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技術 乗り物用シート及び乗り物用ユニット

出願人 テイ・エステック株式会社
発明者 望月治希芳田元大沼弘治山部篤史野村昌弘
出願日 2019年6月21日 (10ヶ月経過) 出願番号 2019-115206
公開日 2019年9月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-151332
状態 未査定
技術分野 車両用座席 椅子の脚、座部、背もたれ及び付属物
主要キーワード 字形状体 取り付けワイヤ スライドシリンダー 上方フレーム 下方フレーム 起立保持状態 左右側方部分 前方所定位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
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図面 (20)

課題

着座している乗員のホールド性を確保し、乗員の乗降動作補助可能なサイドサポート装置付き乗り物用シートを提供する。

解決手段

乗り物用シートは、クッションサイド部1cを突出位置と後退位置の間で移動可能に支持するサイドサポート装置70を備えたシートであって、クッションサイド部1cを支持しながら突出位置と後退位置の間で移動するサイドプレート71と、サイドプレート71を突出位置でロックするロック装置80と、ロック解除装置90とを備えている。ロック解除装置90は、シートクッションサイド側部分に配置され、着座荷重に伴ってロック位置からロック解除位置へ移動するロック解除レバー91を有し、ロック解除レバー91はサイドプレート71よりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、サイドプレート71よりもシート後方側に位置する第2部分を有している。

概要

背景

従来、乗員が着座可能なシートクッションにおいてシート幅方向サイド部を、シート幅方向の中央部よりも着座面が突出するように設けた起立位置と、中央部よりも着座面が後退するように設けた後退位置との間で移動可能に支持するサイドサポート装置を備えた乗り物用シートが知られている。
シートクッションのサイド部がサイドサポート装置によって起立位置で支持されている場合には、乗員が着座しているときに乗員のホールド性を向上できる。そして、サイド部が後退位置で支持されている場合には、乗員が車両のドアを開いて乗降するときに乗員のサイド部を乗り越えるための負担を軽減することができる。

例えば、特許文献1に記載の乗降サポート装置を備えた乗り物用シートでは、シートクッションのサイド部を起立位置と倒伏位置との間で移動可能に支持するサイドフレームと、乗員の着座荷重がシートクッションの中央部に掛かるとサイドフレームをロックするロック機構と、を備えている。
具体的にはロック機構は、乗員がシート本体に着座しているときにはサイド部を起立位置でロックし、乗員が立ち上がって乗降する際にはサイドフレームのロックを解除する構成となっている。

また特許文献2に記載の乗降サポート装置を備えた乗り物用シートでは、サイドサポートクッションを起立位置と傾倒位置との間で移動可能に支持するクッションホルダと、クッションホルダを起立位置で保持する起立保持装置と、クッションホルダの起立保持状態を解除し、クッションホルダを起立位置から傾倒位置へ移動させる起立保持解除装置と、を備えている。
具体的には、乗員が車両に乗降するために車両ドアが開かれるとクッションホルダの起立保持状態が解除され、また、乗員の乗降後に車両ドアが閉じられるとクッションホルダが起立保持状態に戻される。

概要

着座している乗員のホールド性を確保し、乗員の乗降動作補助可能なサイドサポート装置付き乗り物用シートを提供する。乗り物用シートは、クッションサイド部1cを突出位置と後退位置の間で移動可能に支持するサイドサポート装置70を備えたシートであって、クッションサイド部1cを支持しながら突出位置と後退位置の間で移動するサイドプレート71と、サイドプレート71を突出位置でロックするロック装置80と、ロック解除装置90とを備えている。ロック解除装置90は、シートクッションのサイド側部分に配置され、着座荷重に伴ってロック位置からロック解除位置へ移動するロック解除レバー91を有し、ロック解除レバー91はサイドプレート71よりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、サイドプレート71よりもシート後方側に位置する第2部分を有している。B

目的

また、一般に乗り物用シートでは、シートクッションに対してシートバックを回転可能に連結するリクライニング装置や、車体フロアに対してシートクッションをシート前後方向に摺動可能に連結するスライドレール装置等を備えており、シートクッションに乗降サポート装置を取り付けるにあたっては互いに干渉することのないように配置関係を考慮してコンパクトに配置することが望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションにおいてシート幅方向サイド部を、シート幅方向の中央部よりも着座面が突出するように設けた突出位置と、該突出位置よりも着座面が後退するように設けた後退位置との間で移動可能となるように支持するサイドサポート装置と、を備えた乗り物用シートであって、前記サイドサポート装置は、前記サイド部を支持しながら前記突出位置と前記後退位置の間で移動するサイドプレートと、該サイドプレートを前記突出位置でロックするロック装置と、該ロック装置のロック状態解除するロック解除装置と、を備え、該ロック解除装置は、前記シートクッションにおいてシート幅方向のサイド側部分に配置され、前記ロック状態を解除するために動作するロック解除部材を有し、該ロック解除部材は、前記サイドプレートよりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、前記サイドプレートよりもシート後方側に位置する第2部分と、を有していることを特徴とする乗り物用シート。

技術分野

0001

本発明は、乗り物用シート及び乗り物用ユニット係り、特に、乗員の乗降動作補助するためのサイドサポート装置を備えた乗り物用シート及び乗り物用ユニットに関する。

背景技術

0002

従来、乗員が着座可能なシートクッションにおいてシート幅方向サイド部を、シート幅方向の中央部よりも着座面が突出するように設けた起立位置と、中央部よりも着座面が後退するように設けた後退位置との間で移動可能に支持するサイドサポート装置を備えた乗り物用シートが知られている。
シートクッションのサイド部がサイドサポート装置によって起立位置で支持されている場合には、乗員が着座しているときに乗員のホールド性を向上できる。そして、サイド部が後退位置で支持されている場合には、乗員が車両のドアを開いて乗降するときに乗員のサイド部を乗り越えるための負担を軽減することができる。

0003

例えば、特許文献1に記載の乗降サポート装置を備えた乗り物用シートでは、シートクッションのサイド部を起立位置と倒伏位置との間で移動可能に支持するサイドフレームと、乗員の着座荷重がシートクッションの中央部に掛かるとサイドフレームをロックするロック機構と、を備えている。
具体的にはロック機構は、乗員がシート本体に着座しているときにはサイド部を起立位置でロックし、乗員が立ち上がって乗降する際にはサイドフレームのロックを解除する構成となっている。

0004

また特許文献2に記載の乗降サポート装置を備えた乗り物用シートでは、サイドサポートクッションを起立位置と傾倒位置との間で移動可能に支持するクッションホルダと、クッションホルダを起立位置で保持する起立保持装置と、クッションホルダの起立保持状態を解除し、クッションホルダを起立位置から傾倒位置へ移動させる起立保持解除装置と、を備えている。
具体的には、乗員が車両に乗降するために車両ドアが開かれるとクッションホルダの起立保持状態が解除され、また、乗員の乗降後に車両ドアが閉じられるとクッションホルダが起立保持状態に戻される。

先行技術

0005

特開昭61−57435号公報
特開2007−282746号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、特許文献1、2のような乗降サポート装置では、乗員の着座動作や、車両ドアの開閉動作に伴ってサイド部を起立位置でロックすることやロック解除する構成となっているが、乗員が車両に乗降するとき以外の場合には、当該サイド部を確実に起立位置でロックしておくことが求められていた。
理由として例えば、乗員がシート本体から少し立ち上がる動作をした場合や、乗員が着座したままの状態で車両ドアを開く動作をした場合には、シートクッションのサイド部が傾倒してしまい、着座している乗員のホールド性を損なう虞があった。

0007

また、一般に乗り物用シートでは、シートクッションに対してシートバックを回転可能に連結するリクライニング装置や、車体フロアに対してシートクッションをシート前後方向に摺動可能に連結するスライドレール装置等を備えており、シートクッションに乗降サポート装置を取り付けるにあたっては互いに干渉することのないように配置関係を考慮してコンパクトに配置することが望まれていた。
また、乗り物用シートでは上記装置等を備えることで比較的複雑な構造となることから構成部品の組み付け作業を容易にすることが望まれていた。

0008

また、一般に乗員にとっては特に降車する場合に乗降サポート装置によってサポートされることが望まれていた。
そのため、特に乗員の降車動作をより確実に補助することが可能な乗降サポート装置が求められていた。

0009

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、着座している乗員のホールド性を安定して確保しながら、乗員の乗降動作を補助することが可能なサイドサポート装置を備えた乗り物用シート及び乗り物用ユニットを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、サイドサポート装置を含む構成部品をコンパクトに配置するとともに、構成部品の組み付け作業を容易にした乗り物用シート及び乗り物用ユニットを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、特に乗員の降車動作をより確実に補助することが可能なサイドサポート装置を備えた乗り物用シート及び乗り物用ユニットを提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションにおいてシート幅方向のサイド部を、シート幅方向の中央部よりも着座面が突出するように設けた突出位置と、該突出位置よりも着座面が後退するように設けた後退位置との間で移動可能となるように支持するサイドサポート装置と、を備えた乗り物用シートであって、前記サイドサポート装置は、前記サイド部を支持しながら前記突出位置と前記後退位置の間で移動するサイドプレートと、該サイドプレートを前記突出位置でロックするロック装置と、該ロック装置のロック状態を解除するロック解除装置と、を備え、該ロック解除装置は、前記シートクッションにおいてシート幅方向のサイド側部分に配置され、前記ロック状態を解除するために動作するロック解除部材を有し、該ロック解除部材は、前記サイドプレートよりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、前記サイドプレートよりもシート後方側に位置する第2部分と、を有していること、により解決される。
上記構成により、乗員が車両に乗降する際にシートクッションのサイド部を突出位置から後退位置へ移動させるためには、シートクッションにおいてサイド側部分に設けられたロック解除部材を動作させる必要がある。
ここでロック解除部材は、当該サイド側部分においてサイドプレートよりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、サイドプレートよりもシート後方側に位置する第2部分と、を有しているため、サイドプレートの位置を避けた上で必要な大きさを確保することができ、ロック解除部材を動作させ易くなる。

0011

このとき、前記ロック解除部材は、前記サイド側部分の着座面に所定の荷重が加わることで前記ロック状態を維持するためのロック位置から、前記ロック状態を解除するためのロック解除位置へ移動すると良い。
上記構成により、乗員が車両に乗降する際にシートクッションのサイド部を突出位置から後退位置へ移動させるためには、シートクッションにおいてサイド側部分の着座面に所定の荷重を加えてロック解除部材を動作させる必要がある。
そのため、従来例よりも、乗員が乗車してから着座するまでの動作、あるいは乗員が着座してから降車するまでの動作に対応させてロック解除装置を動作させることができる。
すなわち、着座している乗員のホールド性を安定して確保しながら、乗員の乗降動作を補助すること可能なサイドサポート装置を実現することができる。
また上記のように、ロック解除部材は、サイドプレートよりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、サイドプレートよりもシート後方側に位置する第2部分と、を有しているため、シート幅方向において乗員の着座荷重が加わり易い中央部分、また、シート前後方向において着座荷重が加わり易い後方部分に近づけてロック解除部材を配置できる。そのため、着座荷重を効率良くロック解除部材に伝達することができる。

