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技術 水分率測定装置

出願人 株式会社島津製作所
発明者 浜本弘飯塚淳史加藤昌央
出願日 2018年3月5日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2018-038875
公開日 2019年9月12日 (6ヶ月経過) 公開番号 2019-152572
状態 未査定
技術分野 重量、体積、圧力、比重等による材料の調査
主要キーワード 水分率測定 重量変化量 試料皿 情報保持媒体 天秤機構 計量処理 保持媒体 加熱パターン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

ユーザの操作を簡易化できる水分率測定装置を提供する。

解決手段

水分計1は、計量部3と、加熱部8と、制御部14と、記憶部12とを備える。制御部14には、加熱処理部141、記憶処理部142及び水分率算出処理部144が含まれる。記憶処理部142は、加熱部8により試料を加熱する際の加熱条件設定情報121として試料情報122に対応付けて記憶部12に記憶させる。加熱処理部141は、記憶部12に記憶されている設定情報121に基づいて、加熱部8を動作させて試料を加熱する。水分率算出処理部144は、計量部3が計量する加熱前の試料の重量、及び、加熱終了時の試料の重量に基づいて、試料Sの水分率を測定する。そのため、水分計1において加熱条件を設定する作業を省くことができる。その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を簡易化できる。

概要

背景

従来より、加熱される試料の重量を計量し、その計量値に基づいて試料の水分率を測定する、いわゆる加熱乾燥式の水分率測定装置が利用されている。水分率測定装置では、加熱前の試料の重量、及び、加熱乾燥後の試料の重量が計量され、これらの値から試料の重量変化量が算出される。そして、その重量変化量に基づいて、試料の水分率が測定される(例えば、下記特許文献1参照)。

特許文献1に記載の水分率測定装置(水分計)では、試料を加熱する際の加熱温度や、加熱時間、加熱パターンなど、加熱条件に関する各種パラメータが設定される。そして、水分率測定装置では、その設定されたパラメータに基づいて試料の加熱処理が行われて、試料の水分率が測定される。

概要

ユーザの操作を簡易化できる水分率測定装置を提供する。水分計1は、計量部3と、加熱部8と、制御部14と、記憶部12とを備える。制御部14には、加熱処理部141、記憶処理部142及び水分率算出処理部144が含まれる。記憶処理部142は、加熱部8により試料を加熱する際の加熱条件を設定情報121として試料情報122に対応付けて記憶部12に記憶させる。加熱処理部141は、記憶部12に記憶されている設定情報121に基づいて、加熱部8を動作させて試料を加熱する。水分率算出処理部144は、計量部3が計量する加熱前の試料の重量、及び、加熱終了時の試料の重量に基づいて、試料Sの水分率を測定する。そのため、水分計1において加熱条件を設定する作業を省くことができる。その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を簡易化できる。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作を簡易化できる水分率測定装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

試料を加熱する加熱部と、前記加熱部により加熱される試料の重量を計量する計量部と、前記加熱部の加熱により変化する前記計量部の計量値に基づいて、試料の水分率を算出する水分率算出処理部と、前記加熱部により試料を加熱する際の加熱温度設定値として試料に対応付けて記憶部に記憶させる記憶処理部とを備えることを特徴とする水分率測定装置。

請求項2

前記記憶処理部は、前記加熱部により試料を加熱する際の加熱時間を前記設定値として試料に対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の水分率測定装置。

請求項3

前記記憶処理部は、前記加熱部による試料の加熱を終了する際の加熱終了条件を前記設定値として試料に対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1又は2に記載の水分率測定装置。

請求項4

前記記憶処理部は、前記加熱温度を時間とともに変化するように前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水分率測定装置。

請求項5

外部から前記設定値が入力されるデータ入力部をさらに備え、前記記憶処理部は、前記データ入力部に入力された前記設定値を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水分率測定装置。

請求項6

前記設定値が試料に対応付けて保持された保持媒体から、前記設定値を読み取る読取処理部をさらに備え、前記記憶処理部は、前記読取処理部で読み取られた前記設定値を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水分率測定装置。

請求項7

前記記憶処理部により前記設定値が前記記憶部に記憶された後、前記計量部による計量を自動的に開始させる計量処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の水分率測定装置。

