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技術 音響計時器表示機構、特にクロノグラフリピータ

出願人 オメガ・エスアー
発明者 グレゴリー・キスリングジュリアン・フェイエ
出願日 2018年11月26日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2018-219967
公開日 2019年6月27日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2019-105629
状態 特許登録済
技術分野 未知の時間間隔を測定するもの 機械時計
主要キーワード ラックアーム 分ラック リリース装置 キャリバ 夜間飛行 ミュージックボックス 駆動フィンガ 計時器
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

音響計時器表示機構、特にクロノグラフリピータを提供すること。

解決手段

現在時刻以外の大きさ、または周期内の位置を表示するための、回転表示部材を有する計時器表示機構(500)であって、この回転表示部材は、この表示機構(500)と一体化または並置された時打ち機構(1)内に備えられる時打ちラックのくちばし部と協働している、渦巻カムと回転一体であり、この大きさまたはこの位置のそれぞれに特有数値を時打ちし、この表示機構(500)は、より具体的には、秒を計数し秒ラック(8)と協働するための、主クロノグラフホイール(2)と一体の秒渦巻カム(3)と、分を計数し分ラック(22)と協働するための、分計数ホイール(20)と一体の分渦巻カム(21)とを備えて、時間幅を計時した後に、所定時間幅の分および秒を時打ちする、クロノグラフ機構である。

概要

背景

いくつかの計時器は、特に計時器が、例えば、婦人腕時計等の小型の腕時計の場合、または多数の表示を備え、よって表示の各々が必然的に制限された表面領域を占め、または他の表示に重なっている複雑な腕時計の場合は、表示が読み難いことがあり、利用者とって判読不正確になる可能性があり、精密な時刻の測定という点では逆説的である。

表示の読み取りはまた、ダイビング中、もしくは夜や夕暮れ時の一定時刻など、周囲光暗いことにより妨げられる場合があり、または逆に干渉光が影を作り表示を読み難くしたり、利用者の視覚障害や、夜間飛行もしくは特別な作業などの使用の特定の状態によって妨げられる場合がある。更に、この理由により、18世紀および19世紀の時計製作者が、時打ち時計、パッシングストライク時計、もしくはリピータ時計、または触覚情報を提供する触覚式時計を開発した。

従って、PATEK PHILIPPEによる、仏国特許発明第2919398B1号は、計時器用のリピータ、ストライクオンデマンド、またはパッシングストライク機構を開示しており、これは、自動的にまたはオンデマンドで、少なくとも現在の月の十倍数および単位数の日および/または現在の月、および/または曜日を時打ちし、ミニッツリピータ機構において通常のクォータラックを置換する十倍数ラックを含む。

概要

音響計時器表示機構、特にクロノグラフリピータを提供すること。現在時刻以外の大きさ、または周期内の位置を表示するための、回転表示部材を有する計時器表示機構(500)であって、この回転表示部材は、この表示機構(500)と一体化または並置された時打ち機構(1)内に備えられる時打ちラックのくちばし部と協働している、渦巻カムと回転一体であり、この大きさまたはこの位置のそれぞれに特有数値を時打ちし、この表示機構(500)は、より具体的には、秒を計数し秒ラック(8)と協働するための、主クロノグラフホイール(2)と一体の秒渦巻カム(3)と、分を計数し分ラック(22)と協働するための、分計数ホイール(20)と一体の分渦巻カム(21)とを備えて、時間幅を計時した後に、所定時間幅の分および秒を時打ちする、クロノグラフ機構である。

目的

更に、この理由により、18世紀および19世紀の時計製作者が、時打ち時計、パッシングストライク時計、もしくはリピータ時計、または触覚情報を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

