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技術 遊技場用管理システム

出願人 ダイコク電機株式会社
発明者 川原雅輝後藤賢也生田和俊野坂利之向山幸治
出願日 2017年11月1日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2017-211741
公開日 2019年6月6日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2019-083837
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 仮想ポイント 対策対象 初期ポイント 案内表示領域 カメラ窓 対象者データ 未挿入状態 加算条件
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月6日)のものです。
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図面 (8)

課題

依存症対策としての遊技制限を実施する場合であっても、遊技者が少しでも楽しく取り組めるような遊技場用管理システムを提供する。

解決手段

コンピュータゲームでは一般的なライフポイントに基づいて遊技の制限が行われるため、遊技者はライフポイント数を調整するというコンピュータゲーム的な楽しみを感じながら、遊技に対するのめり込みを抑制することができる。

概要

背景

近年、ギャンブル依存症が大きく問題視されており、各遊技場はその対策として様々な手段を講じようとしているところである。例えば特許文献1には、遊技者使用金額消費金額)が一定額に達した時点で強制的に遊技を止めさせることが記載されている。しかしながら、遊技を強制的に中止させて帰宅させることは遊技者にとって非常に厳しい措置であることから遊技者の気分を著しく害する結果となり、遊技者の前向きな取り組み姿勢をかえって阻害してしまうのではないかという懸念があった。

概要

依存症対策としての遊技制限を実施する場合であっても、遊技者が少しでも楽しく取り組めるような遊技場用管理システムを提供する。コンピュータゲームでは一般的なライフポイントに基づいて遊技の制限が行われるため、遊技者はライフポイント数を調整するというコンピュータゲーム的な楽しみを感じながら、遊技に対するのめり込みを抑制することができる。

目的

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、依存症対策としての遊技制限を実施する場合であっても、遊技者が少しでも楽しく取り組めるような遊技場用管理システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の遊技機が設置された遊技場に設けられ、各遊技者遊技状況を管理する遊技場用管理システムにおいて、各遊技者に対応付けて、当該遊技者の遊技状況に応じて加算及び減算されるライフポイント数を記憶するライフポイント数記憶手段と、前記ライフポイント数が所定の遊技制限範囲に含まれるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記ライフポイント数が遊技制限範囲に含まれると判定されたときに、当該遊技者による遊技を制限する制限手段と、前記ライフポイント数を遊技者に対して表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。

請求項2

前記ライフポイント数は、遊技を中止した時間が所定時間に達したときに加算されるとともに、遊技で消費した金額が所定額に達したときに減算されることを特徴とする請求項1に記載した遊技場用管理システム。

技術分野

0001

本発明は、遊技場用管理システムに関する。

背景技術

0002

近年、ギャンブル依存症が大きく問題視されており、各遊技場はその対策として様々な手段を講じようとしているところである。例えば特許文献1には、遊技者使用金額消費金額)が一定額に達した時点で強制的に遊技を止めさせることが記載されている。しかしながら、遊技を強制的に中止させて帰宅させることは遊技者にとって非常に厳しい措置であることから遊技者の気分を著しく害する結果となり、遊技者の前向きな取り組み姿勢をかえって阻害してしまうのではないかという懸念があった。

先行技術

0003

特開2008−21106号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、依存症対策としての遊技制限を実施する場合であっても、遊技者が少しでも楽しく取り組めるような遊技場用管理システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

コンピュータゲームでは一般的なライフポイントに基づいて遊技の制限が行われるため、遊技者はライフポイント数を調整するというコンピュータゲーム的な楽しみを感じながら、遊技に対するのめり込みを抑制することができる。この場合、遊技での消費金額が所定額に達したときにライフポイントを減算し、遊技をある程度の時間中止したときにライフポイントを加算することによって、消費金額がある程度増加したタイミングで一旦冷静な状態に戻り、遊技の経緯を省みる機会を遊技者に与えることができる。

