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技術 エアバッグモジュール装備シート

出願人 テイ・エステック株式会社
発明者 田辺仁一古田将也
出願日 2019年6月6日 (10ヶ月経過) 出願番号 2019-106516
公開日 2019年9月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-151328
状態 未査定
技術分野 車両用座席 エアバッグ
主要キーワード 引掛けフック 掛け止めピン 布状素材 カーボン繊維強化プラスチック 掛けフック 形状保持部材 CFRP材 トリムプレート
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

エアバッグモジュール展開方向を案内する案内部材をエアバッグモジュール側に取付けエアバッグモジュール装備シートであって、部品点数の削減を通じて組付け工数を削減可能なエアバッグモジュール装備シートを提供する。

解決手段

エアバッグ6bを格納するエアバッグモジュール6を装備したシートSは、シートSの骨格を形成するシートフレームFと、シートフレームFに取り付けられるエアバッグモジュール6と、シートSのカバー部材4に取付けられ、エアバッグモジュール6の展開方向を案内する案内部材31,32と、を備える。シートフレームFは、案内部材31,32を保持する保持部15,14を、シートフレームFに一体形成して備える。

概要

背景

従来、エアバッグモジュール装備シートとして、シートバックフレームサイドフレームエアバッグモジュールを取り付け、トリムカバーの各端末と二枚の力布片端末を共縫いしてトリムカバーの破断部を形成し、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ二枚の力布でエアバッグモジュールを包み込んで、このエアバッグモジュールを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するものが提案されている(例えば特許文献1)。

特許文献1では、エアバッグモジュールを内部に収容するモジュールカバーに、上下方向に伸びる棒状の掛け止めピンが設けられ、トリムカバーの破断部から連続する力布の破断部逆側端部には引っ掛けフックが連結されている。力布の破断部逆側端部は、引っ掛けフックをモジュールカバーの掛け止めピンに掛け止めることにより、モジュールカバーに連結固定されている。
特許文献1の発明によれば、力布をバックパッド開口縁から空洞部の内側に夫々引き込み、空洞の内側でトリムコード引掛けフックをモジュールカバーの掛止めピンに掛け止めるだけでよいため、力布をコンパクトにかつ簡単に組み付けられる。

概要

エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材をエアバッグモジュール側に取付けたエアバッグモジュール装備シートであって、部品点数の削減を通じて組付け工数を削減可能なエアバッグモジュール装備シートを提供する。エアバッグ6bを格納するエアバッグモジュール6を装備したシートSは、シートSの骨格を形成するシートフレームFと、シートフレームFに取り付けられるエアバッグモジュール6と、シートSのカバー部材4に取付けられ、エアバッグモジュール6の展開方向を案内する案内部材31,32と、を備える。シートフレームFは、案内部材31,32を保持する保持部15,14を、シートフレームFに一体形成して備える。

目的

特許第4560659号公報






しかし、特許文献1の引っ掛けフックのような取付部材を介して、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材を、シートフレーム等の被取付部に取付ける構造では、部品点数が多く、組付け工数の削減が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

エアバッグを格納するエアバッグモジュール装備したシートであって、該シートの骨格を形成するシートフレームと、該シートフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、前記シートのカバー部材取付けられ、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、を備え、前記シートフレームは、前記案内部材を保持する保持部を、前記シートフレームに一体形成して備えることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート

請求項2

前記保持部は、該保持部に保持される前記案内部材の移動を規制する規制部を備えていることを特徴とする請求項1記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項3

前記保持部は、前記シートフレームの端部が曲がったフランジ部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項4

前記シートフレームは、板部と、該板部の端部が曲がった前記フランジ部とを備え、前記シートフレームの前記フランジ部の端部には、該フランジ部の端部から折れ曲がって前記板部に対向する面を形成する板部対向部と、該板部対向部から更に前記板部に向かって折れ曲がった第一の返し部と、が設けられ、前記規制部は、前記第一の返し部からなり、前記保持部は、前記フランジ部と、前記板部対向部と、前記第一の返し部とに囲まれた領域からなることを特徴とする請求項3記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項5

前記シートフレームは、板部と、該板部の端部が曲がった前記フランジ部とを備え、前記シートフレームの前記フランジ部の端部には、該フランジ部の端部から折れ曲がって前記板部に対向する面を形成する板部対向部と、該板部対向部から更に前記板部に向かって折れ曲がった第一の返し部と、該第一の返し部から更に前記板部対向部に対向し、該板部対向部と前記板部との間に設けられる第二の返し部と、が設けられ、前記規制部は、前記第二の返し部からなり、前記保持部は、前記板部対向部と、前記第一の返し部と、前記第二の返し部と、に囲まれた領域からなることを特徴とする請求項3記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項6

