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図面 (11)

課題

1つのLED素子よりも広い照射範囲を実現でき、しかも照射範囲における輝度むらを抑制した光源モジュールを提供する。

解決手段

光源モジュール1は、第1の面5a、第1の面5aと反対側に設けられた第2の面5b、及び側面5cを有する板状のレンズ5と、レンズ5の第1の面5aの側面5c近傍に形成された複数の凹部50と、複数の凹部50に光を入射させる複数のLED素子4と、レンズ5の第2の面5bの複数の凹部50に対向する位置に形成され、複数の凹部50に入射して到達した光を、主に第1の面5a側の斜め方向に反射する複数の反射面51と、レンズ5の第1の面5aに形成され、複数の反射面51で斜め方向に反射した光を散乱させ、散乱した光を第2の面5b又は側面5cから外部に出射させる複数の散乱部52とを備える。

概要

背景

従来、LED素子格子状に配列した面状発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に記載された面状発光装置は、前面板背面板及び4つの側面板を有する筐体と、筐体の背面板上に配置され、前面板を照明する複数の面発光モジュールとを備える。面発光モジュールは、長尺状の基板と、基板の長手方向に沿って実装された複数のLED素子とを有する。複数の面発光モジュールは、基板の幅方向に所定の間隔を有して背面板上に配置され、照射対象である前面板の直上を照明する、いわゆる直下型モジュールである。複数の面発光モジュールを基板の幅方向に配置することにより、LED素子は格子状に配列される。

概要

1つのLED素子よりも広い照射範囲を実現でき、しかも照射範囲における輝度むらを抑制した光源モジュールを提供する。光源モジュール1は、第1の面5a、第1の面5aと反対側に設けられた第2の面5b、及び側面5cを有する板状のレンズ5と、レンズ5の第1の面5aの側面5c近傍に形成された複数の凹部50と、複数の凹部50に光を入射させる複数のLED素子4と、レンズ5の第2の面5bの複数の凹部50に対向する位置に形成され、複数の凹部50に入射して到達した光を、主に第1の面5a側の斜め方向に反射する複数の反射面51と、レンズ5の第1の面5aに形成され、複数の反射面51で斜め方向に反射した光を散乱させ、散乱した光を第2の面5b又は側面5cから外部に出射させる複数の散乱部52とを備える。

目的

本発明の課題は、1つのLED素子よりも広い照射範囲を実現でき、しかも照射範囲における輝度むらを抑制した光源モジュールを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

第1の面、前記第1の面と反対側に設けられた第2の面、及び側面を有する板状の透明部材と、前記透明部材の前記第1の面の前記側面近傍に形成された複数の入射面と、前記複数の入射面に光を入射させる複数の発光素子と、前記透明部材の前記第2の面の前記複数の入射面に対向する位置に形成され、前記複数の入射面に入射して到達した光を、主に前記第1の面側の斜め方向に反射する複数の反射面と、前記透明部材の前記第1の面に形成され、前記複数の反射面で前記斜め方向に反射した光を散乱させ、散乱した光を前記第2の面又は前記側面から外部に出射させる複数の散乱部と、を備えた光源モジュール

請求項2

前記散乱部は、アスペクト比(高さh/直径d)が1.5以上の空洞部によって構成された、請求項1に記載の光源モジュール。

請求項3

前記透明部材の前記第1の面は、中心から前記側面に向かって前記散乱部の密度が大きくなる複数の領域を有する、請求項1又は2に記載の光源モジュール。

請求項4

当該光源モジュールを格子状に配列した場合に、前記複数の散乱部は、対角方向のピッチを他の方向のピッチよりも大きくなるように配列された請求項1から3のいずれか1項の記載の光源モジュール。

請求項5

前記複数の発光素子のうち、当該光源モジュールを格子状に配列した場合に、対角方向に位置する前記発光素子を他の発光素子よりも大きい電流を供給する回路、をさらに備えた、請求項1から4のいずれか1項に記載の光源モジュール。

請求項6

背面板及び4つの側面板を有する筐体と、前記筐体の開口に設けられた表示部と、前記筐体の前記背面板上に格子状に配列され、前記表示部に背面側から照明光照射する請求項1から5のいずれか1項に記載の複数の光源モジュールと、を備えた面状発光装置

