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技術 網膜走査型視力検査装置、網膜走査型視力検査システム、網膜走査型視力検査方法

出願人 株式会社QDレーザ国立大学法人旭川医科大学
発明者 菅原充鈴木誠長谷川欣也石子智士呂智子吉田晃敏
出願日 2017年11月30日 (2年11ヶ月経過) 出願番号 2017-231013
公開日 2019年6月24日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2019-097806
状態 未査定
技術分野 眼の診断装置
主要キーワード 視認結果 画像用光 視覚状態 検査用画像データ 網膜投影 光線出力 制御用端末 検査結果データベース
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

網膜視力を簡便に測定する。

解決手段

光線出射する光源部と、画像を表示する表示部と、視標の画像を含む検査用画像データと、検査用画像データと対応付けられた光線の出力値と、を含む検査条件情報を保持する検査条件保持部と、検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、出力値が示す光量の光線を生成して、光源部から光線の出射制御を行う光線出力制御部と、光線を走査して検査用画像光線を生成する走査ミラーと、検査用画像光線を検査用画像として被験者の網膜に投影する投影部と、前記被験者により視認された視標を示す情報の入力又は前記視標の選択を受け付ける入力部と、入力部により受け付けた、被験者により視認された指標を示す情報又は被験者により選択された指標を示す情報と、検査条件情報と、を含む検査結果情報が格納される検査結果格納部と、を有する。

概要

背景

従来の視力検査では、視力検査用の視標被験者との距離を一定に保ち、視標の形状を被験者に回答させることで、被験者の視力を測定する方式が一般的である。

また、通常の視力検査は、眼科外来等において、視能訓練士によって行われる。具体的には、視力検査では、はじめにそのままの状態で裸眼視力を測定し、つぎに被験者の眼の屈折率等を測定し、検査用眼鏡レンズ度数交換し、自覚的な視力向上の有無を確認しつつ、最も良い視力が出るレンズ度数を決め、このレンズによる矯正視力を測定する。

すなわち、従来の視力検査では、検査用の眼鏡によって、被験者の網膜上にピントを合わせ、被験者の屈折による視力への影響を取り除いた網膜の視力を、矯正視力として測定している。

概要

網膜の視力を簡便に測定する。光線出射する光源部と、画像を表示する表示部と、視標の画像を含む検査用画像データと、検査用画像データと対応付けられた光線の出力値と、を含む検査条件情報を保持する検査条件保持部と、検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、出力値が示す光量の光線を生成して、光源部から光線の出射制御を行う光線出力制御部と、光線を走査して検査用画像光線を生成する走査ミラーと、検査用画像光線を検査用画像として被験者の網膜に投影する投影部と、前記被験者により視認された視標を示す情報の入力又は前記視標の選択を受け付ける入力部と、入力部により受け付けた、被験者により視認された指標を示す情報又は被験者により選択された指標を示す情報と、検査条件情報と、を含む検査結果情報が格納される検査結果格納部と、を有する。

目的

したがって、本実施形態によれば、簡単に被験者Pの視力を測定し、医師に検査結果情報を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

光線出射する光源部と、視標の画像を含む検査用画像データと、前記検査用画像データと対応付けられた前記光線の出力値と、を含む検査条件情報を保持する検査条件保持部と、前記検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、前記出力値が示す光量の光線を生成して、前記光源部から光線の出射制御を行う光線出力制御部と、前記光線を走査して検査用画像光線を生成する走査ミラーと、前記検査用画像光線を検査用画像として被験者網膜投影する投影部と、前記被験者により視認された視標を示す情報の入力又は前記視標の選択を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた、前記被験者により視認された指標を示す情報又は前記被験者により選択された指標を示す情報と、前記検査条件情報と、を含む検査結果情報が格納される検査結果格納部と、を有する、視力検査装置

請求項2

前記検査結果情報を外部装置へ出力する出力処理部を有する請求項1記載の視力検査装置。

請求項3

前記検査条件情報に含まれる前記出力値は、前記光源部から出射される青色レーザ光と、赤色レーザ光と、緑色レーザ光のそれぞれの光量の値を含む、請求項1又は2記載の視力検査装置。

請求項4

前記検査用画像データは、視標毎の、前記検査用画像において前記視標が表示される位置を示す位置情報を含み、前記検査用画像において、前記被験者に選択された視標の位置情報を、前記被験者の視野を示す情報として、前記検査結果情報に含める、請求項1乃至3の何れか一項に記載の視力検査装置。

請求項5

前記光線出力制御部は、前記被験者の視野を示す情報に基づく領域に、前記検査用画像を投影する画像を検査用画像データとして出力する、請求項4記載の視力検査装置。

請求項6

前記視標は、ランドルト環であって、前記位置情報は、前記ランドルト環の中心点座標である、請求項4又は5記載の視力検査装置。

請求項7

前記検査用画像は、前記視標の画像の大きさが異なる複数の前記検査用画像を含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載の視力検査装置。

請求項8

前記検査結果情報は、前記被験者を識別する識別情報を含み、前記光線出力制御部は、前記被験者を識別する識別情報と対応する検査結果情報に含まれる検査条件情報に基づき、前記光線を生成して、前記光源部から画像用光線を出射させる、請求項1乃至7の何れか一項に記載の視力検査装置。

請求項9

前記光線出力制御部は、あらかじめ設定された所定の出力値で前記光線を出射させる、請求項1乃至8の何れか一項に記載の視力検査装置。

請求項10

前記光源部と、前記光線出力制御部と、前記走査ミラーと、前記投影部とが、前記被験者の頭部に装着可能なゴーグル形状又は眼鏡形状フレームに組み込まれた請求項1乃至9の何れか一項に記載の視力検査装置。

請求項11

画像を表示する表示部と、前記検査用画像データから検査用画像を生成して前記表示部に表示する表示制御部と、を有し、前記検査条件保持部は、複数の検査用画像データと、前記複数の検査用画像データ毎の前記出力値と、を含み、前記表示制御部は、前記表示部に前記被験者の網膜に投影する検査用画像が含まれる前記検査条件情報を表示させ、前記光線出力制御部は、選択された検査条件情報に基づき、前記光線を生成して、前記光源部から光線を出射させる請求項1乃至10の何れか一項に記載の視力検査装置。

請求項12

視力検査装置による視力検査方法であって、前記視力検査装置が、光源部から光線を出射する手順と、視標の画像を含む検査用画像データと、前記検査用画像データと対応付けられた前記光線の出力値と、を含む検査条件情報を記憶部に保持する手順と、前記検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、前記出力値が示す光量の光線を生成して、前記光源部から光線の出射制御を行う手順と、前記光線を走査ミラーにより走査して検査用画像光線を生成する手順と、投影部により、前記検査用画像光線を検査用画像として被験者の網膜に投影する手順と、前記被験者により視認された視標を示す情報の入力又は前記視標の選択を入力部により受け付ける手順と、受け付けた前記被験者により視認された指標を示す情報又は前記被験者により選択された指標を示す情報と、前記検査条件情報と、を含む検査結果情報を検査結果格納部に格納する手順と、を有する、視力検査方法。

請求項13

視力検査装置と、前記視力検査装置と通信を行う端末装置と、を有する視力検査システムであって、前記視力検査装置は、光線を出射する光源部と、視標の画像を含む検査用画像データと、前記検査用画像データと対応付けられた前記光線の出力値と、を含む検査条件情報を保持する検査条件保持部と、前記検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、前記出力値が示す光量の光線を生成して、前記光源部から光線の出射制御を行う光量出力制御部と、前記光線を走査して検査用画像光線を生成する走査ミラーと、前記検査用画像光線を検査用画像として被験者の網膜に投影する投影部と、前記被験者により視認された視標を示す情報の入力又は前記視標の選択を受け付ける入力部と、前記入力部により受け付けた、前記被験者により視認された指標を示す情報又は前記被験者により選択された指標を示す情報と、前記検査条件情報と、を含む検査結果情報が格納される検査結果格納部と、前記検査結果情報を前記端末装置に出力する出力部と、を有し、前記端末装置は、前記検査結果情報を表示させる表示部を有する、視力検査システム。

