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技術 投影装置、投影管理装置、及び投影管理方法

出願人 キヤノン株式会社
発明者 川井久
出願日 2018年2月26日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-032124
公開日 2019年9月5日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-148652
状態 未査定
技術分野 電気信号の光信号への変換
主要キーワード セッティングデータ 設置基準 放電発光ランプ ポート番 投射エリア メニュー表 シフト調整 選択メニュ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

プロジェクタ調整作業にかかる時間を短縮する。

解決手段

投影装置1は、画像を投影する投影装置であって、画像を投影する投影部12と、投影装置1の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件設定データを取得する取得部161と、設定データに含まれている他の投影装置を識別するための装置識別情報により特定した他の投影装置の特性と投影装置1の特性との差分に基づいて生成した設定用データにより投影条件を設定する設定部163と、を有する。

概要

背景

画像を投影するプロジェクタは、プロジェクタの設置時に、投影した投影画像の歪みを補正する台形補正フォーカスを合わせる調整作業が必要である。特許文献1には、投影装置の設置時に、フォーカス調整を行うための調整用画像を投影し、投影した調整用画像を撮像した撮像画像に基づいてフォーカス調整を行うプロジェクタが開示されている。

概要

プロジェクタの調整作業にかかる時間を短縮する。投影装置1は、画像を投影する投影装置であって、画像を投影する投影部12と、投影装置1の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件設定データを取得する取得部161と、設定データに含まれている他の投影装置を識別するための装置識別情報により特定した他の投影装置の特性と投影装置1の特性との差分に基づいて生成した設定用データにより投影条件を設定する設定部163と、を有する。

目的

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、プロジェクタの調整作業にかかる時間を短縮することができる投影装置、投影管理装置、及び投影管理方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画像を投影する投影装置であって、前記画像を投影する投影手段と、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件設定データを取得する取得手段と、前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段と、を有することを特徴とする投影装置。

請求項2

前記設定データは、前記他の投影装置を識別するための装置識別情報を含み、前記設定手段は、前記設定データに含まれている前記装置識別情報により特定した前記他の投影装置の特性と前記投影装置の特性との差分に基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定用データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の投影装置。

請求項3

前記設定手段は、前記設定データに含まれている前記他の投影装置における第1設定値を前記他の投影装置の特性と前記投影装置の特性との差分に基づいて変換することにより、前記第1設定値と異なる第2設定値を含む前記設定用データを生成することを特徴とする、請求項2に記載の投影装置。

請求項4

前記設定データは、前記設置位置から被投影面までの距離を示す距離データを含み、前記設定手段は、前記距離データに基づいて、前記投影装置のフォーカスを調整するための設定用データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の投影装置。

請求項5

前記設定手段は、前記投影条件を設定した場合に、前記投影装置の投影条件を設定したことを示す設定済情報を記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の投影装置。

請求項6

前記設定手段は、前記記憶手段に前記設定済情報が記憶されていない場合に前記投影装置の前記投影条件を設定することを特徴とする、請求項5に記載の投影装置。

請求項7

前記設定手段は、前記記憶手段に前記投影装置の前記設定済情報が記憶されている場合に、前記投影条件を更新するか否かを確認するための画面を表示手段に表示させることを特徴とする、請求項5又は6に記載の投影装置。

請求項8

画像を投影する投影装置であって、前記画像を投影する投影手段と、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを取得する取得手段と、前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段と、を有することを特徴とする投影装置。

請求項9

前記投影装置の設置位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段が特定した前記設置位置を示す位置情報を投影管理装置に送信する送信手段と、をさらに有し、前記取得手段は、前記位置情報を前記投影管理装置に送信した後に前記設定データを取得することを特徴とする、請求項8に記載の投影装置。

請求項10

画像を投影する投影装置が有するプロセッサを、画像を投影する投影手段、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを取得する取得手段、及び前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段として機能させるためのプログラム

請求項11

画像を投影する投影装置が有するプロセッサを、画像を投影する投影手段、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを取得する取得手段、及び前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段として機能させるためのプログラム。

請求項12

投影装置の設置位置に関連付けて、前記設置位置に過去に設置されていた第1投影装置に設定されていた設定データを記憶する記憶手段と、新たに設置された第2投影装置の前記設置位置を示す位置情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した前記位置情報が示す前記設置位置に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて、前記第2投影装置の投影条件を設定するための設定用データを生成する生成手段と、前記生成手段が生成した前記設定用データを前記第2投影装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする投影管理装置。

請求項13

前記記憶手段は、前記第1投影装置及び前記第2投影装置の特性を示す特性情報を記憶し、前記生成手段は、前記特性情報が示す前記第1投影装置の特性と前記第2投影装置の特性との差分に基づいて前記設定データを変換することにより前記設定用データを生成することを特徴とする請求項12に記載の投影管理装置。

請求項14

前記生成手段は、前記設定データに含まれている前記第1投影装置における第1設定値を、前記第1投影装置の特性と前記第2投影装置の特性との差分に基づいて変換することにより、前記第1設定値と異なる第2設定値を含む前記設定用データを生成することを特徴とする、請求項12に記載の投影管理装置。

請求項15

前記設定データは、前記設置位置から被投影面までの距離を示す距離データを含み、前記生成手段は、前記距離データに基づいて、前記第2投影装置のフォーカスを調整するための前記設定用データを生成することを特徴とする請求項12に記載の投影管理装置。

請求項16

前記送信手段は、前記設定用データを前記第2投影装置に送信した場合に、前記第2投影装置の前記投影条件を送信したことを示す設定済情報を記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項12から15のいずれか一項に記載の投影管理装置。

請求項17

前記送信手段は、前記記憶手段に前記第2投影装置の前記設定済情報が記憶されていない場合に前記投影条件を送信することを特徴とする、請求項16に記載の投影管理装置。

請求項18

前記送信手段は、前記記憶手段に前記第2投影装置の前記設定済情報が記憶されている場合に、前記投影条件を更新するか否かを確認するための画面を送信することを特徴とする、請求項16又は17に記載の投影管理装置。

