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技術 建設機械

出願人 株式会社日立建機ティエラ
発明者 中谷賢一郎山本大介
出願日 2017年10月31日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-210551
公開日 2019年5月30日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-082060
状態 未査定
技術分野 建設機械の構成部品
主要キーワード 固定筒体 電気制御盤 上横板 下横板 各環状流路 径方向流路 取付台座 給排流路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年5月30日)のものです。
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図面 (10)

課題

上部旋回体側の電気機器下部走行体側の電気機器との間を接続するハーネスを保護する。

解決手段

下部走行体2と上部旋回体3の旋回フレーム15との間に設けられた旋回輪13と、旋回輪13の内歯車13Dに噛合するピニオンギヤ14Aを有する旋回モータ14と、内歯車13Dの下側に設けられた環状のグリースバス19と、上部旋回体3と下部走行体2との間で圧油流通させるセンタジョイント20と、下部走行体2側に設けられた左,右の回転数センサ31A,31Bと上部旋回体3側に設けられたコントローラ32との間を接続する左,右のハーネス33,34とを備える。旋回フレーム15には、グリースバス19の内周縁19Bとセンタジョイント20との間を旋回フレーム15から下部走行体2に向けて延びるガイド部材35を設け、ガイド部材35によって左,右のハーネス33,34を保持する。

概要

背景

建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体とを備え、上部旋回体の前側にはフロント装置が設けられている。油圧ショベルは、上部旋回体を旋回させつつフロント装置を用いて土砂掘削作業等を行う。

油圧ショベルの上部旋回体には、油圧ポンプを含む油圧源が設けられ、油圧ポンプからの圧油は、下部走行体に設けられた走行モータ、上部旋回モータに設けられた旋回モータ、フロント装置に設けられた油圧シリンダ等の油圧アクチュエータに供給される。この場合、下部走行体と上部旋回体との間には、旋回輪の中心部に位置してセンタジョイントが設けられ、油圧ポンプからの圧油は、センタジョイントを介して下部走行体の走行モータに供給される。

一方、トンネル等の坑内での掘削作業に用いられる電動式の油圧ショベルは、油圧ポンプを駆動する原動機として電動モータを備えている。電動式の油圧ショベルの上部旋回体には、電動モータ、電気制御盤、油圧ポンプ等が設けられ、電気制御盤と外部電源との間はハーネス給電ケーブル)を介して接続されている。このため、電動式の油圧ショベルにおいては、上部旋回体側の電気制御盤に接続されたハーネスが、上部旋回体の旋回時に上部旋回体や下部走行体に接触して損傷する虞れがある。

これに対し、上部旋回体側の電気機器に接続されたハーネスが、上部旋回体の旋回時に損傷するのを防止できるようにした電動式の油圧ショベルが提案されている。この電動式の油圧ショベルは、センタジョイントの下側に位置してケーブルフレームが設けられ、上部旋回体側に設けられた電気制御盤と外部電源との間を接続するハーネス(給電ケーブル)が、円弧状の弛みをもってケーブルフレーム内に収容される構成となっている。このため、上部旋回体の旋回時には、ケーブルフレーム内に収容されたハーネスが弛みの範囲で適宜に移動(変位)することにより、ハーネスが上部旋回体や下部走行体に接触して損傷するのを抑えることができる(特許文献1参照)。

概要

上部旋回体側の電気機器と下部走行体側の電気機器との間を接続するハーネスを保護する。下部走行体2と上部旋回体3の旋回フレーム15との間に設けられた旋回輪13と、旋回輪13の内歯車13Dに噛合するピニオンギヤ14Aを有する旋回モータ14と、内歯車13Dの下側に設けられた環状のグリースバス19と、上部旋回体3と下部走行体2との間で圧油を流通させるセンタジョイント20と、下部走行体2側に設けられた左,右の回転数センサ31A,31Bと上部旋回体3側に設けられたコントローラ32との間を接続する左,右のハーネス33,34とを備える。旋回フレーム15には、グリースバス19の内周縁19Bとセンタジョイント20との間を旋回フレーム15から下部走行体2に向けて延びるガイド部材35を設け、ガイド部材35によって左,右のハーネス33,34を保持する。

目的

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、上部旋回体側の電気機器と下部走行体側の電気機器との間を接続するハーネスを保護することができる建設機械を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体の旋回フレームとの間に設けられ内周側に全周に亘って内歯車が形成された旋回輪と、前記旋回フレームに取付けられ前記旋回輪の前記内歯車に噛合するピニオンギヤを有する旋回モータと、前記内歯車の下側に全周に亘って設けられ前記内歯車と前記ピニオンギヤとの噛合部を潤滑するグリースを収容する環状のグリースバスと、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心に設けられ、前記上部旋回体と前記下部走行体との間で圧油流通させるセンタジョイントと、前記下部走行体側に設けられた電気機器と前記上部旋回体側に設けられた電気機器との間を電気的に接続するハーネスとを備えてなる建設機械において、前記旋回フレームには、前記グリースバスの内周縁と前記センタジョイントの外周面との間に配置されて前記旋回フレームから前記下部走行体に向けて延び、前記ハーネスを保持するガイド部材が設けられていることを特徴とする建設機械。

