図面 (/)

技術 ポインターおよびポインターを備えたインクジェットプリンタ

出願人 ローランドディー.ジー.株式会社
発明者 石原正教椋木新
出願日 2018年11月29日 (1年5ヶ月経過) 出願番号 2018-223946
公開日 2019年6月24日 (10ヶ月経過) 公開番号 2019-101436
状態 未査定
技術分野 ライトガイド一般及び応用 LED素子のパッケージ インクジェット(インク供給、その他) ライトガイドの光学的結合
主要キーワード 右スライドレール スタガ配置 左スライドレール 回反射光 上流側ノズル ガイド支柱 光通過穴 印刷開始点
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

ケースから外部に照射される反射光を低減させて直射光輪郭をより明確にすることができるポインターを提供する。

解決手段

ポインター70は、LED素子72と、LED素子72を収容し、LED素子72から照射された光を外部に出射する光出射穴77が形成されたケース74と、ケース74内かつLED素子72と光出射穴77との間に設けられ、LED素子72がから照射された光が通過する光通過穴85が形成された仕切り部材80と、を備え、LED素子72の中心軸C上に、光通過穴85および光出射穴77が配置されている。

概要

背景

従来から、記録媒体等の被加工物が載置される載置台を備えたインクジェットプリンタ等の加工装置が知られている。加工装置によって載置台に載置された被加工物に加工を施すとき、加工装置は被加工物の位置を事前に把握する必要がある。ここで、加工装置には、載置台や被加工物に対して小径の光を照射するポインターが設けられている。作業者は、ポインターから照射された光が載置台等に設けられた位置合わせ用基準点を照射するように、載置台等を動かし、加工装置に被加工物の位置を把握させる。

ポインターの光源としては、一般にレーザー光源が用いられている。しかしながら、レーザー光源は比較的高価であるため、より安価な発光ダイオードLED)素子をポインターの光源として用いられつつある。

概要

ケースから外部に照射される反射光を低減させて直射光輪郭をより明確にすることができるポインターを提供する。ポインター70は、LED素子72と、LED素子72を収容し、LED素子72から照射された光を外部に出射する光出射穴77が形成されたケース74と、ケース74内かつLED素子72と光出射穴77との間に設けられ、LED素子72がから照射された光が通過する光通過穴85が形成された仕切り部材80と、を備え、LED素子72の中心軸C上に、光通過穴85および光出射穴77が配置されている。

目的

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケースから外部に照射される反射光を低減させて直射光の輪郭をより明確にすることができるポインターを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

LED素子と、前記LED素子を収容し、前記LED素子から照射された光を外部に出射する光出射穴が形成されたケースと、前記ケース内かつ前記LED素子と前記光出射穴との間に設けられ、前記LED素子が収容される第1室と前記光出射穴と連通する第2室とを形成するように前記ケースを区画する仕切り部材と、を備え、前記仕切り部材は、前記LED素子から照射された光が通過する光通過穴を有し、前記LED素子の中心軸上に、前記光通過穴および前記光出射穴が配置されている、ポインター

請求項2

前記仕切り部材は、前記LED素子の前記中心軸と直交する方向かつ前記LED素子の前記中心軸に向けて前記ケースの内壁から延びる突起状に形成され、前記光通過穴は、前記仕切り部材の先端に囲まれて形成されている、請求項1に記載のポインター。

請求項3

前記仕切り部材は、前記LED素子と前記光出射穴との中間位置または前記中間位置より前記LED素子側に位置する、請求項1また2に記載のポインター。

請求項4

前記光通過穴は、前記光出射穴より大きい、請求項1から3のいずれか一項に記載のポインター。

請求項5

前記ケース内かつ前記仕切り部材と前記光出射穴との間に設けられ、前記第2室を前記仕切り部材側に位置する第3室と、前記光出射穴側に位置する第4室とに区画する他の仕切り部材を備え、前記他の仕切り部材は、前記光通過穴を通過した光が通過する他の光通過穴を有し、前記他の光通過穴は、前記LED素子の中心軸上に配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のポインター。

請求項6

前記他の仕切り部材は、前記LED素子の前記中心軸と直交する方向かつ前記LED素子の前記中心軸に向けて前記ケースの内壁から延びる突起状に形成され、前記他の光通過穴は、前記他の仕切り部材の先端に囲まれて形成されている、請求項5に記載のポインター。

請求項7

前記仕切り部材および前記他の仕切り部材は、前記LED素子と前記光出射穴との中間位置より前記LED素子側に位置する、請求項6に記載のポインター。

請求項8

前記他の光通過穴は、前記光通過穴より大きい、請求項6または7に記載のポインター。

請求項9

前記第2室の内壁には、光を減衰する表面処理が施されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のポインター。

請求項10

前記ケースは、直方体状に形成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のポインター。

請求項11

請求項1から10のいずれか一項に記載のポインターと、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台より上方に配置され、前記載置台に載置された前記記録媒体にインク吐出するインクヘッドと、前記インクヘッドおよび前記ポインターが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、前記記録媒体を前記主走査方向と直交する方向である副走査方向に移動させる搬送機構と、を備え、前記光出射穴が形成された前記ポインターの下面と前記載置台との上下方向の距離をWDとし、前記ポインターの前記ケースの前記副走査方向の長さをPとしたとき、WD≧P/2に設定されている、インクジェットプリンタ

請求項12

請求項1から10のいずれか一項に記載のポインターと、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台より上方に配置され、前記載置台に載置された前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、前記インクヘッドおよび前記ポインターが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、前記記録媒体を前記主走査方向と直交する方向である副走査方向に移動させる搬送機構と、を備え、前記ポインターは、前記キャリッジの前記副走査方向の下流側の端部より上流側に配置されている、インクジェットプリンタ。

請求項13

前記ポインターは、前記インクヘッドの前記副走査方向の下流側の端部より上流側に配置されている、請求項12に記載のインクジェットプリンタ。

請求項14

前記インクヘッドは、前記副走査方向に並びかつ前記記録媒体にインクを吐出する複数のノズルを有し、前記ポインターは、前記副走査方向に関して、複数の前記ノズルのうち前記副走査方向に関して最も上流側に位置する最上流側ノズルと最も下流側に位置する最下側ノズルとの間に配置されている、請求項13に記載のインクジェットプリンタ。

請求項15

前記ポインターは、前記副走査方向に関して、前記最上流側ノズルと前記最下流側ノズルとの中間位置より下流側に配置されている、請求項14に記載のインクジェットプリンタ。

請求項16

設定操作入力操作を行う操作パネルを備え、前記キャリッジは、前記主走査方向に関して前記操作パネル側に位置する第1の側面と、前記操作パネルと反対側に位置する第2の側面とを有し、前記ポインターは、前記第1の側面に取り付けられている、請求項12から15のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。

請求項17

前記搬送機構は、前記載置台を前記副走査方向に移動可能に構成されている、請求項11から16のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。

請求項18

前記光出射穴が形成された前記ポインターの下面と前記載置台との上下方向の距離をWDとし、前記ポインターの前記ケースの前記副走査方向の長さをPとしたとき、WD≧P/2に設定されている、請求項12から17のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。

技術分野

0001

本発明は、ポインターおよびポインターを備えたインクジェットプリンタに関する。

背景技術

0002

従来から、記録媒体等の被加工物が載置される載置台を備えたインクジェットプリンタ等の加工装置が知られている。加工装置によって載置台に載置された被加工物に加工を施すとき、加工装置は被加工物の位置を事前に把握する必要がある。ここで、加工装置には、載置台や被加工物に対して小径の光を照射するポインターが設けられている。作業者は、ポインターから照射された光が載置台等に設けられた位置合わせ用基準点を照射するように、載置台等を動かし、加工装置に被加工物の位置を把握させる。

