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技術 補体成分C5 iRNA組成物及びその使用方法

出願人 アルナイラムファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド
発明者 ケビン・フィッツジェラルドジェイムズ・バトラーブライアン・ベッテンコートアナ・ボロドフスキーサティアナラヤーナ・クチマンチクラウス・カリセムティア・マノハランマルティン・マイアーカラントッタティル・ジー・ラジーブドナルド・フォスター
出願日 2019年4月26日 (1年0ヶ月経過) 出願番号 2019-085280
公開日 2019年8月29日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-142944
状態 未査定
技術分野 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 医薬品製剤 化合物または医薬の治療活性 微生物、その培養処理 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 酵素、微生物を含む測定、試験 動物,微生物物質含有医薬 突然変異または遺伝子工学 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬
主要キーワード 経験的手法 パイソン 構造規制 リン酸塩ベース 切断環 ガス塞栓症 吸収ベース タクソン
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重要な関連分野

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図面 (20)

課題

補体成分C5に関連する疾病罹患している対象のためのエクリズマブ(Soliris(登録商標))の代替療法及び併用療法の提供。

解決手段

補体成分C5の発現阻害するための二本鎖リボ核酸dsRNA)剤であって、前記dsRNAが、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、前記センス鎖が、特定の配列番号のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記アンチセンス鎖が、特定の配列番号のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含むdsRNA剤

概要

背景

補体は、正常血清中に存在する耐熱性抗体による細菌の殺滅を補助するか又は「補完する」ことが判明したとき、1890年代に最初に発見された(非特許文献1)。補体系は、血液中可溶性タンパク質として存在するか、又は膜結合タンパク質として存在する30を超えるタンパク質からなる。補体の活性化は、補体活性化経路として公知の、酵素反応の連続カスケードをもたらし、化学誘引からアポトーシスに及ぶ多くの生理反応を引き起こす強力なアナフィラトキシンC3a及びC5aの形成をもたらす。最初、補体は、強く迅速な反応が侵入病原体に対して行われる先天性免疫において大きな役割を果たすものと考えられていた。しかしながら、最近、補体は、病原体の再侵入を防ぐ免疫記憶を維持する際に、病原体の排除を助けるT細胞及びB細胞関与する適応免疫にも重要な役割を果たし(非特許文献2;非特許文献3)、ヒトの病理的状態に関与する(非特許文献4;非特許文献5)ことがますます明らかになってきている。

補体活性化は、主に不活性な酵素原として存在し、その後、順次、切断され、活性化されるタンパク質に関与する3つの異なる経路代替経路古典経路、及びレクチン経路(図1)を介して行われることが知られている。補体活性化の全ての経路は、アナフィラトキシンC5a及び、後に終末補体複合体(C5b−9)を形成するC5bを生成するC5分子の切断をもたらす。C5aは、様々な免疫細胞及び非免疫細胞において発現される、古典的なGタンパク質共役受容体C5aR(CD88)並びに非Gタンパク質共役受容体C5L2(GPR77)との相互作用を介して顕著な炎症性活性(pro−inflammatory activity)を発揮する。C5b−9は、膜侵襲複合体(MAC)の形成を介して細胞溶解を引き起こし、半溶解性(sub−lytic)MAC及び可溶性C5b−9は、多くの非細胞溶解性免疫機能も有する。C5の切断から生成される、これらの2つの補体エフェクター、C5a及びC5b−9は、発作性夜間血色素尿症関節リウマチ虚血再かん流傷害及び神経変性疾患を含む様々な疾病における病変伝播及び/又は開始を担う補体系の主要な成分である。

概要

補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象のためのエクリズマブ(Soliris(登録商標))の代替療法及び併用療法の提供。補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸dsRNA)剤であって、前記dsRNAが、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、前記センス鎖が、特定の配列番号のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記アンチセンス鎖が、特定の配列番号のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含むdsRNA剤

目的

本発明は、C5遺伝子のRNA転写物のRNA誘導サイレンシング複合体RISC)を介した切断をもたらすiRNA組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

補体成分C5の発現阻害するための二本鎖リボ核酸dsRNA)剤であって、前記dsRNAが、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、前記センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含むdsRNA剤

請求項2

補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)剤であって、前記dsRNAが、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列のいずれか1つと3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む相補性の領域を含むdsRNA剤。

請求項3

前記センス鎖及びアンチセンス鎖が、A−118320、A−118321、A−118316、A−118317、A−118332、A−118333、A−118396、A−118397、A−118386、A−118387、A−118312、A−118313、A−118324、A−118325、A−119324、A−119325、A−119332、A−119333、A−119328、A−119329、A−1193221、A−119323、A−119324、A−119325、A−119334、A−119335、A−119330、A−119331、A−119326、A−119327、A−125167、A−125173、A−125647、A−125157、A−125173、及びA−125127からなる群から選択される配列を含む、請求項1又は2に記載のdsRNA剤。

請求項4

前記センス鎖及びアンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つ中の配列のいずれかからなる群から選択される配列を含む、請求項1又は2に記載のdsRNA剤。

請求項5

前記dsRNAが、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドを含む、請求項1又は2に記載のdsRNA剤。

請求項6

補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含み、前記センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記センス鎖の前記ヌクレオチドの実質的に全て及び前記アンチセンス鎖の前記ヌクレオチドの実質的に全てが、修飾ヌクレオチドであり、前記センス鎖が、3’末端において結合されたリガンドコンジュゲートされる二本鎖RNAi剤。

請求項7

前記センス鎖の前記ヌクレオチドの全て及び前記アンチセンス鎖の前記ヌクレオチドの全てが、修飾を含む、請求項6に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項8

前記修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、3’末端デオキシチミン(dT)ヌクレオチド、2’−O−メチル修飾ヌクレオチド、2’−フルオロ修飾ヌクレオチド、2’−デオキシ−修飾ヌクレオチド、固定ヌクレオチド、非塩基性ヌクレオチド、2’−アミノ−修飾ヌクレオチド、2’−アルキル−修飾ヌクレオチド、モルホリノヌクレオチド、ホスホロアデート非天然塩基を含むヌクレオチド、5’−ホスホロチオエート基を含むヌクレオチド、及びコレステリル誘導体又はドデカン酸ビスデシルアミド基に結合された末端ヌクレオチドからなる群から選択される、請求項5又は6に記載のdsRNA剤。

請求項9

前記修飾ヌクレオチドが、3’末端デオキシ−チミンヌクレオチド(dT)の短配列を含む、請求項8に記載のdsRNA剤。

請求項10

記相補性の領域が、少なくとも17ヌクレオチド長である、請求項1、2、及び6のいずれか一項に記載のdsRNA剤。

請求項11

前記相補性の領域が、19〜21ヌクレオチド長である、請求項1、2、及び6のいずれか一項に記載のdsRNA剤。

請求項12

前記相補性の領域が、19ヌクレオチド長である、請求項11に記載のdsRNA剤。

請求項13

各鎖が、30ヌクレオチド長以下である、請求項1、2、及び6のいずれか一項に記載のdsRNA剤。

請求項14

少なくとも1つの鎖が、少なくとも1つのヌクレオチドの3’オーバーハングを含む、請求項1、2、及び6のいずれか一項に記載のdsRNA剤。

請求項15

少なくとも1つの鎖が、少なくとも2つのヌクレオチドの3’オーバーハングを含む、請求項1、2、及び6のいずれか一項に記載のdsRNA剤。

請求項16

リガンドを更に含む、請求項1又は2に記載のdsRNA剤。

請求項17

前記リガンドが、前記dsRNA剤の前記センス鎖の3’末端にコンジュゲートされる、請求項16に記載のdsRNA剤。

請求項18

前記リガンドが、N−アセチルガラクトサミン(GalNAc)誘導体である、請求項6又は16に記載のdsRNA剤。

請求項19

前記リガンドが、である、請求項18に記載のdsRNA剤。

請求項20

前記dsRNA剤が、以下の概略図に示されるように、リガンドにコンジュゲートされ、式中、Xが、O又はSである、請求項18に記載のdsRNA剤。

請求項21

前記XがOである、請求項20に記載のdsRNA剤。

請求項22

前記相補性の領域が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つのアンチセンス配列の1つからなる、請求項2に記載のdsRNA剤。

請求項23

前記dsRNA剤が、AD−58123、AD−58111、AD−58121、AD−58116、AD−58133、AD−58099、AD−58088、AD−58642、AD−58644、AD−58641、AD−58647、AD−58645、AD−58643、AD−58646、AD−62510、AD−62643、AD−62645、AD−62646、AD−62650、及びAD−62651からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のdsRNA剤。

請求項24

細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)(式中:i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上に3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し;Nb上の修飾が、Y上の前記修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の前記修飾と異なり;前記センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)によって表される二本鎖RNAi剤。

請求項25

iが0であり;jが0であり;iが1であり;jが1であり;i及びjの両方が0であり;又はi及びjの両方が1である、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項26

kが0であり;lが0であり;kが1であり;lが1であり;k及びlの両方が0であり;又はk及びlの両方が1である、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項27

XXXが、X’X’X’に相補的であり、YYYが、Y’Y’Y’に相補的であり、ZZZが、Z’Z’Z’に相補的である、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項28

前記YYYモチーフが、前記センス鎖の切断部位又はその近傍に存在する、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項29

前記Y’Y’Y’モチーフが、前記5’末端の前記アンチセンス鎖の11位、12位及び13位に存在する、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項30

前記Y’が、2’−O−メチルである、請求項29に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項31

式(III)が、式(IIIa):センス:5’np−Na−YYY−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−Y’Y’Y’−Na’−nq’5’(IIIa)によって表される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項32

式(III)が、式(IIIb):センス:5’np−Na−YYY−Nb−ZZZ−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−Y’Y’Y’−Nb’−Z’Z’Z’−Na’−nq’5’(IIIb)(式中、各Nb及びNb’が、独立して、1〜5つの修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表す)によって表される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項33

式(III)が、式(IIIc):センス:5’np−Na−XXX−Nb−YYY−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−X’X’X’−Nb’−Y’Y’Y’−Na’−nq’5’(IIIc)(式中、各Nb及びNb’が、独立して、1〜5つの修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表す)によって表される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項34

式(III)が、式(IIId):センス:5’np−Na−XXX−Nb−YYY−Nb−ZZZ−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−X’X’X’−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−Z’Z’Z’−Na’−nq’5’(IIId)(式中、各Nb及びNb’が、独立して、1〜5つの修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各Na及びNa’が、独立して、2〜10の修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表す)によって表される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項35

前記二本鎖領域が、15〜30ヌクレオチド対長である、請求項6または24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項36

前記二本鎖領域が、17〜23ヌクレオチド対長である、請求項35に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項37

前記二本鎖領域が、17〜25ヌクレオチド対長である、請求項12に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項38

前記二本鎖領域が、23〜27ヌクレオチド対長である、請求項12に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項39

前記二本鎖領域が、19〜21ヌクレオチド対長である、請求項12に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項40

前記二本鎖領域が、21〜23ヌクレオチド対長である、請求項12に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項41

各鎖が、15〜30のヌクレオチドを有する、請求項1に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項42

各鎖が、19〜30のヌクレオチドを有する、請求項6、24、および34のいずれか一項に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項43

前記ヌクレオチド上の修飾が、LNA、HNA、CeNA、2’−メトキシエチル、2’−O−アルキル、2’−O−アリル、2’−C−アリル、2’−フルオロ、2’−デオキシ、2’−ヒドロキシル、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項6または24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項44

前記ヌクレオチド上の修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾である、請求項43に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項45

前記リガンドが、二価又は三価分枝鎖リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である、請求項6または24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項46

前記リガンドが、である、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項47

前記リガンドが、前記センス鎖の3’末端に結合される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項48

以下の概略図に示される前記リガンドにコンジュゲートされている、請求項47に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項49

少なくとも1つのホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合を更に含む、請求項6または24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項50

前記ホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合が、1つの鎖の3’末端にある、請求項49に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項51

前記鎖が、前記アンチセンス鎖である、請求項50に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項52

前記鎖が、前記センス鎖である、請求項50に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項53

前記ホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合が、1つの鎖の5’末端にある、請求項49に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項54

前記鎖が、前記アンチセンス鎖である、請求項53に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項55

前記鎖が、前記センス鎖である、請求項53に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項56

前記ホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合が、1つの鎖の5’末端及び3’末端の両方にある、請求項49に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項57

前記鎖が、前記アンチセンス鎖である、請求項56に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項58

前記二本鎖の前記アンチセンス鎖の5’末端の1位における塩基対が、AU塩基対である、請求項6または24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項59

前記Yヌクレオチドが、2’−フルオロ修飾を含む、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項60

前記Y’ヌクレオチドが、2’−O−メチル修飾を含む、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項61

p’>0である、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項62

p’=2である、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項63

q’=0、p=0、q=0、及びp’オーバーハングヌクレオチドが、前記標的mRNAに相補的である、請求項62に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項64

q’=0、p=0、q=0、及びp’オーバーハングヌクレオチドが、前記標的mRNAに非相補的である、請求項62に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項65

前記センス鎖が、合計で21のヌクレオチドを有し、前記アンチセンス鎖が、合計で23のヌクレオチドを有する、請求項56に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項66

少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合される、請求項61〜65のいずれか一項に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項67

全てのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合される、請求項66に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項68

表4、表18、表19、および表23のいずれか1つに列挙されるRNAi剤の群から選択される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項69

AD−58123、AD−58111、AD−58121、AD−58116、AD−58133、AD−58099、AD−58088、AD−58642、AD−58644、AD−58644、AD−58641、AD−58647、AD−58645、AD−58643、AD−58646、AD−62510、AD−62643、AD−62645、AD−62646、AD−62650及びAD−62651からなる群から選択される、請求項24に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項70

細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)(式中:i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上に3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、前記修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;Nb上の修飾が、Y上の前記修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の前記修飾と異なり;前記センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)によって表される二本鎖RNAi剤。

請求項71

細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)(式中:i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上に3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、前記修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;Nb上の修飾が、Y上の前記修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の前記修飾と異なり;前記センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)によって表される二本鎖RNAi剤。

