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技術 農園芸用薬剤、植物病害防除方法、および植物病害防除用製品

出願人 株式会社クレハ
発明者 越山竜行
出願日 2018年3月5日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-039058
公開日 2019年9月12日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-151601
状態 未査定
技術分野 農薬・動植物の保存
主要キーワード ティックリング 参考形態 殺菌剤用 おかす トウモロコシ茎 プロピレン系グリコールエーテル ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェート リーリング
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

有効成分の含量を低減できる農園芸用薬剤を提供する。

解決手段

有効成分およびアジュバントを含む農園芸用薬剤であって、有効成分は、アゾール系化合物であり、アジュバントは、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方の化合物である。

概要

背景

従来、人畜に対する毒性が低く取扱い安全性に優れ、かつ広範な植物病害に対して高い防除効果を示す農園芸用薬剤が求められている。高い防除効果を示す農園芸用薬剤として、メトコナゾールに代表されるトリアゾール系殺菌剤が知られている。

概要

有効成分の含量を低減できる農園芸用薬剤を提供する。有効成分およびアジュバントを含む農園芸用薬剤であって、有効成分は、アゾール系化合物であり、アジュバントは、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方の化合物である。なし

目的

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、従来の薬剤に比して同程度の効果を得るために必要とされる散布量を低減した農園芸用薬剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

有効成分およびアジュバントを含む農園芸用薬剤であって、上記有効成分は、アゾール系化合物であり、上記アジュバントは、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方であることを特徴とする農園芸用薬剤。

請求項2

殺菌剤用であることを特徴とする請求項1に記載の農園芸用薬剤。

請求項3

上記アゾール系化合物が、メトコナゾールであることを特徴とする請求項1または2に記載の農園芸用薬剤。

請求項4

請求項1〜3の何れか1項に記載の農園芸用薬剤を用いて茎葉処理または非茎葉処理を行う工程を含むことを特徴とする植物病害防除方法

請求項5

混合して使用するための組み合わせ調製物として、有効成分としてのアゾール系化合物と、アジュバントとしてのアルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方とを別々に含むことを特徴とする植物病害防除製品

技術分野

0001

本発明は、農園芸用薬剤植物病害防除方法、および植物病害防除製品に関する。より詳細には、有効成分およびアジュバントを含有する農園芸用薬剤、およびこれを用いた植物病害防除方法、ならびに有効成分およびアジュバントを別々に含む植物病害防除用製品に関する。

背景技術

0002

従来、人畜に対する毒性が低く取扱い安全性に優れ、かつ広範な植物病害に対して高い防除効果を示す農園芸用薬剤が求められている。高い防除効果を示す農園芸用薬剤として、メトコナゾールに代表されるトリアゾール系殺菌剤が知られている。

先行技術

0003

特開2008−31163号
国際公開2004/023875号
国際公開99/03343号

発明が解決しようとする課題

0004

農園芸用薬剤による病害防除では、標的外生物への影響および環境への影響、ならびに薬剤抵抗性菌出現などが問題となっている。そのため、標的外生物への毒性および環境への負荷を軽減すると共に、薬剤抵抗性の出現を抑制するために、薬剤散布量を低減しつつ高い防除効果を発揮し得る薬剤が希求されている。

0005

特許文献1〜3には、有効成分以外にアルキルグリコシドまたはポリオキシエチレンアルキルエーテルを目的の薬剤に添加し得ることが記載されているが、アゾール系化合物との併用による植物病害の防除効果への影響については知られていない。

0006

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、従来の薬剤に比して同程度の効果を得るために必要とされる散布量を低減した農園芸用薬剤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る農園芸用薬剤は、上記課題を解決するために、有効成分およびアジュバントを含む農園芸用薬剤であって、上記有効成分は、アゾール系化合物であり、上記アジュバントは、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方である。

0008

本発明に係る植物病害防除方法は、上記課題を解決するために、上述の農園芸用薬剤を用いて茎葉処理または非茎葉処理を行う工程を含む構成を有している。

0009

本発明に係る植物病害防除用製品は、上記課題を解決するために、混合して使用するための組み合わせ調製物として、有効成分としてのアゾール系化合物と、アジュバントとしてのアルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方とを別々に含む構成を有している。

発明の効果

0010

本発明に係る農園芸用薬剤は、2種の化合物を含むことにより協力的効果を奏し、高い防除効果を発揮することができる。

0011

本発明に係る農園芸用薬剤、および植物病害防除方法の一実施形態について説明する。

0012

〔農園芸用薬剤〕
本実施形態に係る農園芸用薬剤は、有効成分およびアジュバントを含む農園芸用薬剤である。本実施形態においては、有効成分としてアゾール系化合物を含み、アジュバントとして、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方を含む。

0013

(1)アゾール系化合物
アゾール系化合物としては、植物病害に対して防除効果のあるアゾール系化合物であれば特に制限されず、アザコナゾールビテルタノール、ブロムコナゾールジフェノコナゾールシプロコナゾール、ジニコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルトリアホールヘキサコナゾールイマザリルイミベンコナゾール、メトコナゾール、イプコナゾールミクロブタニルペフラゾエートペンコナゾール、プロクロラズプロピコナゾールプロチオコナゾールエポキシコナゾールシメコナゾールテブコナゾールテトラコナゾール、トリアジメホントリアジメノールトリフルミゾールトリチコナゾールフルシラゾールオキスポコナゾール、メフェントリフルコナゾールおよびイプフェントリフルコナゾール、ならびに国際公開2012/169516号に一般式(I)として示されているアゾール誘導体が挙げられる。

