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図面 (19)

課題

用紙サイズを設定せず、手差し給紙トレイからフリーサイズ設定で用紙を供給した場合であっても、用紙の大きさに応じて適正領域の原稿画像を読み取ることによって、画像読取時間を短縮することができる画像形成装置を提供する。

解決手段

手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sがフリーサイズ設定である場合(ステップS801で「YES」)、上限サイズ検知可能判断処理を実行し(ステップS802)、上限サイズ検知可能の場合(ステップS803で「YES」)、上限サイズ設定処理を実行して上限サイズを設定し(ステップS804)、その後、設定した上限サイズで画像読み取り処理を実行し(ステップS807)、読み取り画像を用紙Sに印刷するプリント処理を実行する(ステップS812)。

概要

背景

画像形成装置は、給紙用の用紙を格納する用紙格納部を備えており、用紙格納部に格納された用紙は1枚ずつ給紙され、画像形成に供される。用紙格納部としては、例えば、画像形成装置本体内に用紙を格納する給紙カセット、大量の用紙を格納するための給紙デッキ、及び画像形成装置本体の側面から少量の用紙を供給する手差し給紙トレイが挙げられる。

手差し給紙トレイから用紙を供給する場合、ユーザの煩雑な操作を省略するために、手差し給紙トレイにセットした用紙のサイズを入力することなく給紙できるフリーサイズ設定が可能である。フリーサイズ設定で圧板印刷処理を実行する場合、用紙サイズが不明であるため、読み取り可能なすべての領域を読み取ってメモリに格納する画像形成方法が採用されている(特許文献1)。

概要

用紙サイズを設定せず、手差し給紙トレイからフリーサイズ設定で用紙を供給した場合であっても、用紙の大きさに応じて適正領域の原稿画像を読み取ることによって、画像読取時間を短縮することができる画像形成装置を提供する。手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sがフリーサイズ設定である場合(ステップS801で「YES」)、上限サイズ検知可能判断処理を実行し(ステップS802)、上限サイズ検知可能の場合(ステップS803で「YES」)、上限サイズ設定処理を実行して上限サイズを設定し(ステップS804)、その後、設定した上限サイズで画像読み取り処理を実行し(ステップS807)、読み取り画像を用紙Sに印刷するプリント処理を実行する(ステップS812)。

目的

本発明は、手差し給紙トレイからフリーサイズ設定で用紙を供給した場合であっても、用紙の大きさに応じて適正範囲の画像を読み取ることによって画像読み取り時間を短縮することができる画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

手差し給紙トレイと、前記手差し給紙トレイに載置された用紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の有無を検知する用紙検知手段と、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の前記搬送手段の搬送方向に直交する幅方向における長さを検知する用紙幅検知手段と、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の前記搬送方向における長さを検知する用紙長検知手段と、原稿画像読み取り領域に従って読み取る読取手段と、前記手差し給紙トレイに載置され、印刷用紙として使用される用紙のサイズを設定するサイズ設定手段と、前記サイズ設定手段により設定された用紙サイズに従って前記読み取り手段の読み取り領域を設定する領域設定手段と、を有し、前記領域設定手段は、前記サイズ設定手段により特定の用紙サイズが設定されなかった場合、前記用紙検知手段、用紙幅検知手段、及び用紙長検知手段の検知結果を用いて前記手差し給紙トレイに載置された用紙がとり得る上限サイズを特定し、特定した上限サイズを前記読取手段の読み取り領域として設定することを特徴とする画像形成装置

請求項2

前記領域設定手段は、前記用紙検知手段と、前記用紙幅検知手段の検知結果を用いて、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の上限サイズが検知可能か否か判定する判定手段を備え、前記判定手段による判定が可能であった場合、前記用紙長検知手段の検知結果を用いて前記上限サイズを特定し、前記読み取り領域として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項3

前記判定手段は、前記用紙幅検知手段の検知結果が閾値以上の場合、前記手差し給紙トレイに載置された用紙について上限サイズの検知が可能と判定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。

請求項4

前記用紙幅検知手段は、前記手差し給紙トレイに設けられたサイドガイドの位置に基づいて前記用紙の前記搬送方向に直交する幅方向の長さを検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項5

前記用紙長検知手段は、前記手差し給紙トレイの給紙方向に沿って並設された第1及び第2の用紙長検知手段を備えており、前記領域設定手段は、前記第1及び第2の用紙長検知手段の検知結果の組み合わせを用いて前記用紙の前記搬送方向の長さを検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項6

前記用紙長検知手段は、前記用紙幅検知手段の検知結果が閾値以上であって、第1の用紙長検知手段が用紙未検知の場合、用紙長の最大長を、前記手差し給紙トレイにおける給紙開始端から前記第1の用紙長検知手段までの長さと判定し、前記用紙幅検知手段の検知結果が閾値以上であって、前記第1の用紙長検知手段が用紙を検知しており、前記第2の用紙長検知手段が用紙未検知の場合、用紙長の最大長を、前記手差し給紙トレイにおける給紙開始端から前記第2の用紙長検知手段までの長さと判定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。

請求項7

前記領域設定手段は、前記判定手段が前記上限サイズの検知が不可能と判定した場合、前記読取手段の最大読み取り領域画像読み取り領域として設定することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項8

ユーザに対して情報を報知する報知手段を備え、前記報知手段は、前記領域設定手段の設定内容表示画面に表示してユーザに報知することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、給紙用手差しトレイを備えた画像形成装置に関する。

背景技術

0002

画像形成装置は、給紙用の用紙を格納する用紙格納部を備えており、用紙格納部に格納された用紙は1枚ずつ給紙され、画像形成に供される。用紙格納部としては、例えば、画像形成装置本体内に用紙を格納する給紙カセット、大量の用紙を格納するための給紙デッキ、及び画像形成装置本体の側面から少量の用紙を供給する手差し給紙トレイが挙げられる。

