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技術 マッサージ器

出願人 株式会社MTG
発明者 松下剛
出願日 2019年5月15日 (6ヶ月経過) 出願番号 2019-091858
公開日 2019年9月12日 (3ヶ月経過) 公開番号 2019-150631
状態 未査定
技術分野 マッサージ装置 電気治療装置
主要キーワード 軸線間隔 帯状面 出力ハーネス スロースタート制御 傾斜軸線 本体下側 両面シール 右側電極
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

肌に電気的刺激を与えて良好なマッサージ効果を得ることができ、使い勝手の良いマッサージ器を提供する。

解決手段

本体と、上記本体から延びる軸線131を中心に回転可能に設けられた回転体17を備えたマッサージ器において、上記回転体17の表面には、上記軸線131に対して傾斜した傾斜軸線170aに垂直な複数の仮想面Kにおける各断面の輪郭に相当する断面輪郭線171が形成される、マッサージ器である。また、上記回転体17が導電体であり、上記回転体17に電位差を付与する給電部を備えるマッサージ器である。

概要

背景

従来、この種のマッサージ器としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示される
ような構成が提案されている。
特許文献1に記載の従来構成においては、顔面等の肌に付着可能なパッドに一対の電極
が設けられている。両電極には、導線を介して刺激発生装置が接続されている。そして、
パッドが顔面等の肌に付着された状態で、刺激発生装置から両電極にパルス信号が付与さ
れることにより、肌に電気的刺激が与えられて、血液循環が促進されるようになっている

また、特許文献2に記載の従来構成においては、ケースに2本のローラが間隔をおいて
平行に延びる軸線を中心に回転可能に支持されている。各ローラの両端には、一対の電極
ローラ部が中間の絶縁ローラ部を介して設けられている。両ローラ間において対向する電
極ローラ部には、一対の無端導電シート巻回されている。そして、両無端導電シートが
肌に接触された状態で周回移動されながら、両無端導電シートに電極ローラ部を介して正
及び負の異なった電位が付与される。これにより、両無端導電シート間において肌に電流
が流れて、肌に電気的刺激が与えられるようになっている。

概要

肌に電気的刺激を与えて良好なマッサージ効果を得ることができ、使い勝手の良いマッサージ器を提供する。本体と、上記本体から延びる軸線131を中心に回転可能に設けられた回転体17を備えたマッサージ器において、上記回転体17の表面には、上記軸線131に対して傾斜した傾斜軸線170aに垂直な複数の仮想面Kにおける各断面の輪郭に相当する断面輪郭線171が形成される、マッサージ器である。また、上記回転体17が導電体であり、上記回転体17に電位差を付与する給電部を備えるマッサージ器である。

目的

本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、肌に電気的刺激を与えて良好なマッサ
ージ効果を得ることができるとともに、水没による不具合の発生を抑制でき、使い勝手の
良いマッサージ器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

本体と、 上記本体から延びる軸線を中心に回転可能に設けられた回転体を備えたマッサージ器において、 上記回転体の表面には、上記軸線に対して傾斜した傾斜軸線に垂直な複数の仮想面における各断面の輪郭に相当する断面輪郭線が形成されていることを特徴とするマッサージ器。

請求項2

本体と、 上記本体の外側に露出するように設けられ、上記本体から延びる軸線に回転可能に設けられた少なくとも2つの導電体からなる回転体と、 上記少なくとも2つの回転体に電位差を付与する給電部を備えるマッサージ器において、 上記少なくとも2つの回転体の表面には、上記軸線に対して傾斜した傾斜軸線に垂直な複数の仮想面における各断面の輪郭に相当する断面輪郭線が形成され、隣り合う断面輪郭線の間にはそれぞれ環状に形成された帯状面が形成されることを特徴とするマッサージ器。

技術分野

0001

この発明は、電気的刺激によりマッサージ効果を得るようにしたマッサージ器に関する
ものである。

背景技術

0002

従来、この種のマッサージ器としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示される
ような構成が提案されている。
特許文献1に記載の従来構成においては、顔面等の肌に付着可能なパッドに一対の電極
が設けられている。両電極には、導線を介して刺激発生装置が接続されている。そして、
パッドが顔面等の肌に付着された状態で、刺激発生装置から両電極にパルス信号が付与さ
れることにより、肌に電気的刺激が与えられて、血液循環が促進されるようになっている

0003

また、特許文献2に記載の従来構成においては、ケースに2本のローラが間隔をおいて
平行に延びる軸線を中心に回転可能に支持されている。各ローラの両端には、一対の電極
ローラ部が中間の絶縁ローラ部を介して設けられている。両ローラ間において対向する電
極ローラ部には、一対の無端導電シート巻回されている。そして、両無端導電シートが
肌に接触された状態で周回移動されながら、両無端導電シートに電極ローラ部を介して正
及び負の異なった電位が付与される。これにより、両無端導電シート間において肌に電流
が流れて、肌に電気的刺激が与えられるようになっている。

先行技術

0004

特開2005−245585号公報
特開平11−164895号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の構成では、マッサージ器が水没する
などした場合には、電位差が付与された一対の電極間電気抵抗過度に低下して一対の
電極間に過剰に電流が流れるおそれがある。この場合には、使用者が当該マッサージ器や
通電している水に触れると感電を引き起こしたり、マッサージ器内の電子部品等に過剰な
負荷がかかって故障を招来したり、大量の電力を無駄に消費したりするなどの不具合が生
じる。したがって、マッサージ器が水没するおそれがある浴室などで使用する際には上述
の不具合を回避するために注意を要することから使い勝手が悪い。

0006

また、一対の電極間に過剰に電流が流れることを抑制するために、当該一対の電極間の
電気抵抗が所定値以下となったときに水没状態であると判断して当該一対の電極への給電
を停止するなどすることが考えられる。しかし、かかるマッサージ器では、電極から肌へ
電流が流れることを促進するために、導電性ジェルなどを肌に塗布して、電極と肌との
間に当該ジェルを介在させた状態で使用することがある。そして、当該ジェルを使用した
場合には、当該ジェルを介して一対の電極間に電流が流れて、当該一対の電極間の電気
抗が一時的に所定値以下となることが考えられる。そして、上述のごとく、当該一対の電
極間の電気抵抗が所定値以下となったときに水没状態であると判断して当該一対の電極へ
の給電を停止することとすれば、当該ジェルの使用時に水没状態であると誤った判断がな
されて予期せず当該給電が停止されるおそれがある。そのため、導電性のジェルを使用す
る場合には使い勝手が悪い。

0007

本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、肌に電気的刺激を与えて良好なマッサ
ージ効果を得ることができるとともに、水没による不具合の発生を抑制でき、使い勝手の
良いマッサージ器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一の態様は、本体と、上記本体から延びる軸線を中心に回転可能に設けられた回転体を備えたマッサージ器において、
上記回転体の表面には、上記軸線に対して傾斜した傾斜軸線に垂直な複数の仮想面における各断面の輪郭に相当する断面輪郭線が形成されていることを特徴とするマッサージ器にある。

発明の効果

0009

上記マッサージ器によれば、少なくとも2つの電極間には電位差が付与されているため
、当該電極を肌に接触させて、肌に電気的刺激を与えることにより、マッサージ効果を奏
する。そして、上記マッサージ器の本体及び/又は電極が水没した場合には、水没検出部
によって当該水没が検出されて水没検出信号が出力される。そして、制御部に水没検出信
号が入力されることにより、制御部が、上記給電部によって上記電極間に付与されていた
電位差を制御する。これにより、水没により電極間の電気抵抗が過度に低下しても、当該
電極間に過剰に電流が流れることを抑制できる。その結果、使用者が感電することや、マ
サージ器内の電子部品等に過剰な負荷がかかることや、大量の電力を無駄に消費するこ
となどの不具合を未然に防止することができる。そのため、浴室などの水没のおそれがあ
る場所で使用する際にも特段の注意を払う必要がなく、使い勝手が良い。

0010

また、電極とは別に水没検出部が設けられているため、導電性のジェルなどを肌に塗布
して使用した場合であっても、当該ジェルによる水没状態の誤検出が抑制されて、当該ジ
ェルを使用する場合においても使い勝手が良い。

0011

以上のごとく、本発明によれば、肌に電気的刺激を与えて良好なマッサージ効果を得る
ことができるとともに、水没による不具合の発生を抑制でき、使い勝手の良いマッサージ
器を提供することができる。

図面の簡単な説明

0012

実施例1におけるマッサージ器の斜視図。
図1のマッサージ器を下面側から見た図。
実施例1におけるマッサージ器の分解斜視図。
実施例1における、本体上側部および上面カバーを取り外した状態での図2におけるIV−IV線位置断面図。
実施例1における回転体の分解斜視図。
実施例1における回転体の断面。
実施例1におけるマッサージ器の側面図。
図7におけるVIII-VIII線位置断面図。
実施例1における回路構成を示すブロック図。
実施例1におけるマッサージ器の制御態様を表すフロー図。
実施例1における回転体の回転態様を表す側面図。
実施例1の変形例における回転体の一部拡大図
実施例2における回路構成を示すブロック図。
実施例2におけるマッサージ器の制御態様を表すフロー図。
実施例3における回路構成を示すブロック図。
実施例3におけるマッサージ器の制御態様を表すフロー図。
実施例4におけるマッサージ器の斜視図。
実施例4におけるマッサージ器の下面図。
実施例5におけるマッサージ器の正面図。
実施例5におけるマッサージ器の裏面図。
実施例5におけるマッサージ器の上面図。
図21におけるXXII-XXII線位置での断面一部拡大図。
実施例5における、マッサージ器の使用態様を説明する模式図。
実施例5の変形例におけるマッサージ器の正面図。
実施例5の変形例におけるマッサージ器の裏面図。
実施例5の変形例におけるマッサージ器の上面図。

0013

上記制御部は、上記給電部への電力供給を制御する給電制御部を備え、上記水没検出信
号が入力されると上記給電制御部が上記給電部への電力供給を停止するように制御するこ
ととすることができる。この場合には、本体又は電極が水没した場合に給電部への電力供
給が停止されるため、電極間に過剰な電流が流れることを確実に防止できる。

0014

上記電極間の電気抵抗を検出する電気抵抗検出部を更に備え、上記制御部は、上記電位
差を調整する電位差調整部を備え、上記水没検出信号が入力されると、上記電気抵抗検出
部が検出した上記電気抵抗が第1の所定値以下である場合に上記電位差調整部が上記電位
差を第2の所定値以下に調整するように制御することとすることができる。この場合には
、本体又は電極が水没した場合に、電極間の電位差が所定値以上になることが防止される
。その結果、電極間に過剰な電流が流れることを効果的に防止できる。なお、電気抵抗の
上記第1の所定値は、適宜決定することができる。同様に、電位差の上記第2の所定値は
、適宜決定することができる。例えば、電位差の上記第2の所定値を0Vとすることによ
り、上記水没検出信号が入力されると電極間に電流が流れないようにすることができる。