技術分野

0001

本発明は、加熱される試料の重量に基づいて、試料の水分率を算出する水分率測定装置に関するものである。

背景技術

0002

従来より、加熱される試料の重量を計量し、その計量値に基づいて試料の水分率を測定する、いわゆる加熱乾燥式の水分率測定装置が利用されている。水分率測定装置では、加熱前の試料の重量、及び、加熱乾燥後の試料の重量が計量され、これらの値から試料の重量変化量が算出される。そして、その重量変化量に基づいて、試料の水分率が測定される(例えば、下記特許文献1参照)。

0003

特許文献1に記載の水分率測定装置(水分計)では、試料を加熱する際の加熱温度や、加熱時間、加熱パターンなど、加熱条件に関する各種パラメータが設定される。そして、水分率測定装置では、その設定されたパラメータに基づいて試料の加熱処理が行われて、試料の水分率が測定される。

先行技術

0004

特開2013−145141号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記した従来の水分率測定装置で試料の水分率を測定する際には、ユーザは、試料を水分率測定装置内に設置するとともに、水分率測定装置の本体に設けられた操作部を操作して各種パラメータを設定する。そして、ユーザは、設定入力が完了した後、操作部を操作して、測定開始を入力する。

0006

ここで、水分率を測定する試料の種類が異なると、最適な加熱条件が異なる。そのため、水分率測定装置において、複数種類の試料を順次測定する場合などには、ユーザは、測定のたびに各種パラメータを変更する設定操作を行う必要がある。そのため、ユーザの作業が煩雑化してしまう。また、通常、水分率測定装置は小型の装置であるため、操作部の領域が小さく、操作部の構成も必要最小限にとどめられている。そのため、水分率測定装置の操作部で行う操作が増えれば増えるほど、ユーザの作業が煩雑化してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作を簡易化できる水分率測定装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

(1)本発明に係る水分率測定装置は、加熱部と、計量部と、水分率算出処理部と、記憶処理部とを備える。前記加熱部は、試料を加熱する。前記計量部は、前記加熱部により加熱される試料の重量を計量する。前記水分率算出処理部は、前記加熱部の加熱により変化する前記計量部の計量値に基づいて、試料の水分率を算出する。前記記憶処理部は、前記加熱部により試料を加熱する際の加熱温度を設定値として試料に対応付けて記憶部に記憶させる。

0008

このような構成によれば、記憶処理部により試料の加熱温度の値が設定値として試料に対応付けられて記憶部に記憶される。そして、加熱部は、記憶部に記憶されている設定値の温度で、試料を加熱する。
そのため、ユーザが水分率測定装置の本体において加熱温度を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分率測定装置を用いる際のユーザの操作を簡易化できる。

0009

(2)また、前記記憶処理部は、前記加熱部により試料を加熱する際の加熱時間を前記設定値として試料に対応付けて前記記憶部に記憶させてもよい。

0010

このような構成によれば、試料の加熱時間の値が、設定値として試料に対応付けられて記憶部に記憶される。そして、加熱部は、記憶部に記憶されている設定値の加熱時間で、試料を加熱する。
そのため、ユーザが水分率測定装置の本体において加熱時間を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分率測定装置を用いる際のユーザの操作を一層簡易化できる。

0011

(3)また、前記記憶処理部は、前記加熱部による試料の加熱を終了する際の加熱終了条件を前記設定値として試料に対応付けて前記記憶部に記憶させてもよい。

0012

このような構成によれば、加熱を終了する際の加熱終了条件が、設定値として試料に対応付けられて記憶部に記憶される。そして、加熱部は、記憶部に記憶されている加熱終了条件となった場合に、試料の加熱を終了する。
そのため、ユーザが水分率測定装置の本体において加熱終了条件を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分率測定装置を用いる際のユーザの操作を一層簡易化できる。

0013

(4)また、前記記憶処理部は、前記加熱温度を時間とともに変化するように前記記憶部に記憶させてもよい。

0014

このような構成によれば、加熱部により種々の加熱パターンで試料を加熱できる。
そのため、最適な加熱条件を設定値とすることができる。そして、その加熱条件に基づいて試料を加熱できる。

