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図面 (17)

課題

モータハウジング搬送時の位置決めや組付時の荷重受けを行うことができる電動ポンプを提供する。

解決手段

電動ポンプPでは、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66と、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内周部57とが径方向レーザ溶着により溶着固定されて溶着固定部150が形成されている。モータハウジング60におけるポンプハウジング50と反対側の端部の外周部には、モータハウジング60の径方向外側に突出すると共に、モータハウジング60の周方向に延びるフランジ部67が形成されている。フランジ部67には、フランジ部67の突出端に開口すると共に、モータハウジング60の軸方向に貫通する切欠部68が形成されている。フランジ部67及び切欠部68は、電動ポンプPの組立時に位置決め部及び荷重受け部として機能する位置決め・荷重受け部160を構成している。

概要

背景

電動ポンプとしては、次のものが公知である(例えば、特許文献1参照)。すなわち、公知の電動ポンプは、ロータと、ステータと、インペラと、モータハウジングと、ポンプハウジングとを備える。

ステータは、ロータの径方向外側に配置されており、インペラは、ロータの軸方向一方側に配置され、ロータと一体に回転する。モータハウジングは、ロータを内側に収容する内筒部と、内筒部との間にステータを収容する外筒部とを有する。ポンプハウジングは、モータハウジングの軸方向一方側に配置されると共に、モータハウジング側に開口する凹状に形成されている。ポンプハウジングの内側には、インペラを収容するポンプ室が形成されている。

また、モータハウジングにおけるポンプハウジング側の端部の外周部には、ポンプハウジング側に開口する凹部を有するフランジ部が形成されており、ポンプハウジングにおけるモータハウジング側の端部の外周部には、モータハウジング側に突出する凸部を有するフランジ部が形成されている。

そして、モータハウジングのフランジ部と、ポンプハウジングのフランジ部とが重ね合わされると共に、モータハウジングのフランジ部に形成された凹部に、ポンプハウジングのフランジ部に形成された凸部が挿入される。また、この状態で、両フランジ部がオービタ溶着によって接合され、これにより、モータハウジングにポンプハウジングが組み付けられている。

概要

モータハウジング搬送時の位置決めや組付時の荷重受けを行うことができる電動ポンプを提供する。電動ポンプPでは、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66と、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内周部57とが径方向レーザ溶着により溶着固定されて溶着固定部150が形成されている。モータハウジング60におけるポンプハウジング50と反対側の端部の外周部には、モータハウジング60の径方向外側に突出すると共に、モータハウジング60の周方向に延びるフランジ部67が形成されている。フランジ部67には、フランジ部67の突出端に開口すると共に、モータハウジング60の軸方向に貫通する切欠部68が形成されている。フランジ部67及び切欠部68は、電動ポンプPの組立時に位置決め部及び荷重受け部として機能する位置決め・荷重受け部160を構成している。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、モータハウジング搬送時の位置決めや組付時の荷重受けを行うことができる電動ポンプを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

ロータと、前記ロータの径方向外側に配置されたステータと、前記ロータの軸方向一方側に配置され、前記ロータと一体に回転するインペラと、前記ロータを内側に収容する内筒部と、前記内筒部との間に前記ステータを収容する外筒部とを有するモータハウジングと、前記モータハウジングの軸方向一方側に配置されると共に、前記モータハウジング側に開口する凹状に形成され、内側に前記インペラを収容するポンプ室が形成されたポンプハウジングと、前記モータハウジングにおける前記ポンプハウジング側の端部の外周部に、前記ポンプハウジングにおける前記モータハウジング側の端部の内周部が溶着固定された溶着固定部と、前記モータハウジングにおける前記ポンプハウジングと反対側の端部の外周部から前記モータハウジングの径方向外側に突出すると共に、前記モータハウジングの周方向に延びるフランジ部と、前記フランジ部に形成されて前記フランジ部の突出端に開口すると共に、前記モータハウジングの軸方向に貫通する切欠部とを有する位置決め・荷重受け部と、を備える電動ポンプ

請求項2

前記モータハウジングに対する前記ポンプハウジングと反対側に配置された支持部材と、前記支持部材に対する前記モータハウジングと反対側に配置され、前記ステータに給電する回路基板と、前記支持部材に対する前記モータハウジングと反対側に配置され、前記回路基板を収容する基板ハウジングと、前記ステータに形成された第一係止部と、前記第一係止部と係止された第一被係止部を有し、前記支持部材に形成された第一弾性片とを有する第一スナップフィット構造と、前記モータハウジングに形成された第二係止部と、前記第二係止部と係止された第二被係止部を有し、前記支持部材に形成された第二弾性片とを有する第二スナップフィット構造と、前記支持部材に形成された第三係止部と、前記第三係止部と係止された第三被係止部を有し、前記基板ハウジングに形成された第三弾性片とを有する第三スナップフィット構造とを備える、請求項1に記載の電動ポンプ。

請求項3

前記フランジ部には、前記フランジ部の突出端に開口すると共に、前記モータハウジングの軸方向に貫通する凹部が形成され、前記凹部の内側には、前記第二係止部が配置され、前記第二係止部に前記第二被係止部が係止され、前記凹部の内側に前記第二弾性片が挿入された状態において、前記モータハウジングの外周部に対する前記フランジ部の突出寸法は、前記モータハウジングの外周部に対する前記第二弾性片の突出寸法以下である、請求項2に記載の電動ポンプ。