0015

上記給電部と上記電極との間には、上記給電部と上記電極とを接続する第1通電経路
、上記給電部と上記電極とをバイパスするバイパス回路とを接続する第2通電経路と、を
切り替え切替部が備えられるとともに、上記制御部は、上記水没検出信号が入力される
と上記切替部が上記第1通電経路から上記第2通電経路に切り替えて上記電極をバイパス
するように上記切替部を制御することとすることができる。これにより、本体又は電極が
水没した場合に、給電部とバイパス回路とを接続することにより、電極をバイパスするこ
とができる。その結果、電極間に過剰な電流が流れることを確実に防止できる。バイパス
回路としては、例えば、マッサージ器の動作状態を表示するLEDランプ点灯を制御す
表示部用回路などを挙げることができる。バイパス回路として当該表示部用回路を採用
する場合には、バイパス回路を介して表示部用回路に給電されると、LEDランプの点灯
状態を水没状態であることを表示するための点灯状態(例えば、LEDランプを高速に点
滅させるなど)に制御することにより、使用者に水没を検出していることを通知するよう
にしてもよい。

0016

上記本体は把持可能であるとともに、上記水没検出部は上記本体の上記電極が露出する
側の面に設けられていることとすることができる。この場合には、本体を把持したときに
手が水没検出部に触れることを抑制できる。これにより、水没状態の誤検出を抑制できる
とともに、本体を把持した状態で当該マッサージ器が水没した場合においても水没状態を
確実に検出できる。

0017

上記水没検出部は、上記本体と上記電極との接続部の近傍に設けられていることとする
ことができる。この場合には、例えば、本体を図17図18に示すような形状にした場
合であっても、本体を把持した時に手が水没検出部に触れることを抑制できる。これによ
り、水没状態の誤検出を抑制できるとともに、本体を把持した状態で当該マッサージ器が
水没した場合においても水没状態を確実に検出できる。

0018

上記電極は、上記本体から放射状に延びる軸線を中心に回転可能に支持された導電体
らなる少なくとも2つの回転体により構成されていることとすることができる。この場合
には、電極を成す回転体により、肌の摘み上げ効果や、揉みほぐし効果を奏することがで
き、マッサージ効果を一層向上できる。

0019

上記回転体は、球状、楕円球状、又はこれらを組み合わせた形状であることとすること
ができる。この場合には、回転体を肌に当接させた状態で、回転体をスムーズに回転させ
ることができるため、操作性が良く、使用感に優れる。また、肌の摘み上げ効果や、揉み
ほぐし効果を一層効果的に奏することができ、マッサージ効果を一層向上できる。なお、
本明細書において、球状及び楕円球状とは、厳密な球状及び楕円球状に限らず、概略して
球状及び楕円球状の認められる形状や、その表面に若干の凹凸を有する形状などの略球状
を含むものとする。

0020

上記回転体の表面には、上記軸線に対して傾斜した傾斜軸線に垂直な複数の仮想面にお
ける各断面の輪郭に相当する断面輪郭線が形成されていることとすることができる。この
場合には、回転体を回転させると、断面輪郭線の形状が当該回転に応じて周期的に変化し
て観察されるため、回転体が回転していることを容易に視認できる。

0021

上記回転体の表面には環状に形成された複数の帯状面が上記傾斜軸線の軸線方向に配列
しているとともに、上記断面輪郭線は互いに隣接する上記帯状面における境界線として視
認可能に形成されていることとすることができる。この場合には、複数の帯状面が境界線
としての断面輪郭線が回転体の回転角度に応じて周期的に変化して観察されるため、回転
体が回転していることを容易に視認できる。さらに、複数の帯状面が傾斜軸線の軸線方向
に配列していることから、回転体の回転に応じて帯状面の向きが周期的に変化するため、
一対の回転体の間における肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果に強弱が付与されることと
なる。その結果、マッサージ効果を一層向上できるとともに、使用者に肌の摘み上げ効果
や揉みほぐし効果を効果的に認識させることができ、優れた使用感を得ることができる。

0022

上記環状に形成された帯状面は、傾斜軸線の軸線方向に隣接する他の帯状面との境界線
が視認しやすいように、当該帯状面に隣接する他の帯状面と異なる形状であることが好ま
しい。例えば、傾斜軸線を含む断面における当該帯状面及びこれに隣接する他の帯状面の
形状を直線状とするとともに、傾斜軸線に対する両者の傾斜角度を異ならせるようにする
ことができる。また、傾斜軸線を含む断面における当該帯状面の形状を直線状にするとと
もに、これに隣接する他の帯状面の形状を回転体の外側に膨れた湾曲形状又は回転体の内
側に窪んだ湾曲形状とすることができる。また、傾斜軸線を含む断面における当該帯状面
及びこれに隣接する他の帯状面の形状を回転体の内側に窪んだ湾曲形状とすることができ
る。これらの場合には、当該帯状面とこれに隣接する他の帯状面の境界線(断面輪郭線)
を明確に線状に形成することができる。

0023

上記給電部へ供給される電力を備える電源部と、上記制御部の制御態様を変更可能に構
成された操作部と、を備え、上記電源部は上記本体に収納されているとともに、上記電極
人体に当接させて電気刺激を付与するように構成されていることが好ましい。この場合
には、電源が本体に収納されているため、外部から電力を供給する必要がないことから、
ワイヤレスにすることができる。そのため、使い勝手が良いとともに、外部電源がない場
所でも使用することができる。

0024

上記電極は可撓性を有することが好ましい。この場合は、肌の形状に沿わせて、電極を
変形させやすくなることから、電極と肌との接触面積を広く確保することが容易となる。
そのため、当該電極を肌に取り付けるだけで広い範囲に電気刺激を与えることができ、マ
サージ効果をより広い範囲に及ぼすことができる。なお、この場合には、電極は、例え
ば、本体から延設されることにより本体と一体化されて、本体とともに肌に付着可能なシ
ート状に形成することができる。また、電極は、コードを介して本体に接続されるととも
に肌に付着可能なパッド状に形成することができる。

0025

上記電極は、上記本体から延設されたシート状の基材に複数形成されるとともに、該基
材には、上記電極と上記電源とを上記制御部及び上記給電部を介して電気的に接続するリ
ード部が形成されていることとすることができる。この場合には、電極が本体と一体的に
形成されるとともにシート状となっているため、電極を本体とともに肌に付着させやすく
なる。これにより、使い勝手のよいマッサージ器となる。

0026

(実施例1)
本例の実施例に係るマッサージ器につき、図1図12を用いて説明する。
本例のマッサージ器1は、図1図2に示すように、本体12と、少なくとも2つの電
極(本例では、4つの電極170、180、190、200)を備え、図9に示すように
、給電部3としての給電装置33と、水没検出部6としての水没センサ60と、制御部3
5とを備える。

0027

以下、マッサージ器1について詳述する。
図1に示すように、本体12の両側部には、円弧凹状把持部122が形成されている
。そして、図3に示すように、本体12は、本体上側部123及び本体下側部124を備
える。本体上側部123と本体下側部124とは、本体上側部123に形成されたネジ孔
125aと本体下側部124に形成されたボス124bを介して複数のネジ125によっ
て上下方向Zに互いに固定されている。本体上側部123及び本体下側部124はいずれ
ABS樹脂製である。本体上側部123と本体下側部124とによって囲まれている本
体12の内部には、後述の電池31に接続された電源回路基板321と、後述の給電装置
33を構成する給電回路基板331と、給電回路基板331を固定する基板固定台332
と、本体12の水没を検出する水没検出部6としての水没センサ60とが収納されている

0028

図3に示すように、給電回路基板331には、スイッチ335、336及び複数のLE
ランプ337が実装されている。また、給電回路基板331には、電源回路基板321
に接続される電源ハーネス338と、後述の支持軸13〜16に接続される出力ハーネス
339が備えられている。給電回路基板331は、ネジ333によって基板固定台332
に固定されている。基板固定台332は、給電回路基板331に実装されたスイッチ33
5、336及びLEDランプ337が本体上側部123の内側面に対向にするように、本
体上側部123にネジ334によって固定されている。

0029

図3に示す給電回路基板331には、電極170〜200に給電して電極170〜20
0間に電位差を付与する給電装置33と、電極170〜200間の電気抵抗を検出する電
気抵抗検出部34(図9参照)とが設けられている。また、給電回路基板331には、電
気抵抗検出部34の検出結果が入力される制御部35が搭載されている。制御部35には
、検出された電気抵抗が所定値以下の場合に制御部35の制御のもとで給電装置33から
の電位差を調整する電位差調整部352(図9参照)が設けられている。さらに、制御部
35には、給電装置33の駆動を制御する給電制御部353(図9参照)が設けられてい
る。また、制御部35には、スイッチ335による給電装置33の作動開始からの経過時
間を計測して、一定時間(例えば10分)経過したときに、節電のために給電装置33か
らの出力を低下または供給停止させるタイマ部351(図9参照)が設けられている。こ
れにより、給電装置33が長時間作動することが抑制されて、電池31の早期放電が防止
されるようになっている。

0030

給電装置33は図示しない発振回路に接続されており、当該発振回路の動作により波形
の異なる3種類のパルス電圧が供給されるように構成されている。給電装置33の出力電
圧はスイッチ335により切替可能となっているとともに、発振回路の動作は、スイッチ
336により切替可能となっている。そして、これらの切替状態は、LEDランプ337
によって点灯表示される。

0031

電源回路基板321は、図3に示すように、ネジ322によって本体下側部124の内
側面に取り付けられている。本体下側部124は、本体12の外側に開口するように凹状
に形成されて電池31を保持する電池保持部312を備える。なお、電池31はボタン
の電池であって、本例では電池31としてCR2032型ボタン電池を採用している。
電池保持部312には、電池31の各電極と接触して電気的に接続される電池接続端子
13、314が設けられている。電池接続端子313、314は電源回路基板321に接
続されており、電源回路基板321に電池31の電力が供給される。本体下側部124に
は、電池保持部312を覆う蓋311は着脱可能に設けられている。本体下側部124と
蓋311との間には、Oリング311aが介在しており、本体下側部124と蓋311と
の間がシールされている。