0014

アゾール系化合物としては、なかでも、メトコナゾールが好ましい。

0015

(2)アジュバント
本実施形態における農園芸用薬剤は、アジュバントとして、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方を含有している。好ましくは、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルのいずれか一方を含有している。

0016

(2−1)アルキルグリコシド
アルキルグリコシドは、糖と脂肪族アルコールとを反応させて得られる化合物の総称である。したがって、アルキルグリコシドは、糖のヒドロキシ基の少なくとも1つがアルコキシ基置換された構造を有する化合物である。アルキルグリコシドは、アルキルポリグリコシドとも称される。なお、アルキルグリコシドにおける「アルキル」という用語は、飽和脂肪族基に限らず、不飽和脂肪族基も含むものである。

0017

アルキルグリコシドは、市販の化合物を使用してもよく、糖と脂肪族アルコールとを反応させて調製してもよい。市販の化合物としては、Croda社製のAL−2575、Henkel社製のAgrimulシリーズ、Glucoponシリーズ、Dow社製のTritonCGシリーズ、AkzoNobel社製のAG6202、およびBASF社製のPlantacareシリーズが挙げられる。アルキルグリコシドは、糖数またはアルキル鎖長が異なる複数の化合物の混合物であってもよい。

0018

(2−2)ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、エチレンオキシドと脂肪族アルコールとを反応させて得られる化合物の総称である。ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、アルコールエトキシレートとも称される。

0019

ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、市販の化合物を使用してもよく、エチレンオキシドと脂肪族アルコールとを反応させて調製してもよい。市販の化合物としては、Croda社製のBRIJシリーズ、ATLOX MBAシリーズ、BASF社製のLutensol、第一工業製薬社製のノイゲンTDS−70が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテルはオキシエチレン部分の長さまたはアルキル鎖長が異なる複数の化合物の混合物であってもよい。

0020

(3)製剤
本実施の形態における農園芸用薬剤は、アゾール系化合物とアジュバントとしてアルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方とを含んでいればよい。そのため、(a)アゾール系化合物と、アジュバントとしてアルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方とを含めて調製されたもののほか、(b)アゾール系化合物を含有する調製用薬剤と、これとは独立な、アジュバントとしてのアルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方とを含有するアジュバント製剤とを、使用の直前に混合したものが挙げられる。以下、(a)の形態を「製剤組み込み型農園芸用薬剤」と称し、(b)の形態を「タンクミックス型農園芸用薬剤」と称する。また、アルキルグリコシドとポリオキシエチレンアルキルエーテルとを特に区別する必要がない場合、両者をまとめて単にアジュバントまたは本実施形態のアジュバントという。なお、量に関する規定において、アルキルグリコシドとポリオキシエチレンアルキルエーテルとの両方を含む場合には、その総量を意図している。

0021

(3−1)製剤組み込み型農園芸用薬剤
製剤組み込み型農園芸用薬剤におけるアゾール系化合物の含有量は、例えば0.5〜95重量%であり、1〜90重量%であることが好ましい。なお、実際に散布される際の散布液中のアゾール系化合物の含有量は、所望の活性を発揮できる量であれば特に限定されるものではない。

0022

製剤組み込み型農園芸用薬剤に有効成分として含まれるアゾール系化合物は、単一の化合物であってもよいし、2種類以上の化合物が混合されていてもよい。また、後述する他の有効成分を含むものであってもよい。

0023

製剤組み込み型農園芸用薬剤におけるアジュバントの含有量は、例えば1〜95重量%であり、5〜90重量%であることがより好ましい。なお、実際に散布される際の散布液中におけるアジュバントの含有量は、所望の効果が得られる量であれば特に限定されるものではない。製剤組み込み型農園芸用薬剤は、アゾール系化合物および本実施形態のアジュバントの他に、後述する固体担体液体担体希釈剤)、界面活性剤、またはその他の製剤補助剤を含み得る。

0024

(3−2)タンクミックス型農園芸用薬剤
タンクミックス型農園芸用薬剤を調製するための、アゾール系化合物を含む調製用薬剤は、本実施形態のアジュバントを含んでいない点を除き、製剤組み込み型農園芸用薬剤同様の態様であり得る。または既存の製剤の希釈物に添加することによって調製されるものである。

0025

タンクミックス型農園芸用薬剤を調製するために用いられる、本実施形態のアジュバントの、アジュバント製剤における含有量は、例えば0.01〜90重量%であり、1〜50重量%であることがより好ましい。アジュバント製剤は、アゾール系化合物を含んでいない点を除き、製剤組み込み型農園芸用薬剤同様の態様であり得る。または既存の製剤の希釈物に添加することによって調製されるものである。

0026

タンクミックス型農園芸用薬剤は、アゾール系化合物および本実施形態のアジュバントの他に、後述する固体担体、液体担体(希釈剤)、界面活性剤、またはその他の製剤補助剤を含み得る。

0027

タンクミックス型農園芸用薬剤における調製用薬剤とアジュバント製剤との混合比率は、調製用薬剤の組成、アジュバント製剤の組成および目的に応じて適宜決定することができる。

0028

タンクミックス型農園芸用薬剤の場合には、本実施形態のアジュバントを含んでいない製剤の効果を、使用者の目的に応じて選択されたアジュバントによって増強することが可能になる。

