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技術 籾摺装置

出願人 株式会社クボタ
発明者 坂上智昭舩越龍二
出願日 2018年2月14日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-024044
公開日 2019年8月22日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-136677
状態 未査定
技術分野 穀粒の調整加工処理
主要キーワード 軸連結部材 取り換え作業 摺動案内面 改良構成 摺動案内部材 バックル機構 各支持プレート 案内ブロック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年8月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

ライナー部材摩耗してもライナー部材を交換することにより装置を継続して使用することが可能なものでありながら、ライナー部材の取り換え周期をできるだけ長くすることが要望されていた。

解決手段

籾を径方向外方に案内するインペラ部6と、インペラ部6の外周に位置して、インペラ部6によって投擲された籾が衝突することによって脱ぷする帯板状の弾性体からなるライナー部材8と、収納ケース7とが備えられ、収納ケース7におけるインペラ部6の外周に位置する外周壁部10に、ライナー部材8が、長手方向両側端部Q2、Q4及び長手方向の中間部Q5の夫々において取外し可能に連結されている。

概要

背景

インペラ式籾摺装置は、インペラ部の周囲がケーシングにより覆われ、ケーシングにおけるインペラ部の外周を取り囲むように帯板状に長い脱ぷ用のライナー部材が備えられ、インペラ部により案内される籾をライナー部材に衝突させて脱ぷ処理を行うように構成されている。そして、従来では、ライナー部材がケース内面接着固定される構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。

概要

ライナー部材が摩耗してもライナー部材を交換することにより装置を継続して使用することが可能なものでありながら、ライナー部材の取り換え周期をできるだけ長くすることが要望されていた。籾を径方向外方に案内するインペラ部6と、インペラ部6の外周に位置して、インペラ部6によって投擲された籾が衝突することによって脱ぷする帯板状の弾性体からなるライナー部材8と、収納ケース7とが備えられ、収納ケース7におけるインペラ部6の外周に位置する外周壁部10に、ライナー部材8が、長手方向両側端部Q2、Q4及び長手方向の中間部Q5の夫々において取外し可能に連結されている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

外部から搬入された籾を径方向外方に排出する籾供給部と、前記籾供給部から排出された籾を受け入れるように前記籾供給部の外周に沿って設けられるとともに、前記籾供給部の中心に位置する回転軸芯まわりに回転して、前記籾供給部から排出された籾を径方向外方に案内するインペラ部と、前記インペラ部の外周に位置して、前記インペラ部によって投擲された籾が衝突することによって脱ぷする帯板状の弾性体からなるライナー部材と、前記籾供給部、前記インペラ部、及び、前記ライナー部材を収納する収納ケースとが備えられ、前記収納ケースにおける前記インペラ部の外周に位置する外周壁部に、側面視略円形状の脱ぷ作用部と、その脱ぷ作用部に連なり且つ前記脱ぷ作用部の接線方向に延びる排出案内部とが備えられ、前記収納ケースにおける前記外周壁部に、前記脱ぷ作用部と前記排出案内部とにわたって前記ライナー部材が取付けられ、前記ライナー部材は、長手方向両側端部及び長手方向の中間部の夫々において前記外周壁部の内面取外し可能に連結されている籾摺装置

請求項2

前記ライナー部材は、長手方向の中間部における幅方向両側端部が前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されている請求項1に記載の籾摺装置。

請求項3

前記ライナー部材が、前記インペラ部の横幅よりも幅広に形成され、且つ、長手方向の中間部において、前記インペラ部の幅方向両側端部よりも幅方向外方側箇所にて、前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されている請求項2に記載の籾摺装置。

請求項4

前記ライナー部材は、長手方向の中間部において、前記脱ぷ作用部から前記排出案内部に切り換わる内周面曲率変更点よりも回転方向上手側箇所にて、前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されている請求項1から3のいずれか1項に記載の籾摺装置。

技術分野

0001

本発明は、インペラ式籾摺装置に関する。

背景技術

0002

インペラ式の籾摺装置は、インペラ部の周囲がケーシングにより覆われ、ケーシングにおけるインペラ部の外周を取り囲むように帯板状に長い脱ぷ用のライナー部材が備えられ、インペラ部により案内される籾をライナー部材に衝突させて脱ぷ処理を行うように構成されている。そして、従来では、ライナー部材がケース内面接着固定される構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2013−230419号公報