0032

図2に示すように、本体下側部124には本体12の水没を検出して水没検出信号を出
力する水没検出部6としての水没センサ60が設けられている。水没センサ60は、後述
する本体12と回転体19、20(電極190、200)との接続部130bの近傍に位
置している。水没センサ60は、図2図3に示すように、一対の水没検出電極60a、
60bを備えている。水没センサ60は、図3に示すように、Oリング62が取り付けら
れた状態で本体下側部124に設けられた貫通孔からなる筒状の取付孔61に挿通されて
いる。そして、Oリング62によって、取付孔61の壁面と水没センサ60との間がシー
ルされている。水没センサ60は、固定板64に形成されたスリット64aに嵌め込まれ
ている。そして、固定板64はネジ65によって本体下側部124の内側面に取り付けら
れる。これにより、水没センサ60は、固定板64を介して本体下側部124に取り付け
られている。水没センサ60はセンサハーネス63を介して給電回路基板331に電気的
に接続されている。尚、水没センサ60は、本体12と回転体17、18(電極170、
180)との接続部130aの近傍に位置しても良い。また、接続部130a及び接続部
130b双方の近傍に設置する等、水没センサ60を複数設けること事も可能である。こ
の場合には、いずれか1つの水没センサ60が水没を検知した場合に水没と判定させるよ
うにしても良いし、複数の水没センサ60のうち、所定の数の水没センサ60が水没を検
知した場合に水没と判定させるようにしても良い。

0033

一対の水没検出電極60a、60bは、図4に示すように、後述の下面カバー128の
センサ孔128bを介して本体12に表出して互いに離れて配設されている。そして、水
センサ60は、該一対の水没検出電極60a、60b間の電気抵抗が所定値よりも低下
することにより本体12の水没を検出する。すなわち、マッサージ器1は、図9に示すよ
うに、本体12の水没を検出する水没検出部6として水没センサ60を備えている。尚、
水没センサ60を本体12ではなく、回転体17〜20に配設するようにしても構わない
。回転体17〜20に水没センサ60を配設する事で、電極170〜200の水没を検出
する事ができる。前述の通り、マッサージ器1の使用時に、使用者は、導電性のジェルを
肌に塗布し、肌に対する導電性を高める事があるため、一対の水没検出電極60a、60
bが肌に触れてしまうと、導電性ジェルの影響により水没検出電極60a、60b間の電
気抵抗が所定値よりも低下し、水没を誤検出する可能性がある。よって、回転体17〜2
0に水没センサ60を配設する場合には、使用者の肌と接しない箇所に取り付けるように
するのが好ましい。水没センサ60を、本体12、回転体17〜20の双方に配設するよ
うにしても勿論構わない。

0034

図3に示すように、本体上側部123には、スイッチ335、336に対向する位置に
それぞれ貫通孔335a、336aが形成されているとともに、LEDランプ337に対
向する位置にスリット337aが形成されている。そして、本体上側部123の上面には
、貫通孔335a、336aを介してスイッチ335、336を押圧可能なようにボタン
436、437が配設されているとともに、スリット337aを覆うように表示パネル
16が配設されている。表示パネル516は透光性樹脂からなり、表示パネル516の内
側に配設されたLEDランプ337の光が外部に透過される。これにより、給電装置33
出力電圧や発振回路の動作の切替状態を表示する表示部52(図1図9参照)が形成
されている。

0035

さらに、本体上側部123の上面には、上面カバー126が取り付けられている。上面
カバー126には複数の係合爪(図示せず)が形成されているとともに、本体上側部12
3には当該係合爪が係合する複数の係合溝(図示せず)が形成されている。上面カバー1
26の係合爪が本体上側部123の係合溝に係合することにより上面カバー126が本体
上側部123に固定されている。上面カバー126が本体上側部123の上面に取り付け
られることにより、ネジ孔125aが外部から視認されないようになっている。

0036

上面カバー126は、ボタン436、437及び表示パネル516に対向する位置に、
ボタン436、437及び表示パネル516の外形に沿う切り抜き部126aが形成され
ており、当該切り抜き部126aを介してボタン436、437及び表示パネル516が
本体12の上面に表出している。なお、上面カバー126におけるボタン436、437
及び表示パネル516の周囲には意匠パネル129が取り付けられている。

0037

本体下側部124の下面には、下面カバー128が取り付けられている。本体下側部1
24には、複数の係合溝124aが形成されているとともに、下面カバー128には複数
の係合爪128aが形成されている。複数の係合爪128aが係合溝124aに係合され
ることにより、下面カバー128が本体下側部124の下面に固定されている。また、下
面カバー128には、本体下側部124の取付孔61に対向する位置にセンサ孔128b
が形成されている。そして、本体下側部124の取付孔61、下面カバー128及びセン
サ孔128bを介して、水没センサ60が本体12の外部に露出するようになっている。
これにより、水没検出部6は、電極170〜200が露出する側の面に設けられることと
なっている。また、下面カバー128において、電池保持部312に対向する位置には、
開口部128cが形成されており、下面カバー128が装着された状態で、電池保持部3
12に対して電池31の着脱が可能となっている。

0038

図3に示すように、本体上側部123の外縁に沿って排水溝123aが形成されている
とともに、本体下側部124の外縁に沿って排水溝124cが形成されている。そして、
排水溝123aは本体上側部123の前端側に、排水溝124cに連通する排水孔123
bを備える。また、図示しないが排水溝123aは本体上側部123の後端側にも排水溝
124cに連通する排水孔を備える。一方、排水溝124cは本体下側部124の前端側
及び後端側に、下面カバー128側に開口した図示しない排水孔を備える。そして、下面
カバー128は、その前端側及び後端側に本体下側部124の排水溝124cの排水孔を
介して連通するとともに、外部に開口する排水口128eをそれぞれ有する。これにより
、本体上側部123と上面カバー126との間や、本体下側部124と下面カバー128
との間に入り込んだ水は、排水溝124c、排水溝123a、排水孔123b及び排水口
128eを介して外部に排出され、本体上側部123と本体下側部124によって囲まれ
ている本体12の内部への浸水の防止が図られている。また、本体上側部123の上面略
中央には、通気孔123cが形成されているとともに、当該通気孔123cは樹脂多孔
質フィルム123dによりシールされており、本体上側部123の内側への浸水の防止が
図られている。

0039

図2図3に示すように、本体12の下面側には4個の回転体17〜20が備えられて
いる。回転体17〜20はそれぞれ支持軸13〜16を介して本体12に取り付けられて
いる。回転体17〜20の表面には電極170〜200としての導電メッキが形成されて
いる。回転体17の取り付け態様について以下に詳述する。図5に示すように、回転体1
7はローラ固定リング213を備えている。ローラ固定リング213は、円筒状の筒状部
213aと、筒状部213aにおける一端側端部に円環状に形成されている鍔部213b
と、筒状部213aと鍔部213bとの接合部において外周面に形成された円環状の環状
溝部213cと、を有する。環状溝部213cには、Oリング213dが装着されている
。そして、ローラ固定リング213には、図6に示すように、筒状部213aの軸心を貫
通する貫通孔213fが形成されており、貫通孔213fに支持軸13が挿通されている
。支持軸13の本体12側端部近傍には拡径部13cが形成されている。拡径部13cは
外周部の一部がカットされており、軸方向に垂直な断面形状がD字状となっている。

0040

ローラ固定リング213の筒状部213aには、図6に示すように、オイルシール21
4が配設されている。オイルシール214は、筒状部213aに嵌め込まれる環状の嵌め
合い部214aと、嵌め合い部214aの内周面に環状に突出形成されるリップ部214
bとを有する。嵌め合い部214aの外径は筒状部213aの内径に一致しており、両者
の軸心を一致させた状態で嵌め合い部214aが筒状部213a内に嵌入している。そし
て、リップ部214bが支持軸13の外周面に摺接しているとともに、両者の間に潤滑
としてオイルシールグリースが介在しており両者の間がシールされている。

0041

ローラ固定リング213における鍔部213bと反対側にはボール軸受型の環状のベア
リング215が配置されている。ベアリング215の内径は支持軸13の外径と一致して
おり、ベアリング215に支持軸13が挿通されている。ベアリング215の外径はロー
ラ固定リング213の筒状部213aの内径よりも大きく、ベアリング215は筒状部2
13aにおける鍔部213bの反対側の縁部に当接している。さらに、支持軸13の中央
付近には外周面に溝13dが形成されており、該溝13dにEリング216が係合されて
いる。ベアリング215は、筒状部213aの縁部とEリング216と支持軸13の軸方
向両側から挟まれており、抜け止めがなされている。

0042

図5に示すように、ベアリング215には、接続金具217が取り付けられている。接
金具217は、ベアリング215の軸方向の一端面に沿う環状の環状本体部217aと
、環状本体部217aからベアリング215の外周面に沿って延びるとともにベアリング
215の軸方向の他端面に係合する2つの係合爪217bと、環状本体部217aからベ
アリング215の外周面に沿っての当該外周面の軸方向中央まで延びる一つのガイド爪
17cと、ベアリング215と反対側に突出して支持軸13の軸心側に傾斜する接続突起
217dを有する。2つの係合爪217bと一つのガイド爪217cとは周方向において
等間隔(すなわち、支持軸13の軸心を中心に120°間隔)に形成されている。接続金
具217は、ガイド爪217cをベアリング215の外周面に沿わせつつ、係合爪217
bをベアリング215の外周面に沿って軸方向の他端面に係合することで環状本体部21
7aがベアリング215の軸方向の一端面に沿うように配設されている。そして、図6
示すように、接続突起217dの先端部が支持軸13の外周面に摺接している。これによ
り、接続金具217と支持軸13とが通電可能な状態となっている。

0043

図5図6に示すように、支持軸13における本体12(図2参照)と反対側の端部1
3aに回転体17が取り付けられている。回転体17は、アウタローラ210と、アウタ
ローラ210の内部を形成するローラコア211と、アウタローラ210の内部において
支持軸13の端部13aを覆うローラキャップ212とを有する。図6に示すように、ア
ウタローラ210は、回転体17の外周面を形成するとともに、回転体17の内側に筒状
内側筒状部210aを形成している。内側筒状部210aとローラ固定リング213と
の間はOリング213dが介在しており、両者の間がシールされている。アウタローラ2
10の表面には電極170としての導電メッキ(本例では、クロムメッキ)が形成されて
いる。そして、接続金具217の環状本体部217a、係合爪217b及びガイド爪21
7cは、アウタローラ210の一部である内側筒状部210aの表面と接している。これ
により、接続金具217とアウタローラ210の導電メッキ(電極170)とが通電可能
な状態となっている。

