図面 (/)

技術 普通型コンバイン

出願人 株式会社クボタ
発明者 河合雄一郎乙宗拓也
出願日 2019年3月7日 (1年2ヶ月経過) 出願番号 2019-041073
公開日 2019年6月27日 (10ヶ月経過) 公開番号 2019-103515
状態 未査定
技術分野 収穫機本体(4)(コンバイン)
主要キーワード 固定保持具 略直立姿勢 フランジ連結 直線管 エジェクター作用 ネジ連結 接続ケース 連結用ブラケット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

エンジンから排出される排気通流案内する排気管冷却性能を向上する構成を提供する。

解決手段

機体前部に位置する運転部と、運転部の下方に位置するエンジン7と、エンジン7からの排気が通流する排気管66とが備えられ、排気管66が、エンジン7からの排気が供給される供給口69よりも排気を外部に排出する排気口68の方が高い位置になる状態で備えられている。これにより、機体後部の狭い空間にて排気が滞留して熱がる等の不利がなく、機体の高い位置から外方に向けて排出させて効率よく大気中に放散させることができる。又、排気口68が高い位置にあるので、泥土排ワラ等が飛散して排気口68に入り込み排気口68が詰まる等のおそれはなく、排気を良好に排出する状態を維持できる。

概要

背景

従来の普通型コンバインでは、機体の前部の右横側部に運転部が備えられ、その運転部の下方にエンジンが備えられて、エンジンから排出される排気すなわち燃焼排ガス通流案内する排気管は、マフラーからの吐出管から排気が供給される供給口から下向きに延びるとともに、機体フレームの下方側の低い箇所を通り機体後部にまで延設され、後端部に排気口が形成されていた(例えば、特許文献1参照)。

概要

エンジンから排出される排気を通流案内する排気管の冷却性能を向上する構成を提供する。機体前部に位置する運転部と、運転部の下方に位置するエンジン7と、エンジン7からの排気が通流する排気管66とが備えられ、排気管66が、エンジン7からの排気が供給される供給口69よりも排気を外部に排出する排気口68の方が高い位置になる状態で備えられている。これにより、機体後部の狭い空間にて排気が滞留して熱がる等の不利がなく、機体の高い位置から外方に向けて排出させて効率よく大気中に放散させることができる。又、排気口68が高い位置にあるので、泥土排ワラ等が飛散して排気口68に入り込み排気口68が詰まる等のおそれはなく、排気を良好に排出する状態を維持できる。

目的

そこで、エンジンから排出される排気を通流案内する排気管の冷却性能の向上を図ることが望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

機体前部に位置する運転部と、前記運転部の下方に位置するエンジンと、前記エンジンからの排気通流する排気管とが備えられ、前記排気管が、前記エンジンからの排気が供給される供給口よりも前記排気を外部に排出する排気口の方が高い位置になる状態で備えられている普通型コンバイン

技術分野

0001

本発明は、刈取部にて刈取られて供給される作物の全脱穀装置投入して脱穀処理するように構成されている普通型コンバインに関する。

背景技術

0002

従来の普通型コンバインでは、機体の前部の右横側部に運転部が備えられ、その運転部の下方にエンジンが備えられて、エンジンから排出される排気すなわち燃焼排ガス通流案内する排気管は、マフラーからの吐出管から排気が供給される供給口から下向きに延びるとともに、機体フレームの下方側の低い箇所を通り機体後部にまで延設され、後端部に排気口が形成されていた(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2011−62121号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来構成では、排気口が機体下部の低い位置に形成されるものであり、その排気口から排出される高温の排気が機体下部の狭い空間にて滞留して熱がってしまい、排気管が高温になり易いおそれがある。又、排気口が低い位置にあるので、収穫作業に伴って、走行装置によって跳ね上げられた泥土が排気口に入り込んだり、排ワラ飛散して堆積したりすることがあり、そのようなことが繰り返し発生すると、排気口が詰まり排気を良好に排出できない状態となったり、排気管が高温になるおそれが大きい等の不利な面があった。

0005

そこで、エンジンから排出される排気を通流案内する排気管の冷却性能の向上を図ることが望まれていた。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る普通型コンバインの特徴構成は、機体前部に位置する運転部と、前記運転部の下方に位置するエンジンと、前記エンジンからの排気が通流する排気管とが備えられ、前記排気管が、前記エンジンからの排気が供給される供給口よりも前記排気を外部に排出する排気口の方が高い位置になる状態で備えられている点にある。

0007

本発明によれば、エンジンからの排気が排気管の供給口から供給され、排気管の中を通流したのちに、供給口よりも高い位置にある排気口から外部に排出される。すなわち、排気は高い位置にある排気口から排出されるので、機体後部の狭い空間にて排気が滞留して熱が籠る等の不利がなく、機体の高い位置から外方に向けて排出させて効率よく大気中に放散させることができる。又、排気口が高い位置にあるので、泥土や排ワラ屑等が飛散して排気口に入り込み排気口が詰まる等のおそれはなく、排気を良好に排出する状態を維持できるものとなる。

0008

従って、エンジンから排出される排気を通流案内する排気管の冷却性能の向上を図ることが可能となった。

0009

本発明においては、前記運転部の後方に配置され、刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、脱穀処理により得られた穀粒貯留する穀粒貯留部とが、機体横幅方向に沿って並んで位置する状態で備えられ、前記排気管が、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通って上方に延びる状態で備えられていると好適である。

0010

本構成によれば、排気管は、コンバインにおける主要な大型の装置である脱穀装置と穀粒貯留部との間を通って上方に延びる状態で備えられる。このように、排気管は、大型の装置により左右両側が挟まれた箇所に備えられるので、コンバインの機体横側外方から植立穀稈作業者等が排気管に接触するおそれが少なく、又、排気管は上方に延びるので、脱穀装置から排出される排ワラ屑等が排気管に対して上方側から降りかかったり、刈取作業に伴って跳ね上げられる泥土が排気管に侵入する等のおそれが少ない状態で、排気を良好に排出させることができる。

0011

本発明においては、前記排気管は、機体正面視において前記運転部と前記脱穀装置との間を通過すると好適である。

0012

本構成によれば、運転部の下方の低い位置に備えられるエンジンから排出される排気が、機体正面視において運転部と脱穀装置との間を通過する排気管により通流案内される。従って、正面視にて運転部と脱穀装置との間に位置する領域を有効に利用して、排気管を、運転部下方の低い位置から排気口が高い位置になるように上方に延びる状態で配備することができる。

0013

本発明においては、前記排気管は、機体後方側に延びていると好適である。

0014

本構成によれば、排気管が機体後方側に延びているので、排気口は機体後方側で且つ高い位置に設けられることになる。その結果、排出されるエンジンの排気が上部側外方に開放された状態で排出させることができ、機体下部の狭い空間にて排気が滞留して熱が籠る等の不利のない状態で排気を大気中に放散させ易いものとなる。

0015

本発明においては、前記排気管は、前記脱穀装置の後端部よりも後方側に延びていると好適である。

0016

本構成によれば、排気管が、運転部の下方側箇所から脱穀装置の後端部よりも後方側にまで長く延びているので、エンジンからの排気が長い排気管の経路を通流する。その結果、長い経路を通流させるのに伴って排気温度をできるだけ低下させた状態で排出させることができる。

0017

又、排気管は、脱穀装置の後端部よりも後方側に延びるので、排気が脱穀装置の側壁に向けて排出されるおそれが少なくなり、脱穀装置の無用温度上昇を回避し易いものとなる。

0018

本発明においては、前記排気管は、前記穀粒貯留部の後端部よりも後方側に延びていると好適である。

0019

本構成によれば、排気管が、運転部の下方側箇所から穀粒貯留部の後端部よりも後方側にまで長く延びているので、エンジンからの排気が長い排気管の経路中を通流する。その結果、長い経路を通流させるのに伴って排気温度をできるだけ低下させた状態で排出させることができる。

0020

又、排気管は穀粒貯留部の後端部よりも後方側に延びるので、排気が穀粒貯留部の側壁に向けて排出されるおそれが少なくなり、穀粒貯留部の無用な温度上昇を回避し易いものとなる。

