図面 (/)

技術 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 鈴木裕介
出願日 2018年3月2日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-037088
公開日 2019年9月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-152727
状態 未査定
技術分野 文字認識 電気的に作動する教習具
主要キーワード コメント画像 応用問題 小テスト 条件表 数値群 成績評価 平均得点 採点者
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

複数の対象の各々に関連付けられた画像に対する処理の結果を取得したときに、取得した結果と過去の結果との関係が決められた第1条件を満たす対象を探すのに必要なユーザの手間を軽減させる。

解決手段

取得部111は、講義受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す画像に対する文字認識処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する。要求部112は、取得した受講者IDに基づいて、その受講者IDで識別される受講者の、過去の講義における得点等の結果を供給装置5に要求する。判定部113は、取得部111が文字認識処理の結果を取得したときに、その結果と、過去の回において取得した結果との関係が、予め決められた第1条件を満たすか否かを、受講者ごとに判定する。出力部114は、上述した関係が第1条件を満たすと判定された受講者を、満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるためのデータを出力する。

概要

背景

複数の対象の各々に関連付けられた画像に対して複数回にわたって処理を行い、その処理の結果の一覧等を作成してユーザに提示するシステムがある。

例えば、一連講義受講する複数の受講者採点済みの答案画像読取装置でそれぞれ読取り、読取った各画像に対して文字認識処理を行うことによって、答案に記入されたそれぞれの得点を認識して記憶する記憶装置を備えた学習支援システムがある。

この学習支援システムでは、多くの受講者の答案にそれぞれコメントを書き込む労力を軽減するための工夫が求められる。このような工夫として、例えば、特許文献1には、同一のコメントが記入されるべき複数枚の用紙を順番読み取り、それらのうち最初に読み取られた1枚目の用紙の読取画像から、予め決められた規則に従い記入されたコメントの画像を抽出し、2枚目以降の用紙の読取画像それぞれと、抽出されたコメント画像とを合成して、合成画像印刷する画像処理装置が記載されている。また、特許文献2には、答案用紙を読取った画像から、出題された問題に対する受講者の解答を認識し、正解と比較して採点し、予め記憶した解説のうち、採点結果に応じた解説を選択して、その解説の画像を答案用紙上に合成する画像処理装置が記載されている。

概要

複数の対象の各々に関連付けられた画像に対する処理の結果を取得したときに、取得した結果と過去の結果との関係が決められた第1条件を満たす対象を探すのに必要なユーザの手間を軽減させる。取得部111は、講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す画像に対する文字認識処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する。要求部112は、取得した受講者IDに基づいて、その受講者IDで識別される受講者の、過去の講義における得点等の結果を供給装置5に要求する。判定部113は、取得部111が文字認識処理の結果を取得したときに、その結果と、過去の回において取得した結果との関係が、予め決められた第1条件を満たすか否かを、受講者ごとに判定する。出力部114は、上述した関係が第1条件を満たすと判定された受講者を、満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるためのデータを出力する。

目的

本発明は、複数の対象の各々に関連付けられた画像に対する処理の結果を取得したときに、過去において取得した結果をユーザがその都度、検索して、取得した結果と検索した結果との関係が決められた条件を満たす対象を探す場合と比較して、その対象を探すのに必要なユーザの手間を軽減させることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する取得部と、前記取得部が前記結果を取得したときに、該結果と過去において前記取得部が取得した結果との関係が決められた第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定する判定部と、前記複数の対象のうち、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された対象を、前記第1条件を満たさないと判定された対象と異なる態様で表示装置に表示させるためのデータを出力する出力部と、を有する情報処理装置

請求項2

前記取得部は、講義受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す前記画像に対する文字認識処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、前記関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定し、前記出力部は、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された受講者を、前記第1条件を満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるための前記データを出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記取得部は、前記結果及び前記講義に対する書類提出の状況を示す情報を複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記結果及び前記状況を示す情報を取得したときに、該結果及び該状況を示す情報と、過去において前記取得部が取得した情報との関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記判定部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、該結果を、前記講義ごとに定められた係数に基づいて補正し、補正された該結果と前記過去において前記取得部が取得し補正された結果との関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。

請求項5

前記出力部は、前記受講者を、前記講義ごとに定められた係数に応じて表示させるための前記データを出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。

請求項6

前記取得部は、前記結果及び該結果に対して前記受講者に送られた指摘を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、過去において取得した前記指摘が決められた第2条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定し、前記出力部は、前記指摘が前記第2条件を満たすと判定された受講者を、前記指摘が前記第2条件を満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるための前記データを出力することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項7

前記取得部は、前記結果及び該結果に対して前記受講者に送られた指摘を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記出力部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、過去において取得した前記指摘を、該結果に対応付けて受講者ごとに表示させるための前記データを出力することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項8

前記判定部により、前記複数の対象のうち前記関係が前記第1条件を満たすと判定される対象の割合が閾値を超える場合に、該割合が前記閾値を超えないように、前記第1条件を修正する修正部、を有し、前記判定部は、前記第1条件が前記修正部により修正された場合に、前記関係が、修正された前記第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項9

前記取得部は、前記複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理により複数の数値を含む数値群を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記取得部が前記数値群を取得したときに、該数値群に含まれる前記数値のそれぞれに決められた重み付けをして該数値群を評価し、評価された該数値群と、過去において評価された数値群との関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項10