請求項19

コンピュータが実行する、投影装置の設置位置に関連付けて、前記設置位置に過去に設置されていた第1投影装置に設定されていた設定データを記憶手段に記憶させるステップと、新たに設置された第2投影装置から前記設置位置を示す位置情報を取得するステップと、取得した前記位置情報が示す前記設置位置に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて、前記第2投影装置の投影条件を設定するための設定用データを生成するステップと、生成した前記設定用データを前記第2投影装置に送信するステップと、を有することを特徴とする投影管理方法

請求項20

コンピュータを、投影装置の設置位置に関連付けて、前記設置位置に過去に設置されていた第1投影装置に設定されていた設定データを記憶手段に記憶させる記憶制御手段、新たに設置された第2投影装置から前記設置位置を示す位置情報を取得する情報取得手段、前記情報取得手段が取得した前記位置情報が示す前記設置位置に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて、前記第2投影装置の投影条件を設定するための設定用データを生成する生成手段、及び前記生成手段が生成した前記設定用データを前記第2投影装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、投影装置投影管理装置、及び投影管理方法に関する。

背景技術

0002

画像を投影するプロジェクタは、プロジェクタの設置時に、投影した投影画像の歪みを補正する台形補正フォーカスを合わせる調整作業が必要である。特許文献1には、投影装置の設置時に、フォーカス調整を行うための調整用画像を投影し、投影した調整用画像を撮像した撮像画像に基づいてフォーカス調整を行うプロジェクタが開示されている。

先行技術

0003

特開2010−130225号公報

発明が解決しようとする課題

0004

会議室などに設置されたプロジェクタが新しいプロジェクタに交換される場合、設置されていたプロジェクタの機種とは異なる機種のプロジェクタが設置されることが多い。設置されていたプロジェクタの機種と、新しく設置されるプロジェクタの機種とが異なる場合、ユーザは、新しく設置されるプロジェクタを調整する作業に時間がかかっていた。

0005

そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、プロジェクタの調整作業にかかる時間を短縮することができる投影装置、投影管理装置、及び投影管理方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第1の態様においては、画像を投影する投影装置であって、前記画像を投影する投影手段と、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件設定データを取得する取得手段と、前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段と、を有することを特徴とする投影装置を提供する。

0007

本発明の第2の態様においては、画像を投影する投影装置であって、前記画像を投影する投影手段と、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを取得する取得手段と、前記設定データに基づいて投影条件を設定する設定手段と、を有することを特徴とする投影装置を提供する。

0008

本発明の第3の態様においては、画像を投影する投影装置が有するプロセッサを、画像を投影する投影手段、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを取得する取得手段、及び前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段として機能させるためのプログラムを提供する。

0009

本発明の第4の態様においては、画像を投影する投影装置が有するプロセッサを、画像を投影する投影手段、前記投影装置の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを取得する取得手段、及び前記設定データに基づいて前記投影装置の投影条件を設定する設定手段として機能させるためのプログラムを提供する。

0010

本発明の第5の態様においては、投影装置の設置位置に関連付けて、前記設置位置に過去に設置されていた第1投影装置に設定されていた設定データを記憶する記憶手段と、新たに設置された第2投影装置から前記設置位置を示す位置情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した前記位置情報が示す前記設置位置に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて、前記第2投影装置の投影条件を設定するための設定用データを生成する生成手段と、前記生成手段が生成した前記設定用データを前記第2投影装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする投影管理装置を提供する。

0011

本発明の第6の態様においては、コンピュータが実行する、投影装置の設置位置に関連付けて、前記設置位置に過去に設置されていた第1投影装置に設定されていた設定データを記憶手段に記憶させるステップと、新たに設置された第2投影装置から前記設置位置を示す位置情報を取得するステップと、取得した前記位置情報が示す前記設置位置に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて、前記第2投影装置の投影条件を設定するための設定用データを生成するステップと、生成した前記設定用データを前記第2投影装置に送信するステップと、を有することを特徴とする投影管理方法を提供する。

0012

本発明の第7の態様においては、コンピュータを、投影装置の設置位置に関連付けて、前記設置位置に過去に設置されていた第1投影装置に設定されていた設定データを記憶手段に記憶させる記憶制御手段、新たに設置された第2投影装置から前記設置位置を示す位置情報を取得する情報取得手段、前記情報取得手段が取得した前記位置情報が示す前記設置位置に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて、前記第2投影装置の投影条件を設定するための設定用データを生成する生成手段、及び前記生成手段が生成した前記設定用データを前記第2投影装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラムを提供する。

発明の効果

0013

本発明によれば、プロジェクタの調整作業にかかる時間を短縮できるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0014

投影システム概要を説明するための図である。
投影システムの機能構成を示す図である。
投影装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。
投影管理装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。
設定データとセッティングデータとの関係を説明するための図である。
投影装置が実行する処理のフローチャートである。
第2の実施形態に係る投影管理装置の機能構成を示す図である。
投影管理装置が実行する処理のフローチャートである。
手動調整時におけるデータ更新処理のフローチャートである。

実施例

0015

<第1の実施形態>
[投影システムSの概要]
まず、第1の実施形態に係る投影システムSの概要を説明する。図1は、投影システムSの概要を説明するための図である。投影システムSは、投影装置1、投影管理装置2、及びルータ3を備える。投影管理装置2は、社内のLAN(Local Area Network)に接続された接続機器管理制御を行うサーバである。ルータ3は、LANに接続されたルータである。会議室Rは、投影装置1が設置された部屋である。スクリーンAは、会議室Rの壁に取り付けられ、投影装置1が画像を投影するスクリーンである。投影装置1は、スクリーンAに画像を投影するように会議室Rに設置されたプロジェクタである。

0016

投影装置1とルータ3とは、LANケーブル60を介して接続されている。ルータ3と投影管理装置2とは、LANケーブル64を介して接続されている。投影装置1と投影管理装置2とは、ルータ3及びLANケーブル60及びLANケーブル64を介して接続されている。なお、ルータ3は、LANケーブル62を介して他の機器と接続されていてもよい。なお、投影システムSは、ルータ3を備えず、投影装置1と投影管理装置2とが直接接続されていてもよい。