前記フランジ部は、前記シートフレームの水平方向の端部に沿って、上下方向に延びるように設けられ、前記保持部は、前記フランジ部の上下方向の一部に設けられ、前記保持部の上方の端部は、上方に向かって開口し、前記保持部の前記上方の端部よりも上方で、前記上方の端部に隣接する位置には、前記規制部が形成されていないことを特徴とする請求項3乃至5いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項7

前記保持部を構成する壁部には、繊維強化材料を含む材料が用いられ、前記繊維強化材料の繊維方向が、前記エアバッグモジュールの展開時に前記保持部が前記案内部材により牽引される方向に沿っていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項8

前記板部と前記フランジ部とが連続する部分には、隅肉部が形成され、前記保持部の前記隅肉部は、前記保持部以外の箇所の前記隅肉部よりも厚肉の厚肉部として形成されていることを特徴とする請求項5乃至7いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項9

前記厚肉部は、前記保持部の上下方向に亘って形成され、前記板部及び前記フランジ部に対して傾斜していることを特徴とする請求項8記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項10

前記案内部材の端部には、該端部の形状を保持する端末形状保持部材が固定され、前記規制部は、前記端末形状保持部材を被覆するように延びていることを特徴とする請求項2乃至9いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。

請求項11

前記保持部の下方の端部には、該端部を塞ぐ壁が形成されていることを特徴とする請求項6乃至10いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。

技術分野

0001

本発明は、エアバッグモジュール装備シート係りエアバッグ展開方向を案内する案内部材の端部をサイドフレーム取付けたエアバッグモジュール装備シートに関する。

背景技術

0002

従来、エアバッグモジュール装備シートとして、シートバックフレームのサイドフレームにエアバッグモジュールを取り付け、トリムカバーの各端末と二枚の力布片端末を共縫いしてトリムカバーの破断部を形成し、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ二枚の力布でエアバッグモジュールを包み込んで、このエアバッグモジュールを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するものが提案されている(例えば特許文献1)。

0003

特許文献1では、エアバッグモジュールを内部に収容するモジュールカバーに、上下方向に伸びる棒状の掛け止めピンが設けられ、トリムカバーの破断部から連続する力布の破断部逆側端部には引っ掛けフックが連結されている。力布の破断部逆側端部は、引っ掛けフックをモジュールカバーの掛け止めピンに掛け止めることにより、モジュールカバーに連結固定されている。
特許文献1の発明によれば、力布をバックパッド開口縁から空洞部の内側に夫々引き込み、空洞の内側でトリムコード引掛けフックをモジュールカバーの掛止めピンに掛け止めるだけでよいため、力布をコンパクトにかつ簡単に組み付けられる。

先行技術

0004

特許第4560659号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、特許文献1の引っ掛けフックのような取付部材を介して、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材を、シートフレーム等の被取付部に取付ける構造では、部品点数が多く、組付け工数の削減が望まれていた。

0006

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材をエアバッグモジュール側に取付けたエアバッグモジュール装備シートであって、部品点数の削減を通じて組付け工数を削減可能なエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材をエアバッグモジュール側に取付けたエアバッグモジュール装備シートであって、エアバッグの展開力によって、エアバッグモジュール側と案内部材との連結部が変形することが抑制されたエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材をエアバッグモジュール側に取付けたエアバッグモジュール装備シートであって、エアバッグモジュール側と案内部材との間の取付剛性の高いエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

前記課題は、請求項1のエアバッグモジュール装備シートによれば、エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、該シートの骨格を形成するシートフレームと、該シートフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、前記シートのカバー部材に取付けられ、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、を備え、前記シートフレームは、前記案内部材を保持する保持部を、前記シートフレームに一体形成して備えること、により解決される。

0008

このように構成すると、別体の取付部材を用いないため、部品点数の削減が可能となり、組付け工数の削減が可能となる。

0009

このとき、請求項2のように、前記保持部は、該保持部に保持される前記案内部材の移動を規制する規制部を備えていると好適である。
このように構成しているため、案内部材が保持部から外れることを抑制でき、案内部材によるエアバッグ展開時のエアバッグ展開方向の案内を、より安定させることができる。

0010

このとき、請求項3のように、前記保持部は、前記シートフレームの端部が曲がったフランジ部に設けられていると好適である。
このように、保持部を剛性の高いフランジ部に設けるため、案内部材の取付剛性が向上する。

