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技術 集塵フィルタ清掃装置及び集塵装置

出願人 ユーエスウラサキ株式会社
発明者 山下哲哉田口浩二古田義則浦崎裕立
出願日 2018年2月27日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-033063
公開日 2019年9月5日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-147092
状態 未査定
技術分野 ガス中の分散粒子の濾過 安全弁II(平衡弁、過剰流出防止弁) 弁の細部(I)
主要キーワード 完全流体 亜音速流 タンク室内 導入気体 気体導入孔 先細ノズル ラバルノズル 平面視円環状
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

集塵フィルタ清掃効果を高める。

解決手段

弁室14と、タンク室15と、ノズル16と、を有するケーシング11と、ダイヤフラム12と、電磁式排出バルブ13と、を備え、弁室14は、天井ドーム状で、底面にはノズル16の開口部を囲むように弁座18が形成されており、ケーシング11内部には、気体導通路17が形成されており、ダイヤフラム12は、弁室14を上部空間C1と、下部空間C2とに区画し、上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力より高い時には、上部空間C1とタンク室15とを連通させるとともに、ノズル16を閉塞させ、上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力より低い時には、気体導通路17とタンク室15との連通を閉塞させるとともに、ノズル16を開放させ、電磁式排出バルブ13は、気体導入孔をケーシング11の外側に設けられた気体導通路17の開口部に合わせて、ケーシング11に直付けさせた構成とした。

概要

背景

この種の装置として、出願人は、特許文献1に記載の技術を提案している。特許文献1に記載の技術によれば、圧縮空気風圧フィルタに付着した粉塵押し出す方式の集塵フィルタ清掃装置よりも優れた清掃効果を得ることができる。

概要

集塵フィルタの清掃効果を高める。弁室14と、タンク室15と、ノズル16と、を有するケーシング11と、ダイヤフラム12と、電磁式排出バルブ13と、を備え、弁室14は、天井ドーム状で、底面にはノズル16の開口部を囲むように弁座18が形成されており、ケーシング11内部には、気体導通路17が形成されており、ダイヤフラム12は、弁室14を上部空間C1と、下部空間C2とに区画し、上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力より高い時には、上部空間C1とタンク室15とを連通させるとともに、ノズル16を閉塞させ、上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力より低い時には、気体導通路17とタンク室15との連通を閉塞させるとともに、ノズル16を開放させ、電磁式排出バルブ13は、気体導入孔をケーシング11の外側に設けられた気体導通路17の開口部に合わせて、ケーシング11に直付けさせた構成とした。

目的

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来のものよりも清掃効果を高めた集塵フィルタ清掃装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

集塵装置内に取付けられた集塵フィルタ清掃する集塵フィルタ清掃装置であって、弁室と、該弁室と連通し加圧された気体充填されるタンク室と、該弁室と連通し該タンク室から放出された気体を前記集塵フィルタに向かって噴出させるノズルと、を有するケーシングと、前記弁室に収容されるダイヤフラムと、電磁式排出バルブと、を備え、前記弁室は、天井の中央部が高くなるように形成されるとともに、底面には前記ノズルの開口部を囲むように上方に向かって突出して形成された、前記ダイヤフラムが載置される平面視円環状弁座が形成されており、前記ケーシング内部には、前記弁室の天井に設けられた開口部と前記ケーシングの外部とを連通する気体導通路が形成されており、前記ダイヤフラムは、前記弁室を前記気体導通路と同じ圧力の上部空間と、前記タンク室の圧力と同じ圧力の下部空間とに区画し、前記上部空間の圧力が前記下部空間の圧力より高い時には、周縁が下がって前記上部空間と前記タンク室とを連通させて導入気体をタンク室に導くとともに、前記弁座に密着することで前記ノズルを閉塞させ、前記上部空間の圧力が前記下部空間の圧力より低い時には、前記気体導通路と前記タンク室との連通を閉塞させるとともに、前記弁座から離間することで前記ノズルを開放させ、前記電磁式排出バルブは、気体を導入する気体導入孔を前記ケーシングの外側に設けられた前記気体導通路の開口部に合わせて、前記ケーシングに直付けされていることを特徴とする集塵フィルタ清掃装置。

