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技術 梱包箱、梱包箱の使用方法、及び梱包箱の製造方法

出願人 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発明者 野田孝紀菅野博文
出願日 2018年2月1日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-016161
公開日 2019年8月8日 (10ヶ月経過) 公開番号 2019-131264
状態 未査定
技術分野 紙器
主要キーワード 表ライナ 販売単位 裏ライナ 化粧箱 表ライナー 梱包箱内 罫線刃 折りたたみ式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年8月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

内容物を取り出す際の作業性を向上できる梱包箱を提案する。

解決手段

梱包箱10は外側折曲部15Dを有している。外側折曲部15Dは、側板部11Dと蓋部12Dとの境界に跨がって形成されている。外側折曲部15Dの上端下端は側板部11Dと蓋部12Dとにそれぞれ接続している。また、外側折曲部15Dはその内面折り目F1を有している。さらに、外側折曲部15Dは、折り目F1によりも蓋部12D側に折り目F2を有している。折り目F2は外側折曲部15Dの外面に形成され、外側折曲部15Dが折り目F2で外側に折り曲げられることを可能としている。

概要

背景

電気製品や、玩具、それらの部品など(以下において製品と称する)の輸送時に、段ボールや厚紙などで形成された折りたたみ式梱包箱(ここでは、外箱と称する)が利用されている(例えば、下記特許文献1)。販売単位ごとの化粧箱など1つの内箱に、1又は複数の製品を梱包し、輸送のために1つの外箱に複数の内箱を梱包する場合がある。この場合、外箱の内側に隙間が生じないように内箱が配置されるのが効率的である。

概要

内容物を取り出す際の作業性を向上できる梱包箱を提案する。梱包箱10は外側折曲部15Dを有している。外側折曲部15Dは、側板部11Dと蓋部12Dとの境界に跨がって形成されている。外側折曲部15Dの上端下端は側板部11Dと蓋部12Dとにそれぞれ接続している。また、外側折曲部15Dはその内面折り目F1を有している。さらに、外側折曲部15Dは、折り目F1によりも蓋部12D側に折り目F2を有している。折り目F2は外側折曲部15Dの外面に形成され、外側折曲部15Dが折り目F2で外側に折り曲げられることを可能としている。

目的

本開示の目的の一つは、製品など内容物を取り出す際の作業性を向上できる梱包箱、梱包箱の使用方法、及び梱包箱の製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

側板部と、前記側板部と第1の方向で繋がっている蓋部と、前記側板部と前記蓋部との間の境界に位置し、前記境界に沿って形成されている第1の折り目と、前記境界に跨がって前記側板部と前記蓋部とに形成され、前記境界に沿った方向で互いに離れており且つ前記第1の方向に伸びている2本の切り込みの間に位置し、前記境界に対応する位置に前記第1の折り目を有している外側折曲部とを有し前記外側折曲部は前記第1の折り目よりも前記蓋部側に第2の折り目を有し、前記第2の折り目は前記外側折曲部の外面に形成され、前記外側折曲部が前記第2の折り目で外側に折り曲げられることを可能とすることを特徴とする梱包箱

請求項2

前記外側折曲部の外側への折り曲げに対する前記第2の折り目の強度は、前記外側折曲部の他の部分よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項3

前記外側折曲部を外側へ折り曲げるときに、前記第2の折り目が前記外側折曲部の他の部分よりも先に折り曲げられることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項4

前記蓋部を外側に折り曲げる力に対して前記第2の折り目が有する強度は、前記蓋部を外側に折り曲げる力に対して前記外側折曲部の前記第1の折り目が有する強度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項5

前記側板部と前記蓋部は、前記開口の縁として前記境界に沿った第2の方向で互いに離れている第1の縁と第2の縁とを有し、前記外側折曲部は、前記蓋部が開状態にあるときに前記第1の縁と前記第2の縁とによって挟まれる部分を有していることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項6

前記外側折曲部の前記部分の前記第2の方向での幅は、前記第1の縁と前記第2の縁との距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項7

