファンから供給された前記冷却風の一部を遮蔽すると共に前記排気口から離れる方向へ偏向させる、請求項1〜6の何れか一項に記載の光源装置。

請求項8

前記排気口は、前記筐体の前記一側面における前記放熱部に対向する領域のうち、前記一端面側以外の領域に形成されている、請求項1〜7の何れか一項に記載の光源装置。

請求項9

前記一側面における前記排気口の周辺から前記筐体内の前記一端面側に向かって延び、前記一側面に対して傾斜する整流板を備える、請求項1〜8の何れか一項に記載の光源装置。

請求項10

前記排気口は、前記一側面に形成された孔であって、当該一側面にハニカム状に配列されている、請求項1〜9の何れか一項に記載の光源装置。

請求項11

前記軸流ファンは、前記放熱部との間の距離が前記他端面との間の距離以下となる位置に配置されている、請求項1〜10の何れか一項に記載の光源装置。

技術分野

0001

本発明は、光源装置に関する。

背景技術

0002

従来の光源装置に関する技術として、例えば特許文献1には、発光素子アレイ発光部)と、発光素子アレイに熱的に結合したヒートシンク放熱部)と、発光素子アレイを含む筐体と、筐体に設けられた複数の熱放出口と、を備えた照明モジュールが記載されている。特許文献1に記載された照明モジュールでは、発光素子アレイの熱がヒートシンクによって放散され、この熱を含む空気が熱放出口を通して筐体外へ排出される。

先行技術

0003

特表2016−531732号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述した光源装置では、前述のように、放熱部によって発光部の熱が放散されて発光部が冷却されるが、当該発光部を均一に冷却する上で未だ改善の余地がある。例えば発光部を均一に冷却できないと、熱の影響で発光部の発光効率が不均一となり、ひいては、照射強度が不均一となる場合がある。

0005

そこで、本発明は、発光部を均一に冷却することができる光源装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る光源装置は、一端面、他端面、及び一端面と他端面との間の一側面を有する筐体と、筐体内の一端面側に設けられた発光部と、筐体内に設けられ、発光部に熱的に接続された放熱部と、一側面における放熱部に対向する領域に少なくとも形成された排気口と、筐体内に設けられ、放熱部に冷却風を供給する軸流ファンと、軸流ファンと放熱部との間に設けられ、軸流ファンから供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に排気口から離れる方向へ偏向させる遮蔽偏向板と、を備える。

0007

この光源装置では、放熱部に軸流ファンから冷却風が供給され、発光部の熱が放熱部により放散される。当該熱を含む冷却風は、筐体の一側面における放熱部に対向する領域の排気口から排気される。このとき、遮蔽偏向板により、放熱部に供給された冷却風がすぐに排気口へ向かって流れるのを抑え、放熱部の全体に冷却風を行き渡らせることができる。したがって、本発明によれば、発光部を均一に冷却することが可能となる。

0008

本発明に係る光源装置では、遮蔽偏向板は、軸流ファンの軸方向に対して非平行となる角度で延びるように配置されていてもよい。これにより、遮蔽偏向板による冷却風の一部の遮蔽及び偏向を効果的に実現できる。

0009

本発明に係る光源装置では、遮蔽偏向板は、一端面側に向かう冷却風の向きを、一側面に対向する他側面側に偏向させる角度で配置されていてもよい。これにより、放熱部の全体に十分に冷却風を行き渡らせることができる。

0010

本発明に係る光源装置では、軸流ファンは、ハブとハブの周囲に設けられた複数の羽根とを含むインペラを有し、遮蔽偏向板は、軸流ファンの軸方向から見て、軸流ファンにおける排気口側を覆うように配置され、且つ、羽根の基端から先端までの長さ以上の幅を有していてもよい。これにより、遮蔽偏向板による冷却風の一部の遮蔽及び偏向を効果的に実現できる。

0011

本発明に係る光源装置では、遮蔽偏向板は、軸流ファンの一端面側に取り付けられた取付板から延在するように設けられていてもよい。これにより、軸流ファンを利用して、軸流ファンと放熱部との間に遮蔽偏向板を取り付けることができる。