0021

本発明においては、前記排気管は、後端部が上向きに屈曲又は湾曲していると好適である。

0022

本構成によれば、排気管の後端部が上向きに屈曲又は湾曲しているので、排気口から外方に排出されるエンジンの排気が、機体後方側の外方上方に向けて高い位置に排出される。その結果、メンテナンス作業保守点検等の補助作業を行う作業者が機体後方側に存在していても、その作業者に対してエンジンの排気が飛散するおそれが少ないものとなる。

0023

従って、機体後方側からの補助作業を行う場合に、エンジンの排気による悪影響を受け難い状態で良好に作業を行える。

0024

本発明においては、前記排気管の後端部の下方に燃料タンクが備えられていると好適である。

0025

本構成によれば、排気管の下方側の空間を有効利用して燃料タンクを配備することができる。そして、燃料タンクへの燃料補給作業を行う場合には、作業者は燃料タンクの上方側の高い位置からタンク内を目視しながら作業を行う必要があるが、上記したように、排気管の後端部が上向きに屈曲又は湾曲しているので、燃料補給している作業者に対して、エンジンの排気が飛散することを回避し易いものになる。

0026

本発明においては、前記排気管は、後端部が前記穀粒貯留部側に屈曲又は湾曲していると好適である。

0027

本構成によれば、排気管の後端部が、上向きに屈曲又は湾曲していることに加えて、穀粒貯留部側に、すなわち、脱穀装置から離間する側に屈曲又は湾曲している。

0028

その結果、排気筒の後端部が、上向きに且つ脱穀装置から離れる方向に屈曲又は湾曲しているので、脱穀装置における扱室内ワラ屑除去作業等のために天板を開放させるときに、作業が行い易いものになる。

0029

本発明においては、前記穀粒貯留部の後端が前記脱穀装置の後端よりも前方に位置しており、前記排気管のうちの屈曲部又は湾曲部よりも後側部分は、前記穀粒貯留部の後方且つ前記脱穀装置の前記穀粒貯留部側の側方の空間を通過していると好適である。

0030

本構成によれば、穀粒貯留部の後方であって且つ脱穀装置の穀粒貯留部側の側方箇所に空間が形成されているので、その空間を有効に利用して、排気管のうちの屈曲部又は湾曲部よりも後側に位置している後側部分が通過するように備えられる。

0031

このように構成することで、例えば、脱穀装置の後端部よりも後方外方に向けて排気管を大きく突出させて機体前後寸法を大型にすることなく、排気管を脱穀装置から離間させるように配備することができる。

0032

本発明においては、前記穀粒貯留部に貯留されている穀粒を外部に排出するアンローダが備えられ、前記アンローダは、前記穀粒貯留部の後方に位置して上方に穀粒を搬送する縦スクリューコンベアと、前記縦スクリューコンベアの終端部から横向きに搬送する横スクリューコンベアと、前記縦スクリューコンベアと前記横スクリューコンベアとを接続する接続部とを備え、前記排気管の後端部が、前記接続部よりも下方に位置する状態で備えられていると好適である。

0033

本構成によれば、アンローダは、穀粒貯留部に貯留される穀粒を縦スクリューコンベアにより上方に搬送したのち、横スクリューコンベアにて横向きに搬送して、その終端部の排出口から機外に排出する。このようなアンローダは、排出位置を変更させるために、縦スクリューコンベアの上下軸周り旋回可能に構成されている。

0034

そして、排気管の後端部が、縦スクリューコンベアと横スクリューコンベアとを接続する接続部よりも下方に位置するので、排気管と干渉しない状態でアンローダを旋回操作させることができる。

0035

本発明においては、前記排気管は、その全体が前記供給口よりも高い位置にある状態で備えられていると好適である。

0036

本構成によれば、排気管は、その全体が供給口よりも高い位置にあるので、排気管の排気通流経路の途中で供給口よりも低い箇所が存在して排気が滞留する等のおそれがなく、良好に排気を通流させることができる。

0037

ところで、機体下部の低い位置には、機体を支持するための機体フレーム等の大型の部材が存在するが、例えば、排気管を機体下部の低い位置を通過する状態で備える場合には、排気管を備えるために、機体フレームや他の部材に構造上の制約を受けるおそれがある。

0038

しかし、上記構成によれば、排気管は、供給口よりも高い機体の上部側箇所を通過する状態で備えられるので、機体下部の低い位置にある機体フレームや他の部材に構造上の制約を受けるおそれがない状態で排気管を配備することができる。

0039

本発明においては、前記排気管は、その全体が前記脱穀装置の上端部よりも低く位置する状態で備えられていると好適である。

0040

本構成によれば、排気管は、その全体が脱穀装置の上端部よりも低い位置にあるので、脱穀装置の上端部よりも上方に排気管が突出することがなく、例えば、収穫作業や移動走行中に、機体上方側を浮遊する茎稈屑等の外物が排気管に引っ掛かり堆積するおそれが少ない。

0041

本発明においては、前記排気管は、その全体が前記穀粒貯留部の上端部よりも低く位置する状態で備えられていると好適である。

0042

本構成によれば、排気管は、その全体が穀粒貯留部の上端部よりも低い位置にあるので、穀粒貯留部の上端部よりも上方に排気管が突出することがなく、例えば、収穫作業や移動走行中に、機体上方側を浮遊する茎稈屑等の外物が排気管に引っ掛かり堆積するおそれが少ない。

0043

本発明においては、前記排気管は、水平方向に沿って延びる水平延設部が形成されていると好適である。

0044

本構成によれば、排気管の内部を通流する高温の排気は上昇しようとするが、水平延設部を通流するときに、排気管と接触して熱を発散しながら通流することになり、排気の温度をできるだけ低下させることができる。

0045

本発明においては、前記排気管は、前記供給口から前記排気口に至る管路の途中部に曲がり部が形成されていると好適である。

0046

本構成によれば、排気管は管路の途中部に曲がり部が形成されているので、例えば、機体前部側に位置するエンジンからの排気が供給される排気管の前部側部分と、曲がり部を通過した後の排気管の後部側部分との排気通流方向とを異ならせて、冷却性能を高めることができるように適正な配管構造にすることが可能となる。

0047

本発明においては、脱穀装置に、前記脱穀装置における側壁の横外側方に位置して、前記脱穀装置から外側に排出された脱穀処理物を上方に搬送する処理物搬送部が備えられ、前記排気管は、前記曲がり部が前記処理物搬送部よりも機体前部側に位置する状態で備えられていると好適である。

0048

本構成によれば、脱穀処理物を上方に搬送する処理物搬送部は、側壁の横外側方すなわち脱穀装置と穀粒貯留部との間に位置する状態で備えられる。脱穀処理物としては、脱穀処理により得られた穀粒や枝付き粒等の二番物がある。そして、排気管は、機体前部の低い位置にあるエンジンから経路途中の曲がり部を介して機体後方側に向けて延びる状態で備えられる。つまり、曲がり部が処理物搬送部よりも機体前部側に位置するので、曲がり部を通過した後の排気管の後部側部分を、処理物搬送部と干渉しないように配備することで、脱穀装置と穀粒貯留部との間の空間を有効利用することができる。

0049

本発明においては、脱穀装置における側壁の横外側方に位置して、前記脱穀装置から外側に排出された穀粒を穀粒貯留部の上部入口に向けて上方に搬送する穀粒揚送装置が備えられ、前記排気管は、前記穀粒揚送装置と前記脱穀装置との間を通過する状態で備えられていると好適である。

0050

本構成によれば、脱穀装置における側壁の横外側方に穀粒揚送装置が備えられ、穀粒揚送装置は、脱穀装置から外側に排出された穀粒を上方に搬送して上部入口を通して穀粒貯留部の内部に供給する。そして、穀粒揚送装置と脱穀装置との間に形成される空間を有効に利用して排気管を配備することができる。

0051

本発明においては、脱穀装置における側壁の横外側方に位置して、前記脱穀装置から外側に排出された二番物を前記脱穀装置の二番物投入口に向けて上方に搬送する二番物還元装置が備えられ、前記排気管は、前記二番物還元装置の上方を通過する状態で備えられていると好適である。

