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技術 ベルトテンション調整装置、及びそれを備える作業機

出願人 株式会社クボタ
発明者 松井聖司荒木佳晃
出願日 2018年3月2日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-037964
公開日 2019年9月12日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-152270
状態 未査定
技術分野 特殊用途機関の応用、補機、細部 巻き掛け伝動装置
主要キーワード カバー空間 エア抜き路 バンド状部材 後支持部材 調整杆 フレーム構成材 中心軸心 略小判型
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
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図面 (20)

課題

コンパクトテンション調整を容易に行うことができる装置を提供する。

解決手段

ベルトテンション調整装置は、作業機に備えられる原動機からの動力を伝達する動力伝達軸に設けた駆動プーリと、被駆動機器入力軸に設けた従動プーリと、テンションプーリと駆動プーリと従動プーリとテンションプーリとに亘って掛け渡され、動力伝達軸の回転駆動力を被駆動機器に伝達するベルトと、ベルトのテンションを調整する調整機構と、を備え、調整機構は、駆動プーリ及び従動プーリに対する相対位置が固定された第1部材と、テンションプーリの回転軸を支持し、第1部材に対して移動可能で且つ移動を案内するガイド部を有する第2部材と、第1部材に対して第2部材を移動させる調整杆部材と、を有し、テンションプーリの回転軸の軸心は、調整杆部材の軸心線延長線上に配置され、ガイド部が延びる方向は、調整杆部材の軸心線に対して平行に偏移している。

概要

背景

従来、特許文献1に開示されたベルトテンション調整装置が知られている。
特許文献1に開示されたベルトテンション調整装置は、原動機出力軸に取り付けられた出力プーリと、冷却ファンを駆動するファンプーリと、原動機の動力により駆動するコンプレッサ被駆動機器)に設けられた入力プーリと、出力プーリとファンプーリと入力プーリとに掛け渡されたベルトと、当該ベルトのテンションを調整する調整機構と、を備えている。調整機構は、コンプレッサに取り付けられたブラケットと、テンションプーリを支持するプーリステーと、ブラケットに対してプーリステーを相対的に移動させるための調整ボルト調整杆部材)と、調整ボルトとテンションプーリとの間に設けられてプーリステーの移動を案内するガイド孔と、を有している。

概要

コンパクトテンション調整を容易に行うことができる装置を提供する。ベルトテンション調整装置は、作業機に備えられる原動機からの動力を伝達する動力伝達軸に設けた駆動プーリと、被駆動機器の入力軸に設けた従動プーリと、テンションプーリと駆動プーリと従動プーリとテンションプーリとに亘って掛け渡され、動力伝達軸の回転駆動力を被駆動機器に伝達するベルトと、ベルトのテンションを調整する調整機構と、を備え、調整機構は、駆動プーリ及び従動プーリに対する相対位置が固定された第1部材と、テンションプーリの回転軸を支持し、第1部材に対して移動可能で且つ移動を案内するガイド部を有する第2部材と、第1部材に対して第2部材を移動させる調整杆部材と、を有し、テンションプーリの回転軸の軸心は、調整杆部材の軸心線延長線上に配置され、ガイド部が延びる方向は、調整杆部材の軸心線に対して平行に偏移している。

目的

本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、ベルトのテンション調整を容易に行うことができ、且つコンパクトな構成のベルトテンション調整装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

作業機に備えられる原動機からの動力を伝達する動力伝達軸に取り付けられた駆動プーリと、被駆動機器入力軸に取り付けられた従動プーリと、テンションプーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリと前記テンションプーリとに亘って掛け渡され、前記動力伝達軸の回転駆動力を前記被駆動機器に伝達する無端状のベルトと、前記ベルトのテンションを調整する調整機構と、を備え、前記調整機構は、前記駆動プーリ及び前記従動プーリに対する相対位置が固定された第1部材と、前記テンションプーリの回転軸を支持するとともに、前記第1部材に対して移動可能であって且つ当該移動を案内するガイド部を有する第2部材と、前記第1部材に対して前記第2部材を移動させる調整杆部材と、を有し、前記テンションプーリの回転軸の軸心は、前記調整杆部材の軸心線延長線上に配置され、前記ガイド部が延びる方向は、前記調整杆部材の軸心線に対して平行に偏移しているベルトテンション調整装置

請求項2

前記調整杆部材は、前記テンションプーリの上方に配置され且つ前記軸心が上下方向を向き、前記ガイド部は、前記第1部材に対して前記第2部材を上下方向に案内する請求項1に記載のベルトテンション調整装置。

請求項3

前記動力伝達軸は、前記原動機の出力軸であり、前記第1部材は、前記原動機に固定された第1板部と、前記第1板部から前記出力軸の先端側に向けて突出する突出部と、を有し、前記ガイド部は、前記調整杆部材の軸心に対して平行に延びる長孔であり、前記突出部は、前記長孔に挿入され、前記第2部材の移動に伴って前記長孔に対して相対的に移動する請求項1又は2に記載のベルトテンション調整装置。

請求項4

前記調整杆部材は、調整ボルトであって、前記第1部材は、前記第1板部から前記出力軸の先端側に向けて延設され且つ前記調整ボルトが挿通される貫通孔が形成された第2板部を有し、前記第2部材は、前記長孔が形成され且つ前記第1板部に対して摺動する第3板部と、前記第3板部から前記出力軸の先端側に延設され且つ前記調整ボルトが螺合されるねじ孔が形成された第4板部と、を有している請求項3に記載のベルトテンション調整装置。

請求項5

前記突出部は、前記長孔の長手方向に間隔をあけて配置された複数のボルトであり、前記複数のボルトにはそれぞれナットが螺合されており、当該螺合により前記第1板部に対する前記第3板部の相対位置が固定される請求項4に記載のベルトテンション調整装置。

請求項6

前記第1板部は、前記調整杆部材の軸心と平行に延びる第1リブを有している請求項3〜5のいずれか1項に記載のベルトテンション調整装置。

請求項7

前記第2部材は、前記調整杆部材の軸心と平行に延びるとともに前記第4板部と接続された第2リブを有している請求項4〜6のいずれか1項に記載のベルトテンション調整装置。

請求項8

前記第1板部と前記原動機とを固定する固定部材を備え、前記固定部材は、互いに間隔をあけて配置された少なくとも2つの固定部材を含む請求項3〜7のいずれか1項に記載のベルトテンション調整装置。

請求項9

前記第1部材は、前記原動機に固定されているとともに、前記原動機を吊り上げるためのフック係止可能な係止部を有している請求項1〜8のいずれか1項に記載のベルトテンション調整装置。

請求項10

請求項1〜9のいずれか1項に記載のベルトテンション調整装置を備える作業機。

技術分野

0001

本発明は、ベルトテンション調整装置、及びそれを備える作業機に関する。

背景技術

0002

従来、特許文献1に開示されたベルトテンション調整装置が知られている。
特許文献1に開示されたベルトテンション調整装置は、原動機出力軸に取り付けられた出力プーリと、冷却ファンを駆動するファンプーリと、原動機の動力により駆動するコンプレッサ被駆動機器)に設けられた入力プーリと、出力プーリとファンプーリと入力プーリとに掛け渡されたベルトと、当該ベルトのテンションを調整する調整機構と、を備えている。調整機構は、コンプレッサに取り付けられたブラケットと、テンションプーリを支持するプーリステーと、ブラケットに対してプーリステーを相対的に移動させるための調整ボルト調整杆部材)と、調整ボルトとテンションプーリとの間に設けられてプーリステーの移動を案内するガイド孔と、を有している。

先行技術

0003

特開2014−31783号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に開示されたベルトテンション調整装置は、調整ボルトの軸心とテンションプーリの回転軸とが同一直線上に配置されていない。そのため、調整ボルトにより付与される力を分散させずに効率良くベルトのテンションを調整する力(テンションプーリを移動させる力)として利用することができない。また、調整ボルトの軸心とテンションプーリの回転軸とを同一直線上に配置しようとすると、調整ボルトの軸心とテンションプーリの回転軸とガイド孔とが略同一直線上に並ぶため、ベルトテンション調整装置が調整ボルトの軸心方向に大型化し、スペース制約が厳しい狭小な原動機ルーム内への設置が困難となる。

0005

本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、ベルトのテンション調整を容易に行うことができ、且つコンパクトな構成のベルトテンション調整装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様に係るベルトテンション調整装置は、作業機に備えられる原動機からの動力を伝達する動力伝達軸に取り付けられた駆動プーリと、被駆動機器の入力軸に取り付けられた従動プーリと、テンションプーリと、駆動プーリと従動プーリとテンションプーリとに亘って掛け渡され、動力伝達軸の回転駆動力を被駆動機器に伝達する無端状のベルトと、ベルトのテンションを調整する調整機構と、を備え、調整機構は、駆動プーリ及び従動プーリに対する相対位置が固定された第1部材と、回転軸を支持するとともに、第1部材に対して移動可能であって且つ当該移動を案内するガイド部を有する第2部材と、第1部材に対して第2部材を移動させる調整杆部材と、を有し、テンションプーリの回転軸の軸心は、調整杆部材の軸心線延長線上に配置され、ガイド部が延びる方向は、調整杆部材の軸心線に対して平行に偏移している。

発明の効果

0007

上記ベルトテンション調整装置によれば、テンションプーリの回転軸の軸心が調整杆部材の軸心線の延長線上に配置されていることにより、調整杆部材により付与される力を分散させずに効率良くベルトのテンションを調整する力として利用可能である。また、ガイド部が延びる方向が調整杆部材の軸心に対して平行に偏移した位置に配置されていることにより、調整杆部材の軸心方向への大型化を回避してコンパクトに構成することができ、スペースの制約が厳しい原動機ルーム内に容易に設置することができる。したがって、ベルトのテンション調整を容易に行うことができ、且つコンパクトな構成のベルトテンション調整装置を実現できる。

図面の簡単な説明

0008

原動機ルームの内部等を示す右後方斜視図である。
原動機ルームの内部等を示す背面図である。
旋回フレーム等の右後方斜視図である。
燃料タンク燃料ポンプメインフィルタサブフィルタ等を示す右前方斜視図である。
原動機、支持ステー支持ブラケットマウント部材アダプタ等を示す右後方斜視図である。
原動機、油圧ポンプ、アダプタ、管材、マウント部材等を示す平面図である。
原動機、油圧ポンプ、アダプタ、管材、マウント部材等を示す右側面図である。
燃料回路系統図である。
アダプタ及び当該アダプタに接続された複数の管材を示す右後方斜視図である。
アダプタを示す右後方斜視図である。
アダプタの変形例を示す右後方斜視図である。
原動機、ベルトテンション調整装置等の左側面図である。
ベルトテンション調整装置の要部を示す左後方斜視図である。
ベルトテンション調整装置の動きを示す左側面図である。
ファンシュラウドファンカバー等を示す背面図である。
ファン、ファンシュラウド、ファンカバー等を示す右側面図である。
ファンシュラウド、ファンカバー等を示す右後方斜視図である。
ファンカバーの分解斜視図である。
第2カバー部材を取り外したファンカバーとベルトテンション調整装置との位置関係を示す左後方斜視図である。
DPFマフラ過給機、第1カバー、第2カバーの配置を示す右後方斜視図である。
第1カバーとブラケットとの取り付け構造を示す斜視図である。
第1カバーを内面側から見た斜視図である。
DPFマフラへのブラケットの取付け方法を示す右後方斜視図である。
第2カバー、後脚部等を示す右後方斜視図である。
旋回基板構造体、支持ブラケット等を示す左後方斜視図である。
原動機ルームの内部を示す平面図である。
作業機の側面図である。
機体及びキャビンの平面図である。

実施例

0009

以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
先ず、作業機1の全体構成について説明する。
図27及び図28は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を説明するための概略図である。本実施形態では、作業機として旋回作業機であるバックホーが例示されている。

0010

作業機1は、機体2と、キャビン3と、走行装置4と、作業装置5とを備えている。
以下、キャビン3の運転席6に着座した運転者の前側(図27の左側)を前方、運転者の後側(図27の右側)を後方、運転者の左側(図27手前側)を左方、運転者の右側(図27の奥側)を右方として説明する。また、前後方向K1(図27参照)に直交する方向である水平方向K2(図28参照)を機体幅方向として説明する。

0011

機体2は、走行装置4上に支持された旋回台7を有している。旋回台7は、走行装置4に、旋回ベアリング(図示略)を介して上下方向の旋回軸X回りに左右に旋回自在に支持されている。旋回台7は、旋回軸X回りに旋回する基板(旋回基板)8を有している。旋回基板8は、鋼板等から形成されており、旋回ベアリングに連結されている。
旋回台7の後部には、原動機ルームERが設けられている。図1図2図28等に示すように、原動機ルームERには、原動機10、油圧ポンプ11、ファン12、ラジエータ14、コンプレッサ37、オルタネータ38等が配置されている。原動機10は、本実施形態においてはエンジンであり、詳しくはディーゼルエンジンである。図28に示すように、原動機10は、出力軸10Aが機体幅方向を向くように、横向きに配置されている。具体的には、出力軸10Aの先端は左方を向いている。原動機10の右方には油圧ポンプ11が設けられている。油圧ポンプ11は、原動機10により駆動され、作業機1に装備された油圧アクチュエータを動作させるための作動油吐出する。原動機10の左方にはファン12が設けられている。ファン12は、原動機の出力軸10Aに取り付けられ、左方から右方に向かう空気の流れを生じさせる。ファン12の周囲はファンシュラウド13により囲まれている。図2図28に示すように、ラジエータ14は、ファン12の左方に配置されており、ファン12の駆動によって冷却される。ラジエータ14は、原動機10に供給される冷却水を冷却する。コンプレッサ37は、原動機10の左前部の上方に配置されており、キャビン3内を冷却するエアコン冷媒圧縮する。オルタネータ38は、原動機10の右前部の上方に配置されており、バッテリ蓄電するための直流電力を出力する。油圧ポンプ11、ファン12、オルタネータ38、及びコンプレッサ37は、原動機10の動力を受けて駆動する。ラジエータ14の左方には、燃料クーラ15が設けられている。原動機10の右上方には、粒子除去装置18が設けられている。

