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技術 起動管理装置、起動管理システム、起動管理方法、および、起動管理プログラム

出願人 日本電気株式会社
発明者 高垣暁
出願日 2017年10月25日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2017-206097
公開日 2019年5月23日 (2ヶ月経過) 公開番号 2019-079309
状態 未査定
技術分野 ストアードプログラム マルチプログラミング
主要キーワード 運転継続可 起動スケジュール 同時起動 起動サービス 復旧対象 起動完了後 仮想システム 負荷集中
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

異なる仮想マシンで実行され、起動順序が決まっている複数のサービス起動するときの起動時間を短縮する。

解決手段

サービスのグループについて、a)各サービスのグループ内における起動順序と、b)各サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を格納する設定情報記憶手段と、グループの起動時に、1)グループ内の各サービスの実行に使用される各仮想マシンの起動を物理マシン並列に開始し、2)サービスを起動順序に従って、グループ定義でサービスに対応して定められた仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する仮想マシン制御手段と、を備える起動管理装置

概要

背景

業務システムを構成する複数のサービスアプリケーションプログラム)間で、起動される順番が決められている場合が有る。例えば、サービスAの或る処理がサービスBに依存する場合、サービスBはサービスAより先に起動されていなければならない。ここで、サービスAの或る処理がサービスBに依存する場合とは、サービスAの或る処理がサービスBを利用するような場合を指す。特許文献1が開示するシステムは、このようなニーズに対応するため、リソース起動順序サービス開始順序を設定できるようにしている。

概要

異なる仮想マシンで実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮する。 サービスのグループについて、a)各サービスのグループ内における起動順序と、b)各サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を格納する設定情報記憶手段と、グループの起動時に、1)グループ内の各サービスの実行に使用される各仮想マシンの起動を物理マシン並列に開始し、2)サービスを起動順序に従って、グループ定義でサービスに対応して定められた仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する仮想マシン制御手段と、を備える起動管理装置

目的

本発明は、上記課題を解決し、異なる仮想マシンで実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮できるシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

サービスグループについて、a)各前記サービスのグループ内における起動順序と、b)各前記サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を格納する設定情報記憶手段と、前記グループの起動時に、1)前記グループ内の各前記サービスの実行に使用される各前記仮想マシンの起動を物理マシン並列に開始し、2)前記サービスを前記起動順序に従って、前記グループ定義で前記サービスに対応して定められた前記仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する仮想マシン制御手段と、を備える起動管理装置

請求項2

前記設定情報記憶手段は、起動順序の定めのない前記サービスである単独の前記サービスと当該サービスの実行に使用される前記仮想マシンを定義する単独サービス定義を、さらに格納し、前記仮想マシン制御手段は、前記設定情報記憶手段に格納されている前記グループ、および、単独の前記サービスを所定の順番で、起動に要するリソース量が前記物理マシンの使用可能なリソース量の範囲内で選択し、選択した前記グループ、および、単独の前記サービスを起動する、請求項1の起動管理装置。

請求項3

前記仮想マシン制御手段は、同時に起動を開始する、前記グループ、および、単独サービスを実行する前記仮想マシンの数を所定値以下にする、請求項2の起動管理装置。

請求項4

前記設定情報記憶手段は、前記グループ、および、単独の前記サービスに関連付けて優先度を格納し、前記仮想マシン制御手段は、前記グループ、および、単独の前記サービスを前記優先度の順番で起動する、請求項2乃至請求項3の何れか一項の起動管理装置。

請求項5

前記起動管理装置は前記物理マシンであり、前記仮想マシン制御手段は、前記サービスを起動するサービス制御手段を備える前記仮想マシンを自装置に起動して、前記サービスの起動を前記仮想マシンの前記サービス制御手段に要求する、請求項1乃至請求項4の何れか一項の起動管理装置。

請求項6

前記仮想マシン制御手段は、前記仮想マシンの起動を、前記物理マシンが備えている仮想化手段に要求し、前記サービスの起動を前記仮想マシンが備えるサービス制御手段に要求する請求項1乃至請求項4の何れか一項の起動管理装置と、前記仮想マシン制御手段からの要求を受けて、前記サービスを起動する前記サービス制御手段を備える前記仮想マシンを自装置に起動する前記仮想化手段を備える前記物理マシンと、を包含する起動管理システム