0052

本構成によれば、脱穀装置における側壁の横外側方に二番物還元装置が備えられ、二番物還元装置は、脱穀装置から外側に排出された二番物を上方に搬送して二番物投入口を通して脱穀装置内部に還元する。そして、穀粒揚送装置と脱穀装置との間における二番物還元装置の上方に形成される空間を有効に利用して排気管を配備することができる。

0053

本発明においては、脱穀装置における側壁の横外側方に位置して、前記脱穀装置から外側に排出された穀粒を穀粒貯留部の上部入口に向けて上方に搬送する穀粒揚送装置と、前記脱穀装置における側壁の横外側方に位置して、前記脱穀装置から外側に排出された二番物を前記脱穀装置の二番物投入口に向けて上方に搬送する二番物還元装置とが備えられ、前記穀粒揚送装置と前記二番物還元装置とが、機体側面視で交差する状態で備えられていると好適である。

0054

本構成によれば、脱穀装置における側壁の横外側方に穀粒揚送装置が備えられ、穀粒揚送装置は、脱穀装置から外側に排出された穀粒を上方に搬送して上部入口を通して穀粒貯留部の内部に供給する。又、脱穀装置における側壁の横外側方に二番物還元装置が備えられ、二番物還元装置は、脱穀装置から外側に排出された二番物を上方に搬送して二番物投入口を通して脱穀装置内部に還元する。

0055

ところで、穀粒貯留部は大型の部材であって穀粒貯留部の上部入口は任意の位置に形成することができるので、搬送効率を良くするために穀粒を直上方に向けて搬送するのが好ましい。一方、二番物還元装置により還元される二番物は、脱穀装置内部のできるだけ処理物移送方向始端側に還元されることが脱穀処理上好ましい。

0056

そこで、穀粒揚送装置を略直立姿勢で備えるとともに、穀粒が回収される箇所よりも処理物移送方向始端側に位置する箇所に二番物投入口を形成して、二番物還元装置を前倒れ状態の斜め姿勢で備えるようにすると、穀粒揚送装置と二番物還元装置とを、機体側面視で交差する状態で備えられる。

0057

従って、本構成によれば、穀粒揚送装置と二番物還元装置とを、機体側面視で交差する状態で備えることにより、穀粒の搬送効率を良くするとともに、脱穀処理を良好に行うことが可能となる。

0058

本発明においては、脱穀装置における側壁の横外側方に位置して、前記脱穀装置から外側に排出された穀粒を穀粒貯留部の上部入口に向けて上方に搬送する穀粒揚送装置が備えられ、前記穀粒揚送装置の上部側箇所と前記脱穀装置とを連結する連結部材が備えられ、前記排気管が、前記連結部材に支持されていると好適である。

0059

本構成によれば、脱穀装置における側壁の横外側方に穀粒揚送装置が備えられ、穀粒揚送装置は、脱穀装置から外側に排出された穀粒を上方に搬送して上部入口を通して穀粒貯留部の内部に供給する。

0060

穀粒揚送装置の上部側箇所が、連結部材を介して脱穀装置に連結されて支持されている。従って、例えば、穀粒貯留部が姿勢変更自在に設けられ、穀粒揚送装置の上部側箇所と穀粒貯留部とが接続される状態と、それらが分離される状態とに切り換えるような場合があっても、穀粒貯留部の上部入口と穀粒揚送装置とを穀粒搬送し易い良好な位置関係に維持することが可能となる。

0061

そして、排気管が連結部材に支持されている。つまり、穀粒揚送装置の上部側箇所を脱穀装置に連結支持するために備えられる連結部材を有効利用することで、支持構造を複雑にすることのない状態で排気管を支持することができる。

0062

本発明においては、穀粒貯留部が、機体内方に引退して穀粒を貯留する作用姿勢と、機体外方張り出すメンテナンス姿勢とにわたり、上下軸芯周りで揺動自在に機体フレームに支持された穀粒タンクであり、前記機体フレームから立設された支柱と、その支柱と前記穀粒貯留部とにわたって設けられるとともに、前記穀粒貯留部を前記作用姿勢に位置保持可能な位置保持機構とが備えられ、前記排気管が、前記支柱に支持されていると好適である。

0063

本構成によれば、穀粒貯留部は、作用姿勢とメンテナンス姿勢とにわたり上下軸芯周りで揺動自在に機体フレームに支持され、機体フレームから立設された支柱と位置保持機構とによって作用姿勢にて位置保持される。

0064

そして、排気管が支柱に支持されている。つまり、位置保持機構を機体フレームに支持するために備えられる支柱を有効利用することで、支持構造を複雑にすることのない状態で排気管を支持することができる。

0065

本発明においては、穀粒貯留部が、機体内方に引退して穀粒を貯留する作用姿勢と、機体外方に張り出すメンテナンス姿勢とにわたり、上下軸芯周りで回動自在に機体フレームに支持された穀粒タンクであり、前記機体フレームの後部から立設されるとともに、前記穀粒貯留部を回動自在に支持する後部支柱と、前記後部支柱と脱穀装置とを連結する連結部材とが備えられ、前記排気管が、前記連結部材に支持されていると好適である。

0066

本構成によれば、穀粒貯留部は、機体フレームの後部から立設された後部支柱により、作用姿勢とメンテナンス姿勢とにわたり上下軸芯周りで揺動自在に支持される。又、後部支柱と脱穀装置とが連結部材により連結されて、機体フレームから立設された後部支柱が補強されている。

0067

そして、排気管が連結部材に支持されている。つまり、穀粒貯留部を揺動自在に支持する後部支柱を補強するために備えられる連結部材を有効利用することで、支持構造を複雑にすることのない状態で排気管を支持することができる。

0068

本発明においては、前記排気管における前記穀粒貯留部側の外方を覆うカバー部材が備えられていると好適である。

0069

本構成によれば、排気管における穀粒貯留部側の外方がカバー部材により覆われるので、例えば、穀粒貯留部が機体内方に引退して穀粒を貯留する作用姿勢と、機体外方に張り出すメンテナンス姿勢とにわたり姿勢変更可能な構成とした場合であっても、メンテナンス姿勢に切り換えられたときに、作業者が排気管に接近する等のおそれがなく、良好に作業を行い易いものにできる。

0070

本発明においては、前記カバー部材の下部側部分が、下端側ほど前記脱穀装置側に位置する傾斜面に形成されていると好適である。

0071

本構成によれば、カバー部材の下部側部分が下端側ほど脱穀装置側に位置する傾斜面であるから、排気管における下方側の領域は、このカバー部材の下部側部分によって外方が覆われることになる。又、排ワラ屑等がカバー部材の上部に飛散することがあっても、その排ワラ屑等は、傾斜面に沿って下方に流下案内されて、カバー部材の上部において排気管に近接する箇所で堆積することが回避される。

図面の簡単な説明

0072

コンバインの全体側面図である。
コンバインの全体平面図である。
コンバインの後部の平面図である。
脱穀装置の側面図である。
コンバインの後部の縦断正面図である。
コンバインの背面図である。
(a)は排気管の前後分割箇所の側面図、(b)は排気管の前後分割箇所の縦断正面図である。
(a)は前部側排気管の側面図、(b)は前部側排気管の縦断正面図である。
(a)は後部側排気管の前後中間部の側面図、(b)は前部側排気管の前後中間部の縦断正面図である。
(a)は後部側排気管の後部の横断平面図、(b)は前部側排気管の後部の縦断背面図である。
コンバインの全体側面図である。
コンバインの全体平面図である。
脱穀装置の側面図である。
コンバインの後部の平面図である。
コンバインの背面図である。
側部カバー部材仕切り部材で覆った状態の前部側排気管の側面図である。
側部カバー部材と仕切り部材を外した状態の前部側排気管の側面図である。
後部側排気管の後部の側面図である。
排気管の支持構造を示す一部切欠き平面図である。
排気管の後端部の平面図である。
排気管配設部の縦断背面図である。
別実施形態のカバー部材の構成を示す縦断背面図である。

実施例

0073

〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る普通型コンバインの第1実施形態を図面に基づいて説明する。