0012

図4図28に示すように、旋回台7の右部には、側部ルーム(タンクルーム)TRが設けられている。側部ルームTRには、原動機10用の燃料貯留する燃料タンク19が搭載されている。燃料タンク19の後部上方には、コントロールバルブ(図示略)が設けられている。コントロールバルブは、作業機1に装備された複数の油圧アクチュエータ(油圧シリンダ等)を制御する制御弁集約している。燃料タンク19の後方には、油圧アクチュエータに供給される作動油を貯留する作動油タンク21が設けられている。作動油タンク21の右方には、燃料に混入された粒子等を取り除く燃料フィルタ22、燃料に混合している水分を分離除去するセパレータ23、原動機10に燃料を送る燃料ポンプ24が設けられている。燃料ポンプ24は、吸い込み側が燃料タンク19と接続され、吐出側が燃料フィルタ22と接続されている。

0013

図27図28に示すように、原動機ルームERの上方、右方、左方及び後方は、カバー30によって覆われている。カバー30は、上部カバー30Aと後部カバー30Bとを含む。上部カバー30Aは、原動機ルームERの上方の前側を覆う。後部カバー30Bは、原動機ルームERの上方の後側及び後方を覆う。側部ルームTRの上方及び右方は、側部カバー35によって覆われている。カバー30の前方であって且つ側部カバー35の左方には、前部カバー113が設けられている。

0014

図27及び図28に示すように、キャビン3は、旋回基板8上の機体幅方向の一方側(左方側)の前部に搭載されている。キャビン3の内部には、運転席6、操縦装置(図示略)等が設けられている。
図27に示すように、走行装置4は、走行フレーム41と、走行フレーム41の左側と右側とに装着されたクローラ装置とを有する。クローラ装置は、アイドラ42と、スプロケット43と、複数の転輪44と、これらアイドラ42,スプロケット43,転輪44に巻掛けられたクローラベルト45とを有する。走行装置4の前部には、ドーザ26が設けられている。

0015

図27に示すように、作業装置5は、旋回台7の前部に装着されている。作業装置5は、ブーム27と、アーム28と、作業具29とを有している。さらに作業装置5は、これらブーム27、アーム28、作業具29の駆動機構(油圧アクチュエータ)として、ブームシリンダ47と、アームシリンダ48と、作業具シリンダ49とを有している。ブームシリンダ47、アームシリンダ48及び作業具シリンダ49は、油圧シリンダにより構成されている。

0016

図27に示すように、ブーム27の基部は、旋回基板8の右前部に設けられた第1ブラケット50に、第1枢軸51を介して横軸心(機体幅方向の軸心)回りに回転自在に枢支されている。ブーム27の先端側は、アーム28が第2枢軸52を介して横軸心回りに回転自在に枢支されている。アーム28の先端部には、作業具29が第3枢軸53を介して横軸心回りに回転自在に枢支されている。本実施形態では、作業具29としてバケットが装着されているが、バケットに代えて或いは加えて他の作業具を装着してもよい。

0017

ブームシリンダ47は、旋回基板8の前部に設けられた第2ブラケット55とブーム27の長手方向中途部とに亘って設けられている。第2ブラケット55には、ブームシリンダ47の基端部を枢支する第4枢軸54が設けられている。ブームシリンダ47を伸縮させることにより、ブーム27が第1枢軸51回りに揺動する。アームシリンダ48は、ブーム27の長手方向中途部とアーム28の基部とに亘って設けられている。アームシリンダ48を伸縮させることにより、アーム28が第2枢軸52回りに揺動する。作業具シリンダ49は、アーム28の基部と第1リンク56及び第2リンク57の一端側とに亘って設けられている。第1リンク56の他端側は、作業具29に枢支されている。第2リンク57の他端側は、アーム28の先端部に枢支されている。作業具シリンダ49を伸縮させることにより、作業具29が第3枢軸53回りに揺動する。
<旋回フレーム、構造体>
図3に示すように、旋回基板8上には、旋回基板8と一体化されることにより旋回フレームを構成するフレーム構成材が設けられている。フレーム構成材は、溶接により旋回基板8と接続されている。

0018

フレーム構成材は、第1縦リブ61と、第2縦リブ62と、支持板60と、第1仕切り板64と、第2仕切り板65と、後部フレーム66と、第3縦リブ63と、支持台68と、を含む。
第1縦リブ61と第2縦リブ62とは、旋回基板8の上部に機体幅方向に間隔をあけて設けられている。第1縦リブ61は、旋回基板8の機体幅方向の一方側(左側)に設けられている。第2縦リブ62は、旋回基板8の機体幅方向の他方側(右側)に設けられている。図3に示すように、第1縦リブ61及び第2縦リブ62は、旋回基板8上に前方から後方に向けて略直線状に延設されている。支持板60は、第1縦リブ61の上部と第2縦リブ62との上部とを接続している。

0019

第1仕切り板64及び第2仕切り板65は、原動機ルームERの前方に設けられ、機体幅方向に延びている。第1仕切り板64の右端部は、第2縦リブ62の左側面に接続されている。第2仕切り板65は、第1仕切り板64の左側から左方に延びている。
第3縦リブ63は、前後方向に延設されている。第3縦リブ63の前部は、第1仕切り板64及び第2仕切り板65に接続されている。後部フレーム66は、機体幅方向に延びており、第3縦リブ63の後端部及び第2縦リブ62の後端部に接続されている。後部フレーム66の後方には、後述する後支持部材67が立設されている。

0020

図3図4に示すように、支持台68は、旋回基板8の右部に設けられている。図4に示すように、支持台68の上部には、作動油タンク21が載置される。支持台68の前方には、燃料タンク19が配置される。
図1図2等に示すように、旋回基板8上には、カバー30を支持する支持フレーム90が設けられている。支持フレーム90は、旋回基板8上に立設された構造体91と、構造体91の上部に接続されてカバー30を支持する支持部92とを有している。

0021

構造体91は、前脚部93、後脚部94、連絡部95、側脚部96、架橋部97、支持機構101を有している。
図1図4等に示すように、前脚部93は、原動機ルームERの前方に立設されている。図4に示すように、前脚部93は、支柱93Aと下板93Bとを有している。下板93Bは、支持板60の上面後部に、締結部材ボルト)により固定されている。

0022

図1図2等に示すように、後脚部94は、原動機ルームERの後方に立設されている。具体的には、後脚部94は、後支持部材67の上面に固定されて上方に延びてから屈曲して前方に延びている。図1図2図5等に示すように、後脚部94の前端には、接続板94Aが取り付けられている。
図4図25に示すように、連絡部95は、原動機ルームERの上方において前後方向に延びている。連絡部95は、前脚部93と後脚部94とを繋いでいる。図25に示すように、連絡部95は、接続板95Aと、第1連絡部95Bと、第2連絡部95Cとを有している。第1連絡部95B及び第2連絡部95Cは、前脚部93に接続されている。第1連絡部95Bは、前脚部93の上部から後方に向けて延設されている。図4に示すように、第2連絡部95Cは、前板部95bと側板部95cとを有している。前板部95bは、支柱93Aの前方を覆っている。側板部95cは、支柱93A及び第1連絡部95Bの左方を覆っている。側板部95cの上部は、後方に向けて延設されている。

0023

第1連絡部95B及び第2連絡部95Cの後端部には、接続板95Aが取り付けられている。図1図25に示すように、接続板94Aと接続板95Aとは、締結部材(ボルト)により接続されている。これにより、前脚部93と後脚部94とが接続されている。
図2図25等に示すように、側脚部96は、機体幅方向の一方側(左方)に立設されている。図4図25等に示すように、架橋部97は、側脚部94の上部と第2連絡部95Cの上部とを接続している。

0024

図25に示すように、支持部92は、カバー30の上部カバー30Aを支持する。支持部92は、第1支持体98と第2支持体99とを有している。
第1支持体98は、連絡部95より左方に延設されている。第1支持体98は、第1前部材98Aと第1後部材98Bとを有している。第1前部材98Aと第2前部材98Bとは、前後方向に間隔をあけて、互いに平行に機体幅方向に延びている。

0025

第2支持体99は、連絡部95より右方に延設されている。第2支持体99は、第2前部材99Aと第2後部材99Bとを有している。第1後部材99Aと第2後部材99Bとは、前後方向に間隔をあけて、互いに平行に機体幅方向に延びている。
側脚部96と連絡部95との間には、壁板100が設けられている。壁板100は、第3縦リブ63の前上部から立ち上がっている。壁板100は、キャビン3の後方に配置されている。
<原動機の支持構造
図2図5図6等に示すように、原動機10は、原動機支持体115を介して旋回基板8上に支持されている。原動機支持体115は、支持ブラケット120と支持ステー121とを有している。支持ブラケット120は、原動機10の前部を支持する。支持ステー121は、原動機10の後部を支持する。

0026

図3図25に示すように、支持ブラケット120は、第2リブ62と第3リブ63との間に配置され、機体幅方向に延びている。支持ブラケット120は、下板120Aと、上板120Bと、連結板120Cとを有している。下板120Aと上板120Bと連結板120Cとは、溶接等により一体に形成されている。
下板120Aは、締結部材(ボルト)により旋回基板8の上面に固定されている。上板120Bは、下板120Aの上方に配置されている。連結板120Cは、下板120Aから上方に向けて立設され、上板120Bと下板120Aとを連結している。

0027

連結板120Cは、垂直板120C1と、第1側板120C2と、第2側板120C3と、を有している。垂直板120C1は、機体幅方向に延びている。第1側板120C2は、垂直板120C1の右部に接続されている。第2側板120C3は、垂直板120C1の左部に接続されている。第1側板120C2と第2側板120C3とは、対向して配置され、互いに平行に前後方向に延びている。垂直板120C1には、管材等を挿通可能な開口が設けられている。連結板120Cの上端は、左部から右部に向けて次第に高くなるように傾斜している。これにより、上板120Bは、右部の上面120aが左部の上面120bに比べて高くなるように傾斜している。

0028

図5に示すように、支持ブラケット120の上部には、当該支持ブラケット120と原動機10との間に介装されるマウント部材として、第1マウント部材125及び第2マウント部材126が取り付けられている。第1マウント部材125は、上板120Bの右部の上面120aに取り付けられている。第2マウント部材126は、上板120Bの左部の上面120bに取り付けられている。上板120Bの傾斜により上面120aは上面120bよりも高くなっているため、第1マウント部材125は第2マウント部材126よりも高位置に配置されている。

0029

第1マウント部材125及び第2マウント部材126は、それぞれ防振部材119と取付部118とを有している。防振部材119は、弾性体防振ゴム)と金属板等とを一体化して形成されている。第1マウント部材125の取付部118(第1取付部118A)は、前部が上板120Bの右部に取り付けられ、後部が原動機10の右前部に取り付けられている。第2マウント部材126の取付部118(第2取付部118B)は、前部が上板120Bの左部に取り付けられ、後部が原動機10の左前部に取り付けられている。

0030

図3等に示すように、支持ステー121は、第1支持ステー121Aと第2支持ステー121Bとを含む。図2に示すように、第1支持ステー121Aは、後部フレーム66の上面の右部から上方に立設されている。第2支持ステー121Bは、後部フレーム66の上面の左部から上方に立設されている。第1支持ステー121Aの高さは、第2支持ステー121Bの高さよりも高い。

0031

図2に示すように、第1支持ステー121Aの上部には、第3マウント部材127が取り付けられている。第2支持ステー121Bの上部には、第4マウント部材128が取り付けられている。第1支持ステー121Aは第2支持ステー121Bよりも高いため、第3マウント部材127は第4マウント部材128よりも高位置に配置されている。
第3マウント部材127及び第4マウント部材128は、それぞれ防振部材119と取付部118とを有している。防振部材119の構成は、上述した防振部材119の構成と同様である。第3マウント部材127の取付部(第3取付部118C)は、後部が第1支持ステー121Aに取り付けられ、前部が原動機10の右後部に取り付けられている。第4マウント部材128の取付部118(第4取付部118D)は、後部が第2支持ステー121Bに取り付けられ、前部が原動機10の左後部に取り付けられている。
<アダプタ(燃料分岐アダプタ)>
図4図8に示すように、作業機1は、燃料タンク19に貯留された燃料を原動機10に供給するための燃料回路25を備えている。図8に示すように、燃料回路25は、燃料供給路25aと、還流路25bと、燃料戻し路25cと、エア抜き路25dとを、有している。

0032

本実施形態において、原動機10はコモンレール式ディーゼルエンジンである。コモンレール式ディーゼルエンジンは、供給された燃料から高圧燃料を生成するサプライポンプ燃料圧ポンプ)と、サプライポンプによって生成された高圧燃料を蓄えるレール蓄圧室)と、レールに蓄えられた高圧燃料をECU(engine control unit)制御により噴射するインジェクタを有している。

0033

燃料供給路25aは、燃料タンク19に貯留された燃料を原動機10に送る経路である。燃料供給路25aは、燃料タンク19と原動機10とを接続している。燃料供給路25aには、上流側(燃料タンク19側)から順に、セパレータ23、燃料ポンプ24、燃料フィルタ22が設けられている。セパレータ23は、燃料タンク19と接続されており、燃料に含まれる水分を除去する。燃料ポンプ24は、電磁ポンプから構成されており、イグニッションキースイッチオンすることにより駆動して、燃料タンク19に貯留された燃料を原動機1側へと送る。燃料フィルタ22は、燃料タンク19から原動機10側に送られる燃料に含まれる異物を除去する。燃料フィルタ22は、メインフィルタ22aとメインフィルタ22aよりも上流側に配置されたサブフィルタ22bとを含む。図4に示すように、サブフィルタ22bは、メインフィルタ22aの下方に配置されている。また、燃料ポンプ24は、サブフィルタ22bの上部(接続ポート)よりも下方であって、セパレータ23よりも下方に配置されている。

0034

還流路25bは、原動機(コモンレール式ディーゼルエンジン)10から排出された燃料(サプライポンプやインジェクタにおける余剰燃料)を燃料タンク19に戻す経路である。還流路25bは、原動機10と燃料供給路25aの最上流位置(燃料タンク19とセパレータ23の間)を接続している。還流路25bは、上流側(原動機10側)から順に、逆止弁83と還流バルブ84とが設けられている。逆止弁83は、原動機10側から燃料タンク19側へと向かう方向の燃料の流れを許容し、逆方向(燃料タンク19側から原動機10側へと向かう方向)の燃料の流れを阻止する。還流バルブ84は、温度感知式のバルブであって、還流路25bを流れる燃料の温度が所定温度よりも低い場合には開放して流通を許容し、所定温度以上である場合には閉鎖して流通を遮断する。

