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技術 高吸水性マット

出願人 アネスティ株式会社
発明者 伊藤房之堀田基行
出願日 2018年2月28日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-034587
公開日 2019年9月5日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-146886
状態 未査定
技術分野 カーペット
主要キーワード 固定具挿通孔 コーナータイル 矩形フレーム 合凹部内 直角二等辺三角形状 固定作用 各弾性脚 化石化
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

個々の高吸水性タイル放湿性を向上させることができ、さらに、高吸水性タイルの裏面と支持板底板との間の洗浄、及び、個々の高吸水性タイルの取り換えが容易な高吸水性マットを提供する。

解決手段

珪藻土を含んで形成される高吸水性タイル2と、該高吸水性タイル2を複数枚並べて支持し得る支持盤3と、を備え、前記高吸水性タイル2が前記支持盤3の底板6上に固着され、該底板6に通気孔9が形成される。前記底板6を格子状に形成し、格子の隙間を前記通気孔9とすると好適である。また、前記高吸水性タイル2を前記底板6に対して着脱可能とすると一層好適である。

概要

背景

前記の如き高吸水性マットの一例として、少なくとも珪藻土を含む調湿材を用い、かつ平面矩形状に形成された高吸水性タイルと、該高吸水性タイルを複数枚並べて支持し得る支持盤と、を備える足拭きマットが知られている(特許文献1参照)。この足拭きマットによれば、特許文献1の0011段落に記載されているように、珪藻土を含む高吸水性タイルが風呂場などにおける水分を充分に吸水でき、該高吸水性タイルの表面が常に乾いた状態を維持して使用者感触を優れたものとすることができる、とされている。また、高吸水性タイルが吸放湿性を備えるため、好天時に天日干しを行い、或いは風に当てるなどにより高吸水性タイルの内部の水分を放出させることにより半永久的に使用でき、しかもカビ雑菌などの発生の恐れなく衛生状態を継続しうる、とされている。

概要

個々の高吸水性タイルの放湿性を向上させることができ、さらに、高吸水性タイルの裏面と支持板底板との間の洗浄、及び、個々の高吸水性タイルの取り換えが容易な高吸水性マットを提供する。珪藻土を含んで形成される高吸水性タイル2と、該高吸水性タイル2を複数枚並べて支持し得る支持盤3と、を備え、前記高吸水性タイル2が前記支持盤3の底板6上に固着され、該底板6に通気孔9が形成される。前記底板6を格子状に形成し、格子の隙間を前記通気孔9とすると好適である。また、前記高吸水性タイル2を前記底板6に対して着脱可能とすると一層好適である。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

珪藻土を含んで形成される高吸水性タイルと、該高吸水性タイルを複数枚並べて支持し得る支持盤と、を備え、前記高吸水性タイルが前記支持盤の底板上に固着され、該底板に通気孔が形成される、高吸水性マット

請求項2

前記底板が格子状に形成され、格子の隙間が前記通気孔とされる、請求項1に記載の高吸水性マット。

請求項3

前記高吸水性タイルが前記底板に対して着脱可能とされている、請求項1又は2に記載の高吸水性マット。

請求項4

前記高吸水性タイルを前記底板に対して取り外し可能に固着するための固定具を備える、請求項1又は2に記載の高吸水性マット。

請求項5

前記固定具が前記高吸水性タイルに接触する頭部を有し、前記高吸水性タイルには前記頭部を受け入れ可能な頭部嵌合凹部が形成される、請求項4に記載の高吸水性マット。

請求項6

前記支持盤の外周枠に隣接する高吸水性タイルの隅部が前記外周枠に形成されるタイル保持片によって保持されるとともに、縦横に二枚ずつ並んだ四枚の高吸水性タイルの集合体の中央部に形成される集合隅部が前記固定具によって固定される、請求項4又は5に記載の高吸水性マット。

請求項7

前記固定具が、前記底板に形成されるピン挿通孔圧入可能な弾性脚部を有し、該弾性脚部の弾性を利用して前記底板に着脱可能な固定ピンである、請求項4,5又は6に記載の高吸水性マット。

請求項8

隣り合う高吸水性タイル同士の間に隙間が形成される、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の高吸水性マット。