発明が解決しようとする課題

0004

前記ライナー部材は、例えばウレタン等の軟質材で構成される場合があり、上記構成の籾摺装置では、籾摺り作業を実行すると、軟質材にて構成されるライナー部材が摩耗することがあり、ライナー部材の摩耗が進行すると籾摺処理が良好に行えなくなるおそれがある。

0005

このようにライナー部材が摩耗した場合に、ライナー部材を取り換えることが考えられるが、上記従来構成では、ライナー部材がケース内面に接着固定されるので、ライナー部材の取り換え作業が難しく、その後は装置の使用を継続することができないおそれがあった。

0006

このような不利を回避すべく、ライナー部材の長手方向両側端部の2箇所をケース内面に対してビス等によって固定して、ライナー部材をケースに対して取外し可能に連結する構成が考えられた。このような改良構成によって、ライナー部材の取付け作業取り外し作業を行い易くすることが可能であり、しかも、ライナー部材の長手方向両側端部がケースに連結固定されることによって、インペラ部が高速で回転してもライナー部材が長手方向に位置ずれすることはない。

0007

しかし、上記改良構成においても、インペラ部が高速で回転すると、インペラ部の外周側において内部空間の気圧が低い状態になる。このように気圧が低下することによって、ライナー部材の長手方向の中間部が周方向内方側に引く力が作用して少しケース内面から離れるように捲れ上がることがある。このように捲れ上がると、その箇所にインペラ部により投擲された籾が衝突する頻度が高くなる。その結果、比較的短期間の使用によってライナー部材の長手方向中間部が摩耗してしまい、ライナー部材の取り換え周期が短くなる不利がある。

0008

そこで、ライナー部材が摩耗してもライナー部材を交換することにより装置を継続して使用することが可能なものでありながら、ライナー部材の取り換え周期をできるだけ長くすることが要望されていた。

課題を解決するための手段

0009

本発明に係る籾摺装置の特徴構成は、
外部から搬入された籾を径方向外方に排出する籾供給部と、
前記籾供給部から排出された籾を受け入れるように前記籾供給部の外周に沿って設けられるとともに、前記籾供給部の中心に位置する回転軸芯まわりに回転して、前記籾供給部から排出された籾を径方向外方に案内するインペラ部と、
前記インペラ部の外周に位置して、前記インペラ部によって投擲された籾が衝突することによって脱ぷする帯板状の弾性体からなるライナー部材と、
前記籾供給部、前記インペラ部、及び、前記ライナー部材を収納する収納ケースとが備えられ、
前記収納ケースにおける前記インペラ部の外周に位置する外周壁部に、側面視略円形状の脱ぷ作用部と、その脱ぷ作用部に連なり且つ前記脱ぷ作用部の接線方向に延びる排出案内部とが備えられ、
前記ライナー部材は、前記脱ぷ作用部と前記排出案内部とにわたる状態で設けられ、長手方向両側端部及び長手方向の中間部の夫々において前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されている点にある。

0010

本発明によれば、ライナー部材は、長手方向両側端部だけでなく長手方向の中間部も収納ケースの外周壁部の内面に取外し可能に連結されている。例えば、使用に伴ってライナーが摩耗した場合には、ライナー部材を取り外して新たなライナー部材を取付けることで、装置を継続して使用することが可能となる。

0011

そして、インペラ部が高速で回転して、収納ケース内の圧力が低下することがあっても、ライナー部材の長手方向中間部が径方向内方側へ持ち上げられることがないので、集中的に籾が衝突することはなく、短期間の使用によってライナー部材の長手方向中間部が摩耗するおそれは少ない。その結果、ライナー部材をできるだけ長く使用することが可能である。

0012

従って、ライナー部材が摩耗してもライナー部材を交換することにより装置を継続して使用することが可能なものでありながら、ライナー部材の取り換え周期をできるだけ長くすることが可能なものとなった。

0013

本発明においては、前記ライナー部材は、長手方向の中間部における幅方向両側端部が前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されていると好適である。

0014

本構成によれば、ライナー部材を幅方向両側で連結することで、幅方向端部におけるライナー部材の端縁部が捲れ上がったりすることなく安定的に固定することができる。

0015

本発明においては、前記ライナー部材が、前記インペラ部の横幅よりも幅広に形成され、且つ、長手方向の中間部において、前記インペラ部の幅方向両側端部よりも幅方向外方側箇所にて、前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されていると好適である。