図面の簡単な説明

0006

本発明の一実施形態を示す全体構成図
遊技機とともに示す計数貸出ユニットの正面図
計数貸出ユニットを中心に示す機能ブロック
(a)は会員属性データ、(b)は依存症対策対象者データ、(c)は会員所有価値データ、を示す説明図
(a)は会員遊技履歴データ、(b)は会員遊技集計データ、を示す説明図
ライフポイント数に係る処理の流れを示す図
(a)は、計数貸出ユニットの表示部における会員カード挿入時の画面、(b)は、ライフポイント数が0の時のゼロ画面を示す図

実施例

0007

以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、遊技場用管理システムの全体構成を示している。遊技場内には、複数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して計数貸出ユニット2及び遊技情報表示装置3が夫々付設されている。遊技機1、計数貸出ユニット2及び遊技情報表示装置3は、2台ずつ中継装置4に接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6に接続されている。

0008

また、遊技場内には、精算装置7や景品交換端末(以下、POS)8も設置されており、これら精算装置7やPOS8もLAN5を介して管理装置6と接続されている。精算装置7は、一般カードや会員カード(図3に符号9,10で示す)がカード挿入口7aに挿入されると、図示しないカードリーダライタカード9,10を読取って入金残高を特定し、その入金残高に対応する紙幣硬貨返却口7bから払い戻す返却処理を行う。POS8は、付属するカード処理機8aでカード9,10を読取って遊技価値持玉数貯玉数)を特定し、その遊技価値に基づき景品交換処理を行う。尚、持玉とは当日中に計数した玉であり、貯玉とは前日以前に計数した玉である。

0009

管理装置6は、遊技場内の例えば事務所等に設置されており、モニタ6m、キーボード6k等が接続されている。管理装置6は、遊技機1、計数貸出ユニット2、遊技情報表示装置3等、上記した各種機器から出力される遊技データを入力することで、各種機器の稼動稼働状況会員登録された会員毎個人データ等を管理する。尚、図1では図示を省略したが、同図のパチンコ機の他、所謂スロットマシンも含めて例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。

0010

図2に示すように、遊技機1はCRパチンコ機であり、盤面11に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル12、上部受皿13、下部受皿14を有するとともに、盤面11に、液晶表示部15、始動口16、大入賞口17を有する。また、遊技機1における上部受皿13の上面には、左右に並ぶ貸出ボタン13aと返却ボタン13bを有する。

0011

遊技者が操作ハンドル12を操作すると、玉が盤面11に発射され、その玉が始動口16に入賞すると、その入賞に応じた数の玉を払出したり大当たり抽選を行ったりする。大当たり抽選では、液晶表示部15において所謂特別図柄(特図)による図柄変動を実行し、停止表示された図柄が大当たり図柄の場合に大当たりが発生する。大当たりが発生すると、例えば15ラウンド分だけ大入賞口17を開放する。

0012

遊技機1からは遊技の実行に応じて以下の信号が管理装置6側へ送信される。
・打込信号:遊技機1に対して打込まれた玉数遊技媒体の数)を示す信号。
払出信号:遊技機1から払い出された玉数を示す信号。
大当たり信号大当たり状態が発生したことを示す信号。
スタート信号:大当たりの発生契機となる電動役物が作動(図柄変動)したことを示す信号。

0013

計数貸出ユニット2は、各遊技機1に対応して設けられ、所謂各台計数機能を備える。具体的には図2に示すように、計数貸出ユニット2は、現在の運用状態(例えば正常状態エラー状態等)を示す状態表示部21、紙幣が投入される紙幣投入口22、周知のCMOSセンサCCDセンサ等の撮像素子を含むカメラ23(図2では前面のカメラ窓23aのみ図示)、遊技の進行に伴って図柄変動回数スタート回数)や大当たり確率等の情報を表示するタッチパネル式の液晶表示部24、1単位分(単位付与数)の玉を払い出すための払出ボタン25、払出された玉が通過する払出ノズル26、一般カード9或は会員カード10が挿入されるカード挿入口28、遊技機1の下部受皿14の下方に位置する着脱可能な計数受皿29等を備えている。