現在時刻以外の大きさ、またはそれぞれ周期内位置を表示するための、少なくとも1つの回転表示部材を備える計時器表示機構(500)であって、前記表示機構(500)は音響表示機構であって、前記表示機構(500)の回転表示部材は少なくとも回転において渦巻カムと一体であり、前記渦巻カムの縁部は時打ち機構(1)内に備えられる時打ちラックのくちばし部と協働しており、前記時打ち機構(1)は前記表示機構(500)と一体化または並置され、前記大きさまたは前記周期内位置のそれぞれに特有数値を時打ちし、前記表示機構(500)は、秒を計数するための中央クロノグラフホイール(2)、および分を計数するための分計数ホイール(20)を含む、クロノグラフ機構(100)であり、前記クロノグラフ機構(100)は、少なくとも秒渦巻カム(3)であって、前記秒渦巻カム(3)は、前記中央クロノグラフホイール(2)と回転一体であり、前記秒渦巻カム(3)の縁部は秒ラック(8)内に備えられるくちばし部と協働するように配置されている、秒渦巻カム(3)を含み、少なくとも1つの分渦巻カム(21)であって、前記分渦巻カム(21)は、前記分計数ホイール(20)と回転一体であり、前記分渦巻カム(21)の縁部は分ラック(22)内に備えられるくちばし部と協働するように配置されている、分渦巻カム(21)を含み、前記分ラック(22)と前記秒ラック(8)は、前記クロノグラフ機構(100)によって作られた所定時間幅の測定の終了時に停止した後に、前記所定時間幅の、それぞれ分と秒に関連する情報を、時打ち機構(1)であって、前記クロノグラフ機構(100)内に備えられるか、または前記クロノグラフ機構(100)と並置され、前記所定時間幅の少なくとも分と秒を時打ちするための前記秒ラック(8)および前記分ラック(22)を含む、時打ち機構(1)に提供するように配置されていること、を特徴とする、計時器表示機構(500)。

請求項2

前記クロノグラフ機構(100)はまた中間時間幅カムを含み、前記中間時間幅カムは、前記秒渦巻カム(3)および前記中央クロノグラフホイール(2)と回転一体であり、分の整数約数である、等しい時間幅を有する肩部(240)を含み、前記中間時間幅カムの縁部は、前記時打ち機構(1)内に備えられる中間時間幅ラック内に備えられるくちばし部と協働するように配置されて、前記所定時間幅の、分、中間時間幅、および秒を時打ちすることを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項3

前記中間時間幅カムは、十倍数秒を計数するように配置された十倍数カム(24)であり、前記中間時間幅ラックは十倍数ラック(26)であることを特徴とする、請求項2に記載の表示機構(500)。

請求項4

前記時打ち機構(1)は時打ちプレートを含む追加のモジュールであり、前記クロノグラフ機構(100)に備えられるインデックス手段と協働するように配置された相補的なインデックス手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項5

前記クロノグラフ機構(100)は、クロノグラフプレートを含む追加のモジュールであり、計時器(100)に備えられる主インデックス手段と協働するように配置された相補的な主インデックス手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の表示機構。

請求項6

前記時打ち機構(1)は、一方では前記分渦巻カム(21)と、他方では、分ラチェット(32)と回転一体のギャザリングラックピニオン(31)と噛み合い、分ハンマトリップ(34)を駆動して第1のハンマ(35)を駆動するギャザリングラック(33)と、読取り配置において協働するように配置された、前記分くちばし部(22)と、一方では、前記中央クロノグラフホイール(2)と回転一体の十倍数カム(24)と、かつ他方では、前記第1のハンマ(35)または第2のハンマ(13)を駆動するための第1の十倍数ハンマトリップ(30)と、第2のハンマ(13)または前記第1のハンマ(35)をそれぞれ駆動するための第2の十倍数ハンマトリップ(29)と、読取り配置において協働するように配置された、十倍数ラック(26)とを含み、更に、一方では、前記秒渦巻カム(3)と、他方では、前記第2のハンマ(13)または第3のハンマを駆動するための第2のハンマトリップ(12)と、読取り配置において協働するように配置された前記秒ラック(8)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項7

前記時打ち機構(1)は、作動部材(39)を含み、前記作動部材(39)は、前記渦巻カムおよびカム上で前記所定時間幅の読み取りをさせ、音響表示駆動手段を形成する弾性戻り手段に対して前記ギャザリングラック(33)を駆動して、一方では、経過した分を時打ちするための、前記分ラチェット(32)と一体のギャザリングラックピニオン(31)を、他方では、十倍数秒、次いで経過した秒数を時打ちするための前記十倍数ラック(26)、次いで前記秒ラック(8)を移動させるように構成されており、クォータミニッツリピータ機構において、時間を分で置換し、クォータを十倍数秒で置換し、分を秒で置換したものと同一の配置構成を有する、ことを特徴とする、請求項6に記載の表示機構(500)。