0016

本構成によれば、長手方向の中間部において、ライナー部材の連結箇所は、インペラ部の幅方向両側端部よりも幅方向外方側になるので、インペラ部の回転に伴って投擲される籾が、直接、収納ケースの内方側にある連結用の部材(例えば、ビス又はナットのいずれか等)に衝突するおそれが少なく、籾が割れる等の不利を回避することができる。

0017

本発明においては、前記ライナー部材は、長手方向の中間部において、前記脱ぷ作用部から前記排出案内部に切り換わる内周面曲率変更点よりも回転方向上手側箇所にて、前記外周壁部の内面に取外し可能に連結されていると好適である。

0018

収納ケースにおいて内周面の曲率が変更する箇所よりも回転方向上手側は円形であるから、ライナー部材は弾性的に復元しようとする力が強く、排出案内部では接線方向(元の直線状態)に姿勢変化しているので復元力が弱くなる。その結果、曲率変更点付近ではライナー部材が変形し易いおそれがある。

0019

そこで、本構成では、曲率変更点よりも回転方向上手側箇所にて、外周壁部の内面にライナー部材を連結することで、ライナー部材が変形して径方向内方側へ持ち上げられることを、より早い段階から抑制することで、変形に起因したライナー部材の摩耗をしっかりと抑制し易いものになる。

図面の簡単な説明

0020

籾摺装置の側面図である。
籾摺装置の縦断側面図である。
籾摺装置の正面図である。
籾摺装置の分解斜視図である。
分散案内部を示す斜視図である。
籾摺部の縦断側面図である。
籾摺部の縦断正面図である。
籾摺作用状態を示す縦断側面図である。
別実施形態の籾摺装置の一部縦断正面図である。

実施例

0021

以下、本発明に係る籾摺装置の実施形態を図面に基づいて説明する。籾摺装置は、外部から供給される籾の籾摺処理すなわち、籾を籾殻玄米に分離する脱ぷ処理を行うものである。

0022

本発明に係る籾摺装置は、図1,2,3に示すように、略箱状の本体ケーシング1の上部に位置して、外方側から投入される籾Mを一時貯留するホッパー2、ホッパー2から下方に排出された籾Mを本体ケーシング1の一側面に向けて斜め下方流下案内する流下案内部3、本体ケーシング1の一側面の外側に位置して、ホッパー2から排出され且つ流下案内部3により流下案内される籾の籾摺(脱ぷ処理)を行う籾摺部4、本体ケーシング1の内部に位置する駆動用電動モータ5等を備えている。

0023

籾摺部4は、電動モータ5の駆動力により水平方向に沿う軸芯周りで高速で回転するインペラ部6と、インペラ部6を覆う収納ケース7とを備えている。

0024

図1,2,4に示すように、収納ケース7は、インペラ部6の外周部を覆うように、側面視で円形状で且つ回転軸心方向所定幅を有する略円筒状に形成されている。収納ケース7における内面側にインペラ部6の外周部を覆うライナー部材8が備えられている。ライナー部材8は、例えば、ウレタン等の軟質材を用いて帯板状に形成されている。収納ケース7には、横外側部が開放されたケース本体7aと、ケース本体7aに着脱可能な蓋体7bとを備えている。蓋体7bは複数のバックル機構9により取外し可能に閉じ状態で保持される。

0025

図6に示すように、収納ケース7におけるインペラ部6の外周に位置する外周壁部10に、側面視略円形状の脱ぷ作用部11と、その脱ぷ作用部11に連なり且つ脱ぷ作用部11の接線方向に延びる排出案内部12とが備えられている。そして、脱ぷ作用部11と排出案内部12とにわたってライナー部材8が取付けられている。

0026

収納ケース7には、籾摺処理により玄米と籾殻に分離された処理物を、インペラ部6の回転に伴って発生する送風力により、排出案内部12を介して外部に搬送させる外方搬送筒13が形成されている。

0027

インペラ部6の径方向内方側に、流下案内部3から流下案内された籾をインペラ部6に対して供給するための籾供給部としての円筒状の籾案内体15が備えられている。籾案内体15は、インペラ部6の回転軸芯方向の幅に対応する幅を有し、流下案内部3により流下案内され、回転軸芯方向の一方側から搬入された籾を、他方側へ案内する案内面を備えている。

