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技術 着用物品

出願人 花王株式会社
発明者 荒井麻央安藤賢治
出願日 2017年12月29日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-255112
公開日 2019年7月22日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-118589
状態 未査定
技術分野 吸収性物品とその支持具
主要キーワード 各外装体 横端面 側壁シート 液吸収部材 側縁どうし 固定用シート 横方向外方 伸縮シート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年7月22日)のものです。
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図面 (8)

課題

吸収性本体の備える吸収体が幅縮みし難く、十分な吸収性能が発揮できる着用物品を提供すること。

解決手段

本発明の着用物品1は吸収性本体2と外装体3とを備える。吸収性本体2の両側部2Sには防漏カフ4が配される。カフ形成用シート41は吸収性本体2から外装体3に向かって延びる延出域41eを備える。吸収性本体2と外装体3とは、延出域41eを介して固定されている。外装体3は少なくとも横方向Yに伸縮性を有する。着用物品1は、吸収性本体2に延出域41eが固定された本体固定部52と、外装体3に延出域41eが固定された外装体固定部53とを備える。延出域41eは、本体固定部52と外装体固定部53との間に非固定部413を有する。

概要

背景

使い捨ておむつとして、液保持性吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定する外装体とを備え、該外装体における腹側部及び背側部それぞれの両側縁部どうしを接合して、着用者の胴が通されるウエスト開口部及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、外装体と吸収性本体との間に、これらとは別体の吸収体固定用シートを配し、該吸収体固定用シートを介して外装体と吸収性本体とを固定するパンツ型使い捨ておむつが記載されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、吸収体固定用シートが外装体と吸収性本体との間において左右に配置されている。

特許文献2には、液保持性の吸収体を含む液吸収部材と、該液吸収部材の非肌対向面側に配された支持体と、それらの間に、別体の側壁シートとを備えた生理用ナプキンが記載されている。特許文献2に記載の生理用ナプキンでは、側壁シートが支持体の幅方向の両端部それぞれに縦方向に延びて配置されており、各側壁シートを介して液吸収部材及び支持体が固定されている。

概要

吸収性本体の備える吸収体が幅縮みし難く、十分な吸収性能が発揮できる着用物品を提供すること。本発明の着用物品1は吸収性本体2と外装体3とを備える。吸収性本体2の両側部2Sには防漏カフ4が配される。カフ形成用シート41は吸収性本体2から外装体3に向かって延びる延出域41eを備える。吸収性本体2と外装体3とは、延出域41eを介して固定されている。外装体3は少なくとも横方向Yに伸縮性を有する。着用物品1は、吸収性本体2に延出域41eが固定された本体固定部52と、外装体3に延出域41eが固定された外装体固定部53とを備える。延出域41eは、本体固定部52と外装体固定部53との間に非固定部413を有する。

目的

本発明の課題は、外観審美性が低下することを抑制した着用物品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

液保持性吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の前後方向に対応する縦方向とこれに直交する横方向とを有する着用物品であって、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う両側部それぞれに防漏カフが配されており、各前記防漏カフを形成するカフ形成用シートは、前記吸収性本体から前記外装体に向かって延びる延出域を備え、該延出域は前記縦方向に延在しており、前記吸収性本体と前記外装体とは、前記吸収性本体の前記両側部において、前記延出域を介して固定されており、前記外装体は、少なくとも前記吸収性本体と重なる領域において、少なくとも前記横方向に伸縮性を有し、前記着用物品は、前記吸収性本体と前記カフ形成用シートとが前記縦方向に沿って固定された本体固定部と、前記外装体と該カフ形成用シートとが前記縦方向に沿って固定された外装体固定部とを備え、前記延出域は、前記本体固定部と前記外装体固定部との間に非固定部を有している、着用物品。

請求項2

前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向外方に位置している、請求項1に記載の着用物品。

請求項3

前記外装体の自然状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向内方に位置している、請求項1又は2に記載の着用物品。

請求項4

着用時に着用者の股間部に配される股下部では、前記外装体の自然状態において、該外装体の幅が、前記吸収性本体の幅よりも狭い、請求項1〜3の何れか1項に記載の着用物品。

技術分野

0001

本発明は、使い捨ておむつ等の着用物品に関する。

背景技術

0002

使い捨ておむつとして、液保持性吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定する外装体とを備え、該外装体における腹側部及び背側部それぞれの両側縁部どうしを接合して、着用者の胴が通されるウエスト開口部及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、外装体と吸収性本体との間に、これらとは別体の吸収体固定用シートを配し、該吸収体固定用シートを介して外装体と吸収性本体とを固定するパンツ型使い捨ておむつが記載されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、吸収体固定用シートが外装体と吸収性本体との間において左右に配置されている。

0003

特許文献2には、液保持性の吸収体を含む液吸収部材と、該液吸収部材の非肌対向面側に配された支持体と、それらの間に、別体の側壁シートとを備えた生理用ナプキンが記載されている。特許文献2に記載の生理用ナプキンでは、側壁シートが支持体の幅方向の両端部それぞれに縦方向に延びて配置されており、各側壁シートを介して液吸収部材及び支持体が固定されている。

先行技術

0004

国際公開第01/058401号パンフレット
特開2001−245928号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に記載の使い捨ておむつは、外装体を横方向へ伸長させた状態で各吸収体固定用シートを介して吸収性本体を固定して形成されている。そして、外装体と吸収性本体との間で吸収体固定用シートがあそびの間隔無く固定されている。その為、特許文献1に記載のおむつは、吸収性本体の横方向の剛性により外装体の横方向の伸縮阻害されるため、外装体に無秩序な皺が発生し、審美性が低下する。