請求項2

前記旋回フレームには、前記センタジョイントを取付けるためのセンタジョイント取付孔と、前記センタジョイント取付孔から径方向外向きに延びる溝孔とが設けられ、前記ガイド部材は、前記溝孔内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

請求項3

前記ガイド部材は、前記旋回フレームの上面側に配置され前記旋回フレームに沿って水平方向に延びる上横板部と、前記上横板部から下方に延びる縦板部とによりL字型の枠状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

請求項4

前記ガイド部材は、前記旋回フレームの上面側に配置され前記旋回フレームに沿って水平方向に延びる上横板部と、前記上横板部から下方に延びる縦板部と、前記旋回フレームの下面側に配置され前記縦板部の下端から水平方向に延びる下横板部とによりU字型の枠状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

請求項5

前記ガイド部材の前記縦板部の上,下方向の高さ寸法は、前記旋回フレームの上面から前記グリースバスの下面までの上,下方向の高さ寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項3または4に記載の建設機械。

技術分野

0001

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関する。

背景技術

0002

建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体とを備え、上部旋回体の前側にはフロント装置が設けられている。油圧ショベルは、上部旋回体を旋回させつつフロント装置を用いて土砂掘削作業等を行う。

0003

油圧ショベルの上部旋回体には、油圧ポンプを含む油圧源が設けられ、油圧ポンプからの圧油は、下部走行体に設けられた走行モータ、上部旋回モータに設けられた旋回モータ、フロント装置に設けられた油圧シリンダ等の油圧アクチュエータに供給される。この場合、下部走行体と上部旋回体との間には、旋回輪の中心部に位置してセンタジョイントが設けられ、油圧ポンプからの圧油は、センタジョイントを介して下部走行体の走行モータに供給される。

0004

一方、トンネル等の坑内での掘削作業に用いられる電動式の油圧ショベルは、油圧ポンプを駆動する原動機として電動モータを備えている。電動式の油圧ショベルの上部旋回体には、電動モータ、電気制御盤、油圧ポンプ等が設けられ、電気制御盤と外部電源との間はハーネス給電ケーブル)を介して接続されている。このため、電動式の油圧ショベルにおいては、上部旋回体側の電気制御盤に接続されたハーネスが、上部旋回体の旋回時に上部旋回体や下部走行体に接触して損傷する虞れがある。

0005

これに対し、上部旋回体側の電気機器に接続されたハーネスが、上部旋回体の旋回時に損傷するのを防止できるようにした電動式の油圧ショベルが提案されている。この電動式の油圧ショベルは、センタジョイントの下側に位置してケーブルフレームが設けられ、上部旋回体側に設けられた電気制御盤と外部電源との間を接続するハーネス(給電ケーブル)が、円弧状の弛みをもってケーブルフレーム内に収容される構成となっている。このため、上部旋回体の旋回時には、ケーブルフレーム内に収容されたハーネスが弛みの範囲で適宜に移動(変位)することにより、ハーネスが上部旋回体や下部走行体に接触して損傷するのを抑えることができる(特許文献1参照)。

先行技術

0006

特開平10−102543号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、油圧ショベルの下部走行体と上部旋回体との間には、内周側に内歯車が形成された旋回輪が設けられ、旋回輪の内歯車の下側には、旋回モータのピニオンギヤと内歯車との噛合部に供給されるグリースを収容する環状のグリースバスが設けられている。これら旋回輪およびグリースバスは、センタジョイントを取り囲むように配置されている。

0008

従って、従来技術による電動式の油圧ショベルにおいても、ケーブルフレーム内に収容されたハーネスの先端は、ケーブルフレームから旋回輪およびグリースバスの内周側を通って上部旋回体側の電気制御盤へと延びている。このため、ハーネスが、上部旋回体の旋回時にグリースバスの内周縁やセンタジョイントに取付けられたホース継手等に接触し、損傷してしまうという問題がある。

0009

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、上部旋回体側の電気機器と下部走行体側の電気機器との間を接続するハーネスを保護することができる建設機械を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するために、本発明は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体の旋回フレームとの間に設けられ内周側に全周に亘って内歯車が形成された旋回輪と、前記旋回フレームに取付けられ前記旋回輪の前記内歯車に噛合するピニオンギヤを有する旋回モータと、前記内歯車の下側に全周に亘って設けられ前記内歯車と前記ピニオンギヤとの噛合部を潤滑するグリースを収容する環状のグリースバスと、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心に設けられ、前記上部旋回体と前記下部走行体との間で圧油を流通させるセンタジョイントと、前記下部走行体側に設けられた電気機器と前記上部旋回体側に設けられた電気機器との間を電気的に接続するハーネスとを備えてなる建設機械に適用される。

