図面 (/)

技術 遊技機

出願人 株式会社三共
発明者 小倉敏男
出願日 2018年2月23日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-030717
公開日 2019年8月29日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-141488
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 本体体 専用枠 連動パターン 共通体 待機形態 突出棒 所定機種 正面視略四角形状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年8月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

特定第2機構体に装着されることによる不具合の発生を防止することができる遊技機を提供する。

解決手段

遊技盤と該遊技盤を着脱可能な遊技枠とを備え、複数種類の遊技枠(例えば、専用枠と共通枠)に着脱可能であり、遊技枠は、該遊技枠に搭載された操作手段や可動体の状態を検出可能な検出手段(例えば、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39Aなど)を備え、演出制御用CPUは、遊技枠から出力される検出特定情報シリアル変換IC130から受信したシリアルデータ)に基づいて、遊技盤が装着されている遊技枠が専用枠(または共通枠)であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて演出(例えば、操作促進演出や球抜きエラー演出など)を行うことが可能である。

概要

背景

遊技機として、第1機構体(例えば、遊技盤前面扉など)と該第1機構体を着脱可能な第2機構体(例えば、遊技枠筐体)とを備え、第1機構体に該第1機構体や第2機構体を制御可能な制御手段(例えば、演出制御手段など)が設けられたパチンコ遊技機スロットマシン等がある。

この種の遊技機として、例えば、遊技盤(第1機構体)に設けられた制御手段が、遊技枠(第2機構体)に動作可能に設けられた可動体異常状態を検出したことに基づいて所定の異常報知を行うことが可能なもの等があった(例えば、特許文献1参照)。

概要

特定第2機構体に装着されることによる不具合の発生を防止することができる遊技機を提供する。遊技盤と該遊技盤を着脱可能な遊技枠とを備え、複数種類の遊技枠(例えば、専用枠と共通枠)に着脱可能であり、遊技枠は、該遊技枠に搭載された操作手段や可動体の状態を検出可能な検出手段(例えば、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39Aなど)を備え、演出制御用CPUは、遊技枠から出力される検出特定情報シリアル変換IC130から受信したシリアルデータ)に基づいて、遊技盤が装着されている遊技枠が専用枠(または共通枠)であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて演出(例えば、操作促進演出や球抜きエラー演出など)を行うことが可能である。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、特定第2機構体に装着されることによる不具合の発生を防止することができる遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

第1機構体と該第1機構体を着脱可能な第2機構体とを備える遊技機であって、前記第1機構体は、該第1機構体と第2機構体を制御可能な制御手段を有し、特定第2機構体を含む複数種類の第2機構体に着脱可能であり、前記第2機構体は、該第2機構体の状態を検出するための複数の検出手段を備え、各検出手段の検出状態を特定可能な検出特定情報を前記制御手段に出力可能であり、前記制御手段は、前記第2機構体から出力される検出特定情報に基づいて、前記第1機構体が装着されている前記特定第2機構体であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて演出を行うことが可能であることを特徴とする遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技が可能な遊技機に関する。

背景技術

0002

遊技機として、第1機構体(例えば、遊技盤前面扉など)と該第1機構体を着脱可能な第2機構体(例えば、遊技枠筐体)とを備え、第1機構体に該第1機構体や第2機構体を制御可能な制御手段(例えば、演出制御手段など)が設けられたパチンコ遊技機スロットマシン等がある。

0003

この種の遊技機として、例えば、遊技盤(第1機構体)に設けられた制御手段が、遊技枠(第2機構体)に動作可能に設けられた可動体異常状態を検出したことに基づいて所定の異常報知を行うことが可能なもの等があった(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2016−67424号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記特許文献1の遊技機では、可動体を有する遊技枠に対応しない遊技盤(例えば、種類が異なる特定遊技枠に対応する遊技盤など)が装着された場合、制御手段が可動体の異常を認識できずにモータ等に駆動信号を出力してしまうことで、モータ等が発火するなどの不具合が発生する可能性があるという問題があった。

0006

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、特定第2機構体に装着されることによる不具合の発生を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するために、本発明の手段1の遊技機は、
第1機構体(例えば、遊技盤2/可変表示ユニット)と該第1機構体を着脱可能な第2機構体(例えば、開閉枠50及び遊技機用枠3からなる遊技枠/本体部)とを備える遊技機(例えば、パチンコ遊技機1A,1B/スロットマシン)であって、
前記第1機構体は、該第1機構体と第2機構体を制御可能な制御手段(例えば、演出制御用CPU120)を有し、特定第2機構体を含む複数種類の第2機構体(例えば、専用枠と共通枠)に着脱可能であり、
前記第2機構体は、該第2機構体の状態を検出するための複数の検出手段(例えば、遊技枠は、該遊技枠に搭載された操作手段や可動体の状態(位置)を検出可能なスティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39Bなど)を備え、各検出手段の検出状態を特定可能な検出特定情報を前記制御手段に出力可能であり(例えば、遊技枠に設けられるシリアル変換IC130は、入力ポート131への検出信号入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能である。)、
前記制御手段は、前記第2機構体から出力される検出特定情報に基づいて、前記第1機構体が装着されている前記特定第2機構体であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて演出を行うことが可能である(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理のS61〜S65,S68〜S71,S80〜S83,S87において、シリアル変換IC130から受信したシリアルデータに基づいて遊技枠の種類を判定し、該判定結果に基づいて、図18に示すような演出を行う部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定第2機構体に装着されることによる不具合の発生を防止することができる。

0008

本発明の手段2の遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、
前記制御手段は、前記第2機構体から出力される特定の信号に基づいて前記特定第2機構体であるか否かを判定する(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理のS61〜S65,S68〜S71,S80〜S83,S87において、特定のポート番号(例えば、4(D)、5(C)、1(g)、2(f))のシリアルデータを特定し、該特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かにより専用枠か共通枠かを判定する部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定第2機構体であるか否かを好適に判定することができる。

0009

本発明の手段3の遊技機は、手段1または2に記載の遊技機であって、
前記制御手段は、前記第2機構体から出力される特定の信号の入力時間に基づいて前記特定第2機構体であるか否かを判定する(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理において、遊技枠側のシリアル変換IC130から出力される特定の信号の入力時間に基づいて専用枠と共通枠のいずれであるかを判定する部分。変形例)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定第2機構体であるか否かを好適に判定することができる。

0010

本発明の手段4の遊技機は、手段1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記制御手段は、前記第2機構体から出力される複数の特定の信号に基づいて前記特定第2機構体であるか否かを判定する(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理のS61〜S65,S68〜S71,S80〜S83,S87において、複数の特定のポート番号(例えば、4(D)、5(C)、1(g)、2(f))のシリアルデータを特定し、該特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かにより専用枠か共通枠かを判定する部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定第2機構体であるか否かを好適に判定することができる。

0011

本発明の手段5の遊技機は、手段1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第2機構体(例えば、開閉枠50及び遊技機用枠3からなる遊技枠)は、
遊技者が操作可能な操作手段(例えば、スティックコントローラ31A、プッシュタン31Bなど)を含み、
前記操作手段の操作を検出するための検出手段の検出状態を特定可能な検出特定情報を前記制御手段に出力可能である(例えば、シリアル変換IC130が、入力ポート131へのスティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bからの検出信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能な部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、操作異常の発生を防止することができる。

0012

本発明の手段6の遊技機は、手段1〜5のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第2機構体(例えば、開閉枠50及び遊技機用枠3からなる遊技枠)は、
動作可能な可動体(例えば、専用枠のロケット45、カバー体48、スティックコントローラ31Aなど)を含み、
前記可動体の駆動状態を特定可能な駆動特定情報を前記制御手段に出力可能である(例えば、シリアル変換IC130が、入力ポート131への振動モータ35C、ロケットモータ37C、カバー体モータ39C、スティックモータ35Dからの駆動信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能な部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、動作異常の発生を防止することができる。

0013

本発明の手段7の遊技機は、手段1〜6のいずれかに記載の遊技機であって、
前記制御手段は、前記判定の結果に基づいて、前記複数種類の第2機構体各々の状態に応じた態様の演出を行う(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理において専用枠フラグがセットされている場合、各演出タイミングで専用枠に対応する画像を表示する演出を行い(図18(A)〜(C)参照)、S51Bの第3初期化処理において共通枠フラグがセットされている場合、各演出タイミングで共通枠に対応する画像を表示する演出を行う(図18(D)〜(F)参照)部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2機構体の種類に応じて適切な演出を行うことができる。

0014

本発明の手段8の遊技機は、手段1〜7のいずれかに記載の遊技機であって、
前記複数種類の第2機構体は、動作可能な可動体(例えば、共通枠のスティックコントローラ31A)を有する第2機構体(例えば、共通枠)を含み、
前記制御手段は、前記判定の結果に基づいて、前記第2機構体の種類に応じた異なる動作態様で可動体を動作させる演出を行う(例えば、演出制御用CPU120が、共通枠の場合、スティックコントローラ31Aの操作促進演出において、スティックコントローラ31Aを上昇位置まで上昇させる演出を実行可能な部分。図18(D)参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2機構体の種類に応じて適切な演出を行うことができる。

0015

本発明の手段9の遊技機は、手段1〜8のいずれかに記載の遊技機であって、
前記制御手段は、遊技機への電力供給が開始されたときに前記特定第2機構体であるか否かを判定し、該判定の結果に応じた種別演出制御処理を行うことが可能である(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理で遊技枠の種類を特定した結果に基づいて、演出図柄変動中処理や大当り遊技中処理において、遊技枠の種類に応じた演出(例えば、図18参照)を実行する部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2機構体の種類に応じて適切な演出を行うことができる。

0016

本発明の手段10の遊技機は、手段1〜9のいずれかに記載の遊技機であって、
前記制御手段は、遊技機への電力供給が開始されたときに前記特定第2機構体であるか否かを判定し、所定の演出タイミングにおいて前記判定結果に応じた態様で演出を行うことが可能である(例えば、演出制御用CPU120が、S51Bの第3初期化処理において専用枠フラグがセットされている場合、各演出タイミングで専用枠に対応する画像を表示する演出を行い(図18(A)〜(C)参照)、S51Bの第3初期化処理において共通枠フラグがセットされている場合、各演出タイミングで共通枠に対応する画像を表示する演出を行う(図18(D)〜(F)参照)部分。)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2機構体の種類に応じて適切な演出を行うことができる。

0017

尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであっても良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。

図面の簡単な説明

0018

本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1Aを正面から見た正面図である。
図1のパチンコ遊技機1Aの主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。
図1のパチンコ遊技機1Aの遊技機用枠を開放した状態を示す斜視図である。
本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1Bを正面から見た正面図である。
図4のパチンコ遊技機1Bの主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。
図4のパチンコ遊技機1Bの遊技機用枠を開放した状態を示す斜視図である。
専用枠と共通枠に搭載される操作手段や可動体の種類を比較する説明図である。
遊技枠側の検出手段と演出制御基板との配線接続状態を示すブロック図である。
(A)は専用枠、(B)は共通枠のシリアル変換ICの各入力ポートに接続される各種電子部品との関係を示す説明図である。
演出制御用CPUが実行する演出制御メイン処理制御内容の一例を示すフローチャートである。
演出制御用CPUが実行する第2初期化処理の制御内容の一例を示すフローチャートである。
演出制御用CPUが実行する第2初期化処理の制御内容の一例を示すフローチャートである。
非検出時動作制御と検出時動作制御と実動作確認用動作制御の動作例を示す説明図である。
非検出時動作制御と検出時動作制御と実動作確認用動作制御の動作速度例を示す説明図である。
演出制御用CPUが実行する第3初期化処理の制御内容の一例を示すフローチャートである。
(A)〜(F)は演出制御用CPUが第3初期化処理において行う報知の一例を示す図である。
演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
(A)〜(F)は本発明の変形例1としての演出態様の一例を示す図である。
本発明の変形例2としての第3初期化処理の制御内容の一例を示すフローチャートである。
本発明の変形例3としての演出制御メイン処理の制御内容の一例を示すフローチャートである。
本発明の変形例4としての遊技枠と遊技盤との要部を示す図である。
(A)は窓部ユニットを示す正面図、(B)は窓部ユニットを示す背面図である。
(A)は窓部ユニットを斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は窓部ユニットを斜め後から見た状態を示す斜視図である。
窓部ユニットの構成を斜め前から見た状態を示す分解斜視図である。
窓部ユニットの構成を斜め後ろから見た状態を示す分解斜視図である。
筒状部を示す縦断面図である。
開閉枠及び遊技機用枠の内部構造を示す縦断面図である。
動作待機形態可動体ユニットを斜め前から見た状態を示す斜視図である。
第1動作形態の可動体ユニットを斜め前から見た状態を示す斜視図である。
2動作形態の可動体ユニットを斜め前から見た状態を示す斜視図である。
動作待機形態の可動体ユニットを正面から見た概略図である。
第1動作形態の可動体ユニットを正面から見た概略図である。
第2動作形態の可動体ユニットを正面から見た概略図である。
動作待機形態の可動体ユニットを側面から見た概略図である。
第1動作形態の可動体ユニットを側面から見た概略図である。
第2動作形態の可動体ユニットを側面から見た概略図である。
可動体演出における各可動体及び演出用LEDの動作の一例を示すタイミングチャートである。
(A)は演出用LED及び可動体LEDの発光態様側方から見た概略図、(B)は演出用LED及び可動体LEDの発光態様を上方から見た概略図である。
(A)は演出表示装置の通常時を示す待機状態を示す概略図、(B)は演出表示装置の第1動作状態を示す概略図、(C)は演出表示装置の第2動作状態を示す概略図である。
可動体ユニットの第2動作形態において開閉枠を開放した状態を示す概略図である。
特別図柄プロセス処理送信設定される主な演出制御コマンドの一例を示す図である。
特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
変動パターンの構成例を示す説明図である。
コマンド解析処理にて実行される処理内容の一例を示す説明図である。
(A)は演出制御メイン処理の一例を示すフローチャート、(B)はS57中の処理の一例を示すフローチャートである。
演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
可変表示開始設定処理の一例を示すフローチャートである。
(A)は可動体演出設定処理の一例を示すフローチャート、(B)はスーパーリーチAの場合の可動体演出の決定例を示す図である。
可変表示中演出処理の一例を示すフローチャートである。
(A)〜(F)は複合演出の流れの一例を示す説明図である。
変形例5の第1可動体の二段階動作を示す説明図である。
(A)〜(C)は変形例5、別例1、別例2の場合の可動体演出の決定例を示す図である。
(A)は各種の予告実行タイミングの一例を示す図、(B)、(C)は可動体演出の決定例を示す図である。
リーチ発展予告時と煽り演出時の可動体演出の一例を示す説明図である。
変形例6Aの第1可動体の円弧状経路で動作することを示す説明図である。
変形例6Bの第1可動体の揺動動作を示す説明図である。
変形例6Cの第1可動体の複数位置停止を示す説明図である。
(A)は変形例6Dの窓部ユニットを示す横断面図、(B)は仕切り板案内孔などを説明するための図である。
変形例7の窓部ユニットを示す横断面図である。
変形例8の窓部ユニットを示す横断面図である。
(A)は変形例9の固定式球通路を示す縦断面図、(B)(C)は変形例9の移動式の球通路を示す縦断面図である。
(A)は変形例10の窓部ユニットを示す横断面図、(B)は窓部ユニットを示す縦断面図、(C)は他の例としての窓部ユニットを示す横断面図、(D)は(C)の側面図である。
変形例11の第2透過体と遊技機用枠の構成を示す説明図である。
(A)は変形例12の窓部ユニットを示す横断面図、(B)は変形例13の窓部ユニットを示す横断面図である。
(A)は変形例14の筒状体の構成を示す説明図、(B)は変形例14の筒状体における発光態様が段階的に異なる例を示す図である。
(A)は変形例15の筒状体の構成を示す説明図、(B)は変形例15の筒状体における発光態様が段階的に異なる例を示す図である。
(A)は変形例16の窓部ユニットを示す横断面図、(B)は導光板演出の演出態様を示す正面図である。
変形例17の第1可動体と第2可動体の動作を示す説明図である。
変形例18の可動体演出実行処理の一例を示すフローチャートである。
変形例18の第1可動体と第2可動体の動作を示す説明図である。
(A)(B)は変形例19の窓部ユニットを示す縦断面図である。
(A)は変形例20の窓部ユニットが第1視認位置に位置する状態を示す縦断面図、(B)は窓部ユニットが第2視認位置へ移動した状態を示す縦断面図である。
変形例20の可動体演出設定処理の一例を示すフローチャート、(B)はスーパーリーチBの場合の枠動作演出の決定例を示す図、(C)はスーパーリーチBの場合の可動体演出の決定例を示す図である。
変形例21のパチンコ遊技機を正面から見た正面図である。
(A)、(B)は変形例21の枠側可動体の動作例を示す図である。
変形例21の可動体演出設定処理の一例を示すフローチャート、(B)はスーパーリーチBの場合の枠側可動体演出の決定例を示す図、(C)は第2動作パターンPTB−2の場合の枠側可動体演出の決定例を示す図である。
(A)は変形例22の第1可動体の変形動作を示す説明図、(B)は(A)に示す第1可動体と第2透過体の孔部との大小関係などを示す正面図である。
変形例23の第1可動体の変形動作を示す説明図である。