0012

このとき、前記ロック解除部材は、略L字形状からなり、シート前後方向に延びる前記第1部分と、該第1部分の後方部分からシート幅方向に延びる前記第2部分と、を有していると良い。
上記構成により、シートクッションのサイド側部分において乗員からの着座荷重をより効率良く2つのロック解除部材に伝達することができる。

0013

このとき、前記ロック解除部材は、第1ロック解除部材であって、該ロック解除装置は、前記ロック状態を解除するために動作する第2ロック解除部材をさらに有し、前記第2ロック解除部材は、前記第1ロック解除部材よりもシート幅方向の外側に配置され、かつ、前記第1ロック解除部材よりもシート前方側に配置されていると良い。
また、前記第1ロック解除部材は、前記シートクッションの前記中央部に配置され、前記第2ロック解除部材は、前記シートクッションの前記サイド部に配置されていると良い。
上記構成により、乗員が車両に乗降する際にシートクッションのサイド部を突出位置から後退位置へ移動させるためには、2つのロック解除部材を動作させる必要がある。
その結果、乗員が車両に乗るとき、あるいは降りるとき以外の場合には、当該サイド部をより確実に突出位置でロックしておくことができる。
また上記構成により、シートクッションのサイド側部分において乗員からの着座荷重をより効率良く2つのロック解除部材に伝達することができる。
具体的には、着座している乗員の臀部における着座荷重が第1ロック解除部材に加わり易くなり、乗員の部における着座荷重が第2ロック解除部材に加わり易くなる。

0014

このとき、前記ロック解除装置は、前記第1ロック解除部材が前記ロック解除位置に位置する状態で、前記第2ロック解除部材が前記ロック位置から、前記ロック解除位置へ移動したときに前記ロック状態を解除すると良い。
上記構成により、乗員が着座しているときに第1ロック解除部材がロック解除位置に位置し、着座している乗員が車両から降りようとするときに第2ロック解除部材がロック位置からロック解除位置へ移動するため、着座している乗員が車両から降りる動作に好適に対応させてロック解除部材を動作させることができる。

0015

このとき、車体フロアに固定され、シート前後方向に延びるロアレールと、該ロアレールに沿って摺動可能に取り付けられ、前記シートクッションを支持するアッパレールと、を有するスライドレール装置を備え、該スライドレール装置は、前記サイドプレートと上下方向に重なる位置を避けて配置され、かつ、前記ロック解除部材と上下方向に重なる位置を避けて配置されていると良い。
上記のように、シートクッションにサイドサポート装置を取り付けるにあたって、突出位置と後退位置の間で上下方向に移動するサイドプレートが、スライドレール装置と上下に重なる位置を避けて配置されているため、シートクッションの高さが過度に大きくならず、構成部品のコンパクトな配置が実現できる。
また、ロック位置とロック解除位置の間で動作するロック解除部材が、スライドレール装置と上下に重なる位置を避けて配置されているため、構成部品の一層コンパクトな配置が実現できる。

0016

このとき、前記シートクッションは、骨格となるクッションフレームクッション材を載置して、表皮材被覆されて構成され、前記クッション材の所定位置には、前記クッションフレームに設けられた係合穴係合させるための係合突起が設けられていると良い。
上記構成により、クッションフレームにクッション材を組み付ける作業が容易になるとともに、組み付け剛性が向上する。

0017

このとき、前記係合突起は、前記クッション材の前方部分に設けられ、前記クッションフレームに向かって下方側に延びる前方係合突起と、前記クッション材の後方部分に設けられ、前記クッションフレームに向かって後方側に延びる後方係合突起と、を備えていると良い。
上記構成により、クッションフレームにクッション材を組み付ける作業が一層容易になるとともに、組み付け剛性が一層向上する。

0018

また、上記乗り物用シートと、該乗り物用シート又は乗り物内装部分に取り付けられる照明装置と、前記乗り物用シート又は前記乗り物の所定の動作に対応して前記照明装置による発光を制御する制御装置と、を備えている乗り物用ユニットも実現できる。

発明の効果

0019

請求項1の発明によれば、乗員が車両に乗降する際にシートクッションのサイド部を突出位置から後退位置へ移動させるためには、シートクッションにおいてサイド側部分に設けられたロック解除部材を動作させる必要がある。ここでロック解除部材は、当該サイド側部分においてサイドプレートよりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、サイドプレートよりもシート後方側に位置する第2部分とを有しているため、サイドプレートの位置を避けた上で必要な大きさを確保でき、ロック解除部材を動作させ易くなる。
請求項2の発明によれば、乗員の着座荷重を利用した比較的シンプルな構成で、ロック解除部材の動作を実現できる。そのため、従来例よりも、乗員が乗車してから着座するまでの動作、あるいは乗員が着座してから降車するまでの動作に対応させてロック解除装置を動作させることができる。また、着座荷重を効率良く第1ロック解除部材に伝達できる。

0020

請求項3の発明によれば、シートクッションのサイド側部分において乗員からの着座荷重をより効率良く2つのロック解除部材に伝達できる。
請求項4、5の発明によれば、乗員が車両に乗降する際にシートクッションのサイド部を突出位置から後退位置へ移動させるためには、2つのロック解除部材を動作させる必要がある。その結果、乗員が車両に乗るとき、あるいは降りるとき以外の場合には、当該サイド部をより確実に突出位置でロックしておくことができる。
また、シートクッションのサイド側部分において乗員からの着座荷重をより効率良く2つのロック解除部材に伝達できる。具体的には、着座している乗員の臀部における着座荷重が第1ロック解除部材に加わり易くなり、乗員の腿部における着座荷重が第2ロック解除部材に加わり易くなる。

0021

請求項6の発明によれば、着座している乗員が車両から降りる動作に好適に対応させてロック解除部材を動作させることができる。
請求項7の発明によれば、シートクッションの高さが過度に大きくならず、構成部品のコンパクトな配置が実現できる。
請求項8、9の発明によれば、クッションフレームにクッション材を組み付ける作業が容易になるとともに、組み付け剛性が向上する。
請求項10の発明によれば、上記乗り物用シートと、照明装置と、乗り物用シート又は乗り物の所定の動作に対応して照明装置による発光を制御する制御装置と、を備えた乗り物用ユニットも実現できる。

図面の簡単な説明

0022

本実施形態の乗り物用シートの外観斜視図である。
乗り物用シートの外観平面図である。
シート本体が通常位置の状態を説明する図である。
シート本体が通常位置からリクライニング位置へ移動した状態を説明する図である。
骨格となるシートフレームの斜視図である。
骨格となるクッションフレームの平面図である。
クッションフレームとクッション材の組み付け構造を示す分解斜視図である。
スライドバー装置を示す斜視図である。
シートフレームが通常位置の状態を説明する図である。
シートフレームが通常位置からリクライニング位置へ移動した状態を説明する図である。
図1の要部拡大図であり、ベルトアシスト装置を示す斜視図である。
ベルトアシスト装置の分解斜視図である。
サイドサポート装置を示す斜視図である。
乗員が乗車する前の様子を示す図である。
乗員が乗車する前のサイドサポート装置の状態を示す図である。
乗員が乗車している際の様子を示す図である。
乗員が乗車している際のサイドサポート装置の状態を示す図である。
乗員が乗車している際の様子を示す図である。
乗員が乗車している際のサイドサポート装置の状態を示す図である。
乗員が着座している際の様子を示す図である。
乗員が着座している際のサイドサポート装置の状態を示す図である。
乗員が降車している際の様子を示す図である。
乗員が降車している際のサイドサポート装置の状態を示す図である。
乗員が降車している際の様子を示す図である。
乗員が降車している際のサイドサポート装置の状態を示す図である。
乗員が降車した後の様子を示す図である。
乗員が降車した後のサイドサポート装置の状態を示す図である。
図12のサイドサポート装置において、ロック装置がサイド部を突出位置でロックした状態を示す図である。
図13のサイドサポート装置において、第2ロック解除レバーがロック位置からロック解除位置へ移動した状態を示す図である。
図14のサイドサポート装置において、第2ロック解除レバー、第1ロック解除レバーの順にロック解除位置へ移動した状態を示す図である。
図15のサイドサポート装置において、第2ロック解除レバーがロック解除位置からロック位置へ戻った状態を示す図である。
図16のサイドサポート装置において、第1ロック解除レバー、第2ロック解除レバーの順にロック解除位置へ移動した状態を示す図である。
図17のサイドサポート装置において、ロック装置のロックが解除され、サイド部を突出位置から後退位置へ移動させた状態を示す図である。
図18のサイドサポート装置において第1ロック解除レバー、第2ロック解除レバーの順にロック位置へ戻り、再びロック装置のロックがされた状態を示す図である。
乗り物の内観斜視図であって、乗り物用ユニットの照明装置が待機モードであることを示す図である。
乗り物用ユニットの電気的構造を示すブロック図である。
乗員が乗車する際に、照明装置がお迎えモードになることを示す図である。
照明装置がお迎えモードになることを示す図である。
照明装置がお迎えモードになることを示す図である。
乗員が着座した際に、ベルトアシスト装置が作動し、照明装置が待機モードになることを示す図である。
照明装置が待機モードになることを示す図である。
シート切り替え装置が作動し、照明装置がリラックスモードになることを示す図である。
照明装置がリラックスモードになることを示す図である。
シート切り替え装置が作動し、照明装置がリターンモードになることを示す図である。
照明装置がリターンモードになることを示す図である。
乗員が降車する際に、サイドサポート装置が作動し、照明装置がお見送りモードになることを示す図である。
照明装置がお見送りモードになることを示す図である。
照明装置がお見送りモードになることを示す図である。
乗り物用ユニットの制御の一例を示すメインフロー図である。
図33Aのメインフロー図の続きである。
ベルトアシスト装置の制御その1を示すサブフロー図である。
ベルトアシスト装置の制御その2を示すサブフロー図である。
シート切り替え装置の制御その1を示すサブフロー図である。
シート切り替え装置の制御その2を示すサブフロー図である。
サイドサポート装置の制御を示すサブフロー図である。