0011

このとき、請求項4のように、前記シートフレームは、板部と、該板部の端部が曲がった前記フランジ部とを備え、前記シートフレームの前記フランジ部の端部には、該フランジ部の端部から折れ曲がって前記板部に対向する面を形成する板部対向部と、該板部対向部から更に前記板部に向かって折れ曲がった第一の返し部と、が設けられ、前記規制部は、前記第一の返し部からなり、前記保持部は、前記フランジ部と、前記板部対向部と、前記第一の返し部とに囲まれた領域からなると好適である。
このように構成しているため、単純な構成で、案内部材をシートフレーム側に直接取付けるための取付部を実現することができる。

0012

このとき、請求項5のように、前記シートフレームは、板部と、該板部の端部が曲がった前記フランジ部とを備え、前記シートフレームの前記フランジ部の端部には、該フランジ部の端部から折れ曲がって前記板部に対向する面を形成する板部対向部と、該板部対向部から更に前記板部に向かって折れ曲がった第一の返し部と、該第一の返し部から更に前記板部対向部に対向し、該板部対向部と前記板部との間に設けられる第二の返し部と、が設けられ、前記規制部は、前記第二の返し部からなり、前記保持部は、前記板部対向部と、前記第一の返し部と、前記第二の返し部と、に囲まれた領域からなると好適である。
このように構成しているため、単純な構成で、案内部材をシートフレーム側に直接取付けるための取付部を実現することができる。

0013

このとき、請求項6のように、前記フランジ部は、前記シートフレームの水平方向の端部に沿って、上下方向に延びるように設けられ、前記保持部は、前記フランジ部の上下方向の一部に設けられ、前記保持部の上方の端部は、上方に向かって開口し、前記保持部の前記上方の端部よりも上方で、前記上方の端部に隣接する位置には、前記規制部が形成されていないと好適である。
このように構成しているため、案内部材を、保持部の上方からスライドすることにより保持部に取付けることができる。従って、エアバッグモジュール展開時に案内部材に掛かる力の方向と、案内部材を取付ける方向とが、角度をもつため、エアバッグモジュール展開時に案内部材に力が掛かっても、案内部材の取付口から案内部材が外れることを抑制でき、支持剛性を向上できる。

0014

このとき、請求項7のように、前記保持部を構成する壁部には、繊維強化材料を含む材料が用いられ、前記繊維強化材料の繊維方向が、前記エアバッグモジュールの展開時に前記保持部が前記案内部材により牽引される方向に沿っていると好適である。
このように構成しているため、エアバッグモジュール展開時に案内部材を牽引する力がかかったときに、保持部が変形することを抑制できる。

0015

このとき、請求項8のように、前記側板と前記フランジ部とが連続する部分には、隅肉部が形成され、前記保持部の前記隅肉部は、前記保持部以外の箇所の前記隅肉部よりも厚肉の厚肉部として形成されていると好適である。
このように構成しているため、エアバッグモジュール展開時に案内部材を牽引する力がかかったときに、保持部が変形することを抑制できる。

0016

このとき、請求項9のように、前記厚肉部は、前記保持部の上下方向に亘って形成され、前記板部及び前記フランジ部に対して傾斜していると好適である。
このように構成しているため、厚肉部による支持剛性をより高めることができる。

0017

このとき、請求項10のように、前記案内部材の端部には、該端部の形状を保持する端末形状保持部材が固定され、前記規制部は、前記端末形状保持部材を被覆するように延びていると好適である。
このように、端末形状保持部材を備えることと、組付け時に規制部が端末形状保持部材を被覆することにより、案内部材の支持剛性を向上できる。

0018

このとき、請求項11のように、前記保持部の下方の端部には、該端部を塞ぐ壁が形成されていると好適である。
このように構成しているため、案内部材が、保持部の下方から脱落することを抑制できる。

発明の効果

0019

請求項1の発明によれば、別体の取付部材を用いないため、部品点数の削減が可能となり、組付け工数の削減が可能となる。

0020

請求項2の発明によれば、案内部材が保持部から外れることを抑制でき、案内部材によるエアバッグ展開時のエアバッグ展開方向の案内を、より安定させることができる。

0021

請求項3の発明によれば、保持部を剛性の高いフランジ部に設けるため、案内部材の取付剛性が向上する。

0022

請求項4の発明によれば、単純な構成で、案内部材をシートフレーム側に直接取付けるための取付部を実現することができる。

0023

請求項5の発明によれば、単純な構成で、案内部材をシートフレーム側に直接取付けるための取付部を実現することができる。

0024

請求項6の発明によれば、案内部材の端部を、案内部材を、保持部の上方からスライドすることにより保持部に取付けることができる。従って、エアバッグモジュール展開時に案内部材に掛かる力の方向と、案内部材を取付ける方向とが、角度をもつため、エアバッグモジュール展開時に案内部材に力が掛かっても、案内部材の取付口から案内部材が外れることを抑制でき、支持剛性を向上できる。