0011

本発明の特徴は、前記旋回フレームには、前記グリースバスの内周縁と前記センタジョイントの外周面との間に配置されて前記旋回フレームから前記下部走行体に向けて延び、前記ハーネスを保持するガイド部材が設けられていることにある。

発明の効果

0012

本発明によれば、ガイド部材は上部旋回体と一緒に旋回するので、ガイド部材とグリースバスの内周縁との間、およびガイド部材とセンタジョイントの外周面との間には常に一定の隙間が形成される。従って、ハーネスをガイド部材によって保持することにより、ハーネスとグリースバスの内周縁との間、およびハーネスとセンタジョイントとの間に一定の間隔を保つことができる。この結果、上部旋回体の旋回時に、ハーネスがグリースバスの内周縁、センタジョイントに接触するのを抑え、ハーネスを保護することができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。
油圧ショベルを示す平面図である。
下部走行体のセンタフレームおよび左,右のサイドフレームを示す一部破断の斜視図である。
油圧ショベルの旋回フレームを単体で示す平面図である。
旋回フレーム、旋回輪、旋回モータ、センタジョイント、ガイド部材等を示す一部破断の斜視図である。
旋回フレーム、旋回輪、センタジョイント、ガイド部材、ハーネス等を拡大して示す平面図である。
旋回フレーム、旋回輪、センタジョイント、ガイド部材、ハーネス等を図6中の矢示VII−VII方向から見た断面図である。
ガイド部材を旋回フレームから取外した状態を示す分解斜視図である。
第2の実施の形態によるガイド部材を旋回フレーム、旋回輪、センタジョイント、ハーネス等と共に示す図7と同様な断面図である。

実施例

0014

以下、本発明の実施の形態による建設機械を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図9に従って詳細に説明する。

0015

図1ないし図8は第1の実施の形態を示している。油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に後述の旋回装置12を介して旋回可能に搭載された上部旋回体3と、上部旋回体3の前部中央に俯仰動可能に設けられたフロント装置4とを備えている。油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場を自走し、フロント装置4を用いて土砂の掘削作業等を行う。

0016

図3に示すように、下部走行体2は、左前脚部5A、右前脚部5B、左後脚部5C、右後脚部5Dを有するセンタフレーム5と、センタフレーム5の左側に配置された左サイドフレーム6と、センタフレーム5の右側に配置された右サイドフレーム7とを有している。左サイドフレーム6は、センタフレーム5の左前脚部5Aおよび左後脚部5Cの先端に設けられ、前,後方向に延びている。右サイドフレーム7は、センタフレーム5の右前脚部5Bおよび右後脚部5Dの先端に設けられ、前,後方向に延びている。

0017

左サイドフレーム6および右サイドフレーム7の後端側には、走行モータによって回転駆動される駆動輪8がそれぞれ設けられている。左サイドフレーム6および右サイドフレーム7の前端側には、遊動輪9がそれぞれ設けられている。駆動輪8と遊動輪9には無端状のクローラ履帯)10が巻回され、クローラ10を駆動輪8によって周回駆動することにより油圧ショベル1が走行する。

0018

下部走行体2を構成するセンタフレーム5の上面側には、円筒状の丸胴5Eが設けられ、丸胴5Eには後述する旋回輪13の内輪13Aが取付けられている(図5図7参照)。丸胴5Eの内周側には、径方向内側に張出す円環状の取付フランジ5Fが設けられ、この取付フランジ5Fには、後述のグリースバス19が取付けられている。センタフレーム5の前側には、ブレード排土板)11の左,右のアーム11Aが、それぞれ上,下方向に回動可能に取付けられている。ブレード11は、ブレードシリンダ(図示せず)によって下部走行体2に対して上,下方向に回動(昇降)し、排土作業地均し作業等を行うものである。

0019

旋回装置12は、下部走行体2のセンタフレーム5と上部旋回体3の後述する旋回フレーム15との間に設けられた旋回輪13と、上部旋回体3に設けられた旋回モータ14とにより構成されている。旋回輪13は、センタフレーム5の丸胴5Eに取付けられた内輪13Aと、内輪13Aの外周側に複数の転動体13Bを介して回転可能に設けられた外輪13Cとにより構成されている。外輪13Cは、旋回フレーム15に取付けられている。内輪13Aの内周面には、全周に亘って内歯車13Dが形成されている。

0020

旋回モータ14は、上部旋回体3の旋回フレーム15に設けられている。旋回モータ14は、油圧モータおよび減速機によって構成され、後述する旋回フレーム15の上面15J側に取付けられている。旋回モータ14のピニオンギヤ14Aは、後述する旋回フレーム15の下面15H側に突出し、旋回輪13(内輪13A)の内歯車13Dに噛合している。従って、旋回モータ14のピニオンギヤ14Aが回転することにより、外輪13Cは旋回フレーム15と一緒に内輪13Aの周囲を回転する。この旋回装置12の旋回動作により、上部旋回体3は、下部走行体2上で左旋回または右旋回を行う。