0023

以下、本発明の実施形態に係る乗り物用シートについて、図1図36を参照しながら説明する。
本実施形態は、シートクッションのサイド部を突出乗り物用シートであって、サイド部を支持しながら突出位置と後退位置の間で移動するサイドプレートと、サイドプレートを突出位置でロックするロック装置と、ロック状態を解除するロック解除装置とを備えており、ロック解除装置は、シートクッションのサイド側部分に配置され、乗員の着座荷重に伴ってロック位置からロック解除位置へ移動するロック解除レバーを有し、ロック解除レバーはサイドプレートよりもシート幅方向の内側に位置する第1部分と、サイドプレートよりもシート後方側に位置する第2部分と、を有していることを特徴とする乗り物用シートの発明に関するものである。
なお、着座シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。

0024

本実施形態の乗り物用シートSは、例えば車両の後部座席に相当するリアシートである。
乗り物用シートSは、図1図2に示すように、シートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを有し、乗員が着座可能なシート本体と、車体フロアに対してシートクッション1を前後移動可能に支持するスライドレール装置30と、シートバック2の後方側にある車体ベースに対してシートバック2を上下移動可能に支持するスライドバー装置40と、を有するシート切り替え装置と、を備えている。
乗り物用シートSは、シート切り替え装置を利用して、シート本体を図3Aに示す通常位置と図3Bに示すリクライニング位置との間で切り替えることが可能なシートである。
具体的には、乗り物用シートSでは、図3Aの通常位置から、スライドレール装置30を動作させることでシートクッション1がシート前方スライド移動すると共に、シートクッション1とリンク連結されたシートバック2が前方に牽引される。そうすると、シートバック2の上方部分がスライドバー装置40によって支持されながら下方にスライド移動すると共に、シートバック2の下方部分が当該上方部分に対してシート前方に回転移動する。その結果、乗り物用シートSが図3Bのリクライニング位置に移動する。

0025

また乗り物用シートSは、図1図2に示すように、シートバック2のバックサイド部2cにおいて上方部分に取り付けられるベルトアシスト装置50を備えている。
乗り物用シートSは、ベルトアシスト装置50を利用して、図9に示すように、シートバック2のバックサイド部2c上に載置されたシートベルト4の少なくとも一部分を、着座者の手の届き易い位置に移動させることが可能なシートである。
具体的には、乗り物用シートSでは、ベルトアシスト装置50を動作させることによって、シートバック2の前面とシートベルト4との間、及びシートバック2の上端とシートベルト4との間の双方に隙間ができるようにシートベルト4の一部分を後方から押し出すことができる。

0026

さらに乗り物用シートSは、図1図2に示すように、シートクッション1のクッションサイド部1cを突出位置と後退位置との間で移動可能となるように支持するサイドサポート装置70と、クッションサイド部1cを突出位置でロックするロック装置80と、ロック装置80のロック状態を解除するロック解除装置90と、を備えている。
乗り物用シートSは、サイドサポート装置70を動作させることで、着座している乗員の降車動作を補助することが可能なシートであって、クッションサイド部1cを、図12A、Bに示すようにクッション中央部1dよりも着座面が突出するように設けた突出位置と、図17A、Bに示すようにクッション中央部1dよりも着座面が後退するように設けた後退位置との間で移動可能なシートである。
そのため、クッションサイド部1cがサイドサポート装置70によって突出位置で支持されている場合には、着座している乗員のホールド性を向上できる。また、クッションサイド部1cが後退位置で支持されている場合には、乗員が車両のドアを開いて降車するときに乗員のクッションサイド部1cを乗り越えるための負担を軽減することができる。

0027

シートクッション1は、図1図2に示すように、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となるクッションフレーム10にクッション材1aを載置して、表皮1bで被覆されて構成されている。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となるバックフレーム20にクッション材2aを載置して表皮材2bで被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラークッションパッド3aを載置して表皮材3bで被覆されて構成されている。
シートクッション1、シートバック2のシート幅方向の左右側方部分は、着座している乗員をシート幅方向の外側から包み込むように支持するクッションサイド部1c、バックサイド部2cとしてそれぞれ形成されている。

0028

クッションフレーム10は、骨格となる略矩形状の枠状体からなり、図4図5に示すように、左右側方に配置され、シート前後方向に延びている左右のサイドフレーム11と、各サイドフレーム11よりも前方に配置され、左右方向に延びている前方フレーム12と、各サイドフレーム11後方部分を連結する略U字形状後方フレーム13と、から主に構成されている。
また、サイドフレーム11、前方フレーム12及び後方フレーム13の底面には、クッションフレーム10とスライドレール装置30とを連結する板状の支持フレーム14が取り付けられており、後方フレーム13の上面には、クッション材1aを取り付けるための取り付けブラケット15が設けられている。
さらに、取り付けブラケット15の左右外側面には、クッションフレーム10とバックフレーム20をリンク連結するためのリンク16が設けられている。

0029

支持フレーム14は、略矩形板状のフレームからなり、前方フレーム12より前方に配置され、着座者の腿部を支持する前方支持フレーム部14aと、前方支持フレーム部14aの左右両端部分からそれぞれ後方に延びて、左右のスライドレール装置30a,30bの上面にそれぞれ取り付けられる左右のサイド支持フレーム部14bと、前方支持フレーム部14aの中央部分から後方に延びて、中央スライドレール装置30cの上面に取り付けられる中央支持フレーム部14cと、から主に構成されている。
前方支持フレーム部14aの前端部分には、左右方向に所定の間隔を空けて配置され、クッション材1aを取り付けるための左右の取り付け穴14aaが形成されており、左側のサイド支持フレーム部14bにはサイドサポート装置70が取り付けられている。

0030

取り付けブラケット15は、図6に示すように、クッション材1aの後端部分に形成されて後方側に延びているコ字形状の後方係合突起1aaを係合させるための係合穴15aを備えている。
具体的には、クッション材1aには、後方係合突起1aaと、後方係合突起1aaよりも前方位置に形成されて下方側に延出し、前方支持フレーム部14aの左右の取り付け穴14aaに係合するための左右の前方係合突起1abとが設けられている。
上記構成により、クッションフレーム10にクッション材1aを容易な組み付け作業によって取り付けることができる。

0031

リンク16は、バックフレーム20の下端部分を挟持するように上端部分が取り付けられる上方リンク16aと、上方リンク16aの下端部分と取り付けブラケット15とを連結する下方リンク16bと、から主に構成されている。
下方リンク16bは、その上端部分がリンク回転軸16cを介して上方リンク16aに取り付けられ、下端部分が取り付けブラケット15に取り付けられている。

0032

バックフレーム20は、シートバック2の骨格となる略矩形状の枠状体からなり、図4に示すように、バックフレーム20の上半分を構成し、略U字形状のパイプ部材からなる上方フレーム21と、バックフレーム20の下半分を構成し、略逆U字形状のパイプ部材からなる下方フレーム22と、上方フレーム21及び下方フレーム22を連結し、左右幅方向に延びている板状の中央フレーム23と、から主に構成されている。
上方フレーム21は、左右側方に配置され、上下方向に延びている左右のサイドフレーム部21aと、左右のサイドフレーム部21aの上端部分を連結し、ヘッドレスト3を連結するための上部フレーム部21bと、左右のサイドフレーム部21aの上下方向の中央部分を連結し、スライドバー装置40を取り付けるための板状の連結フレーム部21cと、から主に構成されている。
下方フレーム22は、左右のサイドフレーム部22aと、左右のサイドフレーム部22aの下端部分を連結し、リンク16が取り付けられる下部フレーム部22bと、から主に構成されている。
中央フレーム23は、その上方部分が上方フレーム21に接合して一体的に取り付けられ、下方部分が下方フレーム22にバック回転軸24を介して回転可能となるように取り付けられている。

0033

上方フレーム21において左側のサイドフレーム部21aの外側面には、ベルトアシスト装置50を取り付けるための取り付けワイヤ25が外側に張り出すように取り付けられている。
詳しく言うと、取り付けワイヤ25には、ベルトアシスト装置50の取り付けプレート51に一体的に設けられた不図示のクリップ部材が取り付けられる。

0034

<シート切り替え装置>
次に、シート切り替え装置を構成するスライドレール装置30とスライドバー装置40の具体的な構成について図3〜図8A、Bに基づいて説明する。
スライドレール装置30は、図2、図3、図5に示すように、車体フロアに対してシートクッション1を前後移動可能に支持する装置であって、シートクッション1の左右両端部分を支持する左右のスライドレール装置30a,30bと、シートクッション1の中央部分を支持する中央のスライドレール装置30cと、を備えている。
詳しく言うと、左のスライドレール装置30aはクッションフレーム10の前方部分に取り付けられ、右のスライドレール装置30bはクッションフレーム10の中央部分から後方部分にかけて取り付けられ、中央のスライドレール装置30cはクッションフレーム10の後方部分に取り付けられている。

0035

スライドレール装置30は、図3に示すように、車体フロアに固定され、シート前後方向に延びる左右のロアレール31と、ロアレール31に沿って摺動可能に支持される左右のアッパレール32と、アッパレール32を摺動不能にロックする不図示のロック部材と、ロック部材のロック状態を解除する不図示のロック解除部材と、ロック解除されたアッパレール32を前後方向に駆動動作させるための図5に示す駆動モータ33と、から主に構成されている。
なお、スライドレール装置30は、制御手段としてのECU(電子制御回路)と、駆動モータ33に駆動電力を供給する駆動回路と、駆動モータ33と駆動回路を介して接続されている車体電源と、接続されている。

0036

ロアレール31は、長尺中空体からなり、シート幅方向に間隔を空けて左右に配置されており、シート前後方向に沿って断面略凸形状の収容空間が形成され、シート前後方向に沿って上面に開口部分が形成されている。
アッパレール32は、ロアレール31の収容空間内に挿入された状態でロアレール31に沿ってスライド移動する長尺体からなり、その上方部分が支持フレーム14を介してクッションフレーム10に連結されている。

0037

スライドバー装置40は、図7図8A、Bに示すように、シートバック2の後方側にある車体ベースに対してシートバック2を上下移動可能に支持する装置であって、車体ベースに設けられた格納凹部に格納されて配置されている。
スライドバー装置40は、車体ベースに対して取り付けブラケット41を介して固定され、左右幅方向に間隔を空けて上下方向に延びている左右のスライドバー42と、バックフレーム20の上方フレーム21後面に取り付けブラケット43を介して固定され、スライドバー42に挿入された状態で上下移動可能に支持されるスライドシリンダー44と、から主に構成されている。

0038

上記構成において、図8A、Bに示すように、乗り物用シートSでは、図8Aの通常位置から、スライドレール装置30を利用してロアレール31に対してアッパレール32をシート前方に移動させることで、クッションフレーム10が前方にスライド移動し、クッションフレーム10とリンク16で連結されたバックフレーム20が前方に牽引される。
そうすると、バックフレーム20では、スライドバー装置40を利用してスライドバー42に対してスライドシリンダー44を下方に移動させることで、上方フレーム21が下方にスライド移動し、下方フレーム22が上方フレーム21に対してシート前方に回転移動する。
その結果、乗り物用シートSが図8Bのリクライニング位置に移動する。