請求項8

前記秒渦巻カム(3)はノッチ(32)を含む同一のアーム(31)を有し、前記アーム(31)の各々は分の整数約数である中間時間幅に対応し、前記時打ち機構(1)は、前記秒渦巻カム(3)の前記アーム(31)の各々の端部を一時的に延長して、前記中間時間幅の各変化における誤った表示を回避するように配置された、サプライピース(4)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項9

前記秒渦巻カム(3)はノッチ(32)を含む同一のアーム(31)を有し、前記アーム(31)の各々は分の整数約数である中間時間幅に対応し、前記時打ち機構(1)は、前記秒渦巻カム(3)の前記アーム(31)の各々の端部を一時的に延長して、中間時間幅の各変化における誤った指示を回避するように配置された、サプライズピース(4)を含み、前記秒渦巻カム(3)の前記アーム(31)の各々の前記中間時間幅は、前記中間時間幅カムの前記肩部(240)の時間幅と同じであることを特徴とする、請求項2に記載の表示機構(500)。

請求項10

前記秒渦巻カム(3)はノッチ(32)を含む同一のアーム(31)を有し、前記アーム(31)の各々は分の整数約数である中間時間幅に対応し、前記時打ち機構(1)は、前記秒渦巻カム(3)の前記アーム(31)の各々の端部を一時的に延長して、中間時間幅の各変化における誤った指示を回避するように配置された、サプライズピース(4)を含み、前記サプライズピース(4)および前記中間時間幅カムはそれぞれ、前記秒渦巻カム(3)に備えられるピン(230)と協働する長円形溝(33;241)を含むことを特徴とする、請求項2に記載の表示機構(500)。

請求項11

前記クロノグラフ機構(100)はラトラパンテまたはスプリットセカンド機構を含み、前記クロノグラフ機構(100)の表示部材はスプリットセカンド渦巻カムと回転一体であり、スプリットセカンド渦巻カムの縁部は前記時打ち機構(1)に備えられるスプリットセカンドラックのくちばし部と協働することを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項12

前記回転表示部材は、周期内での位置の表示、すなわち、昼/夜の表示、またはAM/PM表示、または表示、または新月上弦/満月/下弦の表示のために配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項13

前記回転表示部材は周期内での位置の表示、すなわち十倍数および単位数を時打ちすることによる日表示、または曜日表示、のために配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示機構(500)。

請求項14

請求項1から13のいずれか一項に記載の表示装置(500)を含む計時器(1000)。

請求項15

前記時打ち機構(1)は前記表示機構(500)とは別個であることを特徴とする、請求項14に記載の計時器(1000)。

請求項16

前記時打ち機構(1)は前記表示機構(500)内に一体化されていることを特徴とする、請求項14に記載の計時器(1000)。

請求項17

前記計時器(1000)は腕時計であることを特徴とする、請求項14に記載の計時器(1000)。

技術分野

0001

本発明は、現在時刻以外の大きさを表示するための、またはそれぞれの周期内の位置を表示するための、少なくとも1つの回転表示部材を備える計時器表示機構に関し、その表示機構は音響表示機構であり、回転表示部材は少なくとも回転において渦巻カムと一体であり、渦巻カムの縁部は時打ち機構に含まれる時打ちラックのフィーラーアーム(feeler arm)と協働しており、時打ち機構は前述の表示機構と一体化または並置され、前述の大きさまたは前述の周期内位置のそれぞれに特有数値を鳴らす。

0002

本発明はまた、少なくとも1つのそのような表示機構を含む、計時器、特に時計に関する。

0003

本発明は計時器の表示機構の分野に関する。

背景技術

0004

いくつかの計時器は、特に計時器が、例えば、婦人腕時計等の小型の腕時計の場合、または多数の表示を備え、よって表示の各々が必然的に制限された表面領域を占め、または他の表示に重なっている複雑な腕時計の場合は、表示が読み難いことがあり、利用者とって判読不正確になる可能性があり、精密な時刻の測定という点では逆説的である。

