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技術 情報処理装置

出願人 日本電気株式会社
発明者 古地剛人斉藤謙志
出願日 2018年1月31日 (3年4ヶ月経過) 出願番号 2018-014274
公開日 2019年8月8日 (1年10ヶ月経過) 公開番号 2019-132019
状態 拒絶査定
技術分野 特定パターンの照合 錠;そのための付属具
主要キーワード ゲート制御機 G付近 遠近関係 遠近方向 ゲート毎 前側領域 顔認証システム 基準値設定
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年8月8日)のものです。
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図面 (9)

課題

ゲートの円滑な通過が困難である。

解決手段

本発明の情報処理装置は、ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、照合結果と撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、を備える。

概要

背景

オフィスイベント会場などの特定場所に入退場する人物を制限したり管理する手段として、通過しようとする人物が予め登録された人物か否かを照合する照合システムが用いられる。特に、近年では、人物の顔認証技術の発達により、ゲートに設置したカメラ撮影した人物の顔画像から顔認証を行うウォークスルー顔認証システムが利用されている。

概要

ゲートの円滑な通過が困難である。本発明の情報処理装置は、ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、照合結果と撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、を備える。

目的

本発明の目的は、上述した課題である、ゲートの円滑な通過が困難である、という問題を解決することにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、を備えた情報処理装置

請求項2

請求項1に記載の情報処理装置であって、前記照合手段は、推定した前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて前記照合処理を行い、前記ゲート制御手段は、前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて行われた前記照合処理の処理結果に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、情報処理装置。

請求項3

請求項2に記載の情報処理装置であって、前記距離推定手段は、前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、情報処理装置。

請求項4

請求項1に記載の情報処理装置であって、前記距離推定手段は、前記照合処理の結果から予め登録されている対象の属性を前記撮影画像内の対象の属性として判別し、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、情報処理装置。

請求項5

請求項4に記載の情報処理装置であって、前記距離推定手段は、前記照合処理の結果から前記撮影画像内の対象の属性を判別できなかった場合に、前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、情報処理装置。

請求項6

請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記距離推定手段は、前記撮影画像内の対象の特徴を表す対象情報を検出して、前記基準値と前記対象情報とに基づいて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、情報処理装置。

請求項7

請求項6に記載の情報処理装置であって、前記距離推定手段は、前記対象情報として前記撮影画像内の対象の所定部位の大きさを検出して、前記基準値に対する前記対象の所定部位の大きさに基づいて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、情報処理装置。

請求項8

請求項7に記載の情報処理装置であって、前記距離推定手段は、同一の前記撮影画像内の対象毎の、当該対象に対応して設定された前記基準値に対する当該対象の所定部位の大きさを相互に比較して、前記ゲートに対する前記対象画像内の対象間の遠近関係を判定する、情報処理装置。

請求項9

請求項1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記ゲート制御手段は、前記撮影画像内の対象について相互に関連付けられた、当該対象に対する前記照合手段による照合結果と、前記ゲートから当該対象までの距離と、に基づいて、前記ゲートの開閉を制御する、情報処理装置。

請求項10

ゲートに対する通過前領域を撮影した撮影画像を取得する撮像手段と、前記撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、を備えた情報処理システム

請求項11

情報処理装置に、ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、を実現させるためのプログラム

請求項12

ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う共に、前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定し、照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御する、情報処理方法

請求項13

請求項12に記載の情報処理方法であって、推定した前記撮影画像内の対象まで距離に基づいて前記照合処理を行い、前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて行われた前記照合処理の処理結果に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、情報処理方法。

請求項14

請求項13に記載の情報処理方法であって、前記照合処理の結果から予め登録されている対象の属性を前記撮影画像内の対象の属性として判別し、当該属性に対応する前記基準値を設定し、前記基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を計測し、前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、情報処理方法。

請求項15

請求項14に記載の情報処理方法であって、前記照合処理の結果から前記撮影画像内の対象の属性を判別できなかった場合に、前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定し、前記基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を計測し、前記撮影画像内の対象までの計測した距離に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、情報処理方法。

技術分野

背景技術

0002

オフィスイベント会場などの特定場所に入退場する人物を制限したり管理する手段として、通過しようとする人物が予め登録された人物か否かを照合する照合システムが用いられる。特に、近年では、人物の顔認証技術の発達により、ゲートに設置したカメラ撮影した人物の顔画像から顔認証を行うウォークスルー顔認証システムが利用されている。

先行技術

0003

特開2016−083225号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、ウォークスルー顔認証システムにおいては、人物が円滑にゲートを通過できるよう、ゲートに並んでいる人物を順番通りに照合してゲートの開閉を行う必要がある。ところが、ゲートを通過しようとする人物はさまざまであり、順序を適切に判別することが困難である。その結果、ゲートの円滑な通過が困難である、という問題が生じる。

