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技術 負荷装置、負荷装置の制御方法、負荷装置の制御プログラムおよび直流給電システム

出願人 NTN株式会社
発明者 羽田正二松永康寛
出願日 2018年1月5日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-000376
公開日 2019年7月22日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-122141
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 復旧指令 負荷ユニット センサタグ 系統連係装置 制御コマ エネルギー消費機器 各負荷装置 選択遮断
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図面 (6)

課題

負荷装置の停止に到る前に、電力消費を低減させるとともに使用者電力不足を知らせる。

解決手段

直流給電システム1は、直流バス100Aと、直流電力源風力発電装置10、太陽光発電装置20、蓄電装置30、系統連係装置40)と、負荷装置(LED照明50A、冷房および/または暖房51A、ラジオ52A、テレビ53A、パソコン54)とを備える。直流バス100Aは、所定の範囲内で電圧が変動する。各直流電力源は、直流バスに直流電圧を出力する。各負荷装置は、直流バス100Aに接続されており、直流バス100Aの電圧の変化に応じて電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる制御部を有する。例えば、LED照明50Aは、直流バス100Aの電圧が上昇すると明るくなり、電圧が低下すると暗くなる。例えば、冷房は、直流バス100Aの電圧が上昇すると設定温度が低くなり、電圧が低下すると設定温度が高くなる。

概要

背景

特許文献1は、各発電設備から送信される供給電力量情報蓄電池に関する情報、消費電力量情報に基づいて、各発電設備の蓄電池の充放電需要家電力消費を制御する監視制御装置を備える電力供給システムを開示する。各発電設備は、太陽光発電設備風力発電設備を含む。監視制御装置から電力制限指令を受信すると、需要家のコントローラはその需要家にて使用中の特定の電気機器電源オフする等により、消費電力を制限する制御を行う。また、監視制御装置からデマンド復旧指令を受信すると、需要家のコントローラはその需要家にてオフしていた電気機器の電源をオンする等により、復旧を行う。

特許文献2は、屋内空間の温度等の環境物理量に関する情報やエアコン等のエネルギー消費機器消費するエネルギー量の情報を、無線ネットワークを介してセンサタグ等から収集(センサタグ等からタグ信号を受信)するとともに、これらの情報と所定の目標値とに基づいて制御信号を生成し、無線ネットワークを介してこの制御信号をリモコン付きタグに送信する屋内制御装置と、エアコンやテレビ等の複数種類家電機器に対して遠隔操作可能なワイヤレスリモコン多機能リモコン)の機能を有しており、屋内制御装置から制御信号を受けて外部から家電機器(エアコン、シーリングライトやテレビ等)を制御するリモコン付きタグとを有するエネルギーマネージメントシステムを開示する。エアコン、テレビ、シーリングライト等の家電機器は、リモコン付きタグからリモコン信号による制御コマンドを受信すると、制御コマンドに従った動作、例えば、主電源オンオフや、エアコンであれば設定温度上げ下げ等を行う。また、シーリングライトであれば、照明光の明るさの制御(調光制御)を行う。

特許文献3は、所定の範囲内での電圧変動許容された直流バスと、それぞれの発電状態が直流バスの電圧に基づいて制御される複数の分散電源ユニットと、直流バスから供給される電力によって駆動される負荷ユニットとを備え、直流バスの電圧が低下したときには電圧レベルに応じて重要度の低い負荷ユニットから段階的に選択遮断する分散電源システムを開示する。

概要

負荷装置の停止に到る前に、電力消費を低減させるとともに使用者電力不足を知らせる。直流給電システム1は、直流バス100Aと、直流電力源風力発電装置10、太陽光発電装置20、蓄電装置30、系統連係装置40)と、負荷装置(LED照明50A、冷房および/または暖房51A、ラジオ52A、テレビ53A、パソコン54)とを備える。直流バス100Aは、所定の範囲内で電圧が変動する。各直流電力源は、直流バスに直流電圧を出力する。各負荷装置は、直流バス100Aに接続されており、直流バス100Aの電圧の変化に応じて電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる制御部を有する。例えば、LED照明50Aは、直流バス100Aの電圧が上昇すると明るくなり、電圧が低下すると暗くなる。例えば、冷房は、直流バス100Aの電圧が上昇すると設定温度が低くなり、電圧が低下すると設定温度が高くなる。

目的

本発明の目的は、停止に到る前に、電力消費を低減するとともに使用者に電力不足を知らせることができる負荷装置、負荷装置の制御方法、負荷装置の制御プログラムおよびその負荷装置を有する直流給電システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、当該直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源とを有する直流給電システムにおいて前記直流バスに接続される負荷装置であって、前記直流バスの電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる制御部を備えることを特徴とする負荷装置。