0035

燃料戻し路25cは、還流バルブ84が閉鎖したときに、還流路25bを流通する燃料を分岐させて取り出し、燃料タンク19へと戻す経路である。燃料戻し路25cは、還流路25bの上流側の中途部(逆止弁83と原動機10の間)から分岐して、当該中途部と燃料タンク19とを接続している。燃料戻し路25cには、燃料クーラ15が設けられている。燃料クーラ15は、還流路25bから分岐して燃料タンク19へと戻る燃料を冷却する。

0036

エア抜き路25dは、原動機10に供給される燃料に含まれる空気を除去するための経路である。エア抜き路25dは、燃料フィルタ22(メインフィルタ22a)と燃料戻し路25cの下流側の中途部(燃料クーラ15と燃料タンク19の間)とを接続している。
燃料タンク19に貯留された燃料は、燃料ポンプ24の駆動により燃料供給路25aへと導入される。燃料供給路25aに導入された燃料は、セパレータ23にて水分が除去され、燃料フィルタ22にて異物が除去された後、原動機1に供給される。燃料中に含まれる空気は、原動機1に供給される前に、燃料フィルタ22で除去され、エア抜き路25d及び燃料戻し路25cを通って燃料タンク19へと戻される。

0037

原動機10から排出された燃料は、還流路25bへと導入される。還流路25bに導入された燃料が所定温度以上である場合には還流バルブ84が閉鎖されるため、当該燃料は燃料戻し路25cに導入されて燃料クーラ15により冷却された後、燃料タンク19に戻される。還流路25bに導入された燃料が所定温度よりも低い場合には還流バルブ84が開放されるため、当該燃料は燃料供給路25aへと還流される。燃料供給路25aへと還流された燃料は、原動機10により温められ且つ燃料クーラ15により冷却されないため、燃料のワックス成分析出することがない。そのため、燃料フィルタ22が目詰まりを起こすことが防がれる。

0038

図8に示すように、燃料回路25は複数の分岐路連通路)135を含んでいる。複数の分岐路135は、燃料戻し路25cと還流路25bの中途部とを接続する分岐路(第1分岐路136という)と、メインフィルタ22aと燃料戻し路25cの中途部とを接続する分岐路(第2分岐路137という)と、を含んでいる。これら複数の分岐路135(第1分岐路136、第2分岐路137)は、1つの燃料分岐アダプタ131に設けられている。

0039

以下、主に図9図11に基づいて、燃料分岐アダプタ131及び当該燃料分岐アダプタ131に接続される複数の管材130について説明する。複数の管材130は、燃料供給路25a、還流路25b、燃料戻し路25c、エア抜き路25dを構成する。なお、管材130は、中空ホースパイプなどである。
図9は燃料分岐アダプタ131及び複数の管材130を示しており、図10は燃料分岐アダプタ131を示している。図9及び図10において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。

0040

燃料分岐アダプタ131は、複数の接続部132と、中継部133と、取付部138とを有している。
複数の接続部132は、第1接続部132aと、第2接続部132bと、第3接続部132cと、第4接続部132dと、第5接続部132eと、第6接続部132fと、を含む。複数の接続部132は、中継部133の外面から突出している。本実施形態の場合、中継部133は、上面、下面、前面、後面、左面、右面を有する六面体の部材である。具体的には、中継部133は、直方体の部材であって、長手方向が前後方向を向いている。

0041

接続部132は、中空のパイプ形状であって、中継部133の外面からそれぞれ外方に向かって突出している。接続部132の外周面に管材130の内周面を嵌合させることにより、管材130を接続部132に接続することができる。
第1接続部132aは、中継部133の左面から左方に向かって突出している。第2接続部132bは、中継部133の後面から後方に突出してから下方に向けて湾曲している。第3接続部132cは、中継部133の右面の後部から右方に向かって突出している。第4接続部132dは、中継部133の右面の前部から右方に向かって突出している。第5接続部132eは、中継部133の下面から下方に向けて突出している。第6接続部132fは、中継部133の上面から上方に突出してから右方に向けて湾曲している。

0042

接続部130には、複数の管材130がそれぞれ接続される。複数の管材130は、原動機10を駆動させるための燃料を流通させる管材である。複数の管材130の外周面は、それぞれ被覆管130Aで覆われている。複数の管材130は、第1管材130aと、第2管材130bと、第3管材130cと、第4管材130dと、第5管材130eと、第6管材130fと、第7管材130gと、を含む。

0043

第1管材130aは、第1接続部132と原動機10とを接続している。第2管材130bは、第2接続部132bと燃料クーラ15とを接続している。第3管材130cは、第3接続部132cと逆止弁(バルブ)83とを接続している。第4管材130dは、第4接続部132dと燃料フィルタ22とを接続している。第4管材130dは、燃料に含まれる空気を除去するためのエア抜き用管材である。第5管材130eは、第5接続部132eと燃料クーラ15とを接続している。第6管材130fは、第6接続部132fと燃料タンク19とを接続している。第7管材130gは、燃料フィルタ22と原動機10とを接続している。第7管材130gは、後述するクランプ部139に保持される。

0044

第4管材130dの内径は、他の管材(第1〜第3管材、第5〜第7管材)の内径に比べて小さい。これにより、第4管材130dを通って除去された空気が原動機10に向かうことを回避できる。
図10に示すように、中継部133の内部には、複数の接続部130の間を中継する中継路134が形成されている。中継路134は、複数の分岐路135を含んでいる。複数の分岐路135はそれぞれ1つの接続部132を他の複数の接続部132と連通させる分岐路である。複数の分岐路135は、第1分岐路136と第2分岐路137とを含む。

0045

第1分岐路136は、中継部133の後部に形成されている。第1分岐路136は、第1接続部132aを第2接続部132b及び第3接続部132cと連通させる分岐路である。具体的には、第1分岐路136は、第1通路136aと第2通路136bとを含むT字状の分岐路である。
第1通路136aは、機体幅方向の一方から他方に延びる通路である。第1通路136aは、一端側が第1接続部132aと連通し、他端側が第3接続部132cと連通する。これによって、図8に示すように、第1接続部132aに接続された第1管材130aと、第3接続部132cに接続された第3管材130cとは互いに連通する。第1管材130aと第3管材130cと第1通路136aは、還流路25bの一部(原動機10から逆止弁83までの経路)を構成する。

0046

第2通路136bは、第1通路136aの中途部から分岐して後方に延びる通路である。第2通路136bは、第2接続部132bと連通する。これによって、図8に示すように、第2接続部132bに接続された第2管材130bは、第1接続部132aに接続された第1管材130a及び第3接続部132cに接続された第3管材130aと連通する。第2通路136bと第2管材130bは、燃料戻し路25cの一部(還流路25bの中途部から燃料クーラ15の入口までの経路)を構成する。

0047

第2分岐路137は、中継部133の前部に形成されている。第2分岐路137は、第4接続部132dを第5接続部132e及び第6接続部132fと連通させる分岐路である。具体的には、第2分岐路137は、第3通路137aと第4通路137bとを含むT字状の分岐路である。
第3通路137aは、上下方向に延びる通路である。図10に示すように、第1分岐路136の第1通路136aと、第2分岐路137の第3通路137aは、互いに離間し、且つ異なる方向(後方視で直交する方向)に延伸するように形成されている。第3通路137aは、一端側が第5接続部132eと連通し、他端側が第6接続部132fと連通する。これによって、第5接続部132eに接続された第5管材130eと、第6接続部132fに接続された第6管材130fとは互いに連通する。第5管材130eと第6管材130fと第3通路137aは、燃料戻し路25cの一部(燃料クーラ15の出口から燃料タンク10までの経路)を構成する。

0048

第4通路137bは、第3通路137aの中途部から分岐して機体幅方向の他方(右方)に延びる通路である。第4通路137bは、第4接続部132dと連通する。これによって、第4接続部132dに接続された第4管材130dは、第6接続部132fに接続された第6管材130f及び第5接続部136eに接続された第5管材130eと連通する。第4通路137bと第4管材130dは、エア抜き路25dを構成する。

0049

上述したように、第1分岐路136と第2分岐路137とはT字状の分岐路である。これら2つのT字状の分岐路は、中継部133の内部において互いに離間した状態で並んで配置され、且つ、中継部133を直線状に貫通する通路である第1通路136aと第3通路137aとが互いに後方視で直交する方向に配置されている。また、第1通路136aから分岐する第2通路136bと、第3通路137aから分岐する第4通路137bも互いに平面視で直交する方向に配置されている。

0050

取付部138は、機体2に取り付けられる。詳しくは、取付部138は、支持ブラケット120に取り付けられる。
図9図10に示すように、取付部138は、側面視にてL字状に形成されており、後端部が中継部133の前面に接続されている。図10に示すように、取付部138には、複数(2つ)の孔138aが上下方向に間隔をあけて形成されている。孔138aは、取付部138を機体幅方向(左右方向)に貫通している。図7図9に示すように、複数の孔138aにはそれぞれボルトが挿通されている。取付部138は、孔138aに挿通されたボルトとナットにより、支持ブラケット120に接続された取付具120Dに取り付けられる。これにより、取付部138は、取付具120Dを介して支持ブラケット120に取り付けられる。このように、取付部138がボルトとナットにより支持ブラケット120に接続された取付具120Dに取り付けられることで、燃料分岐アダプタ131は支持ブラケット120に対して着脱可能となる。

0051

図3図25に示すように、取付具120Dは、支持ブラケット120の第1側板120Cに溶接等により固定されている。取付具120Dは、上下方向において、第2リブ62と第1マウント部材121との間に配置されている。これにより、取付具120Dに取り付けられた燃料分岐アダプタ131も、上下方向において、第2リブ62(以下、「補強リブ62」という場合がある)と第1マウント部材121との間に配置されている。

0052

図10に示すように、燃料分岐アダプタ131は、複数の管材130のうち、接続部132に接続される管材とは別の管材を保持するクランプ部139を有している。本実施形態の場合、クランプ部139は、第7管材130gを保持する。クランプ部139は、第1延出部139aと、第2延出部139bと、拘持部139cとを有している。第1延出部139aは、取付部138から左方に向かって延出してから下方に延びている。第1延出部139aは、正面視でL字形の板状であって、一方の面が前方を向き、他方の面が後方を向いている。第2延出部139bは、第1延出部139aの下端から後方に向かって延出している。第2延出部139bは、板状であって、一方の面が上方を向き、他方の面が下方を向いている。第2延出部139bには貫通孔が形成されている。拘持部139cは、例えば、第2延出部139bの貫通孔にねじ等で固定されたバンド状部材結束バンド等)であり、第7管材130gの外周に巻き付けられることにより、第7管材130gを保持する。尚、拘持部139cの形態は、管材130を保持できる形態であれば限定されず、例えば管材130を挿通可能なリング状部材であってもよい。

0053

図5図6図7に示すように、燃料分岐アダプタ131は、支持ブラケット120に取り付けられている。図6に示すように、燃料分岐アダプタ131の少なくとも一部(本実施形態の場合、後部)は、前後方向において、支持ブラケット120と油圧ポンプ11との間に配置されている。また、図7に示すように、燃料分岐アダプタ131は、上下方向において、補強リブ62と第1マウント部材125との間に配置されている。また、燃料分岐アダプタ131は、図4に示した燃料フィルタ22、セパレータ23、燃料ポンプ24よりも下方位置に配置されている。

0054

図10に示すように、燃料分岐アダプタ131の第1接続部132aは、第1通路136aの一端側から機体幅方向の一方側(左側)に向けて突出している。言い換えれば、第1接続部132aは、中継部133の左面から原動機10側に向けて突出している。これにより、図6に示すように、第1接続部132aに接続された第1管材130aは、燃料分岐アダプタ131から原動機10側に向かって延びている。第1管材130aは、燃料分岐アダプタ131から原動機10側に延びた後、原動機10の前方を通って左方に延びている。

0055

図10に示すように、第2接続部132bは、中継部133の後面に開口した第2通路136bから後方に突出してから下方に向けて湾曲している。これにより、図6に示すように、第2接続部132bに接続された第2管材130bは、燃料分岐アダプタ131から下方に向かって延びている。第2管材130bは、燃料分岐アダプタ131から下方に延びた後、前方に向けて湾曲して原動機10の下方を通って後方に向かって延びている。

0056

図10に示すように、第3接続部132cは、中継部133の右面に開口した第1通路136aの他端側から機体幅方向の他方側(右側)に向けて突出している。これにより、図6に示すように、第3接続部132cに接続された第3管材130cは、燃料分岐アダプタ131から右方に向かって延びている。第3管材130cは、燃料分岐アダプタ131から右方に延びた後、油圧ポンプ11の前方を通って右前方に延び、さらに側部ルームTR側に延びている。

0057

図10に示すように、第4接続部132dは、中継部133の右面に開口した第4通路137bから機体幅方向の他方側(右側)に向けて突出している。これにより、図6に示すように、第4接続部132dに接続された第4管材130dは、燃料分岐アダプタ131から右方に向かって延びている。第4管材130dは、燃料分岐アダプタ131から右方に延びた後、油圧ポンプ11の前方を通って右前方に延び、さらに側部ルームTR側に延びている。

0058

図10に示すように、第5接続部132eは、中継部133の下面に開口した第3通路137aの一端側から下方に向けて突出している。これにより、図6に示すように、第5接続部132eに接続された第5管材130eは、燃料分岐アダプタ131から下方に向かって延びている。第5管材130eは、燃料分岐アダプタ131から下方に延びてから後方に屈曲し、原動機10の下方を通って後方に向かって延びている。

0059

図10に示すように、第6接続部132fは、中継部133の上面に開口した第3通路137aの他端側から上方に突出してから機体幅方向の他方側(右側)に向けて湾曲している。これにより、図6に示すように、第6接続部132fに接続された第6管材130fは、燃料分岐アダプタ131から右側に向かって延びている。第6管材130fは、燃料分岐アダプタ131から右方に延びた後、油圧ポンプ11の前方を通って右前方に延び、さらに側部ルームTR側に延びている。

0060

第7管材130gは、燃料分岐アダプタ131の左方から右方に向けて延びており、中途部がクランプ部139で保持されている。
複数の管材130の少なくとも一部は、原動機10と補強リブ62との間を通って配策されている。図6に示すように、本実施形態の場合、第3管材130c、第4管材130d、第6管材130f、第7管材130gが、原動機10と補強リブ62との間を通って配策されている。第3管材130c、第4管材130d、第6管材130f、第7管材130gは、油圧ポンプ11の前方を通って右方に向かって延びている。

