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技術 パウチおよびパウチ入りパン

出願人 株式会社宝福
発明者 中村伸宏
出願日 2018年2月28日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-036061
公開日 2019年9月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-151357
状態 未査定
技術分野 環境に敏感な生物、食品又は薬品の包装 ベイカリー製品及びその製造方法
主要キーワード 消費期間 製造当初 合い言葉 ピンポール つぶつぶ 特産品 長距離輸送 包装材内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

日配パン長期保存に適したパウチと、消費期限の長いパウチ入りのパンを提供する。

解決手段

アルミニウム箔3a,3bを、熱可塑性樹脂フィルム2bを挟んで少なくとも2層ほど積層させて、パウチ1の製造当初からアルミニウム箔にピンホールがあっても、また、輸送保管中に振動や衝撃を受けてアルミニウム箔にポンホールがあいても、パウチの気密性を保ち、長期間保存してもパウチ内無酸素状態に保つ。また、アルミニウム箔を袋の最内面に積層させて、熱可塑性樹脂フィルムが直接日配パンBと接しないようにする。

概要

背景

パウチとしては、アルミニウム箔はく)の両側に、耐ピンポール性(ピンポールは、針で突いたほどの小さな孔(あな)の意味)に優れたナイロンフィルムを貼り合わせたアルミニウム箔入りのパウチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このパウチでは、両側のナイロンフィルムでアルミニウム箔を保護することで、衝撃を受けてもピンポールや割れが発生しないようにして、焼酎ジュースなどの液体を入れても、長距離輸送に耐えられるようになっている。

パウチ入りパンとしては、焼いたパンを脱酸素機能遮光機能のある包装材に入れ、窒素充填無酸素状態にして密封してから、加圧と加熱をする方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このパンの製造方法では、プラスチックフィルム脱酸素剤を含有させた脱酸素層と、アルミニウム箔で形成された遮光層を少なくとも備えた包装材を用いることで、包装材内部の残存酸素を排除するようにして、製造時の食味などを維持しながら長期間保存できるようになっている。

概要

日配パンの長期保存に適したパウチと、消費期限の長いパウチ入りのパンを提供する。アルミニウム箔3a,3bを、熱可塑性樹脂フィルム2bを挟んで少なくとも2層ほど積層させて、パウチ1の製造当初からアルミニウム箔にピンホールがあっても、また、輸送保管中に振動や衝撃を受けてアルミニウム箔にポンホールがあいても、パウチの気密性を保ち、長期間保存してもパウチ内を無酸素状態に保つ。また、アルミニウム箔を袋の最内面に積層させて、熱可塑性樹脂フィルムが直接日配パンBと接しないようにする。

目的

この発明では、前記した課題を解決し、一般的なパンを長期間保存できるパウチと、一般的なパンをその食味や食感のままで長期間保存できるようにした消費期限の長いパウチ入りパンを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

熱可塑性樹脂フィルムアルミニウム箔との積層フィルムから成るパウチにおいて、前記アルミニウム箔が、熱可塑性樹脂フィルムを挟んで少なくとも2層積層されていることを特徴とするパウチ。

請求項2

前記アルミニウム箔が、袋の最内面に積層されていることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。

請求項3

アルミニウム箔が熱可塑性樹脂フィルムを挟んで少なくとも2層積層されているパウチに入れられ、無酸素状態にして密封されていることを特徴とするパウチ入りパン

請求項4

前記パウチに入れられ密封された後に、加熱されないことを特徴とする請求項3に記載のパウチ入りパン。

技術分野

0001

この発明は、食品密封して保存するプラスチック製などの袋に関し、特にパン長期保存に適したパウチと、パウチ入りのパンに関する。

背景技術

0002

パウチとしては、アルミニウム箔はく)の両側に、耐ピンポール性(ピンポールは、針で突いたほどの小さな孔(あな)の意味)に優れたナイロンフィルムを貼り合わせたアルミニウム箔入りのパウチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このパウチでは、両側のナイロンフィルムでアルミニウム箔を保護することで、衝撃を受けてもピンポールや割れが発生しないようにして、焼酎ジュースなどの液体を入れても、長距離輸送に耐えられるようになっている。