0074

〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、左右一対クローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部右側に運転部3を備えられ、運転部3の後方に配置され、刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置4と、脱穀処理により得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部としての穀粒タンク5とが、機体横幅方向に沿って並んで位置する状態で備えられている。すなわち、穀粒タンク5が機体右側に位置し、脱穀装置4が機体左側に位置する状態で並んで備えられる。穀粒タンク5の後部には、穀粒タンク5に貯留される穀粒を機体外部に搬出する穀粒排出装置としてのアンローダ6が備えられている。又、運転部3の下方に位置する状態でエンジン7が備えられ、このエンジン7の動力が、コンバインの各部に伝達される。
尚、この実施形態では、左右の方向を定義するときは、機体進行方向視で左右を定義する。その結果、図面上の表示内容と左右の方向とが合致しない場合がある。

0075

脱穀装置4の前部に横軸芯周りに上下揺動自在に刈取穀稈搬送用フィーダ8が連結され、このフィーダ8の前端に略機体横幅に相当する刈幅を有する刈取部9が連結されている。刈取部9は、植立穀稈を後方に向けて掻き込む回転リール10、植立穀稈の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈取装置11、刈取穀稈を機体横幅方向中間側横送り移送する横送りオーガ12等を備えており、刈取装置11により刈り取った穀稈を横送りオーガ12によって横送りしてフィーダ8に供給する。脱穀装置4の後部には、脱穀処理済の茎稈屑等を細断するチョッパ13が備えられている。

0076

〔脱穀装置〕
図5,6に示すように、脱穀装置4は、左右両側が側壁14によって覆われ、上部が天板15によって覆われている。そして、左右の側壁14と天板15により囲われた内部空間の上部側に、回転する扱胴16と、その外周部に沿って設けられる図示しない受網とを有し、フィーダ8より搬送されてくる刈取穀稈の扱き処理を行う扱室18が形成されている。又、扱室18の下部に、受網から漏下する扱き処理物を穀粒、二番物、排ワラ屑等に選別する選別処理部19が備えられている。

0077

天板15は、左側端部に設けられた回動支点部20を介して、機体前後向き軸芯X1周りで揺動自在に脱穀フレーム21に支持され、且つ、扱室18の上方を覆う使用姿勢と扱室18の上方を開放する開放姿勢とにわたり姿勢切り換え自在に設けられている。

0078

図5,6に示すように、扱室18の左側上部箇所には、脱穀フレーム21の一部を構成する前後方向に延びる角筒状の上部フレーム体22が備えられている。そして、天板15は、扱室18の左側上部箇所に位置する上部フレーム体22に、枢支ブラケット23を介して機体前後向き軸芯X1周りで揺動自在に支持されている。

0079

又、図7,9,10に示すように、扱室18の右側上部箇所には、脱穀フレーム21の一部を構成する前後方向に延びる角筒状の上部フレーム体24が備えられている。天板15の揺動側端部は、使用姿勢に切り換えられた状態では、上部フレーム体24の上面24aに受止め支持され、取り外し可能に複数のボルト締め付け固定される。すなわち、上部フレーム体24の上面24aが、使用姿勢の天板15を受止める天板支持面として機能する。

0080

図示はしていないが、天板15の後端部には、天板15が開放姿勢に切り換えられている状態で位置保持自在なガスダンパーが備えられ、脱穀装置4内部の清掃や保守点検等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。

0081

選別処理部19は、受網17から漏下した処理物を受け止めて揺動運動によってい選別を行う揺動選別装置(図示せず)、選別風を生成する唐箕26、穀粒(一番物)を回収する一番物回収部27、枝付き穀粒等の二番物を回収する二番物回収部28等を備えている(図4参照)。揺動選別装置は、構成については詳述はしないが、扱室18から漏下した処理物を揺動移送しながら篩い選別して、穀粒(一番物)を下方の一番物回収部27に落下させ、枝付き穀粒等の二番物を二番物回収部28に落下させ、排ワラ屑等を機体後方に排出させる。

0082

一番物回収部27に回収された穀粒は図示しない一番スクリューにより脱穀装置4の右側外方に向けて横送り搬送される。そして、右側外方に搬送された脱穀処理物としての穀粒を上方に搬送して穀粒タンク5の上部入口5Aからタンク内部に供給する処理物搬送部としてのスクリューコンベア式の穀粒揚送装置35が備えられている。図4に示すように、穀粒揚送装置35は、略垂直姿勢で上方に延びる円筒状の搬送ケース36の内部に搬送スクリュー37が備えられ、上端部に穀粒を穀粒タンク5の上部入口5Aからタンク内に放出させる掻き出し羽根を備えた排出部38が備えられている。

0083

二番物回収部28にて回収された二番物は図示しない二番スクリューにより脱穀装置4の右側外方に向けて横送り搬送される。そして、右側外方に搬送された脱穀処理物としての二番物を脱穀装置4内部に戻す処理物搬送部としての二番物還元装置40が備えられている。図4に示すように、二番物還元装置40は、穀粒揚送装置35と同様に、円筒状の搬送ケース41の内部に搬送スクリュー42が備えられ、搬送ケース41の上端部に二番物を脱穀装置4に形成された二番物投入口から脱穀装置4の内部に放出させる掻き出し羽根を備えた排出部43が備えられている。

0084

図4に示すように、二番物還元装置40は、脱穀装置4の右側部において、二番スクリュー39に対応する位置から脱穀装置4の右側における前方上方に向けて延びるように機体側面視で斜め姿勢で設けられている。このように、二番物をできるだけ脱穀装置4内部の揺動選別装置における処理物移送方向上手側に寄った箇所に還元するようにしている。

0085

上述したように、穀粒揚送装置35は、一番物回収部27に対応する位置から略垂直姿勢で設けられ、二番物還元装置40は、二番物回収部28に対応する位置から前方上方に向けて延びる斜め姿勢で設けられており、図4に示すように、穀粒揚送装置35と二番物還元装置40とが機体側面視で交差する状態で備えられている。

0086

図3,4,7に示すように、穀粒揚送装置35の上部側箇所が、平面視で略L字形板体からなる前後一対の前部側の連結部材44により脱穀装置4の側壁14に連結固定されている。一対の連結部材44は夫々、一端部が穀粒揚送装置35の搬送ケース36に溶接にて一体連結され、他端部が、脱穀装置4における右側の上部フレーム体24に一体連結された連結用ブラケット45に、ボルトの締結により連結固定されている。このように穀粒揚送装置35の上部側箇所が連結部材44を介して脱穀装置4に支持されている。従って、後述するように、穀粒タンク5が上下軸芯周りで回動自在な構成とした場合であっても、穀粒揚送装置35の排出部38と穀粒タンク5の上部入口5Aとが位置ずれを起こすおそれが少ないものとなる。

0087

〔穀粒タンク及びアンローダ〕
図1に示すように、穀粒タンク5の底部には、その内部に貯留した穀粒を後方に向けて送り出す前後向きの底スクリュー46が備えられている。底スクリュー46の左右両側に位置する穀粒タンク5の底面は、底スクリュー46側が下方に位置する傾斜姿勢に形成されている。底スクリュー46は、機体後面視で左右幅方向の中央位置よりも横外側方(右側)に偏倚した位置に設けられている。この底スクリュー46は、機体前部側の伝動機構47を介してエンジン7から動力が伝達される。伝動機構47は、図示しないクラッチレバーの操作により動力伝達入り切り自在に構成されている。

0088

図1に示すように、アンローダ6は、横向き搬送経路を縦向きの搬送経路に変更するエルボ部6Aと、そのエルボ部6Aの一端部に連なる直線状の縦搬送経路を構成する直管状の縦筒部6Bとを備え、縦筒部6Bの先端部に穀粒を排出する穀粒排出部6Cが形成されている。縦筒部6Bは、円筒状のケースの内部に位置する排出スクリュー52とを備えており、排出スクリュー52と底スクリュー46とが、エルボ部6Aの内部に備えられたベベルギア機構(図示せず)を介して連動連結されている。

0089

つまり、底スクリュー46にて搬送されてきた穀粒は、エルボ部6Aを介して縦筒部6Bに送り込まれ、縦筒部6B内において排出スクリュー52により搬送されて穀粒排出部6Cから外部に排出される。穀粒タンク5の後壁に備えられた排出用筒部54に、底スクリュー46の前後向き回転軸芯X2周りで揺動自在にエルボ部6Aの一端部が抜け外れを防止した状態で相対回動自在に接続されている。