請求項2

下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が当該下限電圧以下になったとき、前記制御部が電源を遮断することを特徴とする請求項1に記載の負荷装置。

請求項3

所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、当該直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源とを有する直流給電システムにおいて前記直流バスに接続される負荷装置の制御方法であって、前記負荷装置に、前記直流バスの電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせるステップを備えることを特徴とする負荷装置の制御方法。

請求項4

下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が当該下限電圧以下になったとき、前記負荷装置に電源を遮断させるステップを備えることを特徴とする請求項3に記載の負荷装置の制御方法。

請求項5

所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、当該直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源とを有する直流給電システムにおいて前記直流バスに接続される負荷装置を制御するコンピュータ制御プログラムであって、前記負荷装置に、前記直流バスの電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせるステップを実行させるための負荷装置の制御プログラム。

請求項6

前記負荷装置について下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が当該下限電圧以下になったとき、前記負荷装置に電源を遮断させるステップを実行させるための請求項5に記載の負荷装置の制御プログラム。

請求項7

所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、前記直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源と、前記直流バスに接続されており、前記直流バスの電圧の変化に応じて電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる制御部を有する1つ以上の負荷装置と、を備えることを特徴とする直流給電システム。

請求項8

前記負荷装置毎優先順位に応じて下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が前記各負荷装置について定められた下限電圧以下になったとき、前記各負荷装置の制御部が電源を遮断することを特徴とする請求項7に記載の直流給電システム。

請求項9

前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて明るさが変化するLED照明を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の直流給電システム。

請求項10

前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて設定温度が変化する冷房および/または暖房を含むことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の直流給電システム。

請求項11

前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて音声の大きさが変化する音声出力装置を含むことを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項に記載の直流給電システム。

請求項12

前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて画面の明るさが変化する映像表示装置を含むことを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1項に記載の直流給電システム。

技術分野

0001

本発明は、直流バスに接続される負荷装置、負荷装置の制御方法、負荷装置の制御プログラムおよびその負荷装置を有する直流給電システムに関する。

背景技術

0002

特許文献1は、各発電設備から送信される供給電力量情報蓄電池に関する情報、消費電力量情報に基づいて、各発電設備の蓄電池の充放電需要家電力消費を制御する監視制御装置を備える電力供給システムを開示する。各発電設備は、太陽光発電設備風力発電設備を含む。監視制御装置から電力制限指令を受信すると、需要家のコントローラはその需要家にて使用中の特定の電気機器電源オフする等により、消費電力を制限する制御を行う。また、監視制御装置からデマンド復旧指令を受信すると、需要家のコントローラはその需要家にてオフしていた電気機器の電源をオンする等により、復旧を行う。

0003

特許文献2は、屋内空間の温度等の環境物理量に関する情報やエアコン等のエネルギー消費機器消費するエネルギー量の情報を、無線ネットワークを介してセンサタグ等から収集(センサタグ等からタグ信号を受信)するとともに、これらの情報と所定の目標値とに基づいて制御信号を生成し、無線ネットワークを介してこの制御信号をリモコン付きタグに送信する屋内制御装置と、エアコンやテレビ等の複数種類家電機器に対して遠隔操作可能なワイヤレスリモコン多機能リモコン)の機能を有しており、屋内制御装置から制御信号を受けて外部から家電機器(エアコン、シーリングライトやテレビ等)を制御するリモコン付きタグとを有するエネルギーマネージメントシステムを開示する。エアコン、テレビ、シーリングライト等の家電機器は、リモコン付きタグからリモコン信号による制御コマンドを受信すると、制御コマンドに従った動作、例えば、主電源オンオフや、エアコンであれば設定温度上げ下げ等を行う。また、シーリングライトであれば、照明光の明るさの制御(調光制御)を行う。

0004

特許文献3は、所定の範囲内での電圧変動許容された直流バスと、それぞれの発電状態が直流バスの電圧に基づいて制御される複数の分散電源ユニットと、直流バスから供給される電力によって駆動される負荷ユニットとを備え、直流バスの電圧が低下したときには電圧レベルに応じて重要度の低い負荷ユニットから段階的に選択遮断する分散電源システムを開示する。

