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技術 粉状組成物、粉状組成物の製造方法、ドライアイ改善剤、肌質改善剤、飲食物、化粧品、及びペットフード

出願人 株式会社岐阜セラツク製造所
発明者 森大輔竹村真拓長野稜太鹿島温
出願日 2018年2月5日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2018-018167
公開日 2019年8月15日 (3ヶ月経過) 公開番号 2019-135217
状態 未査定
技術分野 植物物質含有医薬 特定動物用飼料 飼料(2)(一般) 食品の着色及び栄養改善 医薬品製剤 化粧料 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 化合物または医薬の治療活性 非環式または炭素環式化合物含有医薬 ベイカリー製品及びその製造方法
主要キーワード 動植物体 粉状組成物 指定波長 遮光環境 グミ科 加工でんぷん 初期吸光度 焼成菓子
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なく、保存安定性が高い粉状組成物、粉状組成物の製造方法、ドライアイ改善剤肌質改善剤飲食物化粧品、及びペットフードを提供すること。

解決手段

粉状組成物は、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、を含む。前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である。粉状組成物の製造方法であって、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを含む湿潤混合物を形成する。前記湿潤混合物から前記水性媒体を除去する。前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である。

概要

背景

シーバックソーン(Sea buckthorn)(学名 Hippophae rhamnoides)は、グミ科落葉低木植物である。シーバックソーンは、中国、内モンゴル、ロシア、東欧等の幅広い地域で自生している。

シーバックソーンに含まれる油脂(以下ではシーバックソーンオイルとする)について、ドライアイ改善効果非特許文献1、2)、アトピー性皮膚炎改善効果(非特許文献3)等、数多くの生理活性報告されている。シーバックソーンオイルは、古くから、医薬品、健康食品化粧品等に利用されている。

概要

効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なく、保存安定性が高い粉状組成物、粉状組成物の製造方法、ドライアイ改善剤肌質改善剤飲食物化粧品、及びペットフードを提供すること。粉状組成物は、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、を含む。前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である。粉状組成物の製造方法であって、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを含む湿潤混合物を形成する。前記湿潤混合物から前記水性媒体を除去する。前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である。なし

目的

本開示の一局面は、効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なく、保存安定性が高い粉状組成物、粉状組成物の製造方法、ドライアイ改善剤、肌質改善剤、飲食物、化粧品、及びペットフードを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、を含み、前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である粉状組成物

請求項2

請求項1に記載の粉状組成物であって、前記機能性油脂は、グリセリン脂肪酸エステルトコフェロール、βカロテンルテイン、βクリプトキサンチンリコピン、及びビタミンAから成る群から選択される1以上であり、前記グリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸鎖は、パルミトレイン酸パルミチン酸オレイン酸、αリノレン酸ステアリン酸エイコサペンタエン酸、及びドコサヘキサエン酸から成る群から選択される1以上を含む粉状組成物。

請求項3

請求項1又は2に記載の粉状組成物であって、前記機能性油脂は、シーバックソーンに含まれる油脂である粉状組成物。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉状組成物であって、前記粉状媒体は、でんぷんリン酸水素カルシウム、三ケイ酸マグネシウム結晶セルロース乳糖水和物、及びマンニトールから成る群から選択される1以上である粉状組成物。

請求項5

粉状組成物の製造方法であって、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを含む湿潤混合物を形成し、前記湿潤混合物から前記水性媒体を除去し、前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である粉状組成物の製造方法。

請求項6

請求項5に記載の粉状組成物の製造方法であって、前記湿潤混合物におけるメジアン径が50μm以下である粉状組成物の製造方法。

請求項7

請求項5又は6に記載の粉状組成物の製造方法であって、噴霧乾燥法流動層造粒法、加温真空乾燥法、又は凍結乾燥法により、前記湿潤混合物から前記水性媒体を除去する粉状組成物の製造方法。

請求項8

請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉状組成物を含むドライアイ改善剤

請求項9

請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉状組成物を含む肌質改善剤

請求項10

請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉状組成物を含む飲食物

請求項11

請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉状組成物を含む化粧品

請求項12

請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉状組成物を含むペットフード

技術分野

0001

本開示は粉状組成物、粉状組成物の製造方法、ドライアイ改善剤肌質改善剤飲食物化粧品、及びペットフードに関する。

背景技術

0002

シーバックソーン(Sea buckthorn)(学名 Hippophae rhamnoides)は、グミ科落葉低木植物である。シーバックソーンは、中国、内モンゴル、ロシア、東欧等の幅広い地域で自生している。