前記外側折曲部として、前記梱包箱を組み立てた状態で互いに反対側に位置する第1の外側折曲部と第2の外側折曲部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項8

前記外側折曲部の位置は、前記境界の長手方向の中心からずれていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。

請求項9

側板部と、前記側板部と第1の方向で接続している蓋部と、前記側板部と前記蓋部との間の境界に位置し、前記境界に沿って形成されている第1の折り目と、前記境界に跨がって前記側板部と前記蓋部とに形成されている開口の内側に位置し、前記第1の方向での両端部が前記側板部と前記蓋部とにそれぞれ接続し、前記境界に対応する位置に前記第1の折り目を有している外側折曲部とを有し、前記外側折曲部が前記第1の折り目よりも前記蓋部側の位置に第2の折り目を有し、前記第2の折り目が前記外側折曲部の外面に形成されている梱包箱の使用方法であって、前記側板部に対して内側に折り曲げられている前記蓋部を前記境界で外側に折り曲げ、前記蓋部を外側に折り曲げる力を利用して、前記外側折曲部を前記第2の折り目で折り曲げ、前記外側折曲部を前記側板部よりも外側に位置させることを特徴とする梱包箱の使用方法。

請求項10

複数の側板部と、前記複数の側板部のうちの一つである第1の側板部と第1の方向で繋がっている蓋部と、前記複数の側板部のうちの一つに繋がっている底部と、前記第1の側板部の一部と前記蓋部の一部とを含む外側折曲部とを有しているシートを、準備する工程と、前記シートの内面に、前記第1の側板部と前記蓋部との間の境界に位置する第1の折り目を形成する工程と、前記外側折曲部の外面における前記第1の折り目よりも前記蓋部側の位置に第2の折り目を形成し、且つ前記底部の外面に第3の折り目を形成する工程と、前記第1の方向に沿っており且つ前記境界に沿った方向で離れている前記外側折曲部の2つの縁に沿って、切り込みを入れる工程と、を有することを特徴とする梱包箱の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、電気製品や、玩具、それらの部品などの輸送に用いられる梱包箱に関する。

背景技術

0002

電気製品や、玩具、それらの部品など(以下において製品と称する)の輸送時に、段ボールや厚紙などで形成された折りたたみ式の梱包箱(ここでは、外箱と称する)が利用されている(例えば、下記特許文献1)。販売単位ごとの化粧箱など1つの内箱に、1又は複数の製品を梱包し、輸送のために1つの外箱に複数の内箱を梱包する場合がある。この場合、外箱の内側に隙間が生じないように内箱が配置されるのが効率的である。

先行技術

0003

特開2010−215276号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、外箱の内側に隙間が生じないように内箱が配置されると、作業者が製品を外箱から取り出す際、内箱と外箱との間に手や指を入れることができないために、簡単には内箱を取り出せない場合がある。

0005

本開示の目的の一つは、製品など内容物を取り出す際の作業性を向上できる梱包箱、梱包箱の使用方法、及び梱包箱の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本開示で提案する梱包箱の一例は、側板部と、前記側板部と第1の方向で繋がっている蓋部と、前記側板部と前記蓋部との間の境界に位置し、前記境界に沿って形成されている第1の折り目と、前記境界に跨がって前記側板部と前記蓋部とに形成され、前記境界に沿った方向で互いに離れており且つ前記第1の方向に伸びている2本の切り込みの間に位置し、前記境界に対応する位置に前記第1の折り目を有している外側折曲部とを有している。前記外側折曲部は前記第1の折り目よりも前記蓋部側に第2の折り目を有し、前記第2の折り目は前記外側折曲部の外面に形成され、前記外側折曲部が前記第2の折り目で外側に折り曲げられることを可能とする。この梱包箱によると、内容物を取り出す際の作業性を向上できる。