0090

このような支持構造により、アンローダ6が、穀粒タンク5に対して前後方向に沿う底スクリュー46の回転軸芯X2周りで揺動自在に支持される。そして、アンローダ6は、油圧シリンダ55の作動により、穀粒排出部6Cが上方に向いて機体内方側に引退する格納姿勢と、穀粒排出部6Cが機体外側方に突出する排出姿勢とに姿勢切り換え可能に構成されている。

0091

そして、穀粒タンク5は、機体内方に引退して穀粒を貯留する作用姿勢と、機体外方に張り出すメンテナンス姿勢とにわたり、上下軸芯Y周りで揺動自在に機体フレーム48に支持されている。説明を加えると、図1,6に示すように、穀粒タンク5の後部側に機体フレーム48から固定立設される状態で後部支柱としての角筒状の後部側縦フレーム49が備えられ、この後部側縦フレーム49により回動支持部50を介して穀粒タンク5が上下軸芯Y周りで揺動自在に支持されている。

0092

作用姿勢にある穀粒タンク5をメンテナンス姿勢に切り換えるときは、予め伝動機構47における伝動状態を断って伝動機構47の伝動上手側と伝動下手側とを分離させておく必要がある。又、アンローダ6を格納姿勢に切り換えている状態で、穀粒タンク5を上下軸芯Y周りで揺動させることにより、アンローダ6も一体的に揺動することになる。穀粒タンク5の揺動操作手作業により行うようになっている。

0093

穀粒タンク5の揺動端側(前部側)箇所には、穀粒タンク5を作用姿勢にて位置保持するための固定保持具56が備えられ、穀粒タンク5には、固定保持具56に係合して位置を保持する状態と、固定保持具56との係合を解除して姿勢変更を許容する状態とに切り換え自在な切換機構57が備えられている。そして、固定保持具56と切換機構57により、穀粒タンク5を作用姿勢に位置保持可能な位置保持機構IHが構成されている。

0094

つまり、穀粒タンク5は、作用姿勢に切り換えられた状態で切換機構57が固定保持具56に係合して位置保持することができ、又、固定保持具56への位置保持を解除してメンテナンス姿勢に切り換えることができる。

0095

説明を加えると、図4に示すように、穀粒タンク5と脱穀装置4との間の空間における機体前部側箇所に、機体フレーム48から固定立設される状態で支柱としての角筒状の前部側縦フレーム58が備えられている。前部側縦フレーム58の上部側の途中位置に、下向きに開口するチャンネル形のブラケット59が一体的に連結され、このブラケット59の前後両側の縦面部59aにわたって前後方向に貫通する状態で丸棒状の固定保持具56が一体的に連結されている。この固定保持具56は、前部側の縦面部59aから前方に大きく突出する状態で設けられている。

0096

図5に示すように、穀粒タンク5側に設けられる切換機構57は、作用姿勢において固定保持具56に係合自在なバネ付勢式の係合機構60と、この係合機構60の係合状態解除操作自在な操作具61、及び、その操作具61と係合機構60とを連動連係するロッド62を備えている。この切換機構57は、機体横側外方側から操作具61を操作することにより、係合部材64の係合状態を解除させることにより、穀粒タンク5をメンテナンス姿勢に切り換えることができる。

0097

〔排気管〕
次に、エンジン7からの排気が通流する排気管66について説明する。
図1図4に示すように、運転部3の下方に位置する状態でエンジン7が備えられ、このエンジン7から排出される排気(燃焼排ガス)は、エンジン7の上部に位置するマフラー67を通過して排出され、その排気は排気管66を通して流動してその排気口68から外方に排出される。

0098

エンジン7からの排気が供給されるマフラー67の排気筒67aは、後方側の斜め左上向き姿勢で排気を排出するように設けられている。そして、排気管66は、エンジン7からの排気が供給される供給口69よりも排気を外部に排出する排気口68の方が高い位置になる状態で備えられ、且つ、排気管66は、脱穀装置4と穀粒タンク5との間を通って上方に延びる状態で備えられている。

0099

排気管66は、機体前部側にマフラー67から排出される排気が供給される供給口69が、マフラー67の排気筒67aの外周部を囲う状態で且つ排気筒67aとの間に径方向に間隔をあけた状態で形成されている。排気管66は、供給口69から後方側の斜め左上向き方向に直線状に延びる前部側直線部分70と、その前部側直線部分70から機体後方向きに姿勢変更するように滑らかに湾曲する状態で曲げ形成された曲がり部としての湾曲部分71と、その湾曲部分71から略水平姿勢で機体後方向きに直線状に延びる水平延設部としての後部側直線部分72とを備えている。そして、後部側直線部分72の後端部に排気口68が形成されている。

0100

図4に示すように、後部側直線部分72は、機体上部側箇所を通過する状態で、且つ、脱穀装置4と穀粒タンク5との間を通って、穀粒タンク5の前端部から穀粒タンク5の後端部を越えてさらに後方側まで前後方向に長く延びる状態で備えられている。後部側直線部分72は、脱穀装置4の後端部よりもさらに後方側まで前後方向に長く延びる状態で備えられている。穀粒タンク5の後端部は脱穀装置4の後端部よりも機体前部側に位置するので、排気管66は、穀粒タンク5の後端部よりも後方側に長く延びており、又、脱穀装置4の後端部よりも後方側に長く延びている。

0101

このように、排気管66は、運転部3の下方に位置するエンジン7からの排気を、前部側直線部分70により後方側の斜め左上向き方向に案内したのち、略水平姿勢で機体後方向きに直線状に延びる後部側直線部分72により後方に案内して外部に排出するものであり、機体正面視において運転部3と脱穀装置4との間を通過する状態で排気を案内することになる。

0102

図3,4に示すように、排気管66は、前後に分割された前部側排気管66Aと後部側排気管66Bとの2本の管部材からなり、前部側排気管66Aにより、前部側直線部分70、湾曲部分71、及び、後部側直線部分72の前部側の一部の夫々を形成し、後部側排気管66Bにより後部側直線部分72の後部側の一部を形成している。又、排気管66は、その全体が、脱穀装置4の上端部よりも低い位置にあり、且つ、穀粒タンク5の上端部よりも低い位置にある状態で備えられている。

0103

前部側排気管66Aの前端部の開口はエンジン7からの排気が供給される供給口69であり、この供給口69は、端部側ほど大径となるラッパ状に形成され、マフラー67の排気筒67aと供給口69の内面との間には隙間が形成されて外気取り入れ部73が形成されている。この構成では、エンジン7からの排気がマフラー67の排気筒67aを通して供給されると、その排気の流動に伴うエジェクター作用によって外気取り入れ部73を通して外気吸引されて、排気と外気とが混合して排気の温度を下げることができる。

0104

後部側排気管66Bは前部側排気管66Aよりも大径に形成され、前部側排気管66Aの後端部と後部側排気管66Bの前端部との接続箇所では、それらの間に径方向に沿って隙間が形成され、前部側排気管66Aの前端部と同様に、エジェクター作用を利用した外気取り入れ部74が形成されている。従って、この箇所においても外気との混合により排気の温度を下げることができる。

0105

又、排気管66の後端部には、排気口68から後方に向けて排出される排気を斜め後上方に向けて案内する傾斜案内体75が備えられている。この傾斜案内体75により排気が機体後方上方の開放された空間に向けて排出されて、排気が放散され易くなる。

0106

次に、排気管66の支持構造について説明する。
図8に示すように、前部側縦フレーム58の上部側の途中位置から連結部材76が斜め前方上方に向けて一体的に延設され、連結部材76の先端部と前部側排気管66Aにおける前部側直線部分70の途中部に連結されたブラケット77とがボルトで連結されている。

0107

又、前部側縦フレーム58の上部側に、チャンネル形のブラケット59が一体的に連結固定され、その箇所において左側方に向けて角筒状の横向き連結体78が延設されている。この横向き連結体78の左側端部が取付板79を介して、脱穀装置4の側壁14における平面視チャンネル形の補強部材14aに連結固定されている。つまり、縦向き姿勢の前部側縦フレーム58の上部と脱穀装置4とを連結することで強度補強を図っている。そして、横向き連結体78に一体的に固定状態で備えられたブラケット78aと、前部側排気管66Aにおける後部側直線部分72の途中部に連結されたブラケット80とがボルトで連結されている。