0025

請求項7の発明によれば、エアバッグモジュール展開時に案内部材を牽引する力がかかったときに、保持部が変形することを抑制できる。

0026

請求項8の発明によれば、エアバッグモジュール展開時に案内部材を牽引する力がかかったときに、保持部が変形することを抑制できる。

0027

請求項9の発明によれば、厚肉部による支持剛性をより高めることができる。

0028

請求項10の発明によれば、端末形状保持部材を備えることと、組付け時に規制部が端末形状保持部材を被覆することにより、案内部材の支持剛性を向上できる。

0029

請求項11の発明によれば、案内部材が、保持部の下方から脱落することを抑制できる。

図面の簡単な説明

0030

本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。
本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。
図1のA−A断面図である。
本発明の一実施形態に係るサイドフレームを示す斜視説明図である。
本発明の一実施形態に係る前縁部側の保持部を示す断面説明図である。
本発明の一実施形態に係る前縁部側の保持部を示す斜視説明図である。
本発明の一実施形態に係る後縁部側の保持部を示す断面説明図である。
本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。
本発明の他の実施形態に係る前縁部側の保持部を示す断面説明図である。
本発明の他の実施形態に係る後縁部側の保持部を示す断面説明図である。

実施例

0031

本発明は、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側をサイドフレームに取付けるエアバッグモジュール装備シートに関する。

0032

本発明の案内部材は、表皮よりも伸縮性に乏しいシート状部材であって、エアバッグモジュールの格納箇所の表皮等に設けられた破断部に一端が縫合されて、エアバッグ展開時に掛かる力を破断部に伝達して、エアバッグの展開を促進する力布や、エアバッグ展開時にエアバッグ膨張に伴う力によりクッションパッド等の他の部材が破損しないよう、エアバッグモジュールと他の部材との間に配置される力布等を含む。
また、本発明は、シートフレームの一例として、樹脂製のサイドフレームに好適に用いられるが、金属性等他の素材からなるサイドフレームにも適用可能である。
本明細書において、「一体形成して備える」とは、樹脂を一体の型に流し込んで部材を一体に成型する場合や、金属製の部材を折り曲げる等の加工により、一体に形成する場合を含む。
以下、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートについて、図1図10を参照しながら説明する。

0033

図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。図2は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係るサイドフレームを示す斜視説明図である。図5は、本発明の一実施形態に係る前縁部側の保持部を示す断面説明図である。図6は、本発明の一実施形態に係る前縁部側の保持部を示す斜視説明図である。図7は、本発明の一実施形態に係る後縁部側の保持部を示す断面説明図である。図8は、本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。図9は、本発明の他の実施形態に係る前縁部側の保持部を示す断面説明図である。図10は、本発明の他の実施形態に係る後縁部側の保持部を示す断面説明図である。

0034

本実施の形態に係るエアバッグモジュール装備シートは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されている。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、エアバッグが取り付けられるエアバッグ取付部材であって、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1および着座フレーム2の外側には、クッションおよびトリムカバーが設けられることで、シートバックS1および着座部S2が構成される。

0035

シートバックS1は、図1乃至図3に示すように、シートバックフレーム1と、シートバックフレーム1上に載置されるクッションパッド5と、シートバックフレーム1及びクッションパッド5を覆うカバー部材としての表皮であるトリムカバー4と、トリムカバー4の破断部40に一端が縫い付けられた第一の力布31及び第二の力布32を主要構成要素とする。
シートバックフレーム1は、図1図2に示すように、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。

0036

サイドフレーム10は、樹脂成形体からなり、前端の辺が湾曲して前端の下側部分が前方に張り出した略D字状の略板体からなる。図3図4に示すように、板部としてのほぼ平板状の側板11と、この側板11の前端部を内側にU字状に折り返してなる前縁部12と、後端部をL字型に内側に屈曲させた後縁部13とを有している。側板11と後縁部13とが連続する部分の内面には、図4に示すように、内面が湾曲した形状になるように隆起させた隅肉部13aが形成されている。前縁部12と後縁部13が、特許請求の範囲のフランジ部に該当する。
前縁部12には、図2図4図5に示すように、略シート上下方向に延びる前縁部12の延長方向の2か所に、第二の力布32の端部を内部に保持する保持部14が形成されている。