0044

図5図6に示すように、ローラ固定リング213の鍔部213bにはネジ213eが
挿通する孔213gが4カ所形成されている。そして、孔213gにネジ213eが挿通
されるとともに、アウタローラ210の内側筒状部210a内にローラ固定リング213
の筒状部213aが収納されるように、孔213gに挿通されたネジ213eを介してロ
ーラ固定リング213が回転体17の内側に取り付けられる。そして、支持軸13におけ
る本体12(図2参照)側の端部13bには、ネジ13eを介して出力ハーネス339が
取り付けられている。支持軸13は導電性の金属(本例では、ステンレス合金)からなっ
ており、出力ハーネス339と支持軸13とが通電可能な状態になっている。

0045

支持軸13における本体12(図2参照)側の端部13bは、図3に示すように、下面
カバー128に設けられた貫通孔128dに挿通されるとともに、本体下側部124に設
けられた支持孔124dに挿通されている。そして、支持孔124dは拡径部13cの外
形に沿うようにD字状の形状をなしており、支持軸13の拡径部13cが支持孔124d
内に位置している。これにより、支持軸13の回り止めがなされている。本体12内に位
置する端部13bには、抜け止め用のEリング218が取り付けられている。なお、支持
軸13と支持孔128dの壁面との間には支持軸13に挿通されたOリング219が介在
して、両者の間をシールしている。

0046

そして、他の回転体18〜20も、回転体17と同様に支持軸14〜16を介して本体
12に取り付けられている。これにより、図2に示すように、回転体17、18は、本体
12の下面の接続部130aに接続されており、回転体19、20は、本体12の下面の
接続部130bに接続されている。また、支持軸13〜16は、本体12の上部から下部
に向かって先広がりの傾斜状、つまり放射状に延びる軸線上に回転体17〜20が位置す
るように配列している。

0047

図2に示すように、各対の支持軸13、14間の軸線間隔(支持軸13、14における
本体12と反対側の端部同士の間の距離)と支持軸15、16間の軸線間隔はいずれも同
一のL1となるように構成されている。また、対間の支持軸13、15及び支持軸14、
16においても、それらの軸線間隔L2が同一となるように構成されている。そして、対
間の支持軸13、15及び支持軸14、16における軸線間隔L2が、各対の支持軸13
、14及び支持軸15、16における軸線間隔L1よりも大きくなるように構成されてい
る。

0048

図8に示すように、支持軸13及び支持軸14に平行な断面における支持軸13のp軸
線131と支持軸14の軸線141とのなす角αは60°〜80°であることが好ましく
、70°であることがより好ましい。また、図示しないが、支持軸15及び支持軸16に
平行な断面において、支持軸15と支持軸16とのなす角も支持軸13と支持軸14との
なす角αと同一である。また、図7に示すように、回転体17の中心と回転体18の中心
とが重なる方向から見て、回転体17〜20のすべてが接する平面Uに対して垂直な仮想
線Tと支持軸13、14の軸線131、141とのなす角βはそれぞれ30°である。ま
た、回転体19の中心と回転体20の中心とが重なる方向から見て、仮想線Tと支持軸1
5、16の軸線151、161とのなす角γもそれぞれ30°である。

0049

各回転体17〜20の径はそれぞれ、38〜45mmとすることが好ましく、40mm
とすることがより好ましい。各回転体17〜20の径の大きさは、すべて同じであっても
よいし、その一部の径が他の径と異なっていてもよい。

0050

図2に示す回転体17の外表面(電極170)と回転体18の外表面(電極180)と
の距離(すなわち回転体17と回転体18との間隔)M1よりも、回転体17の外表面(
電極170)と回転体19の外表面(電極190)との距離(すなわち回転体17と回転
体19との間隔)M2の方が大きい。そして、距離M1は9mm〜13mmであることが
好ましく、11mmであることがより好ましい。また、距離M2は、14mm〜40mm
であることが好ましく、39.5mmであることがより好ましい。なお、回転体19と回
転体20との間隔は上記間隔M1と同一である。また、回転体18と回転体20との間隔
は上記間隔M2と同一である。

0051

本例のマッサージ器1の使用時には、回転体17〜20を肌に接触させて回転させると
、回転体17〜20により肌及び筋肉が押圧されたり摘み上げられたりして揉みほぐされ
る。さらに、回転体17〜20の外表面は電極170〜200を成しているとともに、本
体12内に搭載された電池31からの電力によって給電装置33が作動され、当該給電装
置33から電極170、180と電極190、200との間に電位差が与えられる。そし
て、電極170〜200が肌に接触されることにより、電極170〜200間の肌に微弱
電流が流れて、肌に電気的刺激が与えられる。その結果、電気的刺激と回転体17〜20
の回転による上記揉みほぐしとの協働作用により、良好なマッサージ効果を得ることがで
きる。

0052

電極170、180と電極190、200との間に生じる電位差は適宜設定することが
できる。ただし、電位差が大きすぎる場合は肌に対する電気的刺激が過度となって使用者
が痛みを感じるおそれがあるため好ましくない。また、電位差が小さすぎる場合は使用者
が電気的刺激に対する体感を得られにくいため好ましくない。例えば、電位差は、上記微
弱電流が0.1〜1.25mAとなるように設定することができる。

0053

回転体17〜20を肌に接触させた瞬間においては、両者の接触部分が非常に狭いため
、両者の間に流れる微弱電流が当該狭い接触部分に集中することにより、使用者に過度の
電気的刺激を与えるおそれがある。これを回避するために、回転体17〜20と肌とが接
触したとき、すなわち、電極170〜200間の電気抵抗を検出する電気抵抗検出部34
が、当該電気抵抗が所定値以下に変化したことを検出したことにより、回転体17〜20
と肌との接触を検出したときには、電位差調整部352において両者の間における微弱電
流を低い値から徐々に上昇させる、いわゆるスロースタート制御を行ってもよい。

0054

次に、マッサージ器1における水没状態を検出するための制御態様について、以下に詳
述する。
図10に示すように、まず、スイッチ335をオンにする(ステップS10)。その後
、水没センサ60における一対の水没検出電極60a、60b(図2参照)間の電気抵抗
を検出する(ステップS11)。そして、水没検出部6は一対の水没検出電極60a、6
0bの電気抵抗が所定値以下であるが否かを判断する(ステップS12)。水没検出部6
が、当該電気抵抗が所定値以下でないと判断すると(ステップS12のNo)、制御部3
5(給電制御部353)の制御指示に従って、給電装置33が電極170〜200に給電
する(ステップ13)。その後、ステップS11に戻る。

0055

ステップS12において、水没検出部6が当該電気抵抗が所定値以下であると判断する
と(ステップS12のYes)、マッサージ器1が水没状態であると判定し(ステップS
14)、水没検出部6は、制御部35に水没検出信号を出力する(ステップS15)。そ
して、制御部35は給電装置33が電極170〜200に給電しているか否かを判断する
(ステップS16)。給電装置33が電極170〜200に給電していないと判断した場
合(ステップS16のNo)は、ステップS11に戻る。

0056

ステップS16において、給電装置33が電極に給電していると判断した場合(ステッ
プS16のYes)は、制御部35の給電制御部353は、給電装置33に停止信号を出
力する(ステップS17)。そして、給電装置33は電極170〜200への給電を停止
する(ステップS18)。その後はステップS11に戻る。尚、制御部35が水没検出部
6からの水没検出信号を受け付けた場合に、ステップS16の判断処理を行わずに、給電
制御部353が給電装置33に停止信号を出力するように構成しても良い。

0057

これにより、水没状態と判断されると、回転体17〜20への給電が停止されるように
制御される。その結果、本体12が水没した場合に電極170〜200間に電流が過剰に
流れることが確実に防止される。尚、図10では、ステップS18の処理の後、処理をス
テップS11に戻しているが、ステップS18の処理を終了後、スイッチ335をオフ
し、図10に示す処理を終了するようにしても良い。その場合には、水没検知信号が出力
されたことにより、給電装置33から電極170〜200への給電が停止した後に、再度
使用者がスイッチ335をオンにする操作を行わない限り、給電装置33から電極170
〜200への給電が再開されない。これにより、使用者が意図していない電極170〜2
00への給電の再開を好適に防ぐことができ、電池31の早期放電が防止される。また、
一定時間(例えば1分)水没状態が続いた場合に、スイッチ335をオフにするように構
成する事も勿論可能である。さらには、給電装置33から電極170〜200への給電が
停止した後に、表示部52の表示を、給電装置33の出力電圧や発振回路の動作の切替状
態の表示から、本体12が水没したことを使用者に報知する為の表示に切り替えるように
しても良い。これにより、使用者に本体12が水没していることを好適に報知する事が可
能となる。

0058

マッサージ器1によれば、電極170、180と電極190、200の間には電位差が
付与されているため、当該電極170〜200を肌に接触させて、肌に電気的刺激を与え
ることにより、マッサージ効果を奏する。そして、マッサージ器1の本体が水没した場合
には、水没検出部6によって当該水没が検出されて水没検出信号が出力される。そして、
制御部35に水没検出信号が入力されることにより、給電制御部353が、給電部3によ
って電極170〜200間に付与されていた電位差を制御する。これにより、電極170
〜200間の電気抵抗が過度に低下しても、当該電極170〜200間に過剰に電流が流
れることを抑制できる。その結果、使用者が感電することや、マッサージ器1内の電子
品等に過剰な負荷がかかることや、大量の電力を無駄に消費することなどの不具合を未然
に防止することができる。そのため、浴室などの水没のおそれがある場所で使用する際に
も特段の注意を払う必要がなく、使い勝手が良い。

0059

また、本例では、電極170〜200とは別に水没検出部6が設けられているため、導
電性のジェルなどを肌に塗布して使用した場合であっても、当該ジェルによる水没状態の
誤検出が抑制されて、当該ジェルを使用する場合においても使い勝手が良い。

0060

本例のマッサージ器1に備えられる4つの電極170〜200は、導電性の回転体17
〜20の表面に形成されている。本体12の把持部122を把持して、各回転体17〜2
0を肌に押し当てながら、図1及び図2に示すように矢印P1(又はP2の方向)に、マ
ッサージ器1を移動させる。先行する一対の回転体17、18(又は一対の回転体19、
20)は移動方向の前方側に向かって広がっているため、先行する一対の回転体17、1
8(又は一対の回転体19、20)が内向きに回転して肌が押圧され、マッサージ効果が
奏される。一方、後行する一対の回転体19、20(又は一対の回転体17、18)は移
動方向の後方側に向かって広がっているため、後行する一対の回転体19、20(又は一
対の回転体17、18)が内向きに回転して両回転体19、20(又は両回転体17、1
8)間において肌が摘み上げられ、マッサージ効果が奏される。つまり、本体12の一方
向(P1方向又はP2方向)への移動によって、肌の同じ部分に対して押圧と摘み上げと
の異なったマッサージ効果が得られる。