技術分野

0001

本発明は、複数の発光素子を有する光源モジュール及びそれを用いた面状発光装置に関する。

背景技術

0002

従来、LED素子格子状に配列した面状発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

0003

特許文献1に記載された面状発光装置は、前面板背面板及び4つの側面板を有する筐体と、筐体の背面板上に配置され、前面板を照明する複数の面発光モジュールとを備える。面発光モジュールは、長尺状の基板と、基板の長手方向に沿って実装された複数のLED素子とを有する。複数の面発光モジュールは、基板の幅方向に所定の間隔を有して背面板上に配置され、照射対象である前面板の直上を照明する、いわゆる直下型モジュールである。複数の面発光モジュールを基板の幅方向に配置することにより、LED素子は格子状に配列される。

先行技術

0004

特開2007−036132号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、従来の面状発光装置によると、前面板に対して1つのLED素子が照射する範囲はLED素子の直上の一定の円形領域となることから、筐体を薄型化すると、LED素子と前面板との距離が短くなり、前面板に輝度むらが現れやすくなる。一方、LED素子の数を増やしてLED素子の配列ピッチを小さくすれば、前面板に輝度むらが現れにくくなるが、コスト高を招くことになる。

0006

そこで、本発明の課題は、1つのLED素子よりも広い照射範囲を実現でき、しかも照射範囲における輝度むらを抑制した光源モジュールを提供することにある。

0007

また、本発明の他の課題は、面状発光装置を薄型化しても、照射対象における輝度むらを抑制した面状発光装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、上記課題を解決するため、第1の面、前記第1の面と反対側に設けられた第2の面、及び側面を有する板状の透明部材と、
前記透明部材の前記第1の面の前記側面近傍に形成された複数の入射面と、
前記複数の入射面に光を入射させる複数の発光素子と、
前記透明部材の前記第2の面の前記複数の入射面に対向する位置に形成され、前記複数の入射面に入射して到達した光を、主に前記第1の面側の斜め方向に反射する複数の反射面と、
前記透明部材の前記第1の面に形成され、前記複数の反射面で前記斜め方向に反射した光を散乱させ、散乱した光を前記第2の面又は前記側面から外部に出射させる複数の散乱部と、を備えた光源モジュールを提供する。

0009

また、本発明は、上記他の課題を解決するため、背面板及び4つの側面板を有する筐体と、
前記筐体の開口に設けられた表示部と、
前記筐体の前記背面板上に格子状に配列され、前記表示部に背面側から照明光を照射する複数の上記光源モジュールと、を備えた面状発光装置を提供する。

発明の効果

0010

本発明の光源モジュールによれば、1つのLED素子よりも広い照射範囲を実現でき、しかも照射範囲における輝度むらを抑制することができる。
本発明の面状発光装置によれば、面状発光装置を薄型化しても照射対象における輝度むらを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0011

図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光源モジュールの平面図である。
図2は、図1に示す光源モジュールの正面図である。
図3(a)は、図1のA−A線断面図、図3(b)は、図3(a)のB部拡大図である。
図4は、レンズを第1の面側から見た底面図である。
図5は、LED素子から出射される光の様子を説明するための図である。
図6は、変形例1に係る光源モジュールの平面図である。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る広告看板を示し、(a)は(b)のC−C線断面図、(b)は(a)に示す構成から広告表示部を取り除いた平面図である。
図8は、基板に形成された点灯回路の一例を示す図である。
図9(a)は、比較例に係るレンズの散乱部の配列を説明するための要部平面図、図9(b)は、変形例2に係るレンズの散乱部の配列を説明するための要部平面図である。
図10は、実施例の看板と比較例の看板について行ったシミュレーション結果を示す図である。

実施例

0012

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。

0013

[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光源モジュールの平面図、図2は、図1に示す光源モジュールの正面図、図3(a)は、図1のA−A線断面図、図3(b)は、図3(a)のB部拡大図である。