0017

会議室Rに新たに設置された投影装置1(第2投影装置)は、LANケーブル60、LANケーブル64及びルータ3を介して投影管理装置2と接続される。投影装置1は、投影管理装置2と接続されると、会議室Rに過去に設置されていた、投影装置1と異なる投影装置(第1投影装置)に設定されていた投影条件の設定データを投影管理装置2から取得する。投影装置1は、取得した設定データに基づいて、会議室Rにおいて投影装置1が画像を投影する場合の投影条件を設定するための設定用データを生成する。投影装置1は、設定用データに基づいて投影装置1が画像を投影する場合の投影条件を設定する。

0018

このように、新たに設置された投影装置1は、過去に設置されていた投影装置に設定されていた投影条件の設定データに基づいて、投影装置1の設定用データを生成し、設定用データに基づいて投影装置1の投影条件を設定する。このようにすることで、投影装置1は、会議室Rに設置された場合に、投影条件を調整する調整作業にかかる時間を短縮できる。

0019

[投影システムSの機能構成]
図2は、投影システムSの機能構成を示す図である。投影管理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備える。通信部21は、外部機器と情報を送受信する通信モジュールである。通信部21は、ルータ3を介して、制御部23が出力する制御信号を投影装置1に送信する。また、通信部21は、投影装置1が送信した信号を受信し、受信した信号を制御部23に入力する。通信部21は、例えばLANコントローラを有する。

0020

記憶部22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶する。記憶部22は、投影装置の設置位置に関連付けて、設置位置に過去に設置されていた投影装置に設定されていた設定データを記憶する。記憶部22に記憶される設定データの詳細は後述する。

0021

制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部23は、通信部21を介して投影装置1から設定データの要求を受け付けると、記憶部22に記憶された過去に設置されていた投影装置の設定データを投影装置1に送信する。
以下、投影装置1の機能構成の詳細を説明する。

0022

[投影装置1の機能構成]
投影装置1は、通信部11と、投影部12と、モータドライバ13と、方位センサ14と、記憶部15と、制御部16と、光源部17とを備える。通信部11は、外部機器と情報を送受信する通信モジュールである。通信部11は、ルータ3を介して制御部16からの信号を投影管理装置2に送信する。また、通信部11は、投影管理装置2からの信号を制御部16に送信する。通信部11は、例えばLANコントローラである。

0023

投影部12は、画像を投影する投影手段として機能する。投影部12は、パネル部120、シフトモータ121、フォーカスモータ122及びズームモータ123を含む。シフトモータ121、フォーカスモータ122及びズームモータ123は、不図示のレンズを移動させるためのモータである。

0024

パネル部120は、例えば複数の液晶パネル色分離素子及び偏光分離素子により構成された色分解光学系を含む。液晶パネルは、例えば透過型液晶パネル又は反射型液晶パネルである。パネル部120は、光源部17が発する白色光を、色分解光学系により複数の色光に分解し、分解した複数の色光を複数の液晶パネルに入射する。パネル部120は、制御部16から入力される制御信号に基づいて、液晶パネルの画素ごとに入射した色光を画像光変調する。なお、パネル部120は、液晶パネルに代えて、デジタルミラーデバイス(Digital Mirror Device)など他の表示素子であってもよい。

0025

光源部17は、投影部12を照射する光を出力する発光手段として機能する。光源部17は、例えば超高圧水銀ランプキセノンランプである。光源部17は、他の放電発光ランプであってもよい。また、光源部17は、発光ダイオードLED)やレーザダイオード(LD)などの半導体を利用した光源(固体光源)であってもよい。

0026

モータドライバ13は、制御信号に基づいて、シフトモータ121と、フォーカスモータ122と、ズームモータ123とを駆動させるデバイスである。
方位センサ14は、投影装置1が画像を投影する方位を検出するセンサである。方位センサ14は、検出した方位を示す情報を制御部16に出力する。

0027

記憶部15は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部15は、制御部16が実行するプログラムを記憶する。記憶部15は、投影装置1の設定用データを記憶する。図3は、投影装置1の記憶部15に記憶されるデータの一例を示す図である。図3に示す例において、記憶部15は、No.01からNo.14まで、及びNo.21からNo.27までの21項目のデータを記憶する。また、No.21からNo.27までの7項目のデータは、必要に応じて更新される。以下、記憶部15に記憶されるデータについて、変数名の順に説明する。

0028

[投影装置1の記憶部15に記憶されるデータの例]
P01は、投影装置1のメーカー名を示すデータである。P02は、投影装置1のモデル名を示すデータである。P03は、投影装置1のシリアル番号を示すデータである。P04は、投影装置1のMACアドレスを示すデータである。P05からP12は、投影装置1の特性を示すデータである。

0029

P05は、投影装置1のフォーカスのOFFSETデータ(FPo)及び感度データ(Fso)である。P06は、投影装置1のズームのOFFSETデータ(Zso)及び感度データ(ZPo)である。P07は、投影装置1の垂直方向シフトのOFFSETデータ(YPo)及び感度データ(YP)である。P08は、投影装置1の水平方向シフトのOFFSETデータ(XPo)及び感度データ(Xso)である。

0030

P09は、設置された投影装置1に固有のフォーカスに関するOFFSETの誤差データ(FP)及び感度の誤差データ(FS)である。P10は、設置された投影装置1に固有のズームに関するOFFSETの誤差データ(ZP)及び感度の誤差データ(ZS)である。P11は、設置された投影装置1に固有の垂直方向シフトに関するOFFSETの誤差データ(YP)及び感度の誤差データ(YS)である。P12は、設置された投影装置1に固有の水平方向シフトに関するOFFSETの誤差データ(XP)及び感度の誤差データ(XS)である。

0031

P21からP25までは、投影装置1の調整データであり、投影条件を設定するための設定用データである。P21は設置された投影装置1のフォーカス調整データ(F)である。P22は設置された投影装置1のズーム調整データ(Z)である。P23は、設置された投影装置1の垂直方向のシフト調整データ(Y)である。P24は、設置された投影装置1の水平垂直方向のシフト調整データ(X)である。P25は、方位センサの検出データ(A)である。P26は、投影装置1が設置された位置を示すロケーションデータ(AD)である。P27は、投影条件を設定したことを示す調整履歴データ(AJ)である。

