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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 飯島航田丸裕嗣串田拓也村瀬勇人
出願日 2019年4月18日 (1年2ヶ月経過) 出願番号 2019-079025
公開日 2019年7月11日 (11ヶ月経過) 公開番号 2019-111425
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 内側ケース部材 回りすぎ 長尺板形状 揺動動作中 連結側壁 電磁石部材 外縁部材 内側カバー部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年7月11日)のものです。
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図面 (20)

課題

伝達部材耐久性の良好な遊技機を提供すること。

解決手段

レバー部材340に駆動力を伝達する偏心カム部材333と、レバー部材340の揺動規制するロック部材2336とが第1駆動装置335の駆動力により同期して動作するので、ロック部材2336が解除状態とされる際の偏心カム部材333の姿勢機械的に定めることができる。これにより、偏心カム部材333の強度の高い側(短径側)をレバー部材340へ向けた状態でレバー部材340と偏心カム部材333とを当接させることができるので、偏心カム部材333の耐久性を向上させることができる。

概要

背景

パチンコ機等の遊技機において、遊技者が操作することで第1位置と第2位置との間を移動する移動部材が、駆動装置で駆動される偏心カム状の伝達部材により揺動される遊技機がある(特許文献1)。

概要

伝達部材の耐久性の良好な遊技機を提供すること。レバー部材340に駆動力を伝達する偏心カム部材333と、レバー部材340の揺動を規制するロック部材2336とが第1駆動装置335の駆動力により同期して動作するので、ロック部材2336が解除状態とされる際の偏心カム部材333の姿勢機械的に定めることができる。これにより、偏心カム部材333の強度の高い側(短径側)をレバー部材340へ向けた状態でレバー部材340と偏心カム部材333とを当接させることができるので、偏心カム部材333の耐久性を向上させることができる。

目的

本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、伝達部材の耐久性の良好な遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

遊技者が操作することで第1位置と第2位置との間を移動する移動部材と、その移動部材を駆動させる駆動力を発生する駆動装置と、第1軸に偏心して軸支されると共に前記駆動装置の駆動力を前記移動部材に伝達する伝達部材と、前記移動部材の揺動規制する規制部材と、を備える遊技機であって、前記規制部材は、前記移動部材の揺動を規制可能な待機状態と、前記移動部材の揺動の規制を解除する解除状態と、を構成可能とされ、前記伝達部材と前記規制部材とが前記駆動装置の駆動力により同期して動作することを特徴とする遊技機。

請求項2

前記規制部材は、前記移動部材の揺動の規制を解除する位相に限って前記伝達部材と同期動作され、前記伝達部材との同期動作が解除された場合には、前記規制部材は前記待機状態とされ、前記移動部材が所定位置まで移動することで前記移動部材の揺動が前記規制部材に規制されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項3

前記規制部材が前記待機状態とされる場合に、前記移動部材の一端が前記規制部材に乗り上げる態様で前記規制部材を移動させることで、前記移動部材の揺動が規制され、前記移動部材は、前記伝達部材の移動態様により、前記所定位置を経由しない第1動作と、前記所定位置へ至る第2動作と、を実行可能とされ、前記規制部材は、前記移動部材が前記第1動作を実行する場合に、前記移動部材の外形部の揺動軌跡から退避して凹設される凹設部を備えることを特徴とする請求項2記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものである。

背景技術

0002

パチンコ機等の遊技機において、遊技者が操作することで第1位置と第2位置との間を移動する移動部材が、駆動装置で駆動される偏心カム状の伝達部材により揺動される遊技機がある(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2013−244108号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来の遊技機では、伝達部材の耐久性に改良の余地があるという問題点があった。

0005

本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、伝達部材の耐久性の良好な遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、遊技者が操作することで第1位置と第2位置との間を移動する移動部材と、その移動部材を駆動させる駆動力を発生する駆動装置と、第1軸に偏心して軸支されると共に前記駆動装置の駆動力を前記移動部材に伝達する伝達部材と、前記移動部材の揺動を規制する規制部材と、を備える遊技機であって、前記規制部材は、前記移動部材の揺動を規制可能な待機状態と、前記移動部材の揺動の規制を解除する解除状態と、を構成可能とされ、前記伝達部材と前記規制部材とが前記駆動装置の駆動力により同期して動作する。

0007

請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記規制部材は、前記移動部材の揺動の規制を解除する位相に限って前記伝達部材と同期動作され、前記伝達部材との同期動作が解除された場合には、前記規制部材は前記待機状態とされ、前記移動部材が所定位置まで移動することで前記移動部材の揺動が前記規制部材に規制される。

0008

請求項3記載の遊技機は、請求項2記載の遊技機において、前記規制部材が前記待機状態とされる場合に、前記移動部材の一端が前記規制部材に乗り上げる態様で前記規制部材を移動させることで、前記移動部材の揺動が規制され、前記移動部材は、前記伝達部材の移動態様により、前記所定位置を経由しない第1動作と、前記所定位置へ至る第2動作と、を実行可能とされ、前記規制部材は、前記移動部材が前記第1動作を実行する場合に、前記移動部材の外形部の揺動軌跡から退避して凹設される凹設部を備える。

発明の効果

0009

請求項1記載の遊技機によれば、伝達部材の耐久性を良好にすることができる。

0010

請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、移動部材と規制部材との同期を良好とできる。

0011

請求項3記載の遊技機によれば、請求項2記載の遊技機の奏する効果に加え、伝達部材にかけられる負荷を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0012

第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の遊技盤の正面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
操作デバイスの正面斜視図である。
(a)は、パチンコ機の部分正面図であり、(b)は、図6(a)のVIb−VIb線におけるパチンコ機の部分断面図である。
(a)は、パチンコ機の部分正面図であり、(b)は、図7(a)のVIIb−VIIb線におけるパチンコ機の部分断面図である。
操作デバイスの正面斜視図である。
操作デバイスの正面分解斜視図である。
操作デバイスの正面斜視図である。
首振り操作部材及びレバー部材の分解正面斜視図である。
レバー部材の本体部材、上部カバー部材、下部カバー部材及び首振り部材の正面分解斜視図である。
首振り操作部材の正面分解斜視図である。
(a)は、偏心カム部材の正面図であり、(b)は、偏心カム部材の底面図であり、(c)は、図14(a)のXIVc−XIVc線における偏心カム部材の断面図である。
(a)は、位相検出部材の正面図であり、(b)は、位相検出部材の底面図であり、(c)は、図15(a)のXVc−XVc線における位相検出部材の断面図である。
(a)は、レバー部材の正面図であり、(b)は、図16(a)の矢印XVIb方向視におけるレバー部材の側面図であり、(c)は、図16(a)の矢印XVIb方向視におけるレバー部材の上面図である。
(a)は、操作デバイスの正面図であり、(b)は、図17(a)の矢印XVIIb方向視における操作デバイスの側面図である。
(a)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図であり、(b)は、図17(a)のXVIIIb−XVIIIb線における操作デバイスの部分断面図であり、(c)は、図17(a)のXVIIIc−XVIIIc線における操作デバイスの部分断面図である。
図18(a)の首振り操作部材の部分拡大図である。
図17(b)のXX−XX線における首振り操作部材の断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における首振り操作部材及びレバー部材の部分断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図であり、(b)は、図17(a)のXVIIIc−XVIIIc線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第2実施形態における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)は、偏心カム部材のカム部材の正面図であり、(b)は、図30(a)の矢印XXXb方向視におけるカム部材の側面図であり、(c)は、偏心カム部材の本体部材の正面図であり、(d)は、図30(c)の矢印XXXd方向視における本体部材の側面図である。
(a)は、偏心カム部材の正面図であり、(b)は図31(a)のXXXIb方向視における偏心カム部材の側面図であり、(c)は、偏心カム部材の正面図である。
(a)は、ロック解除カム部材の正面図であり、(b)は、図32(a)のXXXIIb方向視におけるロック解除カム部材の底面図であり、(c)は、図32(a)のXXXIIc方向視におけるロック解除カム部材の側面図である。
(a)は、ロック部材の正面図であり、(b)は、図33(a)のXXXIIIb方向視におけるロック部材の側面図である。
(a)から(d)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック部材及びロック解除カム部材の正面図である。
(a)から(c)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック部材及びロック解除カム部材の正面図である。
(a)から(c)は、軸支棒の軸方向視で図示した首振り部材の本体部材の正面図である。
(a)は、モータ固定板の上面図であり、(b)は、図37(a)のXXXVIIb方向視におけるモータ固定板の側面図であり、(c)は、図37(b)に示す状態からU字状部材スライド移動された状態を示すモータ固定板の側面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第3実施形態における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
第4実施形態における操作デバイスの正面分解斜視図である。
(a)は、ロック部材の正面図であり、(b)は、図44(a)のXXXXIVb方向視におけるロック部材の側面図である。
(a)及び(b)は、ロック部材の側面図である。
レバー部材及び首振り操作部材の正面分解斜視図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)は、レバー部材の本体部材及びロック受け部材の上面図であり、(b)及び(c)は、図53(a)のLIIIb方向視におけるレバー部材の本体部材及びロック受け部材の側面図である。
(a)及び(b)は、図6のVIb—VIb線で断面視したパチンコ機及び操作デバイスの部分断面図である。
第5実施形態における内側ケース部材の正面分解斜視図である。
(a)は、偏心カム部材の正面図であり、(b)は、図56(a)のLVIb方向視における偏心カム部材の底面図であり、(c)は、図56(a)のLVIc方向視における偏心カム部材の側面図である。
(a)は、ロック解除カム部材の正面図であり、(b)は、図57(a)のLVIIb方向視におけるロック解除カム部材の底面図であり、(c)は、図57(a)のLVIIc方向視におけるロック解除カム部材の側面図である。
(a)は、ロック部材の正面図であり、(b)は、図58(a)のLVIII方向視におけるロック部材の側面図である。
(a)及び(b)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の動作を時系列で表すレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
(a)から(b)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の動作を時系列で表すレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
(a)及び(b)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の動作を時系列で表すレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
レバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
(a)及び(b)は、第6実施形態におけるレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の動作を時系列で表すレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
(a)及び(b)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の動作を時系列で表すレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
(a)及び(b)は、レバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の動作を時系列で表すレバー部材、偏心カム部材、ロック解除カム部材及びロック部材の模式図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第7実施形態における操作デバイスの部分断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第8実施形態における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、第9実施形態における操作デバイスの側面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第10実施形態における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイスの断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第11実施形態における首振り操作部材及びレバー部材の部分断面図である。
(a)及び(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における第12実施形態における首振り操作部材及びレバー部材の部分断面図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図27を参照し、第1実施形態として、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の一実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。

0014

図1に示すように、パチンコ機10は、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。

0015

内枠12には、多数の入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の正面を球(遊技球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の正面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の正面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。

0016

内枠12の正面側には、その正面上側を覆う正面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。正面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として正面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と正面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。

0017

正面枠14は、装飾用樹脂部品電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。正面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の正面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。

0018

正面枠14には、球を貯留する上皿17が正面側へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図4参照)へと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出ステージを変更したり、スーパーリーチ演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。

0019

正面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、正面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。

0020

また、右側の電飾部32下側には、正面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13正面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等がパチンコ機10の正面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。

0021

窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣カード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。

0022

上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その左側部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の正面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51及び操作デバイス300が配設される。なお、操作デバイス300については後述する。

0023

操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する発射停止スイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量回動位置)を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)などが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回り回動操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が回動操作量に対応して変化し、その可変抵抗器の抵抗値に対応した強さ(発射強度)で球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の正面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび発射停止スイッチ51bがオフとなっている。