0005

このため、本発明の目的は、上述した課題である、ゲートの円滑な通過が困難である、という問題を解決することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一形態である情報処理装置は、
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、
を備えた、
という構成をとる。

0007

また、本発明の一形態である情報処理システムは、
ゲートに対する通過前領域を撮影した撮影画像を取得する撮像手段と、
前記撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、を備え、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、
を備えた、
という構成をとる。

0008

また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、
を実現させる、
という構成をとる。

0009

また、本発明の一形態である情報処理方法は、
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行うと共に、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を計測し、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの計測した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
という構成をとる。

発明の効果

0010

本発明は、以上のように構成されることにより、ゲートの円滑な通過を実現することができる情報処理装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施形態1における顔認証システムの使用状況を示す図である。
本発明の実施形態1における顔認証システムの構成を示すブロック図である。
図1に開示した顔認証システムによる撮像状況を示す図である。
図1に開示した顔認証システムの使用状況を示す図である。
図1に開示した顔認証システムによる処理動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態2における顔認証システムによる処理動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態3における情報処理システムの構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態3における情報処理装置の構成を示すブロック図である。

実施例

0012

<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、顔認証システムの使用状況を示す図である。図2は、顔認証システムの構成を示す図である。図3乃至図5は、顔認証システムの処理動作を説明するための図である。

0013

[全体構成]
本発明における顔認証システム10(情報処理システム)は、オフィスやイベント会場などの特定場所において、人物(対象)の入退場を制限したり管理するために用いられるシステムである。例えば、顔認証システム10を構成する撮像装置Cは、人物の入退場の際に開閉されるゲート毎に、当該ゲートの配置箇所付近にそれぞれ設置されるものである。

0014

図1に示す例では、複数のゲートGが並列に隣接して配置されており、図1の右側から各ゲートGに向かって、矢印に示す方向に人物が通行するよう構成されている。このため、各ゲートGに対する図1右側領域は、人物がゲートを通過する前側の領域(通過前側領域)となっている。そして、各ゲートGの通過前側領域には、当該各ゲートGを通過しようとする人物が並んで通行する各レーンが、各ゲートGにそれぞれ対応して並列に位置している。なお、各レーンは、何らかの部材で仕切られていてもよく、仕切られていなくてもよい。また、本実施形態では、複数のゲートGが隣接して配置されている場合を例示しているが、ゲートGは1つだけであってもよい。

0015

図1に示す状況において、本実施形態における顔認証システム10を構成する撮像装置Cは、対応する各ゲートG付近であり、各ゲートGに向かう人物から見て右側に設置されている。但し、撮像装置の設置位置は、図1に示す位置に限定されず、ゲートに向かって左側やゲートの上方など、いかなる位置に設置されていてもよい。なお、顔認証システム10は、各撮像装置Cの近辺に、表示装置Dも備えている。

0016

そして、顔認証システム10は、装備している撮像装置CにてゲートGに向かう人物の画像を撮影する。そして、撮影画像に映る人物の顔画像から、かかる人物が予め登録された人物であるか否かを照合し、照合が成功すると、人物が通過可能なようゲートGを開く、という処理を行う。以下、顔認証システム10の構成について詳述する。

0017

[顔認証システムの構成]
本実施形態における顔認証システム10は、撮像装置C(カメラ)及び表示装置D(ディスプレイ)と一体的に構成された演算装置及び記憶装置を有する情報処理装置である。逆に言うと、撮像装置Cに、顔認証処理を行う演算装置及び記憶装置を有する情報処理装置と表示装置Dが搭載されている。但し、顔認証システム10は、必ずしも撮像装置Cや表示装置Dと一体的に構成されていることに限定されない。例えば、撮像装置Cと表示装置Dと撮影画像を処理する情報処理装置とが別々の装置にて構成されており、別々の場所に設置されていてもよい。

0018

具体的に、顔認証システム10は、図2に示すように、撮像装置C及び表示装置Dを備えると共に、演算装置がプログラムを実行することで構築された、基準値設定部11と、距離計測部12と、照合部13と、ゲート制御部14と、を備えている。また、顔認証システム10は、記憶装置に構築された、基準値記憶部15と、照合データ記憶部16と、を備えている。

0019

上記撮像装置C(撮像手段)は、ゲートGに対する通過前側領域、つまり、対応するレーンのゲート前領域の撮影画像を、所定のフレームレートで取得するカメラ及びカメラ制御部を備えたものである。そして、撮像装置Cは、例えば図1に示すように、符号Ca線で挟まれた範囲が撮影領域となっている。例えば、図1のようにレーンに3人の人物P10,P11,P12が存在している場合には、撮像装置Cで撮影した撮影画像は図3(a)のようになる。なお、撮影画像は、撮像装置Cに対する遠近方向の予め設定された距離の範囲で、概ね焦点が合うよう設定されている。

