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技術 紙葉類取り出し装置

出願人 株式会社プレッシオ
発明者 山田俊一郎石黒琢也染矢丈白根正平
出願日 2019年4月3日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-071388
公開日 2019年6月27日 (1年7ヶ月経過) 公開番号 2019-104638
状態 特許登録済
技術分野 シート、マガジン及び分離 ベルト,ローラによる搬送
主要キーワード 取り出しベルト 開き機構 操作入力パネル 取り出し部材 取り出し速度 離間部材 挿入機構 叩き板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月27日)のものです。
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図面 (6)

課題

簡単な装置構成により複数部の紙葉類を短時間で確実に1部ずつ取り出すことができる紙葉類取り出し装置を提供する。

解決手段

新聞供給機構20は、複数部の新聞Pを立位で重ねて投入する投入部21と、投入部21の底に配置され、投入部21へ投入された複数部の新聞Pの下端支えて当該新聞Pの重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送りベルト23a、23b、24a、24bと、取り出し位置へ送られた新聞Pに接触して下方に移動する取り出しベルト22a、22bと、取り出し位置へ送られた新聞Pの上端を取り出しベルト22a、22bから離間させるスペーサ64と、取り出し位置へ向かう新聞Pの下端をさばいて重ね方向の一端にある新聞Pを取り出しベルト22a、22bへ押し付けるさばき部材66と、を有する。

概要

背景

従来、紙葉類取り出し装置として、例えば、複数枚折込ちらしを重ねたセット広告新聞に中入れするインサータ給紙装置が知られている。
引用文献1の給紙装置は、上下に重ねた複数部のセット広告を重ね方向下端のものから順に一部ずつ取り出す。このとき、給紙装置は、最下端のセット広告の一部を吸引して次のセット広告から離間させる。そして、給紙装置は、最下端のセット広告と次のセット広告の間に分離部材を挿入する。さらに、給紙装置は、この分離部材を最下端のセット広告の取り出し方向に回転する。これにより、次のセット広告を最下端のセット広告と確実に分離することができ、最下端のセット広告のみ取り出すことができる。

概要

簡単な装置構成により複数部の紙葉類を短時間で確実に1部ずつ取り出すことができる紙葉類取り出し装置を提供する。新聞供給機構20は、複数部の新聞Pを立位で重ねて投入する投入部21と、投入部21の底に配置され、投入部21へ投入された複数部の新聞Pの下端を支えて当該新聞Pの重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送りベルト23a、23b、24a、24bと、取り出し位置へ送られた新聞Pに接触して下方に移動する取り出しベルト22a、22bと、取り出し位置へ送られた新聞Pの上端を取り出しベルト22a、22bから離間させるスペーサ64と、取り出し位置へ向かう新聞Pの下端をさばいて重ね方向の一端にある新聞Pを取り出しベルト22a、22bへ押し付けるさばき部材66と、を有する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の紙葉類立位で重ねて投入する投入部と、前記投入部の底に配置され、前記投入部へ投入された複数の紙葉類の下端支えて当該紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送り機構と、前記送り機構による紙葉類の移動方向に向かって上端が下端より紙葉類の取り出し装置後方傾倒する方向に鉛直面に対して傾斜して前記取り出し位置に対向して設けられ、前記取り出し位置へ送られた紙葉類の表面に接触して下方に移動する取り出し部材と、前記取り出し位置へ送られた紙葉類の上端を前記取り出し部材から離間させる離間部材と、を有する紙葉類取り出し装置

請求項2

前記取り出し位置から取り出された紙葉類の下端を前記取り出し部材による取り出し速度より速い速度で引き抜いて搬送する引き抜き搬送機構をさらに有する、請求項1の紙葉類取り出し装置。

請求項3

前記送り機構は、前記投入部へ投入された複数の紙葉類の下端に接触して前記取り出し位置に向けて移動する第1送り部材、および前記第1送り部材によって移動された紙葉類の下端に接触して前記取り出し位置に向けて前記第1送り部材より速い速度で移動する第2送り部材を含む、請求項1の紙葉類取り出し装置。

