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技術 電動シャッター装置

出願人 アイシン精機株式会社
発明者 石川貴裕石川博之
出願日 2017年11月10日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2017-217274
公開日 2019年6月6日 (11ヶ月経過) 公開番号 2019-085854
状態 未査定
技術分野 シャッタ等の閉鎖部材
主要キーワード シャッターコントローラ 可動羽 開閉調整 日射情報 採光状態 開閉モード 設定時刻情報 設置作業者
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月6日)のものです。
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図面 (16)

課題

安価な構成により、室内に導入される日射を制御できる電動シャッター装置を提供すること。

解決手段

電動シャッター装置1は、案内溝40aに沿って移動可能且つ両端部を結ぶ軸線の回りに回転不能とされて案内溝40aに沿った方向にて互いに連結された複数のスラット10、スラット10に連結されていて下枠50に当接する座板11、及び、隣接するスラット10が案内溝40aに沿った方向にて相対移動することに伴って開口する開口部12、からなり、窓部Mを開放し又は閉鎖するシャッターカーテン20を備えている。制御部64は、太陽位置とシャッターカーテン20の方位とに応じて、スラット10の少なくとも一部を移動させるようにモータ32を作動させてシャッターカーテン20の開口部12を開き、太陽の日射を建物Hの室内に取り入れ採光状態にシャッターカーテン20を制御する。

概要

背景

従来から、例えば、下記特許文献1に開示された電動シャッター制御装置が知られている。この従来の電動シャッター装置は、多数のスラットを上下に連結して構成されたシャッターカーテンと、スラット駆動部と、シャッターコントローラと、を備えている。シャッターカーテンは、モータ等からなる巻き取り駆動部がシャッターコントローラによって作動制御されて、ドラムが回転されることにより巻き取り又は引き出されるようになっている。又、各スラットは、モータ等からなるスラット駆動部がシャッターコントローラによって作動制御されて、一斉に任意角度に調整されるようになっている。

そして、従来の電動シャッター装置においては、シャッターコントローラが、日射情報外気温情報等の屋外環境情報を逐次取得し、取得した屋外環境情報に基づいて各スラットの角度を増減調整する。これにより、室内に導入される日射(日射量)が制御されるようになっている。

概要

安価な構成により、室内に導入される日射を制御できる電動シャッター装置を提供すること。電動シャッター装置1は、案内溝40aに沿って移動可能且つ両端部を結ぶ軸線の回りに回転不能とされて案内溝40aに沿った方向にて互いに連結された複数のスラット10、スラット10に連結されていて下枠50に当接する座板11、及び、隣接するスラット10が案内溝40aに沿った方向にて相対移動することに伴って開口する開口部12、からなり、窓部Mを開放し又は閉鎖するシャッターカーテン20を備えている。制御部64は、太陽位置とシャッターカーテン20の方位とに応じて、スラット10の少なくとも一部を移動させるようにモータ32を作動させてシャッターカーテン20の開口部12を開き、太陽の日射を建物Hの室内に取り入れ採光状態にシャッターカーテン20を制御する。

目的

本発明の目的は、安価な構成により、室内に導入される日射を制御することができる電動シャッター装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

建物建物開口の一側から他側に向けて延設された案内溝を有するガイドレールと、帯状の両端部が前記案内溝に係合していて前記案内溝に沿って移動可能且つ前記両端部を結ぶ軸線の回りに回転不能とされて前記案内溝に沿った方向にて互いに連結された複数のスラット、及び、前記スラットに連結されていて前記他側に当接する座板、を含み、前記建物開口を開放し又は閉鎖するシャッターカーテンと、前記一側に設けられて、前記シャッターカーテンの前記スラットを前記他側から前記一側に向けて移動させることにより前記シャッターカーテンを巻き取るとともに前記スラットを前記一側から前記他側に向けて移動させることにより前記シャッターカーテンを引き出すモータと、前記モータを駆動させる駆動回路を介して前記モータの作動を制御する制御装置と、を備えた電動シャッター装置において、前記制御装置は、前記建物が存在する存在位置を表す位置情報を記憶する位置情報記憶部と、前記位置情報記憶部に記憶された位置情報によって表される前記存在位置に応じて異なる太陽の日の出時刻及び日の入り時刻を表す暦情報を記憶する暦情報記憶部と、前記シャッターカーテンの設置された設置位置を前記建物の北側側、東側及び西側方位に対応させて設置位置情報として記憶する設置位置情報記憶部と、前記日の出時刻後から前記日の入り時刻以前までの昼間において、前記位置情報記憶部に記憶された前記位置情報及び前記暦情報記憶部に記憶された前記暦情報から取得された太陽の位置を表す太陽位置と、前記設置位置情報記憶部に記憶された前記設置位置情報から取得された前記シャッターカーテンの前記設置位置と、に応じて、前記シャッターカーテンを構成する前記複数の前記スラットの少なくとも一部を前記一側に向けて移動させるように前記モータを作動させて前記シャッターカーテンの少なくとも一部を開き、前記太陽の日射を前記建物の室内に取り入れ採光状態に前記シャッターカーテンを制御する採光制御部と、を備えるように構成された、電動シャッター装置。

請求項2

前記採光制御部は、前記設置位置情報記憶部に記憶された前記設置位置情報に基づき、前記建物の前記北側に設置された前記シャッターカーテンの全部が開くように前記モータを作動させるとともに、前記建物の前記南側、前記東側及び前記西側のうちの何れかの前記方位に対応して設置された前記シャッターカーテンにおいて、前記昼間にて前記暦情報記憶部に記憶された前記暦情報に基づいて前記太陽位置が前記方位となる場合、前記方位に設置された前記シャッターカーテンの一部を開くように前記モータを作動させ、前記昼間にて前記太陽位置と異なる前記方位に設置された前記シャッターカーテンの全部が開くように前記モータを作動させる、請求項1に記載の電動シャッター装置。

請求項3

前記採光制御部は、前記太陽位置が前記方位となる場合、前記方位に設置された前記シャッターカーテンにおける前記複数の前記スラットの少なくとも一部を前記一側又は前記他側に向けて移動させるように前記モータを作動させて、前記シャッターカーテンを介して前記室内に入る前記太陽の日射量を調整する、請求項2に記載の電動シャッター装置。

請求項4

前記制御装置は、前記昼間において任意に設定される設定時刻を表す設定時刻情報を記憶する設定時刻情報記憶部を有しており、前記採光制御部は、前記設定時刻情報記憶部に記憶された前記設定時刻情報によって表される前記設定時刻に、前記シャッターカーテンを前記採光状態に制御する、請求項1乃至請求項3のうちの何れか一項に記載の電動シャッター装置。

請求項5

前記スラットは、前記太陽からの日射を通過させる開口部を有する固定羽と、前記固定羽に重なるように連結されていて、隣接する前記スラットが前記案内溝に沿って互いに離間する方向に相対移動することに伴って前記開口部を閉じるとともに前記スラットが前記案内溝に沿って互いに接近する方向に相対移動することに伴って前記開口部を開く可動羽と、を有する、請求項1乃至請求項4のうちの何れか一項に記載の電動シャッター装置。

請求項6

前記スラットは、隣接する前記スラットを前記案内溝に沿った方向にて遊びを有して連結するとともに、前記太陽からの日射を通過させる開口部を有する連結部材を有しており、前記開口部は、隣接する前記スラットが前記遊びの分だけ前記案内溝に沿って互いに離間する方向に相対移動することによって開けられ、前記スラットが前記遊びの分だけ前記案内溝に沿って互いに接近する方向に相対移動することによって閉じられる、請求項1乃至請求項4のうちの何れか一項に記載の電動シャッター装置。