0020

上記基準値設定部11(距離推定手段)は、撮像装置Cから撮影画像を取得し、後述するように撮影画像内の対象までの距離を計測するために必要な基準値を以下のように設定する。具体的に、基準値設定部11は、まず、撮影画像内から処理対象となる人物の顔領域の画像部分を抽出する。人物の顔領域の抽出は、例えば、動く人物の全体像に対する位置や色などから判定して行う。そして、基準値設定部11は、顔領域の画像部分から、人物の属性を判別する属性解析処理を行う。ここで、人物の属性とは、例えば、性別年齢年代大人、子供)、人種、などである。

0021

上記属性解析処理は、例えば、顔領域の画像部分から属性を判別するために必要な情報である属性判別情報を抽出し、かかる抽出した属性判別情報と予め登録されている属性判別基準情報とを比較して、人物の属性を判別する。ここで、属性判別情報は、例えば、性別や年齢といった属性毎に人物の顔領域に一般的に表れる身体的特徴を表す情報である。なお、人物の性別や年齢(年代)といった属性を判別する属性解析処理は、既存技術で実現可能であるため、かかる処理についての詳細は説明を省略する。また、判別可能な属性は、上述した属性に限定されず、いかなる属性であってもよい。

0022

続いて、基準値設定部11は、判別した人物の属性に対応する基準値を設定する。ここで、基準値は、基準値記憶部15に予め登録されており、例えば、本実施形態では、人物の両目の間の距離を表す目間距離の基準値が、属性毎に登録されている。一例として、「男性」といった属性の基準値である目間距離としてある数値が登録されている場合に、「女性」といった属性の基準値である目間距離は、男性の基準値よりも小さい値が設定されている。また、例えば、年齢が15から70代までの「大人」といった属性の基準値である目間距離としてある数値が登録されている場合に、年齢が15歳未満の「子供」といった属性の基準値である目間距離は、大人の基準値よりも小さい値が設定されている。このように、基準値は、人物の属性の一般的な体格に応じた値となっている。そして、基準値設定部11は、撮影画像内から抽出した人物について判別した属性に対応して登録されている基準値を、当該人物の基準値として設定する。

0023

上記距離計測部12(距離推定手段)は、上述したように人物に設定した基準値を用いて、当該人物までの距離を計測する。具体的に、距離計測部12は、まず、撮影画像内の人物の特徴を表す対象情報として、当該人物の顔領域の画像部分から人物の両目の間の距離を表す目間距離を検出する。例えば、図3(b)の符号d10,d11,d12のように、撮影画像内の各人物P10,P11,P12の各目間距離を検出する。そして、検出した各目間距離d10,d11,d12を、各人物P10,P11,P12に設定した基準値と比較して、ゲートGから各人物までの距離を計測する。例えば、人物に設定した基準値に対する、当該人物から検出した目間距離の差や当該差の割合から、ゲートGから人物までの距離を計測する。なお、距離計測部12は、撮影画像内の人物の相対的な距離、つまり、ゲートGに対する順番、をゲートGに対する距離として計測してもよい。

0024

ここで、ゲートGから人物P10,P11,P12までの距離計測の一例を説明する。図1の例では、ゲートGに向かって人物P10,P11,P12の順番で並んでおり、撮像画像図3(b)のように撮影される。このとき、各人物P10,P11,P12の体格や顔の大きさがほぼ同一であれば、各人物P10,P11,P12の各目間距離d10,d11,d12は、一般的にd10>d11>d12となる。一方で、仮に人物P10が子供であり、人物P11,P12が大人である場合には、一般的に子供の顔は小さく、目間距離が短いと考えられ、実際に計測した目間距離も、d11>d12>d10となってしまう。このような状況で、本実施形態では、人物P10は属性が「子供」と判別され、小さい値の基準値が設定され、かかる基準値と検出した目間距離d10とを用いて距離が計測される。そして、人物P11,P12は属性が「大人」と判別され、子供の基準値よりも大きい値の基準値が設定され、かかる基準値と検出した目間距離d11,d12とを用いて距離が計測される。これにより、図4に示すように、ゲートGに対する実際の順番と同じく、人物P10,P11,P12の順番となるよう各人物までの距離D10,D11,D12を計測できる。

0025

なお、距離計測部12による目間距離の検出方法は上述した方法に限定されず、いかなる方法で検出してもよい。また、距離計測部12は、目間距離ではなく、人物の他の部位の大きさや他の特徴を対象情報として検出して、距離を計測してもよい。この場合、上述した基準値も、対象情報に対応した値となる。