請求項72

細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)(式中:i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上に3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、前記修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;Nb上の修飾が、Y上の前記修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の前記修飾と異なり;前記センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされ、前記リガンドが、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である)によって表される二本鎖RNAi剤。

請求項73

細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)(式中:i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上に3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、前記修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;Nb上の修飾が、Y上の前記修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の前記修飾と異なり;前記センス鎖が、少なくとも1つのホスホロチオエート結合を含み;前記センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされ、前記リガンドが、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である)によって表される二本鎖RNAi剤。

請求項74

細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):センス:5’np−Na−YYY−Na−nq3’アンチセンス:3’np’−Na’−Y’Y’Y’−Na’−nq’5’(IIIa)(式中:それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;YYY及びY’Y’Y’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、前記修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;前記センス鎖が、少なくとも1つのホスホロチオエート結合を含み;前記センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされ、前記リガンドが、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である)によって表される二本鎖RNAi剤。

請求項75

補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含み、前記センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、前記センス鎖の前記ヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾及び2’−フルオロ修飾からなる群から選択される修飾を含み、前記センス鎖が、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、前記アンチセンス鎖の前記ヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾及び2’−フルオロ修飾からなる群から選択される修飾を含み、前記アンチセンス鎖が、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、前記センス鎖が、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる二本鎖RNAi剤。

請求項76

前記センス鎖の前記ヌクレオチドの全て及び前記アンチセンス鎖の前記ヌクレオチドの全てが、修飾ヌクレオチドである、請求項75に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項77

各鎖が、19〜30個のヌクレオチドを有する、請求項75に記載の二本鎖RNAi剤。

請求項78

請求項1、2、6、24、及び70〜74のいずれか一項に記載のdsRNA剤を含有する細胞。

請求項79

dsRNA剤の少なくとも1つの鎖をコードするベクターであって、前記dsRNA剤が、補体成分C5をコードするmRNAの少なくとも一部に対して相補性の領域を含み、前記dsRNAが、30塩基対以下の長さであり、前記dsRNA剤が、切断のために前記mRNAを標的とするベクター。

請求項80

前記相補性の領域が、少なくとも15ヌクレオチド長である、請求項79に記載のベクター。

請求項81

前記相補性の領域が、19〜21ヌクレオチド長である、請求項79に記載のベクター。

請求項82

請求項79に記載のベクターを含む細胞。

請求項83

補体成分C5遺伝子の発現を阻害するための医薬組成物であって、請求項1、2、6、24及び70〜75のいずれか一項に記載のdsRNA剤又は請求項79に記載のベクターを含む医薬組成物。

請求項84

RNAi剤が、非緩衝液中で投与される、請求項83に記載の医薬組成物。

請求項85

前記非緩衝液が、生理食塩水又は水である、請求項84に記載の医薬組成物。

請求項86

前記RNAi剤が、緩衝液とともに投与される、請求項83に記載の医薬組成物。

請求項87

前記緩衝液が、酢酸緩衝液クエン酸緩衝液プロラミン緩衝液、炭酸緩衝液、若しくはリン酸緩衝液又はそれらの任意の組合せを含む、請求項86に記載の医薬組成物。

請求項88

前記緩衝液が、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)である、請求項86に記載の医薬組成物。

請求項89

請求項1又は2に記載の二本鎖RNAi剤と、脂質製剤とを含む医薬組成物。

請求項90

前記脂質製剤がLNPを含む、請求項89に記載の医薬組成物。

請求項91

前記脂質製剤がMC3を含む、請求項89に記載の医薬組成物。

請求項92

細胞中の補体成分C5の発現を阻害する方法であって、(a)前記細胞を、請求項1、2、6、24、及び70〜75のいずれか一項に記載の二本鎖RNAi剤又は請求項83〜91のいずれか一項に記載の医薬組成物と接触させる工程と;(b)工程(a)で産生される前記細胞を、補体成分C5遺伝子のmRNA転写物の分解を得るのに十分な時間にわたって維持し、それによって、前記細胞中の前記補体成分C5遺伝子の発現を阻害する工程とを含む方法。

請求項93

前記細胞が、対象中にある、請求項92に記載の方法。

請求項94

前記対象がヒトである、請求項93に記載の方法。

請求項95

前記補体成分C5の発現が、少なくとも約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%、約98%又は約100%阻害される、請求項91〜93のいずれか一項に記載の方法。

請求項96

補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害罹患している対象を処置する方法であって、治療有効量の、請求項1、2、6、24、及び70〜75のいずれか一項に記載のdsRNA剤又は請求項83〜91のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記対象に投与し、それによって、前記対象を処置する工程を含む方法。

請求項97

補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する方法であって、予防的に有効な量の、請求項1、2、6、24、及び70〜75のいずれか一項に記載のdsRNA剤又は請求項83〜91のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記対象に投与し、それによって、C5の発現の低下から利益を得られ得る障害に罹患している前記対象の少なくとも1つの症状を予防する工程を含む方法。

請求項98

前記対象への前記dsRNAの前記投与が、血管内溶血の減少、ヘモグロビンレベルの安定化及び/又はC5タンパク質の減少を引き起こす、請求項96又は97に記載の方法。

請求項99

前記障害が、補体成分C5に関連する疾病である、請求項96又は97に記載の方法。

請求項100

前記補体成分C5に関連する疾病が、発作性夜間血色素尿症PNH)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、喘息関節リウマチ(RA);抗リン脂質抗体症候群ループス腎炎虚血再かん流傷害;典型又は感染性溶血性尿毒症症候群(tHUS);デンスデポジット糸球体腎炎DDD);視神経脊髄炎(NMO);多巣性運動ニューロパチー(MMN);多発性硬化症(MS);黄斑変性症(例えば、加齢黄斑変性症(AMD));溶血、肝逸脱酵素上昇、及び血小板低下(HELLP)症候群血栓性血小板減少性紫斑病(TTP);自然流産;微量免疫型血管炎表皮水疱症習慣性流産妊娠高血圧腎症外傷性脳損傷重症筋無力症寒冷凝集素症皮膚筋炎水疱性類天疱瘡志賀毒素産生性大腸菌(E.coli)に関連する溶血性尿毒症症候群、C3腎症抗好中球細胞質抗体関連血管炎、液性及び血管性移植拒絶反応移植片機能不全心筋梗塞同種移植敗血症冠動脈疾患、皮膚筋炎、グレーブス病アテローム性動脈硬化症アルツハイマー病全身性炎症反応敗血症、敗血症性ショック脊髄損傷、糸球体腎炎、橋本甲状腺炎1型糖尿病乾癬天疱瘡自己免疫溶血性貧血AIHA)、ITPグッドパスチャー症候群ドゴー病抗リン脂質症候群(APS)、劇症型APS(CAPS)、心血管疾患心筋炎脳血管障害末梢血管障害腎血管障害、腸間膜/腸血管障害、血管炎、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病腎炎全身性エリテマトーデス関連性血管炎、関節リウマチに関連する血管炎、免疫複合体性血管炎、高安病拡張型心筋症糖尿病性血管症、川崎病動脈炎)、静脈ガス塞栓症(VGE)、及びステント留置後の再狭窄回転性粥腫切除術、膜性腎症、ギランバレー症候群、及び経皮経管冠動脈形成PTCA)からなる群から選択される、請求項99に記載の方法。

請求項101

前記補体成分C5に関連する疾病が、発作性夜間血色素尿症(PNH)である、請求項100に記載の方法。

請求項102

前記補体成分C5に関連する疾病が、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)である、請求項100に記載の方法。

請求項103

前記対象がヒトである、請求項96又は97に記載の方法。

請求項104

抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメントを、前記対象に投与する工程を更に含む、請求項96〜103のいずれか一項に記載の方法。

請求項105

前記dsRNA剤が、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約50mg/kgの用量で投与される、請求項96〜104のいずれか一項に記載の方法。

請求項106

前記dsRNA剤が、約10mg/kg〜約30mg/kgの用量で投与される、請求項105に記載の方法。

請求項107

前記dsRNA剤が、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、及び30mg/kgからなる群から選択される用量で投与される、請求項105に記載の方法。

請求項108

前記dsRNA剤が、週に1回、前記対象に投与される、請求項105に記載の方法。

請求項109

前記dsRNA剤が、週に2回、前記対象に投与される、請求項105に記載の方法。

請求項110

前記dsRNA剤が、月に2回、前記対象に投与される、請求項105に記載の方法。

請求項111

前記dsRNA剤が、前記対象に皮下投与される、請求項96〜110のいずれか一項に記載の方法。

請求項112

前記対象におけるヘモグロビン及び/又はLDHベルを測定する工程を更に含む、請求項96又は97に記載の方法。

技術分野

0001

関連出願
本出願は、2013年3月14日に出願された米国仮特許出願第61/782,531号、2013年6月20日に出願された米国仮特許出願第61/837,399号、及び2013年11月15日に出願された米国仮特許出願第61/904,579号、2013年12月6日に出願された米国仮特許出願第61/912,777号、及び2014年2月20日に出願された米国仮特許出願第61/942367号の利益を主張するものである。上記の仮特許出願のそれぞれの全内容が、参照により本明細書に援用される。

0002

配列表
本出願は、全体が参照により本明細書に援用される、ASCII形式電子的に提出されている配列表を含む。2014年3月10日に作成された前記ASCIIのコピー名称は、121301−00520_SL.txtであり、サイズは734,486バイトである。

背景技術

0003

補体は、正常血清中に存在する耐熱性抗体による細菌の殺滅を補助するか又は「補完する」ことが判明したとき、1890年代に最初に発見された(非特許文献1)。補体系は、血液中可溶性タンパク質として存在するか、又は膜結合タンパク質として存在する30を超えるタンパク質からなる。補体の活性化は、補体活性化経路として公知の、酵素反応の連続カスケードをもたらし、化学誘引からアポトーシスに及ぶ多くの生理反応を引き起こす強力なアナフィラトキシンC3a及びC5aの形成をもたらす。最初、補体は、強く迅速な反応が侵入病原体に対して行われる先天性免疫において大きな役割を果たすものと考えられていた。しかしながら、最近、補体は、病原体の再侵入を防ぐ免疫記憶を維持する際に、病原体の排除を助けるT細胞及びB細胞関与する適応免疫にも重要な役割を果たし(非特許文献2;非特許文献3)、ヒトの病理的状態に関与する(非特許文献4;非特許文献5)ことがますます明らかになってきている。

0004

補体活性化は、主に不活性な酵素原として存在し、その後、順次、切断され、活性化されるタンパク質に関与する3つの異なる経路代替経路古典経路、及びレクチン経路図1)を介して行われることが知られている。補体活性化の全ての経路は、アナフィラトキシンC5a及び、後に終末補体複合体(C5b−9)を形成するC5bを生成するC5分子の切断をもたらす。C5aは、様々な免疫細胞及び非免疫細胞において発現される、古典的なGタンパク質共役受容体C5aR(CD88)並びに非Gタンパク質共役受容体C5L2(GPR77)との相互作用を介して顕著な炎症性活性(pro−inflammatory activity)を発揮する。C5b−9は、膜侵襲複合体(MAC)の形成を介して細胞溶解を引き起こし、半溶解性(sub−lytic)MAC及び可溶性C5b−9は、多くの非細胞溶解性免疫機能も有する。C5の切断から生成される、これらの2つの補体エフェクター、C5a及びC5b−9は、発作性夜間血色素尿症関節リウマチ虚血再かん流傷害及び神経変性疾患を含む様々な疾病における病変伝播及び/又は開始を担う補体系の主要な成分である。

先行技術

0005

Walport,M.J.(2001)N Engl J Med.344:1058
Dunkelberger JR and Song WC.(2010)Cell Res.20:34
Molina H,et al.(1996)Proc Natl Acad Sci U S A.93:3357
Qu,H,et al.(2009)Mol Immunol.47:185
Wagner,E.and Frank MM.(2010)Nat Rev Drug Discov.9:43

発明が解決しようとする課題

0006

これまで、C5−C5a軸を標的とする唯一治療法である、抗C5抗体、エクリズマブ(Soliris(登録商標))が、補体成分C5に関連する疾病の治療利用可能である。エクリズマブは、発作性夜間血色素尿症(PNH)及び非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の治療に有効であることが示されており、更なる補体成分C5に関連する疾病の臨床試験において現在評価されているが、エクリズマブ治療法は、約400,000ドル年間費用で、週1回の高用量の注入と、その後の隔週の維持注入を必要とする。したがって、補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象のための代替療法及び併用療法が当該技術分野において必要とされている。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、C5遺伝子のRNA転写物のRNA誘導サイレンシング複合体RISC)を介した切断をもたらすiRNA組成物を提供する。C5遺伝子は、細胞、例えば、ヒトなどの対象内の細胞内にあり得る。本発明は、C5遺伝子の発現を阻害するためのC5遺伝子のRNA転写物のRNA誘導サイレンシング複合体(RISC)を介した切断をもたらすiRNA組成物を用いて、C5遺伝子の発現を阻害するか又は低下させることから利益を得られ得る障害、例えば、発作性夜間血色素尿症(PNH)及び非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)などの補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象を処置するための方法及び併用療法も提供する。

0008

したがって、一態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸dsRNA)剤であって、dsRNAが、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含むdsRNA剤を提供する。

0009

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)剤であって、dsRNAが、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、アンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列のいずれか1つと3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む相補性の領域を含むdsRNA剤を提供する。

0010

一実施形態において、センス鎖及びアンチセンス鎖は、A−118320、A−118321、A−118316、A−118317、A−118332、A−118333、A−118396、A−118397、A−118386、A−118387、A−118312、A−118313、A−118324、A−118325、A−119324、A−119325、A−119332、A−119333、A−119328、A−119329、A−119322、A−119323、A−119324、A−119325、A−119334、A−119335、A−119330、A−119331、A−119326、A−119327、A−125167、A−125173、A−125647、A−125157、A−125173、及びA−125127からなる群から選択される配列を含む。別の実施形態において、センス鎖及びアンチセンス鎖は、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つ中の配列のいずれかからなる群から選択される配列を含む。一実施形態において、dsRNA剤は、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドを含む。

0011

一態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)剤であって、dsRNA剤が、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、ヌクレオチド配列AAGCAAGAUAUUUUUAUAAUA(配列番号62)を含み、アンチセンス鎖が、ヌクレオチド配列UAUUAUAAAAAUAUCUUGCUUUU(配列番号113)を含むdsRNA剤を提供する。一実施形態において、dsRNA剤は、後述されるように、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドを含む。