請求項7

サービスのグループについて、a)各前記サービスのグループ内における起動順序と、b)各前記サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を記憶し、前記グループの起動時に、1)前記グループ内の各前記サービスの実行に使用される各前記仮想マシンの起動を物理マシンで並列に開始し、2)前記サービスを前記起動順序に従って、前記グループ定義で前記サービスに対応して定められた前記仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する起動管理方法。

請求項8

起動順序の定めのない前記サービスである単独の前記サービスと当該サービスの実行に使用される前記仮想マシンを定義する単独サービス定義を、さらに記憶し、記憶している前記グループ、および、単独の前記サービスを所定の順番で、起動に要するリソース量が前記物理マシンの使用可能なリソース量の範囲内で選択し、選択した前記グループ、および、単独の前記サービスを起動する、請求項7の起動管理方法。

請求項9

同時に起動を開始する、前記グループ、および、単独サービスの前記仮想マシンの数を所定値以下にする、請求項8の起動管理方法。

請求項10

サービスのグループについて、a)各前記サービスのグループ内における起動順序と、b)各前記サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を記憶する設定情報記憶処理と、前記グループの起動時に、1)前記グループ内の各前記サービスの実行に使用される各前記仮想マシンの起動を物理マシンで並列に開始し、2)前記サービスを前記起動順序に従って、前記グループ定義で前記サービスに対応して定められた前記仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する仮想マシン制御処理と、をコンピュータに実行させる起動管理プログラム

技術分野

0001

本発明は、起動管理装置起動管理システム起動管理方法、および、起動管理プログラム、特に、異なる仮想マシンで実行され、起動順序が決まっている複数のサービス起動する技術に関する。

背景技術

0002

業務システムを構成する複数のサービス(アプリケーションプログラム)間で、起動される順番が決められている場合が有る。例えば、サービスAの或る処理がサービスBに依存する場合、サービスBはサービスAより先に起動されていなければならない。ここで、サービスAの或る処理がサービスBに依存する場合とは、サービスAの或る処理がサービスBを利用するような場合を指す。特許文献1が開示するシステムは、このようなニーズに対応するため、リソースの起動順序やサービス開始順序を設定できるようにしている。

先行技術

0003

特開2001−325240号公報

発明が解決しようとする課題

0004

業務システムにおいて、複数の仮想マシンが実行している複数のサービスの間に依存関係があり、起動される順序が決まっている場合が有る。業務システムは、仮想マシンを実行する物理マシン立ち上げ時や障害からの復旧時に、定められた順序で複数のサービスを開始させていく。この開始過程は、仮想システムの起動と、起動された仮想システムがサービスを起動することを含む。

0005

これらの順序に従って仮想マシンを起動する場合、仮想マシンの数が多く順序制御の列が長くなると処理時間が増大してしまう。このことは、物理マシンの障害からの復旧時に、特に課題となる。

0006

特許文献1に開示されているシステムは、仮想マシンを用いないシステムであり、上述の課題を解決しない。

0007

本発明は、上記課題を解決し、異なる仮想マシンで実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮できるシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の1実施の形態の起動管理装置は、サービスのグループについて、a)各前記サービスのグループ内における起動順序と、b)各前記サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を格納する設定情報記憶手段と、前記グループの起動時に、1)前記グループ内の各前記サービスの実行に使用される各前記仮想マシンの起動を物理マシンで並列に開始し、2)前記サービスを前記起動順序に従って、前記グループ定義で前記サービスに対応して定められた前記仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する仮想マシン制御手段と、を備える。

0009

本発明の1実施の形態の起動管理方法は、サービスのグループについて、a)各前記サービスのグループ内における起動順序と、b)各前記サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を記憶し、前記グループの起動時に、1)前記グループ内の各前記サービスの実行に使用される各前記仮想マシンの起動を物理マシンで並列に開始し、2)前記サービスを前記起動順序に従って、前記グループ定義で前記サービスに対応して定められた前記仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する。