0003

ポインターの光源としては、一般にレーザー光源が用いられている。しかしながら、レーザー光源は比較的高価であるため、より安価な発光ダイオードLED)素子をポインターの光源として用いられつつある。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、光源としてLED素子を用いる従来のポインターでは、ケース内にLED素子を収容し、ケースにはLED素子から照射された光をケースの外部に照射する穴が形成されていた。このようなポインターから照射される光には、LED素子から照射された光がケース内で反射されることなく外部に照射される直射光と、LED素子から照射された光がケース内で反射されて外部に照射される反射光とが含まれる。反射光は、直射光によって照射される領域の周囲に照射される。反射光の光量が比較的多い場合には、直射光によって照射される領域の輪郭が反射光によって不明確となってしまう。このため、載置台等に設けられた位置合わせ用の基準点にポインターからの直射光を正確に照射させることが困難であった。

0005

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケースから外部に照射される反射光を低減させて直射光の輪郭をより明確にすることができるポインターを提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係るポインターは、LED素子と、前記LED素子を収容し、前記LED素子から照射された光を外部に出射する光出射穴が形成されたケースと、前記ケース内かつ前記LED素子と前記光出射穴との間に設けられ、前記LED素子が収容される第1室と前記光出射穴と連通する第2室とを形成するように前記ケースを区画する仕切り部材と、を備え、前記仕切り部材は、前記LED素子から照射された光が通過する光通過穴を有し、前記LED素子の中心軸上に、前記光通過穴および前記光出射穴が配置されている。

0007

本発明に係るポインターによると、光通過穴および光出射穴がLED素子の中心軸上に配置されている。LED素子から照射される光のうち中心軸上を通過する光の強さは比較的強い。かかる光が光通過穴および光出射穴を通過して外部に照射される直射光となるため、直射光の光の強さが強くなる。即ち、直射光の輪郭がより明確になる。さらに、LED素子から照射された光は、光出射穴から外部に出射する前に仕切り部材を通過する必要がある。ここで、一般的に、LED素子を光源としたポインターは、LED素子から照射される光のうち中心軸を外れた方向に照射される光がケース内で反射する。このため、スポット径が大きくなる。しかしながら、本発明に係るポインターでは、ケース内で反射された光の大部分は仕切り部材によって光の方向が変更されるので、仕切り部材に形成された光通過穴を通過することができず、一部の反射光が光通過穴を通過する。このように、仕切り部材をケース内に設けることによって反射光を大きく低減することができる。この結果、直射光の周りに反射光が照射されても、記録媒体や記録媒体を載置する載置台に照射された直射光の輪郭が不明確とならず、直射光の輪郭を明確に認識することができる。従って、仕切り部材を備えてない従来のポインターと比較して、被照射面(例えば、記録媒体の上面や載置台の上面)とポインターとの距離が変化しても、スポット径を一定にすることができる。

発明の効果

0008

本発明によれば、ケースから外部に照射される反射光を低減させて直射光の輪郭をより明確にすることができるポインターを提供することができる。

図面の簡単な説明

0009

第1実施形態に係るプリンタの斜視図である。
第1実施形態に係る本体ケースを取り外した状態のプリンタの斜視図である。
第1実施形態に係るプリンタの断面図である。
第1実施形態に係るインクヘッドユニットの一部を模式的に示す底面図である。
第1実施形態に係るポインターの一部透視斜視図である。
図5のポインターのVI−VI線断面斜視図である。
第1実施形態に係るポインターの光路説明図である。
第1実施形態に係るポインターの周辺の構造を示す側面図である。
第1実施形態に係るプリンタにおいて、印刷領域の印刷開始点にポインターの直射光を照射させる状態を示す平面図である。
第1実施形態に係るプリンタにおいて、印刷領域の印刷終了点にポインターの直射光を照射させる状態を示す平面図である。
従来のプリンタにおいて、印刷領域の印刷開始点にポインターの直射光を照射させる状態を示す平面図である。
従来のプリンタにおいて、印刷領域の印刷終了点にポインターの直射光を照射させる状態を示す平面図である。
ポインターの仕切り部材の変形例を示す断面図である。
ポインターの仕切り部材の変形例を示す断面図である。
ポインターの仕切り部材の変形例を示す断面図である。
ポインターの仕切り部材の変形例を示す断面図である。
ポインターの仕切り部材の変形例を示す断面図である。
第2実施形態に係るポインターの光路説明図である。
第3実施形態に係るポインターの光路説明図である。
第4実施形態に係るポインターの側面図である。
第4実施形態に係るポインターの分解斜視図である。
第4実施形態に係るポインターの第2ケースの断面図である。
第4実施形態に係るポインターの底面図である。
第4実施形態に係る板部材の斜視図である。
第4実施形態に係る多孔質部材の斜視図である。
第5実施形態に係るポインターの側面図である。

実施例

0010

<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るポインターと、ポインターを備えた加工装置としてのインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。

0011

図1は、本実施形態に係るプリンタ10の斜視図である。以下の説明では、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。符号Zは、上下方向を示している。また、プリンタ10の後側を上流側と称し、プリンタ10の前側を下流側と称する。また、本実施形態では、上流側から下流側へ向かう方向をX1とし、下流側から上流側へ向かう方向をX2とする。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。

0012

プリンタ10は、インクジェット式のプリンタである。プリンタ10は、家庭用のプリンタと比較すると主走査方向Yに長い、いわゆる大型のプリンタである。例えば、プリンタ10は、業務用のプリンタである。本実施形態では、プリンタ10は、記録媒体5(図2参照)上に画像を印刷する。

0013

記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体5には、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料から形成されたシートアルミや鉄等から形成された金属板ガラス板木材板等の比較的厚みを有するものが含まれる。記録媒体5は、被加工物の一例である。

0014

図1および図2に示すように、プリンタ10は、本体ケース12と、支持台15と、操作パネル19と、テーブル20と、インクヘッドユニット30と、ポインター70とを備えている。テーブル20は、載置台の一例である。本体ケース12は、箱型状に形成されている。本体ケース12の前部には、フロントカバー13が設けられている。フロントカバー13は、本体ケース12に対して開閉可能に構成されている。支持台15は、本体ケース12の下部に取り付けられている。支持台15は、本体ケース12を支持する。図2に示すように、支持台15にはテーブル20が収容される。図3に示すように、インクヘッドユニット30は、本体ケース12の内方に配置されている。即ち、インクヘッドユニット30は、本体ケース12と支持台15とによって形成された内部空間16に配置されている。インクヘッドユニット30は、テーブル20より上方に配置されている。インクヘッドユニット30は、インクヘッド34と、ケース31と、インクヘッド34が搭載されるヘッドキャリッジ32とを備えている。ヘッドキャリッジ32は、キャリッジの一例である。

0015

図2に示すように、プリンタ10は、本体ケース12内に設けられた本体フレーム14を備えている。本体フレーム14は、主走査方向Yに延びる。本体フレーム14は、テーブル20より上方に配置されている。本体フレーム14は、支持台15に支持されている。プリンタ10は、本体フレーム14に設けられたガイドレール18を備えている。ガイドレール18は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール18は、本体フレーム14の前面に沿って設けられている。ガイドレール18には、インクヘッドユニット30のヘッドキャリッジ32が摺動自在に係合している。ヘッドキャリッジ32は、キャリッジ移動機構32Aによって、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに往復移動する。ケース31は、ヘッドキャリッジ32に取り付けられている。なお、キャリッジ移動機構32Aの構成は特に限定されない。キャリッジ移動機構32Aは、プーリ32Bと、プーリ32Cと、無端状のベルト32Dと、ヘッドキャリッジモータ32Eとを備えている。左側のプーリ32Bは、ガイドレール18の左端より左方に設けられている。右側のプーリ32Cは、ガイドレール18の右端より右方に設けられている。ベルト32Dは、プーリ32Bとプーリ32Cとに巻き掛けられている。右側のプーリ32Cには、ヘッドキャリッジモータ32Eが接続されている。ただし、ヘッドキャリッジモータ32Eは、左側のプーリ32Bに接続されていてもよい。ここでは、ヘッドキャリッジモータ32Eが駆動して、32Cが回転することで、プーリ32Cとプーリ32Bとの間においてベルト32Dが走行する。