請求項2から7のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記複数の受講者の各々が作成した前記答案を読取って該答案を示す画像を生成し、該画像、又は該画像に対する文字認識処理の結果を、前記情報処理装置の要求に応じて供給する画像読取装置と、前記情報処理装置が出力する前記データに基づいて表示装置により表示される、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された前記受講者の各々に対する指摘を受付ける受付装置と、前記情報処理装置が取得した前記結果及び前記受付装置から受付けた前記指摘を、前記受講者ごとに対応付けて記憶装置に記憶させ、前記情報処理装置の要求に応じて、前記記憶装置に記憶された情報を供給する供給装置と、を有する情報処理システム

請求項11

コンピュータを、複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する取得部と、前記取得部が前記結果を取得したときに、該結果と過去において前記取得部が取得した結果との関係が決められた第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定する判定部と、前記複数の対象のうち、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された対象を、前記第1条件を満たさないと判定された対象と異なる態様で表示装置に表示させるためのデータを出力する出力部、として機能させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置情報処理システム、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

複数の対象の各々に関連付けられた画像に対して複数回にわたって処理を行い、その処理の結果の一覧等を作成してユーザに提示するシステムがある。

0003

例えば、一連講義受講する複数の受講者採点済みの答案画像読取装置でそれぞれ読取り、読取った各画像に対して文字認識処理を行うことによって、答案に記入されたそれぞれの得点を認識して記憶する記憶装置を備えた学習支援システムがある。

0004

この学習支援システムでは、多くの受講者の答案にそれぞれコメントを書き込む労力を軽減するための工夫が求められる。このような工夫として、例えば、特許文献1には、同一のコメントが記入されるべき複数枚の用紙を順番読み取り、それらのうち最初に読み取られた1枚目の用紙の読取画像から、予め決められた規則に従い記入されたコメントの画像を抽出し、2枚目以降の用紙の読取画像それぞれと、抽出されたコメント画像とを合成して、合成画像印刷する画像処理装置が記載されている。また、特許文献2には、答案用紙を読取った画像から、出題された問題に対する受講者の解答を認識し、正解と比較して採点し、予め記憶した解説のうち、採点結果に応じた解説を選択して、その解説の画像を答案用紙上に合成する画像処理装置が記載されている。

先行技術

0005

特開2009−55516号公報
特開平8−30188号公報

発明が解決しようとする課題

0006

この学習支援システムにおいて、過去の結果から導かれる傾向をユーザに把握させたい、という要請がある。例えば、各受講者の得点の一覧を提示する際に、過去の得点の傾向から、前回よりも著しく得点が上がった、または下がった受講者を特定できれば、それらの受講者に対して、その受講者の得点の傾向を踏まえた指摘をすることが可能である。しかし、現在の得点の一覧を表示させながら、各受講者の過去の得点を検索して、現在の得点と、過去の得点との関係が決められた条件を満たす関係にあるか否かを人が判断することは困難である。

0007

本発明は、複数の対象の各々に関連付けられた画像に対する処理の結果を取得したときに、過去において取得した結果をユーザがその都度、検索して、取得した結果と検索した結果との関係が決められた条件を満たす対象を探す場合と比較して、その対象を探すのに必要なユーザの手間を軽減させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の請求項1に係る情報処理装置は、複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する取得部と、前記取得部が前記結果を取得したときに、該結果と過去において前記取得部が取得した結果との関係が決められた第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定する判定部と、前記複数の対象のうち、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された対象を、前記第1条件を満たさないと判定された対象と異なる態様で表示装置に表示させるためのデータを出力する出力部と、を有する情報処理装置である。

0009

本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の態様において、前記取得部は、講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す前記画像に対する文字認識処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、前記関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定し、前記出力部は、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された受講者を、前記第1条件を満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるための前記データを出力することを特徴とする情報処理装置である。

0010

本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2に記載の態様において、前記取得部は、前記結果及び前記講義に対する書類提出の状況を示す情報を複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記結果及び前記状況を示す情報を取得したときに、該結果及び該状況を示す情報と、過去において前記取得部が取得した情報との関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定することを特徴とする情報処理装置である。

0011

本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項2又は3に記載の態様において、前記判定部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、該結果を、前記講義ごとに定められた係数に基づいて補正し、補正された該結果と前記過去において前記取得部が取得し補正された結果との関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定することを特徴とする情報処理装置である。

0012

本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項2又は3に記載の態様において、前記出力部は、前記受講者を、前記講義ごとに定められた係数に応じて表示させるための前記データを出力することを特徴とする情報処理装置である。

0013

本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項2から5のいずれか1項に記載の態様において、前記取得部は、前記結果及び該結果に対して前記受講者に送られた指摘を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、過去において取得した前記指摘が決められた第2条件を満たすか否かを、前記受講者ごとに判定し、前記出力部は、前記指摘が前記第2条件を満たすと判定された受講者を、前記指摘が前記第2条件を満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるための前記データを出力することを特徴とする情報処理装置である。

0014

本発明の請求項7に係る情報処理装置は、請求項2から6のいずれか1項に記載の態様において、前記取得部は、前記結果及び該結果に対して前記受講者に送られた指摘を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記出力部は、前記取得部が前記結果を取得したときに、過去において取得した前記指摘を、該結果に対応付けて受講者ごとに表示させるための前記データを出力することを特徴とする情報処理装置である。

0015

本発明の請求項8に係る情報処理装置は、請求項1から7のいずれか1項に記載の態様において、前記判定部により、前記複数の対象のうち前記関係が前記第1条件を満たすと判定される対象の割合が閾値を超える場合に、該割合が前記閾値を超えないように、前記第1条件を修正する修正部、を有し、前記判定部は、前記第1条件が前記修正部により修正された場合に、前記関係が、修正された前記第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定することを特徴とする情報処理装置である。