請求項4

前記取り出し位置へ向かう紙葉類の下端をさばいて前記重ね方向の一端にある紙葉類を前記取り出し部材へ押し付けるさばき部材をさらに有し、前記さばき部材は、前記送り機構と前記取り出し部材の間で前記投入部の底より下に配置され、前記取り出し位置に向かう紙葉類の下端に摩擦力を作用させてブレーキをかける、請求項1の紙葉類取り出し装置。

技術分野

0001

本発明は、例えば、複数部重ねた紙葉類を1部ずつ取り出す紙葉類取り出し装置に関する。

背景技術

0002

従来、紙葉類取り出し装置として、例えば、複数枚折込ちらしを重ねたセット広告新聞に中入れするインサータ給紙装置が知られている。
引用文献1の給紙装置は、上下に重ねた複数部のセット広告を重ね方向下端のものから順に一部ずつ取り出す。このとき、給紙装置は、最下端のセット広告の一部を吸引して次のセット広告から離間させる。そして、給紙装置は、最下端のセット広告と次のセット広告の間に分離部材を挿入する。さらに、給紙装置は、この分離部材を最下端のセット広告の取り出し方向に回転する。これにより、次のセット広告を最下端のセット広告と確実に分離することができ、最下端のセット広告のみ取り出すことができる。

先行技術

0003

特開2001−106353号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、引用文献1の給紙装置では、最下端のセット広告を吸引するための機構や分離部材をセット広告の間に挿入するための機構が必要となり、装置構成が複雑になり、装置の製造コストが高くなる。また、引用文献1の給紙装置では、セット広告を1部取り出す度に吸引機構挿入機構を動作させる必要があり、セット広告の取り出しに多くの時間を要する。

課題を解決するための手段

0005

本発明の紙葉類取り出し装置の一態様は、複数の紙葉類を立位で重ねて投入する投入部と、投入部の底に配置され、投入部へ投入された複数の紙葉類の下端を支えて当該紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送り機構と、送り機構による紙葉類の移動方向に向かって上端が下端より紙葉類の取り出し装置後方傾倒する方向に鉛直面に対して傾斜して取り出し位置に対向して設けられ、取り出し位置へ送られた紙葉類の表面に接触して下方に移動する取り出し部材と、取り出し位置へ送られた紙葉類の上端を取り出し部材から離間させる離間部材と、を有する。

発明の効果

0006

本発明によれば、簡単な装置構成により複数部の紙葉類を短時間で確実に1部ずつ取り出すことができる。

図面の簡単な説明

0007

図1は、実施形態に係る丁合・中入れ装置を示す外観斜視図である。
図2は、図1の丁合・中入れ装置の丁合機構を示す概略図である。
図3は、図2の丁合機構から排出される丁合束の一例を示す外観斜視図である。
図4は、図1の丁合・中入れ装置の新聞供給機構へ投入する新聞の折り畳み方を説明するための図である。
図5は、図1の丁合・中入れ装置の新聞供給機構の機能を説明するための要部概略図である。

実施例

0008

以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る丁合・中入れ装置100の外観を示す概略斜視図である。以下の説明では、後述する丁合機構10から丁合束Tを排出する方向を前方とし、各図において、この方向をY方向として示す。また、各図において、丁合・中入れ装置100を前方から見て右方向をX方向とし、鉛直上方向をZ方向として示す。

0009

丁合・中入れ装置100は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、および集積・揃え機構40を有する。新聞供給機構20は、装置を前方から見て丁合機構10の左側に隣接して配置され、新聞搬送・開き機構30は、丁合機構10および新聞供給機構20の前方に配置されている。集積・揃え機構40は、新聞搬送・開き機構30のさらに前方に配置されている。

0010

このため、集積・揃え機構40の前方の下端には、作業員つま先を入れるための凹所50が設けられている。凹所50を設けることで、作業員が丁合機構10に近付き易くなり、例えば、丁合機構10に対する折込ちらしtの投入作業ジャム処理などを容易にできる。