0003

手差し給紙トレイから用紙を供給する場合、ユーザの煩雑な操作を省略するために、手差し給紙トレイにセットした用紙のサイズを入力することなく給紙できるフリーサイズ設定が可能である。フリーサイズ設定で圧板印刷処理を実行する場合、用紙サイズが不明であるため、読み取り可能なすべての領域を読み取ってメモリに格納する画像形成方法が採用されている(特許文献1)。

先行技術

0004

特開2004−134925号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記従来技術は、手差し給紙トレイに小さいサイズの用紙がセットされた場合でも常に読み取り可能な全領域の画像が読み取られるので、必要以上の読み取り時間を要し、画像形成を開始するまでに時間がかかり過ぎるという問題がある。

0006

本発明は、手差し給紙トレイからフリーサイズ設定で用紙を供給した場合であっても、用紙の大きさに応じて適正範囲の画像を読み取ることによって画像読み取り時間を短縮することができる画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達するために、請求項1記載の画像形成装置は、手差し給紙トレイと、前記手差し給紙トレイに載置された用紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の有無を検知する用紙検知手段と、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の前記搬送手段の搬送方向に直交する幅方向における長さを検知する用紙幅検知手段と、前記手差し給紙トレイに載置された用紙の前記搬送方向における長さを検知する用紙長検知手段と、原稿画像読み取り領域に従って読み取る読取手段と、前記手差し給紙トレイに載置され、印刷用紙として使用される用紙のサイズを設定するサイズ設定手段と、前記サイズ設定手段により設定された用紙サイズに従って前記読み取り手段の読み取り領域を設定する領域設定手段と、を有し、前記領域設定手段は、前記サイズ設定手段により特定の用紙サイズが設定されなかった場合、前記用紙検知手段、用紙幅検知手段、及び用紙長検知手段の検知結果を用いて前記手差し給紙トレイに載置された用紙がとり得る上限サイズを特定し、特定した上限サイズを前記読取手段の読み取り領域として設定することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、手差し給紙トレイからサイズを設定しないで用紙を供給して印刷処理を実行する際、用紙サイズに応じた上限の読み取り範囲で原稿画像を読み取るので、常に全ての領域を読み取る従来技術に比べて画像読み取り時間を短縮することができる。

図面の簡単な説明

0009

実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
手差し給紙トレイの平面図である。
手差し給紙トレイの平面図である。
図1の画像形成装置の操作部の操作画面を示す図である。
図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
図1の画像形成装置で実行される圧板印刷処理の手順を示すフローチャートである。
図5のステップS802で実行される上限サイズ検知可能判断処理の手順を示すフローチャートである。
手差し給紙トレイに設けられたセンサの検出結果と、原稿画像の読み取り領域との関係を示す表である。
図7ケース1に対応する画像読み取り領域を示す図である。
図7のケース2に対応する画像読み取り領域を示す図である。
図7のケース3に対応する画像読み取り領域を示す図である。
図7のケース4に対応する画像読み取り領域を示す図である。
図7のケース5に対応する画像読み取り領域を示す図である。
図5のステップS804で実行される上限サイズ設定処理の手順を示すフローチャートである。
用紙の再セットを促すための表示画面を示す図である。
図5のステップS812で実行されるフリーサイズプリント処理の手順を示すフローチャートである。
出力画像サイズ調整処理を説明するための図である。
出力画像サイズ調整処理を説明するための図である。

実施例

0010

以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。

0011

図1は、実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。図1において、この画像形成装置は、例えばプリントスキャンFAX等の各種機能を備えた複合機である。複合機103は、スキャナ部322、プリンタ部323、及び操作部321を備えている。スキャナ部322とプリンタ部323は一体に構成されている。

0012

スキャナ部322は、プラテンガラス402と、該プラテンガラス402の下方に配置されたスキャナユニット403及びイメージセンサ404、並びにプラテンガラス402の上部に配置された原稿自動給送装置(ADF)401を備えている。

0013

プリンタ部323は、画像形成ユニット40、その下方に設けられた給紙カセット408及び409、給紙カセットに収容された用紙Sを画像形成ユニット40まで搬送する給紙パス422、及び用紙Sを機外まで搬送する排紙パス423を備えている。

0014

画像形成ユニット40は、感光ドラム406と、該感光ドラム406の外周面に対向するように配置された露光制御部405、現像器426及びクリーニング部407を備えている。感光ドラム406の下方には、当該感光ドラム406と当接するように転写部412が設けられている。

0015

給紙パス422における画像形成ユニット40の上流側にレジストレーションローラレジストローラ)411が配置されている。また、排紙パス423における画像形成ユニット40の下流側には定着部413、搬送ローラ414及び排紙ローラ416が配置されている。排紙ローラ416は、定着部413の出口用紙を搬送して排紙トレイ420に排紙する。排紙トレイ420には、用紙Sを検出するセンサ421が設けられている。

0016

排紙パス423における搬送ローラ414の下流側に反転パス424が接続されており、接続部には、搬送先切り替えフラッパ415が配置されている。反転パス424は、搬送ローラ418及び419を備えている。

0017

プリンタ部323の側面には、手差し給紙トレイ410が設けられている。手差し給紙トレイ410の給紙パス425は、上述の給紙パス422におけるレジストローラ411の上流側に接続されている。

0018

次に、図1の複合機103の側面に設けられた手差し給紙トレイについて説明する。

0019

図2A及び図2Bは、手差し給紙トレイの平面図であり、図2Aには、上限検知可能幅以上の主走査幅の用紙が載置された手差し給紙トレイが示されている。また、図2Bには、上限検知可能幅未満の主走査幅の用紙が載置された手差し給紙トレイが示されている。なお、用紙の主走査幅とは、手差し給紙トレイ410に載置された用紙の搬送方向に直交する方向の長さをいう。また、用紙の搬送方向に沿った長さを副走査長という。