0016

本発明の請求項9に係る情報処理装置は、請求項1から8のいずれか1項に記載の態様において、前記取得部は、前記複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理により複数の数値を含む数値群を、複数回にわたってそれぞれ取得し、前記判定部は、前記取得部が前記数値群を取得したときに、該数値群に含まれる前記数値のそれぞれに決められた重み付けをして該数値群を評価し、評価された該数値群と、過去において評価された数値群との関係が前記第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定することを特徴とする情報処理装置である。

0017

本発明の請求項10に係る情報処理システムは、請求項2から7のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記複数の受講者の各々が作成した前記答案を読取って該答案を示す画像を生成し、該画像、又は該画像に対する文字認識処理の結果を、前記情報処理装置の要求に応じて供給する画像読取装置と、前記情報処理装置が出力する前記データに基づいて表示装置により表示される、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された前記受講者の各々に対する指摘を受付ける受付装置と、前記情報処理装置が取得した前記結果及び前記受付装置から受付けた前記指摘を、前記受講者ごとに対応付けて記憶装置に記憶させ、前記情報処理装置の要求に応じて、前記記憶装置に記憶された情報を供給する供給装置と、を有する情報処理システムである。

0018

本発明の請求項11に係るプログラムは、コンピュータを、複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する取得部と、前記取得部が前記結果を取得したときに、該結果と過去において前記取得部が取得した結果との関係が決められた第1条件を満たすか否かを、前記対象ごとに判定する判定部と、前記複数の対象のうち、前記関係が前記第1条件を満たすと判定された対象を、前記第1条件を満たさないと判定された対象と異なる態様で表示装置に表示させるためのデータを出力する出力部、として機能させるためのプログラムである。

発明の効果

0019

請求項1、10、11に係る発明によれば、複数の対象の各々に関連付けられた画像に対する処理の結果を取得したときに、取得した結果と過去の結果との関係が決められた第1条件を満たす対象を探すのに必要なユーザの手間が軽減される。
請求項2に係る発明によれば、講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す画像に対する文字認識処理の結果を取得したときに、取得した結果と過去の結果との関係が決められた第1条件を満たす受講者を探すのに必要なユーザの手間を軽減させることができる。
請求項3に係る発明によれば、書類の提出の状況に応じて上述した受講者を探すことができる。
請求項4に係る発明によれば、例えば、講義ごとの結果のばらつきを抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、例えば、講義ごとの結果のばらつきがユーザに伝わる。
ができる。
請求項6に係る発明によれば、過去の結果に対して受講者に送られた指摘が第2条件を満たす受講者を探すのに必要なユーザの手間が軽減される。
請求項7に係る発明によれば、例えば、ユーザが受講者に指摘を送る際に、過去に送られた指摘を参照することができる。
請求項8に係る発明によれば、第1条件を満たす対象の割合を設定することができる。
請求項9に係る発明によれば、処理の結果を設定した重み付けによって評価することができる。

図面の簡単な説明

0020

本実施形態に係る情報処理システム9の構成を示す図。
情報処理装置1の構成を示す図。
記憶部12に記憶される内容の例を示す図。
画像読取装置2の構成を示す図。
受付装置4の構成の例を示す図。
端末6の構成の例を示す図。
供給装置5の構成を示す図。
記憶部52に記憶される結果DB521の例を示す図。
情報処理システム9の機能的構成を示す図。
受付装置4で表示される一覧表の例を示す図。
情報処理装置1が処理の結果を取得する動作の流れを示すシーケンス図。
受付装置4がコメントを受付ける動作の流れを示すシーケンス図。

実施例

0021

<実施形態>
<情報処理システムの全体構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム9の構成を示す図である。情報処理システム9は、情報処理装置1と、画像読取装置2と、受付装置4と、供給装置5と、端末6と、を有し、また、これらを通信可能に接続する通信回線3を有する。なお、情報処理システム9は、これらのそれぞれを複数有してもよい。

0022

情報処理装置1は、複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理の結果をそれぞれ取得し、過去に取得した結果との関係で特徴のある対象を、他の対象と異なる態様で表示させる情報処理装置である。

0023

「対象」とは、文書と関連付けられる対象であり、人や組織、地域、(産業機械等の)部品、(身体等の)部位等、様々な種類が考えられる。ここで「対象」とは、例えば、講義を受講する複数の受講者である。

0024

また、「文書」とは、文字イラスト写真等を示す画像が形成された用紙等の媒体を含むものであり、例えば受講者の各々が作成した「答案」である。なお、「文書」は、その構成に用紙等の物質を含むほか、電子データ等の情報で構成されたものも含む。

0025

そして、「処理」とは、コンピュータやプロセッサ等、各種の演算装置により実行される処理であり、例えば答案を示す画像に対する文字認識処理である。この場合、情報処理装置1は、受講者の答案を採点する採点者が、上述した文字認識処理の結果に特徴のある受講者を特定することを支援する採点支援装置として機能する。これにより、採点者は、例えば、答案に指摘を書き込むべき特徴のある受講者を特定する作業が容易になる。

0026

画像読取装置2は、文書を読取ってその内容を示す画像データを生成する画像処理装置である。画像読取装置2は、例えば、自動給紙装置(ADF:Automatic Document Feeder)により、複数の受講者の各々が作成した答案を順次読取り、それら答案をそれぞれ示す画像データを生成する。

0027

通信回線3は、例えばLAN(Local Area Network)のほか、WAN(Wide Area Network)であってもよいし、インターネットであってもよいし、これらの組合せであってもよい。また、通信回線3は、公衆交換通信網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)やサービス統合デジタル網ISDN:Integrated Services Digital Network)等を含むものでもよい。

