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技術 着用物品

出願人 花王株式会社
発明者 荒井麻央安藤賢治
出願日 2017年12月29日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2017-255111
公開日 2019年7月22日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2019-118588
状態 未査定
技術分野 吸収性物品とその支持具
主要キーワード 各外装体 横端面 側壁シート 液吸収部材 側縁どうし 固定用シート 横方向外方 伸縮シート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年7月22日)のものです。
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図面 (10)

課題

吸収性本体の備える吸収体が幅縮みし難く、十分な吸収性能が発揮できる着用物品を提供すること。

解決手段

本発明の着用物品1は吸収体23を含む吸収性本体2と吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備える。吸収性本体2と外装体3とは、吸収性本体2と外装体3との間に配されたシート部材6を介して固定されている。外装体3は少なくとも横方向Yに伸縮性を有する。着用物品1は、吸収性本体2にシート部材6が固定された本体固定部52と、外装体3にシート部材6が固定された外装体固定部53とを備える。シート部材6は、本体固定部52と外装体固定部53との間に非固定部63を有する。

概要

背景

使い捨ておむつとして、液保持性吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定する外装体とを備え、該外装体における腹側部及び背側部それぞれの両側縁部どうしを接合して、着用者の胴が通されるウエスト開口部及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、外装体と吸収性本体との間に、これらとは別体の吸収体固定用シートを配し、該吸収体固定用シートを介して外装体と吸収性本体とを固定するパンツ型使い捨ておむつが記載されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、吸収体固定用シートが外装体と吸収性本体との間において左右に配置されている。

特許文献2には、液保持性の吸収体を含む液吸収部材と、該液吸収部材の非肌対向面側に配された支持体と、それらの間に、別体の側壁シートとを備えた生理用ナプキンが記載されている。特許文献2に記載の生理用ナプキンでは、側壁シートが支持体の幅方向の両端部それぞれに縦方向に延びて配置されており、各側壁シートを介して液吸収部材及び支持体が固定されている。

概要

吸収性本体の備える吸収体が幅縮みし難く、十分な吸収性能が発揮できる着用物品を提供すること。本発明の着用物品1は吸収体23を含む吸収性本体2と吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備える。吸収性本体2と外装体3とは、吸収性本体2と外装体3との間に配されたシート部材6を介して固定されている。外装体3は少なくとも横方向Yに伸縮性を有する。着用物品1は、吸収性本体2にシート部材6が固定された本体固定部52と、外装体3にシート部材6が固定された外装体固定部53とを備える。シート部材6は、本体固定部52と外装体固定部53との間に非固定部63を有する。

目的

本発明の課題は、外観審美性が低下することを抑制した着用物品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

液保持性吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の前後方向に対応する縦方向とこれに直交する横方向とを有する着用物品であって、前記吸収性本体と前記外装体とは、該吸収性本体と該外装体との間に配されたシート部材を介して固定されており、前記外装体は、少なくとも前記吸収性本体と重なる領域において、少なくとも前記横方向に伸縮性を有し、前記着用物品は、前記吸収性本体と前記シート部材とが前記縦方向に沿って固定された本体固定部と、前記外装体と該シート部材とが前記縦方向に沿って固定された外装体固定部とを備え、前記シート部材は、前記本体固定部と前記外装体固定部との間に非固定部を有している、着用物品。

請求項2

前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向外方に位置している、請求項1に記載の着用物品。

請求項3

前記本体固定部は、前記横方向に間隔を空けて一対形成され、前記外装体固定部は、前記横方向に間隔を空けて一対形成されており、一対の前記本体固定部の一方の側及び一対の前記外装体固定部の一方の側、並びに一対の前記本体固定部の他方の側及び一対の前記外装体固定部の他方の側のそれぞれについて、前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁は、前記本体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁よりも前記横方向外方に位置にしている、請求項1又は2に記載の着用物品。

請求項4

前記外装体の自然状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向内方に位置している、請求項1〜3の何れか1項に記載の着用物品。

請求項5

着用時に着用者の股間部に配される股下部では、前記外装体の自然状態において、該外装体の幅が前記吸収性本体の幅よりも狭い、請求項1〜4の何れか1項に記載の着用物品。

請求項6

前記吸収性本体は、前記吸収体の肌対向面側を覆う表面シートを含み、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う両側部それぞれに防漏カフが配されており、該吸収性本体の肌対向面側の該両側部それぞれには該防漏カフの起端部と前記表面シートとが固定されたカフ固定部が形成されており、前記カフ固定部は、それぞれ、前記本体固定部と厚み方向で重なる位置に配されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の着用物品。

技術分野

0001

本発明は、使い捨ておむつ等の着用物品に関する。

背景技術

0002

使い捨ておむつとして、液保持性吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定する外装体とを備え、該外装体における腹側部及び背側部それぞれの両側縁部どうしを接合して、着用者の胴が通されるウエスト開口部及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、外装体と吸収性本体との間に、これらとは別体の吸収体固定用シートを配し、該吸収体固定用シートを介して外装体と吸収性本体とを固定するパンツ型使い捨ておむつが記載されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、吸収体固定用シートが外装体と吸収性本体との間において左右に配置されている。

0003

特許文献2には、液保持性の吸収体を含む液吸収部材と、該液吸収部材の非肌対向面側に配された支持体と、それらの間に、別体の側壁シートとを備えた生理用ナプキンが記載されている。特許文献2に記載の生理用ナプキンでは、側壁シートが支持体の幅方向の両端部それぞれに縦方向に延びて配置されており、各側壁シートを介して液吸収部材及び支持体が固定されている。

先行技術

0004

国際公開第01/058401号パンフレット
特開2001−245928号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に記載の使い捨ておむつは、外装体を横方向へ伸長させた状態で各吸収体固定用シートを介して吸収性本体を固定して形成されている。そして、外装体と吸収性本体との間で吸収体固定用シートがあそびの間隔無く固定されている。その為、特許文献1に記載のおむつは、吸収性本体の横方向の剛性により外装体の横方向の伸縮阻害されるため、外装体に無秩序な皺が発生し、審美性が低下する。

0006

また、特許文献2には、使い捨ておむつの外観を構成し、全面に伸縮性を有する外装体に関して、何ら記載されていない。

0007

従って本発明の課題は、外観の審美性が低下することを抑制した着用物品を提供することに関する。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の前後方向に対応する縦方向とこれに直交する横方向とを有する着用物品であって、前記吸収性本体と前記外装体とは、該吸収性本体と該外装体との間に配されたシート部材を介して固定されており、前記外装体は、少なくとも前記吸収性本体と重なる領域において、少なくとも前記横方向に伸縮性を有し、前記着用物品は、前記吸収性本体と前記シート部材とが前記縦方向に沿って固定された本体固定部と、前記外装体と該シート部材とが前記縦方向に沿って固定された外装体固定部とを備え、前記シート部材は、前記本体固定部と前記外装体固定部との間に非固定部を有している、着用物品を提供するものである。