0019

本発明に係る遊技機を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。

0020

まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1Aの全体の構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。図2は、主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。図3は、遊技機用枠を開放した状態を示す斜視図である。尚、以下において、図1手前側をパチンコ遊技機1Aの前方(前面、正面)側、奥側を背面(後方)側とし、パチンコ遊技機1Aを前面側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。尚、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1Aの前面とは、該パチンコ遊技機1Aにて遊技を行う遊技者と対向する対向面である。

0021

図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機1A(以下、遊技機と略記する場合がある)は、大別して、遊技盤面を前面側に有する遊技盤2(ゲージ盤ともいう)と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠3(台枠)とから構成されている。遊技盤2は、遊技機用枠3に対し着脱可能であり、また、遊技盤2には、ガイドレール2bによって囲まれた正面視略円形状の遊技領域(「遊技部」ともいう)10が形成されている。この遊技領域10は、遊技媒体としての遊技球打球発射装置(図示略)から発射されて打ち込まれ、打ち込まれた遊技球が流下可能な領域とされている。

0022

また、遊技機用枠3には、遊技領域10を視認するための窓部51が設けられた開閉枠50が左側辺を中心として回動可能に設けられ、該開閉枠50により遊技領域10を開閉できるようになっており、開閉枠50を閉鎖したときに窓部51を通して遊技領域10を透視できるようになっている。また、開閉枠50は、遊技機用枠3の前面全域被覆可能な大きさに形成されており、窓部51の下方には遊技球を遊技領域に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル30(操作ノブ)が設けられている。

0023

打球操作ハンドル30の前面には、原点位置と該原点位置よりも前方に突出する突出位置との間で前後方向に移動可能な可動体としてのロケット45が設けられており、打球操作ハンドル30の内部に設けられたロケットモータ37Cにより前後に駆動できるようになっている。また、打球操作ハンドル30の内部には、ロケット45が原点位置にあることを検出し、検出信号を演出制御基板12に出力するロケット原点位置センサ37Aと、ロケット45が突出位置にあることを検出し、検出信号を演出制御基板12に出力するロケット突出位置センサ37Bと、が設けられている。

0024

遊技盤2は、アクリル樹脂ポリカーボネート樹脂メタクリル樹脂等の透光性を有する合成樹脂材透過性部材)にて正面視略四角形状に形成され、前面である遊技盤面に障害釘(図示略)やガイドレール2b(図3参照)等が設けられた盤面板(図示略)と、該盤面板の背面側に一体的に取付けられるスペーサ部材(図示略)と、から主に構成されている。本実施の形態の遊技盤2は、透光性を有する合成樹脂材にて構成されていたが、これに限られるものではなく、ベニヤ板等の非透光性部材にて正面視略四角形状に構成されていてもよい。

0025

遊技盤2の所定位置図1に示す例では、遊技領域10の右側下部位置)には、第1特別図柄表示器4Aと、第2特別図柄表示器4Bとが設けられている。これらは、7セグメントのLEDなどからなり、特別図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」などの点灯パターンなどであればよい。特別図柄には、LEDを全て消灯したパターンが含まれてもよい。第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bはそれぞれ、変動表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(変動表示または可変表示ともいう)される。特別図柄の変動表示(可変表示)とは、複数種類の特別図柄を更新表示などにより変動させる(変動可能に表示する)ことである(他の可変表示についても同じ)。変動表示の最後には表示結果可変表示結果)として所定の特別図柄が停止表示導出表示)される。以下では、第1特別図柄表示器4Aにおいて変動表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示器4Bにおいて変動表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。第1特図の特図ゲームを「第1特図ゲーム」と、第2特図の特図ゲームを「第2特図ゲーム」ともいう。

0026

遊技盤2における遊技領域10の中央付近には、演出表示装置5A,5X,5Yが設けられている。演出表示装置5A,5X,5Yは、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。演出表示装置5Aの表示領域では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示器4Aによる第1特図の変動表示や第2特別図柄表示器4Bによる第2特図の変動表示のそれぞれに対応して(例えば、第1特図ゲームや第2特図ゲームと同期して)、例えば3つといった複数の変動表示部となる「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である演出図柄(飾り図柄)が変動表示(例えば上下方向のスクロール表示や更新表示)される。この演出図柄の変動表示も、変動表示ゲームに含まれる。

0027

このように、演出表示装置5Aの表示領域では、第1特別図柄表示器4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の演出図柄の変動表示を行い、変動表示結果となる確定演出図柄(最終停止図柄)を導出表示する。また、図1に示すように、演出表示装置5Aの表示領域には、後述する可動体(第1可動体300、第2可動体400、第3可動体500L,500R及び第4可動体600L,600R)がいずれの位置にあっても遊技に関する特定遊技情報(例えば、小図柄、第4図柄、右打ち表示、保留表示などのうちの少なくとも一つ)を表示する特定遊技情報表示領域5Zを備えている。小図柄は、第1特図ゲームに対応して可変表示され演出図柄よりも小さい第1小図柄と、第2特図ゲームに対応して可変表示され演出図柄よりも小さい第2小図柄とが含まれる。小図柄は、常時表示されるものや所定期間のみ表示されるものであってもよい。第4図柄は、現在変動表示(可変表示)中の状態であるのか否かを示す図柄である。右打ち表示は、遊技者に対して、遊技球が遊技領域の10の右側に発射されるよう打球操作ハンドルの操作を促す表示である。この実施の形態では、演出表示装置5Aの表示領域の一部を特定遊技情報表示領域5Zとしているが、演出表示装置5X,5Yの少なくとも一方の表示領域に特定遊技情報表示領域5Zを備えるようにしてもよい。また、遊技盤2に特定遊技情報表示装置(例えば、LED、ランプ、7セグメントLED、液晶表示装置など)を備えるようにしてもよい。

0028

演出表示装置5X,5Yは、演出表示装置5Aよりも表示画面の横幅が略半分とされ、演出表示装置5Aの左右側に、後述するように移動及び回動可能に設けられている。本実施の形態では、主に中央の演出表示装置5Aにて演出図柄の変動表示や各種演出が行われ、演出表示装置5X,5Yにて演出表示装置5Aに関連する演出が行われるようになっているが、演出表示装置5Aに替えて演出図柄の変動表示が行われたり、演出表示装置5Aとは別個の演出も行われたりすることがある。

0029

また、これら演出表示装置5A,5X,5Yは、遊技盤2よりも背面側に配設され、該遊技盤2に形成された開口2cを通して視認できるようになっている。尚、本実施の形態では、演出表示装置5X,5Yの一部は盤面板200を通して視認できるようになっている。また、遊技盤2における開口2cには枠状のセンター飾り枠52が設けられている。

0030

演出表示装置5A,5X,5Yの表示領域の下部の左右2個所には、第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uが設定されている。第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uでは、特図ゲームに対応した変動表示の保留記憶数特図保留記憶数)を特定可能に表示する保留記憶表示が行われる。つまり、第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uでは、実行が保留されている特図ゲームに対応する保留表示画像の表示が行われる。

0031

ここで、特図ゲームに対応した変動表示の保留は、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口や、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を、遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生する。すなわち、特図ゲームや演出図柄の変動表示といった変動表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく変動表示ゲームが実行中であることやパチンコ遊技機1Aが大当り遊技状態に制御されていることなどにより、変動表示ゲームの開始を許容する開始条件が成立していないときに、成立した始動条件に対応する変動表示の保留が行われる。

0032

第1特別図柄表示器4A及び第2特別図柄表示器4Bの右側方位置には、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示し、第2保留表示器25Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。例えば、第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとはそれぞれ、複数のLEDを含んで構成され、LEDの点灯個数によって第1特図保留記憶数(第1特図ゲームの保留記憶数)と第2特図保留記憶数(第2特図ゲームの保留記憶数)とを表示する。

0033

演出表示装置5Aの下方には、普通入賞球装置6Aが設けられ、演出表示装置5Yの下方には、普通可変入賞球装置6Bが設けられている。普通入賞球装置6Aは、例えば所定の球受部材によって常に一定の開放状態に保たれる始動領域(第1始動領域)としての第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図2に示す普通電動役物用となるソレノイド81によって、遊技領域10に突出する突出位置となる閉鎖状態と遊技領域10から退避する退避位置となる開放状態とに変化する可動板を有する普通電動役物を備え、始動領域(第2始動領域)としての第2始動入賞口を形成する。

0034

第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が第1始動口スイッチ22Aによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第1特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。また、第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が第2始動口スイッチ22Bによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第2特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第2始動条件が成立する。

0035

図1に示すように、普通入賞球装置6Aの右方位置には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、図2に示すソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する特定領域としての大入賞口を形成する。このように、特定領域としての大入賞口は、遊技球が通過(進入)しやすく遊技者にとって有利な開放状態と、遊技球が通過(進入)できない(または通過(進入)しにくい)遊技者にとって不利な閉鎖状態とに変化する。

0036

大入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示すカウントスイッチ23によって検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。従って、特別可変入賞球装置7において大入賞口が開放状態となれば、その大入賞口に遊技球が進入可能となり、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置7において大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることが不可能または困難になり、遊技者にとって不利な第2状態となる。

0037

第2保留表示器25Bの右側方位置には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、7セグメントのLEDなどからなり、特別図柄とは異なる複数種類の普通識別情報である普通図柄(普図、普通図)の可変表示を行う。普通図柄の可変表示は普図ゲーム(普通図ゲーム)ともいう。普図ゲームは、遊技球が通過ゲート41を通過したことに基づいて実行される。遊技球が通過ゲート41を通過したときには、図2ゲートスイッチ21がオンになり、これにより当該遊技球の通過が検出される。普通図柄表示器20の右側方位置には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート41を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。つまり、普図保留表示器25Cは、実行が保留されている普図ゲームの数である普図保留記憶数をLEDの点灯個数により表示する。

0038

遊技盤2の表面には、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、遊技盤2には、遊技領域側発光部品が配置されている。この遊技領域側発光部品としては、例えばセンター飾り枠52に設けられた図示省略の発光部品(LED)、普通入賞球装置6Aや普通可変入賞球装置6Bに設けられた図示省略の発光部品(LED)などがある。また、遊技盤2は、その表面の少なくとも一部(例えば導光領域)を発光させるための発光部品(LED)を備えるようにしてもよい。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。遊技機用枠3の左右上部位置には効果音等を再生出力するためのスピーカ8L,8Rが設けられており、遊技領域周辺部には遊技効果用の演出用LED9が設けられている。

0039

遊技領域10の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置(図示略)へと供給可能に保持(貯留)する上皿90(打球供給皿ともいう)が設けられている。遊技機用枠3の下部には、上皿90から僅かれた余剰球やファール球などをパチンコ遊技機1Aの外部へと排出する排出口(図示略)が設けられている。上皿を形成する部材にはプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bの設置位置における上皿の本体内部などには、プッシュボタン31Bに対する遊技者の操作(例えば押下)を検出し、操作検出信号を演出制御基板12に出力するボタンセンサ36Aが設けられている。また、上皿90を形成する部材には十字ボタン46が設けられている。十字ボタン46の設置位置における上皿90の本体内部などには、十字ボタン46に対する遊技者の操作(例えば、上、下、左、右の押下)を検出し、操作検出信号を演出制御基板12に出力する十字ボタンセンサ38A〜38Dが設けられている。