0024

下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿(図示せず)が取り付けられている。

0025

図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工したベース板60に、球案内用の多数の釘(図示せず)や風車(図示せず)の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口640、可変入賞装置330、スルーゲート67、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側に取り付けられる。ベース板60は光透過性樹脂材料からなり、その正面側からベース板60の背面側に配設された各種構造体を遊技者に視認させることが可能に形成される。一般入賞口63、第1入賞口64、第2入賞口640、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の正面側からタッピングネジ等により固定されている。

0026

遊技盤13の正面中央部分は、正面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の正面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

0027

遊技盤13の正面には、帯状金属板略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の正面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の正面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の正面であって2本のレール61,62とレール間繋ぐ樹脂製の外縁部材73とにより区画して形成される領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。

0028

2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。

0029

遊技領域の正面視左側下部(図2の左側下部)には、発光手段である複数のLED及び7セグメント表示器を備える第1図柄表示装置37A,37Bが配設されている。第1図柄表示装置37A,37Bは、主制御装置110(図4参照)で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。本実施形態では、第1図柄表示装置37A,37Bは、球が、第1入賞口64へ入賞したか、第2入賞口640へ入賞したかに応じて使い分けられるように構成されている。具体的には、球が、第1入賞口64へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Aが作動し、一方で、球が、第2入賞口640へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Bが作動するように構成されている。

0030

また、第1図柄表示装置37A,37Bは、LEDにより、パチンコ機10が確変中か時短中か通常中であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か普通大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すと共に、7セグメント表示装置により、大当たり中のラウンド数エラー表示を行う。なお、複数のLEDは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態示唆することができる。

0031

尚、本パチンコ機10では、第1入賞口64及び第2入賞口640へ入賞があったことを契機として抽選が行われる。パチンコ機10は、その抽選において、大当たりか否かの当否判定大当たり抽選)を行うと共に、大当たりと判定した場合はその大当たり種別の判定も行う。ここで判定される大当たり種別としては、15R確変大当たり、4R確変大当たり、15R通常大当たりが用意されている。第1図柄表示装置37A,37Bには、変動終了後の停止図柄として抽選の結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別に応じた図柄が示される。

0032

ここで、「15R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に高確率状態移行する確変大当たりのことであり、「4R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりの後に高確率状態へ移行する確変大当たりのことである。また、「15R通常大当たり」は、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に、低確率状態へ移行すると共に、所定の変動回数の間(例えば、100変動回数)は時短状態となる大当たりのことである。

0033

また、「高確率状態」とは、大当たり終了後付加価値としてその後の大当たり確率がアップした状態、いわゆる確率変動中(確変中)の時をいい、換言すれば、特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態のことである。本実施形態における高確率状態(確変中)は、後述する第2図柄の当たり確率がアップして第2入賞口640へ球が入賞し易い遊技の状態を含む。「低確率状態」とは、確変中でない時をいい、大当たり確率が通常の状態、即ち、確変の時より大当たり確率が低い状態をいう。また、「低確率状態」のうちの時短状態(時短中)とは、大当たり確率が通常の状態であると共に、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第2入賞口640へ球が入賞し易い遊技の状態のことをいう。一方、パチンコ機10が通常中とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。

0034

確変中や時短中は、第2図柄の当たり確率がアップするだけではなく、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放される時間も変更され、通常中と比して長い時間が設定される。電動役物640aが開放された状態(開放状態)にある場合は、その電動役物640aが閉鎖された状態(閉鎖状態)にある場合と比して、第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態となる。よって、確変中や時短中は、第2入賞口640へ球が入賞し易い状態となり、大当たり抽選が行われる回数を増やすことができる。

0035

なお、確変中や時短中において、第2入賞口640に付随する電動役物640aの開放時間を変更するのではなく、または、その開放時間を変更することに加えて、1回の当たりで電動役物640aが開放する回数を通常中よりも増やす変更を行うものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2図柄の当たり確率は変更せず、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放される時間および1回の当たりで電動役物640aが開放する回数の少なくとも一方を変更するものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放される時間や、1回の当たりで電動役物640aを開放する回数はせず、第2図柄の当たり確率だけを、通常中と比してアップするよう変更するものであってもよい。

0036

遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入賞口64及び第2入賞口640への入賞(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37A,37Bにおける変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置(図示せず)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。

0037

第3図柄表示装置81は9インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄(第3図柄)によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37A,37Bで行われるのに対して、その第1図柄表示装置37A,37Bの表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えばリール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。

0038

第2図柄表示装置は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(第2図柄(図示せず))としての「○」の図柄と「×」の図柄とを所定時間交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10では、球がスルーゲート67を通過したことが検出されると、当たり抽選が行われる。その当たり抽選の結果、当たりであれば、第2図柄表示装置において、第2図柄の変動表示後に「○」の図柄が停止表示される。また、当たり抽選の結果、外れであれば、第2図柄表示装置において、第3図柄の変動表示後に「×」の図柄が停止表示される。

0039

パチンコ機10は、第2図柄表示装置における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に、第2入賞口640に付随された電動役物640aが所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。

0040

第2図柄の変動表示にかかる時間は、遊技状態が通常中の場合よりも、確変中または時短中の方が短くなるように設定される。これにより、確変中および時短中は、第2図柄の変動表示が短い時間で行われるので、当たり抽選を通常中よりも多く行うことができる。よって、当たり抽選において当たりとなる機会が増えるので、第2入賞口640の電動役物640aが開放状態となる機会を遊技者に多く与えることができる。よって、確変中および時短中は、第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態とすることができる。

0041

なお、確変中または時短中において、当たり確率を高める、1回に当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を増やすなど、その他の方法によっても、確変中または時短中に第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態としている場合は、第2図柄の変動表示にかかる時間を遊技状態にかかわらず一定としてもよい。一方、第2図柄の変動表示にかかる時間を、確変中または時短中において通常中よりも短く設定する場合は、当たり確率を遊技状態にかかわらず一定にしてもよいし、また、1回の当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を遊技状態にかかわらず一定にしてもよい。

0042

スルーゲート67は、可変表示装置ユニット80の左右の領域において遊技盤13に組み付けられ、遊技盤13に発射された球の一部が通過可能に構成されている。スルーゲート67を球が通過すると、第2図柄の当たり抽選が行われる。当たり抽選の後、第2図柄表示装置にて変動表示を行い、当たり抽選の結果が当たりであれば、変動表示の停止図柄として「○」の図柄を表示し、当たり抽選の結果が外れであれば、変動表示の停止図柄として「×」の図柄を表示する。

0043

球のスルーゲート67の通過回数は、合計で最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37A,37Bにより表示されると共に第2図柄保留ランプ(図示せず)においても点灯表示される。第2図柄保留ランプは、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。

0044

なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37A,37B及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプの点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の球の通過に対する最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、スルーゲート67の組み付け数は2つに限定されるものではなく、例えば1つであっても良い。また、スルーゲート67の組み付け位置は可変表示装置ユニット80の左右に限定されるものではなく、例えば、可変表示装置ユニット80の下方でも良い。また、第1図柄表示装置37A,37Bにより保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプにより点灯表示を行わないものとしてもよい。

0045

可変表示装置ユニット80の下方には、球が入賞し得る第1入賞口64が配設されている。この第1入賞口64へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入賞口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入賞口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37Aで示される。

0046

一方、第1入賞口64の正面視下方には、球が入賞し得る第2入賞口640が配設されている。この第2入賞口640へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2入賞口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2入賞口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37Bで示される。

0047

また、第1入賞口64および第2入賞口640は、それぞれ、球が入賞すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入賞口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入賞口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを異なる数、例えば、第1入賞口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を3個とし、第2入賞口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を5個として構成してもよい。

0048

第2入賞口640には電動役物640aが付随されている。この電動役物640aは開閉可能に構成されており、通常は電動役物640aが閉鎖状態(縮小状態)となって、球が第2入賞口640へ入賞しにくい状態となっている。一方、スルーゲート67への球の通過を契機として行われる第2図柄の変動表示の結果、「○」の図柄が第2図柄表示装置に表示された場合、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となり、球が第2入賞口640へ入賞しやすい状態となる。

0049

上述した通り、確変中および時短中は、通常中と比して第2図柄の当たり確率が高く、また、第2図柄の変動表示にかかる時間も短いので、第2図柄の変動表示において「○」の図柄が表示され易くなって、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となる回数が増える。更に、確変中および時短中は、電動役物640aが開放される時間も、通常中より長くなる。よって、確変中および時短中は、通常時と比して、第2入賞口640へ球が入賞しやすい状態を作ることができる。

0050

ここで、第1入賞口64に球が入賞した場合と第2入賞口640へ球が入賞した場合とで、大当たりとなる確率は、低確率状態であっても高確率状態でも同一である。しかしながら、大当たりとなった場合に選定される大当たりの種別として15R確変大当たりとなる確率は、第2入賞口640へ球が入賞した場合のほうが第1入賞口64へ球が入賞した場合よりも高く設定されている。一方、第1入賞口64は、第2入賞口640にあるような電動役物は有しておらず、球が常時入賞可能な状態となっている。

0051

よって、通常中においては、第2入賞口640に付随する電動役物が閉鎖状態にある場合が多く、第2入賞口640に入賞しづらいので、電動役物のない第1入賞口64へ向けて、可変表示装置ユニット80の左方を球が通過するように球を発射し(所謂「左打ち」)、第1入賞口64への入賞によって大当たり抽選の機会を多く得て、大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

0052

一方、確変中や時短中は、スルーゲート67に球を通過させることで、第2入賞口640に付随する電動役物640aが開放状態となりやすく、第2入賞口640に入賞しやすい状態であるので、第2入賞口640へ向けて、可変表示装置80の右方を球が通過するように球を発射し(所謂「右打ち」)、スルーゲート67を通過させて電動役物を開放状態にすると共に、第2入賞口640への入賞によって15R確変大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

0053

なお、本実施形態におけるパチンコ機10は、遊技盤13の構成が左右対称とされるため、「右打ち」で第1入賞口64を狙うことも、「左打ち」で第2入賞口640を狙うこともできる。そのため、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ機10の遊技状態(確変中であるか、時短中であるか、通常中であるか)に応じて、遊技者に対し、球の発射の仕方を「左打ち」と「右打ち」とに変えさせることを不要にできる。よって、球の打ち方を変化させる煩わしさを解消することができる。

0054

第1入賞口64の下方には可変入賞装置330(図11参照)が配設されており、その略中央部分に特定入賞口65aが設けられている。パチンコ機10においては、第1入賞口64又は第2入賞口640への入賞に起因して行われた大当たり抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37A又は第1図柄表示装置37Bを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。

0055

この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。

0056

なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37A,37Bにおいて大当たりに対応したLEDが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。また、特定入賞口65aは1つに限るものではなく、1つ若しくは2以上の複数(例えば3つ)を配置しても良く、また配置位置も第1入賞口64の下方右側や、第1入賞口64の下方左側に限らず、例えば、可変表示装置ユニット80の左方でも良い。

0057

遊技盤13の下側における右隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、正面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。

0058

遊技盤13には、アウト口(図示せず)が設けられている。遊技領域を流下する球であって、いずれの入賞口63,64,65a,640にも入賞しなかった球は、アウト口を通って図示しない球排出路へと案内される。アウト口は、特定入賞口65aの左右に一対で配設される。

0059

遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)とが配設されている。

0060

図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板払出制御装置111)と発射制御基板発射制御装置112)と電源基板電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。

0061

裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。

0062

なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。

0063

また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。

0064

払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホール島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。

0065

また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図4参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイド発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。