0007

本開示で提案する使用方法は梱包箱の使用方法である。前記梱包箱は、側板部と、前記側板部と第1の方向で接続している蓋部と、前記側板部と前記蓋部との間の境界に位置し、前記境界に沿って形成されている第1の折り目と、前記境界に跨がって前記側板部と前記蓋部とに形成されている開口の内側に位置し、前記第1の方向での両端部が前記側板部と前記蓋部とにそれぞれ接続し、前記境界に対応する位置に前記第1の折り目を有している外側折曲部とを有している。前記外側折曲部が前記第1の折り目よりも前記蓋部側の位置に第2の折り目を有し、前記第2の折り目が前記外側折曲部の外面に形成されている。前記使用方法は、前記側板部に対して内側に折り曲げられている前記蓋部を前記境界で外側に折り曲げる工程、及び、前記蓋部を外側に折り曲げる力を利用して、前記外側折曲部を前記第2の折り目で折り曲げ、前記外側折曲部を前記側板部よりも外側に位置させる工程を含む。この使用方法によると、内容物を取り出す際の作業性を向上できる。

0008

本開示で提案する梱包箱の製造方法は、複数の側板部と、前記複数の側板部のうちの一つである第1の側板部と第1の方向で繋がっている蓋部と、前記複数の側板部のうちの一つに繋がっている底部と、前記第1の側板部の一部と前記蓋部の一部とを含む外側折曲部とを有しているシートを、準備する工程を含む。また、前記製造方法は、前記シートの内面に、前記第1の側板部と前記蓋部との間の境界に位置する第1の折り目を形成する工程と、前記外側折曲部の外面における前記第1の折り目よりも前記蓋部側の位置に第2の折り目を形成し、且つ前記底部の外面に第3の折り目を形成する工程と、前記第1の方向に沿っており且つ前記境界に沿った方向で離れている前記外側折曲部の2つの縁に沿って、切り込みを入れる工程と、を有する。この方法によると、内容物を取り出す際の作業性を向上できる梱包箱を製造でき、且つその製造効率を向上できる。

0009

なお、本明細書において内容物とは、梱包箱内に配置される物を意味し、その種類は特に限定されない。すなわち、内容物とは製品が収容された複数の内箱でもよいし、緩衝剤に保持された製品であってもよい。

図面の簡単な説明

0010

本開示で提案する梱包箱の一例を示す斜視図である。
外側折曲部を示す図1Aの拡大図である。
梱包箱の展開図である。
図2Aの要部を示す拡大図である。
梱包箱の使用方法を説明するための図であり、この図では、蓋部を開けるときの外側折曲部の動きが表されている。

実施例

0011

以下、本開示で提案する梱包箱の実施形態の例について説明する。本明細書で説明する実施形態は梱包箱の一例に過ぎず、発明の主旨を保った範囲での適宜の変更は本発明の範囲に含まれる。また、図面において示されている各部の幅、厚さ、形状等は一例であり、図面に表れている各部の幅や厚さ、形状等は本発明の範囲を限定するものではない。図1A乃至図3には梱包箱10が実施形態の一例として示されている。

0012

[全体構成]
梱包箱10は、例えば電気製品や、玩具、それらの部品などの輸送に用いられる。梱包箱10の材料は段ボール紙である。梱包箱10の材料は、例えば裏ライナ(内ライナ)と表ライナ(外ライナ)との間に形成される中しんの数が1つだけの段ボール紙であるが、複数の中しんがライナを介して重なっている段ボール紙であってもよい。また、梱包箱10の材料は、厚紙や、折り曲げ可能な樹脂のシートであってもよい。

0013

図2Aに示すように、梱包箱10は、左右方向で並んでいる4つの側板部11A、11B、11C、11Dを有している。隣り合う2つの側板部は互いに接続されている。端に位置する側板部11Aの縁には継ぎしろ11aが形成されており、梱包箱10を組み立てた状態において継ぎしろ11aは反対側に位置する側板部11Dに取り付けられる(図1A参照)。梱包箱10は、4つの蓋部12A、12B、12C、12Dと、4つの底部13A、13B、13C、13Dとをさらに有している。

0014

底部13A〜13Dは側板部11A〜11Dの下方に位置し、それぞれ側板部11A〜11Dに繋がっている。梱包箱10を組み立てた状態では、底部13A〜13Dは内側に折り曲げられ、互いに組み合わされて閉じた底を形成する。