0040

遊技機用枠3の下部箇所には、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラ31Aが取付けられている。スティックコントローラ31Aの下部における遊技機用枠3の下部内部などには、操作桿が原点位置にあることを検出し、検出信号を演出制御基板12に出力するスティック原点位置センサ35Aと、操作桿が引き位置にあることを検出し、操作検出信号を演出制御基板12に出力するスティック引き位置センサ35Bと、が設けられている。また、スティックコントローラ31Aの内部には、該スティックコントローラ31Aを振動させることが可能な振動モータ35Cが設けられている。

0041

遊技機用枠3の前面上部には、天発光部47を遊技者に視認不能に隠蔽する原点位置と演出部を遊技者に視認可能に開放する開放位置との間で回動可能な可動体としてのカバー体48が設けられており、内部に設けられたカバー体モータ39Cにより開閉駆動できるようになっている。また、遊技機用枠3の内部には、カバー体48が原点位置にあることを検出し、検出信号を演出制御基板12に出力するカバー体原点位置センサ39Aと、カバー体48が開放位置にあることを検出し、検出信号を演出制御基板12に出力するカバー体開放位置センサ39Bと、が設けられている。

0042

また、遊技機用枠3の前面には、天発光部47の左右側から窓部51の左右側辺に沿うように下方に向けて複数の演出用LED9からなる発光部が帯状に延設されている。

0043

次に、パチンコ遊技機1Aの回路構成について説明する。パチンコ遊技機1Aには、例えば図2に示すような主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、LED制御基板14、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号中継するための中継基板15、払出制御基板情報端子基板発射制御基板インタフェース基板などといった、各種の基板が配置されている。

0044

主基板11は、メイン側制御基板であり、パチンコ遊技機1Aにおける遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板12などからなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホール管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板11は、第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bを構成する各LED(例えばセグメントLED)などの点灯消灯制御を行って第1特図や第2特図の変動表示を制御することや、普通図柄表示器20の点灯/消灯/発色制御などを行って普通図柄表示器20による普通図柄の変動表示を制御することといった、所定の表示図柄の変動表示を制御する機能も備えている。また、主基板11には、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100や、スイッチ回路110、ソレノイド回路111などが搭載されている。

0045

図2に示すように、主基板11には、通過ゲート41を通過した遊技球を検出するゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23からの検出信号を伝送する配線が接続されている。また、第1特別図柄表示器4A、第2特別図柄表示器4B、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25Cなどの表示制御を行うための指令信号を伝送する配線が接続されている。

0046

主基板11から演出制御基板12に向けて伝送される制御信号は、例えば電気信号として送受信される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば、演出図柄の変動時間及びリーチ演出の種類や擬似連の有無等の変動態様を示す変動パターンを示す変動パターン指定コマンド等が含まれている。

0047

主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップマイクロコンピュータであり、遊技制御用プログラムや固定データ等を記憶するROM101(Read Only Memory101)と、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM102(Random Access Memory102)と、遊技制御用のプログラムを実行して制御動作を行うCPU103(Central Processing Unit103)と、CPU103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路104と、I/O105(Input/Output port105)と、を備えて構成される。一例として、遊技制御用マイクロコンピュータ100では、CPU103がROM101から読み出したプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機1Aにおける遊技の進行を制御するための処理が実行される。このとき、ROM101が記憶する各種データ(変動パターンや各種の決定テーブルなどのデータ)が用いられ、RAM102がメインメモリとして使用される。

0048

乱数回路104は、遊技の進行を制御するときに使用される各種の乱数値(遊技用乱数)を示す数値データを更新可能にカウントする。遊技用乱数はCPU103が所定のコンピュータプログラムを実行することで更新されるものであってもよい。I/O105は、各種信号が入力される入力ポートと、各種信号を伝送するための出力ポートとを備える。

0049

スイッチ回路110は、遊技球検出用の各種スイッチ(ゲートスイッチ21、始動口スイッチ(第1始動口スイッチ22Aおよび第2始動口スイッチ22B)、カウントスイッチ23)からの検出信号(遊技球が通過又は進入してスイッチがオンになったことを示す検出信号)を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送する。

0050

ソレノイド回路111は、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号(例えば、ソレノイド81やソレノイド82をオンする信号など)を、普通電動役物用のソレノイド81や大入賞口扉用のソレノイド82に伝送する。主基板11から演出制御基板12に伝送される演出制御コマンドは、中継基板15によって中継される。

0051

図2に示すように、演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板15を介して主基板11から伝送された制御信号を受信して、演出表示装置5A,5X,5Y、スピーカ8L,8R及び演出用LED9といった演出用の電気部品による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。

0052

演出制御基板12には、プログラムに従って制御動作を行う演出制御用CPU120と、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM121と、演出制御用CPU120のワークエリアを提供するRAM122と、演出表示装置5A,5X,5Yにおける表示動作の制御内容を決定するための処理などを実行する表示制御部123と、演出制御用CPU120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。一例として、演出制御用CPU120がROM121に記憶されたプログラムを実行することにより、演出制御基板12の機能(演出の実行)を実現する。このとき、ROM121が記憶する各種データ(演出制御パターンに用いるデータや各種の決定テーブルなどのデータ)が用いられ、RAM122がメインメモリとして使用される。

0053

また、演出制御基板12のROM121には、遊技盤2に設けられた可動体を動作させるための動作制御データだけでなく、パチンコ遊技機1Aを構成する開閉枠50及び遊技機用枠3を含む遊技枠に設けられた可動体を動作させるための動作制御データや、遊技枠に設けられた操作手段に対応する画像を表示するための画像データ等が記憶されている。

0054

表示制御部123は、演出制御用CPU120からの表示制御指令に基づき、演出表示装置5において表示する演出画像の映像信号を出力し、演出表示装置5に演出画像を表示する。一例として、表示制御部123には、VDP(Video Display Processor)、CGROM(Character Generator ROM)、VRAM(Video RAM)などが搭載されていればよい。

0055

乱数回路124は、演出動作を制御するときに使用される各種の乱数値(演出用乱数)を示す数値データを更新可能にカウントする。演出用乱数は、演出制御用CPU120が所定のコンピュータプログラムを実行することで更新されるものであってもよい。演出制御基板12に搭載されたI/O125は、主基板11などから伝送された演出制御コマンドを取り込むための入力ポートと、各種信号を伝送するための出力ポートとを備える。

0056

音声制御基板13は、演出制御基板12からの効果音信号に基づき、スピーカ8L、8Rから音声(効果音信号が指定する音声)を出力させる機能を有する。LED制御基板14は、演出制御基板12からの電飾信号に基づき、演出用LED9の点灯/消灯駆動(電飾信号が示す駆動内容による点灯/消灯)を行う機能を有する。

0057

演出表示装置5Aは、液晶パネルなどの表示パネルと、表示パネルを駆動するドライバ回路を備える。表示制御部123からI/O125を介して演出表示装置5Aに供給された映像信号は、ドライバ回路に入力される。ドライバ回路は、映像信号が表す画像を表示パネルに表示させる。また、演出表示装置5X,5Yは、演出表示装置5Aとのサイズの違いや後述するように可動することなどの違いはあるものの、表示構成に関しては演出表示装置5Aと同様に構成されている。

0058

演出表示装置5Aの演出図柄表示エリア5L,5C,5Rや演出表示装置5X,5Yの演出図柄表示エリアでは、第1又は第2特図ゲームが開始されることに対応して、演出図柄の変動表示が開始される。第1、第2特図ゲームにおいて可変表示結果(確定特別図柄ともいう)が停止表示されるときには、演出図柄の変動表示の表示結果(可変表示結果)となる確定演出図柄(3つの演出図柄の組合せ)が停止表示(導出表示)される。

0059

また、演出制御基板12には、音量や光量等の演出設定を行うための設定切替スイッチ55、第1可動体300の第1駆動機構310、第2駆動機構320、第3駆動機構330、第4駆動機構340、第2可動体400の第5駆動機構410、第3可動体500L,500Rの第6駆動機構510L,510R、第4可動体600L,600Rの第7駆動機構610L,610Rといった遊技盤2側に設けられる盤側電子部品と、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、振動モータ35C、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、ロケットモータ37C、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39B、カバー体モータ39Cといった遊技枠側に設けられる枠側電子部品と、が接続されている。

0060

次に、図3に基づいて、パチンコ遊技機1Aの構造について説明する。

0061

図3に示すように、遊技機用枠3は、上板61、下板62、左側板63及び右側板64により縦長四角枠状に形成される外枠60に支持されている。詳しくは、外枠60の開口下部は幕板65により閉塞され、外枠60の左上角部及び左下角部には、遊技機用枠3の左上角部及び左下角部に設けられた上下方向を向く回動軸(図示略)を回動可能に支持する軸受部(図示略)が設けられており、遊技機用枠3は、外枠60の左側辺付近を中心として該外枠60の開口を閉鎖する閉鎖位置と開口を開放する開放位置との間で回動可能に支持されている。

0062

遊技機用枠3には、遊技盤2の背面側に設けられる各種部品や装置を被覆する裏カバー70が挿入可能な大きさの開口を有する装着部160が形成されており、装着部160の左側上下位置には係止凹部(図示略)が設けられ、右側上下位置には盤押え金具(図示略)が設けられている。よって、遊技機用枠3の前方から遊技盤2の背面の裏カバー70を装着部160に挿入し、該遊技盤2の左端部を係止凹部(図示略)に差し込んだ状態で右端部を盤押え金具(図示略)で係止することにより、遊技機用枠3に遊技盤2を装着できるようになっている。また、盤押え金具の係止状態解除すれば遊技盤2を遊技機用枠3から容易に取外すことができる。

0063

また、図3及び図6に示すように、遊技機用枠3の装着部160の下部には、遊技機用枠3及び開閉枠50からなる遊技枠に設けられたセンサやモータ等の各種電子部品からの配線が接続される枠側コネクタWCNが設けられ、遊技盤2の下部には、遊技盤2に設けられたセンサやモータ等の各種電子部品からの配線が接続される盤側コネクタBCNが設けられており、遊技盤2を前方から装着部160に装着することで枠側コネクタWCNと盤側コネクタBCNとが接続されるようになっている。これにより、遊技盤2を装着部160に装着することで演出制御基板12に制御される電子部品のうち盤側の電子部品がそれぞれ演出制御基板12に接続され、遊技盤2を装着部160から取外すことで演出制御基板12に制御される電子部品のうち盤側の電子部品と演出制御基板12との接続が解除されるようになっている。

0064

次に、図4図7には、他のパチンコ遊技機1Bが示されている。パチンコ遊技機1Aは、開閉枠50及び遊技機用枠3からなる遊技枠が、特定の機種固有意匠及び役物等を有し、特定の機種にのみ使用される専用枠として製造されたものであるのに対し、パチンコ遊技機1Bは、開閉枠50及び遊技機用枠3からなる遊技枠が、所定の意匠及び役物等を有し、複数の機種に共通して使用される共通枠として製造されたものである。

0065

図4図6に示すように、パチンコ遊技機1Bは、遊技機の基本的な構造や回路構成などについてはパチンコ遊技機1Aとほぼ同様に構成されているため、パチンコ遊技機1Aと同様の機能を有する構成部位や電子部品等については同じ符号を付すことにより詳細な説明は省略することとする。

0066

図1図6に示すように、パチンコ遊技機1Aとパチンコ遊技機1Bとは、それぞれ外枠60に回動可能に支持され開閉枠50を有する遊技機用枠3と、遊技機用枠3の装着部160に着脱可能な遊技盤2と、から主に構成され、遊技盤2の背面側には主基板11及び演出制御基板12が取付けられているが、開閉枠50の前面意匠は異なる。

0067

各パチンコ遊技機1A,1Bの遊技盤2は、機種に固有の役物(例えば、各種入賞口など)が設けられた遊技領域10が形成されるとともに、機種に固有の演出用可動体装飾部材等が設けられている一方で、盤面板の外形などはほぼ同様に形成されているため、パチンコ遊技機1Aの遊技機用枠3の装着部160とパチンコ遊技機1Bの遊技機用枠3の装着部160のいずれにも装着できるようになっている。また、前述した枠側コネクタWCNと盤側コネクタBCNも、各パチンコ遊技機1A,1Bにおいて同じように設けられている。

0068

図7に示すように、各パチンコ遊技機1A,1Bの遊技枠は、打球操作ハンドル30、スティックコントローラ31A、プッシュボタン31B、十字ボタン46など、遊技者が操作可能な操作手段が設けられている。また、パチンコ遊技機1Aには、天発光部47を開閉可能なカバー体48が設けられている。これら打球操作ハンドル30、スティックコントローラ31A、プッシュボタン31B、十字ボタン46などは、同様の機能を有し同じ用途で使用される操作手段であるが、図7に示すように、それぞれ外観意匠や機能等が異なっている。

0069

詳しくは、打球操作ハンドル30は、発射装置により遊技領域10に遊技球を発射させるための回転操作が可能とされている。パチンコ遊技機1Aの打球操作ハンドル30には、原点位置と突出位置との間で移動可能な可動体であるロケット45が設けられているが、パチンコ遊技機1Bの打球操作ハンドル30にはロケットは設けられていない。

0070

スティックコントローラ31Aは、原点位置(非操作位置)と該原点位置よりも手前側の引き位置(操作位置)との間で移動可能であり、原点位置においてスティック原点位置センサ35Aにより検出され、引き位置においてスティック引き位置センサ35Bにより検出され、振動モータ35Cにより振動するようになっている。一方、パチンコ遊技機1Aのスティックコントローラ31Aは上下動しないが、パチンコ遊技機1Bのスティックコントローラ31Aはスティックモータ35Dにより上下動するようになっている。また、パチンコ遊技機1Aとパチンコ遊技機1Bとでスティックコントローラ31Aの意匠は異なる。