0010

本発明の1実施の形態の起動管理プログラムは、サービスのグループについて、a)各前記サービスのグループ内における起動順序と、b)各前記サービスの実行に使用される仮想マシンと、を定義するグループ定義を記憶する設定情報記憶処理と、前記グループの起動時に、1)前記グループ内の各前記サービスの実行に使用される各前記仮想マシンの起動を物理マシンで並列に開始し、2)前記サービスを前記起動順序に従って、前記グループ定義で前記サービスに対応して定められた前記仮想マシンの起動完了後に、当該仮想マシンで起動する仮想マシン制御処理と、をコンピュータに実行させる。

発明の効果

0011

本発明にかかる起動管理装置は、異なる仮想マシンで実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮できる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、第一の実施の形態にかかる起動管理システム90の構成図の例である。
図2は、起動管理装置10、及び、物理マシン20の内部構成を示す図である。
図3は、設定情報記憶手段12に格納されるグループ定義の構成を示す図である。
図4は、設定情報記憶手段12に格納される単独サービス定義の構成を示す図である。
図5は、設定情報記憶手段12に格納される優先度定義の構成を示す図である。
図6は、コンピュータ装置60の構成図である。
図7は、起動管理システム90が起動されたときの仮想マシン制御手段14の動作フローチャート(その1)である。
図8は、起動管理システム90が起動されたときの仮想マシン制御手段14の動作フローチャート(その2)である。
図9は、弟二の実施の形態にかかる起動管理装置10の構成図の例である。
図10は、第三の実施の形態にかかる起動管理装置10の構成図の例である。

実施例

0013

<第1の実施の形態>
概要
本実施の形態にかかる起動管理システム90において、サービスは仮想マシン30で実行され、さらに、起動の順序関係で繋がる複数のサービスはグループとして管理される。サービスのグループ、および、順序関係を持たない単独のサービスは、優先度が与えられている。システムの起動または物理マシン20の障害からの復旧時、各サービスは上記順序関係および優先度に従った順序で起動され、システムの停止時、各サービスは上記順序関係の逆順に停止される。

0014

起動時、起動管理装置10は、グループについては、グループ内のサービス実行に必要な全ての仮想マシン30の起動を並列に行う一方、サービスの起動は順序関係に従って行う。停止時、起動管理装置10は、グループについては、サービスの停止は順序関係の逆順に行うが、グループ内の仮想マシン30の停止は並列に行う。

0015

起動管理装置10は、仮想マシン30の起動に必要なリソースが物理マシン20に不足している場合や、物理マシン20上で起動処理が集中し過ぎてしまうことが見込まれる場合に、優先度の高いサービスを実行する仮想マシン30の起動を優先する。

0016

<構成>
図1は、本実施の形態にかかる起動管理システム90の構成図の例である。起動管理システム90は、通信ネットワーク70で接続された物理マシン20、起動管理装置10、および、端末装置50を包含する。物理マシン20は複数存在しても良い。

0017

物理マシン20は、1台以上の仮想マシン30を実行している。図1の起動管理システム90は2台の物理マシン20を包含し、1台の物理マシン20は2台の仮想マシン30を実行し、他の1台の物理マシン20は3台の仮想マシン30を実行している。

0018

各仮想マシン30はサービスを実行する。複数のサービスが起動の順序関係で繋がる場合、それらのサービスはグループを構成する。例えば、3つのサービスが有り、サービスA,サービスB,サービスCの順に起動されなければならないとき、サービスA,B,Cはグループを構成する。順序関係はこのような直列関係でなくても良い。例えば、サービスAが先に起動され、その後、サービスBとCが相互に順序関係なく起動されても良い。また、サービスAとBが相互に順序関係なく起動され、その後、サービスCが起動されても良い。グループを構成するサービスの数は3に限らない。簡単のため、以降の説明は直列関係を前提とする。

0019

起動管理システム90において、グループに属するサービスを実行する仮想マシン30は、ほぼ同時に並列的に起動開始され、起動完了後、各々が定められたサービスを起動順序に従って起動する。例えば、図1中の点線で囲んだ3台の仮想マシン30は、グループに属するサービスを実行する仮想マシン30である。この3台は並行して起動され、矢印の順にサービスを起動していく。