0015

(5)また、前記水分率測定装置は、データ入力部をさらに備えてもよい。前記データ入力部には、外部から前記設定値が入力される。前記記憶処理部は、前記データ入力部に入力された前記設定値を前記記憶部に記憶させてもよい。

0016

このような構成によれば、外部の装置において設定値を作成し、その設定値をデータ入力部を介して記憶部に記憶させることができる。
そのため、設定値の情報量が多い場合であっても、その設定値を記憶部に記憶させることができる。

0017

(6)また、前記水分率測定装置は、読取処理部をさらに備えてもよい。前記読取処理部は、前記設定値が試料に対応付けて保持された保持媒体から、前記設定値を読み取る。前記記憶処理部は、前記読取処理部で読み取られた前記設定値を前記記憶部に記憶させてもよい。

0018

このような構成によれば、設定値が保持された保持媒体を介して、設定値を記憶部に記憶させることができる。

0019

例えば、試料を保管する容器などに保持媒体を貼付しておき、試料の水分率を測定する際に、読取処理部により保持媒体が保持する設定値を読み取るようにすれば、試料と設定値とを併せて管理できる。そのため、最適な設定値で試料の水分率を測定できる。

0020

(7)また、前記水分率測定装置は、計量処理部をさらに備えてもよい。前記計量処理部は、前記記憶処理部により前記設定値が前記記憶部に記憶された後、前記計量部による計量を自動的に開始させる。

0021

このような構成によれば、ユーザが水分率測定装置の本体において計量開始を入力する作業を省くことができる。
その結果、水分率測定装置を用いる際のユーザの操作を一層簡易化できる。

発明の効果

0022

本発明によれば、記憶処理部により試料の加熱温度の値が設定値として試料に対応付けられて記憶部に記憶される。加熱部は、記憶部に記憶されている設定値の温度で、試料を加熱する。そのため、ユーザが水分率測定装置の本体において加熱温度を設定する作業を省くことができる。その結果、水分率測定装置を用いる際のユーザの操作を簡易化できる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の第1実施形態に係る水分計の構成を示した斜視図である。
水分計の制御部、及び、その周辺の部材の電気的構成を示したブロック図である。
水分計における加熱部の加熱パターンを示したグラフである。
水分計で計量する試料の重量の経時的変化を示したグラフである。
本発明の第2実施形態に係る水分率測定装置の電気的構成を示したブロック図である。
本発明の第3実施形態に係る水分率測定装置の水分計の電気的構成を示したブロック図である。
本発明の第3実施形態に係る水分率測定装置の出力端末の電気的構成を示したブロック図である。

実施例

0024

1.水分計の全体構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る水分計1の構成を示した斜視図である。
水分計1は、加熱乾燥式の測定装置であって、本体ケース2と、計量部3と、表示部4と、操作部5と、試料皿6と、蓋体7と、加熱部8とを備えている。この実施形態では、水分計1が、水分率測定装置の一例である。

0025

本体ケース2は、扁平な箱状に形成されている。
計量部3は、電磁力平衡式の天秤機構であって、本体ケース2内に収容されている。
表示部4及び操作部5は、本体ケース2上に設けられている。表示部は、例えば、液晶表示器からなる。

0026

操作部5は、例えば、テンキーなどからなる。
試料皿6は、本体ケース2の上部に設けられている。計量部3は、試料皿6上に載置された試料Sの重量を計量する。

0027

蓋体7は、上面が閉塞された円筒状に形成されており、その端部が本体ケース2に回転可能に取り付けられている。蓋体7は、本体ケース2の上面を開放する開状態図1の状態)と、本体ケース2の上面に密着する(試料皿6の周囲を覆う)閉状態との間で移動可能である。
加熱部8は、赤外線ランプハロゲンランプなどであって、蓋体7の内部空間7A内に配置されている。

0028

水分計1を用いて試料の水分率を測定する場合には、まず、ユーザは、測定対象である試料Sを試料皿6上に載置する。その後、ユーザは、蓋体7を閉状態にする。そして、この状態で、加熱部8により試料Sが加熱される。試料Sは、加熱部により加熱されることで(乾燥することで)、徐々に重量が減少する。計量部3は、試料皿6に載置された試料Sの重量を、加熱前の状態から常時計量する。水分計1では、予め定める終了条件(後述する)を満たす状態になると、加熱部8の加熱動作が停止される。そして、水分計1では、計量部3が計量する加熱前の試料Sの重量、及び、加熱乾燥後の試料Sの重量に基づいて、試料Sの水分率が測定される。測定された水分率は、表示部4に表示される。