先行技術

0005

特開2016−189691号公報
特開2014−113002号公報
特開2003−339118号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に記載の電力供給システムでは、監視制御装置が必要であり、また監視制御装置と各需要家間の通信が必要である。特許文献2に記載のエネルギーマネージメントシステムでは、屋内制御装置が必要であり、また屋内制御装置と各家電機器間の通信が必要である。これらの各システムは複雑であり、監視制御装置や屋内制御装置の稼働およびそれらの通信は電力消費を増加させる。
一方、特許文献3に記載の分散電源システムでは、各負荷ユニットは直流バスの電圧低下により電力不足を知ることができる。このため、この分散電源システムではシステム全体を制御する制御装置は不要であり、各負荷ユニットは自ら自律的に停止することができる。しかし、この分散電源システムでは負荷ユニットの停止に到る前にその電力消費を低減させて電力不足を解消することができない。また、この分散電源システムの使用者は、重要度の低い負荷ユニットが停止するまで電力が不足していることを知ることができない。

0007

本発明の目的は、停止に到る前に、電力消費を低減するとともに使用者に電力不足を知らせることができる負荷装置、負荷装置の制御方法、負荷装置の制御プログラムおよびその負荷装置を有する直流給電システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明の負荷装置は、
所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、当該直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源とを有する直流給電システムにおいて前記直流バスに接続される負荷装置であって、
前記直流バスの電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる制御部を備えることを特徴とする。

0009

好ましくは、本発明の負荷装置は、
下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が当該下限電圧以下になったとき、前記制御部が電源を遮断することを特徴とする。

0010

また、本発明の負荷装置の制御方法は、
所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、当該直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源とを有する直流給電システムにおいて前記直流バスに接続される負荷装置の制御方法であって、
前記負荷装置に、前記直流バスの電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせるステップを備えることを特徴とする。

0011

好ましくは、本発明の負荷装置の制御方法は、
下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が当該下限電圧以下になったとき、前記負荷装置に電源を遮断させるステップを備えることを特徴とする。

0012

また、本発明の負荷装置の制御プログラムは、
所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、当該直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源とを有する直流給電システムにおいて前記直流バスに接続される負荷装置を制御するコンピュータの制御プログラムであって、
前記負荷装置に、前記直流バスの電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせるステップを実行させる。

0013

好ましくは、本発明の負荷装置の制御プログラムは、
前記負荷装置について下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が当該下限電圧以下になったとき、前記負荷装置に電源を遮断させるステップを実行させる。

0014

また、本発明の直流給電システムは、
所定の範囲内で電圧が変動する直流バスと、
前記直流バスに直流電圧を出力する1つ以上の直流電力源と、
前記直流バスに接続されており、前記直流バスの電圧の変化に応じて電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる制御部を有する1つ以上の負荷装置と、
を備えることを特徴とする。

0015

好ましくは、本発明の直流給電システムは、
前記負荷装置毎優先順位に応じて下限電圧が定められており、前記直流バスの電圧が前記各負荷装置について定められた下限電圧以下になったとき、前記各負荷装置の制御部が電源を遮断することを特徴とする。

0016

好ましくは、本発明の直流給電システムは、
前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて明るさが変化するLED照明を含むことを特徴とする。

0017

好ましくは、本発明の直流給電システムは、
前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて温度が変化する冷房および/または暖房を含むことを特徴とする。

0018

好ましくは、本発明の直流給電システムは、
前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて音声の大きさが変化する音声出力装置を含むことを特徴とする。

0019

好ましくは、本発明の直流給電システムは、
前記負荷装置が、前記直流バスの電圧の変化に応じて画面の明るさが変化する映像表示装置を含むことを特徴とする。

発明の効果

0020

本発明によれば、負荷装置の停止に到る前に、電力消費を低減させるとともに使用者に電力不足を知らせることができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の第1の実施形態に係る直流給電システムの構成の一例を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る負荷装置における制御部の処理の流れの一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る直流給電システムの構成の一例を示す図である。
負荷装置の優先順位の一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る負荷装置における制御部の処理の流れの一例を示す図である。

実施例

0022

以下、本発明の実施形態に係る負荷装置、負荷装置の制御方法、負荷装置の制御プログラムおよび直流給電システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。

0023

図1は、本発明の第1の実施形態に係る直流給電システム1の構成の一例を示す。
直流給電システム1は、風力発電装置10と、太陽光発電装置20と、蓄電装置30と、系統連係装置40と、LED(light emitting diode)照明50A、冷房および/または暖房51A、ラジオ52Aと、テレビ53Aと、パソコン54と、直流バス100Aとを有する。
風力発電装置10と、太陽光発電装置20と、蓄電装置30と、系統連係装置40と、照明50Aと、冷房および/または暖房51Aと、ラジオ52Aと、テレビ53Aと、パソコン54は、直流バス100Aに接続される。系統連係装置40は、更に電力系統200に接続される。