0016

図4に示すように、インクヘッドユニット30は、インクヘッド34として、第1インクヘッド34Aと、第2インクヘッド34Bと、第3インクヘッド34Cとを備えている。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cは、ヘッドキャリッジ32に形成された開口32Hに取り付けられている。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cは、ケース31(図2参照)内に収容されている。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cは、ヘッドキャリッジ32を介してガイドレール18に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cは、副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さよりも長い形状に形成されている。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cは、副走査方向Xに並ぶ複数の第1ノズル35と、副走査方向Xに並ぶ複数の第2ノズル36と、第1ノズル35および第2ノズル36が形成されたノズル面37とを備えている。第1ノズル35内および第2ノズル36内は、負圧(大気圧より低い圧力)に設定されている。なお、第1ノズル35および第2ノズル36は微小であるため、図4では複数の第1ノズル35および複数の第2ノズル36の一部を直線で表している。第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cの第1ノズル35および第2ノズル36は、テーブル20に載置された記録媒体5にインク吐出する。インクとしては、例えば、光硬化型のインクが挙げられる。本実施形態では、プリンタ10は3つのインクヘッド34を備えているが、インクヘッド34の数は3つに限定されない。また、インクヘッド34は、第1ノズル35および第2ノズル36の2種類のノズルを備えているが、1種類のノズルまたは3種類以上のノズルを備えていてもよい。

0017

図2に示すように、テーブル20には、記録媒体5が載置される。テーブル20は、副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さよりも短い矩形状に形成されている。なお、テーブル20は、副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さよりも長くてもよく、副走査方向Xの長さと主走査方向Yの長さが同一であってもよい。図3に示すように、テーブル20は、ガイドレール18より下方に配置されている。テーブル20は、インクヘッドユニット30より下方に配置されている。テーブル20に載置された記録媒体5(図2参照)には、第1インクヘッド34A〜第3インクヘッド34Cの第1ノズル35および第2ノズル36からインクが吐出される。テーブル20は、後述する第1移動機構21によって副走査方向Xに移動可能に構成されている。テーブル20は、後述する第2移動機構25によって上下方向Zに移動可能に構成されている。

0018

図3に示すように、プリンタ10は、第1移動機構21を備えている。第1移動機構21は、搬送機構の一例である。第1移動機構21は、支持台15に収容されている。第1移動機構21は、支持台15に設けられた右スライドレール22Rと左スライドレール(図示せず)と、テーブルキャリッジ23と、第1駆動モータ(図示せず)と、を備えている。右スライドレール22Rおよび左スライドレールは、副走査方向Xに延びる。右スライドレール22Rおよび左スライドレールは、テーブルキャリッジ23の副走査方向Xへの移動をガイドする。テーブルキャリッジ23は、右スライドレール22Rおよび左スライドレールに摺動自在に係合している。テーブルキャリッジ23は、箱型状に形成されている。テーブルキャリッジ23には、上方に向けて開口する開口23Hが形成されている。第1駆動モータは、テーブルキャリッジ23に接続されている。第1駆動モータが回転駆動することによって、テーブルキャリッジ23は、右スライドレール22Rおよび左スライドレールに沿って副走査方向Xに移動することができる。第1移動機構21は、テーブル20を副走査方向Xに移動させることができる。即ち、第1移動機構21は、テーブル20に載置された記録媒体5を副走査方向Xに移動させることができる。

0019

図3に示すように、プリンタ10は、第2移動機構25を備えている。第2移動機構25は、第1移動機構21のテーブルキャリッジ23に収容されている。第2移動機構25は、複数のガイド支柱26と、支持ケース27と、第2駆動モータ(図示せず)と、を備えている。ガイド支柱26は、上下方向Zに延びる。ガイド支柱26は、第1移動機構21のテーブルキャリッジ23内に設けられている。ガイド支柱26は、支持ケース27の上下方向Zの移動をガイドする。支持ケース27は、テーブル20を支持する。支持ケース27の上部には、テーブル20が固定されている。支持ケース27は、ガイド支柱26に摺動自在に係合している。支持ケース27は、箱型状に形成されている。支持ケース27は、テーブルキャリッジ23に対して上下方向Zに移動可能に構成されている。第2駆動モータは、支持ケース27に接続されている。第2駆動モータが回転駆動することによって、支持ケース27は、ガイド支柱26に沿って上下方向Zに移動することができる。

0020

図1に示すように、操作パネル19は、本体ケース12に設けられている。操作パネル19は、本体ケース12の右側に設けられている。操作パネル19は、テーブル20より右方に配置されている。操作パネル19は、フロントカバー13より右方に配置されている。操作パネル19は、作業者が画像の印刷に関する設定操作入力操作を行うパネルである。図示は省略するが、操作パネル19には、印刷の種類、解像度、印刷の状況、印刷領域の設定などの印刷に関する情報が表示される表示画面、および、印刷に関する情報を設定するための入力ボタンなどが備えられている。

0021

ポインター70は、テーブル20に設けられた位置合わせ用の基準点(後述する印刷開始点20S(図9A)および印刷終了点20E(図9B)参照)に光を照射して、プリンタ10に印刷領域20A(図9A)を把握させるために用いられる。図1に示すように、ポインター70は、インクヘッドユニット30に設けられている。ポインター70は、ヘッドキャリッジ32(図2参照)に取り付けられている。図5は、ポインター70の一部透視斜視図である。図5では、後述する第1ケース75が透視され、ポインター70の内部構造が表されている。第1ケース75は、二点鎖線で表されている。図5に示すように、ポインター70は、LED素子72と、ケース74と、仕切り部材80とを備えている。

0022

図5に示すように、LED素子72は、ケース74内に収容されている。本実施形態のLED素子72は、LEDチップ72Xと、LEDチップ72Xを被覆するレンズ72Yとを有する。LED素子72は、後述する第1室74Aに配置されている。LED素子72は、LED基板73に取り付けられた状態で、ケース74の後述する第1ケース75および第2ケース76に取り付けられている。LED素子72は、例えば、赤色の光を照射する。本実施形態では、LED素子72は、下方に向けて光を照射するようにケース74に収容されている。

0023

図5に示すように、ケース74は、直方体状に形成されている。ケース74は、上下方向Zに延びる。ケース74の上下方向Zの長さは、ケース74の副走査方向Xの長さよりも長い。ケース74は、第1ケース75と第2ケース76とを含む。第1ケース75および第2ケース76は、例えば、アルミニウムから形成されている。なお、第1ケース75および第2ケース76は、アルミニウム以外の金属材料や樹脂材料から形成されていてもよい。

0024

図5に示すように、第1ケース75は、右壁75A(図6参照)と、前壁75B(図6参照)と、後壁75Cと、上壁75Dと、下壁75Eとを備えている。図6に示すように、右壁75Aは、上下方向Zに延びる。前壁75Bは、右壁75Aの前端から左方に向けて延びる。図5に示すように、後壁75Cは、右壁75Aの後端から左方に向けて延びる。後壁75Cは、前壁75Bと対向する。上壁75Dは、右壁75Aの上端から左方に向けて延びる。下壁75Eは、右壁75Aの下端から左方に向けて延びる。下壁75Eは、上壁75Dと対向する。第1ケース75には、LED基板73と係合する第1係合溝75BL図6参照)が形成されている。第1ケース75には、LED素子72から照射された光を外部(ここではケース74の外部)に出射する光出射穴77(図7も参照)が形成された板部材78と係合する第2係合溝75BMが形成されている。第2係合溝75BMは、第1係合溝75BLより下方に位置する。光出射穴77は、LED素子72の中心軸C(図7参照)上に配置されている。光出射穴77は、板部材78を上下方向Zに貫通して形成されている。光出射穴77は、板部材78の中央に形成されている。