発明の効果

0009

本発明の着用物品によれば、外観の審美性の低下を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0010

図1は、本発明の着用物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを模式的に示す斜視図である。
図2は、図1に示すおむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側(内面側)を模式的に示す展開平面図である。
図3(a)は、図2のIII−III線断面(横方向に沿う断面)を模式的に示す外装体を伸長させた状態における横断面図であり、図3(b)は、外装体3の自然状態における横断面図である。
図4(a)は、図2のIV−IV線端面(横方向に沿う端面)を模式的に示す外装体を伸長させた状態における横端面図であり、図4(b)は、外装体3の自然状態における横端面図である。
図5(a)は本発明の着用物品の他の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図5(b)は、外装体3の自然状態における腹側部の横断面図である。
図6(a)は本発明の着用物品の別の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図6(b)は、外装体3の自然状態における腹側部の横断面図である。
図7(a)は本発明の着用物品のまた別の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図7(b)は、外装体3の自然状態における腹側部の横断面図である。
図8(a)は本発明の着用物品の更に別の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図8(b)は、外装体3の自然状態における腹側部の横断面図である。
図9(a)は本発明の着用物品のまた別の実施形態のおむつにおける外装体を伸長させた状態における腹側部の横断面図であり、図9(b)は、外装体3の自然状態における腹側部の横断面図である。

実施例

0011

以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1図4には、本発明の着用物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、図1図4に示すように、着用者の前後方向、即ち腹側から股間部を介して背側に延びる方向に相当する縦方向Xと、これに直交する横方向Yとを有している。おむつ1は、吸収性本体2と、吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備えている。

0012

本明細書において、「肌対向面」は、使い捨ておむつ又はその構成部材(例えば表面シート)における、使い捨ておむつの着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、使い捨ておむつ又はその構成部材における、使い捨ておむつの着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該使い捨ておむつの正しい着用位置が維持された状態を意味する。

0013

おむつ1は、図1及び図2に示すように、股下部M並びに該股下部Mの前後から縦方向Xに延出する腹側部F及び背側部Rを有する。股下部Mは、おむつ1の着用時において着用者の股間部に配される部位であり、腹側部Fは、おむつ1の着用時において股下部Mよりも着用者の腹側即ち縦方向Xの前側に配される部位であり、背側部Rは、おむつ1の着用時において股下部Mよりも着用者の背側即ち縦方向Xの後側に配される部位である。腹側部F及び背側部Rは、おむつ1の着用時に着用者の胴周りに配される胴周り部である。

0014

おむつ1は、腹側部F及び背側部Rそれぞれにおける外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部どうしが、接着剤ヒートシール超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。そして、おむつ1は、図1に示すように、一対のサイドシール部S,S、並びに着用者の胴が通されるウエスト開口部WH、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LH,LHが形成されたパンツ型使い捨ておむつとなっている。

0015

吸収性本体2は、図3及び図4に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性又は液難透過性裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を具備しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。表面シート21は、縦方向X及び横方向Yの長さが、それぞれ吸収体23の縦方向X及び横方向Yの長さと略同じ長さに形成されている。裏面シート22は、縦方向Xの長さが吸収体23の縦方向Xの長さと略同じ長さに形成されている。また裏面シート22は、横方向Yの長さが吸収体23の横方向Yの長さよりも長く形成されており、吸収体23の縦方向Xに沿う両側部を被覆するように各該側部の肌対向面側に巻き上げられている。このように、吸収体23の肌対向面は表面シート21で覆われており、吸収体23の非肌対向面は裏面シート22で覆われている。

0016

吸収体23を構成する吸収性コアは、図2に示す如きおむつ1の展開且つ伸長状態において、縦方向Xに長い長方形形状をなし、腹側部Fから背側部Rに亘って縦方向Xに延在している。図2に示すように、縦方向Xの全長に関し、吸収性本体2と吸収体23とは略同じ長さであり、吸収性本体2の縦方向Xの両端は、吸収体23の縦方向Xの両端と略同じ位置にある。また、図2図4に示すように、横方向Yの全長に関し、吸収性本体2と吸収体23とは略同じ長さであり、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁は、吸収体23の縦方向Xに沿う両側縁と略同じ位置にある。おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。

0017

表面シート21、裏面シート22及び吸収体23としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート22としては、透湿性樹脂フィルム等を用いることができる。吸収体23としては、吸収性ポリマー粒子及び繊維材料から構成された吸収性材料からなる吸収性コアがティッシュペーパーによって被覆されているものを用いることができる。

0018

外装体3は、図2に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1において、吸収性本体2の全周から外方に延出しており、おむつ1の外形を形作っている。外装体3の周縁は、図2に示す状態のおむつ1の輪郭線、即ち、腹側部F、股下部M及び背側部Rそれぞれの輪郭線を形成している。外装体3は、腹側部F及び背側部Rにおける横方向Yの長さが、股下部Mにおける横方向Yの長さよりも長く、図2に示す如き平面視において、外装体3の縦方向Xに沿う両側縁が、股下部Mにおいて、横方向Y内方に向かって凸の円弧状に湾曲している。

0019

外装体3は、おむつ1では、外装体3の腹側部Fから背側部Rに亘る全域において横方向Yに伸縮性を有している。本明細書において「伸縮性」とは、所定方向に伸長可能であり且つ伸長を解除すると収縮する性質を意味する。伸縮性を有する外装体3に使用可能な伸縮シートとしては、2枚のシートの間に伸長状態の伸縮部材を配置した伸縮シートの他、例えば(1)面状に拡がる弾性繊維層の両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されている伸縮シート、(2)面状に拡がるネット状の弾性シートの両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されている伸縮シート、(3)面状に拡がる弾性フィルムの両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されている伸縮シート、(4)互いに交差せずに一方向に延びるように配列した多数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されてなる伸縮シート等を好ましく用いることができる。弾性繊維層等と伸長可能な繊維層等との一体化の方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡したり、エアスルー等により繊維を交絡させる方法、ヒートエンボス、接着剤、超音波等によって接合させたりする方法が挙げられる。前記(1)〜(3)の伸縮シートは、横方向Yのみならず全方向に伸縮性を有していても良い。(4)の形態には身体の曲率に合わせて弾性フィラメントの伸縮率を変更することで適材適所応力設計が可能という利点がある。おむつ1では、外装体3に2枚のシートの間に伸長状態の伸縮部材を配置した伸縮シートを用いている。

0020

外装体3は、図2に示すように、おむつ1の外面を形成する外層シート31と、該外層シート31の肌対向面側に配される内層シート32とを重ねて形成されている。外層シート31及び内層シート32は、同一形状で且つ同じ大きさに形成されている。弾性部材33は、外装体3の横方向Yの全長に亘って連続している。弾性部材33は、腹側部Fから股下部Mを介して背側部Rに亘って、縦方向Xに間隔を空けて互いに交差せずに配されており、外層シート31及び内層シート32の少なくとも一方に接合されている。外装体3は、腹側部Fから背側部Rに亘る全域において、弾性部材33の延びる方向(横方向Y)と同方向である横方向Yに伸縮可能になっている。