0005

表示の読み取りはまた、ダイビング中、もしくは夜や夕暮れ時の一定時刻など、周囲光暗いことにより妨げられる場合があり、または逆に干渉光が影を作り表示を読み難くしたり、利用者の視覚障害や、夜間飛行もしくは特別な作業などの使用の特定の状態によって妨げられる場合がある。更に、この理由により、18世紀および19世紀の時計製作者が、時打ち時計、パッシングストライク時計、もしくはリピータ時計、または触覚情報を提供する触覚式時計を開発した。

0006

従って、PATEK PHILIPPEによる、仏国特許発明第2919398B1号は、計時器用のリピータ、ストライクオンデマンド、またはパッシングストライク機構を開示しており、これは、自動的にまたはオンデマンドで、少なくとも現在の月の十倍数および単位数の日および/または現在の月、および/または曜日を時打ちし、ミニッツリピータ機構において通常のクォータラックを置換する十倍数ラックを含む。

0007

仏国特許発明第2919398B1号

先行技術

0008

FrancoisLECOULTRE entitled‘Les montres compliquees’(A Guide to Complicated Watches)1985,ISBN 2−88175−000−1
Patent Applications in the name ofBLNCAIN: traditional striking or melody playing function, striking mechanism with several stages with different rack components.

0009

本発明は、従来の視覚的表示を音響的表示と組み合わせること、または従来の視覚的表示を音響的表示に置換することを提案し、その目的のために請求項1による計時器表示機構に関する。

0010

この表示機構は、より具体的には、秒を計数し秒ラックと協働するための、主クロノグラフホイールと一体の秒渦巻カムと、分を計数し分ラックと協働するための、分計数ホイールセットと一体の分渦巻カムとを備えて、時間幅を計時した後に、所定時間幅の分および秒を時打ちする、クロノグラフ機構である。

0011

本発明はまた、少なくとも1つのそのような表示機構を含む、計時器、特に時計に関する。

0012

本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読み、添付図面を参照すると明らかであろう。

図面の簡単な説明

0013

本発明による表示機構の第1のレベルの概略的な平面図を表し、表示機構は、クロノグラフ機構であって、秒を計数する少なくとも1つの主クロノグラフホイールと、分をカウントダウンするための分計数ホイールを備え、ホイールのそれぞれは、ミニッツリピータ機構と同様に、オンデマンド時打ち機構の時打ちラック、すなわちそれぞれ秒ラック、および分ラックと協働する渦巻カムを備える。
図1と同様に、主クロノグラフホイールと同軸の、十倍数ラックと協働する十倍数カムを示す、第2のレベルを表す。
図1と同様に、この時打ち機構の制御部材の詳細を表し、ギャザリングラック、次にギャザリングラックピニオンを、次に種々の時打ちラックを駆動し、種々のトリップ旋回させ、ゴングを打つためのハンマトリップを作動させる。
時打ち機構が表示機構とは別個である、計時器、特に時計を表すブロック図である。
時打ち機構が表示機構内に一体化された、計時器、特に時計を表すブロック図である。

実施例

0014

本発明は計時器1000、特に腕時計または時計用の計時器表示機構500に関する。

0015

この計時器1000は、従来方式で、ムーブメント、および、本明細書では詳細には説明しないが、少なくとも振動子を駆動するためのエネルギー蓄積手段を含む。この計時器1000はミュージックボックスから構成されてもよい。

0016

この表示機構500は、現在時刻以外の大きさを表示するための、またはそれぞれの周期内の位置を周期的に表示するための、針、円盤等の、少なくとも1つの回転表示部材を備える。

0017

「現在時刻以外の大きさ」とはクロノグラフ機構の時間経過、またはスポーツ審判装置用プッシャへの操作の合計数などの大きさを意味する。

0018

「周期内での位置の表示」とは、時間の経過と共に値が周期的に元に戻る値の表示であって、例えば昼/夜の表示、AM/PM(午前/午後)表示、表示、新月上弦/満月/下弦月相表示潮汐表示、曜日表示月表示、日表示などである。