0020

図2A中、手差し給紙トレイ410の左側にプリンタ部323(図示省略)が位置する。手差し給紙トレイ410の給紙方向先端部の上方には、手差しピックアップローラ601が設けられている。また、手差し給紙トレイ410の用紙載置面には、手差し用紙有無センサ604、サイドガイド602及び603、第1の手差し用紙長センサ608、第2の手差し用紙長センサ609、及び手差し用紙幅センサ607が設けられている。第1の手差し用紙長センサ608及び第2の手差し用紙長センサ609は、手差し給紙トレイ410の用紙載置面に、用紙搬送方向に沿って並設されている。手差し用紙有無センサ604は、用紙検知手段として機能し、第1の手差し用紙長センサ608及び第2の手差し用紙長センサ609は、それぞれ用紙長検知手段として機能し、手差し用紙幅センサ607は、用紙幅検知手段として機能する。

0021

手差し給紙トレイ410の左端の給紙開始端から第1の手差し用紙長センサ608までの長さは、例えば210mm(「上限サイズ1」という。)、第2の手差し用紙長センサ609までの長さは、例えば300mm(「上限サイズ2」という。)である。

0022

図2Aにおいて、手差し給紙トレイ410の用紙載置面に用紙束が載置される。載置された用紙束を構成する用紙Sは、手差しピックアップローラ601によって用紙束から1枚ずつ分離して搬送される。手差し給紙トレイ410に用紙Sが載置されているとき、手差し用紙有無センサ604がオンとなり、プリンタ部323から後述するコントローラ325に手差し用紙有無センサ604のオン信号が入力される。これによって、複合機103を制御するコントローラ325は、手差し給紙トレイ410に用紙が載置されていると判断する。

0023

手差し給紙トレイ410に載置された印刷用紙としての用紙Sは、規制板であるサイドガイド602及び603によって、用紙の幅方向の両端部が狭持される。これにより、手差しピックアップローラ601によって搬送される用紙Sの斜行が防止されている。サイドガイド602及び603は、図2A中、矢印605及び606方向にスライド可能であり、これによって、幅が異なる用紙にも対応してその幅方向の両端部を挟持することができる。

0024

サイドガイド602及び603は、図示省略したリンク部材を介して第4の検知手段である手差し用紙幅センサ607と連結されている。手差し用紙幅センサ607は、サイドガイド602及び603の動作に連動し、当該サイドガイド602及び603の位置に応じた信号(AD値)をコントローラ325に出力する。

0025

ユーザが、手差し給紙トレイ410に載置する用紙のサイズ設定を「自動(フリーサイズ)」にした場合(すなわち、特定の用紙サイズが設定されなかった場合)、コントローラ325は、各センサの検知結果に基づいて手差し用紙のサイズを決定する。すなわち、コントローラ325は、手差し用紙幅センサ607から入力された信号(AD値)に基づいて用紙の主走査幅を検知し、第1の手差し用紙長センサ608及び第2の手差し用紙長センサ609の検知信号の組み合わせから手差し用紙の副走査長を決定する。

0026

但し、通常、第1の手差し用紙長センサ608及び第2の手差し用紙長センサ609は、手差し給紙トレイ410の主走査方向の中央に配置されていない。従って、所定幅以下の用紙がセットされた場合、第1の手差し用紙長センサ608及び第2の手差し用紙長センサ609は共にオフになる。

0027

例えば、図2Bに示したように、所定幅以下の用紙が載置されると、第1及び第2の手差し用紙長センサ608及び609はオフになる。ここで、所定幅とは、手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sがとり得る上限サイズを検知できるか否かを判断するための上限検知可能幅をいい、例えば、200mmである。200mmは、用紙Sがとり得る上限サイズを検知できるか否かを判断するための閾値であり、この閾値未満の幅の用紙Sをセットすると、第1及び第2の手差し用紙長センサ608及び609はオフになり、用紙の取り得る上限サイズを検知できなくなる。従って、この場合、コントローラ325は、手差し用紙サイズをフリーサイズに設定し、RAM302に記憶する。

0028

手差し用紙サイズをフリーサイズに設定するのは、用紙サイズを特定することができないので、用紙サイズがどのようなサイズであっても印字画像が途切れることがないように、原稿画像を広めに読み取るためである。

0029

次に、図1の複合機103の操作部について説明する。

0030

図3は、図1の複合機103の操作部321の操作画面を示す図である。図3において、操作部321の操作画面には、スタートキー501、クリアストップキー502、テンキー503、ユーザモードキー513、及び機能画面領域504が設けられている。

0031

スタートキー501は、例えば、スキャナ部322によるスキャン開始の指示等、ジョブの開始を受けつけるためのキーである。クリア/ストップキー502は、装置の待機中にはクリアキージョブ実行中にはストップキーとして機能する。テンキー503は、数字を入力するためのキーである。ユーザモードキー513は、複合機103の設置を行う際などに、ユーザモード画面遷移させるためのキーである。機能画面領域504は、コピーファックス送信などを実行する際に各種設定を行う表示画面である。

0032

以下、コピー機能を例に、機能画面領域504について説明する。機能画面領域504には、用紙選択キー505、等倍キー506、ズームキー507、カラーモード選択キー508、ショートカットキー509〜512が表示されている。用紙選択キー505は、印刷出力する用紙を給紙段又は自動用紙選択部から選択するキーである。等倍キー506は、等倍印刷を指定するためのキーである。ズームキー507は、任意の倍率を指定するためのキーである。カラーモード選択キー508は、印刷出力するカラーモードを択するためのキーである。ショートカットキー509〜512は、様々な処理に対応するキーを設定するためのショートカットキーである。機能画面領域504を操作することによって、例えば、仕上げ設定両面モード濃度設定原稿の種類などを設定することができる。機能画面領域504で選択された各種設定は、ジョブ毎に、後述するRAM302に記憶される。

0033

次に、図1の複合機103の制御構成について説明する。

0034

図4は、図1の複合機103の制御構成を示すブロック図である。図4において、複合機103は、コントローラ325を有し、コントローラ325内にはCPU301が内蔵されている。CPU301は、システムバス307を介してRAM302、ROM303、HDD304、操作部I/F305、認証処理部319、ネットワークI/F306、及びRIP部308とそれぞれ接続されている。操作部I/F305は、操作部321と接続されており、ネットワークI/F306は、LAN、WAN324と接続されている。