0021

おむつ1には、図2図4に示すように、吸収性本体2における縦方向Xに沿う両側部2S,2Sそれぞれに防漏カフ4が配されている。防漏カフ4は、吸収性本体2の縦方向Xの全長に亘って連続する撥水性カフ形成用シート41と、カフ形成用シート41の横方向Yの自由端部に縦方向Xに伸長状態で固定された1本又は複数本のカフ弾性部材42とを含んで構成されている。吸収性本体2の両側部2S,2Sそれぞれの肌対向面には、防漏カフ4と表面シート21とが縦方向Xに沿って固定された上側のカフ固定部51aが形成されている。上側のカフ固定部51aは、カフ形成用シート41が吸収性本体2の表面シート21の肌対向面に固定されて形成されており、吸収性本体2の縦方向Xの全長に亘って延びている。おむつ1では、上側のカフ固定部51aは、おむつ1の着用時に着用者の肌に向けて防漏カフ4が起立する際の起端部となる。またおむつ1では、カフ形成用シート41が、上側のカフ固定部51aを越え、吸収性本体2の側部2Sの側縁から横方向Y外方に延出して形成されており、吸収性本体2の側部2Sを被覆するように、側部2Sの肌対向面側から非肌対向面側に巻き下げられている。そして、吸収性本体2の両側部2S,2Sそれぞれの非肌対向面には、巻き下げられた防漏カフ4の一端部と裏面シート22とが縦方向Xに沿って固定された下側のカフ固定部51bが形成されている。下側のカフ固定部51bは、カフ形成用シート41が吸収性本体2の裏面シート22の非肌対向面に固定されて形成されており、吸収性本体2の縦方向Xの全長に亘って延びている。このようにおむつ1は、上側のカフ固定部51a及び下側のカフ固定部51bを備えるカフ固定部51を有している。そして、防漏カフ4は、上側のカフ固定部51a及び下側のカフ固定部51bにおいて吸収性本体2の側部2Sに固定されており、上側のカフ固定部51aと下側のカフ固定部51bとは、厚み方向で重なるように配されている。

0022

図4(a)に示す外装体3を伸長させた状態のおむつ1の股下部Mの横端面図において、上側のカフ固定部51aの横方向Yの長さと、下側のカフ固定部51bの横方向Yの長さとが厚み方向で重なる重なり幅は、下側のカフ固定部51bの横方向Yの長さが、上側のカフ固定部51aの横方向Yの長さとどの程度重なっているかで判断する。該重なり幅は、60%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、100%であることが特に好ましい。尚、重なり幅が100%であるとは、上側のカフ固定部51aの横方向Yの長さと下側のカフ固定部51bの横方向Yの長さとが厚み方向に一致して、互いに重なっていることをいう他、下側のカフ固定部51bの横方向Yの長さが、上側のカフ固定部51aの横方向Yの範囲内に含まれることをいう。

0023

防漏カフ4は、吸収性本体2の縦方向Xの腹側端部及び背側端部それぞれにおいて、防漏カフ4の他端部である自由端部を構成するカフ形成用シート41が吸収体23上の表面シート21の肌対向面に固定されている。防漏カフ4は、おむつ1の着用時には、縦方向Xにカフ弾性部材42の収縮力が働き、少なくとも股下部Mにおいて上側のカフ固定部51aを起点としてカフ弾性部材42を配した自由端部が着用者の肌に向けて起立するようになっている。カフ形成用シート41及びカフ弾性部材42としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。

0024

図3及び図4に示すように、吸収性本体2と外装体3とは、直接接合されておらず、吸収性本体2と外装体3との間に配されたシート部材6を介して固定されている。シート部材6は縦方向Xに延在しており、シート部材6の縦方向Xの全長と吸収性本体2の縦方向Xの全長とは略同じ長さである。おむつ1では、シート部材6は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sそれぞれに対応する位置を含む領域に一対配されており、互いに間隔を空けて配されている。
尚、図3に記載の断面図及び図4に記載の端面図では、吸収性本体2と外装体3との間に大きな隙間があるように図示しているが、これは説明のための模式図だからであり、実際には前記大きな隙間は生じず、吸収性本体2と外装体3との間は近接している。

0025

一対のシート部材6,6は、それぞれ、1枚のシートで形成されている。各シート部材6は、図3及び図4に示すように、横方向Yの中央部分が外方に凸になるように折り畳まれている。股下部Mにおいて、シート部材6は、図4(b)に示す外装体3の自然状態における外装体3の両側部から露出している。ここで、本明細書において、「自然状態」とは、おむつ1単独の状態(つまり着用時ではない状態)で、外装体3に外力を加えない緩和状態をいう。

0026

シート部材6としては、単層又は多層構造の不織布、フィルムシート等を用いることができ、体液等のもれを防止する等の観点から、液不透過性又は液難透過性であることが好ましい。また、シート部材6は、股下部Mにおいて、図4(b)に示す外装体3の自然状態における外装体3の両側部から露出することから、おむつ1の着用時の外観において審美性を向上させる観点により、外装体3と同色又は同系色とすることが好ましい。同系色とは、同系統の色であって、色相が同じ又は近似する色を意味する。外装体3に、柄及び模様等が印刷されている場合には、シート部材6にも同様に、外装体3の柄又は模様等と同一又は類似の印刷を行うことが好ましい。シート部材6に外装体3の柄又は模様等と同一又は類似の印刷を行うことでおむつ1の着用時の外観の審美性をより一層向上させることができる。シート部材6として不織布を用いる場合、その不織布の坪量は、好ましくは8g/m2以上さらに好ましくは13g/m2以上、そして、好ましくは30g/m2以下、さらに好ましくは20g/m2以下である。

0027

おむつ1は、図3及び図4に示すように、吸収性本体2の非肌対向面側にシート部材6が縦方向Xに沿って固定された本体固定部52と、外装体3の肌対向面にシート部材6が縦方向Xに沿って固定された外装体固定部53とを備えている。シート部材6では、横方向Yにおいて、吸収性本体2側に配された一端部61が、下側のカフ固定部51bにて吸収性本体2の非肌対向面に固定された防漏カフ4の一端部と、本体固定部52を介して固定されている。本体固定部52では、シート部材6の一端部61が、吸収性本体2の非肌対向面側に、帯状に面接触する状態で固定されている。本体固定部52は、縦方向Xに延在する帯状に形成されており、本体固定部52の縦方向Xの全長とシート部材6の縦方向Xの全長とは略同じ長さである。またシート部材6では、横方向Yにおいて、外装体3側に配された他端部62が、外装体3の肌対向面と外装体固定部53を介して固定されている。外装体固定部53では、シート部材6の他端部62が、外装体3の肌対向面に、帯状に面接触する状態で固定されている。外装体固定部53は、本体固定部52と同様に、縦方向Xに延在する帯状に形成されており、外装体固定部53の縦方向Xの全長とシート部材6の縦方向Xの全長とは略同じ長さである。そして、おむつ1の自然状態において、外装体固定部53では、図3(b)及び図4(b)に示すように、外装体3に形成された皺に沿ってシート部材6が配された状態となっている。おむつ1では、本体固定部52及び外装体固定部53は、シート部材6が外方に凸に折り畳まれた形態であるため、シート部材6における同じ面の表面上に形成されている。