0028

受付装置4は、採点者が操作するコンピュータ等の端末であり、例えば受講者の答案に対する採点者の指摘を受付ける。

0029

供給装置5は、情報処理装置1の要求に応じて、過去に行われた処理の結果を供給するサーバ装置である。

0030

端末6は、講義を受講する複数の受講者のそれぞれが操作するコンピュータ等の端末である。

0031

<情報処理装置の構成>
図2は、情報処理装置1の構成を示す図である。図2に示す通り、情報処理装置1は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を有する。

0032

制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPUがROM及び記憶部12に記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)を読み出して実行することにより情報処理装置1の各部を制御する。

0033

通信部13は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。情報処理装置1は、通信部13により通信回線3に接続された画像読取装置2、受付装置4、及び供給装置5と情報をやり取りする。

0034

記憶部12は、ソリッドステートドライブハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部11のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。また、記憶部12は、条件表121及び階級表122を記憶する。

0035

図3は、記憶部12に記憶される内容の例を示す図である。図3(a)に示す条件表121は、複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理の結果を取得したときに、情報処理装置1が、それらの対象を過去に取得した結果との関係で分類するための条件が記述されている。

0036

例えば、図3(a)に示す条件表121には、番号「1」の条件として「2階級以上の上昇又は階級Fから脱出」という内容が記述されている。「2階級以上の上昇」とは、前回(直近の過去の回)から今回にかけて答案の得点が変化することにより受講者が属する階級が、2階級以上の上昇をしているという条件である。「階級Fから脱出」とは、前回の得点により受講者が不合格を示す階級Fに属していたところ、今回の得点により受講者が階級F以外の階級に属することになったという条件である。番号「1」の条件は、これら2つの条件の論理和で構成されている。

0037

そして、条件表121には、この番号「1」の条件を満たすときに、受講者を表現する態様が、番号「1」に対応付けて記述されている。ここで、番号「1」に対応付けられたその「表現」は「青」である。

0038

これにより、例えば、今回の階級が「前回の階級に比べて2階級以上の上昇をした」又は「階級Fから脱出した」という条件を満たす受講者は、一覧表において、氏名、識別情報、得点等の文字色背景色等のいずれかが、青色で表現される。

0039

図3(b)に示す階級表122は、受講者の優劣をその答案の得点に応じて複数に区分した階級を定めたものの例で、受講者を階級「A」「B」「C」「D」「F」の5つに区分している。階級表122には、5つの階級のそれぞれに対応する得点の範囲が記述されている。

0040

この階級表122によると、例えば階級「A」は、得点が90点以上の答案を作成した受講者を指しており、最も優秀の受講者が属する階級である。また、この階級表122によると、例えば階級「F」は、得点が60点未満の答案を作成した受講者を指しており、不合格の受講者が属する階級である。そして階級「A」「B」「C」「D」については、優劣はあるもののいずれも合格の受講者が属する階級として定められている。

0041

なお、階級表122は、例えば、GPA(Grade Point Average)に基づく成績評価方式であってもよい。また、階級表122における階級の区分け数は5段階に限られず、これより多くても少なくてもよい。

0042

<画像読取装置の構成>
図4は、画像読取装置2の構成を示す図である。図4に示す通り、画像読取装置2は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、表示部25、及び読取部26を有する。制御部21は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM及び記憶部22に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより画像読取装置2の各部を制御する。

0043

記憶部22は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。

0044

通信部23は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。情報処理装置1は、通信部23により通信回線3に接続された情報処理装置1と情報をやり取りする。

0045

操作部24は、各種の指示をするための操作ボタンタッチパネル等の操作子を備えており、ユーザによる操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部21に送る。

0046

表示部25は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部21の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部24の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。

0047

読取部26は、例えば光学式スキャナ装置であり、制御部21の制御の下、答案等の文書を構成する用紙等の媒体に形成された画像を読取る。

0048

<受付装置の構成>
図5は、受付装置4の構成の例を示す図である。図5に示す受付装置4は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45を有する。受付装置4は、操作部44により採点者(ユーザ)の操作を受付けて、答案の得点の傾向について受講者に向けた指摘(以下「コメント」ともいう)を情報処理装置1に送るための装置である。

0049

制御部41は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM及び記憶部42に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより受付装置4の各部を制御する。記憶部42は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部41のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。

0050

通信部43は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。受付装置4は、通信部43により通信回線3に接続された情報処理装置1と情報をやり取りする。

0051

操作部44は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、ユーザによる操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部41に送る。

0052

表示部45は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部41の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部44の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。

0053

<端末の構成>
図6は、端末6の構成の例を示す図である。図6に示す端末6は、制御部61、記憶部62、通信部63、操作部64、及び表示部65を有する。端末6は、受講者の各々が所持し、自身の作成した答案の採点結果やその答案の得点の傾向に対する採点者のコメント等を確認するために用いられる装置である。

0054

制御部61は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM及び記憶部62に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末6の各部を制御する。記憶部62は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部61のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。

0055

通信部63は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。端末6は、通信部63により通信回線3に接続された情報処理装置1又は供給装置5と情報をやり取りする。

0056

操作部64は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、ユーザによる操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部61に送る。

0057

表示部65は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部61の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部64の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。

0058

<供給装置の構成>
図7は、供給装置5の構成を示す図である。図7に示す通り、供給装置5は、制御部51、記憶部52、及び通信部53を有する。

0059

制御部51は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM及び記憶部52に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより供給装置5の各部を制御する。

0060

通信部53は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。供給装置5は、通信部53により通信回線3に接続された情報処理装置1及び受付装置4と情報をやり取りする。また、供給装置5は、通信部53により画像読取装置2と情報をやり取りしてもよい。