請求項14

前記視力検査装置が請求項2乃至11の何れか一項に記載の視力検査装置である、請求項13に記載の視力検査システム。

請求項15

視力検査装置と、前記視力検査装置と通信を行う端末装置と、を有する視力検査システムであって、前記端末装置は、視標の画像を含む検査用画像データと、前記検査用画像データと対応付けられた光量の出力値と、を含む検査条件情報を保持する検査条件保持部と、前記検査条件情報を前記視力検査装置へ出力する出力処理部と、画像を表示する表示部と、前記検査用画像データから検査用画像を生成して前記表示部に表示する表示制御部と、前記表示部に表示された前記検査用画像において、被験者により視認された視標に基づく、前記被験者の視力を示す情報と、前記検査条件情報と、を含む検査結果情報を格納する検査結果格納部と、を有し、前記視力検査装置は、光線を出射する光源部と、前記検査条件情報を入力する画像入力部と、入力された前記検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、前記光線の前記出力値が示す光量の光線を生成して、前記光源部から光線の出射制御を行う光量出力制御部と、前記光線を走査して検査用画像光線を生成する走査ミラーと、前記検査用画像光線を検査用画像として被験者の網膜に投影する投影部とを有する、視力検査システム。

技術分野

0001

本発明は、網膜走査型視力検査装置、網膜走査型視力検査システム、網膜走査型視力検査方法に関する。

背景技術

0002

従来の視力検査では、視力検査用の視標被験者との距離を一定に保ち、視標の形状を被験者に回答させることで、被験者の視力を測定する方式が一般的である。

0003

また、通常の視力検査は、眼科外来等において、視能訓練士によって行われる。具体的には、視力検査では、はじめにそのままの状態で裸眼視力を測定し、つぎに被験者の眼の屈折率等を測定し、検査用眼鏡レンズ度数交換し、自覚的な視力向上の有無を確認しつつ、最も良い視力が出るレンズ度数を決め、このレンズによる矯正視力を測定する。

0004

すなわち、従来の視力検査では、検査用の眼鏡によって、被験者の網膜上にピントを合わせ、被験者の屈折による視力への影響を取り除いた網膜の視力を、矯正視力として測定している。

先行技術

0005

特表2016−503537号公報
特開平5−184539号公報

発明が解決しようとする課題

0006

人の視力は、屈折の状態と、網膜の疾患との両方に影響されるものであり、仮に網膜の疾患が原因で視力が低下した場合等には、眼鏡やコンタクトレンズ等の矯正器具では視力を改善させることが難しい。また、網膜の疾患であった場合には、放置することで疾患が進行する可能性がある。このため、臨床上では、裸眼視力と比較すると矯正視力(網膜の視力)の方が重要な情報であり、定期的に測定し、測定結果の情報を医師提示して診察を受けることが望ましい。

0007

ところで、上述した従来の視力検査は、視能訓練士が検査用の眼鏡を用いて行うものである。また、自己眼鏡を用いた視力は、疾病により屈折が変化して眼鏡が合わなくなることにより視力が低下する場合があり、矯正視力とは同一ではない。さらに、従来の視力検査では、例えば、周囲の明るさ等の環境よって、検査結果が変わる場合がある。これらのことから、矯正視力を測定するためには、眼科を受診する必要がある。

0008

開示の技術は、上述した事情に鑑みて成されたものであり、網膜の視力を簡便に測定することを目的としている。

課題を解決するための手段

0009

開示の技術は、光線出射する光源部と、画像を表示する表示部と、視標の画像を含む検査用画像データと、前記検査用画像データと対応付けられた前記光線の出力値と、を含む検査条件情報を保持する検査条件保持部と、前記検査条件情報に含まれる前記検査用画像データに基づいて、前記出力値が示す光量の光線を生成して、前記光源部から光線の出射制御を行う光線出力制御部と、前記光線を走査して検査用画像光線を生成する走査ミラーと、前記検査用画像光線を検査用画像として被験者の網膜に投影する投影部と、前記被験者により視認された視標を示す情報の入力又は前記視標の選択を受け付ける入力部と、前記入力部により受け付けた、前記被験者により視認された指標を示す情報又は前記被験者により選択された指標を示す情報と、前記検査条件情報と、を含む検査結果情報が格納される検査結果格納部と、を有する。

発明の効果

0010

網膜の視力を簡便に測定することができる。

図面の簡単な説明

0011

第一の実施形態における視力検査の概要を説明する図である。
第一の実施形態の視力検査装置のハードウェア構成を説明する図である。
第一の実施形態の視力検査装置のレーザ照射部について説明する図である。
視力検査装置の投影ミラー近傍を拡大した図である。
走査ミラーの振動を説明する図である。
第一の実施形態の視力検査装置の機能を説明する図である。
第一の実施形態の検査条件情報の一例を示す図である。
第一の実施形態の検査結果情報の一例を示す第一の図である。
第一の実施形態の検査用画像の一例を示す第一の図である。
第一の実施形態の検査用画像の例を示す第二の図である。
第一の実施形態の検査用画像の例を示す第三の図である。
第一の実施形態の視力検査装置の動作を説明するフローチャートである。
被験者の見え方の一例を示す図である。
第一の実施形態の検査結果情報の他の例を示す図である。
被験者が視認できる領域に検査用画像を投影した場合の被験者の見え方の例を示す図である。
第二の実施形態の検査処理部の機能を説明する図である。
第二の実施形態の検査条件情報の一例を示す図である。
第二の実施形態の視力検査装置の動作を説明するフローチャートである。
第三の実施形態の視力検査システムを説明する図である。
端末装置のハードウェア構成の一例を説明する図である。
第三の実施形態の視力検査システムのシステム構成を説明する図である。
検査結果情報の表示例を示す図である。
第四の実施形態の視力検査システムのシステム構成を説明する図である。
第五の実施形態の視力検査システムのシステム構成を説明する図である。

実施例

0012

(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態における視力検査の概要を説明する図である。

0013

本実施形態の視力検査装置200は、例えば、台座20等に設置され、被験者Pが視力検査装置200の中を覗くように眼球を近づけた状態で、視力検査が行われる。尚、図1の例では、被験者Pが椅子着席して検眼を行う例を示しているが、これに限定されない。被験者Pは、起立した状態で検眼を行っても良い。

0014

本実施形態の視力検査装置200は、マクスウェル視を利用したものである。マクスウェル視とは、画像データに基づく画像用光線を一旦瞳孔の中心で収束させてから網膜上に投影することで、人の水晶体調節機能に影響されずに人に、画像データが表す画像を視認させる方法である。

0015

本実施形態の視力検査装置200は、視力検査の際に用いられる視力検査用の画像データと、検査用画像を被験者Pの網膜に投影させる際の画像用光線の光量を示す値と、を含む検査条件情報として保持している。本実施形態の視力検査装置200は、この検査条件情報に基づき画像用光線を被験者Pの網膜に照射することで、被験者Pの網膜上の所定の位置に、視標の画像を含む検査用画像(以下、検査用画像T)を投影させる。そして、本実施形態では、検査用画像において、被験者Pが視認できた指標を特定することで、被験者Pの視力を測定する。

