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技術 ハマナス抽出物を含む飲料の製造方法

出願人 オンジン-グン
発明者 ハンサム-ドンハチュン-ススンミン-ヒ
出願日 2018年12月10日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2018-230996
公開日 2019年9月12日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2019-150011
状態 未査定
技術分野 食品の着色及び栄養改善
主要キーワード 開発試験 液状香料 抽出特性 冷凍果実 屈折糖度 赤色度 可溶性固形物 浸出温度
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

ハマナス抽出物を含む食品組成物及びその製造方法の提供。

解決手段

i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップ、ii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップ、iii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及び、iv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に高果糖クエン酸香料及び精製水を含む副材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ、を含むハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法。

概要

背景

ハマナス(Rosa rugosa Thunb.)は、バラ科バラ属海岸自生する落葉低木であり、日本、韓国、中国を含んだ東アジア温帯地域からカムチャッカ半島、オホーツク海岸の亜寒帯地域まで広く分布している。公害や寒さなどの厳しい環境でもよく耐え、土壌選択性が低いため、園芸用に広く植栽されている。

花は、お香料原料として用いられ、果実は、ジャムのような加工食品に用いられており、中国では、昔から胃痛吐血月経過多下痢などの治療に用い、韓国及び日本では、民間薬として糖尿の治療と予防に用いられてきた。

ハマナスには、ビタミンCが豊かであり、テルペノイド(terpenoid)及びフェニルプロパノイド(phenylpropanoid)、ケルセチン(quercetin)、イソケルセチン(isoquercetin)、ルチン(rutin)などのフラボノイド、及びテリマグランジン(tellimagrandin)I、テリマグランジンII、ルゴシン(rugosin)などの加水分解型タンニン、及びカテカテキン誘導体などの縮合型タンニンなどが報告されている。これらの成分は、多様な生理活性関与し、ハマナスによる抗炎症鎮静作用抗アレルギー作用、抗高脂血症皮膚老化予防美白効果、糖尿治療などの研究が報告されている。特に、テリマグランジンI及びペドゥンクラジン(pedunculagin)の加水分解型タンニンは、HIVHTLV−1の転写重合酵素(transcriptase)の活性を抑制する効果を奏するだけでなく、試験管内の水準癌細胞の生育を抑制し、兔疫細胞の生育を増進させる効果があると報告されたことがある。このようにハマナスは、多様な生理活性と関係が深いため、機能性食品として用いられ、医薬品素材として注目を引いている。

本発明は、大韓民国の壅津から生産されているハマナス果実抽出物を含むハマナス飲料を製造し、嗜好性及び健康機能性の側面で消費者の要求を満たすように副材料または漢方材料を混合した高付加価値飲料製品を製造する方法を提供する。

概要

ハマナス抽出物を含む食品組成物及びその製造方法の提供。i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップ、ii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップ、iii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及び、iv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に高果糖クエン酸、香料及び精製水を含む副材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ、を含むハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法。

目的

本発明は、大韓民国の壅津郡から生産されているハマナス果実抽出物を含むハマナス飲料を製造し、嗜好性及び健康機能性の側面で消費者の要求を満たすように副材料または漢方材料を混合した高付加価値の飲料製品を製造する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップiii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及びiv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に高果糖クエン酸香料及び精製水を含む副材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ、を含むことを特徴とする、ハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法。

請求項2

前記iii)ステップの溶媒は、水、酒精またはこれらの混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の食品組成物の製造方法。

請求項3

前記iii)ステップの濃縮は、抽出物糖度が2〜6Bxになるように濃縮することを特徴とする、請求項1に記載の食品組成物の製造方法。

請求項4

前記iv)ステップの副材料は、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、それぞれ高果糖を5〜120重量部、クエン酸を0.1〜3重量部、香料を0.01〜0.05重量部、及び精製水を50〜1000重量部で含むことを特徴とする、請求項1に記載の食品組成物の製造方法。

