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技術 上部旋回体

出願人 コベルコ建機株式会社
発明者 脇田康介池田裕俊
出願日 2018年3月1日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-036555
公開日 2019年9月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-151165
状態 未査定
技術分野 階段・物品収容 建設機械の構成部品 クレーンの細部(制御,安全)
主要キーワード ハンドル回転軸 昇降梯子 上梯子 解除レバ 曲げの軸 種ピン 昇降用ステップ ハンドル支持フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

上部梯子および下部梯子を簡素に構成できるようにし、上部梯子に対して下部梯子を移動させることによる摺動部での傷を抑制する。

解決手段

上部旋回体20は、旋回フレーム21から水平方向に延びるステップ30と、ステップ30に取り付けられる上部梯子50と、下部梯子60と、を備える。下部梯子60は、上部梯子50の、ステップ30に取り付けられる側の端部とは反対側の端部に、回転可能に取り付けられる。上部梯子50および下部梯子60は、上部梯子50に対して下部梯子60が展開された状態である梯子45展開状態と、上部梯子50に対して下部梯子60が折り畳まれた状態である梯子45格納状態と、に可変である。

概要

背景

例えば特許文献1などに、従来の上部旋回体が記載されている。同文献には、キャブの近傍に配置されたステップと、このステップに取り付けられた梯子と、が記載されている(同文献の図2および図6を参照)。この梯子は、下梯子と、下梯子の上に下梯子に沿って移動可能に組み合わされた上梯子と、を有している。

概要

上部梯子および下部梯子を簡素に構成できるようにし、上部梯子に対して下部梯子を移動させることによる摺動部での傷を抑制する。上部旋回体20は、旋回フレーム21から水平方向に延びるステップ30と、ステップ30に取り付けられる上部梯子50と、下部梯子60と、を備える。下部梯子60は、上部梯子50の、ステップ30に取り付けられる側の端部とは反対側の端部に、回転可能に取り付けられる。上部梯子50および下部梯子60は、上部梯子50に対して下部梯子60が展開された状態である梯子45展開状態と、上部梯子50に対して下部梯子60が折り畳まれた状態である梯子45格納状態と、に可変である。

目的

本発明は、上部梯子および下部梯子を簡素に構成でき、上部梯子に対して下部梯子を移動させることによる摺動部での傷を抑制できる、上部旋回体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

旋回フレームと、前記旋回フレームから水平方向に延びるステップと、前記ステップに取り付けられる上部梯子と、前記上部梯子の、前記ステップに取り付けられる側の端部とは反対側の端部に、回転可能に取り付けられる下部梯子と、を備え、前記上部梯子および前記下部梯子は、前記上部梯子に対して前記下部梯子が展開された状態である梯子展開状態と、前記上部梯子に対して前記下部梯子が折り畳まれた状態である梯子格納状態と、に可変である、上部旋回体

請求項2

請求項1に記載の上部旋回体であって、前記上部梯子は、前記ステップに対して回転可能であり、前記上部梯子のうち前記ステップに取り付けられる部分は、前記梯子展開状態のときの前記上部梯子の上端部である、上部旋回体。

請求項3

請求項2に記載の上部旋回体であって、前記梯子格納状態のとき、前記上部梯子は、前記ステップから上側に延びるように配置される、上部旋回体。

請求項4

請求項3に記載の上部旋回体であって、前記旋回フレームに搭載されるキャブを備え、前記ステップは、前記キャブよりも横方向外側に配置され、前記上部梯子が取り付けられる側部ステップと、前記キャブよりも前側に配置される前部ステップと、を備え、前記側部ステップは、前記旋回フレームに対して回転可能であり、前記旋回フレームから横方向外側に前記側部ステップが延びるように配置された状態である側部ステップ展開状態と、前記旋回フレームに対する前記側部ステップの回転軸から上側に前記側部ステップが延びるように配置された状態である側部ステップ格納状態と、に可変であり、前記梯子格納状態かつ前記側部ステップ格納状態のとき、前記上部梯子および前記下部梯子は、前記前部ステップよりも前側に配置される、上部旋回体。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載の上部旋回体であって、前記上部梯子および前記下部梯子を前記梯子展開状態に保持するようにロック可能なロック装置と、前記ロック装置に取り付けられるロック解除装置と、を備え、前記ロック解除装置は、前記梯子展開状態のときの前記上部梯子の上側部分に取り付けられる上側解除装置と、前記梯子展開状態のときの前記上部梯子の下側部分に取り付けられる下側解除装置と、を備え、前記ロック解除装置は、前記上側解除装置および前記下側解除装置の少なくとも一方が操作されたときに、前記ロック装置によるロックを解除する、上部旋回体。

請求項6

請求項1〜5のいずれか1項に記載の上部旋回体であって、前記上部梯子は、上部梯子本体と、前記上部梯子本体から突出する上部突出部と、を備え、前記下部梯子は、下部梯子本体と、前記下部梯子本体から突出する下部突出部と、を備え、前記梯子展開状態のとき、前記下部梯子本体に対する前記下部突出部の突出の向きは、前記上部梯子本体に対する前記上部突出部の突出の向きと同じ向きであり、前記梯子展開状態から前記梯子格納状態に変わるときの、前記上部梯子に対する前記下部梯子の回転の向きは、前記下部梯子本体に対する前記下部突出部の突出の向きとは反対側である、上部旋回体。

技術分野

0001

本発明は、作業機械上部旋回体に関する。

背景技術

0002

例えば特許文献1などに、従来の上部旋回体が記載されている。同文献には、キャブの近傍に配置されたステップと、このステップに取り付けられた梯子と、が記載されている(同文献の図2および図6を参照)。この梯子は、下梯子と、下梯子の上に下梯子に沿って移動可能に組み合わされた上梯子と、を有している。

先行技術

0003

特開2014−214579号公報

発明が解決しようとする課題

0004

同文献に記載の技術では、下梯子(下部梯子)に対して上梯子(上部梯子)がスライド可能な構造を有している。そのため、梯子の構造が複雑になるおそれがある。また、上記のスライド可能な構造では、上梯子に対して下梯子を移動させたときに、摺動部に傷が付きやすい。

0005

そこで、本発明は、上部梯子および下部梯子を簡素に構成でき、上部梯子に対して下部梯子を移動させることによる摺動部での傷を抑制できる、上部旋回体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の上部旋回体は、旋回フレームと、ステップと、上部梯子と、下部梯子と、を備える。前記ステップは、前記旋回フレームから水平方向に延びる。前記上部梯子は、前記ステップに取り付けられる。前記下部梯子は、前記上部梯子の、前記ステップに取り付けられる側の端部とは反対側の端部に、回転可能に取り付けられる。前記上部梯子および前記下部梯子は、前記上部梯子に対して前記下部梯子が展開された状態である梯子展開状態と、前記上部梯子に対して前記下部梯子が折り畳まれた状態である梯子格納状態と、に可変である。