請求項7

前記採光制御部は、前記暦情報記憶部に記憶された前記暦情報から取得された前記太陽の高度を表す太陽高度に基づき、前記太陽高度が高い場合において前記シャッターカーテンの前記座板と前記他側との間の離間距離を大きくし、前記太陽高度が低い場合において前記離間距離を小さくする、請求項1乃至請求項4の内の何れか一項に記載の電動シャッター装置。

技術分野

0001

本発明は、モータシャッターカーテン巻き取り及び引き出しを行う電動シャッター装置に関する。

背景技術

0002

従来から、例えば、下記特許文献1に開示された電動シャッター制御装置が知られている。この従来の電動シャッター装置は、多数のスラットを上下に連結して構成されたシャッターカーテンと、スラット駆動部と、シャッターコントローラと、を備えている。シャッターカーテンは、モータ等からなる巻き取り駆動部がシャッターコントローラによって作動制御されて、ドラムが回転されることにより巻き取り又は引き出されるようになっている。又、各スラットは、モータ等からなるスラット駆動部がシャッターコントローラによって作動制御されて、一斉に任意角度に調整されるようになっている。

0003

そして、従来の電動シャッター装置においては、シャッターコントローラが、日射情報外気温情報等の屋外環境情報を逐次取得し、取得した屋外環境情報に基づいて各スラットの角度を増減調整する。これにより、室内に導入される日射(日射量)が制御されるようになっている。

先行技術

0004

特開2007−277833号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、上記従来の電動シャッター装置では、屋内(室内)に導入される日射(日射量)を制御するために、各スラットの角度を増減調整するスラット駆動部を備える必要がある。これにより、電動シャッター装置が高価になる。

0006

本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、安価な構成により、室内に導入される日射を制御することができる電動シャッター装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記の課題を解決するため、請求項1に係る電動シャッター装置の発明は、建物建物開口の一側から他側に向けて延設された案内溝を有するガイドレールと、帯状の両端部が案内溝に係合していて案内溝に沿って移動可能且つ両端部を結ぶ軸線の回りに回転不能とされて案内溝に沿った方向にて互いに連結された複数のスラット、及び、スラットに連結されていて他側に当接する座板、を含み、建物開口を開放し又は閉鎖するシャッターカーテンと、一側に設けられて、シャッターカーテンのスラットを他側から一側に向けて移動させることによりシャッターカーテンを巻き取るとともにスラットを一側から他側に向けて移動させることによりシャッターカーテンを引き出すモータと、モータを駆動させる駆動回路を介してモータの作動を制御する制御装置と、を備えた電動シャッター装置において、制御装置は、建物が存在する存在位置を表す位置情報を記憶する位置情報記憶部と、位置情報記憶部に記憶された位置情報によって表される存在位置に応じて異なる太陽の日の出時刻及び日の入り時刻を表す暦情報を記憶する暦情報記憶部と、シャッターカーテンの設置された設置位置を建物の北側側、東側及び西側方位に対応させて設置位置情報として記憶する設置位置情報記憶部と、日の出時刻後から日の入り時刻以前までの昼間において、位置情報記憶部に記憶された位置情報及び暦情報記憶部に記憶された暦情報から取得された太陽の位置を表す太陽位置と、設置位置情報記憶部に記憶された設置位置情報から取得されたシャッターカーテンの設置位置と、に応じて、シャッターカーテンを構成する複数のスラットの少なくとも一部を一側に向けて移動させるようにモータを作動させてシャッターカーテンの少なくとも一部を開き、太陽の日射を建物の室内に取り入れ採光状態にシャッターカーテンを制御する採光制御部と、を備えるように構成される。

0008

これによれば、シャッターカーテンを巻き取り及び引き出すモータのみを作動させて、複数のスラットの一部を移動させることによりシャッターカーテンの少なくとも一部を開き、太陽の日射を建物の室内に取り入れる採光状態になる電動シャッター装置において、採光制御部は、建物の室内に導入される日射を制御することができる。これにより、室内に導入される日射(日射量)を制御するために、各スラットの角度を増減調整するスラット駆動部を備える必要がない。従って、安価な構成とされた電動シャッター装置を用いて、室内に導入される日射を制御することができる。

図面の簡単な説明

0009

実施形態に係る電動シャッター装置の構成を示す構成図である。
図1のシャッターカーテンの構成を示すとともに閉状態を示す断面構成図である。
図1のシャッターカーテンの開状態を示す断面図である。
図1の制御装置の構成を示すブロック図である。
図4の制御部によって実行される日射制御プログラムフローチャートである。
図4の制御部によって実行される日射調整サブルーチンのフローチャートである。
電動シャッター装置(シャッターカーテン)の設置位置を示す図である。
シャッターカーテンの採光状態を示す図である。
実施形態の第一変形例に係る電動シャッター装置の構成を示す構成図である。
図9のシャッターカーテンの構成を示すとともに開状態を示す図である。
図9のシャッターカーテンの閉状態を示す図である。
第一変形例におけるシャッターカーテンの採光状態を示す図である。
実施形態の第二実施形態に係り、シャッターカーテンの構成を示すとともに採光状態を示す図である。
図13のシャッターカーテンのの場合の離間距離を説明するための図である。
図13のシャッターカーテンのの場合の離間距離を説明するための図である。

実施例

0010

以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び各変形例の相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は、概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。

0011

本実施形態の電動シャッター装置1は、図1に示すように、帯状の複数のスラット10が上下方向に連結されることによって構成されて建物Hの建物開口である窓部Mを開放し又は閉鎖するシャッターカーテン20と、シャッターボックス30と、ガイドレール40及び下枠50と、を備えている。

0012

シャッターボックス30は、建物Hの一側である上部(天井側)に設けられており、ドラム31と、モータ32と、を備えている。ドラム31は、シャッターカーテン20の上端部に位置するスラット10と、モータ32と、に連結されている。ドラム31は、モータ32によって正逆方向に回転され、ドラム31の回転に応じて、スラット10(シャッターカーテン20)の引き出し、又は、巻き取りが行われる。モータ32は、ドラム31を駆動する駆動部であり、例えば、直流モータから構成される。

0013

シャッターカーテン20は、帯状のスラット10の両端部が、一側である天井側から他側である床面側に設置された下枠50に向けて延設された案内溝40aを有して立設されるガイドレール40に対して係合し、案内溝40aによってガイドされる。これにより、スラット10は、案内溝40aに沿って移動可能且つ両端部を結ぶ軸線(図示省略)の回りに回転不能とされる。ドラム31及びドラム31に巻き取られたスラット10(シャッターカーテン20)は、シャッターボックス30内に収容されるようになっている。

0014

シャッターカーテン20は、図1に示すように、複数のスラット10と、床面側に固定された下枠50に当接する座板11と、から構成されている。座板11が下枠50(又は、床面側)に当接してシャッターカーテン20(電動シャッター装置1)が閉じた場合においては、例えば、モータ32の回転がロックされて、建物Hの外部(室外)から、シャッターカーテン20をシャッターボックス30に向けて、即ち、上方に向けて持ち上げる(巻き取る)ことが不能になる。

0015

本実施形態において、スラット10は、図2及び図3に示すように、可動羽100と、可動羽100が室外の側から重なる固定羽101と、を有している。可動羽100は、上端部に下前フック100aと、上前フック100bと、中前フック100cと、が形成されている。固定羽101は、上端部に上後フック101aと、下端部に下後フック101bと、突起101cと、が形成されている。又、固定羽101は、開口部12が形成されている。

0016

このように可動羽100及び固定羽101から構成されるスラット10は互いに連結されてシャッターカーテン20を形成する。具体的に、図2及び図3にて上側に位置するスラット10の固定羽101に設けられた突起101cと下後フック101bとは、図2及び図3にて下側に位置するスラット10の可動羽100に設けられた上前フック100bに対して係合される。又、室外の側に位置するスラット10の可動羽100の下前フック100aと中前フック100cとは、室内の側に位置する固定羽101に設けられた上後フック101aに対して係合される。これにより、隣接するスラット10同士が連結されて、シャッターカーテン20を構成する。