0032

制御部16は、例えばCPUである。制御部16は、記憶部15に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部161、位置特定部162、及び設定部163として機能する。

0033

取得部161は、同一の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データを投影管理装置2から取得する。設定データは、具体的には、他の投影装置に設定されていた投影条件を示す調整データ(図3に示したP21からP24までの調整データ)である。ここで、投影管理装置2の記憶部22に記憶されるデータについて説明する。図4は、投影管理装置2の記憶部22に記憶されるデータの一例を示す図である。以下、記憶部22に記憶されるデータについて、変数名の順に説明する。

0034

[投影管理装置2の記憶部22が記憶するデータの例]
Port01からPort04までは、投影装置1が設置される場所を示すロケーション情報を示すデータである。Port01は、投影装置1が接続されるネットワークポート番号を示すデータである。Port02は、投影装置1が設置される会議室名を示すデータである。Port03は、投影装置1が画像を投影するスクリーン番号を示すデータである。Port04は、設置された投影装置1に設定されるネットワークアドレス番号を示すロケーションデータである。

0035

Port05からPort09までは、接続された投影装置1の調整作業が完了した時点での設定データに基づいて生成されるセッティングデータである。セッティングデータは、投影装置が設置された場所における投影環境を示す投影環境データである。また、セッティングデータは、新たに設置されてネットワークに接続された投影装置1の初期設定値を算出するためのデータとして用いられる。

0036

Port05は、投影装置1が設置された設置位置から被投影面であるスクリーンAまでの距離を示す距離データである。Port06は、投影装置1の設置基準点に対する投写基準点縦方向に移動させたシフト量を示すデータである。Port07は、投影装置1の設置基準点に対する投写基準点を横方向に移動させたシフト量を示すデータである。Port08は、投射するエリアの縦方向の大きさを示すデータである。Port09は、投射するエリアの横方向の大きさを示すデータである。

0037

Port10からPort13までは、接続されている投影装置1のプロジェクタ情報を示すデータである。Port10は、投影装置1のメーカー名を示すデータである。Port11は、投影装置1のモデル名を示すデータである。Port12は、投影装置1のシリアル番号を示すデータである。Port13は、投影装置1のMACアドレスを示すデータである。なお、詳細な説明は省略するが、プロジェクタ情報を用いて接続されている投影装置が変更されたか否かを判定することができる。投影管理装置2は、接続されている投影装置が変更された場合、変更された投影装置を調整する処理を実行することができる。

0038

Port14からPort21までは、投影装置の特性を示す特性情報データである。Port14は、投影装置1のフォーカスのOFFSETデータ(FPo)及び感度データ(Fso)である。Port15は、投影装置1のズームのOFFSETデータ(Zso)及び感度データ(ZPo)である。Port16は、投影装置1の垂直方向シフトのOFFSETデータ(YPo)及び感度データ(YP)である。Port17は、投影装置1の水平方向シフトのOFFSETデータ(XPo)及び感度データ(Xso)である。

0039

Port18は、設置された投影装置1に固有のフォーカスに関するOFFSETの誤差データ(FP)及び感度の誤差データ(FS)である。Port19は、設置された投影装置1に固有のズームに関するOFFSETの誤差データ(ZP)及び感度の誤差データ(ZS)である。Port20は、設置された投影装置1に固有の垂直方向シフトに関するOFFSETの誤差データ(YP)及び感度の誤差データ(YS)である。Port21は、設置された投影装置1に固有の水平方向シフトに関するOFFSETの誤差データ(XP)及び感度の誤差データ(XS)である。

0040

Port22は、投影装置1の望遠端での投写距離投射画像横幅との比であるスローレシオ値を示すデータである。Port23は、パネルの横幅に対する縦の幅の比を示すデータである。

0041

Port31からPort35までは、投影装置1の投影条件を示す調整データである。Port31は、設置された投影装置1のフォーカス調整データである。Port32は設置された投影装置1のズーム調整データである。Port33は設置された投影装置1の垂直方向のシフト調整データである。Port34は設置された投影装置1の水平垂直方向のシフト調整データである。Port35は投影装置1に内蔵された方位センサ14の検出データである。なお、Port5以降のデータは、必要に応じて更新される。また、プログラムにおいては、変数名Port01−Port35が用いられる。

0042

位置特定部162は、投影装置1が設置された設置位置を特定する。例えば、位置特定部162は、通信部11を介して接続されている投影管理装置2から、通信部11が接続されている設置位置を示す位置情報を取得する。具体的には、位置特定部162は、通信部11から接続されているポート番号を投影管理装置2に問い合わせて、ロケーションデータ(図4のPort04)を取得する。なお、位置特定部162は、投影装置1を設置するユーザが投影装置1の操作部に入力した入力値に基づいて投影装置1が設置された位置を特定してもよい。また、位置特定部162は、方位センサ14が検出した方位を示す情報を取得して、投影装置1が画像を投影する方位を特定する。

0043

設定部163は、投影装置1の投影条件を設定する。例えば、設定部163は、投影管理装置2から取得した他の投影装置の設定データに基づいて自装置の投影条件を設定する。具体的には、設定部163は、設定データに他の投影装置を識別するための装置識別情報が含まれる場合、設定データに含まれる装置識別情報に基づいて他の投影装置の特性を特定する。装置識別情報は、例えば、P01のメーカー名、P02のモデル名である。そして、設定部163は、設定データに含まれている装置識別情報により特定した他の投影装置の特性と自装置の特性との差分に基づいて投影装置1の投影条件を設定する設定用データを生成する。設定部163が生成する設定用データは、例えば図3の調整データであり、具体的には、図3のP21からP24までのデータである。

0044

また、設定部163は、設定データに含まれる他の投影装置における設定値に基づいて設定用データを生成してもよい。具体的には、設定部163は、他の投影装置の特性と自装置の特性との差分に基づいて、設定データに含まれている他の投影装置における第1設定値を自装置に適用できる第2設定値に変換する。そして、設定部163は、第1設定値と異なる第2設定値を含む設定用データを生成する。