0012

一態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖RNAi剤であって、二本鎖RNAi剤が、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、修飾ヌクレオチドであり、センス鎖が、3’末端において結合されたリガンドコンジュゲートされる二本鎖RNAi剤を提供する。

0013

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、修飾を含む。

0014

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端デオキシチミン(dT)ヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、修飾ヌクレオチドは、デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドの短配列である。別の実施形態において、センス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。一実施形態において、アンチセンス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。更に別の実施形態において、センス鎖は、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる。

0015

一実施形態において、修飾ヌクレオチドの少なくとも1つが、3’末端デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチド、2’−O−メチル修飾ヌクレオチド、2’−フルオロ修飾ヌクレオチド、2’−デオキシ−修飾ヌクレオチド、固定ヌクレオチド、非塩基性ヌクレオチド、2’−アミノ−修飾ヌクレオチド、2’−アルキル−修飾ヌクレオチド、モルホリノヌクレオチド、ホスホロアデート非天然塩基を含むヌクレオチド、5’−ホスホロチオエート基を含むヌクレオチド、及びコレステリル誘導体又はドデカン酸ビスデシルアミド基に結合された末端ヌクレオチドからなる群から選択される。

0016

別の実施形態において、修飾ヌクレオチドは、3’末端デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドの短配列を含む。

0017

一実施形態において、相補性の領域は、少なくとも17ヌクレオチド長である。別の実施形態において、相補性の領域は、19〜21ヌクレオチド長である。

0018

一実施形態において、相補性の領域は、19ヌクレオチド長である。

0019

一実施形態において、各鎖が、30ヌクレオチド長以下である。

0020

一実施形態において、少なくとも1つの鎖が、少なくとも1つのヌクレオチドの3’オーバーハングを含む。別の実施形態において、少なくとも1つの鎖が、少なくとも2つのヌクレオチドの3’オーバーハングを含む。

0021

一実施形態において、dsRNA剤は、リガンドを更に含む。

0022

一実施形態において、リガンドは、dsRNA剤のセンス鎖の3’末端にコンジュゲートされる。

0023

一実施形態において、リガンドは、N−アセチルガラクトサミン(GalNAc)誘導体である。

0024

一実施形態において、リガンドは、



である。

0025

一実施形態において、dsRNA剤は、以下の概略図



に示されるように、リガンドにコンジュゲートされ、式中、Xが、O又はSである。

0026

一実施形態において、XがOである。

0027

一実施形態において、相補性の領域は、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つのアンチセンス配列の1つからなる。

0028

一実施形態において、dsRNA剤は、AD−58123、AD−58111、AD−58121、AD−58116、AD−58133、AD−58099、AD−58088、AD−58642、AD−58644、AD−58641、AD−58647、AD−58645、AD−58643、AD−58646、AD−62510、AD−62643、AD−62645、AD−62646、AD−62650、及びAD−62651からなる群から選択される。

0029

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)剤であって、dsRNA剤が、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、ヌクレオチド配列AAGCAAGAUAUUUUUAUAAUA(配列番号62)を含み、アンチセンス鎖が、ヌクレオチド配列UAUUAUAAAAAUAUCUUGCUUUUdTdT(配列番号2899)を含むdsRNA剤を提供する。

0030

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)剤であって、dsRNA剤が、センス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、ヌクレオチド配列asasGfcAfaGfaUfAfUfuUfuuAfuAfauaL96(配列番号2876)を含み、アンチセンス鎖が、ヌクレオチド配列usAfsUfuAfuaAfaAfauaUfcUfuGfcuususudTdT(配列番号2889)を含むdsRNA剤を提供する。

0031

一態様において、本発明は、細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤、例えば、二本鎖RNAi剤であって、二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、アンチセンス鎖が、C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。

0032

一実施形態において、iが0であり;jが0であり;iが1であり;jが1であり;i及びjの両方が0であり;又はi及びjの両方が1である。

0033

一実施形態において、kが0であり;lが0であり;kが1であり;lが1であり;k及びlの両方が0であり;又はk及びlの両方が1である。

0034

一実施形態において、XXXが、X’X’X’に相補的であり、YYYが、Y’Y’Y’に相補的であり、ZZZが、Z’Z’Z’に相補的である。

0035

一実施形態において、YYYモチーフが、センス鎖の切断部位又はその近傍に存在する。

0036

一実施形態において、Y’Y’Y’モチーフが、5’末端のアンチセンス鎖の11位、12位及び13位に存在する。

0037

一実施形態において、Y’が、2’−O−メチルである。

0038

一実施形態において、式(III)が、式(IIIa):
センス:5’np−Na−YYY−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−Y’Y’Y’−Na’−nq’5’(IIIa)
によって表される。

0039

別の実施形態において、式(III)が、式(IIIb):
センス:5’np−Na−YYY−Nb−ZZZ−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−Y’Y’Y’−Nb’−Z’Z’Z’−Na’−nq’5’(IIIb)
(式中、各Nb及びNb’が、独立して、1〜5つの修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表す)
によって表される。

0040

更に別の実施形態において、式(III)が、式(IIIc):
センス:5’np−Na−XXX−Nb−YYY−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−X’X’X’−Nb’−Y’Y’Y’−Na’−nq’5’(IIIc)
(式中、各Nb及びNb’が、独立して、1〜5つの修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表す)
によって表される。

0041

別の実施形態において、式(III)が、式(IIId):
センス:5’np−Na−XXX−Nb−YYY−Nb−ZZZ−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−X’X’X’−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−Z’Z’Z’−Na’−nq’5’(IIId)
(式中、各Nb及びNb’が、独立して、1〜5つの修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各Na及びNa’が、独立して、2〜10の修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド配列を表す)
によって表される。

0042

一実施形態において、二本鎖領域は、15〜30ヌクレオチド対長である。

0043

一実施形態において、二本鎖領域は、17〜23ヌクレオチド対長である。別の実施形態において、二本鎖領域は、17〜25ヌクレオチド対長である。別の実施形態において、二本鎖領域は、23〜27ヌクレオチド対長である。更に別の実施形態において、二本鎖領域は、19〜21ヌクレオチド対長である。別の実施形態において、二本鎖領域は、21〜23ヌクレオチド対長である。

0044

一実施形態において、各鎖は、15〜30のヌクレオチドを有する。

0045

一実施形態において、ヌクレオチド上の修飾は、LNA、HNA、CeNA、2’−メトキシエチル、2’−O−アルキル、2’−O−アリル、2’−C−アリル、2’−フルオロ、2’−デオキシ、2’−ヒドロキシル、及びそれらの組合せからなる群から選択される。

0046

一実施形態において、ヌクレオチド上の修飾は、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾である。

0047

一実施形態において、リガンドは、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である。

0048

一実施形態において、リガンドは、



である。

0049

一実施形態において、リガンドは、センス鎖の3’末端に結合される。

0050

一実施形態において、RNAi剤は、以下の概略図



に示されるリガンドにコンジュゲートされている。

0051

一実施形態において、剤は、少なくとも1つのホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合を更に含む。

0052

一実施形態において、ホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合は、1つの鎖の3’末端にある。

0053

一実施形態において、鎖は、アンチセンス鎖である。別の実施形態において、鎖は、センス鎖である。

0054

一実施形態において、ホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合は、1つの鎖の5’末端にある。

0055

一実施形態において、鎖は、アンチセンス鎖である。別の実施形態において、鎖は、センス鎖である。

0056

一実施形態において、ホスホロチオエート又はメチルホスホネートヌクレオチド間結合は、1つの鎖の5’末端及び3’末端の両方にある。

0057

一実施形態において、鎖は、アンチセンス鎖である。

0058

一実施形態において、二本鎖のアンチセンス鎖の5’末端の1位における塩基対が、AU塩基対である。

0059

一実施形態において、Yヌクレオチドが、2’−フルオロ修飾を含む。

0060

一実施形態において、Y’ヌクレオチドが、2’−O−メチル修飾を含む。

0061

一実施形態において、p’>0である。

0062

一実施形態において、p’=2である。

0063

一実施形態において、q’=0であり、p=0であり、q=0であり、p’オーバーハングヌクレオチドが、標的mRNAに相補的である。

0064

一実施形態において、q’=0であり、p=0であり、q=0であり、p’オーバーハングヌクレオチドが、標的mRNAに非相補的である。

0065

一実施形態において、センス鎖が、合計で21のヌクレオチドを有し、アンチセンス鎖が、合計で23のヌクレオチドを有する。

0066

一実施形態において、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合される。

0067

一実施形態において、全てのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合される。

0068

一実施形態において、RNAi剤は、表4、表18、表19、又は表23に列挙されるRNAi剤の群から選択される。別の実施形態において、RNAi剤は、AD−58123、AD−58111、AD−58121、AD−58116、AD−58133、AD−58099、AD−58088、AD−58642、AD−58644、AD−58641、AD−58647、AD−58645、AD−58643、AD−58646、AD−62510、AD−62643、AD−62645、AD−62646、AD−62650、及びAD−62651からなる群から選択される。

0069

一態様において、本発明は、細胞中の補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III)によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。

0070

別の態様において、本発明は、細胞内でのプロタンパク質転換酵素サブチリシンケキシン9(PCSK9)の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。

0071

更なる態様において、本発明は、細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされ、リガンドが、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である)
によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。

0072

更に別の態様において、本発明は、細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのホスホロチオエート結合を含み;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされ、リガンドが、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である)
によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。

0073

別の態様において、本発明は、細胞内での補体成分C5の発現を阻害することが可能な二本鎖RNAi剤であって、前記二本鎖RNAi剤が、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含み、前記アンチセンス鎖が、補体成分C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、前記二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−YYY−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−Y’Y’Y’−Na’−nq’5’(IIIa)
(式中:
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
p、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
np’>0であり、少なくとも1つのnp’が、ホスホロチオエート結合を介して隣接するヌクレオチドに結合され;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
YYY及びY’Y’Y’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し、修飾が、2’−O−メチル又は2’−フルオロ修飾であり;
センス鎖が、少なくとも1つのホスホロチオエート結合を含み;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされ、リガンドが、二価又は三価の分枝鎖状リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体である)
によって表される二本鎖RNAi剤を提供する。

0074

一態様において、本発明は、補体成分C5の発現を阻害するための二本鎖RNAi剤であって、二本鎖RNAi剤が、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾及び2’−フルオロ修飾からなる群から選択される修飾を含み、センス鎖が、5’末端における2つにホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾及び2’−フルオロ修飾からなる群から選択される修飾を含み、アンチセンス鎖が、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、センス鎖が、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる二本鎖RNAi剤を提供する。

0075

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、各鎖が、19〜30個のヌクレオチドを有する。

0076

一態様において、本発明は、本発明のdsRNA剤を含有する細胞を提供する。

0077

一態様において、本発明は、dsRNA剤の少なくとも1つの鎖をコードするベクターであって、dsRNA剤が、補体成分C5をコードするmRNAの少なくとも一部に対して相補性の領域を含み、dsRNAが、30塩基対以下の長さであり、dsRNA剤が、切断のためにmRNAを標的とするベクターを提供する。

0078

一実施形態において、相補性の領域は、少なくとも15ヌクレオチド長である。別の実施形態において、相補性の領域は、19〜21ヌクレオチド長である。別の実施形態において、各鎖が、19〜30個のヌクレオチドを有する。

0079

一態様において、本発明は、本発明のベクターを含む細胞を提供する。

0080

一態様において、本発明は、本発明のdsRNA剤を含む、補体成分C5遺伝子の発現を阻害するための医薬組成物を提供する。

0081

一実施形態において、RNAi剤は、非緩衝液中で投与される。

0082

一実施形態において、非緩衝液は、生理食塩水又は水である。

0083

一実施形態において、RNAi剤は、緩衝液とともに投与される。

0084

一実施形態において、緩衝液は、酢酸緩衝液クエン酸緩衝液プロラミン緩衝液、炭酸緩衝液、若しくはリン酸緩衝液又はそれらの任意の組合せを含む。

0085

別の実施形態において、緩衝液は、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)である。

0086

別の態様において、本発明は、本発明の二本鎖RNAi剤及び脂質製剤を含む医薬組成物を提供する。

0087

一実施形態において、脂質製剤はLNPを含む。別の実施形態において、脂質製剤はMC3を含む。

0088

一態様において、本発明は、表3、4、5、6、19、18、20、21、及び23のいずれか1つに列挙される配列からなる群から選択されるアンチセンスポリヌクレオチド剤を含む組成物を提供する。

0089

別の態様において、本発明は、表3、4、5、6、19、18、20、21、及び23のいずれか1つに列挙される配列からなる群から選択されるセンスポリヌクレオチド剤を含む組成物を提供する。

0090

更に別の態様において、本発明は、表4、6、18、19、21、及び23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列からなる群から選択される修飾アンチセンスポリヌクレオチド剤を提供する。

0091

更なる態様において、本発明は、表4、6、18、19、21、及び23のいずれか1つに列挙されるセンス配列からなる群から選択される修飾センスポリヌクレオチド剤を提供する。

0092

一態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象を処置する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象を処置する工程を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む。

0093

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、C5の発現の低下から利益を得られ得る障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する工程を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む。

0094

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象を処置する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象を処置する工程を含み、アンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列のいずれか1つと3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む相補性の領域を含む。

0095

更に別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する方法を提供する。本方法は、予防的に有効な量の、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、C5の発現の低下から利益を得られ得る障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する工程を含み、アンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列のいずれか1つと3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む相補性の領域を含む。

0096

一態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象を処置する方法であって、治療有効量の二本鎖RNAi剤を対象に投与する工程を含み、二本鎖RNAi剤が、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全て及びセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、修飾ヌクレオチドであり、センス鎖が、3’末端において1つ又は複数のリガンドにコンジュゲートされる方法を提供する。

0097

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、修飾ヌクレオチドである。

0098

一実施形態において、投与は皮下投与である。

0099

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、修飾ヌクレオチドは、デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドの短配列である。別の実施形態において、センス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。一実施形態において、アンチセンス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。更に別の実施形態において、センス鎖は、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる。