0024

風力発電装置10と太陽光発電装置20と蓄電装置30と系統連係装置40とは、本発明における直流電力源の例である。直流電力源は、直流電圧を直流バス100Aに出力する。
風力発電装置10は、風力発電機の出力する交流電圧を直流電圧に変換し、直流バス100Aに出力する。太陽光発電装置20は太陽電池を含み、直流電圧を直流バス100Aに出力する。
蓄電装置30は、直流バス100Aの電圧が充電終止電圧放電終止電圧の間であるときに放電または充電される。充電終止電圧は、蓄電装置30を充電可能な最大の電圧である。充電終止電圧は、蓄電装置30の過充電を防止するための過充電保護電圧以下に定められる。また、放電終止電圧は、蓄電装置30が放電可能な最小の電圧である。放電終止電圧は、蓄電装置30の過放電を防止するための過放電保護電圧以上である所定の電圧に定められる。
系統連係装置40は、交流の電力系統200から供給される交流電圧を直流電圧に変換して直流バス100Aに出力する。

0025

LED照明50Aと冷房および/または暖房51Aとラジオ52Aとテレビ53Aとパソコン54とは、第1の実施形態における負荷装置の例である。
直流バス100Aは、負荷装置が正常に動作可能な所定の範囲内で電圧が変動する。例えば、風力発電装置10と太陽光発電装置20は、それぞれ負荷装置が正常に動作する最大の電圧以下の電圧を直流バス100Aに出力する。また、直流バス100Aの電圧が所定の下限電圧より低くなるとき、系統連係装置40は無制限に電力を直流バス100Aに供給し、直流バス100Aの電圧の低下を防ぐ。所定の下限電圧は、負荷装置が正常に動作する最小の電圧以上の電圧である。

0026

各負荷装置は、制御部を備える。制御部は、直流バス100の電圧の変化に応じて、電源が入った状態を保ちながら所定の変化を生じさせる。図2は、第1の実施形態に係る負荷装置の制御部の処理の流れの一例を示す。
制御部は、直流バス100Aの電圧が変化するとき(ステップ10:Yes)、負荷装置に所定の変化を生じさせる(ステップ11)。制御部は、直流バス100Aの電圧が変化しないとき(ステップ10:No)、直流バス100Aの電圧が変化するのを待つ。

0027

各負荷装置は、具体的には以下のように動作する。
LED照明50Aに含まれるLEDは、例えば定電流回路または定電圧回路等の駆動回路で駆動される。直流バス100の電圧が変化しても、明るさを変えるように駆動回路を制御しない限り、LEDの明るさは変化しない。LED照明50Aの制御部は、直流バス100の電圧の変化に応じて駆動回路を制御して明るさを変化させる。例えば、LED照明50Aは、直流バス100Aの電圧が上昇すると明るくなり、電圧が低下すると暗くなる。
冷房および/または暖房51Aの制御部は、直流バス100Aの電圧の変化に応じて設定温度を変化させる。冷房の制御部は、例えば、直流バス100Aの電圧が上昇すると設定温度を低くし、電圧が低下すると設定温度を高くする。暖房の制御部は、例えば、直流バス100Aの電圧が上昇すると設定温度を高くし、電圧が低下すると設定温度を低くする。

0028

ラジオ52Aの制御部は、直流バス100Aの電圧の変化に応じて音声の大きさを変化させる。ラジオ52Aは、例えば、直流バス100Aの電圧が上昇すると音声が大きくなり、電圧が低下すると音声が小さくなる。
テレビ53Aの制御部は、直流バス100Aの電圧の変化に応じて音声の大きさおよび画面の明るさを変化させる。テレビ53Aは、例えば、直流バス100Aの電圧が上昇すると音声が大きくなるとともに画面が明るくなり、電圧が低下すると音声が小さくなるとともに画面が暗くなる。
パソコン54の制御部(すなわち、CPU:Central Processing Unit)は、直流バス100Aの電圧の変化に応じて画面の明るさを変化させる。また、パソコン54がスピーカマイクロフォンを備える場合には、パソコン54の制御部は直流バス100Aの電圧の変化に応じて音声の大きさを変化させる。
なお、ラジオ52Aとテレビ53Aは本発明における音声出力装置の例である。また、パソコン54がスピーカやマイクロフォンを備える場合にはパソコン54も本発明における音声出力装置の例である。テレビ53Aとパソコン54は本発明における映像出力装置の例である。