0003

シーバックソーンに含まれる油脂(以下ではシーバックソーンオイルとする)について、ドライアイ改善効果非特許文献1、2)、アトピー性皮膚炎改善効果(非特許文献3)等、数多くの生理活性報告されている。シーバックソーンオイルは、古くから、医薬品、健康食品化粧品等に利用されている。

先行技術

0004

Effects of Oral Sea Buckthorn Oil on Tear Film Fatty Acidsin Individuals With Dry Eye(Cornea _ Volume 30, Number 9, September 2011)
Oral Sea Buckthorn Oil Attenuates Tear FilmOsmolarity and Symptoms in Individuals with Dry Eye1-4(The Journal of Nutrition Nutrition and Disease)
Effects of Dietary Supplementation of Seabuckthorn (Hippophae rhamnoides) Oils on Fatty Acids in Patients with Atopic Dermatitis

発明が解決しようとする課題

0005

シーバックソーンオイル等の機能性油脂を過剰摂取すると、人によっては下痢等が生じる。また、シーバックソーンオイル等の機能性油脂は、一般的に高価である。そのため、効果を奏するために必要な機能性油脂の量は、少ないことが好ましい。また、機能性油脂は、一般的に保存安定性が低い。

0006

本開示の一局面は、効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なく、保存安定性が高い粉状組成物、粉状組成物の製造方法、ドライアイ改善剤、肌質改善剤、飲食物、化粧品、及びペットフードを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本開示の一局面は、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、を含み、前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である粉状組成物である。
本開示の一局面である粉状組成物は、保存安定性が高い。また、本開示の一局面である粉状組成物では、効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なくて済む。

0008

本開示の別の局面は、粉状組成物の製造方法であって、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを含む湿潤混合物を形成し、前記湿潤混合物から前記水性媒体を除去し、前記粉状媒体の質量に対する前記機能性油脂の質量の質量比が10/90〜70/30である粉状組成物の製造方法である。

0009

本開示の別の局面である粉状組成物の製造方法によれば、保存安定性が高い粉状組成物を製造できる。また、本開示の別の局面である粉状組成物の製造方法により製造した粉状組成物では、効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なくて済む。

実施例

0010

本開示の例示的な実施形態を説明する。
1.粉状組成物
本開示の粉状組成物は機能性油脂を含む。機能性油脂とは、生理活性機能を有する親油性成分、あるいは、生理活性機能を有する成分を含有する油脂類である。機能性油脂は、例えば、動物や植物に由来する。機能性油脂は、例えば、食品あるいは食品添加物に該当する。機能性油脂として、例えば、グリセリン脂肪酸エステルカロテノイド類脂溶性ビタミン類等が挙げられる。

0011

グリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸鎖として、例えば、パルミトレイン酸パルミチン酸オレイン酸、αリノレン酸ステアリン酸エイコサペンタエン酸、及びドコサヘキサエン酸から成る群から選択される1以上が挙げられる。

0012

カロテノイド類として、例えば、βカロテンルテイン、βクリプトキサンチンリコピン、及びビタミンAから成る群から選択される1以上が挙げられる。脂溶性ビタミン類として、例えば、トコフェロールビタミンE)、及びビタミンAから成る群から選択される1以上が挙げられる。

0013

機能性油脂として、例えば、シーバックソーンオイル又はその成分が挙げられる。シーバックソーンの果実は、果汁及びシーバックソーンオイルを含む。果汁は、ビタミンアミノ酸ミネラルフラボノイド等を含む。フラボノイドは、イソラムネチンケンフェロールケルセチン及びそれらの配当体を含む。シーバックソーンオイルは、脂肪酸、カロテノイド類等を含む。脂肪酸は、パルミトレイン酸、パルミチン酸、オレイン酸、αリノレン酸、ステアリン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等を含む。カロテノイド類は、トコフェロール、αカロテン、βカロテン、ルテイン、βクリプトキサンチン、リコピン、ビタミンA等を含む。

0014

シーバックソーンオイルは、果実の搾遠心分離法有機溶媒を用いた抽出、超臨界二酸化炭素を用いた抽出等の方法で得ることができる。抽出に用いる有機溶媒として、例えば、アルコールノルマルヘキサン酢酸エチル等が挙げられる。