0066

次に、図4を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。

0067

主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路タイマ回路データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。主制御装置110では、MPU201によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37A,37B及び第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。

0068

なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。

0069

RAM203は、各種エリアカウンタフラグのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。

0070

停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図示せず)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図示せず)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

0071

主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37A,37B、第2図柄表示装置、第2図柄保留ランプ、特定入賞口65aの開閉板下辺を軸として正面側に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。

0072

また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群およびスライド位置検出センサSや回転位置検出センサRを含むセンサ群などからなる各種スイッチ208、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ回路253が接続され、MPU201は各種スイッチ208から出力される信号や、RAM消去スイッチ回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。

0073

払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。

0074

払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

0075

払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。

0076

発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回動操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための発射停止スイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。

0077

音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出(変動表示)や予告演出といった表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。

0078

音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、その他装置228、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。その他装置228には駆動モータ335a,337a及び振動装置366が含まれる。

0079

音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から受信した各種のコマンド(変動パターンコマンド、停止種別コマンド等)に基づいて、第3図柄表示装置81の表示態様を決定し、決定した表示態様をコマンド(表示用変動パターンコマンド表示用停止種別コマンド等)によって表示制御装置114へ通知する。また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示されるステージを変更したり、スーパーリーチ時の演出内容を変更したりするように、表示制御装置114へ指示する。ステージが変更される場合は、変更後のステージに応じた背面画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、変更後のステージに関する情報を含めた背面画像変更コマンドを表示制御装置114へ送信する。ここで、背面画像とは、第3図柄表示装置81に表示させる主要な画像である第3図柄の背面側に表示される画像のことである。表示制御装置114は、この音声ランプ制御装置113から送信されるコマンドに従って、第3図柄表示装置81に各種の画像を表示する。

0080

また、音声ランプ制御装置113は、表示制御装置114から第3図柄表示装置81の表示内容を表すコマンド(表示コマンド)を受信する。音声ランプ制御装置113では、表示制御装置114から受信した表示コマンドに基づき、第3図柄表示装置81の表示内容に合わせて、その表示内容に対応する音声を音声出力装置226から出力し、また、その表示内容に対応させてランプ表示装置227の点灯および消灯を制御する。

0081

表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出などの表示を制御するものである。また、表示制御装置114は、第3図柄表示装置81の表示内容を通知する表示コマンドを適宜音声ランプ制御装置113へ送信する。音声ランプ制御装置113は、この表示コマンドによって示される表示内容にあわせて音声出力装置226から音声を出力することで、第3図柄表示装置81の表示と音声出力装置226からの音声出力とをあわせることができる。

0082

電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)が設けられたRAM消去スイッチ回路253とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルト電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114等に対して必要な電圧を供給する。

0083

停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図示せず)を正常に実行し完了することができる。

0084

RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122(図3参照)が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、バックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。

0085

図5は、第1実施形態における操作デバイス300の正面斜視図である。図5に示すように、操作デバイス300は、正面視における内枠12の左右方向中央部(即ち、パチンコ機10の左右方向中央部)に配置される。

0086

操作デバイス300は、遊技者が把持操作可能な首振り操作部材310を備え、その首振り操作部材310は、上皿17の外枠に沿って前後方向に凹設される収容凹部17a及び下皿ユニット15の左右方向中央部で上下方向に凹設される収容凹部15aによって構成される領域を移動可能とされる。

0087

首振り操作部材310と収容凹部15a,17aとの間には、少なくとも手の指が無理なく入る程度の隙間が空けられる。これにより、遊技者は、首振り操作部材310を上から握りこむ態様で把持することができる。首振り操作部材310を上から握りこむ態様で把持した場合、首振り操作部材310と収容凹部17aとの間に入れた指が首振り操作部材310の背面側の側面に引っ掛かり、その状態で手の力を抜いて重力に任せても、手が首振り操作部材310から滑り落ちることが防止される。従って、遊技者が首振り操作デバイス310の上に手を維持する負担を軽減することができる。

0088

なお、遊技者は右手で操作ハンドル51を握るため、首振り操作部材310の操作は左手で行われることが多くなる。そのため、以下の説明では、遊技者が首振り操作部材310を左手で操作するという前提で、説明を行う。

0089

図6(a)は、パチンコ機10の部分正面図であり、図6(b)は、図6(a)のVIb−VIb線におけるパチンコ機10の部分断面図であり、図7(a)は、パチンコ機10の部分正面図であり、図7(b)は、図7(a)のVIIb−VIIb線におけるパチンコ機10の部分断面図である。

0090

図6及び図7では、パチンコ機10の、操作デバイス300付近が部分的に図示される。なお、図6では、首振り操作部材310が上向き位置(本実施形態における初期位置)に配置された状態が図示され、図7では、首振り操作部材310が下向き位置(本実施形態における押し下げ位置)に配置された状態が図示され、首振り操作部材310を把持する手が想像線で図示される。

0091

下皿ユニット15の収容凹部15a及び上皿17の収容凹部17aは、首振り操作部材310の外形から十分に離間して配置される。そのため、遊技者が首振り操作部材310を把持し、押し下げ操作する際に、首振り操作部材310と収容凹部15a及び収容凹部17aとの間に指を挟むことを抑制することができる。

0092

図6及び図7に示すように、遊技者は中間枠部材312に指をかけて首振り操作部材310を把持する。この状態で、押しボタン部分を兼ねるレンズ部材317が対面配置されるので、遊技者が首振り操作部材310を把持したまま握り込むことで、振動部材310を押し込む操作を行うことができる。そのため、首振り操作部材310を把持した状態で指で押しボタンを押したり、首振り操作部材310を持ち替えたりせず、首振り操作部材310を把持した状態でレンズ部材317を押し込み操作することができる。従って、操作を簡単化することができる。

0093

首振り操作部材310に配置されるレンズ部材317が、遊技者が首振り操作部材310を把持した際に掌に当たる位置に配設される。そのため、遊技者が首振り操作部材310を把持していることを検出した上でレンズ部材317を振動させることで、遊技者(の掌や指など)に振動を伝えることができ、振動が遊技者に気づかれないという事態を防ぐことができる。従って、操作デバイス300の演出効果を向上させることができる。

0094

また、その振動に合わせてレンズ部材317を押し込み操作することで、入力操作をするタイミングを図ることができるように演出を行うことができ、入力操作のタイミングを図ることに集中しすぎて遊技に集中できないという問題点を解消することができる。

0095

遊技者が首振り操作部材310を把持した状態で、レンズ部材317は遊技者の手の内側に隠されるので、レンズ部材317が振動しているかどうか(レンズ部材317が中間枠部材312に対して移動しているかどうか)を、首振り操作部材310を把持している遊技者以外の他の遊技者は把握しづらくなる。そのため、首振り操作部材310を握っている遊技者だけに対して大当たりの告知をすることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。

0096

図6及び図7に示すように、首振り操作部材310が上向き位置に配置される状態と、下向き位置に配置される状態とでは、首振り操作部材310の前後位置および上下位置が異なる。これにより、首振り操作部材310を操作する際に、遊技者は手の位置を上下方向や前後方向に移動させることになるので、遊技者が操作している実感を得ることができる。

0097

遊技者が首振り操作部材310を把持する際に、遊技者の指は中間枠部材312に振れ、遊技者の指先背面側枠部材311に引っかかる。背面側枠部材311が背面側に曲率半径の中心を有する円弧を描く態様で反り返ることで、容易に指先を背面側枠部材311に引っ掛けることができるので、図7(b)に示すように、首振り操作部材310が下向き位置に配置される場合のように手首が固まる姿勢でも、指先が背面側枠部材311から外れることを抑制することができる。

0098

また、指先が背面側枠部材311に引っかかることで、掌の内側に振動装置366(図11参照)の振動を閉じ込めることができ、遊技者が感じる振動を大きく確保することができる。

0099

図7に示すように、図6に示す状態から首振り操作部材310を押し下げると、首振り操作部材310が遊技者の手前下方に移動することにより自然と手首が返る。そのため、首振り操作部材310を奥に押し込む操作(図22(b)参照)を、手首の返しを解除する態様で手首を伸ばすことで行うことができる。これにより、首振り操作部材310を操作する遊技者の負担を軽減することができる。

0100

図6に示すように、首振り操作部材310の下端部から首振り操作部材310の回転軸である軸支棒363までの腕長さR1に比較して、首振り操作部材310の上端部から首振り操作部材310の回転軸である軸支棒363までの腕長さR2が長尺とされる。これにより、首振り操作部材310の上部を把持して首振り操作部材310を軸支棒363中心で回転させる場合に容易に(軽い力で)回転させることができる。一方で、首振り操作部材310の下端部に手をかけて、首振り操作部材310を軸支棒363中心で回転させる(誤操作する)場合には大きな力を必要とすることができる。従って、首振り操作部材310の上部を把持して首振り操作部材310を回転させる際の遊技者の負担を軽減できると共に、遊技者が首振り操作部材310の下端部に手をかけて、首振り操作部材310を回転させる誤操作を抑止することができる。

0101

図8は、操作デバイス300の正面斜視図である。なお、図8では、操作デバイス300の首振り操作部材310が、下向き位置(図7参照)に配置された状態が図示される。図8に示すように、操作デバイス300は、矩形状の外側ケース部材320から、首振り操作部材310が正面側に張り出して配置される。

0102

図9は、操作デバイス300の正面分解斜視図である。なお、図9では、外側ケース部材320が、その外側ケース部材320よりも内側に配設される内側ケース部材330から取り外された状態が図示される。

0103

図9に示すように、外側ケース部材320は、カバー部材344,345(図11参照)の曲面に沿った形状で背面側が形成され内側ケース部材330に正面側からカバー部材344,345の左右の縁を隠す態様で取り付けられる前カバー321と、その前カバー321の上端から後方に凸設される凸設部321aに上側から嵌め込まれる長尺板形状の上カバー322と、前カバー321及び上カバー322の左右方向にフランジ状に延設されるフランジ部321b,322aを内嵌する態様で内ケース部材330に左右方向から締結固定される左カバー部材323,右カバー部材324と、内ケース部材330の内部に張り出して配設される複数のセンサ部材325aを有するセンサ基盤325と、を主に備える。

0104

左カバー部材323及び右カバー部材324を締結固定する一方で、前カバー321及び上カバー322を嵌め込みで固定することで、正面視において締結ビスが視認されることを防止することができる。従って、操作デバイス300を分解するいたずらを防止することができる。

0105

センサ部材325aは、第1センサ挿通孔332e2に挿通されるフォトカプラ形式の第1センサ部材325a1と、第2センサ挿通孔332e3に挿通されるフォトカプラ形式の第2センサ部材325a2と、その第2センサ部材325a2の下方に配置されセンサ挿通孔332fに挿通されるフォトカプラ形式の第3センサ部材325a3と、を主に備える。

0106

なお、第1センサ部材325a1及び第2センサ部材325a2は、レバー部材340の姿勢を検出するセンサであり、第3センサ部材325a3は、偏心カム部材333の位相を検出するセンサである。

0107

また、フォトカプラ形式のセンサとは、光を投光する投光部と、この投光部からの光を受光する受光部とを備え、検出する部分を挿入可能な隙間(スリット)を備えて略コ字状に配置されるセンサを意味する。