0029

なお、タンクミックス型農園芸用薬剤では、アゾール系化合物を含む調製用薬剤および本実施形態のアジュバントを含むアジュバント製剤のそれぞれを別々に準備し、それらを混合することにより、農園芸用薬剤を調製している。したがって、植物病害防除において混合して使用するための組み合わせ調製物として、アゾール系化合物と本実施形態のアジュバントとを別々に含む、植物病害防除用製品も本発明の範疇に含まれる。

0030

農園芸用薬剤は、アゾール系化合物およびアジュバントの他に、固体担体、液体担体(希釈剤)、界面活性剤、またはその他の製剤補助剤を含み得る。よって、農園芸用薬剤の剤型としては、粉剤水和剤顆粒水和剤粒剤フロアブル剤および乳剤などの種々の形態をとることができる。

0032

製剤補助剤として使用する液体担体としては、脂肪族溶剤パラフィン類)、芳香族溶剤キシレンアルキルベンゼン、およびアルキルナフタレンなど)、混合溶剤灯油)、マシン油(精製高沸点脂肪族炭化水素)、アルコール類エタノールイソプロパノール、およびシクロヘキサノールなど)、多価アルコール類エチレングリコールジエチレングリコールプロピレングリコールヘキシレングリコールポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコールなど)、多価アルコール誘導体類(プロピレン系グリコールエーテルなど)、ケトン類アセトンシクロヘキサノン、およびγ−ブチロラクトンなど)、エステル類脂肪酸メチルエステルヤシ油脂肪酸メチルエステル)、乳酸エチルヘキシル炭酸プロピレン、および二塩基酸メチルエステル(コハク酸ジメチルエステルグルタミン酸ジメチルエステル、およびアジピン酸ジメチルエステルなど)など)、含窒素担体類(N−アルキルピロリドン類など)、油脂類ヤシ油大豆油、および菜種油など)、アミド系溶剤ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルオクタアミド、N,N−ジメチルデカン−1−アミド、5−(ジメチルアミノ)−4−メチル−5−オキソ−吉草酸メチルエステル、およびN−アシルモルホリン溶剤(CAS No.887947−29−7など)など)、ジメチルスルホキシドアセトニトリル、および水などを挙げることができる。

0033

製剤補助剤として使用する界面活性剤は、非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルポリオキシエチレン脂肪酸エステルポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテルポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレンベンジルフェニル(またはフェニルフェニル)エーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニル(またはフェニルフェニル)エーテル、ポリオキシエチレンエーテルおよびエステル型シリコンおよびフッ素系界面活性剤ポリオキシエチレンヒマシ油ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などを挙げることができる。アニオン性界面活性剤としては、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンベンジル(またはスチリル)フェニル(またはフェニルフェニル)エーテルサルフェート、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンブロックポリマーサルフェートなどのサルフェート類の塩、パラフィンアルカンスルホネートα−オレフィンスルホネート、ジアルキルスルホサクシネートアルキルベンゼンスルホネートモノまたはジアルキルナフタレンスルホネート、ナフタレンスルホネート・ホルマリン縮合物、アルキルジフェニルエーテルジスルホネートリグニンスルホネートポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテルスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸ハーフエステルなどのスルホネート類の塩、脂肪酸、N−メチル−脂肪酸サルコシネート樹脂酸などの脂肪酸類の塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェートポリオキシエチレンモノまたはジアルキルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンベンジル(またはスチリル)化フェニル(またはフェニルフェニル)エーテルホスフェート、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリマー、ホスファチジルコリンホスファチジルエタノールイミンレシチン)、アルキルホスフェートなどホスフェル類の塩などを挙げることができる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、メチルポリオキシエチレンアルキルアンモニウムクロライド、アルキルN−メチルピリジウムブロマイド、モノまたはジアルキルメチル化アンモニウムクロライド、アルキルペンタメチルプロピレンジアミンジクロライドなどのアンモニウム塩類およびアルキルジメチルベンザルコニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド(オクチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド)などのベンザルコニウム塩類などを挙げることができる。

0035

農園芸用薬剤は、そのまま使用してもよいし、水などの希釈剤で所定濃度希釈して使用してもよい。希釈して使用する場合、有効成分の濃度は、希釈後の薬剤全量に対して0.001〜1.0%の範囲とすることが望ましい。また、アジュバントの濃度は、希釈後の薬剤全量に対して0.001〜10.0%の範囲とすることが望ましい。

0036

本実施形態における農園芸用薬剤は、植物病害に対する防除効果において、アゾール系化合物を単剤で用いるときと比較して、同程度の効果を得るために必要な化合物の使用量を低減することができる。そのため、標的外生物への毒性および環境への負荷を軽減することができる。また、アゾール誘導体の使用量を低減できることから、薬剤抵抗性菌の出現を抑制できることが期待される。

