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技術 インストルメントパネルの構造

出願人 スズキ株式会社
発明者 淺井邦人
出願日 2018年2月28日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-034998
公開日 2019年9月5日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-147530
状態 未査定
技術分野 計器板 車両用車体構造 エアバッグ
主要キーワード スクリュ孔 右側上端 樹脂成形部品 収納凹部内 傾斜面状 荷重吸収 溶接ナット 変形ストローク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

衝突体車室内側からインストルメントパネル衝突する際の衝撃荷重エアバッグ支持ブラケット及びマウントブラケットの変形によって吸収することにある。

解決手段

車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部2が形成され、エアバッグ収納凹部2にエアバッグハウジング3が収納されるとともに、エアバッグハウジング3が車両前方に延びるエアバッグ支持ブラケット4を介してステアリングサポートメンバ5に支持されるインストルメントパネル1の構造において、エアバッグ収納凹部2は、車両前方側に奥壁21を備え、奥壁21には貫通孔22が設けられ、ステアリングサポートメンバ5は、車両上方へ延びるマウントブラケット51,52を備え、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を貫通孔22より貫通させてマウントブラケット51,52に固定することによって、エアバッグハウジング3がマウントブラケット51,52を介してステアリングサポートメンバ5に支持されている。

概要

背景

車室内の前部に設けられる車両のインストルメントパネルには、乗員保護の観点からエアバッグ装置が設置されている。従来のインストルメントパネルの構造の中には、インストルメントパネルに車室内側へ開放したエアバッグ収納凹部を形成するとともに、ブラケットを介してエアバッグ収納凹部内エアバッグモジュールを高い剛性ステアリングサポートメンバに固定して支持することにより、エアバッグモジュールをインストルメントパネル内に収納する構造がある(例えば、特許文献1参照)。

概要

衝突体が車室内側からインストルメントパネルに衝突する際の衝撃荷重をエアバッグ支持ブラケット及びマウントブラケットの変形によって吸収することにある。車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部2が形成され、エアバッグ収納凹部2にエアバッグハウジング3が収納されるとともに、エアバッグハウジング3が車両前方に延びるエアバッグ支持ブラケット4を介してステアリングサポートメンバ5に支持されるインストルメントパネル1の構造において、エアバッグ収納凹部2は、車両前方側に奥壁21を備え、奥壁21には貫通孔22が設けられ、ステアリングサポートメンバ5は、車両上方へ延びるマウントブラケット51,52を備え、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を貫通孔22より貫通させてマウントブラケット51,52に固定することによって、エアバッグハウジング3がマウントブラケット51,52を介してステアリングサポートメンバ5に支持されている。

目的

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、衝突体が車室内側からインストルメントパネルに衝突する際の衝撃荷重をエアバッグ支持ブラケット及びマウントブラケットの変形によって吸収することが可能なインストルメントパネルの構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部が形成され、該エアバッグ収納凹部にエアバッグハウジングが収納されるとともに、該エアバッグハウジングが車両前方に延びるエアバッグ支持ブラケットを介してステアリングサポートメンバに支持されるインストルメントパネルの構造において、前記エアバッグ収納凹部は、車両前方側に奥壁を備え、該奥壁には貫通孔が設けられている一方、前記ステアリングサポートメンバは、車両上方へ延びるマウントブラケットを備え、前記エアバッグ支持ブラケットの前端部を前記貫通孔より貫通させて前記マウントブラケットに固定することによって、前記エアバッグハウジングが前記マウントブラケットを介して前記ステアリングサポートメンバに支持されていることを特徴とするインストルメントパネルの構造。

請求項2

前記マウントブラケットは、前記エアバッグ支持ブラケットの前端部を固定する第1の固定部と、該第1の固定部よりも車両上方に位置し、前記エアバッグ収納凹部の前記奥壁を固定する第2の固定部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネルの構造。

請求項3

前記第2の固定部において、前記マウントブラケットの上端部と前記エアバッグ収納凹部の前記奥壁の上端部とが固定され、前記マウントブラケットと前記エアバッグ収納凹部の前記奥壁との間隔は、車両下側へ向かうほど広くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のインストルメントパネルの構造。

請求項4

前記インストルメントパネルは、アッパインストルメントパネルロアインストルメントパネルの2部品によって構成され、前記エアバッグ収納凹部の前記奥壁から車両後方へ延びる上壁部の後端面には、前記アッパインストルメントパネルと前記ロアインストルメントパネルとの突き合わせ部が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のインストルメントパネルの構造。