0015

蓋部12A〜12Dは側板部11A〜11Dの上方に位置し、側板部11A〜11Dにそれぞれ繋がっている。梱包箱10の使用時(梱包箱10が閉じられているとき)、蓋部12A〜12Dは内側に折り曲げられる。梱包箱10の使用の一例では、蓋部12B、12Dが内側に折り曲げられ、その後に、蓋部12A、12Cが内側に折り曲げられる。そのため、蓋部12B、12Dの上側に蓋部12A、12Cが重なることとなる。そして、蓋部12A〜12Dが開かないように、粘着テープが蓋部12A、12Cに貼り付けられる。これとは反対に、蓋部12A、12Cが内側に折り曲げられ、その後に、蓋部12B、12Dが内側に折り曲げられてもよい。そして、蓋部12A〜12Dが開かないように、粘着テープが蓋部12B、12Dに貼り付けられてもよい。

0016

[折り目]
図2Aに示すように、側板部11Aと、側板部11Aに繋がっている蓋部12Aとの境界には、境界に沿って折り目F1が形成されている。同様に、側板部11B、11C、11Dと、それらに繋がっている蓋部12B、12C、12Dとの境界にも、折り目F1が形成されている。隣り合う2つの側板部11A〜11Dの境界に折り目F6が形成されている。さらに、側板部11A〜11Dと、側板部11A〜11Dにそれぞれ繋がっている底部13A〜13Dとの境界に、折り目F7が形成されている。

0017

折り目F1、折り目F6、折り目F7はいずれも梱包箱10の内面に形成され、梱包箱10の各部の内側への折り曲げを容易化している。例えば、側板部11A〜11Dと蓋部12A〜12Dとの間に形成されている折り目F1は、蓋部12A〜12Dの内側への折り曲げを容易化する。すなわち、蓋部12A〜12Dの内側への折り曲げに要する力が、折り目F1によって低減されている。梱包箱10は段ボール紙で形成されており、裏ライナ(内面を形成するライナ)と表ライナ(外面を形成するライナ)との間に形成されている波状の中しんを有している。折り目F1は梱包箱10の内面に形成されている罫線である。すなわち、折り目F1は、裏ライナと中しんとに形成された線状に伸びる凹部(溝)である。折り目F6及び折り目F7も、折り目F1と同様、梱包箱10の内面に形成されている罫線である。

0018

[外側折曲部]
梱包箱10では、図1Aに示すように、側板部11Bと蓋部12Bに跨がって外側折曲部15Bが形成され、蓋部12Dと側板部11Dとに跨がって外側折曲部15Dが形成されている。作業者が梱包箱10の内容物の取り出しのために蓋部12B、12Dを折り目F1で外側に倒すと、作業者が外側折曲部15B、15Dに触れなくても、外側折曲部15B、15Dの第1傾斜部151(図1B参照)が自動的に外側に動く。その結果、第1傾斜部151と内容物との間に隙間が形成され、作業者はその隙間を通して内容物をつかむことができる。側板部11B、蓋部12B及び外側折曲部15Bは、側板部11D、蓋部12D及び外側折曲部15Dと対称の構造を有しているので、以下では、側板部11D、蓋部12D及び外側折曲部15Dを参照しながら、これらについて詳説する。