0037

(4)適用病害および適用植物
本実施形態における農園芸用薬剤は、広汎な植物病害に対する防除効果を呈する。

0038

適用病害の例として以下を挙げることができる。なお、各病害の後ろ括弧内は、当該病害を引き起こす主な病原菌を示している。ダイズさび病(Phakopsora pachyrhizi、Phakopsora meibomiae)、ダイズ褐紋病(Zymoseptoria glycines)、ダイズ紫斑病(Cercospora kikuchii)、ダイズ褐点病(Alternaria sp.)、ダイズ炭疽病(Collectotrichum truncatum)、ダイズのFrogeye leaf spot(Cercocpora sojina)、ダイズのリゾクトニア根腐病(Rhizoctonia solani)、ダイズ葉腐病(Rhizoctonia solani)、ダイズ黒点病(Diaporthe phaseolorum)、ダイズ茎疫病(Phytophthora sojae)、ナタネのPhoma leaf spot/stem canker(Leptosphaeria maculans、Leptosphaeria biglobosa)、ナタネのLight leaf spot(Pyrenopeziza brassicae)、ナタネ根瘤病Clubroot(Plasmodiophora brassicae)、ナタネのVerticillium wilt(Verticillium longisporum)、ナタネのBlackspot(Alternaria spp)、イネいもち病(Pyricularia oryzae)、イネごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、イネ白葉枯病(Xanthomonas oryzae)、イネ紋枯病(Rhizoctonia solani)、イネ小黒菌核病(Helminthosporium sigmoideun)、イネばか苗病(Gibberella fujikuroi)、イネ苗立枯病(Pythium aphanidermatum)、イネ立枯病(Pythium graminicola)、オオムギうどんこ病(Erysiphe graminis f. sp hordei)、オオムギ黒さび病(Puccinia graminis)、オオムギ黄さび病(Puccinia striiformis)、オオムギ斑葉病(Pyrenophora graminea)、オオムギ雲形病(Rhynchosporium secalis)、オオムギ裸黒穂病(Ustilago nuda)、オオムギ網病(Pyrenophora teres)、オオムギ赤かび病(Fusarium graminearum、Microdochium nivale)、コムギうどんこ病(Erysiphe graminis f. sp tritici)、コムギ赤さび病(Puccinia recondita)、コムギ黄さび病(Puccinia striiformis)、コムギ眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、コムギ赤かび病(Fusarium graminearum、Microdochium nivale)、コムギふ枯病(Phaeosphaeria nodorum)、コムギ葉枯病(Zymoseptoria tritici)、コムギ紅色雪腐病(Microdochium nivale)、コムギ立枯病(Gaeumannomyces graminis)、コムギ黒点病(Epicoccum spp)、コムギ黄斑病(Pyrenophora tritici-repentis)、コムギ小粒菌核病(Typhula incarnate、Typhula ishikariensis)、シバダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、シバラージパッチ病(Rhizoctonia solani)、ブラウンパッチ病(Rhizoctonia solani)、シバ炭疽病(Colletotrichum graminicola)、シバのGray leaf Spot(Pyricularia grisea)、シバのネクロティックリングスポット病(Ophiosphaerella korrae)、シバのRed thread(Laetisaria fuciformis)、シバさび病(Puccinia zoysiae)、シバのサマーパッチ病(Magnaporthe poae)、シバのRoot decline of warm-season grasses(Gaeumannomyces graminis)、シバのブラウンリングパッチ(Waitea circinata)、シバフェアリーリング病(Agaricus、Calvatia、Chlorophyllum、Clitocybe、Lepiota、Lepista、Lycoperdon、Marasmius、Scleroderma、Tricholomaなど)、シバ紅色雪腐病(Microdochium nivale)、シバ腐小粒菌核病(Typhula incarnate、Typhula ishikariensis)、シバカーブリア葉枯病(Curvularia sp.)、シバ疑似葉腐病(Ceratobasidium sp.)、シバ立枯病(Zoysia decline)、トウモロコシ黒穂病(Ustilago maydis)、トウモロコシ炭疽病(Colletotrichum graminicola)、トウモロコシ褐斑病(Kabatiella zeae)、トウモロコシ灰色斑点病(Cercospora zeae-maydis)、トウモロコシすす紋病(Setosphaeria turcica)、トウモロコシ斑点病(Cochliobolus carbonum)、トウモロコシ斑点病(Physoderma maydis)、トウモロコシさび病(Puccinia spp)、トウモロコシごま葉枯病(Bipolaris maydis)、トウモロコシ黄色ごま葉枯病(Phyllosticta maydis)、トウモロコシ赤かび病(Gibberella zeae)、サトウキビさび病(Puccinia spp)、ウリ類うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、ウリ類炭疸病(Colletotrichum lagenarium、Glomerella cingulata)、キュウリべと病(Pseudoperonospora cubensis)、キュウリ灰色疫病(Phytophthora capsici)、キュウリつる割病(Fusarium oxysporum f.sp.cucumerinum)、スイカつる割病(Fusarium oxysporum f.sp.niveum)、リンゴうどんこ病(Podosphaera leucotricha)、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis)、リンゴモリニア病(Monilinia mali)、リンゴ斑点落葉病(Alternaria alternata)、リンゴ腐乱病(Valsa mali)、ナシ黒斑病(Alternaria kikuchiana)、ナシうどんこ病(Phyllactinia pyri)、ナシ赤星病(Gymnosporangium asiaticum)、ナシ黒星病(Venturia nashicola)、イチゴうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、核果果樹の灰星病(Monilinia fructicola)、カンキツ青かび病(Penicillium italicum)、ブドウうどんこ病(Uncinula necator)、ブドウべと病(Plasmopara viticola)、ブドウ晩腐病(Glomerella cingulata)、ブドウのさび病(Phakopsora ampelopsidis)、斑葉病(シガトカ病)(Mycosphaerella fijiensis、Mycosphaerella musicola)、トマトうどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、トマト輪紋病(Alternaria solani)、ナスうどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、ジャイモ疫病(Alternaria solani)、ジャカイモ炭疽病(Colletotrichum coccodes)、ジャカイモうどんこ病(Erysiphe spp、Leveillula taurica)、ジャカイモ疫病(Phytophthora infestans)、タバコうどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、タバコ赤星病(Alternaria longipes)、テンサイ褐斑病(Cercospora beticola)、テンサイうどんこ病(Erysiphe betae)、テンサイ葉腐病(Thanatephorus cucumeris)、テンサイ根腐病(Thanatephorus cucumeris)、テンサイ黒根病(Aphanomyces cochlioides)、ダイコン萎黄病(Fusarium oxysporum f.sp.raphani)、チャ炭疽病(Discula theae-sinensis)、チャもち病(Exobasidium vexans)、チャ褐色円星病(Pseudocercospora ocellata、Cercospora chaae)、チャ輪紋病(Pestalotiopsis longiseta、Pestalotiopsis theae)、チャ網もち病(Exobasidium reticulatum)、ワタ黒斑病Alternaria leaf spot(Alternaria spp)、ワタ炭疽病(Glomerella spp)、ワタ輪紋病(Ascochyta gossypii)、ワタさび病(Puccinia spp、Phykopsora spp)、ワタのCercospora blight and leaf spot(Cercospora spp)、ワタのDiplopia boll rot(Diplopia spp)、ワタのHard lock(Fusarium spp)、ワタのPhoma blight(Phoma spp)、ワタのStemphyllium leaf spot(Stemphyllium spp)、ラッカセイ病(Cercosporidium personatum)、ラッカセイ褐斑病(Cercospora arachidicola)、ラッカセイ白病(Sclerotium rolfsii)、ラッカセイさび病(Puccinia arachidis)、種々の作物おかす灰色かび病(Botrytis cinerea)、ピシウム属菌の病害(Pythium spp)および菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)など。また、Aspergillus属、Cochliobolus属、Corticium属、Diplodia属、Penicillium属、Fusarium属、Gibberella属、Mucor属、Phoma属、Phomopsis属、Pyrenophora属、Pythium属、Rhizoctonia属、Rhizopus属、Thielaviopsis属、Tilletia属、Trichoderma属、およびUstilago属等によって引き起こされる各種植物の種子伝染性病害または生育初期の病害。

