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技術 家畜用飼料及び臭気抑制方法

出願人 国立大学法人信州大学十和田グリーンタフ・アグロサイエンス株式会社秋田比内や株式会社
発明者 上野豊廣瀬陽一郎住田広樹武藤幸美
出願日 2018年2月27日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-032737
公開日 2019年9月5日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-146511
状態 未査定
技術分野 飼料(2)(一般) 特定動物用飼料
主要キーワード pH計 石英安山岩 家畜飼育場 砕石粒 アンモニア態窒素量 臭気抑制効果 Bacillus属細菌 凝灰岩
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

新規家畜用飼料及び臭気抑制方法を提供する。

解決手段

臭気抑制方法として、粉末状の緑色凝灰岩が添加されてなる家畜用飼料と前記家畜用飼料を家畜給餌する。

概要

背景

従来、家畜由来臭気を抑制する方法は種々提案されている。特許文献1には、家畜家畜糞尿を使用した堆肥製造過程から発生するアンモニアアミン類等に代表される悪臭に対し、優れた消臭効果持続性を有し、かつ散布等の容易な手段で効果を示す消臭剤が提案されている。特許文献2には、家畜飼育場内や家畜糞蓄積場における悪臭等の環境悪化問題の解決を図り、且つ安価で使いやすく、人や動物の健康に悪影響がない、安全で新規な環境悪化問題を解決する方法が提案されている。

概要

新規な家畜用飼料及び臭気抑制方法を提供する。臭気抑制方法として、粉末状の緑色凝灰岩が添加されてなる家畜用飼料と前記家畜用飼料を家畜に給餌する。

目的

この発明は、新規な家畜用飼料及び臭気抑制方法を提供することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

粉末状の緑色凝灰岩が添加されてなる家畜用飼料

請求項2

アミノ酸がさらに添加されている請求項1記載の家畜用飼料。

請求項3

前記緑色凝灰岩は十和田石である請求項1又は2記載の家畜用飼料。

請求項4

家畜から発生する臭気を抑制する方法であって、請求項1〜3の何れか一項に記載の家畜用飼料を前記家畜に給餌することを特徴とする臭気抑制方法

請求項5

前記家畜は家禽であることを特徴とする請求項4記載の臭気抑制方法。

技術分野

0001

この発明は、家畜用飼料及び当該飼料を用いて家畜から発生する臭気を抑制する方法に関する。

背景技術

0002

従来、家畜由来の臭気を抑制する方法は種々提案されている。特許文献1には、家畜、家畜糞尿を使用した堆肥製造過程から発生するアンモニアアミン類等に代表される悪臭に対し、優れた消臭効果持続性を有し、かつ散布等の容易な手段で効果を示す消臭剤が提案されている。特許文献2には、家畜飼育場内や家畜糞蓄積場における悪臭等の環境悪化問題の解決を図り、且つ安価で使いやすく、人や動物の健康に悪影響がない、安全で新規な環境悪化問題を解決する方法が提案されている。

先行技術

0003

特開2004−337533号公報
特開2008−118号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献で提案されている家畜由来の臭気を抑制する方法以外にも、別の観点に基づく家畜由来の臭気を抑制する新たな方法が模索されている。

0005

この発明は、新規な家畜用飼料及び臭気抑制方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するため、家畜用飼料に粉末状の緑色凝灰岩を添加し、その家畜用飼料を家畜に給餌して家畜由来の臭気を抑制する方法を見出した。

発明の効果

0007

この発明によれば、新規な家畜用飼料及び臭気抑制方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0008

本実施形態による鶏排泄物臭気抑制試験結果を表す図である。
本実施形態による他の鶏排泄物の臭気抑制試験結果を表す図であり、(a)排泄物中のアンモニアの測定結果、(b)排泄物懸濁液pHの測定結果、(c)排泄物中のBacillus属細菌数の測定結果、(d)排泄物中尿酸量の測定結果を表す。

実施例

0009

以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。

0010

本実施形態は、や、鶏等の家禽類を含む家畜に給餌する飼料に、粉末状の緑色凝灰岩を添加してなる家畜用飼料である。また、この家畜用飼料を前記家畜に給餌して、前記家畜から発生する臭気を抑制する方法である。

0011

本実施形態の家畜用飼料のベースとなる飼料については、従来公知の飼料を採用することができるが、アミノ酸を含有している飼料が好ましい。

0012

本実施形態で使用する緑色凝灰岩については、十和田石を採用している。十和田石は田県大市比内採掘される緑色凝灰岩で、正式名称は「石英安山岩浮石凝灰岩」といい、「グリーンタフ」という名称で知られている。この凝灰岩は、今から約1,000万年前、日本列島が形作られた海底火山火山灰堆積して固まって出来たものである。電子顕微鏡で観察すると、極めて微細粒子同士が結びついた多孔質構造が認められる。主な構成鉱物は、曹長石緑泥石石英のほか、非晶質結晶が30%程度ある珪酸塩鉱物である。上記十和田石の組成を下記に示す。