0021

上部旋回体3は、後述の旋回フレーム15、カウンタウエイト23、エンジン24、油圧ポンプ25、運転席26、キャノピ29等を含んで構成されている。

0022

旋回フレーム15は、上部旋回体3のベースとなるもので、この旋回フレーム15は強固な支持構造体として形成されている。図4に示すように、旋回フレーム15は、前,後方向に延びる厚肉鋼板等からなる底板15Aと、底板15A上に前,後方向に延びて立設され、左,右方向の間隔が前方に向けて徐々に狭まるように配置された左前縦板15B,右前縦板15Cと、底板15A上に左,右方向に延びて立設され左,右の前縦板15B,15Cの後端に固着された横板15Dと、横板15Dの後側で底板15A上に立設されたU字状の後板15Eと、底板15Aの左側方に配置され前,後方向に延びた円弧状の左サイドフレーム15Fと、底板15Aの右側方に配置され前,後方向に延びた円弧状の右サイドフレーム15Gとを含んで構成されている。

0023

旋回フレーム15を構成する底板15Aの下面15Hには、旋回輪13の外輪13Cが取付けられている。また、底板15Aのうち左,右の前縦板15B,15Cと横板15Dとによって囲まれた領域内には、後述する旋回モータ取付孔16、センタジョイント取付孔17、溝孔18等が形成されている。

0024

旋回モータ取付孔16は、センタジョイント取付孔17の前側に配置され、旋回フレーム15の底板15Aを貫通して設けられている。旋回モータ取付孔16の周囲には、底板15Aの上面15Jに固着された取付台座16Aが配置され、取付台座16Aには、旋回モータ14が複数のボルト16Bを用いて取付けられている(図5参照)。これにより、旋回モータ14のピニオンギヤ14Aは、旋回モータ取付孔16を通じて底板15Aの下面15H側に突出し、旋回輪13(内輪13A)の内歯車13Dに噛合している。

0025

センタジョイント取付孔17は、旋回フレーム15の中央部に位置して旋回フレーム15の底板15Aに設けられている。センタジョイント取付孔17は、上部旋回体3の旋回中心(旋回輪13の中心)O−Oを中心とした円形孔からなり、底板15Aを貫通している。センタジョイント取付孔17の内周側には、後述のセンタジョイント20が配置されている。

0026

溝孔18は、センタジョイント取付孔17の内周縁17Aから径方向外向きに延びて設けられ、底板15Aを貫通している。溝孔18は、センタジョイント取付孔17から旋回フレーム15の左前縦板15Bに向けて直線状に延び、溝孔18内には、後述のガイド部材35が設けられている。溝孔18の長さ方向の一端側は、センタジョイント取付孔17に開口する開口端18Aとなり、溝孔18の長さ方向の他端側は閉塞端18Bとなっている。底板15Aのうち溝孔18の閉塞端18Bと左前縦板15Bとの間には、雌ねじ孔15Kが形成されている(図8参照)。

0027

グリースバス19は、旋回輪13(内輪13A)に形成された内歯車13Dの下側に全周に亘って設けられている。グリースバス19は、丸胴5Eに設けられた取付フランジ5Fにボルト19Aを用いて取付けられている(図3参照)。グリースバス19は、内歯車13Dの内径寸法よりも小さな内径寸法を有する環状の板体からなり、グリースバス19の内周縁19Bは、底面から状に隆起している。グリースバス19は、旋回モータ14のピニオンギヤ14Aと内歯車13Dとの噛合部を潤滑するグリースを収容するものである。

0028

センタジョイント20は、下部走行体2に対する上部旋回体3の旋回中心O−O上に位置して下部走行体2のセンタフレーム5に設けられている。センタジョイント20は、上部旋回体3と下部走行体2との間で圧油を流通させる回転継手を構成している。センタジョイント20は、センタフレーム5に固定された円筒状の固定筒体20Aと、固定筒体20Aに対して回転可能となったスピンドル20Bとを備えている。スピンドル20Bの回転軸は、上部旋回体3の旋回中心O−O上に配置されている。固定筒体20Aは、底板15Aよりも下側に配置され、固定筒体20Aの外周面20Cは、グリースバス19の内周縁19Bと一定の間隔をもって対面している。

0029

固定筒体20Aとスピンドル20Bとの間には、複数の環状流路(図示せず)が上、下に離間して形成されている。これら各環状流路は、固定筒体20Aに形成された複数の径方向流路(図示せず)に個別に連通している。各径方向流路には、下部走行体2側の油圧アクチュエータに圧油を給排する油圧ホース21が、継手21Aを介して接続されている。一方、スピンドル20Bには、各環状流路と個別に連通する複数の給排流路(図示せず)が例えば上,下方向に延びて形成されている。これら各給排流路は、スピンドル20Bの上側に形成された複数の上側接続口20Dに個別に連通している。これら各上側接続口20Dには、上部旋回体3側の油圧源から延びる油圧ホース(図示せず)が接続されている。