0025

図5に示すように、第2ケース76は、左壁76Aと、前壁76Bと、後壁76Cと、上壁76Dと、下壁76Eとを備えている。左壁76Aは、上下方向Zに延びる。左壁76Aは、第1ケース75と第2ケース76とが相互に固定されたとき、第1ケース75の右壁75Aと対向する。前壁76Bは、左壁76Aの前端から右方に向けて延びる。後壁76Cは、左壁76Aの後端から右方に向けて延びる。後壁76Cは、前壁76Bと対向する。上壁76Dは、左壁76Aの上端から右方に向けて延びる。下壁76Eは、左壁76Aの下端から右方に向けて延びる。下壁76Eは、上壁76Dと対向する。図6に示すように、第2ケース76には、LED基板73と係合する第1係合溝76BLが形成されている。第2ケース76には、板部材78と係合する第2係合溝76BMが形成されている。第2係合溝76BMは、第1係合溝76BLより下方に位置する。

0026

図6に示すように、ケース74には、LED基板73に接続される配線(図示せず)を通過させるための開口76AAが形成されている。開口76AAは、第1ケース75の上壁75Dと第2ケース76の上壁76Dとに囲まれて形成されている。開口76AAは、LED基板73より上方に位置する。ケース74には、光出射穴77を通過した光を外部に出射する開口76ABが形成されている。開口76ABは、第1ケース75の下壁75Eと第2ケース76の下壁76Eとに囲まれて形成されている。開口76ABは、板部材78より下方に位置する。

0027

図5に示すように、仕切り部材80は、ケース74内に設けられている。仕切り部材80は、LED素子72と光出射穴77との間に設けられている。仕切り部材80は、LED素子72より下方に設けられている。仕切り部材80は、光出射穴77より上方に設けられている。図6に示すように、仕切り部材80は、LED素子72と光出射穴77との中間位置M1に位置する。仕切り部材80は、中間位置M1より上方(即ちLED素子72側)に位置していてもよい。仕切り部材80は、LED素子72が収容される第1室74Aと、光出射穴77と連通する第2室74Bとを形成するようにケース74を区画している。第2室74Bは、第1室74Aより下方に位置する。仕切り部材80には、LED素子72から照射された光が通過する光通過穴85が形成されている。光通過穴85は、光出射穴77より大きい。図7に示すように、光通過穴85は、LED素子72の中心軸C上に配置されている。仕切り部材80は、例えば、アルミニウムから形成されている。

0028

図6に示すように、本実施形態の仕切り部材80は、突起状に形成されている。仕切り部材80は、LED素子72の中心軸Cと直交する方向かつLED素子72の中心軸Cに向けて延びる。仕切り部材80は、第1ケース75の右壁75A、前壁75Bおよび後壁75Cと、第2ケース76の左壁76A、前壁76Bおよび後壁76Cとから中心軸Cに向けて突出している。図6に示すように、光通過穴85は、仕切り部材80の先端83に囲まれて形成されている。本実施形態の光通過穴85は、矩形状に形成されているが、円形状に形成されていてもよい。

0029

図7に示すように、仕切り部材80は、LED素子72から照射された光のうちケース74内において1回だけ反射された1回反射光が光出射穴77からケース74の外部へと出射されることを阻止する部材である。ケース74の内壁からの仕切り部材80の突出量H1は、LED素子72から照射された光のうちケース74内において反射されない直射光R1が光出射穴77からケース74の外部へと出射されることを阻害しない量であり、かつ、LED素子72から照射された光のうちケース74内において1回だけ反射された1回反射光R2を光出射穴77側とは異なる方向に反射させて、1回反射光R2が光出射穴77からケース74の外部へと出射されないようにする量に設定されている。例えば、仕切り部材80の突出量H1を光出射穴77の径D1よりも大きく設定することによって、1回反射光R2が光出射穴77からケース74の外部へと出射されないようにすることができる。1回反射光R2は、反射光のなかでは最も輝度が高いため、1回反射光R2が光出射穴77からケース74の外部へと出射されないことによって、直射光R1の輪郭が1回反射光R2によって不明確となることが抑制される。

0030

図3に示すように、ポインター70は、ヘッドキャリッジ32の右側面32Rに取り付けられている。ポインター70は、例えば、主走査方向Yから見て、インクヘッド34と重なる位置に配置される。ポインター70は、ヘッドキャリッジ32の左側面32L(図4参照)に取り付けられていてもよい。なお、ヘッドキャリッジ32の右側面32Rとは、主走査方向Yに関して操作パネル19(図1参照)側(即ち右側のプーリ32C側)に位置する面であり、ヘッドキャリッジ32の左側面32Lとは、主走査方向Yに関して操作パネル19と反対側(即ち左側のプーリ32B側)に位置する面である。右側面32Rは、第1の側面の一例である。左側面32Lは、第2の側面の一例である。

0031

図4に示すように、ポインター70(例えば光出射穴77)は、ヘッドキャリッジ32の副走査方向Xの下流側の端部32Fより上流側に配置されている。ポインター70は、主走査方向Yから見てヘッドキャリッジ32と重なる位置に配置されている。ここでは、ポインター70(例えば光出射穴77)は、ヘッドキャリッジ32の端部32Fより後方に配置されている。ポインター70(例えば光出射穴77)は、インクヘッド34の副走査方向Xの下流側の端部34Fより上流側に配置されている。ここでは、ポインター70(例えば光出射穴77)は、インクヘッド34の端部34Fより後方に配置されている。ポインター70(例えば光出射穴77)は、副走査方向Xに関して、複数の第1ノズル35および第2ノズル36のうち副走査方向Xに関して最も上流側に位置する最上流側ノズル35R、36Rと最も下流側に位置する最下側ノズル35F、36Fとの間に配置されている。ここでは、ポインター70(例えば光出射穴77)は、最上流側ノズル35R、36Rより前方かつ最下流側ノズル35F、36Fより後方に配置されている。ポインター70(例えば光出射穴77)は、副走査方向Xに関して、最上流側ノズル35R、36Rと最下流側ノズル35F、36Fとの中間点Qより下流側に配置されているとよい。なお、第1インクヘッド34A〜34Cの少なくとも1つが副走査方向Xに関して偏倚している場合(いわゆるスタガ配置の場合)には、ポインター70(例えば光出射穴77)は、最も下流側に位置するインクヘッド34を基準にして上記のように配置するとよい。

0032

図8に示すように、光出射穴77が形成されたポインター70の下面74Gとテーブル20との上下方向の距離をWDとし、ポインター70のケース74の副走査方向Xの長さをPとしたとき、WD≧P/2に設定されている。側面視で、ケース74の下面74Gの前端74Fとポインター70の光出射穴77から出射された直射光R1(図7参照)がテーブル20(あるいは記録媒体5の上面)に照射される点RHとを結ぶ直線PXと、テーブル20とのなす角度θは、45°以上に設定されている。ここで、光出射穴77の中心は、ケース74の下面74Gの前端74FからP/2の位置に配置されている。即ち、ケース74の下面74Gの前端74FからP/2の位置にLED素子72の中心軸Cが位置する。