0100

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する方法であって、予防的に有効な量の二本鎖RNAi剤を対象に投与する工程を含み、二本鎖RNAi剤が、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全て及びセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、修飾ヌクレオチドであり、センス鎖が、3’末端においてリガンドにコンジュゲートされる方法を提供する。

0101

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、修飾ヌクレオチドである。

0102

一実施形態において、投与は皮下投与である。

0103

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、修飾ヌクレオチドは、デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドの短配列である。別の実施形態において、センス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。一実施形態において、アンチセンス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。更に別の実施形態において、センス鎖は、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる。

0104

一態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象を処置する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象を処置し、それによって、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象を処置する工程を含み、アンチセンス鎖が、C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される。

0105

別の態様において、本発明は、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する方法を提供する。本方法は、予防的に有効な量の、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、C5の発現の低下から利益を得られ得る障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防し、それによって、補体成分C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病又は障害に罹患している対象の少なくとも1つの症状を予防する工程を含み、アンチセンス鎖が、C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される。

0106

一実施形態において、対象へのdsRNAの投与は、血管内溶血の減少、ヘモグロビンレベルの安定化及び/又はC5タンパク質蓄積の減少を引き起こす。

0107

一実施形態において、障害は、補体成分C5に関連する疾病である。一実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、発作性夜間血色素尿症(PNH)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、喘息、関節リウマチ(RA);抗リン脂質抗体症候群ループス腎炎;虚血−再かん流傷害;典型又は感染性溶血性尿毒症症候群(tHUS);デンスデポジット糸球体腎炎(dense deposit disease)(DDD);視神経脊髄炎(NMO);多巣性運動ニューロパチー(MMN);多発性硬化症(MS);黄斑変性症(例えば、加齢黄斑変性症(AMD));溶血、肝逸脱酵素上昇、及び血小板低下(HELLP)症候群血栓性血小板減少性紫斑病(TTP);自然流産;微量免疫型血管炎表皮水疱症習慣性流産妊娠高血圧腎症(pre−eclampsia)、外傷性脳損傷重症筋無力症寒冷凝集素症皮膚筋炎水疱性類天疱瘡志賀毒素産生性大腸菌(E.coli)に関連する溶血性尿毒症症候群、C3腎症抗好中球細胞質抗体関連血管炎、液性及び血管性移植拒絶反応移植片機能不全心筋梗塞同種移植敗血症冠動脈疾患、皮膚筋炎、グレーブス病アテローム性動脈硬化症アルツハイマー病全身性炎症反応敗血症、敗血症性ショック脊髄損傷、糸球体腎炎、橋本甲状腺炎1型糖尿病乾癬天疱瘡自己免疫溶血性貧血AIHA)、ITPグッドパスチャー症候群ドゴー病抗リン脂質症候群(APS)、劇症型APS(CAPS)、心血管疾患心筋炎脳血管障害末梢血管障害腎血管障害、腸間膜/腸血管障害、血管炎、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病腎炎全身性エリテマトーデス関連性血管炎、関節リウマチに関連する血管炎、免疫複合体性血管炎、高安病拡張型心筋症糖尿病性血管症、川崎病動脈炎)、静脈ガス塞栓症(VGE)、及びステント留置後の再狭窄回転性粥腫切除術、膜性腎症、ギランバレー症候群、及び経皮経管冠動脈形成PTCA)からなる群から選択される。別の実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、発作性夜間血色素尿症(PNH)である。更に別の実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)である。

0108

一実施形態において、対象はヒトである。

0109

別の実施形態において、本発明の方法は、抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメントを、対象に投与する工程を更に含む。

0110

一実施形態において、この抗体、又はその抗原結合フラグメントは、フラグメントC5a及びC5bへの補体成分C5の切断を阻害する。別の実施形態において、抗補体成分C5抗体は、エクリズマブである。

0111

別の実施形態において、本発明の方法は、髄膜炎菌ワクチンを対象に投与する工程を更に含む。

0112

一実施形態において、エクリズマブは、4週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約900mg未満、その後、約2週間ごとに約900mg未満の用量で、対象に投与される。

0113

別の実施形態において、エクリズマブは、4週間にわたって約900mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約1200mg未満、その後、約2週間ごとに約1200mg未満の用量で、対象に投与される。

0114

一実施形態において、対象は、18未満であり、エクリズマブは、4週間にわたって約900mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約1200mg未満、その後、約2週間ごとに約1200mg未満の用量で、対象に投与される。

0115

別の実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、2週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、3回目の投与は約1週間後に約900mg未満、その後、約2週間ごとに約900mg未満の用量で、対象に投与される。

0116

別の実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、2週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、3回目の投与は約1週間後に約600mg未満、その後、約2週間ごとに約600mg未満の用量で、対象に投与される。

0117

更に別の実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、1週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、2回目の投与は約1週間後に約300mg未満、その後、約2週間ごとに約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0118

一実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、1週間にわたって約300mg未満の用量で週に1回、その後、2回目の投与は約1週間後に約300mg未満、その後、約2週間ごとに約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0119

別の実施形態において、本発明の方法は、対象におけるプラスマフェレーシス即ち血漿交換を更に含む。このような一実施形態において、エクリズマブは、約600mg未満の用量で又は約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0120

更なる実施形態において、本発明の方法は、対象の血漿注入を更に含む。このような一実施形態において、エクリズマブは、約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0121

一実施形態において、エクリズマブは、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約15mg/kgの用量で、対象に投与される。別の実施形態において、エクリズマブは、約5mg/kg〜約15mg/kgの用量で、対象に投与される。

0122

一実施形態において、エクリズマブは、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、7mg/kg、10mg/kg、及び15mg/kgからなる群から選択される用量で、対象に投与される。

0123

一実施形態において、エクリズマブは、静脈内注入によって対象に投与される。

0124

別の実施形態において、エクリズマブは、対象に皮下投与される。

0125

一実施形態において、dsRNA剤は、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約50mg/kgの用量で投与される。

0126

別の実施形態において、dsRNA剤は、約10mg/kg〜約30mg/kgの用量で投与される。

0127

一実施形態において、dsRNA剤は、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、及び30mg/kgからなる群から選択される用量で投与される。

0128

一実施形態において、dsRNA剤は、週に1回対象に投与される。別の実施形態において、dsRNA剤は、週に2回対象に投与される。別の実施形態において、dsRNA剤は、月に2回対象に投与される。

0129

一実施形態において、dsRNA剤は、対象に皮下投与される。

0130

一実施形態において、dsRNA剤及びエクリズマブは、対象に皮下投与される。別の実施形態において、dsRNA剤及びエクリズマブは、同時に対象に投与される。

0131

一実施形態において、dsRNA剤は、まず、対象における補体成分C5のレベルを減少させるのに十分な期間にわたって対象に投与され、エクリズマブは、その後、約600mg未満の用量で投与される。

0132

一実施形態において、対象における補体成分C5のレベルは、少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%だけ減少される。

0133

一実施形態において、エクリズマブは、約100〜500mgの用量で投与される。

0134

一実施形態において、本発明の方法は、対象におけるヘモグロビン及び/又はLDHレベルを測定する工程を更に含む。

0135

一実施形態において、dsRNAは、リガンドにコンジュゲートされる。

0136

一実施形態において、リガンドは、dsRNAのセンス鎖の3’末端にコンジュゲートされる。

0137

一実施形態において、リガンドは、N−アセチルガラクトサミン(GalNAc)誘導体である。

0138

一態様において、本発明は、細胞中の補体成分C5の発現を阻害する方法を提供する。本方法は、細胞を、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤と接触させる工程であって、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む工程と;工程(a)で産生される細胞を、C5遺伝子のmRNA転写物の分解を得るのに十分な時間にわたって維持し、それによって、細胞中のC5遺伝子の発現を阻害する工程とを含む。

0139

別の態様において、本発明は、細胞中の補体成分C5の発現を阻害する方法を提供する。本方法は、細胞を、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤と接触させる工程であって、アンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列のいずれか1つと3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む相補性の領域を含む工程と;工程(a)で産生される細胞を、C5遺伝子のmRNA転写物の分解を得るのに十分な時間にわたって維持し、それによって、細胞中のC5遺伝子の発現を阻害する工程とを含む。

0140

別の態様において、本発明は、細胞中の補体成分C5の発現を阻害する方法であって、細胞を、相補性の領域を構成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤と接触させる工程であって、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全て及びセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、修飾ヌクレオチドであり、センス鎖が、3’末端において1つ又は複数のリガンドにコンジュゲートされる工程と;第1の工程で産生される細胞を、C5遺伝子のmRNA転写物の分解を得るのに十分な時間にわたって維持し、それによって、細胞中のC5遺伝子の発現を阻害する工程とを含む方法を提供する。

0141

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、修飾ヌクレオチドである。

0142

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、修飾ヌクレオチドは、デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドの短配列である。別の実施形態において、センス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。一実施形態において、アンチセンス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。更に別の実施形態において、センス鎖は、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる。

0143

更に別の態様において、本発明は、細胞中の補体成分C5の発現を阻害する方法を提供する。本方法は、細胞を、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含むdsRNA剤と接触させる工程であって、アンチセンス鎖が、C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される工程と;工程(a)で産生される細胞を、C5遺伝子のmRNA転写物の分解を得るのに十分な時間にわたって維持し、それによって、細胞中のC5遺伝子の発現を阻害する工程とを含む。

0144

一実施形態において、細胞は、対象中にある。

0145

一実施形態において、対象はヒトである。

0146

一実施形態において、ヒト対象は、補体成分C5に関連する疾病に罹患している。

0147

一実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、発作性夜間血色素尿症(PNH)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、喘息、関節リウマチ(RA);抗リン脂質抗体症候群;ループス腎炎;虚血−再かん流傷害;典型又は感染性溶血性尿毒症症候群(tHUS);デンスデポジット糸球体腎炎(DDD);視神経脊髄炎(NMO);多巣性運動ニューロパチー(MMN);多発性硬化症(MS);黄斑変性症(例えば、加齢黄斑変性症(AMD));溶血、肝逸脱酵素上昇、及び血小板低下(HELLP)症候群;血栓性血小板減少性紫斑病(TTP);自然流産;微量免疫型血管炎;表皮水疱症;習慣性流産;妊娠高血圧腎症、外傷性脳損傷、重症筋無力症、寒冷凝集素症、皮膚筋炎、水疱性類天疱瘡、志賀毒素産生性大腸菌(E.coli)に関連する溶血性尿毒症症候群、C3腎症、抗好中球細胞質抗体関連血管炎、液性及び血管性移植拒絶反応、移植片機能不全、心筋梗塞、同種移植、敗血症、冠動脈疾患、皮膚筋炎、グレーブス病、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、全身性炎症反応敗血症、敗血症性ショック、脊髄損傷、糸球体腎炎、橋本甲状腺炎、1型糖尿病、乾癬、天疱瘡、自己免疫溶血性貧血(AIHA)、ITP、グッドパスチャー症候群、ドゴー病、抗リン脂質症候群(APS)、劇症型APS(CAPS)、心血管疾患、心筋炎、脳血管障害、末梢血管障害、腎血管障害、腸間膜/腸血管障害、血管炎、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病性腎炎、全身性エリテマトーデス関連性血管炎、関節リウマチに関連する血管炎、免疫複合体性血管炎、高安病、拡張型心筋症、糖尿病性血管症、川崎病(動脈炎)、静脈ガス塞栓症(VGE)、及びステント留置後の再狭窄、回転性粥腫切除術、膜性腎症、ギラン・バレー症候群、及び経皮経管冠動脈形成(PTCA)からなる群から選択される。別の実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、発作性夜間血色素尿症(PNH)である。別の実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)である。

0148

一実施形態において、本方法は、細胞を、抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメントと接触させる工程を更に含む。

0149

一実施形態において、この抗体、又はその抗原結合フラグメントは、フラグメントC5a及びC5bへの補体成分C5の切断を阻害する。

0150

一実施形態において、抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメントは、エクリズマブである。

0151

一実施形態において、本方法は、細胞を、髄膜炎菌ワクチンと接触させる工程を更に含む。

0152

一実施形態において、細胞は、4週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約900mg未満、その後、約2週間ごとに約900mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0153

別の実施形態において、細胞は、4週間にわたって約900mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約1200mg未満、その後、約2週間ごとに約1200mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0154

別の実施形態において、細胞は、4週間にわたって約900mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約1200mg未満、その後、約2週間ごとに約1200mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0155

更に別の実施形態において、細胞は、2週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、3回目の投与は約1週間後に約900mg未満、その後、約2週間ごとに約900mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0156

一実施形態において、細胞は、2週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、3回目の投与は約1週間後に約600mg未満、その後、約2週間ごとに約600mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0157

別の実施形態において、細胞は、1週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、2回目の投与は約1週間後に約300mg未満、その後、約2週間ごとに約300mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0158

一実施形態において、細胞は、1週間にわたって約300mg未満の用量で週に1回、その後、2回目の投与は約1週間後に約300mg未満、その後、約2週間ごとに約300mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0159

一実施形態において、細胞は、対象中にある。

0160

一実施形態において、本発明の方法は、対象におけるプラスマフェレーシス即ち血漿交換を更に含む。一実施形態において、エクリズマブは、約600mg未満の用量で、対象に投与される。別の実施形態において、エクリズマブは、約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0161

一実施形態において、本発明の方法は、対象における血漿注入を更に含む。一実施形態において、エクリズマブは、約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0162

一実施形態において、細胞は、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約15mg/kgの用量で、エクリズマブと接触される。

0163

別の実施形態において、細胞は、約5mg/kg〜約15mg/kgの用量で、エクリズマブと接触される。

0164

一実施形態において、細胞は、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、7mg/kg、10mg/kg、及び15mg/kgからなる群から選択される用量で、エクリズマブと接触される。

0165

一実施形態において、エクリズマブは、静脈内注入によって対象に投与される。別の実施形態において、エクリズマブは、対象に皮下投与される。

0166

一実施形態において、細胞は、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約50mg/kgの用量で、dsRNA剤と接触される。

0167

別の実施形態において、細胞は、約10mg/kg〜約30mg/kgの用量で、dsRNA剤と接触される。

0168

一実施形態において、細胞は、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、及び30mg/kgからなる群から選択される用量で、dsRNA剤と接触される。