0061

記憶部52は、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部51のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。また、記憶部52は、結果DB521を記憶する。

0062

図8は、記憶部52に記憶される結果DB521の例を示す図である。図8に示す結果DB521は、複数回で構成される講義の各回で出題された小テスト等の答案の採点結果を集計して記憶するデータベースである。図8に示す結果DB521には、小テスト等の答案に関して採点者が受講者に向けて書き込んだコメントも、その小テスト等を出題した回の講義に対応付けて記憶される。

0063

図8に示す結果DB521は、講義リスト5211、実施回リスト5212、及び結果表5213を有する。講義リスト5211は、複数回にわたって行われる講義を識別するための識別情報である講義IDをそれぞれ記述するリストである。

0064

実施回リスト5212は、1つの講義について実施された回(実施回という)を示す序数を記述するリストである。実施回リスト5212は、講義リスト5211に記述されたいずれかの講義IDに対応付けられている。

0065

結果表5213は、講義の実施回ごとに、その実施回に関する受講者の結果等の情報を記述するリストである。結果表5213は、実施回リスト5212に記述されたいずれかの実施回に対応付けられている。

0066

図8に示す結果表5213は、講義ID「L1」の「第1回」の講義についての情報を記憶するものであり、受講者の識別情報である「受講者ID」と、各受講者が作成した小テストの答案の得点を示す「得点」と、その講義で受講者に課されたレポート(書類)の提出の状況を示す「提出状況」と、その答案に関して採点者が受講者に向けて書き込んだコメントの内容を示す「コメント」と、が対応付けて記述されている。

0067

例えば、図8に示す結果表5213において、受講者ID「A12347」の受講者は、講義ID「L1」の「第1回」の講義で出題された小テストで「83」点を取得している。そして、この受講者は、この講義で課されたレポートを提出済みであり、採点者は、この受講者に対して「その調子です」という内容のコメントを送っている。

0068

なお、結果DB521に記憶されるコメントは、例えば採点者がタッチパネル等を用いて手書きした文字を表すラスタ画像であってもよいし、その画像に対して文字認識処理を行って得られた文字列を示す文字列データ(並べられた複数の文字コードの組)であってもよい。また、このコメントは、採点者がキーボードによって記入した文字列データであってもよい。

0069

また、採点者がマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて選択した、いわゆるスタンプ絵文字等と呼ばれる定形の画像を示す画像データ、及びこれらの組合せであってもよい。

0070

<情報処理システムの機能的構成>
図9は、情報処理システム9の機能的構成を示す図である。情報処理装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取得部111、要求部112、判定部113、出力部114、及び受付部115として機能する。また、制御部11は、認識部110及び修正部116として機能してもよい。

0071

取得部111は、講義が行われる度に、その講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を読取った画像読取装置2から、その答案を示す画像をそれぞれ取得する。そして取得部111は、取得したそれらの画像を示す画像データを認識部110に引き渡す。答案には、受講者により受講者IDが、採点者により答案の得点が、それぞれ手書き文字で記入されている。

0072

認識部110は、引き渡された画像データに対して、受講者ID及び答案の得点の記入欄を特定する処理を行い、それらの記入欄を示す領域の画像にそれぞれ文字認識処理を行う。そして、認識部110は、この文字認識処理の結果、受講者ID及び答案の得点を認識する。取得部111は、認識された受講者ID及び答案の得点の情報を認識部110から取得する。

0073

なお、上述した文字認識処理は、画像読取装置2が行ってもよい。この場合、取得部111は、上述した画像に代えて、画像読取装置2において認識された受講者ID及び答案の得点の情報を取得すればよい。

0074

すなわち、取得部111は、講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す画像に対する文字認識処理の結果を、複数回にわたってそれぞれ取得する。

0075

要求部112は、取得部111が取得した受講者ID及び答案の得点の情報を供給装置5に送り、それらを対応付けて記憶するように要求する。

0076

また、要求部112は、取得部111が取得した受講者IDに基づいて、その受講者IDで識別される受講者の、過去の講義における得点等の結果を供給装置5に要求する。取得部111は、要求部112の要求に応答する供給装置5から、過去に行われた講義における上述した受講者の得点、レポートの提出状況、送られたコメント等、その講義の結果を取得する。

0077

判定部113は、今回の講義で出題された小テストの得点と、過去の講義で出題された小テストの得点とを比較する。そして、判定部113は、記憶部12に記憶された条件表121及び階級表122を参照して、これらの得点が条件表121に記述された第1条件を満たすか否か、受講者ごとに判定する。すなわち、判定部113は、取得部111が上述した文字認識処理の結果を取得したときに、その結果と、過去の回において取得した結果との関係が、条件表121に記述された第1条件を満たすか否かを、受講者ごとに判定する。

0078

修正部116は、今回の結果と過去回の結果との関係が第1条件を満たすと判定部113により判定される受講者の割合が閾値を超える場合に、この割合がその閾値を超えないように、第1条件を修正する。これにより例えば、閾値が10%に設定されている場合、修正された第1条件を満たすと判定される受講者は、その講義を受講した全ての受講者の10%を超えることがなくなる。つまり、この修正部116によれば、受講者の得点がどのように変化しても、第1条件を満たすと判定される受講者の割合は、10%以内に収まることとなる。

0079

すなわち、修正部116は、判定部113により、複数の対象のうち、今回と過去回の結果の関係が第1条件を満たすと判定される対象の割合が閾値を超える場合に、この割合が閾値を超えないように、第1条件を修正する。そして、判定部113は、第1条件が修正部116により修正された場合に、上述した関係が、修正された第1条件を満たすか否かを、受講者ごとに判定する。なお、制御部11は、修正部116として機能しなくてもよい。