0071

プッシュボタン31Bは、原点位置(非操作位置)と該原点位置よりも下側の操作位置(操作位置)との間で移動可能であり、操作位置においてボタンセンサ36Aにより検出されるようになっている。また、パチンコ遊技機1Aとパチンコ遊技機1Bとでプッシュボタン31Bの意匠は異なる。

0072

十字ボタン46は、原点位置(非操作位置)と該原点位置よりも前側、後側、左側、右側のいずれかの部位が下方に押下可能であり、各操作位置において各十字ボタンセンサ38A〜38Dにより検出されるようになっている。尚、パチンコ遊技機1Aとパチンコ遊技機1Bとで十字ボタン46の意匠は同一である。

0073

カバー体48は、原点位置と開放位置との間で回動可能であり、原点位置においてカバー体原点位置センサ39Aにより検出され、開放位置においてカバー体開放位置センサ39Bにより検出され、カバー体モータ39Cによりカバー体48を回動できるようになっている。一方、パチンコ遊技機1Bには、天発光部47及び該天発光部47を開閉可能なカバー体48は設けられていない。

0074

また、専用枠(パチンコ遊技機1A)はスティックコントローラ31Aを上下動させるスティックモータを有しないしないが、共通枠(パチンコ遊技機1B)はスティックコントローラ31Aを上下動させるスティックモータ35Dを有している。また、専用枠(パチンコ遊技機1A)は演出用の可動体としてロケット45を動作させるためのロケットモータ37Cと、カバー体48を動作させるためのカバー体モータ39Cとを有しているが、共通枠はロケットモータやカバー体モータを有しない。

0075

尚、パチンコ遊技機1Bの演出制御基板12には、図5に示すように、音量や光量等の演出設定を行うための設定切替スイッチ55、可動体700の第1駆動機構701、第2駆動機構702といった遊技盤2側に設けられる盤側電子部品と、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、振動モータ35C、スティックモータ35D、ボタンセンサ36A、十字ボタンセンサ38A〜38Dといった遊技枠側に設けられる枠側電子部品と、が接続されている。

0076

また、演出制御基板12のROM121には、遊技盤2に設けられた可動体を動作させるための動作制御データだけでなく、パチンコ遊技機1Bを構成する開閉枠50及び遊技機用枠3を含む遊技枠に設けられた可動体を動作させるための動作制御データや、遊技枠に設けられた操作手段に対応する画像を表示するための画像データ等が記憶されている。

0077

本実施例では、例えば、パチンコ遊技機1Aの遊技盤2をパチンコ遊技機1Bの遊技機用枠3の装着部160に装着したり、パチンコ遊技機1Bの遊技盤2をパチンコ遊技機1Aの遊技機用枠3の装着部160に装着することが可能である。すなわち、一の遊技盤2(例えば、所定機種の遊技盤2)を、専用枠または共通枠のいずれにも装着可能である。また、遊技盤2を装着部160に装着することにより枠側コネクタWCNと盤側コネクタBCNとが接続され、遊技盤2に設けられる演出制御基板12に制御される電子部品のうち、遊技枠側に設けられる電子部品が演出制御基板12に配線接続される。

0078

よって、例えば、パチンコ遊技機の製造メーカでの製造開発段階あるいは遊技店納入された後などにおいて、専用枠に装着するものとして製造された遊技盤2をパチンコ遊技機1Bの装着部160に装着したり、共通枠に装着するものとして製造された遊技盤2をパチンコ遊技機1Aの装着部160に装着した場合でも、演出制御基板12と遊技枠側の電子部品とは配線接続されてしまう。そして、遊技枠に対応しない遊技盤2を装着したままパチンコ遊技機1A,1Bの電源投入した場合、演出制御用CPU120が制御する遊技枠側の可動体の動作態様等が異なるため、演出制御用CPU120が遊技枠側の可動体に対し動作信号等を出力しても、可動体が動作しなかったり、可動体が誤動作したりすることがあるばかりか、対応しない動作信号を出力することによって駆動源であるモータ等に無理な負荷がかかり焼きついてしまうといった不具合が生じる可能性がある。

0079

また、後述するようにスティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bの操作を促す演出を行う場合に、これらスティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bの演出表示装置5に画像を表示することがあるが(図18参照)、遊技枠に対応しない遊技盤2が装着された場合、演出制御用CPU120は、当該遊技盤2を装着した遊技枠に設けられているスティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bとは異なるスティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bの画像を表示してしまう可能性がある。

0080

よって、本実施例では、遊技盤2を遊技機用枠3の装着部160に装着して電源を投入した際に、演出制御用CPU120は、遊技枠に設けられる各種検出手段から出力される検出特定情報に基づいて、遊技盤2が装着されている遊技機用枠3が特定遊技機用枠(例えば、専用枠または共通枠)であるか否かを判定し、特定遊技機用枠であると判定したときに報知を行うことが可能である。

0081

次に、図8に基づいて、開閉枠50及び遊技機用枠3からなる遊技枠に設けられる各種電子部品と演出制御基板12との配線接続状況について説明する。

0082

図8(A)に示すように、遊技枠が専用枠であるパチンコ遊技機1Aにおいては、演出制御基板12と各種電子部品(例えば、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、振動モータ35C、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、ロケットモータ37C、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39B、カバー体モータ39C)との間には、パラレルデータをシリアルデータに変換するためのシリアル変換IC130が設けられている。

0083

また、図8(B)に示すように、共通枠であるパチンコ遊技機1Bにおいては、演出制御基板12と各種電子部品(例えば、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、振動モータ35C、スティックモータ35D、ボタンセンサ36A、十字ボタンセンサ38A〜38D)との間には、パラレルデータをシリアルデータに変換するためのシリアル変換IC130が設けられている。

0084

図8(A)(B)に示すシリアル変換IC130は、各種電子部品からの検出信号(パラレルデータ)が入力される入力ポート131と、演出制御基板12のシリアル通信部133に対しシリアルデータを出力するためのシリアル通信部132と、を有し、入力ポート131の各ポート番号(0(H)〜7(a)、図9参照)各々の検出信号の入力状態に基づいて、入力ポート131への検出信号の入力状態を特定可能な16ビットのシリアルデータを生成し、該生成したシリアルデータをシリアル通信部132から演出制御基板12に出力できるようになっている。

0085

このようにパチンコ遊技機1A,1Bにあっては、遊技機用枠3に対して着脱可能な遊技盤2に演出制御基板12が設けられており、演出制御基板12と遊技枠側に設けられる枠側電子部品とはシリアルデータ通信が可能とされていることで、パラレルデータにより通信する場合に比べて演出制御基板12と各枠側電子部品との配線数を減らすことができるようになっている。

0086

尚、図8においては、遊技枠の各種電子部品から入力されるパラレルデータをシリアル変換IC130によりシリアルデータに変換して演出制御基板12に出力する回路構成を記載しているが、パチンコ遊技機1A,1Bは、特に詳細な図示はしないが、演出制御基板12からシリアルデータにて出力される各種制御情報をパラレルデータに変換するパラレル変換IC(図示略)を有し、パラレル変換ICにより変換したパラレルデータを遊技枠の各種電子部品(例えば、振動モータ35C、ロケットモータ37C、カバー体モータ39C、スティックモータ35D)に出力できるようになっている。

0087

また、図8においては、説明の便宜上、遊技枠側に設けられる全ての電子部品からの検出信号は一のシリアル変換IC130の入力ポート131に入力される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シリアル変換IC130を複数設けてもよい。また、シリアル変換IC130は、遊技枠の所定箇所(例えば、開閉枠50の背面など)に設けられることが好ましい。

0088

また、本実施例では、パチンコ遊技機1A,1Bの電源を投入したときに、入力ポート131に、スティックコントローラ31A、プッシュボタン31B、十字ボタン46、ロケット45、カバー体28を検出している各種センサからは検出信号(オン状態を示す信号)が出力されるようになっている。そして、シリアル変換IC130は、入力ポート131の各ポート番号(0(H)〜7(a)、図9参照)各々の信号の入力状態(オン状態、オフ状態)を確認し、入力ポート131への検出信号の入力状態を特定可能な16ビットのシリアルデータを生成し、シリアル通信部132を介して演出制御基板12のシリアル通信部133に出力するようになっている。

0089

また、本実施例では、パチンコ遊技機1A,1Bの電源を投入したときに、シリアル変換IC130が、入力ポート131の各ポート番号(0(H)〜7(a))各々の信号の入力状態を確認することにより入力ポート131への検出信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ遊技機1A,1Bの電源を投入したときに、演出制御用CPU120がシリアル変換IC130に対し入力取込信号ラッチ信号)を出力し、該入力取込信号(ラッチ信号)が入力されたことに基づいてシリアル変換IC130が入力ポート131への検出信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力するようにしてもよい。

0090

また、本実施例では、パチンコ遊技機1A,1Bの電源を投入したときに、振動モータ35C、ロケットモータ37C、カバー体モータ39C、スティックモータ35Dからの駆動信号は入力ポート131に入力されることはなく、演出制御用CPU120からモータの駆動信号が出力され、該駆動信号に基づいて各モータが駆動することにより、駆動信号が入力ポート131に入力されるようになっている。

0091

尚、本実施例では、演出制御用CPU120からモータの駆動信号が出力されたことに基づいて各モータが駆動することで駆動信号が入力ポート131に入力される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、モータを検出可能な検出手段を設け、パチンコ遊技機1A,1Bの電源を投入したときに該検出手段からの検出信号が入力されるようにしてもよい。

0092

図9(A)に示すように、遊技枠が専用枠であるパチンコ遊技機1Aでは、遊技枠の各種電子部品からの検出信号は、入力ポート131の各ポート番号0(H)〜7(A)、0(h)〜7(a)に入力され、図9(B)に示すように、共通枠であるパチンコ遊技機1Bでは、遊技枠の各種電子部品からの検出信号は、入力ポート131における各ポート番号0(H)〜7(A)、0(h)〜7(a)に入力されるようになっている。

0093

詳しくは、図9(A)(B)に示すように、ボタンセンサ35は、パチンコ遊技機1A,1Bともにポート番号3(E)に接続され、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35Bは、パチンコ遊技機1A,1Bともにポート番号7(A)、0(h)に接続され、十字ボタンセンサ38A〜38Dは、パチンコ遊技機1A,1Bともにポート番号4(d)〜7(a)に接続されている。

0094

一方、振動モータ35Cは、パチンコ遊技機1Aではポート番号2(F)、パチンコ遊技機1Bではポート番号0(H)に接続されている。つまり、振動モータ35Cからの検出信号が入力されるポート番号がパチンコ遊技機1Aとパチンコ遊技機1Bとで異なっている。また、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、ロケットモータ37Cは、パチンコ遊技機1Aではポート番号4(D)〜6(B)に接続されているが、パチンコ遊技機1Bではポート番号4(D)〜6(B)には接続されていない。また、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39B、カバー体モータ39Cは、パチンコ遊技機1Aではポート番号1(g)〜3(e)に接続されているが、パチンコ遊技機1Bではポート番号1(g)〜3(e)に接続されていない。

0095

このように、シリアル変換IC130の入力ポート131に入力される検出信号は、ボタンセンサ35、スティック原点位置センサ35A及びスティック引き位置センサ35B、十字ボタンセンサ38A〜38Dについてはパチンコ遊技機1A,1Bともに共通のポート番号に入力されるが、振動モータ35Cについては、パチンコ遊技機1Aとパチンコ遊技機1Bとで異なるポート番号に入力され、また、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、ロケットモータ37C、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39B、カバー体モータ39Cについては、検出信号はパチンコ遊技機1Aの特定のポート番号に入力されるが、パチンコ遊技機1Bの特定のポート番号には入力されない。

0096

すなわち、演出制御用CPU120は、検出対象物が同じ検出手段や機能や用途が同じ駆動源であっても、専用枠と共通枠とで、検出信号が入力される入力ポート131のポート番号が異なっていることや、特定のポート番号に専用枠と共通枠のうち一方でしか検出信号が入力されないことや、専用枠と共通枠とで検出信号の入力ポート数が異なることのうち少なくともいずれか一の判別事項に基づいて、専用枠と共通枠とを判別する。

0097

図9(A)(B)に示すように、演出制御基板12のROM121には、専用枠及び共通枠の各電子部品からの検出信号が入力ポート131のいずれのポート番号に入力されるかを特定可能なデータが記憶されている。よって、演出制御用CPU120は、電源投入時において、シリアル変換IC130から受信したシリアルデータにおいて、遊技枠に設けられた各種電子部品のうち特定の電子部品からの検出信号が入力されるポート番号に該当するシリアルデータを特定し、特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かを確認することにより、遊技盤2を装着した遊技枠が専用枠または共通枠であるかを判定し、該判定結果に基づく報知を行うことができるようになっている。

0098

次に、演出制御基板12の動作を説明する。先ず、演出制御用CPU120は、電源が投入されると、図10に示すメイン処理の実行を開始する。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔(例えば、2ms)を決めるためのタイマ初期設定等を行うための第1初期化処理(S50)と、遊技盤2側に設けられた各可動体(第1可動体300、第2可動体400、第3可動体500L,500R及び第4可動体600L,600R/可動体700)の原点位置への復帰動作確認を行うための第2初期化処理(S51A)と、遊技枠側に設けられた各可動体(ロケット45、カバー体28、パチンコ遊技機1Bのスティックコントローラ31Aなど)の原点位置への復帰と動作確認を行うための第3初期化処理(S51B)とを行う。その後、演出制御用CPU120は、タイマ割込フラグの監視(S52)を行うループ処理移行する。タイマ割込が発生すると、演出制御用CPU120は、タイマ割込処理によりタイマ割込フラグをセットする。メイン処理で、タイマ割込フラグがセット(オン)されていたら、演出制御用CPU120は、そのフラグをクリアし(S53)、以下の処理を実行する。