0016

ここで、本実施形態の視力について説明する。以下の説明における視力とは、被験者の屈折の影響が除去された網膜の視力を示す。網膜の視力とは、例えば、毛様体筋による水晶体の厚さの調整等によって変化する一般的な視力とはことなり、網膜の黄斑部の働きを示すものであり、被験者Pの最善の視力である。

0017

言い換えれば、網膜の視力とは、網膜上でピントがあうように屈折の影響を矯正した場合の、矯正視力である。

0018

このように、本実施形態では、網膜に直接検査用画像Tを投影させるため、網膜上でピントを合わせ、屈折の影響を除去するための検査用の眼鏡による調整が不要となり、簡便に網膜の視力を測定することができる。

0019

さらに、本実施形態の視力検査装置200は、測定した被験者Pの視力を、検査結果情報として保持する。また、視力検査装置200は、検査結果情報を、例えば、医療機関等に設置された端末装置等に送信する。

0020

本実施形態では、このように、被験者Pの網膜の視力を測定した結果である検査結果情報を医療機関へ渡すことで、被験者Pは、検査結果情報に基づき、医療機関に在籍する医師等による遠隔による診察を受けることができる。

0021

つまり、本実施形態によれば、例えば、定期的に網膜の視力を測定して測定結果を医師に提示することができるため、医師による、白内障等の疾患によって水晶体を人工レンズに交換する処置等を受けた被験者の視力の回復の程度等の予測支援できる。

0022

また、本実施形態の視力検査装置200は、従来の視力検査で必要とされる設備が不要であるため、医療機関以外にも、例えば、スポーツ施設や、ショッピングセンター娯楽施設、学校、企業等、あらゆる施設に配置することができる。したがって、本実施形態によれば、簡単に被験者Pの視力を測定し、医師に検査結果情報を提供することができ、被験者Pの眼の健康の管理を支援することができる。

0023

次に、図2を参照して、本実施形態の視力検査装置200のハードウェア構成について説明する。図2は、第一の実施形態の視力検査装置のハードウェア構成を説明する図である。

0024

本実施形態の視力検査装置200は、通信部20、制御部30、記憶部40、レーザ出力制御部(光線出力制御部)50、レーザ照射部60、入力部70、出力部80を有する。

0025

通信部20は、視力検査装置200と、外部装置との通信を行うための通信装置である。具体的には、例えば、通信部20は、ネットワーク等を介して医療機関に設けられた端末装置1と通信を行う。尚、通信部20による通信の方式は、視力検査装置200と外部装置とが通信を行うことができれば、どのような方式であっても良い。

0026

制御部30は、例えば、演算処理装置等であり、本実施形態の視力検査装置200の動作の全体を制御する。記憶部40は、制御部30により実行されるプログラムや、演算により取得された各種の値等を格納する。また、記憶部40は、視力検査に参照される検査条件情報や、入力部70等により入力された視力検査の結果を示す検査結果情報を格納する。

0027

レーザ出力制御部50は、レーザ照射部60を制御するための演算処理装置等であっても良く、例えば、記憶部40に格納された検査条件情報に含まれる検査用画像データに基づくレーザ光を、検査条件情報に含まれる光量で、レーザ照射部60から照射させる。

0028

レーザ照射部60は、検査用画像データに基づくレーザ光を、検査条件情報に含まれる光量で被験者Pの網膜に照射する。すなわち、レーザ照射部60は被験者Pにとっての接眼部であり、このレーザ照射部60に眼を当てる(レーザ照射部60を覗き込む)ことによって、被験者Pは網膜に投影された検査用画像などを視認し、視力検査を行うことができる。このレーザ照射部60の詳細は後述する。

0029

入力部70は、視力検査装置200に対して各種の情報を入力するためのものである。具体的には、例えば、入力部70は、視力検査装置200による検査の開始を指示する情報や、被験者Pにより視認された視標を特定する情報等の入力に用いられる入力装置であり、例えば、上下左右方向の矢印が印字されたキーボードや、ジョイスティックなどが好適である。

0030

入力部70をこのような構成とすれば、後で説明する視力測定のための指標であるランドルト環視認結果を入力するときに、その切れ目が右であれば右矢印のキーボードを押下したり、ジョイスティックであれば右へ倒すことによって、視認した結果を、被験者Pが視認した視標を示す情報(検査結果)として入力することができる。

0031

また、被験者Pは、視力検査中はレーザ照射部60に眼を当てているため、入力部70を見るためにレーザ照射部60から眼を外すことは効率が悪い。このため、入力部70をキーボードとすれば、上下左右を示す操作部を配置することができ、好ましい。さらに、キーボードに突起等を設けることによって、キーボードを見なくても入力できるようにすると、尚好ましい。さらに、入力部70をジョイスティックとすれば、なお好適である。

0032

出力部80は、視力検査装置200から各種の情報を出力するためのものである。具体的には、例えば、出力部80は、検査用画像に基づく被験者Pによる視力検査の結果を入力させる入力画面等を表示させるためのディスプレイであっても良い。また、出力部80は、記憶部40に格納された視力検査情報を、記録媒体等に書き出すためのものであっても良い。

0033

尚、図2では、通信部20、制御部30、記憶部40、レーザ出力制御部50、レーザ照射部60、入力部70、出力部80が視力検査装置200に設けられるものとしたが、これに限定されない。例えば、通信部20、制御部30、記憶部40、入力部70、出力部80等は、視力検査装置200と接続され、視力検査装置200を制御する制御用端末等に設けられていても良い。この場合、視力検査装置200には、少なくとも、レーザ出力制御部50、レーザ照射部60が設けられていれば良い。

0034

尚、本実施形態では、視力検査装置200と、ネットワーク等を介して医療機関に設けられた端末装置1とで視力検査システムを構成しても良い。この場合、視力検査装置200は、端末装置1に検査結果情報を送信し、端末装置1は、検査結果情報を端末装置1のディスプレイに表示させる。

0035

以下に、図3乃至図5を参照して、視力検査装置200のレーザ照射部60について説明する。

0036

図3は、第一の実施形態の視力検査装置のレーザ照射部について説明する図である。

0037

本実施形態のレーザ照射部60は、投影部110と、横フレーム150と、前フレーム151と、を有する。投影部110は、光源111、走査ミラー112、反射ミラー115及び投影ミラー116を有する。

0038

光源111は、横フレーム150に配置されている。光源111は、レーザ出力制御部50の指示の下、例えば単一又は複数の波長の光線Lを出射する。この光線Lは、ユーザの眼球160の網膜161に画像を投影するための画像用光線である。以下の説明では、光線Lを画像用光線と呼ぶ。

0039

光源111は、例えば赤色レーザ光(波長:610nm〜660nm程度)、緑色レーザ光(波長:515nm〜540nm程度)、及び青色レーザ光(波長:440nm〜480nm程度)を出射する。赤色、緑色、及び青色レーザ光を出射する。本実施形態の光源111は、光源111として、例えばRGB(赤・緑・青)それぞれのレーザダイオードチップと3色合デバイスマイクロコリメートレンズと、が集積された光源等により実現される。

0040

尚、図3では、投影ミラー116に入射した光線の投影ミラー116内の進行方向をX方向、投影ミラー116におけるX方向に直交する方向をY方向とする。

0041

走査ミラー112は、例えばMEMSミラーであり、光源111から出射されたレーザ光(光線)Lを水平方向及び垂直方向の2次元方向に走査する。また、走査ミラー112は、光源111から出射された光線Lを2次元に走査して、ユーザの眼球160の網膜161に画像を投影させるための投影光とする。