0020

図1が例示するように、グループに属するサービスは、複数の物理マシン20に分散して実行されても良い。

0021

利用者は端末装置50を利用することにより各仮想マシン30を操作することができる。なお、端末装置50は、複数、例えば仮想マシン30対応に存在しても良い。

0022

図2は、起動管理装置10、及び、物理マシン20の内部構成を示す図である。本図は、本発明に係る構成部分を抜き出して示している。

0023

起動管理装置10は、管理用ユーザインタフェース11、設定情報記憶手段12、仮想マシン制御手段14、及び、障害検出手段15を備えている。物理マシン20は、仮想化手段21を備え、仮想マシン30を実行する。仮想マシン30は、サービス制御手段31を備えている。

0024

管理用ユーザインタフェース11は、システム管理者が端末装置50から管理作業を行うためのユーザインタフェースを実現する。設定情報記憶手段12は、サービスのグループ定義、起動順序関係の定めがない単独サービスの定義、サービスの優先度定義の情報を格納する。これらの情報は、システム管理者が端末装置50から管理用ユーザインタフェース11に入力して、設定情報記憶手段12に格納される。

0025

仮想マシン制御手段14は、起動管理システム90の起動/停止時に、仮想マシン30の起動/停止、及び、サービスの起動/停止を実行する。また、仮想マシン制御手段14は、物理マシン20の障害からの復旧時に、仮想マシン30の起動、仮想マシン30の他の物理マシン20への移動、及び、サービスの起動を実行する。この時、仮想マシン制御手段14は、仮想マシン30の起動/停止、及び、他の物理マシン20への移動を物理マシン20の仮想化手段21に指示し、サービスの起動/停止を仮想マシン30のサービス制御手段31に指示する。この時、仮想マシン制御手段14は、設定情報記憶手段12に格納されている情報に基づいて、仮想マシン30および仮想マシン30で動作するサービスの起動/停止を制御する。

0026

障害検出手段15は、物理マシン20に障害が発生していないか監視を行う。物理マシン20の障害による停止を検出した場合、障害検出手段15は、その物理マシン20上で動作していた仮想マシン30を復旧するため、仮想マシン制御手段14に障害検出を通知する。

0027

物理マシン20上の仮想化手段21は、起動管理装置10の仮想マシン制御手段14から指示を受けて、仮想マシン30の起動、実行、停止を行う。仮想化手段21は各仮想マシン30の構成情報を記憶しており、与えられた仮想マシンのID(identification)に関連付けられている構成情報に基づいて仮想マシン30を自装置に起動する。仮想化手段21は、ハイパーバイザとか仮想計算機モニタと呼ばれることが有る。仮想マシン30のサービス制御手段31は、起動管理装置10の仮想マシン制御手段14から、仮想化手段21経由で指示を受けて、指示されたサービスを仮想マシン30内で起動する。

0028

図3は、設定情報記憶手段12に格納されるグループ定義の構成を示す図である。グループ定義は、グループに属するサービスごとに、以下の情報を格納する。

0029

・グループのID
・サービス名、当該サービスを実行する仮想マシンのID
・当該サービスに先行して起動する先行サービス名、当該先行サービスを実行する仮想マシンのID
図4は、設定情報記憶手段12に格納される単独サービス定義の構成を示す図である。単独定義は、単独サービスごとに、サービス名、当該サービスを実行する仮想マシンのIDを格納する。

0030

図5は、設定情報記憶手段12に格納される優先度定義の構成を示す図である。優先度定義は、サービスのグループごとにグループIDと優先度を格納し、さらに、単独サービスごとにサービス名と優先度を格納する。

0031

ここで、起動管理装置10の、管理用ユーザインタフェース11、仮想マシン制御手段14、及び、障害検出手段15は、論理回路、または、専用プロセッサファームウェアで構成される。設定情報記憶手段12は、半導体記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)、または、SDD(Solid State Drive)等の記憶装置である。