0037

保持部14は、側板11の前端がU字状にシートS内側に向かって折り曲げられたU字状部14aと、U字状部14aのシートS内側の端部からシートS後方に向かって延出し、側板11に対向する面からなる板部対向部としての側板対向部14bと、側板対向部14bのシートS後方の端部から略垂直に、シートS外側に向かって折り曲げられて、側板11に対して垂直に近い角度を持った面からなる第一の返し部14cと、第一の返し部14cのシートS外側の端部から略垂直に、シートS前方に向かって折り曲げられて、側板対向部14bに略平行な面からなる規制部としての第二の返し部14dと、を備えている。第二の返し部14dは、端部をU字状部14aに向け、側板対向部14bと側板11との間に延在している。

0038

第二の返し部14dの先端及びトリムプレート37は、図5に示すように、角が面取り加工され、第二の力布32の損傷を抑制可能に形成されている。
また、図5に示すように、トリムプレート37は、第二の力布32の端部側の部分により、トリムプレート37の長尺方向に垂直な面の外周であって、保持部14内に収容されている部分のほぼ全面が覆われている。このように構成しているため、保持部14の内側の面とトリムプレート37が直接接触することが抑制され、異音発生が抑制される。
側板対向部14bと第二の返し部14dは、トリムプレート37の厚みよりも若干大きい距離をおいて相互に平行に延びており、側板対向部14bと第二の返し部14dの間に、第二の力布32を縫着したトリムプレート37を、側板対向部14bと第二の返し部14dに平行に保持可能に構成されている。

0039

側板11のシートS内側の面であって、第二の返し部14dに対向する位置には、図5に示すように、シートS内側及び第二の返し部14d側に向かって盛り上がり、厚みが厚肉となった厚肉部19が、第二の力布32に対向して沿うように設けられている。このように構成することにより、保持部14の支持剛性が向上する。また、厚肉部19は、第二の力布32に沿うように設けられるため、第二の力布32とトリムプレート37を組み付ける際のガイドとしても機能する。
前縁部12は、乗員の背面を支持するシートS前側の位置にあるため、前縁部12は、シートS内側方向へ突出しないことが望ましい。そこで、保持部14は、トリムプレート37の保持面となる側板対向部14bと第二の返し部14dを、シートSの前後方向に沿うように配置し、サイドフレーム10の前方の端部となる前縁部12がシートS内側に突出することを抑制している。

0040

保持部14の上端14u及び下端14lは、図4図6に示すように、シートS水平方向に切断されたような形状の端面となっている。また、U字状部14aは、サイドフレーム10の延長方向の全域に亘って形成されており、保持部14の上端14u及び下端14lにおいて、端部を備えていない。
保持部14の上端14uは、上方に向かって開放されているが、保持部14の下端14lは、樹脂材料からなる壁が蓋となって閉塞されている。
従って、保持部14の上端14uでは、側板対向部14b,第一の返し部14c,第二の返し部14dのみが端部を有している。このように構成することにより、保持部14は、前縁部12の延長方向において、第一の返し部14cが、前縁部12上で突出することとなり、第二の力布32の端部及びトリムプレート37の取付位置となる保持部14が確認し易くなるため、取付作業性が向上する。
また、前縁部12の上端14uより僅かに上方の位置及び下端14lより僅かに下方の位置には、U字状部14aが、湾曲面の外側に向かって盛り上がるように形成され、厚みが厚くなった厚肉部17が設けられている。このように構成することにより、保持部14の剛性が向上する。

0041

後縁部13には、図4に示すように、略シート上下方向に延びる後縁部13の延長方向中央の1か所に、第一の力布31の端部を内部に保持する図7の保持部15が形成されている。

0042

保持部15は、図7に示すように、側板11の後端がL字状にシートS内側に向かって折り曲げられたL字状部15aと、L字状部15aのシートS内側の端部からシートS前方に向かって延出し、側板11に対向する面からなる板部対向部としての側板対向部15bと、側板対向部15bのシートS前方の端部から略垂直に、シートS外側に向かって折り曲げられて、側板11に対して略垂直の面からなる規制部及び第一の返し部としての返し部15cと、を備えている。
L字状部15aは、成形時に、繊維をほぼ一方方向に揃えて固めた公知のシート状CFRPカーボン繊維強化プラスチック)材を積層することにより形成されている。CFRP材の繊維方向は、エアバッグモジュール6展開時にL字状部15aに力が掛かる方向であり、図7に示す通り、保持部15に収納されるトリムプレート33の面に平行で、シートS幅方向である。
返し部15cの先端及びトリムプレート33は、図7に示すように、角が面取り加工され、第一の力布31の損傷を抑制可能に形成されている。
また、図7に示すように、トリムプレート33は、第一の力布31の端部側の部分により、トリムプレート33の長尺方向に垂直な面の外周がほぼ全周覆われている。このように構成しているため、保持部15の内側の面とトリムプレート33が直接接触することが抑制され、異音発生が抑制される。