技術分野

0001

本発明は、電動ポンプに関する。

背景技術

0002

電動ポンプとしては、次のものが公知である(例えば、特許文献1参照)。すなわち、公知の電動ポンプは、ロータと、ステータと、インペラと、モータハウジングと、ポンプハウジングとを備える。

0003

ステータは、ロータの径方向外側に配置されており、インペラは、ロータの軸方向一方側に配置され、ロータと一体に回転する。モータハウジングは、ロータを内側に収容する内筒部と、内筒部との間にステータを収容する外筒部とを有する。ポンプハウジングは、モータハウジングの軸方向一方側に配置されると共に、モータハウジング側に開口する凹状に形成されている。ポンプハウジングの内側には、インペラを収容するポンプ室が形成されている。

0004

また、モータハウジングにおけるポンプハウジング側の端部の外周部には、ポンプハウジング側に開口する凹部を有するフランジ部が形成されており、ポンプハウジングにおけるモータハウジング側の端部の外周部には、モータハウジング側に突出する凸部を有するフランジ部が形成されている。

0005

そして、モータハウジングのフランジ部と、ポンプハウジングのフランジ部とが重ね合わされると共に、モータハウジングのフランジ部に形成された凹部に、ポンプハウジングのフランジ部に形成された凸部が挿入される。また、この状態で、両フランジ部がオービタ溶着によって接合され、これにより、モータハウジングにポンプハウジングが組み付けられている。

先行技術

0006

特許第5161636号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上述の電動ポンプのように、モータハウジングのフランジ部とポンプハウジングのフランジ部とをオービタル溶着により接合する構造では、両フランジ部を挟み込むように加圧するという加工の性質上、両フランジ部がモータハウジング及びポンプハウジングの径方向外側に突出する。このように両フランジ部がモータハウジング及びポンプハウジングの径方向外側に突出すると、電動ポンプの体格が径方向に増大するという背反があるものの、モータハウジングの搬送時の位置決めや組付時の荷重受け等にフランジ部を使用することができる。

0008

一方、ポンプハウジングのモータハウジングへの組付には、上述のオービタル溶着の他に、径方向レーザ溶着がある。径方向レーザ溶着では、ポンプハウジングにおけるモータハウジング側の端部の内側に、モータハウジングにおけるポンプハウジング側の端部が挿入されると共に、この両方の端部の重複部分に径方向外側からレーザ照射される。そして、モータハウジングにおけるポンプハウジング側の端部の外周部に、ポンプハウジングにおけるモータハウジング側の端部の内周部が溶着されて固定される。

0009

しかしながら、径方向レーザ溶着の場合には、オービタル溶着の場合に接合に使用されるフランジ部がモータハウジング及びポンプハウジングから不要になる。このようにオービタル溶着の場合に接合に使用されていたフランジ部をモータハウジング及びポンプハウジングから省くと、電動ポンプを径方向に小型化できる反面、モータハウジングの搬送時の位置決めや組付時の荷重受け等ができなくなるという課題がある。

0010

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、モータハウジング搬送時の位置決めや組付時の荷重受けを行うことができる電動ポンプを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するために、請求項1に記載の電動ポンプは、ロータと、前記ロータの径方向外側に配置されたステータと、前記ロータの軸方向一方側に配置され、前記ロータと一体に回転するインペラと、前記ロータを内側に収容する内筒部と、前記内筒部との間に前記ステータを収容する外筒部とを有するモータハウジングと、前記モータハウジングの軸方向一方側に配置されると共に、前記モータハウジング側に開口する凹状に形成され、内側に前記インペラを収容するポンプ室が形成されたポンプハウジングと、前記モータハウジングにおける前記ポンプハウジング側の端部の外周部に、前記ポンプハウジングにおける前記モータハウジング側の端部の内周部が溶着固定された溶着固定部と、前記モータハウジングにおける前記ポンプハウジングと反対側の端部の外周部から前記モータハウジングの径方向外側に突出すると共に、前記モータハウジングの周方向に延びるフランジ部と、前記フランジ部に形成されて前記フランジ部の突出端に開口すると共に、前記モータハウジングの軸方向に貫通する切欠部とを有する位置決め・荷重受け部と、を備える。

0012

この電動ポンプによれば、モータハウジングにおけるポンプハウジングと反対側の端部の外周部には、モータハウジングの径方向外側に突出すると共に、モータハウジングの周方向に延びるフランジ部が形成されている。また、このフランジ部には、フランジ部の突出端に開口すると共に、モータハウジングの軸方向に貫通する切欠部が形成されている。

0013

したがって、例えば、モータハウジングをパレットで搬送する際には、モータハウジングのフランジ部側を下側にして、フランジ部の第一面(ポンプハウジングと反対側の面)をパレットに形成された支持部で下側から支持することができる。また、パレットに形成された凸部を切欠部に挿入することで、モータハウジングをパレットに対して位置決めした状態で搬送することができる。

0014

また、ステータを含むステータアッセンブリをモータハウジングに組み付ける際には、モータハウジングのフランジ部側を上側にして、フランジ部の上記第一面と反対側の第二面(ポンプハウジング側の面)を荷重受け面として治具で支持することができる。そして、フランジ部の第二面を治具で支持しながら、ステータアッセンブリをモータハウジングに組み付けることができる。