請求項5

前記iv)ステップの香料は、パイナップル香りレモンの香り、柚子の香り、紅茶の香り及びリンゴの香りからなる群より選択されるいずれか一つ以上であることを特徴とする、請求項1に記載の食品組成物の製造方法。

請求項6

i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップiii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及びiv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に乾棗、乾生姜及び甘草を含む漢方材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ、を含むことを特徴とする、ハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法。

請求項7

前記iii)ステップの溶媒は、水、酒精またはこれらの混合物であることを特徴とする、請求項6に記載の食品組成物の製造方法。

請求項8

前記iv)ステップの漢方材料は、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、それぞれ乾棗を1〜10重量部、乾生姜を0.1〜1.5重量部、及び甘草を0.1〜1.5重量部で含むことを特徴とする、請求項6に記載の食品組成物の製造方法。

請求項9

請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の方法により製造されたことを特徴とする、ハマナス食品組成物。

請求項10

前記食品組成物は、飲料組成物またはパウチ型ティーバッグであることを特徴とする、請求項9に記載のハマナス食品組成物。

技術分野

0001

本発明は、ハマナス抽出物を含む飲料組成物及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

ハマナス(Rosa rugosa Thunb.)は、バラ科バラ属海岸自生する落葉低木であり、日本、韓国、中国を含んだ東アジア温帯地域からカムチャッカ半島、オホーツク海岸の亜寒帯地域まで広く分布している。公害や寒さなどの厳しい環境でもよく耐え、土壌選択性が低いため、園芸用に広く植栽されている。

0003

花は、お香料原料として用いられ、果実は、ジャムのような加工食品に用いられており、中国では、昔から胃痛吐血月経過多下痢などの治療に用い、韓国及び日本では、民間薬として糖尿の治療と予防に用いられてきた。

0004

ハマナスには、ビタミンCが豊かであり、テルペノイド(terpenoid)及びフェニルプロパノイド(phenylpropanoid)、ケルセチン(quercetin)、イソケルセチン(isoquercetin)、ルチン(rutin)などのフラボノイド、及びテリマグランジン(tellimagrandin)I、テリマグランジンII、ルゴシン(rugosin)などの加水分解型タンニン、及びカテカテキン誘導体などの縮合型タンニンなどが報告されている。これらの成分は、多様な生理活性関与し、ハマナスによる抗炎症鎮静作用抗アレルギー作用、抗高脂血症皮膚老化予防美白効果、糖尿治療などの研究が報告されている。特に、テリマグランジンI及びペドゥンクラジン(pedunculagin)の加水分解型タンニンは、HIVHTLV−1の転写重合酵素(transcriptase)の活性を抑制する効果を奏するだけでなく、試験管内の水準癌細胞の生育を抑制し、兔疫細胞の生育を増進させる効果があると報告されたことがある。このようにハマナスは、多様な生理活性と関係が深いため、機能性食品として用いられ、医薬品素材として注目を引いている。

0005

本発明は、大韓民国の壅津から生産されているハマナス果実抽出物を含むハマナス飲料を製造し、嗜好性及び健康機能性の側面で消費者の要求を満たすように副材料または漢方材料を混合した高付加価値飲料製品を製造する方法を提供する。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の目的は、ハマナス抽出物を含む食品組成物及びその製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上述した問題点を解決するためのものであって、下記i)〜iv)ステップを含む、ハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法を提供する。
i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップ
ii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップ
iii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及び
iv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に高果糖クエン酸、香料及び精製水を含む副材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ。

0008

本発明の好ましい一実施例において、前記iii)ステップの溶媒は、水、酒精またはこれらの混合物であってもよい。
本発明の好ましい一実施例において、前記iii)ステップの濃縮は、抽出物糖度が2〜6Bxになるように濃縮することであってもよい。