0012

本発明に係る光源装置では、軸流ファンは、固定板に固定され、取付板は、固定板と協働して軸流ファンを挟持してもよい。これにより、取付板ひいては遮蔽偏向板をしっかりと取り付けることができる。

0013

本発明に係る光源装置では、軸流ファンは、筐体内に並設され、一の遮蔽偏向板は、複数の軸流ファンと放熱部との間に設けられ、複数の軸流ファンから供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に排気口から離れる方向へ偏向させてもよい。これにより、軸流ファンの振動の影響で遮蔽偏向板が共振することを抑制できる。

0014

本発明に係る光源装置では、排気口は、筐体の一側面における放熱部に対向する領域のうち、一端面側以外の領域に形成されていてもよい。これにより、排気口を介して筐体外へ排気された排気の向きを、他端面側へ向けることが可能となる。

0015

本発明に係る光源装置は、一側面における排気口の周辺から筐体内の一端面側に向かって延び、一側面に対して傾斜する整流板を備えていてもよい。これにより、排気口を介して筐体外へ排気された排気の向きを、他端面側へ向けることが可能となる。

0016

本発明に係る光源装置では、排気口は、一側面に形成された孔であって、当該一側面にハニカム状に配列されていてもよい。これにより、排気口を多孔とする場合において、高い剛性を維持しつつ高い開口率を得ることができる。

0017

本発明に係る光源装置では、軸流ファンは、放熱部との間の距離が他端面との間の距離以下となる位置に配置されていてもよい。この場合、例えば筐体内の他端面側に軸流ファンが配置されている場合に比べて、放熱部に供給された冷却風の静圧を高め、遮蔽偏向板による冷却風の一部の偏向を確実に実現できる。

発明の効果

0018

本発明によれば、発光部を均一に冷却することができる光源装置を提供することが可能となる。発光部を均一に冷却することで、照射強度を均一にすることが可能となる。

図面の簡単な説明

0019

一実施形態に係る光源装置を示す斜視図である。
図1の光源装置の筐体内を示す斜視図である。
図1の光源装置における前側を拡大して示す平面図である。
図1の光源装置の筐体内における前側を拡大して示す平面図である。
図3のV−V線に沿う拡大断面図である。
図1の光源装置の遮蔽偏向板及び取付板を示す斜視図である。
図1の光源装置の遮蔽偏向板及び取付板を示す正面図である。
(a)は、比較例に係る光源装置のエアの流れを説明する概略断面図である。(b)は図1の光源装置のエアの流れを説明する概略断面図である。
図1の光源装置におけるエアの流れをシミュレートした結果示す断面図である。
変形例に係る光源装置における前側を拡大して示す断面図である。

実施例

0020

以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。

0021

図1図4に示されるように、光源装置100は、例えば印刷用途向けの高出力の空冷LED光源である。光源装置100は、例えばUV印刷装置UVプリンタ)に搭載される光源ユニットとして用いることができる。光源装置100は、紫外光等の光を照射し、例えばインクの乾燥等を行う。光源装置100は、筐体10、LED基板30、ヒートシンク50、軸流ファン70、遮蔽偏向板80及びドライバ基板90を備える。

0022

なお、説明の便宜上、LED基板30のLED素子32(図5参照)が光を出射する側を「前側」とし、その反対側を「後側」として説明する。光源装置100の幅方向(筐体10の長手方向)であって当該LED素子32の光出射方向と直交する方向を「左右方向」とし、前後方向及び左右方向と直交する方向を「上下方向」として説明する。

0023

筐体10は、左右方向に長尺状の矩形箱体である。筐体10は、金属で形成されている。筐体10は、LED基板30、ヒートシンク50、軸流ファン70及びドライバ基板90を収容する。筐体10は、前側の端面である前端面(一端面)10a、後側の端面である後端面(他端面)10b、前端面10aと後端面10bとの間における上側の側面である上面(一側面)10c、及び、前端面10aと後端面10bとの間における下側の側面である下面(他側面)10dを有する。