0061

また、Q1方向及びQ2方向にマッサージ器1を移動させた場合においても、上述のP
1方向及びP2方向の場合と同様に、先行する一対の回転体17、19(又は一対の回転
体18、20)が内向きに回転して肌が押圧し、後行する一対の回転体19、20(又は
一対の回転体17、18)が内向きに回転して肌が摘み上げられ、肌の同じ部分に対して
押圧と摘み上げとの異なったマッサージ効果が得られる。

0062

各対の回転体17、18と回転体19、20との軸線間隔L1は、回転体17、19と
回転体18、20との軸線間隔L2よりも小さくなっている。このため、P1方向又はP
2方向にマッサージ器1を移動させることにより、身体の腕や足首等の曲率が大きくて細
い部位を、回転体17、18の間及び回転体19、20間のそれぞれにおいて、効果的に
マッサージすることができる。

0063

回転体17〜20は球状を成している。これにより、回転体17〜20を肌に当接させ
た状態で、回転体17〜20をスムーズに回転させることができ、使用感に優れる。また
、肌の摘み上げ効果や、揉みほぐし効果を奏することができ、マッサージ効果を一層向上
できる。尚、回転体17〜20を楕円球状にすることや、球状と楕円球状を組み合わせた
形状とすること等も勿論可能である。

0064

さらに、このマッサージ器1の使用時には、本体12内に搭載された電池31からの電
力によって給電装置33が作動され、その給電装置33から電極170、180と電極1
90、200との間に電位差が与えられる。これにより、その電極170〜200の間の
肌に微弱電流が流れて、電気的刺激が与えられる。よって、その電気的刺激と前記揉みほ
ぐしとの協働作用により、良好なマッサージ効果を得ることができる。

0065

また、回転体17、19と回転体18、20との間隔M1よりも、回転体17、18と
回転体19、20との間隔M2の方が大きい。そして、上述の給電装置33の作動時には
配置間隔の大きい回転体17、18の電極170、180と回転体19、20の電極1
90、200との間に電位差が与えられる。このため、電極170〜200間の比較的広
範囲な肌に電流を流すことができるので、局所的に電流が流れることなく、適度の電気的
刺激を得ることができる。しかも、この給電装置33の作動時には、電気抵抗検出部34
により電極170〜200間の電気抵抗が検出されて、その検出された電気抵抗が所定値
以下の場合に、電位差調整部352により給電装置33からの電位差が下げられる。この
ため、例えば肌が濡れているような電気抵抗が小さい場合においても、肌に電流が流れす
ぎて、強い電気的刺激が与えられるおそれはない。

0066

さらに、導電性材料を含む導電性ジェルを肌に塗布して、電極170〜200と肌との
間に当該導電性ジェルを介在させることにより、肌に対する導電性を高めることができる
。これにより、電極170、180と電極190、200との間に電位差を確実に与えて
、効果的に電気的刺激を肌に与えることができる。特に肌が乾燥状態にある場合にも、当
該肌に効果的に電気的刺激を肌に与えることができる。使用される導電性ジェルの種類は
特に限定されず、公知のものを使用することができる。例えば、痩身効果を奏する導電性
ジェルを使用することができる。これにより、上記マッサージ効果および電気的刺激に加
えて、痩身効果を奏することができる。

0067

本例では、水没検出部6は、本体12に設けられている。これにより、肌に導電性のジ
ェルを塗布して使用した場合において、当該ジェルが水没検出部6に干渉することが抑制
されるため、当該ジェルによる水没状態の誤検知が一層抑制される。そのため、当該ジェ
ルを使用した場合の使い勝手が一層向上する。

0068

本例では、本体12は把持可能であるとともに、水没検出部6は本体12において電極
190、200との接続部130bの近傍に設けられている。これにより、本体12(把
持部122)を把持したときに手が水没検出部6に触れることを抑制できる。その結果、
水没状態の誤検出を抑制できるとともに、本体12(把持部122)を把持した状態でマ
ッサージ器1が水没した場合においても水没状態を確実に検出できる。

0069

図11(a)に示すように、回転体17の表面には、支持軸13の軸線131に対して
傾斜した傾斜軸線170aに垂直な複数の仮想面Kによる各断面の輪郭に相当する断面輪
郭線171が複数形成されている。そして、隣り合う断面輪郭線171の間にはそれぞれ
環状に形成された帯状面172が形成されている。各帯状面172は回転体17の内側に
緩やかに窪んでいる。したがって、各帯状面172は、傾斜軸線170aの軸線方向に配
列しているとともに、断面輪郭線171は互いに隣接する帯状面172における境界線と
して視認可能に形成されている。各帯状面172において、その幅(すなわち傾斜軸線1
70aの軸線方向の長さ)は略一定となっている。

0070

回転体17は軸線131を中心に回転可能となっている。そして、図11(a)〜図1
1(d)に示すように、軸線131に垂直な方向から見たときの軸線131に対する傾斜
軸線170aの側方投影傾斜角度θは、回転体17の回転に伴って変化するように観察さ
れる。図11(a)及び図11(c)に示すように、軸線131にして傾斜軸線170a
が最も傾斜している状態における側方投影傾斜角度θは、例えば、0°より大きく45°
以下とすることができ、好ましくは5°〜20°であり、本例では10°である。

0071

また、各断面輪郭線171は、軸線131に垂直な方向から見たときに、回転体17の
回転に伴って、直線状と湾曲線状とを繰り返して観察されることとなる。具体的には、図
11(a)に示す状態(すなわち、側方投影傾斜角度θが最大になる状態)では、軸線1
31に対して傾斜した直線状に観察される。そして、回転体17が回転すると、各断面輪
郭線171は直線状から徐々に支持軸13の端部13b側(本体12側)に膨らんだ湾曲
線状に変化するように観察され、図11(b)に示す状態(すなわち、側方投影傾斜角度
θが最大になる状態から4分の1回転した状態であって、軸線131と傾斜軸線170a
とが重なっている状態)において端部13b側に最も膨らんだ湾曲線状に観察される。

0072

その後、回転体17がさらに回転すると、各断面輪郭線171は湾曲線状から徐々に直
線状に変化するように観察され、図11(c)に示す状態(すなわち、軸線131と傾斜
軸線170aとが重なっている状態からさらに4分の1回転した状態であって、再び側方
投影傾斜角度θが最大になる状態)において軸線131に対して図11(a)に示す傾斜
方向と反対方向に傾斜した直線状に観察される。その後、回転体17がさらに回転すると
、各断面輪郭線171は直線状から徐々に支持軸13の端部13a側(本体12と反対側
)に膨らんだ湾曲線状に変化するように観察され、図11(d)に示す状態(すなわち、
側方投影傾斜角度θが再度最大になった状態から4分の1回転した状態であって、軸線1
31と傾斜軸線170aとが重なっている状態)において端部13a側に最も膨らんだ湾
曲線状に観察される。

0073

そして、図11(d)に示す状態から回転体17がさらに回転すると、各断面輪郭線1
71は湾曲線状から徐々に直線状に変化するように観察され、図11(d)に示す状態か
ら4分の1回転した状態において、上述の図11(a)に示す状態となり、再度軸線13
1に対して傾斜した直線状に観察される。図2に示すように、回転体18、19、20に
も断面輪郭線171と同様の断面輪郭線181、191、201が形成されており、帯状
面172と同様の断面輪郭線182、192、202が形成されている。回転体17と同
様の態様で回転して同様に観察される。

0074

このように、回転体17〜20の回転に伴って、断面輪郭線171が直線状と湾曲線状
とを繰り返して観察されるため、使用者は回転体17〜20の回転を容易に視認すること
ができる。さらに、回転体17〜20の帯状面172〜202が上述の如く形成されてい
るため、帯状面172〜202が形成されていない場合(回転体17〜20が平滑な面で
ある場合)に比べて、肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果を向上することができる。これ
に加えて、回転体17〜20の回転角度に応じて、回転体17〜20と肌との接触状態
変化することとなるため、肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果に若干の緩急がもたらされ
、使用感の更なる向上に寄与する。

0075

また、本実施形態の回転体17の表面には、支持軸13の軸線131に対して傾斜した
傾斜軸線170aに垂直な複数の仮想面Kによる各断面の輪郭に相当する断面輪郭線17
1が複数形成され、隣り合う断面輪郭線171の間にはそれぞれ環状に形成された帯状面
172が形成されている。断面輪郭線171を軸線131と同方向に形成した場合と比較
すると、帯状面が継続して使用者の肌と接する事となり、電極170と使用者の肌との接
触が点接触になってしまうことを好適に防ぐことができる。これにより、継続的に安定し
た電気的刺激を使用者に与えることが可能となる。

0076

なお、本例では、複数の帯状面172〜202を回転体17〜20の内側に緩やかに窪
んだ形状としたが、これに替えて、図12(a)〜図12(d)に示す形状とすることも
できる。具体的には、図12(a)に示すように、隣り合う断面輪郭線171の間の帯状
面172aを平面状に形成してもよい。当該帯状面172aは、傾斜軸線170a(図1
1(a)参照)を含む断面において直線状となっている。また、図12(b)に示すよう
に、隣り合う断面輪郭線171の間の帯状面172aを平面状に形成するとともに、帯状
面172aの隣に位置する帯状面172bを回転体17の外側に膨らんだ形状とすること
ができる。また、図12(c)に示すように、隣り合う断面輪郭線171の間の帯状面1
72aを平面状に形成するとともに、断面輪郭線171に沿って線状溝172cを形成し
てもよい。また、図12(d)に示すように、隣り合う断面輪郭線171の間の帯状面1
72dは緩やかな湾曲面であって、隣接する帯状面172dと互いに滑らかにつながって
いることによって回転体17全体として略球状を成しているとともに、断面輪郭線171
に沿って回転体17の表面に所定のインクを使用して印刷によって環状の線が形成されて
いることとしてもよい。

0077

以上のいずれの場合においても、回転体17〜20の回転に伴って、断面輪郭線171
が直線状と湾曲線状とを繰り返して観察されるため、使用者は回転体17〜20の回転を
容易に視認することができる。また、印刷により断面輪郭線171を形成した図12(d
)に示す場合を除いて、肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果を向上することができるとと
もに、肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果の緩急をもたらして、使用感の更なる向上を図
ることができる。

0078

また、上記複数の帯状面172〜202に替えて、らせん状溝を形成してもよい。また
、上記複数の帯状面172〜202の内、一部の帯状面172〜202に沿って、回転体
17〜20の形成材料と異なる材料を埋め込んでもよい。埋め込む材料としては、例えば
ゲルマニウム合金チタン合金などを採用することができる。