0169

一実施形態において、細胞は、週に1回dsRNA剤と接触される。別の実施形態において、dsRNA剤は、週に2回対象に投与される。別の実施形態において、細胞は、月に2回dsRNA剤と接触される。

0170

一実施形態において、dsRNA剤は、対象に皮下投与される。

0171

一実施形態において、dsRNA剤及びエクリズマブは、対象に皮下投与される。別の実施形態において、dsRNA剤及びエクリズマブは、同時に対象に投与される。

0172

一実施形態において、細胞は、同時にdsRNA剤及び〆エクリズマブと接触される。

0173

一実施形態において、dsRNA剤は、まず、対象における補体成分C5のレベルを減少させるのに十分な期間にわたって対象に投与され、エクリズマブは、その後、約600mg未満の用量で投与される。

0174

一実施形態において、対象における補体成分C5のレベルは、少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%だけ減少される。

0175

一実施形態において、エクリズマブは、約100〜500mgの用量で投与される。

0176

一実施形態において、細胞は、まず、細胞における補体成分C5のレベルを減少させるのに十分な期間にわたってdsRNA剤と接触され、細胞は、その後、約600mg未満の用量で、エクリズマブと接触される。

0177

一実施形態において、細胞における補体成分C5のレベルは、少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%だけ減少される。

0178

一実施形態において、細胞は、約100〜500mgの用量で、エクリズマブと接触される。

0179

一態様において、本発明は、対象におけるC5の発現を阻害する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象におけるC5の発現を阻害する工程を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む。

0180

別の態様において、本発明は、対象におけるC5の発現を阻害する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、センス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象におけるC5の発現を阻害する工程を含み、アンチセンス鎖が、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに列挙されるアンチセンス配列のいずれか1つと3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含む相補性の領域を含む。

0181

別の態様において、本発明は、対象における補体成分C5の発現を阻害する方法であって、治療有効量の、二本鎖領域を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象におけるC5遺伝子の発現を阻害する工程を含み、センス鎖が、配列番号1のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号5のヌクレオチド配列と3つ以下のヌクレオチドだけ異なる少なくとも15連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全て及びセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、修飾ヌクレオチドであり、センス鎖が、3’末端において1つ又は複数のリガンドにコンジュゲートされる方法を提供する。

0182

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの全て及びアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、修飾ヌクレオチドである。

0183

一実施形態において、投与は皮下投与である。

0184

一実施形態において、センス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、アンチセンス鎖のヌクレオチドの実質的に全てが、2’−O−メチル修飾、2’−フルオロ修飾及び3’末端dTヌクレオチドからなる群から選択される修飾ヌクレオチドである。別の実施形態において、修飾ヌクレオチドは、デオキシ−チミン(dT)ヌクレオチドの短配列である。別の実施形態において、センス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。一実施形態において、アンチセンス鎖は、5’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び3’末端における2つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。更に別の実施形態において、センス鎖は、3’末端において分枝鎖状の二価又は三価リンカーを介して結合された1つ又は複数のGalNAc誘導体にコンジュゲートされる。

0185

別の態様において、本発明は、対象におけるC5の発現を阻害する方法を提供する。本方法は、治療有効量の、アンチセンス鎖に相補的なセンス鎖を含むdsRNA剤を対象に投与し、それによって、対象におけるC5の発現を阻害する工程を含み、アンチセンス鎖が、C5をコードするmRNAの一部に相補的な領域を含み、各鎖が、約14〜約30ヌクレオチド長であり、二本鎖RNAi剤が、式(III):
センス:5’np−Na−(XXX)i−Nb−YYY−Nb−(ZZZ)j−Na−nq3’
アンチセンス:3’np’−Na’−(X’X’X’)k−Nb’−Y’Y’Y’−Nb’−(Z’Z’Z’)l−Na’−nq’5’(III)
(式中:
i、j、k、及びlがそれぞれ、独立して、0又は1であり;
p、p’、q、及びq’がそれぞれ、独立して、0〜6であり;
各Na及びNa’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜25のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し、各配列が、少なくとも2つの異なる修飾のヌクレオチドを含み;
各Nb及びNb’が、独立して、修飾又は非修飾のいずれかの0〜10のヌクレオチド又はそれらの組合せを含むオリゴヌクレオチド配列を表し;
それぞれ存在していても又は存在していなくてもよい各np、np’、nq、及びnq’が、独立して、オーバーハングヌクレオチドを表し;
XXX、YYY、ZZZ、X’X’X’、Y’Y’Y’、及びZ’Z’Z’がそれぞれ、独立して、3連続ヌクレオチド上の3つの同一の修飾の1つのモチーフを表し;
Nb上の修飾が、Y上の修飾と異なり、Nb’上の修飾が、Y’上の修飾と異なり;
センス鎖が、少なくとも1つのリガンドにコンジュゲートされている)
によって表される。

0186

一実施形態において、本方法は、対象への、抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメントの投与を更に含む。

0187

一実施形態において、抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメントは、エクリズマブである。

0188

一実施形態において、この抗体、又はその抗原結合フラグメントは、フラグメントC5a及びC5bへの補体成分C5の切断を阻害する。

0189

一実施形態において、本発明の方法は、髄膜炎菌ワクチンを対象に投与する工程を更に含む。

0190

一実施形態において、エクリズマブは、4週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約900mg未満、その後、約2週間ごとに約900mg未満の用量で、対象に投与される。

0191

別の実施形態において、エクリズマブは、4週間にわたって約900mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約1200mg未満、その後、約2週間ごとに約1200mg未満の用量で、対象に投与される。

0192

一実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、4週間にわたって約900mg未満の用量で週に1回、その後、5回目の投与は約1週間後に約1200mg未満、その後、約2週間ごとに約1200mg未満の用量で、対象に投与される。

0193

別の実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、2週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、3回目の投与は約1週間後に約900mg未満、その後、約2週間ごとに約900mg未満の用量で、対象に投与される。

0194

一実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、2週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、3回目の投与は約1週間後に約600mg未満、その後、約2週間ごとに約600mg未満の用量で、対象に投与される。

0195

別の実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、1週間にわたって約600mg未満の用量で週に1回、その後、2回目の投与は約1週間後に約300mg未満、その後、約2週間ごとに約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0196

更に別の実施形態において、対象は、18歳未満であり、エクリズマブは、1週間にわたって約300mg未満の用量で週に1回、その後、2回目の投与は約1週間後に約300mg未満、その後、約2週間ごとに約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0197

一実施形態において、本方法は、対象におけるプラスマフェレーシス即ち血漿交換を更に含む。一実施形態において、エクリズマブは、約600mg未満の用量で、対象に投与される。別の実施形態において、エクリズマブは、約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0198

一実施形態において、本方法は、対象における血漿注入を更に含む。一実施形態において、エクリズマブは、約300mg未満の用量で、対象に投与される。

0199

一実施形態において、エクリズマブは、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約15mg/kgの用量で、対象に投与される。別の実施形態において、エクリズマブは、約5mg/kg〜約15mg/kgの用量で、対象に投与される。

0200

別の実施形態において、エクリズマブは、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、7mg/kg、10mg/kg、及び30mg/kgからなる群から選択される用量で、対象に投与される。

0201

一実施形態において、エクリズマブは、静脈内注入によって対象に投与される。別の実施形態において、エクリズマブは、対象に皮下投与される。

0202

一実施形態において、dsRNA剤は、約0.01mg/kg〜約10mg/kg又は約0.5mg/kg〜約15mg/kgの用量で投与される。

0203

一実施形態において、dsRNA剤は、約10mg/kg〜約30mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、dsRNA剤は、0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、3mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、及び30mg/kgからなる群から選択される用量で投与される。

0204

一実施形態において、dsRNA剤は、週に1回対象に投与される。別の実施形態において、dsRNA剤は、週に2回対象に投与される。別の実施形態において、dsRNA剤は、月に2回対象に投与される。

0205

一実施形態において、dsRNA剤は、対象に皮下投与される。

0206

一実施形態において、dsRNA剤及びエクリズマブは、対象に皮下投与される。別の実施形態において、dsRNA剤及びエクリズマブは、同時に対象に投与される。

0207

一実施形態において、dsRNA剤は、まず、対象における補体成分C5のレベルを減少させるのに十分な期間にわたって対象に投与され、エクリズマブは、その後、約600mg未満の用量で投与される。

0208

一実施形態において、対象における補体成分C5のレベルは、少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%だけ減少される。

0209

一実施形態において、エクリズマブは、約100〜500mgの用量で投与される。

0210

一実施形態において、dsRNA剤は、リガンドにコンジュゲートされる。

0211

一実施形態において、リガンドは、dsRNA剤のセンス鎖の3’にコンジュゲートされる。

0212

一実施形態において、リガンドは、N−アセチルガラクトサミン(GalNAc)誘導体である。

図面の簡単な説明

0213

3つの補体経路:代替経路、古典経路、及びレクチン経路の概略図である。
示されるiRNAの単回の10mg/kgの投与の後、C57BL/6マウス中に残っている補体成分C5のパーセンテージを示すグラフである。
示されるiRNAの単回の10mg/kgの投与の後、C57BL/6マウス中に残っている補体成分C5のパーセンテージを示すグラフである。
示されるiRNAの単回の10mg/kgの投与の48時間後、C57BL/6マウス中に残っている補体成分C5のパーセンテージを示すグラフである。
図5Aは、AD−58642の単回の2.5mg/kg、10mg/kg、又は25mg/kgの皮下投与の後、ラット中に4及び7日目に残っている溶血のパーセンテージを示すグラフである。図5Bは、AD−58642の単回の2.5mg/kg、10mg/kg、又は25mg/kgの皮下投与の後、ラット中に7日目に残っている補体成分C5の量を示すウエスタンブロットである。
AD−58642の単回の1.25mg/kg、2.5mg/kg、5mg/kg、10mg/kg又は25mg/kgの投与の後、C57BL/6マウス中に5日間残っている補体成分C5のパーセンテージを示すグラフである。
AD−58642の単回の1.25mg/kg、2.5mg/kg、5mg/kg、10mg/kg又は25mg/kgの投与の後、C57BL/6マウス中に5日目に残っている溶血のパーセンテージを示すグラフである。
AD−58642の単回の1.25mg/kg、2.5mg/kg、5mg/kg、10mg/kg又は25mg/kgの投与の後、C57BL/6マウス中に5日目に残っている補体成分C5の量を示すウエスタンブロットである。
AD−58641の単回の0.625mg/kg、1.25mg/kg、2.5mg/kg、5.0mg/kg、又は10mg/kgの投与の後、マウス血清中に5及び9日目に残っている補体成分C5タンパク質の量を示すグラフである。アッセイ定量下限(LLOQ)は、破線で示される。
0、1、2、及び3日目のAD−58641の0.625mg/kg、1.25mg/kg、又は2.5mg/kgの投与の後、マウス血清中に8日目に残っている補体成分C5タンパク質の量を示すグラフである。アッセイの定量下限(LLOQ)は、破線で示される。
ラットにおける化合物AD−58641の反復投与の有効性及び累積効果を示す。図11Aは、q2w×3(3週間にわたって週に2回)の2.5mg/kg/投与又は5.0mg/kg/投与における反復投与の後、0、4、7、11、14、18、25、及び32日目にラットの血清中に残っている溶血活性を示すグラフである。図11Bは、動物の血清中に残っている補体成分C5タンパク質の量を示すウエスタンブロットである。
日ごとの8回の投与(every third day for eight doses)で2回のAD−58641の2.5mg/kg又は5mg/kgの皮下投与の前、その間及びその後の様々な時点におけるカニクイザル(cynomolgus macaque)血清中の補体成分C5タンパク質の量を示すグラフである。C5タンパク質レベルを、3つの投与前試料の平均に対して正規化した。
3日ごとの8回の投与で2回のAD−58641の2.5mg/kg又は5mg/kgの皮下投与の前、その間及びその後の様々な時点でカニクイザル(cynomolgus macaque)血清中に残っている溶血のパーセンテージを示すグラフである。溶血パーセントを、対照試料における最大溶血及びバックグラウンド溶血に対して計算した。
示されるiRNAの単回の1mg/kgの投与の後、C57BL/6マウスの血清中に5日目に残っている補体成分C5タンパク質のパーセンテージを示すグラフである。
示されるiRNAの単回の0.25mg/kg、0.5mg/kg、1.0mg/kg、又は2.0mg/kgの投与の後、C57BL/6マウスの血清中に5日目に残っている補体成分C5タンパク質のパーセンテージを示すグラフである。
示されるiRNAの単回の1mg/kgの投与の後、6、13、20、27、及び34日目にC57BL/6マウスの血清中に残っている補体成分C5タンパク質のパーセンテージを示すグラフである。
0、4、及び7日目の示される化合物の5mg/kgの用量の投与の後の様々な時点でラットの血清中に残っている溶血のパーセンテージを示すグラフである。
ヒト(Homo sapiens)補体成分5(C5)のヌクレオチド配列(配列番号1)を示す。
アカゲザル(Macaca mulatta)補体成分5(C5)のヌクレオチド配列(配列番号2)を示す。
ハツカネズミ(Mus musculus)補体成分5(C5)のヌクレオチド配列(配列番号3)を示す。
ドブネズミ(Rattus norvegicus)補体成分5(C5)のヌクレオチド配列(配列番号4)を示す。
配列番号1の逆補体(reverse complement)(配列番号5)を示す。
配列番号2の逆補体(配列番号6)を示す。
配列番号3の逆補体(配列番号7)を示す。
配列番号4の逆補体(配列番号8)を示す。