発明の効果

0007

上記構成により、上部梯子および下部梯子を簡素に構成でき、上部梯子に対して下部梯子を移動させることによる摺動部での傷を抑制できる。

図面の簡単な説明

0008

上部旋回体20を備える作業機械1を横から見た図である。
図1に示す作業機械1を前側X1から見た図である。
図1に示す昇降装置40などの斜視図である。
図1に示す昇降装置40が展開された状態を横から見た図である。
図4に示す昇降装置40の、展開または格納の途中の状態を示す図4相当図である。
図4に示す昇降装置40の展開の途中の状態を示す図4相当図である。
図4に示す昇降装置40などの、格納状態を示す図4相当図である。
図2に示す昇降装置40が格納された状態を示す図2相当図である。
図7に示す側部ステップ31が格納された状態を示す図8相当図である。

実施例

0009

図1図9を参照して、図1に示す上部旋回体20を備える作業機械1について説明する。

0010

作業機械1は、建設作業などの作業を行う機械である。作業機械1は、例えば建設機械であり、例えばクレーンであり、例えば移動式クレーンでもよく、例えば固定式クレーンでもよい。作業機械1は、下部フレーム11と、上部旋回体20と、を備える。

0011

下部フレーム11は、上部旋回体20を支持するフレーム構造物)である。作業機械1が移動式の場合、下部フレーム11は、作業機械1を走行させる下部走行体を構成する。下部フレーム11には、例えばクローラ(図示なし)が取り付けられる。下部フレーム11は、ジャッキアップ装置11a(トランスリフタ)を備える。ジャッキアップ装置11aは、例えば伸縮シリンダなどにより、下部フレーム11および上部旋回体20を地面Gに対して持ち上げる。

0012

上部旋回体20は、下部フレーム11よりも上側Z1(方向の詳細については後述)に配置され、下部フレーム11に対して旋回可能である。上部旋回体20は、旋回フレーム21と、キャブ23と、機械室25と、ステップ30と、昇降装置40と、を備える。

0013

旋回フレーム21は、キャブ23および機械室25などを支持するフレームである。ここで、下部フレーム11に対する上部旋回体20の旋回の回転軸の方向(回転軸が延びる方向)を、上下方向Zとする。上下方向Zにおいて、下部フレーム11に対する上部旋回体20側を上側Z1とし、その逆側を下側Z2とする。旋回フレーム21の長手方向を前後方向Xとする。前後方向Xにおいて、機械室25に対するキャブ23側を前側X1とし、その逆側を後側X2とする。上下方向Zおよび前後方向Xのそれぞれに直交する方向を横方向Yとする。

0014

キャブ23は、旋回フレーム21に搭載される運転室である。機械室25は、旋回フレーム21に搭載され、キャブ23よりも後側X2に配置される。

0015

ステップ30は、作業者が上に乗ることが可能な足場通路)である。ステップ30は、例えば略板状の部材である。ステップ30は、旋回フレーム21から水平方向に延びる(ステップ30が格納された状態(図9参照)を除く)。ステップ30は、側部ステップ31と、前部ステップ37と、を備える。

0016

側部ステップ31は、旋回フレーム21よりも横方向Y外側に配置され、キャブ23よりも横方向Y外側に配置される。側部ステップ31は、少なくともキャブ23の横方向Y外側の位置に配置される(キャブ23横のステップ30である)。例えば、側部ステップ31は、キャブ23の前側X1端部の近傍の位置から、キャブ23の後側X2端部の近傍の位置までの範囲内で、連続して(または略連続して)配置される。図1に示す例では、側部ステップ31は、旋回フレーム21の前側X1端部の近傍の位置から、旋回フレーム21の後側X2端部の近傍の位置わたって、連続して(または略連続して)配置される。図2に示す側部ステップ31は、旋回フレーム21に回転可能に取り付けられる(図2および図9参照)。旋回フレーム21に対する側部ステップ31の回転軸を、側部ステップ回転軸31aとする。側部ステップ回転軸31aの方向は、前後方向Xである。

0017

この側部ステップ31は、図2に示す側部ステップ31展開状態と、図9に示す側部ステップ31格納状態と、に可変である。図2に示すように、側部ステップ31展開状態は、旋回フレーム21から(側部ステップ回転軸31aから)横方向Y外側に側部ステップ31が延びるように配置された状態である。側部ステップ31展開状態では、側部ステップ31は、水平方向に延びる。図9に示すように、側部ステップ31格納状態は、旋回フレーム21などに対して側部ステップ31が格納された状態である(詳細は後述)。以下では、特に断らない限り、図2に示すように、側部ステップ31が、側部ステップ31展開状態である場合について説明する。図4に示すように、側部ステップ31は、板状の側部ステップ本体部33と、昇降装置取付ブラケット35と、を備える。

0018

昇降装置取付ブラケット35は、昇降装置40が取り付けられる部分である。昇降装置取付ブラケット35は、側部ステップ本体部33の端部に設けられ、例えば側部ステップ本体部33の前側X1の端部に設けられる。昇降装置取付ブラケット35には、後述する各種ピンPを差し込み可能なピン孔が形成される。図3に示すように、昇降装置取付ブラケット35・35は、側部ステップ本体部33の横方向Yの両側(左右)部分に設けられる。

0019

前部ステップ37(の少なくとも一部)は、図1に示すように、キャブ23よりも前側X1に配置される。前部ステップ37は、旋回フレーム21に取り付けられ、旋回フレーム21に固定される。前部ステップ37は、旋回フレーム21の前側X1端部から前側X1に延びる。図2に示すように、前部ステップ37は、例えば、キャブ23の横方向Yの一端(右端)の近傍の位置から、他端(左端)の近傍の位置にわたって連続して(または略連続して)配置される。

0020

昇降装置40は、図1に示すように、ステップ30と、ステップ30よりも下側Z2の位置(地面Gなど)と、の間で、作業者が梯子45を使って昇降(行き来)可能にするための装置である。昇降装置40は、例えばキャブ23の近傍に配置される。図4に示すように、昇降装置40は、梯子45と、ハンドル70と、ロック装置80と、ロック解除装置90と、ピンPと、を備える。