0014

図3の機能ブロック図は、計数貸出ユニット2の構成を中心に示している。計数貸出ユニット2の制御部20は、CPU20a、ROM20b、RAM20c、I/O20d等を有するマイクロコンピュータ主体に構成されている。制御部20に接続された周辺部としては、上記した状態表示部21、液晶表示部24、払出ボタン25を含むとともに、管理装置6や遊技機1との間で各種信号や各種情報送受信するI/F部20e、紙幣投入口22に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部22a、液晶表示部24上に設けられたタッチパネル24a、カード挿入口28に挿入されたカード9,10に記憶されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードRW(リーダライタ)28a、最大10枚の一般カード9をストック可能なカードストック部28b、払出ボタン25が操作されたときに、1度数分の玉を払出ノズル26から払い出す払出部25a、計数受皿29から流入する玉数を計数する計数部29a等を含む。これに対し、カメラ23は、制御部20に接続されることなく、図1に示すように4台ずつ画像処理装置30と接続されている。画像処理装置30は、LAN5を介して管理装置6に接続されている。

0015

一般カード9は、当日限り有効なカードであり、ICチップ9aが内蔵されている。ICチップ9aには、カードを特定可能な一般IDが記憶されているとともに、計数貸出ユニット2に入金された入金残高や持玉数が記憶される。この一般カード9の持玉数は当日のみ有効で、入金残高は翌日以降も利用可能とされている。

0016

会員カード10は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なカードであり、ICチップ10aが内蔵されている。ICチップ10aには、会員登録を行った遊技者を特定可能な会員IDが記憶されているとともに入金残高が記憶される。会員カード10に対応する持玉数や貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。この会員カード10の持玉数、貯玉数、並びに入金残高は、翌日以降も利用可能とされている。

0017

計数貸出ユニット2は、以下に示す機能を備えている。
(1)カード9,10の未挿入状態で紙幣投入口22へ投入された紙幣を受付けると(貨幣受付処理を行うと)、カードストック部28bに収納している一般カード9をカードRW28aへ繰り出して、その入金金額(1000円単位)を記憶するとともに、当該入金金額(入金残高)を液晶表示部24に表示する。このとき、1度数(500円)は、貸出単価が4円のパチンコ機では125玉であるから、入金残高に相当する度数を液晶表示部24に表示してもよい。

0018

(2)遊技機1の貸出ボタン13aの操作(貸出操作)に応じて入金残高の範囲内で1度数に相当する玉を遊技機1内部の払出機構から貸し出す貸出処理を行う。
(3)遊技機1の下部受皿14から落下して計数受皿29で受けられた玉が計数部29aに流入することで玉を計数し、その計数した玉数である計数玉数を液晶表示部24に表示する。

0019

(4)払出ボタン25の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員遊技者の場合)の範囲内で1度数ずつ前記払出機構から払い出す。
(5)遊技機1の返却ボタン13bの操作に応じて入金残高及び持玉数をカード挿入口28に挿入されている一般カード9に記憶して発行する。会員カード10が挿入されている場合は、入金残高を会員カード10に記憶して発行する。カード挿入口28に何れのカード9,10も挿入されていない場合は、カードストック部28bにストックしている一般カード9を図示しない記録媒体移動手段によりカードRW28aに繰出して、そのカード9に入金残高及び持玉数を記憶して発行する。

0020

また、入金残高及び持玉数が何れも「0」となった場合は、カードRW28aにセットされた一般カード9を記録媒体移動手段によりカードストック部28bに回収する。尚、カードストック部28bのカード9が無くなったとき、状態表示部21において、エラー状態を表し、従業員によりカード9が挿入口28から補充されると正常状態に復帰する。

