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技術 自動車用内装部品

出願人 河西工業株式会社
発明者 吉原裕二小暮哲久
出願日 2017年11月10日 (2年7ヶ月経過) 出願番号 2017-217206
公開日 2019年6月6日 (1年0ヶ月経過) 公開番号 2019-085075
状態 未査定
技術分野 車両用シートベルト
主要キーワード 外周円弧面 挿入軌跡 支持部材付近 初期挿入 金属クリップ 挿入角度 ベルトタング ラゲッジルーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月6日)のものです。
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図面 (8)

課題

ベルトタング挿入ガイド付近での樹脂ヒケによるトリム本体の外観不良を生じさせることなく、その挿入ガイドの剛性を高めることで、ベルトタングの挿入不良を防止するのに好適な自動車用内装部品を提供する。

解決手段

自動車用内装部品1はベルトタング固定部4を具備し、ベルトタング固定部はベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTを着脱可能に係止する金属クリップ6と、金属クリップを支持する支持部材7と、金属クリップの上に配置されるプレート部材8と、を備え、プレート部材は、支持部材付近ヒンジ9を介して折り曲げ可能に一体成形されるとともに、該ヒンジでの折り曲げによって金属クリップの上に被さる形態で配置される構造、および、その配置の状態においてベルトタング挿入口からのベルトタングの挿入をガイドする挿入ガイド10を具備する構造になっている。

概要

背景

従来、自動車シートベルトはその先端部にベルトタングを備えている(例えば、特許文献1を参照)。また、シートベルト未使用時にこの種のベルトタングを所定位置に固定する手段としてベルトタング固定部を備えた自動車用内装部品も知られている。

図7は、従来の自動車内装部品(具体的には、車両ラゲッジルームの側面に配置されるラゲッジサイドトリム)におけるベルトタング固定部の断面図である。

図7を参照すると、従来の自動車用内装部品100は、樹脂により所要の形状に成形されたトリム本体2と、トリム本体2に開設されたベルトタング挿入口3と、ベルトタング挿入口3に挿入されたシートベルトSのベルトタングTを固定するベルトタング固定部4と、を具備している。

ところで、従来の自動車用内装部品100におけるベルトタング固定部4は、ベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTを着脱可能に係止する金属クリップ6と、金属クリップ6を支持する支持部材7と、ベルトタングTの挿入をガイドする挿入ガイド10を備えており、かかる挿入ガイド10は、トリム本体2の上壁22裏面にリブGRを一体成形した構造になっている。

しかしながら、先に説明した従来の自動車用内装部品100では、挿入ガイド10の具体的な構造として、前述の通り、トリム本体2の上壁22裏面にリブGRを一体成形した構造を採用している。このため、加熱溶融した樹脂を用いて金型でトリム本体2を成形する際に、挿入ガイド10付近での樹脂のヒケによるトリム本体2の外観不良が生じ易いという問題点がある。

前記のような外観不良の問題点を解決する手段として、リブGRを薄くする方法が考えられる。しかし、その方法では、リブGRが薄くなることでリブGRの剛性が低下し、リブGRでベルトタングTをガイドする際の摩擦抵抗力等によって、リブGRが折れるなどの破損が生じ、ベルトタングTの挿入軌跡が金属クリップ6の外側にずれてしまい、金属クリップ6を狙ってベルトタングTを挿入できないなど、ベルトタングの挿入不良が発生し易いという問題点がある。

概要

ベルトタングの挿入ガイド付近での樹脂のヒケによるトリム本体の外観不良を生じさせることなく、その挿入ガイドの剛性を高めることで、ベルトタングの挿入不良を防止するのに好適な自動車用内装部品を提供する。自動車用内装部品1はベルトタング固定部4を具備し、ベルトタング固定部はベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTを着脱可能に係止する金属クリップ6と、金属クリップを支持する支持部材7と、金属クリップの上に配置されるプレート部材8と、を備え、プレート部材は、支持部材付近ヒンジ9を介して折り曲げ可能に一体成形されるとともに、該ヒンジでの折り曲げによって金属クリップの上に被さる形態で配置される構造、および、その配置の状態においてベルトタング挿入口からのベルトタングの挿入をガイドする挿入ガイド10を具備する構造になっている。