0021

梯子45は、作業者が昇降するための部材(昇降梯子梯子装置)である。梯子45は、上部梯子50と、下部梯子60と、を備える。梯子45は、折り畳み可能に構成される(図4図5、および図7参照)。梯子45は、図4に示す梯子45展開状態と、図7に示す梯子45格納状態と、に可変である。図4に示すように、梯子45展開状態は、梯子45が展開された状態である。梯子45展開状態は、梯子45が真っ直ぐ(または略真っ直ぐ)になり、作業者が梯子45を昇降可能(使用可能)な状態である。さらに詳しくは、梯子45展開状態のとき、上部梯子50の長手方向に延びる中心軸と、下部梯子60の長手方向に延びる中心軸と、が直線状(略直線状でもよい)に配置される。図7に示すように、梯子45格納状態は、上部梯子50に対して下部梯子60が折り畳まれた状態である(詳細は後述)。以下では、特に断らない限り、図4に示す梯子45が、梯子45展開状態である場合について説明する。

0022

上部梯子50は、梯子45の上側Z1部分を構成し、例えば上半分を構成する。上部梯子50は、ステップ30に取り付けられ、例えば側部ステップ31に取り付けられ、例えば昇降装置取付ブラケット35に取り付けられる。上部梯子50のうち、ステップ30に取り付けられる部分(下記の梯子回転軸50aの位置)は、上部梯子50の上側Z1端部(上側Z1の端の近傍の部分)である。梯子45展開状態のときの上部梯子50の長手方向は、上下方向Zである。上部梯子50は、ステップ30に対して回転可能である。例えば、上部梯子50は、梯子回転軸ピンP1を介してステップ30に取り付けられることで、ステップ30に対して回転可能である。ステップ30に対する上部梯子50の回転軸を、梯子回転軸50aとする。梯子回転軸50aの方向は、例えば横方向Yであり、横方向Yでなくてもよい。以下では、梯子回転軸50aの方向が横方向Yである場合について説明する。上部梯子50は、上部梯子本体51と、上部手摺53(上部突出部)と、上部梯子側ブラケット55と、を備える。

0023

上部梯子本体51は、梯子状の部材(図3参照)である。上部梯子本体51の上側Z1部分に、梯子回転軸ピンP1を差し込み可能なピン孔、および、梯子固定ピンP11を差し込み可能なピン孔が形成される。梯子固定ピンP11を差し込み可能なピン孔は、梯子回転軸ピンP1を差し込み可能なピン孔よりも下側Z2に配置される。なお、図3に示すように、上部梯子本体51の側面(横方向Y外側の面)に、軽量化のための貫通孔が形成されてもよく、貫通孔が形成されなくてもよい(下記の下部梯子本体61も同様)。

0024

上部手摺53(上部突出部)は、図4に示すように、上部梯子本体51に固定される手摺である。上部手摺53は、上部梯子本体51から突出する。上部梯子本体51に対する上部手摺53の突出の方向は、上部梯子本体51の長手方向に直交し、かつ、梯子回転軸50aの方向に直交する方向(図4に示す例では前後方向X)である。上部梯子本体51に対する上部手摺53の突出の向きは、上部梯子50に対する側部ステップ本体部33側とは反対側(図4に示す例では前側X1)である。図3に示すように、上部手摺53・53は、上部梯子50の横方向Y両側(左右)部分に設けられる。横方向Y両側に設けられる点は、上部梯子側ブラケット55(図4参照)、後述する下部手摺63(下部突出部)、ハンドル70、ロック装置80、ロック解除装置90、ハンドル固定ピンP13などについても同様である。

0025

上部梯子側ブラケット55は、図4に示すように、ハンドル固定ピンP13を差し込み可能なピン孔が形成されたブラケットである。上部梯子側ブラケット55は、上部梯子本体51の上側Z1部分に固定され、例えば上部梯子本体51から前側X1に突出する。

0026

下部梯子60は、梯子45の下側Z2部分を構成し、例えば梯子45の下半分を構成する。下部梯子60は、上部梯子50に取り付けられ、上部梯子50の下側Z2端部(ステップ30に取り付けられる側とは反対側の上部梯子50の端部)に取り付けられる。梯子45展開状態のときの下部梯子60の長手方向は、上下方向Zである。下部梯子60は、上部梯子50に対して回転可能である。下部梯子60は、例えば蝶番など(ピンでもよい)を介して上部梯子50に取り付けられることで、上部梯子50に対して回転可能である。上部梯子50に対する下部梯子60の回転軸(折り畳みの軸)を下部梯子回転軸60aとする。下部梯子回転軸60aの方向は、梯子回転軸50aの方向と同じ方向であり、図4に示す例では横方向Yである。下部梯子回転軸60aは、上部梯子50の下側Z2端部かつ後側X2端部に配置される。下部梯子回転軸60aは、下部梯子60の上側Z1端部かつ後側X2端部に配置される。下部梯子60は、下部梯子本体61と、下部手摺63と、を備える。

0027

下部梯子本体61は、梯子状の部材(図3参照)である。下部梯子本体61の下側Z2部分に、図7に示す梯子格納ピンP21を差し込み可能なピン孔が形成される。図3に示すように、下部梯子本体61は、切欠部61aを備える。図7に示すように、切欠部61aは、梯子45格納状態のときに、下部梯子60が上側解除装置91(後述)に干渉しないように、上側解除装置91を避けるように形成される。

0028

下部手摺63(下部突出部)は、図4に示すように、下部梯子本体61に固定される手摺である。下部手摺63は、下部梯子本体61から突出する。下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出の向きは、上部梯子本体51に対する上部手摺53の突出の向きと同じ向きである。下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出方向は、下部梯子回転軸60aの方向に直交し、かつ、下部梯子本体61の長手方向に直交する方向(図4に示す例では前後方向X)である。下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出の向きは、梯子45に対する側部ステップ本体部33側とは反対側(図4に示す例では前側X1)である。

0029

(下部梯子60の回転の向き)
この下部梯子60は、上部梯子50に対して、下部梯子回転軸60aを中心に、次のように回転可能である。図7に示すように、梯子45格納状態のときに、下部手摺63と上部手摺53とが互いに干渉しないように、梯子45の厚さができるだけ薄くなるように、上部梯子50に対する下部梯子60の回転可能な向きが設定される。具体的には、図4に示すように、梯子45展開状態から梯子45格納状態に変わるときの、上部梯子50に対する下部梯子60の回転の向きは、下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出の向きとは反対側(図4に示す例では後側X2)である。一方、梯子45展開状態の下部梯子60は、上部梯子50に対して、下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出の向き(図4に示す例では前側X1)には回転不可能である。これは、例えば、後述するロック装置80の上部係合部81と下部係合部83とが接触するからである。