0079

また、上記複数の帯状面172〜202を設けずに、回転体17〜20の表面を平滑な
面にしても良い。その場合には、電極170〜200と肌を接触させやすくすることがで
きる。ただ、複数の帯状面172〜202を形成した場合と比較すると、回転体17〜2
0の回転が分かりづらくなってしまったり、肌の摘み上げ効果が低下してしまったりする
。さらには、上記複数の帯状面を回転軸の軸方向に形成するようにしても構わない。

0080

また、さらには、上記複数の帯状面172〜202に替えて、三角形小平面を多数組
み合わせたダイヤカットを形成してもよい。また、回転体17〜20の表面の一部又は全
部に、微細な凹凸からなる梨地面を形成したり、円錐状や円柱状からなる微小突起を形成
したりしてもよい。これらの場合には、回転体17〜20が平滑な面である場合に比べて
、肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果を向上することができる。

0081

支持軸13〜16の軸線に対して少なくとも1個の回転体17〜20の中心軸線偏心
させることとしてもよい。この場合には、中心軸線を偏心させた回転体17〜20は偏心
回転するため、皮膚への当接圧力に強弱をつけることができる。

0082

以上のごとく、本例によれば、肌に電気的刺激を与えて良好なマッサージ効果を得るこ
とができるとともに、水没による不具合の発生を抑制でき、使い勝手の良いマッサージ器
1を提供することができる。

0083

(実施例2)
実施例2におけるマッサージ器1は、図13に示すように、実施例1の給電制御部35
3(図9参照)は備えられていない。そして、本例では、マッサージ器1における水没状
態を検出するための制御態様は、以下のようになされる。なお、実施例1の場合と同等の
構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。

0084

まず、実施例1の場合と同様にステップS10〜S14(図10参照)が行われる。そ
して、図10のステップS14において、マッサージ器1が水没状態であると判断された
後は、図14に示すように、水没検出部60から制御部35に水没検出信号が出力される
(ステップS25)。その後、電気抵抗検出部34(図13参照)によって電極170〜
200間の電気抵抗を検出し、制御部35が、当該電気抵抗が所定値以上であるか否かを
判断する(ステップS26)。

0085

ステップS26において、電極170〜200間の電気抵抗が所定値以上でないと判断
した場合(ステップS26のNo)は、制御部35の電位差調整部352は給電装置33
に電位差調整信号を出力する(ステップS27)。給電装置33は電位差調整信号が入力
されると、電極170〜200への給電量を低下させ、電極170〜200間の電位差が
所定値以下となるように調整する(ステップS28)。その後はステップS11(図10
参照)に戻る。また、ステップS26において、制御部35が、電極170〜200間の
電気抵抗が所定値以上であると判断した場合(ステップS26のYes)もステップS1
1(図10参照)に戻る。

0086

これにより、水没状態と判断されると、電極170〜200間の電位差が所定値以下に
調整される。その結果、本体12が水没した場合に電極170〜200間に電流が過剰に
流れることが防止される。また、本例においても、実施例1の場合と同等の作用効果を奏
する。尚、電極170〜200間の電気抵抗が所定値(第1の所定値)、及び、電極17
0〜200間の電位差の所定値(第2の所定値)は任意の値に設定する事が可能である。
例えば、第1の所定値を理論上考えられないような大きな値に、第2の所定値を0Vに設
定した場合には、実施例1と同様に、水没と判定されると、給電装置33から電極170
〜200への給電が停止されることになる。尚、実施例1と同様、水没状態が一定時間(
例えば1分)継続した場合にスイッチ335をオフにするように構成する事も勿論可能で
ある。これにより、電池31の早期放電が防止される。

0087

(実施例3)
実施例3におけるマッサージ器1は、図15に示すように、バイパス回路80としての
表示部52及び切替部8を備える。また、制御部35は、実施例1の給電制御部353(
図9参照)に替えて、切替制御部354を備える。切替部8は給電部3(給電装置33)
と電極170〜200とを接続する第1通電経路81と、給電部3(給電装置33)と電
極170〜200をバイパスするバイパス回路80とを接続する第2通電経路82と、を
切り替えることができるように構成されている。本例のマッサージ器1における水没状態
を検出するための制御態様は、以下のようになされる。なお、実施例1及び実施例2の場
合と同等の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。

0088

まず、実施例1の場合と同様にステップS10及びS11(図10参照)が行われる。
そして、図15及び図16に示すように、ステップS11において、水没センサ60にお
ける一対の水没検出電極60a、60b間の電気抵抗を検出した後、ステップS12にお
いて、一対の水没検出電極60a、60b間の電気抵抗が所定値以下でないと判断された
場合(ステップS12のNo)は、制御部35が、切替部8において給電装置33が電極
170〜200に接続されているか否かを判断する(ステップS35)。接続されていな
いと判断した場合(ステップS35のNo)には、制御部35の切替制御部354は、切
替部8に第1切替信号を出力する(ステップS36)。切替部8は第1切替信号が入力さ
れると、第1通電経路81に切り替えて給電装置33を電極170〜200に接続する(
ステップS37)。その後、給電装置33が電極170〜200に給電するよう制御する
(ステップS38)。一方、ステップS35において、給電装置33が電極170〜20
0に接続されていると判断した場合(ステップS35のYes)にも、ステップS38に
おいて給電装置33が電極170〜200に給電するよう制御する。

0089

一方、ステップS12において、一対の水没検出電極60a、60b間の電気抵抗が所
定値以下であると判断された場合(ステップS12のYes)は、ステップS14におい
て、マッサージ器1が水没状態であると判断し、その後、制御部35に水没検出信号を出
力する(ステップS39)。そして、制御部35は、切替部8において、給電装置33が
電極170〜200に接続されているか否か判断する(ステップS40)。接続されてい
ないと判断された場合(ステップS40のNo)は、ステップS11(図10参照)に戻
る。一方、ステップS40において、給電装置33が電極170〜200に接続されてい
ると判断された場合(ステップS40のYes)は、制御部35の切替制御部354は切
替部8に第2切替信号を出力する(ステップS41)。切替部8は第2切替信号が入力さ
れると第1通電経路81から第2通電経路82に切り替えることにより、給電装置33と
電極170〜200との接続を解除して、給電装置33を表示部52に接続する(ステッ
プS42)。そして、給電装置33から給電された表示部52は、マッサージ器1が水没
状態であることを表示する(ステップS43)。

0090

これにより、水没状態と判断されると、電極170〜200への給電が停止されて、表
示部52に給電されるように制御される。その結果、本体12が水没した場合に電極17
0〜200間に電流が過剰に流れることが防止される。また、表示部52において、マッ
サージ器1が水没状態と判定されていることが表示されるため、使用者は電極170〜2
00間に電流が過剰に流れないように制御された状態であることを容易に認識することが
できる。そのため、浴槽などに落下させて水没したマッサージ器1を躊躇なく拾い上げる
ことができる。また、本例においても、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。尚、
図16では、ステップS43の処理が終了後、処理をステップS11(図10)に戻すよ
うにしているが、ステップS43の処理が終了後、図16に示す処理を終了させるように
しても良い。その場合、使用者による指示操作が行われない限り、給電装置33から電極
170〜200に対する給電が再開されない。これにより、使用者が意図していない電極
170〜200への給電の再開を好適に防ぐことができる。また、一定時間水検知状態
が続いた場合に、スイッチ335をオフにするように構成する事も勿論可能である。

0091

(実施例4)
本例のマッサージ器100は、図17に示すように、実施例1における4つの回転体1
7〜20(図1参照)に替えて、2つの回転体17、18が備えられる。また、実施例1
における本体12(図2参照)に替えて、本体120を備える。なお、実施例1〜実施例
3の構成要素と同等の構成要素については、同一の符号を用いてその説明を省略する。

0092

本例のマッサージ器100では、本体120は細長く形成されている。本体120の長
手方向Xの中央部は把持可能に形成された把持部120aを成しており、本体120の一
端側X1の端部には枝分かれした分枝部120b、120cを介して2つの回転体17、
18が設けられている。そして、回転体17、18の表面が電極170、180を形成し
ている。回転体17、18は本体120の厚さ方向Yのうちの下面側Y1に放射状に広が
るように延びている。

0093

把持部120aの上面側Y2には、太陽電池パネル120dが設置されている。本体1
20の内部にはニッケル水素電池等の充電可能な電池31(図9参照)が配設されており
、太陽電池パネル120dで発電された電力が当該電池31に充電される。また、図18
に示すように、本体120の下面側Y1であって、分枝部120b、120cの間には、
水没検出部6としての水没センサ60が設けられている。水没センサ60の構成は実施例
1の場合と同様であり、水没状態における制御態様も実施例1の場合と同様である。尚、
水没センサ60を回転体17、18に配設するようにしても良いし、本体120、回転体
17、18の双方に配設するようにしても良い。

0094

本例のマッサージ器100においても、実施例1において4つの回転体17〜20が備
えられることによる効果を除いて、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。

0095

なお、実施例1のマッサージ器1では4つの電極170〜200を備えることとし、実
施例4のマッサージ器100では2つの電極170、180を備えることとしたが、これ
らに限らず、3つ又は5つ以上の電極を備えていてもよい。また、水没状態における制御
態様を、実施例1と同様ではなく、実施例2や実施例3と同様にすることも勿論可能であ
る。

0096

実施例1〜実施例3では各電極170〜200は、回転体17〜20に形成することと
したが、これに限らず、少なくとも2枚のシート状のパッドにおいて、それぞれの一方の
面を電極として採用してもよい。この場合には、当該パッドの他方の面に水没検出部を設
けることとしてもよい。これにより、水没検出部は電極としてのパッドが水没したことを
検出することができる。なお、当該パッドの電極と本体とは絶縁被覆された電線及び信号
線により接続されているものとする。この場合も、水没検出部が水没を検知した場合には
、実施例1から実施例3のいずれかと同様の制御を行うこととなる。

0097

なお、上述したマッサージ器1に設けられた回転体17〜20は、この部分のみをマッ
サージ器用回転体装置として、分離して供給することが可能である。この場合においては
、当該マッサージ器用回転体装置を利用することにより、マッサージ効果に優れたマッサ
ジ器を容易に提供することができる。
このマッサージ器用回転体装置を以下に開示する。
(1) 球状、楕円球状、又はこれらを組み合わせた形状からなるとともに、支持軸に回
転可能に保持されるように構成されている回転体を備え、
上記回転体の表面には、上記支持軸の軸線に対して傾斜した傾斜軸線に垂直な複数の仮
想面による各断面の輪郭に相当する断面輪郭線が形成されていることを特徴とするマッサ
ージ器用回転体装置。
(2) 上記回転体の表面には環状に形成された複数の帯状面が上記傾斜軸線の軸線方向
に配列しているとともに、上記断面輪郭線は互いに隣接する上記帯状面における境界線と
して視認可能に形成されていることを特徴とする(1)に記載のマッサージ器用回転体装
置。