0009

本発明の好ましい一実施例において、前記iv)ステップの副材料は、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、それぞれ高果糖を5〜120重量部、クエン酸を0.1〜3重量部、香料を0.01〜0.05重量部、及び精製水を50〜1000重量部で含んでもよく、ここで、前記香料は、パイナップル香りレモンの香り、柚子の香り、紅茶の香り及びリンゴの香りからなる群より選択されるいずれか一つ以上であってもよい。

0010

また、本発明は、下記i)〜iv)ステップを含むハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法を提供する。
i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップ
ii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップ
iii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及び
iv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に乾棗、乾生姜及び甘草を含む漢方材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ。

0011

本発明の好ましい一実施例において、前記iii)ステップの溶媒は、水、酒精またはこれらの混合物であってもよい。
本発明の好ましい一実施例において、前記iii)ステップの濃縮は、抽出物の糖度が2〜6Bxになるように濃縮することであってもよい。

0012

本発明の好ましい一実施例において、前記iv)ステップの漢方材料は、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、それぞれ乾棗を1〜10重量部、乾生姜を0.1〜1.5重量部、及び甘草を0.1〜1.5重量部で含んでもよい。

0013

また、本発明は、前記食品組成物の製造方法によって製造されたハマナス食品組成物を提供する。
本発明の好ましい一実施例において、前記食品組成物は、飲料組成物であってもよい。

発明の効果

0014

本発明のハマナス抽出物を含む食品組成物及び飲料は、嗜好性及び健康機能性に優れるだけでなく、産業的生産を通じて地域所得の向上にも寄与することが期待される。

図面の簡単な説明

0015

図1は、生果実を冷凍、熱風乾燥、凍結乾燥したハマナス果実の前面及び縦断面の形態的特性磨砕物の形態とを示した図である。
図2は、ハマナスの水抽出(左)及び酒精抽出(右)の結果を示した図である。
図3は、ハマナスの水抽出物濃縮物(左)及び酒精抽出物の濃縮物(右)を示した図である
図4は、時間による抽出溶媒可溶性固形物の変化を示した図である。
図5は、ハマナス飲料の試作品を示した図である。
図6は、ハマナスパウチ飲料の試作品を示した図である。
図7は、ハマナスティーバッグ飲料の試作品であって、熱風乾燥ティーバッグ(左)及び凍結乾燥ティーバッグ(右)を示した図である。
図8は、ハマナス飲料の製造工程を示した模式図である。

実施例

0016

以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、下記i)〜iv)ステップを含む、ハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法を提供する。

0017

i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップ
ii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップ
iii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及び
iv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に高果糖、クエン酸、香料及び精製水を含む副材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ。

0018

本発明の方法において、前記iii)ステップの溶媒は、水、酒精またはこれらの混合物であってもよいが、これに限定されず、水溶性物質を抽出することを目的として当業界において抽出物の製造溶媒として用いている範囲内のものであれば、制限されることなく用いることができる。前記酒精は、飲用可能な水準のエタノールを意味するものと当業者は容易に理解できる。本発明の方法において、前記酒精は、50〜70%の酒精水溶液、すなわち、50〜70%のエタノール水溶液を用いることがより好ましい。

0019

本発明の方法において、前記iii)ステップの濃縮は、抽出物の糖度が2〜6Bxになるように濃縮することが好ましいが、これに限定されず、具体的に、抽出物の糖度を5Bxに合わせて使用することが飲料の糖度に対する消費者の嗜好を効果的に満たせる点でより好ましい。

0020

本発明の方法において、前記iv)ステップの副材料としては、高果糖、クエン酸、香料及び精製水を用いることができる。前記香料は、パイナップルの香り、レモンの香り、柚子の香り、紅茶の香り及びリンゴの香りからなる群より選択されるいずれか一つ以上であることが好ましく、消費者の嗜好に合わせてハマナスの香味によく調和しつつ適合な香味を付与する観点で、レモンの香り及び紅茶の香りを用いることが最も好ましい。前記副材料の配合割合は、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、それぞれ高果糖を5〜120重量部、クエン酸を0.1〜3重量部、香料を0.01〜0.05重量部、及び精製水を50〜1000重量部で含む範囲内で自由に選択することができる。より具体的に、消費者の嗜好を満たす飲料を製造するための最適の配合比としては、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、高果糖15〜20重量部、クエン酸0.1〜0.3重量部、レモン香料0.005〜0.02重量部、紅茶香料0.005〜0.01重量部、及び精製水100〜300重量部で配合することが最も好ましいが、これに限定されない。