0011

丁合・中入れ装置100は、この他に、装置を前方から見て集積・揃え機構40の右側に隣接して、図示しないリフターを有する。集積・揃え機構40において集積されて揃えられた複数組の丁合束T(図3)や組紙K(図示せず)は、図示しないリフターへ移載されて所望の高さへ上昇される。

0012

丁合・中入れ装置100の各機構10、20、30、40は、図示しない制御部によってその動作タイミングなどが制御される。例えば、丁合・中入れ装置100は、制御部によって、丁合モード、中入れモード、または丁合・中入れモードで動作される。

0013

丁合モードでは、制御部は、丁合機構10、および集積・揃え機構40を動作させ、数種類の折込ちらしtを重ねて折り紙sで挟んだ丁合束T(図3)を作成する。中入れモードでは、制御部は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、および集積・揃え機構40を動作させ、予め用意した複数組の丁合束Tを1組ずつ取り出して新聞P(図4c)に中入れして組紙Kを作成する。丁合・中入れモードでは、制御部は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、および集積・揃え機構40を動作させ、数種類の折込ちらしtを重ねた丁合束Tを作成すると同時にこの丁合束Tを新聞Pに中入れして組紙Kを作成する。

0014

図2は、丁合機構10を示す概略図である。
丁合機構10は、Z方向に長い略直方体形状の筐体1を有する。筐体1の前方(図示左側)および後方(図示右側)には、Z方向に並んだ複数段給紙トレイ2が設けられている。給紙トレイ2は、その一部が筐体1の前方または後方から突出して設けられているが、図1では給紙トレイ2の図示を省略してある。

0015

各給紙トレイ2は、筐体1の内側に向けて下方に傾斜して取り付けられている。各給紙トレイ2には、数種類の折込ちらしtが複数枚重ねて投入される。複数の給紙トレイ2を介して同じ種類の折込ちらしtを投入することもできる。なお、筐体1の前方側の最下段にある給紙トレイ2aは、折り紙s(図3)を投入するための給紙トレイとして割り当てられている。折り紙sは、折込ちらしtの一種であってもよい。

0016

筐体1内には、筐体1の中心を通ってZ方向に延びた搬送パス3が設けられている。搬送パス3は、前方の複数段の給紙トレイ2と後方の複数段の給紙トレイ2の間でXZ平面に沿って設けられている。つまり、各給紙トレイ2から所定のタイミングで取り出された折込ちらしtが搬送パス3へ送り込まれて互いに重ねられる。そして、重なった状態の複数枚の折込ちらしtが搬送パス3を介して下方へ搬送される。搬送パス3には、重なった状態の複数枚の折込ちらしtを挟持して搬送するための複数組の搬送ローラ対4が設けられている。

0017

各給紙トレイ2の傾斜方向の下端側、すなわち搬送パス3に近い中心寄りの端部には、それぞれ、第1給紙ローラ5および第2給紙ローラ6が設けられている。第1給紙ローラ5は、給紙トレイ2上に重ねて投入された複数枚の折込ちらしtの最上端の折込ちらしtに接触して回転する。第1給紙ローラ5より折込ちらしtの取り出し方向の下流側に設けた第2給紙ローラ6は、捌き板7に2枚目以降の折込ちらしtの先端を押し付けて2枚取りを防止する。折込ちらしtの給紙方向に沿って第2給紙ローラ6の下流側には、搬送パス3へ折込ちらしtを送り込む送りローラ対8が設けられている。

0018

搬送パス3の下端には、折りローラ対9が配置されている。折りローラ対9は、そのニップが搬送パス3の延長線上に位置する姿勢で設けられている。つまり、搬送パス3を介して下方へ搬送された複数枚の折込ちらしtが折りローラ対9のニップへ送り込まれるようになっている。