0017

又、固定羽101は、複数のスリット状の孔から構成される開口部12を有している。開口部12は、可動羽100に覆われるように固定羽101に形成されている。ここで、可動羽100、固定羽101及び開口部12の設けられたスラット10は、シャッターカーテン20を構成する複数のスラット10のうち、少なくとも一つ以上設けられていれば良い。又、固定羽101に設けられる開口部12は、スラット10の幅方向のうち、一部が開口されることによって構成されても良い。更に、開口部12は、スリット孔金網等が設けられても良い。この場合、可動羽100は、開口部12に応じて一つのスラット10の開口部12毎に幅方向に複数設けられても良いし、幅方向にある複数の開口部12に対して一つの可動羽100が設けられるようにしても良い。

0018

次に、シャッターカーテン20、より具体的には、スラット10の作動を説明する。図1に示すように、座板11が下枠50(他側である床面側)に当接した状態で、シャッターカーテン20は、可動羽100を閉じた閉状態又は可動羽100を開いた開状態に切り替えられる。閉状態においては、図2に示すように、可動羽100は、開口部12を覆うように固定羽101に対して少なくとも一部分が当接し、且つ、固定羽101に沿うように閉じる。可動羽100が閉状態である場合、開口部12を介して、室外から室内に向けての光や風の通過が遮断される。

0019

一方、可動羽100が開状態となる場合、図3に示すように、隣接する上側のスラット10と下側のスラット10とが上下方向において相対移動することにより、上側のスラット10が下側のスラット10を押圧して、可動羽100が固定羽101に対して角度を有するように開く。これにより、可動羽100が開状態になった場合、可動羽100は開口部12を覆うことがなく、開口部12を介して、室外から室内に向けての光や風の通過が可能になる。

0020

具体的に、可動羽100の開状態を説明すると、シャッターカーテン20が引き出されて建物Hの窓部Mを閉鎖した(電動シャッター装置1を閉じた)状態になった後、更にシャッターカーテン20を引き出すようにモータ32が所定の回転数だけ、例えば、正回転する。この場合、上側のスラット10は下側のスラット10に向けて相対移動し、図3に示すように、上側の可動羽100の突起101cの先端部xが下側の可動羽100の下前フック100aに形成された当接面yの室内の側に向けて押圧する。これにより、下側のスラット10の固定羽101の上後フック101aを支点とし、可動羽100が開状態になる。ここで、上側のスラット10が下側のスラット10に向けて相対移動することによって可動羽100が開状態になるため、図2に示すように、シャッターカーテン20においては、可動羽100が座板11の側からシャッターボックス30に向けて、即ち、下側から上側に向けて順に開状態になる。

0021

又、可動羽100が開状態になった後、シャッターカーテン20を巻き取るようにモータ32が所定の回転数だけ、例えば、逆回転することにより、隣接する上側のスラット10は下側のスラット10から離間する方向(即ち、上側)に相対移動する。これにより、上側の可動羽100の突起101cの先端部xが下側の可動羽100の下前フック100aに形成された当接面yから離間する。従って、可動羽100は、図2に示す閉状態になる。

0022

又、電動シャッター装置1は、図1に示すように、制御装置60を備えている。制御装置60は、図4に具体的に示すように、操作部61と、検出部62と、外部通信部63と、制御部64と、記憶部65と、駆動回路66と、から構成される。

0023

操作部61は、制御部64に、有線又は無線により接続されている。操作部61は、住人によって操作される開スイッチ61a、停止スイッチ61b、閉スイッチ61c、及び、設定入力スイッチ61dを備えている。

0024

開スイッチ61aは、シャッターカーテン20を巻き上げて電動シャッター装置1を開ける、或いは、住人が手動操作によって可動羽100を閉状態とするスイッチである。停止スイッチ61bは、シャッターカーテン20の引き出し作動又は巻き上げ作動を停止するスイッチである。閉スイッチ61cは、シャッターカーテン20を引き出して電動シャッター装置1を閉める、或いは、住人が手動操作によって可動羽100を開状態とするスイッチである。

0025

設定入力スイッチ61dは、住人又は電動シャッター装置1の設置作業者によって各種情報を入力するためのスイッチ(キーボードを含む)である。ここで、設定入力スイッチ61dを用いて入力される各種情報として、建物Hが存在する存在位置、例えば、都道府県や経度及び緯度等を表す位置情報、シャッターカーテン20の設置された設置位置を建物Hにおける北側、南側、東側及び西側の方位に対応させた設置位置情報、及び、太陽の日の入り時刻後から日の入り時刻以前までの昼間において任意に設定される設定時刻、例えば、住人の起床時刻を表す設定時刻情報である。

0026

そして、開スイッチ61a、停止スイッチ61b、閉スイッチ61c、及び、設定入力スイッチ61dは、住人又は設置作業者によって操作されると、制御部64に対して、それぞれ、スイッチに応じた信号であるスイッチ信号を出力する。

0027

検出部62は、制御部64に、有線又は無線により接続されている。検出部62は、当接検知センサ62aと、建物H(部屋)の内部に設けられる室内温度センサ62bと、建物Hの外部に設けられる室外温度センサ62cと、から構成される。

0028

当接検知センサ62aは、シャッターカーテン20の座板11が下枠50(他側である床面側)に当接したことを検知する。当接検知センサ62aは、例えば、モータ32に内蔵されたエンコーダ(図示省略)から、モータ32が所定量回転する毎に出力される位置パルスを取得する。ここで、位置パルスは、モータ32の回転速度が遅くなるにつれてパルス幅が大きくなり、モータ32の回転速度が速くなるにつれてパルス幅が小さくなる。従って、当接検知センサ62aは、取得した位置パルスのパルス幅に応じて、モータ32の回転速度(回転数)、換言すれば、モータ32の負荷を検出する。尚、当接検知センサ62aは、位置パルスをカウントすることにより、モータ32の回転速度(回転数)、換言すれば、モータ32の負荷を検出しても良い。当接検知センサ62aは、検出したモータ32の回転速度(回転数)を制御部64に出力する。

0029

室内温度センサ62bは、室内の温度(室温)を検知する。室内温度センサ62bは、検出した室温を制御部64に出力する。室外温度センサ62cは、室外の温度(外気温)を検知する。室外温度センサ62cは、検出した外気温を制御部64に出力する。

0030

外部通信部63は、制御部64に、有線又は無線により接続されている。外部通信部63は、通信回線(例えば、インターネット等)を介して、外部のサーバ(図示省略)と通信する。外部通信部63は、外部のサーバから太陽の日の出時刻や日の入り時刻の暦情報、現在の年月日を表すカレンダー情報、現在の時刻を表す時刻情報、現在の気象を表す気象情報等を取得する。外部通信部63は、取得した暦情報やカレンダー情報、時刻情報、気象情報を制御部64に出力する。

0031

制御部64は、図4に示すように、CPU、ROM、RAM、タイマ、各種インターフェース外部記憶装置等(何れも図示省略)を備えたマイクロコンピュータを主要構成部品とし、操作部61のスイッチの操作に応じて、又は、自動的に、モータ32の駆動を制御する。制御部64は、採光制御部64a及び遮光制御部64bを備えている。

0032

採光制御部64aは、太陽の日の出時刻後から日の入り時刻以前までの昼間において、記憶部65に記憶された上述の各種情報に基づいて、シャッターカーテン20を構成する複数のスラット10の少なくとも一部をシャッターボックス30(一側であって天井側)に向けて移動させるようにモータ32を作動させる。これにより、採光制御部64aは、シャッターカーテン20の少なくとも一部を開き、シャッターカーテン20を太陽の日射を建物Hの室内に取り入れる採光状態に制御する。