0021

(6)一般カード9が挿入口28に挿入された場合、一般カード9に記憶されている入金残高及び持玉数をカードRW28aにより読出して液晶表示部24に表示する。
会員カード10が挿入口28に挿入された場合、会員カード10に記憶されている入金残高を読出して液晶表示部24に表示するとともに持玉数を管理装置6から受信して表示し、又、暗証番号の入力を条件として貯玉数を管理装置6から受信して表示する。

0022

計数貸出ユニット2の制御部20(以下、適宜「計数貸出ユニット2」と略す)は、上記した機能の他、以下の信号を管理装置6側へ送信する機能を有する。
売上信号:玉の貸出しに伴い使用された使用金額(消費金額)を示す信号。

0023

・貯玉払出信号:会員カード10で貯玉を使用する場合に、払い出された貯玉数を示す信号。
カード発行信号:上記したカード9,10の発行処理(返却処理)を行う場合に、該当するカード9,10に記憶される入金残高や持玉数を示す信号。

0024

計数貸出ユニット2のカメラ23は、所定周期毎に(例えば4秒毎に)撮像し、その撮像した画像を画像処理装置30に送信する。カメラ23の撮像視野は、遊技者が遊技機1に対して正対している状態で当該遊技者の顔を含む領域となるように設定されている。

0025

画像処理装置30は、4台のカメラ23から送信される各画像を1秒間隔で取込み、その取込んだ画像を分析することにより、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、顔画像が存在すると判定すると、その顔画像を管理装置6に送信する。この点、カメラ23から送信される画像に遊技者が含まれていても、その遊技者が例えば不自然な方向を向く等して不自然な姿勢で遊技していれば、画像処理装置30により顔画像を認識できないため、その画像を管理装置6に送信しない場合がある。

0026

尚、画像処理装置30から顔画像を受信した管理装置6は、同一人物判定及び要注意人物判定を行う。同一人物判定では、受信した顔画像に対して例えば特徴点の抽出等の画像処理を行い、当日の顔画像データベースに既に登録されている顔画像と照合して、同一人物か否かを判定する。照合した顔画像が未だ顔画像データベースに登録されていない顔画像(つまり新規の遊技者)であると判定すると、顔IDを付与して当日の顔画像データベースに登録するとともに、その顔IDを遊技データと対応付けて記憶する。一方、顔画像が既に顔画像データベースに登録されている顔画像(つまり既知の遊技者)であると判定すると、その顔IDに対応付けている遊技データを更新する。要注意人物判定では、その顔画像と、要注意データベースに登録されている顔画像とを照合し、同一人物の顔画像が要注意データベースに登録されているか否かを判定する。同一人物の顔画像が要注意データベースに登録されていると判定すると、要注意人物が来店した旨を例えばインカム装置等により遊技場の従業員に報知する。

0027

図3に示す管理装置6の制御部60(以下、適宜「管理装置6」と略す)は、マイクロコンピュータを主体に構成され、ROMやRAMといった記憶部60aや、I/O等を備えており、その記憶部60aに記憶された制御プログラムに従い動作する。また、管理装置6は、上記した遊技機1や計数貸出ユニット2等の遊技機側から送信される各種の遊技信号に基づいて、遊技機1に対して打込まれた玉数(打込玉数)や、遊技機1から払い出された玉数(払出玉数)、遊技機1で発生した大当たりの回数大当たり回数)、遊技機1が稼動している時間(稼動時間)等、各種の遊技データを管理する(後述する図5等参照)。

0028

こうして、遊技場では、上記した管理装置6を含む各種機器1〜8の構成が相俟って、各遊技者遊技状況を管理する遊技場用管理システムが構築されている。
さて、「従来技術」で述べたように、近年のギャンブル依存症の問題について、遊技場も対策を講じようとしているところであるが、その対策如何によっては、遊技者の前向きな取り組み姿勢をかえっ阻害してしまうのではないかという懸念があった。