0033

次に、印刷範囲の設定について説明する。図9Aに示すように、テーブル20には、矩形状の印刷領域20Aが設けられている。テーブル20に載置された記録媒体5は、印刷領域20Aにおいて印刷される。印刷領域20Aには、印刷開始点20Sと、印刷終了点20Eとが設けられている。印刷開始点20Sは、印刷領域20Aの前端かつ右端に位置する。印刷終了点20Eは、印刷領域20Aの後端かつ左端に位置する。プリンタ10に印刷領域20Aを認識させるときには、まず、テーブル20を図9Aの矢印X2の方向に移動させかつヘッドキャリッジ32を右方に移動させる。このようにして、印刷領域20Aの印刷開始点20Sの上方にポインター70を位置させて、印刷開始点20Sにポインター70から直射光を照射させる。直射光と印刷開始点20Sとが重なったところが印刷開始位置であることをプリンタ10に記憶させる。そして、テーブル20を図9Bの矢印X1の方向に移動させかつヘッドキャリッジ32を左方に移動させる。このようにして、印刷領域20Aの印刷終了点20Eの上方にポインター70を位置させて、印刷終了点20Eにポインター70から直射光を照射させる。直射光と印刷終了点20Eとが重なったところが印刷終了位置であることをプリンタ10に記憶させる。このようにして、ポインター70を用いて印刷範囲の設定が行われる。

0034

ここで、図10Aに示すように、従来のポインター2では、直射光の視認性が悪かったため、作業者からできるだけ近い位置、即ちポインター2をヘッドキャリッジ32の下流側の端部32Fより下流側に配置しなければならなかった。このため、印刷開始点20Sにポインター2の光照射穴3から直射光を照射させるためには、テーブル20を図9Aの場合と比較してさらに下流側に移動させる必要があった。即ち、図10Aに示すように、ポインター2がヘッドキャリッジ32の下流側の端部32Fより下流側に配置されている場合には、ポインター70がインクヘッド34の端部34Fより上流側に配置されている場合と比較して、テーブル20を副走査方向Xの下流側にLTだけ余分に移動させる必要がある。また、印刷終了点20Eにポインター2の光照射穴3から直射光を照射させるためには、テーブル20を図9Bの場合と比較してさらに下流側に移動させる必要があった。即ち、テーブル20を副走査方向Xの下流側にLTだけ余分に移動させる必要がある。このように、従来のポインター2を用いる場合には第1移動機構21が大型化していた(例えば、右スライドレール22Rや左スライドレールの副走査方向Xの長さが長くなっていた)。一方、本実施形態のプリンタ10では、ポインター70の直射光の視認性に優れるため、ポインター70をヘッドキャリッジ32の下流側の端部32Fより上流側に配置することができ、プリンタ10全体の大型化を抑制することができる。図10Aおよび図10Bでは、本実施形態のポインター70の直射光と印刷終了点20Eとが重なったときのテーブル20およびポインター70の位置を二点鎖線で表している。なお、図9A図9B図10Aおよび図10Bに示す例では、インクヘッドユニット30のうちケース31の図示を省略している。

0035

以上のように、本実施形態のポインター70によると、光通過穴85および光出射穴77がLED素子72の中心軸C上に配置されている。LED素子72から照射される光のうち中心軸C上を通過する光の強さは比較的強い。かかる光が光通過穴85および光出射穴77を通過して外部に照射される直射光となるため、直射光の光の強さが強くなる。即ち、直射光の輪郭がより明確になる。さらに、LED素子72から照射された光は、光出射穴77から外部に出射する前に仕切り部材80を通過する必要がある。ここで、一般的に、LED素子を光源としたポインターは、LED素子から照射される光のうち中心軸を外れた方向に照射される光はケース内で反射する。このため、スポット径が大きくなる。しかしながら、本実施形態のポインター70では、ケース74内で反射された光の大部分は仕切り部材80によって光の方向が変更されるので、仕切り部材80に形成された光通過穴85を通過することができず、一部の反射光が光通過穴85を通過する。このように、仕切り部材80をケース74内に設けることによって反射光を大きく低減することができる。この結果、直射光の周りに反射光が照射されても、記録媒体5や記録媒体5を載置するテーブル20に照射された直射光の輪郭が不明確とならず、直射光の輪郭を明確に認識することができる。従って、仕切り部材80を備えてない従来のポインターと比較して、被照射面(例えば、記録媒体5の上面やテーブル20の上面)とポインター70との距離が変化しても、スポット径を一定にすることができる。

0036

本実施形態のポインター70では、仕切り部材80は、LED素子72の中心軸Cと直交する方向かつLED素子72の中心軸Cに向けてケース74の内壁から延びる突起状に形成されている。光通過穴85は、仕切り部材80の先端83に囲まれて形成されている。このように、仕切り部材80をケース74と一体的に形成することによって、光出射穴77から照射される反射光を低減することができる光通過穴85を容易に形成することができる。

0037

本実施形態のポインター70では、仕切り部材80は、LED素子72と光出射穴77との中間位置M1に位置する。これにより、光通過穴85を通過する反射光をより低減することができる。なお、仕切り部材80は、LED素子72と光出射穴77との中間位置M1よりLED素子72側に位置してもよい。これにより、光通過穴85を通過する反射光をよりよく低減することができる。

0038

本実施形態のポインター70では、光通過穴85は、光出射穴77より大きい。これにより、直射光が光通過穴85を通過するときに仕切り部材80によって遮られることが抑制され、光出射穴77に導かれる直射光が弱くなることを抑制することができる。

0039

本実施形態のプリンタ10では、光出射穴77が形成されたポインター70の下面74Gとテーブル20との上下方向Zの距離をWDとし、ポインター70のケース74の副走査方向Xの長さをPとしたとき、WD≧P/2に設定されている。通常、LED素子を光源とするポインターは、被照射面との距離が離れるとスポット径が大きくなり、スポット径の中心を認識することが困難となる。このため、印刷開始位置や印刷終了位置のようなベースポイントを設定するときには、ポインターと被照射面との距離を近づける必要がある。これに対して、本実施形態のポインター70では、仕切り部材80をケース74内に設けることによって、反射光を大きく低減することができる。この結果、直射光の周りに反射光が照射されても、記録媒体5や記録媒体5を載置するテーブル20に照射された直射光の輪郭が不明確とならず、直射光の輪郭を明確に認識することができる。従って、仕切り部材80を備えない従来のポインターと比較して、被照射面とポインター70の距離が変化してもスポット径を一定にすることができる。即ち、ポインター70と被照射面との距離を近づける必要がなく、ポインター70と被照射面との距離をある程度離すことができる。ポインター70の位置は、被照射面との距離をWD≧P/2に設定することができるので、LED素子72を光源とするポインター70であっても、ポインター70からテーブル20あるいは記録媒体5に向けて照射された直射光を、テーブル20を基準として斜め45度以上の仰角から作業者が確認するときにポインター70のケース74によって遮られることがない。即ち、直射光の視認性が向上する。なお、本実施形態のLED素子72を備えるポインター70では、光出射穴77から照射される反射光が低減されているため、WD≧P/2に設定しても、直射光の輪郭が明確となる。

0040

本実施形態のプリンタ10では、図4に示すように、ポインター70は、主走査方向Yから見て、ヘッドキャリッジ32と重なる位置に配置されている。より詳細には、ポインター70は、ヘッドキャリッジ32の副走査方向Xの下流側の端部32Fより上流側かつヘッドキャリッジ32の副走査方向Xの上流側の端部32Mより下流側に配置されている。これにより、主走査方向Yから見てポインターがヘッドキャリッジ32とずれた位置に配置されている場合、例えば、ポインターがヘッドキャリッジ32の前面(例えば端部32Fより前方)に配置されている場合と比べて、ポインター70によって印刷開始点20Sおよび印刷終了点20Eを設定する場合に、テーブル20を副走査方向Xに移動させる移動量を短くすることができる。即ち、ポインターがヘッドキャリッジ32の前面に配置されている場合は、ポインターによる印刷終了点20Eを設定するときに、印刷終了時のテーブル20の位置からさらにテーブル20を副走査方向Xの下流側に移動させる必要がある。よって、テーブル20を下流側に移動させる分だけテーブル20を収容する本体ケース12のサイズが大きくなる。これに対し、ポインター70が主走査方向Yから見てヘッドキャリッジ32と重なる位置に配置されている場合には、ポインターがヘッドキャリッジ32の前面に配置されている場合に比べて、テーブル20を副走査方向Xに移動させる移動量を短くすることができる。よって、テーブル20を収容する本体ケース12の副走査方向Xにおけるサイズをコンパクトに形成することができる。