0014

この光源モジュール1は、ベース2と、ベース2の上面2aに配置された基板3(図3参照)と、基板3に実装された複数のLED素子4A、4B(これらを総称するときは「LED素子4」ともいう。)と、基板3上に配置されたレンズ5とを備える。LED素子4は、発光素子の一例である。なお、発光素子として、例えば、レーザ等の他の素子を用いてもよい。レンズ5は、透明部材の一例である。

0015

ベース2は、例えば、所定の厚さ(例えば、3mm)の正方形を有した板状であり、上面2a、下面2b、側面2cを有する。ベース2の形状を正方形とすることにより、側面2cが基準となって光源モジュール1を格子状に配列し易くなる。格子状に配列とは、光源モジュール1を被取付部材上に縦方向及び横方向に配置した状態をいう。ベース2は、例えば、アクリル樹脂ポリカーボネート樹脂等の樹脂や、アルミニウム等の金属から形成されている。

0016

ベース2は、図3に示すように、上面2aに防水構造用の溝2dが環状に形成されている。また、ベース2には、光源モジュール1をネジにより被取付部材に取り付けるための穴2e及び長穴2fが形成されている。また、ベース2には、LED素子4に電源を供給するためのリード線35を収容する溝2gが形成されている。

0017

基板3は、例えば、所定の厚さ(例えば、1mm)のガラス基材(例えば、FR−4等)、エポキシ系・ポリエステルコンポジット基材(例えば、CEM−3等)等の絶縁性基材に、銅箔等の金属配線パターニングされたプリント回路基板(PCB)である。

0018

LED素子4は、レンズ5の第1の面5aの側面5cの近傍に等間隔(例えば、45°)で複数個(例えば、8個)配列されている。図1に示す場合、LED素子4Aは、対角方向に配置され、LED素子4Bは、上下方向及び左右方向に配置されている。LED素子4は、例えば、フリップチップタイプのものを用いることができる。LED素子4は、例えば、青色LEDを蛍光体により波長変換して白色を発光可能に構成されたものでもよい。なお、LED素子4の数は、8個に限定されず、4個、6個等の偶数個でもよく、3個、5個等の奇数個でもよい。LED素子4を等間隔で偶数個を配列した場合は、第2の実施の形態で説明する電流制御を行いやすくなる。

0019

(レンズの構成)
レンズ5は、第1の面5a、第1の面5aと反対側に設けられた第2の面5b、及び側面5cを有する所定の厚さ(例えば、基板3から上側の厚さが5mm)の板状の透明部材から構成されている。第1の面5a及び第2の面5bは、例えば、直径70mmの円形を有している。

0020

レンズ5は、図3に示すように、第1の面5aの側面5cの近傍に形成され、LED素子4から出射された光が入射する複数の凹部50と、第2の面5bの複数の凹部50に対向する位置に形成され、複数の凹部50に入射して到達した光を、主に第1の面5a側の斜め方向に反射する複数の反射面51と、第1の面5aに形成され、複数の反射面51で反射して到達した光を散乱させる複数の散乱部52とを備える。側面5cの近傍とは、例えば、第1の面5aの中心と側面5cとの中間位置よりも側面5c寄りの位置をいう。

0021

また、レンズ5は、第1の面5aに形成され、ベース2に形成された溝2dに配置される凸部53を備える。レンズ5の凸部53とベース2の溝2dとの間にシリコーン樹脂等の接着剤充填し、レンズ5の凸部53をベース2に固定する。

0022

凹部50は、底面を構成する所定の直径(例えば、3.5mm)の第1入射面50a、及び所定の高さ(例えば、1.4mm)の側面を構成する第2入射面50bを有する。

0023

反射面51は、所定の直径(例えば、9mm)の円形を有し、第1入射面50aに入射して到達した光を、主に第1の面5a側の斜め方向に反射するように第1入射面50aの中心から平面の第2の面5bに接続するように漸次広がる漏斗状に形成されている。反射面51の円は、本実施の形態では、側面5cに接しているが、側面5cから離間していてもよい。

0024

レンズ5は、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の光透過性を有する透明部材から形成されている。

0025

(散乱部の構成)
散乱部52は、例えば、図3(a)、(b)に示すように、空洞部によって構成されている。なお、図3では、散乱部53を誇張して大きく図示している。散乱部52の形状は、例えば、円錐状であるが、これに限られず、角錐円柱、角柱等でもよい。