0030

ハンドル70は、ステップ30上の作業者が、梯子回転軸50aを中心に梯子45を回転させる作業を容易にする部材である。ハンドル70は、作業者の昇降時の手摺として用いられてもよい。ハンドル70は、上部梯子50に対して回転可能である。ハンドル70は、例えば蝶番など(ピンでもよい)を介して上部梯子50に取り付けられることで、上部梯子50に対して回転可能である。上部梯子50に対するハンドル70の回転軸(折り曲げの軸)を、ハンドル回転軸70aとする。ハンドル回転軸70aの方向は、梯子回転軸50aの方向と同じ方向であり、図4に示す例では横方向Yである。ハンドル回転軸70aは、上部梯子50の上側Z1端部かつ前側X1端部に配置される。ハンドル回転軸70aは、ハンドル70の下側Z2端部かつ前側X1端部に配置される。ハンドル70は、図4に示すハンドル70展開状態と、図7に示すハンドル70格納状態と、に可変である。図4に示すように、ハンドル70展開状態は、上部梯子50とハンドル70とが真っ直ぐ(または略真っ直ぐ)に配置された状態である。さらに詳しくは、上部梯子50のうちステップ30に取り付けられる側の端部(上側Z1端部)から、上部梯子50の長手方向に、ハンドル70が突出する状態である。図7に示すように、ハンドル70格納状態は、上部梯子50に対してハンドル70が折り曲げられた状態である(詳細は後述)。以下では、特に断らない限り、図4に示すように、ハンドル70がハンドル70展開状態である場合について説明する。例えば、ハンドル70は、ハンドル支持フレーム71と、ハンドル本体73と、ハンドル側ブラケット75と、を備える。

0031

ハンドル支持フレーム71は、ハンドル本体73などを支持するフレームである。ハンドル支持フレーム71は、ハンドル70の下側Z2部分を構成し、上部梯子50に接触可能である。ハンドル本体73は、例えば棒状部材により構成される。ハンドル本体73は、ハンドル支持フレーム71から上側Z1に突出する。図4に示す例では、ハンドル本体73の上側Z1部分は、上側Z1ほど後側X2に配置されるように湾曲する(湾曲しなくてもよい)。ハンドル側ブラケット75は、ハンドル固定ピンP13を差し込み可能なピン孔が形成されたブラケットである。ハンドル側ブラケット75は、ハンドル支持フレーム71に固定され、例えばハンドル支持フレーム71から前側X1に突出する。

0032

(ハンドル70の回転の向き)
ハンドル70は、上部梯子50に対して、ハンドル回転軸70aを中心に次のように回転可能である。ハンドル70は、ハンドル70が上部梯子50から上側Z1に突出した状態から、前側X1には回転可能である。一方、ハンドル70は、ハンドル70が上部梯子50から上側Z1に突出した状態から、後側X2には回転不可能である。これは、例えば、ハンドル支持フレーム71と上部梯子本体51とが接触するからである。

0033

ロック装置80は、上部梯子50に対する下部梯子60の回転を規制ロック)可能である。ロック装置80は、上部梯子50および下部梯子60を、梯子45展開状態に保持するようにロック可能である。ロック装置80は、いわばラッチ機構を有する。具体的には、ロック装置80は、上部梯子50に対して下部梯子60が折れ曲がった状態(図5図6を参照)から、真っ直ぐな状態(梯子45展開状態)になったときに、自動的にロックをかける。ロック装置80は、上部梯子50に対する下部梯子60の回転の規制(ロック)を解除可能である。ロック装置80は、上部梯子50に取り付けられる上部係合部81と、下部梯子60に取り付けられる下部係合部83と、を備える。上部係合部81および下部係合部83は、互いに係合することで、互いに外れない構造を備える。例えば、下部係合部83は、下部梯子本体61に固定され、棒状部材などである(図3参照)。例えば、上部係合部81は、下部係合部83の一部を前後方向Xおよび上下方向Zから囲むように保持することで、ロックをかける。例えば、上部梯子本体51に対して上部係合部81が回転することにより、ロック装置80のロックが解除される。なお、ロック装置80の具体的構成は変更されてもよい。

0034

ロック解除装置90は、ロック装置80によるロックを解除する装置である。ロック解除装置90は、ロック装置80に取り付けられ、例えば上部係合部81に取り付けられる。ロック解除装置90は、上側解除装置91と、下側解除装置93と、連動機構95と、を備える。ロック解除装置90は、上側解除装置91および下側解除装置93の少なくとも一方が操作(ロックを解除する操作)されたときに、ロック装置80によるロックを解除する。

0035

上側解除装置91は、上部梯子50の上側Z1部分に取り付けられる。上側解除装置91は、上部梯子50の上側Z1端部の近傍に配置され、ステップ30の近傍に配置される。上側解除装置91は、例えばレバー(解除レバー)を備える(下側解除装置93も同様)。例えば、上側解除装置91は、上部梯子50に対して回転させられることで、ロック装置80によるロックを解除する(下側解除装置93も同様)。上側解除装置91は、ステップ30上の作業者から、上側解除装置91を作業しやすいように配置されることが好ましい。具体的には、上部梯子50から、上部梯子50に対する側部ステップ本体部33側(図4に示す例では後側X2)に突出することが好ましい。

0036

下側解除装置93は、上部梯子50の下側Z2部分に取り付けられる。下側解除装置93は、上部梯子50の下側Z2端部の近傍に配置される。例えば、下側解除装置93は、上部梯子50から、上部梯子50に対する側部ステップ本体部33側とは反対側(図4に示す例では前側X1)に延びる。

0037

連動機構95は、上側解除装置91と下側解除装置93とを連動させる。さらに詳しくは、連動機構95は、ロック装置80によるロックを解除させるための上側解除装置91の操作と、ロックを解除させるための下側解除装置93の操作と、を連動させる。連動機構95は、例えばリンク機構などである。

0038

ピンPには、梯子回転軸ピンP1と、梯子固定ピンP11と、ハンドル固定ピンP13と、図7に示す梯子格納ピンP21と、ハンドル格納ピンP23と、がある。

0039

梯子回転軸ピンP1は、図4に示すように、上部梯子50をステップ30に回転可能に取り付けるためのピンである。

0040

梯子固定ピンP11は、ステップ30に対して上部梯子50を固定する手段(梯子固定手段)である。梯子固定ピンP11は、ステップ30に対する上部梯子50の梯子回転軸50aを中心とする回転を規制する。梯子固定ピンP11は、ステップ30および上部梯子50に着脱可能であり、例えば、側部ステップ31の昇降装置取付ブラケット35および上部梯子本体51に着脱可能である。梯子固定ピンP11は、横方向Yに延びるように配置される(図3参照)。なお、梯子固定ピンP11の着脱による、部材どうしの固定および固定の解除は、ピンP以外の構成(例えばロック装置80のようなものなど)により行われてもよい(ハンドル固定ピンP13などによる固定および固定の解除も同様)。