0061

図3図5等に示すように支持ブラケット120の上板120Bの後部には、保持部120B1が設けられている。保持部120B1は、平面視で略U字状であり、上板120Bの後部から後方に突出するように、溶接等により上板120Bに固定されている。保持部120B1は、当該保持部120B1と上板120Bとの間に形成される空間に管材130を挿通することにより、当該管材130を保持することができる。本実施形態の場合、保持部120B1は、第1管材130aと第7管材130gとを保持している。

0062

図11は燃料分岐アダプタ131の変更例を示している。以下、変更例のアダプタについて、図10に示したアダプタと異なる構成を中心に説明し、同じ構成(対応する構成)については同じ符号を付して説明の一部又は全部を省略する。
変更例の燃料分岐アダプタ131は、複数の接続部132と、中継部133と、取付部138と、を有している。複数の接続部132は、中継部133の外面からそれぞれ外方に向かって突出している。複数の接続部132は、第1接続部132aと、第2接続部132bと、第3接続部132cと、第4接続部132dと、第5接続部132eと、第6接続部132fと、第7接続部132gと、第8接続部132hと、を含む。

0063

第1接続部132aは、中継部133の下面から下方に向けて突出してから左方(原動機10側)に向けて湾曲している。第1接続部132aには、第1管材130aが接続される。第2接続部132bは、中継部133の後面から後方に突出してから下方に向けて湾曲している。第2接続部132bには、第2管材130bが接続される。第3接続部132cは、中継部133の右面から右方(原動機10と反対側)に向けて突出している。第3接続部132cには、第3管材130cが接続される。第4接続部132dは、中継部133の右面から右方に向けて突出している。第4接続部132dは、第3接続部132cの前方に配置されている。第4接続部132dには、第4管材130dが接続される。第5接続部132eは、中継部133の下面から下方に向けて突出している。

0064

第5接続部132eは、第1接続部132aの前方に配置されている。第5接続部132eには、第5管材130eが接続される。第6接続部132fは、中継部133の右面から右方に向けて突出している。第6接続部132fは、第4接続部132dの上方に配置されている。第6接続部132fには、第6管材130fが接続される。第7接続部132gは、中継部133の右面から右方に向けて突出している。第7接続部132gは、第6接続部132fの前方に配置されている。第8接続部132hは、中継部133の左面から左方に向けて突出している。第7接続部132g及び第8接続部132hには、第7管材130gが接続される。詳しく説明すると、第7管材130gは、原動機側管材130g1と、燃料フィルタ側管材130g2と、を含む。原動機側管材130g1は、一端側が原動機10と接続され、他端側が第8接続部132hと接続されている。燃料フィルタ側管材130g2は、一端側がメインフィルタ22aと接続され、他端側が第7接続部132gと接続されている。

0065

中継部133には、複数の接続部132の間を中継する中継路134が形成されている。中継路134は、複数の分岐路135と直通路140とを含む。複数の分岐路135は、それぞれ1つの接続部132を他の複数の接続部132と連通させる分岐路である。直通路140は、第7接続部132gと第8接続部132hとを中継する。
複数の分岐路135は、第1分岐路136と第2分岐路137とを含む。第1分岐路136は、中継部133の後部に形成された分岐路である。第1分岐路136は、第1接続部132aを第2接続部132b及び第3接続部132cと連通させる分岐路である。第2分岐路137は、中継部133の前部に形成された分岐路である。第2分岐路137は、第4接続部132dを第5接続部132e及び第6接続部132fと連通させる分岐路である。直通路140は、第7接続部132gと第8接続部132hとを連通する。

0066

なお、図10に示した燃料分岐アダプタ131に第7接続部132gと第8接続部132hとを連通する直通路140を形成し、第7接続部132gに燃料フィルタ側管材130g2を接続し、第8接続部132hに原動機側管材130g1を接続してもよい。
また、本実施形態では、燃料分岐アダプタ131が複数の分岐路135を備えている構成について説明したが、これに限らず、複数の接続部132同士を連通する連通路を複数備えている構成であればよい。例えば、2つの接続部132同士を連通する連通路を複数備えていてもよく、2つの接続部132同士を連通する連通路と3つ以上の接続部132同士を連通する連通路(分岐路)とを備えていてもよい。
<ベルトテンション調整装置>
図12に示すように、作業機1は、原動機10からの動力を被駆動機器に伝達するベルトのテンションを調整するベルトテンション調整装置151を備えている。先ず、図12を参照して、ベルトテンション調整装置151が適用される原動機10からの動力伝達機構について説明する。図12は、原動機10を出力軸10Aの先端側(左側)から見た図である。図12の矢印A1方向が前方、矢印A2方向が後方である。また、図12の手前側が左方、奥側が右方である。

0067

原動機10の出力軸(動力伝達軸)10Aには、出力プーリ(駆動プーリ)10A1が取り付けられている。出力プーリ10A1は、出力軸10Aの軸心方向に並ぶ2つのベルト溝を有している。2つのベルト溝には、それぞれ無端状(ループ状)のベルト150A,150Bが巻き掛けられている。
出力プーリ10A1の上方且つ後方には、コンプレッサ37の入力プーリ37A1が配置されている。出力プーリ10A1の回転軸10Aと、入力プーリ37A1の回転軸37Aとは、互いに平行に延びている。出力プーリ10A1と入力プーリ37A1とに亘って、ベルト150Aが掛け渡されている。原動機10の出力軸10Aからの動力は、出力プーリ10A1からベルト150Aを介して入力プーリ37A1に伝達される。これにより、原動機10の駆動によってコンプレッサ37が駆動される。

0068

出力プーリ10A1の上方には、ファンプーリ12A1が配置されている。ファンプーリ12A1には、ファン12が接続されている(図12ではファン12は不図示)。ファンプーリ12A1の前方には、オルタネータ(被駆動機器)38の入力プーリ(従動プーリ)38A1が配置されている。前後方向においてファンプーリ12A1と入力プーリ38A1との間には、テンションプーリ152が配置されている。テンションプーリ152の回転軸152Aは、ファンプーリ12A1の回転軸12A及び入力プーリ38A1の回転軸38Aよりも上方に配置されている。また、回転軸152Aは、前後方向において、回転軸12Aと回転軸38Aの間に配置されている。出力プーリ10A1の回転軸10A、ファンプーリ12A1の回転軸12A、入力プーリ38A1の回転軸38A、テンションプーリ152の回転軸152Aは、互いに平行に延びている。

0069

出力プーリ10A1、ファンプーリ12A1、入力プーリ38A1、テンションプーリ152に亘って、ベルト150Bが掛け渡されている。原動機10の出力軸10Aからの動力は、出力プーリ10A1からベルト150Bを介してファンプーリ12A1と入力プーリ38A1に伝達される。これにより、原動機10の駆動によってファン12及びオルタネータ38が駆動される。ベルト150Bのテンションは、ベルトテンション調整装置151によって調整することができる。

0070

以下、図12図14に基づいて、ベルトテンション調整装置151の構成について説明する。尚、図13において、矢印A1方向が前方、矢印A2方向が後方、矢印B1方向が左方、矢印B1方向が右方である。
ベルトテンション調整装置151は、駆動プーリと、従動プーリと、テンションプーリ152と、ベルトと、調整機構153と、を備えている。駆動プーリは、原動機10からの動力を伝達する動力伝達軸に取り付けられている。本実施形態の場合、動力伝達軸は出力軸10Aであり、駆動プーリは出力プーリ10A1である。従動プーリは、被駆動機器の入力軸に取り付けられている。本実施形態の場合、被駆動機器はオルタネータ38であり、従動プーリは入力プーリ38A1であり、ベルトはベルト150Bである。以下の説明では、駆動プーリ10A1、従動プーリ38A1、ベルト150Bと記載する。

0071

以下、調整機構153の構成について説明する。
図12図13図14に示すように、調整機構153は、第1部材154と、第2部材157と、調整杆部材162とを有している。調整杆部材162は、回転等の操作により軸心方向に移動可能な部材であって、本実施形態ではボルトである。以下、調整杆部材162を「調整ボルト162」という。

0072

第1部材154は、原動機10の出力軸10A側の側面の上部に、固定部材155Fによって固定されている。これにより、第1部材154は、駆動プーリ10A1及び従動プーリ38A1に対する相対位置が固定されている。
第1部材154は、ファンプーリ12A1の上方に配置されている。第1部材154は、第1板部155と第2板部156とを有している。第1板部155と第2板部156とは、1枚の板(鋼板等)を折り曲げることにより形成されている。

0073

第1板部155は、一方の面を左方(原動機10と反対側)、他方の面を右方(原動機10側)に向けて配置されている。第1板部155は、第1リブ155A,155Bと、突出部155Cと、係止部155Eと、を有している。第1リブ155A,155Bは、第1板部155の一方の面から出力軸10Aの先端側(左方)に突出しており、調整ボルト162の軸心方向(軸心線L1の方向)に延びている。本実施形態の場合、第1リブ155A,155Bは、上下方向に延びている。第1リブ155Aは、第1板部155の前後方向の略中間位置に設けられている。第1リブ155Bは、第1板部155の後部に形成されている。第1リブ155Aと第1リブ155Bとは、互いに間隔をあけて平行に延びている。

0074

図13等に示すように、突出部155Cは、第1板部155から出力軸10Aの先端側(左方)に向けて突出している。突出部155Cは、第1リブ155Aの前方に配置されている。突出部155Cは、複数(2つ)設けられている。複数の突出部155Cは、上下方向に間隔をあけて直線上に並んでいる。具体的には、突出部155Cは、後述のガイド部(長孔)161の長手方向に間隔をあけて配置された複数のボルト155Cである。複数のボルト155Cは、ガイド部161を貫通しており、先端側がガイド部161から左方に突出している。複数のボルト155Cには、それぞれナット155Dが螺合されている。

0075

図12図14に示すように、係止部155Eは、第1板部155の上部に形成された貫通孔である。係止部155Eは、原動機10の出力軸10Aの上方に位置している。係止部155Eを構成する貫通孔の中心は、前後方向において、第1リブ155Aと第1リブ155Bの間に位置している。係止部155Eを構成する貫通孔の大きさ(直径)は、原動機10を吊り上げるためのフック係止可能な大きさに形成されている。第1板部155は原動機10に固定されているため、係止部155Eに吊り上げ用のフックを係止することにより原動機10を吊り上げることができる。

0076

図12図14に示すように、固定部材155Fは、例えばボルトやリベット等の締結部材であって、本実施形態の場合はボルトである。第1板部155は、固定部材155Fによって原動機10に固定される。固定部材155Fは、互いに間隔をあけて配置された少なくとも2つの固定部材を含む。本実施形態の場合、固定部材155Fの数は4つである。図13に示すように、第1板部155には、固定部材155Fが挿通される固定孔155aが形成されている。固定孔155aは、第1板部155を一方の面から他方の面に向けて貫通している。固定孔155aの数は、固定部材155Fの数と対応しているため、本実施形態の場合は4つである。固定孔155aは、第1板部155の下部に形成されている。4つの固定孔155aのうちの2つは、第1リブ155Aと第1リブ155Bとの間において、上下方向に間隔をあけて並んで形成されている。4つの固定孔155aのうちの残りの2つは、第1リブ155Bの後方において、斜め方向(前上部から後下部に向かう方向)に間隔をあけて並んで形成されている。各固定孔155aは、上下方向の位置がそれぞれ異なっている。

0077

第1板部155には、上縁から下方に向けて切り欠かれた切欠き156bが形成されている。切り欠き156bの前方に第2板部156が設けられている。
図13図14に示すように、第2板部156は、第1板部155から出力軸10Aの先端側(左方)に向けて延設されている。詳しくは、第2板部156は、第1板部155の前上部から屈曲して左方に延びている。図13図14に示すように、第2板部156には、調整ボルト162が挿通される貫通孔156aが形成されている。貫通孔156aは、第2板部156を上下方向に貫通している。貫通孔156aは、平面視にて突出部155Cよりも前方に形成されている。

0078

第2部材157は、テンションプーリ152の回転軸152Aを回転自在に支持する部材である。第2部材157は、第1部材154に対して相対的に移動可能である。本実施形態の場合、第2部材157は、第1部材154に対して上方又は下方に移動可能である。第2部材157は、第3板部158と、第4板部159と、第2リブ160と、を有している。

0079

第3板部158は、一方の面を左方(原動機10と反対側)、他方の面を右方(原動機10側)に向けて配置されている。第3板部158の他方の面は、第1板部155の一方の面と当接している。第2部材157が第1部材154に対して移動したとき、第3板部158は第1板部155に対して摺動する。第3板部158は、側面視にて略J字状に形成されている。具体的には、図13図14に示すように、第3板部158は、前後方向の長さよりも上下方向の長さが長い長方形状の第1部位158Aと、第1部位158Aの下部から屈曲して斜め前下方に延びる第2部位158Bとを有している。第2部位158Bの下部にテンションプーリ152の回転軸152Aが配置されている。図14に示すように、テンションプーリ152の回転軸152Aの軸心は、調整杆部材162の軸心線L1の延長線上に配置されている。言い換えれば、回転軸152Aの軸心は、第2板部156の貫通孔156aに挿通される調整ボルト162の軸心線L1の延長上に配置されている。調整杆部材162の軸心線の方向と、回転軸152Aの軸心線の方向とは互いに直交する方向である。回転軸152Aは、第2部位158Bの下部に形成された孔に挿通されて回転可能に支持されている。

0080

第3板部158は、ガイド部161を有している。ガイド部161は、第2部材157の第1部材154に対する移動を案内する。言い換えれば、ガイド部161は、第2部材157の第1部材154に対する移動方向を規定する。本実施形態の場合、ガイド部161は、第2部材157の第1部材154に対する移動方向を上下方向に規定する。ガイド部161は、第3板部158の第1部位158Aに形成されている。本実施形態の場合、ガイド部161は上下方向に延びる長孔である。以下、当該長孔を「長孔161」と記載する。長孔161は、調整ボルト162の軸心方向(軸心線L1の方向)と平行に延びている。

0081

長孔161には、第1部材154の突出部155Cが挿入される。突出部155Cは、第2部材157の移動に伴って長孔161に対して相対的に移動する。具体的には、突出部155Cの位置は固定されており、第2部材157と共に長孔161が移動することによって、長孔161に対する突出部155Cの位置が変化する。これにより、図13及び図14仮想線で示したように、第1部材154に対する第2部材157の相対位置が変化する。第2部材157の第1部材154に対する移動は、後述する調整ボルト162の操作によって行うことができる。また、ボルト155Cにナット155Dを螺合して締め付けることにより、第1部材154に対する第2部材157の相対位置(第1板部155に対する第3板部158の相対位置)を固定することができる。