技術分野

0001

本発明は、インストルメントパネルの構造に関する。

背景技術

0002

車室内の前部に設けられる車両のインストルメントパネルには、乗員保護の観点からエアバッグ装置が設置されている。従来のインストルメントパネルの構造の中には、インストルメントパネルに車室内側へ開放したエアバッグ収納凹部を形成するとともに、ブラケットを介してエアバッグ収納凹部内エアバッグモジュールを高い剛性ステアリングサポートメンバに固定して支持することにより、エアバッグモジュールをインストルメントパネル内に収納する構造がある(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開平9−188213号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来のインストルメントパネルの構造では、エアバッグモジュールがブラケットを介してエアバッグ収納凹部の直ぐ前方に位置するステアリングサポートメンバに支持されているので、衝突体が車室内側からインストルメントパネルのエアバッグ収納凹部周辺衝突した際に、衝突体からの衝撃荷重を十分に吸収することができないという問題を有している。

0005

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、衝突体が車室内側からインストルメントパネルに衝突する際の衝撃荷重をエアバッグ支持ブラケット及びマウントブラケットの変形によって吸収することが可能なインストルメントパネルの構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部が形成され、該エアバッグ収納凹部にエアバッグハウジングが収納されるとともに、該エアバッグハウジングが車両前方に延びるエアバッグ支持ブラケットを介してステアリングサポートメンバに支持されるインストルメントパネルの構造において、前記エアバッグ収納凹部は、車両前方側に奥壁を備え、該奥壁には貫通孔が設けられている一方、前記ステアリングサポートメンバは、車両上方へ延びるマウントブラケットを備え、前記エアバッグ支持ブラケットの前端部を前記貫通孔より貫通させて前記マウントブラケットに固定することによって、前記エアバッグハウジングが前記マウントブラケットを介して前記ステアリングサポートメンバに支持されている。

発明の効果

0007

上述の如く、本発明に係るインストルメントパネルの構造は、車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部が形成され、該エアバッグ収納凹部にエアバッグハウジングが収納されるとともに、該エアバッグハウジングが車両前方に延びるエアバッグ支持ブラケットを介してステアリングサポートメンバに支持されており、前記エアバッグ収納凹部は、車両前方側に奥壁を備え、該奥壁には貫通孔が設けられている一方、前記ステアリングサポートメンバは、車両上方へ延びるマウントブラケットを備え、前記エアバッグ支持ブラケットの前端部を前記貫通孔より貫通させて前記マウントブラケットに固定することによって、前記エアバッグハウジングが前記マウントブラケットを介して前記ステアリングサポートメンバに支持されている。
そのため、本発明のインストルメントパネルの構造においては、エアバッグハウジング及びエアバッグ収納凹部がステアリングサポートメンバよりも車両上方に位置する箇所で固定されることになるので、衝突体が車室内側からインストルメントパネルに衝突する場合に、エアバッグ支持ブラケット及びマウントブラケットが車両前方側へ向かって確実に変形することになる。したがって、本発明のインストルメントパネルの構造では、衝突体が車室内側からインストルメントパネルに衝突する際の衝撃荷重をエアバッグ支持ブラケット及びマウントブラケットの変形によって効果的に吸収することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施形態に係る構造が適用される車両のインストルメントパネルを車両後方側から示す斜視図である。
図1のインストルメントパネル及びステアリングサポートメンバにエアバッグハウジングを固定する前の状態を分解して示す斜視図である。
図1のインストルメントパネルの裏面側を車両前方から見た斜視図である。
図1におけるA−A線断面図である。

実施例

0009

以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1図4は本発明の実施形態に係るインストルメントパネルの構造を示すものである。なお、図において矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印U方向は車両上方を示している。