0043

L字状部15aと返し部15cは、トリムプレート33の厚みよりも若干大きい距離をおいて相互に平行に延びており、L字状部15aと返し部15cの間に、第一の力布31を縫着したトリムプレート33を、L字状部15aと返し部15cに平行に保持可能に構成されている。
後縁部13周辺には、比較的スペースがあるため、保持部15は、トリムプレート33の保持面となるL字状部15aと返し部15cを、シートSの幅方向に沿うように配置している。

0044

第一の力布31の端末は、ボルト18よりもシートS後方に配置されている。このように構成していることにより、第一の力布31の端末及びトリムプレート33の取付作業性の悪化が抑制される。また、ボルト18と第一の力布31の端末及びトリムプレート33との位置関係の設定によっては、エアバッグモジュール6展開時に、第一の力布31の端末及びトリムプレート33が回転することを、ボルト18により抑制することも可能である。

0045

保持部15の上端15u及び下端15lは、図4図7に示すように、シートS水平方向に切断されたような形状の端面となっている。また、L字状部15aは、サイドフレーム10の延長方向の全域に亘って形成されており、保持部15の上端15u及び下端15lにおいて、端部を備えていない。
保持部15の上端15uは、上方に向かって開放されているが、保持部15の下端15lは、樹脂材料からなる壁が蓋となって閉塞されている。
従って、保持部15の上端15uでは、側板対向部15b,返し部15cのみが端部を有している。このように構成することにより、保持部15は、後縁部13の延長方向において、側板対向部15bが、後縁部13上で突出することとなり、第一の力布31の端部及びトリムプレート33の取付位置となる保持部15が確認し易くなるため、取付作業性が向上する。

0046

また、隅肉部13aのうち、保持部15に隣接した部分は、他の隅肉部13aの部分よりも厚肉に形成された厚肉部13bとなっている。厚肉部13bは、図3に示すように、シートS後方側のクッションパッド5がシートS内側がシートS後方に後退するように凹んだ凹部5aに対向するように配置されている。このように構成することにより、厚肉部13b周辺構造が大型化することを抑制できる。
また、側板11のシートS内側の面には、上方の保持部14の隣接した位置から保持部15に隣接した位置にかけてと、下方の保持部14の隣接した位置から保持部15に隣接した位置にかけての2箇所に、第一の力布31,第二の力布32の取付に支障のない程度で、直線状にビード16を形成し、保持部14,15を補強する。なお、保持部14,15を補強する手段は、ビードに限定されず、他の剛性向上のための手段によってもよい。

0047

サイドフレーム10には、エアバッグモジュール6が固定されている。
本実施形態のエアバッグモジュール6は、モジュールケースを有しないケースレスエアバッグモジュールからなる。エアバッグモジュール6は、図3に示すように、インフレータ6aと、折り畳まれたエアバッグ6bと、インフレータ6aを保持するリテーナ6cと、エアバッグ6bを包むラップ材6dを備えている。
インフレータ6aの外周部は、シートS内側に向かって立設されたボルト18により、リテーナ6c及びサイドフレーム10に固定されている。なお、インフレータ6aは、ボルト以外のインフレータ取付部材によりサイドフレーム10に固定されていてもよい。

0048

インフレータ6aは、エアバッグ6b内に配設され、エアバッグ6bは、インフレータ6aから噴出されるガスによってシートS前方に展開するようになっている。
エアバッグ6bは、布袋等からなるラップ材6dによって折り畳み状態に保持されており、このラップ材6dは、エアバッグ6bが展開する場合に、容易に破けるようになっている。
なお、本実施形態では、エアバッグモジュール6を、ケースレスのものから構成しているが、これに限定されるものでなく、モジュールケースを備えたものとして構成してもよい。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。

0049

トリムカバー4は、公知の材料からなり、図8のように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面マチ部42とを縫い合わせ、更に、不図示の背面マチ部を不図示のスライドファスナーで側面マチ部42に対して開閉自在に連結することにより袋状に縫製されている。
トリムカバー4には、前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点に、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力裂断可能なように、相互に縫製されている。

0050

第一の力布31,第二の力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。
第一の力布31は、図8に示すように、引張力が掛かる方向に長くなった略矩形の布からなり、一端は、破断部40で、トリムカバー4の前面マチ部41と側面マチ部42の端部及び第二の力布32の一端と共縫いされている。第一の力布31の他端にはトリムプレート33が縫い付けられている。