0082

図14に示すように、ガイド部161が延びる方向L2は、調整ボルト162の軸心線L1に対して平行に偏移している。具体的には、ガイド部161は、調整ボルト162よりも後方に配置されており、且つガイド部161の延伸方向と調整ボルト162の軸心方向とは互いに平行になっている。
図13図14に示すように、第4板部159は、第3板部158から出力軸10Aの先端側に延設されている。具体的には、第4板部159は、第3板部158の上部から左方に向かって延設されている。第4板部159には、調整ボルト162が螺合されるねじ孔159aが形成されている。ねじ孔159aは、第4板部159を上下方向に貫通している。ねじ孔159aの軸心は、第2板部156の貫通孔156aの軸心と、同一直線上に配置されている。従って、ねじ孔159aの軸心と、第2板部156の貫通孔156aの軸心と、テンションプーリ152の回転軸152Aは、同一直線上に配置される。

0083

図13図14に示すように、第2リブ160は、第3板部158の前部から左方に突出して設けられており、上下方向(調整ボルト162の軸心方向と平行)に延びている。第2リブ160の上部は、第4板部159と接続されている。従って、第2リブ160は、第3板部158と第4板部159とを連結している。第2リブ160と第4板部159は、全体として側方視で逆L字状に形成されている。第2リブ160は、下方に向かって先細るように傾斜している。第2リブ160と第1リブ155Aは、ガイド部161を挟んで対向している。

0084

調整ボルト162は、第1部材154に対して第2部材157を移動させる部材である。調整ボルト162は、テンションプーリ152の上方に配置され且つ軸心が上下方向を向いている。調整ボルト162は、第2板部156の貫通孔156aを通過し、第4板部159のねじ孔159aに螺合されている。調整ボルト162の先端側には、ロックナット163が螺合されている。ロックナット163は、第4板部159の下面に当接している。

0085

調整ボルト162の頭部は、第2板部156の上面に当接しており、上方から回転操作が可能である。そのため、調整機構153によるベルトのテンションの調整は、後部カバー30Bを開放して原動機ルームERの上方側から調整ボルト162の頭部を回すことにより行うことができる。
以下、調整機構153によるベルトのテンションの調整方法について説明する。

0086

先ず、ベルト150Bのテンションを増加させる(ベルトを張る)場合について説明する。
図14の矢印C1に示すように、調整ボルト162の頭部を締め付け方向(矢印C1方向)に回すと、調整ボルト162に対してねじ孔159aが上方に移動するため、第4板部159が上方に移動して第2板部156に対して接近する。これにより、第2部材157が第1部材154に対して上方に移動する。図14の矢印D1に示すように、第2部材157が上方に移動すると、テンションプーリ152が上方に移動するため、ベルト150Bに付与されるテンションが増加する。

0087

次に、ベルト150Bのテンションを減少させる(ベルトを緩める)場合について説明する。
図14の矢印C2に示すように、調整ボルト162の頭部を緩める方向(矢印C2方向)に回すと、調整ボルト162に対してねじ孔159aが下方に移動するため、第4板部159が下方に移動して第2板部156に対して離れる方向に移動する。これにより、第2部材157が第1部材154に対して下方に移動する。図14の矢印D2に示すように、第2部材157が下方に移動すると、テンションプーリ152が下方に移動するため、ベルト150Bに付与されるテンションが減少する。

0088

尚、上述した実施形態においては、ベルトテンション調整装置151は、ベルト150Bのテンションを調整する装置であるが、ベルト150Aのテンションを調整する装置であってもよい。この場合、コンプレッサ37が被駆動機器となり、入力プーリ37A1が従動プーリとなる。また、ベルト150Bは、出力プーリ10A1、テンションプーリ152、入力プーリ37A1に亘ってベルト150Bを巻き掛け、調整機構153によりテンションプーリ152を移動可能とする構成が採用できる。

0089

また、駆動プーリは、原動機10の出力軸10Aとは異なる動力伝達軸(例えば、出力軸10Aの回転動力を受けて回転する別の軸)に取り付けられたプーリであってもよい。この場合、駆動プーリは、出力軸10Aとは異なる動力伝達軸に取り付けられたプーリとなる。
また、ベルトテンション調整装置151は、コンプレッサ37、オルタネータ38以外の被駆動機器(例えば、油圧ポンプ等)に原動機10の動力を伝達するベルトに対しても適用可能である。つまり、ベルトテンション調整装置151は、原動機10の動力をベルト伝動により受けて駆動する被駆動機器のプーリに巻き掛けられるベルトに対して幅広く適用可能である。
<ファンカバー>
図1図2図15図16に示すように、作業機1は、ファン12、ファンシュラウド13、及びファンカバー170を有する送風装置16を備えている。ファンカバー170は、ファン12の周囲を囲うファンシュラウド13に取り付けられている。ファンカバー170は、作業者が回転しているファン12に接触することを防ぐためのカバーである。

0090

以下、主に図15図19を参照して、ファンカバー170及びファンカバー170の周辺の構成について説明する。尚、図15図19において、矢印A1方向が前方、矢印A2方向が後方、矢印B1方向が左方、矢印B1方向が右方である。
図2に示すように、ファンシュラウド13は、原動機10とラジエータ14との間に配置されており、ファン12の回転により生じる空気の流れ(ラジエータ14側から原動機10側に向かう気流)を整える。

0091

図16図17等に示すように、ファンシュラウド13は、壁体13Aと円筒13Bとを有している。壁体13Aは、第1壁部13A1と、周壁部13A2と、第2壁部13A3を有している。第1壁部13A1は、板状であって、一方の面が左方を向き、他方の面が右方を向いている。第1壁部13A1には矩形状の開口が形成されており、当該開口の縁に沿って矩形枠状の周壁部13A2が設けられている。周壁部13A2は、第1壁部13A1から右方に向けて突出している。第2壁部13A3は、周壁部13A2の右端から内方に延びている。第2壁部13A3は、板状であって、円形開口孔が形成されている。円筒13Bは、第2壁部13A3の開口孔の縁から右方に向けて突出している。円筒13Bの内部には、ファン12が収容される。

0092

ファンシュラウド13は樹脂製であって、壁体13Aと円筒13Bとは一体成形されている。ファンシュラウド13には、ナット13aが埋設されている。詳しくは、図15に示すように、ナット13aは、第2壁部13A3にインサート成形により埋設されている。具体的には、図16に示すように、ナット13aは、第2壁部13A3の右面から右方に向けて突出する凸部13A4に埋設されている。凸部13A4は、第2壁部13A3と一体成形されている。ナット13aは、ねじ孔の中心軸心方向が機体幅方向を向くように配置されている。

0093

図16図17に示すように、ファンカバー170は、原動機10の出力軸10Aの径外方向(図16の矢印E1方向)に配置されており、具体的にはファン12の周囲に配置されている。また、ファンカバー170は、出力軸10Aの軸方向(図15の矢印E2方向)において原動機10とファンシュラウド13との間の領域の一部を覆う。本実施形態の場合、出力軸10Aの幅方向E2は、機体幅方向K2(図28参照)と一致している。以下の説明において、図15図16に示すファン12の周囲に位置する空間であって、且つ出力軸10Aの軸方向における原動機10とファンシュラウド13との間の空間Sのことを「カバー空間S」と称する。

0094

図16に示すように、ファンカバー170は、出力軸10Aの上後方に配置されており、ファン12の上方から後方に行くほど下方に向かうように傾斜している。別の言い方をすれば、ファンカバー170は、出力軸10Aを通り鉛直方向に延伸する仮想直線L3から離れる方向へ向かうほど下方に傾斜している。以下、ファンカバー170の傾斜の方向(図16に矢印E3で示す)を「傾斜方向E3」という。

0095

ファンカバー170は、ファンシュラウド13の右側(原動機10側)に取り付けられている。詳しくは、ファンカバー170は、ファンシュラウド13の第2壁部13A3の右面の後上部に取り付けられており、当該後上部から右方(原動機10側)に向けて延びている。これにより、ファンカバー170は、カバー空間Sの後上方(出力軸10Aの後上方)を覆っている。

0096

ファンカバー170は金属製であり、例えば鋼板等から形成されている。図15図18に示すように、ファンカバー170は、第1カバー部材171と、第1カバー部材171に取り付けられた第2カバー部材175と、を有している。第1カバー部材171と第2カバー部材175は、それぞれ金属板を折り曲げることにより形成されている。
第1カバー部材171は、ファンシュラウド13に取り付けられる。図18等に示すように、第1カバー部材171は、取付部172と延設部173とを有している。取付部172は、ファンシュラウド13に取り付けられる部分であって、取付用の複数の孔172aが形成されている。取付部172は、側面視にて略三角形状であって、当該三角形の各頂点の近傍にそれぞれ孔172aが形成されている。図17に示すように、複数の孔172aにそれぞれボルト172bを挿通し、当該ボルト172bをファンシュラウド13に埋設されたナット13aに螺合することで、取付部172がファンシュラウド13に取り付けられる。

0097

図17図18に示すように、延設部173は、取付部172の下端部から右方(原動機10側)に向かって延設されている。延設部173は、ファン12の上方から後方に向かって延びている。詳しくは、延設部173は、板状であって、ファン12の上方から後方に向けて傾斜して配置されることにより、一方の面が後上方を向き、他方の面が前下方を向いている。延設部173は、傾斜方向E3における一端部がファン12の上方に配置され、他端部がファン12の後方に配置されている。詳しくは、図16に示すように、延設部173は、傾斜方向E3における一端部が仮想直線L3に近い側に配置され、他端部が仮想直線L3から遠い側に配置されている。

0098

図18に示すように、延設部173は、切欠部173aを有している。切欠部173aは、延設部173の一端部側(上側)且つ原動機10側(右側)を切り欠いて形成されている。別の言い方をすると、延設部173は、切欠部173aの右端部を形成する側片173Aと、切欠部173aの下端部を形成する下片173Bとを有している。延設部173は、側片173Aと下片173Bとにより、当該延設部173に直交する方向からみて略L字形状である。つまり、切欠部173aは矩形状である。側片173Aの上部と、下片173Bの右上部とには、ボルト173cが挿通される孔173bがそれぞれ形成されている。

0099

図17図18に示すように、第1カバー部材171は、下板部174を有している。下板部174は、延設部173の他端部(後端部)から屈曲して下方に延びている。下板部174には、管材174Bを保持する保持部174Aが設けられている。保持部174Aは、平面視で略U字形状であり、下板部174に対して溶接等により固定されている。図17に示すように、保持部174Aと下板部174の後面との間に形成する内部空間に管材174Bを挿通することで、保持部174Aに管材174Bを保持することができる。保持部174Aに保持される管材174Bは、ファンカバー170の上面に載せて配策することができる。そのため、管材174Bをファン12への接触を防止しながら安定して配策することができる。本実施形態の場合、保持部174Aにより保持される管材174Bは、エンジン冷却水ドレン管材である。

0100

第2カバー部材175は、第1カバー部材171に着脱可能に取り付けられている。詳しくは、第2カバー部材175は、第1カバー部材171の延設部173に着脱可能に取り付けられて、第1カバー部材171の切欠部173aを覆っている。
図18に示すように、第2カバー部材175は、覆板部176と前板部177とを有している。覆板部176は、延設部173に取り付けられて切欠部173aを覆う。覆板部176は、長方形状であって、横幅(機体幅方向の長さ)が縦幅(傾斜方向E3の長さ)よりも短い。覆板部176の横幅は切欠部173aの横幅よりも大きく、覆板部176の縦幅は切欠部173aの縦幅よりも大きい。これにより、図15に示すように、覆板部176は切欠部173aの全体を覆うことができる。

0101

図18に示すように、覆板部176には、ボルト173cが挿通される孔176aが形成されている。孔176aは、覆板部176の左上部と右下部とにそれぞれ形成されている。第2カバー部材175の孔176aと第1カバー部材171の孔173bにボルト173cを挿通し、当該ボルト173cにナット173dを螺合することにより、第2カバー部材175は第1カバー部材171に取り付けられる。また、ボルト173cとナット173dの螺合を解除することにより、第2カバー部材175を第1カバー部材171から取り外すことができる。

0102

図16に示すように、前板部177は、覆板部176の上部から屈曲して仮想直線L3に近い側(前方)に延びている。前板部177は、第2カバー部材175が第1カバー部材171に取り付けられた状態において、ファンカバー170の上端に配置され、ファン12の上端よりも上方に位置する。また、前板部177は、保持部174Aにより保持される管材174Bを下方から支えることができる。

0103

図15に示すように、ファンカバー170は、第2カバー部材175が第1カバー部材171に取り付けられた状態において、カバー空間Sの後上方を覆う。第1カバー部材171と第2カバー部材175とは、カバー空間Sの後上方の領域を分担して覆う。具体的には、カバー空間Sの後上方の領域のうち、第1カバー部材171が後部を覆い、第2カバー部材175が前部を覆う。第2カバー部材175が覆う領域の面積は、第1カバー部材171が覆う領域の面積よりも大きい。

0104

ファンカバー170によってカバー空間Sの後上方が覆われることにより、ファン12への後方及び上方からのアクセスが制限されるため、作業者が回転するファン12に接触することを防止できる。また、図19に示すように、メンテナンス時においては、第2カバー部材175を第1カバー部材171から取り外すことにより、作業者は切欠部173aからファン12やファンシュラウド13にアクセスすることができる。このとき、第1カバー部材171は、ファンシュラウド13から取り外す必要がない。また、第2カバー部材175を第1カバー部材171から取り外しても、第1カバー部材171は、下片173Bでカバー空間Sの後上方の一部を覆いつつ、保持部174Aで管材174Bを保持することができるため、管材174Bのファン12への接触が防止できる。

0105

また、図15図18に示すように、ベルトテンション調整装置151はファンカバー170の前方(右前方)に配置されている。そのため、第2カバー部材175を第1カバー部材171から取り外すことにより、作業者は切欠部173aからベルトテンション調整装置151の調整ボルト162等に容易にアクセスしてベルト150Bのテンションを調整することが可能となる。