0099

演出制御用CPU120は、まず、コマンド解析処理を行う(S54)。コマンド解析処理では、受信コマンドバッファに格納されている主基板11から送信されてきたコマンドが、どのコマンド(図4参照)であるのか解析する。尚、遊技制御用マイクロコンピュータ100から送信された演出制御コマンドは、演出制御INT信号にもとづく割込処理で受信され、RAMに形成されているバッファ領域に保存されている。そして、受信した演出制御コマンドに応じたフラグをセットする処理等を行う。

0100

次いで、演出制御用CPU120は、演出制御プロセス処理を行う(S55)。演出制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態(演出制御プロセスフラグ)に対応した処理を選択して演出表示装置5の表示制御を実行する。

0101

次いで、大当り図柄判定用乱数などの演出用乱数を生成するためのカウンタカウント値を更新する演出用乱数更新処理を実行した後(S56)、サブ側エラー処理(S57)を実行し、その後、サブ側報知処理(S58)を実行した後、S52に移行する。

0102

図11は、本実施例の第2初期化処理(S51A)を示すフローチャートである。第2初期化処理において演出制御用CPU120は、先ず、設定データに基づいて最初に動作させる可動体を特定する(S101)。設定データには、可動体の順序データが含まれており、本実施例では、該順序として第1可動体300→第2可動体400→第3可動体500L,500R→第4可動体600L,600Rの順が予め設定されている。よって、最初にS101が実行されるときには、第1可動体300が対象の可動体として特定されることになる。次いで、S101で特定した可動体が原点検出を行うことが必要な原点検出対象可動体であるか否かを判定する(S102)。

0103

本実施例において、これら原点検出を行うことが必要な原点検出対象可動体としては、原点位置検出センサを有する可動体のみが該当し、原点検出センサを有しない可動体は該当しない。よって、S101で特定した可動体が原点位置検出センサを有する可動体のいずれかである場合には、該判定において「Y」と判定される一方、S101で特定した可動体が原点位置検出センサを有しない可動体である場合には、「N」と判定されることになる。

0104

S102において「N」と判定された場合にはS130に進む。一方、S102において「Y」と判定された場合には、S103に進んで、動作対象可動体に対応する原点検出センサの検出状態を特定し(S103)、原点検出センサが検出状態であるか否か、つまり、対象の可動体が原点位置(初期位置)に位置しているか否かを判定する(S104)。

0105

原点位置(初期位置)に位置していない場合(S104;N)には、S105に進んで、非検出時動作制御の実行回数計数するための非検出時動作回数カウンタに0をセットした後(S105)、動作対象可動体を動作させるための制御速度として、後述する実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)における最低速度図13図14参照)と同じ動作速度で動作対象可動体を動作させるための最低制御速度を設定し(S106)、動作対象可動体の駆動モータ、例えば、動作対象可動体が第1可動体300であれば、第1可動体駆動モータ303を原点位置方向に駆動開始し、例えば、動作対象可動体が第1可動体300であれば、レバー用モータ36を原点位置方向に駆動開始するとともに(S107)、非検出時動作期間タイマのタイマカウントを開始する(S108)。尚、非検出時動作期間タイマのタイマカウントは、例えば、第1初期化処理にて初期化されたCTCから一定期間毎に出力される信号の数をカウントすること等により行うようにすればよい。

0106

そして、原点検出センサが検出状態となるかとともに、非検出時動作期間タイマが上限時間に対応する値となったか否かを監視する監視状態に移行する(S109、S110)。

0107

動作対象可動体の駆動装置(例えば、第1可動体駆動モータ303等)を原点位置方向に駆動させることで動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置して原点検出センサが検出状態となった場合には、駆動モータの駆動を停止してS130に進む。一方、非検出時動作期間タイマが上限時間に対応する値となった場合、つまり、上限時間が経過しても動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置しなかった場合には、S112に進んで、非検出時動作回数カウンタに1を加算して(S112)、該加算後の非検出時動作回数カウンタの値が、動作エラー判定回数(例えば3)に達したか否かを判定する(S113)。

0108

S113において非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合には、駆動モータの駆動を停止し、当該動作対象可動体の原点復帰エラーを記憶し(S114)、S130に進む。つまり、非検出時動作制御において動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置しなかった場合には、当該動作対象可動体について後述する実動作確認用動作制御を実行しないようにする(当該動作対象可動体をデッドエンド状態する)ために原点復帰エラーを記憶し、S130に進む。

0109

尚、本実施例では、S113において非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合には、当該動作対象可動体をデッドエンド状態する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、S113において非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合に、初期化エラー処理を開始し、該初期化エラー処理を実行することにより、第2初期化処理を中断することで、演出制御メイン処理がS52に進むことなく中断され、演出制御基板12(演出制御用CPU120など)は起動しない状態(デッドエンド状態)にするようにしてもよい。

0110

また、動作対象可動体をデッドエンド状態とした場合、演出制御基板12(演出制御用CPU120など)は起動するが、例えば、演出制御用CPU120は、可動体を動作させることを示す入力信号(例えば、演出ボタン等の検出信号)の受付けを無効としたり、該入力信号が入力されても、当該動作対象可動体を動作させないようにするといった処理を実行することが好ましい。

0111

一方、非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達していない場合には、駆動モータの駆動を停止してS106に戻り、再度、S106〜S108の処理を行うことにより、動作対象可動体を、実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)における最低速度にて原点位置に移動させる動作(非検出時動作制御)を開始して、前述したS109、S110の監視状態に移行する。

0112

よって、S110にてエラー判定時間が経過したと判定されたとしても、動作エラー判定回数に達するまで繰返し動作対象可動体を原点位置(初期位置)に移動させる動作(非検出時動作制御)を実行している間に動作対象可動体が原点位置(初期位置)にて検出した場合には、S114に進むことなく、S130に進むことになる。

0113

一方、上記したS104において「Y」と判定されてS120に進んだ場合には、検出時動作回数カウンタに0をセットした後、検出時動作プロセスデータをセットし(S121a)、検出時動作プロセスタイマのタイマカウントを開始する(S121b)。尚、検出時動作プロセスタイマのタイマカウントとしては、前述した非検出時動作期間タイマのタイマカウントと同様に、第1初期化処理にて初期化されたCTCから一定期間毎に出力される信号の数をカウントすること等により行うようにすればよい。また、本実施例の検出時動作プロセスデータには、動作対象可動体を動作させるための制御速度として、後述する実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)における最低速度(図13図14参照)と同じ動作速度で動作対象可動体を動作させるための最低制御速度が記述(設定)されている。

0114

次いで、セットされた検出時動作プロセスデータに設定されている最低制御速度に基づいて動作対象可動体を動作させるとともに(S122)、プロセスデータが完了したか否かを判定し(S123)、プロセスデータが完了していない場合には、S122に戻り、動作対象可動体を検出時動作プロセスデータに設定されている最低制御速度に基づいて動作させる。

0115

このように、検出時動作制御においては、検出時動作プロセスデータが完了するまで、検出時動作プロセスデータに設定されている最低制御速度に基づく最低速度、つまり、実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)における最低速度にて、原点位置(初期位置)から一旦離れ、該原点位置(初期位置)から離れた位置から原点位置(初期位置)に戻るという動作を行う(図13参照)。尚、原点位置から離れた位置とは、原点位置の近傍位置、つまり、各原点センサにより各可動体の被検出部を検出できない位置であって各演出位置よりも原点位置に近い所定位置(検出時動作位置)として設定されている。

0116

S123の判定において、セットされている検出時動作プロセスデータが完了したと判定した場合には、可動体駆動モータの駆動を停止してS124に進んで、原点検出センサが検出状態になっているか否か、つまり、動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置しているか否かを判定(確認)する。

0117

原点検出センサが検出状態になっている場合、つまり、動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置している場合にはS130に進む。

0118

一方、原点検出センサが検出状態になっていない場合、つまり、動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置していない場合には、検出時動作回数カウンタに1を加算して(S126)、該加算後の検出時動作回数カウンタの値が、動作エラー判定回数(例えば3)に達したか否かを判定する(S127)。検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合には、S128に進んで当該動作対象可動体の原点復帰エラーを記憶し(S128)、S130に進む。つまり、検出時動作制御において動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置しなかった場合には、当該動作対象可動体について後述する実動作確認用動作制御を実行しないようにする(当該動作対象可動体をデッドエンド状態する)ために原点復帰エラーを記憶し、S130に進む。

0119

尚、本実施例では、S127において検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合には、当該動作対象可動体をデッドエンド状態する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、S113において検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合に、初期化エラー処理を開始し、該初期化エラー処理を実行することにより、第2初期化処理が中断されることで、演出制御メイン処理がS52に進むことなく中断され、演出制御基板12は起動しない状態(デッドエンド状態)にするようにしてもよい。

0120

また、動作対象可動体をデッドエンド状態とした場合、演出制御基板12(演出制御用CPU120など)は起動するが、例えば、演出制御用CPU120は、可動体を動作させる入力信号(例えば、演出ボタン等の検出信号)の受付けを無効としたり、該入力信号が入力されても当該動作対象可動体を動作させないようにするといった処理を実行することが好ましい。

0121

S102で「N]と判定された場合、S109で「Y」と判定された場合、もしくはS124で「Y」と判定された場合に実行するS130においては、可動体のうちで未だ動作対象としていない残りの可動体が存在するか否かを判定し、残りの可動体が存在しない場合(具体的には、動作対象可動体が第3可動体500である場合)には、図12に示す実動作確認用動作制御を行う処理に移行する。一方、残りの可動体が存在する場合には、S131に進んで、次に動作させる可動体を特定した後、S102に戻って、該特定した動作対象可動体について、S102以降の上記した処理を同様に実行する。

0122

尚、動作対象可動体が第1可動体300である場合にS131が実行される場合には、設定データに基づいて第2可動体400が動作対象可動体として特定され、動作対象可動体が第2可動体400である場合にS131が実行される場合には、設定データに基づいて(操作レバー31)が動作対象可動体として特定され、動作対象可動体が(操作レバー31)である場合にS131が実行される場合には、設定データに基づいて第3可動体500が動作対象可動体として特定される。

0123

次に図12に示す処理について説明すると、図12に示すS200において演出制御用CPU120は、先ず、前述のS101と同様に、設定データに基づいて最初に動作確認する可動体(確認対象可動体)を特定する(S200)。次いで、当該対象可動体の原点復帰エラーの記憶が有るか否かを判定する(S201)。

0124

確認対象可動体の原点復帰エラーの記憶が有る場合は、S202a〜S213までの処理を実行することなくS220に進む。このようにすることで、本実施例では、これら非検出時動作制御や検出時動作制御において原点復帰エラーと判定された可動体については実動作確認用動作制御を行わないようになっている。

0125

一方、確認対象可動体の原点復帰エラーの記憶が無い場合は、S202aに進んで、確認対象可動体に対応する実動作確認用プロセスデータをセットする。つまり、確認対象可動体が第1可動体300であれば、第1可動体300の実動作確認用プロセスデータをセットし、確認対象可動体が第2可動体400であれば、第2可動体400の実動作確認用プロセスデータをセットし、確認対象可動体が(操作レバー31)であれば、(操作レバー31)の実動作確認用プロセスデータをセットし、確認対象可動体が第3可動体500であれば、第3可動体500の実動作確認用プロセスデータをセットする。尚、これら各実動作確認用プロセスデータには、演出において当該可動体が可動体演出において実際に行う動作と同一の動作を行うように制御速度等が記述(設定)されている。

0126

次いで、実動作確認用プロセスタイマのタイマカウントを開始する(S202b)。尚、実動作確認用プロセスタイマのタイマカウントとしては、前述した非検出時動作期間タイマのタイマカウントと同様に、第1初期化処理にて初期化されたCTCから一定期間毎に出力される信号の数をカウントすること等により行うようにすればよい。

0127

そして、セットされた実動作確認用プロセスデータにおいて実動作確認用プロセスタイマのタイマカウント値に対応して設定されている制御速度にて確認対象可動体を動作させるとともに(S203)、プロセスデータが完了したか否かを判定し(S204)、プロセスデータが完了していない場合には、S203に戻り、確認対象可動体を、その時点の実動作確認用プロセスタイマのタイマカウント値に対応して設定されている制御速度に基づいて動作させる。

0128

このように、実動作確認用プロセスデータが完了するまで、実動作確認用プロセスデータに実動作確認用プロセスタイマのタイマカウント値に対応して設定されている制御速度にて確認対象可動体を動作させることにより、確認対象可動体の制御速度を、時系列的に順次変更して、可動体演出において当該可動体を実際に動作させる際に設定する制御速度と同一の加速または減速を行うことができる。

0129

そして、S204の判定において、セットされている実動作確認用プロセスデータが完了したと判定した場合には、駆動モータの駆動を停止し、当該確認対象可動体は原点検出対象可動体であるか否かを判定する(S204a)。当該確認対象可動体が原点検出対象可動体でなければ、つまり、第3可動体500であればS220に進む。一方、当該対象役物が原点検出対象可動体であれば、つまり、第1可動体300または第2可動体400であれば原点検出センサが検出状態になっているか否か、つまり、動作対象可動体が原点位置(初期位置)に位置しているか否かを判定(確認)する(S205)。

0130

原点検出センサが検出状態になっている場合、つまり、確認対象可動体が原点位置(初期位置)に位置している場合にはS220に進む。一方、原点検出センサが検出状態になっていない場合、つまり、確認対象可動体が原点位置(初期位置)に位置していない場合には、前述した非検出時動作制御を(図11参照)を行って確認対象可動体を原点位置(初期位置)に位置させるためにS206〜S213の処理を行う。

0131

具体的には、非検出時動作制御の実行回数を計数するための非検出時動作回数カウンタに0をセットした後(S206)、制御速度として実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)における最低速度と同じ動作速度で動作対象可動体を動作させるための最低制御速度を設定し(S207)、確認対象可動体の駆動装置、例えば、確認対象可動体が第1可動体300であれば、第1可動体駆動モータ303を原点位置(初期位置)方向に駆動開始するとともに(S208)、非検出時動作期間タイマのタイマカウントを開始する(S209)。