0080

出力部114は、条件表121に記述された第1条件を満たすと判定された受講者を、その第1条件に対応付けられた表現で表示するためのデータを生成し、受付装置4に出力する。条件表121において第1条件と対応付けられた表現は、第1条件に固有のものであり、第1条件を満たさないと判定された受講者を表示する態様には適用されないように予め決められている。すなわち、出力部114は、上述した関係が第1条件を満たすと判定された受講者を、満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるためのデータを出力する。

0081

受付装置4は、出力部114から出力されたデータを受取ると、このデータに基づいて、受講者の一覧表を表示部45に表示する。この一覧表において、複数の受講者は、それぞれ第1条件を満たすと判定されたか否かに応じて、異なる態様で表示される。この場合、受付装置4は、情報処理装置1から出力されたデータに基づく表示をする表示装置として機能する。なお、情報処理装置1から出力されたデータに基づく表示をする装置は、受付装置4でなくてもよく、例えば、通信回線3に接続されている受付装置4とは別の表示装置が、この表示をしてもよい。

0082

図10は、受付装置4で表示される一覧表の例を示す図である。受付装置4の表示部45には、図10に示す一覧表が表示される。この一覧表は、講義を受講した複数の受講者の各々を示す受講者IDと、過去回及び今回の講義における受講者の得点と、今回の答案に関して受講者に送るコメントの記入欄とを有する。図10に示す一覧表は、第4回の講義で出題された小テストの答案を集計したものであるため、過去の得点は第1回得点から第3回得点までであり、今回の得点は第4回得点である。

0083

上述した判定部113は、例えば、条件表121を参照してこれに記述されている第1条件について判定する。例えば、受講者ID「AE12348」及び受講者ID「AE12354」で識別される2名の受講者は、それぞれ第3回の得点から第4回の得点が「52→78」、「52→65」と変化している。「52」は「60点未満」であるから階級Fに属する得点である。すなわち、これら2名の受講者は階級Fから脱出しているので、条件表121に記述された番号「1」の第1条件を満たしている。この場合、受付装置4の表示部45には、例えばこれら2名の受講者の受講者ID、得点、コメント等の背景色が青色で表示される。

0084

また、受講者ID「AE12345」で識別される受講者は、第3回の得点から第4回の得点が「82→42」と変化しているので、階級Bから階級Fに変化している。これは2階級以上の下降であり、かつ、階級Fへの移動であるから図3(a)に示した条件表121における番号「2」の条件を満たす。

0085

そして、受講者ID「AE12347」で識別される受講者は、第3回の得点から第4回の得点が「65→51」と変化しているので、階級Dから階級Fに変化している。これは階級Fへの移動であるから上述した番号「2」の条件を満たす。したがって、これら2名は、一覧表において、受講者ID、得点、コメント等の背景色が赤色で表示される。

0086

情報処理装置1の制御部11は、条件表121に記述された全ての第1条件について判定を行い、いずれの第1条件も満たさないと判定された受講者については、それら受講者の受講者ID、得点、コメント等の背景色が、例えば「白色」等、条件表121の「表現」の欄に記述されていない態様で表示されるようにデータを生成する。

0087

受付装置4では、上述した通り、第1条件を満たすと判定された受講者を、満たしていないと判定された受講者と異なる態様で表示するとともに、採点者のコメントを受付ける。

0088

例えば、表示部45に表示された一覧表に対して、操作部44を操作することで、青色、赤色、灰色等、条件表121において第1条件に対応付けられた色で表示されたコメント欄カーソルを移動させると、操作部44は、コメントを受付けるように構成されている。

0089

このコメントを受付ける態様は、例えば、タッチパネル等を用いた手書き文字によるコメントを受付けるものであってもよいし、キーボードで打ち込まれる文字列のコメントを受付けるものであってもよいし、上述した定形の画像を含むものであってもよい。受付けられたコメントは、画像データ又は文字列データ等で受付装置4に記憶され、情報処理装置1に送られる。

0090

受付部115は、受付装置4で受付けられたコメントを受付けて、要求部112に引き渡す。

0091

要求部112は、上述したコメントを受付部115から受取ると、このコメントを受講者ごとに対応付けて記憶するように供給装置5に要求する。このとき要求部112は、受付けたコメントの画像を、対応する受講者の答案を示す画像に重ねる合成処理を行って、答案に手書きのコメントが合成された新たな合成画像を生成し、供給装置5に送信してもよい。

0092

供給装置5は、要求部112の要求を受けて、受付装置4で受講者ごとに受付けられたコメントを、受講者のそれぞれに対応付けて結果DB521に記憶する。供給装置5は、上述した合成画像を受取った場合、この合成画像を受講者に対応付けて結果DB521に記憶する。

0093

なお、この供給装置5は、情報処理装置1が取得した情報、すなわち、受講者の各々に関連付けられた答案を示す画像に対する文字認識処理の結果及び受付装置4で受付けられた指摘等の情報を、受講者ごとに対応付けて記憶する記憶装置として機能する。しかし、情報処理システム9は、供給装置5と別に、これらの情報を記憶する記憶装置を有してもよい。この場合でも、供給装置5は、情報処理装置1が取得した結果及び受付装置4から受付けた指摘を、受講者ごとに対応付けて記憶装置に記憶させ、情報処理装置1の要求に応じて、記憶装置に記憶された情報を供給する供給装置として機能すればよい。

0094

<情報処理システムの動作>
<処理の結果を取得する動作>
図11は、情報処理システム9の情報処理装置1が処理の結果を取得する動作の流れを示すシーケンス図である。

0095

画像読取装置2は、講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を読取って、この答案を示す画像を生成する(ステップS101)。画像読取装置2は、生成した画像を情報処理装置1の要求に応じて供給する(ステップS103)。