請求項9

前記支持盤の予め定められたタイル収容位置に前記高吸水性タイルを配置するための位置決め部材を有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の高吸水性マット。

技術分野

0001

本発明は、風呂場その他の水回りの床面に配置して使用される高吸水性マットに関するものである。

背景技術

0002

前記の如き高吸水性マットの一例として、少なくとも珪藻土を含む調湿材を用い、かつ平面矩形状に形成された高吸水性タイルと、該高吸水性タイルを複数枚並べて支持し得る支持盤と、を備える足拭きマットが知られている(特許文献1参照)。この足拭きマットによれば、特許文献1の0011段落に記載されているように、珪藻土を含む高吸水性タイルが風呂場などにおける水分を充分に吸水でき、該高吸水性タイルの表面が常に乾いた状態を維持して使用者感触を優れたものとすることができる、とされている。また、高吸水性タイルが吸放湿性を備えるため、好天時に天日干しを行い、或いは風に当てるなどにより高吸水性タイルの内部の水分を放出させることにより半永久的に使用でき、しかもカビ雑菌などの発生の恐れなく衛生状態を継続しうる、とされている。

先行技術

0003

特開2006−34797号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記従来の高吸水性マットにおいては、前記特許文献1の0009段落に記載されているように、各高吸水性タイルが前記支持盤を構成する底板の上に固着される。具体的な固着方法については特許文献1に明示はされていないが、特許文献1の図2及び図3を参照すると、高吸水性タイルを底板に対して接着剤を用いて固着すると考えるのが普通である。

0005

しかも、前記特許文献1に開示されている底板は、特許文献1の図2から明らかなように、全面が閉じた板体である。そして、各高吸水性タイルの底面の全体が底板に密着し、この底板によって各高吸水性タイルの底面の全体が閉じられている。このため、各高吸水性タイルの底面からは水分放出がなされず、高吸水性タイルの放湿効率が悪い。よって、特許文献1の高吸水性マットは、天日に当てたとしても乾き難く、高吸水性タイルの底面と支持盤の底板との間にカビや雑菌が繁殖し易いという問題がある。

0006

また、高吸水性マットが汚れた場合には、高吸水性マットの全体を洗剤洗浄したいところであるが、前記従来の高吸水性マットは高吸水性タイルが支持盤の底板に接着されているので、高吸水性タイルの裏面と支持盤の底板との間は洗浄することができないという問題もある。

0007

さらに、前記従来の高吸水性マットにおいては、いずれかの高吸水性タイルが割れた場合に、割れた高吸水性タイルのみを新しいものと取り換えることが困難であり、高吸水性マットの全体を取り換えざるを得ないという問題もある。

0008

本発明は前記のような事情に鑑みてなされたもので、個々の高吸水性タイルの放湿性を向上させることができる高吸水性マットを提供しようとするものである。

0009

本発明はまた、高吸水性タイルの裏面と支持板の底板との間も洗浄することができる高吸水性マットを提供しようとするものである。

0010

さらに、本発明は、個々の高吸水性タイルの取り換えが容易な高吸水性マットを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0011

前記課題を解決するため、請求項1の本発明に係る高吸水性マットは、珪藻土を含んで形成される高吸水性タイルと、該高吸水性タイルを複数枚並べて支持し得る支持盤と、を備え、前記高吸水性タイルが前記支持盤の底板上に固着され、該底板に通気孔が形成されることを特徴とする。

0012

請求項1の本発明によれば、高吸水性タイルに吸収された水分が前記通気孔を介して高吸水性タイルの底面からも放出可能となる。よって、高吸水性タイルの放湿性が向上し、高吸水性マットを天日干し等することによって、高吸水性タイルの底面と支持盤の底板との間におけるカビや雑菌の繁殖を抑えることができる。なお、通気孔の態様はどのようなものであってもよいが、底板の全面に均一に分布し、通気孔の総面積ができるだけ広くなる態様が好ましい。

0013

請求項2の本発明に係る高吸水性マットは、請求項1のものにおいて、前記底板が格子状に形成され、格子の隙間が前記通気孔とされることを特徴とする。このようにすれば、通気孔の総面積が広大となるので、高吸水性タイルの底面からの放湿性が一層向上する。