0045

[セッティングデータの生成方法
ここで、設定部163が過去に設置されていた投影装置の設定データを用いて投影装置1に設定する設定用データを生成する方法を具体的に説明する。まず、設定部163は、過去に設置されていた投影装置の設定データを用いて、投影装置1が設置された位置におけるセッティングデータ(図4におけるPort05からPort09までに対応するデータ)を生成する。

0046

設定部163は、投影装置1の標準的な最短焦点距離を示す距離データ(FPo)と、当該投影装置1の最短焦点距離からのばらつきを示すばらつき距離データ(FP)とに基づいて、投影装置1に固有の最短焦点距離を算出する。設定部163は、標準フォーカス感度データ(Fso)、標準フォーカス感度値からの個別ばらつきデータ(FS)及びフォーカス調整データ(F)を用いて、フォーカス調整により、焦点が移動した距離を算出する。設定部163は、投影装置1に固有の最短焦点距離と、焦点が移動した距離とに基づいて、投影装置1が設置された設置位置からスクリーンAまでの距離(Port05)を算出する。

0047

また、設定部163は、設置位置からスクリーンAまでの距離(Port05)を算出する方法と同様の方法を用いて、設置位置からの縦方向のシフト量(Port06)、設置位置からの横方向のシフト量(Port07)、投写エリアの縦方向の大きさ(Port08)、及び投写エリアの横方向の大きさ(Port09)を算出する。具体的には、投影管理装置2は、以下に示す式を用いて、セッティングデータを生成する。

0048

設置位置からの距離(Port05)=(Fso+FS)*F+(FPo+FP)
設置位置からの縦方向のシフト量(Port06)=(Yso+YS)*Y+(YPo+YP)
設置位置からの横方向のシフト量(Port07)=(Xso+XS)*X+(XPo+XP)

0049

投射エリアの横方向の大きさ(Port09)は、投影装置1のズームに関する標準データ(FPo及びZso)と、固有データ(ZP及びZS)と、設置位置からスクリーンAまでの距離(Port05)と、レンズの投写比であるスローレシオ(TR)とを用いて、下記の式により算出される。
投写エリアの横方向の大きさ(Port09)=Port05*{(Zso+ZS)*Z+(ZPo+ZP)}*TR

0050

投写エリアの縦方向の大きさは、上記で算出された投写エリアの横方向の大きさ(Port09)にパネルの縦横比乗算することにより算出される。
投写エリアの縦方向の大きさ(Port08)=(Port09)*PF

0051

以上の計算により、投影装置1が設置された位置におけるセッティングデータが生成される。図5は、設定データとセッティングデータとの関係を説明するための図である。投影装置1が設置された設置位置からスクリーンAまでの距離(Port05)を算出する方法を例に挙げて説明する。図5において、標準データのOFFSETは、投影装置1の標準的なフォーカスのOFFSET(FPo)を示す。固有データのOFFSETは、投影装置1に固有のフォーカスのOFFSET(FP)を示す。標準の感度データは、投影装置1の標準的なフォーカスの感度(Fso)を示す。固有の感度データは、投影装置1に固有のフォーカスの感度(FS)を示す。

0052

すなわち、設置位置からの距離は、標準データのOFFSETと固有データのOFFSETとの和が切片に対応し、標準の感度データと固有の感度データとの和が傾きに対応する、調整値従属変数とする1次関数で表される。調整値は、調整データのPort31からPort34に記憶された値である。このように、設定部163は、過去に設置されていた投影装置の設定データに基づいてセッティングデータを生成する。このようにすることで、設定部163は、投影装置1が設置された状況に対応するセッティングデータを生成することができる。

0053

[設定用データの生成方法]
続いて、設定部163は、生成したセッティングデータに基づいて設定用データを生成する。具体的には、設定部163は、設置位置からの距離(Port05)に基づいてフォーカス調整データ(F)を生成する。同様に、設定部163は、設置位置からの縦方向のシフト量(Port06)に基づいて垂直方向のシフトデータ(Y)を生成する。設定部163は、設置位置からの横方向のシフト量(Port07)に基づいて水平方向のシフトデータ(X)を生成する。設置位置からの距離(Port05)、及び投射エリアの横方向の大きさ(Port09)に基づいてズーム調整値(Z)を算出する。

0054

より具体的には、設定部163は、以下に示す式を用いて、投影装置1の調整データである設定用データを生成する。
F={(Port05)−(Fpo+FP)}/(Fso+FS)
Y={(Port06)−(Ypo+YP)}/(Yso+YS)
X={(Port07)−(Xpo+XP)}/(Xso+XS)
Z=[{(Port09)/(Port05)*TR}−(Zpo+ZP)]/(Zso+ZS)

0055

例えば、Port05が2500、FPoが2000、FPが10、Fsoが10、Fsが1である場合、Fは410である。この場合、設定部163は、Fが410である設定用データを生成する。また、設定部163は、記憶部15のP21にFの値として410を記憶させる。

0056

設定部163は、例えば、投影装置1が設置された位置からスクリーンAまでの距離に基づいて設定用データを生成する。設定部163は、設定データに設置位置からスクリーンAまでの距離を示す距離データが含まれる場合、距離データに基づいて、投影装置1のフォーカスを調整するための設定用データを生成する。距離データは、図4の設置位置からの距離(Port05)である。設定部163は、ユーザが投影装置1に入力した距離データに基づいて設定用データを生成してもよい。

0057

設定部163は、生成した設定用データに基づいて投影条件を投影装置1に設定した場合、投影装置1の投影条件を設定したことを示す設定済情報を記憶部15に記憶させる。設定部163は、投影条件を設定する前に、投影条件を設定したことを示す設定済情報が記憶部15に記憶されているか否かを判定してもよい。設定部163は、記憶部15に設定済情報が記憶されていない場合に投影装置1の投影条件を設定し、記憶部15に設定済み情報が記憶されている場合に投影装置1の投影条件を設定しない。このようにすることで、設定部163は、投影装置1が調整済であるにもかかわらず再調整が行われることを防止できる。