0096

なお、画像読取装置2は、生成した画像に対して文字認識処理を行い(ステップS102)、その結果を情報処理装置1の要求に応じて供給してもよい(ステップS103)。つまり、画像読取装置2は、生成した画像、又はこの画像に対する文字認識処理の結果を、情報処理装置1の要求に応じて供給する。

0097

情報処理装置1は、画像読取装置2により生成された画像を取得すると、その画像に対して文字認識処理を行う(ステップS104)。情報処理装置1は、文字認識処理により認識した受講者ID及び答案の得点の情報を記憶するように供給装置5に要求する(ステップS105)。供給装置5は、情報処理装置1の要求に応じて、認識された受講者ID及び答案の得点の情報を対応付けて記憶する(ステップS106)。

0098

<コメントを受付ける動作>
図12は、情報処理システム9の受付装置4がコメントを受付ける動作の流れを示すシーケンス図である。

0099

情報処理装置1は、文字認識処理により認識した受講者IDに基づいて、その受講者IDで識別される受講者の、過去の講義における得点等の結果を供給装置5に要求する(ステップS201)。供給装置5は、要求された結果を特定すると(ステップS202)、その結果を情報処理装置1に送信する(ステップS203)。

0100

情報処理装置1は、文字認識処理により認識した答案の得点の情報と、供給装置5から送信された、過去の講義における得点の情報とを比較し、これらの関係が予め記憶されている第1条件を満たすか否かを判定する。そして、第1条件を満たすと判定される受講者を抽出する(ステップS204)。

0101

情報処理装置1は、ステップS204で抽出した受講者を、それ以外の受講者と異なる態様で表示するためのデータを生成し(ステップS205)、このデータを受付装置4に出力する(ステップS206)。

0102

受付装置4は、情報処理装置1から上述したデータを受取ると、このデータに基づいて受講者の一覧表を作成し、表示部45により表示する(ステップS207)。そして、受付装置4は、第1条件を満たすと判定された受講者に向けて送る、答案についてのコメントを受付け(ステップS208)、受付けたコメントを情報処理装置1に送信する(ステップS209)。

0103

情報処理装置1は、受付装置4から受付けた、答案についてのコメントの画像と、答案の画像とを合成して合成画像を生成し(ステップS210)、この合成画像を供給装置5に送信して受講者ごとに記憶するように要求する(ステップS211)。供給装置5は、受信した合成画像を受講者ごとに記憶する(ステップS212)。

0104

以上の動作により、情報処理システム9において、講義を受講する複数の受講者の各々が作成した答案を示す画像に対する画像認識処理の結果を情報処理装置1が取得すると、取得した結果と、過去の結果とを比較して、それらの関係が第1条件を満たす受講者を、満たさない受講者と異なる態様で受付装置4等に表示させるので、採点者(ユーザ)が第1条件を満たす受講者を探す手間が軽減される。

0105

<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組合せてもよい。

0106

<変形例1>
上述した実施形態において、「対象」とは受講者であり、「文書」とは「答案」であり、「処理」とは文字認識処理であったが、「対象」「文書」「処理」は、これらに限定されるものではない。

0107

例えば、情報処理装置1は、企業を構成する複数の部署の各々が作成した決算書を示す画像に対する集計処理の結果をそれぞれ取得し、過去に取得した結果との関係で特徴のある部署を、他の部署と異なる態様で表示させてもよい。この場合、情報処理装置1は、例えば決算書に記載された売上を合計して算出した売上高の変動が第1条件を満たすか否かについて判定し、第1条件を満たす部署を満たさない部署と異なる態様で表示装置等に表示させてもよい。

0108

<変形例2>
上述した実施形態において、取得部111は、認識された受講者ID及び答案の得点の情報を取得していたが、受講者が受講した講義に対する書類の提出の状況を示す情報を取得してもよい。この場合、判定部113は、今回の講義で出題された小テストの得点及び
この講義で受講者に課されたレポートの提出状況と、過去の講義で出題された小テストの得点及び課されたレポートの提出状況とを比較する。そして、判定部113は、記憶部12に記憶された条件表121を参照して、これらの得点及び提出状況が条件表121に記述された第1条件を満たすか否か、受講者ごとに判定すればよい。

0109

なお、取得部111は、答案の得点に加えて、レポートの提出状況とは別に講義に関する情報を受講者ごとに取得してもよい。取得部111は、例えば、受講者が講義に出席したか否かを示す出席状況を取得してもよい。講義を欠席した受講者は、その講義で出された小テストを受けていないため、当然にその答案の得点は0点であるが、小テストを受けた受講者にも得点が0点の者が存在し得る。この場合、情報処理装置1は、受講者が講義に出席したか否かについて判定するため、小テストを受けていない受講者と、受けた上で得点できなかった受講者とが区別される。

0110

<変形例3>
上述した実施形態において、判定部113は、今回の講義で出題された小テストの得点と、過去の講義で出題された小テストの得点とを比較していたが、答案の得点を講義ごとに定められた係数に基づいて補正してから比較してもよい。例えば、講義の実施回ごとに小テストの得点にばらつきが生じた場合、情報処理装置1は、得点を講義の実施回ごとに定められた係数で補正して、そのばらつきを低減させてもよい。

0111

すなわち、この場合、判定部113は、取得部111が上述した得点の情報を取得したときに、この得点の情報を、講義ごとに定められた係数に基づいて補正し、補正された得点の情報と過去において取得部111が取得し補正された得点の情報との関係が第1条件を満たすか否かを、受講者ごとに判定する。