0033

遮光制御部64bは、太陽の日の入り時刻後から日の出時刻以前までの夜間において、シャッターボックス30(一側であって天井側)に向けて移動させたスラット10を下枠50(他側であって床)に向けて移動させるようにモータ32を作動させる。これにより、遮光制御部64bは、シャッターカーテン20を閉め、光を遮光する遮光状態にシャッターカーテン20を制御する。

0034

具体的に、制御部64を構成する採光制御部64aは、シャッターカーテン20(電動シャッター装置1)を開ける(開放する)「開モード」と、シャッターカーテン20(電動シャッター装置1)を閉じた状態で可動羽100を全開の開状態又は全閉の閉状態とする「開閉モード」と、開閉モードにおいて可動羽100の開量を全開よりも小さくする「開閉調整モード」と、を実行する。制御部64を構成する遮光制御部64bは、シャッターカーテン20(電動シャッター装置1)を閉める(閉鎖する)「閉モード」を実行する。採光制御部64a及び遮光制御部64bは、上記各モードに応じた指令を駆動回路66に出力する。

0035

ここで、採光制御部64aは、開モードを実行する場合(或いは、住人によって操作部61の開スイッチ61aが操作された場合)、モータ32の逆転駆動によりシャッターカーテン20をドラム31に巻き取らせて上昇させる指令(以下、「開指令」と称呼する。)を駆動回路66に出力する。又、遮光制御部64bは、閉モードを実行する場合(或いは、住人によって操作部61の閉スイッチ61cが操作された場合)、モータ32の正転駆動によりシャッターカーテン20をドラム31から引き出させて下降させる指令(以下、「閉指令」と称呼する。)を駆動回路66に出力する。

0036

又、採光制御部64aは、開閉モードを実行する場合、一旦、閉指令を駆動回路66に出力する。更に、採光制御部64a及び遮光制御部64bは、開指令又は閉指令を出力しているときに、座板11が下枠50(床面側)に当接した場合、或いは、住人によって操作部61の停止スイッチ61bが操作された場合、モータ32の駆動を停止させる指令(以下、「停止指令」と称呼する。)を駆動回路66に出力する。

0037

尚、採光制御部64a及び遮光制御部64bは、開閉モード及び閉モードにおいて、検出部62の当接検知センサ62aからモータ32の回転速度(回転数)を一定周期毎に取得する。採光制御部64a及び遮光制御部64bは、取得した回転速度(回転数)が予め設定された全閉閾値以下であるか否かを判定し、シャッターカーテン20が閉状態であるか否かを検出する。全閉閾値は、シャッターカーテン20(即ち、電動シャッター装置1)が閉じられたことを判定する値であり、シャッターカーテン20の座板11が下枠50(他側である床面側)に当接したときのモータ32の回転速度(回転数)の値である。全閉閾値は、可動羽100が閉状態から開状態になるまでのシャッターカーテン20(より詳しくは、複数のスラット10)の移動距離に応じて決定される。

0038

そして、採光制御部64a及び遮光制御部64bは、当接検知センサ62aから取得した回転速度(回転数)が全閉閾値以下の場合、シャッターカーテン20の座板11が下枠50(床面側)に当接したと判定する。この場合、採光制御部64a及び遮光制御部64bは、駆動回路66に停止指令を出力することにより、モータ32即ちシャッターカーテン20の動作を停止させる。

0039

又、採光制御部64aは、開閉モードにおいて、モータ32を正転駆動させて、スラット10の可動羽100を全開の開状態とする指令(以下、「開方向旋回指令」と称呼する。)を駆動回路66に出力する。又、採光制御部64aは、開閉モードにおいて、モータ32を逆転駆動させて、スラット10の可動羽100を全閉の閉状態とする指令(以下、「閉方向旋回指令」と称呼する。)を駆動回路66に出力する。

0040

ここで、開方向旋回指令は、モータ32の回転速度(回転数)が全閉閾値以下になっている状態で、モータ32を所定の回転数だけ正回転させる指令、即ち、モータ32にスラット10の可動羽100を開方向に作動させて全開の開状態にする指令である。又、閉方向旋回指令は、モータ32の回転速度(回転す)が全閉閾値以下になっている状態で、モータ32を所定の回転数だけ逆回転させる指令、即ち、モータ32にスラット10の可動羽100を閉方向に作動させて全閉の閉状態にする指令である。

0041

更に、採光制御部64aは、開閉調整モードにおいて、スラット10の可動羽100を全開の状態から開量を小さくして開状態とする指令(以下、「開量調整指令」と称呼する。)を駆動回路66に出力する。

0042

ここで、開量調整指令は、可動羽100を全開にするようにモータ32を所定の回転数だけ正回転させた状態から、所定の回転数よりも少ない回転数だけ逆回転させる指令、即ち、モータ32にスラット10の可動羽100を閉方向に作動させて開量を調整する指令である。開閉調整モードが実行された場合のシャッターカーテン20は、座板11の側となる下部の複数のスラット10の可動羽100のみが開状態、又は、スラット10の可動羽100の全部が全開よりも小さな開量となる半開状態になる。

0043

制御装置60は、図4に示すように、記憶部65を備えている。記憶部65は、位置情報記憶部65a、暦情報記憶部65b、設置位置情報記憶部65c及び設定時刻情報記憶部65dを有している。位置情報記憶部65aは、設定入力スイッチ61dを用いて入力された建物Hの存在位置(都道府県や、経度及び緯度)を表す位置情報を記憶している。

0044

暦情報記憶部65bは、外部通信部63によって外部から取得された太陽の日の出時刻及び日の入り時刻を表す暦情報、現在の年月日を表すカレンダー情報、現在の時刻を表す時刻情報、及び、現在の気象を表す気象情報等を記憶している。尚、暦情報については、位置情報記憶部に記憶された位置情報及びカレンダー情報を用いて算出可能であるため、例えば、暦情報記憶部65bは、算出式を記憶しておくことも可能である。この場合には、外部通信部63を用いなくても良い。又、カレンダー情報及び時刻情報については、制御部64のタイマを用いてカウントすることが可能であるため、例えば、定期的に外部のサーバから現在の年月日及び時刻を取得して記憶しておくことも可能である。

0045

設置位置情報記憶部65cは、シャッターカーテン20の設置された設置位置を建物Hの北側、南側、東側及び西側の方位に対応させて(図7を参照)設置位置情報として記憶する。ここで、設置位置情報は、設定入力スイッチ61dを用いて入力(設定)される。設定時刻情報記憶部65dは、設定入力スイッチ61dを用いて入力(設定)された昼間における設定時刻、例えば、起床時刻を設定時刻情報として記憶している。

0046

駆動回路66は、制御部64から出力された上記各指令を取得する。駆動回路66は、各指令のうち、取得した指令に応じて、例えば、モータ32に供給する電力電流)を制御し、モータ32を正転駆動又は逆転駆動させる。

0047

次に、電動シャッター装置1の制御装置60、より詳しくは、採光制御部64a及び遮光制御部64bから構成される制御部64による電動シャッター装置1の日射制御について、図5及び図6のフローチャートに基づいて詳細に説明する。ここで、以下に説明する日射制御は、日射が強くなる夏において太陽の日射を適切に室内に取り入れるように、建物Hの北側、南側、東側、西側に設置された電動シャッター装置1をそれぞれ制御する場合を例示する。尚、以下の説明においては、図7に示すように、建物Hの北側に設置される電動シャッター装置1N、南側に設置される電動シャッター装置1S、東側に設置される電動シャッター装置1E、及び、西側に設置される電動シャッター装置1Wとして区別する。又、以下においては、電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wを構成する各部材については、例えば、図8に示すように、それぞれの符号末尾に、「N」,「S」,「E」,「W」を付して説明する。