0108

図10は、操作デバイス300の正面分解斜視図である。なお、図10では、外側ケース部材320の図示が省略され、内側ケース部材330が分解された状態が図示される。

0109

図10に示すように、内側ケース部材330は、レバー部材340が内側に配設される箱状に組立てられる左カバー部材331及び右カバー部材332と、左カバー部材331から凸設される偏心カム軸331d2に軸支される偏心カム部材333と、その偏心カム部材333との相対的な位相が不変とされ偏心カム部材333と同様に偏心カム軸331d2に軸支される位相検出部材334と、左カバー部材331に外側から締結固定され偏心カム部材333を回転させる駆動力を発生させる第1駆動装置335と、左カバー部材331から凸設されるロック軸331d3に軸支されるロック部材336と、右カバー部材332に外側から締結固定されロック部材336を回転させる駆動力を発生させる第2駆動装置337と、レバー部材340を軸支するレバー支持軸331d1の後方に配設されるギアダンパ338と、を主に備える。

0110

左カバー部材331は、右方に開口が形成される有底筒状の部材であって、その底部(図10左側部分)において矩形板状に形成される下側側壁部331aと、その下側側壁部331aの上側に正面視左方(図10奥側)にオフセットされる矩形板状の上側側壁部331bと、下側側壁部331a及び上側側壁部331bの縁から右方に延設され手前側上部を除いて右カバー部材332と当接される板状の連結側壁部331cと、下側側壁部331a又は上側側壁部331bから右方に凸設され円柱形状に形成される複数の棒状部材331dと、上側側壁部331bに穿設される複数の挿通孔331eと、ロック部材336の姿勢を検出するフォトカプラ形式のセンサ部材331fと、上側側壁部331bの左方に張り出され棒状部材331dの内の最上部に配置されるレバー支持軸331d1を内嵌支持する有底筒状の軸支部331gと、を主に備える。

0111

右カバー部材332は、左方に開口が形成される有底筒状の部材であって、その底部(図10右側部分)において矩形板状に形成される下側側壁部332aと、その下側側壁部332aの上側に正面視右方(図10手前側)にオフセットされる板状の上側側壁部332bと、下側側壁部332a及び上側側壁部332bの縁から左方に延設され手前側上部を除いて左カバー部材331と当接される板状の連結側壁部332cと、下側側壁部332aに一対の円形状が組み合わされた態様で穿設され第2駆動装置337のギア部分が挿通される駆動部材挿通孔332dと、上側側壁部332bに穿設される複数の挿通孔332eと、第3センサ部材325a3が挿通されるセンサ挿通孔332fと、上側側壁部332bの右方に張り出され棒状部材331dの内の最上部に配置されるレバー支持軸331d1を内嵌支持する有底筒状の軸支部332gと、上側側壁部332bの内面側に環状に凸設される環状凸部332iと、を主に備える。

0112

上側側壁部331b,332bは、手前側上部が左右方向視で軸支部331g,332gを中心とした1/4円形状に形成され(図17(b)参照)、連結側壁部331c,332cは、手前側上部に左右方向に切りかかれる切り欠き331c1,332c1を備える。

0113

切り欠き331c1,332c1は、レバー部材340が通される部分であって、レバー部材340の横ずれ揺動軸であるレバー支持軸331d1の延設方向の位置ずれ)を防止する役割を有する。また、上側側壁部331b,332bの1/4円形状を利用して、前カバー321(図9参照)が内側ケース部材330に正面側から取り付けられる。

0114

棒状部材331dは、本実施形態では4本の円柱部材から形成される。即ち、棒状部材331dは、左カバー部材331の最上部に配置されるレバー支持軸331d1と、そのレバー支持軸331d1の下方に配設される偏心カム軸331d2と、下側側壁部331aの右方から凸設されるロック軸331d3と、そのロック軸331d3の下方に併設される補助軸331d4と、を主に備える。

0115

レバー支持軸331d1は、レバー部材340が揺動可能に軸支される部材であって、軸支部331g,332gに挿通されることで両端支持される。

0116

偏心カム軸331d2は、偏心カム部材333及び位相検出部材334が位相合わせされた状態で挿通される部材である。

0117

ロック軸331d3及び補助軸331d4は、共にロック部材336が挿通される軸であって、ロック軸331d3はロック部材336の軸支孔336bが軸支される部材であって、補助軸331d4は、ロック部材336の案内孔336cを案内する部材である。

0118

挿通孔331eは、本実施形態では、3箇所の貫通孔から構成される。即ち、レバー支持軸331d1の手前側に配置されると共にレバー支持軸331d1を中心とした円弧に沿った長孔状の案内支持孔331e1と、レバー支持軸331d1の背面側に配置される円形状の貫通孔であってギアダンパ338が挿通されるギアダンパ挿通孔331e2と、ギアダンパ挿通孔331e2の背面側下方に配置され一対の円形状が組み合わされた態様で穿設される駆動部材挿通孔331e3と、を主に備える。

0119

案内支持孔331e1は、角度規制棒部材346が挿通されレバー部材340の揺動を案内すると共に、レバー部材340の揺動の終端を端部で規定する。

0120

センサ部材331fは、ロック部材336の検出片336eがセンサ部材331fの隙間を通過することを検出して、ロック部材336の姿勢を検出する。

0121

駆動部材挿通孔332dは、大型の円と小型の円とが連結される形状とされるので、それぞれの円の形状を調整しておくことで、第2駆動装置337の駆動ギア337bを、大型の円を通して右カバー部材332の左方に張り出させ、その状態で駆動ギア337bを軸支する部分の台座部分を小型の円に嵌め込むことができる。

0122

これにより、第2駆動装置337に駆動ギア337bを軸支したまま内カバー部材332に挿通すること(駆動ギア337bの外径以上の径の孔が必要)と、挿通した第2駆動装置337の軸位置を固定すること(駆動ギア337bの駆動軸台座と同程度の径の孔で固定)とを両立させることができる。

0123

挿通孔332eは、本実施形態では、3箇所の貫通孔から構成される。即ち、案内支持孔331e1と左右方向で合致する位置および形状で形成されレバー部材340の角度規制棒部材346が案内される案内支持孔332e1と、軸支部332gの背面側に配設される長方形状の貫通孔であって第1センサ部材325a1が挿通される第1センサ挿通孔332e2と、その第1センサ挿通孔332e2が軸支部332gを中心として回転した位置に配置される長方形状の貫通孔であって第2センサ部材325a2が挿通される第2センサ挿通孔332e3と、を主に備える。

0124

センサ挿通孔332e2,332e3は、レバー部材340のセンサ検出片343bが隙間を通過することを検出してレバー部材340の姿勢を検出するセンサ部材325a1,325a2を挿通する貫通孔である。

0125

軸支部331g,332gにねじりバネSP1が巻き付けられる。また、軸支部331g,332gの前下方に板状のねじりバネ係止部331h,332hが配置され、左カバー部材331及び右カバー部材332の左右方向外側に延設される。

0126

本実施形態では、ねじりバネSP1の一端がねじりバネ係止部331h,332hに上側から当接され、他端が角度規制棒部材346に下側から当接される。これにより、レバー部材340は首振り操作部材310が起き上がる方向に付勢される。

0127

環状凸部332iは、位相検出部材334が外嵌される部分である。環状凸部332iに位相検出部材334が外嵌されることにより、偏心カム軸331d2の軸合わせを強固に行うことができる。

0128

第1駆動装置335は、駆動力を発生させる駆動モータ335aと、その駆動モータ335aに軸支され回転駆動される駆動ギア335bと、を主に備える。駆動ギア335bは偏心カム部材333の本体部333aと歯合され、駆動力が伝達される。

0129

ロック部材336は、レバー部材340の揺動を防止する部材であって、先端側が略L字の状に形成される本体部336aと、その本体部336aの基端側に穿設される軸支孔336bと、その軸支孔336bを中心とした円弧に沿って形成される案内孔336cと、本体部336aの基端側から軸支孔336bの軸径方向外側へ向かってギア状に凸設されるギア部336dと、軸支孔336bの軸径方向外側に延設されると共にセンサ部材331fの隙間を通過可能とされる板状の検出片336eと、を主に備える。

0130

案内孔336cは、補助軸331d4が挿通される長孔であり、この案内孔336cの長さにより、ロック部材336の揺動終端を規定することができる。

0131

第2駆動装置337は、駆動力を発生させる駆動モータ337aと、その駆動モータ337aに軸支され回転駆動される駆動ギア337bと、を主に備える。駆動ギア337bはロック部材336のギア部336dと歯合され、駆動力が伝達される。

0132

ギアダンパ338は、歯合回転する部材に粘性抵抗を与える部材であって、ギアダンパ挿通孔331e2を通して左カバー部材331の右方(内側ケース部材330内方)にギア部材が張り出されると共に、そのギア部材はギア部342b(図11参照)に歯合される。そのため、レバー部材340は、揺動する間、ギアダンパ338から粘性抵抗を受ける。

0133

図11は、首振り操作部材310及びレバー部材340の分解正面斜視図である。図11では、首振り操作部材310から背面側枠部材311が分解された状態が図示されると共に、レバー部材340の左右に締結固定されるギアダンパ受け部材342、姿勢検出部材343及び破壊防止を目的として配設される剥離部材350が分解された状態が図示される。

0134

背面側枠部材311は、外殻が背面側に突出する半球形状に形成され、その突出された先から上部が正面側に張り出す(戻る)態様で略半円状に凹む(図17(b)参照)。その凹む部分に略矩形状の開口である挿通孔311aを備える。挿通孔311aは、首振り部材360が部分的に挿通される貫通孔である。

0135

図11に示すように、レバー部材340は、鉄などの金属材料から形成され断面コ字状の長尺棒状に形成される本体部材341と、その本体部材341の左側側面に締結固定され軸方向視の外形が略円形状に形成されるギアダンパ受け部材342と、そのギアダンパ受け部材342と同軸で軸支され軸方向視の外形が略円形状に形成されると共に本体部材341の右側側面に締結固定される姿勢検出部材343と、それらギアダンパ受け部材342及び姿勢検出部材343の円形部分に上側から外嵌する形状に形成される上部カバー部材344と、本体部材341を挟んで上部カバー部材344と対向配置される下部カバー部材345と、ギアダンパ受け部材342の筒状部342a及び姿勢検出部材343の筒状部343aに挿通される角度規制棒部材346と、本体部材341の軸孔341bと同軸で軸支される剥離部材350と、本体部材341の正面側端部に配設される首振り部材360と、を主に備える。

0136

ギアダンパ受け部材342は、本体部材341の軸孔341bに挿通される筒状の筒状部342aと、外周面に沿ってギア歯状に形成されるギア部342bと、を主に備える。また、姿勢検出部材343は、本体部材341の軸孔341bに挿通される筒状の筒状部343aと、その筒状部343aから最も離間した位置(図11の奥側)に軸心方向に沿って延設される板状のセンサ検出片343bと、を主に備える。

0137

筒状部342a,343aは、本体部材341の軸孔341bに挿通される部分であって、内周側にレバー支持軸331d1(図10参照)が挿通される。これにより、レバー部材340がレバー支持軸331d1を軸に揺動可能とされる。

0138

ギア部342bは、ギアダンパ338(図10参照)と歯合される部分であって、ギアダンパ338が発生する粘性抵抗をレバー部材340に伝達する部分である。

0139

センサ検出片343bは、第1センサ部材325a1又は第2センサ部材325a2(図18(c)参照)の隙間を通過することでレバー部材340の姿勢を検出可能とする部分である。

0140

剥離部材350は、レバー部材340の軸孔341bと同軸で配置されレバー支持軸331d1(図10参照)に挿通される挿通孔352を備える板状の本体部材351と、その本体部材351の上側に固定される矩形状の嵩上げ部材353と、その嵩上げ部材353の上側に配置され本体部材351に締結固定されると共に磁性体材料から形成される磁石部材354と、を主に備える。