0006

また、特許文献2には、使い捨ておむつの外観を構成し、全面に伸縮性を有する外装体に関して、何ら記載されていない。

0007

従って本発明の課題は、外観の審美性が低下することを抑制した着用物品を提供することに関する。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の前後方向に対応する縦方向とこれに直交する横方向とを有する着用物品であって、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う両側部それぞれに防漏カフが配されており、各前記防漏カフを形成するカフ形成用シートは、前記吸収性本体から前記外装体に向かって延びる延出域を備え、該延出域は前記縦方向に延在しており、
前記吸収性本体と前記外装体とは、前記吸収性本体の前記両側部において、前記延出域を介して固定されており、前記外装体は、少なくとも前記吸収性本体と重なる領域において、少なくとも前記横方向に伸縮性を有し、前記着用物品は、前記吸収性本体と前記カフ形成用シートとが前記縦方向に沿って固定された本体固定部と、前記外装体と該カフ形成用シートとが前記縦方向に沿って固定された外装体固定部とを備え、前記延出域は、前記本体固定部と前記外装体固定部との間に非固定部を有している、着用物品を提供するものである。

発明の効果

0009

本発明の着用物品によれば、外観の審美性の低下を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0010

図1は、本発明の着用物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを模式的に示す斜視図である。
図2は、図1に示すおむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側(内面側)を模式的に示す展開平面図である。
図3(a)は、図2のIII−III線断面(横方向に沿う断面)を模式的に示す外装体を伸長させた状態における横断面図であり、図3(b)は、外装体の自然状態における横断面図である。
図4(a)は、図2のIV−IV線端面(横方向に沿う端面)を模式的に示す外装体を伸長させた状態における横端面図であり、図4(b)は、外装体の自然状態における横端面図である。
図5(a)は本発明の着用物品の他の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図5(b)は外装体の自然状態における腹側部の横断面図である。
図6(a)は本発明の着用物品のまた別の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図6(b)は外装体の自然状態における腹側部の横断面図である。
図7(a)は本発明の着用物品の更に別の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図7(b)は外装体の自然状態における腹側部の横断面図である。

実施例

0011

以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1図4には、本発明の着用物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、図1図4に示すように、着用者の前後方向、即ち腹側から股間部を介して背側に延びる方向に相当する縦方向Xと、これに直交する横方向Yとを有している。おむつ1は、吸収性本体2と、吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備えている。

0012

本明細書において、「肌対向面」は、使い捨ておむつ又はその構成部材(例えば表面シート)における、使い捨ておむつの着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、使い捨ておむつ又はその構成部材における、使い捨ておむつの着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該使い捨ておむつの正しい着用位置が維持された状態を意味する。

0013

おむつ1は、図1及び図2に示すように、股下部M並びに該股下部Mの前後から縦方向Xに延出する腹側部F及び背側部Rを有する。股下部Mは、おむつ1の着用時において着用者の股間部に配される部位であり、腹側部Fは、おむつ1の着用時において股下部Mよりも着用者の腹側即ち縦方向Xの前側に配される部位であり、背側部Rは、おむつ1の着用時において股下部Mよりも着用者の背側即ち縦方向Xの後側に配される部位である。腹側部F及び背側部Rは、おむつ1の着用時に着用者の胴周りに配される胴周り部である。

0014

おむつ1は、腹側部F及び背側部Rそれぞれにおける外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部どうしが、接着剤ヒートシール超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。そして、おむつ1は、図1に示すように、一対のサイドシール部S,S、並びに着用者の胴が通されるウエスト開口部WH、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LH,LHが形成されたパンツ型使い捨ておむつとなっている。

0015

吸収性本体2は、図3及び図4に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性又は液難透過性裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を具備しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。表面シート21は、縦方向X及び横方向Yの長さが、それぞれ吸収体23の縦方向X及び横方向Yの長さと略同じ長さに形成されている。裏面シート22は、縦方向Xの長さが吸収体23の縦方向Xの長さと略同じ長さに形成されている。また裏面シート22は、横方向Yの長さが吸収体23の横方向Yの長さよりも長く形成されており、吸収体23の縦方向Xに沿う両側部を被覆するように各該側部の肌対向面側に巻き上げられている。このように、吸収体23の肌対向面は表面シート21で覆われており、吸収体23の非肌対向面は裏面シート22で覆われている。

0016

吸収体23を構成する吸収性コアは、図2に示す如きおむつ1の展開且つ伸長状態において、縦方向Xに長い長方形形状をなし、腹側部Fから背側部Rに亘って縦方向Xに延在している。図2に示すように、縦方向Xの全長に関し、吸収性本体2と吸収体23とは略同じ長さであり、吸収性本体2の縦方向Xの両端は、吸収体23の縦方向Xの両端と略同じ位置にある。また、図2図4に示すように、横方向Yの全長に関し、吸収性本体2と吸収体23とは略同じ長さであり、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁は、吸収体23の縦方向Xに沿う両側縁と略同じ位置にある。おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。

0017

表面シート21、裏面シート22及び吸収体23としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート22としては、透湿性樹脂フィルム等を用いることができる。吸収体23としては、吸収性ポリマー粒子及び繊維材料から構成された吸収性材料からなる吸収性コアがティッシュペーパーによって被覆されているものを用いることができる。