0048

採光制御部64a及び遮光制御部64b、即ち、制御部64(より詳しくは、制御部64のCPU。以下、同じ。)は、図5に示す日射制御プログラムの実行をステップS10にて開始する。続くステップS11にて、制御部64(採光制御部64a)は、暦情報記憶部65bに記憶されている時刻情報に基づく現在の時刻と、設定時刻情報記憶部65dに記憶された設定時刻情報によって表される起床時刻と、を比較して、現在の時刻が起床時刻であるか否かを判定する。即ち、採光制御部64aは、現在の時刻が起床時刻になっていれば、「Yes」と判定してステップS12に進む。一方、採光制御部64aは、未だ、起床時刻になっていなければ「No」と判定し、起床時刻になるまで繰り返しステップS11を実行する。

0049

ステップS12においては、制御部64(採光制御部64a)は、電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wに対して開モードを実行する。即ち、採光制御部64aは、電動シャッター装置1Nのシャッターカーテン20N、電動シャッター装置1Sのシャッターカーテン20S、電動シャッター装置1Eのシャッターカーテン20E、及び、電動シャッター装置1Wのシャッターカーテン20Wを巻き上げて開く。ここで、起床時刻は、日の出時刻後の時刻として設定される。従って、シャッターカーテン20N,20S,20E,20Wを開くことにより、例えば、寝室に日射(日)が取り入れられ、住人は気持ちよく目覚めることができる。このように電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wのシャッターカーテン20N,20S,20E,20Wを開くと、採光制御部64aはステップS13に進む。

0050

ステップS13においては、制御部64(採光制御部64a)は、位置情報記憶部65aに記憶されている建物Hの位置情報と、設置位置情報記憶部65cに記憶されている設置位置情報と、に基づいて、昼間において日射が最も弱い北側の電動シャッター装置1Nと、太陽の動きに応じて日射が変化する南側、東側及び西側の電動シャッター装置1S,1E,1Wと、を区別する。即ち、採光制御部64aは、日射制御の対象が北側の電動シャッター装置1Nであれば、「Yes」と判定してステップS15に進む。この場合、採光制御部64aは、昼間において日射が最も弱い北側の電動シャッター装置1Nについては、昼間においてシャッターカーテン20Nを開いた状態を維持し、日射制御、換言すれば、日射を調整することなく常に建物Hの室内が明るくなるようにする。一方、採光制御部64aは、日射制御の対象が南側、東側及び西側の電動シャッター装置1S,1E,1Wであれば、「No」と判定してステップS14に進む。

0051

ステップS14においては、制御部64(採光制御部64a)は、南側、東側及び西側の電動シャッター装置1S,1E,1Wについて、図6に示す日射調整サブルーチンを実行する。以下、この日射調整サブルーチンを具体的に説明する。

0052

日射調整サブルーチンは、図6に示すように、採光制御部64aによってステップS100にて実行が開始される。続くステップS101にて、採光制御部64aは、位置情報記憶部65aに記憶されている位置情報と、暦情報記憶部65bに記憶されている暦情報及び時刻情報と、設置位置情報記憶部65cに記憶されている設置位置情報と、に基づき、南側、東側及び西側の窓部MS、窓部ME及び窓部MWに直射日光が差し込む時間であるか否かを判定する。尚、以下の説明においては、日射制御の対象が建物Hの南側の方位に対応する電動シャッター装置1Sを主として例示する。

0053

採光制御部64aは、位置情報及び暦情報から取得される現在の時刻における太陽の位置を表す太陽位置が、例えば、南東であれば、建物Hの南側の窓部MSに直射日光が差し込む時間であるため、「Yes」と判定してステップS102に進む。一方、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が未だ東であれば、窓部MSに直射日光が差し込む時間ではないため「No」と判定し、太陽位置が南東になるまでステップS101の判定処理を繰り返し実行する。

0054

尚、日射制御の対象が建物Hの東側の方位に対応する電動シャッター装置1Eの場合、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が東であればステップS101にて「Yes」と判定してステップS102に進む。又、日射制御の対象が建物Hの西側の方位に対応する電動シャッター装置1Wの場合、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が南西であればステップS101にて「Yes」と判定してステップS102に進む。一方、現在の時刻において太陽位置が未だ東又は南であれば、窓部MWに直射日光が差し込む時間ではないため「No」と判定し、太陽位置が南西になるまでステップS101の判定処理を繰り返し実行する。

0055

ステップS102においては、採光制御部64aは、南側の電動シャッター装置1Sに対して開閉モードにより可動羽100を全開の開状態にする。この場合、採光制御部64aは、開いているシャッターカーテン20Sを一旦閉じるために、駆動回路66に閉指令を出力する。これにより、駆動回路66は、モータ32を正転駆動させてシャッターカーテン20Sを閉じる。

0056

そして、採光制御部64aは、駆動回路66に開方向旋回指令を出力する。これにより、駆動回路66は、モータ32Sを所定の回転数だけ正回転させて、スラット10Sの可動羽100Sを開方向に作動させて全開の開状態にする。これにより、建物Hの南側の室内には、図8に示すように、シャッターカーテン20Sの開口部12Sを介して日射が取り入れられる。尚、太陽位置によっては、電動シャッター装置1Sのスラット10Sが既に開状態になっている場合がある。

0057

再び、図6戻り、採光制御部64aは、スラット10Sの可動羽100Sを開状態にすると、ステップS103に進む。この場合、東側の電動シャッター装置1E及び西側の電動シャッター装置1Wにおいては、シャッターカーテン20E及びシャッターカーテン20Wが開いた状態(開放状態)が維持されている。

0058

尚、日射制御の対象が電動シャッター装置1Eの場合には、電動シャッター装置1Sと同様に、採光制御部64aは、閉指令を駆動回路66に出力して、一旦、シャッターカーテン20Eを閉じた後、開方向旋回指令を駆動回路66に出力する。これにより、モータ32Eが作動し、電動シャッター装置1Eのスラット10Eの可動羽100Eを開方向に作動させて全開の開状態にする。又、日射制御の対象が電動シャッター装置1Wの場合には、電動シャッター装置1Sと同様に、採光制御部64aは、閉指令を駆動回路66に出力して、一旦、シャッターカーテン20Wを閉じた後、開方向旋回指令を駆動回路66に出力する。これにより、モータ32Wが作動し、電動シャッター装置1Wのスラット10Wの可動羽100Wを開方向に作動させて全開の開状態にする。

0059

ステップS103においては、採光制御部64aは、暦情報記憶部65bに記憶されている暦情報及び時刻情報に基づき、南から窓部MSへの日射が強くなる時間であるか否かを判定する。即ち、採光制御部64aは、暦情報から取得される現在の時刻における太陽位置が、例えば、南であれば、窓部MSに差し込む日射が強くなる時間であるため、「Yes」と判定してステップS104に進む。一方、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が未だ南東であれば、窓部MSに差し込む日射が強くなる時間ではないため「No」と判定し、太陽位置が南になるまでステップS103の判定処理を繰り返し実行する。

0060

尚、日射制御の対象が電動シャッター装置1Eの場合、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が東であればステップS103にて「Yes」と判定してステップS104に進む。又、日射制御の対象が電動シャッター装置1Wの場合、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が西であればステップS103にて「Yes」と判定してステップS104に進む。一方、現在の時刻において太陽位置が未だ南西であれば、窓部MWに差し込む日射が強くなる時間ではないため「No」と判定し、太陽位置が西になるまでステップS103の判定処理を繰り返し実行する。