0028

本体固定部52及び外装体固定部53は、接着剤或いは熱融着により形成することができ、おむつ1では、接着剤を塗工して形成されている。塗工する接着剤としては、ホットメルト粘着剤などの使い捨ておむつ等の吸収性物品において公知の接着剤を用いることができる。また、接着剤は、一面全体に連続して塗工しても良いが、塗工部と非塗工部が混在した状態に形成されるパターン塗工が好ましい。パターン塗工の塗工パターンとしては、スパイラルパターンストライプパターンドットパターン等が挙げられる。

0029

一対のシート部材6,6は、それぞれ、図3及び図4に示すように、本体固定部52と外装体固定部53との間に非固定部63を有している。おむつ1では、非固定部63によって、本体固定部52と外装体固定部53とが隔てられている。非固定部63は、縦方向Xに延在しており、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。非固定部63は、吸収性本体2及び外装体3のみならず、おむつ1を構成する全ての部材と固定されていない。おむつ1では、吸収性本体2と外装体3とが、直接固定されておらず、シート部材6を介して固定されており、該シート部材6が、一端部61と他端部62との間に非固定部63を有している。その為、外装体3の自然状態における横方向Yへの収縮が阻害され難くなる。その結果、外装体3に無秩序に皺が発生することが抑制され、おむつ1の審美性の低下が抑制される。このように、無秩序に発生する皺が抑制され、外装体3の全体に形成される皺がほぼ均一となることで、おむつ1の審美性が向上する。

0030

また吸収性本体2と外装体3とを接合するシート部材6は、1枚のシートにより構成されていてもよいところ、おむつ1は、図3及び図4に示すように、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sに一対のシート部材6,6を有している。そして、各シート部材6の横方向Yの一端部61が本体固定部52で防漏カフ4の一端部を介して吸収性本体2に固定されており、横方向Yの他端部62が外装体固定部53で外装体3に固定されている。このように、本体固定部52は横方向Yに間隔を空けて一対形成されており、外装体固定部53は横方向Yに間隔を空けて一対形成されている。そして、一対の本体固定部52,52及び一対の外装体固定部53,53は、それぞれ、互いに間隔を空けて配されている。このように、一対の本体固定部52,52どうしの間、及び一対の外装体固定部53,53どうしの間に間隔を空けて配することで通気性が低下することを抑制することができる。また、間隔を空けて配することで、連続して配する場合に比してコストの削減にも寄与する。また本体固定部52及び外装体固定部53の配置が部分的であるので、外装体固定部53によって外装体3の収縮が阻害され難く、おむつ1の着用時の外観において、外装体3に無秩序な皺が発生し難く、審美性が向上する。

0031

本体固定部52は、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁として、非固定部63側の側縁52Sと、該側縁52Sとは反対側の側縁とを有している。ここで、本体固定部52の側縁52Sとは、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁の内、非固定部63における吸収性本体2側の端縁に近い側の側縁である。同様に、外装体固定部53は、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁として、非固定部63側の側縁53Sと、該側縁53Sとは反対側の側縁とを有している。ここで、外装体固定部53の側縁53Sとは、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁の内、非固定部63における外装体3側の端縁に近い側の側縁である。自然状態において吸収性本体2と外装体3とを近接させる観点から、図3(b)及び図4(b)に示すように、自然状態におけるシート部材6の非固定部63を平面視した際の横方向Yの間隔(一対の非固定部63,63を備える場合はそれぞれの横方向Yの間隔の総和)(W631)に、一対の外装体固定部53,53の非固定部63側の側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)を加えた長さが、一対の本体固定部52,52の非固定部63側の側縁52S,52Sどうしの間隔とほぼ等しくなることが好ましい。このようにほぼ等しくなる関係においては、外装体固定部53の非固定部63側の側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)が、より小さいことが好ましい。また本体固定部52は、審美性の観点から、吸収性本体2の縦方向Xに沿う側部2Sと重なる位置に配されることが好ましい。

0032

「シート部材6の非固定部63を平面視した際の横方向Yの間隔」とは、外方に凸になるように折り畳まれているシート部材6を平面視して、非固定部63の凸の頂点から外装体固定部53の非固定部63側の側縁53Sまでの間隔、又は該凸の頂部から本体固定部52の非固定部63側の側縁52Sまでの間隔の内、長い方の間隔を意味する。
おむつ1では、外装体3の自然状態において、本体固定部52の非固定部63側の側縁52Sが外装体固定部53の非固定部63側の側縁53Sよりも横方向Y外方に位置している。そのため、おむつ1において「外装体3の自然状態において、シート部材6の非固定部63を平面視した際の横方向Yの間隔W631」とは、外装体3側から視た際の非固定部63の凸の頂点から外装体固定部53の側縁53Sまでの間隔である。

0033

上述したおむつ1は、例えば、以下のようにして製造することができる。
予め外装体3の連続体及び吸収性本体2をそれぞれ製造し、一対のシート部材6,6を用意する。そして、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態において、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)に対する、シート部材6の非固定部63を平面視した際の横方向Yの間隔(一対の非固定部63,63を備える場合はそれぞれの横方向Yの間隔の総和)(W631)の割合((W631/W23)×100)が、5%以上、そして、60%以下となるように、搬送方向に伸長状態の外装体3の連続体とシート部材6との接合位置及び吸収性本体2とシート部材6との接合位置等を調整する。前記割合((W631/W23)×100)は、10%以上であることが好ましく、20%以上であることが更に好ましく、そして、55%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、10%以上55%以下であることが好ましく、20%以上45%以下であることが更に好ましい。

0034

上述の調整位置にてシート部材6を介して吸収性本体2及び伸長状態の外装体3を固定した後、おむつの製造に従来用いられる横流れの製造方法と同様にして外装体3を所定の形状にカット及び接合等して、上述したおむつ1を製造することができる。おむつ1では、伸長状態の外装体3に対してシート部材6を接合することから、外装体3とシート部材6とは、外装体固定部53にて面接触により接合される。その為、おむつの自然状態において、シート部材6は外装体3に形成された皺に沿うようになる。

0035

吸収性本体2、外装体3及びシート部材6の具体的な大きさ等は、所望の値に基づいて適宜設定することができる。例えば、図4(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態の股下部M(最狭部)において、外装体3の横方向Yの長さ(W3)に対する、シート部材6の非固定部63を平面視した際の横方向Yの間隔(一対の非固定部63,63を備える場合はそれぞれの横方向Yの間隔の総和)(W632)の割合((W632/W3)×100)を、5%以上、そして、60%以下に設定することにより製造することができる。該割合((W632/W3)×100)は、10%以上であることが好ましく、15%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、10%以上50%以下であることが好ましく、15%以上40%以下であることが更に好ましい。ここで、「外装体3を横方向Yに伸長させた状態」とは、おむつ1の展開且つ伸長状態において、外装体3の横方向Yのみに着目しており、具体的には弾性部材33を伸長させて外層シート31及び内層シート32の設計寸法となるまで拡げた状態をいう。