0039

本実施形態に係る農園芸用薬剤は、殺菌剤用として用いることができる。また、本実施形態に係る農園芸用薬剤は、上述した病害のなかでも、コムギ赤かび病およびオオムギ赤かび病といったムギ類赤かび病の病害に対して特に優れた防除効果を呈する。そのため、農園芸用薬剤は、ムギ類赤かび病防除用として好適に用いられるが、これに限定されるものではない。

0040

本実施形態における農園芸用薬剤は、全ての植物に利用することができるが、適用植物の例として以下を挙げることができる。イネ、コムギ、オオムギ、ライムギエンバクトリケール、トウモロコシ、モロコシソルガム)、サトウキビ、シバ、ベントグラスバミューダグラス、フェスクおよびライグラスなどのイネ科類、ダイズ、ラッカセイ、インゲンマメエンドウアズキおよびアルファルファなどのマメ科類、サツマイモなどのヒルガオ科類、トウガラシピーマン、トマト、ナス、ジャガイモおよびタバコなどのナス科類、ソバなどのタデ科類、ヒマワリなどのキク科類、チョウセンニンジンなどのウコギ科類、ナタネ、ハクサイカブキャベツおよびダイコンなどのアブラナ科類、テンサイなどのアカザ科類、ワタなどのアオイ科類、コーヒーノキなどのアカネ科類、カカオなどのアオギリ科類、チャなどのツバキ科類、スイカ、メロン、キュウリおよびカボチャなどのウリ科類、タマネギネギおよびニンニクなどのユリ科類、イチゴ、リンゴ、アーモンドアンズウメオウトウスモモモモおよびナシなどのバラ科類、ニンジンなどのセリ科類、サトイモなどのサトイモ科類、マンゴーなどのウルシ科類、パイナップルなどのパイナップル科類、パパイアなどのパパイア科類、カキなどのカキノキ科類、ブルーベリーなどのツツジ科類、ペカンなどのクルミ科類、バナナなどのバショウ科類、オリーブなどのモクセイ科類、ココヤシおよびナツメヤシなどのヤシ科類、みかん、オレンジグレーフルーツおよびレモンなどのミカン科類、ブドウなどのブドウ科類、草花(Flowers and ornamental plants)、果樹以外の樹ならびにその他の観賞用植物。また、野生植物、植物栽培品種、異種交配もしくは原形質融合などの従来の生物育種によって得られる植物および植物栽培品種、ならびに遺伝子操作によって得られる遺伝子組み換え植物および植物栽培品種を挙げることができる。遺伝子組み換え植物および植物栽培品種としては、例えば、除草剤耐性作物、殺虫性タンパク産生遺伝子を組み込んだ害虫耐性作物、病害に対する抵抗性誘導物質産生遺伝子を組み込んだ病害耐性作物、食味向上作物、収量向上作物、保存性向上作物、および収量向上作物などを挙げることができる。遺伝子組み換え植物栽培品種としては、具体的に、Roundup Ready、Liberty Link、B.t.、BXN、Poast Compatible、AgriSure、Genuity、Optimum、Powercore、DroughtGard、YieldGard、Herculex、WideStrike、Twinlink、VipCot、GlyTol、NewleafおよびBollgardなどの登録商標を含むものを挙げることができる。

0041

(5)他の有効成分
本実施形態における農園芸用薬剤は、アゾール系化合物以外にも既知の他の有効成分と組み合わせ、農園芸用薬剤としての性能を高めて使用することもできる。既知の他の有効成分としては、殺菌剤殺虫剤殺ダニ剤殺線虫剤除草剤および植物生長調節剤に含まれる既知の有効成分を挙げることができる。