0132

そして、原点検出センサが検出状態となるかとともに、非検出時動作期間タイマが上限時間に対応する値となったか否かを監視する監視状態に移行する(S210、S211)。

0133

確認対象可動体の駆動装置(例えば、第1可動体駆動モータ303)を原点位置(初期位置)方向に駆動させることで確認対象可動体が原点位置(初期位置)に位置して原点検出センサが検出状態となった場合には、S210にて「Y」と判定されてS220に進む。一方、非検出時動作期間タイマが上限時間に対応する値となった場合、つまり、上限時間が経過しても確認対象可動体が原点位置(初期位置)に位置しなかった場合には、S212に進んで、非検出時動作回数カウンタに1を加算して(S212)、該加算後の非検出時動作回数カウンタの値が、動作エラー判定回数(例えば3)に達したか否かを判定する(S213)。

0134

非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合には、S220に進む。尚、本実施例では、S213において非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合には、当該動作対象可動体をデッドエンド状態する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、S213において非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達している場合に、当該動作対象可動体の原点復帰エラーを記憶し、当該動作対象可動体について以後は実動作を実行しないようにするようにしてもよい。あるいは、初期化エラー処理を開始し、該初期化エラー処理を実行することにより、第2初期化処理が中断されることで、演出制御メイン処理がS52に進むことなく中断され、演出制御基板12は起動しない状態(デッドエンド状態)にするようにしてもよい。

0135

また、動作対象可動体をデッドエンド状態とした場合、演出制御基板12(演出制御用CPU120など)は起動するが、例えば、演出制御用CPU120は、可動体を動作させる入力信号(例えば、演出ボタン等の検出信号)の受付けを無効としたり、該入力信号が入力されても当該動作対象可動体を動作させないようにするといった処理を実行することが好ましい。

0136

一方、非検出時動作回数カウンタの値が動作エラー判定回数に達していない場合には、S207に戻り、再度、S207、S208、S209の処理を行うことにより、確認対象可動体を、実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)における最低速度にて原点位置(初期位置)に移動させる動作(原点復帰時動作)を開始して、前述したS210、S211の監視状態に移行する。

0137

よって、S211にてエラー判定時間が経過したと判定されたとしても、動作エラー判定回数に達するまで繰返し確認対象可動体を原点位置(初期位置)に移動させる動作(非検出時動作制御)を実行している間において、確認対象可動体が原点位置(初期位置)にて検出された場合には、S220に進むことになる。

0138

S201で「Y」と判定された場合、S204aで「N」と判定された場合、S205で「Y」と判定された場合、もしくはS210で「Y」と判定された場合に実行するS220においては、可動体のうちで未だ動作確認の確認対象としていない残りの可動体が存在するか否かを判定し、残りの可動体が存在しない場合(具体的には、動作確認の対象役物が第3可動体500である場合)には、S114やS128で記憶したエラーの記録をクリア(S222)して、当該処理を終了する一方、残りの可動体が存在する場合には、S221に進んで、次に動作確認する可動体を特定した後、S201に戻って、該特定した対象体について、S201以降の上記した処理を同様に実行する。

0139

ここで、これら図11図12に示す第2初期化処理が実行されることによる可動体の動作態様及び制御内容について、図13図14を用いて説明する。図13は、演出制御用CPU120が行う非検出時動作制御、検出時動作制御及び実動作確認用動作制御の動作態様を示す概略説明図である。図14は、(A)は実動作確認用動作制御における制御速度を示す説明図、(B)は検出時動作制御における制御速度を示す説明図、(C)は非検出時動作制御における制御速度を示す説明図である。

0140

尚、図13及び図14においては、原点検出対象可動体である可動体における非検出時動作制御(ショート初期化動作制御)、検出時動作制御(ショート初期化動作制御)及び実動作確認用動作制御(ロング初期化動作制御)についてのみ説明し、原点検出対象可動体でない可動体についての説明は省略することとする。また、第1可動体300の往復動作距離(回動範囲)と第2可動体400の往復動作距離(移動範囲)等の往復動作距離(移動範囲)とは同一ではないが、説明の便宜上、同一の概念図を用いて説明することとする。

0141

図13に示すように、各可動体は、それぞれ原点位置(退避位置、初期位置)と演出位置(操作可能位置)との間で往復動作可能に設けられており、原点位置から演出位置への往動作や演出位置から原点位置への復動作は、前述した可動体演出等において実際に行う実動作とされている。

0142

演出制御用CPU120は、第2初期化処理を実行したときに可動体の被検出部が原点検出センサにより検出されない場合、つまり、可動体が何らかの理由(例えば、搬送や遊技島への設置時に原点位置から動いてしまっている場合、前回の動作時に原点復帰できなかった場合(例えば、演出の実行時において、モータの脱調故障引っ掛かりなどにより可動体の原点復帰が確認できなかったり動作できなくなるといった可動体エラー(動作異常)が発生した場合など)、遊技機の振動により原点位置から動いてしまった場合など)により原点位置以外の位置(例えば、図13における非検出時動作制御に対応する黒丸で示す位置など、原点位置と演出位置との間の所定位置)にある場合、原点復帰させるための非検出時動作制御を実行する。この非検出時動作制御を実行する場合、可動体は原点位置から離れた位置にあるため、動作としては可動体を原点位置方向に移動させる動作のみとされている。また、演出制御用CPU120は、第2初期化処理を実行したときに各可動体の被検出部が原点検出センサにより検出された場合、検出時動作制御を実行する。

0143

例えば、被検出部が原点検出センサにより確実に検出されるように、被検出部が原点検出センサにより検出されたときから可動体の原点位置方向への動作が規制されるまでの間に所定の動作可能範囲(例えば、遊び)が設定されている場合などにおいては、原点復帰して原点検出センサにより検出された位置よりもさらに奥側にずれた位置に停止することがある。よって、被検出部が原点検出センサにより検出されていても、可動体をより正確な原点位置に復帰させるための検出時動作制御を行う。

0144

この検出時動作制御は、原点検出センサによる被検出部の検出状態を一旦解除するために可動体を原点位置から離れた位置へ移動させた後に原点位置に復帰させる必要があるが、演出位置まで移動させる必要はないので、可動体を原点位置から該原点位置の近傍である検出時動作位置まで移動させた後、原点位置に復帰させる。つまり、実動作よりも短い距離で往復動作させる。

0145

また、演出制御用CPU120は、第2初期化処理において非検出時動作制御または検出時動作制御を実行した後、実動作確認用動作制御を実行する。実動作確認用動作制御は、可動体が各種演出等において実際に行う実動作と同一の動作とされている。

0146

次に、演出制御用CPU120が非検出時動作制御、検出時動作制御及び実動作確認用動作制御を実行する際に設定する制御速度について比較する。尚、図14(A)、図14(B)、図14(C)にて示す速度は、演出制御用CPU120が各可動体を動作させるために設定する制御速度であって、可動体の実際の動作速度とは異なる。つまり、例えば、所定の可動体を動作させる場合において、原点位置と演出位置との間における一の移動区間と他の移動区間に同一の制御速度を設定した場合でも、一の移動区間と他の移動区間とで態様が異なる場合(例えば、バネがある区間とない区間、直線区間曲線区間)や、同一の移動区間でも上昇する場合と下降する場合においては、可動体を実際に動作させた場合の動作速度は制御速度とは異なることがある。また、可動体に対し同一の制御速度を設定しても、各可動体の大きさ、重量、動作態様、動作距離、駆動機構等の違いがある場合、各可動体の実際の動作速度は必ずしも同一にはならない。複数の可動体を同一性能ステッピングモータにて動作させる場合において、各可動体に対し同一の制御速度を設定しても、各可動体の大きさ、重量、動作態様、動作距離、駆動機構等の違いがある場合、各可動体の実際の動作速度は必ずしも同一にはならない。

0147

図14(A)に示すように、演出制御用CPU120は、実動作確認用動作制御を実行する場合、セットした実動作確認用プロセスデータにおいて実動作確認用プロセスタイマのタイマカウント値に対応して設定されている制御速度に基づいて確認対象可動体を動作させる。具体的には、原点位置から加速した後に減速して演出位置に停止させるとともに、演出位置から加速した後に減速して原点位置に停止させる制御を行う。すなわち、各可動体が正常に動作可能であることを確認するための実動作確認用動作制御では、原点位置と演出位置との間において、可動体の制御速度を低速→高速→低速の順に変化させる。つまり、演出制御用CPU120は、各可動体の可動体演出を実行する場合、第1速度である最低速度(低速)と該最低速度よりも速い第2速度としての最高速度(高速)との範囲内の速度で各可動体が動作するように制御するため、実動作確認用動作制御を実行する場合においても、第1速度である最低速度(低速)と該最低速度よりも速い第2速度としての最高速度(高速)との範囲内の速度で各可動体が動作するように制御する。

0148

すなわち、上記第1速度としての最低速度や第2速度としての最高速度は、可動体の実際の動作速度であって、該動作速度としての最低速度や最高速度となるように制御速度が設定されることになる。尚、以下においては、最低制御速度に基づいて可動体を動作させた場合は最低速度にて動作し、最高制御速度に基づいて可動体を動作させた場合は最高速度にて動作するものとして説明する。

0149

ここで、可動体の加速時及び減速時における動作速度が、実動作確認用動作制御における最低速度となるように制御速度が設定されている。また、演出位置に移動した後に原点位置に復帰させる際においては、演出位置に停止させるときよりも長い時間にわたり実動作確認用動作制御における最低速度となるように制御することで、可動体を確実に減速させてから原点検出センサにより被検出部が検出されるようにしている。

0150

図14(B)に示すように、演出制御用CPU120は、検出時動作制御を実行する場合、原点位置から演出位置まで移動させる期間及び演出位置から原点位置まで移動させる期間において、常に実動作確認用動作制御における最低速度(第1速度)にて可動体が動作するように制御する。つまり、演出制御用CPU120は、第1動作制御としての検出時動作制御における最高速度が、第2動作制御としての実動作確認用動作制御における最低速度以下の速度(本実施例では、実動作確認用動作制御における最低速度と同じ速度)となるように、常に実動作確認用動作制御において設定されている制御速度のうち最も低い最低制御速度に基づいて可動体を動作させる制御を行う。

0151

また、検出時動作制御の場合、実動作確認用動作制御に比べて可動体の動作距離が短いため、実動作確認用動作制御において加速したときの制御速度、つまり高速で動作させると、原点検出センサにて被検出部を確実に検出できなかったり、近距離から可動体が原点位置に復帰して移動規制されたときの衝撃により可動体等が破損したりする虞があるため、実動作確認用動作制御における最低速度にて動作するように制御する。

0152

また、図14(C)に示すように、演出制御用CPU120は、非検出時動作制御を実行する場合、原点位置と演出位置との間の任意の位置から原点位置まで移動させる期間において、常に実動作確認用動作制御における最低速度(第1速度)にて動作するように制御する。つまり、演出制御用CPU120は、第1動作制御としての非検出時動作制御における最高速度(最大動作速度)が、第2動作制御としての実動作確認用動作制御における最低速度以下の速度(本実施例では、実動作確認用動作制御における最低速度と同じ速度)となるように、常に実動作確認用動作制御において設定されている制御速度のうち最も低い最低制御速度に基づいて可動体を動作させる制御を行う。

0153

この場合、可動体は原点位置からどの程度離れた位置にあるかが不明であるため、可動体が原点位置の近傍に位置していた場合、実動作確認用動作制御において加速したときの制御速度、つまり高速で動作させると、可動体が原点位置に復帰したときに原点検出センサにて被検出部を確実に検出できなかったり、近距離から可動体が原点位置に復帰して移動規制されたときの衝撃により可動体等が破損したりする虞があるため、実動作確認用動作制御における最低速度にて動作するように制御する。

0154

このように本実施例では、演出制御用CPU120は、第1動作制御としての非検出時動作制御や検出時動作制御を実行する場合、実動作確認用動作制御において設定されている最低制御速度に基づいて常に単一(一定)の動作速度で可動体が動作するように制御を行う。そして、これら最低速度は、各可動体に対応する実動作確認用動作制御における最低速度であり、各可動体に共通する動作速度ではないので、各可動体における最低速度は異なる場合がある。

0155

具体的には、第1可動体300の第1可動部302と第2可動体400の第2可動部401,402との操作レバー31は、図1に示すように、大きさ、重量、動作態様、動作距離、駆動モータを含む駆動機構が各々異なるため、同一の制御速度を設定した場合でも可動体の実際の動作速度は異なる。また、各可動体に対し異なる制御速度を設定した場合においても可動体の実際の動作速度は異なる。このように、最低速度は各可動体に応じて設定された制御速度に基づく動作速度であり、可動体に最適な最低速度にて動作するように制御するため、態様が異なる複数の可動体を原点位置にて確実に検出させることが可能となる。

0156

図15は、本実施例の第3初期化処理(S51B)を示すフローチャートである。第3初期化処理において演出制御用CPU120は、先ず、シリアル変換IC130から受信したシリアルデータから、入力ポート131のポート番号4(D)、5(C)、1(g)、2(f)のシリアルデータ、つまり、パチンコ遊技機1Bの共通枠には搭載されていないロケット45のロケット原点位置センサ37Aからの検出信号が入力されるポート番号4(D)、ロケット突出位置センサ37Bからの検出信号が入力されるポート番号5(C)、カバー体28のカバー体原点位置センサ39Aからの検出信号が入力されるポート番号1(g)、カバー体開放位置センサ39Bからの検出信号が入力されるポート番号2(f)のシリアルデータを特定する(S61)。

0157

次いで、特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かを判定し(S62)、検出信号の入力状態を示すデータ(例えば、ロケット原点位置センサ37A(ポート番号4(D))やカバー体原点位置センサ39A(ポート番号7(A))からの検出信号の入力状態を示すデータ)がある場合は、専用枠である可能性が高いため、ロケットモータ37Cを駆動してロケット45の初期化(原点位置への復帰動作)を実行し、ポート番号6(B)のシリアルデータを特定した後(S63)、カバー体モータ39Cを駆動してカバー体28の初期化(原点位置への復帰動作)を実行し、ポート番号3(e)のシリアルデータを特定する(S64)。