0019

この表示機構500は音響表示機構であるか、または音響表示機構を含む。この目的のために、回転表示部材は少なくとも回転において渦巻カムと一体であり、渦巻カムの縁部は時打ち機構1内に備えられる時打ちラックのくちばし部と協働しており、時打ち機構1は表示機構500と一体化または並置され、大きさまたは周期内位置のそれぞれに特有の数値を時打ちする。

0020

本発明は、プッシャ、ボルトクラウンベゼルまたは他のあらゆるアクチュエータなどの制御部材上への、ユーザ操作による、オンデマンド表示に対して、非限定的に、より具体的に説明される。

0021

当然ながら、本発明は自動リリース装置と共に実装することもできる。例えば、以下で述べるクロノグラフ機構の特定の場合では、クロノグラフ機構の停止プッシャを使用して、特に調整可能な時間幅のタイミング機能を開始することができ、その終了時に計時器の動きが、パッシングストライク(passing strike)と同様に、対応する渦巻カムを読み取るために各時打ちラックを送ることにより、読み取りを生じさせることができる。

0022

図で示す、具体的なかつ非制限的な適用における本発明によると、この表示機構500は、少なくとも、秒を計数するための中央クロノグラフホイール2、および分を計数するための分計数ホイール20を含む、クロノグラフ機構100である。

0023

本発明によるこのクロノグラフ機構100は、少なくとも中央クロノグラフホイール2と回転一体の秒渦巻カム3を含み、秒渦巻カム3の縁部は秒ラック8内に備えられるくちばし部と協働するように配置されている。クロノグラフ機構100はまた、分計数ホイール20と回転一体の少なくとも1つの分渦巻カム21を含み、分渦巻カム21の縁部は分ラック22内に備えられるくちばし部と協働するように配置されている。分ラック22と秒ラック8は、クロノグラフ機構100によって作られた所定時間幅の測定の終了時に停止した後に、それぞれ分と秒の所定時間幅に関連した情報を、クロノグラフ機構100内に備えられる、またはクロノグラフ機構100と並置された時打ち機構1に提供し、所定時間幅の少なくとも分と秒を時打ちするように配置されている。この時打ち機構1は、所定時間幅の少なくとも分と秒を時打ちするための、秒ラック8および分ラック22を備える。

0024

従ってクロノグラフ機構100は、時打ち機構1と組み合わされて、クロノグラフリピータ機構を形成する。

0025

より具体的には、クロノグラフ機構100はまた中間時間幅カムを含み、中間時間幅カムは、秒渦巻カム3および中央クロノグラフホイール2と回転一体であり、分の整数約数である、等しい時間幅を有する肩部240を含み、その縁部は時打ち機構1内に備えられる中間時間幅ラック内に備えられるくちばし部と協働するように配置されて、所定時間幅の、分、中間時間幅、および秒を時打ちする。この中間時間幅カムは渦巻カムを形成し、渦巻カムの肩部240の各々は、互いに異なる半径に対応する。より具体的には、および図に示すように、中間時間幅カムは十倍数カム24であり、6つの肩部240を含み、10秒毎を計数するように配置され、対応する中間時間幅ラックは十倍数ラック26である。当然ながら、他の分割、特に30、20、15、12、またはその他の倍数のためのカムを想定することができる。十倍数カム24はユーザにとって解釈がより容易であり、関連する秒渦巻カム3の分割数は、ユーザに見えない程にサイズは十分に低減されており、ここで秒渦巻カム3は6つのアーム310を有し、アームは各々10個のノッチ320を有し、実行された最後の時打ち機能に対応している。

0026

特定の一実施形態では、時打ち機構1は追加のモジュールであり、時打ちプレートを含み、クロノグラフ機構100に含まれるインデックス手段と協働するように配置された相補的なインデックス手段を含む。

0027

より具体的には、クロノグラフ機構100は追加のモジュールであり、クロノグラフプレートを含み、計時器1000に備えられる主インデックス手段と協働するように配置された相補的な主インデックス手段を含む。

0028

図示した特定の実施形態では、時打ち機構1は分くちばし部22を含み、分くちばし部22は、一方では分渦巻カム21と、他方では、分ラチェット32と回転一体のギャザリングラックピニオン31と噛み合い、分ハンマトリップ34を駆動して第1のハンマ35を駆動するギャザリングラック33と、読取り配置において協働するように配置されている。