0028

すなわち、図7に示すように、籾案内体15は、流下案内部3の案内方向下手側に連なる状態で設けられ、インペラ部6の回転軸芯Xを中心として同一軸芯上に位置する状態で備えられている。籾案内体15は、軸芯方向の幅がインペラ部6の回転軸芯方向の幅に対応する幅を有している。籾案内体15は、軸芯方向一端側にフランジ部15aが設けられ、フランジ部15aが本体ケーシング1の側壁16に連結されている。そして、籾案内体15の軸芯方向一端側に籾入口17が形成され、軸芯方向他端側は側壁部18にて閉塞されている。側壁部18は、後述する駆動軸19を回動可能に支持する軸受部を兼用している。

0029

図6,7に示すように、籾案内体15の円筒部の一部の領域において、周方向に沿って複数の籾排出用開口20が形成されている。具体的には、籾案内体15の最下端位置からインペラ部6の回転方向下手側に向かう所定範囲にわたって複数(4個)の籾排出用開口20が形成されている。各籾排出用開口20は、軸芯方向に沿って長く周方向に幅狭の長孔状であり、周方向の開口幅よりも狭い間隔をあけて周方向に並ぶ状態で形成されている。

0030

本体ケーシング1の内部から籾摺部4の反対側の外側まで延びる駆動軸19が備えられている。この駆動軸19は籾案内体15の側壁部18において、ベアリング21を介して回転自在に支持されている。駆動軸19は、本体ケーシング1内部に備えられた電動モータ5に連動連結されている。駆動軸19はインペラ部6に一体回転可能に連結されている。従って、電動モータ5を駆動することでインペラ部6を回転駆動することができる。

0031

籾案内体15の内部には、駆動軸19の外周部に一体回転する送り出し羽根22が備えられている。送り出し羽根22は、駆動軸19に外嵌されたボス部23の外周部に一体的に形成されている。送り出し羽根22は、径方向外方に放射状に張り出す状態で6枚形成されている。各送り出し羽根22は、夫々、径方向外方側への張り出し量が軸芯方向において籾入口17側箇所は、籾入口17に近づくほど順次小さくなるように形成されている。このようにして、ホッパー2から流下案内部3を介して供給される籾が籾入口17を通って籾案内体15の内部に入り込み易くなっている。

0032

〔インペラ部〕
図6に示すように、インペラ部6には、径方向外方側に向けて放射状に延びる複数のインペラ羽根24と、籾案内体15から排出された籾Mを回転軸芯方向に沿って分散させて、隣り合うインペラ羽根24同士の間の空間に案内する分散案内部25とが備えられている。図7に示すように、インペラ部6の軸芯方向両側部には夫々、円板状の支持プレート26,27が備えられ、各インペラ羽根24の左右両側の側面が各支持プレート26,27にボルト連結されている。

0033

複数のインペラ羽根24は、籾案内体15により供給された籾Mを径方向に沿って延びる摺動案内面28にて摺動案内しながら、回転に伴う遠心力にて径方向外方に案内する。摺動案内面28は、軸芯方向に幅広な板状の金属材にて形成されている。

0034

複数のインペラ羽根24夫々の径方向外方側箇所に、一体的に回転する状態で籾案内ブロック体29が備えられている。籾案内ブロック体29は、軟質合成樹脂であるウレタン(軟質材)を用いて一体成形にて構成されている。

0035

図8に示すように、籾案内ブロック体29は、径方向外方側ほど回転方向下手側に向けて延びており、径方向内方側に摺動案内面28に対して交差する衝突面30が形成されている。衝突面30は、摺動案内面28に対して径方向外方側ほど回転方向下手側に傾斜している。衝突面30の径方向外方側に、衝突面30よりも大きな傾斜角度で径方向外方側ほど回転方向下手側に位置する投擲作用面31が形成されている。投擲作用面31を備えることで、衝突面30に衝突した後の処理物は、投擲作用面31による投擲作用により、ライナー部材8の接線方向にできるだけ近い角度でライナー部材8に向けて放出される。その結果、処理物が放出されてライナー部材8に衝突するときに、衝撃力は低くなり、玄米や籾が砕けたり、胚芽部分が外れて脱状態になる等、処理物が損傷するおそれが少ない。