請求項2

前記気体導通路は、前記弁室と前記ケーシングの外部とを連通する貫通孔であり、前記気体導通路の径は、前記ノズルの開放端から噴出される圧力波最大圧力計測し、計測された最大圧力が所定の値以上であるものを採用したことを特徴とする請求項1に記載の集塵フィルタ清掃装置。

請求項3

雰囲気中の粉塵を除去する集塵装置であって、取り込んだ雰囲気中から粉塵を除去する集塵フィルタと、前記集塵フィルタを清掃する請求項1又は請求項2に記載の集塵フィルタ清掃装置と、を備えた集塵装置。

技術分野

0001

本発明は、雰囲気中の粉塵を除去する集塵装置取付けられた集塵フィルタ清掃する装置、及び当該装置を用いた集塵装置に関する。

背景技術

0002

この種の装置として、出願人は、特許文献1に記載の技術を提案している。特許文献1に記載の技術によれば、圧縮空気風圧フィルタに付着した粉塵を押し出す方式の集塵フィルタ清掃装置よりも優れた清掃効果を得ることができる。

先行技術

0003

特開2016−13531号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載の装置がなぜ粉塵の除去効果が高いのか、原理の詳細が不明な点があったため、さらに清掃効果を高める余地があった。

0005

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来のものよりも清掃効果を高めた集塵フィルタ清掃装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。

0007

[適用例]
本発明に係る集塵フィルタ清掃装置(1)は、集塵装置(2)内に取付けられた集塵フィルタ(23)を清掃する集塵フィルタ清掃装置であって、
弁室(14)と、該弁室と連通し加圧された気体充填されるタンク室(15)と、該弁室と連通し該タンク室から放出された気体を前記集塵フィルタに向かって噴出させるノズル(16)と、を有するケーシング(11)と、
前記弁室に収容されるダイヤフラム(12)と、
電磁式排出バルブ(13)と、を備え、
前記弁室は、天井の中央部が高くなるように形成されるとともに、底面には前記ノズルの開口部を囲むように上方に向かって突出して形成された、前記ダイヤフラムが載置される平面視円環状弁座(18)が形成されており、
前記ケーシング内部には、前記弁室の天井に設けられた開口部と前記ケーシングの外部とを連通する気体導通路(17)が形成されており、
前記ダイヤフラムは、前記弁室を前記気体導通路と同じ圧力の上部空間(C1)と、前記タンク室の圧力と同じ圧力の下部空間(C2)とに区画し、前記上部空間の圧力が前記下部空間の圧力より高い時には、周縁が下がって前記上部空間と前記タンク室とを連通させて導入気体をタンク室に導くとともに、前記弁座に密着することで前記ノズルを閉塞させ、前記上部空間の圧力が前記下部空間の圧力より低い時には、前記気体導通路と前記タンク室との連通を閉塞させるとともに、前記弁座から離間することで前記ノズルを開放させ、
前記電磁式排出バルブは、気体を導入する気体導入孔を前記ケーシングの外側に設けられた前記気体導通路の開口部に合わせて、前記ケーシングに直付けされていることを養子とする。

発明の効果

0008

このような構成とすることにより、従来のものよりも清掃効果を高めることができる。なお、清掃効果を高めることができることの原理の詳細が不明な点もあるが、効果を高めることができることは、実験で実証されている。

図面の簡単な説明

0009

集塵フィルタ清掃装置を模式的に表す端面図である。
加圧気体を導入する際のダイヤフラムの状態を表す端面図である。
加圧気体が放出される際のダイヤフラムの状態を表す端面図である。
弁座部分の変形例を表す端面図である。
ノズルの変形例を表す端面図である。
集塵装置を模式的に表す断面図である。

実施例

0010

(第1の実施形態)
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施形態としての集塵フィルタ清掃装置1について説明する。
図1図6を用いて、まず、集塵フィルタ清掃装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態の集塵フィルタ清掃装置1を模式的に表す端面図である(電磁式バルブは端面図ではない)。図2は、加圧気体を導入する際のダイヤフラムの状態を表す端面図である(電磁式バルブは端面図ではない)。図3は、加圧気体が放出される際のダイヤフラムの状態を表す端面図である(電磁式バルブは端面図ではない)。図4は、弁座部分の変形例を表す端面図である(電磁式バルブは省略)。ノズルの変形例を表す端面図である(電磁式バルブは省略)。図6は、集塵フィルタ清掃装置1を適用した集塵装置を模式的に表す断面図である(集塵フィルタ、電磁式三方バルブ吸気ファン等断面図でない部分もある)。