0039

<ベルトアシスト装置>
次に、ベルトアシスト装置50の具体的な構成について図9図10に基づき説明する。
ベルトアシスト装置50は、図9に示すように、シートベルト4の少なくとも一部分を前方及び上方に押し出すことが可能なアシスト装置である。
ベルトアシスト装置50は、図4に示すバックフレーム20の外側面に設けられた取り付けワイヤ25を介して取り付けられ、上下に長尺な取り付けプレート51と、取り付けプレート51の上端に形成された収納開口部51aに嵌め込まれる凹形状の収納プレート52と、収納プレート52の前面に取り付けられる凹形状の支持プレート53と、支持プレート53の収容内部に回動軸54を介して取り付けられる可動部材55と、可動部材55を図9に示す突出位置側に付勢する補助バネ56と、から主に構成されている。

0040

ベルトアシスト装置50は、可動部材55を、シートバック2の収納プレート52内部に収納させる収納位置と、シートバック2よりも前方に突出させ、シートベルト4の一部分を押し出す突出位置との間で回動させる装置である。
ベルトアシスト装置50は、可動部材55が図1に示す収納位置にいるときにシートバック2の外表面からほぼ張り出すことなく一体的に収納されており、可動部材55が図9に示す突出位置にいるときにシートバック2の外表面から一部張り出して、シートベルト4の一部分を前方及び上方に押し出すように構成されている。

0041

なお、ベルトアシスト装置50は、収納プレート52の後面に格納されている不図示の駆動モータと、駆動モータと可動部材55とを接続し、可動部材55を回転させるために駆動モータの動作に対応して昇降動作する不図示の駆動シャフトと、備えている。
また、ベルトアシスト装置50は、制御手段としてのECUと、駆動モータに駆動電力を供給する駆動回路と、駆動モータと駆動回路を介して接続されている車体電源と、着座者が着座したことを検知する着座センサと、シートベルト4のタングプレートバックルに連結されたことを検知するバックルセンサと接続されていると望ましい。
そしてECUは、これら各センサから入力される信号に基づいて、駆動モータの動作、すなわち可動部材55の動作を制御すると良い。
例えば、ECUは、着座センサからオン信号を受信しているときにバックルセンサからオン信号を受信していないときには、駆動モータに駆動電力を供給し、可動部材55を突出位置に移動させてシートベルト4を押し出すと良い。
また例えば、着座センサ及びバックルセンサからオン信号を受信しているときには、駆動モータに駆動電力を供給し、可動部材55を突出位置から収納位置に戻すと良い。

0042

<サイドサポート装置>
次に、サイドサポート装置70の具体的な構成について図11図25に基づいて説明する。
サイドサポート装置70は、乗員の降車動作に対応させてクッションサイド部1cを移動可能となるように支持する装置であって、図12A、Bに示すように、クッションサイド部1c及びクッション中央部1dの内部にわたって配置されている。
サイドサポート装置70は、図11に示すように、クッションサイド部1cを下方から支持するプレート状のサイドプレート71と、サイドプレート71の底面に取り付けられる縦断面コ字形状サイドブラケット72と、サイドプレート71及びサイドブラケット72を突出位置と後退位置の間で回転可能となるように回転軸73を介して支持するサイドベース74と、サイドベース74に中央部分が連結され、サイドベース74から外側に張り出すように延びている取り付けワイヤ76と、から主に構成されている。
なお、取り付けワイヤ76は、クッション材1a内部に設けられた不図示の取り付け孔に挿入されるものであって、クッションサイド部1c内部にサイドサポート装置70を取り付けるための部材である。

0043

サイドプレート71は、図2図11に示すように、金属プレートからなり、クッションサイド部1cにおいてシート前後方向の中央部分に配置されている。
サイドプレート71の上面においてシート幅方向の外側部分には、上下方向に貫通した矩形状の貫通穴71aと、貫通穴71aの外縁部分においてシート前後方向の両端部分を下方に屈曲させて形成した一対の側壁部71bとが設けられている。
当該貫通穴71aが形成された部分には、第2ロック解除レバー94が配置されており、第2ロック解除レバー94は、一対の側壁部71bに回動軸95を介して回転可能となるように取り付けられている。

0044

サイドブラケット72は、図11に示すように、シート幅方向に長尺なコ字形状体からなり、サイドプレート71を取り付けるための上壁部72aと、上壁部72aのシート前後方向の両端部分から下方に屈曲して延びている一対の側壁部72bと、から主に構成されている。
一対の側壁部72bは、シート前後方向に沿って延びる回転軸73を介して、コ字形状体からなるサイドベース74の側壁部74bに取り付けられている。
また、後方側の側壁部72bの内側面には、図11に示すように、ロック装置80と、ロック解除装置90の構成部品とが取り付けられている。

0045

サイドベース74は、支持フレーム14上に取り付けられる底壁部74aと、底壁部74aのシート前後方向の両端部分から上方に屈曲して延びている一対の側壁部74bとから主に構成されている。
また、サイドベース74よりもシート後方所定間隔を空けた位置には、第2サイドベース75が不図示の取り付けワイヤを介してクッションサイド部1c内部に取り付けられている。第2サイドベース75には、シート前後方向に沿って延びる回動軸92を介して第1ロック解除レバー91が回転可能となるように取り付けられている。

0046

ロック装置80は、サイドプレート71及びサイドブラケット72を突出位置でロックする装置であって、図11図19に示すように、サイドブラケット72においてシート後方側の側壁部72bの内側面に配置されている。
ロック解除装置90は、ロック装置80のロック状態を解除する装置であって、図2に示すように、第1ロック解除レバー91と、第2ロック解除レバー94とを備えている。
第1ロック解除レバー91は、回動軸92を中心として図11に示すロック位置と、ロック位置よりも下方に移動したロック解除位置との間で回転する部材であって、第1伝達ケーブル93によってロック位置に付勢されている。
第2ロック解除レバー94は、回動軸95を中心として図11に示すロック位置と、ロック位置よりも下方に移動したロック解除位置との間で回転する部材であって、第2伝達ケーブル96によってロック位置に付勢されている。

0047

第1ロック解除レバー91は、略L字形状のプレート体からなり、サイドプレート71よりもシート幅方向の内側に位置し、シート前後方向に延びている第1延出部分91aと、サイドプレート71よりもシート後方側に位置し、シート幅方向に延びている第2延出部分91bと、を有している。そして、図5に示すように、スライドレール装置30と上下に重なる位置を避けて配置されている。なお、サイドプレート71も同様に、スライドレール装置30と上下に重なる位置を避けて配置されている。
第2ロック解除レバー94は、略矩形状のプレート体からなり、第1ロック解除レバー91よりもシート幅方向の外側に配置され、かつ、第1ロック解除レバー91よりもシート前方側に配置されている。
なお、ロック装置80及びロック解除装置90の詳細は後述する。

0048

<<サイドサポート装置の動作>>
次に、サイドサポート装置70の動作について図12A、B〜図18A、Bに基づいて説明する。
まず図12Aに示すように乗員が乗車する前のとき、図12Bに示すようにサイドサポート装置70がクッションサイド部1cを突出位置で支持した状態となっている。
また、ロック装置80がクッションサイド部1cを突出位置でロックしており、ロック解除装置90の第1ロック解除レバー91及び第2ロック解除レバー94が、それぞれロック位置に付勢された状態となっている。

0049

そして、図13Aに示すように乗員が乗車しようとクッションサイド部1cにを下ろしたとき、図13Bに示すように、第2ロック解除レバー94は所定の着座荷重が加わることでロック位置からロック解除位置へ回転移動する。
ここで、第2ロック解除レバー94のみがロック解除位置へ移動しただけでは、ロック装置80のロック状態は解除されない構成となっている。

0050

そして図14Aに示すように乗員が乗車しようとクッションサイド部1c及びクッション中央部1dに腰を下ろしたとき、図14Bに示すように、第2ロック解除レバー94がロック解除位置に位置した状態で、第1ロック解除レバー91は所定の着座荷重が加わることでロック位置からロック解除位置へ回転移動する。
ここで、第2ロック解除レバー94、第1ロック解除レバー91の順にロック解除位置へ移動した場合には、ロック装置80のロック状態は解除されない構成となっている。

0051

そして図15Aに示すように乗員が着座している状態のとき、図15Bに示すように、第2ロック解除レバー94は所定の着座荷重から解放されることでロック解除位置からロック位置へ戻り、また、第1ロック解除レバー91はロック解除位置に位置した状態となる。
このとき、クッションサイド部1cがサイドサポート装置70によって突出位置で支持されているため、着座している乗員のホールド性を確保することができる。

0052

そして図16Aに示すように乗員が体をドア側に寄せて降車しようとしたとき、図16Bに示すように、第1ロック解除レバー91がロック解除位置に位置した状態で、第2ロック解除レバー94は所定の着座荷重が加わることでロック位置からロック解除位置へ回転移動する。
ここで、第1ロック解除レバー91、第2ロック解除レバー94の順にロック解除位置へ移動したことによって、ロック装置80のロック状態が解除される。

0053

そして図17Aに示すように乗員が体をさらにドア側に寄せて降車しようとしたとき、図17Bに示すように、クッションサイド部1cに着座荷重がさらに加わることで、クッションサイド部1cがサイドプレート71と共に突出位置から後退位置へ回転移動する。
その結果、降車している乗員のクッションサイド部1cを乗り越えるための負担を軽減することができる。

0054

最後に図18Aに示すように乗員が降車を終えると、図18Bに示すように、第1ロック解除レバー91及び第2ロック解除レバー94が再びロック位置へ戻り、また、ロック装置80がクッションサイド部1cを突出位置でロックした状態に戻る。
上記一連の動作によって、サイドサポート装置70は、着座している乗員のホールド性を安定して確保しながら、乗員の降車動作を補助することが可能となる。また、乗員の乗車動作の際にはクッションサイド部1cをあえて傾倒させない構成になるため、乗員が確実に乗車できるような配慮がなされている。
なお、サイドサポート装置70では、ベルトアシスト装置50が図9に示すようにシートベルト4の一部分を押し出しているときには、ロック解除装置90がロック状態を解除できないように制御しておくことが望ましい。

0055

<<ロック装置、ロック解除装置>>
次に、ロック装置80及びロック解除装置90の具体的な構成について図19図25に基づいて説明する。
ロック装置80は、図19に示すように、サイドブラケット72の内側面に支持軸82を介して回転可能となるように取り付けられるロックレバー81と、サイドベース74の内側面に固定ボルト84を用いて固定される被ロックレバー83と、から主に構成されている。
ロックレバー81と被ロックレバー83は、互いに対向する位置に配置されている。