0029

そこで、本実施形態の遊技場用管理システムでは、各遊技者に対応付けて、当該遊技者の遊技状況に応じて加算及び減算されるライフポイント数を記憶し、そのライフポイント数につき遊技制限範囲を規定する等して、遊技に対するのめり込みの抑制を図っている。係る遊技場用管理システムの構成について、図4以降の図面も参照しながら説明する。ここで、図4図5は、管理装置6において管理される遊技データであって、モニタ6mへの表示出力並びに図示しない印刷装置への印刷出力が可能なデータを示している。

0030

先ず、図4(a)は、一の遊技者の会員属性データを示している。会員属性データは、会員登録を行った遊技者の「氏名」「性別」「年齢」「職業」「住所」「メールアドレス(同図で携帯メアドと略す携帯端末電子メールアドレス)」が、その会員IDたる「会員No.」と対応付けて管理装置6の記憶部60aに記憶されている。こうした会員属性データは、例えば遊技場で予め会員登録を行うときに遊技者が記入した会員登録用紙(つまり図示しない用紙での自己申告)をもとに、管理装置6に対して入力される。

0031

図4(b)は、依存症対策対象者データの一部を示している。同図(b)に示すように、依存症対策対象者データは、対象者として登録された遊技者のライフポイント数を表すデータを含み、対象者の会員IDと対応付けて管理装置6の記憶部60a(ライフポイント数記憶手段)に記憶されている。係る対象者データリストへの登録は、遊技者から依存症対策を希望する旨の自己申告を受けた場合に、管理装置6にて行われる。これにより、依存症対策の対象者として登録された遊技者は、計数貸出ユニット2での会員カード10の使用を条件として、ライフポイント数に基づく遊技制限に係る処理(図6参照)が実行される対象者となる。

0032

本実施形態において、ライフポイント数は、係る対象者データのリストに登録するときに、初期ポイントとして例えば上限の100ポイントが与えられる。また、ライフポイント数は、対象者の遊技を中止した時間が所定時間に達したときに加算されるとともに、対象者の遊技で消費した金額が所定額に達したときに減算される。つまり、ライフポイント数は、遊技者の消費金額や遊技の中断時間に応じたポイントの増減というゲーム的な要素により、遊技の許否を決する仮想ポイントとして把握され、その加算条件及び減算条件は、以下の例(1)(2)による。

0033

・加算条件=1ポイント/10分非稼動…(1)
・減算条件=10ポイント/1000円消費…(2)
こうして、管理装置6は、対象者の遊技終了後に10分が経過したと判定すると、これを加算条件として当該10分の経過毎に対象者のライフポイント数につき1ポイント加算する一方、対象者が1000円消費したと判定すると、これを減算条件として当該1000円の消費毎に対象者のライフポイント数につき10ポイント減算する。従って例えば、遊技者が遊技を継続して行い10000円を消費した場合、ライフポイント数は、その遊技中に10ポイントずつ減算されて0ポイントとなる。

0034

また、管理装置6は、ライフポイント数が所定の遊技制限範囲に含まれるか否かを判定する判定手段として構成されており、例えば0ポイントであれば遊技制限範囲に含まれると判定して、遊技制限フラグを「1」に設定し、1ポイント以上あれば遊技制限範囲に含まれないと判定して、遊技制限フラグを「0」に設定する(後述の図5(a)の右欄51参照)。更に、管理装置6は、遊技制限フラグが「0」の場合、計数貸出ユニット2において、当該遊技者の会員カード10を用いた新たな貸出処理を実行しないように遊技制限させた状態(貸出禁止処理により当該遊技者による遊技を制限する状態)とする。

0035

図4(c)は、一の遊技者の会員所有価値データを示している。会員所有価値データは、会員が所有する「入金残高」「持玉数」「貯玉数」が、その遊技者の会員IDと対応付けて管理装置6の記憶部60aに記憶される。管理装置6は、会員カード10を使用した遊技者の遊技に応じて、前記売上信号やカード発行信号等に基づき会員所有価値データを更新する。このように、管理装置6は、会員所有価値データを含む各種の遊技データについて集計・管理する。