0032

起動管理装置10は、コンピュータ装置60で構成されても良い。図6は、コンピュータ装置60の構成図である。コンピュータ装置60は、バス64で相互に接続された、プロセッサ61、主記憶手段63、及び、外部記憶手段62を備える。

0033

プロセッサ61は、バス64を経由して、主記憶手段63、及び、外部記憶手段62に対してデータの読み書きを行う。

0034

また、プロセッサ61は、主記憶手段63に格納されている起動管理プログラム65を実行する。なお、起動管理プログラム65は、当初外部記憶手段62に格納されており、コンピュータ装置60の初期設定時に、プロセッサ61が外部記憶手段62から主記憶手段63にロードしても良い。

0035

ここで、主記憶手段63は半導体メモリ手段である。外部記憶手段62は、HDD、または、SDD等の記憶手段である。

0036

コンピュータ装置60のプロセッサ61は、起動管理プログラム65を実行することにより、管理用ユーザインタフェース11、仮想マシン制御手段14、及び、障害検出手段15として機能する。すなわち、プロセッサ61は、起動管理プログラム65を実行することにより、管理用ユーザインタフェース11、仮想マシン制御手段14、及び、障害検出手段15が行う処理を実行する。

0037

主記憶手段63、または、外部記憶手段62は、設定情報記憶手段12として使用される。

0038

<動作>
起動管理システム90の利用に先立ち、システム管理者は予め、起動管理装置10の管理用ユーザインタフェース11を利用して、設定情報記憶手段12に、図3のグループ定義、図4の単独サービス定義、及び、図5の優先度定義の情報を格納する。

0039

その後、起動管理システム90が起動されて、起動管理装置10や各物理マシン20が起動される。

0040

<1.起動管理システム90起動時の動作>
図7及び図8は、起動管理システム90が起動されたときの仮想マシン制御手段14の動作フローチャートである。

0041

テップS1において、仮想マシン制御手段14は、物理マシン20の使用可リソース量RA(以降、RAと略記)を取得する。ここで、リソース量は、例えば、記憶域量、通信量、および、計算能力量のうち、起動管理システム90でネックになり易いリソース量である。

0042

さらに、仮想マシン制御手段14は、起動スケジュール済みのサービスのリストを空(Null)に設定し、使用予定リソース量RB(以降、RBと略記)と、起動される仮想マシン30のカウントをゼロに設定する。使用可能な物理マシン20が複数ある時、RA、RB、カウントは、物理マシン20ごとに存在する値である。

0043

ステップS2において、仮想マシン制御手段14は、優先度が最も高い未スケジュールのサービスのグループ、または、単独のサービスを優先度定義から選択し、その起動に要するリソース量RC(以降、RCと略記)を見積もる。サービスのグループを選択した時、RCは、グループ内のサービスごとに存在する値である。

0044

ステップS3において、仮想マシン制御手段14は、RBとRCの加算値がRA以下となる当該単独サービスを実行可能な物理マシン20が存在するか否かを判定し、存在すれば(S3でY)S4に進む。S2でサービスのグループを選択した時、仮想マシン制御手段14は、グループ内の各サービスに対して実行可能なリソースを備えた物理マシン20が存在すれば(S3でY)S4に進む。

0045

ステップS4において、仮想マシン制御手段14は、単独サービスを実行可能な物理マシン20のカウントが1加算されても所定値以下であれば(S4でY)、S5に進む。S2でサービスのグループを選択した時、仮想マシン制御手段14は、グループ内の各サービスに対して当該サービスを実行可能な物理マシン20のカウントが1加算されても所定値以下であれば(S4でY)、S5に進む。

0046

ステップS5において、仮想マシン制御手段14は、S2で選択したサービスのグループ、または、単独のサービスを起動スケジュール済みのサービスのリストに追加する。サービスのグループを登録する時、仮想マシン制御手段14は、サービスのグループIDとともに、グループ内の各サービスのサービス名に関連付けて、仮想マシン30と物理マシン20のIDをリストに記録する。また、単独サービスを登録する時、仮想マシン制御手段14は、単独サービスのサービス名に関連付けて、仮想マシン30と物理マシン20のIDをリストに記録する。