0013

十和田石は、青緑色の美しい色彩滑りにくく保温性保湿性を有する事から従来、建築石材浴室床材として、砕石場から切り出されて製品化されている。また、この製材過程で発生する砕石粒切り屑は、化成肥料コア原体)である増量剤として使用されている。

0014

本実施形態では、粉末状に加工した十和田石を前記飼料に添加して家畜用飼料としている。この家畜用飼料を前記家畜に給餌することで、前記家畜からの排泄物に由来する、アンモニアに代表される臭気を抑制することが確認された。

0015

[実施例1]
(鶏排泄物の臭気抑制効果
比内地鶏の幼(雄)を用いた飼養試験を実施した。供試幼雛約300羽を無作為に2群に分け、対照区と十和田石添加区(添加区)とした。添加区のみ、市販幼雛用飼料(28日齢迄は「スーパーチック」、また29日齢以降は、「ブロフィードC」、成分他は、別紙の通り)に、粉末状に加工した十和田石を2重量%となるように添加した家禽用飼料を29日齢より給与して育成した。対照区は、同一の市販幼雛用飼料をそのまま給与した。定期的に両区の排泄物を回収し、分析まで冷凍保存した。分析時に、10倍量の蒸留水に懸濁し、懸濁液中アンモニア態窒素量測定キット(F-kitアンモニア、ベーリンガーマンハイム)を用いて測定した。その結果を図1に表す。図1において、右側に示すグラフが十和田石粉末を添加した飼料による測定結果を表し、左側に示すグラフが比較として、十和田石粉末を添加していない従来の飼料による測定結果を表す。

0016

図1に示す結果によれば、最終の測定時点図1中、9月14日[58日齢])で、十和田石粉末を添加した家禽用飼料を給餌した場合、排泄物中のアンモニアが有意に減少したことが確認された。

0017

[実施例2]
(鶏排泄物の臭気抑制効果)
比内地鶏の幼雛(雌)を用いた飼養試験を実施した。供試幼雛約1,050羽を無作為に2群に分け、対照区と十和田石添加区(添加区)とし、それぞれ別々のビニールハウス内で飼養した。飼養条件は、十和田石区での十和田石の添加量を5重量%とした以外は、実施例1と同様とし、定期的に両区の排泄物を回収し、分析まで冷凍保存した。分析時に、10倍量の蒸留水に懸濁し、液中アンモニア態窒素量を測定キット(F-kitアンモニア)を用いて、懸濁液pHを電極pH計モデルD−51、[株]堀場製作所)を用いて測定した。また、この懸濁液を材料として細菌由来ゲノムDNAを抽出して、定量PCR法によりバシラス菌属(Bacillus)細菌数を定量した。さらに、排泄物を10mM水酸化ナトリウム水溶液に懸濁し、溶解した排泄物中尿酸量を測定キット(尿酸C-テストワコー、和光純薬工業[株])を用いて測定した。

0018

その結果を図2に表す。図2において、右側に示すグラフが十和田石粉末を添加した飼料による測定結果を表し、左側に示すグラフが比較として、十和田石粉末を添加していない従来の飼料による測定結果を表す。

0019

図2(a)に示す結果によれば、十和田石粉末を添加した家禽用飼料を給餌した場合、給餌開始から78日経過後には、排泄物中のアンモニアが有意に減少し、その後も減少が維持されたことが確認された。

0020

図2(b)に示す結果によれば、十和田石粉末を添加した家禽用飼料を給餌した場合、給餌開始から78日経過後には、排泄物中のpHが中性に近づき、その後も中性に維持されたことが確認された。

0021

図2(c)に示す結果によれば、十和田石粉末を添加した家禽用飼料を給餌した場合、給餌開始から78日経過後には、排泄物中のバシラス(Bacillus)属細菌数が有意に増加し、その後も菌数の減少が抑制されていることが確認された。

0022

図2(d)に示す結果によれば、十和田石粉末を添加した家禽用飼料を給餌した場合、給餌開始から78日経過後には、排泄物中の尿酸が有意に増加し、その後も増加が維持されたことが確認された。

0023

図2(a)および図2(d)の結果から、本飼養試験の中期(78日齢)において、給与区で排泄物中アンモニア量が減少した一方で尿酸量が増加しており、排泄物に占めるの割合が低下し、尿の割合が増加していることが判明した。一般的に、雛の発育につれて栄養素消化機能強化されるため、排泄物中に占める糞の量は減少し、それに伴ってアンモニア量は減少していく。本実施例においても、図2(a)に示す通り、日齢の経過に伴って、対照区、給与区ともに、排泄物中アンモニア量が減少しているが、粉末状に加工した十和田石を添加した家禽用飼料を給餌すれば、その効果が早まることが示唆された。

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