0018

外装体3は、図2に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1において、吸収性本体2の全周から外方に延出しており、おむつ1の外形を形作っている。外装体3の周縁は、図2に示す状態のおむつ1の輪郭線、即ち、腹側部F、股下部M及び背側部Rそれぞれの輪郭線を形成している。外装体3は、腹側部F及び背側部Rにおける横方向Yの長さが、股下部Mにおける横方向Yの長さよりも長く、図2に示す如き平面視において、外装体3の縦方向Xに沿う両側縁が、股下部Mにおいて、横方向Y内方に向かって凸の円弧状に湾曲している。

0019

外装体3は、おむつ1では、外装体3の腹側部Fから背側部Rに亘る全域において横方向Yに伸縮性を有している。本明細書において「伸縮性」とは、所定方向に伸長可能であり且つ伸長を解除すると収縮する性質を意味する。伸縮性を有する外装体3に使用可能な伸縮シートとしては、2枚のシートの間に伸長状態の伸縮部材を配置した伸縮シートの他、例えば(1)面状に拡がる弾性繊維層の両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されている伸縮シート、(2)面状に拡がるネット状の弾性シートの両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されている伸縮シート、(3)面状に拡がる弾性フィルムの両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されている伸縮シート、(4)互いに交差せずに一方向に延びるように配列した多数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されてなる伸縮シート等を好ましく用いることができる。弾性繊維層等と伸長可能な繊維層等との一体化の方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡したり、エアスルー等により繊維を交絡させる方法、ヒートエンボス、接着剤、超音波等によって接合させたりする方法が挙げられる。前記(1)〜(3)の伸縮シートは、横方向Yのみならず全方向に伸縮性を有していても良い。(4)の形態には身体の曲率に合わせて弾性フィラメントの伸縮率を変更することで適材適所応力設計が可能という利点がある。おむつ1では、外装体3に2枚のシートの間に伸長状態の伸縮部材を配置した伸縮シートを用いている。

0020

外装体3は、図2に示すように、おむつ1の外面を形成する外層シート31と、該外層シート31の肌対向面側に配される内層シート32とを重ねて形成されている。外層シート31及び内層シート32は、同一形状で且つ同じ大きさに形成されている。弾性部材33は、外装体3の横方向Yの全長に亘って連続している。弾性部材33は、腹側部Fから股下部Mを介して背側部Rに亘って、縦方向Xに間隔を空けて互いに交差せずに配されており、外層シート31及び内層シート32の少なくとも一方に接合されている。外装体3は、腹側部Fから背側部Rに亘る全域において、弾性部材33の延びる方向(横方向Y)と同方向である横方向Yに伸縮可能になっている。

0021

おむつ1には、図2図4に示すように、吸収性本体2における縦方向Xに沿う両側部2S,2Sそれぞれに防漏カフ4が配されている。防漏カフ4は、吸収性本体2の縦方向Xの全長に亘って連続する撥水性のカフ形成用シート41と、カフ形成用シート41の横方向Yの自由端部に縦方向Xに伸長状態で固定された1本又は複数本のカフ弾性部材42とを含んで構成されている。カフ弾性部材42は、カフ形成用シート41を折り返して形成された自由端部に固定されており、折り返した部分においてカフ形成用シート41,41どうしも固定されている。このように、防漏カフ4は、縦方向Xに伸長状態のカフ弾性部材42をカフ形成用シート41に固定して形成されている。カフ形成用シート41及びカフ弾性部材42としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を制限なく用いることができる。

0022

吸収性本体2の両側部2S,2Sそれぞれの肌対向面には、防漏カフ4と表面シート21とが縦方向Xに沿って固定されたカフ固定部51が形成されている。カフ固定部51は、カフ形成用シート41が吸収性本体2の肌対向面に固定されて形成されており、吸収性本体2の縦方向Xの全長に亘って延びている。おむつ1では、カフ固定部51は、カフ形成用シート41が吸収性本体2の上側で固定されて形成された上側のカフ固定部となっている。防漏カフ4は、吸収性本体2の縦方向Xの腹側端部及び背側端部それぞれにおいて、横方向Yの自由端部を構成するカフ形成用シート41が吸収体23上の表面シート21の肌対向面に固定されている。防漏カフ4は、おむつ1の着用時には、縦方向Xにカフ弾性部材42の収縮力が働き、少なくとも股下部Mにおいてカフ固定部51を起点としてカフ弾性部材42を配した自由端部が着用者の肌に向けて起立するようになっている。

0023

またおむつ1では、カフ形成用シート41が、カフ固定部51を越え、吸収性本体2の側部2Sの側縁から横方向Y外方に延出して形成されており、吸収性本体2の側部2Sを被覆するように、側部2Sの肌対向面側から非肌対向面側に巻き下げられている。そして、カフ形成用シート41は、吸収性本体2から外装体3に向かって延びる延出域41eを備えている。延出域41eは縦方向Xに延在しており、延出域41eの縦方向Xの全長と吸収性本体2の縦方向Xの全長とは略同じ長さである。おむつ1では、延出域41eは、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sそれぞれに対応する位置を含む領域に一対配されており、互いに横方向Yに間隔を空けて配されている。各延出域41eは、図3及び図4に示すように、横方向Yの中央部分が内方に凸になるように折り畳まれている。