0047

さらに、仮想マシン制御手段14は、当該単独サービスを実行可能な物理マシン20のカウントに1を加算し、RBにRCを加算する。S2でサービスのグループを選択した時、仮想マシン制御手段14は、グループ内の各サービスに対して当該サービスを実行可能な物理マシン20のカウントに1を加算し、RBにRCを加算する。その後、仮想マシン制御手段14はS2に戻る。

0048

S2で選択したサービスの仮想マシン30を実行可能な物理マシン20が存在しない場合(S3でN)、仮想マシン制御手段14は、S8において、既に起動スケジュール済みのサービスのリストに登録されているサービスを起動する(図8参照)。これは、リソース不足が発生したため、優先度の高いサービスから、リソース量の許す範囲で起動することを意味する。

0049

ステップS4において、起動される仮想マシン30の数を加算すると、カウントが所定値を超える場合(S4でN)、仮想マシン制御手段14はステップS5に進む。ステップS5において仮想マシン制御手段14は、既に起動スケジュール済みのサービスのリストに登録されているサービスを起動し(図8参照)、全てのサービスの起動が完了すれば(S6でY)、処理を終了する。全てのサービスの起動が完了していなければ(S6でN)、仮想マシン制御手段14は、所定時間の待ち合わせ(S7)後、S1に戻る。並行して起動するサービス数を優先度の高い順に所定値以下に抑えるのは、次の起動を所定の時間遅らせることで、多数の仮想マシン30を同時起動することで物理マシン20およびストレージ装置への負荷が集中することを避ける為である。

0050

図8は、仮想マシン制御手段14が、起動スケジュール済みのサービスのリストに登録されているサービスを起動するときのフローチャートである。

0051

ステップS11において、仮想マシン制御手段14は、起動スケジュール済みのサービスのリストに登録されている全てのサービスに関連付けられている仮想マシン30を起動する。これには、単独サービスに関連付けられている仮想マシン30も、グループを構成する各サービスに関連付けられている仮想マシン30も含まれる。仮想マシン制御手段14は、この起動を各サービスに関連付けられている物理マシン20の仮想化手段21に要求する。仮想化手段21は、各仮想マシン30の起動が完了するたびに、起動完了報告を仮想マシン制御手段14に通知する。

0052

ステップS12において、仮想マシン制御手段14は、起動完了報告を待ち合わせる。報告を受信し、起動が完了した仮想マシン30がグループを構成するサービスに関連付けられたものである場合(S12及びS13でY)、仮想マシン制御手段14は、ステップS14に進む。

0053

ステップS14において、仮想マシン制御手段14は、起動が完了したのが、グループ内の起動順序関係における先頭の未起動サービスに関連付けられた仮想マシン30であるか否かを判定する。起動が完了した仮想マシン30がグループ内の起動順序関係における先頭の未起動サービスの仮想マシン30でない場合(S14でN)、仮想マシン制御手段14は、ステップS12に戻って、次の起動完了報告を待ち合わせる。

0054

起動が完了した仮想マシン30が、起動順序関係における先頭の未起動サービスの仮想マシン30である場合(S14でY)、ステップS15において、仮想マシン制御手段14は、順序関係の先頭から、仮想マシン30の起動が完了している各サービスを順次起動する。このとき、仮想マシン制御手段14は、サービスごとに、関連付けられている仮想マシン30のサービス制御手段31にサービスの起動を要求し、その完了を待ち合わせる。サービス制御手段31は、サービスの起動が完了すると、仮想マシン30の起動完了報告を仮想マシン制御手段14に通知する。

0055

次にステップS16において、仮想マシン制御手段14は、グループ内の全てのサービスを起動済みか否か判定し、完了していれば(S16でY)ステップS18に進み、完了していなければ(S16でN)ステップS12に戻って次の起動完了報告を待ち合わせる。

0056

ステップS18において、仮想マシン制御手段14は、リスト内の全てのサービスを起動済みか否か判定し、完了していれば(S18でY)処理を終了し、完了していなければ(S18でN)ステップS12に戻って、次の仮想マシン30の起動完了報告を待ち合わせる。