0042

(5−1)殺菌剤用途の有効成分
殺菌剤用途に好適な有効な成分としては、例えば、ステロール生合成阻害化合物ベンズイミダゾール系化合物コハク酸脱水素酵素阻害化合物(SDHI系化合物)、ストロビルリン系化合物フェニルアミド系化合物ジカルボキシイミド系化合物、アニリノピリミジン系化合物、多作用点化合物、抗生物質カーバメート系化合物キノリン系化合物有機リン系化合物、およびカルボキシアミド系化合物等が挙げられる。

0043

ステロール生合成阻害化合物としては、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、ジニコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、メトコナゾール、イプコナゾール、ミクロブタニル、ペフラゾエート、ペンコナゾール、プロクロラズ、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、エポキシコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、フルシラゾール、オキスポコナゾール、メフェントリフルコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、1−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−5−(4−クロロベンジル)−2−(クロロメチル)−2−メチルシクロペンタン−1−オール、メチル 2−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(4−クロロベンジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルシクロペンタン−1−カルボキシレートフェンプロピモルフ、フェンプロピジンスピロサミントリデモルフ、ブピリメート、フェナリモル、ピリフェノクスおよびトリホリン等が挙げられる。

0044

ベンズイミダゾール系化合物としては、カルベンダジムベノミルチアベンダゾールチオファネートメチルおよびフベリダゾール等が挙げられる。

0045

コハク酸脱水素酵素阻害化合物(SDHI系化合物)としては、ビキサフェンベンゾビンジフピルボスカリドフルオピラムフルトラニルフルキサピロキサドフラメトピルイソフェタミド、イソピラザム、メプロニル、ペンフルフェンペンチオピラドセダキサン、チフルザミド、フルインダピル、ピラジフルミド、ピジフルメトフェン、ピラジフルミド、ベノダニル、カルボキシン、ピラプロポインインピルフルクサム、イソフルシプラムおよびオキシカルボキシンが挙げられる。

0046

ストロビルリン系化合物としては、アゾキシストロビンジモキシストロビン、エネストロビン、フェナミストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチルメトミノストロビンオリサストロビンピコキシストロビンピラクロストロビントリフロキシストロビンマンデストロビン、ピリベンカルブピラオキシストロビンピラメトストロビン、フルフェノキシストロビン、エノキサストロビン、クモシストロビン、トリクロピリカルブ、およびメチルテトラプロール等が挙げられる。

0047

フェニルアミド系化合物としては、ベナラキシル、ベナラキシルMまたはキララキシルメタラキシル、メタラキシルMまたはメフェノキサムおよびオキサジキシル等が挙げられる。

0048

ジカルボキシイミド系化合物としては、プロシミドンイプロジオンおよびビンクロゾリン等が挙げられる。

0049

アニリノピリミジン系化合物としては、シプロジニルメパニピリムおよびピリメタニル等が挙げられる。

0052

カーバメート系化合物としては、ベンチバリカルブ(ベンチアバリカルブイソプロピル)、ジエトフェンカルブイプロバリカルブプロパモカルブおよびトルプロカルブ等が挙げられる。

0053

キノリン系化合物としては、オキソリニック酸ピロキロンキノキシフェンおよびテブフロキン等が挙げられる。

0054

有機リン系化合物としては、ジノカップ、エジフェンフォス(EDDP)、ホセチル(ホセチル‐アルミニウム)、イプロベンホス(IBP)、メプチロジノカップおよびトルクロホスメチル等が挙げられる。

0055

カルボキシアミド系化合物としては、カルプロパミド、エタボキサム、フェノキサニル、シルチオファム、チアジニルおよびイソチアニル等が挙げられる。

0056

また、その他の殺菌剤用途の化合物として、アメトクトラジン、アミスルブロムシアゾファミドシフルフェナミドシモキサニルジクロシメットジクロメジン、ファモキサドンフェンアミドンフェンヘキサミド、フェニトパンフルジオキソニルフルオピコリド、フルスルファミド、フルチアニル、ハルピンイソプロチオラン、イソニアニル、マンジプロパミドメトラフェノン、オキサチアピプロリンフサライド、プロキナジド、バリフェナレート、ゾキサミド、ジクロベンチアゾックス、フェンピコキサミド、ピカルブトラゾックス、キノフメリン、ジメトモルフフルモルフ、ブピリメート、フェリムゾンアシベンゾラー(アシベンゾラル−S−メチル)、エトジアゾールヒメキサゾールプロベナゾールトリシクラゾールフェンピラザミンテクフタラムヒドロキシイソキサゾールフルオルイミド、ピリオフェノン、ジフルメトリム、キノメチオナート、アミノピリフェン、ジクロベンチアゾクス、シイタケ菌糸体抽出物、および生物農薬アグロバクテリウムラジオバクターシュードモナスフルオレッセンス、シュードモナス・ロデシアバチルスズブチリス、バチルス・シンプレクス、バチルス・アミロリクエファシエンス非病原性エルビニア・カロトボーララクトバチルスプランタラムバリオボラックスパラドクス等)等が挙げられる。

0057

(5−2)殺虫剤用途の有効成分
殺虫剤用途に好適な有効な成分としては、例えば、有機リン系化合物、カーバメート系化合物、ピレスロイド系化合物ネライストキシン化合物、ネオニコチノイド化合物ベンゾイル尿素化合物、その他昆虫成長制御化合物有機塩素化合物、および天然物由来化合物等が挙げられる。