0036

例えば、図5(a)は遊技者の遊技状況を示す遊技データであって、会員登録された全ての遊技者の遊技データが会員遊技履歴データとして集計され、記憶される。会員遊技履歴データは、遊技者が遊技を行った「遊技機No.」と対応づけて記憶される「消費金額」「打込玉数」「払出玉数」「大当たり回数」「持玉数」、並びにその遊技機1での「遊技開始」と「遊技終了」の時間(遊技時間)を含む。また、会員遊技履歴データは、係る遊技時間に対応付けて記憶される、「遊技制限」フラグのデータ(右欄51のフラグデータ)を含む。

0037

具体的には、同図5(a)に例示するように、遊技者は「遊技機No.123」にて「10:15」から「12:23」までの遊技中に紙幣投入口22へ3000円分の紙幣を順次投入し、その分の玉数を貸出処理により消費した後、1240の持玉数を獲得した状態で台移動している。この場合、ライフポイント数について、3000円分に相応する30ポイント減算しても、70ポイント残存しているため、管理装置6は、その遊技機No.123での「遊技終了」の際に、会員遊技履歴データについて遊技制限フラグ「0」を対応付けて記憶する。

0038

また、遊技者は、台移動した「遊技機No.125」にて「12:28」から遊技を開始し、先ずは遊技機No.123で獲得した1240の持玉数を全て消費した後、紙幣投入口22へ7000円分の紙幣を順次投入して、その分の玉数を貸出処理により消費している。この場合、管理装置6は、ライフポイント数について、7000円分に相応する70ポイント減算して0ポイントになった(消費金額が10000円に達した)と判定すると、会員遊技履歴データにつき遊技制限フラグ「1」を対応付けて記憶するとともに、新規レコードを作成する。また、この場合、管理装置6は、ライフポイント数が遊技制限範囲に含まれると判定し、計数貸出ユニット2において、当該遊技者の会員カード10を用いた新たな貸出処理を実行しないように遊技を制限させる。

0039

この後、遊技者は、一旦遊技を終了し、100分ほど間をおいて、別の遊技機No.234で「17:35」から遊技を再開しており、「17:41」に追加の1000円分の玉数を貸出処理により消費している。即ち、この場合、管理装置6は、ライフポイント数について、非稼動時間100分に相応する10ポイント加算することで遊技制限を解除しているが(遊技制限範囲に含まれなくなったが)、当該遊技者の遊技再開により1000円分に相応する10ポイント減算して再び0ポイントになったと判定する。このため、管理装置6は、会員遊技履歴データにつき遊技制限フラグ「1」を対応付けて記憶するとともに、2回目の遊技制限を行う。

0040

図5(b)は、上記した図5(a)の会員遊技履歴データを営業日単位で集計した会員遊技集計データを示している。管理装置6は、会員遊技集計データについて、当該営業日における「消費金額」「打込玉数」「払出玉数」「大当たり回数」の夫々の集計値を求めるとともに、「遊技制限」フラグの履歴に基づき遊技制限の回数の集計値を求める。

0041

続いて、上記構成の作用について、図6図7も参照しながら説明する。ここで、図6は、計数貸出ユニット2の制御部20が実行するライフポイント数に係る処理の流れを示しており、図7は、計数貸出ユニット2での表示画面を示している。尚、遊技者は予め遊技場で会員登録を済ませており、自身が所持する会員カード10を、計数貸出ユニット2のカード挿入口28へ挿入して、対応する遊技機1で遊技を行うものとする。

0042

この場合、計数貸出ユニット2の制御部20は、上記したように挿入された会員カード10の情報を読み出すとともに、その会員IDに対応付けられた情報を管理装置6から受信して取得する(図6のS1)。