0035

RIP部308に圧縮部309が接続されている。圧縮部309は、画像バス320を介して埋め込み情報抽出部310、圧縮部313、画像変換部314、画像メモリ326、符号画像生成部316及び伸張部315とそれぞれ接続されている。圧縮部313は、スキャナ画像処理部312、スキャナI/F311及スキャナ部322に接続されている。スキャナ画像処理部312は、埋め込み情報抽出部310とも接続されている。伸張部315は、プリンタ画像処理部317、プリンタI/F318及びプリンタ部323に接続されており、プリンタ画像処理部317は、符号画像生成部316とも接続されている。

0036

CPU301は、ROM303又はHDD304に記憶された制御プログラムに従って、システムバス307に接続される各種装置とのアクセスを統括的に制御する。また、CPU301は、コントローラ325内部で行われる各種処理について統括的に制御する。RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。ROM303は、装置のブートプログラムなどを格納している。HDD304は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納する。

0037

操作部I/F305は、システムバス307と操作部321とを接続するためのインタフェース部である。操作部I/F305は、操作部321に表示するための画像データをシステムバス307から受取り、操作部321に出力すると共に、操作部321から入力された情報をシステムバス307へ出力する。

0038

NetworkI/F306は、LAN、WAN324及びシステムバス307を介して他の機器と双方向にデータをやり取りする。画像バス320は、画像データをやり取りするための伝送路であり、PCIバス又はIEEEで構成されている。

0039

スキャナ画像処理部312は、スキャナ部322からスキャナI/F311を介して受け取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。埋め込み情報抽出部310は、画像データから背景画像に埋め込まれているパターンの検出や付加情報の抽出の処理を行う。圧縮部313は、画像データを受取り、データを圧縮し、出力の画像番号を付与して画像メモリ326に記憶する。

0040

CPU301は、また、プリンタI/F318を経由してプリンタ部323から印字可能通知が送られると、画像メモリ326から画像番号が最も小さい画像データを取得し、伸張部315に送る。伸張部315は、データを伸張した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部317に送る。プリンタ画像処理部317は、伸張部315から送信された画像データを受取り、この画像データに付随している属性データを参照しながら画像データに画像処理を施す。プリンタ画像処理部317は、また、指示がある場合は符号画像生成部316において生成された符号画像データを画像データに合成する。

0041

符号画像生成部316は、二次元コード画像バーコード画像、情報埋め込み技術によって生成された画像等の符号画像データを生成する。なお、符合画像の生成は、RAM302内に格納されたプログラムを実行することによって行われる。画像処理後の画像データは、プリンタI/F318を介してプリンタ部323に出力される。

0042

画像変換部314は、画像データに対して回転や色空間変換2値多値変換画像合成間引きといった所定の変換処理を施す。RIP部308は、PDLコードデータを基に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。生成されたビットマップデータは圧縮部309で圧縮されて画像バス320へ送られる。

0043

認証処理部319は、操作部321で入力されたユーザ情報を使用したユーザやワークグループの認証に加えて、印刷ジョブ認証を行う。認証処理部319は、また、認証済みユーザやワークグループの情報の管理を行う。

0044

次に、このような構成の複合機103の一般的な動作について説明する。

0045

ADF401は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭ページから順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス402上の所定位置へ搬送する。スキャナユニット403は、プラテンガラス402上に搬送された原稿の表面を、図中左から右方向へ走査することによって原稿画像を読み取り、画像信号としてプリンタ部323の露光制御部405に送信する。

0046

露光制御部405は、受信した画像信号に応じたレーザ光を感光ドラム406に照射してその表面に静電潜像を形成する。感光ドラム406上に形成された静電潜像は、現像器426によって現像されてトナー像となる。トナー像は、転写部412において、例えば給紙カセット408からピックアップされ、給紙パス422を経て搬送された用紙Sに転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部413に搬入され、ここで、転写画像が用紙Sに定着される。画像が定着された用紙Sは排紙ローラ416によって排紙トレイ420に排紙される。

0047

なお、複合機103は、ジョブが実行されていない状態で、かつ操作部321の操作が所定時間行われていない場合、スキャナ部322やプリンタ部323への電源供給を停止するスリープ状態へと遷移する。

0048

次に、図1の複合機103で実行される圧板印刷処理について説明する。

0049

図5は、図1の複合機103で実行される圧板印刷処理の手順を示すフローチャートである。この圧板印刷処理は、複合機103のCPU301がROM303又はHDD304に記憶された圧板印刷処理プログラムに従って実行する。

0050

圧板印刷処理が開始されると、CPU301は、先ず、RAM302に記憶されている手差し用紙サイズがフリーサイズ設定であるか否か判定する(ステップS801)。ステップS801の判定の結果、手差し用紙サイズがフリーサイズ設定である場合(ステップS801で「YES」)、CPU301は処理をステップS802に進める。すなわち、CPU301は、対象となる手差し用紙が最も大きい場合でもこの大きさ以下であるという用紙Sの上限サイズを検知できるか否かを判定する上限サイズ検知可能判断処理を実行する(ステップS802)。上限サイズ検知可能判断処理では、手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sの主走査幅が所定の閾値以上の場合、上限サイズ検知可能と判定される。この場合、閾値は、例えば、200mmである。上限サイズ検知可能判断処理の詳細については、後述する。

0051

上限サイズ検知可能判断処理を実行した後、CPU301は、ステップS802における判断処理の結果を参照して、対象となる用紙Sの上限サイズが検知可能か否か判定する(ステップS803)。ステップS803の判定の結果、上限サイズが検知可能であった場合(ステップS803で「YES」)、CPU301は、上限サイズ設定処理を実行する(ステップS804)。上限サイズ設定処理では、手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sの大きさとして、当該用紙Sがとり得る上限サイズが特定され、特定されたサイズが読み取り領域として設定される。上限サイズ設定処理の詳細については、後述する。