0026

ここで、距離計測部12は、必ずしもゲートGから人物までの距離を計測することに限定されない。例えば、距離計測部12は、ゲートに対する人物間の相対的な位置関係を推定してもよい。一例として、距離計測部12は、上述した目間距離などの対象情報と基準値とに基づいて、各人物のゲートまでの近さ、つまり、ゲートGに対する人物間の遠近関係を推定してもよい。

0027

上記照合部13(照合手段)は、撮影画像内の人物と、予め登録された人物と、の照合処理を行う。このとき、照合部13は、上述したように計測した人物までの距離に基づいて照合処理を行う。例えば、照合部13は、ゲートGの直前に設定されたゲートGから予め設定された距離に位置する所定範囲に人物が位置し、かかる人物が撮影画像内でゲートGに対して最も近くに位置する場合に、かかる人物の照合処理を行う。なお、照合部13は、単にゲートGの直前に設定されたゲートGから予め設定された距離に位置する所定範囲に人物が位置している場合に、かかる人物の照合処理を行ってもよく、あるいは、人物までの距離に応じて他の基準に基づいてかかる人物の照合処理を行ってもよい。また、照合部13は、上述したように距離計測部12がゲートGに対する人物間の相対的な位置関係のみを推定している場合には、かかる位置関係からゲートGに最も近い人物に対して照合処理を行ってもよい。

0028

照合部13による照合処理は、例えば以下のようにして行う。まず、照合処理の対象となる人物の顔領域から、照合に必要な特徴量を生成する。そして、生成した特徴量と、予め照合データ記憶部16に登録された人物の特徴量と、の類似度といった照合スコアを算出し、照合スコアがしきい値よりも高いか否か判定する。照合スコアがしきい値より高い場合には、照合成功とし、ゲートGを通過しようとしている人物が、予め登録されている人物であると判断する。このとき、照合するために検出する人物の特徴量は、既存の顔照合技術で用いられる特徴量であってもよく、いかなる方法によって算出される特徴量であってもよい。また、照合方法はいかなる方法であってもよい。

0029

上記ゲート制御部14(ゲート制御手段)は、まず、上記照合部13による照合結果に基づいて、ゲートGに対する人物の通過可否を判定する。具体的には、照合部13による照合が成功した人物に対しては通過可能と判定する。また、ゲート制御部14は、照合結果つまり照合の成否を表示装置Dに表示する機能を有する。さらに、ゲート制御部14は、ゲートGの開閉を行うゲート制御機能も有しており、通過可能と判断した人物に対してはゲートGを開くよう制御する。このようにゲート制御部14は、人物のゲートGまでの距離に基づいて行われた照合処理の結果に応じてゲートGの開閉を制御するため、撮影画像内の人物までの計測した距離に基づいてゲートGの開閉を制御していると言える。

0030

なお、上記表示装置Dは、ゲートGを通過しようとする人物が視認可能なよう、当該ゲートGの通過前側領域に表示面を向けて配置されている。但し、表示装置Dは、必ずしも装備されていなくてもよい。

0031

[動作]
次に、上述した顔認証システム10の動作を、図5のフローチャートを参照して説明する。ここでは、ゲートGに対応する顔認証システム10の動作について説明し、ゲートGに対して人物が図3及び図4に示すように並んでいる場合を一例に説明する。

0032

ゲートGに対応する撮像装置Cは、ゲートGの通過前側領域の画像を撮影し続ける。そして、顔認証システム10は、撮影した撮影画像に対して、常に以下の処理を行う。

0033

まず、基準値設定部11が、撮影画像内から処理対象となる人物(対象)P10,P11,P12を抽出する(ステップS1)。そして、抽出した人物の顔領域の画像部分に対して属性解析処理を行い、人物の属性を判別する。例えば、図1及び図3の例では、人物P10の属性を子供、人物P11,P12の属性を大人、と判別したとする。すると、基準値設定部11は、判別した人物の属性に対応して基準値記憶部15に登録されている基準値を、かかる人物の基準値として設定する(ステップS2)。例えば、図3及び図4の例では、人物P10には、子供に対応する基準値を設定し、人物P11,P12には、大人に対応する基準値を設定する。

0034

続いて、距離計測部12は、撮影画像内の人物のゲートGまでの距離を計測するために必要な対象情報としての人物の特徴となる所定部位の大きさ、ここでは、人物の目間距離を検出する(ステップS3)。例えば、各人物P10,P11,P12の各目間距離を、図3(b)の符号d10,d11,d12のように検出する。