0056

ロック装置80は、ロックレバー81が被ロックレバー83に係合する図19に示す係合位置にいるときに、サイドプレート71(サイドブラケット72)を突出位置でロックする。すなわち、クッションサイド部1cを突出位置でロックする。
またロック装置80は、ロックレバー81が被ロックレバー83から離脱する図23に示す離脱位置にいるときに、サイドプレート71(サイドブラケット72)のロック状態を解除する。すなわち、クッションサイド部1cのロック状態を解除する。

0057

ロックレバー81は、シート幅方向に沿って延びる支持軸82を中心として図19に示す係合位置と、係合位置よりもシート前方に移動した離脱位置との間で回転する部材であって、不図示の付勢バネによって図19に示す矢印A方向へ付勢されている。すなわち、係合位置側から離脱位置側へ付勢されている。
ロックレバー81には、被ロックレバー83に設けられた係合溝83aに係合する係合突起81aと、シート前後方向において係合突起81aとは反対側に配置され、後述の中継レバー120によって保持される被保持部81bと、シート幅方向の内側に突出し、後述の第1伝達レバー100に設けられた貫通穴110bの内部を移動可能に配置された貫通突起81cと、がそれぞれ形成されている。
ロックレバー81は、通常、中継レバー120によって保持されて、係合突起81aが係合溝83aに係合した係合位置に配置されている。

0058

ロック解除装置90は、図19に示すように、サイドブラケット72の内側面に第1連結軸101を介して回転可能に取り付けられる第1伝達レバー100と、サイドブラケット72の内側面に第2連結軸111を介して回転可能に取り付けられる第2伝達レバー110と、サイドブラケット72と第1伝達レバー100の間に取り付けられ、第1連結軸101を介して回転可能となる中継レバー120と、をさらに備えている。
ロック解除装置90は、第1伝達レバー100及び第2伝達レバー110が図19に示す基準位置から図23に示す伝達位置へ移動したときに、中継レバー120を介してロックレバー81を図19に示す係合位置から図23に示す離脱位置へ移動させることができる。

0059

第1伝達レバー100は、シート幅方向に沿って延びる第1連結軸101を中心として図19に示す基準位置と、基準位置よりも下方に移動した図22に示す中間位置と、中間位置よりもさらに下方に移動した図23に示す伝達位置との間で回転する部材である。
第1伝達レバー100は、不図示の付勢バネによって図19に示す矢印B方向へ付勢されている。すなわち、伝達位置側から基準位置側へ付勢されている。
第1伝達レバー100には、第1伝達ケーブル93のケーブル取り付け端部93aを取り付けるための取り付け穴110aと、第1連結軸101に対して取り付け穴110aとは反対側にそれぞれ配置され、ロックレバー81の貫通突起81cを貫通させるための貫通穴110bと、中継レバー120に設けられた嵌合突起120aを嵌合させるための嵌合穴と、がそれぞれ形成されている。

0060

第1伝達レバー100は、通常、不図示の付勢バネによって矢印B方向へ付勢されて基準位置に配置されている。このとき、貫通穴110bの外縁部分と、ロックレバー81の貫通突起81cとが互いに当接しない位置に配置されている。
そして、第1伝達レバー100は、第1ロック解除レバー91の回転動作に伴って第1伝達ケーブル93によって牽引されることで、基準位置から中間位置へ回転移動する。このとき、貫通穴110bの外縁部分が貫通突起81cに当接することで、第1伝達レバー100が安定して中間位置で停止する。すなわち、貫通突起81cがストッパーとなる。
そして、第1伝達レバー100は、第2伝達レバー110の回転動作に伴って中継レバー120を介して中間位置から伝達位置へさらに移動する。このとき、取り付け穴110aの外縁部分がケーブル取り付け端部93aに当接することで、第1伝達レバー100が安定して伝達位置で停止する。すなわち、ケーブル取り付け端部93aがストッパーとなる。

0061

第2伝達レバー110は、シート幅方向に沿って延びる第2連結軸111を中心として図19に示す基準位置と、基準位置よりも上方に移動した図23に示す伝達位置との間で回転する部材である。
第2伝達レバー110は、不図示の付勢バネによって図19に示す矢印C方向へ付勢されている。すなわち、伝達位置側から基準位置側へ付勢されている。
第2伝達レバー110には、シート前後方向に沿って延びる連結ピン113を介して回転可能に取り付けられ、中継レバー120を押圧するための押圧レバー112が設けられている。
また第2伝達レバー110には、第2伝達ケーブル96のケーブル取り付け端部96aを取り付けるための取り付け穴110aと、第2連結軸111に対して取り付け穴110aとは反対側に配置され、押圧レバー112の貫通突起112aを貫通させるための貫通穴110bと、がそれぞれ形成されている。

0062

第2伝達レバー110は、通常、不図示の付勢バネによって矢印C方向へ付勢されて基準位置に配置されている。また、押圧レバー112についても、不図示の付勢バネによって矢印D方向へ付勢されて図19に示す基準位置に配置されている。
このとき、押圧レバー112の貫通突起112aと、貫通穴110bの外縁部分とが互いに当接する位置に配置されている。
そして、第2伝達レバー110は、第2ロック解除レバー94の回転動作に伴って第2伝達ケーブル96によって牽引されることで、基準位置から伝達位置へ回転移動する。また、押圧レバー112についても基準位置から図23に示す押圧位置へ回転移動する。
このとき、押圧レバー112の押圧部112bが、中継レバー120に設けられた押圧受け部120bを押し動かすことで、中継レバー120が第1ロック解除レバー91と共に回転移動する。

0063

中継レバー120は、第1連結軸101を中心として図19に示す保持位置と、保持位置よりも上方に移動した図22に示す中間位置と、中間位置よりもさらに上方に移動した図23に示す離脱位置との間で回転する部材である。
中継レバー120は、第1連結軸101及び嵌合突起120aを介して第1伝達レバー100と連結されており、第1伝達レバー100の付勢方向と同じ矢印B方向へ付勢されている。すなわち、離脱位置側から保持位置側へ付勢されている。
中継レバー120には、嵌合突起120aと、第1連結軸101に対して嵌合突起120aとは反対側に配置される押圧受け部120bと、第1連結軸101に対して嵌合突起120aと同一側に配置され、ロックレバー81の被保持部81bを保持する保持部120cと、がそれぞれ形成されている。

0064

中継レバー120は、通常、矢印B方向へ付勢されて保持位置に配置されている。ここで保持位置とは、保持部120cがロックレバー81を係合位置で保持する位置である。
そして、中継レバー120は、第1伝達レバー100の回転動作に伴って保持位置から中間位置へ回転移動する。このとき、保持部120cは、ロックレバー81を係合位置で保持した状態を維持している。
そして、中継レバー120は、第2伝達レバー110(押圧レバー112)の回転動作に伴って中間位置から離脱位置へ回転移動する。ここで離脱位置とは、保持部120cがロックレバー81を係合位置で保持している状態から離脱した位置である。
その結果、ロックレバー81が矢印A方向へ付勢されて係合位置から離脱位置へ移動する。すなわち、ロック装置80のロック状態が解除される。

0065

<<ロック装置、ロック解除装置の動作>>
次に、図12A、B〜図18A、B、図19図25に基づいてロック装置80、ロック解除装置90の具体的な動作を説明する。
まずは図12Aに示すように乗員が乗車する前のとき、図19に示すように、ロックレバー81が被ロックレバー83に係合した係合位置に配置されている。
また、第1伝達レバー100、第2伝達レバー110(押圧レバー112)が基準位置に配置されており、中継レバー120が保持位置に配置されている。
つまり、図12Bに示すように、ロック装置80がクッションサイド部1cを突出位置でロックした状態となっている。

0066

そして、図13Aに示すように乗員が乗車しようとクッションサイド部1cに腰を下ろしたとき、図20に示すように、第2伝達レバー110(押圧レバー112)が、第2ロック解除レバー94によって牽引されて基準位置から伝達位置へ回転移動する。
このときは、押圧レバー112が中継レバー120を押し動かすことがなく空振りする。
その結果、ロックレバー81が係合位置に配置されたままで、ロック装置80のロック状態は解除されない。

0067

そして図14Aに示すように乗員が乗車しようとクッションサイド部1c及びクッション中央部1dに腰を下ろしたとき、図21に示すように、第2伝達レバー110(押圧レバー112)が伝達位置に位置した状態で、第1伝達レバー100が、第1ロック解除レバー91によって牽引されて基準位置から中間位置へ回転移動する。
また、中継レバー120が、第1伝達レバー100と共に回転することで、保持位置から中間位置へ移動する。
このときは、押圧レバー112と中継レバー120が互いに空振りした状態となっている。
その結果、ロックレバー81が係合位置に配置されたままで、ロック装置80のロック状態は解除されない。

0068

そして図15Aに示すように乗員が着座している状態のとき、図22に示すように、第2伝達レバー110(押圧レバー112)が、第2ロック解除レバー94の牽引動作から解放されることで、再び伝達位置から基準位置へ戻る。
このとき、押圧レバー112は、第2伝達レバー110に対して連結ピン113を中心として回転することで、中継レバー120を乗り越えるように空振りして基準位置へ戻る。
その結果、ロックレバー81が係合位置に配置されたままで、ロック装置80のロック状態は解除されない。

0069

そして図16Aに示すように乗員が体をドア側に寄せて降車しようとしたとき、図23に示すように、第1伝達レバー100が中間位置に位置した状態で、第2伝達レバー110(押圧レバー112)が、第2ロック解除レバー94によって牽引されて基準位置から伝達位置へ回転移動する。
また、中継レバー120が、押圧レバー112によって押し動かされることで、中間位置から離脱位置へ回転移動する。
その結果、ロックレバー81が中継レバー120によって係合位置に保持された状態から離脱し、係合位置から離脱位置へ回転移動する。すわなち、ロック装置80のロック状態が解除される。

0070

そして図17Aに示すように乗員が体をさらにドア側に寄せて降車しようとしたとき、図24に示すように、サイドプレート71(サイドブラケット72)が、乗員の着座荷重が加わることでサイドベース74に対して突出位置から後退位置へ回転移動する。
その結果、図17Aに示すように、クッションサイド部1cが突出位置から後退位置へ回転移動する。

0071

最後に図18Aに示すように乗員が降車を終えると、図25に示すように、第1伝達レバー100、第2伝達レバー110(押圧レバー112)が再び基準位置へ戻り、中継レバー120が保持位置へ戻る。
また、ロックレバー81が被ロックレバー83に係合した係合位置に再び戻る。
上記一連の動作によって、ロック装置80及びロック解除装置90によるロック状態とロック解除状態との切り替えがなされる。