0041

本実施形態のプリンタ10では、図4に示すように、ポインター70は、主走査方向Yから見て、インクヘッド34と重なる位置に配置されている。より詳細には、ポインター70は、インクヘッド34の副走査方向Xの下流側の端部34Fより上流側かつインクヘッド34の副走査方向Xの上流側の端部34Mより下流側に配置されている。主走査方向Yから見てポインター70がインクヘッド34と重なる位置に配置されている場合には、主走査方向Yから見てポインターがインクヘッド34と重ならない位置に配置されている場合と比較して、テーブル20を副走査方向Xに移動させる移動量を短くできる。即ち、ポインター70によって印刷開始点20Sおよび印刷終了点20Eを設定する場合に、テーブル20を副走査方向Xに移動させる移動量を短くすることができる。これにより、テーブル20を収容する本体ケース12の副走査方向Xにおけるサイズをコンパクトに形成することができる。

0042

本実施形態のプリンタ10では、ポインター70は、副走査方向Xに関して、複数の第1ノズル35および第2ノズル36のうち副走査方向Xに関して最も上流側に位置する最上流側ノズル35R、36Rと最も下流側に位置する最下流側ノズル35F、36Fとの間に配置されている。これにより、印刷中心にポインター70を合わせることができるので、印刷領域20A内でポインター70の位置合わせを行うことができる。よって、第1ノズル35および第2ノズル36の並び方向(ここでは副走査方向X)に関しては、ポインター70による位置合わせの際に、テーブル20を副走査方向Xに移動させなくてもよい。よって、印刷結果とポインター70との位置合わせを容易に行うことができる。

0043

本実施形態のプリンタ10では、ポインター70は、副走査方向Xに関して、最上流側ノズル35R、36Rと最下流側ノズル35F、36Fとの中間点Qより下流側に配置されている。これにより、作業者側にポインター70をより近づけることができるので、ポインター70から照射される直射光の輪郭の視認性を向上させることができる。

0044

本実施形態のプリンタ10では、ポインター70は、ヘッドキャリッジ32の右側面32Rに取り付けられている。ここで、右側面32Rは、主走査方向Yに関して操作パネル19側に位置する。このため、例えば、作業者が操作パネル19を操作しながらポインター70から照射された直射光を確認するとき、直射光を容易に視認することができる。

0045

本実施形態のプリンタ10では、第1移動機構21は、テーブル20を副走査方向Xに移動可能に構成されている。記録媒体5あるいはテーブル20に設けられた位置合わせ用の基準点(例えば印刷開始点20Sや印刷終了点20E)にポインター70の直射光を照射してプリンタ10の印刷範囲を設定するとき、ポインター70がヘッドキャリッジ32の副走査方向Xの下流側の端部32Fより下流側に配置されている場合には、テーブル20をヘッドキャリッジ32の下流側の端部32Fよりもさらに下流側に移動させる必要があるが、ポインター70がヘッドキャリッジ32の副走査方向Xの下流側の端部32Fより上流側に配置されている場合には、テーブル20をヘッドキャリッジ32の下流側の端部まで移動させる必要がない。このため、テーブル20を移動させるために必要なスペースがより小さくなり、プリンタ10全体の小型化が実現される。

0046

なお、仕切り部材80の形状は、図7に示すものに限定されない。例えば、図11Aに示すように、ポインター70は、断面視(ここではポインター70を上下方向Zに切断した縦断面視。以下同様。)において長方形状に形成された仕切り部材80Aを備えていてもよい。また、例えば、図11Bおよび図11Cに示すように、ポインター70は、断面視において直角三角形状に形成された仕切り部材80B、80Cを備えていてもよい。また、例えば、図11Dに示すように、ポインター70は、断面視において二等辺三角形状に形成された仕切り部材80Dを備えていてもよい。また、例えば、図11Eに示すように、ポインター70は、断面視において正三角形状に形成された仕切り部材80Eを備えていてもよい。

0047

なお、第2室74Bの内壁には、LED素子72から照射された光を減衰する表面処理が施されていてもよい。第2室74Bの内壁には、例えば、複数の凹凸が形成されている。また、第2室74Bの内壁は黒色である。これにより、光通過穴85を通過した光のうち第2室74Bの内壁に向かう反射光は、第2室74Bの内壁において吸収されたり拡散されたりして減衰する。これにより、光通過穴85を通過した光のうち第2室74Bの内壁に向かう反射光が光出射穴77からケース74の外部へと出射されることが抑制される。

0048

<第2実施形態>
図12は、第2実施形態に係るポインター170の構造を模式的に示す断面図である。ポインター170は、他の仕切り部材180をさらに備えている。他の仕切り部材180は、ケース74内に設けられている。他の仕切り部材180は、第2室74Bに配置されている。他の仕切り部材180は、仕切り部材80と光出射穴77との間に設けられている。他の仕切り部材180は、仕切り部材80より下方に設けられている。他の仕切り部材180は、光出射穴77より上方に設けられている。他の仕切り部材180は、LED素子72と光出射穴77との中間位置M1より光出射穴77側に位置する。他の仕切り部材180は、仕切り部材80と光出射穴77との中間位置M2に位置する。他の仕切り部材180は、第2室74Bを仕切り部材80側に位置する第3室74Cと、光出射穴77側に位置する第4室74Dとに区画している。第3室74Cは、光通過穴85と連通している。第4室74Dは、光出射穴77と連通している。第4室74Dは、第3室74Cより下方に位置する。他の仕切り部材180には、光通過穴85を通過した光が通過する他の光通過穴185が形成されている。他の光通過穴185は、光出射穴77より大きい。他の光通過穴185は、光通過穴85より大きい。他の光通過穴185は、LED素子72の中心軸C上に配置されている。他の仕切り部材180は、例えば、アルミニウムから形成されている。

0049

本実施形態の他の仕切り部材180は、突起状に形成されている。他の仕切り部材180は、LED素子72の中心軸Cと直交する方向かつLED素子72の中心軸Cに向けて延びる。他の仕切り部材180は、第1ケース75の右壁75A、前壁75Bおよび後壁75Cと、第2ケース76の左壁76A、前壁76Bおよび後壁76Cとから中心軸に向けて突出している。他の仕切り部材180は、縦断面が正三角形状に形成されている。他の光通過穴185は、他の仕切り部材180の先端183に囲まれて形成されている。本実施形態の他の光通過穴185は、矩形状に形成されているが、円形状に形成されていてもよい。なお、図12に示す例では、仕切り部材80は図11Eに示す形状(即ち縦断面が正三角形状)を有する。

0050

他の仕切り部材180は、LED素子72から照射された光のうちケース74内において2回だけ反射された2回反射光R3が光出射穴77からケース74の外部へと出射されることを阻止する部材である。2回反射光R3は、反射光のなかでは2番目に輝度が高いため、2回反射光R3が光出射穴77からケース74の外部へと出射されないことによって、直射光R1の輪郭が1回反射光R2および2回反射光R3によって不明確となることが抑制される。