0106

なお、本実施形態においては、ファンカバー170は後上方を覆う位置に配置されるが、ファン13の配置(位置や向き)に応じてファンカバー170の配置(位置や向き)を変更することができる。要するに、ファンカバー170の配置は、ファン13へのアクセスを制限することができる配置であれば、カバー空間Sを後上方とは異なる方向から覆う位置としてもよい。
<DPFマフラカバー(第1カバー)、過給機カバー(第2カバー)、テールマフラ
<DPFマフラ>
図20図28等に示すように、原動機ルームERには、粒子除去装置(排気処理装置)18が設けられている。粒子除去装置18は、原動機10からの排気排出ガス)中の有害物質を含む微粒子を処理する。粒子除去装置18は、排気処理部18Aとブラケット184と第1カバー185とを有する。本実施形態では、排気処理部18Aは、DPF(Diesel Particulate Filter)マフラから構成されている。排気処理部18Aは、原動機10から排出された排気に含まれる微粒子を処理する。具体的には、排気処理部18Aは、原動機10から排出された排気に含まれる微粒子を捕捉して燃焼させる。なお、排気処理部18Aは、DPFマフラに限定されず、原動機10から排出された排気に含まれる微粒子を処理するものであればよい。

0107

図1図20に示すように、DPFマフラ18Aは、原動機10の右部の上方であって且つ油圧ポンプ11の上方に設けられている。尚、図20において、矢印A1方向が前方、矢印A2方向が後方、矢印B1方向が左方、矢印B1方向が右方である。
図20図23に示すように、DPFマフラ18Aは、略円柱状の外形であり、円柱中心軸方向を前後方向に向けて配置されている。DPFマフラ18Aは、複数の外装部材181を有している。複数の外装部材181は、連結部182を介して互いに連結されている。複数の外装部材181は、前方外装部材181aと、胴部外装部材181bと、後方外装部材181cと、を含む。前方外装部材181aは、DPFマフラ18Aの前部に位置する外装部材である。前方外装部材181aは、前壁181a1と、当該前壁181a1の外周から後方に向かって延出した周壁181a2と、を有している。つまり、前方外装部材181aは、円筒状であって後方に向かって開口している。前方外装部材181aの後端部には、DPFマフラ18Aの径外方に向かって突出するフランジ部(第1フランジ部)181a3が設けられている。

0108

図20図23に示すように、胴部外装部材181bは、DPFマフラ18Aの前後方向中途部に位置する外装部材である。胴部外装部材181bは、前方及び後方が開放された円筒状の部材である。胴部外装部材181bの前端部及び後端部には、それぞれDPFマフラ18Aの径外方に向かって突出するフランジ部181b1,181b2が設けられている。フランジ部181b1,181b2は、第2フランジ部181b1と第3フランジ部181b2とを含む。具体的には、第2フランジ部181b1は、胴部外装部材181bの前端部においてDPFマフラ18Aの径外方に向かって突出する。第3フランジ部181b2は、胴部外装部材181bの後端部においてDPFマフラ18Aの径外方に向かって突出する。

0109

図20図23に示すように、後方外装部材181cは、DPFマフラ18Aの後部に位置する外装部材である。後方外装部材181cは、後壁181c1と、当該後壁181c1の外周から前方に向かって突出した周壁181c2と、を有している。つまり、後方外装部材181cは、円筒状であって前方に向かって開口している。後方外装部材181cの後端部には、DPFマフラ18Aの径外方に向かって突出するフランジ部(第4フランジ部)181c3が設けられている。

0110

前方外装部材181aに設けられた第1フランジ部181a3と、胴部外装部材181bの前端部に設けられた第2フランジ部181b1とは、互いに当接している。後方外装部材181cに設けられた第4フランジ部181c3と、胴部外装部材181bの後端部に設けられた第3フランジ部181b2とは、互いに当接している。連結部182は、第1連結部182Aと第2連結部182Bとを含む。第1連結部182Aは、互いに当接する第1フランジ部181a3と第2フランジ部181b1とを連結する。第2連結部182Bは、互いに当接する第4フランジ部181c3と第3フランジ部181b2とを連結する。

0111

図20に示すように、第1連結部182Aは、内周面に溝が形成された2つの半円弧状の部材182aから構成されている。図23中の断面図に示すように、第1連結部182Aを構成する2つの半円弧状の部材182aは、第1フランジ部181a3及び第2フランジ部181b1を溝内に嵌め入れるように円環状に組み合わされる。2つの半円弧状の部材182aを組み合わせた状態で、第1連結部182Aと第1フランジ部181a3と第2フランジ部181b1にボルト(締結部材)182a1を挿通してナット182a2を螺合することにより、前方外装部材181aと胴部外装部材181bとが連結される。第1連結部182Aには、ボルト182a1の挿通孔とは別の貫通孔182cが形成されている。貫通孔182cは、半円弧状の部材182aの上部から突出した板状部分を前後方向に貫通している。

0112

図20に示すように、第2連結部182Bは、内周面に溝が形成された2つの半円弧状の部材182bから構成されている。図23中の断面図に示すように、第2連結部182Bを構成する2つの半円弧状の部材182bは、第4フランジ部181c3及び第3フランジ部181b2を溝内に嵌め入れるように円環状に組み合わされる。2つの半円弧状の部材182bを組み合わせた状態で、第2連結部182Bと第4フランジ部181c3と第3フランジ部181b2にボルト(締結部材)182b1を挿通してナット182b2を螺合することにより、後方外装部材181cと胴部外装部材181bとが連結される。第2連結部182Bには、ボルト182b1の挿通孔とは別の貫通孔182dが形成されている。貫通孔182dは、半円弧状の部材182bの上部から突出した板状部分を前後方向に貫通している。

0113

図20に示すように、DPFマフラ18Aの吸気口18aは、後方外装部材181cの周壁181c2から筒状に突出して形成されている。吸気口18aは、左方を向いて開口しており、原動機10の排気マニホールドと接続されている。DPFマフラ18Aの排気口18bは、前方外装部材181aの周壁181a2から筒状に突出して形成されている。図20図23等に示すように、排気口18bは、右上方向きに開口しており、排気管183の一端部と接続されている。

0114

図2図20に示すように、排気管183は斜め上右方に延びており、排気管183の他端部は斜め上右方を向いて開口している。排気管183の他端部には、テールマフラ188の一端部が接続されている。テールマフラ188の一端部の内径は、排気管183の他端部の外径より大きく、排気管183の他端部にテールマフラ188の一端部が外側から嵌められている。
<第1カバー>
図20に示すように、DPFマフラ18Aには、ブラケット184を介して第1カバー185が取り付けられている。尚、図20では第1カバー185は仮想線で示されており、第1カバー185を取り付けた状態の外観図1に示されている。

0115

ブラケット184は、外装部材181に形成されている連結部182を介してDPFマフラ18Aに取り付けられている。図23に示すように、ブラケット184は、外装部材181に形成されている複数(本実施形態の場合は2つ)の連結部182、即ち、前後方向に隣接する連結部182に跨って取り付けられている。図21に示すように、ブラケット184は、上板184Aと本体側取付部190とを有している。上板184Aは、第1カバー185が取り付けられる板であって、平面視で略三角形である。上板184Aには、ボルト184A1が挿通される複数の貫通孔184A2が形成されている。上板184Aの貫通孔184A2が形成された部分は、第1カバー185が取り付けられる部分(カバー取付部)である。貫通孔184A2は、ボルト184A1を介して第1カバー185を取り付けるための孔である。複数の貫通孔184A2は、上板184Aの形状である三角形の各頂点付近に形成されている。上板184Aの中央には開口部184A3が形成されている。なお、本実施形態において、上板184Aの平面視の形状は略三角形であるがこれに限らず、例えば略四角形等の他の形状であってもよい。また、開口部184A3は形成されていなくてもよい。

0116

本体側取付部190は、DPFマフラ18Aに取り付けられる部分である。本体側取付部190は、第1被連結部184Bと第2被連結部184Cとを備えている。第1被連結部184Bは、上板184Aの前端部から下方に向かって突出している。第1被連結部184Bには、貫通孔184B1が形成されている。第2被連結部184Cは、上板184Aの後端部から下方に向かって突出している。第2被連結部184Cには、貫通孔184C1が形成されている。図23に示すように、第1被連結部184Bに形成された貫通孔184B1と第1連結部182Aに形成された貫通孔182cとを重ねてボルト184bを挿通し、当該ボルト184bにナットを螺合する。これによって、第1被連結部184Bは、第1連結部182Aと連結される。さらに、第2被連結部184Cに形成された貫通孔184C1と第2連結部182Bに形成された貫通孔182dとを重ねてボルト184cを挿通し、当該ボルト184cにナットを螺合する。これによって、第2被連結部184Cは、第2連結部182Bと連結される。これにより、ブラケット184がDPFマフラ18Aの上部に取り付けられる。ブラケット184の上板184Aの一方の面は、DPFマフラ18Aに取り付けられた状態で上を向く面となる。

0117

第1カバー185は、ブラケット184と別体であって、ブラケット184に取り付けられており、DPFマフラ18Aの少なくとも一部を覆う。図21図22等に示すように第1カバー185は、第1覆板185Aと、第2覆板185Bと、第3覆板185Cと、を有している。図1図20から分かるように、第1覆板185Aは、DPFマフラ18Aの上方を覆う。第2覆板185Bは、DPFマフラ18Aの側方(機体後方)を覆う。第3覆板185Cは、DPFマフラ18Aの側方(機体側方)を覆う。詳しくは、第3覆板185Cは、DPFマフラ18Aの右方を覆う。
つまり、第1カバー185は、DPFマフラ18Aを複数の方向から覆う。具体的には、第1カバー185は、DPFマフラ18Aを3つの方向(上方、後方、右方)から覆う。

0118

第1覆板185Aは、矩形状であって、ボルト184A1が挿通される複数の貫通孔185A1が形成されている。第1覆板185Aは、一方の面(外面)が上向きに、他方の面(内面)が下向きとなるように配置される。尚、内面はDPFマフラ18Aと対向する側の面であり、外面はDPFマフラ18Aと反対側の面である。
第2覆板185Bは、第1覆板185Aの後端部から下方に向かって延設されている。第2覆板185Bは、一方の面(外面)が後向きに、他方の面(内面)が前向きとなるように配置される。図21に示すように、第1覆板185Aに形成された貫通孔185A1と、ブラケット184の上板184Aに形成された貫通孔184A2にボルト184A1を挿通し、当該ボルト184A1にナットを螺合することにより、第1覆板185Aがブラケット184に取り付けられる。

0119

第3覆板185Cは、第1覆板185Aと第2覆板185Bとを接続する。具体的には、図21図22等に示すように、第3覆板185Cは、第1覆板185Aの右端部と第2覆板185Bの右端部とを接続する。第3覆板185Cは、一方の面(外面)が右向きに、他方の面(内面)が左向きとなるように配置される。第3覆板185Cには、ボルト185C2が挿通される貫通孔185C1が形成されている。図20に示すように、貫通孔185C1にボルト185C2を挿通し、当該ボルト185C2をDPFマフラ18Aの連結部182に形成されたねじ孔182eに螺合することで、第3覆板185CがDPFマフラ18Aに固定される。

0120

また、第3覆板185Cには、貫通孔185C3が形成されている。当該貫通孔185C3には、DPFマフラ18Aが載置される載置台180とDPFマフラ18Aとを固定するボルト180Aが挿通される。当該ボルト180Aによって、第3覆板185Cと載置台180とはDPFマフラ18Aに対して共締めで固定される。
図21図22に示すように、第1カバー185は、内面に延設リブ185Dを有している。延設リブ185Dは、第1覆板185Aから第2覆板185Bに亘って延設されている。詳しくは、延設リブ185Dは、第1覆板185Aの内面(下面)の左前端部から第2覆板185Cの内面(前面)の左下端部に亘って延設されている。延設リブ185Dは、側面視にてL字形の板状であって、一方の面が第3覆板185Cと対向して配置されている。

0121

延設リブ185Dは、DPFマフラ18Aに固定される板である第1覆板185AからDPFマフラ18Aに固定されない板である第2覆板185Bに亘って延設されている。そのため、DPFマフラ18Aに固定されない板である第2覆板185Bの振動を抑制することができる。なお、延設リブ185Dは、第3覆板185Cから第2覆板185Bに亘って延設されていてもよい。この場合も、第3覆板185CがDPFマフラ18Aに固定されることから、第2覆板185Bの振動を抑制することができる。

0122

また、本実施形態においては、第1覆板185Aがブラケット184を介してDPFマフラ18Aに取り付けられ、第3覆板185CがDPFマフラ18Aに直接取り付けられるが、第3覆板185Cがブラケットを介してDPFマフラ18Aに取り付けられ、第1覆板185AがDPFマフラ18Aに直接取り付けられる構成であってもよい。
<第2カバー>
図20図28等に示すように、原動機10の後部の上方には過給機186が配置されている。過給機186は、原動機10から排出された排気により内部のタービンが回転することで、圧縮された空気を原動機10に供給する。

0123

図1図2図20に示すように、作業機1は、第2カバー187を備えている。第2カバー187は、旋回基板8の構造体91に取り付けられており、過給機186の少なくとも一部を覆う。具体的には、第2カバー187は、後脚部94に取り付けられており、過給機186の上方及び後方を覆っている。
図20図24に示すように、第2カバー187は、覆壁部187Aと、被取付部187Bと、を有している。覆壁部187Aは、第1覆壁187A1と、第2覆壁187A3と、連結壁187A2と、を含む。第1覆壁187A1は、過給機186の上方に配置されており、過給機186の上方を覆う。第2覆壁187A3は、過給機186の後方に配置されており、過給機186の後方を覆う。連結壁187A2は、第1覆壁187A1と第2覆壁187A3とを連結している。連結壁187A2は、円弧状に湾曲しており、第1覆壁187A1の後端部と第2覆壁187A3の上端部とを連結している。

0124

被取付部187Bは、第2覆壁187A3の左部から後方に向かって突出している。被取付部187Bには、上下方向に貫通した孔187B1が形成されている。図20図24に示すように、被取付部187Bは、後脚部94の後端部に接続された取付部94Bに取り付けられる。取付部94Bは、後脚部94の垂直部分(後支持部材67から上方に延びる部分)に接続されている。

0125

被取付部187Bは、当該被取付部187Bに形成された孔187B1と、取付部94Bに形成された孔とにボルト187B2を挿通し、当該ボルト187B2にナット187B3を螺合することにより、取付部94Bに固定される。これにより、第2カバー187が、構造体91の後脚部94に取り付けられる。
なお、本実施形態において第2カバー187は、過給機186の上方及び後方を覆うが、第2カバー187は、過給機186の後方のみを覆うものであってもよいし、過給機186の前方と上方と後方とを覆うものであってもよい。
<テールマフラ>
図2図20等に示すように、テールマフラ188の一端側には、DPFマフラ18Aの排気口18bに接続された排気管183が挿入されている。図1図2に示すように、テールマフラ188は、第1湾曲部188Aと第2湾曲部188Bとを有している。第1屈曲部188Aは、排気管183の他端部から斜め上右方に延びてから湾曲して上方に延びている。第2湾曲部188Bは、第1湾曲部188Aと連続して上方に延びてから右方に湾曲している。テールマフラ188の他端部(排気口18b)は、カバー30から斜め上右方に突出している。