目的

本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ベルトタングの挿入ガイド付近での樹脂のヒケによるトリム本体の外観不良を生じさせることなく、その挿入ガイドの剛性を高めることで、ベルトタングの挿入不良を防止するのに好適な自動車用内装部品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

樹脂により所要の形状に成形されたトリム本体と、前記トリム本体に開設されたベルトタング挿入口と、前記ベルトタング挿入口に挿入されたシートベルトのベルトタングを固定するベルトタング固定部と、を具備する自動車用内装部品であって、前記ベルトタング固定部は、前記ベルトタング挿入口に挿入された前記ベルトタングを着脱可能に係止するクリップと、前記クリップを支持する支持部材と、前記クリップの上に配置されるプレート部材と、を備え、前記プレート部材は、前記支持部材付近ヒンジを介して折り曲げ可能に一体成形されていること、該ヒンジでの折り曲げによって前記クリップの上に被さる形態で配置されること、および、その配置の状態において前記ベルトタング挿入口からの前記ベルトタングの挿入をガイドする挿入ガイドを具備することを特徴とする自動車用内装部品。

請求項2

前記挿入ガイドは、前記ベルトタングの車両左右方向をガイドする第1のガイド部と、前記ベルトタングの車両前後方向をガイドする第2のガイド部と、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。

請求項3

前記第1のガイド部は、前記ベルトタング挿入口に挿入された前記ベルトタングから見て、該ベルトタングTの表面と対向する側に位置し、かつ、該ベルトタングの車両前後方向に延びた形態になっている外周円弧面形状のガイド凸部と、前記ガイド凸部から前記ベルトタングの挿入方向に沿って前記クリップの先端付近まで延びた形態になっている第1のガイドリブと、からなることを特徴とする請求項2に記載の自動車用内装部品。

請求項4

前記第2のガイド部は、前記ベルトタング挿入口から挿入された前記ベルトタングから見て、該ベルトタングの車両前後方向両側に位置する第2のガイドリブからなることを特徴とする請求項2に記載の自動車用内装部品。

技術分野

0001

本発明は、シートベルトベルトタングを固定する手段としてベルトタング固定部を備えたラゲッジサイドトリムのような自動車用内装部品に関するものであって、特に、ベルトタングの挿入ガイド付近での樹脂ヒケによるトリム本体の外観不良を生じさせることなく、その挿入ガイドの剛性を高めることで、ベルトタングの挿入不良を防止するのに好適なものである。

背景技術

0002

従来、自動車のシートベルトはその先端部にベルトタングを備えている(例えば、特許文献1を参照)。また、シートベルト未使用時にこの種のベルトタングを所定位置に固定する手段としてベルトタング固定部を備えた自動車用内装部品も知られている。

0003

図7は、従来の自動車内装部品(具体的には、車両ラゲッジルームの側面に配置されるラゲッジサイドトリム)におけるベルトタング固定部の断面図である。

0004

図7を参照すると、従来の自動車用内装部品100は、樹脂により所要の形状に成形されたトリム本体2と、トリム本体2に開設されたベルトタング挿入口3と、ベルトタング挿入口3に挿入されたシートベルトSのベルトタングTを固定するベルトタング固定部4と、を具備している。

0005

ところで、従来の自動車用内装部品100におけるベルトタング固定部4は、ベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTを着脱可能に係止する金属クリップ6と、金属クリップ6を支持する支持部材7と、ベルトタングTの挿入をガイドする挿入ガイド10を備えており、かかる挿入ガイド10は、トリム本体2の上壁22裏面にリブGRを一体成形した構造になっている。