0024

筐体10の前端面10aには、LED基板30のLED素子32で出射した光を透過させる出射窓部11が設けられている。筐体10の後端面10bには、外部から筐体10内にエアを吸い込む吸気口12が設けられている。吸気口12には、例えばウレタン等で形成されたフィルタが取り付けられている。

0025

筐体10の上面10cには、筐体10内から外部へエアを排出する排気口13が設けられている。排気口13は、上面10cに形成され筐体10の内外を連通させる孔である。排気口13は、六角形状に形成されている。排気口13は、上面10cにハニカム状に配列されている。

0026

排気口13は、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域に少なくとも形成されている。具体的には、排気口13は、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域のうちの前側以外(ここでは前側半分以外)に形成されている。つまり、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域のうちの後側(ここでは後側半分)に少なくとも形成されている。対向する領域とは、換言すると、ヒートシンク50と向かい合わせになっている領域、対面する領域、又は、上方から見てヒートシンク50と重なる領域である。排気口13は、上面10cを上方から見て、ヒートシンク50の後側の半分を少なくとも露出させる一方、ヒートシンク50の前側の半分は露出させない。

0027

図示する例では、複数の排気口13は、複数の軸流ファン70毎に分かれている。つまり、上面10cには、ハニカム状に排気口13が接近して配列されてなる複数の排気口グループGが形成されている。排気口グループGは、左右方向においては、一の軸流ファン70を含む範囲であって当該一の軸流ファン70よりも広い範囲に配されている。排気口グループGは、前後方向においては、ヒートシンク50の中央から当該一の軸流ファン70の前端部に亘る範囲に配されている。

0028

図4及び図5に示されるように、LED基板30は、筐体10内の前端面10a側に設けられた発光部である。LED基板30は、所定回路を構成する矩形平板状基板31と、基板31上において上下方向及び左右方向に所定ピッチで並設された発光素子であるLED素子32と、を含む。LED素子32は、紫外光等の光を前方へ向けて出射する。LED基板30は、左右方向において、複数に分かれて構成されていてもよいし、一体で構成されていてもよい。LED基板30は、筐体10内の左端から右端に亘る領域に延在する。

0029

LED基板30は、LED素子32が前端面10aの出射窓部11と対向するように筐体10内の前側に配置されている。LED基板30の各LED素子32から出射された光は、出射窓部11を介して被照射物に照射される。被照射物としては、例えば光(UV光硬化型のインク又は接着剤が付着している物体が挙げられる。

0030

ヒートシンク50は、LED基板30に熱的に接続された放熱部である。ヒートシンク50は、筐体10内におけるLED基板30の後側に設けられている。ヒートシンク50は、筐体10内の左端から右端に亘る領域に延在する。ヒートシンク50は、LED基板30の後側(ここでは、基板31の後面)に当接されたベース51と、ベース51の後側に立設された複数の放熱フィン52と、を有する。

0031

ベース51は、左右方向に長尺の矩形ブロック状を呈する。放熱フィン52は、左右方向を厚さ方向とし且つ前後方向に長尺の矩形平板状を呈する。放熱フィン52は、左右方向において隙間をあけて積層するように並べられている。そして、積層するように並べられた複数の放熱フィン52からなるフィン群は、上下方向に複数段(図示する例では3段)設けられている。

0032

軸流ファン70は、その軸方向を前後方向とし、後側からエアを吸い込んで前側に冷却風として圧送する。軸流ファン70は、筐体10内に設けられ、ヒートシンク50に冷却風を供給する。軸流ファン70は、ヒートシンク50の後側に配置されている。具体的には、軸流ファン70は、ヒートシンク50との間の距離が筐体10の後端面10bとの間の距離以下となる位置に配置されている。ここでの軸流ファン70は、ヒートシンク50の後側に近接する位置(僅かな隙間をあけた位置)に配置されている。軸流ファン70は、ヒートシンク50の放熱フィン52の後側から前側に向かって冷却風を送り込む