0019

折り紙sを給紙するための給紙トレイ2aの給紙方向の下流側(図示右側)には、給紙トレイ2aを介して投入された折り紙sを折りローラ対9の上方へ送り込むための送りローラ対8aが設けられている。折り紙sの給紙方向の先端には、折り紙sの先端を所定位置係止する係止部11が設けられている。係止部11は、折り紙sの給紙方向の中央位置が折りローラ対9のニップに対向する位置で折り紙sを停止させる。折りローラ対9の斜め上方には、折りローラ対9のニップに向けて折り紙sの中央部を押し込むための折込ナイフ12が配置されている。

0020

つまり、各給紙トレイ2を介して投入された折込ちらしtが搬送パス3で重ねられて折りローラ対9のニップへ送り込まれる。このとき、予め給紙された折り紙sの中央を折込ナイフ12によって折り込んでおく。そして、重なった状態で搬送パス3を介して搬送された複数枚の折込ちらしtが折り紙sの中央に押し込まれ、折りローラ対9の回転によって折り紙sの間に挟み込まれる。折りローラ対9を通過して2つ折りにされた折込ちらしの束、すなわち折り紙sの間に複数枚の折込ちらしtを挟んだ丁合束Tは、搬送ベルト13へ受け渡されて排出ローラ対14を介して筐体1の前方に設けた排出口15から排出される。

0021

図3は、丁合機構10の排出口15から排出された丁合束Tの一例を示す外観斜視図である。丁合束Tは、その排出方向(Y方向)の先端T−1側を折り紙sによって覆われた状態でY方向に排出される。なお、本実施形態では、折り紙sの排出方向に沿った一端s−1(排出方向から見た右端部)が複数枚の折込ちらしtの端部t−1と略揃った状態で丁合束Tを排出するように、折り紙sのX方向に沿った給紙位置を調整可能となっている。

0022

図4は、新聞供給機構20の投入部21を介して丁合・中入れ装置100へ投入される新聞Pの折り畳み方を説明するための図である。新聞Pは、図4(c)に示す折り目P−1が下を向き、且つ折り目P−2が装置の前方から見て右側になる立位の姿勢で投入部21へ投入される。

0023

新聞は、図4(a)に示すようにA1サイズの新聞紙を複数枚重ねた状態から中央の破線で図示矢印のように2つ折りにし、さらに図4(b)に示すようにA2サイズの2つ折りの複数枚の新聞紙を中央の破線で矢印のように2つ折りにした状態(4つ折りにした状態)のもの(略A3サイズに折り畳んだ新聞)(図4c)を複数部重ねた状態で投入部21へ投入される。投入部21へ投入された新聞Pは、折り目P−1を先頭にして下方に取り出される。

0024

次に、上述した丁合・中入れ装置100による丁合モード時の動作について説明する。動作に先だち、オペレータは、丁合機構10の各給紙トレイ2、2aに折込ちらしtを投入する。

0025

そして、図示しない操作入力パネルを介して丁合モードによる処理コマンドが入力されると、所定の給紙トレイ2から折込ちらしtが1枚ずつ搬送パス3へ給紙されて重ねられ、重ねられた複数枚の折込ちらしtが搬送パス3を介して下方へ搬送され、複数枚の折込ちらしtが折り紙sに挟み込まれた丁合束Tが排出口15から排出される。

0026

排出口15から排出された丁合束Tは、Y方向に走行する排出コンベア39を介して、集積・揃え機構40へ順次排出されて積重ねられる。このとき、集積・揃え機構40に設けた後述するX方向叩き板55およびY方向叩き板56が動作され、集積される丁合束Tの端辺が揃えられる。

0027

所定数の丁合束Tが排出口15から排出されて、集積・揃え機構40にて丁合束Tを積重ねながら端辺を揃えると、丁合機構10の動作が停止されて、所定数の丁合束TがX方向へ排出されて図示しないリフターへ移載される。このとき、複数組の丁合束Tがその集積方向と異なるX方向に水平移動されるため、丁合束Tの姿勢が崩れにくい。

0028

次に、上述した丁合・中入れ装置100による丁合・中入れモード時の動作について説明する。なお、中入れモード時の動作は、折込ちらしの丁合動作が無いだけで丁合・中入れモードと同じであるため、ここではその説明を省略する。