0158

そして、ポート番号6(B)、3(e)の両方が検出信号の入力状態を示すデータであるか否かを判定し(S65)、ポート番号6(B)、3(e)の両方が駆動信号の入力状態を示すデータであった場合、共通枠にはないロケットモータ37Cやカバー体モータ39Cが搭載されているとして、遊技枠が専用枠であることを示す専用枠フラグをセットし(S66)、専用枠であることを示す報知A(図16(A)参照)を開始し(S67)、処理を終了する。

0159

S65においてポート番号6(B)、3(e)の両方が駆動信号の入力状態を示すデータでなかった場合、ポート番号6(B)、3(e)の一方が駆動信号の入力状態を示すデータであるか否かを判定し(S68)、ポート番号6(B)、3(e)の一方が駆動信号の入力状態を示すデータである場合は、他方の可動体に動作エラーが生じている可能性があるとして、駆動信号の非入力状態のデータに対応する可動体についてのエラー情報を記憶し(S69)、S66に進む。つまり、一方が駆動信号の入力状態を示すデータである場合は、他方の可動体に動作エラーが生じているだけである可能性が高いため、専用枠であると判定する。

0160

また、S68においてポート番号6(B)、3(e)の一方が駆動信号の入力状態を示すデータでない場合、つまり、ポート番号6(B)、3(e)の両方が駆動信号の入力状態を示すデータではない場合は、ロケットモータ37Cやカバー体モータ39Cが搭載されていない共通枠である可能性があるとして、振動モータ35Cを駆動させてポート番号2(F)、0(H)のシリアルデータを特定する(S70)。

0161

そして、ポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータであるか否かを判定し(S71)、ポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータである場合は、遊技枠が専用枠である可能性が高いため、S69に進む。一方、ポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータでない場合、つまり、ポート番号0(H)が駆動信号の入力状態を示すデータである場合は、共通枠である可能性もあり、専用枠であるか共通枠であるかを特定不能であるため、S72に進む。つまり、操作手段からの検出信号の入力状態を確認したときには専用枠である可能性が高いと判定したが、可動体からの駆動信号の入力状態を確認したときには共通枠である可能性もあると判定したことで、専用枠であるか共通枠であるかを特定不能であり、何らかの異常が発生している可能性が高いと判定する。

0162

S62において検出信号の入力状態を示すデータがない場合は、振動モータ35Cを駆動してポート番号0(H)のシリアルデータを特定する(S80)。そして、ポート番号0(H)が駆動信号の入力状態を示すデータであるか否かを判定し(S81)、ポート番号0(H)が駆動信号の入力状態を示すデータである場合は、共通枠である可能性が高いとして、スティックモータ35Dを駆動させてスティックコントローラ31Aの初期化(原点位置への復帰動作)を実行し、ポート番号1(G)のシリアルデータを特定する(S82)。そして、ポート番号1(G)が駆動信号の入力状態を示すデータであるか否かを判定し(S83)、ポート番号1(G)が駆動信号の入力状態を示すデータである場合はS85に進み、ポート番号1(G)が駆動信号の入力状態を示すデータでない場合は、駆動信号が非入力状態のデータに対応するスティックコントローラ31Aのエラー情報を記憶した後(S84)、S85に進む。そして、共通枠であるパチンコ遊技機1Bであることを示す共通枠フラグをセットし(S85)、共通枠であることを示す報知B(図16(B)参照)を開始し(S86)、処理を終了する。

0163

このように、ポート番号1(G)の駆動信号の入力状態を確認する前に、スティックコントローラ31Aの初期化(原点位置への復帰動作)を実行することで、スティックコントローラ31Aがあるにもかかわらず、何らかの理由でスティックコントローラ31Aが原点位置からずれた位置に移動してしまっていることによりポート番号1(G)が駆動信号の入力状態を示すデータにならないことで、共通枠ではないと判定してしまうことを回避できる。

0164

S81においてポート番号0(H)が駆動信号の入力状態を示すデータでない場合、専用枠である可能性があるため、ポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータであるか否かを判定し(S87)、ポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータである場合は、専用枠である可能性が高いため、S63に進み、ポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータでない場合は、専用枠であるか共通枠であるかを特定することが困難であるため、S72に進む。

0165

S71またはS87においてポート番号2(F)が駆動信号の入力状態を示すデータでない場合は、専用枠であるか共通枠であるかを特定不能(または特定困難)であるため、共通枠であるパチンコ遊技機1Bであることを示す共通枠フラグをセットし(S72)、共通枠であることを示す報知C(図16(C)参照)を開始し(S73)、処理を終了する。

0166

尚、S72においては、専用枠であるか共通枠であるかを特定不能であるが、専用枠よりも汎用性が高い共通枠であることを示す共通枠フラグをセットすることで、演出制御用CPU120は暫定的に共通枠であるとして以降の制御を行うことができるようにした形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、専用枠であることを示す専用枠フラグをセットしてもよいし、特定不能であることを示す別個のフラグをセットするようにしてもよい。

0167

また、S69,S84にて可動体のエラー状態が記憶された場合、該エラー状態はRAMクリアが行われない限り消去されないため、以降の処理に進んだときにエラー状態として記憶された可動体について動作制御を行わないようにする(当該動作対象可動体をデッドエンド状態する)ことができるため、不具合が生じている可能性がある可動体の動作制御を実行することによりモータ等の駆動源に負荷をかけてしまうことを抑制できる。

0168

また、演出制御用CPU120は、S67、S73、S86にて開始した各種報知A〜Cについて、演出制御メイン処理におけるS58において継続的に実行する。詳しくは、報知A及び報知Bについては、報知を開始してから所定時間(例えば、10秒など)が経過したタイミングで終了し、報知Cについては、所定の解除条件(例えば、電源をオフ状態にする、RAMクリアを実行するなど)が成立するまで継続するようにすればよい。

0169

次に、演出制御用CPU120が実行する各種報知の報知態様について説明する。演出制御用CPU120は、遊技機用枠3が専用枠であると判定した場合、図16(A)に示すように、演出表示装置5の表示画面に「遊技機用枠は「専用枠」です」なる画像G1を表示する報知Aを実行する。また、演出制御用CPU120は、遊技機用枠3が共通枠であると判定した場合、図16(B)に示すように、演出表示装置5の表示画面に「遊技機用枠は「共通枠」です」なる画像G2を表示する報知Bを実行する。また、演出制御用CPU120は、遊技機用枠3が専用枠であるか共通枠であるかを特定不能であると判定した場合、図16(C)に示すように、演出表示装置5の表示画面に「盤枠不一致エラー遊技機用枠と遊技盤の組合せまたは可動体の動作状況をご確認ください」なる画像G3を表示するとともに、表示画面左右の演出用LED9を所定態様で点灯させる報知Cを実行する。

0170

このように、遊技盤2を装着した遊技機用枠3が専用枠であるか共通枠であるかの報知を、専用枠のパチンコ遊技機1Aと共通枠のパチンコ遊技機1Bとにそれぞれ搭載される演出表示装置5(5A)により行うことで、遊技盤2を装着した遊技枠が専用枠及び共通枠のいずれであるか、または特定不能であるかを、遊技者に認識可能に報知することができる。また、報知Cのように、演出表示装置5以外の演出用LED9や天発光部47などの他の報知手段を用いて報知を行うようにしてもよい。

0171

また、S51Aの第2初期化処理におけるS114、S128、S214において可動体の動作エラーを記憶した場合において、演出制御用CPU120は、図16(D)に示すように、演出表示装置5の表示画面に「振動モータエラー」なる画像G4を表示するとともに、表示画面左右の演出用LED9を所定態様で点灯させる報知Dを実行してもよい。

0172

また、S51Bの第3初期化処理におけるS69やS84において非入力状態のデータに対応する可動体のエラー情報を記憶する場合、つまり、遊技枠側の可動体の動作エラーが生じている可能性がある場合において、演出制御用CPU120は、図16(E)に示すように、演出表示装置5の表示画面に「枠可動体エラー」なる画像G5を表示するとともに、表示画面の上方左右側の演出用LED9を所定態様で点灯させる報知Eを実行してもよい。また、スティックコントローラの動作エラーの場合、演出表示装置5の表示画面に「スティックコントローラエラー」なる画像G6を表示するとともに、表示画面の上方の共通枠にしかない天発光部47を所定態様で点灯させる報知Eを実行してもよい。

0173

また、図16においては、報知手段の一例として、演出表示装置5などの表示装置と演出用LED9や天発光部47などの発光体とを記載した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、音を出力可能なスピーカ8L,8R等を報知手段として適用してもよい。

0174

図17は、演出制御メイン処理の演出制御プロセス処理(S55)を示すフローチャートである。演出制御プロセス処理では、演出制御用CPU120は、先ず、演出表示装置5の第1保留記憶表示エリア5D及び第2保留記憶表示エリア5Uでの保留記憶表示を、保留記憶バッファ記憶内容に応じた表示に更新する保留表示更新処理を実行する(S172)。

0175

その後、演出制御用CPU120は、演出制御プロセスフラグの値に応じてS173〜S179のうちのいずれかの処理を行う。各処理においては、以下のような処理を実行する。

0176

変動パターン指定コマンド受信待ち処理(S173):遊技制御用マイクロコンピュータ100から変動パターン指定コマンドを受信しているか否か確認する。具体的には、コマンド解析処理で変動パターン指定コマンドを受信しているか否か確認する。変動パターン指定コマンドを受信していれば、演出制御プロセスフラグの値を演出図柄変動開始処理(S174)に対応した値に変更する。

0177

演出図柄変動開始処理(S174):演出図柄の変動が開始されるように制御する。そして、演出制御プロセスフラグの値を演出図柄変動中処理(S175)に対応した値に更新する。

0178

演出図柄変動中処理(S175):変動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タイミング等を制御するとともに、変動時間の終了を監視する。そして、変動時間が終了したら、演出制御プロセスフラグの値を演出図柄変動停止処理(S176)に対応した値に更新する。

0179

演出図柄変動停止処理(S176):全図柄停止を指示する演出制御コマンド(図柄確定コマンド)を受信したことにもとづいて、演出図柄の変動を停止し表示結果(停止図柄)を導出表示する制御を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を大当り表示処理(S177)または変動パターン指定コマンド受信待ち処理(S173)に対応した値に更新する。

0180

大当り表示処理(S177):変動時間の終了後、演出表示装置5に大当りの発生を報知するための画面を表示する制御を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を大当り遊技中処理(S178)に対応した値に更新する。

0181

大当り遊技中処理(S178):大当り遊技中の制御を行う。例えば、大入賞口開放中指定コマンドや大入賞口開放後指定コマンドを受信したら、演出表示装置5におけるラウンド数の表示制御等を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を大当り終了演出処理(S179)に対応した値に更新する。

0182

大当り終了演出処理(S179):演出表示装置5において、大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を変動パターン指定コマンド受信待ち処理(S173)に対応した値に更新する。

0183

尚、演出制御用CPU120は、演出図柄変動中処理(S175)、大当り表示処理(S177)、大当り遊技中処理(S178)、大当り遊技中処理(S178)などにおける所定のタイミング(例えば、可動体演出の実行条件が成立したタイミング)で、可動体を原点位置と演出位置との間で移動させる可動体演出を実行可能としている。

0184

以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1A,1Bにあっては、遊技盤2(第1機構体)と該遊技盤2を着脱可能な遊技枠(第2機構体)とを備え、遊技盤2は、該遊技盤2と遊技枠を制御可能な制御手段としての演出制御用CPU120を有し、特定遊技枠(例えば、専用枠)を含む複数種類の遊技枠(例えば、専用枠と共通枠)に着脱可能であり、遊技枠は、該遊技枠に搭載された操作手段や可動体の状態(位置)を検出可能な検出手段(例えば、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39Bなど)を備え、遊技枠に設けられるシリアル変換IC130は、入力ポート131への検出信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能であり、演出制御用CPU120は、遊技枠から出力される検出特定情報(シリアル変換IC130から受信したシリアルデータ)に基づいて、遊技盤2が装着されている遊技枠が専用枠(または共通枠)であるか否かを判定し、専用枠(または共通枠)であると判定したときに報知を行う。

0185

このようにすることで、共通枠用の遊技盤2が専用枠に装着されることによる不具合の発生を防止することができる。また、専用枠用の遊技盤2が共通枠に装着されることによる不具合の発生を防止することができる。

0186

詳しくは、遊技盤2を遊技枠に装着することで、遊技盤2に設けられる演出制御用CPU120は、遊技枠側のシリアル変換IC130から出力されるシリアルデータにより入力ポート131への検出信号の入力状態を確認することによって、専用枠であるか共通枠であるかを判定するだけでなく、該判定結果を演出表示装置5により報知するため、遊技盤2と遊技枠とが一致しているか否かを作業者が容易に認識することができる。よって、遊技盤2と遊技枠とが一致していない状態で電源を投入して遊技を行った場合に、演出制御用CPU120が、装着した遊技枠に搭載されている可動体を該可動体とは異なる可動体の動作制御データに基づいて駆動させてしまい、これにより可動体の駆動源であるモータ等に負荷がかかり焼き付いてしまったり、可動体の部品を破損させてしまう、といった不具合が生じることを防止することができる。

0187

さらに、パチンコ遊技機1Aは、図22以降に説明するように、遊技領域を視認可能な窓部(例えば、窓部51)が設けられた枠体(例えば、開閉枠50など)と、可動体(例えば、第1可動体300など)と、を備え、前記窓部は、第1透過部材(例えば、第1透過体250)と、該第1透過部材よりも前記遊技領域側に設けられ、孔部(例えば、孔部270)または切欠部が形成された第2透過部材(例えば、第2透過体260)と、を有し、該第1透過部材と該第2透過部材との間に形成された空間(例えば、空間部S)に前記孔部または前記切欠部を介して前記可動体の少なくとも一部が進入可能である。よって、このような第1可動体300を有する遊技盤2を共通枠に装着した場合、共通枠の窓部51には、第1可動体300が進入可能な孔部や切欠部を有していないため、第1可動体300を動作させたときに第1可動体300が窓部51に衝突して破損してしまうことがあるため、上記のようにすることで、専用枠用の遊技盤2が共通枠に装着されることによる不具合の発生を防止することができる。