0072

<乗り物用ユニット>
次に、本実施形態の乗り物用ユニットについて、図26図36に基づいて説明する。
乗り物用ユニットUは、図26図27に示すように、シート切り替え装置(スライドレール装置30及びスライドバー装置40)と、ベルトアシスト装置50と、サイドサポート装置70と、を有する乗り物用シートSと、車両の内装部分に取り付けられる照明装置130と、乗り物用シートS又は乗り物の所定の動作に対応して照明装置130による発光を制御する制御装置140と、から主に構成されている。

0073

照明装置130は、乗り物用シートS又は乗り物が所定の状態に切り替わるときに所定の発光パターン報知するための装置である。
照明装置130は、光を射出する不図示の光源体と、光源体から射出された光を導光する導光体と、を備えており、ハーネスに相当する後述の駆動回路141を介して車体電源142と接続されている。
なお、光源体は、LED光源ユニットであって、導光体に向けて光を射出可能な向きに配置されている。導光体は、ポリカーボネート樹脂からなる導光板であって、光源体側にある受光面から光を導入し、導入された光を適宜反射させながら露出部分に向けて光を導くように設計されている。

0074

照明装置130は、図26図27に示すように、車両の内装部分のうちダッシュボード上に取り付けられたフロントインパネ照明131と、一対のフロントドアの内側面にそれぞれ取り付けられたフロントドア照明132と、一対のリアドアの内側面にそれぞれ取り付けられたリアドア照明133と、一対のリアアームレスト上にそれぞれ取り付けられたリアアームレスト照明134と、リアシートの足下にある車体フロア上に一対に取り付けられたリア足下照明135と、から主に構成されている。
なお、各照明132〜135のうちリアアームレスト照明134は、デザイン性を高めるべく、メッキ調加飾プレートからなる導光板を採用することが望ましい。

0075

照明装置130では、各照明131〜135が複数の発光パターンによって発光する。
具体的には、照明装置130は、図26に示す待機モードと、図28A〜Cに示すお迎えモードと、図30A、Bに示すリラックスモードと、図31A、Bに示すリターンモードと、図32A〜Cに示すお見送りモードとの5つの発光パターンによって発光することができる。
図26に示す待機モードとは、例えば乗員が乗車する前であって車両ドアが外部からロック解除されたときや、乗員が着座しているときに用いられる発光パターンであって、各照明132〜135が常時点灯した状態となるモードである。
なお、待機モードでは他のモードと比較して各照明131〜135の輝度をやや落としてアンビエント照明にしておくことが望ましい。また、待機モードで車両運転時には輝度をさらに落としておくことが望ましい。

0076

図28A〜Cに示すお迎えモードとは、乗員が車両ドアを開いて乗車するときに用いられる発光パターンである。詳しく言うと、フロントドア照明132及びリアドア照明133の光がシート後方からシート前方へ向かって進みながら伸びていくように点灯し、かつ、フロントインパネ照明131の光がシート幅方向の外側から内側へ向かって進みながら伸びていくように点灯し、かつ、リアアームレスト照明134の光がフェード点滅し、かつ、リア足下照明135が常時点灯した状態となるモードである。
なお、お迎えモードにおいてリアアームレスト照明134の光が点滅することで、例えば後続車への警告灯役割を果たすカーテシーランプの光の代わりとなる。

0077

図30A、Bに示すリラックスモードとは、乗り物用シートSがシート切り替え装置によって通常位置からリクライニング位置へ移動するときに用いられる発光パターンである。詳しく言うと、各照明131〜133の光がシート前後方向又はシート幅方向の中央部分から両外側部分へ向かって進みながら伸びていくように点灯し、かつ、リアアームレスト照明134及びリア足下照明135が常時点灯した状態となるモードである。
図31A、Bに示すリターンモードとは、乗り物用シートSがシート切り替え装置によってリクライニング位置から通常位置へ戻るときに用いられる発光パターンである。詳しく言うと、各照明131〜133の光がシート前後方向又はシート幅方向の両外側部分からそれぞれ中央部分へ向かって進みながら伸びていくように点灯し、かつ、リアアームレスト照明134及びリア足下照明135が常時点灯した状態となるモードである。
なお、リラックスモード及びリターンモードのときには、他のモードと比較して各照明131〜133の輝度を上げておくことが望ましい。一方で、リアアームレスト照明134及びリア足下照明135については、各照明131〜133と比較してやや輝度を落としておくことが望ましい。

0078

図32A〜Cに示すお見送りモードとは、乗員が車両ドアを開いて降車するときに用いられる発光パターンである。詳しく言うと、フロントドア照明132及びリアドア照明133の光がシート前方からシート後方へ向かって進みながら伸びていくように点灯し、かつ、フロントインパネ照明131の光がシート幅方向の内側から外側へ向かって進みながら伸びていくように点灯し、かつ、リアアームレスト照明134の光がフェード点滅し、かつ、リア足下照明135が常時点灯した状態となるモードである。

0079

次に、乗り物用ユニットUの制御手段について説明する。
乗り物用ユニットUは、図27に示すように、各種装置30、40、50、70、130を制御する制御装置140と、各種装置に駆動電力を供給する駆動回路141と、各種装置と駆動回路141を介して接続されている車体電源142と、車両ドアがロック解除されていることを検知するドア解除センサ143と、車両ドアが開いていることを検知するドア開閉センサ144と、着座者が着座していることを検知する着座センサ145と、シートベルト4のタングプレートがバックルに連結されていることを検知するバックルセンサ146と、シート切り替え装置の操作部となるシート切り替えスイッチ147と、から主に構成されている。
なお、ドア解除センサ143及びドア開閉センサ144は車体ドアドアノブ周辺に取り付けられ、着座センサ145はシートクッション1の着座面に取り付けられ、バックルセンサ146はバックルに取り付けられ、シート切り替えスイッチ147は乗り物用シートSのコンソール部分に取り付けられている。

0080

制御装置140は、電気制御総合的に実行する中枢機能となるECU(Electronic Control Unit)である。
制御装置140は、各センサ及びスイッチ143〜146から入力される信号に基づいて、駆動回路141が各種装置に供給する駆動電力を制御し、例えば不図示の電磁クラッチ電流オン又はオフに制御することによって、各種装置の動作を制御する。
ドア解除センサ143は、車両ドアのロックが解除されているときにオン信号を制御装置140に向けて出力し、車両ドアのロックがされているときに出力オフとなるセンサである。
ドア開閉センサ144は、車両ドアが開いているときにオン信号を制御装置140に向けて出力し、車両ドアが閉じているときに出力オフとなるセンサである。
着座センサ145は、乗員が着座しているときにオン信号を制御装置140に向けて出力し、着座していないときに出力オフとなるセンサである。
バックルセンサ146は、シートベルト4のタングプレートがバックルに連結されているときにオン信号を制御装置140に向けて出力し、バックルに連結されていないときに出力オフとなるセンサである。
シート切り替えスイッチ147は、例えば乗員が押しボタンを一度押したときにオン信号を制御装置140に向けて出力し、押しボタンを再度押したときに出力オフとなる位置保持型スイッチである。

0081

例えば、制御装置140は、ドア解除センサ143、着座センサ145、バックルセンサ146及びシート切り替えスイッチ147からオン信号を受信しているときには、図30A、Bに示すように、シート切り替え装置に駆動電力を供給して乗り物用シートSを通常位置からリクライニング位置へ移動させるように制御し、また、照明装置130に駆動電力を供給して各照明をリラックスモードで発光させるように制御する。
以下、図33A、Bのメインフロー図と、図34A、B〜図36のサブフロー図に基づいて制御装置140の制御について詳しく説明する。

0082

<<乗り物用ユニットの制御フロー>>
図33A、Bのフローチャートの処理は、制御装置140によって実行されるものである。
当該処理がスタートすると、まず、ステップ01(以下、ST01と言う。)で、ドア解除センサ143がオンされたか(オン信号を出力しているか)判定する。
ドア解除センサ143がオンされた場合(ST01:Yes)、乗員が車両ドアのロックを解除して乗車しようとしているため、ST02に進み、照明装置130を図26に示す待機モードで照明点灯させる。
一方で、ドア解除センサ143がオンされていない場合(ST01:No)、乗員が車両に乗車しようとしていないため、図33A、Bの処理を終了する。

0083

ST02で待機モードの照明点灯後、ST03に進み、ドア開閉センサ144がオンされたか判定する。
ドア開閉センサ144がオンされた場合(ST03:Yes)、乗員が車両ドアを開いて乗車しようとしているため、ST04に進み、照明装置130を図28A〜Cに示すお迎えモードで照明点灯させる。
一方で、ドア開閉センサ144がオンされていない場合(ST03:No)、さらにST05に進み、照明点灯後から起算して所定の時間が経過したか判定する。
所定の時間が既に経過している場合(ST05:Yes)、乗員が乗車しようとすることをやめたものとして、ST21に進んでドア解除センサ143を強制的にオフにさせて車両ドアをロックした上で、ST19に進む。一方で、所定の時間が経過していない場合(ST05:No)、乗員がこれから乗車しようとしているものとして、ST03に戻る。

0084

ST04でお迎えモードの照明点灯後、ST06に進み、ドア開閉センサ144がオフされたか判定する。
ドア開閉センサ144がオフされた場合(ST06:Yes)、乗員が車両ドアを閉めたものとして、ST07に進み、さらに着座センサ145がオンされたか判定する。
一方で、ドア開閉センサ144がオフされていない場合(ST06:No)、車両ドアが開いたままの状態のため、ST06に戻る。

0085

ST07で着座センサ145がオンされた場合(ST07:Yes)、乗員が乗り物用シートSに着座したものとして、ST08に進み、ベルトアシスト装置50の制御その1を実行する。当該制御について詳細は後述する。
一方で、着座センサ145がオンされていない場合(ST07:No)、さらにST09に進み、ドアが閉められたときから起算して所定の時間が経過したか判定する。
所定の時間が既に経過している場合(ST09:Yes)、乗員が乗車することをやめて車両ドアを閉めたものとして、ST21に進んでドア解除センサ143を強制的にオフにさせて車両ドアをロックし、さらにST19に進む。一方で、所定の時間が経過していない場合(ST09:No)、乗員が乗車してこれから着座しようとしているものとして、ST07に戻る。

0086

ST08でベルトアシスト装置50の制御その1を実行後、ST10に進み、シート切り替え装置の制御その1を実行する。当該制御について詳細は後述する。
ST10でシート切り替え装置の制御を実行後、ST11に進み、ドア開閉センサ144がオンされたか判定する。
ドア開閉センサ144がオンされた場合(ST11:Yes)、乗員が車両ドアを開いて降車しようとしているため、ST12に進み、照明装置130を図32A〜Cに示すお見送りモードで照明点灯させる。
一方で、ドア開閉センサ144がオンされていない場合(ST11:No)、車両ドアが閉じられたままで、乗員が乗車中のままであるものとして、ST10に戻る。