0051

本実施形態のポインター170は、ケース75内かつ仕切り部材80と光出射穴77との間に設けられ、光通過穴85を通過した光が通過する他の光通過穴185が形成された他の仕切り部材180を備えている。他の光通過穴185は、LED素子72の中心軸C上に配置されている。このため、LED素子72から照射される光のうち中心軸C上を通過する光は、他の仕切り部材180によって遮られることなく他の光通過穴185を通過することができる。また、光通過穴85を通過した反射光の大部分は、他の仕切り部材180の他の光通過穴185を通過できず、一部の反射光のみが他の光通過穴185を通過する。このように、他の仕切り部材180をケース75内に設けることによって反射光をさらに低減することができる。この結果、直射光の周りに反射光が照射されても、記録媒体5や記録媒体5を載置するテーブル20に照射された直射光の輪郭が不明確とならず、直射光の輪郭をより明確に認識することができる。

0052

本実施形態のポインター170では、他の仕切り部材180は、仕切り部材80より光出射穴77側に配置されかつLED素子72の中心軸Cと直交する方向かつLED素子72の中心軸Cに向けてケース75の内壁から延びる突起状に形成されている。他の光通過穴185は、他の仕切り部材180の先端183に囲まれて形成されている。このように、他の仕切り部材180をケース75と一体的に形成することによって、光出射穴77から照射される反射光を低減することができる他の光通過穴185を容易に形成することができる。

0053

本実施形態のポインター170では、他の仕切り部材180は、LED素子72と光出射穴77との中間位置M1より光出射穴77側に位置する。これにより、他の光通過穴185を通過する反射光をより低減することができる。

0054

本実施形態のポインター70では、他の光通過穴185は、光通過穴85より大きい。これにより、直射光が他の光通過穴185を通過するときに他の仕切り部材180によって遮られることが抑制され、光出射穴77に導かれる直射光が弱くなることを抑制することができる。

0055

<第3実施形態>
図13は、第3実施形態に係るポインター170Aの構造を模式的に示す断面図である。ポインター170Aは、他の仕切り部材180をさらに備えている。仕切り部材80は、LED素子72と光出射穴77との中間位置M1よりLED素子72側に位置する。他の仕切り部材180は、仕切り部材80より光出射穴77側に位置する。他の仕切り部材180は、中間位置M1よりLED素子72側に位置する。

0056

<第4実施形態>
図14は、第4実施形態に係るポインター270を示す側面図である。図14に示すように、ポインター270は、LED素子272と、ケース274と、板部材280、多孔質部材290とを備えている。板部材280は、仕切り部材の一例である。多孔質部材290は、他の仕切り部材の一例である。

0057

図14に示すように、LED素子272は、ケース274内に収容されている。本実施形態のLED素子272は、LEDチップ272Xと、LEDチップ272Xを被覆するレンズ272Yとを有する。LED素子272は、後述する第1室274Aに配置されている。LED素子272は、LED基板273に取り付けられた状態で、ケース274の後述する第2ケース276に取り付けられる。LED素子272は、例えば、赤色の光を照射する。本実施形態では、LED素子272は、下方に向けて光を照射するようにケース274に収容されている。

0058

図14に示すように、ケース274は、直方体状に形成されている。ケース274は、上下方向に延びる。図15に示すように、ケース274は、第1ケース275と第2ケース276とを含む。第1ケース275および第2ケース276は、例えば、アルミニウムから形成されている。なお、第1ケース275および第2ケース276は、アルミニウム以外の金属材料や樹脂材料から形成されていてもよい。

0059

図15に示すように、第1ケース275は、底壁275Aと、後壁275Bと、前壁275C(図14参照)と、上壁275Dと、下壁275E(図17参照)と、延伸壁275Fとを備えている。底壁275Aは、上下方向Zに延びる。後壁275Bは、底壁275Aの後端から左方に向けて延びる。前壁275Cは、底壁275Aの前端から左方に向けて延びる。前壁275Cは、後壁275Bと対向する。前壁275Cには、第1ケース275と第2ケース276とをネジ278によって相互に固定するためのネジ孔275CH(図14参照)が形成されている。上壁275Dは、底壁275Aの上端から左方に向けて延びる。下壁275Eは、底壁275Aの下端から左方に向けて延びる。下壁275Eは、上壁275Dと対向する。下壁275Eには、LED素子272から照射された光を外部(ここではケース274の外部)に出射する光出射穴277(図17も参照)が形成されている。光出射穴277は、LED素子272の中心軸C1上に配置されている。底壁275Aと、後壁275Bと、前壁275Cと、上壁275Dと、下壁275Eとによって開口275Hが形成されている。開口275Hには、第2ケース276が挿入される。延伸壁275Fは、前壁275Cの左端から前方に向けて延びる。延伸壁275Fには、インクヘッドユニット30のケース31(図2参照)にネジ(図示せず)等によって固定するための貫通孔275FHが形成されている。

0060

図15に示すように、第2ケース276は、底壁276Aと、後壁276Bと、前壁276Cとを備えている。底壁276Aは、上下方向Zに延びる。底壁276Aは、第1ケース275と第2ケース276とが相互に固定されたとき、第1ケース275の底壁275Aと対向する。底壁276Aには、LED基板273に接続される配線(図示せず)を通過させるための切欠き276AAが形成されている。後壁276Bは、底壁276Aの後端から右方に向けて延びる。後壁276Bは、第1ケース275と第2ケース276とが相互に固定されたとき、第1ケース275の後壁275Bと重なる。後壁276Bには、LED基板273と係合する第1係合溝276BLが形成されている。第1係合溝276BLは、後壁276Bの右端から左端に向けて凹む。後壁276Bには、板部材280と係合する第2係合溝276BMが形成されている。第2係合溝276BMは、後壁276Bの右端から左端に向けて凹む。第2係合溝276BMは、第1係合溝276BLより下方に形成されている。前壁276Cは、底壁276Aの前端から右方に向けて延びる。前壁276Cは、後壁276Bと対向する。前壁276Cは、第1ケース275と第2ケース276とが相互に固定されたとき、第1ケース275の前壁275Cと重なる。前壁276Cには、LED基板273と係合する第1係合溝276CLが形成されている。第1係合溝276CLは、前壁276Cの右端から左端に向けて凹む。前壁276Cには、板部材280と係合する第2係合溝276CM(図16参照)が形成されている。第2係合溝276CMは、前壁276Cの右端から左端に向けて凹む。第2係合溝276CMは、第1係合溝276CLより下方に形成されている。前壁276Cには、第1ケース275と第2ケース276とをネジ278によって相互に固定するためのネジ孔276CHが形成されている。第1ケース275の開口275Hに第2ケース276が挿入されたとき、ネジ孔276CHと第1ケース275のネジ孔275CHとは重なる。ネジ孔276CHは、第2係合溝276CMより下方に形成されている。

0061

図14に示すように、板部材280は、ケース274内に配置されている。図16に示すように、板部材280は、第2ケース276の第2係合溝276BM、276CMと係合している。図14に示すように、板部材280は、LED素子272と光出射穴277との間に配置されている。板部材280は、LED素子272より下方に配置されている。板部材280は、光出射穴277より上方に配置されている。板部材280は、多孔質部材290より上方に配置されている。板部材280は、LED素子272と光出射穴277との中間位置M3よりもLED素子272側に位置する。板部材280は、中間位置M3より上方に位置する。板部材280は、LED素子272が収容される第1室274Aと光出射穴277と連通する第2室274Bとを形成するようにケース274を区画している。図18に示すように、板部材280は、第2係合溝276BMと係合する第1段差部281と、第2係合溝276CMと係合する第2段差部282と、を有する。板部材280には、LED素子272から照射された光が通過する第1光通過穴285が形成されている。第1光通過穴285は、光通過穴の一例である。第1光通過穴285の直径は、光出射穴277の直径より大きい。図14に示すように、第1光通過穴285は、LED素子272の中心軸C1上に配置されている。板部材280は、例えば、アルミニウムから形成されている。