0029

丁合・中入れモードにおける動作に先だち、オペレータは、丁合機構10の各給紙トレイ2、2aに折込ちらしtを投入して、新聞供給機構20の投入部21へ複数部の新聞Pを投入する。

0030

図示しない操作入力パネルを介して丁合・中入れモードによる処理コマンドが入力されると、新聞供給機構20によって新聞Pが1部ずつ取り出され、上述した丁合モードのときと同様に丁合束Tが排出口15から排出される。このとき、新聞Pを排出コンベア39へ送り込むタイミングと丁合束Tを排出コンベア39に向けて排出するタイミングが合うように、新聞Pの処理速度や取り出しタイミングが調整してある。

0031

新聞供給機構20によって新聞Pが新聞搬送・開き機構30へ送り込まれると、当該新聞PがX方向に搬送され、新聞Pの上側部分P1と下側部分P2が開かれる。このとき、新聞Pの搬送タイミングに合わせて送り込まれた丁合束Tが上側部分P1と下側部分P2との間の隙間に挿入され、組紙Kが形成されて排出コンベア39上に載置される。

0032

このようにして丁合束Tが新聞Pに中入れされた組紙Kは、排出コンベア39を介して集積・揃え機構40に送り込まれ、積重ねられながら端辺を揃えられる。所定数の組紙Kが集積されると、集積された所定数の組紙KがX方向へ排出され、図示しないリフターへ移載される。

0033

以上のように、本実施形態の丁合・中入れ装置100によると、丁合モードおよび中入れモードに加えて丁合・中入れモードによる動作が可能となる。丁合・中入れモードでは、新聞Pを開いて搬送すると同時に丁合束Tを作成して中入れするようにしたため、折込ちらしの丁合と同時に新聞Pへの中入れが可能となり、組紙Kを綺麗に揃えることができる。このため、例えば、折り紙sを用いずに複数枚の折込ちらしtを重ねただけの丁合束Tを新聞Pに中入れすることもできる。

0034

よって、本実施形態によると、オペレータによる作業負担を軽減でき、処理効率を高めることができる。さらに、本実施形態によると、オペレータによる作業にかかる人件費を抑えることができる。

0035

図5は、新聞供給機構20を示す概略図である。以下、新聞供給機構20について図1および図5を参照して説明する。なお、新聞供給機構20は、本発明の紙葉類取り出し装置の一実施例である。

0036

新聞供給機構20は、複数部の新聞P(紙葉類)を立位でY方向に重ねた状態で投入する投入部21を有する。投入部21は、Y方向の後方に背面壁21aを有し、Z方向の下側に底壁21bを有する。背面壁21aは、その上端側が下端側より後方に傾くようにわずかに傾斜している。底壁21bは、その後方の端部が前方の端部より下方に傾くようにわずかに傾斜している。

0037

投入部21の後方には、複数部の新聞PのうちY方向の最も後方の新聞Pに接触する2本の無端状の取り出しベルト22a、22bが張設されている。投入部21の後方端には、新聞Pの取り出し位置がある。2本の取り出しベルト22a、22bはこの取り出し位置に沿って下方に走行する取り出し部材として機能する。

0038

取り出しベルト22a、22bは、その表面の一部が投入部21の背面壁21aより内側(前方)にわずかに突出して、X方向に互いに離間して概ねZ方向に延設されている。言い換えると、投入部21の背面壁21aには、2本の取り出しベルト22a、22bの一部を投入部21の内部に露出させるための概ねZ方向に延びた図示しない窓部が設けられている。

0039

また、投入部21の底には、複数部の新聞Pの下端に接触する2本の無端状の上流送りベルト23a、23b、および2本の無端状の下流側送りベルト24a、24bが張設されている。上流側送りベルト23a、23bは第1送り部材として機能し、下流側送りベルト24a、24bは第2送り部材として機能する。そして、4本の送りベルト23a、23b、24a、24bは送り機構として機能する。