0019

外側折曲部15Dは、蓋部12Dと側板部11Dとの境界に跨がって形成されている。外側折曲部15Dにも、上述した折り目F1が形成されている。外側折曲部15Dの折り目F1は、蓋部12Dと側板部11Dとの折り目F1が形成されている直線と同じ直線上に位置している。図2Bに示すように、蓋部12Dと側板部11Dとには、それらの間の境界に対して交差する方向(図2Bにおいて上下方向)に伸びており且つ境界に沿った方向において互いに離れている2本の切り込みM1、M2(貫通溝)が形成されている。この2本の切り込みM1、M2の間の部分が外側折曲部15Dである。言い換えれば、外側折曲部15Dは、蓋部12Dと側板部11Dとの境界に跨がって形成された開口の内側に位置し、且つ、この開口を塞ぐ形状を有している(ここで「開口」は、切り込みM1、M2、外側折曲部15Dの上端と蓋部12Dとの接続部分(後述する折り目F4が形成された部分)、及び外側折曲部15Dの下端と側板部11Dとの接続部分(後述する折り目F5が形成された部分)とで規定される領域に対応している)。そのため、外側折曲部15Dの一部151は側板部11Dの一部を含み、外側折曲部15Dの他部152は蓋部12Dの一部を含んでいる(以下では、部分151を「第1傾斜部」と称し、他部152を「第2傾斜部」と称する。)。第1傾斜部151は外側折曲部15Dの折り目F1より側板部11D側の部分であり、第2傾斜部152は外側折曲部15Dの折り目F1より蓋部12D側の部分である。すなわち、第1傾斜部151と第2傾斜部152は折り目F1を挟んで互いに反対側に位置している。外側折曲部15Dの端部(図2Bにおいて上端及び下端)は、蓋部12Dと側板部11Dとにそれぞれ接続されている。そのため、外側折曲部15Dは、その上端と下端とが蓋部12Dと側板部11Dとにそれぞれ繋がっている状態で、それらの厚さ方向に動くことができる。

0020

[外側折曲部の折り目]
図2Bに示すように、外側折曲部15Dには折り目F2が形成されている。折り目F2は、蓋部12Dと側板部11Dとの境界に形成されている折り目F1よりも、蓋部12D側に形成されている。すなわち、折り目F2は上述した第2傾斜部152(外側折曲部15Dの上端と折り目F1との間の部分)に形成されている。折り目F2は、蓋部12Dと側板部11Dとの境界に沿った方向(図2Bにおいて左右方向)に伸びている。梱包箱10の例では、折り目F2は、外側折曲部15Dの一方の縁(切り込みM1)から他方の縁(切り込みM2)まで伸びている。折り目F2の長さは梱包箱10の例に限られない。例えば、折り目F2は境界に沿った方向での中央部にだけ形成されてもよい。また、折り目F2は折り目F1と平行に設けられてもよい。

0021

蓋部12Dと側板部11Dとの境界に形成されている折り目F1は、梱包箱10の内面に形成されている。一方、外側折曲部15Dの折り目F2は、梱包箱10の外面に形成され、外側折曲部15Dが折り目F2で外側に折り曲げられることを可能としている。上述したように梱包箱10は段ボール紙で形成されている。折り目F2は梱包箱10の外面に形成されている罫線である。すなわち、折り目F2は、表ライナ(外面を形成するライナ)と中しんとに形成された線状に伸びる凹部(溝)である。そのため、外側への折り曲げに対する折り目F2の強度(剛性)は、外側折曲部15Dの他の部分よりも低い。また、図1Aに示すように蓋部12Dを外側に折り曲げようとする力に対して外側折曲部15Dが折り目F2で有する強度(剛性)は、同じ力に対して外側折曲部15Dが折り目F1で有する強度(剛性)よりも低い。つまり、外側折曲部15Dを外側へ折り曲げようとする力が作用したときに、折り目F2が外側折曲部15Dの他の部分(特に、折り目F1が形成されている部分)よりも折れ曲りやすい。なお、本明細書において、「蓋部12Dの内側への折り曲げ」とは、蓋部12Dと側板部11Dの内面が谷となるような折り曲げを意味し、「外側折曲部15Dの外側への折り曲げ」とは、外側折曲部15Dの外面(梱包箱10の外面)が谷となるような折り曲げを意味する。