0043

次いで、制御部20は、管理装置6から受信した情報に遊技制限フラグ或いはライフポイント数に関する情報が含まれるか否かを判定する(S2)。そして、制御部20は、係る情報が含まれる(S2:YES)つまり遊技者が依存症対策の対象者であると判定すると、その対象者の遊技制限フラグが「1」か否かを判定する(S3)。

0044

ここで、制御部20は、遊技制限フラグが「1」でないと判定すると(S3:NO)、自身2の液晶表示部24に、図7(a)の画面71を表示させる(S4)。この画面71には、種別(貸出単価)・単位付与数を表す欄71a、挿入中のカード9,10の種別(会員・一般)を表す欄71b、案内表示領域71c、入金残高及び持玉数を表す欄71dが設けられており、会員カード10に対応付けられた情報を、該当する欄71b〜71dに表す。従って例えば。ライフポイント数が70ポイントであるとき、制御部20は、これを百分率換算して同画面71の案内表示領域71cにゲージ71Gで表示する。これにより、制御部20及び液晶表示部24は、ライフポイント数に関する情報を、遊技者に対して表示する表示手段として機能する。

0045

他方、制御部20は、遊技制限フラグが「1」であると判定すると(S3:YES)、液晶表示部24の案内表示領域71cに、図7(b)のゼロ画面72を表示させ(S5)。当該対象者の会員カード10を用いた新たな貸出処理を実行しないように制限する(S6)。この場合、ゼロ画面72には、ゲージ72G内に0ポイントのライフポイント数を百分率で表した「0%」と、貸出処理ができない旨、並びに休憩を促す旨(ライフポイントの増加を促す旨)のメッセージ72aが表示される。尚、ライフポイント数は、上記したように消費金額や遊技の中断時間に応じて更新されることから、ゼロ画面72の表示開始タイミングは、0ポイントに更新された状態で、カード10が挿入された際または貸出操作が行われた際に合わせるものとする。

0046

このため、ゼロ画面72が表示されると、会員カード10を挿入口28から排出させて遊技を終了することとなる。従って、遊技者がある程度の金額を消費した後は、しばらく遊技を止めて休憩するという習慣を身につけることが期待できる。

0047

尚、計数貸出ユニット2において、上記した画面71,72の表示処理(S4,S5)や貸出禁止処理(S6)を実行した後、或いは管理装置6からのライフポイント数に関する受信がないと(S2:NO)、リターンする。また、管理装置6及び計数貸出ユニット2は制限手段として、遊技制限を、該当する会員のみ維持するため、一旦遊技制限がかかるとその会員のライフポイント数が回復しない限り(遊技制限範囲に含まれなくなるまで遊技を中断しない限り)、他の計数貸出ユニット2でも、当該カード10を用いた新たな貸出処理を行わないようになっている。

0048

以上説明したように本実施形態の遊技場用管理システムにあっては、コンピュータゲームでは一般的なライフポイントに基づいて遊技の制限が行われるため、遊技者はライフポイント数を調整するというコンピュータゲーム的な楽しみを感じながら、遊技に対するのめり込みを抑制することができる。この場合、管理装置6により、遊技での消費金額が所定額に達したときにライフポイントを減算し、遊技をある程度の時間中止したときにライフポイントを加算することによって、消費金額がある程度増加したタイミングで一旦冷静な状態に戻り、遊技の経緯を省みる機会を遊技者に与えることができる。

0049

本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張したり、各変形例を上記した実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせたりしてもよい。