0041

ハンドル固定ピンP13は、上部梯子50に対してハンドル70を固定する手段(ハンドル固定手段)である。ハンドル固定ピンP13は、上部梯子50に対するハンドル70のハンドル回転軸70aを中心とする回転を規制する。ハンドル固定ピンP13は、上部梯子50およびハンドル70に着脱可能であり、例えば、上部梯子側ブラケット55およびハンドル側ブラケット75に着脱可能である。ハンドル固定ピンP13は、上下方向Zに延びるように配置される。なお、図7に示す梯子格納ピンP21およびハンドル格納ピンP23については後述する。

0042

(梯子45格納状態)
以上では、図4に示すように、梯子45が梯子45展開状態である場合について説明したが、以下では、図7に示す梯子45格納状態について説明する。梯子45格納状態は、上部梯子50に対して下部梯子60が折り畳まれた状態である。このとき、下部梯子60は、上部梯子50と対向する。例えば、図4に示す梯子45展開状態のときに上部梯子50の後面(後側X2の面)となる面と、梯子45展開状態のときに下部梯子60の後面となる面とが、図7に示す梯子45格納状態のときに対向する。下部梯子60の長手方向に延びる中心軸と、上部梯子50の長手方向に延びる中心軸とは、互いに平行に配置される。

0043

梯子45格納状態のとき、梯子45が使用するスペースができるだけ省スペースとなることが好ましい。具体的には、上部梯子本体51および下部梯子本体61の前後方向Xの寸法ができるだけ小さくなることが好ましい。また、梯子45格納状態のとき、ステップ30の上のスペースを確保できるように、ステップ30上を作業者が歩行しやすいことが好ましい。

0044

さらに具体的には、上部梯子50は、ステップ30から上側Z1(例えば真上)に延びるように配置される。上部梯子50は、梯子回転軸50aから上側Z1(例えば真上)に延びるように配置される。上部手摺53および下側解除装置93は、ステップ30の横方向Y外側部分よりも横方向Y外側に配置される。上部手摺53は、下部梯子60と干渉しないように配置され、上部梯子本体51よりも後側X2に配置される。下部梯子60は、下部梯子回転軸60aから下側Z2に延びるように配置される。下部梯子60は、上部梯子50よりも前側X1に配置される。下部手摺63は、上部梯子50と干渉しないように配置され、下部梯子本体61よりも前側X1に配置される。上側解除装置91は、下部梯子60の切欠部61aの近傍に配置され、下部梯子60に干渉しない。

0045

また、梯子45格納状態のとき、梯子45は、前部ステップ37よりも前側X1にのみ配置される(詳細は後述)。梯子45格納状態のとき、梯子格納ピンP21が用いられる。

0046

梯子格納ピンP21は、梯子45を梯子45格納状態に保持する手段(梯子格納手段)である。梯子格納ピンP21は、梯子45格納状態のときにステップ30に対して下部梯子60を固定する。これにより、梯子格納ピンP21は、ステップ30に対して梯子45全体を固定する。梯子格納ピンP21は、ステップ30および下部梯子60に着脱可能であり、例えば、昇降装置取付ブラケット35および下部梯子本体61の下側Z2端部に着脱可能である。梯子格納ピンP21は、横方向Yに延びるように配置される。梯子格納ピンP21は、図4に示す梯子固定ピンP11と兼用でもよく、兼用でなくてもよい。

0047

(ハンドル70格納状態)
以上では、図4に示すように、ハンドル70がハンドル70展開状態の場合について説明したが、以下では、図7に示すハンドル70格納状態について説明する。ハンドル70格納状態は、上部梯子50に対してハンドル70が折り曲げられた状態である。例えば、ハンドル70格納状態は、上部梯子50の長手方向に対して、ハンドル本体73の直線状部分の長手方向が、90°折り曲げられた状態である。このとき、梯子45が梯子45格納状態のときに、ハンドル回転軸70aに対してハンドル70ができるだけ上下方向Zに突出しないように配置されることが好ましい。具体的には、梯子45が梯子45格納状態のときに、ハンドル70は、ハンドル回転軸70aから後側X2に延びるように配置される。ハンドル70は、ステップ30に沿うように配置され、例えば、ステップ30の上面よりも下側Z2にのみ配置される。ハンドル70格納状態のとき、ハンドル格納ピンP23が用いられる。

0048

ハンドル格納ピンP23は、梯子45が梯子45格納状態のときにハンドル70をハンドル70格納状態に保持する手段(ハンドル格納手段)である。ハンドル格納ピンP23は、梯子45格納状態かつハンドル70格納状態のときに、ステップ30に対してハンドル70を固定する。ハンドル格納ピンP23は、ステップ30およびハンドル70に着脱可能であり、例えば、昇降装置取付ブラケット35およびハンドル支持フレーム71に着脱可能である。ハンドル格納ピンP23は、横方向Yに延びるように配置される。ハンドル格納ピンP23は、ハンドル固定ピンP13と兼用でもよく、兼用でなくてもよい。

0049

(昇降装置40の格納および展開)
昇降装置40の(梯子45およびハンドル70の)格納および展開は、例えば次のように行われる。昇降装置40の格納作業および展開作業は、1人の作業者によって行われることが可能である。なお、2人以上の作業者によって以下の作業が行われてもよい。また、下記の各作業の手順は、変更されてもよい。