0214

本発明は、補体成分C5遺伝子のRNA転写物のRNA誘導サイレンシング複合体(RISC)を介した切断をもたらすiRNA剤を提供する。

0215

本発明のiRNAは、約30ヌクレオチド長以下、例えば、15〜30、15〜29、15〜28、15〜27、15〜26、15〜25、15〜24、15〜23、15〜22、15〜21、15〜20、15〜19、15〜18、15〜17、18〜30、18〜29、18〜28、18〜27、18〜26、18〜25、18〜24、18〜23、18〜22、18〜21、18〜20、19〜30、19〜29、19〜28、19〜27、19〜26、19〜25、19〜24、19〜23、19〜22、19〜21、19〜20、20〜30、20〜29、20〜28、20〜27、20〜26、20〜25、20〜24,20〜23、20〜22、20〜21、21〜30、21〜29、21〜28、21〜27、21〜26、21〜25、21〜24、21〜23、又は21〜22ヌクレオチド長の領域を有するRNA鎖(アンチセンス鎖)を含み、この領域は、C5遺伝子のmRNA転写物の少なくとも一部に実質的に相補的である。これらのiRNAの使用は、哺乳動物のC5遺伝子のmRNAの標的化された分解を可能にする。特に、非常に低い用量のC5 iRNAは、特異的に且つ効率的にRNA干渉(RNAi)を媒介し、C5遺伝子の発現のかなりの阻害をもたらし得る。本発明者らは、C5を標的とするiRNAが、インビトロ及びインビボでRNAiを媒介し、C5遺伝子の発現のかなりの阻害をもたらし得ることを実証した。したがって、これらのiRNAを含む方法及び組成物が、発作性夜間血色素尿症(PNH)などの補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象などの、C5タンパク質のレベル及び/又は活性の低下によって利益を得られ得る対象を処置するのに有用である。

0216

本発明は、補体成分C5遺伝子のRNA転写物のRNA誘導サイレンシング複合体(RISC)を介した切断をもたらすiRNA組成物を用いて、C5遺伝子の発現を阻害するか又は低下させることから利益を得られ得る障害、例えば、発作性夜間血色素尿症(PNH)及び非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)などの補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象を処置するための方法及び併用療法も提供する。

0217

本発明は、C5遺伝子の発現を阻害するか又は低下させることから利益を得られ得る障害、例えば、発作性夜間血色素尿症(PNH)及び非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)などの補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象の少なくとも1つの症状、例えば、溶血を予防するための方法も提供する。本発明は、補体成分C5遺伝子のRNA転写物のRNA誘導サイレンシング複合体(RISC)を介した切断をもたらすiRNA組成物を更に提供する。C5遺伝子は、細胞、例えば、ヒトなどの対象内の細胞内にあり得る。

0218

本発明の併用療法は、本発明のRNAi剤及び抗補体成分C5抗体、又はその抗原結合フラグメント、例えば、エクリズマブなどの更なる治療剤を補体成分C5に関連する疾病に罹患している対象に投与する工程を含む。本発明の併用療法は、本発明のiRNA剤を用いて、C5mRNAを標的とすることによって、(例えば、約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は約99%だけ)対象におけるC5レベルを減少させ、したがって、対象を処置するのに必要なエクリズマブの治療的に(又は予防的に)有効な量を減少させ、それによって、治療費を低減し、皮下投与などの、エクリズマブを投与するより容易で且つ好都合な方法を可能にする。

0219

以下の詳細な説明は、C5遺伝子の発現を阻害するためにiRNAを含有する組成物を作製し、使用する方法、並びにこの遺伝子の発現の阻害及び/又は低下から利益を得られ得る疾病及び障害に罹患している対象を処置するための組成物、使用、及び方法を開示する。

0220

I.定義
本発明がより容易に理解され得るように、いくつかの用語がまず定義される。更に、変数の値又は値の範囲が記載されるときは常に、記載される値の中間の値及び範囲も、本発明の一部であることが意図されることに留意されたい。

0221

詞「a」及び「an」は、その冠詞の文法目的語の1つ又は2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)を指すために本明細書において使用される。例として、「要素(an element)」は、1つの要素又は2つ以上の要素、例えば、複数の要素を意味する。

0222

「〜を含む(including)」という用語は、「〜を含むがこれらに限定されない(including but not limited to)」という語句を意味するために本明細書において使用され、この語句と同義的に使用される。

0223

「又は」という用語は、文脈上明らかに他の意味を示さない限り、「及び/又は」という用語を意味するために本明細書において使用され、この用語と同義的に使用される。

0224

本明細書において使用される際、「C5」という用語と同義的に使用される「補体成分C5」は、当該技術分野において、CPAMD4、C3及びPZP様α−2−マクログロブリンドメイン含有タンパク質、アナフィラトキシンC5a類似体溶血性補体(Hc)、及び補体C5としても知られている周知の遺伝子及びポリペプチドを指す。ヒトC5mRNA転写物の配列は、例えば、GenBank登録番号GI:38016946(NM_001735.2;配列番号1)に見られる。アカゲザルC5mRNAの配列は、例えば、GenBank登録番号GI:297270262(XM_001095750.2;配列番号2)に見られる。マウスC5 mRNAの配列は、例えば、GenBank登録番号GI:291575171(NM_010406.2;配列番号3)に見られる。ラットC5 mRNAの配列は、例えば、GenBank登録番号GI:392346248(XM_345342.4;配列番号4)に見られる。C5mRNA配列の更なる例が、公開されているデータベース、例えば、GenBankを用いて容易に利用可能である。

0225

本明細書において使用される際の「C5」という用語は、C5遺伝子における一塩基ヌクレオチド多型などのC5遺伝子の天然DNA配列の変異も指す。C5遺伝子中の多くのSNPが、同定されており、例えば、NCBI dbSNPに見られる(例えば、ncbi.nlm.nih.gov/snpを参照)。C5遺伝子内のSNPの非限定的な例は、NCBI dbSNP登録番号rs121909588及びrs121909587に見られる。

0226

本明細書において使用される際、「標的配列」は、一次転写産物のRNAプロセシングの産物であるmRNAを含む、C5遺伝子の転写の際に形成されるmRNA分子のヌクレオチド配列の連続する部分を指す。一実施形態において、配列の標的部分は少なくとも、C5遺伝子の転写の際に形成されるmRNA分子のヌクレオチド配列の該当部分で又はその近くでiRNA指向性切断のための基質として働くのに十分な長さであろう。

0227

標的配列は、約9〜36ヌクレオチド長、例えば、約15〜30ヌクレオチド長であり得る。例えば、標的配列は、約15〜30ヌクレオチド、15−29、15〜28、15〜27、15〜26、15〜25、15〜24、15〜23、15〜22、15〜21、15〜20、15〜19、15〜18、15〜17、18〜30、18〜29、18〜28、18〜27、18〜26、18〜25、18〜24、18〜23、18〜22、18〜21、18〜20、19〜30、19〜29、19〜28、19〜27、19〜26、19〜25、19〜24、19〜23、19〜22、19〜21、19〜20、20〜30、20〜29、20〜28、20〜27、20〜26、20〜25、20〜24,20〜23、20〜22、20〜21、21〜30、21〜29、21〜28、21〜27、21〜26、21〜25、21〜24、21〜23、又は21〜22ヌクレオチド長であり得る。上に記載される範囲及び長さの中間の範囲及び長さも、本発明の一部であると考えられる。

0228

本明細書において使用される際、「配列を含む鎖」という用語は、標準的なヌクレオチドの命名法を用いて示される配列によって表されるヌクレオチドの鎖を含むオリゴヌクレオチドを指す。

0229

「G」、「C」、「A」及び「U」はそれぞれ、一般に、それぞれ、塩基としてグアニンシトシンアデニン、及びウラシルを含むヌクレオチドを表す。しかしながら、「リボヌクレオチド」又は「ヌクレオチド」という用語は、以下に更に詳述されるように、修飾ヌクレオチド、又は代理置換部分(surrogate replacement moiety)も指し得ることが理解されよう(例えば表2を参照)。当業者は、グアニン、シトシン、アデニン、及びウラシルが、このような置換部分を有するヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドの塩基対合特性をそれほど変化させずに他の部分によって置換されてもよいことを十分に認識している。例えば、限定はされないが、その塩基としてイノシンを含むヌクレオチドが、アデニン、シトシン、又はウラシルを含むヌクレオチドと塩基対合し得る。したがって、ウラシル、グアニン、又はアデニンを含むヌクレオチドは、本発明において特徴づけられるdsRNAのヌクレオチド配列において、例えば、イノシンを含むヌクレオチドによって置換されてもよい。別の例では、オリゴヌクレオチド中のどこかのアデニン及びシトシンが、それぞれグアニン及びウラシルで置換されて、標的mRNAとのG−Uゆらぎ塩基対合が形成され得る。このような置換部分を含有する配列は、本発明に取り上げられる組成物及び方法に好適である。

0230

本明細書において同義的に使用される「iRNA」、「RNAi剤」、「iRNA剤」、「RNA干渉剤」という用語は、その用語が本明細書において定義されるように、RNAを含有し、且つRNA誘導サイレンシング複合体(RISC)経路を介してRNA転写物の標的化された切断を仲介する剤を指す。iRNAは、RNA干渉(RNAi)として公知のプロセスによってmRNAの配列に特異的な分解を導く。iRNAは、細胞、例えば、哺乳動物対象などの対象中の細胞内でのC5の発現を調節する(例えば阻害する)。

0231

一実施形態において、本発明のRNAi剤は、標的RNA配列、例えば、C5標的mRNA配列と相互作用して、標的RNAの切断を導く一本鎖RNAを含む。理論に制約されるのを望むものではないが、細胞中に導入される長い二本鎖RNAが、Dicerとして公知のIII型エンドヌクレアーゼによってsiRNAに分解されると考えられる(Sharp et al.(2001)Genes Dev.15:485)。リボヌクレアーゼII様酵素であるDicerは、dsRNAをプロセシングして、特徴的な2つの塩基3’オーバーハングを有する19〜23塩基対の短干渉RNAにする(Bernstein,et al.,(2001)Nature 409:363)。次に、siRNAは、RNA誘導サイレンシング複合体(RISC)に組み込まれ、ここで、1つ又は複数のヘリカーゼが、siRNA二本鎖をほどいて、相補的なアンチセンス鎖が、標的認識を導くことを可能にする(Nykanen,et al.,(2001)Cell 107:309)。適切な標的mRNAに結合すると、RISC中の1つ又は複数のエンドヌクレアーゼが標的を切断して、サイレンシングを誘導する(Elbashir,et al.,(2001)Genes Dev.15:188)。ここで、一態様において、本発明は、細胞中で生成され、且つ標的遺伝子、すなわち、C5遺伝子のサイレンシングをもたらすRISC複合体の形成を促進する一本鎖RNA(siRNA)に関する。したがって、「siRNA」という用語はまた、上記のRNAiを指すために本明細書において使用される。

0232

別の実施形態において、RNAi剤は、標的mRNAを阻害するために細胞又は生物に導入される一本鎖siRNAであり得る。一本鎖RNAi剤は、RISCエンドヌクレアーゼArgonaute 2に結合し、これが、次に、標的mRNAを切断する。一本鎖siRNAは、一般に、15〜30のヌクレオチドであり、化学的に修飾される。一本鎖siRNAの設計及び試験が、米国特許第8,101,348号明細書及びLima et al.,(2012)Cell 150:883−894に記載され、それぞれの全内容が、参照により本明細書に援用される。本明細書に記載されるアンチセンスヌクレオチド配列のいずれかが、本明細書に記載されるような又はLima et al.,(2012)Cell 150;:883−894に記載される方法によって化学的に修飾される一本鎖siRNAとして使用され得る。

0233

別の実施形態において、本発明の組成物、使用及び方法に使用するための「iRNA」は、二本鎖RNAであり、本明細書において「二本鎖RNAi剤」、「二本鎖RNA(dsRNA)分子」、「dsRNA剤」、又は「dsRNA」と呼ばれる。「dsRNA」という用語は、標的RNA、すなわち、C5遺伝子に対する「センス」及び「アンチセンス」配向を有することが示される、2本の逆平行で且つ実質的に相補的な核酸鎖を含む二本鎖構造を有するリボ核酸分子の複合体を指す。本発明のある実施形態において、二本鎖RNA(dsRNA)は、本明細書においてRNA干渉又はRNAiと呼ばれる、転写後遺伝子サイレンシング機構による、標的RNA、例えば、mRNAの分解を引き起こす。

0234

一般に、dsRNA分子のそれぞれの鎖のヌクレオチドの大部分は、リボヌクレオチドであるが、本明細書において詳細に記載されるように、それぞれの又は両方の鎖は、1つ又は複数の非リボヌクレオチド、例えば、デオキシリボヌクレオチド及び/又は修飾ヌクレオチドも含み得る。更に、本明細書において使用される際、「RNAi剤」は、化学的修飾を有するリボヌクレオチドを含んでいてもよく;RNAi剤は、複数のヌクレオチドにおける実質的な修飾を含み得る。このような修飾は、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において公知のあらゆるタイプの修飾を含み得る。siRNAタイプの分子に使用される際のいずれのこのような修飾も、本明細書及び特許請求の範囲の目的のために「RNAi剤」によって包含される。

0235

二本鎖領域は、RISC経路を介した所望の標的RNAの特異的な分解を可能にする任意の長さのものであってもよく、約9〜36塩基対の長さ、例えば、約15〜30塩基対の長さの範囲、例えば、約15〜30、15〜29、15〜28、15〜27、15〜26、15〜25、15〜24、15〜23、15〜22、15〜21、15〜20、15〜19、15〜18、15〜17、18〜30、18〜29、18〜28、18〜27、18〜26、18〜25、18〜24、18〜23、18〜22、18〜21、18〜20、19〜30、19〜29、19〜28、19〜27、19〜26、19〜25、19〜24、19〜23、19〜22、19〜21、19〜20、20〜30、20〜29、20〜28、20〜27、20〜26、20〜25、20〜24,20〜23、20〜22、20〜21、21〜30、21〜29、21〜28、21〜27、21〜26、21〜25、21〜24、21〜23、又は21〜22塩基対の長さなどの、約9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、又は36塩基対の長さであり得る。上に記載される範囲及び長さの中間の範囲及び長さも、本発明の一部であると考えられる。

0236

二本鎖構造を形成する2本の鎖は、1つのより大きいRNA分子の異なる部分であってもよく、又はそれらは別個のRNA分子であってもよい。2本の鎖が、1つのより大きい分子の一部であり、したがって、二本鎖構造を形成する1本の鎖の3’末端とその他方の鎖の5’末端との間のヌクレオチドの連続した鎖によって結合された場合、結合するRNA鎖は、「ヘアピンループ」と呼ばれる。ヘアピンループは、少なくとも1つの不対ヌクレオチドを含み得る。ある実施形態において、ヘアピンループは、少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、少なくとも10個、少なくとも20個、少なくとも23個又はそれ以上の不対ヌクレオチドを含み得る。