0024

図3及び図4に示すように、吸収性本体2と外装体3とは、直接接合されておらず、吸収性本体2の両側部2S,2Sにおいて、カフ形成用シート41の延出域41eを介して固定されている。具体的には、おむつ1は、図3及び図4に示すように、吸収性本体2の非肌対向面側にカフ形成用シート41の延出域41eが縦方向Xに沿って固定された本体固定部52と、外装体3の肌対向面にカフ形成用シート41の延出域41eが縦方向Xに沿って固定された外装体固定部53とを備えている。本体固定部52及び外装体固定部53は、吸収性本体2の縦方向Xの全長に亘って延びている。延出域41eでは、横方向Yにおいて、吸収性本体2側に配された一端部411が、吸収性本体2の非肌対向面側に本体固定部52を介して固定されている。本体固定部52では、延出域41eの一端部411が、吸収性本体2の非肌対向面側に、帯状に面接触する状態で固定されている。また本体固定部52は、審美性の観点から、吸収性本体2の縦方向Xに沿う側部2Sと重なる位置に配されることが好ましい。

0025

そして延出域41eでは、横方向Yにおいて、外装体3側に配された他端部412が、外装体3の内層シート32の肌対向面に外装体固定部53を介して固定されている。外装体固定部53では、延出域41eの他端部412が、外装体3の肌対向面に、帯状に面接触する状態で固定されている。そして、外装体固定部53では、おむつ1の自然状態において、図3(b)及び図4(b)に示すように、外装体3に形成された皺に沿って延出域41eが配された状態となっている。ここで、本明細書において、「自然状態」とは、おむつ1単独の状態(つまり着用時ではない状態)で、外装体3に外力を加えない緩和状態をいう。おむつ1では、本体固定部52及び外装体固定部53は、延出域41eが内方に凸に折り畳まれた形態であるため、延出域41eにおける同じ面の表面上に形成されている。おむつ1では、防漏カフ4がカフ形成用シート41を用いて形成されており、該カフ形成用シート41の延出域41eを介して吸収性本体2と外装体3とが接合されていることで、防漏カフ4の立ち上がりが良くなる。

0026

尚、図3に記載の断面図及び図4に記載の端面図では、吸収性本体2と外装体3との間に大きな隙間があるように図示しているが、これは説明のための模式図だからであり、実際には前記大きな隙間は生じず、吸収性本体2と外装体3との間は近接している。

0027

本体固定部52は、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁として、後述する非固定部413側の側縁52Sと、該側縁52Sとは反対側の側縁とを有している。ここで、本体固定部52の側縁52Sとは、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁の内、非固定部413における吸収性本体2側の端縁に近い側の側縁である。同様に、外装体固定部53は、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁として、後述する非固定部413側の側縁53Sと、該側縁53Sとは反対側の側縁とを有している。ここで、外装体固定部53の側縁53Sとは、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁の内、非固定部413における外装体3側の端縁に近い側の側縁である。

0028

本体固定部52及び外装体固定部53は、接着剤或いは熱融着により形成することができ、おむつ1では、接着剤を塗工して形成されている。塗工する接着剤としては、ホットメルト粘着剤などの使い捨ておむつ等の吸収性物品において公知の接着剤を用いることができる。また、接着剤は、一面全体に連続して塗工しても良いが、塗工部と非塗工部が混在した状態に形成されるパターン塗工が好ましい。パターン塗工の塗工パターンとしては、スパイラルパターンストライプパターンドットパターン等が挙げられる。

0029

一対の延出域41e,41eは、それぞれ、図3及び図4に示すように、本体固定部52と外装体固定部53との間に非固定部413を有している。おむつ1では、非固定部413によって、本体固定部52と外装体固定部53とが隔てられている。非固定部413は、縦方向Xに延在しており、延出域41eの縦方向Xの全長に亘って形成されている。非固定部413は、吸収性本体2及び外装体3のみならず、おむつ1を構成する全ての部材と固定されていない。おむつ1では、吸収性本体2と外装体3とが、直接固定されておらず、カフ形成用シート41の延出域41eを介して固定されており、吸収性本体2の両側部2S,2Sにおいて、吸収性本体2及び外装体3を固定する延出域41eが、一端部411と他端部412との間に非固定部413を有している。その為、外装体3の自然状態における横方向Yへの収縮が阻害され難くなる。その結果、外装体3に無秩序に皺が発生することが抑制され、おむつ1の審美性の低下が抑制される。このように、無秩序に発生する皺が抑制され、外装体3の全体に形成される皺がほぼ均一になることで、おむつ1の審美性が向上する。

0030

おむつ1は、上述したように、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sに一対の延出域41e,41eを有している。そして、各延出域41eの横方向Yの一端部411が本体固定部52で吸収性本体2に固定されており、横方向Yの他端部412が外装体固定部53で外装体3に固定されている。このように、本体固定部52は横方向Yに間隔を空けて一対形成されており、外装体固定部53は横方向Yに間隔を空けて一対形成されている。そして、一対の本体固定部52,52及び一対の外装体固定部53,53は、それぞれ、互いに間隔を空けて配されている。このように、一対の本体固定部52,52どうしの間、及び一対の外装体固定部53,53どうしの間に間隔を空けて配することで接着面積を多くする必要が無く、柔軟性が低下することを抑制することができる。