0015

さらに、ポンプハウジングをモータハウジングに組み付ける際には、モータハウジングのフランジ部側を下側にして、フランジ部の第一面(ポンプハウジングと反対側の面)を荷重受け面として治具で支持することができる。そして、フランジ部の第一面を治具で支持しながら、ポンプハウジングにおけるモータハウジング側の端部の内側に、モータハウジングにおけるポンプハウジング側の端部を挿入することができる。また、この両方の端部の重複部分に径方向外側からレーザを照射し、モータハウジングにおけるポンプハウジング側の端部の外周部に、ポンプハウジングにおけるモータハウジング側の端部の内周部が溶着固定された溶着固定部を形成することができる。

0016

なお、請求項2に記載のように、請求項1に記載の電動ポンプにおいて、前記モータハウジングに対する前記ポンプハウジングと反対側に配置された支持部材と、前記支持部材に対する前記モータハウジングと反対側に配置され、前記ステータに給電する回路基板と、前記支持部材に対する前記モータハウジングと反対側に配置され、前記回路基板を収容する基板ハウジングと、前記ステータに形成された第一係止部と、前記第一係止部と係止された第一被係止部を有し、前記支持部材に形成された第一弾性片とを有する第一スナップフィット構造と、前記モータハウジングに形成された第二係止部と、前記第二係止部と係止された第二被係止部を有し、前記支持部材に形成された第二弾性片とを有する第二スナップフィット構造と、前記支持部材に形成された第三係止部と、前記第三係止部と係止された第三被係止部を有し、前記基板ハウジングに形成された第三弾性片とを有する第三スナップフィット構造とを備えていても良い。

0017

この電動ポンプによれば、ステータ及び支持部材には、第一スナップフィット構造が設けられ、モータハウジング及び支持部材には、第二スナップフィット構造が設けられ、支持部材及び基板ハウジングには、第三スナップフィット構造が設けられている。

0018

そして、第一スナップフィット構造では、ステータに形成された第一係止部に、支持部材に形成された第一弾性片の第一被係止部が係止することにより、ステータが支持部材に組み付けられる。

0019

また、第二スナップフィット構造では、モータハウジングに形成された第二係止部に、支持部材に形成された第二弾性片の第二被係止部が係止することにより、モータハウジングが支持部材に組み付けられる。

0020

さらに、第三スナップフィット構造では、支持部材に形成された第三係止部に、基板ハウジングに形成された第三弾性片の第三被係止部が係止することにより、基板ハウジングが支持部材に組み付けられる。

0021

このように、第一スナップフィット構造、第二スナップフィット構造、及び、第三スナップフィット構造を用いて、ステータ、モータハウジング、及び、基板ハウジングを支持部材に組み付けることができるので、組立を容易にすることができる。

0022

また、請求項3に記載のように、請求項2に記載の電動ポンプにおいて、前記フランジ部には、前記フランジ部の突出端に開口すると共に、前記モータハウジングの軸方向に貫通する凹部が形成され、前記凹部の内側には、前記第二係止部が配置され、前記第二係止部に前記第二被係止部が係止され、前記凹部の内側に前記第二弾性片が挿入された状態において、前記モータハウジングの外周部に対する前記フランジ部の突出寸法は、前記モータハウジングの外周部に対する前記第二弾性片の突出寸法以下であっても良い。

0023

この電動ポンプによれば、フランジ部には、フランジ部の突出端に開口すると共に、モータハウジングの軸方向に貫通する凹部が形成されており、この凹部の内側には、第二係止部が配置されている。そして、この第二係止部に第二被係止部が係止され、凹部の内側に第二弾性片が挿入された状態では、モータハウジングの周壁部に対するフランジ部の突出寸法は、モータハウジングの周壁部に対する第二弾性片の突出寸法以下となる。したがって、第二スナップフィット構造(第二弾性片)に対してフランジ部が径方向外側に突出することが抑制されるので、電動ポンプの体格が径方向に増大することを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の一実施形態に係る電動ポンプを軸方向一方側から見た斜視図である。
図1の電動ポンプを軸方向他方側から見た斜視図である。
図1の電動ポンプを軸方向一方側から見た分解斜視図である。
図1の電動ポンプを軸方向他方側から見た分解斜視図である。
図1の電動ポンプの縦断面図である。
図5のA部を拡大した図である。
図1のモータハウジングを軸方向他方側から見た斜視図である。
図1のモータハウジングを軸方向他方側から見た平面図である。
図8のF9−F9線で切断した縦断面図である。
図1のモータハウジングをパレットに載せて搬送する状態を示す縦断面図である。
図10のパレットに形成された支持部によって支持されるフランジ部の荷重受け面を強調して示す斜視図である。
図10のパレットに形成された凸部が切欠部に挿入されることで、モータハウジングがパレットに対して位置決めされた状態を示す平面図である。
図1の電動ポンプにおけるステータアッセンブリをモータハウジングに組み付ける過程を示す斜視図である。
図1の電動ポンプにおけるステータアッセンブリをモータハウジングに組み付ける際にモータハウジングを第一治具で支持した状態を示す縦断面図である。
図1のポンプハウジング及びインペラ部材をモータハウジングに組み付ける過程を示す斜視図である。
図1のポンプハウジング及びインペラ部材をモータハウジングに組み付ける際にモータハウジングを第二治具で支持した状態を示す縦断面図である。