0052

上限サイズ設定処理を実行した後、CPU301は、処理をステップS807に進め。圧板スキャン処理を実行する(ステップS807)。

0053

圧板スキャン処理とは、スキャナ部322のプラテンガラス402上に下向きにセットされた原稿を、スキャナユニット403が一端から他端まで走査しながら読み取る画像読取処理をいう。スキャナユニット403が原稿を走査する際、スキャナユニット403の光源から原稿面に光が照射され、原稿面で反射した反射光ミラーを介してレンズに導入される。レンズを通過した光は、イメージセンサ404の撮像面に光学像として結像され、光学像は、当該イメージセンサ404によって画像データに変換されて出力される。CPU301は、スキャナ画像処理部312を制御して、イメージセンサ404から出力された画像データに所定の処理を施した後、読み取り順に画像番号を付して画像メモリ326に記憶する。

0054

図5戻り、圧板スキャン処理を実行した後(ステップS807)、CPU301は、ユーザによって次の原稿を読み取るための次原稿読み取りボタンが押下されたか否か判定する(ステップS808)。ステップS808の判定の結果、次原稿読み取りボタンが押下されなかった場合(ステップS808で「NO」)、CPU301は、処理をステップS809に進める。すなわち、CPU301は、最後に読み取った画像の画像番号をRAM302上の最終画像番号として記憶させる(ステップS809)。

0055

最終画像番号を記憶させた後(ステップS809)、CPU301は、ユーザによってプリント開始タンが押下されたか否か判定する(ステップS810)。ステップS810の判定の結果、プリント開始ボタンが押下された場合(ステップS810で「YES」)、CPU301は、RAM302に記憶されている手差し用紙サイズがフリーサイズ設定であるか否か確認的に判定する(ステップS811)。

0056

ステップS811の判定の結果、手差し用紙サイズがフリーサイズ設定であった場合(ステップS811で「YES」)、CPU301は、フリーサイズプリント処理を実行し(ステップS812)、その後、本圧板印刷処理を終了する。フリーサイズプリント処理の詳細については、図11を用いて後述する。

0057

一方、ステップS811の判定の結果、手差し用紙サイズがフリーサイズ設定でなかった場合(ステップS811で「NO」)、CPU301は、処理をステップS813に進め、プリント処理を実行する。

0058

ここで、プリント処理とは、画像メモリ326に記憶された画像データに基づいて感光ドラム406にレーザ光を照射して静電潜像を形成し、形成した静電潜像を可視化して用紙Sに定着させる一連のプリント処理をいう。すなわち、CPU301は、画像メモリ326に記憶された画像データをビデオ信号に変換してプリンタ部323の露光制御部405に出力する。露光制御部405へ画像データを出力した後、CPU301は、当該画像データを画像メモリ326から削除する。露光制御部405は、入力されたビデオ信号に基づいてレーザ光を変調して出力する。出力されたレーザ光は、図示省略したポリゴンミラー等によって走査されながら感光ドラム406上に照射され、感光ドラム406上に、レーザ光に応じた静電潜像が形成される。

0059

感光ドラム406上に形成された静電潜像は、現像器426から供給される現像剤によって現像されて現像剤像となる。一方、手差し給紙トレイ410から、用紙Sが給紙され、用紙Sは、その先端がレジストローラ411に突き当てられて一旦停止した後、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで転写部412に搬送される。用紙Sの搬送が一旦停止されることによって用紙Sの斜行が補正される。

0060

感光ドラム406の表面に形成された現像剤像は、転写部412に搬送された用紙Sに転写される。現像剤像が転写された用紙Sは、定着部413へ搬送され、加熱、加圧されることによって、転写画像が定着される。画像が定着された用紙Sは、定着部413から搬出され、搬送ローラ414を経てフラッパ415へ至り、フラッパ415の切り替えにより、例えば、排紙ローラ416へ向けて搬送される。排紙ローラ416は、用紙Sを排紙トレイ420へ排紙する。このとき、用紙Sは、フェイスダウンの状態で排出され、排紙トレイ420に設けられたセンサ421は、用紙Sを検知する。

0061

図5に戻り、プリント処理を実行した後、CPU301は、出力した画像データの画像番号がRAM302上に記憶されている最終画像番号に一致するか否か、すなわち、次の原稿画像が有るか否か判定する(ステップS814)。ステップS814の判定の結果、次の原稿画像が有る場合(ステップS814で「YES」)、CPU301は、処理をS813に戻し、プりント処理を続行する。一方、ステップS814の判定の結果、次の画像がない場合(ステップS814で「NO」)、CPU301は、本圧板印刷処理を終了する。

0062

また、ステップS801の判定の結果、手差し用紙サイズがフリーサイズ設定でなかった場合(ステップS801で「NO」)、CPU301は、処理をステップS806に進める。すなわち、CPU301は、RAM302に記憶されている手差し用紙サイズを読み取りサイズに設定する(ステップS806)。手差し用紙サイズを読み取りサイズに設定した後、CPU301は、処理をステップS807に進め、セットされた読み取りサイズで圧板スキャン処理を実行し(ステップS807)、その後、処理をステップS808以降へと進める。

0063

また、ステップS803の判定の結果、上限サイズの検知が不可能であった場合(ステップS803で「NO」)、CPU301は、読み取り領域の副走査長として最大副走査長を設定し(ステップS805)、その後、処理をステップS807に進める。

0064

また、ステップS808の判定の結果、次原稿読み取りボタンが押下された場合(ステップS808で「YES」)、CPU301は、処理をステップS807に戻し、圧板スキャン処理を繰り返す(ステップS807)。

0065

また、ステップS810の判定の結果、プリント開始ボタンが押下されなかった場合(ステップS810で「NO」)、CPU301は、処理をステップS808に戻す。

0066

図5の処理によれば、手差し給紙トレイ410上に、フリーサイズ設定で載置された用紙Sに対し、当該用紙Sがとり得る上限サイズの検知が可能か否か判定する(ステップS802)。そして、上限サイズの検知が可能の場合、上限サイズを読み取り(ステップS804)、読み取ったサイズを画像読み取りサイズに設定した圧板スキャン処理(ステップS807)、及びプリント処理(ステップS812)を実行する。これによって、用紙のサイズ設定をフリーサイズ設定とした場合でも、上限サイズ設定処理で設定された、最大読み取りサイズよりも小さい上限サイズで原稿画像を読み取ることができる。従って、全ての画像を最大読み取りサイズで読み取る従来技術に比べて画像読み取り時間を短縮することができる。また、読み取った原稿画像データを格納するための記憶容量を節約することができる。