0014

請求項3の本発明に係る高吸水性マットは、請求項1又は2のものにおいて、前記高吸水性タイルが前記底板に対して着脱可能とされることを特徴とする。

0015

請求項3の本発明によれば、高吸水性タイルを底板から分離させることにより、高吸水性タイルの裏面と支持板の底板との間も洗浄することができる。また、高吸水性タイルが破損等した場合に、破損等した高吸水性タイルのみを新しいものと取り換えることができる。

0016

請求項4の本発明に係る高吸水性マットは、請求項1,2又は3のものにおいて、前記高吸水性タイルを前記底板に対して取り外し可能に固着するための固定具を備えることを特徴とする。この固定具は、高吸水性タイルとは別体のものであってもよいし、高吸水性タイルと一体のものであってもよい。

0017

請求項5の本発明に係る高吸水性マットは、請求項4のものにおいて、前記固定具が前記高吸水性タイルに接触する頭部を有し、前記高吸水性タイルには前記頭部を受け入れ可能な頭部嵌合凹部が形成されることを特徴とする。

0018

請求項5の本発明によれば、固定具を用いて高吸水性タイルを支持盤の底板に固着した状態において、固定具の頭部が高吸水性タイルの頭部嵌合凹部内に収容される。このため、高吸水性マットの上面からの不要な突出が避けられる。

0019

前記固定具は、前記高吸水性タイルに形成されるタイル固定具挿通孔挿通された後に、前記支持盤に形成される固定具挿通孔(支持盤側固定具挿通孔)に挿通されることで、前記高吸水性タイルを前記支持盤に固定可能なものであっても良い。この態様も、請求項4,5の本発明の範囲内である。しかし、それとは異なる態様として、次のような構成とすることもできる。

0020

すなわち、請求項6の本発明に係る高吸水性マットは、請求項4又は5のものにおいて、前記支持盤の外周枠に隣接する高吸水性タイルの隅部が前記外周枠に形成されるタイル保持片によって保持されるとともに、縦横に二枚ずつ並んだ四枚の高吸水性タイルの集合体の中央部に形成される集合隅部が前記固定具によって固定されることを特徴とする。

0021

請求項6の本発明によれば、一つの固定具が高吸水性タイルの集合体に対して固定作用を及ぼすので、高吸水性タイルよりも少ない数の固定具で全ての高吸水性タイルを固定することができる。

0022

前記固定具としては、ねじやボルトのほか、次に述べる固定ピンを採用することもできる。

0023

請求項7の本発明に係る高吸水性マットは、請求項4,5又は6のものにおいて、前記固定具が、前記底板に形成されるピン挿通孔圧入可能な弾性脚部を有し、該弾性脚部の弾性を利用して前記底板に着脱可能な固定ピンであることを特徴とする。

0024

請求項7の本発明によれば、固定ピンを支持盤のピン挿通孔に圧入することにより、弾性脚部が弾性変形して固定ピンが底板に対して固着される。固定ピンは、弾性脚部の弾性を利用して底板から取り外すことができる。固定ピンを取り外すことによって高吸水性タイルの底面と支持盤の底板との間を洗浄することが可能となる。また、同様にして、破損等した高吸水性タイルのみを取り換えることができる。

0025

請求項8の本発明に係る高吸水性マットは、請求項1乃至7のいずれかのものにおいて、隣り合う高吸水性タイル同士の間に隙間が形成されることを特徴とする。

0026

請求項8の本発明によれば、高吸水性タイルに吸収された水分が前記隙間を介して高吸水性タイルの側面からも放出可能となる。よって、高吸水性タイルの放湿性がなお一層向上する。加えて、前記隙間を介して高吸水性タイルの側面からの吸水も可能となるので、高吸水性タイルの吸湿性も向上する。

0027

請求項9の本発明に係る高吸水性マットは、請求項1乃至8のいずれかのものにおいて、前記支持盤の予め定められたタイル収容位置に前記高吸水性タイルを配置するための位置決め部材を有することを特徴とする。