0042

反射ミラー115は、走査ミラー112で走査された光線Lを前フレーム151に向かって反射させる。

0043

前フレーム151の利用者の眼球160側の面には、自由曲面を有する投影ミラー116が設けられている。投影ミラー116は、走査ミラー112で走査され、反射ミラー115で反射された光線Lを眼球160の網膜161に照射することにより、網膜161に画像を投影する。つまり、利用者は、網膜161に投射されたレーザ光の残像効果によって、画像を認識することができる。投影ミラー116は、走査ミラー112で走査された光線Lの収束位置が、眼球160の瞳孔162となるように設計されている。光線Lは投影ミラー116にほぼ真横(すなわちほぼ−X方向)から入射する。

0044

尚、本実施形態では、投影ミラー116の自由曲面の曲率を大きくすれば、反射ミラー115から瞳孔162の収束位置までの距離を短くすることができ、視力検査装置200を小型にすることができる。

0045

本実施形態のレーザ出力制御部50は、CPU(CentralProcessing Unit)等のプロセッサ並びにRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等により実現される。

0046

プロセッサ及びメモリは、例えば走査ミラー112(MEMSミラー)が実装された基板と同じ基板に実装されていても良い。

0047

本実施形態のレーザ出力制御部50は、入力された画像データに基づく画像用光線を光源111から出射させる。また、本実施形態のレーザ出力制御部50は、走査ミラー112(MEMSミラー)を振動させて、光源111から出射された画像用光線を走査し、網膜161に画像を投影させる。

0048

尚、図3の例では、片眼に対応するレーザ照射部60について示しているが、視力検査装置200は、両眼に対応するレーザ照射部60を有している。これらの2つのレーザ照射部60は、同様の構成である。

0049

次に、図4及び図5により、視力検査装置200の投影部110による画像の投影について説明する。図4は、視力検査装置の投影ミラー近傍を拡大した図である。

0050

図4及び図5のように、走査ミラー112で走査された画像用光線は、ミラー115によって、前フレーム151に向かって反射される。本実施形態では、投影部110が、前フレーム151の眼球160側の面に配置されているため、走査ミラー112で走査された画像用光線は、投射部(投射ミラー)116に入射する。

0051

投射部116は、画像用光線が入射される領域116aでは、自由曲面又は自由曲面と回折面合成構造をしたハーフミラーとなっている。これにより、投射部116に入射された画像用光線は、眼球160の瞳孔162近傍で収束した後に網膜161に投射される。

0052

よって、被験者は、画像用光線で形成される画像を認識することができる。また、本実施形態では、レーザ照射部60をこのような構成とすることで、第三の実施の形態で説明する、ヘッドマントディスプレイ形のような形状を小さくする必要があるフレームにも容易に設置できるようになる。

0053

図5は、走査ミラーの振動を説明する図である。尚、図5では、走査ミラー112が点Aから点Bまで振動した場合を示している。

0054

走査ミラー112によって画像用光線を走査して網膜161に画像を投影する方法として、画像を投影する領域の左上から右下に向かって光を高速に走査し、画像を表示させる方法(例えばラスタースキャン)がある。

0055

本実施形態では、図5に示すように、走査ミラー112は、画像用光線(光線L)を走査するために、網膜161に画像が投影される領域H(図5破線範囲)よりも大きく、水平方向(第1方向)と垂直方向(第1方向に交差する第2方向)と、に振動する。図5では、走査ミラー112の振動を符号61で示している。

0056

走査ミラー112が大きく振れた箇所で画像用光線を走査して網膜161に画像を投影する場合、画像の歪みが大きくなる。したがって、本実施形態では、画像用光線は、走査ミラー112の振れが小さい箇所で走査される。

0057

尚、図5では、画像用光線は矩形状に走査される場合を例に示しているが、この場合に限られず、台形状に走査される場合など、その他の場合でもよい。

0058

また、本実施形態では、画像が投影される領域Hは、被験者の視野を覆う大きさであることが好ましい。被験者の視野を覆う大きさとは、例えば、網膜に投影された画像が、片目では側および上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90〜100度を覆う大きさである。

0059

本実施形態では、画像(検査用画像)が投影される領域を、被験者の視野を覆う大きさとすれば、視野の欠損や網膜や視神経等に異常がない被験者に対しても、適切な視力検査を行うことができる。

0060

尚、予め視野の一部に欠損があることが分かっている被験者等に対しては、画像が投影される領域Hは、上述した、「片目では鼻側および上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90〜100度の覆われるような大きさ」よりも小さくても良い。

0061

次に、図6を参照して、本実施形態の視力検査装置200の機能について説明する。図6は、第一の実施形態の視力検査装置の機能を説明する図である。

0062

本実施形態の視力検査装置200は、検査処理部210、出力処理部220、検査結果格納部230を有する。尚、上述した各部は、制御部30が記憶部40に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。

0063

また、本実施形態の検査処理部210は、検査条件情報を保持しており、検査条件情報を出力処理部220へ出力する。検査結果情報は、検査用画像データと、光源111から出射されるレーザ光の光量を示す出力値と、を含む。また、検査処理部210は、被験者P又は検査補助者の検査結果の入力を受けて、検査結果を示す検査結果情報を検査結果格納部230に格納する。検査処理部210と、検査条件情報と、検査結果情報の詳細は後述する。

0064

出力処理部220は、検査処理部210に保持された検査条件情報をレーザ出力制御部50へ出力する。

0065

また、本実施形態の出力処理部220は、検査結果格納部230に格納された検査結果情報を、通信部20を介して外部の端末装置1へ出力する。言い換えれば、出力処理部220は、通信部20により、検査結果情報を医療機関等に設置された端末装置1へ送信させる。

0066

検査結果格納部230は、検査結果情報231を格納する。

0067

本実施形態の検査処理部210は、検査条件保持部211、表示制御部212、入力受付部213、検査結果格納制御部214を有する。

0068

検査条件保持部211は、検査条件情報215を保持する。検査条件情報215は、視力検査装置200に送信されて、視力検査装置200における視力検査の条件として、視力検査装置200に設定(保持)される。本実施形態の検査条件保持部211は、検査の開始指示を受け付けると、実施される検査に応じた画像データを出力処理部220と、表示制御部212に渡す。

0069

表示制御部212は、検査用画像データを受け付けると、出力部80(ディスプレイ)に、検査用画像を含む検査結果の入力画面を表示させる。尚、入力画面には、検査用画像Tが含まれていても良い。

0070

入力受付部213は、入力部70において行われる各種の操作に応じた入力を受付ける。具体的には、入力受付部213は、検査の開始指示や、実施する検査の選択や、検査結果の入力等を受け付ける。

0071

検査結果格納制御部214は、入力受付部213が受け付けた検査結果を、被験者の情報及び検査結果の入力を受け付けた日時を示す情報と対応付けた検査結果情報231として、検査結果格納部230に格納させる。

0072

次に、図7を参照して、本実施形態の検査条件情報215について説明する。図7は、第一の実施形態の検査条件情報の一例を示す図である。

0073

本実施形態の検査条件情報215は、情報の項目として、検査用画像データと、出力値と、R出力値、G出力値、B出力値を有し、これらが対応付けられている。

0074

項目「検査用画像データ」の値は、視力検査を行う際に、被験者Pの網膜に投影される検査用画像Tを示す検査用画像データを示す。言い換えれば、項目「検査用画像データ」の値は、視力検査を行うための指標の画像を含む画像データである。

0075

項目「出力値」の値は、視力検査装置200において、検査用画像データを被験者Pの網膜に投影する際に、光源111から出射される赤色レーザ光と、緑色レーザ光と、青色レーザ光のそれぞれの光量を合算した値である。