0108

従って、前部側排気管66Aは、前後に離間した2箇所において、安定的に前部側縦フレーム58に支持されている。

0109

図7に示すように、穀粒揚送装置35の上部側箇所を支持する前後一対の連結部材44のうちの機体後部側に位置する連結部材44と、後部側排気管66Bの前端部に溶接にて一体連結されたブラケット82とがボルトで連結されている。

0110

又、図6,10に示すように、穀粒タンク5を上下軸芯Y周りで回動自在に支持するための後部側縦フレーム49の上部側箇所と脱穀装置4の側壁14とを連結する後部側の連結部材としての角筒状の横向き連結体83が備えられている。
この横向き連結体83は、右側端部に前後向きの板面を有する取付板84が一体的に備えられ、その取付板84と後部側縦フレーム49に固定の板状の取付板85とがボルトで連結されている。又、横向き連結体83の左側端部には左右向きの板面を有する取付板86が一体的に備えられ、その取付板86が脱穀装置4の側壁14における平面視チャンネル形の補強部材14aにボルトで連結されている。そして、横向き連結体83に連結固定された正面視略L字形のブラケット87と、後部側排気管66Bの下側に連結固定されたブラケット88とがボルトで連結されて、後部側排気管66Bが横向き連結体78に支持されている。

0111

従って、後部側排気管66Bは、前部側箇所が連結部材44に支持され、後部側箇所が横向き連結体78に支持されており、前後に離間した2箇所において安定的に支持されている。

0112

作業台
図1,2に示すように、排気管66の上方に位置する状態で、脱穀装置4と穀粒タンク5との間に作業台89が備えられている。この作業台89は、脱穀装置4に沿って機体前後方向に向けて、脱穀装置4の前端部に対応する位置、具体的には、脱穀装置4の前端部よりも少し後部側に位置する箇所から脱穀装置4の後端部まで延設されている。

0113

図2,6に示すように、作業台89が、脱穀装置4における天板15の揺動支点が位置する側とは反対側すなわち脱穀装置4の右側の横側箇所に備えられ,脱穀装置4の側壁14に沿って機体前後方向に延びている。又、図7に示すように、作業台89と上部フレーム体24の上面24aとが同一又は略同一の高さに設定されており、作業台89の左側端部は、上部フレーム体24の上面24aに載置支持されている。

0114

図2に示すように、作業台89は、穀粒揚送装置35の前方側に位置する前部側台部分としての前部側作業台89Aと、穀粒揚送装置35の後方側に位置する後部側台部分としての後部側作業台89Bとに前後に分割された状態で備えられている。そして、図7,8に示すように、前部側作業台89Aは、左側部が上部フレーム体24の上面24aに載置させた状態でボルトの締結により連結固定され、右側部が前部側縦フレーム58の上端部に一体的に連結されている上部連結部90に載置させた状態でボルトで連結されている。

0115

つまり、前部側縦フレーム58により、作業台89の穀粒タンク5側に位置する部分が支持されており、前部側縦フレーム58が、作業台89の穀粒タンク5側に位置する部分を支持するフレーム体Fとして機能している。

0116

後部側作業台89Bは、左側部が上部フレーム体24の上面24aに載置させた状態でボルトの締結により連結固定され、右側部は前後方向に離間した二箇所において機体フレーム48に支持されている。
すなわち、図4,9に示すように、後部側作業台89Bの右側部における機体前後方向の中間位置よりも少し前部側の箇所において、脱穀装置4の側壁14に固定連結され且つ上方に向かうほど穀粒タンク5側に位置する斜め姿勢で上方に延設された支持部材91が備えられ、この支持部材91の上部が後部側作業台89Bの右側部に連結固定されている。

0117

支持部材91は、上下方向に延びる縦延設部91Aと、縦延設部91Aの下端部に一体連結されて前後方向に延びる下部連結部91Bと、縦延設部91Aの上端部に一体連結された水平姿勢の板状の上部連結部91Cとを備えている。支持部材91の下部連結部91Bは、脱穀装置4の側壁14における上部側部分と下部側部分とを連結するフランジ連結部92に一体的に連結固定されている。そして、この支持部材91の上部連結部91Cが、後部側作業台89Bの右側部の下面側にボルトで連結されている。

0118

つまり、支持部材91により、作業台89の穀粒タンク5側に位置する部分が支持されており、支持部材91が、作業台89の穀粒タンク5側に位置する分を支持するフレーム体Fとして機能している。

0119

又、図4,10に示すように、後部側作業台89Bの右側部のうちの後部側に対応する箇所において、後部側縦フレーム49と脱穀装置4の側壁14とを連結する連結部材としての横向き連結体83の左右途中部から上方に向けて角筒状の縦向き支持体93が固定延設されている。縦向き支持体93の上端部に水平姿勢の板状の上部連結体94が一体連結され、上部連結体94が後部側作業台89Bの右側部の下面側にボルトで連結されている。

0120

つまり、横向き連結体83により、作業台89の穀粒タンク5側に位置する部分が支持されており、横向き連結体83が、作業台89の穀粒タンク5側に位置する分を支持するフレーム体Fとして機能している。

0121

作業台89には、図10に示すように、上面に滑り止め手段としての複数の滑り止め用突起95が形成されており、作業者が作業台89上に載ってメンテナンス作業等を行うときに足元が滑り難いようにしている。

0122

図7図10に示すように、作業台89の下面側における穀粒タンク5側寄りの箇所には、前後方向に沿って延びる断面L字状の補強部材96が一体的に連結固定され、この補強部材96により補強して作業台89の支持強度を高めている。

0123

図9,10に示すように、排気管66における穀粒タンク5側の外方を覆うカバー部材97が備えられている。このカバー部材97は、作業台89に支持されている。又、カバー部材97の下部側部分97aが下端側ほど脱穀装置4側に位置する傾斜面に形成されている。

0124

説明を加えると、排気管66における後部側排気管66Bに対応する箇所において、機体右側外方箇所並びに下方側外方箇所を覆うように、機体正面視で略L字形に折り曲げた板体からなるカバー部材97が備えられている。このカバー部材97は、板材に多数の透過孔打ち抜き形成した多孔板パンチングメタル)にて構成されている。このように多孔板を用いることで、水分が落下排出されるので、水分がカバー部材97の上部に滞留することを回避できる。又、下部側部分97aが傾斜面に形成されているから、塵埃が下方に流下案内されるので、カバー部材97の上部に塵埃が堆積することを回避できる。

0125

図9に示すように、カバー部材97の上端側は、作業台89の下面側に備えられた補強部材96にボルト締結により連結固定されている。又、カバー部材97の下端側は、後部側排気管66Bの下部に一体連結されているブラケット98にボルト締結により連結固定されている。

0126

上述したように、穀粒タンク5は姿勢変更自在に支持されるが、作用姿勢に切り換えられているときは、排気管66は脱穀装置4と穀粒タンク5とにより挟まれた状態で備えられるので、作業者が触れるおそれは少ない。しかし、穀粒タンク5がメンテナンス姿勢に切り換えられると、排気管66の上方側は作業台89により覆われているが、排気管66の機体右側外方箇所並びに下方側箇所が外方に露出する状態となるから、排気管66の機体右側外方箇所並びに下方側箇所をカバー部材97により覆うようにしている。

0127

〔第2実施形態〕
以下、本発明に係る普通型コンバインの第2実施形態を説明する。
この実施形態では、アンローダ6の形状、作業台89及び排気管66についての形状や支持構造及びカバー構造等が第1実施形態と異なるが、それ以外の他の構成は第1実施形態と同じである。そこで、第1実施形態と異なる構成について以下に説明し、第1実施形態と同じ構成については説明は省略する。