0036

おむつ1の着用時の外観において該おむつ1の審美性が向上する観点から、図3(a)に示すように、本体固定部52及び外装体固定部53が横方向Yに間隔を空けて一対形成されている場合には、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の非固定部63側の側縁53Sが、本体固定部52の非固定部63側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置していることが好ましい。このような関係が、腹側部F及び背側部Rの両方において成立していることが好ましく、図4(a)に示すように、腹側部F及び背側部Rのみならず股下部Mにおいても成立していることが更に好ましい。

0037

おむつ1の着用時の外観において該おむつ1の審美性が向上する観点から、図3(a)に示すように、本体固定部52及び外装体固定部53が横方向Yに間隔を空けて一対形成されている場合には、外装体3を伸長させた状態において、一方の側の本体固定部52及び一方の側の外装体固定部53それぞれについて、外装体固定部53の非固定部側の側縁53Sは、本体固定部52の非固定部側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置にしていることが好ましい。同様に、外装体3を伸長させた状態において、他方の側の本体固定部52及び他方の側の外装体固定部53それぞれについて、外装体固定部53の非固定部側の側縁53Sは、本体固定部52の非固定部側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置にしていることが好ましい。このような関係が、腹側部F及び背側部Rの両方において成立していることが好ましく、図4(a)に示すように、腹側部F及び背側部Rのみならず股下部Mにおいても成立していることが更に好ましい。

0038

おむつ1の着用時に、シート部材6の非固定部63が弛み難く、おむつ1の着用時の外観の審美性が向上する観点から、図3(b)に示すように、本体固定部52及び外装体固定部53が横方向Yに間隔を空けて一対形成されている場合には、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の非固定部63側の側縁53Sが、本体固定部52の非固定部63側の側縁52Sよりも横方向Y内方に位置していることが好ましい。このような関係が、腹側部F及び背側部Rの両方において成立していることが好ましく、図4(b)に示すように、腹側部F及び背側部Rのみならず股下部Mにおいても成立していることが更に好ましい。このような観点から、外装体3の自然状態において、外方に凸になるように折り畳まれているシート部材6を肌対向面側である吸収性本体2側から平面視して、外装体固定部53の側縁53Sと本体固定部52の側縁52Sとの横方向Yに沿う間隔が、シート部材6の非固定部63の横方向Yの前記間隔W631に略一致していることが好ましい。

0039

外装体固定部53によって外装体3の収縮が阻害され難く、おむつ1の着用時の外観において、外装体3に無秩序な皺が発生し難く、審美性が向上する観点から、図4(b)に示すように、股下部Mでは、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体3の幅が、吸収性本体2の幅よりも狭いことが好ましい。

0040

おむつ1の着用時の外観において、防漏カフ4が見え難く、審美性が向上する観点から、図4(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1の股下部Mを横方向Yに沿って断面視して、カフ形成用シート41と吸収性本体2とを固定するカフ固定部51の少なくとも一部が本体固定部52と厚み方向で重なる位置に配されていることが好ましい。具体的には、上側のカフ固定部51a及び下側のカフ固定部51bの少なくとも一方が、少なくとも一部において、本体固定部52と厚み方向で重なる位置に配されていることが好ましく、上側のカフ固定部51a及び下側のカフ固定部51bの少なくとも一方の全域が、本体固定部52の横方向Yの範囲内に位置していることが更に好ましい。特に、上側のカフ固定部51a及び下側のカフ固定部51bのうちの下側のカフ固定部51bが、本体固定部52と重なる位置に配されていることが好ましく、その全域が本体固定部52の横方向Yの範囲内に位置していることが更に好ましい。

0041

おむつ1の着用時に吸収性本体2の備える吸収体23が幅縮みし難く、おむつ1の外観の審美性が向上する観点から、図3(a)及び図4(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態における外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sどうしの間隔(LS53)に対する、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態における外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)の割合((LS53/LN53)×100)は、120%以上であることが好ましく、150%以上であることが更に好ましく、そして、350%以下であることが好ましく、320%以下であることが更に好ましく、具体的には、120%以上350%以下であることが好ましく、150%以上320%以下であることが更に好ましい。

0042

また、おむつ1の外観の審美性が向上する観点から、図3(b)及び図4(b)に示す外装体3の自然状態において、シート部材6の非固定部63を平面視した横方向Yの間隔(一対の非固定部63,63を備える場合はそれぞれの横方向Yの間隔の総和)(W631)と、自然状態における外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)との和(W631+LN53)が、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)よりも短いことがこのましく、該長さ(W23)と一致していることが更に好ましい。特に、シート部材6の非固定部63の横方向Yに沿う長さ(一対の非固定部63,63を備える場合はそれぞれの横方向Yに沿う長さの総和)と、自然状態における外装体固定部53の両側縁53S,53Sどうしの間隔(LN53)との和が、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)とが一致していることが好ましい。尚、非固定部63の横方向Yに沿う長さとは、シート部材6の折り曲げに沿う長さの意味であり、シート部材6における本体固定部52の側縁52Sから外装体固定部53の側縁53Sまでの道のりの長さを意味している。

0043

外装体固定部53によって外装体3の収縮が阻害され難く、おむつ1の着用時の外観において、外装体3に無秩序な皺が発生し難く、審美性が向上する観点から、図4(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態の股下部Mにおいて、外装体3の横方向Yの長さ(W3)に対する、伸長状態における外装体固定部53の横方向Yの長さ(一対の外装体固定部53,53を備える場合は横方向Yの長さの総和)(WS53)の割合((WS53/W3)×100)は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上50%以下であることが好ましく、10%以上45%以下であることが更に好ましい。

0044

おつむ1の外観の審美性が向上する観点から、図3(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、吸収体23の横方向Yの長さ(W23)に対する、本体固定部52の横方向Yの長さ(一対の本体固定部52,52を備える場合は横方向Yの長さの総和)(W52)の割合((W52/W23)×100)が、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、60%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上60%以下であることが好ましく、10%以上40%以下であることが更に好ましい。

0045

図5図9には本発明の他の実施形態が示されている。後述する他の実施形態については、上述した図1図4に示すおむつ1と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、上述したおむつ1についての説明が適宜適用される。図5図9に示すおむつ1は、特に、シート部材6の形状、本体固定部52及び外装体固定部53の配置位置等が、上述したおむつ1と異なっている。