0076

項目「R出力値」の値は、光源111から出射される赤色レーザ光の光量の値であり、項目「G出力値」の値は、光源111から出射される緑色レーザ光の光量の値であり、項目「B出力値」の値は、光源111から出射される青色レーザ光の光量の値である。尚、光量の値の単位は、μWである。また、検査条件情報に含まれる光量の値は、IEC60825−1のClassIに適合する値である。

0077

つまり、本実施形態の検査条件情報には、視力検査を行うための検査用画像データと、検査用画像データを投影する際の光源111の光量の値とを対応づけた値である。本実施形態では、視力検査装置200が、検査用画像データと光量の値とを対応付けた検査条件情報を保持することで、視力検査を行う際に、一定の明るさで被験者Pの網膜に検査用画像Tを投影させることができる。したがって、本実施形態によれば、視力検査を行う際の周囲の明るさに依存しない検査結果情報を取得することができる。

0078

尚、検査条件情報に含まれる情報の項目は、図7に示す項目に限定されない。検査条件情報は、図7に示す項目以外の項目を有していても良い。例えば、検査条件情報は、検査条件情報を保持している視力検査装置200を用いて視力検査を行う被験者Pを特定する情報等を含んでいても良い。

0079

また、検査条件情報は、R出力値、G出力値、B出力値が含まれていれば良く、3色のレーザ光の光量の合算を示す出力値は、含まれなくても良い。

0080

次に、図8を参照して、本実施形態の検査結果情報231について説明する。図8は、第一の実施形態の検査結果情報の一例を示す第一の図である。

0081

本実施形態の検査結果情報は、被験者毎に設けられる情報であり、情報の項目として、検査日入力時刻、検査用画像データ、出力値、R出力値、G出力値、B出力値、視力を有する。

0082

項目「検査日」の値は、視力検査装置200に視力検査の結果が入力された日を示す。言い換えれば、項目「検査日」の値は、視力検査装置200を用いた視力検査が行われた日を示す。項目「入力時刻」の値は、視力検査装置200に視力検査の結果が入力された時刻を示す。言い換えれば、項目「検査日」の値は、視力検査装置200を用いた視力検査が行われた時刻を示す。

0083

項目「検査用画像データ」の値は、視力検査装置200に保持された検査用画像データである。

0084

項目「視力」の値は、視力検査の結果として得られる被験者Pの左右の眼の視力を示す。言い換えれば、本実施形態の項目「視力」の値は、被験者Pの網膜に投影された検査用画像において、被験者Pに視認された指標を示す情報と、被験者Pに選択された指標を示す情報との両方又は何れか一方を示す情報である。

0085

ここで、本実施形態の検査結果情報231に含まれる項目「検査用画像データ」、「出力値」、「R出力値」、「G出力値」、「B出力値」は、検査条件情報215に含まれる項目と同様である。つまり、本実施形態の検査結果情報231には、被験者Pが受けた検査の検査条件情報が含まれるものとなる。

0086

次に、図9及び図11を参照して、検査用画像について説明する。図9は、第一の実施形態の検査用画像の一例を示す図である。

0087

本実施形態の検査用画像Tは、図9に示すように、縦方向と横方向に複数のランドルト環が配置された画像である。尚、本実施形態の検査用画像Tは、ランドルト環の大きさが異なる複数枚の画像を含む。

0088

また、例えば、視力は、検査用画像Tにおいて、切れ目の位置を視認できるランドルト環が大きいほど低く、切れ目の位置を視認できるランドルト環が大きいほど高い。

0089

尚、本実施形態の視力検査装置200による視力検査では、被験者の網膜に投影された検査用画像Tのランドルト環を被験者が視認し、視認したランドルト環の選択や、その視認できた切れ目の方向を入力部で選択して、入力することで、視力検査とその結果の入力を行うことができる。

0090

また、視力検査装置200の表示部等に、検査用画像に基づく被験者Pによる視力検査の結果を入力させる入力画面を表示させ、被験者Pが視認した視標を入力させても良い。

0091

また、本実施形態では、被験者Pが、網膜に投影された検査用画像Tのランドルト環の切れ目の位置を検査補助者等に伝えても良い。この場合、情報処理装置200は、出力部80としての表示部を有しているため、検査用画像Tと同じ検査用画像や視力測定に必要な検査条件などの情報を表示部に表示させる。そして表示された画面において、検査補助者が、検査用画像Tのランドルト環のうち、被験者Pが切れ目の位置を正しく視認できたランドルト環を選択することで、検査結果を視力検査装置200に入力しても良い。

0092

図10は、第一の実施形態の検査用画像の例を示す第二の図である。

0093

図10の例では、ランドルト環が表示される位置が異なる検査用画像を示している。図10に示す検査用画像T11では、ランドルト環は左上に1つ配置されており、検査用画像T12では、ランドルト環は左下に1つ配置されている。また、図10に示す検査用画像T13では、ランドルト環は右上に1つ配置されている。

0094

本実施形態では、図10に示すように、ランドルト環が配置された位置が異なる検査用画像を順次、被験者の網膜に投影することで、視力に加えて、視野の欠損の有無まで検査することができる。

0095

尚、図10では、1つの検査用画像に対して1つのランドルト環が配置されるものとしたが、これに限定されない。1つの検査用画像に対して複数のランドルト環が配置されていても良い。

0096

また、図10の例では、ランドルト環が配置された位置が異なる視力の検査用画像を順次、被験者の網膜に投影するものとしたが、これに限定されない。例えば、検査用画像は、ランドルト環の位置が移動していく動画として、被験者の網膜に投影されても良い。

0097

このような検査用画像を用いることで、本実施形態では、被験者の視野と視力とを対応付けることができる。言い換えれば、本実施形態では、被験者の網膜における視力の分布を把握することができる。

0098

図11は、第一の実施形態の視力の検査用画像の例を示す第三の図である。本実施形態では、ランドルト環以外の画像によって視力検査を行っても良い。

0099

図11に示す検査用画像T20は、ETDRS(Early Treatment of Diabetic Retinopathy Study)チャートを含んでいる。

0100

ETDRSチャートでは、列同士の視標の大きさの差が、0.1logMAR単位であり、1列に5つの視標が配置される。また、視標となる文字は、SloanフォントのSloan Letter set(C,D,H,K,N,O,R,S,V,Zの10文字)である。また、ETDRSチャートでは、それぞれの視標の間隔は視標1つ分であり、結果は列ではなく、視標によって数値化される。

0101

このように、本実施形態では、ランドルト環以外の視標によって視力検査が行われても良い。ランドルト環以外の視標とは、ETDRSチャート以外には、例えば、タンブリングEチャート等である。

0102

次に、図12を参照して本実施形態の視力検査装置200の動作について説明する。図12は、第一の実施形態の視力検査装置の動作を説明するフローチャートである。

0103

本実施形態の視力検査装置200は、検査処理部210において、入力受付部213が視力検査の開始指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1201)。ステップS1201において、開始指示を受け付けていない場合、検査処理部210は、開始指示を受け付けるまで待機する。

0104

ステップS1201において、開始指示を受け付けると、検査処理部210は、検査条件保持部211が保持している検査条件情報を読み出し、出力処理部220と表示制御部212へ検査条件情報を渡す(ステップS1202)。

0105

出力処理部220は、検査条件情報をレーザ出力制御部50へ出力し、レーザ出力制御部50により、検査条件情報に含まれる検査用画像データと、出力値と基づき、検査用画像を被験者Pの網膜に投影させる(ステップS1203)。