0058

なお、設定部163は、記憶部15に投影装置1の設定済情報が記憶されている場合に投影条件を設定する指示が入力された場合、投影条件を更新するか否かを確認するための画面を表示部に表示させてもよい。また、設定部163は、投影部12を制御して投影条件を更新するか否かを確認するための画面をスクリーンAに投影させてもよい。このようにすることで、投影装置1は、記憶部15に設定済情報が記憶されている場合であっても、ユーザが再設定を希望する場合に投影条件を更新することができる。

0059

[投影装置1の処理のフローチャート]
以下、図6を参照しながら投影装置1が実行する処理の流れを説明する。図6は、投影装置1が実行する処理のフローチャートである。図6のフローチャートは、投影装置1に電力が供給されると、制御部16が実行を開始する。

0060

投影装置1に電力が供給されると、制御部16は、ステップS1において、制御部16自身及び周辺回路イニシャライズを行う。ステップS2において、制御部16の位置特定部162は、ネットワーク(NW)への接続確認及び、投影装置1が設置された位置(以下ロケーションという)を確認する。位置特定部162は、ネットワークへの接続確認ができない場合、タイムアウトしてステップS9に移行する。位置特定部162は、ネットワークへの接続確認ができると、通信部11から接続されているポート番号を投影管理装置2に問い合わせてロケーションデータを取得することによりロケーションを確認する。制御部16は、ロケーションデータを取得してロケーションを確認するとステップS3に移行する。

0061

ステップS3において、制御部16の設定部163は、記憶部15に投影条件を設定したことを示す設定済情報が記憶されているか否かを判定する。設定部163は、設定済情報が記憶されていない場合(ステップS3でNo)、ステップS6に移行する。設定部163は、設定済情報が記憶されている場合(ステップS3でYes)、ステップS4に移行する。ステップS4において、設定部163は、ステップS3で取得したロケーションデータと、記憶部15に記憶されたロケーションデータとが同一であるか否かを判定する。設定部163は、取得したロケーションデータと記憶されたロケーションデータとが同一であると判定すると(ステップS4でYes)、ステップS5に移行する。

0062

ステップS5において、設定部163は、位置特定部162が特定した投影装置1が画像を投影する第1方位と、記憶部15に記憶された方位センサの検出データ(A)に示される第2方位とが同一であるか否かを判定する。設定部163は、第1方位と第2方位とが同一でないと判定した場合、投影装置1の設置状態が変化したと判定する。なお、設定部163は、位置特定部162が特定した第1方位と、記憶された第2方位との差が所定の許容値以下であれば、特定した方位と記憶された方位とが同一であると判定してもよい。

0063

設定部163は、取得したロケーションデータと記憶されたロケーションデータとが同一であると判定し(ステップS4でYes)、かつ特定した第1方位と記憶された第2方位とが同一であると判定した場合(ステップS5でYes)、ステップS9に移行する。設定部163は、取得したロケーションデータと記憶されたロケーションデータとが同一ではないと判定した場合(ステップS4でNo)、又は特定した第1方位と記憶された第2方位とが同一ではないと判定した場合(ステップS5でNo)、ロケーションが異なると判定する。設定部163は、ロケーションが異なると判定すると、ステップS6に移行する。

0064

ステップS6において、設定部163は、投影管理装置2に、過去に同一のロケーションに設置されていた他の投影装置の設定データを要求する。ステップS7において、設定部163は、投影管理装置2から設定データを取得したか否かを判定する。設定部163は、投影管理装置2から設定データを取得していないと判定すると(ステップS7でNo)、設定データを取得するまで待機する。このとき、割り込み処理が要求された場合、制御部16は、割り込み処理を行い、処理を完了するとステップS7に戻る。なお、投影管理装置2は、投影装置1から設定データの要求を受信すると、記憶部22に記憶された情報を送信する。

0065

設定部163は、投影管理装置2から設定データを取得したと判定すると(ステップS7でYes)、ステップS8に移行する。ステップS8において、設定部163は、取得した設定データに基づいて、投影装置1の投影条件を設定するための設定用データを生成する。設定部163は、設定用データを生成すると、生成した設定用データを記憶部15に記憶させ、ステップS9に移行する。

0066

ステップS9において、制御部16は、投影装置1の内部回路電力供給を停止するスタンバイ状態に移行する。ステップS10において、制御部16は、電源スイッチが押されたか否かを判定する。制御部16は、電源スイッチが押されていないと判定すると(ステップS10でNo)、電源スイッチが押されたと判定するまで待機する。制御部16は、電源スイッチが押されたと判定すると(ステップS10でYes)、ステップS11に移行する。

0067

ステップS11において、制御部16は、投影装置1のイニシャライズを行う。具体的には、制御部16は、記憶部15に記憶された設定用データを参照し、投影条件をモータドライバ13に設定する。モータドライバ13は、投影条件に基づいて、シフトモータ121、フォーカスモータ122、及びズームモータ123を駆動する。

0068

(変形例1)
以上の説明においては、会議室Rに設置される投影装置が過去に設置されていた投影装置と同一の種類の投影装置である場合を例示したが、これに限らず、設定データを生成する投影装置と、設定データを用いて調整データを生成する投影装置とが異なっていてもよい。

0069

(変形例2)
以上の説明において、投影装置1は、位置特定部162が特定した方位と、記憶部15に記憶された方位とが異なる場合、投影装置1の状態が変化したと判定した。しかし、これに限らず、投影装置1は、方位センサ14に替えて投影装置に備えられることが多い加速度センサを用いて、投影装置1の設置状態が変化したことを検出してもよい。具体的には、投影装置1は、位置特定部162が特定した加速度センサの値により特定される方位と、記憶部15に記憶された方位とが異なる場合、投影装置1の状態が変化したことを検出してもよい。

0070

[第1の実施形態に係る投影装置1の効果]
以上説明したように、新たに設置された投影装置1は、過去に設置されていた他の投影装置の投影条件を示す設定データを取得する。投影装置1は、取得した設定データに基づいて、投影装置1の投影条件を設定するための設定用データを生成する。このように、投影装置1は、他の投影装置の設定データを基準として自装置の設定用データを生成する。そのため、投影装置1は、投影装置1を設置するユーザが手作業で投影装置1の調整作業を行う場合に比べて、調整作業に要する時間を短縮できる。