0033

軸流ファン70は、複数(ここでは2つ)用いられている。軸流ファン70は、筐体10内の左右方向に沿って並設されている。図示する例では、複数の軸流ファン70は、左右方向における中央部よりも左側の位置と、中央部よりも右側の位置と、のそれぞれに配されている。軸流ファン70の後側(後面)は、固定板71に当接され、当該固定板71にねじシャフトSにより固定されている。固定板71は、左右方向から見てL字状を有する。固定板71は、筐体10の上面10c及び下面10dに固定されている。これにより、軸流ファン70は、固定板71を介して筐体10に固定されている。

0034

図7に示されるように、軸流ファン70は、モータ(不図示)の駆動力により回転するインペラ72を有する。インペラ72は、回転軸部であるハブ73と、ハブ73の周囲に設けられた複数の羽根74と、を含む。なお、軸流ファン70としては、その種類、形状、大きさ、形式及び仕様等は特に限定されず、公知の種々の軸流ファンを用いることができる。

0035

図5図7に示されるように、遮蔽偏向板80は、軸流ファン70とヒートシンク50との間に設けられている。遮蔽偏向板80は、軸流ファン70から供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に、排気口13から離れる方向である下方へ偏向させる。遮蔽偏向板80は、軸流ファン70の軸方向に対して非平行となる(交差する)角度で延びるように配置されている。遮蔽偏向板80は、前側に向かう冷却風の向きを下面10d側に偏向させる角度で配置されている。遮蔽偏向板80は、左右方向に真っ直ぐ延び、且つ、前後方向及び上下方向に対して交差するように延びる。遮蔽偏向板80は、左右方向から見て、下方に行くに連れて前側に位置するように上下方向に対して傾斜している。一例として、遮蔽偏向板80が傾斜する角度は、遮蔽偏向板80の下端仮想的に延長した場合に、前後方向におけるヒートシンク50の中央部付近で下面10dと交差する角度である。

0036

遮蔽偏向板80は、前方から見て、軸流ファン70における上側の一部を覆うように配置されている。遮蔽偏向板80は、左右方向を長手方向とする矩形平板状を呈する。遮蔽偏向板80は、前方から見て、羽根74の基端から先端までの長さ(1枚の羽根74の径方向の寸法)以上の上下幅を有する。つまり、遮蔽偏向板80は、少なくとも1枚の羽根74が隠れ得る上下幅を有する。ここでの遮蔽偏向板80は、前方から見て、羽根74の基端から先端までの長さに対応する上下幅を有する。

0037

遮蔽偏向板80は、軸流ファン70の前側に取り付けられた取付板81から延在するように設けられている。取付板81は、前後方向を厚さ方向とする平板状を呈する。取付板81には、複数の軸流ファン70の各送気口に対応する複数の開口82が形成されている。取付板81は、複数の軸流ファン70に対して単一で設けられており、複数の軸流ファン70の前面における送気口以外の領域に当接され、各軸流ファン70にねじシャフトSにより固定されている。取付板81は、ねじシャフトSを締結することで、固定板71と協働して軸流ファン70を前後に挟持する。

0038

遮蔽偏向板80は、取付板81の上端に連続し、上端から前側に曲がるように延びた後、下方に行くに連れて前側に位置するように傾斜して延びる。遮蔽偏向板80の下端は、ヒートシンク50に対して接触する位置、略接触する位置、寸法公差だけ離れた位置、又は僅かに離れた位置に位置する。遮蔽偏向板80には、ねじシャフトSとの干渉を避けるための貫通孔83が形成されている。

0039

遮蔽偏向板80は、複数の軸流ファン70に対して単一で設けられている。つまり、一の遮蔽偏向板80は、複数の軸流ファン70とヒートシンク50との間に設けられており、複数の軸流ファン70から供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に排気口から離れる方向へ偏向させる。

0040

ドライバ基板90は、光源装置100を駆動するための駆動用電気回路基板である。
ドライバ基板90は、筐体10内における軸流ファン70よりも後側に設けられている。ドライバ基板90は、その主面が前後方向に沿うように配置されている。

0041

以上に説明した光源装置100においては、後端面10bの吸気口12を介して筐体10内にエアが流入される。流入されたエアは、筐体10内において、軸流ファン70によって前側へ送気され、ヒートシンク50の後側から冷却風として供給される。ヒートシンク50では、LED基板30の熱が冷却風に放散させられる。そして、当該熱を含む冷却風は、排気口13を介して筐体10外へと排気される。