0067

次に、図5のステップS802で実行される上限サイズ検知可能判断処理について説明する。

0068

図6は、図5のステップS802で実行される上限サイズ検知可能判断処理の手順を示すフローチャートである。この上限サイズ検知可能判断処理は、複合機103のCPU301がROM303又はHDD304に記憶された上限サイズ検知可能判断処理プログラムに従って実行する。

0069

上限サイズ検知可能判断処理が開始されると、CPU301は、先ず、手差し用紙有無センサ604からオン信号が入力されたか否か、すなわち、手差し給紙トレイ410上に手差し用紙が有るか否か判定する(ステップS901)。ステップS901の判定の結果、手差し用紙が有る場合(ステップS901で「YES」)、CPU301は、処理をステップS902に進める。すなわち、CPU301は、読み取り主走査幅として、手差し用紙幅センサ607で検知した用紙幅を設定する(ステップ902)。

0070

手差し用紙幅センサ607で検知した用紙幅を設定した後(ステップ902)、CPU301は、設定した用紙幅が上限検知可能幅以上であるか否か判定する(ステップS903)。上述したように、用紙Sの幅が200mm未満であれば、用紙長センサによって副走査長を検知できないが、用紙Sの幅が閾値以上、すなわち200mm以上であれば、副走査長、ひいては用紙Sの上限サイズを検知することができる。

0071

ここで、検知された用紙幅と、用紙Sがとり得る上限サイズと、画像読み取り領域との関係について説明する。

0072

図7は、手差し給紙トレイ410に設けられたセンサの検出結果と、原稿画像の読み取り領域との関係を示す表である。また、図8A図8Eは、それぞれ、図7のケース1〜5に対応する画像読み取り領域を示す図である。

0073

図7において、ケース1は、手差し用紙有無センサ604が用紙Sを検知し、手差し用紙幅センサ607が主走査幅150mmを検知し、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609が共に非検知(OFF)の場合を示している。この場合、画像読み取り領域の主走査幅は150mmで、副走査長は、複合機103における読み取り領域の最大副走査長である437mmに設定される。最大副走査長に設定する理由は、副走査長を特定できないので、どのような長さの副走査長にも対応できるようにするためである。ケース1における画像読み取り領域は、図8Aのようになる。

0074

また、ケース2は、手差し用紙有無センサ604が用紙Sを検知せず、手差し用紙幅センサ607が、用紙Sの幅を検知することなく、例えば、ケース1の検出位置に留まったサイドガイドを検知している。また、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609は、共に非検知(OFF)である。この場合、画像読み取り領域の主走査幅は、複合機103における読み取り領域の最大主走査幅である297mm、副走査長は、読み取り領域の最大副走査長である437mmに設定される。主走査幅と副走査長を共に最大に設定する理由は、主走査幅と副走査長が共に特定できないので、どのような大きさの用紙にも対応できるようにするためである。ケース2における画像読み取り領域は、図8Bのようになる。

0075

また、ケース3は、手差し用紙有無センサ604が用紙Sを検知し、手差し用紙幅センサ607が主走査幅210mmを検知し、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609が共に非検知(OFF)の場合を示している。この場合、画像読み取り領域の主走査幅は210mm、副走査長は、上限サイズとして手差し給紙トレイ410の給紙開始端から第1の手差し用紙長センサ608までの長さである210mmに設定される。副走査長が、210mmに設置される理由は、用紙Sが検知されており、かつ第1の手差し用紙長センサ608がオフであることから、副走査長は最大でも給紙開始端から第1の手差し用紙長センサ608までの長さ(210mm)と推定されるからである。ケース3における画像読み取り領域は、図8Cのようになる。

0076

また、ケース4は、手差し用紙有無センサ604が用紙Sを検知し、手差し用紙幅センサ607が主走査幅210mmを検知し、第1の手差し用紙長センサ608がオンで、第2の手差し用紙長センサ609がオフの場合を示している。この場合、画像読み取り領域の主走査幅は210mmで、副走査長は、上限サイズとして給紙開始端から第2の手差し用紙長センサ609までの長さである300mmに設定される。副走査長が、300mmに設置される理由は、用紙Sが検知で、第1の手差し用紙長センサ608がオン、第2の手差し用紙長センサ608がオフであるから、副走査長は最大でも給紙端から第2の手差し用紙長センサ608までの長さと推定されるからである。ケース4における画像読み取り領域は、図8Dのようになる。

0077

また、ケース5は、手差し用紙有無センサ604が用紙Sを検知し、手差し用紙幅センサ607が主走査幅210mmを検知し、第1の手差し用紙長センサ608がオンで、第2の手差し用紙長センサ609もオンの場合を示している。この場合、画像読み取り領域の主走査幅は210mmで、副走査長は読み取り最大長である437mmに設定される。最大副走査長に設定する理由は、副走査長を特定できないので、どのような長さの副走査長にも対応できるようにするためである。ケース5における画像読み取り領域は、図8Eのようになる。

0078

図7及び図8において、特に、ケース3、4の場合は、読み取り領域が最大読み取り領域(ケース2)と比べて小さくなっていることが分かる。

0079

以上説明したように、用紙Sの主走査幅が200mm以上の場合は、第1及び第2の手差し用紙長センサ608及び609を用いて用紙Sの上限サイズを検知することができる。

0080

図6に戻り、ステップS903の判定の結果、用紙幅が上限検知可能幅以上であった場合(ステップS903で「YES」)、CPU301は、処理をステップS904に進める。すなわち、CPU301は、上限サイズ検知可能判断結果としてTRUEを設定し(ステップS904)、その後、本上限サイズ検知可能判断処理を終了する。この場合、上限サイズ検知可能判断結果がTRUEであったことを操作部321の表示画面に表示してユーザに報知するようにしてもよい。