0050

(地上からの昇降装置40の展開作業)
ステップ30よりも下側Z2の位置にいる作業者(以下、地上の作業者)が、図7に示す、梯子45格納状態かつハンドル70格納状態から、図4に示す、梯子45展開状態かつハンドル70展開状態にする作業は、例えば次のように行われる。なお、上記「ステップ30よりも下側Z2の位置にいる作業者」は、例えば地面G上にいる作業者でもよく、荷台上にいる作業者でもよい。作業者は、図7に示す下部梯子60の先端部(下側Z2端部)を支持する。この状態で、作業者は、梯子格納ピンP21およびハンドル格納ピンP23を、ピン孔から取り外す(抜き取る)。次に、作業者は、下部梯子60の先端部を支持しながら、梯子45を展開する。このとき、下部梯子60が下げられると、上部梯子50が梯子回転軸50aを中心に回転し、下部梯子回転軸60aが下側Z2に移動する(図7および図5参照)。そして、図4に示すように、上部梯子50の長手方向と下部梯子60の長手方向とが同じ方向になる(梯子45が真っ直ぐになる)。すると、ロック装置80は、自動的に上部梯子50と下部梯子60とをロックし、梯子45を梯子45展開状態に保持する。次に、作業者は、梯子固定ピンP11により、ステップ30に上部梯子50を固定する。これにより、梯子45が、梯子45展開状態になる。また、作業者は、ハンドル70が上部梯子50から上側Z1に突出するように、ハンドル回転軸70aを中心にハンドル70を回転させる。次に、作業者は、ハンドル固定ピンP13により、ハンドル70を上部梯子50に固定する。よって、ハンドル70が、ハンドル70展開状態になる。これにより、地上からの昇降装置40の展開作業が完了する。

0051

(ステップ30上からの昇降装置40の格納作業)
ステップ30上の作業者が、図4に示す、梯子45展開状態かつハンドル70展開状態から、図7に示す、梯子45格納状態かつハンドル70格納状態にする作業は、例えば次のように行われる。作業者が、図4に示す上側解除装置91を操作する。すると、ロック装置80による上部梯子50と下部梯子60とのロックが解除される。次に、作業者は、梯子固定ピンP11およびハンドル固定ピンP13を、ピン孔から取り外す。次に、図5に示すように、作業者は、ハンドル70を操作する(下げる)ことにより、上部梯子50の長手方向が水平方向(または略水平方向)となるまで、梯子回転軸50aを中心に上部梯子50を回転させる。この状態で、作業者は、上部手摺53を持ち上げる。そして、図7に示すように、作業者は、上部梯子50の長手方向が上下方向Zとなるまで、梯子回転軸50aを中心に上部梯子50を回転させる。すると、下部梯子60は、下部梯子60の質量により、下部梯子回転軸60aから下側Z2に延びるように配置される。この状態で、作業者は、梯子格納ピンP21により、下部梯子60をステップ30に固定する。これにより、梯子45が、梯子45格納状態になる。また、作業者は、上部梯子50に対してハンドル70が折れ曲がるように、ハンドル回転軸70aを中心にハンドル70を回転させる。次に、作業者は、ハンドル格納ピンP23によりハンドル70をステップ30に固定する。これにより、ハンドル70が、ハンドル70格納状態になる。これにより、ステップ30上からの昇降装置40の格納作業が完了する。

0052

(ステップ30上からの昇降装置40の展開作業)
ステップ30上の作業者が、図7に示す、梯子45格納状態かつハンドル70格納状態から、図4に示す、梯子45展開状態かつハンドル70展開状態にする作業は、例えば次のように行われる。作業者は、図7に示す上部手摺53を持つことで、上部梯子50を保持する。この状態で、作業者は、梯子格納ピンP21およびハンドル格納ピンP23を、ピン孔から取り外す。次に、作業者は、上部手摺53を持ちながら、梯子45を展開する。このとき、下部梯子回転軸60aが下側Z2に移動する側に、上部梯子50が、梯子回転軸50aを中心に回転する(図7図5、および図6参照)。また、下部梯子60は、下部梯子60の質量により、下部梯子回転軸60aから下側Z2に延びるように配置された状態になる。そして、図6に示すように、上部梯子50に対して下部梯子60(図6において二点鎖線で示した下部梯子60を参照)がわずかに折れ曲がった状態になる。この状態では、ロック装置80によるロックは、行われていない。次に、作業者は、ハンドル固定ピンP13により、上部梯子50にハンドル70を固定する。これにより、ハンドル70が、ハンドル70展開状態になる。次に、作業者は、ハンドル70を前側X1に押し込む。すると、下部梯子回転軸60aが後側X2に移動する側に、上部梯子50が、梯子回転軸50aを中心に回転する。すると、下部梯子60の質量により、下部梯子60の下側Z2端部が前側X1に移動する側に、下部梯子60が、下部梯子回転軸60aを中心に回転する。すると、上部梯子50の長手方向と下部梯子60の長手方向とが同じ方向になり(梯子45が真っ直ぐになり)、上部係合部81と下部係合部83とが互いに係合し、ロック装置80によるロックが自動的にかかる。次に、図4に示すように、作業者は、梯子45の長手方向が上下方向Zになった状態で、梯子固定ピンP11により、ステップ30に上部梯子50を固定する。これにより、梯子45が、梯子45展開状態になる。これにより、ステップ30上からの昇降装置40の展開作業が完了する。

0053

(地上からの昇降装置40の格納作業)
地上の作業者が、図4に示す、梯子45展開状態かつハンドル70展開状態から、図7に示す、梯子45格納状態かつハンドル70格納状態にする作業は、例えば次のように行われる。作業者は、図4に示す梯子固定ピンP11およびハンドル固定ピンP13を、ピン孔から取り外す。次に、作業者は、下側解除装置93(上側解除装置91でもよい)を操作し、ロック装置80によるロックを解除する。すると、上部梯子50に対して下部梯子60が回転可能になる。次に、作業者は、下部梯子60の例えば下側Z2端部を持ち、梯子45を折りたたむ。このとき、下部梯子60が持ち上げられると、上部梯子50が梯子回転軸50aを中心に回転し、下部梯子回転軸60aが上側Z1に移動する(図4および図5参照)。そして、図7に示すように、上部梯子50と下部梯子60とが、互いに対向し、折り畳まれた状態になる。次に、作業者は、梯子格納ピンP21により、ステップ30に下部梯子60を固定する。これにより、梯子45が、梯子45格納状態になる。また、作業者は、ハンドル70を、上部梯子50に対して折り曲げる。そして、作業者は、ハンドル格納ピンP23により、ハンドル70をステップ30に固定する。これにより、ハンドル70が、ハンドル70格納状態になる。これにより、地上からの昇降装置40の格納作業が完了する。

0054

(使用例)
例えば、図1に示す昇降装置40の展開および格納は、輸送状態の下部フレーム11および上部旋回体20を、輸送車両の荷台から降ろし、下部フレーム11にクローラを取り付ける作業の一部として行われる。この作業の詳細は次の通りである。