0051

第二の力布32は、図8に示すように、破断部40側の辺34と破断部40逆側の辺35とが略平行で、破断部40側の辺34が長く形成された略台形の布からなる。破断部40逆側の辺35は、矩形状に突出したトリムプレート37取付用の取付部36が、二つ設けられている。
第二の力布32の破断部40側の辺34は、破断部40で、トリムカバー4の前面マチ部41と側面マチ部42の端部及び第一の力布31の一端と共縫いされている。第二の力布32逆側の辺35の取付部36には、それぞれ、図8に示すように、トリムプレート37が縫い付けられている。

0052

トリムプレート33,37は、硬質樹脂製からなる矩形の板体である。トリムプレート33,37は、第一の力布31,第二の力布32の端末の形状を保持するために用いられる力布の端末形状保持部材である。第一の力布31,第二の力布32の端末にトリムプレート33,37が固定されていることにより、第一の力布31,第二の力布32の端末を保持部14,15に差込む際の作業性が向上する。本実施形態では、第一の力布31,第二の力布32の端末にトリムプレート33,37を固定しているが、これに限定されるものではなく、トリムプレート33,37を用いずに、第一の力布31,第二の力布32の端末を複数回折り返して縫製したものや、複数重巻回して縫製したもの、複数重に巻回して縫製したものを一方向に押し潰したものを、保持部14,15に挿入してもよい。

0053

第一の力布31,第二の力布32は、図3に示すように、破断部40より空間7へ引き込まれている。第一の力布31の他端のトリムプレート33は、サイドフレーム10の後縁部13の保持部15に保持され、第二の力布32の他端のトリムプレート37は、サイドフレーム10の前縁部12の保持部14に保持されている。

0054

図3図5に示すように、第二の力布32の端部は、トリムプレート37と一体で、保持部14に収容されることにより、サイドフレーム10に取付けられる。このとき、保持部14の第二の返し部14dは、トリムプレート37の長尺方向に垂直な方向の幅よりも長く形成され、第二の返し部14dが、トリムプレート37を覆うようになっている。
また、図3図7に示すように、第一の力布31の端部は、トリムプレート33と一体で、保持部15に収容されることにより、サイドフレーム10に取付けられる。このとき、保持部15の返し部15cは、トリムプレート33の長尺方向に垂直な方向の幅よりも長く形成され、返し部15cが、トリムプレート33を覆うようになっている。

0055

第一の力布31,第二の力布32のサイドフレーム10への取付は、次の手順で行われる。
作業者はまず、第二の力布32の取付部36を、トリムプレート37と取付部36の境界で一回折り曲げ、トリムプレート37と取付部36とを、トリムプレート37の幅分重ねる。

0056

次いで、トリムプレート37と取付部36とを保持しながら、前縁部12の湾曲面の内側に当接させ、保持部14の上端14uの少し上方の位置に配置する。次いで、トリムプレート37を、前縁部12の湾曲面の内側に沿って下方にスライドさせ、保持部14に挿入する。トリムプレート37の進行方向の端部が、保持部14の下端14lの壁部に当接してそれ以上下方に進行不能となるまで押し込み、第二の力布32が取付けられたトリムプレート37とサイドフレーム10との連結を完了する。
すべての取付部36について、同様の作業を行い、第二の力布32のサイドフレーム10への取付を完了する。

0057

次いで、第一の力布31の端部を、トリムプレート33と端部の境界で一回折り曲げ、トリムプレート33と端部とを、トリムプレート33の幅分重ねる。
次いで、トリムプレート33と端部とを保持しながら、後縁部13の内側の面に当接させ、保持部15の上端15uの少し上方の位置に配置する。次いで、トリムプレート33を、後縁部13の内面に沿って下方にスライドさせ、保持部15に挿入する。トリムプレート33の進行方向の端部が、保持部15の下端15lの壁部に当接してそれ以上下方に進行不能となるまで押し込み、第一の力布31が取付けられたトリムプレート33とサイドフレーム10との連結を完了する。

0058

本実施形態では、サイドフレーム10に一体に設けられた保持部14,15に第一の力布31,第二の力布32の端部を取付けて、フックリスティングワイヤのような別体の取付部材を用いないため、部品点数の削減が可能となり、コスト削減、保証部品の削減、組付け工数の削減が可能となる。
また、サイドフレーム10側に第一の力布31,第二の力布32の端部を取付けるために、フックやリスティングワイヤのような別体の取付部材を用いる必要がなく、第一の力布31,第二の力布32の端部の取付部の取付剛性を向上できる。その結果、第一の力布31,第二の力布32の端部によるエアバッグモジュール6展開時のエアバッグ展開方向の案内を、より安定させることができる。また、サイドフレーム10に一体に設けられた保持部14,15に第一の力布31,第二の力布32の端部を取付けるため、別体の取付部材を用いた場合に対比して、第一の力布31,第二の力布32の端部が取付けられる被取付部の変形が抑制される。