実施例

0025

以下、本発明の一実施形態について説明する。

0026

図1図5に示されるように、本発明の一実施形態に係る電動ポンプPは、インペラ10と、モータ部20と、ポンプハウジング50と、モータハウジング60と、支持部材70と、回路基板80と、基板ハウジング90と、第一ガスケット100と、第二ガスケット110とを備える。矢印A1は、電動ポンプPの軸方向一方側を示し、矢印A2は、電動ポンプPの軸方向他方側を示している。

0027

インペラ10は、後述するロータ21の軸方向一方側に配置されている。このインペラ10は、一例として樹脂製であり、複数の羽根11と、カバー部12とを有している。複数の羽根11は、インペラ10の中心部を中心に渦巻放射状に延びている。カバー部12は、円環盤状に形成されており、インペラ10の軸方向一方側から複数の羽根11を覆っている。インペラ10は、後述するロータ21の本体部22と共に樹脂で一体に形成されており、インペラ10の全体は、ロータ21と一体に回転する。インペラ10及び後述するロータ21は、インペラ部材16を構成している。

0028

モータ部20は、ロータ21と、ステータ31と、モータシャフト41とを有する。ロータ21は、本体部22と、軸受23と、ロータマグネット24と、ロータコア25とを有している。本体部22は、樹脂製であり、円筒状に形成されている。軸受23は、本体部22の内周部に設けられており、ロータコア25は、本体部22の外周部に設けられている。ロータコア25は、内周部及び外周部を有する二重の円筒構造となっており、ロータマグネット24は、ロータコア25の内周部と外周部との間に設けられている。

0029

このロータ21は、全体として概略円筒状軸芯部に孔を有する概略円柱状)に形成されている。軸受23の内側には、モータシャフト41が挿入されており、ロータ21は、モータシャフト41に回転可能に支持されている。ロータ21(ロータマグネット24)は、後述するステータ31の径方向内側にステータ31と対向して配置されている。

0030

ステータ31は、ステータコア32と、インシュレータ33と、巻線34と、ステータヨーク35とを有している。ステータコア32は、放射状に延びる複数のティース部36を有している。インシュレータ33は、ステータ31に装着されており、巻線34は、インシュレータ33を介してティース部36に巻回されている。ステータヨーク35は、筒状に形成されており、ステータコア32は、ステータヨーク35の内側に圧入されている。このステータ31は、全体として概略円環状に形成されている。

0031

ポンプハウジング50は、後述するモータハウジング60の軸方向一方側に配置されている。このポンプハウジング50は、モータハウジング60側に開口する凹状に形成されており、ポンプハウジング50の内側は、インペラ10を収容するポンプ室51として形成されている。ポンプハウジング50は、後述する溶着固定部150によって、モータハウジング60に固定されている。

0032

このポンプハウジング50は、インレット53と、アウトレット54とを有している。インレット53は、ポンプハウジング50の中心部からモータハウジング60と反対側に延びており、アウトレット54は、ポンプハウジング50の外側部からポンプハウジング50の接線方向に延びている。インレット53には、ポンプ室51と連通する吸入口55が形成されており、アウトレット54には、ポンプ室51と連通する吐出口56が形成されている。

0033

モータハウジング60は、いずれも有底筒状である内筒部63及び外筒部64を有する二重構造となっている。内筒部63は、ポンプハウジング50側に開口し、外筒部64は、ポンプハウジング50と反対側に開口している。

0034

内筒部63の内側には、ロータ21が回転可能に収容されており、内筒部63と外筒部64との間には、ステータ31が内筒部63及び外筒部64に圧入された状態で収容されている。内筒部63の底壁部には、ポンプハウジング50側に開口する凹状のシャフト支持部65が形成されており、このシャフト支持部65には、モータシャフト41が圧入されている。外筒部64の底壁部は、内筒部63の開口側の端部と連結されている。

0035

支持部材70は、モータハウジング60に対するポンプハウジング50と反対側に配置されている。この支持部材70は、モータハウジング60の軸方向にモータハウジング60と対向する円盤部71と、この円盤部71の外周部の一部から円盤部71の径方向外側に突出するコネクタ部72とを有する。コネクタ部72には、接続端子73が設けられており、この接続端子73には、ターミナル部74が一体に形成されている。

0036

この支持部材70には、後に詳述する第一スナップフィット構造120によって、ステータ31が組み付けられている。また、この支持部材70には、後に詳述する第二スナップフィット構造130によって、モータハウジング60が組み付けられている。このように、第一スナップフィット構造120及び第二スナップフィット構造130によってステータ31及びモータハウジング60が支持部材70に組み付けられた状態で、ステータ31及びモータハウジング60と支持部材70との間には、防水性及び防振性を有する弾性材である第一ガスケット100が介在されている。

0037

回路基板80は、支持部材70の円盤部71に対するモータハウジング60と反対側に配置されている。回路基板80は、円盤部71と対向しており、この円盤部71に固定されている。回路基板80には、ステータ31から延びる巻線34の端末部が接続されている。この回路基板80には、ステータ31の巻線34に給電するためのモータドライバや、モータドライバを制御するための制御素子等が実装されている。また、回路基板80には、接続端子73から延びるターミナル部74が接続されている。