0237

dsRNAの2つの実質的に相補的な鎖が、別個のRNA分子によって構成される場合、それらの分子は、共有結合され得るが、共有結合されていなくてもよい。2本の鎖が、二本鎖構造を形成する1本の鎖の3’末端とその他方の鎖の5’末端との間のヌクレオチドの連続した鎖以外の手段によって共有結合された場合、結合構造は、「リンカー」と呼ばれる。RNA鎖は、同じか又は異なる数のヌクレオチドを有し得る。塩基対の最大数は、dsRNAの最も短い鎖のヌクレオチドの数から、二本鎖に存在するオーバーハングを引いた数である。二本鎖構造に加えて、RNAi剤は、1つ又は複数のヌクレオチドオーバーハングを含み得る。

0238

一実施形態において、本発明のRNAi剤は、標的RNA配列、例えば、C5標的mRNA配列と相互作用して、標的RNAの切断を導く24〜30のヌクレオチドのdsRNAである。理論に制約されるのを望むものではないが、細胞中に導入される長い二本鎖RNAは、Dicerとして公知のIII型エンドヌクレアーゼによってsiRNAに分解される(Sharp et al.(2001)Genes Dev.15:485)。リボヌクレアーゼIII様酵素であるDicerは、dsRNAをプロセシングして、特徴的な2つの塩基3’オーバーハングを有する19〜23塩基対短干渉RNAにする(Bernstein,et al.,(2001)Nature 409:363)。次に、siRNAは、RNA誘導サイレンシング複合体(RISC)に組み込まれ、ここで、1つ又は複数のヘリカーゼが、siRNA二本鎖をほどいて、相補的なアンチセンス鎖が、標的認識を導くことを可能にする(Nykanen,et al.,(2001)Cell 107:309)。適切な標的mRNAに結合すると、RISC中の1つ又は複数のエンドヌクレアーゼが標的を切断して、サイレンシングを誘導する(Elbashir,et al.,(2001)Genes Dev.15:188)。

0239

本明細書において使用される際、「ヌクレオチドオーバーハング」という用語は、iRNA、例えば、dsRNAの二本鎖構造から突出する少なくとも1つの不対ヌクレオチドを指す。例えば、dsRNAの1本の鎖の3’末端が、他方の鎖の5’末端を越えて延びるか又はその逆である場合、ヌクレオチドオーバーハングが存在する。dsRNAは、少なくとも1つのヌクレオチドのオーバーハングを含み得るか;あるいはオーバーハングは、少なくとも2つのヌクレオチド、少なくとも3つのヌクレオチド、少なくとも4つのヌクレオチド、少なくとも5つのヌクレオチド又はそれ以上を含み得る。ヌクレオチドオーバーハングは、デオキシヌクレオチドヌクレオシドを含むヌクレオチド/ヌクレオシド類似体を含むか又はそれからなり得る。オーバーハングは、センス鎖、アンチセンス鎖又はそれらの任意の組合せであり得る。更に、オーバーハングのヌクレオチドは、dsRNAのアンチセンス鎖又はセンス鎖のいずれかの5’末端、3’末端又は両方の末端に存在し得る。

0240

一実施形態において、dsRNAのアンチセンス鎖は、3’末端及び/又は5’末端に、1〜10個のヌクレオチド、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のヌクレオチドのオーバーハングを有する。一実施形態において、dsRNAのセンス鎖は、3’末端及び/又は5’末端に、1〜10のヌクレオチド、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10のヌクレオチドのオーバーハングを有する。別の実施形態において、オーバーハング中のヌクレオチドの1つ又は複数が、ヌクレオシドチオリン酸で置換される。

0241

「平滑な」又は「平滑末端」は、二本鎖RNAi剤の該当する末端に不対ヌクレオチドが存在しない、即ち、ヌクレオチドオーバーハングが存在しないことを意味する。「平滑末端」RNAi剤は、その全長にわたって二本鎖である、即ち、分子のいずれの末端にもヌクレオチドオーバーハングが存在しないdsRNAである。本発明のRNAi剤は、一方の末端にヌクレオチドオーバーハングを有するRNAi剤(即ち、1つのオーバーハング及び1つの平滑末端を有する剤)又は両方の末端にヌクレオチドオーバーハングを有するRNAi剤を含む。

0242

「アンチセンス鎖」又は「ガイド鎖」という用語は、例えば、標的配列、例えば、C5mRNAに実質的に相補的な領域を含むiRNA、例えば、dsRNAの鎖を指す。本明細書において使用される際、「相補性の領域」という用語は、本明細書において定義されるように、配列、例えば標的配列、例えば、C5ヌクレオチド配列に実質的に相補的なアンチセンス鎖の領域を指す。相補性の領域が、標的配列と完全には相補的でない場合、その分子の内部領域又は末端領域にミスマッチが存在し得る。一般に、ほとんどの許容されるミスマッチは、末端領域、例えば、iRNAの5’末端及び/又は3’末端の5、4、3、又は2つのヌクレオチド中に存在する。

0243

本明細書において使用される際の「センス鎖」、又は「パッセンジャー鎖」という用語は、その用語が本明細書において定義されるように、アンチセンス鎖の領域と実質的に相補的な領域を含むiRNAの鎖を指す。

0244

本明細書において使用される際、「切断領域」という用語は、切断部位に直接隣接して位置する領域を指す。切断部位は、標的における、切断が生じる部位である。ある実施形態において、切断領域は、切断部位のいずれかの末端で、切断部位に直接隣接した3つの塩基を含む。ある実施形態において、切断領域は、切断部位のいずれかの末端で、切断部位に直接隣接した2つの塩基を含む。ある実施形態において、切断部位は、アンチセンス鎖のヌクレオチド10及び11によって結合される部位で特異的に生じ、切断領域は、ヌクレオチド11、12及び13を含む。

0245

本明細書において使用される際、特に示されない限り、「相補的な」という用語は、当業者により理解されるように、第1のヌクレオチド配列を第2のヌクレオチド配列と関連して記載するのに使用される場合、第1のヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチドが、所定の条件下で、第2のヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチドとハイブリダイズし、二本鎖構造を形成する能力を指す。このような条件は、例えば、ストリンジェントな条件であり得、ここで、ストリンジェントな条件は、400mMのNaCl、40mMのPIPES(pH6.4)、1mMのEDTA、50℃又は70℃で12〜16時間と、それに続く洗浄を含み得る(例えば“Molecular Cloning:A Laboratory Manual, Sambrook,et al.(1989)Cold Spring Harbor Laboratory Pressを参照)。生物の内部で起こり得る生理学的に関連した条件などの他の条件を適用することができる。当業者は、ハイブリダイズされたヌクレオチドの最終的な用途に従って、2つの配列の相補性の試験に最も適切な条件の組を決定することができるであろう。

0246

本明細書に記載されるiRNA中、例えば、dsRNA中の相補的な配列は、第2のヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチドへの第1のヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチドの、一方又は両方のヌクレオチド配列の全長にわたる塩基対合を含む。このような配列は、本明細書において互いに対して「完全に相補的な」と称され得る。しかしながら、第1の配列が、本明細書において第2の配列に対して「実質的に相補的な」と称される場合、2つの配列は、完全に相補的であり得、又は、それらの最終的な適用、例えば、RISC経路を介した遺伝子発現の阻害に最適な条件下でハイブリダイズする能力を保持しながら、最大で30塩基対の二本鎖に対するハイブリダイゼーションを行うと、それらは、1つ又は複数であるが、一般に、5つ以下、4つ以下、3つ以下又は2つ以下のミスマッチ塩基対を形成し得る。しかしながら、2つのオリゴヌクレオチドがハイブリダイゼーション後に1つ又は複数の一本鎖オーバーハングを形成するように設計されている場合、このようなオーバーハングは、相補性の決定に関してはミスマッチと見なされないものとする。例えば、本明細書に記載する目的のために、21ヌクレオチド長の一方のオリゴヌクレオチドと、23ヌクレオチド長の他方のオリゴヌクレオチドとを含むdsRNAは、長い方のオリゴヌクレオチドが、短い方のオリゴヌクレオチドに対して完全に相補的な21ヌクレオチドの配列を含む場合、「完全に相補的」と称されてもよい。

0247

本明細書において使用される際の「相補的な」配列は、それらのハイブリダイズする能力に関連した上記の要求が満たされる限り、非ワトソンクリック塩基対及び/又は非天然及び修飾ヌクレオチドから形成される塩基対も含むことができ、又はこのような塩基対から完全に形成され得る。このような非ワトソン−クリック塩基対としては、限定はされないが、G:Uゆらぎ又はフーグスティーン型塩基対が挙げられる。

0248

本明細書における「相補的な」、「完全に相補的な」及び「実質的に相補的な」という用語は、それらの使用の状況から理解されるように、dsRNAのセンス鎖とアンチセンス鎖との間で、又はdsRNAのアンチセンス鎖と標的配列との間で、一致する塩基に関連して使用され得る。

0249

本明細書において使用される際、メッセンジャーRNA(mRNA)「の少なくとも一部に実質的に相補的な」ポリヌクレオチドは、5’UTR、オープンリーディングフレーム(ORF)、又は3’UTRを含む目的のmRNA(例えば、PCSK9をコードするmRNA)の連続する部分に実質的に相補的なポリヌクレオチドを指す。例えば、ポリヌクレオチドは、その配列がPCSK9をコードするmRNAの連続する部分と実質的に相補的である場合、PCSK9 mRNAの少なくとも一部に相補的である。

0250

一般に、それぞれの鎖のヌクレオチドの大部分は、リボヌクレオチドであるが、本明細書において詳細に記載されるように、それぞれの又は両方の鎖は、1つ又は複数の非リボヌクレオチド、例えば、デオキシリボヌクレオチド及び/又は修飾ヌクレオチドも含み得る。更に、「iRNA」は、化学的修飾を有するリボヌクレオチドを含み得る。このような修飾は、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において公知のあらゆるタイプの修飾を含み得る。iRNA分子に使用される際のいずれのこのような修飾も、本明細書及び特許請求の範囲の目的のために「iRNA」によって包含される。

0251

本発明の一態様において、本発明の方法及び組成物に使用するための薬剤は、アンチセンス阻害機構を介して標的mRNAを阻害する一本鎖アンチセンスRNA分子である。一本鎖アンチセンスRNA分子は、標的mRNA中の配列に相補的である。一本鎖アンチセンスオリゴヌクレオチドは、mRNAに塩基対合し、翻訳機構物理的に妨害することによって、化学量論的に翻訳を阻害し得る(Dias,N.et al.,(2002)Mol Cancer Ther 1:347−355を参照)。一本鎖アンチセンスRNA分子は、約15〜約30ヌクレオチド長であり、標的配列に相補的な配列を有し得る。例えば、一本鎖アンチセンスRNA分子は、本明細書に記載されるアンチセンス配列のいずれか1つからの少なくとも約15、16、17、18、19、20個、又はそれ以上の連続するヌクレオチドである配列を含み得る。

0252

脂質ナノ粒子」又は「LNP」という用語は、核酸分子、例えば、iRNA又はiRNAが転写されるプラスミドなどの薬学的に有効な分子を封入する脂質層を含むベシクルである。LNPは、例えば、全内容が参照により本明細書に援用される、米国特許第6,858,225号明細書、同第6,815,432号明細書、同第8,158,601号明細書、及び同第8,058,069号明細書に記載されている。

0253

本明細書において使用される際、「対象」は、霊長類(ヒト、非ヒト霊長類、例えば、サル、及びチンパンジーなど)、非霊長類ウシブタラクダラマウマヤギウサギヒツジハムスターモルモットネコイヌ、ラット、マウス、ウマ、及びクジラなど)を含む哺乳動物、又は鳥類(例えば、アヒル又はガチョウ)などの動物である。一実施形態において、対象は、本明細書に記載されるように、C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病、障害又は病態について処置又は評価されているヒト;C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病、障害又は病態のリスクがあるヒト;C5の発現の低下から利益を得られ得る疾病、障害又は病態に罹患しているヒト;及び/又はC5の発現の低下から利益を得られ得る疾病、障害又は病態について処置されているヒトなどのヒトである。

0254

本明細書において使用される際、「処置する」又は「処置」という用語は、限定はされないが、好ましくない補体経路活性化に関連する1つ又は複数の症状(例えば、溶血及び/又は慢性炎症)の緩和又は改善;好ましくない補体経路活性化の程度の減少;慢性炎症及び/又は溶血の状態の安定化(即ち、悪化しないこと);検出可能であるか又は検出不可能であるかにかかわらず好ましくない補体経路活性化(例えば、慢性炎症及び/又は溶血)の改善又は緩和を含む有益な又は所望の結果を指す。「処置」は、処置をしない場合の予測される生存期間と比較した生存期間の延長も意味し得る。

0255

対象における補体成分C5又は疾病マーカー又は症状の文脈における「低下させる」という用語は、このようなレベルの統計的に有意な低下を指す。低下は、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、又はそれ以上であり得、このような障害を有さない個体の正常範囲内であると認められるレベルまで低下されるのが好ましい。

0256

本明細書において使用される際、「予防」又は「予防する」は、C5遺伝子の発現の低下から利益を得られ得る疾病、障害又はその病態に関連して使用される場合、対象が、このような疾病、障害、又は病態に関連する症状、例えば、慢性炎症、溶血及び/又は血栓症などの好ましくない補体活性化の症状を発症する可能性の低下を指す。血栓症を発症する可能性は、例えば、血栓症の1つ又は複数の危険因子を有する個体が、血栓症を発症しない場合、又は同じ危険因子を有し、本明細書に記載される処置を受けない集団と比べてより軽度の血栓症を発症する場合のいずれかに低下される。疾病、障害又は病態を発症しないこと、又はこのような疾病、障害又は病態に関連する症状の発生の低下(例えば、その疾病又は障害の臨床的に認められた尺度で少なくとも約10%)、又は症状の遅延の現れ(例えば、数日、数週間、数カ月又は数年だけ)が、有効な予防とみなされる。