0035

そして、距離計測部12は、上述したように各人物P10,P11,P12に設定した基準値と、各人物P10,P11,P12の目間距離d10,d11,d12とを、人物毎に比較して、ゲートGから各人物P10,P11,P12までの距離を計測する(ステップS4)。例えば、図3(b)の例では、3人のうちゲートから2番目に人物P11の目間距離d11が最も大きく映っているが、各人物P10,P11,P12に設定された基準値が異なるため、ゲートGに対する実際の順番と同じく、図4に示すように人物P10,P11,P12の順番となるよう各人物までの距離D10,D11,D12が計測される。

0036

続いて、照合部13は、上述したように計測した各人物P10,P11,P12までの距離に基づいて、各人物の照合処理を行う。このとき、照合部13は、ゲートGの直前に設定されたゲートGから予め設定された距離に人物が位置し、かかる人物が撮影画像内でゲートGに対して最も近くに位置する場合に、かかる人物の照合処理を行う(ステップS5、ステップS6)。このため、図4の例では、人物P10の照合処理を行う。具体的に、照合部13は、照合処理の対象となる人物の顔領域から、照合に必要な特徴量を生成して、生成した特徴量と、予め照合データ記憶部16に登録された人物の特徴量と、の類似度といった照合スコアを算出する。そして、照合部13は、照合スコアがしきい値より高い場合には照合成功とする。

0037

照合部13による照合処理の結果、ゲートGの直前に位置する人物P10の照合に成功すると(ステップS6でYes)、ゲート制御部14がゲートGに対する人物P10の通過を許可し、ゲートGを開くよう制御する(ステップS7)。このとき、ゲート制御部14は、通過可を表示装置Dに表示する。

0038

なお、照合部13による照合が失敗した場合には(ステップS6でNo)、ゲート制御部14はゲートを閉じたままとするが、このとき、表示装置Dに通行不可の表示と共に、通行に対するガイド情報を表示してもよい。例えば、照合部13による照合処理の際に、照合に必要な上記特徴量の品質が低い(顔画像の品質が低い)と判断された場合には、照合に必要な品質の特徴量を得られるようなガイド情報を表示してもよい。ガイド情報は、例えば、「マスクを外してください」、「正面を向いてください」という情報である。

0039

以上のように、本実施形態の顔認証システム10によると、様々な属性の人物がゲートGを通過しようとしている場合であっても、ゲートGに対する人物の順序を適切に判別することができ、ゲート直前の人物に対する照合とゲート開閉を行うことができる。例えば、図3及び図4の例においては、撮影画像に映る人物の大きさから、実際にはゲートGから2番目に位置する人物P11がゲートGに最も近いと誤って判断されるおそれがある。ところが、本実施形態の方法では、実際にゲートGに最も近い人物P10に対する照合処理を行うことができる。その結果、人物によるゲートGの円滑な通過を実現することができる。

0040

そして、上述した人物の属性を判別する処理や距離を計測する処理は、人物の特徴量の抽出や照合を行う照合処理よりも情報処理装置にかかる負荷が少ない処理である。このため、高速な照合処理を維持することができ、人物によるゲートGの円滑な通過を実現することができる。

0041

なお、上記では、ゲートGを通過しようとしている対象が人物である場合を例示したが、人物に限らずいかなる物体でもよい。例えば、荷物といった物体であってもよい。これに応じて、上述した基準値や対象の特徴を表す対象情報といったゲートGからの距離を計測するために用いる情報は、物体から検出できるいかなる特徴を表す情報であってもよい。また、照合処理を行う際には、物体から検出できるいかなる特徴量を利用してもよい。

0042

<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図6を参照して説明する。図6は、顔認証システムの処理動作を説明するための図である。

0043

本実施形態における顔認証システム10は、上述した実施形態1におけるものと同様の構成であるが、人物の属性に応じて基準値を設定する処理が異なる。以下、主に実施形態1とは異なる構成について詳述する。

0044

本実施形態における照合部13(照合手段)は、撮像装置Cにて撮影画像が撮影されると、撮影画像内の人物を抽出して、まず人物の照合処理を行う。具体的に、照合部13は、撮影画像内の人物を抽出して、抽出された全ての人物を照合対象とし、かかる人物の顔領域から照合に必要な特徴量を生成する。そして、生成した特徴量と、予め照合データ記憶部16に登録された人物の特徴量と、の類似度といった照合スコアを算出し、照合スコアがしきい値より高い場合には照合成功とする。

0045

照合部13は、照合成功となった場合には、照合された照合データ記憶部16に登録されている人物の情報を取得し、かかる人物の情報に含まれる当該人物の属性を読み取る。そして、照合部13は、読み取った属性を基準値設定部11に渡す。なお、照合データ記憶部16は、照合処理に用いられる人物の特徴量と共に、予め判別している人物の属性(性別、年代など)の情報を記憶している。