0141

磁石部材354は、本体部材341と対向配置され、本体部材351に締結固定されるので、本体部材341と本体部材351とを合体したり、分離させたりする働きを持つ。

0142

図12は、レバー部材340の本体部材341、上部カバー部材344、下部カバー部材345及び首振り部材360の正面分解斜視図である。

0143

レバー部材340の本体部材341は、断面コ字状の長尺棒状に形成される本体部341aと、その本体部341aの略中央部において左右方向に穿設される一対の軸孔341bと、その軸孔341bの正面側において左右方向に穿設される規制孔341cと、本体部341aの正面側端部において本体部341aの延設方向に対して下方(図12下方)に傾斜して延設される左右一対の首振り部材支持部341dと、その首振り部材支持部341dの根本側で左右方向に穿設される軸孔341eと、その軸孔341eの正面側において左右方向に穿設される規制孔341fと、を主に備える。

0144

軸孔341bは、筒状部342a,343a(図11参照)が挿通されると共にレバー支持軸331d1が挿通される貫通孔である。即ち、この軸孔341bの軸と同軸にレバー部材340の本体部材341と、剥離部材350とが軸支される。

0145

規制孔341cは、角度規制棒部材346が支持される貫通孔である。

0146

軸孔341eは、首振り部材360を軸支する軸支棒363が挿通される貫通孔であり、規制孔341fは首振り部材360の揺動角度を規制する規制棒365が挿通される貫通孔である。なお、規制孔341fに比較して軸孔341eの方が軸支棒363の周りに緩衝部材364が配設される分、内径が大きくされる。

0147

上部カバー部材344は、樹脂材料から形成され、レバー部材340の本体部材341に上側から締結固定される部材であって、背面側に軸孔341bを中心とする円に沿った曲面を形成する態様とされるガイド部344aと、そのガイド部344aに連設されレバー部材340の本体部341に上側から外嵌可能な断面コ字形状に形成される外嵌部344bと、それらガイド部344a及び外嵌部344bを連結する連結部344cと、を主に備える。連結部344cは、厚さが薄くされる(図22参照)。

0148

下部カバー部材345は、樹脂材料から形成され、レバー部材340の本体部材341に下側から締結固定される部材であって、軸孔341bを中心とする円に沿った形状で左右方向に延設される背面ガイド部345aと、レバー部材340の本体部341に下側から外嵌可能な断面コ字形状に形成される外嵌部345bと、外嵌部345bを挟んで背面ガイド部345aの反対側に配設され正面側へ向けて湾曲形成される正面曲面部345cと、その正面曲面部345cの左右の端部から正面側に延設される正面ガイド部345dと、を主に備える。

0149

背面ガイド部345aは、上部カバー部材344のガイド部344aと共に、内側ケース部材330の切り欠き331c1(図10参照)に沿って配設される部分である。組立状態において、背面ガイド部345a及びガイド部344aの縁部を覆い隠す態様で外側ケース部材320の前カバー321(図8参照)や上カバー322(図8参照)が配設される。これにより、背面ガイド部345a及びガイド部344aは、内側ケース部材330に埃や球(遊技球、遊技媒体)が侵入することを防止することができる。

0150

正面曲面部345c及び正面ガイド部345dは、共に首振り部材360の本体部材361の揺動を案内(図11参照)する部分である。正面曲面部345cによって、首振り部材360の回転方向の位置ずれや、レンズ部材317(図10参照)を押し込まれた際の衝撃が受け止められ、正面ガイド部345dによって、首振り部材360が軸方向に位置ずれすることが抑制される。

0151

なお、下部カバー部材345は、内側ケース部材330の切り欠き331c1(図10参照)の下端部と対向配置されるので、レバー部材340が押し下げ動作される際に外側ケース部材320(図8参照)にレバー部材340の本体部材341(金属材料から形成される)が直接当接することを防止することができる。即ち、間に樹脂材料から形成される下部カバー部材345が配設されることで、レバー部材340と外側ケース部材320とが当接した場合の衝撃を緩和することができる。

0152

首振り部材360は、レバー部材340の本体部材341の正面側端部に配設され軸孔341eを軸に揺動可能とされる部材であって、首振り部材支持部341dの左右方向外側に配設される側壁部361aを有すると共に断面コ字状に形成される板状の本体部材361と、その本体部材361の正面側の壁部に係止されると共に本体部材361と同軸で軸支される板状のモータ固定板362と、本体部材361の軸孔361c及び軸孔341eに挿通される円柱形状の軸支棒363と、その軸支棒363を内嵌すると共に軸孔341eに外嵌される緩衝部材364と、その緩衝部材364に巻き付け支持されるねじりバネSP2と、規制孔341fに挿通固定される円柱形状の規制棒365と、モータ固定板362に締結固定されモータ固定板362の面に垂直な方向に直線的な振動を発生させるボイスコイルモータから構成される振動装置366と、を主に備える。

0153

本体部材361は、互いに対向配置される一対の板状の側壁部361aと、その側壁部361aを正面側の端部で連結する正面壁部361bと、一対の側壁部361aに同軸で円形に穿設され緩衝部材364が内嵌される軸孔361cと、その軸孔361cを中心とした円に沿って形成され規制棒365が挿通される長孔状の角度規制孔361dと、側壁部361a及び正面壁部361bの上側で互いに離反する方向に折曲形成され首振り操作部材310が締結固定される固定板部361eと、を主に備える。

0154

側壁部361aの背面側端部の外形が軸孔361cを中心とした円形に形成されているので、側壁部361aの背面側端部を正面曲面部345cに摺動させた状態で本体部材361を揺動させることができる。

0155

軸孔361cは、軸孔341eと同様に、緩衝部材364に外嵌支持される。これにより、首振り部材360側で生じる振動がレバー部材340の本体部材341側へ伝達することを抑制することができる。

0156

角度規制孔361dは、樹脂材料から形成される緩衝部材361d1を備える。緩衝部材361d1は角度規制孔361dの内周面を覆う態様で取り付けられる。これにより、規制棒365が角度規制孔361dに当接する際の衝撃を抑制することができる。

0157

モータ固定板362は、本体部材361の正面壁部361bに対して垂直に係止される板状の本体部362aと、その本体部362aの左右端部で折曲される一対の側壁部362bと、を主に備える。

0158

本体部362aは、正面側に突起362a1が凸設され、その突起362a1が正面壁部361bに穿設される孔に差し込まれることで係止される。

0159

側壁部362bは、軸孔341eと同径の軸孔362b1が穿設され、緩衝部材364に外嵌支持される部分であって、首振り部材支持部341dの左右方向内側に配設される。即ち、首振り部材支持部341dは、側壁部361aと側壁部362bとに挟まれる形で組立られる。

0160

緩衝部材364は、本体部材341に外側から挿通される筒状部材であって、差し込み先端側である差し込み部364aが小径に形成され、その差し込み部364aよりも根本側に形成される根本部364bが差し込み部364aに比較して大径に形成される。

0161

緩衝部材364に外嵌支持されるものの内、本体部材361は根本部364bに外嵌され、本体部材341及びモータ固定板362は差し込み部364aに外嵌される。

0162

振動装置366は、電磁力により一対の部材を直線方向に近接離反させる態様で互いに動作させる装置であって、モータ固定板362に締結固定されると共に周囲に銅線が巻き付けられた筒状部材であるボビン部材366aと、そのボビン部材366aの内周面よりも外径が小径とされる円筒およびボビン部材366aの外周面よりも内径が大径とされる円筒が同軸で配置され円板形状の板で連結される押し付け部材366b(図19参照)と、を主に備える。

0163

押し付け部材366bは、内側の円筒が軸心方向で極性が変化する磁性体材料から形成される。

0164

ねじりバネSP2は、一方の端部が本体部材341に係止され、他方の端部がモータ固定板362に係止される。本実施形態では、ねじりバネSP2により、首振り部材360が、本体部材341に対して倒れる方向に付勢される。

0165

図13は、首振り操作部材310の正面分解斜視図である。なお、図13では、背面側枠部材311の図示が省略される。図13に示すように、首振り操作部材310は、背面側枠部材311(図11参照)と、その背面側枠部材311が締結固定されると共に首振り部材360の固定板部361eに締結固定される円環板状の中間枠部材312と、その中間枠部材312との位相が一致された状態で中間枠部材312の正面側に締結固定される振動案内部材313と、その振動案内部材313から凸設される導光部材313aが挿通されると共に中心部に孔を有さない円盤形状に形成される振動部材314と、その振動部材314の中央部に固定される振動コイルスプリングCS1を挟んで振動部材314と対向配置されるスイッチ部材315と、そのスイッチ部材315の正面側から外嵌される中間部材316と、その中間部材316を背面側に収容すると共に振動部材314に外嵌支持されるレンズ部材317と、を主に備える。

0166

上述した構成により、首振り操作部材310は、中間枠部材312及び振動案内部材313が互いに固定され、振動部材314及びレンズ部材317が互いに固定され、スイッチ部材315及び中間部材316が互いに固定される。

0167

中間枠部材312は、円環板形状の底部312aと、その底部312aの外周から全周に亘って前方に延設される側壁部312bと、底部312aの形成する面に垂直な方向で正面側に立設される複数の円柱形状のスイッチ支持棒312cと、底部312aの背面側上部に前後方向に移動可能に配設される裏ボタン部材312dと、を主に備える。

0168

底部312aは、図13における上下左右の端部に径方向から中心側へ向けて凹設される矩形状の凹設部312a1を備える。

0169

凹設部312a1は、スイッチ部材315の腕部315fが挿通される部分であって、スイッチ部材315の腕部315fの先端部が側壁部312bに係止される(図21(a)参照)ことで、スイッチ部材315が中間枠部材312に対して引き抜き不能に配設される。

0170

スイッチ支持棒312cは、振動案内部材313、振動部材314及びスイッチ部材315に共通で挿通される部材である。これにより、振動部材314及びスイッチ部材315の前後方向(各部材の積層方向)の動作時に、振動部材314及びスイッチ部材315が動作方向傾くことを防止することができる。そのため、例えば、レンズ部材317に前後方向と傾斜した方向から力がかけられた場合にも、レンズ部材317の押し込み操作に抵抗が生じることを抑制でき、押し込み操作の操作性を向上させることができる。また、振動部材314が振動装置366により振動する場合に、振動部材314が傾くことを抑制することができる。

0171

なお、ここで振動装置366の振動とは、部材が細かに振るえる振動や、部材が直線方向に移動し移動終端で他の部材に衝突して戻ってくることを繰り返す往復動作などを意味する。

0172

裏ボタン部材312dは、底部312aとの間に介設されるコイルスプリングにより普段は背面側に張り出された位置に配置され、正面側の中央部に板状の検出片312d1を備える。

0173

振動案内部材313は、正面側に複数(本実施形態では8本)立設される導光部材313aと、スイッチ支持棒312cが挿通される複数の挿通孔313bと、下端部において正面側に配設されるフォトカプラ形式の第1センサ部材313cと、上端部において背面側に配設されるフォトカプラ形式の第2センサ部材313dと、を主に備える。

0174

導光部材313aは、背面側にLED等の発光部材が配設される透明部材である。導光部材313aは、振動部材314、スイッチ部材315及び中間部材316に挿通されることで、先端部がレンズ部材317に対して対向配置(近接配置)される。そのため、発光部材から照射される光をレンズ部材317付近まで導くことができ、レンズ部材317を発光させる効果を向上させることができる。

0175

また、上述したように、振動部材314及びスイッチ部材315の前後方向(各部材の積層方向)の動作時に、振動部材314及びスイッチ部材315が動作方向に傾くことが防止されるので、振動部材314及びスイッチ部材315が傾くことで導光部材313aと当接し、導光部材313aが破損することを抑制することができる。