0058

有機リン系化合物としては、アセフェートアジンホス−メチル、カズサホスクロルエトキシホス、クロルフェンビンホスクロルピリホスシアノホス、デメトン−S−メチルダイアジノンジクロルボスDDVP)、ジクロトホスジメトエートジスルホトンエチオン、エトプロホス、EPN、フェナミホス、フエニトロチオン(MEP)、フェンチオン(MPP)、ホスチアゼートイミシアホス、イソフェンホス、イソキサチオンマラチオンメタミドホスメチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、オメトエート、オキシデメトンメチル、パラチオン、パラチオン−メチル、フェントエート、ホレート、ホサロンホスメットホスファミドンホキシム、ピリミホスメチル、プロフェノホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、テブピリムホス、テルブホス、トリアゾホスおよびトリクロルホン(DEP)等が挙げられる。

0059

カーバメート系化合物としては、アラニカルブアルジカルブベンフラカルブBPMC、カルバリル(NAC)、カルボフランカルボスルファンカルタップ、フェノキシカルブ(BPMC)、フォルメタネート、イソプロカルブ(MIPC)、メチオカルブメソミルオキサミル、ピリミカルブ、チオジカルブ、XMC、ベンダイオカルブ、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フラチオカルブ、メトルカルブおよびキシリルカルブ等が挙げられる。

0060

ピレスロイド系化合物としては、アクリナトリンアレスリンシペルメトリンビフェントリン、シクロプロトリンシフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリンジメフルトリンエスフェンバレレートエトフェンプロックスフェンプロパトリン、フェンバレレート、フルブロシトリネート、フルシトリネート、フルバリネート、ハルフェンプロックスシハロトリンメトフルトリン、モンフルオロトリン、ペルメトリンプロフルトリンテフルトリン、トラロメトリン、シフルトリン、カッパービフェントリン、イミプロトリンピレトリン、クロロプラレトリンイプシロンメトフルトリンおよびシフェノトリン等が挙げられる。

0061

ネライストキシン化合物としては、カルタップ、ベンスルタップチオシクラムモノスルタップおよびビスタップ等が挙げられる。

0062

ネオニコチノイド化合物としては、アセタミプリドクロチアニジンジノテフランイミダクロプリドニテンピラムチアクロプリドおよびチアメトキサム等が挙げられる。

0063

ベンゾイル尿素化合物としては、ビストリフルロンクロルフルアズロンジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロンルフェヌロンノバルロンノビフルムロンテフルベンズロンおよびトリフルムロン等が挙げられる。

0064

その他昆虫成長制御化合物としては、ブプロフェジンクロマフェノジドシロマジン、ハロフェノジドメトキシフェノジド、テブフェノジドおよびピリプロキシフェン等が挙げられる。

0065

有機塩素化合物としては、アルドリンディルドリンエンドスルファン、メトキシクロル、リンダンおよびDDT等が挙げられる。

0066

天然物由来化合物としては、アバメクチン、バチルス・チューリンゲンシス由来の生芽胞および産生結晶毒素、並びにそれらの混合物、ベンスルタップ、エマメクチン安息香酸塩レピメクチン、ミルベメクチンスピネトラムスピノサド、マシン油、デンプン、還元澱粉糖化物ナタネ油オレイン酸ナトリウムプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル脂肪酸グリセリドおよびリン酸第二鉄等が挙げられる。

0067

また、その他の殺虫剤用途の化合物として、アベルメクチンクロラントラニリプロールクロルフェナピルシアントラニリプロールジアフェンチウロンエチプロールフィプロニルフロニカミドフルベンジアミドフルエンスホン、フルピラジフロン、インドキサカルブメタフルミゾンメタアルデヒドピメトロジンピリダリルピリフルキナゾンシラフルオフェンスピロテトラマトスルホサフロールトルフェンピラド、アフィピロペン、ブロフラニリド、シクラリプロール、ジクロロメゾチアズ、フロメトキン、フルアザインドリジン、フルヘキサホン、フルキサメタミド、ピリプロール、テトラニリプロール、トリフルメゾピリム、メトプレンチクロピラゾフロー(tyclopyrazoflor)、フルピリミン、スピロピジオンベンズピリモキサン、シハロジアミドおよびスルフラミド等が挙げられる。

0068

(5−3)殺ダニ剤用途の有効成分
殺ダニ剤用途に好適な有効成分(殺ダニ活性成分)としては、例えばアセキノシル、アミドフルメットアミトラズ、アゾシクロチン、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、クロルフェンソン、キノメチオネート、フェニソブロモレート、ベンゾキシメート、クロフェンテジン、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シヘキサチン、ジフロビダジン、ジエノクロル、エトキサゾールフェナザキン酸化フェンブタスズ、フェンピロキシメート、フェノチオカルブ、フルアクリピリムヘキシチアゾクス、プロパルギット(BPPS)、ピフルブミド、ピリダベン、ピリミジフェン、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、テブフェンピラドテトラジホン、アシノナピルおよび調合油等が挙げられる。

0069

(5−4)殺線虫剤用途の有効成分
殺線虫剤用途に最適な有効成分(殺線虫活性成分)としては、例えばD−D(1,3−ジクロロプロペン)、DCIP(ジクロロジイソプロピルエーテル)、メチルイソチオシアネートカーバナトリウム塩、カズサホス、ホスチアゼート、イミシアホス、酒石酸モランテル塩酸レバミゾール、ネマデクチンおよびチオキサザフェン等が挙げられる。