0022

このように折り目F2は折り目F1とは反対に外側折曲部15Dの外面に形成されているので、図1Aに示すように蓋部12Dを折り目F1で外側に折り曲げるとき、外側折曲部15Dは折り目F2で自動的に折れ曲がる。その結果、第1傾斜部151が側板部11Dよりも外側に傾斜する。ここで「外側折曲部15Dが自動的に折れ曲がる」とは、作業者が外側折曲部15Dに触れてこれに直接的に力を加えなくても、作業者が蓋部12Dを外側に倒す力によって自然に外側折曲部15Dが折り目F2で折れ曲がること意味する。言い換えると、「外側折曲部15Dが自動的に折れ曲がる」とは、作業者が蓋部12Dを外側に倒そうとする力を作用させたとき、その力が折り目F1と折り目F2の双方に作用し、折り目F2に作用するその力によって外側折曲部15Dが折れ曲がることを意味する。

0023

図3は梱包箱10の蓋部12Dを開けるときの外側折曲部15Dの動きを説明するための断面図である。図3の(a)では、蓋部12Dは閉状態に配置されている。同図の(c)では、蓋部12Dは開状態に配置され、閉状態から180度開いている。同図の(b)では、蓋部12Dは閉状態から90度開けられ、閉状態と開状態の中間状態初期状態)に配置されている。(a)の状態では、外側折曲部15Dは折り目F1で内側に折り曲げられている。(b)の状態では、外側折曲部15Dは鉛直に配置され、折り目F1、F2のいずれの位置でも折れ曲がっていない。上述したように、折り目F1は外側折曲部15Dの内面に形成され、折り目F2は外側折曲部15Dの外面に形成されているので、折り目F1は外側折曲部15Dの外側への折り曲げに対しては折り目F2よりも高い強度を有しており、折れ曲り難くなっている。(b)の状態から更に外側への力がかけられると、まず先に外側折曲部15Dの折り目F2が折れ曲り、次いで、外側折曲部15D以外の部分に形成された折り目F1で蓋部12Dが外側方向に折れ曲がる。つまり、外側折曲部15Dが(b)の状態から(c)の状態に動かされるとき、外側折曲部15Dは折り目F1で折れ曲がることなく、折り目F2で折れ曲がる。すなわち、第1傾斜部151と第2傾斜部152はそれらの間に形成されている折り目F1で折れ曲がることなく、第2傾斜部152が折り目F2で折れ曲がる。折り目F2は、折り目F1よりも蓋部12D側に形成されているので、外側折曲部15Dの第1傾斜部151は側板部11Dよりも外側に傾斜する。このとき、第1傾斜部151は、その下端(第1傾斜部151と側板部11Dとの間に形成されている後述する折り目F5)で、側板部11Dに対して折れる。また、第2傾斜部152は、その上端(第2傾斜部152と蓋部12Dとの間に形成されている後述する折り目F4)で、蓋部12Dに対して折れる。

0024

折り目F1から折り目F2までの距離L2は、折り目F1から外側折曲部15Dの上端までの距離L1の1/5よりも大きい。梱包箱10の例では、距離L2は距離L1の1/4よりも大きいが、その大きさは梱包箱10の例に限られない。

0025

なお、折り目F2は、必ずしも段ボール紙の中しん及び表ライナー(外ライナ)が凹んでいる溝状の部分でなくてもよい。例えば、折り目F2は、複数の切り込みが間隔を空けて線状に並ぶ部分(例えば、ミシン目)でもよい。折り目F2は線状でなくてもよい。例えば、幅広の凹部が折り目F2として形成されてもよい。この場合でも、図1に示すように蓋部12Bを外側に折り曲げようとする力に対して折り目F2が有する強度(剛性)が、同じ力に対して折り目F1が有する強度(剛性)よりも低くければ、蓋部12Dを外側に倒したときに、外側折曲部15Dは折り目F2で折れ曲がり、第1傾斜部151は側板部11Bよりも外側に傾斜する。

0026

外側折曲部15Dが鉛直の状態にあるときの上端及び下端は、図3Cで示すように蓋部12Dを外側に折り曲げたときに、蓋部12D及び側板部11Dに対して折れ曲がる。そのため、図2Bに示すように、外側折曲部15Dの上端と下端とにも折り目F4、F5がそれぞれ形成されてもよい。このような折り目F4、F5によると、外側折曲部15Dの外側への折り曲げをスムーズに行うことができる。折り目F4、F5は、例えば梱包箱10の内面に形成される。折り目F4は梱包箱10の内面に形成され、折り目F5は梱包箱10の外面に形成されてもよいし、それとは反対に、折り目F4は梱包箱10の外面に形成され、折り目F5は梱包箱10の内面に形成されてもよい。