0176

第1センサ部材313cは、スイッチ部材315に配設される検出片315g(図21(a)参照)が隙間を通過したことを検出し、スイッチ部材315の配置を検出する検出部材である。

0177

第2センサ部材313dは、検出片312d1が隙間を通過したことを検出し、後述する首振り操作部材310の首振りの姿勢を検出する検出部材である。

0178

振動部材314は、断面の外径形状が底部312aと略同一形状で形成されると共に中央部に孔が開口形成されない略円板形状の本体部314aと、スイッチ支持棒312cが挿通される複数(本実施形態では4箇所)のスイッチ支持孔314bと、本体部314aの中央部から正面側に円筒形状に凸設され振動コイルスプリングCS1が巻き付け支持される中央筒状部314cと、スイッチ支持棒312cの先端部から押し込みコイルスプリングCS2に続いて挿通されるスイッチ受け部材314dと、本体部314aの下部において前後方向に第1センサ部材313cを収容可能な形状で穿設されるセンサ収容孔314eと、導光部材313aを挿通可能とされる導光孔314fと、を主に備える。

0179

なお、振動コイルスプリングCS1に比較して、押し込みコイルスプリングCS2は、弾性係数が小さくされる。

0180

本体部314aは、外形形状が底部312aと略同一形状で形成されるので、スイッチ部材315の腕部315fを外周部分に4箇所形成される凹設部を通して挿通させることができる。

0181

スイッチ受け部材314dは、正面側にスイッチ支持孔314bよりも大径とされる大径部314d1が形成される円筒部材であって、正面側からスイッチ支持孔314bに挿通されることで、大径部314d1がスイッチ支持孔314bに係止される。なお押し込みコイルスプリングCS2は、外径がスイッチ支持孔314bよりも小径で形成される。

0182

スイッチ部材315は、円板形状に形成される本体部315aと、その本体部315aの中央部から正面側(図13左側)へ向けてカップ上に張出形成されるバネ受け部315bと、スイッチ支持棒312cが挿通可能とされるスイッチ支持孔315cと、導光部材313aを挿通可能に形成される導光孔315dと、上下中央(図13の上下中央)に配置される一対のスイッチ受け部材314dに挿通される案内軸315eと、凹設部312a1に挿入され係止される腕部315fと、第1センサ部材313cの隙間を通過可能とされると共に本体部315aの下部(図13下側)において背面側に凸設される板状の検出片315gと、を主に備える。

0183

スイッチ支持孔315cは、スイッチ支持棒312cの外径よりも大きな径で形成され、スイッチ受け部材314dの大径部314d1の外径よりも小さな径で形成される。これにより、スイッチ部材315が振動部材314に近接する方向に移動する場合に、大径部314d1でスイッチ部材315を支えることができる。

0184

案内軸315eは、スイッチ受け部材314dに挿通されるので、振動部材314に対するスイッチ部材315の傾きを抑制することができる。

0185

中間部材316は、導光部材313aを挿通可能とされる導光孔316aを備え、スイッチ部材315に相対回転不能に外嵌固定される。

0186

図14(a)は、偏心カム部材333の正面図であり、図14(b)は、偏心カム部材333の底面図であり、図14(c)は、図14(a)のXIVc−XIVc線における偏心カム部材333の断面図である。

0187

図14に示すように、偏心カム部材333は、回転ギアとして形成される本体部333aと、その本体部333aの回転軸と同軸に配設される筒状の筒状部333bと、その筒状部333bに内接する円に沿って軸方向に延設され筒状部333bより若干短く形成されると共に内部が中空とされるカム部333cと、筒状部333bの先端部に軸方向に沿って切り欠かれる一対の切り欠き333dと、筒状部333bとカム部333cとを双方の軸を通る方向で連結する板状のリブ部333eと、本体部333aのギア部分を覆う円板形状の部333fと、を主に備える。

0188

本体部333a及びカム部333cは、軸方向にずれて(2層構造で)配置される。カム部333cは、中空とされるので、レバー部材340に当接した場合に、カム部333cが内側に若干撓む(弾性変形する)ことによって衝撃を吸収することができる。

0189

カム部333cは、外形が円形で形成される中空の環状部分であって、本体部333aに偏心して固定される。

0190

切り欠き333dは、位相検出部材334(図15参照)との相対的な位相を不変とするためのものであり、対向配置される一対の切り欠きが周方向の長さを違えて形成されることで、位相検出部材334を180度反転して組み付けることを防止することができる。

0191

リブ部333eが、カム部333cの筒状部333bから最も離間する位置と筒状部333bとを連結する態様で配設されることで、中空形成されるカム部333cの内で最も強度的に弱くなる部分の強度を向上させることができる。これにより、カム部333cが破損することを抑制することができる。

0192

なお、リブ部333eは、長手方向の途中で部分的に分断されても良い。これにより、カム部333cの撓み(弾性変形)の度合いが小さい場合にはリブ部333eに荷重をかけず、カム部333cの撓み(弾性変形)の度合いが大きい場合にのみリブ部333eの分断された部分が互いに当接するようにすることができる。これにより、リブ部333eが非当接の間(カム部333cの撓み(弾性変形)の度合いが小さい場合)にはリブ部333eが疲労することを抑制できるので、リブ部333eの耐久性を向上させることができる。

0193

図15(a)は、位相検出部材334の正面図であり、図15(b)は、位相検出部材334の底面図であり、図15(c)は、図15(a)のXVc−XVc線における位相検出部材334の断面図である。なお、図15(c)では、組立状態(図17(a)参照)における環状凸部332i及び偏心カム軸331d2が想像線で図示される。

0194

図15に示すように、位相検出部材334は途中で径が拡径される筒状に形成され、偏心カム軸331d2(図10参照)に外嵌軸支される軸支部334aと、その軸支部334aに連設され正面側(図15(c)上方)へ向かうほど拡径される(2段階で拡径される)拡径部334bと、その拡径部334bの正面側端部から軸方向に延設される板状の検出片334cと、切り欠き333dに合致する形状の回り止め突起334dと、を主に備える。

0195

拡径部334bは、右カバー部材332の内面側に環状に凸設される環状凸部332i(図10参照)に外嵌される部分である。偏心カム軸331d2を環状凸部332iの内側面で支持し、環状凸部332iの外側面で位相検出部材334の拡径部334bを内周側から支持することで、偏心カム軸331d2を強固に支持し、偏心カム軸331d2が径方向から荷重を受けた場合に軸ずれすることを抑制することができる。

0196

検出片334cは、第3センサ部材325a3(図9参照)の隙間を通過可能とされる。検出片334cが第3センサ部材325a3の隙間を通過すると、回り止め突起334dと切り欠き333dとが噛み合うことで位相検出部材334と相対的な位相が不変とされる偏心カム部材333の姿勢を検出することができる。

0197

図16(a)は、レバー部材340の正面図であり、図16(b)は、図16(a)の矢印XVIb方向視におけるレバー部材340の側面図であり、図16(c)は、図16(a)の矢印XVIb方向視におけるレバー部材340の上面図である。

0198

図16(a)に示すように、軸孔341bに比較して、軸孔341eが、本体部材341の長手方向に向いた直線であって軸孔341bを通る直線よりも下方(図16(a)下方)に配置される。これによって、首振り部材360側で生じる荷重がレバー部材340の長手方向に沿って与えられることを抑制することができ、荷重をレバー部材340の回転方向に向けることができる。

0199

図16(b)に示すように、本体部材341は断面コ字状に形成され、そのコ字状の開放側に剥離部材350が配設される。嵩上げ部材353や磁石部材354と本体部材341との間には若干の隙間が空けられる。

0200

これにより、剥離部材350が本体部材341に固定されている場合は、本体部材341のコ字状の開放側(図16(b)下方)を剥離部材350で埋めることで本体部材341の強度を確保することができる。

0201

また、剥離部材350が本体部材341に固定された状態から引きはがされ始める場合や、その引きはがされた状態(図23(a)参照)から剥離部材350が本体部材341に近接する方向へ移動する場合の移動抵抗を上昇させることができる。

0202

これにより、本体部材341に対して剥離部材350が相対移動する際の移動抵抗を上昇させることができ、例えば、レバー部材340が揺動を規制される状態(図22(a)参照)でレバー部材340が過荷重を受け剥離部材350が本体部材341から引きはがされた場合に、かけられていた荷重の勢いで本体部材341が高速で揺動することを防止することができる。

0203

図17(a)は、操作デバイス300の正面図であり、図17(b)は、図17(a)の矢印XVIIb方向視における操作デバイス300の側面図である。なお、図17では、首振り操作部材310が下向き位置に配置された状態(遊技者に押し下げ操作された状態)が図示される。

0204

図18(a)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイス300の断面図であり、図18(b)は、図17(a)のXVIIIb−XVIIIb線における操作デバイス300の部分断面図であり、図18(c)は、図17(a)のXVIIIc−XVIIIc線における操作デバイス300の部分断面図である。また、図19は、図18(a)の首振り操作部材310の部分拡大図である。なお、図18(b)及び図18(c)は図18(a)よりも若干拡大してあり、図19では、首振り操作部材310の振動装置366の中心軸が上下方向に向けられた状態が図示される。

0205

図18(a)に示すように、首振り操作部材310が上向き位置に配置された状態でロック部材336が固定側に配置されると、剥離部材350の下側側面に偏心カム部材333が当接され、上側側面にロック部材336が当接されることで、剥離部材350が両方向に揺動することを防止されるので、首振り操作部材310が上向き位置に固定される。

0206

本実施形態のように、ロック部材336がロック軸331d3を中心に揺動され、そのロック部材336が剥離部材350の揺動をせき止める部分の、剥離部材350を挟んで反対側に偏心カム部材333が配置される場合、剥離部材350がロック部材336に揺動をせき止められる状態におけるロック部材336の姿勢を設計的に調整することができる。

0207

本実施形態では、ロック部材336の回転軸と剥離部材350の上側側面との距離が最も近づくとき、即ち、偏心カム部材333のカム部333cが剥離部材350の反対側に配置され筒状部333bが剥離部材350と当接される状態においてのみロック部材336を剥離部材350の上面に当接させることができる。

0208

言い換えれば、ロック部材336の本体部336aの長さが、筒状部333bに剥離部材350が当接した状態で剥離部材350の上側側面にL字の鉤部が当接する長さに形成される。

0209

そのため、ロック部材336が剥離部材350の上側側面に当接され、首振り操作部材310が上向き位置で固定された状態においては、必ず偏心カム部材333の筒状部333bが剥離部材350の下側の側面に当接される。従って、首振り操作部材310が上向き位置で固定された状態から、首振り操作部材310が上向きに移動する方向に過荷重がかけられた場合に、偏心カム部材333のカム部333cに過荷重がかけられることを防止することができ、偏心カム部材333が破損することを抑制することができる。

0210

図18(b)に示すように、ギアダンパ受け部材342のギア部342bと、ギアダンパ受け部材342の背面側に配置されるギアダンパ338とが歯合される。ギアダンパ338は、後述するように、レバー部材340の揺動に対する粘性抵抗を生じる役割と、レバー部材340が後方へ向けて押し込む荷重を受けた場合に、その荷重に抵抗する抵抗力を発生させる役割を合わせ持つ。

0211

ギアダンパ338を配設することにより、例えば、レバー部材340の本体部材341が剥離部材350から引きはがされた状態において、遊技者が首振り操作部材310を高速で操作する場合の抵抗は、大きくすることができ、一方で、レバー部材340がねじりバネSP1の付勢力により起き上がる場合のように速度が小さい場合の抵抗は、小さくすることができる。