0028

請求項9の本発明によれば、位置決め部材によって高吸水性タイルを予め定められたタイル収容位置に正確かつ迅速に配置することができる。

図面の簡単な説明

0029

本発明の実施の一形態に係る高吸水性マットの斜視図である。
図1の高吸水性マットを構成する高吸水性タイルの説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図1の高吸水性マットの一部から高吸水性タイルを取り外した状態の拡大斜視図である。
図1の高吸水性マットにおいて、支持盤に対して高吸水性タイルを固定するための固定ピンの説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は固定ピンを受け入れるピン挿通孔の平面図である。
図4の固定ピンで高吸水性タイルを支持盤に固定した状態の平面図である。
図5のA−A矢視断面図である。

実施例

0030

以下、添付図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。

0031

図1に示すように、本発明の実施の一形態に係る高吸水性マット1は、高吸水性タイル2と、該高吸水性タイル2を複数枚並べて支持し得る支持盤3と、高吸水性タイル2を支持盤3に固定するための着脱可能な固定ピン4と、を備える。図1の高吸水性マット1は、一例として、縦に5枚、横に7枚、合計35枚の高吸水性タイル2を備えているが、高吸水性タイル2の枚数はこれより多くても少なくてもよい。図1の高吸水性マット1は浴室出口その他の水回りの床面に敷いて使用される。使用者が高吸水性マット1の上に乗ると、使用者の足裏等の水分が高吸水性タイル2で吸収される。

0032

前記高吸水性タイル2は珪藻土を含んで形成される。前記特許文献1に記載されている通り、珪藻土とは、1300万〜900万年前に海、その他で浮遊していた植物性プランクトン(藻)の死骸堆積し、長い年月を経て化石化したものであり、珪酸ガラス質を主成分とする。内外に通じる0.1〜0.2ミクロン程度の無数の細孔を有し、木炭に比べても数千倍になる微細で超多孔質な構造を持つため、吸湿性(吸水性)、吸着性脱臭性保温性断熱性などの性能を持ち、さらには一度吸湿した水分を再び放出する「呼吸性調湿性・吸放湿性)」という優れた特性を備える。

0033

このため、珪藻土を含む高吸水性タイル2は、風呂場などにおける水分を充分に吸水でき、その表面が乾いた状態を維持して使用者の感触を心地よいものとすることができる。また、前記吸放湿性を備えるため、好天時に高吸水性マット1の天日干しを行い、あるいは高吸水性マット1を風に当てるなどにより、高吸水性タイル2の内部の水分を容易に放出させることにより長期間にわたって使用でき、しかもカビ、雑菌などの発生を抑えて衛生状態を継続できる。なお、天日干しに耐え得るように、高吸水性タイルには天日乾燥劣化する材料は用いない。

0034

図2に示すように、本実施の形態では、縦横の一辺の長さが60mm程度と高吸水性タイル2が比較的小さく形成される。このため、高吸水性マット1上に使用者の体重を負荷しても高吸水性タイル2が割れ難く、しかも高吸水性タイル2の製造、加工上の取り扱いが容易である。図2(b),(c)からも明らかなように、高吸水性タイル2の上面は球面の一部状に盛り上がっており、使用者の足裏、特に土踏まず対して心地よい刺激を与えることができる。高吸水性タイル2の厚さは、例えば、最も薄い部分で7〜10mm程度、中央の最も厚い部分で13〜20mm程度とされる。このため、必要充分な強度を有して割れ難く、充分な吸水量を確保できる。なお、高吸水性タイルの平面形状としては、長方形正方形三角形、その他の多角形のほか、円形楕円形等、種々の形状を採用することができる。

0035

図2において、平面視矩形状の高吸水性タイル2の四つの隅部は、同一形状且つ同一寸法の肉薄部2aとされ、各肉薄部2aの平坦な上面2bは、高吸水性タイル2の上面2cに対して一段低い位置にある。各肉薄部2a上には、図4を参照して後で詳細に説明する固定ピン4の頭部4aが着座する。高吸水性タイル2の上面2cと各肉薄部2aの平坦な上面2bとの間の段差は、前記固定ピン4の頭部4aを受け入れ可能な頭部嵌合凹部2eを形成し、この頭部嵌合凹部2eの深さは、前記固定ピン4の頭部4aの厚みと略同じである。このため、図6に示すように、固定ピン4による高吸水性タイル2の固定状態において、固定ピン4の頭部4aの上面4bが高吸水性タイル2の上面2cと段差なく連続し、高吸水性マット1の上面からの不要な突出が避けられる。