0038

基板ハウジング90は、支持部材70に対するモータハウジング60と反対側に配置されている。この基板ハウジング90は、支持部材70側に開口する凹状に形成されている。基板ハウジング90は、後に詳述する第三スナップフィット構造140によって支持部材70に組み付けられている。このように、第三スナップフィット構造140によって基板ハウジング90が支持部材70に組み付けられた状態で、支持部材70と基板ハウジング90との間には、第一ガスケット100と同様に防水性及び防振性を有する弾性材である第二ガスケット110が介在されている。

0039

なお、電動ポンプPには、複数の第一スナップフィット構造120、複数の第二スナップフィット構造130、及び、複数の第三スナップフィット構造140が設けられている。本実施形態では、一例として、支持部材70の周方向の二箇所に第一スナップフィット構造120が設けられると共に、支持部材70の周方向の四箇所に第二スナップフィット構造130及び第三スナップフィット構造140が設けられている。

0040

そして、この電動ポンプPでは、回路基板80によってステータ31が給電されると、ステータ31によって回転磁界が形成され、この回転磁界によってロータ21に回転力が生じることにより、ロータ21と共にインペラ10が回転する。また、インペラ10が回転すると、インレット53の吸入口55から流体が吸入されてポンプ室51に搬送され、このポンプ室51に搬送された流体がアウトレット54の吐出口56から吐出される。

0041

続いて、図6を参照しながら、第一ガスケット100及び第二ガスケット110による防水構造の詳細と、第一スナップフィット構造120、第二スナップフィット構造130、及び、第三スナップフィット構造140による組付構造の詳細について説明する。

0042

第一ガスケット100は、より具体的には、支持部材70に形成された円盤部71の外縁部71Aに設けられている。この第一ガスケット100は、円盤部71のモータハウジング60側に配置されている。ステータヨーク35及び外筒部64における円盤部71側の端部35A、64Aは、円盤部71の外縁部71Aにそれぞれ対向している。

0043

ステータヨーク35及び外筒部64は、第一スナップフィット構造120及び第二スナップフィット構造130によって円盤部71に組み付けられている。このように、ステータヨーク35及び外筒部64が円盤部71に組み付けられた状態では、ステータコア32及び外筒部64と円盤部71との間に第一ガスケット100が圧縮変形した状態で介在される。つまり、第一スナップフィット構造120及び第二スナップフィット構造130の拘束力により、ステータヨーク35及び外筒部64における円盤部71側の端部35A、64Aは、第一ガスケット100に押し付けられている。

0044

第二ガスケット110は、第一ガスケット100と同様に、支持部材70に形成された円盤部71の外縁部71Aに設けられている。この第二ガスケット110は、円盤部71を挟んだ第一ガスケット100と反対側、すなわち、円盤部71の基板ハウジング90側に配置されている。基板ハウジング90の周壁部91における円盤部71側の端部91Aは、円盤部71の外縁部71Aに対向している。

0045

基板ハウジング90の周壁部91は、第三スナップフィット構造140によって円盤部71に組み付けられており、このように、基板ハウジング90の周壁部91が円盤部71に組み付けられた状態では、周壁部91と円盤部71との間に第二ガスケット110が圧縮変形した状態で介在される。つまり、第三スナップフィット構造140の拘束力により、基板ハウジング90の周壁部91における円盤部71側の端部91Aは、第二ガスケット110に押し付けられている。

0046

第一スナップフィット構造120は、第一係止部121と、第一被係止部122を有する第一弾性片123とによって構成されている。ステータヨーク35には、ステータコア32よりも支持部材70側に突出する突出部37が形成されており、第一係止部121は、突出部37に形成されている。この第一係止部121は、一例として、ステータヨーク35の径方向に貫通する穴の内周面における支持部材70側の部分によって形成されている。

0047

第一弾性片123は、円盤部71の外縁部71Aよりも内側に形成されている。この第一弾性片123は、円盤部71の周方向の一部に形成されており、この円盤部71からステータ31側に延びている。第一弾性片123の先端部には、支持部材70の径方向外側に突出する突起状の第一被係止部122が形成されている。第一弾性片123は、第一ガスケット100及び第二ガスケット110の内側に配置されている。

0048

そして、第一弾性片123がステータヨーク35の内側に挿入されると共に、第一被係止部122が第一係止部121に対する円盤部71と反対側から第一係止部121に係止されることにより、ステータヨーク35が円盤部71に組み付けられている。また、第一係止部121及び第一被係止部122の拘束力により、ステータヨーク35における円盤部71側の端部35Aが第一ガスケット100に押し付けられている。

0049

第二スナップフィット構造130は、第二係止部131と、第二被係止部132を有する第二弾性片133とによって構成されている。第二係止部131は、外筒部64の外周面に形成されている。この第二係止部131は、一例として、外筒部64の外周面から径方向外側に突出する突起によって形成されている。

0050

第二弾性片133は、円盤部71の外縁部71Aよりも外側に形成されている。この第二弾性片133は、円盤部71の周方向の一部に形成されており、この円盤部71からステータ31側に延びている。第二弾性片133の先端部には、支持部材70の径方向内側に突出する突起状の第二被係止部132が形成されている。第二弾性片133は、第一ガスケット100及び第二ガスケット110の外側に配置されている。