0081

一方、ステップS901の判定の結果、手差し給紙トレイ410上に用紙が載置されていなかった場合(ステップS901で「NO」)、CPU301は、処理をステップS905に進める。すなわち、CPU301は、読み取り主走査幅として最大主走査幅を設定する(ステップS905)。なお、用紙無しで主走査幅、及び用紙サイズを検知できないと判断された場合の読み取り領域は、図7のケース2に該当し、どのサイズの用紙がセットされても対応できるように、スキャナ部322は、図8B斜線部分の領域を読み取る。

0082

読み取り主走査幅として最大主走査幅を設定した後(ステップS905)、CPU301は、処理をステップS906に進める。すなわち、CPU301は、上限サイズ検知は不可能と判断し、上限サイズ検知可能判断結果としてFALSEを設定し(ステップS906)、その後、本上限サイズ検知可能判断処理を終了する。この場合、上限サイズ検知可能判断結果がFALSEであったことを操作部321の表示画面に表示してユーザに報知するようにしてもよい。

0083

一方、ステップS903の判定の結果、設定した用紙幅が上限検知可能幅未満である場合(ステップS903で「NO」)、CPU301は、用紙Sの主走査幅を検知できないと判断して処理をステップS906に進める。なお、用紙Sの主走査幅が、上限検知可能幅(200mm)未満で、主走査幅検知不能と判断された場合は、図7のケース1に該当する。この場合、読み取り主走査幅は150mm、副走査長は、最大サイズの437mmに設定され、スキャナ部322は、図8Aの斜線部分の領域を読み取る。

0084

次に、図5のステップS804で実行される上限サイズ設定処理について説明する。

0085

図9は、図5のステップS804で実行される上限サイズ設定処理の手順を示すフローチャートである。この上限サイズ設定処理は、複合機103のCPU301がROM303又はHDD304に格納された上限サイズ設定処理プログラムに従って実行する。

0086

図9において、上限サイズ設定処理が開始されると、CPU301は、先ず、第1の手差し用紙長センサ608がオンか否か判定する(ステップS101)。ステップS101の判定の結果、第1の手差し用紙長センサ608がオンの場合(ステップS101で「YES」)、CPU301は、処理をステップS106に進める。すなわち、CPU301は、第2の手差し用紙長センサ609がオンか否か判定する(ステップS106)。ステップS106の判定の結果、第2の手差し用紙長センサ609がオンの場合(ステップS106で「YES」)、CPU301は、処理をステップS108に進める。

0087

すなわち、CPU301は、第1の手差し用紙長センサ608がオン、及び第2の手差し用紙長センサ609がオンであるため、用紙の上限サイズが特定できない。そのため、読み取り画像の副走査長として取り得る最大のサイズを設定し(ステップS108)、本上限サイズ設定処理を終了する。

0088

上限サイズが検知可能であって(図5のステップS803で「YES」)、読み取り副走査長が最大の場合は、例えば、図7のケース5に該当し、読み取り主走査幅は210mm、読み取り副走査長は437mmに設定される。この場合、CPU301は、領域設定手段として機能し、スキャナ部322は、図8Eの斜線部分の領域を読み取る。このとき、設定された読み取り主走査幅、読み取り領域のサイズ等の設定内容を操作部321の表示部に表示するようにしてもよい。

0089

一方、ステップS106の判定の結果、第2の手差し用紙長センサ609が用紙未検知(オフ)の場合(ステップS106で「NO」)、CPU301は、処理をステップS107に進める。すなわち、CPU301は、第1の手差し用紙長センサ608がオン、第2の手差し用紙長センサ609がオフであるため、最大でも副走査長が、給紙開始端から第2の用紙長センサ609までの長さの用紙がセットされていると判断する。このため、CPU301は、読み取り副走査長として、用紙Sの左端である給紙開始端から第2の手差し用紙長センサ609までの長さである300mm(上限サイズ2)を設定し(ステップS107)、その後、本上限サイズ設定処理を終了する。

0090

上限サイズが検知可能であって(図5のステップS803で「YES」)、読み取り副走査長が上限サイズ2の場合は、図7のケース4に該当し、読み取り主走査幅は210mm、読み取り副走査長は300mmに設定される。この場合、スキャナ部322は、図8Dの斜線部分の領域を読み取る。

0091

一方、ステップS101の判定の結果、第1の手差し用紙長センサ608がオフの場合(ステップS101で「NO」)、CPU301は、処理をステップS102に進める。すなわち、CPU301は、第2の手差し用紙長センサ609がオンであるか否か判定する(ステップS102)。ステップS102の判定の結果、第2の手差し用紙長センサ609がオンである場合(ステップS102で「YES」)、CPU301は、用紙の再セットをユーザに指示する(ステップS103)。すなわち、CPU301は、第1の手差し用紙長センサ608がオフ、かつ第2の手差し用紙長センサ609がオンの場合、用紙が正しくセットされていないと判断し、用紙の再セット指示する。

0092

図10は、用紙の再セットを促すための表示画面を示す図である。図10において、操作部321の用紙再セット画面700に、用紙再セット通知画面701が表示されている。用紙再セット通知画面701には、ユーザに用紙の再セットを促すメッセージと、作業内容を示すアニメーションが表示される。図10において、ユーザが中止ボタン702を押下することによって、用紙再セット中のジョブを中止することができる。

0093

図9に戻り、ユーザに対して用紙の再セットを指示した後、CPU301は、処理をステップS104に進める。すなわち、CPU301は、用紙が再セットされたか否か判定し(ステップS104)、再セットされるまで待機する。このとき、CPU301は、手差し用紙有無センサ604が一度オフになってからオンになることによって、用紙が再セットされたと判断する。

0094

ステップS104の判定の結果、用紙が再セットされた場合(ステップS104で「YES」)、CPU301は、用紙再セット画面700における用紙再セットを促すための表示を停止し、処理をステップS101に戻す。