0021

また、本発明は、下記i)〜iv)ステップを含むハマナス果実抽出物を含む食品組成物の製造方法を提供する。
i)ハマナス果実を水で洗浄して熱風乾燥するステップ
ii)前記i)ステップで熱風乾燥したハマナス果実を粗粉砕するステップ
iii)前記ii)ステップで粗粉砕したハマナス果実に溶媒を加えて抽出した後に濃縮してハマナス果実抽出物を得るステップ、及び
iv)前記iii)ステップで得られたハマナス果実抽出物に乾棗、乾生姜及び甘草を含む漢方材料を加えて均質化した配合飲料を製造するステップ。

0022

本発明において、前記iii)ステップの溶媒及び濃縮の程度は、上述した内容と同一に適用できる。
本発明の方法において、前記iv)ステップの漢方材料としては、乾棗、乾生姜及び甘草を用いることができる。前記漢方材料の配合割合は、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、それぞれ乾棗を1〜10重量部、乾生姜を0.1〜1.5重量部、及び甘草を0.1〜1.5重量部で含む範囲内で自由に選択することができる。より具体的に、消費者の嗜好を満たす飲料を製造するための最適の配合比としては、ハマナス果実抽出物100重量部に対して、乾棗2.5〜5重量部、乾生姜0.5〜1重量部、及び甘草0.001〜0.003重量部で配合することが最も好ましいが、これに限定されない。

0023

また、本発明は、前記食品組成物の製造方法によって製造されたハマナス食品組成物を提供する。
本発明の食品組成物において、前記食品組成物は、飲料組成物またはパウチ型ティーバッグの剤形であってもよいが、これに限定されない。

0024

前記パウチ型ティーバッグの剤形でハマナス抽出物を含む食品組成物を製造する場合、飲用のためにはティーバッグを60℃以上の温水に3分〜5分間入れることで、浸出された茶飲料として飲むことができる。

0025

以下、実施例を通じて本発明をより詳細に説明する。これらの実施例は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲がこれらの実施例によって制限されないものと解釈することは、当業界における通常の知識を有した者には自明である。

0026

1.材料
実験に用いられたハマナス果実は、2017年10月に大韓民国川広域市壅津郡で採取したものであって、きれいに洗浄した後、一部は50℃で熱風乾燥し、残りは−20℃で冷凍保管して抽出用試料として使用した。試験に使用した香料は、ES食品原料から購入して使用し、精白糖、クエン酸などは、市中から購入して使用した。

0027

2.実験方法
2−1.理化学的特性
ハマナス果実のpHは、試料をよく粉砕して適量をビーカーに入れ、pH meter(Thermo scientific Orion star A211、USA)で測定した。

0028

ハマナス果実の色度は、標準白色板(L=97.75、a=−0.49、b=1.96)で補正されたChromameter(CR−400 Minolta Co.,Japan)を使用し、表面色度値であるL(Lightness)、a(redness/greenness)、b(yellowness/blueness)を5回繰り返し測定して平均値表記した。

0029

△L:Difference of lightness
△a:Difference of(redness/greenenss)
△b:Difference of(yellowness/blueness)
ハマナス果実の糖度は、試料を屈折糖度計(ATAGO Digital Tefractometer、Japan)を使用して°Bxで測定した。

0030

ハマナス果実の酸度は、試料20mLに0.1NのNaOHでOrion star A211(Thermo、USA)用いてpH8.4になるまで滴定し、このときに用いられた0.1NのNaOH溶液の量をクエン酸(citric acid)の量に換算して計算した。