0010

図1図4に示すように、本発明の実施形態の構造が適用される車両のインストルメントパネル1は、各種の車載機器が搭載される大型樹脂成形部品であり、車室内Rの車両前方側に設けられ、車両幅方向全幅にわたって配置されている。当該インストルメントパネル1の助手席対応部(本実施形態では車両左側)には、車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部2が一体的に形成されており、該エアバッグ収納凹部2には、エアバッグハウジング3が収納されるようになっている。そして、エアバッグハウジング3は、車両前方に延びる左右一対のエアバッグ支持ブラケット4を介してステアリングサポートメンバ5に支持されるように構成されている。エアバッグ支持ブラケット4は、前端部41が後述するエアバッグ収納凹部2の奥壁よりも車両前方に位置する長さに形成されており、エアバッグ支持ブラケット4の後端部42は、エアバッグハウジング3の左右両側面に取付けられている。
なお、エアバッグハウジング3内には、ガス噴出させるインフレータと、当該ガスにより車室内R側へ向かって膨張及び展開するエアバッグとを有するエアバッグモジュール(図示せず)が格納されている。また、エアバッグハウジング3の車室内R側には、エアバッグ収納凹部2の開口を塞ぐエアバッグリッド31が配置されており、エアバッグリッド31は、インストルメントパネル1の車室内R側の一般面に対してほぼ面一の高さ位置で、エアバッグハウジング3に離脱可能に取付けられている。

0011

本実施形態のエアバッグ収納凹部2は、図2図4に示すように、インストルメントパネル1の車室内R側の一般面よりも車両前方側へ向かって突出しており、エアバッグハウジング3を収納できる大きさと形状に形成されている。また、エアバッグ収納凹部2は、車両前方側に奥壁21を備えており、該奥壁21の左右両側の下部には、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を貫通させる貫通孔22がそれぞれ設けられている。エアバッグ支持ブラケット4の前端部41は、エアバッグ支持ブラケット4の先端部分を外側に折り曲げることにより形成され、締付ボルト6の軸部を挿入するボルト孔41aを有しており、後面側には、締付ボルト6と螺合する溶接ナット7が固定されている。
インストルメントパネル1の内部には、車両幅方向に沿って延びるステアリングサポートメンバ5が配設されており、インストルメントパネル1は、当該ステアリングサポートメンバ5に支持され、当該ステアリングサポートメンバ5を介して車体側部を構成するダッシュサイドパネル(図示せず)に取付けられている。

0012

本実施形態のステアリングサポートメンバ5は、図2図4に示すように、車両上方へ延びる左右一対のマウントブラケット51,52を備えており、これらマウントブラケット51,52は、車両後方側に支持面51a,52aを有する断面略コ字状に形成されている。また、マウントブラケット51,52は、エアバッグ収納凹部2の奥壁21の左右両側と対応する位置に設けられており、それぞれの下端部をステアリングサポートメンバ5の上部外周面に溶接などで接合することにより、支持面51a,52aがステアリングサポートメンバ5の上部外周面よりも高くなるように配置されている。
左側マウントブラケット51は、車両上下方向の長さが右側マウントブラケット52よりも短く形成され、左右のマウントブラケット51,52の支持面51a,52aには、締付ボルト6の軸部を挿入する挿入孔51b,52bが奥壁21の貫通孔22と対応する高さ位置に設けられている。さらに、右側マウントブラケット52の支持面52aの上端部には、スクリュ60の軸部を螺入させる取付孔52cが奥壁21のスクリュ孔23と対応する高さ位置に設けられており、当該支持面52aの上端部は、右側マウントブラケット52の下側部分よりも車両前方側に折り曲げられて傾斜している。このスクリュ孔23は、奥壁21の右側上端部21aに設けられており、該右側上端部21aは、車両前方側に凹んだ形状を有している。

0013

そのため、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、車両後方側(車室内R側)からエアバッグ支持ブラケット4の前端部41をエアバッグ収納凹部2の奥壁21の貫通孔22より貫通させ、車両前方側から締付ボルト6を挿入孔51b,52b及びボルト孔41aに挿入して溶接ナット7に螺合させ、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を左右のマウントブラケット51,52の支持面51a,52aに固定するとともに、車両後方側(車室内R側)からスクリュ60を奥壁21のスクリュ孔23より取付孔52cに螺入して固定することによって、エアバッグハウジング3が左右のマウントブラケット51,52を介してステアリングサポートメンバ5に支持されるようになっている。
すなわち、本実施形態のマウントブラケット51,52は、図2図4に示すように、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を固定する第1の固定部F1を備えている。また、右側マウントブラケット52は、第1の固定部F1よりも車両上方に位置し、エアバッグ収納凹部2の奥壁21を固定する第2の固定部F2を備えている。
これにより、衝突体が車室内R側からインストルメントパネル1に衝突し、衝突体からの衝撃荷重入力時に車両前方へ移動するエアバッグ収納凹部2を、ステアリングサポートメンバ5から車両上方に延びるマウントブラケット51,52が受けることになるため、衝突体の過剰な侵入を抑えるように荷重吸収能力を調整し、マウントブラケット51,52側の変形ストロークと衝突体の侵入量の最適化が図られるようになっている。