0098

上記(1)に記載のマッサージ器用回転体装置によれば、回転体を肌に当接させた状態
で、回転体をスムーズに回転させることができ、使用感に優れる。また、複数のマッサー
ジ器用回転体装置を組み合わせて使用した場合には、一対のマッサージ器用回転体装置間
において肌の摘み上げ効果や、揉みほぐし効果を奏することができ、マッサージ効果を一
層向上できる。(1)において、球状及び楕円球状とは、厳密な球状及び楕円球状に限ら
ず、概略して球状及び楕円球状の認められる形状や、その表面に若干の凹凸を有する形状
などの略球状を含むものとする。

0099

また、(1)に記載の上記マッサージ器用回転体装置を肌に当接させて回転させると、
軸線に対する断面輪郭線が当該回転に応じて変化するように観察されるため、マッサージ
器用回転体装置が回転していることを視認しやすくなる。

0100

上記(2)に記載のマッサージ器用回転体装置によれば、複数の帯状面が境界線として
の断面輪郭線が回転体の回転角度に応じて周期的に変化して観察されるため、回転体が回
転していることを容易に視認できる。さらに、複数の帯状面が傾斜軸線の軸線方向に配列
していることから、回転体の回転に応じて帯状面の向きが周期的に変化するため、複数の
マッサージ器用回転体装置を組み合わせて使用した場合には、一対の回転体の間における
肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果に強弱が付与されることとなる。その結果、マッサー
ジ効果を一層向上できるとともに、使用者に肌の摘み上げ効果や揉みほぐし効果を効果的
に認識させることができ、優れた使用感を得ることができる。

0101

上記環状に形成された帯状面は、傾斜軸線の軸線方向に隣接する他の帯状面との境界線
が視認しやすいように、当該帯状面に隣接する他の帯状面と異なる形状であることが好ま
しい。例えば、傾斜軸線を含む断面における当該帯状面及びこれに隣接する他の帯状面の
形状を直線状とするとともに、傾斜軸線に対する両者の傾斜角度を異ならせるようにする
ことができる。また、傾斜軸線を含む断面における当該帯状面の形状を直線状にするとと
もに、これに隣接する他の帯状面の形状を回転体の外側に膨れた湾曲形状又は回転体の内
側に窪んだ湾曲形状とすることができる。また、傾斜軸線を含む断面における当該帯状面
及びこれに隣接する他の帯状面の形状を回転体の内側に窪んだ湾曲形状とすることができ
る。これらの場合には、当該帯状面とこれに隣接する他の帯状面の境界線(断面輪郭線)
を明確に線状に形成することができる。例えば、帯状面及び断面輪郭線は、図12(a)
図12(d)を参照して上述したように、形成することができる。

0102

(実施例5)
本例のマッサージ器601は、実施例1における導電性の回転体17〜20の表面に形
成された4つの電極170〜200(図2参照)に替えて、図20に示すように、パッド
状の電極部(第1電極群670、第2電極群680)を備える。なお、実施例1〜3と同
等の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。

0103

以下、本例のマッサージ器601について詳述する。
本例のマッサージ器601は、図23に示すように、人602の腹部603に取り付け
て使用される。そして、本例では、人602の背丈長手方向を身長方向Hというものと
する。また、人602の正面に面して、身長方向Hに平行でへそ603aを通る人602
中心軸602aよりも人602の右手605a側を右方向W1といい、中心軸602a
よりも人602の左手605b側を左方向W2というものとする。そして、右方向W1と
左方向W2とを合わせて左右方向Wという。

0104

図19に示すように、本体部(本体)610は、マッサージ器601の中央に設けられ
ている。図19及び図21に示すように、本体部610は、略円盤状をなしている。図2
2に示すように、本体部610は、制御基板641等を収納するケース611と、ケース
611に取り付けられてマッサージ器601の外殻を形成する外殻形成体612と、から
なる。ケース611はABS製である。外殻形成体612はシリコン製である。ケース6
11は凹状をなす第1ケース651と、第1ケース651に取り付けられて、第1ケース
651との間に制御基板641を収納する収納部613を形成する第2ケース652とか
らなる。第2ケース652の外縁に沿って、立設されたリブ652aが、第1ケース65
1の外縁部651aの内側に嵌合して第1ケース651に第2ケース652が接合されて
いる。

0105

第1ケース651には、図19図22に示すように、後述する操作部660の一部を
形成する第1カンチレバー661a及び第2カンチレバー661bが形成されている。第
1カンチレバー661a及び第2カンチレバー661bは、第1ケース651の壁の一部
をくり抜いて片持ち梁の状態に形成されている。第1カンチレバー661aと第2カン
レバー661bとは、身長方向Hの上側から下側に向かって、この順で配列している。

0106

また、図19図22に示すように、マッサージ器601には、水没検出部6としての
水没センサ60(60a、60b)が備えられる。水没センサ60は、ケース611にお
ける本体部610の身長方向Hの上側に設けられている。図22に示すように、水没セン
サ60a(60)は、センサハーネス63を介して制御基板641に電気的に接続されて
いる。そして、実施例1の場合と同様に、水没状態を検出するための制御(図10参照)
が行われるように構成されている。ただし、本例のマッサージ器601は、実施例1にお
けるLEDランプ337(図9参照)に替えて、スピーカ643を備えている。そして、
水没を検出したときは、実施例1におけるLEDランプ337の点灯報知に替えて、音声
(例えば、「ピ、ピ、ピ」などの電子音)が出力されて報知されるようになっている。

0107

図22に示すように、外殻形成体612が第1ケース651における第2ケース652
と反対側に取り付けられている。そして、図19に示すように、外殻形成体612は両カ
ンチレバー661a、661bを覆っている。外殻形成体612において、第1カンチレ
バー661aの直上には記号「+」が突出形成されており、第2カンチレバー661bの
直上には記号「−」が突出形成されており、後述する操作部660の一部を形成する操作
面664を形成している。

0108

図22に示すように、第1ケース651と第2ケース652との間に形成された収納部
613には、制御基板641が収納されている。制御基板641はプリント基板であって
、制御基板641には図示しない配線パターンと電子部品642等とが設けられて、制御
回路が形成されている。また、制御基板641には、表面実装型の小型のスピーカ643
が電気的に接続されている。

0109

収納部613には、操作部660を形成するスイッチ機構662も収納されている。ス
イッチ機構662はタクトスイッチであって、押下可能なスイッチ部663を備える。ス
イッチ機構662は制御基板641に電気的に接続されている。スイッチ機構662は第
1ケース651に形成された第1カンチレバー661a及び第2カンチレバー661bの
直下にそれぞれ配設されている。これにより、第1ケース651を覆う外殻形成体612
の操作面664を介して外部から第1カンチレバー661aを押圧すると、片持ち梁状態
の第1カンチレバー661aが撓むことにより、スイッチ機構662のスイッチ部663
が押下されるようになっている。そして、操作面664における押圧を解除すると、片持
ち梁状態の第1カンチレバー661aの復元力により、第1カンチレバー661aは元の
位置に戻ることとなる。第2カンチレバー661bにおいても同様に押圧及び押圧の解除
が行われるように構成されている。

0110

図22に示すように、第2ケース652には、給電部3(図9参照)へ供給される電力
を備える電源部620が備えられている。そして、第2ケース652には、電源部620
を構成する電池31を保持する電池保持部614が形成されている。電池保持部614に
は、電池31の脱落を防止する蓋615が着脱可能に取り付けられている。蓋615は、
電池31よりも一回り大きい円盤状をなしており、その外周には蓋615と第2ケース6
52との間をシールするОリング616が嵌装されている。電池31は、図示しないリー
ドを介して制御基板641に電気的に接続されている。図20に示すように、第2ケース
652には、蓋615の外周から放射状に延びる線状の溝653が等間隔に複数形成され
ている。

0111

図20に示すように、電極部として、第1電極群670と第2電極群680を備える。
第1電極群670は、図20図23に示すように、腹部603に取り付けたときに中心
線610aよりも人602の右手側W1に位置するように、本体部610から延出してい
る。第2電極群680は、腹部603に取り付けたときに中心線610aよりも人602
の左手側W2に位置するように、本体部610から延出している。図20に示すように、
第1電極群670には、右側電極671〜673が含まれており、第2電極群680には
左側電極681〜683が含まれている。

0112

各電極671〜673、681〜683はいずれも、角部が丸みを帯びた略長方形に形
成されている。そして、各電極671〜673、681〜683の長手方向(例えば、第
3右側電極673において符号dで示す方向)が、左右方向Wに概ね沿っている。本例で
は、各電極671〜673、681〜683はいずれも同一の形状を成している。各電極
671〜673、681〜683の形状は、例えば、長手方向の長さをd、短手方向の長
さをhとしたとき、h/dを0.40〜0.95、好ましくは0.50〜0.80とする
ことができ、本例では、h/dは0.55としている。

0113

図22に示すように、第2ケース652には、リブ652aの外側に突出した鍔部65
2bが形成されている。鍔部652bと第1ケース651の外縁部651aとの間には、
図示しない防水用両面シールを介して、シート状の基材633が挟持されている。基材6
33はPET製であり、可撓性を有する。図20に示すように、基材633は、マッサー
ジ器601における外殻形成体612側の面(表側面)と反対側である面(裏側面633
a)の全域に広がっている。そして、図19及び図21に示すように、基材633におけ
る表側面は、本体部610から延出した外殻形成体612によって覆われている。基材6
33と外殻形成体612とは、図示しない3M社製の粘着テープ及びシリコン接着処理剤
によって接合されている。

0114

図20に示すように、各電極671〜673、681〜683の内側には所定大きさの
六角形をなす電極非形成部634が所定間隔をあけて、複数形成されている。また、各右
側電極671、672、673には、制御基板641に接続するためのリード部674、
675、676が本体部610から引き出されるようにそれぞれ形成されている。同様に
、各左側電極681、682、683には、制御基板641に接続するためのリード部6
84、685、686が本体部610から引き出されるようにそれぞれ形成されている。
各リード部674〜676、684〜686には、シリコンコーティングが施されており
、外部と導通できないようになっている。また、各電極671〜673、681〜683
においてリード部674〜676、684〜686に繋がる部分とその近傍領域(図20
において、符号Cで示す斜線領域)にも、シリコンコーティングが施されており、外部と
導通できないようになっている。各右側電極671〜673は互いに並列接続され、各左
側電極681〜683も互いに並列接続されている。