0031

ハマナス果実の一般成分分析は、大韓民国食品公典における方法により測定した。水分含量は常圧加熱乾燥法で、脂肪含量エーテル抽出法で、タンパク質含量はKjeldahl法で、灰分含量灰分試験法で、炭水化物含量計算法で分析した。

0032

有機酸遊離糖分析試料の前処理のために、ハマナス5gをホモジナイザー(homogenizer)に入れ、80%のエタノール(ethanol)20mLを加えて均質化した後、250mLのメスフラスコに移し、80%のエタノール(ethanol)(v/v)80mLを加えた後、還流冷却器に連結した。水浴上で3時間還流抽出した後、6,000rpm(650×g)で30分間遠心分離し、濾過紙(Whatman No.1、Sigma−Aldrich、St.Louis、MO、USA)で濾過した。濾液は、回転濃縮器を用いて完全にエタノール(ethanol)を揮発させて約1mLに濃縮した後、蒸留水を使用して10mLに定容した。この溶液3mLを0.45μmのメンブレンフィルター(membrane filter)で濾過して有機酸及び遊離糖の分析試料で使用した。

0033

本発明の官能評価は、訓練された官能検査員10名を対象として各官能特性別の強度及び嗜好度に対して9点尺度法で評価した。
<実施例1>
壅津郡のハマナス果実の品質特性
1−1.ハマナス果実の物理的、形態的特性
ハマナス果実の物理的特性として、冷凍果実平均重量は4.01g、熱風乾燥果実の平均重量は1.40g、凍結乾燥果実の平均重量は1.64gで現われた。図1は、生果実を冷凍、熱風乾燥、凍結乾燥したハマナス果実の前面及び縦断面の形態的特性と磨砕物の形態とを示した図である。

0034

1−2.ハマナス果実の乾燥方法収率
ハマナス生果実の熱風乾燥と凍結乾燥の収率は、それぞれ34.72、39.81%で現われた(表1)。

0035

1−3.ハマナス生果実の一般成分の特性
ハマナス生果実の一般成分は表2の通りである。ハマナス生果実の水分含量は65.9、脂肪は0.8、タンパク質は3.4、灰分は1.2、炭水化物は28.7%で分析された。

0036

1−4.ハマナス生果実の有機酸の特性
ハマナス生果実の有機酸含量をHPLCで測定して比較分析した結果は、表3に示した。ハマナス生果実からクエン酸、リンゴ酸コハク酸シュウ酸が検出された。ハマナス生果実の有機酸のうちクエン酸が0.3%で最も高い濃度で検出され、残りの有機酸であるシュウ酸、リンゴ酸、コハク酸は、それぞれ0.1%で検出された。

0037

1−5.ハマナス生果実の遊離糖の特性
表4は、ハマナス生果実の遊離糖含量を示す。果糖及び蔗糖のみが検出されたが、蔗糖が0.7%で最も高く現われ、果糖が0.2%で分析された。

0038

<実施例2>
ハマナス果実の前処理試験
ハマナス生果実の磨砕及び搾試験のために、ハマナス生果実は、−20℃で冷凍保管した後、解凍・粉砕して搾汁液を得ようとしたが、粉砕物ペースト形態で搾汁が困難であった。したがって、搾汁液を得るために、家庭用粉砕機にハマナス生果実100gを入れ、ここに生果実重量の5倍重量の精製水を添加して高速で回転させながら充分に磨砕した。これを濾過布に入れて圧搾濾過した搾汁液の糖度、酸度、pHを調査した(表5)。糖度は3.0゜Bx、酸度は0.52%、pHは4.40で測定された。

0039

<実施例3>
溶媒別抽出特性
3−1.水抽出特性
熱風乾燥したハマナス果実を抽出収率の向上のために粗粉砕した後、垂直の還流冷却器付き抽出フラスコに、試料重量200gに対して、それぞれ10倍の水を使用して抽出した。抽出1時間おきに可溶性固形物を調査し、それ以上可溶性固形物が増加しない状態まで行った(図2)。