0011

集塵フィルタ清掃装置1は、主にケーシング11、ダイヤフラム12、電磁式三方バルブ13で構成される。

0012

ケーシング11は、略直方体形状で二つの部品111a、111bから構成されている。二つの部品111a、111bは、図示しないボルトによってボルト結合されている。ケーシング11の内部には、弁室14、タンク室15、ノズル16、気体導通路17が形成されている。

0013

弁室14は、平面視円形状で、天井は球体を平面で切取った、いわゆるドーム状になっている。なお、本実施形態では、ドーム状であるが、これに限らず、天井の中央部が高くなっていればよい。弁室14の底面は略平面状であり、底面の中央部には、底面より一段高い位置に環状の弁座18が形成されている。

0014

なお、図示されていないが、弁座18の内側には、ダイヤフラム12を支持するための格子状のが設けられている。タンク室15に加圧気体が充填されている状態では、弁室14の上部空間C1の圧力がノズル16内部の圧力より相当高くなるため、ダイヤフラム12が撓むのを防止するためである。ただし、桟自体は、集塵フィルタ23を清掃するための役割があるわけではなく、むしろ気体が流動する時の抵抗となってしまうため、できるだけ少ないほうがいいものである。

0015

弁座18は、図1に示すように、ダイヤフラム12に接する部分だけが底面から上方に突出する形状としてもよいが、図4に示すように、弁座181の周縁部から底面にかけてなだらかに低くなるようにしてもよい。このようにすると、タンク室15から放出された気体がノズル16に流入する時の抵抗を減らすことができる。

0016

タンク室15は、弁室14の側面と連通している。タンク室15は、後述する気体導通路17から導入された加圧された気体が充填される空間である。タンク室15は、弁室14を囲むように平面視円環状に形成されている。

0017

従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)では、弁室の側方所定方向でやや下方に略直方体形状のタンク室が設けられていた。これではタンク室とノズルとの距離に近いところと遠いところができてしまう。ノズルは、タンク室内の気体の最終的な出口であるため、出口までの距離が異なることで、タンク室内の気体が放出され始めてから放出が完了するまでに時間がかかってしまっていた。発明者は、本装置の清掃効果を高めるためには、タンク室内の気体が放出され始めてから放出が完了するまでの時間をできるだけ短くなるようにし、一気にノズルに流入させることが重要と考え、鋭意実験を重ねた結果、本形状を発明したのである。

0018

タンク室15が弁室14を囲むようにすることで、タンク室15とノズル16とをできるだけ近づけることができる。また、タンク室15内の気体が平面上の全方向からノズル16に向けて放出されるため、タンク室15内の気体を一気にノズル16に流入させることができる。

0019

また、従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)では、タンク室から放出された気体は、一旦上方に向かいノズルの流入口で180度向きを変え、下方に向かって噴出されるようになっていたが、本実施形態の形状では、タンク室15が弁室14の側面に連通していることから、略90度向きを変えるだけでよく、タンク室15から放出された気体がノズル16に流入する時の抵抗を減らすことができる。

0020

タンク室15の形状をこのようにした本実施形態にかかる集塵フィルタ清掃装置1が従来のものよりも清掃効果が高いことは実験にて確認済みであるが、その原理の詳細は、未だ不明な点も多い。この点、発明者は、圧力波をより強力に発生することができるためだと考えている。ただし、本発明においては、タンク室15の形状をこのようにすることは必須ではない。

0021

ノズル16は、弁座18の内側に流入開口部を有し、筒部が下方に延びている直管のノズルである。筒部の下端開放端となっている。ノズル16は、タンク室15から放出された気体を弁室14を介して受入れ、集塵フィルタ23に向けて噴出させる。

0022

ノズル16の径及び長さは、ノズル16の開放端から噴出される圧力波の最大圧力計測し、計測された最大圧力が所定の値以上であるものを採用している。

0023

なお、弁室14の天井の頂部と、ダイヤフラム12の中心と、弁座18の中心と、ノズル16の中心軸は、同軸上であることが望ましく、本実施形態でもそのようになっている。

0024

従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)にも、膨張部という名称で管状のノズルが設けられていたが、その役割は必ずしも明確ではなかった。