0026

次に、散乱部52の機能を図3(b)を参照して説明する。散乱部52には、LED素子4から出射され、反射面51で反射した光や、第2の面5bで反射した光等が入射する。図3(b)に示すように、散乱部52に入射した入射光aは、様々な方向に散乱する。散乱した光のうち光bは、第2の面5bから外部に出射する。また、散乱した光のうち光cは、第2の面5bで反射して再び散乱部52に入射するか、側面5cから外部に出射する。散乱部52のアスペクト比(高さh/直径d)が1に近いと、入射角度屈折率差から光cの光量よりも光bの光量が増える。アスペクト比がゼロに近くなると、散乱部52に入射する光は全反射しやすくなり、光cの光量が増えて光bの光量が減る。

0027

散乱部52のアスペクト比(h/d)は、1.5以上又は2以上とするのが好ましい。アスペクト比が1.5未満だと、第2の面5bの中心部に到達する光量が増減し、この結果、第2の面5bの中心部から上方に出射する光量も増減し、第2の面5bの中心部に輝度むらが発生しやすくなる。散乱部52は、例えば、直径dは600〜650μm、高さhは1200〜1300μmである。

0028

図4は、レンズ5を第1の面5a側から見た底面図である。レンズ5の第1の面5aは、中心から側面5cに向かって散乱部52の密度が大きくなる異なる複数の領域、例えば、第1の領域53a及び第2の領域53bを有する。第1の領域53aにおける散乱部52の密度は、例えば、0.3個/mm2であり、第2の領域53bは、例えば、0.9個/mm2である。散乱部52の密度を大きくすることにより、図3(b)に示す光cよりも光bの割合が大きくなる傾向にある。また、側面5cから外部に出射する光が側面5cの曲率によって集光し、LED素子4の位置に対応した筋状の輝度むらが発生するが、散乱部52の密度を、内側の第1の領域53aよりも外側の第2の領域53bを大きくすることにより、筋状の輝度むらを抑制することができる。また、外側の密度を大きくした方が、光源モジュール1としての配光が滑らかな正規分布に近くなり、看板内に複数個を格子状に並べた際に輝度むらが抑制される。また、散乱部52のアスペクト比及び密度を変えることにより、上方への出射光量と水平方向に伝搬する光量との割合を制御することができる。

0029

なお、第1の領域53aと第2の領域53bとの間に散乱部52が存在しない領域があってもよい。散乱部52の密度が異なる領域は、2つに限られず、3つ以上でもよい。

0030

(光源モジュールの動作)
図5は、LED素子4から出射される光の様子を説明するための図である。リード線35を介して各LED素子4A、4Bに同一の電流を供給すると、各LED素子4A、4Bからほぼ同一の光量の光が出射される。

0031

図5に示すように、LED素子4Bから光が出射されると、様々な方向に光i〜vが出射される。光iは、第1入射面50aに入射した後、反射面51に到達し、反射面51で反射して散乱部52の方向に進む。光iiは、第1入射面50aに入射した後、反射面51を透過して外部に出射する。光iiiは、第2入射面50bに入射した後、第2の面5bで反射した後、散乱部52又は側面5cの方向に進む。光ivは、第2入射面50bに入射した後、側面5cに直接到達し、側面5cから外部に出射する。光vは、第1入射面50aに入射した後、反射面51で反射して側面5cから外部に出射する。

0032

光iや光iiiは、図1においてレンズ5の中心に向かう。図4に示す第2の領域53bの散乱部52に到達した光は、一部の光は第2の面5bから外部に出射し、一部の光は第1の領域53aの散乱部52に到達する。レンズ5の第2の面5b全体が出射面となり、光源モジュール1の直上の照射範囲の輝度むらが抑制される。