0046

図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1は、一対のシート部材6,6の折り畳み形状が図3及び図4に示す実施形態と異なっている。各シート部材6は、図5(a)に示すように、吸収性本体2と横方向Yに伸長させた状態の外装体3との間に、横方向Yの中間部分が折り畳まれることなく配されている。そして、各シート部材6は、図5(b)に示すように、外装体3の自然状態において、横方向Yの中間部分が吸収性本体2側において横方向Y外方に凸になり、外装体3側において横方向Y内方に凸になるように2か所で折り返されて折り畳まれている。図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1では、外装体3の自然状態においてシート部材6が2か所で折り返されて折り畳まれた形態であるため、本体固定部52が形成されたシート部材6の面と、外装体固定部53が形成されたシート部材6の面とが異なる面となっている。

0047

図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1では、図5(a)に示すように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、外装体固定部53の非固定部側の側縁53Sが外装体固定部53において最も横方向Y外方に位置しておらず、外装体固定部53の最も横方向Y内方に位置している。

0048

図5(a)及び図5(b)に示すおむつ1は、シート部材6における本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部63が横方向Y内方に向かって形成されているので、おむつ1の着用時に、股下部Mから非固定部63が見え易く、おむつ1の着用時の外観の審美性が向上する。

0049

次に、図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1は、シート部材6が一枚のシートで形成されており、一枚のシートの縦方向Xに沿う両側部を重ね合わせて固定した環状に形成されている。環状に形成されたシート部材6は、縦方向Xの全長と吸収性本体2の縦方向Xの全長とが略同じ長さである。また、環状に形成されたシート部材6は、図6(a)に示すように、横方向Yの全長が吸収性本体2の横方向Yの全長よりも長く、外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されている。図6に示すおむつ1の外観の審美性の観点から、環状に形成されたシート部材6は、股下部Mにおいても伸長状態の外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されていることが好ましい。

0050

図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、本体固定部52及び外装体固定部53が1つずつ配されている。その為、本体固定部52は、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁として、一対の側縁52S,52Sのみを有しており、外装体固定部53は、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁として、一対の側縁53S,53Sのみを有している。おむつ1では、1つの本体固定部52が、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図6(a)に示すように、1つの本体固定部52における縦方向Xに沿う最も横方向Y外方に位置する非固定部63側の側縁52Sが、吸収体23の縦方向Xに沿う最も横方向Y外方の側縁の位置に一致している。

0051

図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、1つの外装体固定部53が、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図6(a)に示すように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sが、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁52S,52Sよりも横方向Y外方に位置している。そして、図6(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sが、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁52S,52Sよりも横方向Y内方に位置している。図6(a)及び図6(b)に示すおむつ1では、シート部材6における本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部63が横方向Y外方に向かって形成されている。図6に示すおむつ1によっても、図1図4に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0052

次に、図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1は、図6に示すおむつ1と同様に、シート部材6が環状に形成されている。環状に形成されたシート部材6は、縦方向Xの全長と吸収性本体2の縦方向Xの全長とが略同じ長さである。また、環状に形成されたシート部材6は、図7(a)に示すように、横方向Yの全長が吸収性本体2の横方向Yの全長よりも長く、外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されている。図7に示すおむつ1の外観の審美性の観点から、環状に形成されたシート部材6は、股下部Mにおいても外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されていることが好ましい。

0053

図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、本体固定部52及び外装体固定部53が、それぞれ、横方向Yに間隔を空けて一対形成されている。一対の本体固定部52,52は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sに対応する位置に配されている。各本体固定部52は、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図7(a)に示すように、各本体固定部52における縦方向Xに沿う最も横方向Y外方に位置する非固定部63側の側縁52Sが、吸収体23の縦方向Xに沿う最も横方向Y外方の側縁の位置に一致している。

0054

図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、1対の外装体固定部53,53が、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図7(a)に示すように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、各外装体固定部53の縦方向Xに沿う最も横方向Y外方に位置する非固定部63側の側縁53Sが、各本体固定部52の縦方向Xに沿う最も横方向Y外方に位置する非固定部63側の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置している。そして、図7(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、各外装体固定部53の縦方向Xに沿う側縁53Sが、各本体固定部52の縦方向Xに沿う側縁52Sよりも横方向Y内方に位置している。図7(a)及び図7(b)に示すおむつ1では、シート部材6における本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部63が横方向Y外方に向かって形成されている。図7に示すおむつ1によっても、図1図4に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0055

次に、図8(a)及び図8(b)に示すおむつ1は、図6及び図7に示すおむつ1と同様に、シート部材6が環状に形成されている。環状に形成されたシート部材6は、縦方向Xの全長と吸収性本体2の縦方向Xの全長とが略同じ長さである。また、環状に形成されたシート部材6は、図8(a)に示すように、横方向Yの全長が吸収性本体2の横方向Yの全長よりも長く、外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されている。図8に示すおむつ1の外観の審美性の観点から、環状に形成されたシート部材6は、股下部Mにおいても外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されていることが好ましい。

0056

図8(a)及び図8(b)に示すおむつ1では、本体固定部52及び外装体固定部53が1つずつ配されている。その為、本体固定部52は、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁として、一対の側縁52S,52Sのみを有しており、外装体固定部53は、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁として、一対の側縁53S,53Sのみを有している。おむつ1では、1つの本体固定部52が、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図8(a)に示すように、1つの本体固定部52における縦方向Xに沿う最も横方向Y外方に位置する非固定部63側の側縁52Sが、吸収体23の縦方向Xに沿う最も横方向Y外方の側縁よりも横方向Y内方に位置している。具体的には、本体固定部52の非固定部側の側縁52Sが、下側のカフ固定部51bにて固定された防漏カフ4の一端よりも横方向Y内方に位置しており、本体固定部52が防漏カフ4を吸収性本体2に固定するのに関与していない状態になっている。防漏カフ4の吸収性本体2への固定に本体固定部52が関与しないことで、防漏カフ4を形成する厚み方向に積層される材料の個数が少なくなり、自然状態において防漏カフ4が起立し易くなる。

0057

図8(a)及び図8(b)に示すおむつ1では、1つの外装体固定部53が、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図8(a)に示すように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sが、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁52S,52Sよりも横方向Y外方に位置している。そして、図8(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sが、本体固定部52の縦方向Xに沿う両側縁52S,52Sよりも横方向Y内方に位置している。図8(a)及び図8(b)に示すおむつ1では、シート部材6における本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部63が横方向Y外方に向かって形成されている。図8に示すおむつ1によっても、図1図4に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0058

次に、図9(a)及び図9(b)に示すおむつ1は、シート部材6が一枚のシートで形成されており、一枚のシートの縦方向Xに沿う両側部を重ね合わせることなく、横方向Yに間隔を空けた非環状に形成されている。シート部材6の縦方向Xに沿う該両側部は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sに対応する位置に配されている。非環状に形成されたシート部材6は、縦方向Xの全長と吸収性本体2の縦方向Xの全長とが略同じ長さである。また、非環状に形成されたシート部材6は、図9(a)に示すように、横方向Yの全長が吸収性本体2の横方向Yの全長よりも長く、外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されている。図9に示すおむつ1の外観の審美性の観点から、非環状に形成されたシート部材6は、股下部Mにおいても外装体3の横方向Yの全長よりも短く形成されていることが好ましい。