0003

パウチ入りパンとしては、焼いたパンを脱酸素機能遮光機能のある包装材に入れ、窒素充填無酸素状態にして密封してから、加圧と加熱をする方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このパンの製造方法では、プラスチックフィルム脱酸素剤を含有させた脱酸素層と、アルミニウム箔で形成された遮光層を少なくとも備えた包装材を用いることで、包装材内部の残存酸素を排除するようにして、製造時の食味などを維持しながら長期間保存できるようになっている。

先行技術

0004

特開平9−77089号公報(段落0006、図1
特開2016−36277号公報(段落0007,0010)

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前記特許文献1に係るパウチでは、両側のナイロンフィルムでアルミニウム箔を保護することで、焼酎やジュースなどの液体が漏れないようにしているところ、気体は焼酎やジュースに比べて粘性が小さいために、液体は漏れなくても気体は漏れてしまうおそれがある。そして、パンはカビが生えやすく、パウチの気密性が損なわれてパンが酸素に触れてしまうと、たちまちカビが発生してしまう。

0006

前記特許文献2に係るパウチ入りパンでは、焼いたパンを包装材に入れ密封してから加圧と加熱をしているところ、焼いたパンを加熱すると、小麦粉に含まれるグルテンの熱固化デンプンアルファ化が繰り返されるために、例えばビスケット(ビスケットの語源は、ラテン語で2度焼いたパンという意味といわれている。)のように固くなり、パンの食味や食感を損なってしまう。

0007

また、前記特許文献2に係るパウチ入りパンでは、パンを脱酸素層と遮光層を備えた包装材に入れて保存することで、パンが酸素に触れないようにしているところ、用意されたパンの水分活性値は0.94以下、好ましくは0.75以下であり、一般的なパン(パン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン菓子パン、その他のパンをいう。以下、日配パンともいう。例えば、食パンの水分活性値は0.96前後といわれている。)よりも低い。そのため、前記特許文献2に係るパウチ入りパンでは、製造時の食味などが維持されているものの、その食味などは一般的なパンと異なってしまう。

0008

さらに、前記特許文献2に係るパウチ入りパンでは、用意されたパンの水分活性値は0.94以下、好ましくは0.75以下であり、一般的なパン(例えば、食パンの水分活性値は0.96前後といわれている。)とは異なる。そのため、前記特許文献2に係るパウチ入りパンでは、一般的なパンの生地とは別に、特殊な生地を用意しなくてはならず、パンの製造工程が煩雑になってしまう。

0009

そこで、この発明では、前記した課題を解決し、一般的なパンを長期間保存できるパウチと、一般的なパンをその食味や食感のままで長期間保存できるようにした消費期限の長いパウチ入りパンを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

前記課題を解決するため、請求項1に係る発明では、熱可塑性樹脂フィルムとアルミニウム箔との積層フィルムから成るパウチについて、アルミニウム箔を熱可塑性樹脂フィルムを挟んで少なくとも2層積層させた。

0011

請求項2に係る発明では、アルミニウム箔を袋の最内面に積層させた。

0012

請求項3に係る発明では、パン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン、菓子パン、その他のパン(以下、いわゆるロングライフパンと区別するために、日配パンという。)を、アルミニウム箔が熱可塑性樹脂フィルムを挟んで少なくとも2層積層されたパウチに入れ無酸素状態にして密封した。

0013

請求項4に係る発明では、日配パンをパウチに入れ密封した後に、加熱をしないようにした。

発明の効果

0014

請求項1に係る発明によれば、アルミニウム箔を熱可塑性樹脂フィルムを挟んで少なくとも2層積層させたので、パウチの製造当初からアルミニウム箔にピンホールがあっても、また、輸送保管中に振動や衝撃を受けてアルミニウム箔にポンホールがあいても、パウチの気密性を保つことができる。

0015

そこで、請求項1に係る発明によれば、パウチの気密性をたもてるので、パウチに窒素を充填し無酸素状態にしておくとパウチ内を長期間無酸素状態に保つことができ、カビの生えやすい日配パンでも、カビの発生を抑えることができる。

0016

ここで、一般的なパンは、消費期限が数日間しかないことから、毎日店舗配送される食品ということで日配食品デイリー食品と呼ばれている。一方、近年では消費期間の長い、ロングライフパンといわれるものが開発され、酵母乳酸菌共生できる天然酵母(例えば、パネトーネ種)を使ったり、カビの繁殖に必要な自由水の割合を示す水分活性を低くしたりするなどして、消費期限が1か月以上のものもある。