0029

2.制御部及びその周辺の部材の電気的構成
図2は、水分計1の制御部、及び、その周辺の部材の電気的構成を示したブロック図である。
水分計1は、上記した計量部3及び加熱部8に加えて、温度検知部11と、記憶部12と、データ入力部13と、制御部14とを備えている。

0030

温度検知部11は、蓋体7が閉状態となるときの内部空間7A(試料皿6)の温度を検知する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などにより構成されている。記憶部12には、複数の設定情報121が記憶されている。設定情報121は、加熱部8により試料Sを加熱する際の加熱条件の情報である。設定情報121には、試料情報122、温度情報123、時間情報124及び終了条件情報125が含まれており、これらは互いに対応づけられている。

0031

試料情報122は、測定対象である試料Sの種類を示す情報である。
温度情報123は、試料Sを加熱する際の加熱温度の情報である。
時間情報124は、試料Sを加熱する時間の情報である。

0032

終了条件情報125は、水分計1での水分率測定を終了する条件(加熱終了条件)を示す情報である。具体的には、終了条件情報125は、試料の重量の変化割合(単位時間あたりの試料重量の変化量)の閾値を示す情報である。

0033

データ入力部13は、外部データの入力を受け付ける。この例では、水分計1には、USBメモリ20を接続するためのUSBポート(接続口)が形成されている(図示せず)。データ入力部13は、このUSBポートに接続された入力受付部である。データ入力部13は、USBポートに接続されたUSBメモリ20からのデータの入力を受け付ける。なお、データ入力部13は、USBメモリ20以外の携帯型記録媒体からのデータの入力を受け付ける構成であってもよい。

0034

制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む構成である。制御部14には、計量部3、加熱部8、温度検知部11、記憶部12及びデータ入力部13などが接続されている。制御部14は、CPUがプログラムを実行することにより、加熱処理部141、記憶処理部142、計量処理部143及び水分率算出処理部144などとして機能する。

0035

加熱処理部141は、記憶部12に記憶されている設定情報121を読み出すとともに、その設定情報121に基づいて、加熱部8の加熱動作を制御する。
記憶処理部142は、データ入力部13に入力された設定値の情報(設定情報121)を記憶部12に記憶させる。
計量処理部143は、記憶処理部142により設定情報121が記憶部12に記憶されたことに応じて、計量部3の計量動作を自動的に開始させる。
水分率算出処理部144は、計量部3の計量値に基づいて、試料Sの水分率を算出する。

0036

3.水分計での具体的動作
この例では、当初は、水分計1の記憶部12には、設定情報121は記憶されておらず、これらの情報は、USBメモリ20に記憶されている。各設定情報121は、水分計1で水分率を測定する試料ごとに作成されている。この設定情報121は、例えば、水分計1とは別途設けられるPC端末において作成されて、USBメモリ20に格納される。

0037

水分計1を用いる場合には、ユーザは、試料Sを試料皿6上に載置して蓋体7を閉状態にするとともに、USBメモリ20を水分計1のUSBポート(接続口)に接続する。そして、データ入力部13に、USBメモリ20内の情報(複数の設定情報121)が入力される。また、記憶処理部142は、データ入力部13に入力された複数の設定情報121を記憶部12に記憶させる。

0038

そして、この例では、記憶処理部142に記憶されている設定情報121の試料情報122の種類が、表示部4に表示される。また、ユーザは、操作部5のテンキーを操作して、表示される複数の試料の情報のうち、試料S(測定対象である試料の種類)を選択する。
加熱処理部141は、選択された試料情報122が含まれる設定情報121を読出し、設定情報121が示す加熱条件に基づいて、加熱部8を加熱する。

0039

具体的には、加熱処理部141は、温度検知部11が検知する温度が、温度情報123の温度となるように、加熱部8を加熱する。また、加熱処理部141は、温度情報123が示す時間だけ、加熱部8を加熱する。また、加熱処理部141は、終了条件情報125が示す終了条件となった場合に、加熱部8の加熱を終了する。