0057

ステップS12において報告を受信し、起動が完了した仮想マシン30が単独サービスに関連付けられたものである場合(S12でY、S13でN)、ステップS17において仮想マシン制御手段14は当該単独サービスを起動し、ステップ18に進む。

0058

<3.物理マシン20の障害からの復旧時の動作>
起動管理システム90が起動されると、障害検出手段15が、物理マシン20に障害が発生していないか監視を行う。障害検出手段15は、障害が発生したかどうかを、物理マシン20に対して定期的に接続確認することによって検出しても良いし、仮想化手段21が提供する障害イベント通知により検出してもよい。物理マシン20の障害を検出した場合、障害検出手段15は、仮想マシン制御手段14に当該障害を通知する。

0059

障害通知を受信した仮想マシン制御手段14は、障害を発生した物理マシン20の運転が停止され、他に運転中の物理マシン20が存在すれば、障害を発生した物理マシン20上の仮想マシン30を他の物理マシン20に移動させてサービスを復旧する。この時の仮想マシン制御手段14の動作は、概ね図7、及び、図8に記載した通りである。無論、停止中の物理マシン20は、図7のS1における使用可能リソース量RAの取得対象外となる。

0060

また、復旧対象の仮想マシン30が実行していたサービスがグループを構成している場合、他の物理マシン20が実行し続けている仮想マシン30のサービスとの間で、起動の順番が狂う恐れがある。したがって、この場合、仮想マシン制御手段14は、復旧対象のサービスが属するグループのサービスを一旦すべて停止し、グループ内の全てのサービスを起動し直す。仮想マシン制御手段14は、復旧対象の仮想マシン30が実行していたサービスと、他の物理マシン20が実行し続けている仮想マシン30のサービスとの順序関係をグループ定義から解析し、順序矛盾を発生するサービスだけ再起動しても良い。

0061

なお、障害を発生した物理マシン20上の仮想マシン30を他の物理マシン20に移動させてサービスを復旧する場合、他の物理マシン20上に十分な空きリソースが無ければ、全てのサービスを復旧することは出来ない。この場合、図7のS3の判断に基づき、優先度の高いサービスだけが復旧されることになる。

0062

他に運転中の物理マシン20が存在しない場合、仮想マシン制御手段14は、障害を発生した物理マシンの再起動を待って、仮想マシン30、及び、サービスの再起動を実行しても良い。この場合、全てのサービスの復旧が可能となる。

0063

間欠障害でサービスが一時停止されたが、物理マシン20の運転は継続していた場合や、直ぐに再起動された場合、仮想マシン制御手段14は、サービスを元の物理マシン20上で再起動する。

0064

<3.起動管理システム90が停止時の動作>
起動管理システム90が停止する場合、仮想マシン制御手段14は、まず、サービスを停止する。この時、仮想マシン制御手段14は、単独のサービス、及び、サービスの各グループ単位には、並行して停止を開始して良い。但し、仮想マシン制御手段14は、グループ内では、各サービスを起動と逆順に停止していく。仮想マシン30については、実行しているサービスの停止後、順次停止する。

0065

<効果>
起動管理装置10は、異なる仮想マシン30で実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮できる。その理由は、仮想マシン制御手段14が、起動順序が決まっているサービス実行に必要な全ての仮想マシン30の起動を並列に行う一方、サービスの起動は順序関係に従って行うからである。起動順序が決まっているサービスの起動に際し、実行に必要な仮想マシン30の起動も当該順序で実行した場合、仮想マシン30の起動待ち行列が長くなると全体の処理時間が増大してしまうが、仮想マシン制御手段14はこれを防止する。

0066

第二に、起動管理装置10は、物理マシン20およびストレージ装置への負荷集中を避けて、物理マシン20の過負荷による全体の処理遅延を抑制することが出来る。その理由は、仮想マシン制御手段14が、並行して起動する仮想マシン30の数に上限を設けているからである。その場合であっても、仮想マシン制御手段14は、優先度が高いサービスを先に起動することにより、サービス全体への悪影響を抑制する。