0212

これにより、揺動速度によらず、遊技者の高速の操作に対応した大きな抵抗を生じる場合に比較して、ねじりバネSP1の付勢力を小さく設定でき、ねじりバネSP1の設計自由度を向上させることができる。

0213

図18(c)に示すように、首振り操作部材310が上向き位置に配置された状態において、センサ検出片343bが第2センサ部材325a2の隙間に配置されると共に、位相検出部材334の検出片334cが第3センサ部材325a3の隙間に配置される。即ち、センサ検出片343bが第2センサ部材325a2の隙間に配置されると共に、位相検出部材334の検出片334cが第3センサ部材325a3の隙間に配置される状態においてのみ、ロック部材336を揺動させることで剥離部材350の上側側面にロック部材336を当接させることが可能となる。

0214

また、後述するように、剥離部材350が本体部材341から引きはがされる場合には、第2センサ部材325a2の隙間からセンサ検出片343bが移動されることになる。そのため、ロック部材336が図18(a)の状態から揺動していないこと(センサ部材331fで検出)と、第2センサ部材325a2の隙間からセンサ検出片343bが移動されることとを検出することにより、剥離部材350が本体部材341から引きはがされたことを検出することができる。

0215

図20は、図17(b)のXX−XX線における首振り操作部材310の断面図である。なお、背面側枠部材311の図示が省略される。図20に示すように、裏ボタン部材312dは中間枠部材312の背面側に配設され、コイルスプリングで中間枠部材312から離反する方向へ付勢されるので、押し込み荷重図20上方へ向けた荷重)がかけられない状態においては検出片312d1が第2センサ部材313dから離間される。一方で、裏ボタン部材312dに押し込み荷重(図20上方へ向けた荷重)が与えられ、検出片312d1が第2センサ部材313dの隙間に挿通されるまで裏ボタン部材312dが移動されることで、裏ボタン部材312dが押し込まれたことを検出することができる。

0216

図21(a)及び図21(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における首振り操作部材310及びレバー部材340の部分断面図である。なお、図21(a)では、図18(a)及び図19の状態から振動装置366が動作して上方へ向けて負荷が生じた状態が図示され図21(b)では、図18(a)及び図19の状態からレンズ部材317が押し込み操作された状態が図示される。

0217

上述したように、スイッチ部材315は中間枠部材312から引き抜き不能に係止され、スイッチ部材315と中間枠部材312との間に振動部材314が介設され、その振動部材314は振動コイルスプリングCS1により中間枠部材312側(図21(a)下方)へ押し付けられる。

0218

この状態から、振動装置366のボビン部材366aに巻かれる銅線(図示せず)に電流が流され生じる電磁力によって押し付け部材366bが振動部材314に押し付けられると、振動部材314がスイッチ部材315に押し付けられる方向に移動する。これにより、振動部材314に外嵌固定されるレンズ部材317が(図21(a)上方へ)移動する。この状態において、レンズ部材317は段部317aがスイッチ部材315に当接されるので、レンズ部材317を押し込み操作することが困難となる(固くなる、押し込み不能状態)。

0219

一方、振動部材314がレンズ部材317から離反されると、遊技者はレンズ部材317を押し込み可能となる(押し込み可能状態)。そのため、遊技者がレンズ部材317を通して入力操作するタイミングを振動部材314の駆動により指定することができる。

0220

また、レンズ部材317を押し込み可能な押し込み可能状態と、レンズ部材317が変位不能に固定され押し込み不能である押し込み不能状態とが構成されるので、遊技者の行う操作によってレバー部材340が受ける影響をパチンコ機10(図1参照)側で切替ることができる。

0221

例えば、遊技者がレンズ部材317を断続的に繰り返し押し込む(連打する)場合、レンズ部材317が押し込まれた状態から戻る際に、その反作用で、レバー部材340が偏心カム部材333(図18(a)参照)へ近接する方向に首振り操作部材310が負荷を受ける。そのため、偏心カム部材333が破損する恐れがある。

0222

一方、押し込み不能状態とされる場合、遊技者の押し込み操作に対して首振り操作部材310全体が押し下げられるので、それによりレバー部材340も偏心カム部材333(図18(a)参照)から離反する方向に移動する。従って、遊技者がレンズ部材317を連打しても、首振り操作部材310が上方へ付勢力により戻ることにより偏心カム部材333とレバー部材340とが衝突するという事態を抑制することができる。

0223

なお、押し込み不能状態を構成する方法としては、鉤状の爪でレンズ部材317を係止する方法や、直線的な往復運動をするボイスコイルモータなどの振動装置366によりレンズ部材317を終端位置まで張り出させる(一方向に負荷をかけ続ける)方法等が例示される。ボイスコイルモータなどの振動装置366によりレンズ部材317を終端位置まで張り出させる方法によれば、その振動装置366によってレンズ部材317を振動させることと、レンズ部材317を押し込み不能状態とすることとの両方の作用を生じさせることができる。

0224

振動装置366のボビン部材366aに巻かれる銅線(図示せず)に流す電流の向きを反転させることで押し付け部材366bの移動方向を反転させることができる。ここで、振動部材314は電磁力の力で引かれるわけでは無いので、移動速度が遅くなる恐れがあるが、本実施形態では、振動コイルスプリングCS1の弾性回復力により振動部材314が押し付け部材366bに追従して、図21(b)下方へ移動する。

0225

これにより、押し付け部材366bと振動部材314とを締結固定することなく、レンズ部材317の振動を高速化することができる。

0226

本実施形態では、レンズ部材317の押し込み操作時に振動コイルスプリングCS1の弾性回復力が抵抗となってかかることを防止することができる。詳述すると、図21(b)に示すように、レンズ部材317の押し込み操作時には、レンズ部材317の背面側に形成される段部317aがスイッチ部材315の腕部315fに当接することでレンズ部材317及び振動部材314がスイッチ部材315と一体で移動する。そのため、振動コイルスプリングCS1の縮み具合が変化しないため、レンズ部材317の押し込み操作時に振動コイルスプリングCS1の弾性回復力が抵抗となってかかることを防止することができる。

0227

なお、レンズ部材317を押し込み操作したあとは、スイッチ部材315の下側側面に当接されるスイッチ受け部材314d(図13参照)が押し込みコイルスプリングCS2の弾性回復力によりスイッチ部材315を押し上げるので、レンズ部材317は押し込み前の位置(図18(a)参照)に復帰する。

0228

即ち、レンズ部材317を押し込み操作する際にレンズ部材317の位置を復帰させる押し込みコイルスプリングCS2と、振動部材314の位置を復帰させる振動コイルスプリングCS1と、を別の部材で構成することができる。

0229

本実施形態では、振動コイルスプリングCS1に比較して押し込みコイルスプリングCS2の弾性係数が小さくされるので、振動部材314を復帰させる速度は大きく確保しながら、レンズ部材317の押し込み操作は小さな力で行うことができる。従って、遊技者が受動的に感じる振動の大きさを確保しつつ、レンズ部材317の押し込み操作の容易性を向上させることができる。

0230

図22(a)及び図22(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイス300の断面図である。なお、図22(a)及び図22(b)では、ロック部材336が固定側に揺動された状態が図示され、図22(a)では、首振り操作部材310が上向き位置に配置された状態が図示されると共に図22(b)では、図22(a)の状態から首振り操作部材310が背面側(図22(b)右側)に押し込み操作された状態が図示される。

0231

首振り操作部材310を支持するレバー部材340は、ねじりバネSP1によって、レバー支持軸331d1を中心に首振り操作部材310を持ち上げる方向(図22(a)時計回り)へ向けて付勢される。そのため、図22(a)の状態から、ロック部材336を解除方向(図22(a)時計回り)に揺動させても、首振り操作部材310を上向き位置に保持することができる。

0232

ねじりバネSP1の付勢力によるレバー部材340の揺動は、案内支持孔331e1,332e1、上カバー322及び偏心カム部材333にレバー部材340が当接することにより停止される。このように、レバー部材340を停止させる際に当接される箇所を複数用意することにより、レバー部材340にかけられる荷重を分散させることができ、レバー部材340が破損することを抑制することができる。以下、各当接箇所について詳述する。

0233

案内支持孔331e1,332e1には、角度規制棒部材346が挿通されるので、案内支持孔331e1,332e1の端部に角度規制棒部材346が当接することでレバー部材340の揺動を停止させることができる。なお、図10で上述したように、案内支持孔331e1,332e1はレバー部材340を揺動軸方向で挟んで配置されるので、レバー部材340を停止させる際にレバー部材340が長手方向を中心とした旋回方向に傾くことを抑制することができる。

0234

上カバー322には、上部カバー部材344の連結部344cが当接可能とされる。連結部344cには、上カバー322と垂直に当接する部分である段部344c1が形成され、連結部344cとレバー部材340との間には空間が形成される(図22(a)参照)。そのため、段部344c1に上カバー322が当接した場合にも、連結部344cが空間に向けて変形可能とされるので、連結部344cと上カバー322との間で生じる衝撃を緩和する事ができる。

0235

これにより、本体部材341に衝撃が伝達されることを抑制することができるので、本体部材341の構成を簡素化することができ、レバー部材340全体の軽量化を図ることができる。この場合、ねじりバネSP1に必要な弾性係数を抑制することができ、それに伴って偏心カム部材333を駆動させる第1駆動装置335(図10参照)に必要な駆動力を抑制することができる。

0236

また、上部カバー部材344には衝撃を緩和する役割の他に、内側ケース部材330の内側に埃や球(遊技球、遊技媒体)が入り込むことを防止する役割がある。即ち、レバー部材340が揺動しても(図23(b)参照)、上部カバー部材344と上カバー322との間が常に閉鎖された状態とされるので、内側ケース部材330の内側に埃や球(遊技球、遊技媒体)が入り込むことを防止することができる。

0237

更に、上部カバー部材344は揺動軸方向(図22(a)紙面垂直方向)で内側ケース部材330の切り欠き331c1と当接可能とされる。これにより、上部カバー部材344を用いて本体部材341が揺動軸方向にぐらつくことを抑制することができる。

0238

偏心カム部材333には、レバー部材340の剥離部材350が当接する。偏心カム部材333の筒状部333bを剥離部材350側に向けた状態で偏心カム部材333にレバー部材340を当接させることで、偏心カム部材333が破損することを防止することができる。

0239

図22(a)に示すように、操作デバイス300は、振動装置366の振動方向の中心軸を示す直線L1が軸支棒363を通る。そのため、振動装置366の振動の衝撃が軸支棒363へ与えられるが、軸支棒363とモータ固定板362(図12参照)との間には緩衝部材364(図12参照)が配設されるので、緩衝部材364により振動の衝撃を緩和することができる。これにより、レバー部材340へ伝わる振動を抑制することができる。

0240

直線L1と、レバー部材340の長手方向に沿った直線L2との間の角度が角度θ1とされる。これにより、振動装置366が発生させる振動を、直線L2に沿った方向成分と、直線L2の垂直方向に沿った方向成分とに分解することができ、パチンコ機10に伝達されパチンコ機10を振動させる負荷(直線L2に沿った方向の負荷)を抑制することができる。

0241

また、同様に、レンズ部材317の押し込み方向(直線L1と平行)にかけられる力を、直線L2に沿った方向成分と、直線L2の垂直方向に沿った方向成分とに分解することができるので、レンズ部材317を押し込むことで、レバー支持軸331d1に与えられる負荷を抑制することができる。