0106

レーザ出力制御部50は、検査条件情報を取得すると、投影部110により、検査用画像データによる画像用光線を被験者の網膜へ走査し、検査用画像Tを被験者に視認させる。また、このとき、レーザ出力制御部50は、検査条件情報に含まれる出力値にしたがって、出力値が示す光量のレーザ光を光源111から出射させる。

0107

より具体的には、視力検査装置200は、光源111の赤色レーザ光の光量を、検査条件情報に含まれるR出力値とし、光源111の緑色レーザ光の光量を、検査条件情報に含まれるG出力値とし、光源111の青色レーザ光の光量を、検査条件情報に含まれるB出力値として、レーザ光を出射する。

0108

表示制御部212は、検査用画像データに基づき、検査用画像Tを含む検査結果の入力画面をディスプレイに表示させる(ステップS1204)。

0109

続いて、検査処理部210は、入力受付部213により、入力部70又は入力画面において、検査結果の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS1205)。ステップS1205において、検査結果の入力を受け付けない場合、入力受付部213は、後述するステップS1208へ進む。

0110

ステップS1205において、検査結果の入力を受け付けると、入力受付部213は、検査結果の保存指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1206)。ステップS1206において、保存指示を受け付けない場合、入力受付部213は、後述するステップS1210へ進む。

0111

ステップS1206において、保存指示の入力を受け付けると、検査処理部210は、検査結果格納制御部214により、入力された検査結果を含む検査結果情報231を検査結果格納部230に格納し(ステップS1207)、処理を終了する。

0112

ステップS1205において、検査結果の入力を受け付けない場合、入力受付部213は、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS1208)。ステップS1208において、所定時間が経過していない場合、入力受付部213は、ステップS1205へ戻る。

0113

ステップS1208において、所定時間が経過した場合、検査処理部210は、表示制御部212により、視力検査の実施が正常に行われなかった旨を表示させ(ステップS1209)、処理を終了する。

0114

このように、本実施形態によれば、視力検査装置200において、指定された一定の値の光量によって、検査用画像Tを被験者対象者Pの網膜へ投影させることができる。したがって、本実施形態によれば、視力検査において、周囲の明るさ等といった、環境に依存しない視力を簡単に測定することができる。

0115

また、本実施形態では、検査条件情報215に基づき検査用画像を投影させる。このため、本実施形態では、例えば、視力検査装置200とは別の視力検査装置200を用いる場合等でも、検査条件情報215を用いて検査を行えば、同じ条件で検査用画像を被験者Pの網膜に投影することができる。

0116

また、本実施形態では、検査の開始指示を受け付けると、検査条件保持部211に保持されている検査条件情報を視力検査装置200に出力するものとしたが、これに限定されない。

0117

例えば、視力検査装置200において、検査の開始指示と共に被験者Pを識別する被験者IDが入力された場合には、視力検査装置200は、検査結果格納部230を参照し、入力された被験者IDを含む検査結果情報から、検査条件情報を抽出してレーザ出力制御部50に出力しても良い。

0118

本実施形態では、このようにすることで、例えば、視力検査装置200を複数の被験者によって共有することができ、且つ、各被験者Pが検査を行う際には、被験者P毎の検査条件で視力を測定することができる。

0119

次に、本実施形態において、被験者Pの視力と共に、被験者Pの視野を測定しても良い。以下に、被験者Pの視力と視野を共に測定する方法について説明する。

0120

例えば、網膜が歪んでいる場合には、網膜に投影された画像は、網膜の歪み通りに歪んだ画像として視認される。また、例えば視野が欠損している場合には、網膜に投影された画像は、欠損した視野の部分が欠落した画像として視認される。

0121

つまり、網膜や視神経等に何らかの異常がある場合には、網膜に投影された画像がその通りに視認されない。言い換えれば、見え方に何らかの異常がある場合には、網膜に投影された画像を視認した際に、視認された画像にその異常が反映される。

0122

本実施形態では、この点に着目し、被験者の網膜に投影された検査用画像において、被験者によって視認された領域と、視認されなかった領域とを特定することで、被験者の視野を特定する。

0123

図13は、被験者の見え方の一例を示す図である。図13では、視界131において、欠損領域132が存在する場合の見え方の例を示している。

0124

例えば、被験者Pの視界131に、欠損領域132が存在する場合、欠損領域132と対応する位置の領域に描画された視標は、被験者Pには視認されない。

0125

そこで、本実施形態では、個々のランドルト環と、検査用画像における各ランドルト環の位置情報とを対応付けた検査用画像を用いて視力検査を行う。

0126

尚、被験者Pの視界131に欠損領域132が存在するか否かは、例えば、図10に示す検査用画像を用いた視野の検査によって判断されても良い。具体的には、例えば、図1に示す検査用画像を用いて視力検査を行った場合には、被験者Pの視力と共に、検査用画像において、被験者Pが視認できたランドルト環の位置を示す位置情報を検査結果情報として格納しても良い。

0127

図14は、第一の実施形態の検査結果情報の他の例を示す図である。図14に示す検査結果情報231Aでは、項目「視認できたランドルト環」の値は、検査用画像において、被験者Pによって切れ目が視認されたランドルト環が表示されていた領域を示す座標の情報である。また、項目「視認できなかったランドルト環」の値は、検査用画像において、被験者Pによって切れ目が視認されなかったランドルト環が表示されていた領域を示す座標の情報である。尚、ここでの座標は、ランドルト環の中心点の座標であっても良いし、ランドルト環が表示されている矩形(領域)を特定する座標等であっても良い。

0128

図14の例では、座標(x3、y3)から座標(x4、y4)までに中心点が含まれるランドルト環は、被験者Pによって切れ目が視認されたことがわかる。同様に、図14の例では、座標(x1、y1)から座標(x2、y2)までに中心点が含まれるランドルト環は、被験者Pによって切れ目が視認されなかったことがわかる。

0129

尚、本実施形態において、「ランドルト環の切れ目の視認」とは、ランドルト環を視認した上で、切れ目の方向が正しく視認された場合と、ランドルト環は視認できたが、切れ目の方向が正しく視認されなかった場合と、の両方を含んでも良い。

0130

また、本実施形態の視力検査装置200では、検査結果情報231Aのように、検査結果情報に、被験者Pの視野を示す情報が含まれる場合には、次に被験者Pが視力検査を行う場合には、被験者Pの網膜において、被験者Pが視認できる領域内に検査用画像Tを投影させても良い。

0131

図15は、被験者が視認できる領域に検査用画像を投影した場合の被験者の見え方の例を示す図である。図15(A)、(B)は、図13に示す見え方の被験者Pに対して、被験者Pの欠損領域132以外の領域133に検査用画像を投影した場合の被験者Pの見え方を示している。言い換えれば、図15(A)、(B)では、被験者Pの網膜において、映像を視認することができる領域133に検査用画像を投影した場合の被験者Pの見え方の例を示している。

0132

尚、図15(B)で、検査用画像に含まれる視標は1つであり、この検査用画像は、1つの視標の大きさを変化させていくような動画等であっても良い。

0133

また、本実施形態で、例えば、1つの視標の位置を移動させていくような動画を検査用画像としても良い。本実施形態では、検査用画像における視標の画像の位置を移動させることで、網膜における視力の分布を計ることができる。

0134

尚、本実施形態では、検査用画像を投影する位置を、被験者Pが視認できる領域としたが、これに限定されない。本実施形態では、例えば、被験者Pの網膜において、検査用画像を投影させる位置を示す位置情報が、視力検査装置200に予め設定されていても良い。