0033

(第1の実施の形態の作用、効果)
本実施の形態の光源モジュール1によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)レンズ5の側面5c近傍に配置されたLED素子4から出射された光は、散乱部52の機能により、一部の光が第2の面5bから上方に出射しつつレンズ5の中心部まで伝搬することから、第2の面5b全体が出射面となり、光源モジュール1の直上の照射範囲の輝度むらを抑制することができる。
(2)散乱部52のアスペクト比及び密度により、上方への出射光量と水平方向に伝搬する光量との割合を制御することができることから、直上の照射範囲の輝度むらを抑制したレンズ5の設計の自由度が高くなる。
(3)第2の面5b全体が出射面となり、見掛け光源を大きくすることができる。

0034

<変形例1>
図6は、変形例1に係る光源モジュールの平面図である。第1の実施の形態に係る光源モジュール1は、レンズ5の第2の面5bの形状を円形としたが、変形例1の光源モジュール1は、矩形状としたものである。LED素子4は、レンズ5の側面5cに沿って配置されている。このようなレンズ5の形状やLED素子4の配置としても、第1の実施の形態と同様の光学特性を得ることができる。

0035

[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る広告看板を示し、(a)は(b)のC−C線断面図、(b)は(a)に示す構成から広告表示部を取り除いた平面図である。

0036

この広告看板100は、開口111を有する略箱型の筐体110と、開口111に設けられた広告表示部120と、筐体110の背面板112に格子状に配列されて取り付けられ、広告表示部120に背面側から照明光を照射する複数の光源モジュール1とを備える。広告看板100は、面状発光装置の一例である。

0037

筐体110は、図7(a)に示すように、背面板112と、4つの側面板113と、開口111に配置された広告表示部120とを備える。

0038

筐体110は、アルミニウム等の金属、又はポリカーボネート等の樹脂から形成されている。背面板112及び側面板113の内面に、光の反射効率を高めるため、アルミニウムシート等の金属シートを貼り付けてもよい。なお、金属シートの代わりに、白色塗装を施してもよく、筐体110を白色の樹脂材料から形成してもよい。

0039

広告表示部120は、例えば、広告板122を保護する透明樹脂、透明ガラス等からなる透明板121と、広告印刷された広告板122と、透明樹脂、透明ガラス等からなり、表面又は裏面に微細凹凸を有して入射光を散乱させる散乱板123とを積層して構成されている。なお、散乱板123は、散乱材入り樹脂板を用いてもよい。

0040

光源モジュール1は、図7(b)に示すように、ベース2の側面2cが隣の光源モジュール1のベース2の側面2cに接触するように背面板112にネジ止めされている。なお、光源モジュール1は、ベース2の間に隙間を設けて配列してもよい。

0041

図8は、基板3に形成された点灯回路の一例を示す図である。点灯回路30は、入力端子31a〜31dと、直列に接続された4つのLED素子4Aと、直列接続した2つのLED素子4Bが並列に接続された4つのLED素子4Bと、LED4A、4Bへの電流を調整する複数の抵抗32、33と、ダイオード素子34とを備える。図1に示すリード線35を介して点灯回路30の入力端子31a〜31dに電源を供給すると、図1において対角方向に配置されたLED素子4Aは、他のLED素子4Bの2倍の電流が流れ、LED素子4Aは、LED素子4Bの約2倍の光量の光を出射する。

0042

(広告看板の動作)
リード線35を介して各光源モジュール1のLED素子4AにLED素子4Bの2倍の電流を供給すると、LED素子4AはLED素子4Bの約2倍の光量の光を出射する。このため、光源モジュール1の対角方向の間に対応する広告表示部120の箇所における輝度が光源モジュール1の縦方向及び横方向の間に対応する広告表示部120の箇所における輝度とほぼ等しくなる。

0043

また、第1の実施の形態に係る光源モジュール1の動作でも説明したように、レンズ5の側面5c近傍に配置されたLED素子4から出射された光は、散乱部52の機能により、一部の光が第2の面5bから上方に出射しつつレンズ5の中心部まで伝搬することから、第2の面5b全体が出射面となる。

0044

このため、光源モジュール1の上方の広告表示部120の照射範囲は輝度むらが抑制される。光源モジュール1から上方に出射した光は直接広告表示部120に到達し、一部は筐体110の側面板113や背面板112の内面で反射して広告表示部120に到達する。このようにして広告表示部120が明るく照らされ、広告内容を認識することができる。