0071

<第2の実施形態>
第1の実施形態に係る投影システムSにおいては、投影装置1が投影管理装置2から設定データを取得し、投影装置1が投影条件を設定した。第2の実施形態に係る投影システムSに係る投影管理装置2は、新たに投影装置が設置された場合、過去に設置されていた投影装置の設定データに基づいて、新たに設置された投影装置1の投影条件を設定するための設定用データを生成する。以下、図7を参照しながら、投影管理装置2の機能構成について、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については適宜省略する。図7は、第2の実施形態に係る投影管理装置2の機能構成を示す図である。

0072

[投影管理装置2の機能構成]
第2の実施形態に係る投影管理装置2の記憶部22は、投影装置の設置位置に関連付けて、設置位置に過去に設置されていた投影装置(以下、過去投影装置という場合がある)に設定されていた設定データを記憶する。なお、記憶部22は、過去投影装置の特性、及び新たに設置された投影装置1の特性を示す特性情報を記憶してもよい。

0073

制御部23は、例えばCPUである。制御部23は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部231、生成部232、及び送信部233として機能する。

0074

情報取得部231は、新たに設置された投影装置1の設置位置を示す位置情報を取得する。例えば、情報取得部231は、投影装置1の位置特定部162が特定した設置位置を示す位置情報を投影装置1から取得する。また、情報取得部231は、図3に示した標準データ(P05からP08まで)、固有データ(P09からP12まで)、及び調整データ(P21からP24まで)を投影装置1から取得する。

0075

生成部232は、過去投影装置の設定データに基づいて、新たに設置された投影装置1の設定用データを生成する。例えば、生成部232は、情報取得部231が取得した位置情報が示す設置位置に関連付けて記憶部22に記憶された過去投影装置の設定データに基づいて、新たに設置された投影装置1の投影条件を設定するための設定用データを生成する。

0076

また、生成部232は、過去投影装置の特性と新たに設置された投影装置1の特性との差分に基づいて設定用データを生成してもよい。例えば、生成部232は、記憶部22に記憶された特性情報が示す過去投影装置の特性と投影装置1の特性との差分に基づいて、投影装置1に適用できるように設定データを変換することにより設定用データを生成する。具体的には、生成部232は、設定データに含まれている過去投影装置における第1設定値を、過去投影装置の特性と投影装置1の特性との差分に基づいて変換することにより、第1設定値と異なる第2設定値を含む設定用データを生成する。より具体的には、生成部232は、記憶部22に記憶された過去投影装置が設置された設置位置からスクリーンAまでの距離を示す距離データに基づいて、フォーカスを調整するための設定用データを生成する。

0077

なお、生成部232が設定用データを生成する方法は、第1の実施形態に係る投影装置1の設定部163が設定用データを生成する方法と同様なので、説明を省略する。また、生成部232がセッティングデータを生成する方法は、第1の実施形態に係る投影装置1の設定部163がセッティングデータを生成する方法と同様なので、説明を省略する。

0078

送信部233は、生成部232が生成した設定用データを投影装置1に送信する。また、送信部233は、設定用データを第2投影装置に送信した場合に、設定用データを送信したことを示す設定済情報を記憶部22に記憶させる。送信部233は、設定用データを送信する場合、記憶部22に設定済情報が記憶されているか否かを判定してもよい。送信部233は、記憶部22に設定済情報が記憶されていないと判定した場合、投影装置1に設定用データを送信する。送信部233は、記憶部22に設定済情報が記憶されていると判定した場合、設定用データを送信しない。

0079

なお、送信部233は、記憶部22に設定済情報が記憶されている場合に、設定用データを送信する指示を取得した場合、投影条件を更新するか否かを確認するための画面を表送信してもよい。

0080

[第2の実施形態に係る投影装置1の機能構成]
以下、第2の実施形態に係る投影装置1の機能構成について、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については適宜省略する。

0081

取得部161は、投影管理装置2から送信された投影装置1の設置位置に過去に設置されていた他の投影装置に設定されていた投影条件の設定データに基づいて生成された設定用データを取得する。また、取得部161は、投影装置1が設置された位置を示す位置情報を送信した後に設定用データを取得してもよい。具体的には、まず、設定部163は、位置特定部162が特定した設置位置を示す位置情報を投影管理装置2に送信する送信手段として機能する。取得部161は、設定部163が位置情報を投影管理装置2に送信した後に設定用データを取得する。そして、設定部163は、取得部161が投影管理装置2から取得した設定用データに基づいて投影装置1の投影条件を設定する。

0082

[投影管理装置2が実行する処理]
以下、投影管理装置2が実行する処理の流れについて説明する。図8は、投影管理装置2が実行する処理のフローチャートである。図8のフローチャートは、投影管理装置2に電力が供給されると、制御部23が実行する。

0083

まず、ステップS21において、制御部23は、投影管理装置2のイニシャライズを行い、イニシャライズが完了するとステップS22に移行する。ステップS22において、制御部23は、投影装置1からアクセスが有るか否かを判定する。制御部23は、投影装置1からアクセスがないと判定すると(ステップS22でNo)、投影装置1からアクセスがあるまで待機する。制御部23は、投影装置1からデータの要求があるとアクセスがあったと判定して(ステップS22でYes)、ステップS23に移行する。

0084

ステップS23において、制御部23は、アクセスの要求内容を確認する。制御部23は、要求内容がロケーションデータの値が001である投影装置1からの設定用データの要求である場合、ステップS24に移行する。ステップS24において、制御部23は、設定用データの生成に必要なデータを投影装置1に要求する。ステップS25において、制御部23は、生成に必要なデータを取得したか否かを判定する。制御部23は、生成に必要なデータを取得していないと判定すると(ステップS25でNo)、生成に必要なデータを取得するまで待機する。制御部23は、生成に必要なデータを取得したと判定すると(ステップS25でYes)、ステップS26に移行する。

0085

ステップS26において、制御部23は、投影装置1の設定用データを生成する。ステップS27において、制御部23は、生成した設定用データを記憶部22に記憶させる。ステップS28において、制御部23は、生成した設定用データを、設定用データを要求した投影装置1に送信する。