0006

しかしながら、先に説明した従来の自動車用内装部品100では、挿入ガイド10の具体的な構造として、前述の通り、トリム本体2の上壁22裏面にリブGRを一体成形した構造を採用している。このため、加熱溶融した樹脂を用いて金型でトリム本体2を成形する際に、挿入ガイド10付近での樹脂のヒケによるトリム本体2の外観不良が生じ易いという問題点がある。

0007

前記のような外観不良の問題点を解決する手段として、リブGRを薄くする方法が考えられる。しかし、その方法では、リブGRが薄くなることでリブGRの剛性が低下し、リブGRでベルトタングTをガイドする際の摩擦抵抗力等によって、リブGRが折れるなどの破損が生じ、ベルトタングTの挿入軌跡が金属クリップ6の外側にずれてしまい、金属クリップ6を狙ってベルトタングTを挿入できないなど、ベルトタングの挿入不良が発生し易いという問題点がある。

先行技術

0008

特開2005−75257号公報

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ベルトタングの挿入ガイド付近での樹脂のヒケによるトリム本体の外観不良を生じさせることなく、その挿入ガイドの剛性を高めることで、ベルトタングの挿入不良を防止するのに好適な自動車用内装部品を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

前記目的を達成するために、本発明は、樹脂により所要の形状に成形されたトリム本体と、前記トリム本体に開設されたベルトタング挿入口と、前記ベルトタング挿入口に挿入されたシートベルトのベルトタングを固定するベルトタング固定部と、を具備する自動車用内装部品であって、前記ベルトタング固定部は、前記ベルトタング挿入口に挿入された前記ベルトタングを着脱可能に係止するクリップと、前記クリップを支持する支持部材と、前記クリップの上に配置されるプレート部材と、を備え、前記プレート部材は、前記支持部材付近ヒンジを介して折り曲げ可能に一体成形されていること、該ヒンジでの折り曲げによって前記クリップの上に被さる形態で配置されること、および、その配置の状態において前記ベルトタング挿入口からの前記ベルトタングの挿入をガイドする挿入ガイドを具備することを特徴とする。

0011

前記本発明において、前記挿入ガイドは、前記ベルトタングの車両左右方向をガイドする第1のガイド部と、前記ベルトタングの車両前後方向をガイドする第2のガイド部と、を備えてなることを特徴としてもよい。

0012

前記本発明において、前記第1のガイド部は、前記ベルトタング挿入口に挿入された前記ベルトタングから見て、該ベルトタングの表面と対向する側に位置し、かつ、該ベルトタングの車両前後方向に延びた形態になっている外周円弧面形状のガイド凸部と、前記ガイド凸部から前記ベルトタングの挿入方向に沿って前記クリップの先端付近まで延びた形態になっている第1のガイドリブと、からなることを特徴としてもよい。

0013

前記本発明において、前記第2のガイド部は、前記ベルトタング挿入口から挿入された前記ベルトタングから見て、該ベルトタングの車両前後方向両側に位置する第2のガイドリブからなることを特徴としてもよい。

発明の効果

0014

本発明では、自動車用内装部品におけるベルトタング固定部の具体的な構成として、前記の通り、トリム本体とは別部品としてプレート部材を設け、このプレート部材に挿入ガイドを設定し、かかる挿入ガイドによってベルトタング挿入口からのベルトタングの挿入をガイドできるように構成した。このため、前述のプレート部材はトリム本体とは別部品であるから、プレート部材に対してどのような形状、厚さの挿入ガイドを設定しても、挿入ガイド付近での樹脂のヒケによるトリム本体の外観不良が生じることはないから、ベルトタングの挿入ガイドとして比較的厚くて強固なガイドリブを採用できる等、かかる挿入ガイドの剛性を従来以上に高めることができる自動車用内装部品を提供し得る。