0031

上述したおむつ1は、例えば、以下のようにして製造することができる。
予め外装体3の連続体及び吸収性本体2をそれぞれ製造し、延出域41eを有する一対のカフ形成用シート41,41を用意する。そして、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態において、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)に対する、延出域41eの非固定部413を平面視した際の横方向Yの間隔(一対の非固定部413,413それぞれの横方向Yの間隔の総和)(W413a)の割合((W413a/W23)×100)が、10%以上、そして、70%以下となるように、搬送方向に伸長状態の外装体3の連続体と延出域41eとの接合位置及び吸収性本体2と延出域41eとの接合位置等を調整する。前記割合((W413a/W23)×100)は、10%以上であることが好ましく、20%以上であることが更に好ましく、そして、55%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、10%以上55%以下であることが好ましく、20%以上45%以下であることが更に好ましい。

0032

尚、「外装体3の自然状態において、延出域41eの非固定部413を平面視した際の横方向Yの間隔W413a」とは、内方に凸になるように折り畳まれている延出域41eを平面視して、非固定部413の凸の頂点から外装体固定部53の縦方向Xに沿う非固定部413側の側縁53Sまでの間隔(左右の前記間隔の総和)、又は該凸の頂部から本体固定部52の縦方向Xに沿う非固定部413側の側縁52Sまでの間隔(左右の前記間隔の総和)の内、長い方の間隔を意味する。図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態においては、該間隔W413aは、吸収性本体2側から視た際の非固定部413の凸の頂点から本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sまでの間隔(左右の前記間隔の総和)である。

0033

上述の調整位置にて延出域41eを介して吸収性本体2及び伸長状態の外装体3を固定した後、おむつの製造に従来用いられる横流れの製造方法と同様にして外装体3を所定の形状にカット及び接合等して、上述したおむつ1を製造することができる。おむつ1では、伸長状態の外装体3に対して延出域41eを接合することから、外装体3と延出域41eとは、外装体固定部53にて面接触により接合される。その為、おむつの自然状態において、延出域41eは外装体3に形成された皺に沿うようになる。

0034

吸収性本体2、外装体3及びカフ形成用シート41の延出域41eの具体的な大きさ等は、所望の値に基づいて適宜設定することができる。例えば、図4(a)に示す外装体3を伸長させた状態の股下部Mにおいて、外装体3の横方向Yの長さ(W3)に対する、延出域41eの非固定部413を平面視した際の横方向Yの間隔(一対の非固定部413,413それぞれの横方向Yの間隔の総和)(W413b)の割合((W413b/W3)×100)を、8%以上、そして、50%以下に設定することにより製造することができる。該割合((W413b/W3)×100)は、8%以上であることが好ましく、12%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、8%以上50%以下であることが好ましく、12%以上40%以下であることが更に好ましい。ここで、「外装体3を横方向Yに伸長させた状態」とは、おむつ1の展開且つ伸長状態において、外装体3の横方向Yのみに着目しており、具体的には弾性部材33を伸長させて外層シート31及び内層シート32の設計寸法となるまで拡げた状態をいう。

0035

尚、「外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、延出域41eの非固定部413を平面視した際の横方向Yの間隔W413b」とは、内方に凸になるように折り畳まれている延出域41eを平面視して、非固定部413の凸の頂点から外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sまでの間隔(左右の前記間隔の総和)、又は該凸の頂部から本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sまでの間隔(左右の前記間隔の総和)の内、長い方の間隔を意味する。図3(a)及び図4(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態においては、前記間隔W413bは、外装体3側から視た際の非固定部413の凸の頂点から外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sまでの間隔(左右の前記間隔の総和)である。

0036

おむつ1の着用時の外観において該おむつ1の審美性が向上する観点から、図3(a)に示すように、それぞれのカフ形成用シート41について、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sが、本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置していることが好ましい。このような関係が、腹側部F及び背側部Rの両方において成立していることが好ましく、図4(a)に示すように、腹側部F及び背側部Rのみならず股下部Mにおいても成立していることが更に好ましい。特におむつ1のように、本体固定部52及び外装体固定部53が、それぞれ、一対形成されている場合には、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、各外装体固定部53の全域が、本体固定部52よりも横方向Y外方に位置していることが更に好ましい。このように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、外装体固定部53の全域が本体固定部52よりも横方向Y外方に位置することで、本体固定部52と外装体固定部53とが厚み方向で重ならなくなるので、柔軟性の低下を抑制することができる。

0037

おむつ1の着用時に、延出域41eの非固定部413が弛み難く、おむつ1の着用時の外観の審美性が向上する観点から、図3(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sが、本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sよりも横方向Y内方に位置していることが好ましい。このような関係が、腹側部F及び背側部Rの両方において成立していることが好ましく、図4(b)に示すように、腹側部F及び背側部Rのみならず股下部Mにおいても成立していることが更に好ましい。このような観点から、外装体3の自然状態において、内方に凸になるように折り畳まれている延出域41eを平面視して、外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sと本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sとの横方向Yに沿う間隔が、延出域41eの非固定部413の横方向Yの前記間隔W413aに略一致していることが更に好ましい。

0038

外装体固定部53によって外装体3の収縮が阻害され難く、おむつ1の着用時の外観において、外装体3に無秩序な皺が発生し難く、審美性が向上する観点から、図4(b)に示すように、股下部Mでは、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体3の幅が、吸収性本体2の幅よりも狭いことが好ましい。

0039

おむつ1の着用時の外観において、防漏カフ4が見え難く、審美性が向上する観点から、図4(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1の股下部Mを横方向Yに沿って断面視して、カフ形成用シート41と吸収性本体2とを固定するカフ固定部51が、それぞれ、少なくとも一部において、本体固定部52と厚み方向で重なる位置に配されていることが好ましく、各カフ固定部51の全域が、本体固定部52の横方向Yの範囲内に位置していることが更に好ましい。