0046

また、本実施形態における基準値設定部11(距離推定手段)は、照合部13による照合処理の結果から、撮影画像内の人物の属性を判別する。つまり、基準値設定部11は、上述したように照合部13から渡された登録されている人物の属性を、撮影画像内の人物の属性として判別する。そして、基準値設定部11は、判別した人物の属性に対応する基準値記憶部15に登録されている基準値を、かかる人物の基準値として設定する。

0047

そして、本実施形態における距離計測部12(距離推定手段)は、実施形態1と同様に、人物に設定した基準値を用いて、当該人物までの距離を計測する。具体的に、距離計測部12は、撮影画像内の人物から目間距離を検出して、検出した目間距離を、人物に設定した基準値と比較して、ゲートGから各人物までの距離を計測する。このとき、距離計測部12は、撮影画像内の各人物に対して、上述した照合部13によって照合成功と判断された旨と、計測した距離と、を関連付けておく。なお、距離計測部12は、撮影画像が取得されるごとに撮影画像内の人物までの距離を計測して、撮影画像上の人物に関連付ける距離を更新する。なお、時間的に前後する撮影画像内における人物の対応付けは、特徴点の追跡などによって実現可能である。このため、撮影画像内の人物が一度でも照合成功とされると、かかる人物が後続の撮影画像内で追跡されて、照合成功の旨と更新された距離とが関連付けられることとなる。

0048

そして、本実施形態におけるゲート制御部14(ゲート制御手段)は、撮影画像内の人物に関連付けられた距離に基づいて、ゲートGの開閉を制御する。つまり、ゲート制御部14は、撮影画像内の人物に既に照合成功の旨が関連付けられており、かつ、かかる人物に関連付けられている距離が、ゲートGの直前に設定されたゲートGから予め設定された距離に位置する所定範囲であり、かかる人物が撮影画像内でゲートGに対して最も近くに位置する場合には、かかる人物に対しては通過可能と判定する。そして、ゲート制御部14は、照合結果つまり照合の成功を表示装置Dに表示し、ゲートGを開くよう制御する。このようにゲート制御部14は、撮影画像内の人物のゲートGまでの距離に基づいてゲートGの開閉を制御する。

0049

なお、ゲート制御部14は、ゲートGの直前に位置する撮影画像内の人物に対して、再度、照合部13に指示して最終的な照合処理を行ってもよい。そして、ゲート制御部14は、最終的な照合処理が成功した場合にのみゲートGを開いてもよい。

0050

ここで、上述した照合部13による照合処理の結果、照合成功となったものの、照合データ記憶部16に人物の属性が登録されていないなどの事情で、撮影画像内の人物の属性を判別できない場合もある。その場合には、まず実施形態1と同様に、基準値設定部11が撮影画像内の人物の画像部分に対する属性解析処理を行ってかかる人物の属性を判別して、当該属性に対応する基準値を設定する。そして、距離計測部12が、設定された基準値を用いて人物までの距離を計測し、ゲート制御部14が、照合処理の処理結果に基づいてゲートの開閉を制御する。

0051

なお、上述した照合部13による照合処理の結果、撮影画像内の人物の照合が失敗した場合であっても、実施形態1と同様に、基準値設定部11にてかかる人物の属性を判定し、距離計測部12にてかかる人物までの距離を計測してもよい。そして、後続の撮影画像内で追跡した同一人物に、照合失敗の旨と距離とを関連付けておくことで、かかる情報に基づいて人物がゲートGの直前に位置したときに、ゲート制御部14が通行不可の判定を行ってもよい。このとき、ゲート制御部14は、上述した通行に対するガイド情報を表示してもよい。

0052

[動作]
次に、上述した顔認証システム10の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。ゲートGに対応する撮像装置Cは、ゲートGの通過前側領域の画像を撮影し続ける。そして、顔認証システム10は、撮影した撮影画像に対して、常に以下の処理を行う。

0053

まず、照合部13が、撮影画像内から処理対象となる人物(対象)を抽出する(ステップS11)。照合部13は、撮影画像から抽出された全ての人物を照合対象とし、かかる人物の顔領域から照合に必要な特徴量を生成する。そして、生成した特徴量と、予め照合データ記憶部16に登録された人物の特徴量と、の類似度といった照合スコアを算出し、照合処理を行う(ステップS12)。

0054

照合部13は、照合成功となった場合には(ステップS13でYes)、照合された照合データ記憶部16に登録されている人物の情報を取得し、かかる人物の情報に含まれる当該人物の属性を読み取る(ステップS14)。かかる人物の属性を読み取ることができた場合には(ステップS14でYes)、基準値設定部11は、読み取った属性を、撮影画像内の人物の属性として判別する。そして、基準値設定部11は、判別した人物の属性に対応する基準値記憶部15に登録されている基準値を、かかる人物の基準値として設定する(ステップS15)。