図面の簡単な説明

0015

本発明を適用した自動車用内装部品の模式正面図。
図1のA矢視拡大断面図(ベルトタング非挿入時)。
図1のA矢視拡大断面図(ベルトタング挿入時)
ベルトタング固定部の拡大正面図(プレート部材を金属クリップの上に被せる前)
(a)はベルトタング固定部の拡大断面図(プレート部材を金属クリップの上に被せる前)、(b)はベルトタング固定部の拡大断面図(プレート部材を金属クリップの上に被せた後)
ベルトタング固定部の拡大正面図(プレート部材を金属クリップの上に被せる前にベルトタングを試験的に挿入した状態)
従来の自動車内装部品におけるベルトタング固定部の断面図。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。

0017

図1は本発明を適用した自動車用内装部品の模式正面図、図2図1のA矢視拡大断面図(ベルトタング非挿入時)、図3図1のA矢視拡大断面図(ベルトタング挿入時)、図4はベルトタング固定部の拡大正面図(プレート部材を金属クリップの上に被せる前)、図5(a)はベルトタング固定部の拡大断面図(プレート部材を金属クリップの上に被せる前の状態)、図5(b)はベルトタング固定部の拡大断面図(プレート部材を金属クリップの上に被せた後の状態)、図6はベルトタング固定部の拡大正面図(プレート部材を金属クリップの上に被せる前にベルトタングを試験的に挿入した状態)である。

0018

図1を参照すると、同図の自動車用内装部品1(以下「本実施形態の自動車用内装部品1」という)は、ラゲッジサイドトリムとして車両ラゲッジルーム内の側面(具体的には図示しない車体パネル室内面)に取り付けられる部品であって、その具体的な構造として、樹脂により所要の形状に成形されたトリム本体2と、トリム本体2に開設されたベルトタング挿入口3と、ベルトタング挿入口3に挿入されたシートベルトSのベルトタングTを固定するベルトタング固定部4と、を備えている。

0019

また、本実施形態の自動車用内装部品1は、トリム本体2の補強などを目的として、トリム本体2の上部裏面に樹脂フレーム部品5を取り付けてある。

0020

図2および図3を参照すると、トリム本体2は、車両ラゲッジルームの上下方向に立設した形態で配置される立壁21と、この立壁21の上縁から横方向(具体的には、図示しない車体パネルの方向)に伸びた上壁22と、を備えている。前述の樹脂フレーム部品5は上壁22付近に取り付けてある。

0021

ベルトタング挿入口3は、トリム本体2の上部(具体的には、上壁22)を上下方向に貫通した形態になっている。なお、ベルトタング挿入口3の開口幅開口長は、ベルトタングTの厚みや幅寸法に応じて適宜変更される。

0022

ベルトタング固定部4は、ベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTを着脱可能に係止する金属クリップ6と、金属クリップ6を支持する支持部材7と、金属クリップ6の上に配置されるプレート部材8と、を備えている。

0023

金属クリップ6は、ばね材をU字形状に折り曲げた形態、および、そのU字形状の一端側が取付け部61として二股分岐した形態、ならびに、そのU字形状の他端側が引っ掛かり部62として“く”の字の形状に折れ曲がった形態になっている。そして、図6に示したように、引っ掛かり部62がベルトタングTの係合穴Hの中に入り込む形態で引っ掛かり係合することにより、金属クリップ6はベルトタングTを着脱可能に係止する構造になっている。

0024

支持部材7の具体的な構成例として、本実施形態の自動車用内装部品1では、樹脂フレーム部品5を利用する構成を採用している。すなわち、本実施形態の自動車用内装部品1においては、樹脂フレーム部品5の一面(具体的には、トリム本体2の縦壁21と対向する面)に所定深さの凹部51を設けるとともに、かかる凹部51の底壁51Aを支持部材7として設定し、かかる支持部材7(凹部51の底壁51A)に金属クリップ6の取付け部61(二股に分岐した形態の部分)を嵌め込むことにより、金属クリップ6はベルトタング挿入口3下方の所定位置に位置決めされた状態で支持されるように構成してある。

0025

図5(a)(b)を参照すると、プレート部材8は、支持部材7(具体的には、樹脂フレーム部品5における凹部51の縦壁51A)付近にヒンジ9を介して折り曲げ可能に一体成形されている。また、このプレート部材8は、ヒンジ9での折り曲げによって金属クリップ6の上に被さる形態で配置されるとともに、そのような配置の状態においてベルトタング挿入口3からのベルトタングTの挿入をガイドする挿入ガイド10を具備している。