0017

そして、ロングライフパンでは、乳酸菌の働きでpH値が低くなることから酸っぱさが感じられることもあるため、例えばあんパンやメロンパンのように、パンに甘みのある具を入れたり、パンの表面に甘い味を付けたりして酸味緩和している。また、ロングライフパンでは、パンの水分活性を下げるために、例えば薄く伸ばしたパン生地に油脂などを幾重にも重ねたデニッシュ生地のように、水の代わりに油分を加えている。そのため、ロングライフパンは、日配パンに比べて、糖分と油分が多い配合になってしまう。

0018

一方、請求項1に係る発明によれば、パウチ内を長期間無酸素状態にたもてるので、日配パンでもカビの発生を抑えることができ、パンの乾燥も防げる。そこで、請求項1に係る発明によれば、ロングライフパンのような特殊なパンでなくても、日配パンでカビの発生を抑えることができ、パンの乾燥も防いでしっとりやわらかな食感をたもてるので、日配パンをその食味や食感のままで長期間保存することができる。

0019

また、請求項1に係る発明によれば、パウチ内を長期間無酸素状態にたもてるので、ロングライフパンのような特殊なパンでなくても、日配パンでカビの発生を抑えることができる。そこで、請求項1に係る発明によれば、ロングライフパンのように特殊な生地を用意しなくてすむので、パンの製造工程が煩雑になることもない。そのため、請求項1に係る発明によれば、日配パンの生地とは別に特殊な生地を用意できない小規模パン製造業者でも、長期保存できるパンを提供することができる。

0020

請求項2に係る発明によれば、アルミニウム箔を袋の最内面に積層させた、言い換えると熱可塑性樹脂フィルムの内側にアルミニウム箔を積層させて、熱可塑性樹脂フィルムが直接パンと接しないようにしたので、長期間保存しても熱可塑性樹脂フィルムの成分がパンに溶け出すことを防ぐことができる。そのため、レトルトパウチ食品の保存期間は、常温で1〜2年といわれるところ、請求項2に係る発明によれば、パンの保存期間を従来のレトルトパウチ食品よりも長くすることができる。

0021

請求項3に係る発明によれば、パン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン、菓子パン、その他のパン(以下、いわゆるロングライフパンと区別するために、日配パンという。)を、パウチ内を長期間無酸素状態にたもてるアルミニウム箔が熱可塑性樹脂フィルムを挟んで少なくとも2層積層されたパウチに入れ無酸素状態にして密封したので、カビの生えやすい日配パンでもカビの発生を抑えることができ、パンの乾燥も防げる。そのため、請求項3に係る発明によれば、本来は消費期限が数日間しかない日配パンの消費期限を長くすることができる。さらに、請求項3に係る発明によれば、パンの乾燥を防いでしっとりやわらかな食感をたもてるので、日配パンをその食味や食感のままで消費期限を長くすることができる。

0022

また、請求項3に係る発明によれば、本来は消費期限が数日間しかない日配パンの消費期限を長くすることができるので、ロングライフパンのように特殊な生地を用意しなくてすみ、パンの製造工程が煩雑になることもない。そのため、請求項3に係る発明によれば、日配パンの生地とは別に特殊な生地を用意できない小規模なパン製造業者でも、日配パンよりも消費期限の長いパンを提供することができる。

0023

請求項4に係る発明によれば、日配パンをパウチに入れ密封した後に、加熱をしないようにしたので、日配パンをその食味や食感のままで消費期限を長くすることができる。

0024

ここで、レトルトパウチ食品は、内容物をパウチに詰め密封した後、食品衛生法で定められた中心温度120℃、4分相当以上の加圧加熱殺菌を行っている。パンは、焼いた後に加圧加熱殺菌をすると、例えばビスケットのように固くなり食味や食感を大きく損なうために、これまでパウチ入りにできないと考えられていた。しかし、請求項4に係る発明によれば、加圧加熱殺菌をしなくても、パンの長期保存に適したパウチに入れることでカビの発生を抑えることができるために、日配パンをパウチに入れ密封した後に加熱をしないすむ。そのため、請求項4に係る発明によれば、日配パンをその食味や食感のままでパウチ入りにすることができる。