0087

ST12でお見送りモードの照明点灯後、ST13に進み、サイドサポート装置70の制御を実行する。当該制御について詳細は後述する。
ST13でサイドサポート装置70の制御を実行後、ST14に進み、ドア開閉センサ144がオフされたか判定する。
ドア開閉センサ144がオフされた場合(ST14:Yes)、乗員が降車してドアを閉めたものとして、ST15に進み、照明装置130を図26に示す待機モードで照明点灯させる。
一方で、ドア開閉センサ144がオフされていない場合(ST14:No)、乗員が降車中であるものとして、ST14に戻る。

0088

ST15で待機モードの照明点灯後、ST16に進み、ベルトアシスト装置50の制御その2を実行する。さらにST17に進み、シート切り替え装置の制御その2を実行する。
これら制御について詳細は後述する。

0089

ST16、ST17でベルトアシスト装置50、シート切り替え装置の制御を実行後、ST18に進み、ドア解除センサ143がオフされたか判定する。
ドア解除センサ143がオフされた場合(ST18:Yes)、乗員が車両ドアをロッして車両から離れようとしているため、ST19に進み、照明装置130を消灯させる。
一方で、ドア解除センサ143がオフされていない場合(ST018:No)、さらにST20に進み、ドアが閉められたときから起算して所定の時間が経過したか判定する。
所定の時間が既に経過している場合(ST20:Yes)、乗員が車両ドアのロックを忘れているものとして、ST21に進んでドア解除センサ143を強制的にオフにさせて車両ドアをロックした上で、ST19に進む。一方で、所定の時間が経過していない場合(ST20:No)、乗員がこれから車両ドアをロックしようとしているものとして、ST18に戻る。
上記ST01〜ST21を経て図33A、Bの処理を終了する。

0090

上記の一連の処理フローによって、乗り物用ユニットUは、乗員に対して所定の発光パターンで点灯させながら、乗車動作から始まって、シートベルト装着、シート切り替え操作、そして降車動作までをトータルでサポートする(誘導する)ことができる。

0091

なお、リアシートとなる乗り物用シートSよりも前方位置にあるフロントシートにも着座センサが取り付けられ、またフロントドアにもドア開閉センサが取り付けられているが、当該着座センサ及び当該ドア開閉センサがオン、オフされても、特に上記一連の処理フローが進むことがないようにした方が望ましい。
望ましくは、リアシートの左側座席においてヒトが乗車して着座し、降車した場合には上記一連の処理フローが実行され、一方でフロントシートの両座席、リアシートの右側座席においてヒトが乗車して着座し、降車した場合には照明装置130が常に待機モードで発光するようにしておくと良い。

0092

なお、ST10でシート切り替え装置の制御を実行するためには、ST06でドア開閉センサ144がオフされて、ST07で着座センサ145がオンされている必要があるが、例えば、車両ドアが開いたままであっても乗員が着座していればシート切り替え装置の制御を実行できるようにしても良い。
そうすることで、例えば車両ドアが開いたまま車両が走り出すことなく停止している状態で、乗員が着座しながら休憩したいときに、シートの切り替え動作が可能となる。

0093

<<ベルトアシスト装置の制御フロー>>
次に、ST08のベルトアシスト装置の制御その1について、図34Aに基づいて詳しく説明する。
図34Aのフローチャートの処理がスタートすると、まず、ST08−1で、乗員が車両に乗り終えて着座しているため、図28A〜Cに示すお迎えモードから図29A、Bに示す待機モードに切り替えて照明点灯させる。

0094

ST08−1で待機モードの照明点灯後、ST08−2に進み、乗員が乗り物用シートSに着座したが、まだシートベルト4を締結していないものとして、駆動モータに駆動電力を供給することで、可動部材55を収納位置から図29Aに示す突出位置まで回転動作させる。その結果、シートベルト4がシート前方及び上方に押し出される。
なお、可動部材55が突出位置まで移動したときには、駆動モータの回転動作を停止してホールド状態にしておくことが望ましい。

0095

ST08−2で可動部材55の動作開始後、ST08−3に進み、バックルセンサ146がオンされたか判定する。
バックルセンサ146がオンされた場合(ST08−3:Yes)、乗員がシートベルト4を装着したものとして、ST08−4に進み、駆動モータを逆回転動作させることで、可動部材55を図29Aの突出位置から図29Bの収納位置まで逆回転動作させる。
一方で、バックルセンサ146がオンされていない場合(ST08−3:No)、さらにST08−5に進み、可動部材55の回転動作開始から起算して所定の時間が経過したか判定する。
所定の時間が既に経過している場合(ST08−5:Yes)、例えば車両が走り出すことなく停止しており、乗員が着座しながら休憩しているものとして、ST08−4に進み、可動部材55を収納位置まで逆回転させる。一方で、所定の時間が経過していない場合(ST08−5:No)、乗員がこれからシートベルト4を装着しようとしているものとして、ST08−3に戻る。

0096

ST08−4で可動部材55の逆動作開始後、ST08−6に進み、可動部材55が収納位置まで移動したか判定する。
可動部材55が収納位置まで移動した場合(ST08−6:Yes)、ST08−7に進み、駆動モータへの駆動電力の供給を停止する。その結果、可動部材55は収納位置にいる状態で保持される。
一方で、可動部材55が収納位置まで移動していない場合(ST08−6:No)、ST08−6に戻る。
上記ST08−1からST08−7を経て図34Aの処理を終了し、引き続き図33BのST10に進む。

0097

上記の処理フローにより、ベルトアシスト装置50は、着座した乗員がシートベルト4を装着する前は、乗員の手の届き易い位置にシートベルト4の一部分を移動させることができ、また、乗員がシートベルト4を装着した後は、邪魔にならないように乗り物用シートS内部に一体的に収納される。

0098

なお、ST08−5で、着座センサ145がオンされたままバックルセンサ146が所定の時間が経過してもオンされていない場合には、着座している乗員に対してシートベルト4の装着を促すための報知(例えば、照明装置130の点滅点灯等)をすると望ましい。
より望ましくは、車両運転時にのみ当該報知をすると良い。

0099

なお、ベルトアシスト装置50が動作しているときには、サイドサポート装置70が動作できないように制御装置140が制御しておくことが望ましい。

0100

次に、ST16のベルトアシスト装置の制御その2について、図34Bに基づいて詳しく説明する。
図34Bのフローチャートの処理がスタートすると、まず、ST16−1で、可動部材55が突出したままで収納されていないか判定する。
可動部材55が突出したままの場合(ST16−1:Yes)、ST16−2に進み、可動部材55を図29Bの収納位置まで逆回転動作させる。
一方で、可動部材55が突出したままではない場合(ST16−1:No)、図34Bの処理を終了する。

0101

ST16−2で可動部材55の逆動作開始後、ST16−3に進み、可動部材55が収納位置まで移動したか判定する。
可動部材55が収納位置まで移動した場合(ST16−3:Yes)、ST16−4に進み、駆動モータへの駆動電力の供給を停止する。その結果、可動部材55は収納位置にいる状態で保持される。
一方で、可動部材55が収納位置まで移動していない場合(ST16−3:No)、ST16−3に戻る。
上記ST16−1からST16−4を経て図34Bの処理を終了し、引き続き図33BのST17に進む。

0102

上記の処理フローにより、乗員の降車後に、可動部材55が突出したままの状態になってしまうことを防ぐことができる。

0103

<<シート切り替え装置の制御フロー>>
次に、ST10のシート切り替え装置の制御その1について、図35Aに基づいて詳しく説明する。
図35Aのフローチャートの処理がスタートすると、まず、ST10−1で、シート切り替えスイッチ147がオンされたか判定する。
シート切り替えスイッチ147がオンされた場合(ST10−1:Yes)、着座した乗員が乗り物用シートSを図30Aの通常位置から図30Bのリクライニング位置へ移動させたいものとして、ST10−2で、図29Bに示す待機モードから図30A、Bに示すリラックスモードに切り替えて照明点灯させる。そしてST10−3に進み、シート切り替え装置に駆動電力を供給して、シート切り替え装置を駆動動作させる。
一方で、シート切り替えスイッチ147がオンされていない場合(ST10−1:No)、乗員が乗り物用シートSに通常位置で座りたいものとして、図35Aの処理を終える。

0104

ST10−3でシート切り替え装置の動作開始後、ST10−4に進み、乗り物用シートSがリクライニング位置(前方所定位置)まで移動したか判定する。
乗り物用シートSがリクラニング位置まで移動した場合(ST10−4:Yes)、ST10−5に進み、シート切り替え装置への駆動電力の供給を停止する。その結果、乗り物用シートSはリクライニング位置にいる状態で保持される。
なお、駆動電力の供給を停止したときに、シート切り替えスイッチ147を強制的にオンからオフに戻すように制御する。
一方で、乗り物用シートSがリクラニング位置まで移動していない場合(ST10−4:No)、ST10−3に戻る。

0105

ST10−5でシート切り替え装置の動作停止後、ST10−6に進み、図30A、Bに示すリラックスモードから図29Bに示す待機モードへ切り替えて照明点灯させる。

0106

ST10−6で待機モードの照明点灯後、ST10−7に進み、シート切り替えスイッチ147が再びオンされたか判定する。
シート切り替えスイッチ147がオンされた場合(ST10−7:Yes)、着座した乗員が乗り物用シートSを図31Aのリクライニング位置から図31Bの通常位置へ戻したいものとして、ST10−8で、図29Bに示す待機モードから図31A、Bに示すリラックスモードに切り替えて照明点灯させる。そしてST10−9に進み、シート切り替え装置に駆動電力を供給して、シート切り替え装置を逆動作させる。
一方で、シート切り替えスイッチ147がオンされていない場合(ST10−7:No)、乗員が乗り物用シートSにリクライニング位置で座りたいものとして、図35Aの処理を終える。

0107

ST10−9でシート切り替え装置の逆動作開始後、ST10−10に進み、乗り物用シートSが通常位置まで戻ったか判定する。
乗り物用シートSが通常位置まで戻った場合(ST10−10:Yes)、ST10−11に進み、シート切り替え装置への駆動電力の供給を停止する。その結果、乗り物用シートSは通常位置にいる状態で保持される。
一方で、乗り物用シートSが通常位置まで移動していない場合(ST10−10:No)、ST10−9に戻る。
上記ST10−1からST10−11を経て図35Aの処理を終了し、引き続き図33BのST−11に進む。

0108

上記の一連の処理フローによって、シート切り替え装置は、着座している乗員の快適性を向上させるべく、乗り物用シートSを通常位置とリクライニング位置との間で切り替えることができる。