0067

第三に、物理マシン20に障害が発生し、物理マシン20の数を減らして起動管理システム90を復旧しなければならない場合でも、仮想マシン制御手段14は、サービス全体への悪影響を抑制する。その理由は、仮想マシン制御手段14が、運転継続可能な物理マシン20のリソースが有る範囲で、優先度が高いサービスを起動するからである。

0068

<変形例>
仮想マシン制御手段14は、優先度による制御に代えて、起動に要するリソース量が小さいサービス優先して起動しても良い。これにより、仮想マシン制御手段14は、なるべく多数のサービスを優先して起動できることになる。

0069

仮想マシン制御手段14は、優先度による制御に代えて、起動に要するリソース量が大きなサービスを優先して起動しても良い。これにより、仮想マシン制御手段14は、主要なサービスを優先して起動可能となる。

0070

仮想マシン制御手段14は、仮想マシン30のユーザの種別や、仮想マシン30の利用状態、および仮想マシン30間の通信状態などから優先度を動的に決定しても良い。

0071

さらに、仮想マシン制御手段14は、特に優先度制御をおこなわず、任意の順、例えば、グループ定義や単独定義の順にサービスの起動を行っても良い。

0072

<第二の実施形態>
図9は、本実施の形態にかかる起動管理装置10の構成図の例である。本実施の形態において、起動管理装置10が物理マシン20としての機能も果たす。すなわち、起動管理装置10と物理マシン20は同一の装置である。

0073

本実施の形態にかかる起動管理装置10において、仮想マシン制御手段14は、その内部に第一の実施の形態における仮想化手段21相当を包含している。

0074

また、起動管理装置10は、障害検出手段15を備えていなくても良い。起動管理装置10が障害を発生し停止した場合、修理などの作業後、あるいは単なる再起動後、仮想マシン制御手段14は、正常な立ち上げ時と同様にサービスを開始すれば良い。

0075

他の点において、本実施の形態にかかる起動管理装置10は、第一の実施形態と同じである。

0076

本実施の形態にかかる起動管理装置10は、物理マシン20が無くても、異なる仮想マシン30で実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮できる。その理由は、仮想マシン制御手段14が、仮想化手段21相当の機能を包含するからである。

0077

<変形例>
本実施の形態にかかる起動管理装置10は、他の物理マシン20と接続されて、第一の実施の形態のような起動管理システム90を構成しても良い。この場合、仮想マシン制御手段14は、第一の実施の形態と同様に他の物理マシン20の制御を行うとともに、自装置も一つの物理マシン20として扱う。

0078

<第三の実施形態>
図10は、本実施の形態にかかる起動管理装置10の構成図の例である。本実施の形態において、起動管理装置10は、設定情報記憶手段12と仮想マシン制御手段14と、を備える。

0079

設定情報記憶手段12は、サービスのグループについて、各サービスのグループ内における起動順序と、各サービスの実行に使用される仮想マシン30と、を定義するグループ定義を格納する。仮想マシン制御手段14は、グループの起動時に、1)グループ内の各サービスの実行に使用される各仮想マシン30の起動を物理マシン20上で並列に開始し、2)サービスを起動順序に従って、グループ定義でサービスに対応して定められた仮想マシン30の起動完了後に、当該仮想マシンで起動する。

0080

起動管理装置10は、異なる仮想マシン30で実行され、起動順序が決まっている複数のサービスを起動するときの起動時間を短縮できる。その理由は、仮想マシン制御手段14が、起動順序が決まっているサービス実行に必要な全ての仮想マシン30の起動を並列に行う一方、サービスの起動は順序関係に従って行うからである。起動順序が決まっているサービスの起動に際し、実行に必要な仮想マシン30の起動も当該順序で実行した場合、仮想マシン30の起動待ちの行列が長くなると全体の処理時間が増大してしまうが、仮想マシン制御手段14はこれを防止する。

0081

以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

0082

10起動管理装置
11管理用ユーザインタフェース
12設定情報記憶手段
14仮想マシン制御手段
15障害検出手段
20物理マシン
21仮想化手段
30 仮想マシン
31サービス制御手段
50端末装置
60コンピュータ装置
61プロセッサ
62外部記憶手段
63主記憶手段
64バス
65起動管理プログラム
70通信ネットワーク
90 起動管理システム

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