0014

また、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、図3及び図4に示すように、第2の固定部F2において、右側マウントブラケット52の上端部とエアバッグ収納凹部2の奥壁21の右側上端部21aとが固定されている。しかも、右側マウントブラケット52とエアバッグ収納凹部2の奥壁21との間隔Lは、図4に示すように、車両下側へ向かうほど広くなっており、右側マウントブラケット52の支持面52aに対して、下側の間隔L1は上側の間隔L2よりも広くなるように設定されている(L1>L2)。そのため、エアバッグ収納凹部2の奥壁21は、下端部21bが上端部21aよりも車両後方側に位置するような傾斜面状に形成されている。
これにより、上面に近くて衝突体が直接衝突しないインストルメントパネル1の上側は変形ストロークを抑えるとともに、マウントブラケット51,52の下側とエアバッグ収納凹部2の奥壁21の下側との間隔L1で変形ストロークの距離を確保することが可能となり、常にエアバッグ支持ブラケット4の周辺で衝撃荷重が吸収されるようになっている。

0015

さらに、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、図2及び図3に示すように、エアバッグハウジング3が、左右一対のエアバッグ固定ブラケット8によって、エアバッグ収納凹部2の後側壁面24に固定されるように構成されている。そのため、エアバッグ固定ブラケット8は、エアバッグハウジング3の左右両側部から車両側方に延びており、先端部81がエアバッグハウジング3の左右両側部よりも車両側方に位置する長さに形成されており、先端部81には、締付ボルト6の軸部を挿入するボルト孔81aを有し、後面側には、締付ボルト6と螺合する溶接ナット(図示せず)が固定されている。エアバッグ固定ブラケット8の基端部82は、エアバッグハウジング3の上部背面に取付けられている。一方、エアバッグ収納凹部2の後側壁面24は、エアバッグ収納凹部2の左右両側で、奥壁21よりも車両後方側(車室内R側)に位置するように階段状に形成されており、締付ボルト6の軸部を挿入する挿入孔24aを有している。

0016

一方、本実施形態のインストルメントパネル1は、図1及び図4に示すように、アッパインストルメントパネル11とロアインストルメントパネル12の2部品によって構成されている。エアバッグ収納凹部2は、ロアインストルメントパネル12の車両左側に設けられており、エアバッグリッド31は、ロアインストルメントパネル12の一部を構成している。また、エアバッグ収納凹部2の奥壁21の上端部21aから車両後方へ延びる上壁部25の後端面25aには、アッパインストルメントパネル11の端部とロアインストルメントパネル12の端部との突き合わせ部10が配置されている。上壁部25の後端面25aは、図4に示すように、上壁部25の後端から車両上方に延び、車室内R側に臨む平面であり、突き合わせ部10を構成するアッパインストルメントパネル11の端部及びロアインストルメントパネル12の端部は、車両前方に位置する上壁部25の後端面25aへ向かって屈曲した形状を有している。
これにより、強度的に不利な形状である突き合わせ部10の車両前方には、高い強度を有する第2の固定部F2(右側マウントブラケット52の上端部とエアバッグ収納凹部2の奥壁21の右側上端部21aとの固定点)が上壁部25の後端面25aを介在させた状態で位置することになる。これに伴って、車両前方の右側マウントブラケット52が突き合わせ部10を支持することになるため、車室内R側からの衝撃荷重入力時に生じるインストルメントパネル1の意匠面の割れを防いでいる。

0017

このように、本発明の実施形態に係るインストルメントパネル1の構造においては、車両後方側が開口するエアバッグ収納凹部2が形成され、エアバッグ収納凹部2にエアバッグハウジング3が収納されるとともに、エアバッグハウジング3が車両前方に延びるエアバッグ支持ブラケット4を介してステアリングサポートメンバ5に支持されている。しかも、エアバッグ収納凹部2は、車両前方側に奥壁21を備えており、奥壁21には貫通孔22が設けられている。また、ステアリングサポートメンバ5は、車両上方へ延びるマウントブラケット51,52を備え、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を貫通孔22より貫通させてマウントブラケット51,52に固定することによって、エアバッグハウジング3がマウントブラケット51,52を介してステアリングサポートメンバ5に支持されている。
そのため、本実施形態のインストルメントパネル1の構造においては、エアバッグハウジング3及びエアバッグ収納凹部2がステアリングサポートメンバ5よりも車両上方に位置する箇所で固定されることになるので、衝突体が車室内側からインストルメントパネル1に衝突する場合に、車両前方に位置する高剛性のステアリングサポートメンバ5に邪魔されることなく、エアバッグ支持ブラケット4及びマウントブラケット51,52を車両前方側へ向かって確実に変形させることができる。したがって、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、衝突体が車室内R側からインストルメントパネル1に衝突する際に、車両後方から車両前方へ向かう衝撃荷重をエアバッグ支持ブラケット4及びマウントブラケット51,52の変形によって効果的に吸収することができる。