0086

ステップS29において、制御部23は、送信が完了したか否かを判定する。具体的には、制御部23は、投影装置1からAck応答を受信したか否かを判定する。制御部23は、投影装置1からAck応答を受信していない場合(ステップS29でNo)、Ack応答を受信するまで待機する。制御部23は、Ack応答を受信した場合(ステップS29でYes)、S22に戻り、投影装置1からのアクセスを待つ状態に移行する。

0087

(変形例)
以上の説明においては、記憶部22は、投影装置1に関するデータ(図4におけるPort10からPort35までのデータ)と、セッティングデータ(図4におけるPort05からPort09までのデータ)とをグループとして記憶した。しかし、これに限らず記憶部22は、セッティングデータのみを記憶してもよく、セッティングデータと投影装置1に関連するデータとを別々に管理してもよい。このような場合でも、投影管理装置2は、投影装置1の設定用データを生成することができる。

0088

[第2の実施形態に係る投影管理装置2の効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係る投影管理装置2は、過去に設置されていた過去投影装置の設定データに基づいて、新たに設置された投影装置1の投影条件を設定するための設定用データを生成する。このようにすることで、投影管理装置2は、新たに設置された投影装置1が、過去に設置されていた過去投影装置の設定データに基づいて設定用データを生成する機能を有していない場合であっても、ユーザが設置後の調整作業に要する時間を短縮できる。

0089

<第3の実施形態>
第1及び第2の実施形態においては、投影装置1又は投影管理装置2が投影条件を設定するための設定用データを生成したが、投影装置1を使用するユーザが投影装置1の投影条件を設定する場合がある。第3の実施形態においては、ユーザが投影装置1の投影条件を設定する場合の処理について説明する。図9は、手動調整時におけるデータ更新処理のフローチャートである。図9のフローチャートは、投影装置1が動作状態である場合に、制御部16が実行する。

0090

まず、ステップS41において、制御部16は、ユーザからコマンド入力があるか否かを判定する。制御部16は、ユーザからコマンド入力がない場合(ステップS41でNo)、コマンド入力があるまで待機する。制御部16は、ユーザからコマンド入力があると(ステップS41でYes)、ステップS42に移行する。

0091

ステップS42において、制御部16は、入力されたコマンドが、投影装置1の投影条件を調整するメニューを表示させるコマンドか否かを判定する。制御部16は、入力されたコマンドが投影条件を調整するメニューを表示させるコマンドでない場合(ステップS42でNo)、ステップS43において、入力されたコマンドに対応する他の処理を実行する。

0092

制御部16は、入力されたコマンドが投影条件を調整するメニューを表示させるコマンドである場合(ステップS42でYes)、ステップS44において、調整メニューを表示し、入力待ちの状態に移行する。ステップS45において、制御部16は、コマンド入力があるか否かを判定する。制御部16は、ユーザからコマンド入力がない場合(ステップS45でNo)、コマンド入力があるまで待機する。

0093

制御部16は、ユーザからコマンド入力があると(ステップS45でYes)、ステップS46において入力されたコマンドがメニュー画面を操作するコマンドか否かを判定する。制御部16は、入力されたコマンドがメニュー画面を操作するコマンドである場合(ステップS46でYes)、ステップS47において入力されたコマンドに応じて調整データを変更する。続いて、ステップS48において、制御部16は、設定データ及びメニュー表示を変更し、ステップS45に戻る。

0094

例えば、制御部16は、フォーカス位置を変更する変更指示が入力された場合、変更後の設定データを記憶部15に記憶させる。また、制御部16は、モータドライバ13に設定データを設定する。モータドライバ13は、設定された設定データに基づいて、フォーカスモータ122を駆動させる。このようにすることで、投影装置1は、投影する画像のフォーカス位置を変更する。ユーザは、投影された画像を確認しながら上記の操作を繰り返し、投影装置1の調整作業を行う。

0095

ステップS46に戻って説明を続ける。ステップS46において、制御部16は、入力されたコマンドがメニュー画面を操作するコマンドではない場合(ステップS46でNo)、ステップS49に移行する。ステップS49において、制御部16は、入力されたコマンドがメニュー操作を完了する完了コマンドか否かを判定する。

0096

制御部16は、入力されたコマンドが完了コマンドではない場合(ステップS49でNo)、ステップS41に移行する。なお、ステップS41に移行する場合、ユーザの操作により投影装置1の設定データは変更されるが、変更された設定データは記憶されず、調整データには反映されない。そのため、投影装置1が動作を停止して再び動作を開始した場合、レンズ等は、記憶部15に記憶された調整データに示される値に調整される。

0097

制御部16は、入力されたコマンドが完了コマンドである場合(ステップS49でYes)、ステップS50に移行する。ステップS50において、制御部16は、変更した調整データを記憶部15に記憶させるか否かを選択するための選択メニューを表示させ、ステップS51に移行する。

0098

ステップS51において、制御部16は、コマンドが入力されるまで待機する。制御部16は、コマンドが入力されると(ステップS51でYes)、ステップS52に移行する。ステップS52において、制御部16は、入力されたコマンドが設定データを記憶するコマンドか否かを判定する。制御部16は、入力されたコマンドが設定データを記憶するコマンドではない場合(ステップS52でNo)、ステップS41に移行する。

0099

制御部16は、入力されたコマンドが設定データを記憶するコマンドである場合(ステップS52でYes)、ステップS53に移行する。ステップS53において、制御部16は、設定データを設定用データとして記憶部15に記憶させる。そして、ステップS54において、制御部16は、設定用データを投影管理装置2に送信する。

0100

[第3の実施形態に係る投影装置1の効果]
以上説明したように、第3の実施形態に係る投影装置1は、ユーザが入力した操作に基づいて設定データを変更する。このようにすることで、投影装置1は、記憶部15に記憶された設定データが、実際の状況と異なっている場合であっても、ユーザの調整した設定データを保存することができる。

0101

以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。

0102

1投影装置
2投影管理装置
11通信部
12 投影部
15 記憶部
16 制御部
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
161 取得部
162位置特定部
163 設定部
231情報取得部
232 生成部
233 送信部

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