0061

ステップS104においては、採光制御部64aは、電動シャッター装置1S対して開閉調整モードによりスラット10Sの可動羽100Sの開量を調整する。即ち、採光制御部64aは、駆動回路66に開量調整指令を出力する。これにより、駆動回路66は、モータ32を所定の回転数よりも少ない回転数だけ逆回転させて、スラット10Sの可動羽100Sを閉方向に作動させて全開よりも小さな開量となる半開状態にする。これにより、建物Hの室内には、図8に示すように、シャッターカーテン20Sの開口部12を介して取り入れられる日射(日射量)が調整されるため、強い直射日光が室内に差し込むことを和らげることができる。

0062

又、ステップS104においては、採光制御部64aは、電動シャッター装置1E,1Wに対して開閉モードにより可動羽100を全開の開状態にする。この場合、採光制御部64aは、開いているシャッターカーテン20E,20Wを一旦閉じるために、駆動回路66に閉指令を出力する。これにより、駆動回路66は、モータ32E,32Wを正転駆動させてシャッターカーテン20E,20Wを閉じる。そして、採光制御部64aは、駆動回路66に開方向旋回指令を出力する。これにより、駆動回路66は、モータ32E,32Wを所定の回転数だけ正回転させて、スラット10E,10Wの可動羽100E,100Wを開方向に作動させて全開の開状態にする。これにより、建物Hの室内には、シャッターカーテン20E,20Wの開口部12E,12Wを介して日射が取り入れられる。採光制御部64aは、スラット10Sの可動羽100Sを半開状態にするとともにスラット10E,10Wを全開の開状態にすると、ステップS105に進む。

0063

ここで、太陽位置によっては、電動シャッター装置1E,1Wのスラット10E,10Wが既に開状態になっている場合がある。この場合には、ステップS104において、採光制御部64aがスラット10E,10Wを開状態に制御することを省略できることは言うまでもない。

0064

尚、日射制御の対象が電動シャッター装置1Eの場合には、電動シャッター装置1Sと同様に、採光制御部64aは、開量調整指令を駆動回路66に出力する。これにより、電動シャッター装置1Eのスラット10Eの可動羽100Eを半開状態にする。そして、採光制御部64aは、開方向旋回指令を駆動回路66に出力することにより、電動シャッター装置1S,1Wのスラット10S,10Wを全開の開状態にする。又、日射制御の対象が電動シャッター装置1Wの場合には、電動シャッター装置1Sと同様に、採光制御部64aは、開量調整指令を駆動回路66に出力する。これにより、電動シャッター装置1Wのスラット10Wの可動羽100Wを半開状態にする。そして、採光制御部64aは、開方向旋回指令を駆動回路66に出力することにより、電動シャッター装置1S,1Eのスラット10S,10Eを全開の開状態にする。

0065

ステップS105においては、採光制御部64aは、暦情報記憶部65bに記憶されている暦情報及び時刻情報に基づき、南から窓部MSへの日射が弱くなる時間であるか否かを判定する。即ち、採光制御部64aは、暦情報から取得される現在の時刻における太陽位置が、例えば、西であれば、窓部MSに差し込む日射が弱くなる時間であるため、「Yes」と判定してステップS106に進む。一方、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が、例えば、未だ南西であれば、窓部MSに差し込む日射が弱くなる時間ではないため「No」と判定し、太陽位置が西になるまでステップS105の判定処理を繰り返し実行する。

0066

尚、日射制御の対象が電動シャッター装置1Eの場合、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が南であればステップS105にて「Yes」と判定してステップS106に進む。又、日射制御の対象が電動シャッター装置1Wの場合、採光制御部64aは、現在の時刻において太陽位置が日没直前であればステップS105にて「Yes」と判定してステップS106に進む。一方、現在の時刻において太陽位置が未だ西であれば、窓部MWに差し込む日射が弱くなる時間ではないため「No」と判定し、太陽位置が日没直前になるまでステップS105の判定処理を繰り返し実行する。

0067

ステップS106においては、採光制御部64aは、電動シャッター装置1Sに対して、開閉調整モードに代えて開閉モードにより可動羽100Sを全開の開状態にする。即ち、採光制御部64aは、開閉調整指令に代えて駆動回路66に開方向旋回指令を出力する。これにより、駆動回路66は、モータ32を所定の回転数だけ正回転させて、スラット10Sの可動羽100Sを開方向に作動させて、半開状態から全開の開状態にする。これにより、建物Hの室内には、シャッターカーテン20Sの開口部12Sを介して日射が取り入れられるようになり、室内の明るさを確保することができる。

0068

採光制御部64aは、スラット10Sの可動羽100Sを全開の開状態にすると、ステップS107に進み、日射調整サブルーチンの実行を終了する。そして、採光制御部64aは、再び、図5に示す日射制御プログラムに戻り、ステップS15を実行する。

0069

尚、日射制御の対象が電動シャッター装置1Eの場合には、電動シャッター装置1Sと同様に、採光制御部64aは、開量調整指令に代えて開方向旋回指令を駆動回路66に出力することにより、スラット10Eを全開の開状態にする。又、日射制御の対象が電動シャッター装置1Wの場合には、電動シャッター装置1Sと同様に、採光制御部64aは、開量調整指令に代えて開方向旋回指令を駆動回路66に出力することにより、スラット10Wを全開の開状態にする。

0070

ここで、太陽位置によっては、電動シャッター装置1E,1Wのスラット10E,10Wが既に開状態になっている場合がある。この場合には、ステップS106において、採光制御部64aがスラット10E,10Wを開状態に制御することを省略できることは言うまでもない。

0071

再び図5の日射制御プログラムに戻り、制御部64(採光制御部64a)は、ステップS15にて、屋外が暗くなる日の入り時刻であるか否かを判定する。即ち、採光制御部64aは、暦情報記憶部65bに記憶されている暦情報に基づく日の入り時刻と、時刻情報に基づく現在の時刻と、を比較して、現在、日の入り時刻であるであれば「Yes」と判定してステップS16に進む。一方、採光制御部64aは、現在の時刻が未だ日の入り時刻前であれば「No」と判定し、現在の時刻が日の入り時刻となるまで繰り返しステップS15を実行する。

0072

ステップS16においては、制御部64(遮光制御部64b)は、電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wに対して閉モードを実行する。即ち、遮光制御部64bは、シャッターカーテン20N,20S,20E,20Wを閉じる。これにより、建物Hの建物開口である窓部MN,MS,ME,MWが閉鎖され、電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wの防犯機能が発揮される。そして、制御部64(遮光制御部64b)は、電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wに対して閉モードを実行すると、ステップS17に進み、日射制御プログラムの実行を終了する。

0073

以上の説明からも理解できるように、上記実施形態の電動シャッター装置1は、建物Hの建物開口である窓部Mの一側(天井側)から他側である下枠50(床面側)に向けて延設された案内溝40aを有するガイドレール40と、帯状の両端部が案内溝40aに係合していて案内溝40aに沿って移動可能且つ両端部を結ぶ軸線の回りに回転不能とされて案内溝40aに沿った方向にて互いに連結された複数のスラット10、及び、スラット10に連結されていて他側に当接する座板11、を含み、窓部Mを開放し又は閉鎖するシャッターカーテン20と、一側(天井側)に設けられて、シャッターカーテン20のスラット10を下枠50(床面側)から一側(天井側)に向けて移動させることによりシャッターカーテン20を巻き取るとともにスラット10を一側(天井側)から下枠50(床面側)に向けて移動させることによりシャッターカーテン20を引き出すモータ32と、モータ32を駆動させる駆動回路66を介してモータ32の作動を制御する制御装置60と、を備える。