0025

発明者は、本実施形態のような直管ノズルの場合、気体を膨張させて流速を上げるという作用以外にも、ノズルに流入した気体が、ノズル内拡散できない空気の抵抗によって圧縮強調されて衝撃波のようになり、それがノズル出口で開放されるという作用があるのではないかと考えた。そして、鋭意実験を重ねた結果、集塵フィルタ清掃装置の性能を上げるためには、ノズルの径、長さが重要であることを発見し、本発明を完成するに至ったものである。

0026

ただし、ノズルの径、長さを決定するための要因として、タンクの容量、圧力、ノズルまでの経路等、何が影響しているのか未だ不明である。したがって、ノズルの径、長さを計算で求めることはできない。
また、仮に原理が詳細に判明したとしても、理論的に求められる寸法は、気体が完全流体である場合のものであるため、最終的には、実機による実験で調整すべきものである。

0027

また、気体が弁室14からノズル16に流入する速度が亜音速であれば、ノズルの形状を先細ノズルにして気体の流れを加速させてもよい。しかし、先細ノズルでは、その出口で超音速流を生成することはできず、亜音速流から超音速流を生成するには、先細末広ノズルを用いる必要がある。そこで、ノズルの形状を先細末広ノズル(ラバルノズル臨界ノズル音速ノズルなどとも呼ばれる)としてもよい。
ただし、ノズルの径、および長さを決めるにあたってこのような方法を採ることは、本発明においては必須ではない。

0028

気体導通路17は、弁室14の天井の頂部に設けられた開口部と、ケーシング11の外部とを連通するケーシング11内に形成された空間である。気体導通路17は、弁室14の天井の頂部から真上に向けて貫通する貫通孔にて構成される。
気体導通路17の径は、ノズル16の開放端から噴出される圧力波の最大圧力を計測し、計測された最大圧力が所定の値以上であるものを採用している。
なお、本実施形態では、ノズル16の開放端から噴出される圧力波の最大圧力を計測しているが、気体導通路17に加圧気体が充填されている状態で気体導通路17を大気開放としたときのタンク室15又は気体導通路17の圧力変化を計測して、圧力が減少し始めてから所定の圧力(例えば大気圧の110%)になるまでの時間が所定の時間以下であるものを採用するようにしてもよい。

0029

そして、電磁式三方バルブ13は、気体の導入孔(図示せず)をケーシング11の外側に設けられた気体導通路17の開口部(図示せず)に合わせて、ケーシング11に直付けされている。

0030

従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)では、気体導通路の径はノズル径とほぼ同じであった。しかし、気体導通路の容積は、大きいほど本装置の清掃効果が低くなることが判明した。これは、気体導通路に加圧気体が充填されている状態で気体導通路を大気開放とした場合に、容積が大きいほど気体導通路内の気体が排出されるのに時間がかかり、その結果、ダイヤフラムが弁座から完全に離間するまでの時間がかかるためだと考えられた。

0031

そこで、発明者は、鋭意実験を重ねた結果、気体導通路17の容積は、小さいほどタンク室15の気体が排出される時間が短くなるが、一定の数値を下回ると、流路が細くなって流れが悪くなり、むしろタンク室15の気体の排出時間が長くなることを確認し、本発明を完成したものである。

0032

また、従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)では、三方バルブが気体導通路の開口部に接続されたホースの先に取付けられていたが、これは気体導通路の容積を大きくしたのと同じであり、清掃効果を下げるものであった。ホースが弾力性を有する場合は、さらに悪い影響を与えることも判明した。

0033

そこで、ケーシング11に電磁式三方バルブ13を直付けすることとしたのである。電磁式とした理由は、気体導通路17に加圧気体が充填されている状態で気体導通路17を大気開放とした場合、極めて短時間のうちに気体導通路17内の加圧気体を排出させなければならないが、手動だとバルブを一気に空けることができない可能性があるためである。電磁式であれば確実に一気に開けることができる。なお、本実施形態では三方バルブとしているが、電磁式にするのは、排出側のバルブだけもよい。