0051

そして、第二弾性片133が外筒部64の外周面に沿ってスライドされると共に、第二被係止部132が第二係止部131に対する円盤部71と反対側から第二係止部131に係止されることにより、外筒部64が円盤部71に組み付けられている。また、第二係止部131及び第二被係止部132の拘束力により、外筒部64における円盤部71側の端部64Aが第一ガスケット100に押し付けられている。

0052

第三スナップフィット構造140は、第三係止部141と、第三被係止部142を有する第三弾性片143とによって構成されている。第三係止部141は、円盤部71の外縁部71Aに形成されている。この第三係止部141は、一例として、外縁部71Aにおけるモータハウジング60側の端面によって形成されている。

0053

第三弾性片143は、基板ハウジング90の周壁部91の外周面に形成されている。この第三弾性片143は、周壁部91の周方向の一部に形成されており、この周壁部91からモータハウジング60側に延びている。第三弾性片143の先端部には、基板ハウジング90の径方向内側に突出する突起状の第三被係止部142が形成されている。第三弾性片143は、第一ガスケット100及び第二ガスケット110の外側に配置されている。

0054

そして、第三弾性片143が円盤部71の外周面に沿ってスライドされると共に、第三被係止部142が第三係止部141に対する円盤部71と反対側から第三係止部141に係止されることにより、周壁部91が円盤部71に組み付けられている。また、第三係止部141及び第三被係止部142の拘束力により、周壁部91における円盤部71側の端部91Aが第二ガスケット110に押し付けられている。

0055

また、上述の第二弾性片133には、基板ハウジング90の側から切り欠かれた形状の切欠部134が形成されている。切欠部134と第三係止部141とは、支持部材70の周方向における同じ位置にあり、第三被係止部142は、第三弾性片143が切欠部134の内側に挿入された状態で、第三係止部141と係止されている。

0056

続いて、モータハウジング60にポンプハウジング50が溶着固定された溶着固定部150の詳細と、モータハウジング60に設けられた位置決め・荷重受け部160の詳細について説明する。

0057

図5に示されるように、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内側には、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部が挿入されている。これにより、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66は、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内周部57の径方向外側に内周部57と対向して配置されている。

0058

そして、この外周部66と内周部57とは、後述するように、径方向レーザ溶着により溶着固定されている。つまり、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部と、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部との重複部分に径方向外側からレーザが照射され、外周部66に内周部57が溶着されることにより溶着固定部150が形成されている。

0059

また、モータハウジング60におけるポンプハウジング50と反対側の端部の外周部には、図7図9に示されるように、モータハウジング60の径方向外側に突出すると共に、モータハウジング60の周方向に延びるフランジ部67が形成されている。さらに、このフランジ部67には、図7図8に示されるように、フランジ部67の突出端に開口する凹形状の切欠部68が形成されている。この切欠部68は、モータハウジング60の軸方向に貫通している。このフランジ部67及び切欠部68は、後述するように、モータハウジング60の位置決め部及び荷重受け部として機能する位置決め・荷重受け部160を構成している。

0060

また、フランジ部67には、上述の切欠部68と同様に、フランジ部67の突出端に開口する凹形状の凹部69が形成されている。凹部69は、切欠部68に対してモータハウジング60の周方向にずれた位置に形成されている。この凹部69は、モータハウジング60の軸方向に貫通している。凹部69の内側には、上述の第二スナップフィット構造130(図6参照)の第二係止部131が配置されている。

0061

そして、図6に示されるように、第二係止部131に第二被係止部132が係止されると共に、凹部69の内側に第二弾性片133が挿入された状態(図1図2参照)では、モータハウジング60の周壁部に対するフランジ部67の突出寸法L1(図9参照)が、モータハウジング60の周壁部に対する第二弾性片133の突出寸法L2(図6参照)以下となるように、フランジ部67の突出寸法L1が設定されている。

0062

なお、以降、フランジ部67におけるポンプハウジング50と反対側の面を、フランジ部67の第一面67Aと称し、フランジ部67におけるポンプハウジング50側の面を、フランジ部67の第二面67Bと称する(図7図9参照)。

0063

続いて、電動ポンプPの製造方法(組立方法)について説明する。

0064

電動ポンプPの製造方法では、電動ポンプPを構成する複数の部材が各工程に搬送される。例えば、モータハウジング60は、次のように搬送される。

0065

(パレットを用いたモータハウジングの搬送工程)
すなわち、図10に示されるように、モータハウジング60は、パレット170で搬送される。モータハウジング60をパレット170で搬送する際には、モータハウジング60のフランジ部67側を下側にして、フランジ部67の第一面67Aをパレット170に形成された支持部171で下側から支持する。

0066

図11図12には、上述のパレット170の支持部171(図10参照)によって支持される領域が強調して示されている(クロスハッチングが付されて示されている)。つまり、第一面67Aの全体が支持部171によって支持される。また、モータハウジング60をパレット170で搬送する際には、図12に示されるように、パレット170に形成された凸部172を切欠部68に挿入することで、モータハウジング60をパレット170に対して位置決めする。

0067

そして、電動ポンプPを構成する複数の部材が各工程に搬送されると、複数の部材が順に組み付けられる。例えば、図13に示されるように、ステータ31、支持部材70、回路基板80(図5参照)、及び、基板ハウジング90が組み付けられることで、ステータアッセンブリ180が組み立てられる。また、モータハウジング60には、モータシャフト41が組み付けられる。そして、モータシャフト41が組み付けられたモータハウジング60に、ステータアッセンブリ180が次のようにして組み付けられる。