0040

おむつ1の着用時の外観において、審美性が向上する観点から、図3(a)及び図4(a)に示す外装体3を伸長させた状態における外装体固定部53の非固定部413側の両側縁53S,53Sどうしの間隔(LS53)に対する、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態における外装体固定部53の非固定部413側の両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)の割合((LS53/LN53)×100)は、120%以上であることが好ましく、150%以上であることが更に好ましく、そして、350%以下であることが好ましく、320%以下であることが更に好ましく、具体的には、120%以上350%以下であることが好ましく、150%以上320%以下であることが更に好ましい。

0041

また、おむつ1の着用時に吸収性本体2の備える吸収体23が幅縮みし難く、おむつ1の外観の審美性が向上する観点から、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態において、一対の延出域41e,41eそれぞれの非固定部413,413を平面視した横方向Yの間隔(一対の非固定部413,413それぞれの横方向Yの間隔の総和)(W413a)と、自然状態における外装体固定部53の非固定部413側の両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)との和が、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)と一致していることが最も好ましいが、少なくとも該長さ(W23)よりも短いことが好ましい。特に、外装体3の自然状態において、一対の延出域41e,41eそれぞれの非固定部413の横方向Yに沿う長さ(一対の非固定部413,413それぞれの横方向Yに沿う長さの総和)と、自然状態における外装体固定部53の両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)との和が、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)とが一致していることが好ましい。尚、非固定部413の横方向Yに沿う長さとは、延出域41eの折り曲げに沿う長さの意味であり、延出域41eにおける本体固定部52の側縁52Sから外装体固定部53の側縁53Sまでの道のりの長さを意味している。

0042

また、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態において、該間隔(W413a)と、該間隔(LN53)との和(W413a+LN53)が、本体固定部52の非固定部413側の両側縁52S,52Sどうしの間隔(W52S)と一致していることが好ましい。特に、一対の延出域41e,41eそれぞれの非固定部413の横方向Yに沿う長さ(一対の非固定部413,413それぞれの横方向Yに沿う長さの総和)と、自然状態における外装体固定部53の両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)との和が、該間隔(W52S)と一致していることが好ましい。

0043

外装体固定部53によって外装体3の収縮が阻害され難く、おむつ1の着用時の外観において、外装体3に無秩序な皺が発生し難く、審美性が向上する観点から、図4(a)に示す外装体3を伸長させた状態の股下部Mにおいて、外装体3の横方向Yの長さ(W3)に対する、一対の外装体固定部53,53の横方向Yの長さ(一対の外装体固定部53それぞれの横方向Yの長さの総和)(WS53)の割合((WS53/W3)×100)は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上50%以下であることが好ましく、10%以上45%以下であることが更に好ましい。

0044

図3(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)に対する、一対の本体固定部52,52の横方向Yの長さ(一対の本体固定部52,52それぞれの横方向Yの長さの総和)(W52)の割合((W52/W23)×100)は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、60%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上60%以下であることが好ましく、10%以上40%以下であることが更に好ましい。

0045

図5図7には本発明の他の実施形態が示されている。後述する他の実施形態については、上述した図1図4に示すおむつ1と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、上述したおむつ1についての説明が適宜適用される。図5図7に示すおむつ1は、特に、延出域41eの形状等が、上述したおむつ1と異なっている。

0046

図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1は、一対の延出域41e,41eの折り畳み形状は同じであり、防漏カフ4の固定位置が異なっている。図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1は、上述したおむつ1と同様に、吸収性本体2の両側部2S,2Sそれぞれにおいて、吸収性本体2の非肌対向面に、防漏カフ4を構成するカフ形成用シート41が固定された本体固定部52が形成されており、吸収性本体2と外装体3とが、直接接合されておらず、カフ形成用シート41の延出域41eを介して固定されている。

0047

そして、図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1においては、防漏カフ4が、カフ固定部51(図3及び図4参照)にて固定されておらず、本体固定部52にて固定されている。図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1では、防漏カフ4は、吸収性本体2の縦方向Xの腹側端部及び背側端部それぞれにおいて、横方向Yの自由端部を構成するカフ形成用シート41が吸収体23上の表面シート21の肌対向面に固定されており、おむつ1の着用時には、縦方向Xにカフ弾性部材42の収縮力が働き、少なくとも股下部Mにおいて本体固定部52を起点としてカフ弾性部材42を配した自由端部が着用者の肌に向けて起立するようになっている。

0048

図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1では、カフ形成用シート41の延出域41eが本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部413を有しているので、図1図4に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0049

次に、図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1は、一対の延出域41e,41eの折り畳み形状が異なっている。各延出域41eは、横方向Yの中間部分が、吸収性本体2側において横方向Y内方に凸になり、外装体3側において横方向Y外方に凸になるように2か所で折り返されて折り畳まれている。図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、延出域41eが2か所で折り返されて折り畳まれた形態であるため、本体固定部52が形成された延出域41eの面と、外装体固定部53が形成された延出域41eの面とが異なる面となっている。また図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、カフ固定部51は、カフ形成用シート41が吸収性本体2の上側で固定されて形成されている。

0050

図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、図6(a)に示すように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の非固定部413側の両側縁53S,53Sが、各本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置している。そして、図6(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の非固定部413側の両側縁53S,53Sが、各本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sと横方向Yの反対側に位置する側縁よりも横方向Y内方に位置している。