0036

なお、前記頭部嵌合凹部2eの深さは、前記固定ピン4の頭部4aの厚みより深く形成されていてもよい。この場合にも、固定ピン4による高吸水性タイル2の固定状態において、固定ピン4の頭部4aが高吸水性タイル2の頭部嵌合凹部2e内に隠れる。このため、高吸水性マット1の上面からの不要な突出が避けられる。

0037

図2(a)に示すように、各肉薄部2aは、平面視で、高吸水性タイル2の角部2dを頂点とする直角二等辺三角形状に形成される。これは、固定ピン4の頭部4aが上から見て略正方形に形成されることに対応させたものである。

0038

次に、前記支持盤3について説明する。支持盤3は、図3に示すように、矩形フレーム状の外周枠5と、この外周枠5内の下部に形成される底板6と、を備える。この底板6上に高吸水性タイル2が配設される。支持盤3は、プラスチックを材料として全体が一体に形成される。但し、外周枠5と底板6とを別体に形成し、それらを接着剤で接着したり、ビス等の固着具を用いて一体化したりして支持盤3を形成することも可能である。

0039

外周枠5の内面の上部には、互いに隣接する二枚の高吸水性タイル2,2の肉薄部2a,2aを同時に押さえてこれらを抜け落ち不能に保持する庇状隣接タイル保持片7が形成される。これらの隣接タイル保持片7は、固定ピン4の頭部4aと協働して、支持盤3の外周枠5のすぐ内側の高吸水性タイル2を支持盤3に対して固定する。隣接タイル保持片7の厚みは、高吸水性タイル2の上面2cと各肉薄部2aの平坦な上面2bとの間の段差の寸法と一致している。このため、隣接タイル保持片7による高吸水性タイル2の保持状態において、隣接タイル保持片7の上面が高吸水性タイル2の上面2cと段差なく連続する。

0040

また、外周枠5の四隅のすぐ内側にはコーナータイル保持片8が庇状に形成される。このコーナータイル保持片8は、外周枠5の四隅のすぐ内側に配設される高吸水性タイル(コーナータイル)2の肉薄部2aを押さえ、固定ピン4の頭部4aと協働して、コーナータイル2を抜け落ち不能に保持する。コーナータイル保持片8の厚みは、高吸水性タイル2の上面2cと各肉薄部2aの平坦な上面2bとの間の段差の寸法と一致している。このため、コーナータイル保持片8による高吸水性タイル2の保持状態において、コーナータイル保持片8の上面が高吸水性タイル2の上面2cと段差なく連続する。

0041

底板6は、高吸水性タイル2を縦横に整然と並べた状態で支持する。底板6には多数の通気孔9が形成される。このため、高吸水性タイル2に吸収された水分が通気孔9を介して高吸水性タイル2の底面2e(図2(b),(c)参照)からも放出可能となる。よって、高吸水性タイル2の放湿性が向上する。通気孔9があることで、高吸水性マット1を洗浄後に天日干しする場合にも速く完全な乾燥が得られる。このため、高吸水性タイル2の底面と支持盤3の底板6との間におけるカビや雑菌の繁殖を抑えることができる。

0042

なお、通気孔9の態様はどのようなものであってもよいが、底板6の全面に均一に分布し、通気孔9の総面積ができるだけ広くなる態様が好ましい。図3の例では、底板6が格子状に形成され、格子の隙間が通気孔9とされている。このようにすれば、通気孔9の総面積が広大となるので、高吸水性タイル2の底面2fからの放湿性が一層向上する。

0043

底板6上には、予め定められたタイル収容位置に高吸水性タイル2を配置するための位置決め部材として、突条10が形成される。これらの突条10が高吸水性タイル2の側面に当接することで、各高吸水性タイル2が底板6上の予め定められたタイル収容位置に保持される。このため、底板6上における複数の高吸水性タイル2の配設作業が正確かつ迅速に行える。支持盤3を構成する外周枠5の内面に隣接する高吸水性タイル2は、前記突条10と前記外周枠5の内面5aとによってタイル収容位置に保持される。なお、図3に示すように、突条10のうち、外周枠5の四隅のすぐ内側のコーナータイル収容部11を形成する突条10a,10aは、コーナータイル保持片8に隣接する隣接タイル保持片7,7の下への高吸水性タイル2の挿入を容易にするために、外周枠5の外方へ向かって下方へと傾斜している。