0040

各送りベルト23a、23b、24a、24bは、その表面の一部が投入部21の底壁21bより上方にわずかに突出して、X方向に互いに離間して概ねY方向に延設されている。言い換えると、投入部21の底壁21bには、4本の送りベルト23a、23b、24a、24bの一部を投入部21の内部に露出させるための概ねY方向に延びた図示しない窓部が設けられている。

0041

上流側送りベルト23a、23bが底壁21bの窓部から露出した部分のY方向の長さは、下流側送りベルト24a、24bが底壁21bの窓部から露出した部分のY方向の長さより長い。上流側送りベルト23a、23bが底壁21bの内側に露出した部分の後方の端部と下流側送りベルト24a、24bが底壁21bの内側に露出した部分の前方の端部は、X方向に部分的に重なっている。このため、上流側送りベルト23a、23bによって下端を支えられた新聞Pが下流側送りベルト24a、24bに受け渡されて取り出し位置へ送られる。

0042

新聞Pは、図4(c)に示す折り目P−1が投入部21の底壁21bに配置した送りベルト23a、23b、24a、24bに接触し且つ折り目P−2が装置の前方から見て右側になる立位の姿勢で投入部21へ投入される。これにより、重ね方向の最も後方の取り出し位置にある新聞Pが取り出しベルト22a、22bに接触する。

0043

新聞供給機構20は、投入部21に投入された複数部の新聞Pのうち最も後方の新聞Pを、取り出しベルト22a、22bの走行により、Z方向に沿った下方へ取り出す。このとき、複数部の新聞Pの重ね方向に沿った取り出しベルト22a、22bと反対側(前方)に押え部材60(図5)を設けて複数部の新聞Pを取り出しベルト22a、22bとの間で重ね方向に挟んで、最も後方の新聞Pを取り出しベルト22a、22bに押し付けるようにしてもよい。これにより、最も後方の新聞Pと取り出しベルト22a、22bとの間に十分な摩擦力が作用し、新聞PがZ方向の下端(折り目P−1側の端部)を先頭にして新聞搬送・開き機構30へ確実に送り込まれる。

0044

なお、投入部21に投入された複数部の新聞Pは、最も後方の新聞Pから順に1部ずつ取り出され、投入部21の底に設けた2組の送りベルト23a、23b、24a、24bによって後方へ順次移動される。このとき、上流側送りベルト23a、23bによる新聞Pの送り速度より下流側送りベルト24a、24bによる送り速度を少し速くして、重なった状態の複数部の新聞Pの下端を互いにY方向に離間させた状態で取り出し位置へ供給するようにしている。

0045

投入部21から取り出された新聞Pは、折り目P−1を先頭にして鉛直下方に導かれ、送りローラ対25を介して、新聞搬送・開き機構30へ送り込まれる。このとき、新聞Pは、投入部21と新聞搬送・開き機構30との間に配置した搬送ガイド62(図5)などを介して、装置の前方に向けて湾曲して搬送され、略水平な姿勢に姿勢変換されて新聞搬送・開き機構30へ送り込まれる。

0046

以下、主に図5を参照して、新聞供給機構20の機能についてより詳細に説明する。
新聞供給機構20は、上述したように、背面壁21aおよび底壁21bにより区画された投入部21を有する。図5に示すように、背面壁21aは、上端が下端より装置の後方に傾倒する方向に傾斜している。底壁21bは、装置の前方から後方に向けて下方に傾いている。

0047

そして、背面壁21aに設けた取り出しベルト22a、22bは、背面壁21aの傾斜にならって鉛直面に対して傾斜して延設されている。また、上流側送りベルト23a、23b、および下流側送りベルト24a、24bも、底壁21bに沿って傾斜して延設されている。

0048

このため、投入部21に複数部の新聞Pが投入されると、重ね方向の一端の取り出し位置に配置される新聞Pが、傾斜した背面壁21aに沿って傾き、その自重により取り出しベルト22a、22bに倒れ掛かって押し付けられる。取り出しベルト22a、22bに対する新聞Pの押付力は、投入部21へ重ねて投入する新聞Pの部数に応じて変化する。