0126

図25に示すように、テールマフラ188は、第2支持体99の第2前部材99Aと第2後部材99Bとの間を通って斜め上右方に延びている。図1図2図4図5等に示すように、テールマフラ188は第1支持体98及び第2支持体99の上方に配置された上部カバー30Aを貫通している。
図25図26に示すように、上部カバー30Aは、略長方形状の板部材であり、第2前部材99A、第2後部材99B、第1後部材98Bの上方を覆っている。上部カバー30Aは、締結部材(ボルト等)を介して、第1支持体98及び第2支持体99に固定されている。上部カバー30Aの右部には、開口孔30A1が形成されている。開口孔30A1は、第2前部材99Aと第2後部材99Bの間に位置している。開口孔30A1は、機体幅方向に長い略小判型楕円形)の長円孔である。テールマフラ188は、開口孔30A1を上方に向けて貫通してから右方に湾曲し、右方に向けて開口している。

0127

原動機10からの排気は、過給機186を通り、DPFマフラ18Aを通って微粒子が除去された後、排気管183からテールマフラ188を通って機体2の外部に排出される。テールマフラ188からの排気は、テールマフラ188が右方に向けて開口しているため、右方に向けて排出される。これにより、テールマフラ188からの排気は、機体2の左側に搭載されているキャビン3と反対側に向かうこととなる。また、テールマフラ188は、上部カバー30Aの右部から突出しているため、キャビン3から離れた位置にある。そのため、テールマフラ188から排出された排気がキャビン3側に回り込み、キャビン3に流入することを回避できる。従って、キャビン3内の運転席6に着座するオペレータが排出された排気を吸い込むことを回避できる。

0128

また、ファン12は機体2の左側から外気を吸い込むことから、テールマフラ188からの排気はファン12の吸い込み側と反対方向に排出されることとなる。そのため、テールマフラ188から排出された排気がファン12によって原動機ルームERに取り込まれることを回避できる。
<効果>
本実施形態の作業機1は、以下の効果を奏する。
<アダプタ(燃料分岐アダプタ)>
燃料分岐アダプタ131は、機体2と、機体2に搭載され且つ燃料により駆動する原動機10と、燃料を流通させる複数の管材130とを有する作業機1に備えられる燃料分岐アダプタであって、管材130がそれぞれ接続される複数の接続部132と、複数の接続部132の間を連通させる連通路(分岐路)135が複数形成された中継部133と、機体2に取り付けられる取付部138と、を有している。

0129

この構成によれば、複数の連通路135を機体2に取り付けられた1つの燃料分岐アダプタ131に集約し、当該燃料分岐アダプタ131に対して燃料を流通させる複数の管材130を接続することができるため、燃料を流通させる管材の配策を容易化することができる。また、燃料分岐アダプタ131が機体2に取り付けられることで、複数の管材130の位置や経路を固定することができるため、管材が機器(原動機、油圧ポンプ等)と接触することが回避され、管材の振動や摩損を防止できる。また、複数の管材130を燃料分岐アダプタ131に接続した状態で、取付部138を機体2に対して取り付けたり取り外したりできるため、生産時やメンテナンス時における管材等の組み付け作業を容易化することができる。

0130

また、複数の連通路135は、それぞれ1つの接続部132を他の複数の接続部132と連通させる分岐路である。
この構成によれば、1つの接続部132に接続された管材を他の複数の接続部132に接続された管材と連通させる分岐路135が1つの燃料分岐アダプタ131に複数形成されるため、複数の分岐路135にそれぞれ連通される複数の管材を1つの燃料分岐アダプタ131に集約して接続することができ、管材の配策を容易化することができる。

0131

また、複数の管材130は、燃料に含まれる空気を除去するためのエア抜き用管材を含んでいる。
この構成によれば、エア抜き用管材が機器(原動機、油圧ポンプ等)と接触することが回避され、エア抜き用管材の振動や摩損を防止できる。また、生産時やメンテナンス時におけるエア抜き用管材の組み付け作業を容易化することができる。

0132

また、燃料分岐アダプタ131は、接続部132に接続される管材とは別の管材を保持するクランプ部139を有している。
この構成によれば、接続部132に接続された管材とは別に、燃料分岐アダプタ131の近傍を通って配策される管材を、当該燃料分岐アダプタ131のクランプ139に保持して位置決めすることができる。そのため、接続部132に接続された管材と燃料分岐アダプタ131の近傍を通って配策される管材とが絡み合うことを回避して管材を配策することができる。

0133

また、複数の分岐路135は、第1分岐路136と第2分岐路137とを含み、複数の接続部132は、第1接続部132aと、第2接続部132bと、第3接続部132cと、第4接続部132dと、第5接続部132eと、第6接続部132fと、を含む。第1分岐路136は、第1接続部132aを第2接続部132b及び第3接続部132cと連通させる分岐路である。第2分岐路137は、第4接続部132dを第5接続部132e及び第6接続部132fと連通させる分岐路である。

0134

この構成によれば、第1分岐路136により互いに連通される3つの接続部(第1接続部132a、第2接続部132と、第3接続部132c)と、第2分岐路137により互いに連通される3つの接続部(第4接続部132d、第5接続部132e、第6接続部132f)と、を1つの燃料分岐アダプタ131に集約することができる。そのため、第1分岐路136により互いに連通される3つの接続部に接続される管材と、第2分岐路137により互いに連通される3つの接続部に接続される管材とを、経路や位置を固定して容易に配策することができる。

0135

また、第1分岐路136は、機体2の幅方向に延びる第1通路136aと、当該第1通路136aの中途部から分岐して後方に延びる第2通路136bとを含むT字状の分岐路であって、第2分岐路137は、上下方向に延びる第3通路137aと、当該第3通路137aの中途部から分岐して機体幅方向の一方に延びる第4通路137bと、を含むT字状の分岐路である。

0136

この構成によれば、燃料分岐アダプタ131に接続された複数の管材130を、機体幅方向、上下方向、後方に向けて容易に配策することができる。
また、第1接続部132aは、第1通路136aの一端側から機体幅方向の一方側に配置された原動機10側に向けて突出している。第2接続部132bは、第2通路136bから後方に突出してから下方に向けて湾曲し、第3接続部132cは、第1通路136aの他端側から機体幅方向の他方側に向けて突出している。第4接続部132dは、第4通路137bから機体幅方向の他方側に向けて突出し、第5接続部132eは、第3通路137aの一端側から下方に向けて突出している。第6接続部132fは、第3通路137aの他端側から上方に突出してから機体幅方向の他方側に向けて湾曲している。

0137

この構成によれば、第1接続部132aに接続された管材130aを原動機10側に向けて配策することができる。第2接続部132bに接続された管材130bと、第5接続部132eに接続された管材130eとを、燃料分岐アダプタ131の下方に向けて配策することができる。第3接続部132cに接続された管材130と、第4接続部132dに接続された管材130と、第6接続部132fに接続された管材130とを、原動機10と反対側に配策することができる。

0138

また、作業機1は、上記燃料分岐アダプタ131を備えている。
この構成によれば、上述した燃料分岐アダプタ131の優れた効果を奏する作業機1を実現することができる。
また、作業機1は、燃料を貯留する燃料タンク19と、燃料タンク19に貯留された燃料を原動機10に供給する燃料供給路25aと、原動機10から排出された燃料を燃料供給路25aに戻す還流路25bに設けられたバルブ(還流バルブ)84と、燃料を冷却する燃料クーラ15と、燃料ポンプ24から原動機10に供給される燃料中の異物を除去する燃料フィルタ22と、を備えている。複数の管材130は、原動機10と第1接続部132aとを接続する第1管材130aと、第2接続部132bと燃料クーラ15とを接続する第2管材130bと、第3接続部132cとバルブ84とを接続する第3管材130cと、を含み、複数の管材130は、燃料フィルタ22と第4接続部132dとを接続する第4管材130dと、燃料クーラ15と第5接続部132eとを接続する第5管材130eと、第6接続部132fと燃料タンク19とを接続する第6管材130fと、を含む。

0139

この構成によれば、燃料回路を構成する複数本の管材の配策の容易化、管材の振動や摩損の防止、生産時やメンテナンス時における管材等の組み付け作業の容易化を実現することができる。
また、機体2は、基板8と、基板8上に設けられ且つ原動機10を支持する支持ブラケット120と、を有し、取付部138は支持ブラケット120に取り付けられている。

0140

この構成によれば、複数の管材130が接続される燃料分岐アダプタ131を原動機10の近傍に位置決めして配置することができる。これにより、原動機10や原動機の周辺の機器(油圧ポンプ等)に接続される複数の管材の配策を容易に行うことができる。
また、作業機1は、油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータに供給される作動油を吐出する油圧ポンプ11と、を備えている。支持ブラケット120は、原動機10の前部を支持し、燃料分岐アダプタ131の少なくとも一部は、前後方向において、支持ブラケット120と燃料ポンプ24との間に配置されている。

0141

この構成によれば、燃料分岐アダプタ131に接続された複数の管材130の全部又は一部を、支持ブラケット120と油圧ポンプ11との間を通して容易に配策することができる。
また、機体2は、基板8の上部に設けられて前後方向に延びる補強リブ62を有し、支持ブラケット120と原動機10との間にはマウント部材125が介装され、燃料分岐アダプタ131は、上下方向において、補強リブ62とマウント部材125との間に配置されている。

0142

この構成によれば、燃料分岐アダプタ131に接続された複数の管材130の全部又は一部を、補強リブ62とマウント部材125との間を通して配策することができる。このため、複数の管材130をマウント部材125に支持された原動機10の近傍を通して容易に配策することができる。
また、複数の管材130の少なくとも一部は、原動機10と補強リブ62との間を通って配策されている。

0143

この構成によれば、燃料分岐アダプタ131に接続された複数の管材130の少なくとも一部を、原動機10と補強リブ62との間に形成される空間を通して、原動機10の一方側(前側)から他方側(後側)へと容易に配策することができる。
<ベルトテンション調整装置>
ベルトテンション調整装置151は、作業機1に備えられる原動機10からの動力を伝達する動力伝達軸10Aに取り付けられた駆動プーリ10A1と、被駆動機器38の入力軸38Aに取り付けられた従動プーリ38A1と、テンションプーリ152と、を備えている。ベルトテンション調整装置151は、駆動プーリ10A1と従動プーリ38A1とテンションプーリ152とに亘って掛け渡され、動力伝達軸10Aの回転駆動力を被駆動機器38に伝達する無端状のベルト150Bと、ベルト150Bのテンションを調整する調整機構153と、を備えている。調整機構153は、駆動プーリ10A1及び従動プーリ38A1に対する相対位置が固定された第1部材154と、回転軸を支持するとともに、第1部材154に対して移動可能であって且つ当該移動を案内するガイド部161を有する第2部材157と、第1部材154に対して第2部材157を移動させる調整杆部材162と、を有している。テンションプーリ152の回転軸152Aの軸心は、調整杆部材162の軸心線L1の延長線上に配置され、ガイド部161が延びる方向は、調整杆部材162の軸心線L1に対して平行に偏移している。

0144

この構成によれば、テンションプーリ152の回転軸152Aの軸心が調整杆部材162の軸心線L1の延長線上に配置されていることにより、調整杆部材162により付与される力を分散させずに効率良くベルト150Bのテンションを調整する力として利用可能である。また、ガイド部161が延びる方向が調整杆部材162の軸心線L1に対して平行に偏移していることにより、調整杆部材162の軸心方向への大型化を回避してコンパクトに構成することができ、スペースの制約が厳しい狭小の原動機ルーム内に容易に設置することができる。

0145

また、調整杆部材162は、テンションプーリ152の上方に配置され且つ軸心が上下方向を向き、ガイド部161は、第1部材154に対して第2部材157を上下方向に案内する。
この構成によれば、調整機構153の前後方向の大きさを小さくすることができるため、前後方向のスペースの制約が厳しい原動機ルームにおいて、ベルトテンション調整装置151を容易に配置することができる。また、高さ方向のスペースの制約が厳しい原動機ルームにおいても、ベルトテンション調整装置151を高さ方向にコンパクトに構成することができるため、ベルトテンション調整装置151を容易に配置することができる。

0146

また、動力伝達軸10Aは、原動機10の出力軸10Aであり、第1部材154は、原動機10に固定された第1板部155と、第1板部155から出力軸10Aの先端側に向けて突出する突出部155Cと、を有している。ガイド部161は、調整杆部材162の軸心に対して平行に延びる長孔161であり、突出部155Cは、長孔161に挿入され、第2部材157の移動に伴って長孔161に対して相対的に移動する。

0147

この構成によれば、ガイド部161が、突出部155Cを長孔161に対して相対的に移動させることにより、第1部材154に対して第2部材157を移動させることができるため、ガイド部161による案内を、簡易な構成で確実に行うことが可能である。
また、調整杆部材162は、調整ボルトであって、第1部材154は、第1板部155から出力軸10Aの先端側に向けて延設され且つ調整ボルト162が挿通される貫通孔156aが形成された第2板部156を有している。第2部材157は、長孔161が形成され且つ第1板部155に対して摺動する第3板部158と、第3板部158から出力軸10Aの先端側に延設され且つ調整ボルト162が螺合されるねじ孔159aが形成された第4板部159と、を有している。

0148

この構成によれば、調整ボルト162を軸心回りに回転させることで、第4板部159を第2板部156に対して接近又は離反させて、第3板部158を第1板部155に対して摺動させながら、第1部材154に対して第2部材157を移動させることができる。そのため、簡単な操作で確実に調整機構153を操作して、ベルト150Bに付与するテンションを調整することができる。

0149

また、突出部155Cは、長孔161の長手方向に間隔をあけて配置された複数のボルト155Cである。複数のボルト155Cにはそれぞれナット155Dが螺合されており、当該螺合により第1板部155に対する第3板部158の相対位置が固定される。
この構成によれば、第2部材157が第1部材154に対して回転することを複数のボルト155Cによって防止することができる。また、ボルト155Cとナット155Dの螺合により、第2部材157が第1部材154から離反することを回避できる。また、ナット155Dを複数のボルト155Cから取り外すことで、第1部材154から第2部材157を容易に取り外すことができるため、ベルトテンション調整装置151のメンテナンス性を向上させることができる。