0115

図20に示すように、電極部(第1電極群670、第2電極群680)は、基材633
の裏側面633aに形成されている。これにより、電極部(第1電極群670、第2電極
群680)は本体部610と一体的に形成されている。そして、可撓性を有する基材63
3に形成されているため、電極部(第1電極群670、第2電極群680)も可撓性を有
する。第1電極群670及び第2電極群680は、銀ペーストを含む導電性インクを基材
633の裏側面633aに印刷して形成されている。第1電極群670及び第2電極群6
80には合わせて4個以上の電極671〜673、681〜683が含まれている。本例
では、第1電極群670と第2電極群680とはそれぞれ同数の電極671〜673、6
81〜683を含んでおり、その数はそれぞれ3個である。すなわち、第1電極群670
には、第1右側電極671、第2右側電極672及び第3右側電極673が備えられてい
る。複数の第2電極群680には、第1左側電極681、第2左側電極682及び第3左
側電極683が備えられている。そして、基材633において、第1右側電極671、第
2右側電極672及び第3右側電極673が形成される部分をそれぞれ、第1右側基部6
77、第2右側基部678及び第3右側基部679とし、第1左側電極681、第2左側
電極682及び第3左側電極683が形成される部分をそれぞれ、第1左側基部687、
第2左側基部686及び第3左側基部689とする。

0116

そして、各電極671〜673、681〜683には、ゲルパッド635(積水化成品
工業株式会社製「テクゲル」、型番SR−RA240/100)が貼付されている。ゲ
ルパッド635は導電性を有しており、各電極671〜673、681〜683はゲルパ
ッド635を介して腹部603(図23参照)への通電が可能となっている。また、ゲル
パッド635は高い粘着性を有しており、ゲルパッド635を介して、マッサージ器60
1が腹部601に取り付けられるようになっている。

0117

ゲルパッド635は、図20に示すように、各電極671〜673、681〜683よ
りも一回り大きい形状を有しており、各電極671〜673、681〜683を個別に覆
っている。ゲルパッド635は交換可能となっているため、ゲルパッド635が、使用に
伴って粘着力が低下したり、破損したり、汚れが目立つようになったりした場合などには
、適宜交換することができる。また、所定期間(例えば、1ヶ月、2か月など)ごとに使
用済みのゲルパッド635を新品のものと交換することとしてもよい。

0118

図20に示すように、第1右側電極671、第2右側電極672及び第3右側電極67
3はいずれも、人602(図23参照)の身長方向Hに平行で本体部610の中心を通る
中心線610aよりも人602の右手側X1(第1領域S1)に位置するように、本体部
610から延出している。そして、第1右側電極671、第2右側電極672及び第3右
側電極673は、身長方向Hに沿って上側から下側に向かってこの順で配列している。

0119

一方、第1左側電極681、第2左側電極682及び第3左側電極683は、中心線6
10aよりも人602の左手側X2(第2領域S2)に位置するように、本体部610か
ら延出している。そして、第1左側電極681、第2左側電極682及び第3左側電極6
83も、身長方向Hに沿って上側から下側に向かってこの順で配列している。

0120

そして、図20に示すように、第1電極群670と第2電極群680とが、腹部603
図23参照)に取り付けたときに、中心線610aを基準として線対称に位置するよう
に構成されている。すなわち、腹部603に取り付けたときに中心線610aを基準とし
て、第1右側電極671と第1左側電極681とが線対称に位置し、第2右側電極672
と第2左側電極682とが線対称に位置し、第3右側電極673と第3左側電極683と
が線対称に位置するように構成されている。

0121

また、図20に示すように、第1電極群670及び第2電極群680は、腹部603(
図23参照)に取り付けたときに、身長方向Hにおいて、第1電極群670及び上記第2
電極群68のそれぞれにおける最も上側に位置する第1右側電極671と第1左側電極6
81とからなる一対の上側電極対670aと、最も下側に位置する第3右側電極673と
第3左側電極683とからなる一対の下側電極対670cと、上側電極対670aと下側
電極対670cとの間に位置する一対の第2右側電極672と第2左側電極682とから
なる中央電極対670bと、が形成されるように構成されている。これにより、上側電極
対670a、中央電極対670b及び下側電極対670cは、身長方向Hに沿って上側か
ら下側に向かってこの順で配列している。

0122

そして、中央電極対670bは、上側電極対670a及び下側電極対670cよりも本
体部610から延設される方向(左右方向W)に突出している。すなわち、腹部603に
取り付けたときに、中央電極対670bを構成する第2右側電極672は、上側電極対6
70aを構成する第1右側電極671及び下側電極対670cを構成する第3右側電極6
73よりも右方向W1に突出している。同様に、中央電極対670bを構成する第2左側
電極682は、上側電極対670aを構成する第1左側電極681及び下側電極対670
cを構成する第3左側電極683よりも左方向W2に突出している。

0123

また、図20に示すように、上側電極対670aは延出方向に向かうほど上側に位置す
るようにV字状に傾斜している。そして、上述の如く、各電極671〜673、681〜
683は同一の大きさとなっている。一方、各電極671〜673、681〜683の基
材633における各右側基部677〜679は各右側電極671〜673よりも大きくな
っており、各左側基部687〜689は、各左側電極681〜683よりも大きくなって
いる。

0124

また、図20に示すように、上側電極対670aは、下側電極対670cよりも本体部
610から延設される方向(左右方向W)に突出している。すなわち、腹部603に取り
付けたときに、上側電極対670aを構成する第1右側電極671は、下側電極対670
cを構成する第3右側電極673よりも右方向W1に突出している。同様に、上側電極対
670aを構成する第1左側電極681は、下側電極対670cを構成する第3左側電極
683よりも左方向W2に突出している。

0125

そして、図20に示すように、第1右側基部677の下方外縁部677aは右方向W1
膨出しており、第1左側基部687の下方外縁部687aは左方向W2に膨出している

また、第2右側基部678の中央外縁部678aは右方向W1に若干膨出しており、第
2左側基部688の中央外縁部688aは左方向W2に若干膨出している。
さらに、第3右側基部679の上方外縁部679aは右方向W1に膨出しており、第3
右側基部679の下方外縁部679bは下方向(H方向における下側方向)に膨出してい
る。また、第3左側基部689の上方外縁部689aは左方向W2に膨出しており、第3
左側基部689の下方外縁部689bは下方向に膨出している。

0126

基材633における各基部677〜679、687〜689を上述のようにすることで
図19に示すように、マッサージ器601を正面側から見たとき、マッサージ器601
が腹部603における腹直筋604を左右方向に包み込むように配される。また、各電極
671〜673、681〜683の配置が腹直筋4の区画4aに併せた配置となることで
が、各筋肉を効率よく刺激されることを期待できる。さらに、かかる形状であると認識さ
れることにより、腹部603が引き締まって腹筋割れイメージを使用者に想起させる
ことができる。これによりマッサージ器601を使用することにより、腹筋が割れて引き
締まった腹部3とするためのイメージトレーニングの効果が得られる。(イメージトレー
ニングによる運動効果の向上は一般によく知られている。)

0127

また、図20に示すように、第1電極群670及び第2電極群680において互いに隣
り合う電極671〜673、681〜683の間には、本体部610に向かって切り込ま
れた切り込み部617が形成されている。本例では、第1右側電極671と第2右側電極
672との間、第2右側電極672と第3右側電極673との間、第3右側電極672と
第3左側電極683との間、第3左側電極683と第2左側電極682との間、第2左側
電極682と第1左側電極681との間、及び第1左側電極681と第1右側電極671
との間、の合計6カ所に切り込み部617が形成されている。さらに、本体部610の周
囲には、貫通孔618が4カ所形成されている。

0128

また、本例では、給電部(図9参照)へ供給される電力を備える電源部620と、制御
部35(図9参照)の制御態様を変更可能に構成された操作部660と、を備えている。
そして、電源部620は本体部610に収納されているとともに、電極(第1電極群67
0及び第2電極群680)を人体に当接させて電気刺激を付与するように構成されている
。これにより、電源部620(電源31)が本体に収納されているため、外部から電力を
供給する必要がないことから、ワイヤレスにすることができる。そのため、使い勝手が良
いとともに、外部電源がない場所でも使用することができる。

0129

また、本例では、電極(第1電極群670及び第2電極群680)は可撓性を有する。
これにより、肌の形状に沿わせて、電極(第1電極群670及び第2電極群680)を変
形させやすくなることから、電極(第1電極群670及び第2電極群680)と肌との接
面積を広く確保することが容易となる。そのため、電極(第1電極群670及び第2電
極群680)を肌に取り付けるだけで広い範囲に電気刺激を与えることができ、マッサー
ジ効果をより広い範囲に及ぼすことができる。

0130

また、本例では、電極(第1電極群670及び第2電極群680)は、本体部610か
ら延設されたシート状の基材633に複数形成されるとともに、基材633には、電極(
第1電極群670及び第2電極群680)と電源(電池31)とを制御部35及び給電部
3を介して電気的に接続するリード部674、675、676が形成されている。これに
より、電極(第1電極群670及び第2電極群680)が本体部610と一体的に形成さ
れるとともにシート状となっているため、電極(第1電極群670及び第2電極群680
)を本体部610とともに肌に付着させやすくなる。これにより、使い勝手のよいマッサ
ージ器601となる。

0131

本例のマッサージ器601によっても、実施例1において導電性の回転体17〜20の
表面に形成された4つの電極170〜200(図2参照)を備えることによる押圧等の作
用効果を除いて、実施例1と同等の作用効果が得られる。

実施例

0132

なお、実施例5では、6個の電極671〜673、681〜683を備えることとした
が、これに限らず、2個以上とすることができる。例えば、図24図25及び図26
示すように、電極として、実施例5の電極671、681と同様の構成ではあるが、一回
り大きい2個の電極671、681を備えるマッサージ器701であってもよい。なお、
実施例5と同等の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。この変形例の
マッサージ器701によっても、実施例5と同等の作用効果を奏する。そして、この変形
例のマッサージ器701によれば、電極が6個の場合(図20参照)に比べて、電極67
1、681の個数が少ないため、電極あたりの消費電力を大きくすることができることか
ら、各電極671、681を一回り大きくしている。これにより、電極1つによって電気
刺激を付与できる範囲が広がり、腕部、大腿部等の大きい部位の筋肉を刺激しやすくなっ
ている。

0133

1、100、601、701マッサージ器
12、120、610 本体
13、14、15、16支持軸
130a、130b 接続部
17、18、19、20回転体
170、180、190、200、671、672、673、681、682、683
電極
171、181、191、201断面輪郭線
172、182、192、202帯状面
3給電部
33給電装置
35 制御部
353給電制御部
52 表示部
6水没検出部
8切替部
80 バイパス回路

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