図面の簡単な説明

0025

実施形態に係るパウチでの使用状態を示す斜視図のうち、封を閉じた状態を示す斜視図である。
実施形態に係るパウチの要部断面図である。
実施形態に係るパウチでの使用状態を示す斜視図のうち、封を開けた状態を示す斜視図である。

実施例

0026

まず、この発明の創作の基礎となる事項について簡単に説明する。出願人の親会社は、1933年(昭和8年)2月に、菓子製造業として静岡県浜松市で創業した。そして、1951年(昭和26年)には、地元特産品落花生の形をしたピーナッツあん入り最中、浜松菓「遠州らっか」(商標登録第4986708号)を発売するなど、創業以来80年にわたり菓子製造のノウハウを培ってきた。

0027

また、出願人の親会社は、創業当初からパンの製造販売手掛けていて、1966年(昭和41年)には、浜松市で初めて本格的にフランスパンを提供し話題になった。そして、出願人は、グループ会社の中で、パンの製造販売と、惣菜サラダサンドイッチ類の製造販売を担っている。

0028

出願人は、「焼きたてのパンの香りと食感は、豊かな食卓演出」し、「手づくりのお総菜は、健やかな心と体を生み出す栄養源」との考えから、「豊かな食卓を新鮮おいしさとともに。」を合い言葉に、技術と素材にこだわり、焼きたてつくりたてのおいしさを追求してきた。

0029

出願人は、取引先からの依頼で始めた缶詰パンについても、焼きたてつくりたてのおいしさを追求したいとの思いと、非常時にいつも食べているパンと同じ食味や食感を味わっていただき、非常時に日常を持ち込むことで安心感を与えたいとの思いから、自社の店舗でいつも販売しているパンと同じ食味や食感のままでの缶詰化に取り組んだ。そして、出願人は、入りとは思えない、しっとりやわらかな食感で、最長5年も保存できる缶詰パンの開発に成功した。出願人は、この缶詰パンをパン職人が「おいしさ」にとことんこだわって開発したため、贈り物にもおすすめしているところ、主に災害備蓄用として流通している。

0030

発明者は、出願人の代表取締役であり、お客様満足していただけるにはどうしたら良いかを常に考えニーズ応えながら商品開発実践してきたところ、自社の缶詰パンを災害備蓄用としてでなく、平時に食べるためにお買い求めいただいているお客様がいらっしゃることに注目した。そして、発明者は、自社のパンは食品添加物をできるだけ使用しないで作っているために消費期限が3日ほどの短いものが多く、パンの買い置きがなくなったときの備えとして、いつものパンと一緒に缶詰パンをお買い求めいただいていることに気づいた。

0031

このことに気づいた発明者は、缶詰パンを平時に食べるためにお買い求めいただいているのであれば、缶詰パンをよりお求めやすい価格で提供したいと思うようになった。また、発明者は、缶詰パンを日常的に食べていただいているのであれば、家庭ではかさ張る缶の収納や、空き缶の処分に困るのではないかと心配し始めた。この発明は、まさに缶詰パンをよりお求めやすい価格で提供したいとの思いと、缶詰パンをかさ張らず捨てやすいなど使い勝手が良いものにしたいとの心配りから創作されたものである。さらに、この発明は、備蓄食と日常食との間の、新たに分類されるパンを提供したいとの思いから創作されたものである。

0032

そこで、発明者は、レトルトパウチに注目した。そして、発明者は、パンは焼いた後に加圧加熱殺菌をすると食味や食感を大きく損なうためにパウチ入りにできないと思われていたところ、パンを加圧加熱殺菌しなくても、パウチ内を無酸素状態にたもてればカビの発生を抑えることができることを見いだし、この発明を創作するに至ったものである。

0033

次に、この発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、実施形態に係るパウチでの使用状態を示す斜視図のうち、封を閉じた状態を示す斜視図である。図1に示すように、パウチ1は、袋状であって、熱可塑性樹脂フィルムとアルミニウム箔との積層フィルムから成る。そして、パウチ1は、その内部にパン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン、菓子パン、その他のパン(以下、日配パンBという。)が入れられている。

0034

図2は、実施形態に係るパウチ1の要部断面図である。図2に示すように、実施形態に係るパウチ1では、熱可塑性樹脂フィルム2とアルミニウム箔3との積層フィルムから成り、アルミニウム箔3a,3bが熱可塑性樹脂フィルム2bを挟んで2層ほど積層されている。また、実施形態に係るパウチ1では、アルミニウム箔3bが袋の最内面に積層されている。