0030

スピンドル20Bには、径方向外向きに突出した棒状の係合部20Eが設けられ、係合部20Eは、旋回フレーム15の上面15Jに固定されたストッパ22に係合している。従って、上部旋回体3の旋回時には、スピンドル20Bは、旋回フレーム15と一体となって固定筒体20Aに対して回転する。これにより、上部旋回体3の旋回位置に関わらず、上部旋回体3側の油圧源と下部走行体2側の油圧アクチュエータとの間で、センタジョイント20を介して圧油を流通させることができる。

0031

旋回フレーム15の後側には、フロント装置4との重量バランスをとるカウンタウエイト23が設けられている。カウンタウエイト23の前側には、エンジン24、油圧ポンプ25等が設けられている。油圧ポンプ25は、エンジン24によって駆動されることにより、駆動輪8の走行モータ、旋回装置12の旋回モータ14、フロント装置4を構成する複数の油圧シリンダに向けて作動用の圧油を吐出する。

0032

運転席26は、エンジン24の前側に位置して旋回フレーム15上に設けられ、オペレータ着席するものである。運転席26の前側には、下部走行体2を走行させるときに手動操作または足踏み操作される走行操作レバーペダル27が設けられている。運転席26の左,右両側には、フロント装置4および旋回装置12を操作するための作業用操作レバー28が配設されている。運転席26の上側にはキャノピ29が配置され、運転席26等は、キャノピ29によって上方から覆われている。運転席26の後側および左,右両側には外装カバー30が設けられている。外装カバー30は、エンジン24、油圧ポンプ25、熱交換装置(図示せず)等の搭載機器を覆うものである。

0033

左回転数センサ31Aは、下部走行体2を構成する左サイドフレーム6の後側に設けられている。右回転数センサ31Bは、右サイドフレーム7の後側に設けられている。これら左回転数センサ31Aおよび右回転数センサ31Bは、下部走行体2側に設けられた電気機器を構成している。左回転数センサ31Aは、左サイドフレーム6に取付けられた駆動輪8の回転数を検出し、回転数に応じた検出信号を後述のコントローラ32に出力する。右回転数センサ31Bは、右サイドフレーム7に取付けられた駆動輪8の回転数を検出し、回転数に応じた検出信号をコントローラ32に出力する。

0034

上部旋回体3側に設けられた電気機器としてのコントローラ32は、外装カバー30内に収容された状態で旋回フレーム15上に設けられている。コントローラ32は、左,右の回転数センサ31A,31Bからの検出信号等に基づいて、例えばエンジン24、油圧ポンプ25等の動作を制御するものである。

0035

左ハーネス33は、下部走行体2側の左回転数センサ31Aと上部旋回体3側のコントローラ32との間を電気的に接続している。右ハーネス34は、右回転数センサ31Bとコントローラ32との間を電気的に接続している。左ハーネス33は、例えば左回転数センサ31Aから左サイドフレーム6およびセンタフレーム5に沿って旋回輪13へと導かれる。そして、左ハーネス33は、旋回輪13(内輪13A)の内周側を通って旋回フレーム15の上面側に導かれ、コントローラ32へと延びている。同様に、右ハーネス34は、例えば右回転数センサ31Bから右サイドフレーム7およびセンタフレーム5に沿って旋回輪13へと導かれる。そして、右ハーネス34は、旋回輪13(内輪13A)の内周側を通って旋回フレーム15の上面側に導かれ、コントローラ32へと延びている。

0036

このように、左ハーネス33は、下部走行体2側の左回転数センサ31Aと上部旋回体3側のコントローラ32との間を接続し、右ハーネス34は、下部走行体2側の右回転数センサ31Bと上部旋回体3側のコントローラ32との間を接続している。従って、油圧ショベル1には、左,右のハーネス33,34が捩れて損傷するのを抑えるため、上部旋回体3の旋回角度を360°未満に制限する旋回制限装置(図示せず)が設けられている。さらに、左,右のハーネス33,34のうち後述のガイド部材35よりも下部走行体2側に配置される部位には、上部旋回体3の旋回動作に追従できる弛みが設けられている。このため、上部旋回体3の旋回時に、左,右のハーネス33,34が捩れて損傷することはない。

0037

しかし、上部旋回体3が360°未満の範囲で旋回する場合でも、旋回輪13の内周側を通過する左ハーネス33および右ハーネス34の途中部位が、グリースバス19の内周縁19B等に接触して損傷する虞れがある。これに対し、油圧ショベル1には、左ハーネス33および右ハーネス34の途中部位を保持するガイド部材35が設けられており、以下、このガイド部材35について説明する。