0026

図4を参照すると、挿入ガイド10の具体的な構成例として、本実施形態の自動車用内装部品1では、挿入ガイド10は、ベルトタングTの車両左右方向L1(図2または図3参照)をガイドする第1のガイド部101と、ベルトタングTの車両前後方向L2をガイドする第2のガイド部102と、を備える構成を採用している。なお、本実施形態の自動車用内装部品1の場合、ベルトタングTの車両左右方向L1はベルトタングTの厚さ方向に一致し、ベルトタングTの車両前後方向L2は、ベルトタングTの幅方向と一致している。

0027

第1のガイド部101は、2つのガイド手段、具体的には(1)ベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTから見て、該ベルトタングTの表面と対向する側に位置し、かつ、該ベルトタングTの車両前後方向L2に延びた形態になっている外周円弧面形状のガイド凸部101Aと、(2)ガイド凸部101AからベルトタングTの挿入方向に沿って金属クリップ6の先端付近まで延びた形態になっている第1のガイドリブ101Bと、を備えている。

0028

前述のガイド凸部101Aと第1のガイドリブ101Bは、その構造上、ガイド手段として機能する時期(タイミング)が異なる。すなわち、ガイド凸部101Aは、主に、ベルトタングTの先端がベルトタング挿入口3に挿入された直後に、ベルトタングTの車両左右方向L1をガイドする手段として機能する。一方、第1のガイドリブ101Bは、主に、ベルトタングTの先端がガイド凸部101Aを超えた付近から金属クリップ6の先端付近に到達する直前までの間において、ベルトタングTの車両左右方向L1をガイドする手段として機能する。

0029

第2のガイド部102は、ベルトタング挿入口3から挿入されたベルトタングTから見て、ベルトタングTの車両前後方向L2両側に位置する第2のガイドリブ102A、102Aからなり、第2のガイドリブ102A、102A間にベルトタングTが位置するように配置される構造になっている。

0030

本実施形態の自動車用内装部品1においては、ヒンジ9の具体的な構成として、支持部材7(具体的には、樹脂フレーム部品5)とプレート部材8とを一対の帯体91、91で連結し、かつ、それぞれの帯体91、91の一部に形成された薄肉部92を基点として、帯体91、91全体がU字状に屈曲する構成を採用しているが、これ以外の構成をヒンジ9として採用してもよい。

0031

また、本実施形態の自動車用内装部品1では、プレート部材8の両側に爪11をそれぞれ設定し、各爪11に対応する穴12を樹脂フレーム部品5に形成してあり、前述のようにヒンジ9を介して折り曲げられたプレート部材8は、前記爪11と前記穴12とが係合することで、樹脂フレーム部品5に対して固定される。なお、このような爪11と穴12の係合とは別の方式によって、樹脂フレーム部品5に対するプレート部材8の固定を行うことも可能である。

0032

以上のように構成された本実施形態の自動車用内装部品1は、前述の通り、ラゲッジサイドトリムとして車両ラゲッジルーム内の側面(具体的には図示しない車体パネルの室内面)に取り付けられる。このように取り付けられた状態において、ベルトタング挿入口3は、車両の天井方向を向いて開口した状態になっている。そして、シートベルトSを使用しないときは、そのシートベルトTのベルトタングTをベルトタング挿入口3に挿入することができる。

0033

ところで、ベルトタングTをベルトタング挿入口3に挿入するときに、ベルトタングを挿入する者(以下「利用者」という)の手振れ等によって、ベルトタングTが斜めに傾いて挿入されてしまい(以下「ベルトタングTの斜め初期挿入事例」という)、それによってベルトタングTの先端部の延長線上に金属クリップ6が位置しない状態となる場合もあり得る。