0035

ここで、アルミニウム箔は、アルミニウムの塊をロールで薄く延ばして作られ、光や空気、水などの透過を防げるところ、ピンホールが1平方メートルに何個という割合であいていて、その数は箔を薄くするほど増える。また、アルミニウム箔は、金属でできているために、例えばアルミニウム箔をレトルトパウチに使用すると繰り返し応力を受けて、まれに割れやピンホールが発生することがある。

0036

しかし、実施形態に係るパウチ1では、アルミニウム箔3a,3bが熱可塑性樹脂フィルム2bを挟んで2層ほど積層されているために、パウチの製造当初からアルミニウム箔にピンホールがあっても、また、輸送や保管中に振動や衝撃を受けてアルミニウム箔に割れやピンホールが発生しても、ピンホールや割れがアルミニウム箔3a,3bの両方に、それも同じ位置にあったり、発生したりする可能性は極めて低い。そのため、実施形態に係るパウチ1では、長期間保存しても、完璧に遮光性や気密性、防湿性などが保たれる。

0037

そこで、実施形態に係るパウチ1では、完璧に遮光性や気密性、防湿性などが保たれるために、パウチ1に窒素を充填し無酸素状態にしておくと、長期間保存しても無酸素状態が保たれてパンにカビが発生することがない。

0038

また、実施形態に係るパウチ1では、完璧に遮光性や気密性、防湿性などが保たれるために、長期間保存してもパンが乾燥することもない。

0039

さらに、実施形態に係るパウチ1では、アルミニウム箔3bが袋の最内面に積層されている、言い換えると熱可塑性樹脂フィルム2bの内側にアルミニウム箔3bが積層されているために、熱可塑性樹脂フィルム2bが直接パンと接しない。そこで、実施形態に係るパウチ1では、熱可塑性樹脂フィルム2bの成分が溶け出したとしても、アルミニウム箔3bが熱可塑性樹脂フィルム2bの成分の透過を防ぎ、パンに付くことがない。

0040

図3は、実施形態に係るパウチ1での使用状態を示す斜視図のうち、封を開けた状態を示す斜視図である。図3に示すように、実施形態に係るパウチ1では、その内部に日配パンBが入れられている。ここでは、日配パンBは、「香ばしい胡桃くるみ)をたっぷりいれてふんわり焼き上げた胡桃コッペパンに、つぶつぶ食感でクリーミーピーナッツクリームサンド」したことが特徴の胡桃ピーナッツという名称の菓子パンである。

0041

日配パンBとは、表1で示すように、パン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン、菓子パン、その他のパンをいう。

0042

0043

図3に示すように、実施形態に係るパウチ1では、アルミニウム箔3a,3bが熱可塑性樹脂フィルム2bを挟んで2層ほど積層されるようにしたため(図2参照)、パウチ1に窒素を充填し無酸素状態にしておくと、長期間保存しても無酸素状態に保たれる。そこで、実施形態に係るパウチ1では、消費期限が3日ほどと短い胡桃ピーナッツパンBでもカビの発生が抑えられる。また、実施形態に係るパウチ1では、胡桃ピーナッツパンBが乾燥することもなく、焼きたてのしっとりやわらかな食感が保たれる。

0044

以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は前記実施形態には限定されない。例えば、実施形態に係るパウチ1では、アルミニウム箔3a,3bが熱可塑性樹脂フィルム2bを挟んで2層ほど積層されると説明したが、アルミニウム箔3を例えば3層ほど積層されるようにしてもかまわない。

0045

また、実施形態に係るパウチ1では、パウチ1に窒素を充填し無酸素状態にしておくと説明したが、無酸素状態にする方法はどのような方法でも構わず、例えば脱酸素剤を同封してもかまわない。

0046

この発明において日配パンとは、パン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン、菓子パン、その他のパンをいう。そして、この発明では、いわゆるロングライフパンと区別するために、パンではなく日配パンと表現するものである。なお、ロングライフパンは法的な定義がないところ、ロングライフパンに使われるパネトーネ種はイーストではないため、パン類品質表示基準に定義されるパン類、食パン、菓子パン、その他のパンに該当しない。

0047

1パウチ
2熱可塑性樹脂フィルム
3アルミニウム箔
B 日配パン

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