0045

(第2の実施の形態の作用、効果)
本実施の形態の広告看板100によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)対角方向のLED素子4AをLED素子4Bよりも多い光量の光を出射させているので、光源モジュール1の対角方向の間に対応する広告表示部120の箇所における輝度が光源モジュール1の縦方向及び横方向の間に対応する広告表示部120の箇所における輝度とほぼ等しくなる。この結果、広告看板100を薄型化しても、広告表示部120の輝度むらを抑制することができる。
(2)光源モジュール1を背面板112上に設置することで、8個のLED素子4を設置したことになるので、LED素子4を個々に設置する場合と比較して設置作業が容易になる。

0046

<変形例2>
図9(a)は、比較例に係るレンズ5の散乱部52の配列を説明するための要部平面図、図9(b)は、変形例2に係るレンズ5の散乱部52の配列を説明するための要部平面図である。図9中、黒丸で示しているのは、散乱部52である。

0047

図9(a)に示す比較例は、対角方向(45°方向)のピッチpを所定の値(例えば、1mm)とした六方配列により散乱部52を配列したものである。図9(b)に示す変形例2は、縦方向及び横方向のピッチpを図9(a)と同じ値(例えば、1mm)として散乱部52を格子配列により配列したものである。すなわち、変形例2は、光源モジュール1を格子状に配列した場合に、散乱部52の対角方向のピッチを他の方向のピッチよりも大きくなるように配列したものである。

0048

対角方向の散乱部52の間隔dは、図9(b)に示す格子配列とすることにより、図9(a)に示す六方配列の場合よりも広くなり、散乱部52に入射した光が対角方向に伝搬しやすくなり、対角方向の輝度を上げることが可能になる。したがって、第2の実施の形態のように対角方向に位置するLED素子4Aに供給する電流を縦方向及び横方向に位置するLED素子4Bに供給する電流の2倍まで大きくしなくても、又は両者への電流を等しくしても、対角方向の輝度むらを抑制することができる。

0049

(シミュレーション)
図10は、実施例の看板と比較例の看板について行ったシミュレーション結果を示す図である。シミュレーションで用いた看板を説明する。看板のサイズは、底面(内寸)を300mm×300mm、高さ(内寸)を30mmとした。光源モジュール1のレイアウトは、ピッチPを100mm、5行×5列の格子状の配列とした。ただし、図9では、簡略化して示すため、3行×3列の配列とした。広告表示部120における中央の点をA点、A点から横方向に50mm移動した点(中央の光源モジュール1と右隣の光源モジュール1との中間点)をB点、A点から対角方向に70.5mm移動した点(中央の光源モジュール1と右上隣の光源モジュール1との中間点)をC点とする。

0050

比較例では、光源モジュール1の各LED素子4に同一の電流値(30mA)を供給した。実施例では、縦方向及び横方向に配置したLED素子4Bに15mAを供給し、対角方向に配置したLED素子4Bに30mAを供給した。

0051

比較例では、C点の照度がB点の照度よりも小さいため、照度比C/Bが0.97であった。一方、実施例では、C点の照度がB点の照度とほぼ等しくなったため、照度比C/Bが1.00に改善された。

0052

本実施例によれば、看板係数=筐体の高さ(内寸)/光源モジュールのピッチP=30mm/100mm=0.3という小さい値を実現することができた。

0053

なお、本発明の実施の形態は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形、実施が可能である。

0054

また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記各実施の形態の構成要素の一部を省くことが可能である。

0055

1…光源モジュール、2…ベース、2a…上面、2b…下面、2c…側面、2d…溝、2e…穴、2f…長穴、2g…溝、3…基板、4、4A、4B…LED素子、5…レンズ、5a…第1の面、5b…第2の面、5c…側面、30…点灯回路、31a-31d…入力端子、32…抵抗、34…ダイオード素子、35…リード線、50…凹部、50a…第1入射面、50b…第2入射面、51…反射面、52…散乱部、53…凸部、53a…第1の領域、53b…第2の領域、100…広告看板、110…筐体、111…開口、112…背面板、113…側面板、120…広告表示部、121…透明板、122…広告板、123…散乱板

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