0059

図9(a)及び図9(b)に示すおむつ1では、本体固定部52が横方向Yに間隔を空けて一対形成されている。また、外装体固定部53は、一対形成されていてもよいが、図9に示すおむつ1では、1つ配されている。その為、外装体固定部53は、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁として、一対の側縁53S,53Sのみを有している。おむつ1では、一対の本体固定部52,52は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部2S,2Sに対応する位置に配されている。各本体固定部52は、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図9(a)に示すように、各本体固定部52における縦方向Xに沿う最も横方向Y外方に位置する非固定部63側の側縁52Sが、吸収体23の縦方向Xに沿う最も横方向Y外方の側縁の位置に一致している。

0060

図9(a)及び図9(b)に示すおむつ1では、1つの外装体固定部53が、シート部材6の縦方向Xの全長に亘って形成されている。そして、図9(a)に示すように、外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sが、各本体固定部52の縦方向Xに沿う側縁52Sよりも横方向Y外方に位置している。そして、図9(b)に示すように、外装体3の自然状態において、おむつ1を横方向Yに沿って断面視して、外装体固定部53の縦方向Xに沿う両側縁53S,53Sが、各本体固定部52の縦方向Xに沿う側縁52Sよりも横方向Y内方に位置している。図9(a)及び図9(b)に示すおむつ1では、シート部材6における本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部63が横方向Y外方に向かって形成されている。図9に示すおむつ1によっても、図1図3に示すおむつ1と同様の効果が奏される。

0061

以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。

0062

例えば、上述の図3図9に示すおむつ1では、図3(a)〜図9(a)に示す外装体3を横方向Yに伸長させた状態において、外装体固定部53の側縁53Sが本体固定部52の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置しており、図3(b)〜図9(b)に示す外装体3の自然状態において、外装体固定部53の側縁53Sが本体固定部52の側縁52Sよりも横方向Y内方に位置しているが、シート部材6が本体固定部52と外装体固定部53とを隔てる非固定部63を有していれば、そのような位置でなくてもよい。また、外装体3を横方向Yに伸長させた状態においても、外装体3の自然状態においても、外装体固定部53の側縁53Sが本体固定部52の側縁52Sよりも横方向Y外方に位置していてもよい。

0063

また、上述の図3及び図4に示すおむつ1では、上側のカフ固定部51aは、図3及び図4に示すように、防漏カフ4と表面シート21とを固定して形成されているが、防漏カフ4と肌対向面側に巻き上げられた裏面シート22とを固定して形成されていてもよく、防漏カフ4と巻き上げられた裏面シート22及び表面シート21に跨った部分とを固定して形成されていてもよい。

0064

また、本発明の着用物品は、前述したおむつ1の如きパンツ型使い捨ておむつに限定されず、例えば、展開型使い捨ておむつに適用することができる。また、女性用のパンツ型の生理用ナプキンであってもよく、使い捨てのショーツであってもよい。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。

0065

<1>
液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の前後方向に対応する縦方向とこれに直交する横方向とを有する着用物品であって、前記吸収性本体と前記外装体とは、該吸収性本体と該外装体との間に配されたシート部材を介して固定されており、前記外装体は、少なくとも前記吸収性本体と重なる領域において、少なくとも前記横方向に伸縮性を有し、前記着用物品は、前記吸収性本体と前記シート部材とが前記縦方向に沿って固定された本体固定部と、前記外装体と該シート部材とが前記縦方向に沿って固定された外装体固定部とを備え、前記シート部材は、前記本体固定部と前記外装体固定部との間に該本体固定部と該外装体固定部とを隔てる非固定部を有している、着用物品。
<2>
前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向外方に位置している、前記<1>に記載の着用物品。
<3>
前記本体固定部は、前記横方向に間隔を空けて一対形成され、前記外装体固定部は、前記横方向に間隔を空けて一対形成されており、一方の側の前記本体固定部及び一方の側の前記外層固定部、並びに他方の側の前記本体固定部及び他方の側の前記外装体固定部のそれぞれについて、前記外装体を前記横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁は、前記本体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁よりも前記横方向外方に位置にしている、前記<2>に記載の着用物品。
<4>
前記外装体の自然状態において、前記外装体固定部の前記縦方向に沿う前記非固定部側の側縁が、前記本体固定部の前記縦方向に沿う該非固定部側の側縁よりも前記横方向内方に位置している、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の着用物品。
<5>
着用時に着用者の股間部に配される股下部では、前記外装体の自然状態において、該外装体の幅が前記吸収性本体の幅よりも狭い、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の着用物品。
<6>
前記吸収性本体は、前記吸収体の肌対向面側を覆う表面シートを含み、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う両側部それぞれに防漏カフが配されており、該吸収性本体の肌対向面側の該両側部それぞれには該防漏カフの起端部と前記表面シートとが固定されたカフ固定部が形成されており、前記外装体の自然状態において、前記カフ固定部は、それぞれ、前記本体固定部と厚み方向で重なる位置に配されている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の着用物品。
<7>
前記吸収性本体は、前記吸収体の非肌対向面側を覆うと共に肌対向面側に巻き上げられている裏面シートを含み、前記吸収性本体における前記縦方向に沿う両側部それぞれに防漏カフが配されており、該吸収性本体の肌対向面側の該両側部それぞれには該防漏カフの起端部と前記巻き上げられた裏面シートとが固定されたカフ固定部が形成されており、前記外装体の自然状態において、前記カフ固定部は、それぞれ、前記本体固定部と厚み方向で重なる位置に配されている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の着用物品。
<8>
前記裏面シートは、前記吸収体の縦方向に沿う両側部を被覆するように各該側部の肌対向面側に巻き上げられている、前記<7>に記載の着用物品。
<9>
前記カフ固定部の全域が前記本体固定部の横方向Yの範囲内に位置している。前記<6>〜<8>の何れか1に記載の着用物品。
<10>
前記防漏カフの自由端部と反対側の一端部は、前記吸収性本体の両側部を被覆するように、各該側部の肌対向面側から該吸収性本体の非肌対向面側に巻き下げられ、前記吸収性本体の非肌対向面側にて固定されている、前記<6>〜<9>の何れか1に記載の着用物品。