0042

図8(a)は、比較例に係る光源装置200のエアの流れを説明する概略断面図である。図8(b)は、光源装置100のエアの流れを説明する概略断面図である。比較例に係る光源装置200は、遮蔽偏向板80を備えていない点で光源装置100と異なっている。軸流ファン70は、供給した冷却風が径方向外側に拡がるという特性を有する。そのため、図8(a)の光源装置200にて示されるように、軸流ファン70から供給された冷却風は、排気口13にすぐ流れてしまいやすく、ヒートシンク50全体には当たりにくい。

0043

これに対し、図8(b)に示されるように、光源装置100では、遮蔽偏向板80により、軸流ファン70から供給された冷却風の一部を遮蔽すると共に排気口13から離れる方向へ偏向させる。これにより、軸流ファン70から供給された冷却風の拡がりを抑え、ヒートシンク50に供給された冷却風がすぐに排気口13へ向かって流れるのを抑えることができる。具体的には、図示されるように、軸流ファン70から供給された冷却風のうちの上側の一部を、下側へと回り込ませ後に、排気口13へ向かって流通させることができる。その結果、ヒートシンク50の全体に冷却風を行き渡らせることができる。したがって、光源装置100によれば、LED基板30を均一に冷却することが可能となる。軸流ファン70から供給された冷却風を余すところなくヒートシンク50に当て、冷却効率を向上させることが可能となる。また、光源装置100では、LED基板30を均一に冷却することで、LED基板30の発光効率を均一化し、ひいては、LED基板30の照射強度(紫外光照射強度)を均一化することが可能となる。特に、長尺(例えば100mm以上)の光源装置100において、均一な照射強度を実現するためには、LED基板30の冷却均一化は特に有効である。

0044

光源装置100では、遮蔽偏向板80は、軸流ファン70の軸方向に対して非平行となる角度で延びるように配置されている。これにより、遮蔽偏向板80による冷却風の一部の遮蔽及び偏向を効果的に実現することが可能となる。

0045

光源装置100では、遮蔽偏向板80は、前側に向かう冷却風の向きを、下面10d側に偏向させる角度で配置されていてもよい。これにより、ヒートシンク50の全体に十分に冷却風を行き渡らせることができる。

0046

光源装置100では、遮蔽偏向板80は、前方から見て、軸流ファン70の上側を覆うように配置され、且つ、軸流ファン70のインペラ72における羽根74の基端から先端までの長さに対応する幅を有する。これにより、遮蔽偏向板80による冷却風の一部の遮蔽及び偏向を効果的に実現できる。

0047

光源装置100では、遮蔽偏向板80は、軸流ファン70の前側に取り付けられた取付板81から延在するように設けられていてもよい。これにより、軸流ファン70を利用して、軸流ファン70とヒートシンク50との間に遮蔽偏向板80を取り付けることができる。

0048

光源装置100では、軸流ファン70は、固定板71に固定されている。取付板81は、固定板と協働して軸流ファン70を挟持する。これにより、取付板81ひいては遮蔽偏向板80をしっかりと取り付けることができる。

0049

光源装置100では、軸流ファン70は、筐体10内に並設され、複数の軸流ファン70とヒートシンク50との間には、単一の遮蔽偏向板80が設けられている。この単一の遮蔽偏向板80が、複数の軸流ファン70から供給された冷却風の一部を遮蔽及び偏向させる。これにより、軸流ファン70の振動(例えばモータに起因する振動)の影響で遮蔽偏向板80が共振することを抑制できる。

0050

光源装置100の排気口13は、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域においては、前側以外の領域に形成されている。これにより、排気口13を介して筐体10外へ排気された排気の向きをコントロールできる。すなわち、排気の向きを後側へ向けることが可能となる。また特に、図8(a)及び図8(b)に示されるように、遮蔽偏向板80が設けられていない場合(光源装置200の場合)、冷却風は流れやすい方向に排気され、排気の向きが前側(照射面側)になりやすい。この点、光源装置100では、冷却風がすぐに排気口13へ向かって流れるのを遮蔽偏向板80で抑制できることに併せて、排気の向きを後側へ向ける効果が顕著となっている。排気の向きを後例へ向けるダクト部品も不要となり、光源装置100の小型化及び薄型化が可能となる。