0015

機能性油脂として、例えば、市販の機能性油脂が挙げられる。機能性油脂として、例えば、動植物体藻類から抽出、精製した機能性油脂が挙げられる。
加工デンプンとは、でんぷんに対し、物理的、化学的あるいは酵素的な処理を施し、特性を改良したでんぷんを意味する。本開示における加工でんぷんは、食品あるいは食品添加物に該当するものであることが好ましい。本開示の粉状組成物において、加工デンプンの含有量は、100質量部の機能性油脂に対し、15〜90質量部であることが好ましい。加工デンプンの含有量がこの範囲内である場合、保存時における機能性油脂の酸化や退色を一層抑制できる。

0016

粉状媒体とは、機能性油脂を粉末化工程に供する際に粉末となることを補助する賦形剤となるものを意味する。粉状媒体として、例えば、でんぷん、リン酸水素カルシウム、三ケイ酸マグネシウム結晶セルロース乳糖水和物、及びマンニトールから成る群から選択される1以上が挙げられる。粉状媒体は、例えば、機能性油脂の少なくとも一部を吸収し、保持する。

0017

本開示の粉状組成物において、粉状媒体の質量に対する機能性油脂の質量の質量比(以下では油脂/媒体質量比とする)は、10/90〜70/30である。油脂/媒体質量比が10/90〜70/30であることにより、粉状組成物の保存安定性が高い。油脂/媒体質量比は、15/85〜65/35であることが好ましく、20/80〜60/40であることがさらに好ましい。油脂/媒体質量比が15/85〜65/35である場合、粉状組成物の保存安定性がさらに高く、油脂/媒体質量比が20/80〜60/40である場合、粉状組成物の保存安定性が特に高い。

0018

また、油脂/媒体質量比が10/90以上であることにより、粉状組成物の必要摂取量を抑制できる。油脂/媒体質量比が70/30以下であることにより、粉状媒体から機能性油脂が漏れ出ることを抑制できる。

0019

本開示の粉状組成物は、他の成分をさらに含んでいてもよい。他の成分として、例えば、酸化防止剤乳化剤等が挙げられる。酸化防止剤として、例えば、ビタミンE、ビタミンCパルミテート等が挙げられる。粉状組成物が酸化防止剤を含む場合、粉状組成物の保存安定性が一層向上する。乳化剤として、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルプロピレングリコール脂肪酸エステルレシチンサポニンカゼインナトリウム等が挙げられる。
本開示の粉状組成物は、保存安定性が高い。保存安定性とは、例えば、酸化や退色が進行し難い特性を含む。また、本開示の粉状組成物は、生体による機能性油脂の吸収を促進する。そのため、本開示の粉状組成物では、効果を奏するために必要な機能性油脂の量が少なくて済む。

0020

2.粉状組成物の製造方法
本開示の粉状組成物の製造方法では、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを含む湿潤混合物を形成する。水性媒体として、例えば、水、含水エタノール等が挙げられる。湿潤混合物において、油脂/媒体質量比は、例えば、10/90〜70/30である。

0021

湿潤混合物は、例えば、以下のようにして形成できる。まず、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを混合し、混和液を調製する。混和液に乳化剤をさらに混合してもよい。混和液の混合には、例えば、高速攪拌機又はホモジナイザーを用いることができる。高速攪拌機又はホモジナイザーの回転数は2000rpm以上であることが好ましい。混和液を混合するときの温度は、20℃以上が好ましく、30℃以上がより好ましい。

0022

次に、機能性油脂を混和液に滴下し、分散させる。機能性油脂を滴下するとき、高速攪拌機又はホモジナイザーを用いて攪拌することが好ましい。機能性油脂を滴下するとき、高速攪拌機又はホモジナイザーの回転数は、3000rpm以上であることが好ましい。機能性油脂を滴下するとき、混和液の温度は、30〜50℃が好ましい。以上の工程により、湿潤混合物を形成できる。また、機能性油脂と、加工デンプンと、粉状媒体と、水性媒体とを混合して湿潤混合物を形成してもよい。

0023

湿潤混合物はミセルを有することが好ましい。湿潤混合物におけるメジアン径は50μm以下であることが好ましい。湿潤混合物におけるメジアン径が50μm以下である場合、機能性油脂と水性媒体との相溶性増し、分離しにくくなる。また、粉末化の後も粉状媒体から機能性油脂が漏れにくくなる。さらには、生体への機能性油脂の吸収性が向上し、機能性油脂を単独で摂取する場合よりも、少量で機能性油脂の効果を奏することができる。