0242

振動装置366がレバー支持軸331d1の正面側(図22(a)左側)に配置され、振動装置366が動作する際に生じる反作用が本体部材341の首振り部材支持部341dを下方に押し下げる方向に向けられる。そのため、振動装置366の振動により、本体部材341を偏心カム部材333から離反する方向に揺動させることができる。これにより、振動装置366の振動により偏心カム部材333が負荷を受けることを抑制することができる。

0243

図22(b)に示すように、首振り操作部材310を押し込み操作する状態において、裏ボタン部材312dが連結部344cに押し当てられる。この場合にレバー部材340側へ向けて生じる負荷の方向F1が、レバー支持軸331d1を中心にレバー部材340の首振り部材支持部341dを押し下げる方向へ向けられる。そのため、首振り操作部材310を押し込み操作することで偏心カム部材333へ向けた負荷が生じることを抑制することができる。

0244

首振り操作部材310を押し込み操作した状態では、直線L1と直線L2とが、角度θ2をなす。この角度θ2は、角度θ1よりも大きいので、振動装置366の振動の直線L2に沿った方向成分を図22(a)の状態に比較して小さくすることができる。そのため、首振り操作部材310を押し込み操作することにより、パチンコ機10に伝達させる振動を抑制することができる。

0245

また、直線L2の垂直方向に沿った方向成分を大きくすることができる。そのため、振動の反作用を利用してレバー部材340を図22(b)反時計回りに揺動させ易くすることができ、首振り操作部材310を押し込み操作している遊技者が感じる振動のモードを直線L1に沿った直線方向の振動と、首振り操作部材310が軸支棒363を軸に回転する振動との複数種類の振動を現出させることができる。

0246

図23(a)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイス300の断面図であり、図23(b)は、図17(a)のXVIIIc−XVIIIc線における操作デバイス300の断面図である。なお、図23では、剥離部材350がロック部材336に揺動を規制された状態で本体部材341が剥離部材350から引きはがされ、首振り操作部材310が押し下げられた状態が図示されると共に首振り操作部材310の断面視が省略される。

0247

図22に示す状態において、レンズ部材317を押し込む方向に所定量以上の荷重(磁力による吸着力以上の荷重)がかけられたり、首振り操作部材310を押し下げる方向に所定量以上の荷重(磁力による吸着力以上の荷重)がかけられたりすることで、本体部材341が磁石部材354から引きはがされ、図23に示す状態に首振り操作部材310が移動する。これにより、ロック部材336と剥離部材350との間で大きな荷重がかかり、ロック部材336や剥離部材350が破損することを抑制することができる。

0248

なお、首振り操作部材310を押し下げた場合にレバー部材340が移動する方向の反対側に偏心カム部材333が配設され、首振り操作部材310をいくら押し下げても、偏心カム部材333側には荷重が伝達されないので、偏心カム部材333の耐久性を向上させることができる。

0249

図23(b)に示すように、センサ検出片343bが第2センサ部材325a2の隙間から移動することで、本体部材341から剥離部材350が引きはがされたことを検出することができる。

0250

この場合、磁石部材354と本体部材341との間に生じていた磁力による吸着力が突然無くなり、首振り操作部材310が勢いよく下方へ移動する。そのため、レバー部材340が揺動しすぎてしまい、案内支持孔331e1,332e1に負担が生じる恐れがある。一方、本実施形態では、首振り操作部材310が押し下げられた際に、首振り操作部材310の背面側枠部材311と前カバー321とが対向配置され面当たりされることで、レバー部材340が回りすぎる場合にも、その負荷を背面側枠部材311又は前カバーが変形することで緩和することができる。これにより、レバー部材340が破損することを抑制することができる。

0251

なお、図23(a)に示す状態から、遊技者が下方にかけていた荷重を解くことで、本体部材341がねじりバネSP1の付勢力により図23(a)時計回りに揺動され、本体部材341が剥離部材350に再度吸着される。これにより、レバー部材340(及び本体部材341)の姿勢(配置)を安定化することができ、遊技者が次の操作を行いやすくすることができる。

0252

剥離部材350は本体部材341の揺動軸であるレバー支持軸331d1に軸支されるので、剥離部材350が本体部材341から剥離された状態においては、剥離部材350の重量が本体部材341の揺動方向にかからない。

0253

即ち、本体部材341に剥離部材350が吸着される状態と、本体部材341から剥離部材350が剥離される状態とでレバー支持軸331d1の前後の本体部材341の重量バランスが変化する。即ち、剥離部材350が引きはがされた状態の方が、本体部材341にかけられる首振り操作部材310を押し下げる方向のモーメントが大きくなる。これにより、剥離部材350が剥離した後では、本体部材341が起き上がる速度を小さくすることができるので、剥離部材350に本体部材341が吸着する際に偏心カム部材333に与えられる負荷を抑制することができる。

0254

また、本体部材341が断面コ字状に形成され、本体部材341のコ字状の開放側からコ字状の閉鎖側へ入り込む態様で剥離部材350が移動するので、本体部材341と剥離部材350との間で摩擦抵抗が生じる場合には、本体部材341が剥離部材350に吸着する速度を小さくすることができる。

0255

なお、ねじりバネSP1の付勢力は本体部材341に伝達され、剥離部材350には被伝達とされるため、剥離部材350と本体部材341とが引きはがされた状態でロック部材336または偏心カム部材333にねじりバネSP1の付勢力が働くことを防止できる。そのため、剥離部材350と本体部材341とが引きはがされた状態でロック部材336または偏心カム部材333が破損することを防止できる。

0256

なお、図23(a)の状態で、剥離部材350は偏心カム部材333とロック部材336とに固定されるので、再度、センサ検出片343bが第2センサ部材325a2の隙間に入ることで、本体部材341と剥離部材350とが吸着したことを検出することができる。

0257

図24(a)及び図24(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイス300の断面図である。なお、図24(a)では、図22(a)の状態からロック部材336が解除側(図24(a)時計回り)に揺動された状態が図示され、図24(b)では、図24(a)の状態から偏心カム部材333が約180度回転されレバー部材340が揺動された状態が図示される。また、首振り操作部材310が押し下げられた状態におけるレバー部材340及び首振り操作部材310の外形が想像線で図示される。

0258

ロック部材336の検出片336eがセンサ部材331fの隙間に入ることでロック部材336が解除側に揺動したことを検出することができる。ロック部材336が解除側に揺動したことを検出した後で、第1駆動装置335の駆動ギア335b(図10参照)を回転させることで偏心カム部材333を回転させ、レバー部材340を揺動させることができる。なお、偏心カム部材333を1方向に連続して回転させても良いし、回転方向を途中で切り替えても良い。

0259

偏心カム部材333が回転している間、レバー部材340は、ねじりバネSP1により偏心カム部材333に押し付けられる方向(図24(a)時計回り方向)に付勢される。そのため、偏心カム部材333の回転と連動して、レバー部材340は揺動する。これにより、遊技者の注目を首振り操作部材310に集めやすくできる。

0260

図24(a)又は図24(b)に示す状態で振動装置366が作動すると、その振動の反作用が直線L1に沿って本体部材341を押し下げる方向に働く。そのため、振動の反作用によって、偏心カム部材333から離反する方向にレバー部材340が揺動するので、振動装置366が動作することで偏心カム部材333に負荷がかけられることを抑制することができる。

0261

レンズ部材317を押し込み操作する場合を考える。レンズ部材317を押し込み操作する際に、レンズ部材317に与えられる荷重の方向が直線L1に沿うと仮定すると、レンズ部材317を押し込み操作することに伴って、レバー部材340が下方へ(図24(a)反時計回りに)揺動したり、首振り操作部材310が(図24(a)時計回りに)押し込み操作されたりする可能性がある。

0262

本実施形態では、いずれの場合でも、レバー部材340を偏心カム部材333から離反する方向に揺動させる荷重が働くので、レンズ部材317を押し込み操作することで偏心カム部材333に荷重が与えられることを抑制することができる。これにより、偏心カム部材333の耐久性を向上させることができる。

0263

図25(a)及び図25(b)は、図17(a)のXVIIIa−XVIIIa線における操作デバイス300の断面図である。なお、図25(a)では、図24(b)の状態から偏心カム部材333が反時計回りに所定角度θ3だけ回転された状態が図示され、図25(b)では、図24(b)の状態から偏心カム部材333が時計回りに所定角度θ3だけ回転された状態が図示されると共に首振り操作部材310の断面視が省略される。また、図25(a)及び図25(b)では、首振り操作部材310が押し下げられた状態におけるレバー部材340及び首振り操作部材310の外形が想像線で図示される。

0264

本実施形態では、首振り部材360が前側(図25反時計回り方向)に付勢されるので、遊技者が首振り操作部材310を把持して押し下げ動作することを容易とすることができる。即ち、首振り操作部材310を押し下げるために図24(b)の状態から方向M1(図25(a)参照)に力を加えた場合に、首振り操作部材310を首振り操作(軸支棒363を中心に揺動させる操作)させることなく、即座に首振り操作部材310を押し下げ操作することができる。

0265

ここで、レバー部材340を偏心カム部材333から離すことを可能とすると、レバー部材340を偏心カム部材333から離間した位置から勢い付けて偏心カム部材333に衝突させることが可能となるので(図25(a)及び図25(b)において、首振り操作部材310を想像線の位置から実線の位置まで押し上げることが可能となるので)、偏心カム部材333が破損する恐れがある。

0266

これに対し、本実施形態では、偏心カム部材333を中空とすることで、偏心カム部材333の破損を防止することができる。即ち、偏心カム部材333の弾性変形によりレバー部材340からの荷重をうけとめ、偏心カム部材333が破損することを抑制できる。

0267

上述したように、偏心カム部材333は、回転方向によらず、連続して回転し続けることで、レバー部材340を揺動動作させることができる。ここで、回転方向の特徴について説明する。

0268

図25(a)に、首振り操作部材310が上向き位置に配置された状態(図24(a)の状態)における偏心カム部材333の位相(以下、この位相を「退避位相」と称す)からの回転角度を示す。即ち、退避位相から図25(a)の偏心カム部材333の位相まで回転するには、時計回りの回転で角度φ1だけ偏心カム部材333を回す必要がある。

0269

図25(b)に、首振り操作部材310が上向き位置に配置された状態(図24(a)の状態)における偏心カム部材333の位相(退避位相)からの回転角度を示す。即ち、退避位相から図25(b)の偏心カム部材333の位相まで回転するには、反時計回りの回転で角度φ2だけ偏心カム部材333を回す必要がある。ここで、角度φ1は角度φ2に比較して小さい(φ1<φ2)。

0270

偏心カム部材333が等速回転すると仮定すると、退避位相から偏心カム部材333を時計回りに回転させた方が、レバー部材340がねじりバネSP1で付勢される方向と偏心カム部材333の回転方向とが対向する期間(角度にして角度φ1の期間)を偏心カム部材333を反時計回りに回転させる場合(角度にして角度φ2の期間)に比較して短くすることができる。

0271

また、退避位置から偏心カム部材333を時計回りに回転させた方が、偏心カム部材333の回転方向とレバー部材340がねじりバネSP1で付勢される方向とが対向する状態において、レバー部材340と偏心カム部材333とが当接する位置をレバー支持軸331d1に近づけることができる(図25(a)において偏心カム部材333とレバー部材340とが当接する位置を、図25(b)において偏心カム部材333とレバー部材340とが当接する位置よりもレバー支持軸331d1に近づけることができる)。この場合、レバー部材340に同一トルクがかけられていれば、レバー部材340と偏心カム部材333とが当接する位置で生じる荷重が、小さくなる。そのため偏心カム部材333にかけられる負荷を小さくすることができるので、偏心カム部材333の耐久性を向上させることができる。

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