0040

図3は、水分計1における加熱部8の加熱パターンを示したグラフである。図3のグラフでは、横軸が時間を示しており、縦軸が温度を示している。図3のグラフは、加熱処理部141が、記憶部12に記憶される設定情報121の温度情報123及び時間情報124に基づいて、加熱部8を加熱した場合の加熱パターンを示している。この例では、温度情報123として複数の加熱温度が設定されており、その各温度に対応する加熱時間が時間情報124として設定されている。

0041

なお、加熱処理部141は、加熱部8を一定温度で加熱してもよい。この場合、加熱部8を加熱する場合の加熱パターンを示すグラフ(図3に対応するグラフ)は、横軸に沿って延びる直線状となる。

0042

図4は、水分計1で計量する試料Sの重量の経時的変化を示したグラフである。図4のグラフでは、横軸が時間を示しており、縦軸が試料の重量を示している。この例では、終了条件情報125として、試料重量の変化割合(単位時間あたりの試料重量の変化量)の閾値が設定されている。加熱処理部141は、計量部3が計量する試料Sの重量の変化割合(単位時間あたりの試料重量の変化量)が、終了条件情報125で示す閾値未満となった場合に、加熱部8の加熱を終了する。すなわち、加熱処理部141は、試料Sの重量変化が少なくなり、乾燥が十分に行われた時点で加熱部8による加熱を終了させる。また、水分率算出処理部144は、計量部3が計量する加熱前の試料Sの重量、及び、加熱終了時の試料Sの重量に基づいて、試料Sの水分率を測定する。

0043

そして、ユーザは、蓋体7を開状態として測定が終了した試料Sを取り出し、次の試料Sを試料皿6にセットする。そして、ユーザは、表示部4に表示される複数の試料の情報のうち、次の試料S(測定対象である試料の種類)を選択する。加熱処理部141は、上記したように、対象となる設定情報121を読み出すとともに、その設定情報121に基づいて、加熱部8を加熱する。
このように、水分計1では、記憶部12に記憶される設定情報121に基づいて、加熱部8による加熱動作が繰り返される。

0044

なお、計量部3の計量動作は、計量処理部143により自動的に開始されてもよい。この場合、記憶処理部142は、計量処理部143が記憶部12に設定情報121を格納したことに応じて、計量部3の計量動作を開始する。例えば、USBメモリ20に1種類の設定情報121が記憶されている場合などには、計量処理部143は、この設定情報121が記憶処理部142により記憶部12に格納されたことに応じて、計量部3の計量動作を自動的に開始する。これにより、ユーザによる操作部5での操作をさらに省くことができる。

0045

4.作用効果
(1)本実施形態によれば、図2に示すように、水分計1は、計量部3と、加熱部8と、制御部14と、記憶部12とを備える。制御部14には、加熱処理部141、記憶処理部142及び水分率算出処理部144が含まれる。記憶処理部142は、加熱部8により試料Sを加熱する際の加熱温度を温度情報123として試料情報122に対応付けて記憶部12に記憶させる。加熱処理部141は、記憶部12に記憶されている温度情報123(試料Sを示す試料情報122に対応付けられる温度情報123)に基づいて、加熱部8を動作させて試料Sを加熱する。水分率算出処理部144は、計量部3が計量する加熱前の試料Sの重量、及び、加熱終了時の試料Sの重量に基づいて、試料Sの水分率を測定する。

0046

そのため、水分計1において加熱温度を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を簡易化できる。

0047

(2)また、本実施形態によれば、図2に示すように、記憶処理部142は、加熱部8により試料Sを加熱する際の加熱時間を時間情報124として試料情報122に対応付けて記憶部12に記憶させる。そして、加熱処理部141は、記憶部12に記憶されている時間情報124(試料Sを示す試料情報122に対応付けられる時間情報124)が示す加熱時間で、試料Sを加熱する。

0048

そのため、水分計1において加熱時間を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を一層簡易化できる。

0049

(3)また、本実施形態によれば、図2に示すように、記憶処理部142は、加熱部8により試料Sの加熱を終了する際の加熱終了条件を、終了条件情報125として試料情報122に対応付けて記憶部12に記憶させる。