0055

続いて、距離計測部12は、撮影画像内の人物のゲートGまでの距離を計測するために必要な対象情報としての人物の特徴となる所定部位の大きさ、ここでは、人物の目間距離を検出する(ステップS16)。そして、距離計測部12は、上述したように人物に設定した基準値と人物の目間距離とを比較して、ゲートGから人物までの距離を計測する(ステップS17)。このとき、距離計測部12は、撮影画像内の人物に、計測した距離を関連付けておく。

0056

続いて、ゲート制御部14は、撮影画像内の人物の距離が、ゲート直前の設定された距離の範囲内であり、かかる人物が撮影画像内でゲートGに対して最も近くに位置する場合には、ゲートGを開くよう制御する(ステップS18)。なお、上述した距離計測部12による人物までの距離の計測は常に行われており、照合に成功した撮影画像内の人物に最新の距離が関連付けられることとなる。このため、ゲート制御部14は、照合に成功した人物に関連付けられた距離が、ゲート直前の設定された距離に位置する度に、ゲートGを開く制御を行う。

0057

ここで、上述した照合成功後に(ステップS13でYes)、照合データ記憶部16に人物の属性が登録されていないなど当該人物の属性を判別できない場合には(ステップS14でNo)、基準値設定部11は、実施形態1と同様に人物の基準値を設定する。つまり、基準値設定部11は、撮影画像内から処理対象となる人物を抽出し、抽出した人物の顔領域の画像部分に対して属性解析処理を行い、人物の属性を判別する。そして、基準値設定部11は、判別した人物の属性に対応して基準値記憶部15に登録されている基準値を、かかる人物の属性として設定する(ステップS19)。

0058

その後は、設定された基準値を用いて、上述同様に、距離計測部12が撮影画像内の人物のゲートGまでの距離を計測する(ステップS16,S17)。そして、ゲート制御部14が、撮影画像内の人物の距離が、ゲート直前の設定された距離の範囲内であり、かかる人物が撮影画像内でゲートGに対して最も近くに位置する場合には、ゲートGを開くよう制御する(ステップS18)。

0059

以上のように、本実施形態の顔認証システム10では、実施形態1とは異なり、先に人物の照合処理を行い、その後の人物のゲートGまでの距離に応じてゲートGを開くようにしている。このため、ゲートGに人物が近づいたときに適切にゲートGを開くことができ、人物によるゲートGの円滑な通過を実現することができる。

0060

<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図7及び図8を参照して説明する。図7は、実施形態3における情報処理システムの構成を示すブロック図である。図8は、実施形態3における情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、実施形態1及び実施形態2で説明した顔認証システムの構成の概略を示している。

0061

図7に示すように、本実施形態おける情報処理システム100は、
ゲートに対する通過前領域を撮影した撮影画像を取得する撮像手段110と、
前記撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段120と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を計測する距離推定手段130と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段140と、
を備えた、という構成をとる。

0062

また、本実施形態では、図8に示す情報処理システム100から撮像手段110を取り除いてもよい。
つまり、本実施形態における情報処理装置200は、
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段220と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段230と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段240と、
を備えた、という構成をとる。

0063

なお、上述した照合手段120,220と距離推定手段130,230とゲート制御手段140,240とは、演算装置がプログラムを実行することで構築されるものであってもよく、電子回路で構築されるものであってもよい。

0064

そして、上記構成の情報処理システム100あるいは情報処理装置200は、
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行うと共に、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定し、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
という処理を行うよう作動する。

0065

上述した情報処理システム100あるいは情報処理装置200によると、様々な属性の人物がゲートを通過しようとしている場合であっても、ゲートに対する人物の順序を適切に判別することができ、ゲート直前の人物に対する照合とゲート開閉を行うことができる。その結果、人物によるゲートの円滑な通過を実現することができる。

0066

<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理装置、情報処理システム、プログラム、情報処理方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。

0067

(付記1)
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、
を備えた情報処理装置。

0068

(付記2)
付記1に記載の情報処理装置であって、
前記照合手段は、推定した前記撮影画像内の対象まで距離に基づいて前記照合処理を行い、
前記ゲート制御手段は、前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて行われた前記照合処理の処理結果に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理装置。

0069

(付記3)
付記2に記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
情報処理装置。

0070

(付記4)
付記1に記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、前記照合処理の結果から予め登録されている対象の属性を前記撮影画像内の対象の属性として判別し、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
情報処理装置。

0071

(付記5)
付記4に記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、前記照合処理の結果から前記撮影画像内の対象の属性を判別できなかった場合に、前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
情報処理装置。

0072

(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、前記撮影画像内の対象の特徴を表す対象情報を検出して、前記基準値と前記対象情報とに基づいて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
情報処理装置。