0074

制御装置60は、建物Hが存在する存在位置(都道府県、経度及び緯度)を表す位置情報を記憶する位置情報記憶部65aと、位置情報記憶部65aに記憶された位置情報によって表される存在位置に応じて異なる太陽の日の出時刻及び日の入り時刻を表す暦情報を記憶する暦情報記憶部65bと、シャッターカーテン20の設置された設置位置を建物Hの北側、南側、東側及び西側の方位に対応させて設置位置情報として記憶する設置位置情報記憶部65cと、日の出時刻後から日の入り時刻以前までの昼間において、位置情報記憶部65aに記憶された位置情報及び暦情報記憶部65bに記憶された暦情報から取得された太陽の位置を表す太陽位置と、設置位置情報記憶部65cに記憶された設置位置情報から取得されたシャッターカーテン20の設置位置と、に応じて、シャッターカーテン20を構成する複数のスラット10の少なくとも一部を一側(天井側)であるシャッターボックス30に向けて移動させるようにモータ32を作動させてシャッターカーテン20の少なくとも一部を開き、太陽の日射を建物Hの室内に取り入れる採光状態にシャッターカーテン20を制御する採光制御部64aと、を備えるように構成される。

0075

この場合、より具体的に、スラット10は、開口部12を有する固定羽101と、固定羽101に重なるように連結されていて、隣接するスラット10が案内溝40aに沿って互いに離間する方向に相対移動することに伴って開口部12を閉じるとともにスラット10が案内溝40aに沿って互いに接近する方向に相対移動することに伴って開口部12を開く可動羽100と、を有する。

0076

これらによれば、シャッターカーテン20を巻き取り及び引き出すモータ32のみを作動させて、複数のスラット10の一部を移動させることにより少なくともシャッターカーテン20の少なくとも一部、具体的には、スラット10を構成する可動羽100を開き、開口部12を介して太陽の日射を建物の室内に取り入れる採光状態になる電動シャッター装置1において、採光制御部64aは、建物Hの室内に導入される日射を制御することができる。これにより、室内に導入される日射(日射量)を制御するために、各スラット10の角度を増減調整するために別途モータ等を備える必要がない。従って、安価な構成とされた電動シャッター装置1を用いて、室内に導入される日射を制御することができる。

0077

又、これらの場合、採光制御部64aは、設置位置情報記憶部65cに記憶された設置位置情報に基づき、建物Hの北側に設置されたシャッターカーテン20Nの全部が開くようにモータ32Nを作動させるとともに、建物の南側、東側及び西側のうちの何れかの方位に対応して設置されたシャッターカーテン20において、昼間にて暦情報記憶部65bに記憶された暦情報に基づいて太陽が位置する太陽位置がシャッターカーテン20の設置された方位(例えば、南側)となる場合、南側に設けられたシャッターカーテン20Sの一部を開くようにモータ32Sを作動させ、昼間にて太陽位置と異なる方位(例えば、東側及び西側)に設けられたシャッターカーテン20E,20Wの全部が開くようにモータ32E,32Wを作動させる。

0078

これによれば、採光制御部64aは、建物Hの北側に設置されて日射の最も弱いシャッターカーテン20Nを開モードにより作動させ、太陽位置と設置された方位が一致することによって日射が強くなる方位(例えば、南側)のシャッターカーテン20Sを開閉モードにより作動させ、未だ日射が強くない方位(例えば、東側及び西側)のシャッターカーテン20E,20Wを開モードにより作動させることができる。これにより、採光制御部64aは、室内に導入される日射を適切に制御することができるとともに、室内の明るさを良好に確保することができる。

0079

この場合、採光制御部64aは、太陽位置がシャッターカーテン20の設置された方位(例えば、南側)となる場合、南側に設けられたシャッターカーテン20Sにおける複数のスラット10の少なくとも一部を一側(天井側)又は他側である下枠50(床面側)に向けて移動させるようにモータ32Sを作動させて、シャッターカーテン20Sを介して室内に入る太陽の日射量を調整する。

0080

これによれば、採光制御部64aは、太陽位置と設置された方位が一致することによって日射が強くなる方位(例えば、南側)のシャッターカーテン20Sを開量調整モードにより作動させることができる。これにより、採光制御部64aは、室内に入る太陽の日射量を適切に調整し、過剰な日射が室内に入ることを抑制することができる。従って、例えば、夏において日射が入ることによる室温の上昇を適切に抑制することができ、効率よく室内を冷房することができる。

0081

又、これらの場合、制御装置60は、昼間において任意に設定される設定時刻として起床時刻を表す設定時刻情報を記憶する設定時刻情報記憶部65dを有しており、採光制御部64aは、設定時刻情報記憶部65dに記憶された設定時刻情報によって表される起床時刻に、シャッターカーテン20N,20S,20E,20Wを採光状態に制御する。

0082

これによれば、採光制御部64aは、住人の起床時刻に合わせて室内に直射日光(日射)を入れることができる。これにより、住人は、気持ちよく起床することができる。

0083

尚、上記実施形態においては、建物Hの室内に取り込まれる日射を制御することが効果的な夏の場合を例示して説明した。これに対して、冬の場合には、積極的に室内に日射を取り入れることによって室内の温度を高めることができる。このため、冬の場合には、上述した採光制御部64aによる開閉モード及び開閉調整モードの実行を禁止することも可能である。この場合には、採光制御部64aは、暦情報記憶部65bに記憶されたカレンダー情報に基づいて季節を冬と判定する場合、或いは、室内温度センサ62bによって検出された室温及び室外温度センサ62cによって検出された外気温に基づいて冬と判定する場合に、開閉モード及び開閉調整モードを禁止することができる。

0084

(第一変形例)
上記実施形態においては、可動羽100及び固定羽101を有し、且つ、固定羽101に開口部12の設けられた複数のスラット10から構成されるシャッターカーテン20を備えた電動シャッター装置1を用いるようにした。これに代えて、図9に示すように、複数のスラット13が連結部材14によって上下方向の遊びを有して連結され、且つ、連結部材14に開口部15の設けられたシャッターカーテン20を備えた電動シャッター装置1を用いることも可能である。

0085

この第一変形例における電動シャッター装置1においても、シャッターカーテン20は、上記実施形態及び第一変形例と同様に、帯状のスラット13の幅方向の両端部が床面側に設置された下枠50から天井側にかけて立設されるガイドレール40に係合され、案内溝40aによってガイドされる。これにより、スラット13は、案内溝40aに沿って移動可能且つ両端部を結ぶ軸線(図示省略)の回りに回転不能とされる。そして、ドラム31及びドラム31に巻き取られたスラット13(シャッターカーテン20)は、シャッターボックス30内に収容されるようになっている。

0086

この第一変形例におけるシャッターカーテン20は、図9に示すように、複数のスラット13と、下枠50(床面側)に当接する座板16と、から構成されている。これにより、この第一変形例においても、座板16が下枠50(床面側)に当接してシャッターカーテン20(電動シャッター装置1)が閉じられた場合においては、例えば、モータ32の回転がロックされて、建物Hの外部(室外)から、シャッターカーテン20をシャッターボックス30に向けて、即ち、上方に向けて持ち上げる(巻き取る)ことが不能になる。

0087

この第一変形例において、シャッターカーテン20を構成する複数のスラット13は、それぞれ、図10及び図11に示すように、上側に位置するスラット13と下側に位置するスラット13とが、連結部材14によって上下方向に遊びを有して連結される。そして、連結部材14には、複数のスリット状の孔から構成される開口部15が形成される。ここで、開口部15を有する連結部材14は、シャッターカーテン20を構成する複数の連結部材14のうち、少なくとも一つ以上設けられていれば良い。又、開口部15は、連結部材14(スラット13)の幅方向のうち、一部が開口されることによって構成されても良い。更に、開口部15は、スリット孔に金網等が設けられても良い。