0071

〔植物病害防除方法〕
本実施形態における農園芸用薬剤は、例えば、水田芝生、および果樹園などの農耕地または非農耕地において使用することができる。また、本実施形態における農園芸用薬剤は、茎葉散布といった茎葉処理に加えて、球根および塊茎などへの処理も含めた種子処理潅注処理、および水面処理などの非茎葉処理によっても施用できる。したがって、本実施形態における植物病害防除方法は、上述の農園芸用薬剤を用いて茎葉処理または非茎葉処理を行う手順を含む方法である。なお、非茎葉処理を行う場合には、茎葉処理を行う場合に比べて、労力を低減させることができる。

0072

種子処理による施用では、水和剤および粉剤などを種子と混合し攪拌することにより、あるいは希釈した水和剤などに種子を浸漬することにより、薬剤を種子に付着させる。また、種子コーティング処理も含まれる。種子処理の場合の有効成分の使用量は、種子100kgに対して例えば0.01〜10000gであり、好ましくは0.1〜1000gである。農園芸用薬剤で処理した種子については、通常の種子と同様に利用すればよい。

0073

潅注処理による施用は、移植時などに植穴またはその周辺に粒剤などを処理したり、種子または植物体の周囲の土壌に粒剤および水和剤などを処理したりすることによって行う。潅注処理の場合の有効成分の使用量は、農園芸地1m2あたり例えば0.01〜10000gであり、好ましくは0.1〜1000gである。

0074

水面処理による施用は、水田の田面水に粒剤などを処理することによって行う。水面処理の場合の有効成分の使用量は、水田10aあたり例えば0.1〜10000gであり、好ましくは1〜1000gである。

0075

茎葉散布に用いる場合の有効成分の使用量は、畑、田、果樹園および温室などの農園芸地1haあたり例えば20〜5000g、より好ましくは50〜2000gである。

0076

なお、使用濃度および使用量は、剤形使用時期使用方法使用場所および対象作物などによっても異なるため、上記の範囲にこだわることなく増減することが可能である。

0077

参考形態
上述のアゾール系化合物のうち、メトコナゾールは、特に、ムギ類赤かび病に対して優れた防除効果を有している。ムギ類赤かび病に対して優れた防除効果を有する化合物としては、これらの他に、チオファネートメチル、ピジフルメトフェノン、およびイミノクタジン酢酸塩などが知られている。そのため、農園芸用薬剤に含める有効成分として、上述のアゾール系化合物の代わりにこれらの化合物を含む農園芸用薬剤を調製して、植物病害の防除に用いることもできる。

0078

(まとめ)
以上の通り、本発明に係る農園芸用薬剤は、有効成分およびアジュバントを含む農園芸用薬剤であって、上記有効成分は、アゾール系化合物であり、上記アジュバントは、アルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方である。

0079

また、本発明に係る農園芸用薬剤の一態様では、農園芸用薬剤は殺菌剤用である。

0080

また、本発明に係る農園芸用薬剤の一態様では、上記アゾール系化合物が、メトコナゾールである。

0081

本発明に係る植物病害防除方法は、上述の農園芸用薬剤を用いて茎葉処理または非茎葉処理を行う工程を含む構成を有している。

0082

本発明に係る植物病害防除用製品は、混合して使用するための組み合わせ調製物として、有効成分としてのアゾール系化合物と、アジュバントとしてのアルキルグリコシドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルの少なくとも一方とを別々に含む構成を有している。

0083

以下に実施例を示し、本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。さらに、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、本明細書中に記載された文献の全てが参考として援用される。

0084

試験例:メトコナゾールおよびアジュバントを用いた茎葉散布処理によるコムギ赤かび病防除効果試験>
本試験例では、コムギ赤かび病に対する、メトコナゾールとアジュバントとの混合剤の防除効果について試験した。アジュバントとしては、アルキルグリコシドであるAL−2575(Croda社製)、またはポリオキシエチレンアルキルエーテルであるBRIJ CS17(Croda社製)もしくはATLOX MBA 11/8(Croda社製)を使用した。

0085

開花期コムギ穂部(品種:農林61号)に、メトコナゾールとアジュバントとを含む薬液を、所定投下薬量になるように、1,000L/haの割合で散布した。部を風乾した後、コムギ赤かび病菌胞子懸濁液(1×105個/mlに調整、終濃度60ppmのグラミンSを含む)を噴霧接種し、20℃、高湿度条件下に保持した。菌接種後、5日目にコムギ赤かび病の発病面積調査して、次式を用いて防除価を算出した。
防除価(%)=[1−(散布区の平均発病面積/無散布区の平均発病面積)]×100
次いで、コルビーの式(下記式):
αおよびβの混合使用時の防除価(理論値)=X+[(100−X)×Y]/100
を用いて、2種の化合物の協力効果の判定を行った。上記式中、XおよびYは、それぞれ化合物αおよびβの単独使用時の防除価を示している。結果を表1〜3に示す。表1〜3中、「アルキルグリコシド」はAL−2575を表し、「ポリオキシエチレンアルキルエーテルA」はBRIJ CS17を表し、「ポリオキシエチレンアルキルエーテルB」はATLOX MBA 11/8を表す。

0086

0087

0088

実施例

0089

メトコナゾールとアルキルグリコシドまたはポリオキシエチレンアルキルエーテルとを混合散布した際の防除価は、それぞれを単独散布した場合の防除価から算出される理論値よりも大きく、メトコナゾールとアジュバントとが相乗的な効果を示すことが明らかとなった。

0090

本発明は、植物に対する薬害が最小限に抑えられ、植物病害を防除できる防除剤として利用することができる。

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