0068

(モータハウジングへのステータアッセンブリの組付工程)
すなわち、ステータアッセンブリ180をモータハウジング60に組み付ける際には、図14に示されるように、モータハウジング60のフランジ部67側を上側にして、フランジ部67の上記第一面67Aと反対側の第二面67B(ポンプハウジング50側の面)を荷重受け面として第一治具190で支持する。そして、フランジ部67の第二面67Bを第一治具190で支持しながら、図13に示されるように、ステータアッセンブリ180をモータハウジング60に組み付ける。

0069

(インペラ及びロータと、ポンプハウジングのモータハウジングへの組付工程)
続いて、図15に示されるインペラ10及びロータ21からなるインペラ部材16がモータハウジング60に組み付けられると共に、ポンプハウジング50がモータハウジング60に組み付けられる。インペラ部材16とポンプハウジング50とをモータハウジング60に組み付ける際には、図16に示されるように、モータハウジング60のフランジ部67側を下側にして、フランジ部67の第一面67A(ポンプハウジング50と反対側の面)を荷重受け面として第二治具200で支持する。

0070

そして、フランジ部67の第一面67Aを第二治具200で支持しながら、図15に示されるように、インペラ部材16をモータハウジング60に組み付ける。また、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内側に、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部を挿入する。そして、この両方の端部の重複部分に径方向外側からレーザを照射し、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66に、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内周部57が溶着固定された溶着固定部150(図5も参照)を形成する。

0071

次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。

0072

以上詳述したように、本実施形態に係る電動ポンプPによれば、モータハウジング60におけるポンプハウジング50と反対側の端部の外周部には、図7に示されるように、モータハウジング60の径方向外側に突出すると共に、モータハウジング60の周方向に延びるフランジ部67が形成されている。また、このフランジ部67には、フランジ部67の突出端に開口すると共に、モータハウジング60の軸方向に貫通する切欠部68が形成されている。

0073

したがって、例えば、図10に示されるように、モータハウジング60をパレット170で搬送する際には、モータハウジング60のフランジ部67側を下側にして、フランジ部67の第一面67A(ポンプハウジング50と反対側の面)をパレット170に形成された支持部171で下側から支持することができる。また、パレット170に形成された凸部172を切欠部68に挿入することで、モータハウジング60をパレット170に対して位置決めした状態で搬送することができる。

0074

また、図13に示されるように、ステータアッセンブリ180をモータハウジング60に組み付ける際には、図14に示されるように、モータハウジング60のフランジ部67側を上側にして、フランジ部67の第一面67Aと反対側の第二面67B(ポンプハウジング50側の面)を荷重受け面として第一治具190で支持することができる。そして、フランジ部67の第二面67Bを第一治具190で支持しながら、図13に示されるように、ステータアッセンブリ180をモータハウジング60に組み付けることができる。

0075

さらに、図15に示されるように、ポンプハウジング50をモータハウジング60に組み付ける際には、図16に示されるように、モータハウジング60のフランジ部67側を下側にして、フランジ部67の第一面67A(ポンプハウジング50と反対側の面)を荷重受け面として第二治具200で支持することができる。そして、フランジ部67の第一面67Aを第二治具200で支持しながら、図15に示されるように、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内側に、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部を挿入することができる。また、この両方の端部の重複部分に径方向外側からレーザを照射し、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66に、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内周部57が溶着固定された溶着固定部150(図5も参照)を形成することができる。

0076

また、本実施形態に係る電動ポンプPによれば、フランジ部67は、モータハウジング60におけるポンプハウジング50と反対側の端部の外周部、すなわち、ポンプハウジング50と溶着固定される側と反対側の端部の外周部に形成されている。したがって、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66(溶着固定される側の外周部)の真円度を確保することができるので、ポンプハウジング50におけるモータハウジング60側の端部の内周部57と、モータハウジング60におけるポンプハウジング50側の端部の外周部66とを精度良く溶着固定することができる。

0077

また、本実施形態に係る電動ポンプPによれば、図5図6に示されるように、ステータ31及びモータハウジング60と支持部材70との間には、第一ガスケット100が介在されており、支持部材70と基板ハウジング90との間には、第二ガスケット110が介在されている。したがって、ステータ31及びモータハウジング60と支持部材70との間、及び、支持部材70と基板ハウジング90との間から水が浸入することを、第一ガスケット100及び第二ガスケット110により阻止することができる。これにより、防水性能を確保することができる。

0078

また、上述のように、ステータ31及びモータハウジング60と支持部材70との間には、第一ガスケット100が介在され、支持部材70と基板ハウジング90との間には、第二ガスケット110が介在されているので、モータ部20の作動時にステータ31に生じる振動がモータハウジング60に伝達しても、この振動を第一ガスケット100及び第二ガスケット110で吸収することができる。これにより、低振動性能を確保することができる。

0079

さらに、ステータ31及び支持部材70には、第一スナップフィット構造120が設けられ、モータハウジング60及び支持部材70には、第二スナップフィット構造130が設けられ、支持部材70及び基板ハウジング90には、第三スナップフィット構造140が設けられている。

0080

そして、第一スナップフィット構造120では、ステータ31に形成された第一係止部121に、支持部材70に形成された第一弾性片123の第一被係止部122が係止することにより、ステータ31が支持部材70に組み付けられる。