0050

そのため、水分計1において加熱終了条件を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を一層簡易化できる。

0051

(4)また、本実施形態によれば、記憶処理部142は、温度情報123を、時間とともに変化するように記憶部12に記憶させる。

0052

そのため、加熱部8により種々の加熱パターンで試料Sを加熱できる。
その結果、最適な加熱条件を設定値とすることができる。そして、その加熱条件に基づいて試料Sを加熱できる。

0053

(5)また、本実施形態によれば、図2に示すように、水分計1は、データ入力部13をさらに備える。データ入力部13には、USBメモリ20に記憶されている設定情報121が入力される。記憶処理部142は、データ入力部13に入力された設定情報121を記憶部12に記憶させる。

0054

そのため、外部の装置において設定情報121を作成し、その設定情報121をデータ入力部13を介して記憶部12に記憶させることができる。例えば、水分計1とは別途設けられるPC端末において設定情報121作成し、その設定情報121がUSBメモリ20に格納される。そして、USBメモリ20に格納された設定情報121が記憶処理部142により記憶部12に格納される。

0055

そのため、設定情報121の情報量が多い場合であっても、ユーザが操作部5を操作することなく、その設定情報121を記憶部12に記憶させることができる。

0056

(6)また、本実施形態によれば、図2に示すように、水分計1において、制御部14は、計量処理部143を含む。計量処理部143は、記憶処理部142により設定情報121が記憶部12に記憶された後、計量部3による計量を自動的に開始させる。
そのため、ユーザが水分計1において計量開始を入力する作業を省くことができる。
その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を一層簡易化できる。

0057

5.第2実施形態
以下では、図5図7を用いて、本発明の他の実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、上記と同様の符号を用いることにより説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る水分率測定装置30の電気的構成を示したブロック図である。

0058

上記した第1実施形態では、水分計1のデータ入力部13には、USBメモリ20に記憶されている設定情報121が入力される。
対して、第2実施形態では、水分計1のデータ入力部13には、出力端末40から送信された設定情報121が入力される。

0059

具体的には、第2実施形態では、水分計1は、水分率測定装置30に含まれる。また、水分率測定装置30は、出力端末40を備えている。
第2実施形態において、水分計1のデータ入力部13は、出力端末40からのデータを受信する受信部として機能する。

0060

出力端末40は、操作部41と、記憶部42と、制御部43と、データ出力部44とを備えている。
操作部41は、例えば、キーボード及びマウスを含む構成である。

0061

記憶部42は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスクなどにより構成されている。記憶部42には、複数の設定情報121が記憶されている。

0062

制御部43は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む構成である。制御部43には、操作部41と、記憶部42及びデータ出力部44などが電気的に接続されている。制御部43は、CPUがプログラムを実行することにより、設定条件生成部431及び読出部432などとして機能する。
設定条件生成部431は、ユーザによる操作部41の操作に応じて、設定情報121を生成(作成)し、生成した設定情報121を記憶部42に格納する。

0063

読出部432は、ユーザによる操作部41の操作に応じて、記憶部42の設定情報121を読み出す。
データ出力部44は、水分計1に向けてデータを送信する送信部である。

0064

水分率測定装置30を用いる場合には、ユーザは、操作部41を操作して、試料を加熱する際の加熱条件(加熱温度、加熱時間及び終了条件)を入力する。設定条件生成部431は、入力された加熱条件を設定情報121として記憶部42に格納する。このとき、例えば、記憶部42には、複数の設定情報121が格納される。

0065

そして、ユーザは、操作部41を操作して、記憶部42に記憶されている設定情報121を水分計1に送信するための入力を行う。このとき、ユーザは、例えば、複数の設定情報121の中から1つの設定情報121を選択する。読出部432は、設定情報121を送信する入力があったことに応じて、記憶部42から設定情報121を読み出す。さらに、データ出力部44は、読出部432が読み出した設定情報121を水分計1のデータ入力部13に向けて送信する。

0066

水分計1において、データ入力部13は、データ出力部44から送信される設定情報121を受信する。記憶処理部142は、データ入力部13が受信した設定情報121を記憶部12に記憶させる。
その後は、上記した第1実施形態と同様の動作が行われ、水分計1において試料Sの水分率が測定される。