0112

<変形例4>
上述した変形例において、答案の得点は、講義ごとに定められた係数に基づいて補正されていたが、補正されなくてもよい。情報処理装置1は、答案を作成した受講者の各々が、受講した講義ごとに定められた係数に応じて表示されるデータを出力してもよい。つまり、この場合、出力部114は、受講者を、講義ごとに定められた係数に応じて表示させるためのデータを出力する。この場合、例えば、他の実施回と平均得点等が著しく異なる実施回があると、情報処理装置1は、その実施回が他の実施回と著しく異なることを示すように、それぞれの受講者を表示すればよい。

0113

<変形例5>
上述した実施形態において、取得部111は、認識された受講者ID及び答案の得点の情報を取得していたが、答案の得点に加えて、その得点に対して受講者に送られたコメントを取得してもよい。この場合、取得部111は、受講者の答案の得点を示す情報を取得したときに、その受講者に対して過去に送られたコメントを供給装置5から取得し、判定部113は、供給装置5から取得したコメントが予め決められた条件(第2条件)を満たすか否かを受講者ごとに判定してもよい。

0114

すなわち、この判定部113は、取得部111が受講者ID及び答案の得点の情報を取得したときに、過去において取得したコメントが決められた第2条件を満たすか否かを、受講者ごとに判定する。そして、出力部114は、コメントが第2条件を満たすと判定された受講者を、満たさないと判定された受講者と異なる態様で表示させるためのデータを出力すればよい。

0115

この第2条件は、記憶部12に記憶されている条件表121、又は他の表に記述される。第2条件は、例えば、決められた回数を超えて、同じ又は類似するコメントが受講者に送られている、といった条件や、決められた回数を超えてコメントが受講者に送られていない、といった条件等である。

0116

同じ又は類似するコメントが複数回にわたって届くと、受講者は、そのコメントを新鮮気持ち受取り難くなり、学習効果が低下する場合がある。また、コメントのない期間が長くなると受講者の学習意欲が低下する場合がある。

0117

この変形例の情報処理装置1は、上述した第2条件について判定することにより、決められた回数を超えて、同じ又は類似するコメントが送られた受講者を特定し、他の受講者と異なる態様で受付装置4等に表示させる。このため、採点者は、これらの受講者に向けて書き込むコメントが、過去に送られたコメントに類似しないよう、注意することとなる。

0118

また、この変形例の情報処理装置1は、上述した第2条件について判定することにより、決められた回数を超えて、コメントが送られていない受講者を特定し、他の受講者と異なる態様で受付装置4等に表示させる。このため、採点者は、これらの受講者に向けて、現状を維持するよう促したり、より高いレベル挑戦するよう促したりするコメントを記入することとなる。

0119

<変形例6>
取得部111が、答案の得点に加えて、その得点に対して受講者に送られたコメントを取得する場合、出力部114は、過去回で受講者に送られたコメントを、今回の答案の得点に対応付けて受講者ごとに表示させるためのデータを出力してもよい。これにより、採点者は、今回の講義で行われた小テストの答案の得点を一覧表で見る際に、過去回の答案について受講者に送ったコメントを受講者ごとに確認することとなる。

0120

<変形例7>
取得部111が取得する得点の情報の個数は、1つに限られない。例えば、答案の複数箇所に、採点結果の記入欄が設けられており、認識部110や画像読取装置2は、これら複数の記入欄に記載された得点をそれぞれ認識してもよい。この場合、取得部111は、認識された複数の得点を含む得点群を、講義の実施の度に取得すればよい。

0121

すなわち、この取得部111は、複数の対象の各々に関連付けられた文書を示す画像に対する処理により複数の得点(数値)を含む得点群(数値群)を、複数回にわたってそれぞれ取得する。

0122

そして、この場合、判定部113は、取得部111が得点群を取得したときに、この得点群に含まれる得点のそれぞれに決められた重み付けをしてこの得点群を評価してもよい。この判定部113は、評価されたこの得点群と、過去において評価された得点群との関係が第1条件を満たすか否かを、対象ごとに判定する。

0123

例えば、小テストには、学習内容をそのまま適用すれば正解し得る「基礎問題」と、学習内容を組合せる等して応用しなければ正解することが難しい「応用問題」とが含まれている。そして、小テストの答案用紙には、基礎問題の採点結果と、応用問題の採点結果とをそれぞれ記入する記入欄があり、画像認識処理により、それぞれの得点が個別に認識される。この場合、例えば、採点者が、応用問題よりも基礎問題を重要視するのであれば、応用問題よりも基礎問題に対して大きな重み係数を設定すればよい。この構成によれば、複数の数値を含む数値群に対する評価は、数値それぞれに適用する重み付けの設定によって調整される。

0124

<変形例8>
情報処理装置1の制御部11によって実行されるプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体光ディスク等の光記録媒体光磁気記録媒体半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネット等の通信回線経由ダウンロードさせてもよい。なお、上述した制御部11によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサ等が用いられる。

0125

1…情報処理装置、11…制御部、110…認識部、111…取得部、112…要求部、113…判定部、114…出力部、115…受付部、116…修正部、12…記憶部、121…条件表、122…階級表、13…通信部、2…画像読取装置、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…操作部、25…表示部、26…読取部、3…通信回線、4…受付装置、41…制御部、42…記憶部、43…通信部、44…操作部、45…表示部、5…供給装置、51…制御部、52…記憶部、521…結果DB、5211…講義リスト、5212…実施回リスト、5213…結果表、53…通信部、6…端末、61…制御部、62…記憶部、63…通信部、64…操作部、65…表示部、9…情報処理システム。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