0062

図14に示すように、多孔質部材290は、ケース274内に配置されている。多孔質部材290は、第2室274Bに配置されている。図16に示すように、多孔質部材290は、第2ケース276の底壁276A、後壁276Bおよび前壁276Cに固定されている。多孔質部材290は、例えば、接着剤によって第2ケース276に固定されている。図14に示すように、多孔質部材290は、板部材280と光出射穴277との間に配置されている。多孔質部材290は、板部材280より下方に配置されている。多孔質部材290は、光出射穴277より上方に配置されている。多孔質部材290は、LED素子272と光出射穴277との中間位置M3よりも光出射穴277側に位置する。多孔質部材290は、中間位置M3より下方に位置する。多孔質部材290は、第2室274Bを板部材280側に位置する第3室274Cと光出射穴277側に位置する第4室274Dとに区画する。第3室274Cは、第1光通過穴285と連通している。第4室274Dは、光出射穴277と連通している。図19に示すように、多孔質部材290には、板部材280の第1光通過穴285を通過した光が通過する第2光通過穴295が形成されている。第2光通過穴295は、他の光通過穴の一例である。第2光通過穴295の直径は、光出射穴277の直径より大きい。第2光通過穴295の直径は、第1光通過穴285の直径より大きい。図14に示すように、第2光通過穴295は、LED素子272の中心軸C1上に配置されている。図16に示すように、多孔質部材290の厚みは、板部材280の厚みより大きい。即ち、多孔質部材290の上下方向Zの長さL1は、板部材280の上下方向の長さL2よりも長い。多孔質部材290の厚みは、LED素子272の板部材280側の下端(先端)272Aから板部材280までの距離L3よりも大きい。即ち、多孔質部材290の上下方向Zの長さL1は、LED素子272の下端272Aから板部材280までの距離L3よりも長い。多孔質部材290は、多孔質材料(例えばスポンジ)から形成されている。多孔質部材290は、LED素子272から照射された光を吸収する色から形成されている。多孔質部材290は、例えば、黒色である。

0063

<第5実施形態>
図20は、第5実施形態にかかるポインター270Aの側面図である。図20に示すように、ポインター270Aは、LED素子272と、ケース274と、板部材280、多孔質部材290とを備えている。

0064

図20に示すように、多孔質部材290は、ケース74内に配置されている。多孔質部材290は、第2室24Bに配置されている。多孔質部材290は、LED素子272の中心軸C1方向(ここでは上下方向)に関して、第2室274Bの全体に亘って配置されている。多孔質部材290には、板部材280の第1光通過穴285を通過した光が通過する第2光通過穴295が形成されている。第2光通過穴295は、LED素子272の中心軸C1上に配置されている。ここでは、第2室274Bの全体に多孔質部材290が配置されているため、第1光通過穴285を通過した反射光はケース274の内壁には到達せず、その大部分が多孔質部材290に吸収される。このように、多孔質部材290を第2室274Bの上下方向の全体に設けることによって反射光をさらに低減することができる。

0065

以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。

0066

上述した第5実施形態では、LED素子272と光出射穴277との間に、板部材280および多孔質部材290が配置されていたが、板部材280と多孔質部材290との間や多孔質部材290と光出射穴277との間に、板部材280と同様の構成の部材を少なくとも1つ配置してもよい。

0067

上述した各実施形態では、テーブル20をインクヘッド34に対して副走査方向Xに相対的に移動させていたが、これに限定されない。例えば、テーブル20を支持台15に固定し、本体ケース12をテーブル20に対して副走査方向Xに相対的に移動させてもよい。

0068

上述した各実施形態では、テーブル20をインクヘッド34に対して上下方向Zに相対的に移動させていたが、これに限定されない。例えば、テーブル20を支持台15に固定し、インクヘッド34をテーブル20に対して上下方向Zに相対的に移動させてもよい。

0069

ここで開示される技術は様々なタイプのプリンタに適用することができる。上述した実施形態で示したフラットベッドタイプのプリンタ10の他、例えば、ロール状の記録媒体5を副走査方向Xに搬送する、所謂、Roll-to-Rollタイプのプリンタ10にも同様に適用することができる。

0070

上述した各実施形態では、LED素子72、272は、1つのLEDチップ72X、272Xを備えていたが、これに限定されない。LED素子72、272は、2以上のLEDチップ(例えば、赤色のLEDチップ、緑色のLEDチップおよび青色のLEDチップ)を備えていてもよい。これにより、記録媒体5やテーブル20の色に対して、ポインター70、170、170A、270、270Aから照射された直射光を認識しやすい色に適宜変更することができる。例えば、記録媒体5が赤色系の色であり、かつ、LED素子72、272のLEDチップ72X、272Xから照射される光が赤色の場合、記録媒体5上での直射光の輪郭が不明確となり、認識しにくい。そこで、ポインター70、170、170A、270、270Aから照射される直射光の色を白色系の色や青色系の色に変更することによって、記録媒体5上での直射光の輪郭を明確にし、作業者にとって直射光を認識させやすくすることができる。例えば、記録媒体5やテーブル20の色と、LED素子72、272から照射される直射光の色とが補色関係(例えば青色の記録媒体5に対して黄色の直射光)にあるとよい。また、例えば、記録媒体5やテーブル20の色に対して、LED素子72、272から照射される直射光の色を明るさが逆転した色(例えば黒色の記録媒体5に対して白色の直射光)とするとよい。なお、プリンタ10は、記録媒体5やテーブル20に対して実際にポインター70、170、170A、270、270Aから直射光を照射しながら、作業者に認識しやすい色に変更制御することができる制御装置を備えていてもよい。また、LED素子72、272は、点光源LEDチップを備えていてもよい。点光源LEDチップから照射される光は例えば赤色である。

0071

上述した各実施形態では、ケース74、274は、直方体状に形成されていたが、ケース74、274の形状はこれに限定されない。ケース74、274は、例えば、円筒状に形成されていてもよい。

0072

上述した各実施形態では、加工装置としてのプリンタ10にポインター70、170、270を搭載していたが、加工装置はプリンタ10に限定されない。加工装置としては、例えば、被加工物を所定の形状に切断する切断装置、被加工物に箔を転写する箔押装置、被加工物に切削加工を施し、被加工物を所定の形状に加工する切削装置、被加工物に刺繍糸および刺繍針を使用して装飾を施す刺繍装置や被加工物に所定の形状の三次元造形物を加工する三次元造形装置であってもよい。

0073

5記録媒体
10プリンタ
20 テーブル(載置台)
32ヘッドキャリッジ
34インクヘッド
70ポインター
72LED素子
74ケース
77光出射穴
80仕切り部材
85 光通過穴

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • パナソニックIPマネジメント株式会社の「 照明装置」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】光コネクタの損傷を抑制しつつ、安全性に優れた照明装置を提供する。【解決手段】照明装置1は、レーザー光を出射するレーザー素子83と、レーザー光を伝送させる伝送体11と、伝送体11を伝送したレーザ... 詳細

  • ブラザー工業株式会社の「 液体吐出ヘッド」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】複数の個別流路に加わる圧力のばらつきを抑制する。【解決手段】ヘッド1は、複数の供給流路31を連結し、複数の供給流路31の第1入口31aに連通する第1供給連結流路41と、複数の供給流路31を連結... 詳細

  • キヤノンファインテックニスカ株式会社の「 画像記録装置」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】記録媒体の停止後に搬送を再開して記録媒体に画像を記録する際に、記録画像の品質の低下を防ぐこと。【解決手段】画像記録装置101は、記録媒体911を搬送する給送ローラ109及び搬送ローラ908と、... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