0036

このように、インペラ部6により投擲される籾が、ライナー部材8の接線方向にできるだけ近い角度でライナー部材8に向けて放出される構成では、籾案内体15により供給されてからライナー部材8に向けて放出されるタイミングが遅めになる。その結果、ライナー部材8の長手方向中間部あたりに排出される頻度が高くなり、長手方向中間部が摩耗するおそれが大きいものになる。

0037

次に、分散案内部25について説明する。
分散案内部25は、回転軸芯方向において並列する複数の籾通過部32を備え、籾通過部32は、回転軸芯方向に沿って一粒の籾Mの径方向外方への通過を許容する横幅を有し、且つ、周方向全域にわたる状態で設けられている。

0038

説明を加えると、図5,6,7に示すように、分散案内部25は、回転軸芯方向に沿って設定間隔をあけて回転軸芯と直交する姿勢で並ぶ複数の区画形成部材33と、周方向に間隔をあけて放射状に並ぶ複数の摺動案内部材34と、蓋体側(外方側)の支持プレート26に連結するための連結部材35とが複数の溶接ボルトBoによる連結にて一体的に組み付けられている。それら区画形成部材33、摺動案内部材34、及び、連結部材35は、金属材にて形成されている。

0039

区画形成部材33は、円環状の板体からなり、周方向に間隔をあけて径方向に沿ってスリットが形成されている。摺動案内部材34は、径方向並びに回転軸芯方向に延びる矩形状の板体からなり、複数の区画形成部材33に対してスリットに差し込み装着され、区画形成部材33と摺動案内部材34とが格子状に組み付けられている。

0040

隣り合う2つの区画形成部材33により囲まれた領域において一つの籾通過部32が形成されている。籾通過部32は、回転軸芯方向に沿って一粒の籾の径方向外方への通過を許容する横幅を有し、回転軸芯方向に並ぶ状態で複数分割形成されている。具体的には、一つの籾通過部32の横幅は、籾Mの長尺方向の幅よりも狭く、籾Mの短尺方向の幅よりも広く設定されている。籾通過部32は、周方向全域にわたる状態で設けられている。従って、籾通過部32は、複数の摺動案内部材34によって周方向に複数の領域に区画されている。この構成により、籾を各籾通過部32毎に区分けした状態で径方向外方側に向けて整流状態で案内する機能を備える。

0041

図7に示すように、駆動軸19の本体ケーシング1とは反対側の端部に軸連結部材36が連結されている。軸連結部材36と外方側支持プレート26とが一体回転可能に連結され、駆動軸19が、軸連結部材36にトルク伝達可能に嵌合接続されている。そして、軸連結部材36はネジで抜け止めされる。又、分散案内部25における一端側の連結部材35が外方側支持プレート26に複数のボルトで連結されている。以上の説明から明らかなように、インペラ部6は、一体的に駆動軸19の軸芯X周りで回転操作自在に設けられている。

0042

ホッパー2から供給される籾Mは、インペラ部6が回転すると、籾Mは、回転している分散案内部25における複数の籾通過部32に分散させた状態で径方向外方に向けて案内される。インペラ羽根24は、分散案内部25から案内される籾Mを、そのまま受け継いで、摺動案内面28にて受け止めて摺動案内しながら、回転に伴う遠心力にて径方向外方に案内する。籾は籾案内ブロック体29の衝突面30にて予め脱ぷ処理が行われる。その後、インペラ部6の回転に伴って、投擲作用面31によりライナー部材8に向けて投擲され、ライナー部材8にて脱ぷ処理が行われる。ライナー部材8に衝突した後の処理物は、高速回転するインペラ部6の回転に伴って発生する送風力により、外方搬送筒13を通して外部に搬送される。

0043

〔ライナー部材の取り付け構造
図2,4,6,7に示すように、ライナー部材8は、収納ケース7における外周壁部10に、脱ぷ作用部11と排出案内部12とにわたって取付けられている。ライナー部材8は、脱ぷ作用部11の排出案内部12とは反対側の端部から排出案内部12における案内用途経路にまで延びる状態で取り付けられている。