0024

湿潤混合物におけるメジアン径の測定方法は以下のとおりである。湿潤混合物を純水中に分散させ、試料を作成する。次に、レーザー回折散乱粒子径分布測定装置(堀場製作所社製 LA-920)を用い、試料のメジアン径を測定する。この測定におけるメジアン径の測定値が、湿潤混合物におけるメジアン径である。

0025

その後、湿潤混合物から水性媒体を除去する。水性媒体を除去する方法は、公知の方法から適宜選択できる。水性媒体を除去する方法は、湿潤混合物のミセルを破壊しない方法であることが好ましい。水性媒体を除去する方法として、例えば、噴霧乾燥法流動層造粒法、加温真空乾燥法凍結乾燥法等が挙げられる。

0026

製造した粉状組成物において、油脂/媒体質量比は、10/90〜70/30である。
3.粉状組成物を含む製品
本開示の粉状組成物を含む様々な製品を製造することができる。製品として、例えば、サプリメント、食品、飲料、化粧品、シャンプーリンス、ペットフード等が挙げられる。サプリメントとして、例えば、ドライアイ改善剤、肌質改善剤等が挙げられる。サプリメントにおいて、粉状組成物は、例えば、錠剤中に配合されている。サプリメントにおいて、粉状組成物は、例えば、カプセル充填されている。サプリメントにおいて、粉状組成物は、例えば、顆粒の形態を有する。

0027

食品として、例えば、乳製品焼成菓子等が挙げられる。乳製品として、例えば、ヨーグルト等が挙げられる。焼成菓子として、例えば、クッキー等が挙げられる。化粧品として、例えば、クリーム乳液等が挙げられる。

0028

4.実施例
(1)実施例1の粉状組成物の製造
シーバックソーンの果実3kgをすり潰した。すり潰した果実にノルマルヘキサン12Lを加え、50℃にて1時間撹拌抽出した。その後、室温まで冷却してから、吸引ろ過した。ろ液分液ロートに移し、ノルマルヘキサン画分を得た。ノルマルヘキサン画分を硫酸ナトリウムにより乾燥させ、さらに、35℃にて減圧濃縮し、シーバックソーンオイル48gを得た。シーバックソーンオイルは機能性油脂に対応する。

0029

シーバックソーンオイル26gと、加工デンプン23gと、デキストリン24gと、水425gとを、ホモジェナイザーを用いて混合撹拌し、均一な湿潤混合物を形成した。デキストリンは、化学工業株式会社製の商品名:パイデクス(登録商標)#2である。デキストリンは粉状媒体に対応する。水は水性媒体に対応する。

0030

次に、凍結乾燥の方法で、湿潤混合物から水を除去し、実施例1の粉状組成物を130g得た。
(2)実施例2〜10、及び比較例1〜4の粉状組成物の製造
基本的には実施例1と同様の方法で、実施例2〜10、及び比較例1〜4の粉状組成物を製造した。ただし、湿潤混合物を形成するために混合する各成分の種類と、各成分と配合量とを表1に示すとおりとした。表1における配合量の単位はグラム(g)である。

0031

表1におけるSOは、シーバックソーンオイルを意味する。表1におけるパインデクス#3は、松谷化学工業株式会社製のデキストリンの商品名である。表1におけるTK−16は、三和澱粉工業株式会社製のデキストリンの商品名である。表1におけるα—CDは、α—シクロデキストリンである。表1におけるβ—CDは、β—シクロデキストリンである。表1におけるγ—CDは、γ—シクロデキストリンである。表1におけるTBD−20は、松谷化学社製のデキストリンの商品名である。パインデクス#3、TK−16、α—CD、β—CD、γ—CD、及びTBD−20は粉状媒体に対応する。

0032

表1におけるNo.681NUは、太陽化学社製食品用乳化剤の商品名である。No.681NUは乳化剤に対応する。表1におけるQ−182Sは、太陽化学社製の食品用乳化剤の商品名である。Q−182Sは乳化剤に対応する。表1におけるV.C.パルミテートは、三菱化学フーズ社製の酸化防止剤の商品名である。
(3)保存安定性の評価
実施例1〜10、及び比較例1〜4の粉状組成物のそれぞれについて、保存安定性を評価した。保存安定性の評価方法は以下のとおりである。

0033

製造直後の粉状組成物から、エタノールを用いて色素成分を抽出した。抽出物において、指定波長450nmでの吸光度(以下では初期吸光度とする)を測定した。
また、粉状組成物をポリエチレン製の袋に入れて密封し、50℃の温度且つ遮光環境の下で20日間保存した。保存後の粉状組成物について、初期吸光度の測定方法と同様の方法で、吸光度(以下では保存後吸光度とする)を測定した。