0029

図3は、本発明の第2の実施形態に係る直流給電システム2の構成の一例を示す。
直流給電システム2は、風力発電装置10と、太陽光発電装置20と、蓄電装置30と、LED照明50B、冷房および/または暖房51B、ラジオ52Bと、テレビ53Bと、パソコン54と、直流バス100Bとを有する。
風力発電装置10と、太陽光発電装置20と、蓄電装置30と、LED照明50Bと、冷房および/または暖房51Bと、ラジオ52Bと、テレビ53Bと、パソコン54は、直流バス100Bに接続される。
直流給電システム2は、系統連係装置40を有していない点が第1の実施形態に係る直流給電システム1と異なる。このため、直流バス100Bの電圧は、負荷装置が正常に動作できない電圧まで低下する場合がある。LED照明50Bと冷房および/または暖房51Bとラジオ52Bとテレビ53Bは、第2の実施形態に係る負荷装置の例である。第2の実施形態に係る各負荷装置には、それぞれ下限電圧が定められており、これらは直流バス100Bの電圧がそれぞれの下限電圧以下になったとき、自律的に電源を遮断する。これらの点以外では、直流給電システム2は、第1の実施形態に係る直流給電システム1と同様である。

0030

図4に示すように、各負荷装置には、優先順位が付けられており、優先順位に応じて下限電圧が定められている。
パソコン54は優先順位が最も高い。パソコン54には下限電圧は定められていない。パソコン54は第1の実施形態に係るものと同一である。
LED照明50Bは、優先順位が2番目であり、下限電圧は355Vに設定されている。LED照明50Bの制御部は、直流バス100Bの電圧が355V以下になったとき、電源を遮断する。
ラジオ52Bは、優先順位が3番目であり、下限電圧は360Vに設定されている。ラジオ52Bの制御部は、直流バス100Bの電圧が360V以下になったとき、自律的に電源を遮断する。
テレビ53Bは、優先順位が4番目であり、下限電圧は365Vに設定されている。テレビ53Bは、直流バス100Bの電圧が365V以下になったとき、電源を遮断する。
冷房および/または暖房51Bは、優先順位が最も低く、下限電圧は370Vに設定されている。冷房および/または暖房51Bの制御部は、直流バス100Bの電圧が370V以下になったとき、電源を遮断する。

0031

図5は、第2の実施形態に係る負荷装置における制御部の処理の流れの一例を示す。
ステップ10とステップ11は、図2に示した第1の実施形態に係る負荷装置における制御部の処理と同一である。
制御部は、直流バス100Bの電圧が各負荷装置について定められた下限電圧以下になったとき(ステップ12:Yes)、その負荷装置に電源を遮断させ(ステップ13)、制御を終了する。制御部は、直流バス100Bの電圧が各負荷装置について定められた下限電圧より高いとき、ステップ10に戻る。

0032

なお、制御部は、ハードウェアで実現することもソフトウェアで実現することもできる。制御部がソフトウェアで実現される場合には、負荷装置は、コンピュータを備える。そのコンピュータは、CPUと、RAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される記憶部とを有する。記憶部は所定の制御プログラムを記憶している。CPUが記憶部から制御プログラムを主メモリに読みだして実行することにより、制御部の処理が実行される。

0033

また、第1の実施形態に係る直流給電システム1において電力系統200が停電した場合には、第1の実施形態に係る各負荷装置も第2の実施形態に係る各負荷装置と同様に動作するとしてもよい。

0034

また、上述した実施形態では、直流電力源の例として、風力発電装置10と太陽光発電装置20と蓄電装置30と系統連係装置40とを示したが、直流給電システムはこれら以外の直流電力源を有していてもよい。例えば、水力発電装置等を有していてもよい。
上述した実施形態では、負荷装置の例として、LED照明50A,50Bと冷房および/または暖房51A,51Bとラジオ52A,52Bとテレビ53A,53Bとパソコン54とを示したが、直流給電システムはこれら以外の負荷装置を有していてもよい。

0035

以上説明したように、本発明によれば、各負荷装置の停止に到る前に、電力消費を低減させるとともに使用者に電力不足を知らせることができる。
例えば、照明が暗くなったり、ラジオの音が小さくなったり、テレビやパソコンの画面が暗くなったりすることにより、使用者は電力不足を知ることができる。これにより、使用者は必ずしも使用する必要がない電気機器のスイッチを切ることができる。

0036

以上、本発明の実施形態について説明したが、設計または製造上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれる。

0037

1,2…直流給電システム、10…風力発電装置、20……太陽光発電装置、30…蓄電装置、40…系統連係装置、50A,50B…LED照明、51A,51B…冷房および/または暖房,52A,52B…ラジオ,53A,53B…テレビ,54…パソコン、100A,100B…直流バス、200…交流の電力系統

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