0044

前記突条10は、高吸水性タイル2の位置決め作用を奏すると同時に、互いに隣接する高吸水性タイル2,2同士の間に隙間Sを形成するためのスペーサの作用をも奏する。前記隙間Sの幅は、例えば2mm程度とする。このようにすれば、高吸水性タイル2に吸収された水分が前記隙間Sを介して高吸水性タイル2の側面からも放出可能となる。よって、高吸水性タイル2の放湿性がなお一層向上する。加えて、前記隙間Sを介して高吸水性タイル2の側面からの吸水も可能となるので、高吸水性タイル2の吸湿性も向上する。

0045

なお、前記突条10に代えて、複数の突起を前記突条10の延び方向に並べて設け、これらの突起を位置決め部材及びスペーサとすることもできる。

0046

前記底板6には、固定ピン4を受け入れるピン挿通孔12が貫通形成される。このピン挿通孔12の形状は、固定ピン4の形状に対応した形状である。図3の例では、上から見て十文字状のピン挿通孔12とされている。ピン挿通孔12は、縦横に延びる突条10の交差部分に形成される。

0047

前記固定ピン4は、図4に示すように、上から見て略正方形の平板状の頭部4aと、この頭部4aの下面から下向きに延びる弾性脚部4cと、を備える。この弾性脚部4cによって、固定ピン4が支持盤3の底板6のピン挿通孔12に対して圧入可能となる。弾性脚部4cには、弾性脚部4cの弾性を利用して解除操作可能な抜け止め部4dが形成される。固定ピン4の頭部4aの平面形状は円形であってもよい。固定ピン4は、例えば全体がプラスチックで形成される。

0048

図4の固定ピン4においては、頭部4aに対して四本の弾性脚部4cが形成され、各弾性脚部4cの下部の外側に抜け止め部4dが形成される。支持盤3のピン挿通孔12に固定ピン4を圧入すると、図6に示すように、抜け止め部4dが支持盤3の底板6の裏側に係止することで、固定ピン4の抜け落ちが阻止される。図4(b)を固定ピン4の正面図とすると、固定ピン4の左右各側面図、背面図とも、正面図と同一に表れる。各抜け止め部4dの下方位置には、ピン挿通孔12への圧入を可能とする傾斜案内面4eが形成される。本実施の形態では、固定ピン4の四本の弾性脚部4cに対応させて、前記ピン挿通孔12が十文字状に形成される。

0049

図5に示すように、本実施の形態では、縦横に二枚ずつ並んだ四枚の高吸水性タイル2の集合体の中央部に形成される集合隅部(肉薄部2aの集合体)13が、固定ピン4によって固定される。すなわち、一本の固定ピン4が高吸水性タイル2の集合体に対して固定作用を及ぼす。このため、高吸水性タイル2の総数よりも少ない数の固定ピン4で全ての高吸水性タイル2を支持盤3上に固定することができる。

0050

次に、固定ピン4による高吸水性タイル2の固定方法について説明する。まず、支持盤3の全てのタイル収容位置に高吸水性タイル2を並べる。このとき、入れ易さの観点から、最初に四つのコーナータイル収容部11に高吸水性タイル2を挿入し、次いで、支持盤3の外周枠5のすぐ内側のタイル収容位置に高吸水性タイル2を挿入し、その後に、残りのタイル収容位置に高吸水性タイル2を配置する。支持盤3の外周枠5のすぐ内側に配設される高吸水性タイル2は、外周枠5側の肉薄部2aがコーナータイル保持片8と隣接タイル保持片7とで保持される。また、図5に示すように、支持盤3上で縦横に二枚ずつ並んだ四枚の高吸水性タイル2の集合体の中央部には、肉薄部2aの集合による集合隅部13が形成される。この集合隅部13の中央部には、支持盤3の底板6に形成されたピン挿通孔12が位置する。そこで、このピン挿通孔12に固定ピン4の弾性脚部4cを圧入する。