0135

この位置情報は、例えば、視力検査装置200以外の情報処理装置等において、検査用画像を投影させる位置を設定する設定画面を表示させ、設定画面において指定された領域を示す位置情報であっても良い。視力検査装置200は、情報処理装置からこの位置情報を取得して、この位置情報に基づき、検査用画像を投影させるようにしても良い。つまり、本実施形態の情報処理装置200は、被験者Pの網膜における任意の位置に検査用画像を投影させることができる。

0136

ここで、位置情報は、視力検査装置200が、外部の情報処理装置と通信を行って、外部の情報処理装置において取得された位置情報を受信しても良い。また、位置情報は、例えば、記録媒体等に格納されており、視力検査装置200がこの記録媒体から位置情報を読み出すことで、位置情報を取得しても良い。

0137

以上のように、本実施形態によれば、屈折の屈折にかかわらず眼底焦点が合うため、視力視標を投影することで、検査環境に依存せずに、網膜にピントが合った矯正視力を測定できる。

0138

また、例えば、中心固視をしていない黄変性患者の場合には、背景の明るさによってものを見る中心(固視領域)が異なることがわかっている。本実施形態によれば、眼内に照射する光量を一定に出来るため、検査環境の明るさによらずに、安定した視力測定ができるため、黄斑変性患者であっても固視の移動を生じさせずに網膜の視力を測定できる。したがって、例えば、白内障や黄斑変性などの手術の前後に、本実施形態を適用した視力の測定を行えば、手術結果の評価を正しく行うことができる。

0139

(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、検査条件情報を複数有する点が第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態の相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。

0140

図16は、第二の実施形態の検査処理部の機能を説明する図である。

0141

また、本実施形態の検査処理部210Aは、検査条件保持部211A、表示制御部212、入力受付部213、検査結果格納制御部214、検査条件取得部216を有する。

0142

検査条件保持部211Aは、検査条件情報215Aを保持する。検査条件情報215Aは、複数の検査用画像と、検査用画像毎の光源の出力値とが対応付けられた情報である。検査条件情報215Aの詳細は後述する。

0143

本実施形態の検査条件取得部216は、表示制御部212によって表示された検査用画像の一覧において、選択された検査用画像を含む検査条件情報を取得する。

0144

図17は、第二の実施形態の検査条件情報の一例を示す図である。本実施形態の検査条件情報215Aは、情報の項目として、検査用画像データと、出力値と、R出力値、G出力値、B出力値を有し、これらが対応付けられている。また、本実施形態の検査条件情報215Aには、複数の検査用画像が含まれる。

0145

次に、図18を参照して、本実施形態の検査処理部210Aの処理について説明する。図18は、第二の実施形態の視力検査装置の動作を説明するフローチャートである。

0146

検査処理部210Aにおいて、入力受付部213が視力検査の開始指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1801)。ステップS1801において、開始指示を受け付けていない場合、検査処理部210はA、開始指示を受け付けるまで待機する。

0147

ステップS1801において、開始指示を受け付けると、検査処理部210Aは、表示制御部212により、検査条件保持部211Aに保持された検査条件情報の一覧を表示させる(ステップS1802)。

0148

尚、ここでは、表示制御部212は、例えば、検査条件情報の一覧として、検査用画像のサムネイルの一覧等を表示させても良いし、検査条件情報のファイル名の一覧を表示させても良い。検査条件情報の一覧は、検査条件情報を特定できる情報の一覧であれば良い。

0149

続いて、検査処理部210Aは、入力受付部213が、検査条件情報の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS1803)。ステップS1803において、選択を受け付けない場合、検査処理部210Aは、選択を受け付けるまで待機する。

0150

ステップS1803において、選択を受け付けた場合、検査処理部210Aは、検査条件取得部216により、選択された検査条件情報を読み出し、表示制御部212と、出力処理部220とに渡す(ステップS1804)。

0151

ステップS1805からステップS1812までの処理は、図12のステップS1203からステップS1210までの処理と同様であるから、説明を省略する。

0152

このように、本実施形態では、検査用画像を複数有しており、検査用画像毎に、出力値が設定されている。

0153

したがって、被験者Pは、任意の検査用画像に基づき、視力の検査を行うことができる。ここで、複数の検査用画像には、視野の測定を行うことができる検査用画像も含まれて良い。また、検査条件情報215Aは、例えば、同じ検査用画像に対して、異なる出力値が対応付けられた検査条件情報が含まれていても良い。また、検査条件情報215Aでは、検査用画像毎に、出力値が異なっていても良い。

0154

本実施形態では、このように、複数のパターンの検査条件情報を有することで、被験者Pが所望する環境や、視覚状態に応じた視力を測定することができる。例えば、明るさによる視力の変化度合いを測定したい場合には、出力値の異なる検査条件情報を選択すれば良い。

0155

また、例えば、被験者Pが幼児等である場合には、一般的な画像を視標として用いている検査用画像を含む検査条件情報を選択すれば良い。

0156

(第三の実施形態)
以下に図面を参照して、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、視力検査装置を網膜走査型ヘッドマウントディスプレイとした点のみ、第一及び第二の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。

0157

図19は、第三の実施形態の視力検査システムを説明する図である。本実施形態の視力検査システム100は、視力検査装置200Aと、端末装置300とを有する。

0158

本実施形態の視力検査装置200Aは、マクスウェル視を利用した網膜投影ヘッドマウントディスプレイである。

0159

本実施形態の視力検査装置200Aは、視力検査において、端末装置300から送信された検査用画像データに基づく画像用光線を被験者Pの網膜に照射することで、被験者Pの網膜上の所定の位置に、視標の画像を含む検査用画像Tを投影させる。

0160

本実施形態の端末装置300は、検査用画像Tを表す検査用画像データを視力検査装置200Aへ送信する。また、本実施形態の端末装置300は、検査用画像Tを含む画面をディスプレイ308に表示させ、被験者Pによる視力検査の結果を入力させる。

0161

本実施形態の視力検査システム100による視力検査では、例えば、被験者Pが、視力検査装置200Aを装着した状態で、網膜に投影された検査用画像Tのランドルト環の切れ目の位置を検査補助者に伝えても良い。そして、検査補助者は、検査用画像Tのランドルト環のうち、被験者Pが切れ目の位置を正しく視認できたランドルト環を、ディスプレイ308において選択することで、検査結果を端末装置300に入力しても良い。

0162

尚、図19の例では、視力検査装置200Aのフレームは、一般的な眼鏡のような形状としたが、これに限定されない。例えば被験者Pの両眼を覆うゴーグルのような形状であっても良い。

0163

また、被験者Pが端末装置300において視力検査の結果を入力する場合には、第一の実施形態で説明した入力部70にとしてのキーボードやジョイスティックを、視力検査装置200Aのつる部等のフレームに設置するか、又は入力部70を外部に接続できるような接続部を備えることによって、入力部70を操作して被験者Pが自ら検査結果を入力することも可能となる。また、被験者Pは、装着した視力検査装置200Aを外してから入力を行っても良いし、視力検査を行っていないほうの目で端末装置300のディスプレイ308に表示された検査用画像Tを見て、入力を行っても良い。

0164

また、視力検査装置200Aを装着した状態で、端末装置300に検査結果を入力することが困難である場合には、端末装置300への入力を検査補助者に依頼しても良い。この場合には、例えば、被験者Pは、視認できた文字を読み上げる等して、文字が読めた領域を検査補助者に伝えれば良い。さらに、端末装置300が音声入力部(マイク等)と、音声認識機能を有する場合には、被験者Pが視認できた文字を読み上げることで、被験者Pの音声により直接検査結果を入力することができる。