0050

遊技機1は、遊技媒体を払い出さず、電子データとして加算記憶する封入式遊技機であってもよい。また、パチンコ機に限らず、スロットマシンであってもよい。
前記制限手段は、遊技制限フラグが1であるとき(遊技制限フラグが成立したとき)、会員カード10を用いた新たな貸出処理を禁止する手段を例示したが、これに限定されるものではなく、遊技の続行を不可能又は困難な状態にする手段であれば、どのような手段を採用してもよい。また、遊技機1自体の動作を停止する等、遊技機1本体の中に制限手段の一部又は全部を設けるようにしてもよい。例えば、パチンコ機であればハンドル操作無効化することにより、スロットマシンであれば、メダルの投入を受付けないことにより、遊技の続行を不可能にする。或いは、当該遊技者が実際に遊技を終了するまで遊技終了を促す報知を継続することも遊技の続行を困難な状態にするので、制限手段に含まれるものである。

0051

ライフポイントの加減算条件は、上記の例(1)(2)に限定されず、適宜の条件を設定することが可能である。また、依存症対策の対象者となる全て遊技者に共通の加減算条件を設定したが、遊技者毎に異なる条件を設定可能としてもよい。

0052

ライフポイントの加減算条件を、液晶表示部24等の表示手段を利用して遊技者に対して表示するようにしてもよい。
ライフポイント数が0ポイントになった時点で遊技制限を実施するようにしたが、遊技制限を実施するライフポイント数は0ポイントに限定されず、適宜の遊技制限範囲を設定することができる。例えば、ライフポイント数が10ポイント未満となった時点で遊技制限を実施することが可能である。

0053

ライフポイント数に基づく遊技制限と併せて、別の条件に基づく遊技制限を実施するようにしてもよい。例えば、1日における消費金額の上限を設定し、その上限に達したときはライフポイント数に関係なく、その後の遊技を禁止するようにしてもよい。

0054

管理装置6側でライフポイント数が遊技制限範囲に含まれるか否かを判定したが、これに限定されるものではなく、例えば計数貸出ユニット2側が判定手段として、管理装置6から受信するライフポイント数に基づき(前記S1,S2参照)、ライフポイント数が遊技制限範囲に含まれるか否かを判定してもよい。

0055

図5(b)の会員遊技集計データは営業日単位で集計したが、集計期間はこれに限定 されない。集計期間を、1週間単位、一か月単位、1年単位とする等、適宜の期間を対象とする集計が可能である。

0056

管理装置6側で算出する遊技データの種類は、本実施形態に限定されるものではなく、遊技機1や計数貸出ユニット2から受信するデータに基づいて、様々な種類のデータを算出することが可能である。

0057

計数貸出ユニット2にて、現に会員カード10を使用しているときの遊技データを、依存症対策のデータとして記憶するようにしたが、会員カード10を使用せずに遊技しているときの遊技データであっても、前記顔IDにより同一会員として判別できる場合には、依存症対策のデータ(同会員の遊技データ)として記憶するようにしてもよい。或は、会員カード10を挿入口28へ挿入しない限り遊技を行うことができない完全カード式遊技機を採用してもよい。この場合には、全ての遊技者を会員カード10により完全に識別することが可能となり、その全ての遊技データを依存症対策のデータとして扱うことができる。

0058

カメラ23を計数貸出ユニット2と一休的に設けたが、カメラ23の位置は遊技者の顔が撮像可能な位置であればどこの位置でもよく、計数貸出ユニット2と一体である必要も無い。

0059

中継装置4を2台の遊技機1に対して1台ずつ設けるようにしたが、中継装置4と遊技機1との対応関係はこれに限定されない。中継装置4と遊技機1との台数の比は、3対1や4対1であってもよい。画像処理装置30についても同様に、4台のカメラ23に対して1台ずつの対応関係に限定されるものではない。

0060

上記した各数値は例示であり、初期ポイント等も含め、どのような数値を採用してもよいことは勿論である。また、上記した記載中における「記憶」「記録」及び「登録」について、例えば管理装置6の記憶部60a等への「記憶」を「登録」と称する等、それらの意味を同じくするものとして把握することができる。

0061

図面中、1は遊技機、2は計数貸出ユニット(制限手段)、6は管理装置(判定手段、ライフポイント数記憶手段、制限手段)、24は液晶表示部(表示手段)、である。

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