0051

図3(a)及び図3(b)に示すおむつ1では、非固定部413側の側縁53Sが外装体固定部53において最も横方向Y内方に位置しているが、図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、非固定部413側の側縁53Sが外装体固定部53において外装体固定部53の最も横方向Y外方に位置している。尚、本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sは、図3及び図6に示すおむつ1それぞれにおいて、本体固定部52における最も横方向Y内方に位置している。

0052

図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1は、延出域41eにおいて、本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部413が形成されているので、図1図4に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0053

次に、図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1は、図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1と同様に、横方向Yの中間部分が、吸収性本体2側において横方向Y内方に凸になり、外装体3側において横方向Y外方に凸になるように2か所で折り返されて折り畳まれており、本体固定部52が形成された延出域41eの面と、外装体固定部53が形成された延出域41eの面とが異なる面となっている。

0054

図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1と同様に、非固定部413側の側縁53Sが外装体固定部53において外装体固定部53の最も横方向Y外方に位置している。

0055

また図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1と同様に、吸収性本体2の両側部2S,2Sそれぞれにおいて、吸収性本体2の非肌対向面に、防漏カフ4を構成するカフ形成用シート41が固定された本体固定部52が形成されており、吸収性本体2と外装体3とが、直接接合されておらず、カフ形成用シート41の延出域41eを介して固定されている。そして、図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、防漏カフ4が、カフ固定部51(図3及び図4参照)にて固定されておらず、本体固定部52にて固定されている。図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、防漏カフ4は、吸収性本体2の腹側端部及び背側端部それぞれにおいて、自由端部を構成するカフ形成用シート41が吸収性本体2の肌対向面に固定されており、おむつ1の着用時には、少なくとも股下部Mにおいて本体固定部52を起点としてカフ弾性部材42を配した自由端部が着用者の肌に向けて起立するようになっている。

0056

図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1は、図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1と同様に、延出域41eにおいて、本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部413が形成されているので、図1図4に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0057

以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。

0058

例えば、上述の図3図5に示すおむつ1では、図3(a)〜図5(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sが本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置しており、図3(b)〜図5(b)に示す外装体3の自然状態において、外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sが本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sよりも横方向Y内方に位置しているが、延出域41eが本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部413を有していれば、そのような位置でなくてもよい。例えば、図6及び図7に示すように、図6(a)及び図7(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態においても、図6(b)及び図7(b)に示す外装体3の自然状態においても、外装体固定部53の非固定部413側の側縁53Sが本体固定部52の非固定部413側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置していてもよい。

0059

また、上述の図3及び図4に示すおむつ1では、カフ固定部51は、図3及び図4に示すように、防漏カフ4と表面シート21とを固定して形成されているが、防漏カフ4と肌対向面側に巻き上げられた裏面シート22とを固定して形成されていてもよく、防漏カフ4と巻き上げられた裏面シート22及び表面シート21に跨った部分とを固定して形成されていてもよい。

0060

また、本発明の着用物品は、前述したおむつ1の如きパンツ型使い捨ておむつに限定されず、例えば、展開型使い捨ておむつに適用することができる。また、女性用のパンツ型の生理用ナプキンであってもよく、使い捨てのショーツであってもよい。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。

0061

<1>
液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の前後方向に対応する縦方向とこれに直交する横方向とを有する着用物品であって、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う両側部それぞれに防漏カフが配されており、各前記防漏カフを形成するカフ形成用シートは、前記吸収性本体から前記外装体に向かって延びる延出域を備え、該延出域は前記縦方向に延在しており、
前記吸収性本体と前記外装体とは、前記吸収性本体の前記両側部において、前記延出域を介して固定されており、前記外装体は、少なくとも前記吸収性本体と重なる領域において、少なくとも前記横方向に伸縮性を有し、前記着用物品は、前記吸収性本体と前記カフ形成用シートとが前記縦方向に沿って固定された本体固定部と、前記外装体と該カフ形成用シートとが前記縦方向に沿って固定された外装体固定部とを備え、前記延出域は、前記本体固定部と前記外装体固定部との間に該本体固定部と該外装体固定部とを隔てる非固定部を有している、着用物品。
<2>
前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向外方に位置している、前記<1>に記載の着用物品。
<3>
前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、各前記外装体固定部の全域が、前記本体固定部よりも前記横方向外方に位置している、前記<1>又は<2>の何れか1に記載の着用物品。
<4>
前記外装体の自然状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向内方に位置している、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の着用物品。
<5>
着用時に着用者の股間部に配される股下部では、前記外装体の自然状態において、該外装体の幅が、前記吸収性本体の幅よりも狭い、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の着用物品。
<6>
前記吸収性本体は、前記吸収体の非肌対向面側を覆うと共に肌対向面側に巻き上げられている裏面シートを含み、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う前記両側部それぞれに前記防漏カフが配されており、該吸収性本体の肌対向面側の該両側部それぞれには該防漏カフの起端部と前記巻き上げられた裏面シートとが固定されたカフ固定部が形成されており、前記外装体の自然状態において、前記カフ固定部は、それぞれ、前記本体固定部と厚み方向で重なる位置に配されている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の着用物品。
<7>
前記裏面シートは、前記吸収体の前記縦方向に沿う前記両側部を被覆するように各該側部の肌対向面側に巻き上げられている、前記<6>に記載の着用物品。
<8>
前記防漏カフは、前記吸収性本体の肌対向面と非肌対向面とで固定されている、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の着用物品。
<9>
前記外装体の自然状態において、前記吸収体の前記横方向の長さ(W23)に対する、前記延出域の前記非固定部を平面視した際の前記横方向の間隔(一対の前記非固定部それぞれの前記横方向の間隔の総和)(W413a)の割合((W413a/W23)×100)は、10%以上であることが好ましく、20%以上であることが更に好ましく、そして、55%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、10%以上55%以下であることが好ましく、20%以上45%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の着用物品。
<10>
前記外装体の前記横方向の長さ(W3)に対する、前記延出域の前記非固定部を平面視した際の前記横方向の間隔(一対の前記非固定部それぞれの前記横方向の間隔の総和)(W413b)の割合((W413b/W3)×100)は、8%以上であることが好ましく、12%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、8%以上50%以下であることが好ましく、12%以上40%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の着用物品。