0018

また、本実施形態のインストルメントパネル1の構造において、左右のマウントブラケット51,52は、エアバッグ支持ブラケット4の前端部41を固定する第1の固定部F1を備えている。しかも、右側マウントブラケット52は、第1の固定部F1よりも車両上方に位置し、エアバッグ収納凹部2の奥壁21を固定する第2の固定部F2を備えている。したがって、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、衝突体からの衝撃荷重が車室内R側からインストルメントパネル1に入力され、エアバッグ収納凹部2が車両前方へ移動すると、該エアバッグ収納凹部2をステアリングサポートメンバ5から車両上方に延びるマウントブラケット51,52が受けることになるので、衝突体の過剰な侵入を抑えるように荷重吸収能力を調整することができる。すなわち、本実施形態のインストルメントパネル1の構造によれば、マウントブラケット51,52の変形ストロークと衝突体の侵入量の最適化を実現することができる。

0019

さらに、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、第2の固定部F2において、右側マウントブラケット52の上端部とエアバッグ収納凹部2の奥壁21の上端部21aとが固定されている。しかも、右側マウントブラケット52とエアバッグ収納凹部2の奥壁21との間隔Lは、車両下側へ向かうほど広くなっている。したがって、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、上面に近くて衝突体が直接衝突しないインストルメントパネル1の上側は変形ストロークを抑える一方、マウントブラケット51,52の下側とエアバッグ収納凹部2の奥壁21の下側との間で上側の間隔L2よりも広い下側の間隔L1で変形ストロークの距離を確保しているので、常にエアバッグ支持ブラケット4の周辺において衝突体からの衝撃荷重を吸収することができる。

0020

そして、本実施形態のインストルメントパネル1の構造において、インストルメントパネル1は、アッパインストルメントパネル11とロアインストルメントパネル12の2部品によって構成されている。また、エアバッグ収納凹部2の奥壁21から車両後方へ延びる上壁部25の後端面25aには、アッパインストルメントパネル11とロアインストルメントパネル12との突き合わせ部10が配置されている。したがって、本実施形態のインストルメントパネル1の構造では、突き合わせ部10が強度的に不利な形状であっても、突き合わせ部10の車両前方には、右側マウントブラケット52の上端部とエアバッグ収納凹部2の奥壁21の右側上端部21aとの固定点として、高い強度を有する第2の固定部F2が上壁部25の後端面25aを介して配置され、右側マウントブラケット52が突き合わせ部10を支持しているので、車室内R側からの衝撃荷重入力時に生じるインストルメントパネル1の意匠面の割れや、衝撃吸収性能阻害を防止することができる。

0021

以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。

0022

例えば、既述の実施の形態では、エアバッグハウジング3を固定支持するエアバッグ支持ブラケット4及びマウントブラケット51,52がそれぞれ2個ずつ用いられているが、適用されるエアバッグハウジング3の重量、大きさ、形状などによっては、1個ずつ用いるような構造であっても良い。

0023

1インストルメントパネル
2エアバッグ収納凹部
3エアバッグハウジング
4 エアバッグ支持ブラケット
5ステアリングサポートメンバ
6締付ボルト
7溶接ナット
10 突き合わせ部
11アッパインストルメントパネル
12ロアインストルメントパネル
21奥壁
21a上端部
21b下端部
22貫通孔
23スクリュ孔
25上壁部
25a後端面
31エアバッグリッド
41 エアバッグ支持ブラケットの前端部
42 エアバッグ支持ブラケットの後端部
51 左側マウントブラケット
51a支持面
51b挿入孔
52 右側マウントブラケット
52a 支持面
52b 挿入孔
52c取付孔
60スクリュ
F1 第1の固定部
F2 第2の固定部
R 車室内

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