0040

3−2.酒精抽出特性
熱風乾燥したハマナス果実を抽出収率の向上のために粗粉砕した後、垂直の還流冷却器付き抽出フラスコに、試料重量200gに対して、それぞれ70%の酒精を使用して抽出した。上記水抽出と同一の方法で可溶性固形物を調査した(図2)。

0041

3−3.濃縮液製品の製造
図3は、前記ハマナスの水抽出物と酒精抽出物とを回転濃縮器で65゜BX以上減圧濃縮した濃縮物を示す。

0042

3−4.抽出時間帯別可溶性固形物の変化
粗粉砕したハマナス果実をそれぞれ10倍の水と70%の酒精とで還流抽出し、時間帯別に可溶性固形物の変化を調査した(図4)。

0043

図4において、水抽出は、1時間後に3゜Bx程度まで急激に増加してからその後には徐々に増加し、抽出7時間後には5゜Bx程度まで増加しながら最大の可溶性固形物濃度になった。

0044

70%酒精抽出物は、抽出3時間まで急激に増加して2゜Bx程度になり、6時間後には、2.5゜Bx程度に徐々に増加してそれ以上は抽出されなかった。

0045

水抽出が酒精抽出に比べて抽出速度が早く且つ可溶性固形物の濃度も高く抽出された理由は、果実に水溶性物質、すなわち、糖類、有機酸類澱粉類などが加熱により可溶化されてより多く抽出されるためであると推定される。

0046

水抽出物が、酒精抽出物に比べて甘くかつ優しい香味を現わし、酒精抽出物は、わずかな苦味かつ刺激的な香味を現わした。これは、酒精により澱粉を除外したカロテノイド類ポリフェノール化合物、及びフラボノイド化合物など多様な機能性物質が抽出されたことによると推定される。

0047

3−5.乾燥果実抽出物の理化学的特性及び抽出収率
上記の抽出方法により可溶性固形物がそれ以上は増加しない状態まで抽出した後、これを減圧濾過して抽出溶媒別抽出物の理化学的特性を調査した。最終抽出物のpH、糖度、酸度、色度及び抽出収率は、下記表6の通りである。

0048

表6において、ハマナス果実の水抽出物は、pH4.12、糖度5.3゜Bx、酸度0.27、抽出収率51.6%であった。酒精抽出物は、pH4.92、糖度2.7、酸度0.27、抽出収率55.7%であった。pHは、水抽出物が多少低く現われたが、これは有機酸など他のpHの低下に影響を及ぼす物質がより多く抽出されたことによると推定される。糖度は、水抽出物が2倍程度高く現われたが、これは水溶性である糖、有機酸、澱粉類などが加熱により多く抽出されたことによる。酸度は、両処理区分が0.27%と同一に現われた。色度は、水抽出物が、L値白色度)27.97±1.13、a値(赤色度)2.42±0.52、b値(黄色度)1.66±0.49で現われ、酒精抽出物が、L値33.15±0.46、a値8.20±0.08、b値8.74±0.09で現われた。色度は、全般的に酒精抽出物で高く現われたが、これは酒精によく溶け色素がより多く抽出されたことによると推定される。抽出収率は、同じ糖度で評価するときに、水抽出物が約2倍程度高く現われた。

0049

<実施例4>
飲料の製造のための適正配合比の開発試験
4−1.酸度の調整
上記で水抽出した抽出物の酸度が約0.3%程度と低いため、クエン酸など別途酸味料を添加する必要がないと判断された。