0128

〔アンローダ〕
アンローダ6について説明する。
図11,12に示すように、アンローダ6は、周知構造スクリュー式搬送装置であり、穀粒タンク5の下部に備えられた底スクリュー46により横向きに外方に送り出された穀粒を上方に向けて搬送する縦スクリューコンベア6aと、縦スクリューコンベア6aの搬送終端部から水平方向に穀粒を搬送する横スクリューコンベア6bとを備えている。又、縦スクリューコンベア6aの下部と脱穀装置4とを接続する接続ケース6cと、縦スクリューコンベア6aと横スクリューコンベア6bとを、穀粒搬送可能に連通する状態で且つ途中部にて横軸芯周り相対回動自在に接続する接続部6dとを備えている。このアンローダ6は、穀粒を搬送したのち横スクリューコンベア6bの先端部に形成された排出口6eから穀粒を外部に排出することができる。

0129

エンジン7からの動力が機体前部側の伝動機構47を介して底スクリュー46に伝達されたのち、その動力が、図示しないベベルギア機構を介して縦スクリューコンベア6a及び横スクリューコンベア6bに伝達されて回転駆動され、穀粒を搬送することができる。

0130

アンローダ6は、旋回モータMの駆動により、縦スクリューコンベア6aを上下軸芯Y周りで回動させることでアンローダ6全体が旋回操作自在に構成されている。又、横スクリューコンベア6bは昇降シリンダCYの駆動により横軸芯P1周りで揺動昇降自在に構成されている。

0131

又、縦スクリューコンベア6aは、図14,15に示すように、左側箇所において機体フレーム48から立設した第1支柱114と、後方側箇所において機体フレーム48から立設した第2支柱115とに連結された回動保持部116によって、上下中間位置が回動自在に保持される。尚、縦スクリューコンベア6aの下端部は接続ケース6cにて回動自在に支持される。

0132

〔排気管〕
この実施形態では、排気管66が、エンジン7からの排気が供給される供給口69よりも排気口68の方が高い位置になる状態で備えられ、且つ、排気管66が、脱穀装置4と穀粒タンク5との間を通って上方に延びる状態で備えられる点は第1実施形態と同じであるが、この実施形態では、排気管66は、後端部が上向きに且つ穀粒タンク5側に湾曲している点が異なる。

0133

図12〜14に示すように、穀粒タンク5の後端が脱穀装置4の後端よりも前方に位置しており、排気管66の前後方向に延びる管路部分のうちの後側部分、具体的には、排気管66における1本の管部材にて構成される後部側排気管66Bの後側部分が、側面視で後方側ほど上に位置する斜め上方向きに湾曲形成されている。又、排気管66のうちの湾曲部122よりも後側部分123は、穀粒タンク5の後方且つ脱穀装置4の穀粒タンク5側の側方の空間を通過するように、穀粒タンク5側すなわち左側方に湾曲する形状となっている。

0134

図15に示すように、排気管66のうちで最も高い位置にある後端の排気口68は、アンローダ6における接続部6dよりも下方に位置する状態で備えられ、アンローダ6を縦軸芯Y周りで旋回操作しても排気管66とアンローダ6とが干渉しないようにしている。

0135

排気管66の後端部の下方には燃料タンク65が備えられている。
説明を加えると、図15に示すように、穀粒タンク5の底面5Bは、底スクリュー46が位置する箇所が最下部に位置するように前後方向視で略V字状に傾斜姿勢に形成されている。そして、底スクリュー46は、機体後面視で左右幅方向の中央位置よりも横外側方(右側)に偏倚した位置に設けられている。

0136

穀粒タンク5の左側下方には、大きく開放された空間が形成されており、この空間を利用して燃料タンク65が配備されている。燃料タンク65は、前後方向視で上部に穀粒タンク5の傾斜状の底面5Bに近接する状態で沿う傾斜面65aが形成され、空間の高い位置にまで延びている。このようにして、空間を有効に利用して燃料タンク65を大型化して貯留量を多くするようにしている。

0137

燃料タンク65の上部面65bに給油口65cが形成されており、この給油口65cを通して機体後方側から給油作業を行うことになる。給油作業を行う場合、作業者の上方に排気管66が位置するが、上記したように排気管66は、後方に向かうほど上方に位置し且つ左方向に位置するように湾曲しているので、作業者はエンジン7の排気を気にすることなく作業を行える。

0138

次に、排気管66の支持構造について説明する。
この実施形態では、排気管66の前部側排気管66Aが前部側縦フレーム58に支持されている点は、第1実施形態と同じであるが、連結構造が少し異なっている。すなわち、図16,17,19に示すように、前部側排気管66Aの前部側直線部分70に固定のブラケット77に連結される連結部材100が、第1実施形態のように、斜め前方上方に向けて延設されるのではなく、平面視L字形に形成されて、前部側縦フレーム58から機体前後方向に延びる状態で設けられている。

0139

又、第1実施形態と同様に、前部側縦フレーム58と脱穀装置4とを連結する横向き連結体78と、前部側排気管66Aとがボルト連結されるが、この実施形態では、前部側排気管66Aが、横向き連結体78の下方に位置して、横向き連結体78から下方に延設されたブラケット117にボルト連結される点が異なっている。

0140

図15,17,19に示すように、後部側排気管66Bは、前部側箇所に溶接にて一体連結されたブラケット118が連結部材44にボルト連結されている。又、図15,18,20に示すように、第1支柱114と脱穀装置4の側壁14における補強部材14aとが横向き連結体120にて連結され、後部側排気管66Bの後部側箇所に溶接にて一体連結されたブラケット119が、横向き連結体120に固定の連結具121にボルト連結されている。

0141

〔作業台〕
この実施形態では、作業台89の後端部に排気管66が通過する切欠101が形成されている。
すなわち、図14に示すように、第1実施形態と同様に、作業台89が、穀粒揚送装置35を挟んで前部側作業台89Aと後部側作業台89Bとに前後に分割されているが、後部側作業台89Bの後端部において、穀粒タンク5側(右側)の端縁が後部側ほど右側に向かう傾斜姿勢になるように切欠101が形成されている。

0142

このように切欠101を形成することで、排気管66の後端部が干渉することなく、上向きに且つ穀粒タンク5側に湾曲することを許容している。又、後部側作業台89Bの最後端部89B1は、左右方向に所定の幅を有する形状となっている。このように構成することで、排気管66との干渉を回避しながら、作業者が最後端部89B1にも搭乗が可能であり、前後方向に広い範囲で作業を行うことができる。尚、この実施形態では、作業台89の前部側は第1実施形態よりも少し幅広に形成されている。

0143

又、この実施形態では、作業台89と排気管66との間に断熱部102が備えられている。
具体的には、図21に示すように、作業台89の下面側に遮蔽された断熱用空気層103を形成するための遮蔽板104が溶接により一体的に連結されている。遮蔽板104と作業台89との間に断熱用の空気層103を形成することによって、排気管66からの熱が直接に作業台89に伝わるのを抑制している。

0144

作業台89の支持の仕方については、ほぼ第1実施形態と同じであるが、後部側作業台89Bの穀粒タンク5側を支持するフレーム体Fとしての支持部材91の形状が異なっている。すなわち、第1実施形態における支持部材91は、上下方向に延びる縦延設部91Aが前後方向視で略L字状に折れ曲がる形状としたが、この実施形態では、図15に示すように、支持部材91が、脱穀装置4の側壁14から穀粒タンク5側に向けて斜め上方に直線状に延びる状態で備えられている。

0145

又、この実施形態では、前部側作業台89Aの後端縁と、後部側作業台89Bの前端縁とを下方側から受止め支持する前後一対の受止め部材105が備えられている。この受止め部材105は、図16,17に示すように、側面視L字形に形成されるとともに、穀粒揚送装置35と脱穀装置4とを連結する前後一対の連結部材44に連結され、下部に位置する水平面部105aにて作業台89すなわち、前部側作業台89Aと後部側作業台89Bとを受止め支持している。

0146

〔排気管66のカバー構造〕
第1実施形態のカバー部材97と同様に、排気管66における穀粒タンク5側の外方を覆う側部カバー部材106が備えられている。この側部カバー部材106が、排気管66の穀粒タンク5側の横側方を覆う横側部106aと、排気管66の下方側を覆う底部106bとを備えている。