0038

ガイド部材35は、グリースバス19の内周縁19Bとセンタジョイント20の外周面20Cとの間に位置して旋回フレーム15に設けられている。図5ないし図8に示すように、ガイド部材35は、旋回フレーム15から下部走行体2(センタフレーム5)に向けて下方に延び、左ハーネス33および右ハーネス34の途中部位を保持している。ガイド部材35は、狭幅な長方形の板体を折曲げることにより形成され、旋回フレーム15の底板15Aに沿って水平方向に延びる上横板部35Aと、上横板部35Aから下向きに延びる縦板部35Bと、縦板部35Bの下端から水平方向に延び、上横板部35Aと上,下方向で対面する下横板部35Cとにより、U字型の枠状に形成されている。

0039

ガイド部材35の幅寸法は、底板15Aに形成された溝孔18の溝幅よりも僅かに小さく設定され、ガイド部材35は溝孔18内に配置されている。ガイド部材35の上横板部35Aには、上,下方向に貫通するボルト挿通孔35Dが形成されている。上横板部35Aのボルト挿通孔35Dにはボルト35Eが挿通され、ボルト35Eは、底板15Aの雌ねじ孔15Kに螺着される。これにより、ガイド部材35は、溝孔18内に配置された状態で底板15Aに着脱可能に取付けられ、上横板部35Aは底板15Aの上面15J側に配置され、下横板部35Cは底板15Aの下面15H側に配置されている。縦板部35Bおよび下横板部35Cの幅方向の両側には、ガイド部材35の長さ方向に適度な間隔をもって複数(例えば6個)の溝状の切欠部35Fが形成されている。これら各切欠部35Fは、左ハーネス33および右ハーネス34をガイド部材35に対して固定する結束バンド36を位置決めするものである(図7参照)。

0040

図7に示すように、ガイド部材35を構成する縦板部35Bの上,下方向の高さ寸法Aは、旋回フレーム15(底板15A)の上面15Jからグリースバス19の下面19Cまでの上,下方向の高さ寸法Bよりも大きく設定されている(A>B)。これにより、ガイド部材35の下横板部35Cは、グリースバス19の下面19Cと上,下方向で対面し、グリースバス19に対して寸法Cの範囲で重なり合っている。さらに、ガイド部材35の縦板部35Bとグリースバス19の内周縁19Bとの間には隙間Dが形成され、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21Aと縦板部35Bとの間には隙間Eが形成されている。

0041

このように、ガイド部材35は、底板15Aの下側に配置された旋回輪13とグリースバス19とを跨いだ状態で、底板15Aから下部走行体2に向けて延びている。さらに、ガイド部材35の縦板部35Bは、グリースバス19の内周縁19Bとの間に隙間Dを形成すると共に、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21Aとの間に隙間Eを形成している。

0042

上部旋回体3の旋回時には、ガイド部材35は旋回フレーム15と一緒に旋回するため、左,右のハーネス33,34は、ガイド部材35と共に一緒に移動(変位)する。この場合、ガイド部材35の縦板部35Bとグリースバス19の内周縁19Bとの間には一定の隙間Dが形成され、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21Aと縦板部35Bとの間には一定の隙間Eが形成されている。これにより、上部旋回体3の旋回時に、ガイド部材35に保持された左,右のハーネス33,34は、グリースバス19の内周縁19B、およびセンタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21A等との間に一定の間隔を保つことができる。

0043

また、ガイド部材35の縦板部35Bの高さ寸法Aは、底板15Aの上面15Jからグリースバス19の下面19Cまでの高さ寸法Bよりも大きく設定され、ガイド部材35の下横板部35Cは、グリースバス19の下面19Cよりも下側位置で、左,右のハーネス33,34の途中部位を保持している。このため、上部旋回体3の旋回時に、ガイド部材35と一緒に左,右のハーネス33,34が移動したとしても、これら左,右のハーネス33,34がグリースバス19上に乗上げるのを抑えることができる。

0044

一方、ガイド部材35が配置される溝孔18は、センタジョイント取付孔17の内周縁17Aから径方向外向きに延びている。このため、例えば左,右のハーネス33,34の途中部位を結束バンド36を用いてガイド部材35に取付けた状態で、このガイド部材35を大径なセンタジョイント取付孔17内に挿通した後、センタジョイント取付孔17に開口した溝孔18の開口端18Aを通じて溝孔18内に配置することができる。これにより、ガイド部材35を溝孔18内に配置して底板15Aに取付ける作業と、左,右のハーネス33,34の途中部位をガイド部材35に固定する作業を、容易に行うことができる構成となっている。

0045

第1の実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、以下、油圧ショベル1の動作について説明する。

0046

油圧ショベル1を用いて掘削作業等を行う場合には、オペレータが、運転席26に着席し、走行操作レバー・ペダル27を操作することにより、下部走行体2を前進または後退させることができる。一方、オペレータが作業用操作レバー28を操作することにより、上部旋回体3を旋回させつつ、フロント装置4を用いて土砂の掘削作業等を行うことができる。