0029

時打ち機構1は十倍数ラック26を含み、十倍数ラック26は、一方では、中央クロノグラフホイール2と回転一体の十倍数カム24と、かつ他方では、第1のハンマ35、またはより標準的には第2のハンマ13を駆動するための第1の十倍数ハンマトリップ30と、第2のハンマ13、またはより標準的には第1のハンマ35をそれぞれ駆動するための第2の十倍数ハンマトリップ29と、読取り配置において協働するように配置されている。

0030

時打ち機構1はまた、秒ラック8を含み、秒ラック8は、一方では、秒渦巻カム3と、他方では、前述の第2のハンマ13または第3のハンマを駆動するための第2のハンマトリップ12と、読取り配置において協働するように配置されている。実際、本発明は、第2のゴング17よりも、より深いピッチの第1のゴング40のみと、第1のハンマ35および第2のハンマ16のみとを含む、簡略化したシステムで図示されている。もちろん、より多くのゴングを有し、時打ちラックの各々に対応する音色が完全に異なるような、時打ち機構1を使用することが可能である。

0031

要約すると、「クロチャイム」とも呼ばれる、このクロノグラフ機構100は、クォータミニッツリピータ機構において、時間を分で置換し、クォータを十倍数秒で置換し、分を秒で置換したものと同一の配置を有する時打ち機構1を含む。当業者が、ミニッツリピータの従来の配置構成を本発明に移行する際に困難はないであろう。FrancoisLECOULTREによる、「Les montres compliquees」(A Guide to Complicated Watches)1985,ISBN2−88175−000−1と題する文献を参照することができ、97〜205ページに、時打ち機構を形成する基本機構が以下の異なる章で詳細に説明されている。
リピーティング時計
− 旧式のリピーティング時計
新式クォータリピータ
− 簡略式リピータ
ハーフクォータリピータ
ブレゲハーフクォータリピータ
− 5分リピータ
− 分リピータ
クロック時計
必要がなければ、これらの基本機構はここでは詳細に議論しない。それは、時打ち機構の専門家であれば、この普遍的な参考文献、特に前述の最後の2章で、そのような機構の構成を見つける方法を知っているからである。

0032

より具体的には、時打ち機構1は巻上げレバー39を含み、巻上げレバー39は、この所定時間幅の読み取りを渦巻カムとカム上で開始し、音響表示駆動手段を形成する弾性戻り手段に対してギャザリングラック33を駆動して、一方では、経過した分を時打ちするための、分ラチェット32と一体のギャザリングラックピニオン31を、他方では、十倍数秒、次いで経過した秒を時打ちするための、十倍数ラック26、次いで秒ラック8を移動させるように配置されており、クォータミニッツリピータ機構において、時間を分で置換し、クォータを十倍数秒で置換し、分を秒で置換したものと同一の配置構成を有する。特に、十倍数ラック26と秒ラック8との連結は、クォータミニッツリピータの連結と類似している。

0033

より具体的には、秒渦巻カム3はノッチ320を含む同一のアーム310を含み、各アーム310は分の整数約数である中間時間幅に対応する。時打ち機構1は、秒渦巻カム3の各アーム310の端部を一時的に延長して、中間時間幅の各変化における誤った指示を回避するように配置された、サプライピース4を含む。