0073

(付記7)
付記6に記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、前記対象情報として前記撮影画像内の対象の所定部位の大きさを検出して、前記基準値に対する前記対象の所定部位の大きさに基づいて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
情報処理装置。

0074

(付記8)
付記7に記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、同一の前記撮影画像内の対象毎の、当該対象に対応して設定された前記基準値に対する当該対象の所定部位の大きさを相互に比較して、前記ゲートに対する前記対象画像内の対象間の遠近関係を判定する、
情報処理装置。

0075

(付記9)
付記1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記ゲート制御手段は、前記撮影画像内の対象について相互に関連付けられた、当該対象に対する前記照合手段による照合結果と、前記ゲートから当該対象までの距離と、に基づいて、前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理装置。

0076

(付記10)
ゲートに対する通過前領域を撮影した撮影画像を取得する撮像手段と、
前記撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記ゲートから前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、
を備えた情報処理システム。

0077

(付記10.1)
付記10に記載の情報処理システムであって、
前記照合手段は、推定した前記撮影画像内の対象まで距離に基づいて前記照合処理を行い、
前記ゲート制御手段は、前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて行われた前記照合処理の処理結果に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理システム。

0078

(付記10.2)
付記10に記載の情報処理装置であって、
前記距離推定手段は、前記照合処理の結果から予め登録されている対象の属性を前記撮影画像内の対象の属性として判別し、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
情報処理システム。

0079

(付記11)
情報処理装置に、
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行う照合手段と、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する距離推定手段と、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御するゲート制御手段と、
を実現させるためのプログラム。

0080

(付記11.1)
付記11に記載のプログラムであって、
前記照合手段は、推定した前記撮影画像内の対象まで距離に基づいて前記照合処理を行い、
前記ゲート制御手段は、前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて行われた前記照合処理の処理結果に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
プログラム。

0081

(付記11.2)
付記11に記載のプログラムであって、
前記距離推定手段は、前記照合処理の結果から予め登録されている対象の属性を前記撮影画像内の対象の属性として判別し、当該属性に対応する前記基準値を設定し、当該設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定する、
プログラム。

0082

(付記12)
ゲートの通過前領域を撮影した撮影画像内の対象と、予め登録された対象と、の照合処理を行い、
前記撮影画像内の対象の属性に基づいて設定された基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を計測し、
照合結果と前記撮影画像内の対象までの推定した距離とに基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理方法。

0083

(付記13)
付記12に記載の情報処理方法であって、
推定した前記撮影画像内の対象まで距離に基づいて前記照合処理を行い、
前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて行われた前記照合処理の処理結果に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理方法。

0084

(付記13.1)
付記13に記載の情報処理方法であって、
前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定する、
情報処理方法。

0085

(付記14)
付記12に記載の情報処理方法であって、
前記照合処理の結果から予め登録されている対象の属性を前記撮影画像内の対象の属性として判別し、当該属性に対応する前記基準値を設定し、
前記基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定し、
前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理方法。

0086

(付記15)
付記14に記載の情報処理方法であって、
前記照合処理の結果から前記撮影画像内の対象の属性を判別できなかった場合に、前記撮影画像内の対象の画像部分に対する属性解析処理に基づいて当該対象の属性を判別して、当該属性に対応する前記基準値を設定し、
前記基準値を用いて前記撮影画像内の対象までの距離を推定し、
前記撮影画像内の対象までの距離に基づいて前記ゲートの開閉を制御する、
て前記ゲートの開閉を制御する、
情報処理方法。

0087

(付記15.1)
付記12乃至15のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記撮影画像内の対象の特徴を表す対象情報を検出して、前記基準値と前記対象情報とに基づいて前記対象画像内の対象までの距離を計測する、
情報処理方法。

0088

(付記15.2)
付記15.1に記載の情報処理方法であって、
前記対象情報として前記撮影画像内の対象の所定部位の大きさを検出して、前記基準値に対する前記対象の所定部位の大きさに基づいて前記対象画像内の対象までの距離を計測する、
情報処理方法。

0089

(付記15.3)
付記15.2に記載の情報処理方法であって、
同一の前記撮影画像内の対象毎の、当該対象に対応して設定された前記基準値に対する当該対象の所定部位の大きさを相互に比較して、前記ゲートに対する前記撮影画像内の対象間の遠近関係を判定する、
情報処理方法。

0090

なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク光ディスク光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。

0091

以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。

0092

10顔認証システム
11基準値設定部
12距離計測部
13 照合部
14ゲート制御部
15基準値記憶部
16照合データ記憶部
100情報処理システム
200情報処理装置
110撮像手段
120,220 照合手段
130,230距離推定手段
140,240 ゲート制御手段
C撮像装置
D表示装置
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