0188

また、本実施例では、遊技盤2を装着した遊技枠の種別を、遊技盤2に設けられた制御手段(演出制御用CPU120)と、複数種類の遊技枠に搭載され演出制御用CPU120により制御される操作手段や可動体を検出可能な複数の検出手段を利用して特定することができるため、例えば、複数種類の遊技枠に各々を識別可能な識別情報を設け、遊技盤2に設けられた制御手段が該識別情報を読み取ることにより判定するといった手間をかけることなく容易に行うことができる。

0189

また、演出制御用CPU120は、S51Bの第3初期化処理のS61〜S65,S68〜S71,S80〜S83,S87において、特定のポート番号のシリアルデータを特定し、該特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かにより専用枠か共通枠かを判定する。

0190

このようにすることで、専用枠(または共通枠)であるか否かを好適に判定することができる。例えば、専用枠にしか搭載されていない可動体が原点位置にあることを検出可能な複数の原点位置センサからの検出信号が入力される複数のポート番号のうち特定のポート番号(例えば、4(D)、5(C)、1(g)、2(f))のシリアルデータを特定し、該特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かにより専用枠か共通枠かを判定するようにすることで、専用枠(または共通枠)であるか否かを好適に判定することができる。

0191

また、演出制御用CPU120は、S51Bの第3初期化処理のS61〜S65,S68〜S71,S80〜S83,S87において、複数の特定のポート番号のシリアルデータを特定し、該特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かにより専用枠か共通枠かを判定する。

0192

このようにすることで、専用枠(または共通枠)であるか否かを好適に判定することができる。例えば、専用枠にしか搭載されていない可動体が原点位置にあることを検出可能な複数の原点位置センサからの検出信号が入力される複数のポート番号(例えば、4(D)、5(C)、1(g)、2(f))のシリアルデータを特定し、該特定したシリアルデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かにより専用枠か共通枠かを判定するようにすることで、一のポート番号のシリアルデータに基づいて判定する場合よりも、専用枠(または共通枠)であるか否かを正確に判定することができる。

0193

また、遊技枠は、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、スティックコントローラ31A、プッシュボタン31Bなど)を含み、シリアル変換IC130は、入力ポート131へのスティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bからの検出信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能である。

0194

このようにすることで、操作異常の発生を防止することができる。また、遊技者が操作可能な操作手段は、専用枠や共通枠を問わず多くの機種に搭載されている可能性が高く、また、各種遊技枠で意匠や操作態様等が変更される可能性が高いものであるため、操作手段からの検出信号の入力状態を利用すれば、遊技枠の種類を特定しやすくなる。

0195

また、遊技枠は、動作可能な可動体(例えば、専用枠のロケット45、カバー体48、スティックコントローラ31Aなど)を含み、シリアル変換IC130は、入力ポート131への振動モータ35C、ロケットモータ37C、カバー体モータ39C、スティックモータ35Dからの駆動信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能である。

0196

このようにすることで、動作異常の発生を防止することができる。また、可動体は、専用枠や共通枠を問わず多くの機種に搭載されている可能性が高く、また、各種遊技枠で意匠や操作態様等が変更される可能性が高いものであるため、可動体からの駆動信号の入力状態を利用すれば、遊技枠の種類を特定しやすくなる。

0197

また、演出制御用CPU120は、複数種類の遊技枠で共通に設けられる報知手段(例えば、演出表示装置5,5A、演出用LED9など)を用いて報知を行う。

0198

このようにすることで、いずれの種類の遊技枠でも適切に報知できる。つまり、遊技盤2を専用枠でない共通枠に装着した場合でも、遊技盤2と遊技枠と一致していない旨の報知を行うことができるため、不具合の発生を防止することができる。

0199

また、演出制御用CPU120が報知していても遊技は実行可能であり、報知の対象となった検出対象物の使用を制限する。詳しくは、演出制御用CPU120がS51Bの第3初期化処理でエラー情報が記憶された可動体をデッドエンド状態としたまま遊技を行うことが可能となる。

0200

このようにすることで、異常の発生を防止することができる。詳しくは、演出制御用CPU120が不適切な制御データに基づく制御を実行することを回避できるため、不具合の発生を好適に防止することができる。

0201

また、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1A,1Bにあっては、遊技盤2(第1機構体)と該遊技盤2を着脱可能な遊技枠(第2機構体)とを備え、遊技盤2は、該遊技盤2と遊技枠を制御可能な制御手段としての演出制御用CPU120を有し、特定遊技枠(例えば、専用枠)を含む複数種類の遊技枠(例えば、専用枠と共通枠)に着脱可能であり、遊技枠は、該遊技枠に搭載された操作手段や可動体の状態(位置)を検出可能な検出手段(例えば、スティック原点位置センサ35A、スティック引き位置センサ35B、ボタンセンサ36A、ロケット原点位置センサ37A、ロケット突出位置センサ37B、十字ボタンセンサ38A〜38D、カバー体原点位置センサ39A、カバー体開放位置センサ39Bなど)を備え、遊技枠に設けられるシリアル変換IC130は、入力ポート131への検出信号の入力状態を特定可能なシリアルデータを生成して演出制御基板12に出力することが可能であり、演出制御用CPU120は、遊技枠から出力される検出特定情報(シリアル変換IC130から受信したシリアルデータ)に基づいて、遊技盤2が装着されている遊技枠が専用枠(または共通枠)であるか否かを判定することが可能である。

0202

このようにすることで、共通枠用の遊技盤2が専用枠に装着されることによる不具合の発生を防止することができる。また、専用枠用の遊技盤2が共通枠に装着されることによる不具合の発生を防止することができる。

0203

詳しくは、遊技盤2を遊技枠に装着することで、遊技盤2に設けられる演出制御用CPU120は、遊技枠側のシリアル変換IC130から出力されるシリアルデータにより入力ポート131への検出信号の入力状態を確認することによって、専用枠であるか共通枠であるかを判定する。よって、遊技盤2と遊技枠とが一致していない状態で電源を投入して遊技を行った場合に、演出制御用CPU120が、装着した遊技枠に搭載されている可動体を該可動体とは異なる可動体の動作制御データに基づいて駆動させてしまい、これにより可動体の駆動源であるモータ等に負荷がかかり焼き付いてしまったり、可動体の部品を破損させてしまう、といった不具合が生じることを防止することができる。

0204

また、前記実施例では、演出制御用CPU120は、S51Bの第3初期化処理におけるS63,S64にて可動体の初期化動作制御を実行することで、該可動体を駆動するモータからの駆動信号の入力状態を特定する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各検出手段は、初期化動作制御の実行によって検出状況が変化するものであって、演出制御用CPU120は、初期化動作制御の実行時において可動体の原点位置検出センサからの検出信号が入力されるポート番号のシリアルデータを特定して遊技枠の種類を特定するようにしてもよい。

0205

このようにすることで、的確な判定ができる。詳しくは、可動体の原点位置センサからの検出信号の入力状態を確認する前に、ロケット45やカバー体28の初期化(原点位置への復帰動作)を実行することで、ロケット45やカバー体28があるにもかかわらず、何らかの理由で可動体が原点位置からずれた位置に移動してしまっていることにより検出信号の入力状態を示すデータにならないことで、専用枠ではないと判定してしまうことを回避できる。

0206

尚、操作手段であるスティックコントローラ31A、プッシュボタン31B及び十字ボタン46については、図示しない付勢手段等により常時原点位置に位置するようになっているため、本実施例では、初期化処理を実行することなく原点位置センサからの検出信号の入力状態を確認するようにしているが、初期化処理を実行してから検出信号の入力状態を確認するようにしてもよい。また、可動体について、初期化処理を実行することなく原点位置センサからの検出信号の入力状態を確認することで可動体を特定するようにしてもよい。

0207

また、前記実施例では、S51Bの第3初期化処理において、遊技盤2が装着された遊技枠の種別を判定した後、該判定結果を報知する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技盤2が装着された遊技枠の種別を判定した後、必ずしも判定結果を報知しなくてもよい。このようにした場合、遊技盤2が非正規な遊技枠に装着されたまま遊技が行われる可能性があるが、演出制御用CPU120がS51Bの第3初期化処理において可動体のエラー状態等を記憶していることになるので、可動体は動作しないものの、負荷がかかる状態で作動すること等は回避できる。

0208

また、前記実施例では、専用枠の遊技盤2を共通枠に装着した場合または共通枠の遊技盤2を専用枠に装着した場合、つまり、遊技盤2が非正規な遊技枠に装着された場合でも、装着された遊技枠の種類が特定できた場合は該特定した遊技枠の種類が報知される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技盤2が非正規の遊技枠または正規の遊技枠に装着された場合、遊技枠の種類を特定可能に報知しなくても、遊技盤2と遊技枠とが不一致または一致している旨を報知するようにしてもよい。さらに、遊技盤2と遊技枠とが不一致であると判定したときにのみエラー報知を行い、一致していると判定したときには報知を行わないようにしてもよい。あるいは、遊技盤2が非正規な遊技枠に装着された場合に、遊技を行うことが不能な状態とするようにしてもよい。

0209

また、前記実施例では、遊技盤2を装着した遊技枠の種類を特定することができない場合、特定不能である旨を報知する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特定不能であった場合は、遊技盤2と遊技枠とが不一致であることを特定可能に報知してもよいし、あるいはエラー報知を行ってもよい。

0210

また、前記実施例では、演出制御用CPU120は、S51Bの第3初期化処理において遊技盤2が装着された遊技枠の種類が専用枠または共通枠のいずれであるか判定する処理を実行する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技盤2が装着された遊技枠の種類が専用枠であるか否かまたは共通枠であるか否かを判定する、つまり、特定遊技枠(例えば、専用枠または専用枠)であるか否かを判定するようにしてもよい。

0211

また、前記実施例では、S51Bの第3初期化処理において遊技盤2が装着された遊技枠の種類が専用枠または共通枠のいずれであるか判定する処理を実行する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技枠の可動体の初期化処理(原点位置への復帰動作制御)と、遊技盤2が装着された遊技枠の種類が専用枠または共通枠のいずれであるか判定する処理とを切り離して別個で行うようにしてもよい。つまり、少なくとも遊技盤2が装着された遊技枠の種類が専用枠または共通枠のいずれであるか特定する処理が行われるようになっていれば、判定結果の報知や、判定結果に基づいて遊技枠側の電子部品の制御を行うようになっていればよい。

0212

また、前記実施例では、演出制御用CPU120は、S51Bの第3初期化処理において、遊技枠側のシリアル変換IC130から受信したシリアルデータから特定のポート番号、つまり、専用枠と共通枠とを判別可能なポート番号のシリアルデータを特定し、該特定したデータに検出信号の入力状態を示すデータがあるか否かによって専用枠であるか否かを判定する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技枠側のシリアル変換IC130から出力される特定の信号の入力時間に基づいて専用枠と共通枠のいずれであるかを判定するようにしてもよい。

0213

例えば、専用枠に搭載された可動体と共通枠に搭載された可動体とで、可動体を初期化動作制御により原点位置に復帰させる際に、可動体が原点位置検出センサにより検出されてから可動体を停止させるまでの時間などが違う場合は、原点位置検出センサからの信号が入力される時間の違いによって専用枠と共通枠のいずれであるかを判定することが可能であるため、入力ポートに入力される信号数や入力されるビット(ポート番号)が同じである場合であっても、専用枠と共通枠のいずれであるかを判定することができる。

0214

また、前記実施例では、遊技盤2が装着された遊技枠の種別を特定するためのS51Bの第3初期化処理を、遊技盤2側に設けられた可動体の原点位置への復帰動作制御を行う第2初期化処理の後に実行する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3初期化処理を第2初期化処理の前に実行してもよいし、第3初期化処理と第2初期化処理とを一の初期化処理にて一緒に行うようにしてもよい。

0215

また、第3初期化処理を第2初期化処理の前に実行するようにした場合において、第3初期化処理にて遊技盤2と遊技枠とが一致していないと判定した場合や遊技枠の種類を特定不能と判定した場合において、第2初期化処理以降の処理を実行しないようにしてもよく、このようにすることで、遊技盤2と遊技枠とが一致していない状態で遊技が行われて不具合が生じてしまうことを回避することができる。

0216

次に、本発明の変形例1について、図18に基づいて説明する。図18は、(A)〜(C)は専用枠における表示態様の一例、(D)〜(F)は共通枠における表示態様の一例を示す図である。

0217

図18に示すように、演出制御用CPU120は、例えば、図柄の変動表示中や大当り遊技状態等における所定タイミングにおいて、スティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bの操作を促す操作促進演出を行うことが可能とされており、操作促進演出として、スティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bの操作を促す画像を表示することが可能である。

0218

詳しくは、専用枠の場合、プッシュボタン31Bの操作促進演出では、図18(A)に示すように、「押せ!!」なる画像G10と、専用枠のプッシュボタン31Bに対応する画像G11と、が表示され、スティックコントローラ31Aの操作促進演出では、図18(B)に示すように、「引け!!」なる画像G12と、専用枠のスティックコントローラ31Aに対応する画像G13と、が表示される。

0219

一方、共通枠の場合、プッシュボタン31Bの操作促進演出では、図18(D)に示すように、「押せ!!」なる画像G10と、共通枠のプッシュボタン31Bに対応する画像であり画像G11とは異なるG21と、が表示され、スティックコントローラ31Aの操作促進演出では、図18(E)に示すように、「引け!!」なる画像G12と、共通枠のスティックコントローラ31Aに対応する画像であり画像G13とは異なる画像G23と、が表示される。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社三共の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】遊技において興趣を盛上げることができる遊技機を提供することである。【解決手段】例えば大当り確率を設定値1〜設定値3のような複数の設定値のうちのいずれかの設定値に設定可能な構成において、設定手段... 詳細

  • 株式会社三共の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】遊技において興趣を盛上げることができる遊技機を提供することである。【解決手段】例えば大当り確率を設定値1〜設定値3のような複数の設定値のうちのいずれかの設定値に設定可能な構成において、設定手段... 詳細

  • 株式会社三共の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】遊技において興趣を盛上げることができる遊技機を提供することである。【解決手段】例えば大当り確率を設定値1〜設定値3のような複数の設定値のうちのいずれかの設定値に設定可能な構成において、設定手段... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