0066

<11>
自然状態における前記シート部材の前記非固定部を平面視した際の横方向の間隔(一対の前記非固定部を備える場合はそれぞれの横方向の間隔の総和)(W631)に、一対の前記外装体固定部の前記非固定部側の側縁どうしの間隔(LN53)を加えた長さが、一対の前記本体固定部の前記非固定部側の側縁どうしの間隔とほぼ等しい、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の着用物品。
<12>
前記外装体の自然状態において、前記吸収体の横方向の長さ(W23)に対する、前記シート部材の前記非固定部を平面視した際の横方向の間隔(一対の非固定部を備える場合はそれぞれの横方向Yの間隔の総和)(W631)の割合((W631/W23)×100)は、10%以上であることが好ましく、20%以上であることが更に好ましく、そして、55%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、10%以上55%以下であることが好ましく、20%以上45%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の着用物品。
<13>
前記外装体を伸長させた状態における前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁どうしの間隔(LS53)に対する、前記外装体の自然状態における前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁どうしの間隔(LN53)の割合((LS53/LN53)×100)は、120%以上であることが好ましく、150%以上であることが更に好ましく、そして、350%以下であることが好ましく、320%以下であることが更に好ましく、具体的には、120%以上350%以下であることが好ましく、150%以上320%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の着用物品。
<14>
前記外装体を伸長させた状態における前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁どうしの間隔(LS53)に対する、前記外装体の自然状態における前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁どうしの間隔(LN53)の割合((LS53/LN53)×100)は、120%以上であることが好ましく、150%以上であることが更に好ましく、そして、350%以下であることが好ましく、320%以下であることが更に好ましく、具体的には、120%以上350%以下であることが好ましく、150%以上320%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の着用物品。
<15>
前記外装体の自然状態において、前記シート部材の前記非固定部を平面視した横方向の間隔(一対の前記非固定部を備える場合はそれぞれの横方向の間隔の総和)(W631)と、自然状態における前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁どうしの間隔(一対の前記外装体固定部を備える場合は横方向の長さの総和)(LN53)との和(W631+LN53)が、前記吸収体の横方向の長さ(W23)よりも短いことがこのましく、該長さ(W23)と一致していることが更に好ましい、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の着用物品。
<16>
前記シート部材の前記非固定部を平面視した横方向の間隔(W631)と、自然状態における前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁どうしの間隔(LN53)との和(W631+LN53)が、前記吸収体の横方向の長さ(W23)と一致している、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の着用物品。
<17>
前記外装体を伸長させた状態の股下部において、前記外装体の横方向の長さ(W3)に対する、伸長状態における前記外装体固定部の横方向の長さ(一対の前記外装体固定部を備える場合は横方向の長さの総和)(WS53)の割合((WS53/W3)×100)は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、50%以下であることが好ましく、45%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上50%以下であることが好ましく、10%以上45%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の着用物品。
<18>
前記外装体を横方向に伸長させた状態において、前記吸収体の横方向の長さ(W23)に対する、前記本体固定部の横方向の長さ(一対の前記本体固定部を備える場合は横方向の長さの総和)(W52)の割合((W52/W23)×100)が、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、そして、60%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましく、具体的には、5%以上60%以下であることが好ましく、10%以上40%以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の着用物品。
<19>
着用者の前後方向である腹側から股間部を介して背側に延びる方向に相当する縦方向と、これに直交する横方向とを有し、前記外装体は、該外装体の腹側部から背側部に亘る全域において横方向に伸縮性を有している、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の着用物品。
<20>
前記非固定部は、前記着用物品を構成する全ての部材と固定されていない、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の着用物品。

0067

<21>
前記シート部材は、前記外装体と同色又は同系色とすることが好ましい、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の着用物品。
<22>
前記外装体に、柄及び模様等が印刷されている場合には、前記シート部材にも前記外装体の柄又は模様等と同一又は類似の印刷を行うことが好ましい、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の着用物品。
<23>
前記本体固定部は、前記吸収性本体の縦方向に沿う側部と重なる位置に配されることが好ましい、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の着用物品。
<24>
前記シート部材は、横方向の中央部分が外方に凸になるように折り畳まれており、前記本体固定部及び前記外装体固定部は、前記シート部材における同じ面の表面上に形成されている、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の着用物品。
<25>
前記外装体固定部では、前記シート部材の他端部が、前記外装体の肌対向面に、帯状に面接触する状態で固定されており、前記着用物品の自然状態において、前記外装体に形成された皺に沿って前記シート部材が配された状態となっている、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の着用物品。
<26>
前記シート部材は、前記吸収性本体と横方向に伸長させた状態の前記外装体との間に、横方向の中間部分が折り畳まれることなく配されており、前記外装体の自然状態において、横方向の中間部分が前記吸収性本体側において横方向外方に凸になり、前記外装体側において横方向内方に凸になるように2か所で折り返されて折り畳まれている、前記<1>〜<25>の何れか1に記載の着用物品。
<27>
前記外装体を横方向に伸長させた状態において、前記外装体固定部の非固定部側の側縁が前記外装体固定部において最も横方向Y外方に位置しておらず、前記外装体固定部の最も横方向内方に位置している、前記<26>に記載の着用物品。
<28>
前記シート部材が一枚のシートで形成されており、一枚のシートの縦方向に沿う両側部を重ね合わせて固定した環状に形成されている、前記<1>〜<27>の何れか1に記載の着用物品。
<29>
前記本体固定部及び前記外装体固定部が1つずつ配されている、前記<28>に記載の着用物品。
<30>
前記外装体を横方向に伸長させた状態において、1つの前記本体固定部における縦方向に沿う最も横方向外方に位置する前記非固定部側の側縁が、前記吸収体の縦方向に沿う最も横方向外方の側縁の位置に一致しており、1つの前記外装体固定部の縦方向に沿う両側縁が、前記本体固定部の縦方向に沿う両側縁よりも横方向外方に位置している、前記<29>に記載の着用物品。

0068

<31>
前記本体固定部及び前記外装体固定部が、それぞれ、横方向に間隔を空けて一対形成されている、前記<28>に記載の着用物品。
<32>
1つの前記本体固定部における縦方向に沿う最も横方向外方に位置する前記非固定部側の側縁が、前記吸収性本体の縦方向に沿う最も横方向外方の側縁よりも横方向内方に位置している、前記<28>又は<29>に記載の着用物品。
<33>
前記本体固定部の前記非固定部側の側縁が、下側の前記カフ固定部にて固定された前記防漏カフの一端よりも内方に位置している、前記<32>に記載の着用物品。
<34>
前記シート部材が一枚のシートで形成されており、一枚のシートの縦方向に沿う両側部を重ね合わせることなく、横方向に間隔を空けた非環状に形成されており、前記シート部材の縦方向に沿う該両側部は、前記吸収性本体の縦方向に沿う両側部に対応する位置に配されている、前記<1>〜<27>の何れか1に記載の着用物品。
<35>
前記本体固定部が横方向に間隔を空けて一対形成されており、前記外装体固定部が、1つ配されている、前記<34>に記載の着用物品。

0069

1パンツ型使い捨ておむつ(着用物品)
F腹側部
M股下部
R 背側部
2 吸収性本体
21表面シート
22裏面シート
23吸収体
3外装体
31外層シート
32内層シート
33弾性部材
4 防漏カフ
41カフ形成用シート
42 カフ弾性部材
51 カフ固定部
51a 上側のカフ固定部
51b 下側のカフ固定部
52 本体固定部
52S 本体固定部の非固定部側の側縁
53 外装体固定部
53S 外装体固定部の非固定部側の側縁
6シート部材
61 一端部
62 他端部
63 非固定部
X縦方向
Y 横方向

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