0081

また、第二スナップフィット構造130では、モータハウジング60に形成された第二係止部131に、支持部材70に形成された第二弾性片133の第二被係止部132が係止することにより、モータハウジング60が支持部材70に組み付けられる。

0082

さらに、第三スナップフィット構造140では、支持部材70に形成された第三係止部141に、基板ハウジング90に形成された第三弾性片143の第三被係止部142が係止することにより、基板ハウジング90が支持部材70に組み付けられる。

0083

このように、第一スナップフィット構造120、第二スナップフィット構造130、及び、第三スナップフィット構造140を用いて、ステータ31、モータハウジング60、及び、基板ハウジング90を支持部材70に組み付けることができるので、組立を容易にすることができる。

0084

しかも、上述のように、ステータ31及びモータハウジング60と支持部材70との間には、第一ガスケット100が介在され、支持部材70と基板ハウジング90との間には、第二ガスケット110が介在されている。したがって、第一ガスケット100及び第二ガスケット110の弾性力により、第一係止部121と第一被係止部122との間、第二係止部131と第二被係止部132との間、及び、第三係止部141と第三被係止部142との間には係止力(引っ掛かり力)が強まる方向に荷重が作用する。これにより、組立後の部材のがたつき、すなわち、具体的には、ステータ31、支持部材70、モータハウジング60、及び、基板ハウジング90のがたつきを抑制することができる。

0085

また、本実施形態に係る電動ポンプPによれば、第二弾性片133に形成された切欠部134と、第三係止部141とは、支持部材70の周方向における同じ位置にあり、第三被係止部142は、第三弾性片143が切欠部134の内側に挿入された状態で、第三係止部141と係止されている。したがって、第二スナップフィット構造130及び第三スナップフィット構造140を支持部材70の周方向の同じ場所に集約できるので、例えば、第二スナップフィット構造130及び第三スナップフィット構造140が支持部材70の周方向の異なる場所にそれぞれ設けられる場合に比して、電動ポンプPの外周部の構造を簡素化することができる。

0086

また、本実施形態に係る電動ポンプPによれば、フランジ部67には、フランジ部67の突出端に開口すると共に、モータハウジング60の軸方向に貫通する凹部69が形成されており、この凹部69の内側には、第二係止部131が配置されている。そして、この第二係止部131に第二被係止部132が係止され、凹部69の内側に第二弾性片133が挿入された状態では、モータハウジング60の周壁部に対するフランジ部67の突出寸法L1(図9参照)は、モータハウジング60の周壁部に対する第二弾性片133の突出寸法L2(図6参照)以下となる。したがって、第二スナップフィット構造130(第二弾性片)に対してフランジ部67が径方向外側に突出することが抑制されるので、電動ポンプPの体格が径方向に増大することを抑制することができる。

0087

次に、本実施形態の変形例について説明する。

0088

上記実施形態において、ステータ31と支持部材70とは、好ましくは、第一スナップフィット構造120によって固定されるが、第一スナップフィット構造120以外の構造によって固定されても良い。

0089

また、上記実施形態において、モータハウジング60と支持部材70とは、好ましくは、第二スナップフィット構造130によって固定されるが、第二スナップフィット構造130以外の構造によって固定されても良い。

0090

また、上記実施形態において、支持部材70と基板ハウジング90とは、好ましくは、第三スナップフィット構造140によって固定されるが、第三スナップフィット構造140以外の構造によって固定されても良い。

0091

また、上記実施形態において、第二スナップフィット構造130及び第三スナップフィット構造140は、より好ましくは、支持部材70の周方向における同じ位置に設けられるが、支持部材70の周方向における異なる位置に設けられても良い。

0092

また、上記実施形態において、モータハウジング60の周壁部に対するフランジ部67の突出寸法L1は、好ましくは、モータハウジング60の周壁部に対する第二弾性片133の突出寸法L2以下とされるが、突出寸法L2より大きくても良い。

0093

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。

0094

P…電動ポンプ、10…インペラ、11…羽根、12…カバー部、20…モータ部、21…ロータ、22…本体部、23…軸受、24…ロータマグネット、25…ロータコア、31…ステータ、32…ステータコア、33…インシュレータ、34…巻線、35…ステータヨーク、36…ティース部、37…突出部、41…モータシャフト、50…ポンプハウジング、51…ポンプ室、53…インレット、54…アウトレット、55…吸入口、56…吐出口、57…内周部、60…モータハウジング、63…内筒部、64…外筒部、65…シャフト支持部、66…外周部、67…フランジ部、67A…第一面、67B…第二面、68…切欠部、69…凹部、70…支持部材、71…円盤部、71A…外縁部、72…コネクタ部、73…接続端子、74…ターミナル部、80…回路基板、90…基板ハウジング、91…周壁部、100…第一ガスケット、110…第二ガスケット、120…第一スナップフィット構造、121…第一係止部、122…第一被係止部、123…第一弾性片、130…第二スナップフィット構造、131…第二係止部、132…第二被係止部、133…第二弾性片、134…切欠部、140…第三スナップフィット構造、141…第三係止部、142…第三被係止部、143…第三弾性片、150…溶着固定部、160…位置決め・荷重受け部、170…パレット、171…支持部、172…凸部、180…ステータアッセンブリ、190…第一治具、200…第二治具

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