0051

図4に示すように、四本の弾性脚部4cをピン挿通孔12に圧入すると、各弾性脚部12の傾斜案内部4eがピン挿通孔12の内面に押されて、各弾性脚部4cがピン挿通孔12の内方へと弾性的に変形する。そして、図6に示すように、各弾性脚部4cの抜け止め部4dがピン挿通孔12を通過すると、各弾性脚部4cの弾性によって各抜け止め部4dが支持盤3の底板6の裏面に対して係合する。これにより、固定ピン4が支持盤3に対して固定され、固定ピン4の頭部4aによって四枚の高吸水性タイル2の集合隅部13が支持盤3に対して固定される。支持盤3の底板6の裏側には、固定ピン4の弾性脚部4cの抜け止め部4d以下の部分を収容する凹部14が形成される。このため、固定ピン4の下端部が支持盤3の底板6の下面から突出することはない。なお、図6において、符号15は、高吸水性マット1が載置される床面を示している。

0052

固定ピン4は、必要に応じて支持盤3から取り外すことができる。固定ピン4の取り外しは、図6において、支持盤3の底板6の裏面の凹部14内に図示しないねじ回しの先端部等を挿入し、弾性脚部4cの弾性を利用して底板6の裏面に対する抜け止め部4dの係合を解除操作することで簡単に行うことができる。このため、高吸水性タイル2が破損等した場合には、固定ピン4を取り外すことによって、破損等した高吸水性タイル2のみを簡単に取り換えることができる。また、高吸水性タイル2を支持盤3から取り外すことにより、高吸水性タイル2の底面2fや支持盤3の底板6の上面を洗浄することもできる。

0053

なお、図1図6の実施の形態では、四枚の高吸水性タイル2の集合隅部13を固定ピン4によって固定する方式について説明した。これに代わる別例として、高吸水性タイルの例えば中央部にタイル側ピン挿通孔を形成し、このタイル側ピン挿通孔を利用して固定ピンにて高吸水性タイルを支持盤に対して固定する方式を採用することもできる。この場合、固定ピンは、高吸水性タイルのタイル側ピン挿通孔に挿通された後に、支持盤に形成されるピン挿通孔(支持盤側ピン挿通孔)に圧入されることで、高吸水性タイルを支持盤に対して取り外し可能に固定する。この場合の固定ピンの具体的な構成は、図4のものと略同一とすることができ、高吸水性タイルについては、図2のものにおいて、四隅の頭部嵌合凹部2eに代えて、固定ピンの頭部を受け入れる頭部嵌合凹部を中央部に形成した高吸水性タイルを採用すればよい。なお、この場合の固定ピンは、高吸水性タイル2とは別体のものであってもよいし、高吸水性タイル2と一体に形成したものであってもよい。

0054

但し、前記別例に比べて、図1図6の実施の形態の方が次の点で優位性がある。すなわち、図1図6の実施の形態によれば、一本の固定ピン4が高吸水性タイル2の集合体に対して固定作用を及ぼすので、高吸水性タイル2よりも少ない数の固定ピン4で全ての高吸水性タイル2を固定することができる。また、高吸水性タイル2にタイル側ピン挿通孔を形成する必要がないので、高吸水性タイル2が割れ難いという利点もある。

0055

なお、前記固定ピン4は、高吸水性タイル2を支持盤3に対して着脱可能に取り付けるための固定具の一例である。固定具としては、固定ピン4のほか、頭部を有するねじやボルトを採用することもできる。固定具がねじの場合には、支持盤に固定具挿通孔として前記ねじを受け入れるねじ孔を形成しておけばよい。また、固定具がボルトの場合には、支持盤に固定具挿通孔としてボルト挿通孔を形成し、このボルト挿通孔から下方へと突出するボルト下端部にナットをねじ結合させるようにすればよい。固定具は、高吸水性タイルとは別体のものであってもよいし、高吸水性タイルと一体に形成したものであってもよい。

0056

1高吸水性マット
2高吸水性タイル
2e 頭部嵌合凹部
3支持盤
4固定ピン(固定具)
4a 固定ピンの頭部
4c弾性脚部
5外周枠
6底板
7タイル保持片(隣接タイル保持片)
8 タイル保持片(コーナータイル保持片)
9通気孔
10位置決め部材(突条)
12ピン挿通孔(固定具挿通孔)
13集合隅部
S 高吸水性タイル同士の間の隙間

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