0095

一方、ステップS102の判定の結果、第2の手差し用紙長センサ609がオフであった場合(ステップS102で「NO」)、CPU301は、処理をステップS105に進める。すなわち、CPU301は、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609が共にオフであるため、副走査長が、最大でも給紙開始端からから第1の手差し用紙長センサ608までの長さ(210mm)の用紙がセットされていると判断する。このため、CPU301は、読み取り副走査長として、給紙開始端から第1の用紙長センサ608までの長さである210mm(上限サイズ1)をセットし、本上限サイズ設定処理を終了する(ステップS105)。

0096

上限サイズが検知可能であって(図5のステップS803で「YES」)、読み取り副走査長が上限サイズ1の場合は、図7のケース3に該当し、読み取り主走査幅は210mm、読み取り副走査長も210mmに設定される。この場合、スキャナ部322は、図8Cの斜線部分の領域を読み取る。

0097

図9の処理によれば、手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sの上限サイズが検知可能な場合(図5のステップS803で「YES」)、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609の検知結果に従って、読み取り副走査長を特定する。すなわち、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609が共にオンの場合、副走査長を最大副走査長とし、第1の手差し用紙長センサ608がオンで、第2の手差し用紙長センサ609がオフの場合、副走査長を上限サイズ2(300mm)とする。また、第1及び第2の手差し用紙長センサ608、609が共にオフの場合、副走査長を上限サイズ1(210mm)とする。そして、図5のステップS802で求められた用紙Sの主走査幅と、図9で求めた副走査長とで原稿画像の読み取り領域が設定される。これによって、手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sがとり得る上限のサイズを読み取りサイズとして設定することができるので、従来技術に比べて画像読み取り時間を短くすることができる。

0098

次に、図5のステップS812で実行されるフリーサイズプリント処理について説明する。

0099

図11は、図5のステップS812で実行されるフリーサイズプリント処理の手順を示すフローチャートである。このフリーサイズプリント処理は、複合機103のCPU301がROM303又はHDD304に格納されたフリーサイズプリント処理プログラムに従って実行する。

0100

図11において、フリーサイズプリント処理が開始されると、CPU301は、先ず、RAM302に記憶されている手差し用紙長が確定済みか否か、すなわち、手差し用紙長がクリアされているか否か判定する(ステップS301)。ステップS301の判定の結果、手差し用紙長がクリアされておらず、確定済みの場合(ステップS301で「YES」)、CPU301は、処理をステップS302に進めて出力画像のサイズを調整する(ステップS302)。すなわち、CPU301は、RAM302に記憶されている手差し用紙サイズが読み取りサイズよりも小さい場合、プリンタ画像処理部317で、RAM302に記憶されている手差し用紙サイズに合わせて出力画像サイズ調整処理を行う。その後、CPU301は、トリミング画像を、プリンタI/F318を経由してプリンタ部323に通知する。

0101

図12A及び図12Bは、出力画像サイズ調整処理を説明するための図である。図12Aにおいて、実線で囲まれた領域が用紙Sの上限サイズに従って読み取りを行った際の入力画像であり、破線で囲まれた斜線領域が現実の手差し用紙サイズの画像となる。図12Aに従って出力画像サイズ調整処理を行うと、手差し用紙サイズに合わせて入力画像をトリミングした図12Bの画像が得られる。このとき、入力画像の左上を原点として、原点から手差し用紙サイズ相当分だけを出力画像とし、それ以外の部分がトリミングされる。

0102

図11に戻り、出力画像サイズを調整(トリミング)し、トリミング画像をプリンタ部323に通知した後(ステップS302)、CPU301は、図5のステップ813と同様のプリント処理を実行する(ステップS303)。プリント処理を実行した後、CPU301は、プリンタ部323から通知された手差し用紙幅と手差し用紙長から手差し用紙サイズを確定し、RAM302に記憶する(ステップS304)。手差し用紙サイズを確定した後、CPU301は、出力した画像データの画像番号がRAM302に記憶されている最終画像番号に一致するか否か、すなわち、次画像がありか否か判定する(ステップS305)。ステップS305の判定の結果、次画像がある場合(ステップS305で「YES」)、CPU301は、処理をステップS301に戻す。一方、ステップS305の判定の結果、次画像がない場合(ステップS305で「NO」)、CPU301は、本フリーサイズプリント処理を終了する。

0103

一方、ステップS301の判定の結果、手差し用紙長が未確定である場合(ステップS301で「NO」)、CPU301は、入力画像を全て出力画像としてステップS303のプリント処理を行う。この場合、実際に手差し用紙Sのサイズが読み取りサイズより小さかった場合は、用紙に印字されないで残った余剰領域の現像剤は、全てクリーニング部407でクリーニングされる。

0104

図11の処理によれば、用紙Sが取り得る上限サイズで画像を読み取った後(図5のステップS807)、現実の用紙サイズと同じ大きさに出力画像サイズを調整して(ステップS302)プリントする(ステップS303)。これによって、手差し給紙トレイ410にセットした用紙に対して同じ大きさの読み取り画像をプリントすることができる。

0105

図5〜図12で説明したように、本実施の形態によれば、手差し給紙トレイ410に載置された用紙Sの主走査幅が閾値以上(図7のケース3〜5)の場合、第1及び第2の手差し用紙長センサ608及び609を用いて、用紙Sの上限サイズを検知する。そして、用紙Sの上限サイズに従って最大画像読み取り領域以下の画像読み取り領域を設定して原稿画像を読み取る。これによって、常に、最大の画像読み取り領域を読み取る従来技術に比べて画像の読み取り時間を短縮することができる。また、画像データを格納する記憶容量を節約することもできる。

0106

103複合機
301 CPU
321 操作部
322スキャナ部
323プリンタ部
410手差し給紙トレイ
602サイドガイド
603 サイドガイド
604手差し用紙有無センサ
607 手差し用紙幅センサ
608 第1の手差し用紙長センサ
609 第2の手差し用紙長センサ

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