0049

なお、投入部21へ投入する新聞Pの部数が一定数を超えて多くなった場合、図5に示すように、取り出し位置との間に複数部の新聞Pを挟んで装置のフロント側に押え部材60を配置して、押え部材60によって複数部の新聞Pを取り出しベルト22a、22bに向けて押し付けるようにしてもよい。この場合、押え部材60は、例えば、傾斜した底壁21bに沿って自重によりスライドするものであってもよい。

0050

底壁21bに沿って取り出し位置の近くに設けた下流側送りベルト24a、24bは、取り出し位置から装置の前方に離れた上流側送りベルト23a、23bより速い速度で取り出し位置に向けて走行する。このため、上流側送りベルト23a、23bに下端を接触させて取り出し位置に向けて送られた新聞Pが下流側送りベルト24a、24bへ受け渡される際に、重なった新聞Pの下端同士が離間される。つまり、取り出し位置へ送られる新聞Pは、少なくとも下端同士が重ね方向に離間した状態となる。

0051

一方、背面壁21aの上方、すなわち取り出し位置へ配置された新聞Pの上端近くには、当該新聞Pを取り出しベルト22a、22bから離間させるためのスペーサ64(離間部材)が設けられている。スペーサ64は、例えば、2本の取り出しベルト22a、22bを間に挟んで入れ子状に配置したX方向に並んだ3枚の金属板であってもよい。この場合、スペーサ64は、図示のように、基端部を背面壁21aに固定して、先端部を投入部21に向けて突出させて傾倒させる。スペーサ64の傾倒角度は、例えば、先端部が基端部より投入部21側に傾斜した角度である。スペーサ64は、板状に限らず、取り出し位置の新聞Pの少なくとも上端近くを取り出しベルト22a、22bから離間させるものであればよく、例えばブロック状のものなどでもよい。

0052

このように、背面壁21aの上方にスペーサ64を取り付けることで、取り出し位置へ送られた新聞Pの少なくとも上端近くが取り出しベルト22a、22bから離間され、図示のように投入部21側へ湾曲される。つまり、スペーサ64を設けることで、新聞Pの上端が装置の前方へ傾倒され、取り出し位置の新聞Pの下端近くが部分的に取り出しベルト22a、22bに押し付けられ、且つ当該新聞Pの下端が後述する引き抜きローラ対68(引き抜き搬送機構)のニップに指向される。

0053

下流側送りベルト24a、24bの後方の端部に隣接して底壁21bより下方には、円筒状のさばき部材66が設けられている。さばき部材66は、例えばゴム材料により形成され、下流側送りベルト24a、24bから取り出しベルト22a、22bに向けて移動される新聞Pの下端を当接させる。さばき部材66は、X方向に延設され、概ねY方向に沿った図示矢印方向に移動可能に設けられている。さばき部材66は、取り出しベルト22a、22bの図示下端近くに向けて(図示右方向に)付勢され、取り出し位置から取り出される新聞Pの下端を取り出しベルト22a、22bに押し付ける。

0054

つまり、下流側送りベルト24a、24bを介して取り出し位置に向けて送られた新聞Pの下端がさばき部材66に接触することでさばかれて(分離されて)、重ね方向一端の最も後方の新聞Pの下端が取り出しベルト22a、22bに押し付けられる。これにより、取り出し位置の新聞Pの下端を取り出しベルト22a、22bに確実に押し付けることができ、且つ2部目以降の新聞Pを確実に分離することができる。

0055

さばき部材66は、円筒状に限らず、三角柱など任意の形状にすることができる。また、さばき部材66の材質は、ゴムに限らず、新聞Pの下端に適切な摩擦力を作用させてブレーキをかけることができる材質であればいかなるものであってもよい。