0034

気体導通路17及び電磁式三方バルブ13をこのようにした本実施形態にかかる集塵フィルタ清掃装置1が従来のものよりも清掃効果が高いことは確認済みであるが、その原理の詳細は、未だ不明な点も多い。この点、発明者は、圧力波をより強力に発生することができるためだと考えている。

0035

ダイヤフラム12は、弁室14内に収容される。ダイヤフラム12は、皿ばねのように弾性変形する円板状のダイヤフラムである。ダイヤフラム12は、弁座18の上に載置され、弁室14の天井が当接することによって、僅かに下方に付勢されている。

0036

なお、本実施形態では、硬質ゴム製であるが、弁座18に載置する部分に撓みを防止するための例えば金属製の芯材(金属製に限らない)を入れてもよい。このようにすれば、弁座18の内側に桟を設けなくてもよくなるか、少なくとも桟を減らすことができる。

0037

ダイヤフラム12は、弁室14を気体導通路17と同じ圧力の上部空間C1と、タンク室15内の圧力と同じ圧力の下部空間C2とに区画する。そして、上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力より高い時には、図2に示すように、ダイヤフラム12の周縁が下がって気体導通路17とタンク室15とを連通させるとともに、ノズル16を閉塞させる。また、上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力より低い時は、図3に示すように、ダイヤフラム12が弁室14の天井にしっかりと当接することで、気体導通路17とタンク室15との連通を閉塞させるとともに、ダイヤフラム12が弁座18から離間することでノズル16を開放させる。

0038

これにより、タンク室15に加圧した気体を畜圧させ、また、畜圧された気体の開放を瞬間的に行うことができる。

0039

つぎに、集塵フィルタ清掃装置1の使用方法について説明する。まず、電磁式三方バルブ13の加圧気体導入側にポンプPを接続する。気体は空気を利用する。なお、本実施形態では使用気体を空気としたが、ヘリウム等としてもよい。図6に示すように、清掃対象である集塵フィルタ23は、開口側を上側にして、集塵フィルタ清掃装置1の下方に離間して配置する。

0040

電磁式三方バルブ13は、気体導通路17とポンプPの吐出側とを連通させる場合、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞する場合、気体導通路17を大気開放とする場合、のうちいずれかの場合を選択するための切替バルブである。

0041

<タンク室に空気を充填する場合>
タンク室15の圧力がポンプPの吐出圧より低い状態で、気体導通路17とポンプPとを連通させるように電磁式三方バルブ13を作動させると、弁室14の上部空間C1の圧力が弁室14の下部空間C2よりも高くなるため、ダイヤフラム12の上面側に作用する圧力がダイヤフラム12の下面側に作用する圧力を上回る。このため、図2に示すように、ダイヤフラムの周縁部が下降し、隙間ができる。ポンプPから供給された空気は、ダイヤフラム12の外周縁と弁室14の天井との隙間を通ってタンク室15に流入する。なお、この時ノズル16は閉塞されている。

0042

<畜圧状態
ダイヤフラム12の構造上、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞すると、弁室14の上部空間C1とタンク室15の圧力はほぼ同じとなって保持される。そこで、タンク室15の圧力がポンプPの吐出圧と同一圧力になったときに、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞するように電磁式三方バルブ13を作動させる。発生する圧力波を最も強くすることができるからである。なお、本実施形態では、ポンプPの吐出圧は、0.6MPaである。

0043

これにより、タンク室15及び弁室14の下部空間C2に加圧された空気が充填された状態になるとともに、当該充填状態が保持される。なお、この時、気体導通路17及び弁室14の上部空間C1にも加圧された空気が充填された状態に保持される。この時もノズル16は閉塞されている。

0044

本実施形態では、タンク室15の圧力がポンプPの吐出圧と同一になったか否かを検出する圧力センサ等は設けていない。タンク室15に空気を充填させるように電磁式三方バルブ13を作動させてから所定時間が経過したときにタンク室15の圧力がポンプPの吐出圧と同一になったと推定し、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞するように電磁式三方バルブ13を作動させるようになっている。

0045

<ノズルから空気を噴出する場合>
気体導通路17を大気開放とするように電磁式三方バルブ13を作動させる。これにより、気体導通路17に常時連通している弁室14の上部空間C1の圧力が下部空間C2の圧力よりも低くなるため、図3に示すようにダイヤフラム12の中央部が弁座18から離間し、弁室14の下部空間C2とノズル16とが連通する。
なお、この時、弁室14の上部空間C1とタンク室15とはダイヤフラム12によって閉塞されている。
これにより、タンク室15内に畜圧された気体の開放を瞬間的に行うことができる。