0088

次に、第一変形例における電動シャッター装置1の作動を説明する。「開モード」においては、制御部64の採光制御部64aは、開指令を駆動回路66に出力することにより、モータ32が逆転駆動してシャッターカーテン20が巻き取られる。「閉モード」においては、制御部64の遮光制御部64bは、閉指令を駆動回路66に出力することにより、モータ32が正転駆動してシャッターカーテン20が引き出される。これにより、座板16が下枠50(床面側)に当接するとともに各スラット13が上下方向にて互いに接触した状態になり、電動シャッター装置1が閉じた状態になる。

0089

又、「開閉モード」においては、採光制御部64aは、上記実施形態における「開方向旋回指令」に相当する「離間指令」、又は、「閉方向旋回指令」に相当する「接近指令」を駆動回路66に出力することにより、シャッターカーテン20が閉じた状態で、モータ32が所定の回転数だけ(遊びの分だけ)逆回転して各スラット13を互いに離間させる。これにより、採光制御部64aが離間指令を出力した場合には、図10に示すように、スラット13同士が上下方向にて互いに離間して開口部15が露出する開状態になる。開状態においては、開口部15を介して室外から室内に向けて光や風の通過が可能となる。一方、採光制御部64aが接近指令を出力した場合には、図11に示すように、スラット13同士が上下方向にて互いに接触して開口部15が露出しない閉状態になる。閉状態においては、開口部15を介して室外から室内に向けて光や風の通過が遮断される。

0090

更に、「開閉調整モード」においては、採光制御部64aは、離間したスラット13同士の間隔を小さくして全開の開口部15の露出量よりも小さい露出量となるように、「開量調整指令」に相当する「間隔調整指令」を駆動回路66に出力する。これにより、開口部15の全体を露出させるようにスラット13同士が最大に離間した全開の開状態において、モータ32を所定の回転数よりも少ない回転数だけ正回転させてスラット13同士を接近させ、開口部15を開状態の露出量よりも小さい露出量となる半開状態にする。又は、スラット13同士が互いに接触した閉状態において、モータ32を所定の回転数よりも少ない回転数だけ逆回転させてスラット13同士を離間させて、開口部15を露出量の小さい半開状態にする。尚、第一変形例においては、開閉調整モードが実行された場合のシャッターカーテン20は、シャッターボックス30の側となる上部の複数のスラット13の開口部15のみが開状態、又は、開口部15の全部が半開状態になる。

0091

従って、制御部64(採光制御部64a及び遮光制御部64b)が図5に示す上記実施形態の日射制御プログラム、及び、採光制御部64aが図6に示す日射調整制御ルーチンを実行することにより、図12に示すように、第一変形例の電動シャッター装置1を用いて上記実施形態と同様に建物Hの室内に取り入れる日射を制御することができる。従って、この第一変形例においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。

0092

尚、この第一変形例においても、日射制御に伴って建物Hの南側に設置される電動シャッター装置1S、東側に設置される電動シャッター装置1E、及び、西側に設置される電動シャッター装置1Wとして区別する場合、図12に示すように、電動シャッター装置1S,1E,1Wを構成する各部材については、それぞれの符号末尾に、「S」,「E」,「W」が付される。

0093

(第二変形例)
上記実施形態及び上記第一変形例においては、電動シャッター装置1のシャッターカーテン20が開口部12、開口部15を有しており、開口部12,15を開閉することにより、建物Hの室内に取り入れられる日射を制御するようにした。

0094

これに対して、図13に示すように、スラットに開口部を有しない一般的な電動シャッター装置1であっても、室内に取り入れられる日射を制御することができる。この第二変形例における電動シャッター装置1は、複数のスラット17が連結されるとともに、窓部Mに設けられた下枠50の側に座板18が連結されてシャッターカーテン20が構成される。この第二変形例の場合、採光制御部64aは、下枠50(他側である床面側)とシャッターカーテン20を構成する座板18との間の離間距離としての隙間Kの大きさを、北側、南側、東側、西側、即ち、太陽位置に応じて調整することにより、室内に取り入れられる日射を制御することができる。

0095

従って、上記実施形態及び上記第一変形例の場合に比べて日射の制御精度が若干悪化する場合があるものの、この第二変形例においても、上記実施形態及び上記第一変形例と同等の効果が期待できる。

0096

ここで、採光制御部64aは、暦情報記憶部65bに記憶された暦情報に基づいて、現在の時刻における太陽の高度である太陽高度を取得することができる。このため、採光制御部64aは、下枠50と座板18との間の離間距離としての隙間Kを調整する場合、例えば、図14に示すように、太陽高度が高くなる夏においては隙間Kを大きくし、図15に示すように太陽高度が低くなる冬においては隙間Kを小さくすることにより、室内に進入する直射日光の進入長さLを一定にすることができる。従って、採光制御部64aは、取得した太陽高度(太陽の高度)が高い場合と低い場合とに応じて、開指令又は閉指令を駆動回路66に出力し、駆動回路66がモータ32の正転駆動又は逆転駆動させて隙間Kを増減することにより、進入長さLを一定にすることができる。このように、進入長さLを一定にすることによって、例えば、夏において建物Hの室温が高温になることが効果的に抑制されたり、進入した直射日光によって光る床面がテレビ画面に映りこむことを防止したりすることができる。

0097

本発明の実施にあたっては、上記実施形態及び上記各変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。

0098

例えば、上記実施形態及び上記各変形例においては、建物Hの北側、南側、東側、西側の窓部MN,MS,ME,MWに電動シャッター装置1N,1S,1E,1Wを設置するようにした。これに代えて、例えば、集合住宅のように、建物Hの北側、南側、東側、西側の窓部MN,MS,ME,MWの何れかにのみ電動シャッター装置1を設けることも可能である。

0099

又、上記実施形態及び上記各変形例においては、晴れて太陽に日射がある場合に電動シャッター装置1を日射制御するようにした。これに代えて、又は、加えて、採光制御部64aは、暦情報記憶部65bに記憶された気象情報に基づいて、太陽の日射が弱い曇りや太陽の日射がない雨の場合に応じて、電動シャッター装置1を日射制御することも可能である。このように日射が晴れに比べて弱い場合には、例えば、冬の場合と同様に、採光制御部64aは、開閉調整モードを実行することなく、開閉モードのみを実行することにより、室内に取り入れられる日射を良好に制御することができる。尚、気象情報に基づいて、台風等の強風により物の飛散が想定される状況においては、採光制御部64aは開閉モードも省略し、優先的に、遮光制御部64bが閉モードを実行することも可能である。

0100

1(1N,1S,1E,1W)…電動シャッター装置、10(10N,10S,10E,10W)…スラット、11…座板、12(12S,12E,12W)…開口部、13(13S,13E,13W)…スラット、14(14S,14E,14W)…連結部材、15(15S,15E,15W)…開口部、16…座板、17…スラット、18…座板、20(20N,20S,20E,20W)…シャッターカーテン、30…シャッターボックス、31…ドラム、32…モータ、40…ガイドレール、40a…案内溝、50…下枠、60…制御装置、61…操作部、61a…開スイッチ、61b…停止スイッチ、61c…閉スイッチ、61d…設定入力スイッチ、62…検出部、62a…当接検知センサ、62b…室内温度センサ、62c…室外温度センサ、63…外部通信部、64…制御部、64a…採光制御部、64b…遮光制御部、65…記憶部、65a…位置情報記憶部、65b…暦情報記憶部、65c…設置位置情報記憶部、65d…設定時刻情報記憶部、66…駆動回路、100(100S,100E,100W)…可動羽、100a…下前フック、100b…上前フック、100c…中前フック、101…固定羽、101a…上後フック、101b…下後フック、101c…突起、H…建物、K…隙間(離間距離)、M(MN,MS,ME,MW)…窓部、x…先端部、y…当接面

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