0165

尚、本実施形態の視力検査システム100の視力検査装置200Aと端末装置300とは、被験者Pによって所持されるものであっても良い。この場合、例えば、端末装置300は、被験者Pの検査結果を、医療機関等に設置された端末装置1へ送信しても良い。被験者Pが、視力検査システム100を有していれば、被験者Pは、例えば、自宅等で気軽に視力の測定を行うことができる。このため、本実施形態によれば、例えば、被験者Pが視力検査を行う度に、端末装置300に保持された検査結果情報を医療機関へ送信して、検査結果情報に基づく医師の遠隔診療等を受けることができる。

0166

また、視力検査システム100は、医療機関等に設けられていて良い。この場合には、例えば、医療機関を受診した患者に、視力検査システム100を提供することで、例えば、診察までの待ち時間等を利用して、視力検査を行わせることができる。

0167

次に、本実施形態の端末装置300について説明する。図20は、端末装置のハードウェア構成の一例を説明する図である。

0168

本実施形態の端末装置300は、それぞれバスBで相互に接続されている表示操作装置301、ドライブ装置302、補助記憶装置303、メモリ装置304、演算処理装置305及びインターフェース装置306を含む。

0169

表示操作装置301は、タッチパネル等であり、情報を表示させる表示機能と、情報を入力する入力機能とを有する。インターフェース装置306は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。

0170

端末装置300において実行される視力検査プログラムは、端末装置300を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。視力検査プログラムは例えば記録媒体307の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。視力検査プログラムを記録した記録媒体307は、CD−ROMフレキシブルディスク光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。

0171

また、視力検査プログラムは、視力検査プログラムを記録した記録媒体307がドライブ装置302にセットされるとは記録媒体307からドライブ装置302を介して補助記憶装置303にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた視力検査プログラムは、インターフェース装置306を介して補助記憶装置303にインストールされる。

0172

補助記憶装置303は、インストールされた視力検査プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置304は、コンピュータ起動時に補助記憶装置303から視力検査プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置305はメモリ装置304に格納された視力検査プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。

0173

尚、本実施形態では、端末装置300は、表示操作装置301を有するものとしたが、これに限定されない。端末装置300は、例えばデスクトップ型ノート型のコンピュータであっても良い。その場合、端末装置300は、表示操作装置301の代わりに、情報を入力するために用いられるマウスやキーボード等の入力装置と、情報を表示するディスプレイ等の出力装置を有していても良い。

0174

次に、図21を参照し、本実施形態の視力検査システム100について説明する。図21は、第三の実施形態の視力検査システムのシステム構成を説明する図である。

0175

本実施形態の視力検査システム100は、視力検査装置200Aと端末装置300とを有する。視力検査システム100において、視力検査装置200Aは、端末装置300と接続されており、端末装置300と通信を行う。

0176

尚、図21の例では、視力検査装置200Aと端末装置300とは、無線により通信を行うものとしているが、これに限定されない。視力検査装置200Aと端末装置300とは、通信が可能な状態で接続されれば、どのような方法で接続されていても良い。

0177

本実施形態の視力検査装置200Aは、記憶部40と、レーザ出力制御部50と、レーザ照射部60と、を有する。記憶部40には、端末装置300の出力処理部220から送信される検査条件情報215が保持される。

0178

本実施形態の端末装置300は、検査処理部210、出力処理部220、検査結果格納部230を有する。

0179

本実施形態の出力処理部220は、検査条件情報215を視力検査装置200Aへ出力(送信)する。また、出力処理部220は、検査結果情報231を医療機関に設けられた端末装置1等へ出力する。

0180

尚、端末装置300は、検査条件情報215や検査結果情報231を可搬型の記録媒体等に格納させても良い。視力検査装置200Aは、可搬型の記録媒体から、検査条件情報215を読み出して、記憶部40に保持しても良い。医療機関の端末装置1は、可搬型の記録媒体に格納された検査結果情報231を読み出して表示させても良い。

0181

ここで、図22を参照して、医療機関の端末装置1における検査結果情報231の表示例について説明する。

0182

図22は、検査結果情報の表示例を示す図である。図22に示す画面2は、医療機関に設置された端末装置1のディスプレイに表示された画面の例である。

0183

画面2は、例えば、医師等によって閲覧されるものであり、患者を識別するための識別情報3と、検査結果を示す情報4とが表示されている。

0184

識別情報3は、例えば、被験者IDと対応する患者ID等である。検査結果を示す情報4は、検査結果情報231に含まれる項目のうち、検査日、入力時刻、視力を含む。

0185

尚、図22の例では、検査結果を示す情報4として、検査結果情報231の一部が表示されるものとしたが、これに限定されない。画面2では、検査結果情報231をそのまま検査結果を示す情報4として表示させても良い。

0186

このように、端末装置1に検査結果を示す情報を表示させることで、被験者Pは、医師による遠隔診療を受けることができる。

0187

(第四の実施形態)
以下に、図面を参照して第四の実施形態について説明する。第四の実施形態は、端末装置300の機能をサーバに設けた点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第四の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。

0188

図23は、第四の実施形態の視力検査システムのシステム構成を説明する図である。

0189

本実施形態の視力検査システム100Aは、視力検査装置200A、端末装置300A、サーバ400を有する。尚、図23の例では、視力検査装置200A及び端末装置300Aを1台としているが、視力検査システム100Aの有する視力検査装置200A及び端末装置300Aの台数は任意の数であって良い。

0190

本実施形態の端末装置300Aは、サーバ400から画像データを受信し、受信した画像データを視力検査装置200Aへ送信する。また、本実施形態の端末装置300Aは、サーバ400から指示された画面を表示させ、画面において入力された情報をサーバ400へ送信する。

0191

本実施形態のサーバ400は、端末装置300Aとネットワークを介して接続されている。サーバ400は、検査処理部210、出力処理部220、検査結果データベース230Aを有する。

0192

本実施形態の検査結果データベース230Aには、端末装置300Aにおいて入力された検査結果情報が格納されている。具体的には、検査結果データベース230Aは、例えば端末装置300Aが複数存在する場合には、複数の端末装置300Aのそれぞれにおいて入力された検査結果情報が、被験者ID毎に格納される。

0193

本実施形態では、このように、サーバ400に検査処理部210と出力処理部220とを設けたため、端末装置300Aにおける処理の負担を軽減できる。

0194

(第五の実施形態)
以下に図面を参照して第五の実施形態について説明する。第五の実施形態は、サーバが検査処理部、出力処理部を含むアプリケーションを、端末装置に配信する点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第五の実施形態の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。

0195

図24は、第五の実施形態の視力検査システムのシステム構成を説明する図である。

0196

本実施形態の視力検査システム100Bは、視力検査装置200A、端末装置300B、サーバ400Aを有する。

0197

本実施形態のサーバ400Aは、アプリ配信部410を有する。また、サーバ400Aは、検査処理部210、出力処理部220の機能を実現するアプリケーション420を有する。

0198

本実施形態のサーバ400Aにおいて、アプリ配信部410は、端末装置300Bから、アプリケーション420の配信要求を受付けると、配信要求を受け付けた端末装置300Bへアプリケーション420を配信する。

0199

アプリケーション420が配信された端末装置300Bは、検査処理部210、出力処理部220を有する端末装置300Bとなる。尚、このとき、端末装置300Bの検査結果格納部230は、端末装置300Bの記憶装置等により実現される。

0200

以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨を損なわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。

0201

100、100A、100B視力検査システム
200、200A視力検査装置
210検査処理部
211検査条件保持部
212表示制御部
213入力受付部
214検査結果格納制御部
215検査条件情報
216 検査条件取得部
220出力処理部
230 検査結果格納部
231検査結果情報
300、300A、300B端末装置
400サーバ
410アプリ配信部

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