0046

タンク室15から放出された気体は、ノズル16を通って、集塵フィルタ23の内部に向けて噴出される。そして、この際に圧力波を発生させる。
集塵フィルタ23から粉塵を除去できる原理の詳細は判明していないが、圧力波によって極めて短時間の周期で集塵フィルタ23を振動させて粉塵を振るい落とすということがわかっている。

0047

(第2の実施形態)
図6用いて、まず、集塵装置2の構成について説明する。図6は、本実施形態の集塵装置2を模式的に表す断面図である(集塵フィルタ、電磁式三方バルブ、吸気ファン等断面図でない部分もある)。

0048

集塵装置2は、主に集塵ケーシング21、集塵フィルタ23、集塵フィルタ清掃装置1、吸気ファン25で構成される。なお、集塵装置2は、レーザ加工溶接作業時に発生する金属蒸気凝集した微細粒子(以下、粉塵という。)を補足する装置である。集塵装置2自体は周知の技術であるため、詳細な説明は省略する。

0049

集塵ケーシング21には、第1の仕切壁21aと第2の仕切壁21bが設けられ、一番下にフィルタ室22a、真中に集塵フィルタ清掃装置室22b、一番上に吸気ファン室22cが形成されている。

0050

フィルタ室22aには、集塵フィルタ23が配置され、集塵フィルタ清掃装置室22bには、集塵フィルタ清掃装置1が配置され、吸気ファン室22cには吸気ファン25が配置されている。そして、集塵フィルタ清掃装置室22bは、下側で集塵フィルタ23の内側と連通し、上側で吸気ファン25の吸気口と連通している。

0051

フィルタ室22aには、フィルタ室22aの外から粉塵を含む空気をフィルタ室22a内に取り込む吸入口22dが設けられ、吸気ファン室22cには、吸気ファン室22cの外に空気を排出する排出口22eが設けられている。

0052

これにより、吸気ファン25を作動させると、粉塵を含む空気は、フィルタ室
22aの外からフィルタ室22aに入り、集塵フィルタ23の外側から内側に通り抜ける。そして、このとき、集塵フィルタ23は、空気(雰囲気)中の粉塵を濾過して当該空気中の粉塵を除去する。このため、集塵フィルタ23には、補足された粉塵が外周面側に蓄積されていく。

0053

集塵フィルタ23は、パンチメタルで構成された円筒状の芯材(図示せず)、及び蛇腹状に折り畳まれた濾紙材(図示せず)等を有し、略円筒状に構成されている。なお、集塵フィルタ23の軸線方向一端側(本実施形態では下端側)は、閉塞体(図示せず)により閉塞されている。

0054

その後、粉塵が除去された空気は、集塵フィルタ清掃装置室22bを通り、吸気ファン25に吸い込まれる。そして、吸気ファン25から吸気ファン室22cに排出され、最終的には、排出口22eからケーシング21の外側に排出される。

0055

吸気ファン25は、図示しない遠心ファンスクロールケーシング電動モータ等で構成される周知の技術であるため、説明を省略する。

0056

集塵フィルタ清掃装置1は、第1の仕切壁22d上に第1の仕切壁22dから少し離間して配置される。横から見ると宙に浮いているような状態である。集塵フィルタ清掃装置1のノズル16は、集塵フィルタ23の同軸上になるように配置されるが、集塵フィルタ23の内部に入り込んではおらず、ノズル16の開放端と集塵フィルタとは離間している。

0057

なお、集塵フィルタ清掃装置1によって、除去された粉塵は、フィルタ室22aの下部に設けられた集塵部22fに集められる。

0058

以上、実施形態に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。

0059

すなわち、本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。

0060

1…集塵フィルタ清掃装置(第1の実施形態)
2…集塵装置(第2の実施形態)
11…ケーシング
12…ダイヤフラム
13…電磁式三方バルブ
14…弁室
15…タンク室
16…ノズル
17…気体導通路
18…弁座
21…集塵ケーシング
23…集塵フィルタ
25…吸気ファン

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