0034

より具体的には、秒渦巻カム3の各アーム310の中間時間幅は、中間時間幅カムの肩部240の時間幅と同じである。

0035

より具体的には、サプライズピース4および中間時間幅カムはそれぞれ長円形溝330およびそれぞれ241を含み、秒渦巻カム3に含まれるピン230と協働している。

0036

図1図3は時打ち機構の主な構成要素を示す。
作動部材39、ギャザリングラック22、ギャザリングラックピニオン31と分ラチェット32とを有する時打ちユニットリリースレバー5、オールオアナッシングばね18、ラックアーム24、分くちばし部ばね23を有する分くちばし部22、分渦巻カム21、および分計数ホイール20、
− 中央には、主クロノグラフホイール2、秒渦巻カム3、十倍数カム24、およびサプライズピース4、
− サプライズピースジャンパ6、およびそのサプライズピースばね7、
− 時打ちユニット内の十倍数駆動フィンガ28および十倍数ラックピニオン27、十倍数ラック26および秒クリック11、
− 秒ラック8、
− 分ハンマトリップ34、第1のハンマ35、第1のハンマ35の時打ち部分、第1のハンマばね37、第1のハンマカウンタばね38、
− 第1のハンマ35に作用する第1の十倍数ハンマトリップ30、および第2のハンマ13に作用する第2の十倍数ハンマトリップ29、
− 第2のハンマトリップ12、第2のハンマ13、第2のハンマ時打ち部分15、第2のハンマばね14、第2のハンマカウンタばね16。

0037

特定の一実施形態では、クロノグラフ機構100はラトラパンテまたはスプリットセカンド機構を含み、その表示部材はスプリットセカンド渦巻カムと回転一体であり、スプリットセカンド渦巻カムの縁部は時打ち機構1に含まれるスプリットセカンドラックのくちばし部と協働する。2つの時打ち機構、すなわち1つ目はクロノグラフ用、2つ目はスプリットセカンド用を想定することが可能であるが、この実施形態は面倒で時計の厚さを大幅に増加させる。別の更に複雑な実施形態は、単一の時打ち機構を使用することからなり、オンデマンドでクロノグラフか、またはスプリットセカンド機能のいずれかを時打ちする。ほとんど全てのスプリットセカンド機構に適合する簡略化した実施形態では、スプリットセカンド計数器によって計測される時間幅は60秒に限定され、分が計数されることが回避される。

0038

図では示していない別の実施形態では、表示機構500は、周期内での位置の表示、すなわち昼/夜の表示、またはAM/PM表示、または春/夏/秋/冬表示、または新月/上弦/満月/下弦の表示のために配置されている回転表示部材を含む。

0039

より具体的には、回転表示部材は周期内での位置の表示、すなわち十倍数および単位数を時打ちすることによる日表示、または曜日表示のために配置されている。

0040

本発明は、図で示したものよりも、より複雑な時打ち機構を実装することができ、特にBLANCPAINによる特許出願、「traditional striking or melody playing function, striking mechanism with several stages with different rack components」、におけるような、いくつかの時打ち機構またはメロディーを有することができる。

0041

本発明はまた、そのような表示機構500を含む、計時器1000、特に時計に関する。

0042

一実施形態では、時打ち機構1は表示機構500とは別個である。

0043

一実施形態では、時打ち機構1は前述の表示機構500内に一体化されている。

0044

上述の音響表示機構は従来の視覚的表示と組み合わせられるように設計されるが、音響表示機構が視覚的表示を置換することができる。

0045

既存のキャリバ(calibres)において、関連する表示ホイールに渦巻カムを追加することからなる、限定された変形を通じて、本発明は、特に既存の時打ち機構を、特別な時打ちラックを用いることにより特定の場合に適合させて使用することにより、計時器、特に腕時計に新たな機能を提供することを可能にする。

0046

1時打ち機構
2 主クロノグラフホイール
3 秒渦巻カム
4サプライズピース
5リリースレバー
6 サプライズピースジャンパ
7 サプライズピースばね
8 秒ラック
11 秒クリック
12 第2のハンマトリップ
13 第2のハンマ
14 第2のハンマばね
15 第2のハンマ時打ち部分
16 第2のハンマカウンタばね
17 第2のゴング
18オールオアナッシングばね
20 分計数ホイール
21 分渦巻カム
22くちばし部
23 くちばし部ばね
24 十倍数カム
26 十倍数ラック
27 十倍数ラックピニオン
28 十倍数駆動フィンガ
29 第2の十倍数ハンマトリップ
30 第1の十倍数ハンマトリップ
31ギャザリングラックピニオン
32 分ラチェット
33 ギャザリングラック
34 分ハンマトリップ
35 第1のハンマ
37 第1のハンマばね
38 第1のハンマカウンタばね
39作動部材、巻上げレバー
40 第1のゴング
100クロノグラフ機構
230ピン
240肩部
310アーム
320ノッチ
330長円形溝
500表示機構
1000 計時器

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