0050

4−2.糖度の調整
水抽出した抽出物に酸味及び甘味の適切な混合のために糖度を高果糖として11.5程度に合わせたときに嗜好度がよかった。

0051

4−3.香料選定試験
ハマナス飲料に適切な香料を選定するために、カラメルの香り、パイナップルの香り、ブドウの香り、イチゴの香り、レモンの香り、柚子の香り、紅茶の香り及びリンゴの香りA、Bの液状香料を0.1%添加してテストした。各処理区分の官能的特性は、表7の通りである。

0052

<実施例5>
ハマナス飲料の製造:ハマナス抽出物と副材料との配合
5−1.ハマナス抽出物と副材料との配合試験
表8は、ハマナス抽出物と、高果糖、クエン酸、香料(レモンの香り、紅茶の香り)及び精製水とを混合した配合比である。

0053

5−2.ハマナス抽出物と副材料との配合飲料の官能評価
表9は、ハマナス抽出物と副材料との配合飲料の官能評価結果である。抽出物と精製水とを50:50で混合し、高果糖8.5、クエン酸0.1及び香料は、それぞれ0.0025gずつ混合して濾過した飲料が最も総合的嗜好度が高いことが分かった。

0054

5−3.ハマナス抽出物と副材料との配合飲料の理化学的特性
表10は、ハマナス抽出物と副材料との配合飲料の理化学的特性を示す。四つの処理区分はいずれも糖度11.4〜5、酸度0.29〜0.3、pH3.9〜4.1の間として大きい差はなかった。

0055

5−4.ハマナス抽出物と副材料との配合飲料の試作品
図5は、ハマナス抽出物を用いたハマナス飲料を示す。

0056

<実施例6>
ハマナス飲料の製造:ハマナス抽出物と漢方材料との配合
6−1.ハマナス抽出物と漢方材料との配合試験
表11は、ハマナス抽出物に乾棗、乾生姜、甘草などを混合したパウチ形態のハマナス飲料の配合比を示す。

0057

6−2.ハマナス抽出物と漢方材料との混合飲料の官能評価
表12は、ハマナス抽出物と漢方材料との混合飲料の官能評価結果を示す。抽出物に乾棗5、乾生姜1及び甘草1gを混合した飲料が官能評価結果、嗜好度において最も高く現われることが分かった。

0058

6−3.ハマナス抽出物と副材料の配合飲料の理化学的特性
表13は、ハマナス抽出物と副材料との配合飲料の理化学的特性を示す。四つの処理区分はいずれも糖度、酸度及びpHにおいて大きな差がないものと現われた。

0059

6−4.ハマナスパウチ飲料の試作品
図6は、ハマナス抽出物に乾棗、乾生姜、甘草などを混合したパウチ飲料を示した図である。

0060

<実施例7>
ハマナス飲料の製造:ティーバッグ型ハマナス茶の製造試験
ティーバッグ型ハマナス茶を作るため、乾燥したハマナスを粉砕した後、試験用10mesh(目開きのサイズ2.00mm)と16mesh(目開きのサイズ1.18mm)との間の試料を回収し、ティーフィルターに1.5gずつ入れる。ハマナスの酸っぱくてほろ苦い味をマスキングするために甘草を粉砕して一緒に混合した。この場合、乾燥ハマナスは約1.4g、甘草は0.1gを入れる。処理区Aは、熱風乾燥したハマナスと甘草とを混合し、処理区Bは、凍結乾燥したハマナスと甘草とを混合して、ハマナス浸出茶の形態に製造した(図8)。浸出温度が高いほどハマナスの酸味及び苦味が高いと評価されたので、ティーバッグ1個をコップに入れて約80℃程度の水100mLを注いで、1〜2分経過した後にティーバッグを数回振り出してから飲用する。

0061

<実施例8>
ハマナス飲料の製造工程
ハマナス果実は、きれいに洗浄して50℃で熱風乾燥した後、粗粉砕して水または70%の酒精で還流抽出する。抽出物は、減圧濾過した後に飲料の製造に必要なその他副材料を混合して均質化する。85℃で1分間殺菌して高温充填方法で瓶に入れた後、冷却、保管する(図8)。

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