0027

[外側折曲部の切り込み]
図1Bに示すように、蓋部12Dが開状態にあるとき、外側折曲部15Dは、外側折曲部15Dが位置する開口の縁12a、12bによって挟まれている部分を有している。すなわち、外側折曲部15Dは、縁12a、12bの間隔よりも大きな幅を有し縁12a、12bに引っかかる部分を有している。このように外側折曲部15Dが縁12a、12bに引っかかることによって、縁12a、12bに対する外側折曲部15Dの動きが制限され、その結果、蓋部12Dの開状態が維持される。

0028

図2Bに示すように、蓋部12Dと側板部11Dとの境界に沿った方向での外側折曲部15Dの幅(切り込みM1、M2の距離)は、外側折曲部15Dの上端に向かって徐々に小さくなっている。梱包箱10の例では、切り込みM1、M2の双方が外側折曲部15Dの上端に向かって互いに近づくように傾斜している。そのため、折り目F2よりも外側折曲部15Dの下端寄りの位置での外側折曲部15Dの幅W3は、折り目F2よりも外側折曲部15Dの上端寄りの位置での縁12a、12bの距離L3よりも大きい。このことによって、蓋部12Dが開状態にあるときに、外側折曲部15Dが縁12a、12bに引っかかり、縁12a、12bに対する外側折曲部15Dの動きが制限される。

0029

外側折曲部15Dの形状(切り込みM1、M2の形状)は、梱包箱10の例に限られない。例えば、切り込みM1、M2のうち一方だけが他方に近づくように傾斜していてもよい。また、切り込みM1、M2は、その長さの一部だけで傾斜していてもよい。例えば、折り目F2から折り目F1までの範囲においてだけ、切り込みM1、M2は傾斜していてもよい。この場合でも、蓋部12Dが開状態にあるとき、外側折曲部15Dが縁12a、12bに引っかかる。

0030

[外側折曲部の位置]
上述したように、梱包箱10は2つの外側折曲部15B、15Dを有している。外側折曲部15B、15Dは、梱包箱10を組み立てた状態で互いに向き合う2つの境界(側板部と蓋部との境界)に位置している。梱包箱10の例では、外側折曲部15Bは上述したように蓋部12Bと側板部11Bとの境界に形成され、外側折曲部15Dは、蓋部12Dと側板部11Dとの境界に形成されている。

0031

また、2つの外側折曲部15B、15Dは、梱包箱10を組み立てた状態において、梱包箱10の中心(図1Aにおいて矢印D1で示す箱の長手方向)を挟んで対称の位置に形成されている。すなわち、外側折曲部15B、15Dは梱包箱10の中心を挟んで互いに向き合っている。外側折曲部15B、15Dをこのように配置することによって、内容物を梱包箱10から取り出す際に、内容物を両手でつかむ作業が作業者にとって容易となる。なお、梱包箱10の例では、蓋部12Aと側板部11Aとの境界と、蓋部12Cと側板部11Cとの境界とには、外側折曲部は形成されていない。

0032

図2Aに示すように、外側折曲部15Dは、側板部11Dと蓋部12Dとの境界の中心C2からずれた位置に形成されている。より具合的には、外側折曲部15Dは中心C2と交差していない。同様に、外側折曲部15Bは、側板部11Bと蓋部12Bとの境界の中心からずれた位置に形成されている。外側折曲部15B、15Dをこのようにレイアウトすることによって、梱包箱10の閉状態において蓋部12A、12Cに粘着テープを貼り付ける際に、外側折曲部15B、15Dに粘着テープが付着することを防ぐことができる。