0055

下部フレーム11および上部旋回体20は、輸送車両の荷台に載せられて輸送され、輸送後に荷台から荷下ろしされる。この荷下ろしには、ジャッキアップ装置11aが用いられる。ジャッキアップ装置11aを用いるには、作業者が作業機械1のエンジン始動する必要があり、また、作業者がジャッキアップ装置11aの操作リモコンを操作する必要がある。この操作リモコンは、通常、作業機械1の輸送時には、キャブ23内にある。ところで、通常、クローラには、地面Gとキャブ23との間での作業者の移動を可能にする昇降用ステップが設けられる。しかし、輸送状態のときには、下部フレーム11には、クローラが取り付けられていない。そこで、作業者は、昇降装置40を用いて移動する。

0056

この作業の具体例は次の通りである。輸送状態では、下部フレーム11および上部旋回体20が、輸送車両の荷台に載せられている。この輸送状態で、作業者は、上記「地上からの昇降装置40の展開作業」を行う。次に、作業者は、梯子45を利用してステップ30上に上がり、キャブ23内に入り、エンジンを掛け、ジャッキアップ装置11aの操縦用リモコンをキャブ23内から取り出し、操縦用リモコンを持って梯子45を下り、地上または荷台に降りる。次に、作業者は、下部フレーム11に取り付けられた接続口に、操作用リモコンを取り付け、操作用リモコンでジャッキアップ装置11aを操作し、ジャッキアップ装置11aの伸縮シリンダを伸ばす。すると、下部フレーム11が、荷台に対して持ち上がる。この状態で、輸送車両が移動させられ、下部フレーム11から荷台が抜き取られる。その後、下部フレーム11にクローラを取付可能な高さまで、下部フレーム11が下げられる。具体的には、ジャッキアップ装置11aの伸縮シリンダが縮められる。

0057

次に、下部フレーム11へのクローラの取付作業が行われる。具体的には、作業者は、梯子45を上り、ステップ30上に上がり、上記「ステップ30上からの昇降装置40の格納作業」を行う。次に、作業者は、図8に示すキャブ23内に入り、エンジンを掛け、下部フレーム11にクローラを取り付けられるように下部フレーム11に対して上部旋回体20を旋回(例えば約90°旋回)させ、エンジンを切る。次に、作業者は、ステップ30上に移動し、上記「ステップ30上からの昇降装置40の展開作業」を行う。次に、作業者は、図1に示す梯子45を下り、地上に降りる。次に、作業者は、下部フレーム11へのクローラの取付作業を行うための作業スペースを確保するために、上記「地上からの昇降装置40の格納作業」を行う。次に、下部フレーム11にクローラが取り付けられる。下部フレーム11にクローラが取り付けられた後は、作業者は、クローラに設けられた昇降用ステップを利用して、地上とキャブ23との間を移動できる。なお、上記の手順とは逆の手順により、下部フレーム11からクローラを取り外し、下部フレーム11および上部旋回体20を荷台に載せる作業が行われてもよい。

0058

(側部ステップ31格納状態)
以上では、図8に示すように、側部ステップ31が側部ステップ31展開状態である場合について説明したが、以下では、図9に示す側部ステップ31格納状態について説明する。側部ステップ31格納状態は、側部ステップ回転軸31aから上側Z1に側部ステップ31が延びるように配置される状態である。側部ステップ31格納状態では、側部ステップ31は、上下方向Zに延びる。例えば、側部ステップ31格納状態では、側部ステップ31は、旋回フレーム21の側面(横方向Y外側の面)、および、キャブ23の側面のそれぞれに沿うように配置(格納)される。

0059

図8に示す、側部ステップ31展開状態かつ梯子45格納状態から、図9に示すように、側部ステップ回転軸31aを中心に側部ステップ31が回転させられ、側部ステップ31格納状態とされる。すると、昇降装置40は、側部ステップ31の回転に伴って、側部ステップ回転軸31aを中心に回転する。すると、梯子45格納状態、かつ、側部ステップ31格納状態となる。このとき、梯子45は、前部ステップ37に干渉しないように配置される。具体的には、梯子45は、前部ステップ37よりも前側X1(例えば前側X1のみ)に配置される。このとき、梯子45は、キャブ23内の操作者からの視界をできるだけ妨げないように配置されることが好ましい。具体的には例えば、梯子45は、キャブ23の下側Z2部分(例えば下側Z2端部)と前後方向Xに対向し、キャブ23の上下方向Z中央部および上側Z1部分とは前後方向Xに対向しない。なお、この例では、図7に示すハンドル70は、側部ステップ31に沿うように格納されており、前部ステップ37に干渉しない。

0060

(効果)
図4に示す上部旋回体20による効果は次の通りである。

0061

(第1の発明の効果)
上部旋回体20は、旋回フレーム21と、ステップ30と、上部梯子50と、下部梯子60と、を備える。ステップ30は、旋回フレーム21から水平方向に延びる。上部梯子50は、ステップ30に取り付けられる。

0062

[構成1]下部梯子60は、上部梯子50の、ステップ30に取り付けられる側の端部とは反対側の端部に、回転可能に取り付けられる。上部梯子50および下部梯子60は、梯子45展開状態と、梯子45格納状態(図7参照)と、に可変である。梯子45展開状態は、上部梯子50に対して下部梯子60が展開された状態である。図7に示すように、梯子45格納状態は、上部梯子50に対して下部梯子60が折り畳まれた状態である。

0063

上記[構成1]では、図4に示す梯子45(上部梯子50および下部梯子60)展開状態から、図7に示すように、上部梯子50に対して下部梯子60が折り畳まれることで、梯子45が、梯子45格納状態になる。よって、梯子45を格納するために、梯子45にスライド構造を設ける必要がない。上記「スライド構造」は、上部梯子50に対して、上部梯子50の長手方向に下部梯子60をスライドさせることが可能な構造である。図4に示す梯子45にスライド構造を設ける必要がないので、スライド構造を設ける必要がある場合に比べ、上部梯子50および下部梯子60を簡素に構成できる。よって、上部梯子50および下部梯子60を容易に製作できる。また、上部梯子50に対して下部梯子60が回転可能な構造では、スライド構造に比べ、上部梯子50に対して下部梯子60を移動させたときに摺動する部分(摺動部)を少なくできる。よって、梯子45の摺動部での傷を抑制できる。その結果、次の効果が得られてもよい。例えば、摺動部が塗装されている場合、梯子45の摺動部での傷を抑制できるので、塗装の剥がれを抑制できる。例えば、梯子45の材料が、錆が発生し得る金属である場合、塗装の剥がれによる錆の発生を抑制できる。

0064

(第2の発明の効果)
[構成2]上部梯子50は、ステップ30に対して回転可能である。上部梯子50のうちステップ30に取り付けられる部分は、梯子45展開状態のときの上部梯子50の上側Z1端部(上端部)である。