0044

ライナー部材8は、長手方向両側端部及び長手方向の中間部の夫々において収納ケース7の外周壁部10の内面に取外し可能に連結されている。
すなわち、ライナー部材8の長手方向一端部では、脱ぷ作用部11の排出案内部12とは反対側の端部位置Q1から周方向に排出案内部12側に少しだけずれた位置Q2に、幅方向に間隔をあけて2つのビス37及びナット38により収納ケース7の外周壁部10の内面に連結されている。

0045

ライナー部材8の長手方向他端部では、排出案内部12側の端部位置Q3から脱ぷ作用部11側に少しずれた位置Q4に、幅方向に間隔をあけて2つのビス37及びナット38により収納ケース7の外周壁部10の内面に連結されている。

0046

ライナー部材8の長手方向両側部の中間に位置する中間部では、ライナー部材8の幅方向両側端部がビス37及びナット38により連結されている。図7に示すように、ライナー部材8は、横幅がインペラ部6の横幅よりも幅広に形成されている。そして、長手方向の中間部の連結位置Q5では、ビス37及びナット38により連結される位置が、幅方向に間隔をあけており、インペラ部6の幅方向両側端部に近い位置に対応する箇所となっている。又、この位置は脱ぷ作用部11から排出案内部12に切り換わる内周面の曲率変更点Q6よりも回転方向上手側箇所に設定されている。

0047

連結用のビス37は、皿ビスにて構成され、皿状のビス頭部がライナー部材8の内面側に位置して、外方側からナット38で締結する構成となっている。螺合することにより、表面が平坦面状になるように、皿状のビス頭部をライナー部材8に埋まり込む状態で連結している。このことにより籾に損傷を与え難いようにしている。

0048

上述したように、本実施形態の構成では、ライナー部材8の長手方向中間部あたりに籾が排出される頻度が高くなり易いが、ライナー部材8の長手方向中間部を収納ケース7に連結することにより、浮き上がりを抑制して摩耗の進行をできるだけ遅らせることができる。又、ライナー部材8は、長手方向両側端部及び長手方向の中間部の夫々において、ビス37及びナット38により連結されて固定される構成であり、それら3箇所でのビス37及びナット38による連結を解除することで、収納ケース7の外周壁部10から取外すことができる。

0049

〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、ライナー部材8の長手方向中間部の連結箇所がインペラ部6の幅方向両側端部に近い位置に対応する箇所となっているが、この構成に代えて、ライナー部材8の横幅をさらに広げて、長手方向の中間部において、インペラ部6の幅方向両側端部よりも幅方向外方側箇所にて、ライナー部材8が収納ケース7の外周壁部10に取外し可能に連結される構成としてもよい。

0050

(2)上記実施形態では、ライナー部材8が、長手方向の中間部において、内周面の曲率変更点Q6よりも回転方向上手側箇所にて取外し可能に連結される構成としたが、この構成に代えて、曲率変更点Q6よりも回転方向下手側箇所に連結される構成としてもよい。

0051

(3)上記実施形態では、ライナー部材8が、長手方向の中間部において、幅方向両側端部が収納ケース7に連結される構成としたが、この構成に代えて、ライナー部材8の幅方向中央部が収納ケース7に連結される構成としてもよい。

0052

(4)上記実施形態では、ライナー部材8は、収納ケース7の外周壁部10の内面に、ビス37及びナット38により取外し可能に連結される構成としたが、この構成に代えて、例えば、図9に示すように、収納ケース7の外周壁部10の内面に相当する箇所において、幅方向両側の側面、すなわち、ケース本体7a側の側面及び蓋体7b側の側面の夫々に、ライナー部材8が入り込み可能なように、周方向に沿って連なって凹入する周溝部40が形成され、ライナー部材8を両側の周溝部40に入れ込んだ状態で蓋体7bをバックル機構9で固定させる構成としてもよい。この構成によりライナー部材8の捲れ上がりを阻止することができる。

0053

(5)上記実施形態では、インペラ羽根24夫々の径方向外方側箇所に、一体的に回転する状態で籾案内ブロック体29が備えられる構成としたが、この構成に代えて、籾案内ブロック体29が備えられずに、摺動案内面28から投擲される籾が直接、ライナー部材8に衝突する構成としてもよい。

0054

本発明は、インペラ式の籾摺装置に適用できる。

0055

6インペラ部
7収納ケース
8ライナー部材
10外周壁部
11脱ぷ作用部
12 排出案内部
15 籾供給部
Q6曲率変更点

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