0047

ここで、下部走行体2側に設けられた左,右の回転数センサ31A,31Bと、上部旋回体3側に設けられたコントローラ32との間は、左,右のハーネス33,34を介して接続されている。従って、上部旋回体3の旋回時に左,右のハーネス33,34が捩れて損傷するのを防止するため、油圧ショベル1には旋回制限装置(図示せず)が設けられ、上部旋回体3は360°未満の範囲内で旋回動作を行う。

0048

この場合、ガイド部材35は、上部旋回体3の旋回時に旋回フレーム15と一緒に旋回するので、ガイド部材35の縦板部35Bは、グリースバス19の内周縁19Bとの間に常に隙間Dを保つと共に、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21Aとの間に常に隙間Eを保つ。従って、上部旋回体3の旋回時に、ガイド部材35に保持された左,右のハーネス33,34は、グリースバス19の内周縁19B、およびセンタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21A等との間に一定の間隔を保つことができる。この結果、ガイド部材35に保持された左,右のハーネス33,34が、上部旋回体3の旋回時にグリースバス19の内周縁19B、油圧ホース21の継手21A等に接触して損傷するのを抑え、これら左,右のハーネス33,34を保護することができる。

0049

しかも、ガイド部材35の縦板部35Bの高さ寸法Aは、底板15Aの上面15Jからグリースバス19の下面19Cまでの高さ寸法Bよりも大きく設定され、ガイド部材35の下横板部35Cは、グリースバス19の下面19Cと上,下方向で対面した状態で、寸法Cの範囲で重なり合っている。これにより、ガイド部材35の下横板部35Cは、グリースバス19の下面19Cよりも下側位置で、左ハーネス33および右ハーネス34の途中部位を保持することができる。この結果、上部旋回体3の旋回時に、ガイド部材35と一緒に左,右のハーネス33,34が移動したとしても、これら左,右のハーネス33,34がグリースバス19上に乗上げて損傷するのを抑えることができ、左,右のハーネス33,34を保護することができる。

0050

一方、ガイド部材35は、センタジョイント取付孔17の内周縁17Aから径方向外向きに延びる溝孔18内に設けられている。このため、例えば左,右のハーネス33,34の途中部位を、結束バンド36を用いてガイド部材35に取付けた状態で、このガイド部材35を大径なセンタジョイント取付孔17内に挿通した後、センタジョイント取付孔17に開口した溝孔18の開口端18Aを通じて溝孔18内に配置することができる。これにより、ガイド部材35を溝孔18内に配置して底板15Aに取付ける作業と、左,右のハーネス33,34の途中部位をガイド部材35に固定する作業を、迅速かつ容易に行うことができる。

0051

かくして、第1の実施の形態による油圧ショベル1は、下部走行体2と上部旋回体3の旋回フレーム15との間に設けられ内周側に全周に亘って内歯車13Dが形成された旋回輪13と、旋回フレーム15に取付けられ旋回輪13の内歯車13Dに噛合するピニオンギヤ14Aを有する旋回モータ14と、内歯車13Dの下側に全周に亘って設けられ内歯車13Dとピニオンギヤ14Aとの噛合部を潤滑するグリースを収容する環状のグリースバス19と、下部走行体2に対する上部旋回体3の旋回中心O−Oに設けられ、上部旋回体3と下部走行体2との間で圧油を流通させるセンタジョイント20と、下部走行体2側に設けられた左,右の回転数センサ31A,31Bと上部旋回体3側に設けられたコントローラ32との間を電気的に接続する左,右のハーネス33,34とを備えている。旋回フレーム15には、グリースバス19の内周縁19Bとセンタジョイント20の外周面20Cとの間に配置されて旋回フレーム15から下部走行体2に向けて延び、左,右のハーネス33,34を保持するガイド部材35が設けられている。

0052

これにより、上部旋回体3の旋回時には、ガイド部材35とグリースバス19の内周縁19Bとの間、およびガイド部材35とセンタジョイント20の外周面20Cとの間に常に一定の隙間を形成することができる。従って、左,右のハーネスをガイド部材によって保持することにより、左,右のハーネス33,34とグリースバス19の内周縁19Bとの間、および左,右のハーネス33,34とセンタジョイント20の外周面20Cとの間に一定の間隔を保つことができる。この結果、上部旋回体3の旋回時に、左,右のハーネス33,34の途中部位がグリースバス19の内周縁19B、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21A等に接触するのを抑えることができ、左,右のハーネス33,34を保護することができる。

0053

第1の実施の形態では、旋回フレーム15には、センタジョイント20を取付けるためのセンタジョイント取付孔17と、センタジョイント取付孔17から径方向外向きに延びる溝孔18とが設けられ、ガイド部材35は、溝孔18内に設けられている。これにより、左,右のハーネス33,34の途中部位を保持したガイド部材35を、大径なセンタジョイント取付孔17内に挿通した後、センタジョイント取付孔17の内周縁17Aに開口する溝孔18の開口端18Aを通じて溝孔18内に配置することができる。これにより、ガイド部材35を溝孔18内に配置して底板15Aに取付ける作業と、左,右のハーネス33,34の途中部位をガイド部材35に固定する作業を、迅速かつ容易に行うことができ、その作業性を高めることができる。