0065

上部旋回体20は、上記[構成2]を備える。ここで、上部梯子50のステップ30への取付部よりも上側Z1に、上部梯子50が突出している場合(突出部がある場合)、次の問題がある。この場合、ステップ30に対して上部梯子50を回転させると、突出部が、ステップ30に干渉するおそれがある。そのため、ステップ30に対して上部梯子50が回転可能な角度範囲が制限される場合がある。一方、上記[構成2]では、上部梯子50をステップ30に干渉させずに、上部梯子50をステップ30に対して回転させやすい。その結果、次の効果が得られてもよい。梯子45格納状態のときに、ステップ30上のスペースを確保できるように、上部梯子50を配置(格納)しやすい。具体的には例えば、図7に示すように、ステップ30から上側Z1に延びるように上部梯子50を配置しやすい。

0066

(第3の発明の効果)
[構成3]梯子45格納状態のとき、上部梯子50は、ステップ30から上側Z1に延びるように配置される。

0067

上記[構成3]により、梯子45格納状態のとき、上部梯子50は、ステップ30から上側Z1に延びるように配置され。このとき、下部梯子60は、上部梯子50に対して折り畳まれる(上記[構成1])。よって、梯子45格納状態のとき、上部梯子50がステップ30から水平方向(例えば前後方向X)に延びるように配置される場合に比べ、ステップ30上のスペースを確保しつつ、梯子45の水平方向(例えば前後方向X)のスペースを小さくできる。ステップ30上のスペースを確保できるので、作業者がステップ30上を歩きやすい。梯子45の水平方向のスペースを小さくできるので、梯子45が周囲の物と干渉しにくい。

0068

(第4の発明の効果)
図2に示すように、上部旋回体20は、旋回フレーム21に搭載されるキャブ23を備える。ステップ30は、側部ステップ31と、前部ステップ37と、を備える。側部ステップ31は、キャブ23よりも横方向Y外側に配置され、上部梯子50が取り付けられるものである。前部ステップ37は、キャブ23よりも前側X1に配置される(図1参照)。側部ステップ31は、旋回フレーム21に対して回転可能である。側部ステップ31は、側部ステップ31展開状態と、側部ステップ31格納状態(図9参照)と、に可変である。側部ステップ31展開状態は、旋回フレーム21から横方向Y外側に側部ステップ31が延びるように配置された状態である。図9に示すように、側部ステップ31格納状態は、旋回フレーム21に対する側部ステップ31の回転軸(側部ステップ回転軸31a)から上側Z1に側部ステップ31が延びるように配置された状態である。

0069

[構成4]梯子45格納状態かつ側部ステップ31格納状態のとき、上部梯子50および下部梯子60は、前部ステップ37よりも前側X1に配置される。

0070

上記[構成4]により、上部梯子50および下部梯子60を前部ステップ37に干渉させずに、側部ステップ31を側部ステップ31格納状態にできる。よって、例えば、図8に示すように、側部ステップ31展開状態かつ梯子45格納状態とした後、図9に示すように側部ステップ31を側部ステップ31格納状態にするだけで、梯子45を、前部ステップ37よりも前側X1の位置に配置(格納)できる。

0071

(第5の発明の効果)
図4に示すように、上部旋回体20は、ロック装置80と、ロック解除装置90と、を備える。ロック装置80は、上部梯子50および下部梯子60を梯子45展開状態に保持するようにロック可能である。ロック解除装置90は、ロック装置80に取り付けられる。

0072

[構成5]ロック解除装置90は、梯子45展開状態のときの上部梯子50の上側Z1部分に取り付けられる上側解除装置91と、梯子45展開状態のときの上部梯子50の下側Z2部分に取り付けられる下側解除装置93と、を備える。ロック解除装置90は、上側解除装置91および下側解除装置93の少なくとも一方が操作されたときに、ロック装置80によるロックを解除する、

0073

上記[構成5]により、梯子45展開状態のときに、上部梯子50の上側Z1部分の近傍に作業者がいる場合でも、上部梯子50の下側Z2部分の近傍に作業者がいる場合でも、作業者は、ロック装置80のロックを解除しやすい。具体的には例えば、ステップ30上に作業者がいる場合でも、地上に作業者がいる場合でも、作業者は、ロック装置80のロックを解除しやすい。

0074

(第6の発明の効果)
上部梯子50は、上部梯子本体51と、上部梯子本体51から突出する上部手摺53(上部突出部)と、を備える。下部梯子60は、下部梯子本体61と、下部梯子本体61から突出する下部手摺63(下部突出部)と、を備える。梯子45展開状態のとき、下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出の向き(図4に示す例では前側X1)は、上部梯子本体51に対する上部手摺53の突出の向きと同じ向きである。

0075

[構成6]梯子45展開状態から梯子45格納状態に変わるときの、上部梯子50に対する下部梯子60の回転の向きは、下部梯子本体61に対する下部手摺63の突出の向きとは反対側である。

0076

梯子45展開状態から梯子45格納状態に変わるときの、上部梯子50に対する下部梯子60の回転の向きが、上記「突出の向き」である場合、次の問題がある。この場合、上部手摺53と下部手摺63とが干渉する、または、上部手摺53と下部手摺63とが干渉しないように、上部梯子本体51と下部梯子本体61とを離す必要がある。この場合に比べ、上記[構成6]では、上部手摺53と下部手摺63とを干渉させずに、上部梯子本体51と下部梯子本体61とを近づけることができる。よって、梯子45格納状態のときの、梯子45の配置スペースを、コンパクトにできる。具体的には例えば、梯子45格納状態のときの、梯子45の厚さ(図4に示す例では前後方向Xの幅)を薄くできる。

0077

(変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。

0078

例えば、昇降装置40は(上部梯子50は)、上記実施形態では側部ステップ31の前側X1端部に取り付けられたが、ステップ30のどの位置に取り付けられてもよく、どの向きに取り付けられてもよい。例えば、昇降装置40は、前部ステップ37の横方向Y外側端部などに取り付けられてもよい。ただし、図9に示す側部ステップ31および昇降装置40が格納された状態のときに、キャブ23内の操作者の視界を昇降装置40が妨げない(または妨げにくい)ように、昇降装置40が配置されることが好ましい。

0079

20上部旋回体
21旋回フレーム
23キャブ
30 ステップ
31側部ステップ
37前部ステップ
50 上部梯子
51 上部梯子本体
53 上部手摺(上部突出部)
60 下部梯子
61 下部梯子本体
63 下部手摺(下部突出部)
80ロック装置
90ロック解除装置
91 上側解除装置
93 下側解除装置

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