0056

取り出し位置から取り出される新聞Pの取り出し方向下流側、すなわち取り出し位置の図示下方には、取り出し位置から取り出された新聞Pの下端を引き抜いて搬送する引き抜きローラ対68が設けられている。引き抜きローラ対68は、取り出し位置から取り出された新聞Pの下端をニップに受け入れて取り出しベルト22a、22bによる取り出し速度より速い速度で回転する。これにより、重ね方向一端の新聞Pを引き抜いて他の新聞Pと分離することができる。

0057

以上のように、本実施形態の新聞供給機構20によると、下流側送りベルト24a、24b、スペーサ64、さばき部材66、および引き抜きローラ対68を組み合わせて用いることで、比較的簡単な装置構成により、複数部の新聞Pを短時間で確実に1部ずつに分離して取り出すことができる。

0058

すなわち、本実施形態では、投入部21の底に設けた上流側送りベルト23a、23bより下流側送りベルト24a、24bの走行速度を速くしたため、取り出し位置へ送られる複数部の新聞Pの下端同士を離間させることができる。

0059

また、スペーサ64により、取り出し位置の新聞Pの上端を取り出しベルト22a、22bから離間させることで、取り出し位置の新聞Pに対して取り出しベルト22a、22bから適切な接触圧を付与することができ、取り出し位置の新聞Pの下端を引き抜きローラ対68のニップへ指向させることができる。

0060

また、下流側送りベルト24a、24bと取り出しベルト22a、22bとの間にさばき部材66を設けたため、取り出し位置へ送り込まれる新聞Pの下端にブレーキをかけることができ、複数部の新聞Pの下端をさばくことができるとともに、取り出し位置に最も近い新聞Pの下端を取り出しベルト22a、22bの下端近くに確実に押し付けることができる。

0061

さらに、取り出し位置の下流側に、取り出しベルト22a、22bより速い速度で回転する引き抜きローラ対68を設けたため、取り出し位置から取り出された新聞Pの下端を引き抜くことができ、他の新聞Pから当該1部目の新聞Pを分離して搬送することができる。

0062

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
複数の紙葉類を立位で重ねて投入する投入部と、
前記投入部の底に配置され、前記投入部へ投入された複数の紙葉類の下端を支えて当該紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送り機構と、
前記取り出し位置へ送られた紙葉類の表面に接触して下方に移動する取り出し部材と、
前記取り出し位置へ送られた紙葉類の上端を前記取り出し部材から離間させる離間部材と、
前記取り出し位置へ向かう紙葉類の下端をさばいて前記重ね方向の一端にある紙葉類を前記取り出し部材へ押し付けるさばき部材と、
を有する紙葉類取り出し装置。
[2]
前記取り出し位置から取り出された紙葉類の下端を前記取り出し部材による取り出し速度より速い速度で引き抜いて搬送する引き抜き搬送機構をさらに有する、
[1]の紙葉類取り出し装置。
[3]
前記送り機構は、前記投入部へ投入された複数の紙葉類の下端に接触して前記取り出し位置に向けて移動する第1送り部材、および前記第1送り部材によって移動された紙葉類の下端に接触して前記取り出し位置に向けて前記第1送り部材より速い速度で移動する第2送り部材を含む、
[1]の紙葉類取り出し装置。
[4]
前記さばき部材は、前記送り機構と前記取り出し部材の間で前記投入部の底より下に配置され、前記取り出し位置に向かう紙葉類の下端に摩擦力を作用させてブレーキをかける、
[1]の紙葉類取り出し装置。

0063

1…筐体、 2、2a…給紙トレイ、 10…丁合機構、 15…排出口、 20…新聞供給機構、 21…投入部、 21a…背面壁、 21b…底壁、 22a、22b…取り出しベルト、 23a、23b…上流側送りベルト、 24a、24b…下流側送りベルト、 25…送りローラ対、 30…新聞搬送・開き機構、 39…排出コンベア、 40…集積、揃え機構、 64…スペーサ、 66…さばき部材、 68…引き抜きローラ対、 100…丁合・中入れ装置、 K…組紙、 P…新聞、 P−1、P−2…折り目、 s…折り紙、 t…折込ちらし、 T…丁合束。

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