0147

側部カバー部材106は、図13,16,21に示すように、多孔板ではなく、孔の無い板金材を前後方向視で略L形に曲げて縦面部分と水平面部分とを形成してあり、縦面部分により排気管66の穀粒タンク5側の横側方を覆う横側部106aが構成され、下方の水平面部分により排気管66の下方側を覆う底部106bが構成されている。

0148

そして、側部カバー部材106は、支持部材91を挟んで前後に前部側カバー部106Aと後部側カバー部106Bとに分割されており、前部側カバー部106Aは、前部側縦フレーム58に近接する箇所まで前方に延びており、後部側カバー部106Bは、排気管66が上方且つ左方向に湾曲する箇所の手前側箇所まで後方に延びている。

0149

図13,16,21に示すように、前部側カバー部106A及び後部側カバー部106Bは夫々、上端部が作業台89の下面側に連結された断面L字状の補強部材96に複数箇所がボルト連結されている。又、前部側カバー部106Aは、横側部106aと底部106bとの間の角部106cにおける前端側箇所が、前部側縦フレーム58に固定のブラケット107にボルト連結され、角部106cにおける後端側箇所が、支持部材91に固定のブラケット108にボルト連結されている。後部側カバー部106Bは、角部106cにおける前端側箇所が、支持部材91に固定のブラケット108にボルト連結されている。

0150

この実施形態では、第1実施形態の構成に比べて、排気管66が作業台89から離間した状態で配備されている。そして、図21に示すように、作業台89から排気管66までの上下間隔L1が、排気管66から側部カバー部材106の底部106bまでの上下間隔L2よりも大に設定されている。

0151

図14に示すように、曲がり部としての湾曲部分71が、穀粒タンク5の前方に位置する状態で形成されている。
そして、排気管66の湾曲部分71と穀粒タンク5との間に仕切り部材109が備えられている。図16,19に示すように、仕切り部材109は、平面視L字形の板体からなり、穀粒タンク5の前壁に沿って左右方向に延びる横向き仕切り部109Aと、脱穀装置4の側壁14に沿って前後方向に延びる前後向き仕切り部109Bとを備えている。そして、横向き仕切り部109Aがパネル用支柱110に支持され、前後向き仕切り部109Bが貯留部用支柱としての前部側縦フレーム58に支持されている。

0152

説明を加えると、平面視で穀粒タンク5の前方側で且つ運転部3の操作パネルとしてのサイドパネル111の後端側箇所に対応する位置に、機体フレーム48から立設される状態でパネル用支柱110が備えられている。パネル用支柱110の上部には、サイドパネル111が連結されている。

0153

図16に示すように、仕切り部材109の横向き仕切り部109Aは、右側端部がパネル用支柱110に固定のブラケット112にボルト連結され、左側端部が前部側縦フレーム58から延設されたブラケット113にボルト連結されている。

0154

仕切り部材109の前後向き仕切り部109Bは、下部が前部側縦フレーム58に連結された連結部材100にボルト連結され、上部が作業台89の下面側に連結された補強部材96に複数箇所がボルト連結されている。

0155

上記構成によれば、穀粒タンク5がメンテナンス姿勢に切り換えられて開放される空間が、排気管66の直線管部分だけでなく、湾曲部分71との間でも仕切られた状態となり、メンテナンス作業が行い易いものとなる。

0156

〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、排気管66が、脱穀装置4並びに穀粒タンク5夫々の後端部よりも後方側に延びているものを示したが、これに代えて、排気管66の後端部が脱穀装置4や穀粒タンク5の後端部よりも前部側に位置するものでもよい。

0157

(2)上記実施形態では、排気管66が、脱穀装置4と穀粒タンク5との間を通って上方に延びる状態で備えられるものを示したが、このような構成に限らず、運転部3と脱穀装置4との間を通ってエンジン7からそのまま上方に延びるものでもよい。

0158

(3)上記実施形態では、排気管66の全体が供給口69よりも高い位置にある状態で備えられるものを示したが、これに代えて、排気管66の管路の途中が供給口69よりも低い位置にあるものでもよい。

0159

(4)上記実施形態では、排気管66が、その全体が脱穀装置4や穀粒タンク5の上端部よりも低く位置する状態で備えられるものを示したが、これに代えて、排気管66の一部が脱穀装置4や穀粒タンク5の上端部よりも高く位置する状態で備えるものでもよい。
又、上記実施形態では、排気管66が、その全体が供給口69よりも高い位置にある状態で備えられるものを示したが、これに代えて、排気管66の一部が供給口69よりも低い位置となるような構成としてもよい。

0160

(5)上記実施形態では、排気管66が、管路の途中部に曲がり部が形成され、且つ、水平方向に沿って延びる水平延設部が形成されるものを示したが、これに代えて、排気管66が、供給口69から排気口68にわたって直線状に上方に延びる状態で設けられるものでもよい。

0161

(6)上記実施形態では、穀粒揚送装置35を支持するための連結部材、穀粒タンク5を支持するための連結部材や支柱等を利用して、排気管66を支持する構成としたが、これに代えて、排気管を支持するための専用の支持部材を備える構成としてもよい。

0162

(7)上記実施形態では、排気管66における穀粒タンク5側の外方を覆うカバー部材97が、機体正面視で略L字形に折り曲げた板体にて構成されたものを示したが、これに代えて、図11に示すように、排気管66の穀粒タンク5側の外方を覆うように、機体正面視で略円弧状に形成されたカバー部材97であってもよい。このカバー部材97は、排気管66の外周部に備えられたブラケット99にて連結支持している。

0163

(8)上記実施形態では、穀粒貯留部として穀粒タンク5を備えるものを示したが、これに代えて、穀粒貯留部として袋詰め回収用の貯留ホッパーを備える構成としてもよい。

0164

(9)上記第2実施形態では、排気管66の後端部が上向きに且つ穀粒タンク5側に滑らかに湾曲する状態で向きを変える構成としたが、湾曲する構成に代えて、屈曲状態で向きを変える構成としてもよい。

0165

(10)上記第2実施形態では、作業台89と排気管66との間に備えられる断熱部102として、作業台89の下面側に遮蔽された断熱用の空気層103を形成するための遮蔽板104が溶接により一体的に連結する構成としたが、このような構成に代えて、断熱部として、作業台の下面側に断熱材を位置固定状態で備えるものでもよい。例えば、連結部材で連結したり、ネジ連結する等により断熱材を固定するようにしてもよい。あるいは、上記実施形態における空気層103に断熱材を挿入する構成としてもよい。

0166

本発明は、刈取部にて刈取られて供給される作物の全稈を脱穀装置に投入して脱穀処理するように構成されている普通型コンバインに適用できる。

0167

3運転部
4脱穀装置
5穀粒貯留部
5A 上部入口
5C前壁
6アンローダ
6a縦スクリューコンベア
6b横スクリューコンベア
6d 接続部
7エンジン
14側壁
35 穀粒揚送装置
40二番物還元装置
44連結部材
48機体フレーム
49後部支柱
58 貯留部用支柱
65燃料タンク
66排気管
68排気口
69 供給口
71 曲がり部
72水平延設部
83 連結部材
97カバー部材
109仕切り部材
109A 横向き仕切り部
109B前後向き仕切り部
110パネル用支柱
111操作パネル
122湾曲部
123後側部分
IH位置保持機構
Y上下軸芯

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社クボタの「 外形形状算出システム及び外形形状算出方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】圃場及び未作業地の外形形状を容易に算出することを目的とする。【解決手段】衛星からの衛星信号を受信する衛星アンテナと、衛星信号に基づいて自車位置に対応する測位データを出力する衛星測位モジュールと... 詳細

  • 株式会社クボタの「 走行経路生成システム及び走行経路生成方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】効率的な自動走行を行うことを目的とする。【解決手段】圃場の未作業地CAを、互いに並列する走行経路に沿って自動走行で往復走行しながら、未作業地CAの作物を収穫する収穫機における自動走行経路を生成... 詳細

  • 株式会社クボタの「 自動走行制御システム」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】機体の位置や圃場の収穫状況に応じて最適な排出経路を生成可能な自動走行制御システムを提供する。【解決手段】自動走行しながら圃場の作物を収穫し、収穫された収穫物を貯留部に貯留する収穫機のための自動... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