0062

<11>
前記外装体の自然状態において、内方に凸になるように折り畳まれている前記延出域を平面視して、前記外装体固定部の前記非固定部側の側縁と前記本体固定部の前記非固定部側の側縁との前記横方向に沿う間隔が、前記延出域の前記非固定部の前記横方向の前記間隔に略一致している、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の着用物品。
<12>
前記外装体を伸長させた状態における一対の前記外装体固定部の前記非固定部側の両側縁どうしの間隔(LS53)に対する、前記外装体の自然状態における一対の前記外装体固定部の前記非固定部側の両側縁どうしの間隔(LN53)の割合((LS53/LN53)×100)は、120%以上であることが好ましく、150%以上であることが更に好ましく、そして、350%以下であることが好ましく、320%以下であることが更に好ましく、具体的には、120%以上350%以下であることが好ましく、150%以上320%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の着用物品。
<13>
前記外装体の自然状態において、一対の前記延出域それぞれの前記非固定部を平面視した前記横方向の間隔(一対の前記非固定部それぞれの横方向の間隔の総和)(W413a)と、自然状態における前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の両側縁どうしの間隔(LN53)との和(W413a+LN53)が、前記吸収体の横方向の長さ(W23)よりも短いことが好ましく、該長さ(W23)と一致していることが更に好ましい、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の着用物品。
<14>
前記外装体を伸長させた状態において、前記外装体の前記横方向の長さ(W3)に対する、一対の前記外装体固定部の前記横方向の長さ(一対の前記外装体固定部それぞれの前記横方向の長さの総和)(WS53)の割合((WS53/W3)×100)は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上50%以下であることが好ましく、10%以上45%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の着用物品。
<15>
前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記吸収体の前記横方向の長さ(W23)に対する、一対の前記本体固定部の前記横方向の長さ(一対の前記本体固定部それぞれの前記横方向の長さの総和)(W52)の割合((W52/W23)×100)は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、60%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上60%以下であることが好ましく、10%以上40%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の着用物品。
<16>
着用時に着用者の股間部に配される股下部の前後から前記縦方向に延出する腹側部及び背側部を有し、前記外装体は、前記腹側部から前記背側部に亘る全域において、前記横方向に伸縮性を有している、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の着用物品。
<17>
前記非固定部は、前記吸収性本体及び前記外装体のみならず、前記着用物品を構成する全ての部材と固定されていない、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の着用物品。
<18>
前記外装体の自然状態において、着用時に着用者の股間部に配される股下部を前記横方向に沿って断面視して、前記カフ形成用シートと前記吸収性本体とを固定するカフ固定部が、前記本体固定部と厚み方向で重なる位置に配されている、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の着用物品。
<19>
前記外装体の自然状態において、着用時に着用者の股間部に配される股下部を前記横方向に沿って断面視して、前記カフ形成用シートと前記吸収性本体とを固定するカフ固定部の全域が、前記本体固定部の前記横方向の内方に位置している、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の着用物品。
<20>
前記本体固定部は、前記吸収性本体の前記縦方向に沿う側部と重なる位置に配されている、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の着用物品。

0063

<21>
前記延出域は、前記横方向の中央部分が内方に凸になるように折り畳まれている、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の着用物品。
<22>
前記外装体固定部では、前記延出域の他端部が、前記外装体の肌対向面に、帯状に面接触する状態で固定されており、前記着用物品の自然状態において、前記外装体に形成された皺に沿って前記延出域が配された状態となっている、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の着用物品。
<23>
前記防漏カフは、前記本体固定部で固定されている、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の着用物品。
<24>
前記延出域は、前記横方向の中間部分が、前記吸収性本体側において前記横方向内方に凸になり、前記外装体側において前記横方向外方に凸になるように2か所で折り返されて折り畳まれている、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の着用物品。
<25>
前記外装体の自然状態において、前記着用物品を前記横方向に沿って断面視して、前記外装体固定部の前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記非固定部側の側縁と前記横方向の反対側に位置する側縁よりも前記横方向内方に位置している、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の着用物品。

0064

1パンツ型使い捨ておむつ(着用物品)
F腹側部
M股下部
R 背側部
2 吸収性本体
21表面シート
22裏面シート
23吸収体
3外装体
31外層シート
32内層シート
33弾性部材
4 防漏カフ
41カフ形成用シート
41e延出域
411 一端部
412 他端部
413 非固定部
42 カフ弾性部材
51 カフ固定部
52 本体固定部
52S 非固定部側の側縁
53 外装体固定部
53S 非固定部側の側縁
X縦方向
Y 横方向

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