0059

前縁部12には、図3図6に示す保持部14を設けているが、保持部14の代わりに、図9に示す保持部14´を設けてもよい。
保持部14´は、側板11´の前端がシートS内側に向かって隆起した隆起部14a´と、隆起部14a´の根元14b´からシートS前方に分岐し、シートS内側に向かって隆起部14a´に沿って隆起した規制部14c´と、規制部14c´のシートS内側の先端が、シートS後方に向かって突出した突起14d´と、を備えている。

0060

隆起部14a´から根元14b´をへて規制部14c´に至る部分は、トリムプレート37´を収納する溝となっている。
規制部14c´は、サイドフレームの長尺方向の全長に亘って形成されているが、隆起部14a´は、保持部14´のみに設けられており、保持部14´の上方及び下方に、隆起部14a´が設けられていないため、トリムプレート37´を、保持部14´の上方の規制部14c´のシートS後方側の内側面に当接させた後、スライドすることにより、保持部14´に容易に取付可能である。

0061

第二の力布32に取り付けられるトリムプレート37´は、図9に示すように、硬質樹脂性の板体からなり、長尺方向に垂直な面で切断した断面は、細長楕円の長尺方向の中央付近で切断した形状であって、端部には、トリムプレート37´の厚み方向に凹んだ断面L字状の凹部37a´を備え、このL字状の凹部37a´に隣接した部分は、他の部分よりも薄く形成された薄肉部37b´となっている。
薄肉部37b´には、第二の力布32の取付部36が取り付けられ、凹部37a´は、組付け時に、突起14d´に係合することにより、トリムプレート37´の保持部14´からの脱落が抑制可能になっている。
保持部14´のその他の構成は、保持部14と同様であるため、説明を省略する。

0062

後縁部13には、図3図4図7に示す保持部15を設けているが、保持部15の代わりに、図10に示す保持部15´を設けてもよい。
保持部15´は、側板11´の後端がL字状にシートS内側に向かって垂直に屈曲した第一の壁部15a´と、第一の壁部15a´の根元15b´からシートS後方に分岐し、シートS内側に向かって第一の壁部15a´に沿って平行に起立した第二の壁部15c´と、第二の壁部15c´のシートS内側の先端が、シートS前方に向かって突出した突起15d´と、を備えている。
第一の壁部15a´から根元15b´をへて第二の壁部15c´に至る部分は、トリムプレート33´を収納する溝となっている。

0063

第二の壁部15c´は、サイドフレーム10´の長尺方向の全長に亘って形成されているが、第一の壁部15a´は、保持部15´のみに設けられており、保持部15´の上方及び下方に、第一の壁部15a´が設けられていないため、トリムプレート33´を、保持部15´の上方の第二の壁部15c´のシートS前方側の内側面に当接させた後、スライドすることにより、保持部15´に容易に取付可能である。
第一の力布31に取り付けられるトリムプレート33´の構成は、トリムプレート37´と同様であるため、説明を省略する。
トリムプレート33´の薄肉部33b´には、第一の力布32の端部が取り付けられ、凹部33a´は、組付け時に、突起15d´に係合することにより、トリムプレート33´の保持部15´からの脱落が抑制可能になっている。
保持部15´のその他の構成は、保持部15と同様であるため、説明を省略する。

0064

Sシート
S1シートバック
S2着座部
S3ヘッドレスト
Fシートフレーム
1シートバックフレーム
2着座フレーム
3リクライニング機構
4トリムカバー
5クッションパッド
5a 凹部
6エアバッグモジュール
6aインフレータ
6bエアバッグ
6cリテーナ
6dラップ材
7 空間
10サイドフレーム
11,11´側板
12前縁部
13後縁部
13a隅肉部
13b,17,19厚肉部
14,14´,15,15´ 保持部
14a U字状部
14a´隆起部
14b側板対向部
14b´,15b´根元
14c 第一の返し部
14c´規制部
14d 第二の返し部
14d´,15d´突起
14l,15l下端
14u,15u上端
15a L字状部
15a´ 第一の壁部
15b 側板対向部
15c 返し部
15c´ 第二の壁部
16ビード
18ボルト
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23ピラー支持部
31 第一の力布
32 第二の力布
33,33´,37,37´トリムプレート
33a´,37a´ 凹部
33b´,37b´薄肉部
34破断部側の辺
35 破断部逆側の辺
36取付部
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部

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