0257

本明細書において使用される際、「補体成分C5に関連する疾病」という用語は、補体活性化によって引き起こされるか又はそれに関連する疾病又は障害である。このような疾病は、典型的に、炎症及び/又は免疫系活性化、例えば、膜侵襲複合体による溶解、アナフィラキシー、及び/又は溶血に関連している。補体成分C5に関連する疾病の非限定的な例としては、発作性夜間血色素尿症(PNH)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、喘息、関節リウマチ(RA);抗リン脂質抗体症候群;ループス腎炎;虚血−再かん流傷害;典型又は感染性溶血性尿毒症症候群(tHUS);デンスデポジット糸球体腎炎(DDD);視神経脊髄炎(NMO);多巣性運動ニューロパチー(MMN);多発性硬化症(MS);黄斑変性症(例えば、加齢黄斑変性症(AMD));溶血、肝逸脱酵素上昇、及び血小板低下(HELLP)症候群;血栓性血小板減少性紫斑病(TTP);自然流産;微量免疫型血管炎;表皮水疱症;習慣性流産;妊娠高血圧腎症、外傷性脳損傷、重症筋無力症、寒冷凝集素症、皮膚筋炎、水疱性類天疱瘡、志賀毒素産生性大腸菌(E.coli)に関連する溶血性尿毒症症候群、C3腎症、抗好中球細胞質抗体関連血管炎(例えば、多発性血管炎を伴う肉芽腫症(以前にウェゲナー肉芽腫症として知られていた)、チャーグ・ストラウス症候群、及び顕微鏡的多発性血管炎)、液性及び血管性移植拒絶反応、移植片機能不全、心筋梗塞(例えば、心筋梗塞における組織損傷及び虚血)、同種移植、敗血症(例えば、敗血症における転帰不良)、冠動脈疾患、皮膚筋炎、グレーブス病、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、全身性炎症反応敗血症、敗血症性ショック、脊髄損傷、糸球体腎炎、橋本甲状腺炎、1型糖尿病、乾癬、天疱瘡、自己免疫溶血性貧血(AIHA)、ITP、グッドパスチャー症候群、ドゴー病、抗リン脂質症候群(APS)、劇症型APS(CAPS)、心血管疾患、心筋炎、脳血管障害、末梢(例えば、筋骨格)血管障害、腎血管障害、腸間膜/腸血管障害、血管炎、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病性腎炎、全身性エリテマトーデス関連性血管炎、関節リウマチに関連する血管炎、免疫複合体性血管炎、高安病、拡張型心筋症、糖尿病性血管症、川崎病(動脈炎)、静脈ガス塞栓症(VGE)、及びステント留置後の再狭窄、回転性粥腫切除術、膜性腎症、ギラン・バレー症候群、及び経皮経管冠動脈形成(PTCA)が挙げられる(例えば、Holers(2008)Immunological Reviews 223:300−316;Holers and Thurman(2004)Molecular Immunology 41:147−152;米国特許出願公開第20070172483号明細書を参照)。

0258

一実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、発作性夜間血色素尿症(PNH)である。PNHは、古典的PNH又は別の骨髄不全症候群及び/又は骨髄異形成症候群(MDS)、例えば、血球減少症の場合のPNHであり得る。別の実施形態において、補体成分C5に関連する疾病は、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)である。

0259

II.本発明のiRNA
本発明は、補体成分C5遺伝子の発現を阻害するiRNAを提供する。一実施形態において、iRNA剤は、補体成分C5に関連する疾病、例えば、PNHに罹患している対象、例えば、ヒトなどの哺乳動物内の細胞などの細胞中のC5遺伝子の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む。dsRNAは、C5遺伝子の発現中に形成されるmRNAの少なくとも一部に相補的な相補性の領域を有するアンチセンス鎖を含む。相補性の領域は、約30ヌクレオチド長以下(例えば、約30、29、28、27、26、25、24、23、22、21、20、19、又は18ヌクレオチド長以下)である。C5遺伝子を発現する細胞と接触すると、iRNAは、例えば、PCR又は分岐DNA(bDNA)法、あるいは例えば、ウエスタンブロット法又はフローサイトメトリー技術を用いた免疫蛍光分析などによるタンパク質に基づいた方法によってアッセイした際に少なくとも約10%、C5遺伝子(例えば、ヒト、霊長類、非霊長類、又は鳥類のC5遺伝子)の発現を阻害する。

0260

dsRNAは、2本のRNA鎖を含み、この2本のRNA鎖は、相補的であり、dsRNAが使用される条件下で二本鎖構造を形成するようにハイブリダイズする。dsRNAの1本の鎖(アンチセンス鎖)は、標的配列に実質的に相補的な、一般に完全に相補的な、相補性の領域を含む。標的配列は、C5遺伝子の発現中に形成されるmRNAの配列に由来し得る。他方の鎖(センス鎖)は、アンチセンス鎖に相補的な領域を含み、2本の鎖がハイブリダイズして、好適な条件下で組み合わされた際に二本鎖構造を形成するようになっている。本明細書のどこかに記載されるように、及び当該技術分野において公知であるように、dsRNAの相補的配列はまた、別個のオリゴヌクレオチド上にあるのではなく、1つの核酸分子の自己相補的な領域として含まれることもある。

0261

一般に、二本鎖構造は、15〜30塩基対の長さ、例えば、15〜29、15〜28、15〜27、15〜26、15〜25、15〜24、15〜23、15〜22、15〜21、15〜20、15〜19、15〜18、15〜17、18〜30、18〜29、18〜28、18〜27、18〜26、18〜25、18〜24、18〜23、18〜22、18〜21、18〜20、19〜30、19〜29、19〜28、19〜27、19〜26、19〜25、19〜24、19〜23、19〜22、19〜21、19〜20、20〜30、20〜29、20〜28、20〜27、20〜26、20〜25、20〜24,20〜23、20〜22、20〜21、21〜30、21〜29、21〜28、21〜27、21〜26、21〜25、21〜24、21〜23、又は21〜22塩基対の長さである。上に記載される範囲及び長さの中間の範囲及び長さも、本発明の一部であると考えられる。

0262

同様に、標的配列の相補性の領域は、15〜30ヌクレオチド長、例えば、15〜29、15〜28、15〜27、15〜26、15〜25、15〜24、15〜23、15〜22、15〜21、15〜20、15〜19、15〜18、15〜17、18〜30、18〜29、18〜28、18〜27、18〜26、18〜25、18〜24、18〜23、18〜22、18〜21、18〜20、19〜30、19〜29、19〜28、19〜27、19〜26、19〜25、19〜24、19〜23、19〜22、19〜21、19〜20、20〜30、20〜29、20〜28、20〜27、20〜26、20〜25、20〜24,20〜23、20〜22、20〜21、21〜30、21〜29、21〜28、21〜27、21〜26、21〜25、21〜24、21〜23、又は21〜22ヌクレオチド長である。上に記載される範囲及び長さの中間の範囲及び長さも、本発明の一部であると考えられる。

0263

ある実施形態において、dsRNAは、約15〜約20ヌクレオチド長、又は約25〜約30ヌクレオチド長である。一般に、dsRNAは、Dicer酵素のための基質として働くのに十分に長い。例えば、約21〜23ヌクレオチド長より長いdsRNAがDicerのための基質として働き得ることが当該技術分野において周知である。当業者がやはり認識するように、切断のために標的化されたRNAの領域は、ほとんどの場合、より大きいRNA分子(mRNA分子であることが多い)の一部である。関連する場合、mRNA標的の「一部」は、RNAi指向性の切断(即ち、RISC経路を介した切断)のための基質であるのが可能であるほど十分な長さのmRNA標的の連続する配列である。

0264

二本鎖領域が、dsRNAの一次機能部分、例えば、約9〜36塩基対、例えば、約10〜36、11〜36、12〜36、13〜36、14〜36、15〜36、9〜35、10〜35、11〜35、12〜35、13〜35、14〜35、15〜35、9〜34、10〜34、11〜34、12〜34、13〜34、14〜34、15〜34、9〜33、10〜33、11〜33、12〜33、13〜33、14〜33、15〜33、9〜32、10〜32、11〜32、12〜32、13〜32、14〜32、15〜32、9〜31、10〜31、11〜31、12〜31、13〜32、14〜31、15〜31、15〜30、15〜29、15〜28、15〜27、15〜26、15〜25、15〜24、15〜23、15〜22、15〜21、15〜20、15〜19、15〜18、15〜17、18〜30、18〜29、18〜28、18〜27、18〜26、18〜25、18〜24、18〜23、18〜22、18〜21、18〜20、19〜30、19〜29、19〜28、19〜27、19〜26、19〜25、19〜24、19〜23、19〜22、19〜21、19〜20、20〜30、20〜29、20〜28、20〜27、20〜26、20〜25、20〜24,20〜23、20〜22、20〜21、21〜30、21〜29、21〜28、21〜27、21〜26、21〜25、21〜24、21〜23、又は21〜22塩基対の二本鎖領域であることも当業者は認識するであろう。ここで、一実施形態において、所望のRNAを切断のために標的とする例えば、15〜30塩基対の機能性二本鎖にプロセシングされる程度まで、RNA分子又は30塩基対を超える二本鎖領域を有するRNA分子の複合体はdsRNAである。したがって、当業者は、一実施形態において、miRNAがdsRNAであることを認識するであろう。別の実施形態において、dsRNAは、天然miRNAではない。別の実施形態において、C5の発現を標的とするのに有用なiRNA剤は、より大きいdsRNAの切断によって標的細胞中に生成されない。

0265

本明細書に記載されるdsRNAは、1つ又は複数の一本鎖ヌクレオチドオーバーハング、例えば、1、2、3、又は4つのヌクレオチドを更に含み得る。少なくとも1つのヌクレオチドオーバーハングを有するdsRNAは、その平滑末端の同等物と比べて予想外に優れた阻害特性を有し得る。ヌクレオチドオーバーハングは、デオキシヌクレオチド/ヌクレオシドを含むヌクレオチド/ヌクレオシド類似体を含むか又はそれからなり得る。オーバーハングは、センス鎖、アンチセンス鎖又はそれらの任意の組合せ上にあり得る。更に、オーバーハングのヌクレオチドは、dsRNAのアンチセンス鎖又はセンス鎖のいずれかの5’末端、3’末端又は両方の末端上に存在し得る。

0266

dsRNAは、例えば、自動DNA合成装置(例えば、Biosearch,Applied Biosystems,Inc.から市販されているものなど)の使用によって、更に後述されるように、当該技術分野において公知の標準的な方法によって合成され得る。

0267

本発明のiRNA化合物は、2工程の手順を用いて調製され得る。まず、二本鎖RNA分子の個々の鎖が別個に調製される。次に、構成要素の鎖はアニールされる。siRNA化合物の個々の鎖は、溶液相又は固相有機合成又は両方を用いて調製され得る。有機合成は、非天然又は修飾ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド鎖が容易に調製され得るという利点を提供する。本発明の一本鎖オリゴヌクレオチドは、溶液相又は固相有機合成又は両方を用いて調製され得る。

0268

一態様において、本発明のdsRNAは、少なくとも2つのヌクレオチド配列、センス配列及びアンチセンス配列を含む。センス鎖は、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに示される配列の群から選択され、センス鎖の対応するアンチセンス鎖は、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つの配列の群から選択される。この態様において、2つの配列の一方が2つの配列の他方に相補的であり、配列の一方が、C5遺伝子の発現中に生成されるmRNAの配列に実質的に相補的である。したがって、この態様において、dsRNAは、2つのオリゴヌクレオチドを含むことになり、ここで、1つのオリゴヌクレオチドが、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つ中のセンス鎖として表され、第2のオリゴヌクレオチドが、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つ中のセンス鎖の対応するアンチセンス鎖として表される。一実施形態において、dsRNAの実質的に相補的な配列は、別個のオリゴヌクレオチドに含まれる。別の実施形態において、dsRNAの実質的に相補的な配列は、1つのオリゴヌクレオチドに含まれる。

0269

表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23中の配列のいくつかが、修飾及び/又はコンジュゲート配列として表されるが、本発明のiRNAのRNA、例えば、本発明のdsRNAは、表中に記載されるのと異なって、非修飾、非コンジュゲート、及び/又は修飾及び/又はコンジュゲートされる、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23に記載される配列のいずれか1つを含み得ることが理解されるであろう。

0270

当業者は、約20〜23個の塩基対、例えば、21個の塩基対の二本鎖構造を有するdsRNAが、RNA干渉を誘導するのに特に有効であることが認められたことを十分に認識している(Elbashir et al.,EMBO 2001,20:6877−6888)。しかしながら、他の当業者が、より短い又はより長いRNA二本鎖構造も有効であり得ることを見出した(Chu and Rana(2007)RNA 14:1714−1719;Kim et al.(2005)Nat Biotech 23:222−226)。上記の実施形態において、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに示されるオリゴヌクレオチド配列の性質によって、本明細書に記載されるdsRNAは、最小限の21ヌクレオチド長の少なくとも1本の鎖を含み得る。一端又は両端におけるごくわずかな数のヌクレオチドを差し引いた、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つの配列のうちの1つを有するより短い二本鎖が、上記のdsRNAと比較して、同様に有効であり得ることが当然予測され得る。したがって、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つの配列のうちの1つからの、少なくとも15、16、17、18、19、20、又はそれ以上の連続するヌクレオチド配列を有するdsRNAであって、C5遺伝子の発現を阻害する能力が、完全な配列を含むdsRNAとは約5、10、15、20、25、又は30%以下の阻害だけ異なるdsRNAが、本発明の範囲内にあるものと考えられる。

0271

更に、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに示されるRNAは、RISCを介した切断を受けやすい、C5転写物における部位を特定する。したがって、本発明は、これらの部位の1つ内を標的とするiRNAを更に取り上げる。本明細書において使用される際、iRNAが、その特定の部位内のいずれかの箇所で転写物の切断を促す場合、iRNAは、RNA転写物の特定の部位内を標的とするとされている。このようなiRNAは、一般に、C5遺伝子中の選択された配列に隣接する領域から取られた更なるヌクレオチド配列に結合された、表3、4、5、6、18、19、20、21、及び23のいずれか1つに示される配列のうちの1つからの少なくとも約15連続ヌクレオチドを含むであろう。

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