0067

このように、第2実施形態によれば、水分率測定装置30では、まず、出力端末40で設定情報121が生成される。そして、その設定情報121がデータ出力部44から送信されて、その設定情報121を水分計1のデータ入力部13で受信する。記憶処理部142は、データ入力部13が受信した設定情報121を記憶部12に記憶させる。
そのため、水分計1において設定情報121を設定する作業を省くことができる。
その結果、水分計1を用いる際のユーザの操作を簡易化できる。

0068

6.第3実施形態
図6は、本発明の第3実施形態に係る水分率測定装置50の水分計1の電気的構成を示したブロック図である。図7は、本発明の第3実施形態に係る水分率測定装置50の出力端末40の電気的構成を示したブロック図である。
上記した第2実施形態では、出力端末40から送信された設定情報121が水分計1で受信されて、記憶部12に記憶される。

0069

対して、第3実施形態では、出力端末40の記憶部42に記憶されている設定情報121は、保持媒体であるバーコードとして印字されて出力される。そして、そのバーコードが水分計1側で読み取られることで、水分計1の記憶部12に記憶される。

0070

具体的には、第3実施形態では、水分計1及び出力端末40は、水分率測定装置50に含まれる。また、水分率測定装置50は、読取処理部61と、出力処理部71とをさらに備えている。
第3実施形態では、水分計1は、データ入力部13を備えておらず、読取処理部61が接続されている。

0071

読取処理部61は、保持媒体に保持された情報を読み取るためのものである。この例では、読取処理部61は、バーコードを読み取る。
また、第3実施形態では、出力端末40は、データ出力部44を備えておらず、出力処理部71が接続されている。
出力処理部71は、情報を保持した保持媒体を出力するためのものである。この例では、出力処理部71は、バーコードを印字する。

0072

水分率測定装置50を用いる場合には、ユーザは、上記と同様にして、操作部41を操作して、設定情報121を記憶部42に記憶させる。また、ユーザは、操作部41を操作して、記憶部42に記憶されている設定情報121を出力するための入力を行う。読出部432は、設定情報121を出力するための設定入力があったことに応じて、記憶部42から設定情報121を読み出す。そして、出力処理部71は、読出部432が読み出した設定情報121を保持したバーコードを印字(印刷)する。なお、バーコードは、一次元バーコードでもよく、QRコード登録商標)などの二次元バーコードでもよい。

0073

そして、ユーザは、例えば、試料Sを保管する容器にバーコードを貼付する。そして、バーコードが貼付された状態で容器ごと試料Sを保管する。
また、ユーザは、保管されている試料Sの水分率を測定する際は、容器のバーコードを読取処理部61によって読み取らせる。記憶処理部142は、読取処理部61がバーコードから読み取った設定情報121を記憶部12に記憶させる。
その後は、、上記した第1実施形態と同様の動作が行われ、水分計1において試料Sの水分率が測定される。

0074

このように、第3実施形態によれば、水分率測定装置50は、読取処理部61及び出力処理部71を備える。読取処理部61は、設定情報121が保持されたバーコードなどの保持媒体から、設定情報121を読み取る。記憶処理部142は、読取処理部61で読み取られた設定情報121を記憶部42に記憶させる。

0075

そのため、試料Sを保管する容器などにバーコードを貼付しておき、試料Sの水分率を測定する際に、読取処理部61によりバーコードが保持する設定情報121を読み取るようにすることで、試料Sと設定情報121とを併せて管理できる。そのため、最適な設定情報121で試料Sの水分率を測定できる。

0076

なお、出力処理部71は、RFIDなどの非接触型情報保持媒体に設定情報121を書き込むものであってもよい。さらに、読取処理部61は、この非接触型情報保持媒体から非接触で設定情報121を読み取るものであってもよい。

0077

1水分計
3計量部
8 加熱部
12 記憶部
13データ入力部
14 制御部
20USBメモリ
30水分率測定装置
40出力端末
42 記憶部
50 水分率測定装置
61 読取処理部
121設定情報
122試料情報
123温度情報
124時間情報
125終了条件情報
142記憶処理部
143計量処理部
144水分率算出処理部

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