0033

外側折曲部15B、15Dの位置は、梱包箱10の例に限られない。例えば、外側折曲部15B、15Dは隣り合う2つの境界に形成されてもよい。例えば、外側折曲部15B、15Dは、蓋部12Aと側板部11Aとの境界と、蓋部12Bと側板部11Bとの境界とに形成されてもよい。また、外側折曲部15B、15Dの数は、2つに限られず、1つでもよいし、3つ、4つでもよい。

0034

[使用方法]
梱包箱10の使用方法の例について説明する。ここでは特に梱包箱10から内容物を取り出す際の方法について説明する。梱包箱10の閉状態では蓋部12B、12Dの上側に蓋部12A、12Cが存在しているので、まず蓋部12A、12Cを開け、その後に、蓋部12B、12Dを開ける。このとき、図3の(C)に示すように、蓋部12B、12Dと側板部11B、11Dとの境界(折り目F1)で、蓋部12B、12Dを折り曲げ、これらを外側に倒す。蓋部12B、12Dを外側に折り曲げる力に対する折り目F1の強度は折り目F2の強度よりも高いので、作業者は蓋部12B、12Dを外側に折り曲げる力を利用して外側折曲部15B、15Dを折り目F2で折り曲げることができる。その結果、外側折曲部15B、15Dの第1傾斜部151は、側板部11B、11Dよりも外側に傾斜し、第1傾斜部151の内側に作業者が手を入れるためのスペースが形成される。また、蓋部12B、12Dを外側に倒したとき、外側折曲部15B、15Dは、これらが位置している開口の縁12a、12bに引っかかり、蓋部12B、12Dの開状態を維持する。

0035

[製造方法]
梱包箱10の製造方法の例について説明する。梱包箱10の製造時、梱包箱10のもととなるシート(具体的には、段ボール紙のシート)が準備される。このシートは、梱包箱10の各部(例えば、蓋部12A〜12Dや底部13A〜13Dなど)を含むサイズを有している。次に、このシートの内面(裏ライナ)に折り目F1、F4、F5、F6、F7を形成する。折り目F1、F4、F5、F6、F7は、これらの位置に罫線刃を押し当てることで形成される。また、シートに切り込みM1、M2が形成される。次に、外側折曲部15B、15Dの外面(表ライナ)に折り目F2が形成される。折り目F2も、折り目F2の位置に罫線刃を押し当てることで形成される。図2Aに示すように、底部13A、13Cの外面(表ライナ)にも折り目F3が形成されている。そのため、外側折曲部15B、15Dの折り目F2と底部13A、13Cの折り目F3は同時に形成される。すなわち、外側折曲部15B、15Dの折り目F2を形成する工程と、底部13A、13Cの折り目F3を形成する工程との間に、シートを反転させる作業はなされない。その後、シートに打抜き加工が施される。打抜き加工によって、例えば矩形のシートから余分な部分が切り離される。その結果、梱包箱10が得られる。

0036

[まとめ]
以上説明したように、梱包箱10は外側折曲部15Dを有している。外側折曲部15Dは、側板部11Dと蓋部12Dとの境界に跨がって側板部11Dと蓋部12Dとに形成されている開口の内側に位置している。そして、外側折曲部15Dの上端と下端は側板部11Dと蓋部12Dとにそれぞれ接続している。また、外側折曲部15Dは折り目F1を有している。さらに、外側折曲部15Dは、折り目F1によりも蓋部12D側に折り目F2を有している。折り目F2は外側折曲部15Dの外面に形成され、外側折曲部15Dが折り目F2で外側に折り曲げられることを可能としている。このような梱包箱10によると、蓋部12Dを開いたときに、外側折曲部15Dと内容物との間に自動的に隙間が形成されるので、作業者は効率的に内容物を取り出すことができる。

0037

なお、本開示は以上説明した梱包箱10に限られず、発明の主旨を保った範囲での適宜の変更は本発明の範囲に含まれる。

0038

10梱包箱;11A、11B、11C、11D側板部;12A、12B、12C、12D 蓋部;12a、12b 縁;13A、13B、13C、13D 底部;15B、15D 外側折曲部;F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7折り目;M1、M2切り込み。

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