0034

次に、初期吸光度に対する、保存後吸光度の比率(以下では吸光度相対値とする)を算出した。吸光度相対値を上記表1に示す。
また、製造直後の粉状組成物の外観と、保存後の粉状組成物の外観とを、それぞれ目視で観察した。以下の基準で、保存の前後における外観の変化を評価した。評価結果を上記表1に示す。

0035

5:全く変化なし。
4:わずかに黄色の濃さが薄くなった。
3:半分ほど黄色の濃さが薄くなった。
2:わずかに黄色が残っている。
1:完全に白色化。
実施例1〜10の粉状組成物では、比較例1〜4の粉状組成物に比べて、吸光度相対値が大きく、外観の変化が少なかった。

0036

(4)ドライアイ評価
実施例1及び比較例1の粉状組成物と、比較例5の組成物とのそれぞれについて、ドライアイ評価を行った。実施例1及び比較例1の粉状組成物の形態は錠剤とした。比較例5の組成物は、シーバックソーンオイルを含むソフトカプセルである。ドライアイ評価の方法は以下のとおりである。

0037

眼の渇き感じる20〜50代の6名の被験者において、シルマーテストI法にて涙液量を測定した。具体的な涙液量の測定方法は以下のとおりである。シルマー試験紙を被験者の目尻に挟み5分間維持する。次に、シルマー試験紙を目尻から外し、涙液で濡れた長さを測定する。涙液で濡れた長さを、摂取前の涙液量とする。

0038

次に、被験者に対し、以下の(a)〜(f)のうちのいずれか1つの組成物を1日1回ずつ、30日間にわたって摂取させた。
(a)製造直後の実施例1の粉状組成物
(b)製造後、50℃の下で20日間保管した実施例1の粉状組成物。

0039

(c)製造直後の比較例1の粉状組成物
(d)製造後、50℃の下で20日間保管した比較例1の粉状組成物。
(e)製造直後の比較例5の組成物
(f)製造後、50℃の下で20日間保管した比較例5の粉状組成物。

0040

(a)〜(d)の組成物の1日当たりの摂取量は、シーバックソーンオイルの量が100mgとなる量である。(e)〜(f)の組成物の1日当たりの摂取量は、シーバックソーンオイルの量が300mgとなる量である。

0041

組成物の摂取終了後、被験者の涙液量を再度測定した。ここで測定した涙液量を、摂取後の涙液量とする。摂取前の涙液量及び摂取後の涙液量を表2に示す。

0042

実施例1の粉状組成物を用いれば、涙液量を増加させることができた。また、実施例1の粉状組成物は、50℃の下で20日間保管した場合でも、涙液量を増加させることができた。

0043

実施例1の粉状組成物に含まれるシーバックソーンオイルの1日当たりの摂取量は、比較例5の組成物に含まれるシーバックソーンオイルの1日当たりの摂取量の1/3である。しかしながら、実施例1の粉状組成物を摂取した場合の涙液量の増加は、比較例3の組成物を摂取した場合の涙液量の増加に比べて、同等以上であった。

0044

(5)錠剤の製造
以下の配合により錠剤を製造した。
実施例1の粉状組成物:43質量部
マルトース:25質量部
デキストリン:30質量部
ステアリン酸カルシウム:2質量部

0045

(6)クッキーの製造
以下の配合によりクッキーを製造した。クッキーは飲食物に対応する。
実施例1の粉状組成物:1質量部
薄力粉:140質量部
バター:70質量部
砂糖:35質量部

0046

(7)乳液の製造
以下の配合により乳液を製造した。乳液は化粧品に対応する。
実施例1の粉状組成物:1質量部
水:100質量部
レンジ香料:1質量部

0047

(8)ペットフードの製造
以下の配合でペットフードを製造した。
実施例1の粉状組成物:10質量部
トウモロコシ:58質量部
トウモロコシグルテン:5.5質量部
チキンミール:22質量部
乾燥チコリー:2.5質量部
残部:塩、ビタミン及びミネラル
5.他の実施形態
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。

0048

(1)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。

0049

(2)上述した粉状組成物の他、当該粉状組成物を構成要素とするシステム、ドライアイ改善剤、肌質改善剤、飲食物、化粧品、ペットフード等の製造方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。

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