0051

光源装置100では、排気口13は、上面10cに形成された孔であって、上面10cにハニカム状に配列されている。これにより、排気口13を多孔とする場合において、高い剛性を維持しつつ高い開口率を得ることができる。

0052

光源装置100では、軸流ファン70は、ヒートシンク50との間の距離が後端面10bとの間の距離以下となる位置に配置されている。この場合、例えば筐体10内の後端面10b側に軸流ファン70が配置されている場合に比べて、ヒートシンク50に供給された冷却風の静圧を高め、遮蔽偏向板80による冷却風の一部の偏向を確実に実現することが可能となる。冷却風の静圧を高めることで、冷却効率を向上させることができると共に、排気の向きを後側へ向ける上記効果を確実に発揮できる。

0053

図9は、光源装置100におけるエアの流れをシミュレートした結果示す断面図である。図中で示される線は、エアの流れを示す流線である。図9に示されるように、光源装置100によれば、ヒートシンク50に供給された冷却風がすぐに排気口13へ向かって流れるのを抑え得ることが確認できる。ヒートシンク50の全体に冷却風を行き渡らせ得ることが確認できる。排気の向きを後側へ向けることができることを確認できる。

0054

以上、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。

0055

上記実施形態は、図10に示されるように、上面10cにおける排気口13の周辺から筐体10内の前側に向かって延びる整流板15を備えていてもよい。整流板15は、上面10cに対して傾斜する。図示する例では、整流板15は、複数の排気口13のうちの少なくとも一部の辺縁に設けられた平板である。これにより、排気口13を介して筐体10外へ排気された排気の向きを、後側へ向けることが可能となる。

0056

上記実施形態では、一の遮蔽偏向板80を複数の軸流ファン70とヒートシンク50との間に設けたが、これに限定されない。遮蔽偏向板80は、複数の軸流ファン70のそれぞれで別々に設けてもよい。つまり、遮蔽偏向板80は、例えば2つの軸流ファン70が設けられている場合には、2つに分けて構成されていてもよい。

0057

上記実施形態は、左右方向に長尺状のヒートシンク50を1つ備えているが、これに限定されない。上記実施形態は、左右方向に並設された複数のヒートシンクを備えていてもよい。上記実施形態では、排気口13の形状及び数は特に限定されず、種々の形状及び数であってもよい。上記実施形態では、上面10cにおける排気口13の位置は特に限定されず、排気口13は、上面10cにおけるヒートシンク50に対向する領域に少なくとも形成されていればよい。

0058

上記実施形態のヒートシンク50では、左右方向に積層するように並べられた複数の放熱フィン52からなるフィン群が、上下方向に複数段並ぶように設けられているが、ヒートシンク50のフィン構造は特に限定されず、種々のフィン構造を採用できる。例えばヒートシンク50では、1枚の板状の放熱フィンが左右方向に積層するように並べられていてもよい。つまり、左右方向に積層するように並べられた複数の放熱フィン52からなるフィン群が上下方向に分かれていないフィン構造であってもよい。

0059

上記実施形態では、発光部はLED基板30に特に限定されず、例えばLED素子32に代えて公知の発光素子を用いてもよい。上記実施形態では、放熱部はヒートシンク50に特に限定されず、その他の種々の放熱部を用いてもよい。上記実施形態において、光源装置100の用途は特に限定されず、接着剤の乾燥等に用いることもできる。

0060

10…筐体、10a…前端面(一端面)、10b…後端面(他端面)、10c…上面(一側面)、10d…下面(他側面)、13…排気口、15…整流板、30…LED基板(発光部)、50…ヒートシンク(放熱部)、70…軸流ファン、71…固定板、72…インペラ、73…ハブ、74…羽根、80…遮蔽偏向板、81…取付板、100…光源装置。

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