0054

第1の実施の形態では、ガイド部材35は、旋回フレーム15の上面15J側に配置され旋回フレーム15に沿って水平方向に延びる上横板部35Aと、上横板部35Aから下方に延びる縦板部35Bと、旋回フレーム15の下面15H側に配置され縦板部35Bの下端から水平方向に延びる下横板部35CとによりU字型の枠状に形成されている。また、ガイド部材35の縦板部35Bの上,下方向の高さ寸法Aは、旋回フレーム15の上面15Jからグリースバス19の下面19Cまでの上,下方向の高さ寸法Bよりも大きく設定されている。

0055

これにより、ガイド部材35の下横板部35Cは、グリースバス19の下面19Cよりも下側位置で、左ハーネス33および右ハーネス34の途中部位を保持することができる。この結果、上部旋回体3の旋回時に、ガイド部材35と一緒に左,右のハーネス33,34が移動したとしても、これら左,右のハーネス33,34がグリースバス19上に乗上げて損傷するのを抑えることができ、左,右のハーネス33,34を保護することができる。

0056

次に、図9は本発明の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、ガイド部材を、上横板部と縦板部とによりL字型の枠状に形成したことにある。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。

0057

第2の実施の形態に用いられるガイド部材37は、第1の実施の形態によるガイド部材35と同様に、グリースバス19の内周縁19Bとセンタジョイント20の外周面20Cとの間に位置して旋回フレーム15に設けられている。ガイド部材37は、旋回フレーム15から下部走行体2に向けて下方に延び、左ハーネス33および右ハーネス34の途中部位を保持するものである。

0058

ガイド部材37は、狭幅な長方形の板体を折曲げることにより形成され、旋回フレーム15の底板15Aに沿って水平方向に延びる上横板部37Aと、上横板部37Aから下向きに延びる縦板部37Bとにより、L字型の枠状に形成されている。ガイド部材37の幅寸法は、底板15Aに形成された溝孔18の溝幅よりも僅かに小さく設定され、ガイド部材37は溝孔18内に配置されている。ガイド部材37の上横板部37Aにはボルト挿通孔(図示せず)が形成され、このボルト挿通孔に挿通されたボルト37Cは、底板15Aの雌ねじ孔15Kに螺着される。これにより、ガイド部材37は、溝孔18内に配置された状態で底板15Aに着脱可能に取付けられている。縦板部37Bの幅方向の両側には、結束バンド36を位置決めするための複数(例えば4個)の溝状の切欠部37Dが形成されている。

0059

ガイド部材37の縦板部37Bの上,下方向の高さ寸法A′は、旋回フレーム15(底板15A)の上面15Jからグリースバス19の下面19Cまでの上,下方向の高さ寸法Bよりも大きく設定されている(A′>B)。ガイド部材37の縦板部37Bとグリースバス19の内周縁19Bとの間には隙間Dが形成され、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21Aと縦板部37Bとの間には隙間Eが形成されている。

0060

第2の実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如きガイド部材37を有するもので、ガイド部材37によって左,右のハーネス33,34の途中部位を保持することにより、上部旋回体3の旋回時に、左,右のハーネス33,34の途中部位がグリースバス19の内周縁19B、センタジョイント20に接続された油圧ホース21の継手21A等に接触するのを抑えることができ、左,右のハーネス33,34を保護することができる。

0061

なお、実施の形態では、下部走行体2側に設けられた電気機器として、左,右の駆動輪8の回転数を検出する左,右の回転数センサ31A,31Bを例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば下部走行体2の前側に照明用ライトを設け、このライトと上部旋回体3側のコントローラ32との間をハーネスを介して接続する構成としてもよい。また、例えば左,右の駆動輪を回転駆動するモータとして左,右の電動モータを設け、この電動モータと上部旋回体3側のコントローラ32との間をハーネスを介して接続する構成としてもよい。

0062

実施の形態では、クローラ10を備えたクローラ式の油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等の下部走行体と上部旋回体とを有する建設機械に広く適用することができる。

0063

2下部走行体
3上部旋回体
13旋回輪
13D内歯車
14旋回モータ
14Aピニオンギヤ
15旋回フレーム
15J 上面
17センタジョイント取付孔
18溝孔
19グリースバス
19B内周縁
19C 下面
20 センタジョイント
31A左回転数センサ(下部走行体側の電気機器)
31B右回転数センサ(下部走行体側の電気機器)
32コントローラ(上部旋回体側の電気機器)
33 左ハーネス
34 右ハーネス
35,37ガイド部材
35A,37A上横板部
35B,37B縦板部
35C下横板部

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