0034

前記のようなベルトタングTの斜め初期挿入事例が発生した場合は、挿入されたベルトタングTの先端部がガイド凸部101Aの外周円弧面に当接し、かつ、ガイド凸部101Aの根元付近からその頂点付近に向かってベルトタングTの先端部が滑り移動することにより、当該ベルトタングTの先端部の延長線上に金属クリップ6が位置する状態となるよう、ベルトタングTの挿入角度修正される。

0035

つまり、本実施形態の自動車用内装部品1によると、ガイド凸部101AによってベルトタングTの先端部は金属クリップ6方向を向くように自動的に姿勢制御されるから、前記のようなベルトタングTの斜め初期挿入事例が発生した場合でも、ベルトタングTの挿入不良が生じることはなく、ベルトタングTの係合穴Hと金属クリップ6の引っ掛かり部62との引っ掛かり係合は確実に行われる。

0036

また、ベルトタングTの先端部がガイド凸部101Aの頂点付近を越えた付近から利用者の手振れ等によって、ベルトタングTの挿入角度が変化しようとする場合もある。この場合には、挿入されたベルトタングTの先端部が第1のガイドリブ101Bに当接することで、そのようなベルトタングTの挿入角度の変化は抑制・禁止され、ベルトタングTの先端部は金属クリップ6方向を向くように自動的に姿勢制御されるから、ベルトタングTの先端部の延長線上に金属クリップ6が位置する状態は維持され、ベルトタングTの挿入不良が生じることはなく、ベルトタングTの係合穴Hと金属クリップ6の引っ掛かり部62との引っ掛かり係合は確実に行われる。

0037

以上説明した本実施形態の自動車用内装部品1では、ベルトタング固定部4の具体的な構成として、前記の通り、トリム本体2とは別部品としてプレート部材8を設け、このプレート部材8に挿入ガイド10を設定し、かかる挿入ガイド10によってベルトタング挿入口3からのベルトタングTの挿入をガイドできるように構成した。このため、前述のプレート部材8はトリム本体2とは別部品であるから、プレート部材8に対してどのような形状、厚さの挿入ガイド10を設定しても、挿入ガイド10付近での樹脂のヒケによるトリム本体2の外観不良が生じることはない。したがって、ベルトタングTの挿入ガイド10として比較的厚くて強固なガイド凸部101A、第1のガイドリブ101B、第2のガイドリブ102Aを採用できる等、かかる挿入ガイド10の剛性を従来以上に高めることができ、ベルトタング挿入口3からベルトタング固定部4へのベルトタングTの挿入不良を効果的に防止することができる。

0038

本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により多くの変形が可能である。

0039

例えば、前述の実施形態では、支持部材7の具体的な構成例として、樹脂フレーム部品5を利用する構成を採用したが、これに限定されることはなく、樹脂フレーム部品5以外の部品を利用して支持部材7を構成してもよい。

0040

また、前述の実施形態では、自動車用内装部品1の一例としてラゲッジサイドトリムを挙げ、これに本発明を適用した構成について説明したが、本発明はラゲッジサイドトリム以外の自動車用内装部品でベルトタング固定部を備えるものについて適用することができる。

0041

前述の実施形態では、ベルトタング挿入口3に挿入されたベルトタングTを着脱可能に係止する手段として、金属クリップ6を採用したが、これに限定されることはなく、金属以外の素材で形成したクリップをそのような係止の手段として採用してもよい。

0042

1自動車用内装部品
2トリム本体
21立壁
22上壁
3ベルトタング挿入口
4 ベルトタング固定部
5樹脂フレーム部品
51 凹部
51A底壁
6金属クリップ
61取付け部
62引っ掛かり部
7支持部材
8プレート部材
9ヒンジ
91帯体
92薄肉部
10挿入ガイド
101 第1のガイド部
101A ガイド凸部
101B 第1のガイドリブ
102 第2のガイド部
102A 第2のガイドリブ
11 爪
12 穴
L1 ベルトタングの車両左右方向
L2 ベルトタングの車両前後方向
Sシートベルト
T ベルトタング
H 係合穴

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