0150

また、第1板部155は、調整杆部材162の軸心と平行に延びる第1リブ155A,155Bを有している。
この構成によれば、第1リブ155A,155Bによって第1板部155の剛性が向上するため、ベルト150Bに付与したテンションの反力によって第1板部155が変形することを防止できる。

0151

また、第2部材157は、調整杆部材162の軸心と平行に延びるとともに第4板部159と接続された第2リブ160を有している。
この構成によれば、第2リブ160によって第2板材157の剛性が向上するため、ベルト150Bに付与したテンションの反力によって第2板部157が変形することを防止できる。また、第4板部159の第3板部158に対する連結強度を向上させることができる。そのため、ベルトテンション調整装置151の耐用期間を長くすることができる。

0152

また、ベルトテンション調整装置151は、第1板部155と原動機10とを固定する固定部材155Fを備え、固定部材155Fは、互いに間隔をあけて配置された少なくとも2つの固定部材155Fを含む。
この構成によれば、ベルト150Bに付与したテンションの反力によって、第1板部155が固定部材155Fを支点として原動機10に対して回転することを防止することができる。

0153

また、第1部材154は、原動機10に固定されているとともに、原動機10を吊り上げるためのフックを係止可能な係止部155Eを有している。
この構成によれば、原動機10を吊り上げるためのフックを係止するための部材を別途設けることなく、ベルトテンション調整装置151を原動機10の吊り上げに活用することができる。このため、部品点数を削減することができ、製造コストを削減することができる。

0154

また、作業機1は、上記ベルトテンション調整装置151を備える。
この構成によれば、上述したベルトテンション調整装置151の優れた効果を奏する作業機1を得ることができる。
<ファンカバー>
また、送風装置16は、作業機に備えられる原動機10と、原動機10の出力軸10Aに取り付けられるファン12と、ファン12の周囲を囲うファンシュラウド13に取り付けられ、出力軸10Aの軸方向において原動機10とファンシュラウド13との間の領域の一部を覆うファンカバー170と、を備えている。ファンカバー170は、ファンシュラウド13に取り付けられた第1カバー部材171と、当該第1カバー部材171に着脱可能に取り付けられた第2カバー部材175と、を有している。

0155

この構成によれば、第1カバー部材171をファンシュラウド13に取り付けた状態で、第1カバー部材171から第2カバー部材175を取り外すことができる。そのため、メンテナンス時において、ファンシュラウド13からファンカバー170の全体を取り外すことなく、ファン12やファンの周辺機器にアクセスすることができる。
また、ファンシュラウド13は樹脂製であり、第1カバー部材171及び第2カバー部材175は金属製である。

0156

この構成によれば、メンテナンス時においては、樹脂製のファンシュラウド13に第1カバー部材171を取り付けた状態で、第1カバー部材171から第2カバー部材175を取り外すことができる。そのため、樹脂製のファンシュラウド13に対してファンカバー170を着脱する頻度を減少させることができ、着脱の繰り返しに起因するファンシュラウド13の損傷や劣化を防止できる。また、第1カバー部材171及び第2カバー部材175が金属製であることにより、ファンカバー170の強度が高くなり、作業者のファン12への接触を確実に防止できる。

0157

また、ファンシュラウド13にはナット13aが埋設されており、第1カバー部材171は、ナット13aに螺合されたボルト172bによりファンシュラウド13に取り付けられている。
この構成によれば、ファンシュラウド13に対して第1カバー部材171を容易に且つ確実に取り付けることができる。また、メンテナンス時においては、ファンシュラウド13に対して第1カバー部材171を着脱する必要がないため、第1カバー部材171の着脱の繰り返しに起因するファンシュラウド13に埋設されたナット13aの脱落を防止できる。

0158

また、第1カバー部材171は、ファンシュラウド13に取り付けられた取付部172と、取付部172から原動機10側に向かって延設され且つ切欠部173aを有する延設部173と、を有している。第2カバー部材175は、延設部173に取り付けられて切欠部173aを覆っている。
この構成によれば、第1カバー部材171を取付部172によってファンシュラウド13に取り付けた状態で、第2カバー部材175を延設部173から取り外すことで、切欠部173aからファンカバー170の内側(奥側)にある機器に容易にアクセスすることができる。

0159

また、ファンカバー170は、出力軸10Aの斜め上方に配置され、且つ出力軸10Aを通り鉛直方向に延伸する仮想直線L3から離れる方向へ向かうほど下方に傾斜しており、延設部173は、傾斜方向における一端部が前記下方直線に近い側に配置され、他端部が仮想直線L3から遠い側に配置され、切欠部173aは、延設部173の一端部側且つ原動機10側を切り欠いて形成されている。

0160

この構成によれば、ファンカバー170によってファン120の上方及び後方からのファン120へのアクセスを制限することができる。また、第2カバー部材175を延設部173から取り外すことで、切欠部173aを介してファン12の上方からファン12等にアクセスすることができる。また、第2カバー部材175を取り外した状態においても、第1カバー部材171の延設部173がファン12の後方からのファン12等へのアクセスを制限することができる。

0161

また、第1カバー部材171は、延設部173の後部から屈曲して下方に延びる下板部174を有している。
この構成によれば、第1カバー部材171は、延設部173と下板部174とを含む複数の面でファン12を覆うことができる。このため、第1カバー部材171により複数の角度からのファン12へのアクセスを規制することができる。

0162

また、第2カバー部材175は、延設部173に取り付けられて切欠部173aを覆う覆板部176と、覆板部176の上部から屈曲して仮想直線L3に近い側に延びる前板部177を有している。
この構成によれば、第2カバー部材175は、覆板部176と前板部177とを含む複数の面でファン12を覆うことができる。このため、第2カバー部材175により複数の角度からのファン12へのアクセスを規制することができる。

0163

また、作業機1は、上記送風装置16を備えている。
この構成によれば、上述した送風装置16の優れた効果を奏する作業機1を実現することができる。
また、作業機1は、原動機10と、原動機10からの動力を伝達する動力伝達軸(出力軸)10Aに取り付けられた駆動プーリ10A1と、被駆動機器38の入力軸に取り付けられた従動プーリ38A1と、テンションプーリ152と、駆動プーリ10Aと従動プーリ38A1とテンションプーリ152とに亘って掛け渡され、動力伝達軸10Aの回転駆動力を被駆動機器38に伝達する無端状のベルト150Bと、ベルト150Bのテンションを調整する調整機構153と、を備え、調整機構153は、ファンカバー170の前方に配置されている。

0164

この構成によれば、第2カバー部材175を第1カバー部材171から取り外すことにより、作業者はベルトテンション調整装置151の調整機構153にアクセスしてベルト150Bのテンションを調整することが可能となる。
<DPFマフラカバー(第1カバー)、過給機カバー(第2カバー)、テールマフラ>
また、排気処理装置18は、作業機1に備えられる原動機10からの排気に含まれる微粒子を処理する排気処理部18Aと、排気処理部18Aに取り付けられたブラケット184と、ブラケット184に取り付けられ且つ排気処理部18Aの少なくとも一部を覆う第1カバー185と、を備え、排気処理部18Aは、第1フランジ部181a3を有する第1外装部材181aと、第2フランジ部181b1を有する第2外装部材181bと、第1フランジ部181a3と第2フランジ部181b1とを連結する第1連結部182Aとを備え、ブラケット184は、第1連結部182Aに取り付けられる本体側取付部190と、第1カバーが取り付けられるカバー取付部と、を有している
この構成によれば、第1カバー185を、当該第1カバー185と別体であるブラケット184を介して排気処理部18Aに取り付けることができるため、様々な形態の排気処理部に対して汎用的に取り付けることができるカバーの取り付け構造を有する排気処理装置18となる。また、排気処理部18Aの第1外装部材181aと第2外装部材181bとを連結する第1連結部182Aを利用してブラケット184を排気処理部18Aに取り付けられることができる。このため、第1カバー185を排気処理部18Aに取り付けるために、排気処理部18Aの加工や仕様変更等を行う必要がない。

0165

また、本体側取付部190は、第1連結部182Aに取り付けられる第1被連結部184Bを備え、ブラケット184は、第1連結部182Aに形成された貫通孔182cと第1被連結部184Bに形成された貫通孔184B1とにボルト184bを挿通し、当該ボルト184bにナットを螺合させて第1連結部182Aと第1被連結部184Bとを締結することにより、排気処理部18Aに取り付けられている。

0166

この構成によれば、第1連結部182Aと第1被連結部184Bとをボルト184b及びナットにより連結することによってブラケット184を排気処理部18Aに取り付けるため、ブラケット184を排気処理部18Aに対して容易に着脱することが可能となる。
また、第2外装部材181bは、第3フランジ部181b2を備え、排気処理部18は、第4フランジ部181c3を有する第3外装部材181cと、第3フランジ部181b2と第4フランジ部181c3とを連結する第2連結部182Bとを備え、本体側取付部190は、第1連結部182Aに取り付けられる第1被連結部184Bと、第2連結部182Bに取り付けられる第2被連結部184Cとを備えている。

0167

この構成によれば、ブラケット184が、排気処理部18Aの第1外装部材181aと第2外装部材181bとを連結する第1連結部182Aに加えて、第2外装部材181bと第3外装部材181cとを連結する第2連結部182Bに取り付けられるため、排気処理部18Aへのブラケット184の取り付けを確実に且つ強固に行うことができる。
また、ブラケット184は、第1連結部182Aに形成された貫通孔182cと第1被連結部184Bに形成された貫通孔184B1とにボルト184bを挿通し、当該ボルト184bにナットを螺合させて第1連結部182Aと第1被連結部184Bとを締結し、第2連結部182Bに形成された貫通孔182dと第2被連結部184Cに形成された貫通孔184C1とにボルト184cを挿通し、当該ボルト184cにナットを螺合させて第2連結部182Bと第2被連結部184Cとを締結することにより、排気処理部18Aに取り付けられている。

0168

この構成によれば、第1連結部182Aと第1被連結部184Bとをボルト184b及びナットにより連結することに加えて、第2連結部182Bと第2被連結部184Cとをボルト184c及びナットにより連結することによって、ブラケット184を排気処理部18Aに取り付けるため、ブラケット184を排気処理部18Aに対して確実に取り付けることができるとともに容易に着脱することが可能となる。

0169

また、第1カバー185は、排気処理部18Aの上方を覆う第1覆板185Aと、排気処理部18Aの側方(機体後方)を覆う第2覆板185Bと、を有している。
この構成によれば、第1カバー185によって排気処理部18Aの上方と側方(機体後方)とを覆うことができるため、排気処理部18Aに対する上方及び側方(機体後方)からの接触を防ぐことができる。

0170

また、第1カバー185は、排気処理部18Aの側方を覆い且つ第1覆板185Aと第2覆板185Bとを接続する第3覆板185Cと、第1覆板185A又は第3覆板185Cから第2覆板185Bに亘って延設された延設リブ185Dと、を有しており、第1覆板185Aと第3覆板185Cのうち、一方がブラケット184に取り付けられ、他方が排気処理部18Aに取り付けられている。

0171

この構成によれば、第3覆板185Cによって排気処理部18Aの側方(機体側方)を覆うことができるため、排気処理部18Aに対する側方(機体側方)からの接触を防ぐことができる。また、第3覆板185Cによって第1覆板185Aと第2覆板185Bとが接続されることによって、第1カバー185の強度を向上させることができる。また、延設リブ185Dは、排気処理部18Aに直接的に又はブラケット184を介して間接的に固定される第1覆板185A又は第3覆板185Cから、排気処理部18Aに固定されない第2覆板185Bに亘って延設されることで、排気処理部18Aに固定されない第2覆板185Bの振動を抑制することができる。

0172

また、排気処理部18Aは、DPFマフラである。
この構成によれば、様々な形態のDPFマフラに対して汎用的に取り付けることができるカバーの取り付け構造を有する排気処理装置18となる。
また、作業機1は、上記排気処理装置18を備えている。
この構成によれば、上述した排気処理装置18の優れた効果を奏する作業機1を実現することができる。

0173

また、作業機1は、原動機10に接続された過給機186と、原動機10の前方に立設された前脚部93と、原動機10の後方に立設された後脚部94と、前脚部93の上部と後脚部94の上部とを連絡する連絡部95と、を有する構造体91と、構造体91に取り付けられて過給機186の少なくとも一部を覆う第2カバー187と、を備えている。
この構成によれば、第2カバー187が過給機186の少なくとも一部を覆うことによって、メンテナンス時等において作業者が過給機186に接触することを防止できる。また、作業機1が備える構造体91に対して接続具187Cを介して第2カバー187を取り付けることから、第2カバー187を取り付けるために専用の支持部材を設けたり過給機186に加工を施したりすることなく、過給機186の一部を第2カバー187で覆うことができる。

0174

また、第2カバー187は、後脚部94に取り付けられて過給機186の後方を覆っている。
この構成によれば、第2カバー187を過給機186の後方に容易に配置することができる。また、作業者が過給機186の後方からメンテナンス等の作業を行う場合において、作業者が過給機186に接触することを防止することができる。

0175

また、作業機1は、構造体91の連絡部95から側方に延びる支持部92と、原動機10の上方を覆い且つ支持部92に支持された上部カバー30Aと、排気処理部18Aからの排気を通過させて排気音を低減させるテールマフラ188と、を備え、テールマフラ188は上部カバー30Aを貫通している。
この構成によれば、排気処理部18Aを原動機10の上方において前方寄りの位置に配置した場合でも、上部カバー30Aに妨げられることなく排気処理部18A及びテールマフラ188を配置することができる。また、排気処理部18Aに接続されたテールマフラ188を上方に延ばして上部カバー30Aを貫通させることができるため、テールマフラ188を後方に向けて長く延ばす必要がない。

0176

以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0177

1作業機
10原動機
10A出力軸(動力伝達軸)
10A1出力プーリ(駆動プーリ)
38オルタネータ(被駆動機器)
38A入力軸
38A1入力プーリ(従動プーリ)
150Bベルト
151ベルトテンション調整装置
152テンションプーリ
152A回転軸
153調整機構
154 第1部材
155 第1板部
155A 第1リブ
155B 第1リブ
155C 突出部(ボルト)
155Dナット
155E係止部
155F固定部材
156 第2板部
156a貫通孔
157 第2部材
158 第3板部
159 第4板部
159a ねじ孔
160 第2リブ
161ガイド部(長孔)
162調整杆部材

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