0109

なお、リアシートとなる乗り物用シートSを通常位置からリクラニング位置へ移動させるにあたって、乗り物用シートSよりも前方位置にあるフロントシートを予め通常位置よりもシート前方側に移動させておくと良い。
詳しく言うと、シート切り替えスイッチ147がオンされたときに、まずフロントシートに搭載されたスライドレール装置、リクライニング装置及びハイトリンク装置を動作させて、フロントシートをシート前方側に寄らせた位置に移動させておくと良い。
そして、フロントシートが所定の移動位置まで半分程度前進したときに、乗り物用シートSが切り替え動作を開始すると良い。
そうすることで、フロントシートとリアシートの間に十分なスペースを確保でき、また、フロントシートとリアシートの両方のスムーズな切り替え動作を実現できるようになる。

0110

次に、ST17のシート切り替え装置の制御その2について、図35Bに基づいて詳しく説明する。
図35Bのフローチャートの処理がスタートすると、まず、ST17−1で、乗り物用シートSが前方所定位置のままで通常位置に戻っていないか判定する。
可動部材55が前方所定位置のままの場合(ST17−1:Yes)、ST17−2に進み、シート切り替え装置を逆動作させる。
一方で、乗り物用シートSが前方所定位置のままではない場合(ST17−1:No)、図35Bの処理を終了する。

0111

ST17−2でシート切り替え装置の逆動作開始後、ST17−3に進み、乗り物用シートSが通常位置まで戻ったか判定する。
乗り物用シートSが通常位置まで戻った場合(ST17−3:Yes)、ST17−4に進み、シート切り替え装置への駆動電力の供給を停止する。その結果、乗り物用シートSは通常位置にいる状態で保持される。
一方で、乗り物用シートSが通常位置まで移動していない場合(ST17−3:No)、ST17−2に戻る。
上記ST17−1からST17−4を経て図35Bの処理を終了し、引き続き図33BのST−18に進む。

0112

上記の処理フローにより、乗員の降車後に、乗り物用シートSが例えばリクライニング位置のままの状態になってしまうことを防ぐことができる。

0113

<<サイドサポート装置の制御フロー>>
次に、ST13のサイドサポート装置の制御について、図36に基づき詳しく説明する。
図36のフローチャートの処理がスタートすると、まず、ST13−1で、着座センサ145がオンされたままの状態か判定する。
着座センサ145がオンされたままの状態である場合(ST13−1:Yes)、着座している乗員が、開いた車両ドア側に体を寄せて降車しようとしているものとして、ST13−2で、サイドサポート装置70を制御してロック解除不能状態からロック解除可能状態へ切り替える。
ここでロック解除不能状態とは、サイドサポート装置70が動作することができない状態を言い、詳しく言うと、ロック解除装置90がロック状態を解除できない状態を言う。
またロック解除可能状態とは、サイドサポート装置70が動作することができる状態を言い、詳しく言うと、ロック解除装置90がロック状態を解除できる状態を言う。
一方で、着座センサ145がオンされたままの状態ではない場合(ST13−1:No)、着座していた乗員が既に車両ドアから降車しているものとして、図36の処理を終了する。

0114

ST13−2でサイドサポート装置70をロック解除可能状態へ切り替え後、ST13−3に進み、着座センサ145がオフされたか判定する。
着座センサ145がオフされた場合(ST13−3:Yes)、着座していた乗員がサイドサポート装置70によってサポートされながら降車を終えたものとして、ST13−4に進み、サイドサポート装置70を再び制御してロック解除可能状態からロック解除不能状態へ切り替える。
一方で、着座センサ145がオフされていない場合(ST13−3:No)、さらにST13−5に進み、サイドサポート装置70の切り替え制御開始から起算して所定の時間が経過したか判定する。
所定の時間が既に経過している場合(ST13−5:Yes)、ST13−4に進み、サイドサポート装置70をロック解除不能状態へ切り替える。一方で、所定の時間が経過していない場合(ST13−5:No)、着座している乗員がこれから降車しようとしているものとして、ST13−3に戻る。
上記ST13−1からST13−5を経て図36の処理を終了し、引き続き図33BのST−14に進む。

0115

上記の一連の処理フローによって、サイドサポート装置70は、着座している乗員のホールド性を安定して確保しながら、乗員の降車動作を補助することができる。また、乗員の乗車動作の際にはクッションサイド部1cをあえて傾倒させない構成になるため、乗員が確実に乗車できるような配慮がなされている。

0116

なお、サイドサポート装置70がロック解除可能状態にあるときには、ベルトアシスト装置50及びシート切り替え装置が動作できないように制御装置140が制御しておくことが望ましい。
すなわち、サイドサポート装置70が、ベルトアシスト装置50及びシート切り替え装置よりも優先されて動作するように制御しておくことが望ましい。

0117

なお、上記の処理フローの前に、制御装置140が予め不図示のチャイルドシート検出センサからの検出信号を受信している場合には、サイドサポート装置70を強制的にロック解除不能状態に維持するように制御しても良い。
そうすることで、不図示のチャイルドシートが取り付けられている場合には、予め幼児子供向け安全ロックをかけることができる。

0118

<その他の実施形態>
上記実施形態において、クッションサイド部1cは、図12A、Bに示す突出位置と、図17A、Bに示すように、クッション材1aが下方へ後退する後退位置との間で移動可能となっているが、後退位置について特に限定されることなく変更可能である。
例えば、クッション材1aがシート後方に格納されるように後退しても良いし、クッション材1aが部分的に下方へ後退しても良い。

0119

上記実施形態において、クッションサイド部1cは、ロック装置のロック状態が解除された後、乗員の着座荷重に伴って突出位置から後退位置へ移動する構成となっているが、特に限定されることなく、自動で突出位置から後退位置へ移動するような構造となっていても良い。

0120

上記実施形態において、サイドサポート装置70は、乗員の降車動作を補助することが可能な装置として構成されているが、特に限定されることなく、乗員の乗車動作及び降車動作を補助することが可能な装置として構成されても良い。
その場合、乗員の乗車動作のときには、降車動作のときよりもサイドサポート装置70によるクッションサイド部1cの移動量を小さくしておくとより望ましい。
また、乗員の乗車動作のみを補助可能な装置として構成されても良い。

0121

上記実施形態において、サイドサポート装置70(ロック解除装置90)は、シート本体のクッションサイド部1cに配置されているが、特に限定されることなく、シート本体においてシート幅方向のサイド側部分に配置されていれば良い。
サイド側部分とは、例えば、クッションサイド部1cのほか、クッション中央部1dのサイド側の部分を含むものである。

0122

上記実施形態において、ロック解除装置90は、第1ロック解除レバー91と第2ロック解除レバー94の2つロック解除部材を備えているが、特に限定されることなく、例えば第1ロック解除レバー91だけ備えていても良い。

0123

上記実施形態において、ロック解除装置90は、第1ロック解除レバー91、第2ロック解除レバー94の順にロック解除位置へ移動するとロック状態が解除される構成となっているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、第1ロック解除レバー91と第2ロック解除レバー94が同時にロック解除位置へ移動したときにロック解除されても良いし、また、第2ロック解除レバー94、第1ロック解除レバー91の順にロック解除位置へ移動したときにロック解除されても良い。

0124

上記実施形態において、図1に示すように、第1ロック解除レバー91はクッション中央部1dに配置され、第2ロック解除レバー94はクッションサイド部1cに配置されており、それぞれシートクッション1、シートバック2及びヘッドレストの左右中心位置よりも左右外側に配置され、また、乗員が着座したときの着座中心位置よりも左右外側に配置されているが、特に配置限定されることなく変更可能である。
例えば、第1ロック解除レバー91がシートクッション1又はシートバック2の所定位置に配置され、第2ロック解除レバー94が車両ドアの所定位置に配置されていても良い。
また例えば、第1ロック解除レバー91が不図示のシートベルト装置に対して取り付けられ、シートベルトの取り外しに対応して動作するように設けられ、第2ロック解除レバー94が車両ドア用の所定位置に取り付けられ、ドアの開閉動作に対応して動作するように設けられても良い。

0125

上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる収納可能な乗り物用シートについて説明したが、これに限定されることなく、電車バス等の乗り物用シートのほか、飛行機等の乗り物用シートとしても利用することができる。

0126

本実施形態では、主として本発明に係る乗り物用シートS及び乗り物用ユニットUに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。

0127

U乗り物用ユニット
S乗り物用シート
1シートクッション
1a,2a,3aクッション材
1aa後方係合突起
1ab 前方係合突起
1b,2b,3b表皮材
1cクッションサイド部
1d クッション中央部
2シートバック
2cバックサイド部
3ヘッドレスト
4シートベルト
10クッションフレーム
11サイドフレーム
12前方フレーム
13後方フレーム
14支持フレーム
14a前方支持フレーム部
14aa取り付け穴
14b サイド支持フレーム部
14c 中央支持フレーム部
15取り付けブラケット
15a 取り付け穴
16リンク
16a上方リンク
16b下方リンク
16cリンク回転軸
20バックフレーム
21上方フレーム
21a サイドフレーム部
21b 上部フレーム部
21c連結フレーム部
22下方フレーム
22a サイドフレーム部
22b 下部フレーム部
23中央フレーム
24バック回転軸
25取り付けワイヤ
30,30a,30b,30cスライドレール装置
31ロアレール
32アッパレール
33駆動モータ
40スライドバー装置
41 取り付けブラケット
42スライドバー
43 取り付けブラケット
44スライドシリンダー
50ベルトアシスト装置
51取り付けプレート
51a収納開口部
52収納プレート
53支持プレート
54回動軸
55可動部材
56補助バネ
70サイドサポート装置
71サイドプレート
71a貫通穴
71b側壁部
72サイドブラケット
72a上壁部
72b 側壁部
73 回転軸
74サイドベース
74a底壁部
74b 側壁部
75 第2サイドベース
76 取り付けワイヤ
80ロック装置
81ロックレバー
81a 係合突起
81b 被保持部
81c貫通突起
82支持軸
83 被ロックレバー
83a係合溝
84固定ボルト
90ロック解除装置
91 第1ロック解除レバー(第1ロック解除部材)
91a 第1延出部分
91b 第2延出部分
92,95 回動軸
93 第1伝達ケーブル
93a,96aケーブル取り付け端部
94 第2ロック解除レバー(第2ロック解除部材)
96 第2伝達ケーブル
100 第1伝達レバー
100a 取り付け穴
100b 貫通穴
101 第1連結軸
110 第2伝達レバー
110a 取り付け穴
110b 貫通穴
111 第2連結軸
112押圧レバー
112a 貫通突起
112b押圧部
113連結ピン
120中継レバー
120a 嵌合突起
120b 押圧受け部
120c 保持部
130照明装置
131フロントインパネ照明
132フロントドア照明
133リアドア照明
134リアアームレスト照明
135リア足下照明
140制御装置(ECU)
141駆動回路
142 車体電源
143ドア解除センサ
144ドア開閉センサ
145着座センサ
146バックルセンサ
147シート切り替えスイッチ

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